JPH0962648A - パターン認識装置 - Google Patents

パターン認識装置

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JPH0962648A
JPH0962648A JP7213535A JP21353595A JPH0962648A JP H0962648 A JPH0962648 A JP H0962648A JP 7213535 A JP7213535 A JP 7213535A JP 21353595 A JP21353595 A JP 21353595A JP H0962648 A JPH0962648 A JP H0962648A
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JP
Japan
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pattern
recognition
data
unit
learning
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JP7213535A
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Inventor
Takashi Hirano
敬 平野
Yasuhiro Okada
康裕 岡田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パターン認識部に変更を加えず誤認識を低減
する追加学習方式を実現する。 【解決手段】 パターン認識部1で入力パターンデータ
101のパターン認識をして得る候補カテゴリデータ1
02に対し、パターン検定部2でパターン認識部1から
パターン認識内部状態データ103の追加学習をし算出
する不信度データ104(認識結果として候補カテゴリ
がどの程度正しいかを示す)をもとに認識結果判定部3
で候補カテゴリデータの整合性を判定し認識結果データ
105として出力する。認識不良パターン格納部5で格
納する認識不良パターンデータ106(認識不良パター
ン判定部4で認識結果データ105と予め用意する正解
カテゴリとの比較結果が一致しないパターンを示す)と
誤認識時のパターン認識内部状態データ103aとを用
いパターン検定部2の学習を制御するようにフィードバ
ックをする候補教師信号107をパターン学習制御部6
で作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は誤認識を低減する
パターン認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば特開平5−210763号公報
に示す従来のパターン認識装置は図9(a)のように、
パターン認識部1aは、たとえば図9(b)に示す入力
層11と中間層12と出力層13とから構成する3層ニ
ューラルネット(神経回路網)の学習過程と評価過程
で、パターン学習制御部6bからの候補教師信号107
aに従い、入力パターンデータ101に対し予め学習済
みのニューラルネットを再学習しながら未知の当該デー
タ101を認識し、対応する候補カテゴリデータを認識
結果データ105として出力する。認識不良パターン判
定部4bと格納部5aは、パターン認識部1aから認識
結果データ105に対し予め用意する正解カテゴリデー
タと比較をし、一致しない候補カテゴリデータを認識不
良パターンデータ106として収集し格納する。パター
ン学習制御部6bは、認識不良パターン格納部5aから
の認識不良パターンデータ106を用い、パターン認識
部1aで再学習をし正しく認識するように候補教師信号
107aを作成しフィードバックする。
【0003】上記従来のパターン認識装置は、認識結果
として直接出力をする誤認識パターンを入力データとし
て用い予め学習済みのニューラルネットの再学習を繰返
す方式(誤認識パターン再学習方式)を採る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のパ
ターン認識装置では、誤認識パターン再学習方式を採る
から、一般に各層を構成する複数素子群で学習情報を分
散的に記憶するニューラルネット全体でシナプス(ニュ
ーロン(神経細胞)の出力部)荷重値を更新し、再学習
前に正しく認識できていたパターンを認識できなくなる
可能性がある。また誤認識パターンを用い再学習をして
も必ずしも当該パターンを認識できるとは限らない問題
点があった。
【0005】この発明が解決しようとする課題は、パタ
ーン認識装置で予め学習済みのニューラルネットの再学
習をしないで、別途当該誤認識内部状態を入力データと
して用い追加学習を繰返す方式(誤認識パターン追加学
習方式)を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のパターン認識
装置は、上記課題を解決するためつぎの手段を設け、誤
認識パターン追加学習方式を採ることを特徴とする。
【0007】パターン認識部は、入力パターンを認識し
当該候補カテゴリを出力する。
【0008】パターン検定部は、パターン認識部から認
識内部状態を示す入力データをもとに、認識不良パター
ン格納部からの誤認識時の入力データと共にパターン学
習制御部からの教師信号に従い追加学習をし、認識結果
として候補カテゴリがどの程度正しいかを示す不信度を
算出する。または構成する3層ニューラルネットで中間
層に誤認識パターンに対応する素子を追加登録をする。
または追加登録をする中間層素子が発火動作をする入力
データ空間領域の大きさに対し調整をし、従来正しく認
識されたパターンが正しく認識されなくならないように
する。または中間層と出力層の各素子に結合をする複数
の階層型ニューラルネットを別途設け、中間層素子の発
火動作時に当該結合する階層型ニューラルネットを学習
する。または入力パターンから抽出する新しい特徴を当
該入力データとして追加し、特定の中間層素子に結合を
する階層型ニューラルネットの学習を進行するようにす
る。または入力データをもとに、算出する不信度を表現
する出力層素子のほかに、内部で求める認識結果を表現
する出力層素子を別途設ける。
【0009】認識結果判定部は、パターン検出部から不
信度が所定閾値より小さいときはパターン認識部からの
候補カテゴリを、所定閾値以上のときは認識不能を示す
棄却情報をそれぞれ認識結果として出力する。
【0010】認識不良パターン判定部は、認識結果判定
部から認識結果を予め用意する正解カテゴリと比較す
る。
【0011】認識不良パターン判定部は、認識不良パタ
ーン判定部から比較結果が一致しない認識不良パターン
とパターン認識部から当該誤認識内部状態時のパターン
検出部に対する入力データとを格納する。
【0012】パターン学習制御部は、認識不良パターン
格納部からの認識不良パターンを用い、パターン検定部
の学習を制御する教師信号を作成しフィードバックす
る。
【0013】変形パターン作成部は、別途設け、パター
ン学習制御部から認識不良パターンに対し各種の変換を
施し作成する多数の類似パターンを提示するユーザが棄
却の要否を判定する。パターン学習制御部で教師信号と
して認識不良パターンデータに代えて当該判定結果を用
いる。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を示すパ
ターン認識装置は図1のように、パターン認識部1は、
入力パターンデータ101に対し予め学習済みのニュー
ラルネットを再学習しないで未知の当該データ101を
認識し、対応する候補カテゴリデータ102と共に、ベ
クトルとしてニューラルネットを構成する各素子の内部
ポテンシャルを示すパターン認識内部状態データ103
を出力する。パターン検定部2は、パターン認識部1か
ら認識内部状態を示す入力データ103をもとに認識結
果として候補カテゴリデータ102がどの程度正しいか
を示す不信度データ104を算出する。また認識不良パ
ターン格納部5からの誤認識時の当該入力データ103
aと共にパターン学習制御部6からの候補教師信号10
7に従い追加学習をする。認識結果判定部3は、パター
ン検定部2から不信度データ104の値が所定閾値より
小さいときはパターン認識部1からの候補カテゴリデー
タ102を、所定閾値以上のときは認識不能を示す棄却
情報をそれぞれ認識結果データ105として出力する。
認識不良パターン判定部4は、認識結果判定部3から認
識結果データ105に対し予め用意する正解カテゴリデ
ータと比較をする。認識不良パターン格納部5は、認識
不良パターン判定部4から比較結果が一致しない認識不
良パターンデータ106とパターン認識部1から当該誤
認識時のパターン認識内部状態データ103aとを格納
する。パターン学習制御部6は、認識不良パターン格納
部5からの認識不良パターンデータ106を用い、パタ
ーン検定部2で追加学習をし同じ誤認識内部状態に対し
不信度の値を大きくし、かつ追加登録素子の発火領域
(発火動作をする入力データ空間領域)を小さくするよ
うに候補教師信号107を作成しフィードバックする。
予め学習済みのニューラルネットの再学習(変更)をし
ないで追加学習をするから、必ず誤認識パターンを棄却
できかつ従来正しく認識できていたパターンが認識でき
なくなる悪影響を抑制できる。
【0015】上記実施の形態のパターン認識装置は、予
め学習済みのニューラルネットの再学習をしないで、別
途当該誤認識内部状態を入力データとして用い追加学習
を繰返す方式(誤認識パターン追加学習方式)を採る。
【0016】パターン認識部1は図2のように、まずた
とえば文献(Miyahara K.and Yoda
F.:“Printed Japanese Cha
racter Recognition Based
on Multiple Modified LVQ
Neural Network”,IEEE Inte
rnational Conference on D
ocument Analysis and Reco
gnition(ICDAR),pp.250−25
3,1993)に示す方法で入力層11と中間層12と
出力層13とから構成する3層ニューラルネットによる
パターン認識処理を施す。つぎにたとえば“大”の入力
文字パターンデータ101に対応し、“た”、“大”お
よび“太”の第1位、第2位および第3位各候補カテゴ
リデータ102とベクトルI=(q1 ,q2 ,…,q
m,…,qM)(m=1〜M、Mとqmはベクトルの次
元数と要素を表す)のパターン認識内部状態データ10
3とを出力する。ニューラルネットの入力層11と中間
層12と出力層13各素子がもつ内部ポテンシャルをそ
れぞれxi(i=1〜入力層素子数A)とyj(j=1
〜中間層素子数B)とzk(k=1〜出力層素子数C)
とすると、ベクトルIは次のように各内部ポテンシャル
xiとyjとzkの1次元配列として定義できる。 I=(x1 ,x2 ,…,xA ,y1 ,y2 ,…,yB ,
z1 ,z2 ,…,zC )
【0017】パターン検定部2は図3(a)のように、
入力層21と中間層22と出力層23とをもつ3層ニュ
ーラルネットで構成する。評価過程で、まずパターン認
識部1からパターン認識内部状態データ103を入力層
21で受けると、当該入力層21各素子1〜Mと全結合
をする中間層22各素子1〜Nのいくつかが特定の誤認
識パターンに対応し発火動作をする。たとえば図3
(b)のように、パターン認識内部状態データId10
3の取り得るデータ空間Sd内に位置する荷重ベクトル
Wnから一定距離Rn内の発火領域Anにある、ユーク
リッド距離上で類似する当該内部状態データId1 とI
d2 に対し、当該Wnをもつn番目の中間層22素子が
発火動作をし、Rn外にある当該内部状態データId3
に対してはどの中間層22素子も発火動作をしない。n
番目の中間層22素子がもつ内部ポテンシャルynとそ
れらにより得られる発火パターンベクトルZnに従う出
力層23素子がもつ出力値としての不信度Oは次のよう
に定義できる。 yn=Rn−(Σm(Wnm−qm)21/2 m=1
〜M if yn<0 : yn=0 Zn=(y1,y2,…,yN) O=Σn(Zn・Vn)−T n=1〜N if O<0 : O=0 ここにWnmとVnはn番目の中間層22とm番目の入
力層21および出力層23との各素子間荷重、Tは正の
定数をそれぞれ表す。従って中間層22素子は特定の誤
認識パターンに対し発火動作をし、当該素子の発火パタ
ーンベクトルZnに従い出力層23素子は不信度Oの値
を増加するから、別途追加登録をされたS番目の中間層
22素子として記憶する誤認識パターンに類似するパタ
ーンを入力すると認識結果として、出力層23素子の出
力する不信度データ104の値が大きいほどパターン認
識部1で得た候補カテゴリデータ102は正しくないこ
とを示す。学習過程で、つぎにパターン学習制御部6か
ら候補教師信号107として誤認識時の認識不良パター
ンデータ106を出力層23で受けると、構成する中間
層22素子の発火パターンベクトルZnを調べ、1つも
発火動作をしていないときは当該認識不良パターンデー
タ106を荷重ベクトルWsm(m=1〜M)とする新
たな中間層22素子Sの追加登録をする。さらに出力層
23素子が不信度データ104として追加登録済みの中
間層22素子Sの発火動作時は大きな値を出力し、すべ
ての中間層22素子の発火非動作時は0を出力するよう
に、たとえばバックプロパゲーション法(逆誤差伝播
法)で中間層22と出力層23との各素子間荷重ベクト
ルVn(n=1〜N)を学習する。たとえば図3(b)
に示す荷重ベクトルWnをもつn番目の中間層22素子
の追加登録をするときは、当該発火領域Anにあり、追
加登録以前に正しく認識されたパターンに対するパター
ン認識内部状態データId1 により当該追加登録素子が
発火動作をし大きな値の不信度データ104を得て棄却
の認識結果とならないように、当該荷重ベクトルWnか
らの一定距離Rn(Anの大きさを規定するユークリッ
ド距離)を小さくし当該内部状態データId1 を当該発
火領域Anから排除する。
【0018】なお上記発明の実施の形態で図3(a)に
示すパターン検定部2は図4(a)のように、ニューラ
ルネットの中間層22と出力層23との間に、対応する
同じ番目の中間層22素子とすべての入力層21素子と
に対し荷重ベクトル“1”で、出力層23素子に対し荷
重ベクトル“V”でそれぞれ結合をする複数Nの階層型
ニューラルネット24を別途設け、上記学習過程と同じ
に中間層22素子の追加登録をし、当該発火領域の調整
をすると共に、当該中間層22素子と結合する階層型ニ
ューラルネット24の追加登録をし、当該荷重ベクトル
“V”の学習をするパターン検定部2aとしてもよい。
学習による非線形関数で大きい値の不信度データ領域
(図4(b)の斜線部)の複雑な形状をもつ識別境界面
を規定するから、高精度に不信度を判定できる。また結
合する中間層22素子の発火領域に対応する部分空間だ
けで学習をするから、未学習データにも安定して動作で
きる。階層型ニューラルネット24は図4(b)のよう
に、まずn番目は、結合する荷重ベクトルWnをもつn
番目の中間層22素子の発火領域An内にパターン認識
内部状態データ103Id1 とId2 をもつ発火動作時
だけ、たとえばバックプロバゲーション法でパターン学
習制御部6からの候補教師信号107と出力層23素子
の出力する不信度データ104との誤差を減小するよう
に学習する。つぎにn番目以外は、結合するn番目以外
の中間層22素子の発火非動作時に各々0の値を不信度
データ104として出力するように学習する。さらに図
4(b)の斜線部で示すように大きい値の不信度データ
領域に対し、複雑な形状をもつ識別境界面で規定する非
線形関数を得るように学習する。たとえばn番目の中間
層22素子の追加登録前、パターン認識内部状態データ
103Id1 を正しく認識し、それより遠い位置にある
Id2 を誤認識していたとすると、追加登録後の所要不
信度データ104としてId1 には小さい値かつId2
には大きい値を出力することは、従来正しく認識できて
いたパターンが認識できなくなる悪影響を抑制するよう
に当該発火領域Anの大きさを規定する距離Rnの値を
調整するだけでは不能であるが、複雑な形状をもつ識別
境界面で不信度を規定し高精度に判定をすれば可能であ
る。
【0019】また上記発明の実施の形態で図1に示すパ
ターン認識装置は図5のように、認識不良パターン判定
部4aからの正解カテゴリデータ109を用いパターン
学習制御部6aで作成する正解教師信号110に従いニ
ューラルネットを学習し置換カテゴリデータ108を出
力するパターン検定部2bまたは2cと認識結果データ
105として不信度が所定閾値以上のときは棄却情報を
出力する代わりに所要条件時にパターン検定部2bまた
は2cからの置換カテゴリデータ108を出力する認識
結果判定部3aとを別途設けてもよい。パターン検定部
2で学習が進行すると、出力する置換カテゴリデータ1
08の値に対し、特定の誤認識入力パターンが常に同じ
正解カテゴリをもつときは、正解カテゴリを示す素子だ
けで1の結果、その他の素子ですべて0の結果を示し、
もたないときは複数の素子で1に近い結果を示すから、
常に同じ正解カテゴリをもつ特定の誤認識入力パターン
に対し正しく認識できることにより、正しく認識できる
パターン数の減小を抑えかつ誤認識パターン数を削減で
きる。パターン検定部2bまたは2cは図6(a)また
は図6(b)のように、図3(a)または図4(a)に
示すパターン検定部2または2aで第2の出力層25を
別途設け、認識不良パターン判定部4aからの正解カテ
ゴリデータ109を用い作成するパターン学習制御部6
aからの正解教師信号110たとえば{0,1,0,
0,0}に従い、置換カテゴリデータ108としてたと
えば5個の素子数をもつ第2の出力層25で2番目の素
子が正解カテゴリ“大”を示すようにニューラルネット
を学習し、第2の出力層25を構成する各素子は各々1
つの置換カテゴリを表現する。認識結果判定部3aは、
図1に示す認識結果判定部3で、認識結果データ105
として不信度データ104の値が所定閾値以上のときは
棄却情報を出力する代わりに、不信度データ104の値
が所定閾値以上でかつパターン検定部2bまたは2cか
らの置換カテゴリデータ108の値が1つの素子は1に
近く他の素子は0のときは当該置換カテゴリデータ10
8を出力し、双方の条件を満足しないときは棄却情報を
出力する。
【0020】また上記発明の実施の形態で図1に示すパ
ターン認識装置は図7(a)のように、パターン学習制
御部6から認識不良パターンデータ106に対し微小な
回転や変形など各種の変換を施したとえば図7(b)に
示す疑似的パターンを多数作成し、提示するユーザが当
該パターンを棄却するか正しく認識するかを判定する変
形パターン作成部7を別途設け、パターン学習制御部6
で候補教師信号107として認識不良パターン格納部5
からの認識不良パターンデータ106を用いる代わり
に、当該判定結果111を用いるようにしてもよい。認
識不良パターン数は全学習パターン数に比べ非常に少な
く、学習するのに十分でないときがあるのに対し、ユー
ザの主観を考慮し不信度を判定できかつ十分な学習パタ
ーン数を用い正確に学習できる。
【0021】また上記発明の実施の形態で図4(a)に
示すパターン検定部2aは図8のように、特定の中間層
22素子に結合をする階層型ニューラルネット24に対
し荷重ベクトル“1”で結合をする第2の入力層26を
別途設け、当該第2の入力層26で入力パターンデータ
101から抽出する新たな特徴データ112を受け、結
合をする当該階層型ニューラルネット24に加えるよう
にしてもよい。たとえば文字パターン“大”を“犬”と
誤認識するのを抑制するために追加登録済みの中間層2
2素子があり、入力パターンデータ101に文字パター
ン“犬”の右上の点の有無を示す情報が含まれてない場
合、“大”と“犬”を識別できないで当該階層型ニュー
ラルネット24で学習が進行しないときのように、入力
パターンデータ101に含まれる情報が不十分で学習が
進行しないときでも正しく学習できる。
【0022】また上記発明の実施の形態でパターン認識
部1はニューラルネットで構成するとして説明したが、
その他の技術で実現してもよい。その場合パターン認識
内部状態データ103に代えてパターン認識部1で得る
候補カテゴリデータ102や入力パターンデータ101
から抽出する新しい特徴データ112をパターン検定部
2の入力データとする。
【0023】
【発明の効果】上記のようなこの発明のパターン認識装
置では、予め学習済みのニューラルネットの再学習をし
ないで、別途当該認識内部状態を入力データとして用い
追加学習を繰返す誤認識パターン追加学習方式を採るか
ら、従来のように認識結果として直接出力をする誤認識
パターンを入力データとして用い予め学習済みのニュー
ラルネットの再学習を繰返す誤認識パターン再学習方式
に比べ、パターン認識部に変更を加えないで誤認識を低
減できるほか各発明ごとにつぎの効果がある。 (1)一度認識したパターンを確実に誤認識しないよう
にできる。 (2)中間層素子の追加による認識結果に対する悪影響
を減小できる。 (3)高精度に不信度を判定できる。 (4)正しく認識するパターン数を減らさないで誤認識
パターン数を削除できる。 (5)ユーザの主観を考慮して不信度を判定でき、十分
な数の教師信号でパターン検定部を正確に学習できる。 (6)入力データに含まれる不十分な情報に起因するパ
ターン検定部の学習が進行しないときも学習できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態を示すパターン認識
装置の機能ブロック図。
【図2】 図1に示すパターン認識部の機能を説明する
図。
【図3】 図1に示すパターン検定部の機能を説明する
図。
【図4】 この発明の実施の他の一形態を示すパターン
検定部の機能を説明する図。
【図5】 この発明の実施の他の一形態を示すパターン
認識装置の機能ブロック図。
【図6】 図5に示すパターン検定部の機能を説明する
図。
【図7】 この発明の実施の他の一形態を示すパターン
認識装置の機能ブロック図とその変形パターン作成部の
機能を説明する図。
【図8】 この発明の実施の他の一形態を示すパターン
検定部の機能を説明する図。
【図9】 従来の技術を示すパターン認識装置の機能ブ
ロック図とそのパターン認識部の機能を説明する図。
【符号の説明】
1 パターン認識部、2 パターン検定部、3,3a
認識結果判定部、4,4a 認識不良パターン判定部、
5 認識不良パターン格納部、6,6a パターン学習
制御部、11 入力層、12 中間層、13 出力層、
21 入力層、22 中間層、23 出力層、24 階
層型ニューラルネット、25 出力層、26 入力層、
101 入力パターンデータ、102 候補カテゴリデ
ータ、103 パターン認識内部状態データ、103a
誤認識内部状態時のパターン認識内部状態データ、1
04 不信度データ、105 認識結果データ、106
認識不良パターンデータ、107 候補教師信号、10
8 置換カテゴリデータ、109 正解カテゴリデー
タ、110 正解教師信号、111 判定結果、112
入力パターンデータ101から抽出する新たな特徴デ
ータ。なお図中、同一符号は同一または相当部分を示
す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力パターンを認識し当該候補カテゴリ
    を出力するパターン認識部と、該パターン認識部から認
    識内部状態を示す入力データをもとに認識不良パターン
    格納部からの誤認識時の前記入力データと共にパターン
    学習制御部からの教師信号に従い追加学習をし認識結果
    として前記候補カテゴリがどの程度正しいかを示す不信
    度を算出するパターン検定部と、該パターン検定部から
    不信度が所定閾値より小さいときは前記パターン認識部
    からの候補カテゴリを、所定閾値以上のときは認識不能
    を示す棄却情報をそれぞれ認識結果として出力する認識
    結果判定部と、該認識結果判定部から認識結果を予め用
    意する正解カテゴリと比較する認識不良パターン判定部
    と、該認識不良パターン判定部から比較結果が一致しな
    い認識不良パターンと前記パターン認識部から当該誤認
    識時の前記パターン検定部に対する入力データとを格納
    する認識不良パターン格納部と、該認識不良パターン格
    納部からの認識不良パターンを用いパターン検定部の学
    習を制御する教師信号を作成しフィードバックするパタ
    ーン学習制御部とを備えるパターン認識装置。
  2. 【請求項2】 パターン検定部を構成する3層ニューラ
    ルネットで中間層に誤認識パターンに対応する素子を追
    加登録することを特徴とする請求項1記載のパターン認
    識装置。
  3. 【請求項3】 パターン検定部を構成する3層ニューラ
    ルネットで追加登録をする中間層素子が発火動作をする
    入力データ空間領域の大きさに対し調整をし、従来正し
    く認識できていたパターンが認識できなくなる悪影響を
    抑制するようにすることを特徴とする請求項2記載のパ
    ターン認識装置。
  4. 【請求項4】 パターン検定部を構成する3層ニューラ
    ルネットで中間層と出力層の各素子に結合をする複数の
    階層型ニューラルネットを別途設け、中間層素子の発火
    動作時に当該結合する階層型ニューラルネットを学習す
    ることを特徴とする請求項2または3記載のパターン認
    識装置。
  5. 【請求項5】 パターン検定部を構成する3層ニューラ
    ルネットで入力パターンから抽出する新しい特徴を当該
    入力データとして追加し、特定の中間層素子に結合をす
    る階層型ニューラルネットの学習が進行するようにする
    ことを特徴とする請求項4記載のパターン認識装置。
  6. 【請求項6】 パターン検定部を構成する3層ニューラ
    ルネットで入力データをもとに、算出する不信度を表現
    する出力層素子のほかに、内部で求める認識結果を表現
    する出力層素子を別途設けることを特徴とする請求項
    2、3、4または5記載のパターン認識装置。
  7. 【請求項7】 パターン学習制御部から認識不良パター
    ンに対し各種の変換を施し作成する多数の類似パターン
    を提示するユーザが棄却の要否を判定する変形パターン
    作成部を別途設け、パターン学習制御部で教師信号とし
    て認識不良パターンデータに代えて前記変形パターン作
    成部からの判定結果を用いることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5または6記載のパターン認識装置。
JP7213535A 1995-08-22 1995-08-22 パターン認識装置 Pending JPH0962648A (ja)

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JP7213535A JPH0962648A (ja) 1995-08-22 1995-08-22 パターン認識装置

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US7676441B2 (en) 2004-06-11 2010-03-09 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, information processing method, pattern recognition apparatus, and pattern recognition method
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