JPH0961077A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0961077A
JPH0961077A JP7216920A JP21692095A JPH0961077A JP H0961077 A JPH0961077 A JP H0961077A JP 7216920 A JP7216920 A JP 7216920A JP 21692095 A JP21692095 A JP 21692095A JP H0961077 A JPH0961077 A JP H0961077A
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JP
Japan
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heat
heat exchanger
housing
thermal medium
exchanger according
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Withdrawn
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JP7216920A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kudo
均 工藤
Mikio Sei
三喜男 清
Akira Sugawara
亮 菅原
Kenji Tsubaki
健治 椿
Nobuaki Yabunouchi
伸晃 薮ノ内
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒子の集合体からなる蓄熱体を用い長期間使
用した熱交換器は、団粒化と共に偏りを生じ熱媒の流れ
を阻害し、熱交換速度の低下を招く。上記事実に鑑み、
蓄熱体に粒子の集合体を用いる場合に、長期間使用して
も熱交換速度を低下させることのない熱交換器を提供す
る。 【解決手段】 結晶化度40%未満の低結晶性ポリオレ
フィンと、この低結晶性ポリオレフィンに担持された、
固相−液相間を可逆的に相転移する有機系蓄熱材を構成
材料とする蓄熱体1の粒子の集合体2、及び、この蓄熱
体1の粒子間を熱媒の流路3とする熱交換素子4をハウ
ジング5に収容した熱交換器であって、上記ハウジング
5は前後の端面に熱媒の入口6と出口7を備え、上記ハ
ウジング5内は上記熱交換素子4を複数の収納室8に収
容し、上記収納室8の前後の内壁9aは遮蔽され、熱媒
は他の内壁9bに設けられた貫通孔10から流出入する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は相転移に伴う潜熱を
利用した蓄熱体を備える熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】相転移に伴う潜熱を利用した潜熱蓄熱材
として、パラフィン等の有機系蓄熱材を樹脂に担持した
蓄熱体が知られている。上記蓄熱体は適当なハウジング
に収納し、熱媒と直接接触することにより蓄熱及び放熱
を行うことができる。この熱媒と蓄熱体の接触面積を拡
大し、熱交換を容易にするために、蓄熱体を球状や円筒
状の粒子の状態で用い、この粒子間を熱媒の流路とする
熱交換素子を使用することが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記粒子の集
合体からなる蓄熱体を用い長期間使用する場合、蓄熱体
の構成成分の染みだしにより粒子どおしが結合し、集合
体が大きな固まりとなる団粒化が起きやすい。また、こ
の団粒化と共に偏りを生じ熱媒の流れを阻害し、熱交換
速度の低下を招く。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、蓄熱体に粒子の集合体を
用いる場合に、長期間使用しても熱交換速度を低下させ
ることのない熱交換器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
熱交換器は、結晶化度40%未満の低結晶性ポリオレフ
ィンと、この低結晶性ポリオレフィンに担持された、固
相−液相間を可逆的に相転移する有機系蓄熱材を構成材
料とする蓄熱体1の粒子の集合体2、及び、この蓄熱体
1の粒子間を熱媒の流路3とする熱交換素子4をハウジ
ング5に収容した熱交換器であって、上記ハウジング5
は前後の端面に熱媒の入口6と出口7を備え、上記ハウ
ジング5内は上記熱交換素子4を複数の収納室8に収容
し、上記収納室8の前後の内壁9aは遮蔽され、熱媒は
他の内壁9bに設けられた貫通孔10から流出入するこ
とを特徴とする。
【0006】本発明の請求項2に係る熱交換器は、請求
項1記載の熱交換器において、上記複数の収納室8がハ
ウジング5内に並列に設置されていることを特徴とす
る。
【0007】本発明の請求項3に係る熱交換器は、請求
項1又は請求項2記載の熱交換器において、上記複数の
収納室8がハウジング5内に直列に設置されていること
を特徴とする。
【0008】本発明の請求項4に係る熱交換器は、請求
項1乃至請求項3いずれか記載の熱交換器において、上
記収納室8の内壁9bに粒子の集合体2側に向いた突起
物11が形成されていることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項5に係る熱交換器は、請求
項1乃至請求項4いずれか記載の熱交換器において、上
記収納室8の貫通孔10を有する内壁9bの面が網目状
であることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項6に係る熱交換器は、請求
項1乃至請求項5いずれか記載の熱交換器において、上
記蓄熱体1が、さらに結晶化度40%以上の結晶性ポリ
オレフィンを構成材料とすることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項7に係る熱交換器は、請求
項1乃至請求項6いずれか記載の熱交換器において、上
記有機系蓄熱材が結晶性アルキルハイドロカーボン、結
晶性脂肪酸、及び結晶性脂肪酸エステルから選ばれる少
なくとも1つであることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項8に係る熱交換器は、請求
項1乃至請求項7いずれか記載の熱交換器において、上
記熱媒がエチレングリコール、プロピレングリコール、
及び、水から選ばれる少なくとも1つであることを特徴
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
に係る熱交換器の縦断面図である。
【0014】本発明の熱交換器は、粒子の集合体2であ
る蓄熱体1、及び、この蓄熱体1の粒子間を熱媒の流路
3とする熱交換素子4をハウジング5に収容したもので
ある。上記蓄熱体1は、結晶化度40%未満の低結晶性
のポリオレフィンと、この低結晶性のポリオレフィンに
担持された、固−液間を可逆的に相転移する有機系蓄熱
材を構成材料とする。
【0015】上記低結晶性のポリオレフィンとしては、
例えば、エチレンとα−オレフィンとの共重合体やアタ
クチックポリプロピレンが挙げられ、このα−オレフィ
ンとして、プロピレン、ブテン−1、ペンテン、ヘキセ
ン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1等が挙
げられ、これに限定するものではないが、なかでもプロ
ピレン、及び、ブテン−1好ましく、特にプロピレンが
適している。上記低結晶性のポリオレフィンはX線回折
法による結晶化度が40%未満である。結晶化度が40
%未満の低結晶性のポリオレフィンを有機系蓄熱材の担
持体として用いると、蓄熱体1からの有機系蓄熱材の溶
出が防止され、その結果、熱媒を樹脂に直接接触させて
熱交換をすることができる。この低結晶性のポリオレフ
ィンの結晶化度は溶出の点で30%以下がより好まし
く、特に20%以下が最適である。
【0016】上記蓄熱体1は、蓄熱体1の強度を向上さ
せるために、樹脂として、上記低結晶性のポリオレフィ
ンと共に、結晶化度40%以上の結晶性ポリオレフィン
を用いると、蓄熱体1の形状保持力を高めることができ
る。特に、低結晶性のポリオレフィンの結晶化度が30
%以下の場合は、特に効果的である。上記結晶性ポリオ
レフィンとしては、エチレン−α−オレフィン共重合
体、中密度ポリエチレン、及び高密度ポリエチレンが挙
げられる。なお、上記中密度ポリエチレン、及び高密度
ポリエチレンは、JIS−K−6760で規定されてい
るものである。
【0017】上記有機系蓄熱材は固−液間を可逆的に相
転移する性質を有する物質であって、上記結晶化度40
%未満の低結晶性のポリオレフィンと相溶性を有するも
のが望ましく、上記結晶化度40%以上の結晶性ポリオ
レフィンを用いる場合は結晶性ポリオレフィンとも相溶
性を有するものが望ましい。この有機系蓄熱材として
は、熱媒より比重の軽いものであり、例えば、パラフィ
ン、パラフィンワックス、イソパラフィン、ポリエチレ
ンワックス等のハイドロカーボン、脂肪酸、及び脂肪酸
エステル類等が挙げられる。これらは1種のみを用いて
もよいし、2種以上を併用してもよい。なお、熱交換す
る媒体である熱媒が水分を含む場合は、脂肪酸類を劣化
させるので、ハイドロカーボンの方が好ましい。上記有
機系蓄熱材は、蓄熱量を確保する点より、20cal/
g以上の融解熱量を有する結晶性物質であることが望ま
しい。
【0018】上記樹脂に有機系蓄熱材を担持させるに
は、例えば、樹脂の融点以上の温度で混練機等で混練
し、この溶融混合物を成形することによって実現でき
る。上記蓄熱体1は、例えば、押出成形、射出成形等通
常のプラスチックの成形方法で製造することができる。
上記蓄熱体1には、樹脂、及び有機系蓄熱材の他に必要
に応じて、各種無機のフィラー、難燃剤、酸化防止剤、
金属繊維、ガラス繊維、ウィスカー等を添加し、分散さ
せてもよい。
【0019】上記熱媒としては、上記有機系蓄熱材より
比重の重いものであり、例えば、水、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、及びこれらの水溶液等の各
種液体が挙げられる。
【0020】本発明の熱交換器は、図1に示す如く、ハ
ウジング5の前端面に熱媒の入口6を、後端面に熱媒の
出口7を備え、ハウジング5内に上記熱交換素子4を収
容した複数の収納室8を備える。上記ハウジング5は水
平方向に平板状の形状をしており、ハウジング5の入口
6及び出口7付近では熱媒は略水平方向に流れる。上記
複数の収納室8も平板状の形状をしており、収納室8は
ハウジング5内に上下に並列に設置されている。上記各
々の収納室8の下方に熱媒の流入路12、上方に熱媒の
排出路13が備えられ、上下の収納室8は隔壁板14に
より仕切られている。これら収納室8は前後の内壁9a
は熱媒の出入りを遮蔽し、上下の内壁9bに設けられた
貫通孔10から熱媒が流出入する。さらに、上記貫通孔
10を有する内壁9bの面が網目状であると熱媒が内壁
9bからより流量が均一に出入りできるので好ましい。
【0021】上記ハウジング5及び隔壁板14等の材質
は強度、熱伝導性等から適宜選択すればよく、例えば、
アクリル等の樹脂製、ステンレス等の金属製等が挙げら
れる。
【0022】次に熱媒の流れを説明する。ハウジング5
の入口6から入った熱媒は、各々の収納室8の下方に設
けられた流入路12に導かれ、下の内壁9bに設けられ
た貫通孔10から収納室8に入り、蓄熱体1の粒子間を
流れる間に蓄熱体1と熱交換を行い、上の内壁9bに設
けられた貫通孔10から出た後、各々の収納室8の上方
に設けられた排出路13を通って、ハウジング5の出口
7から排出される。なお、図1中の矢印は熱媒の流れの
一例を示すものである。
【0023】上記構成により、本発明の熱交換器は熱媒
が蓄熱体1の集合体2の長手方向から分散して進入する
ので、流動抵抗による蓄熱体2の粒子の団粒化を抑える
ことができると共に、蓄熱体1の集合体2に偏りを生じ
ることがない。その結果、長期間使用しても熱交換速度
を低下させることがない。
【0024】なお、本発明の第1の実施の形態は縦断面
図として図1に示したものに限定されない。図1を熱交
換器の平面断面図とした熱交換器でもよい。この場合、
上記熱交換器は収納室8をハウジング5内に左右に並列
に設置し、左右の内壁9bに設けられた貫通孔10から
熱媒が流出入する。
【0025】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2は本発明の第2の実施の形態に係る熱交換器の
縦断面図である。
【0026】上述の実施の形態との違いのみを説明す
る。図2に示す如く、収納室8は平板状の形状をしてお
り、複数の収納室8はハウジング5内に上下に直列に設
置されている。上下の収納室8a、8bを仕切っている
隔壁板14に貫通路15が設けられ、下方の収納室8a
の熱媒の排出路13の後端と上方の収納室8bの熱媒の
流入路12の先端が連接している。ハウジング5の入口
6から入った熱媒は、最下方の収納室8に設けられた流
入路12に導かれ、内壁9bに設けられた貫通孔10か
ら収納室8に入り、蓄熱体1の粒子間を流れる間に蓄熱
体1と熱交換を行い、反対側の内壁9bに設けられた貫
通孔10から出て排出路13を流れ、さらに、隔壁板1
4の貫通路15からその上に備えられた収納室8の流入
路12に導かれる。順次直列に設置された収納室8の蓄
熱体1と熱交換を行った後に、ハウジング5の出口7か
ら排出される。
【0027】上記構成により、上記効果に加えて、上記
熱媒と蓄熱体1の接触回数が増加するので、熱交換速度
を速くすることができる。
【0028】なお、上記第1の実施の形態と同様に、第
2の実施の形態は縦断面図として図2に示したものに限
定されず、図2を熱交換器の平面断面図とした熱交換器
でも同様の効果が得られる。この場合、上記熱交換器は
収納室8をハウジング5内に左右に直列に設置し、左右
の内壁9bに設けられた貫通孔10から熱媒が流出入す
ると共に、熱媒は最右側または最左側の収納室8より順
に流れながら熱交換を行う。
【0029】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第3の実施の形態に係る熱交換器の
縦断面図である。
【0030】上記第1の実施の形態との違いのみ説明す
る。図3に示す如く、上記収納室8の内壁9bに、粒子
の集合体2側に向いた突起物11が形成されている。上
記内壁9bに突起物11が形成されていると、蓄熱体1
の粒子が団粒化し始めても、この団粒化し始めた蓄熱体
1の移動を阻止するため、それ以上の団粒化を防止し、
蓄熱体1の表面積が減少することを防止する。上記突起
物11は図3に示す内壁9bを部分的にくり抜いたもの
でも、内壁9bにネジ止めや溶接により取り付けてたも
のでもよい。
【0031】なお、上記第1の実施の形態と同様に、第
3の実施の形態は縦断面図として図3に示したものに限
定されず、図3を熱交換器の平面断面図とした熱交換器
でも同様の効果が得られる。
【0032】本発明の熱交換器は床下や壁内等に取り付
けて使用すると便利である。上記熱交換器は、供給され
た熱を熱媒から放出する放熱器、上記熱媒を循環するポ
ンプ、及び、熱媒を加温する熱源等を配管で連結し、熱
媒を循環することにより、蓄熱及び放熱を行う熱交換装
置に利用される。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1乃至請求項8に係る熱
交換器は、粒子の集合体2からなる蓄熱体1を複数の収
納室8に収納し、上記収納室8の前後の内壁9aは遮蔽
され、熱媒は他の内壁9bに設けられた貫通孔10から
流出入する構成からなるので、熱媒が蓄熱体1の集合体
2の長手方向から分散して進入するため、流動抵抗によ
る蓄熱体2の粒子の団粒化を抑えることができると共
に、蓄熱体1の集合体2に偏りを生じることがない。そ
の結果、上記熱交換器を長期間使用しても熱交換速度を
低下させることがない。
【0034】さらに、本発明の請求項4に係る熱交換器
は、特に、上記収納室8の内壁9bに粒子の集合体2側
に向いた突起物11が形成されているので、蓄熱体1の
粒子が団粒化し始めても、この団粒化し始めた蓄熱体1
の移動を阻止するため、それ以上の団粒化を防止し、蓄
熱体1の表面積が減少することを防止する。その結果、
熱交換器を長期間使用した際に、熱交換速度の低下を防
止する効果がより大きい。
【0035】さらに、本発明の請求項5に係る熱交換器
は、特に、上記収納室8の貫通孔10を有する内壁9b
の面が網目状であるので、熱媒が内壁9bからより流量
が均一に出入りできる。
【0036】さらに、本発明の請求項6に係る熱交換器
は、特に、結晶化度40%以上の結晶性ポリオレフィン
を構成材料とするので、蓄熱体1の強度を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る熱交換器の縦
断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る熱交換器の縦
断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る熱交換器の縦
断面図である。
【符号の説明】
1 蓄熱体 2 集合体 3 流路 4 熱交換素子 5 ハウジング 6 入口 7 出口 8 収納室 9a、9b 内壁 10 貫通孔 11 突起物 12 流入路 13 排出路 14 隔壁板 15 貫通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椿 健治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 薮ノ内 伸晃 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶化度40%未満の低結晶性ポリオレ
    フィンと、この低結晶性ポリオレフィンに担持された、
    固相−液相間を可逆的に相転移する有機系蓄熱材を構成
    材料とする蓄熱体(1)の粒子の集合体(2)、及び、
    この蓄熱体(1)の粒子間を熱媒の流路(3)とする熱
    交換素子(4)をハウジング(5)に収容した熱交換器
    であって、上記ハウジング(5)は前後の端面に熱媒の
    入口(6)と出口(7)を備え、上記ハウジング(5)
    内は上記熱交換素子(4)を複数の収納室(8)に収容
    し、上記収納室(8)の前後の内壁(9a)は遮蔽さ
    れ、熱媒は他の内壁(9b)に設けられた貫通孔(1
    0)から流出入することを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 上記複数の収納室(8)がハウジング
    (5)内に並列に設置されていることを特徴とする請求
    項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 上記複数の収納室(8)がハウジング
    (5)内に直列に設置されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 上記収納室(8)の内壁(9b)に粒子
    の集合体(2)側に向いた突起物(11)が形成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか記
    載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 上記収納室(8)の貫通孔(10)を有
    する内壁(9b)の面が網目状であることを特徴とする
    請求項1乃至請求項4いずれか記載の熱交換器。
  6. 【請求項6】 上記蓄熱体(1)が、さらに結晶化度4
    0%以上の結晶性ポリオレフィンを構成材料とすること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5いずれか記載の熱交
    換器。
  7. 【請求項7】 上記有機系蓄熱材が結晶性アルキルハイ
    ドロカーボン、結晶性脂肪酸、及び結晶性脂肪酸エステ
    ルから選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする
    請求項1乃至請求項6いずれか記載の熱交換器。
  8. 【請求項8】 上記熱媒がエチレングリコール、プロピ
    レングリコール、及び、水から選ばれる少なくとも1つ
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項7いずれか
    記載の熱交換器。
JP7216920A 1995-08-25 1995-08-25 熱交換器 Withdrawn JPH0961077A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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