JPH09585A - 患者傾斜支持装置 - Google Patents
患者傾斜支持装置Info
- Publication number
- JPH09585A JPH09585A JP7174307A JP17430795A JPH09585A JP H09585 A JPH09585 A JP H09585A JP 7174307 A JP7174307 A JP 7174307A JP 17430795 A JP17430795 A JP 17430795A JP H09585 A JPH09585 A JP H09585A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bed
- patient
- belt
- fixed
- lifting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 開腹手術または治療,検査時等においてベッ
ド上にて仰臥位とした患者の脇腹が上になるようにする
など手術等が行い易いように患者の体位を所望に変化さ
せ支持できるようにする。 【構成】 ベッド1の一側縁に昇降装置4をその作動軸
7が該ベッド1の上面よりも上に伸出するようにかつ該
ベッド1の長手方向に沿って取付位置調節可能なるよう
に固設すると共に、該ベッド1の他側縁に一端を止着し
たベルト18の他端を前記作動軸7の上端に止着するこ
とで該ベッド1上に該ベルト18を横断状に張設する。
ド上にて仰臥位とした患者の脇腹が上になるようにする
など手術等が行い易いように患者の体位を所望に変化さ
せ支持できるようにする。 【構成】 ベッド1の一側縁に昇降装置4をその作動軸
7が該ベッド1の上面よりも上に伸出するようにかつ該
ベッド1の長手方向に沿って取付位置調節可能なるよう
に固設すると共に、該ベッド1の他側縁に一端を止着し
たベルト18の他端を前記作動軸7の上端に止着するこ
とで該ベッド1上に該ベルト18を横断状に張設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開腹手術または治療,
検査時等においてベッド上にて仰臥位とした患者の体位
を変化させ傾斜支持する装置に関するものである。
検査時等においてベッド上にて仰臥位とした患者の体位
を変化させ傾斜支持する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば肝臓等の開腹手術においては術野
が確保されるように患者をベッド(手術台)上で一般に
脇腹と呼ばれる部位が上になるように患者を傾斜させた
体位を採る必要がある。その場合ベッド上に仰臥位とな
った患者の片側を介助者が手で持ち上げてその下にタオ
ル等の詰め物をして患者を傾斜支持するようにしてい
た。
が確保されるように患者をベッド(手術台)上で一般に
脇腹と呼ばれる部位が上になるように患者を傾斜させた
体位を採る必要がある。その場合ベッド上に仰臥位とな
った患者の片側を介助者が手で持ち上げてその下にタオ
ル等の詰め物をして患者を傾斜支持するようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、タオル等の詰
め物をしただけでは術者の意図するような充分な傾斜が
得られないことがあると共に、介助作業も容易でなく、
また手術中に自由に体位を変化させにくいということが
あった。
め物をしただけでは術者の意図するような充分な傾斜が
得られないことがあると共に、介助作業も容易でなく、
また手術中に自由に体位を変化させにくいということが
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
しようとするもので、ベッドの一側縁に昇降装置をその
作動軸が該ベッドの上面よりも上に伸出するようにかつ
該ベッドの長手方向に沿って取付位置調節可能なるよう
に固設すると共に、該ベッドの他側縁に一端を止着した
ベルトの他端を前記作動軸の上端に止着することで該ベ
ッド上に該ベルトを横断状に張設してなることを特徴と
する。また本発明は、同様の課題を解決するために、ベ
ッドの両側縁に昇降装置をその作動軸が該ベッドの上面
よりも上に伸出するようにかつ該ベッドの長手方向に沿
って取付位置調節可能なるように固設すると共に、ベル
トの両端を前記作動軸の上端に夫々止着することで該ベ
ッド上に該ベルトを横断状に張設してなることを特徴と
する。なお、上記昇降装置は、電動モータにより作動軸
を伸縮させるもの、または、油圧シリンダ,空圧シリン
ダ等の流体圧シリンダとする。
しようとするもので、ベッドの一側縁に昇降装置をその
作動軸が該ベッドの上面よりも上に伸出するようにかつ
該ベッドの長手方向に沿って取付位置調節可能なるよう
に固設すると共に、該ベッドの他側縁に一端を止着した
ベルトの他端を前記作動軸の上端に止着することで該ベ
ッド上に該ベルトを横断状に張設してなることを特徴と
する。また本発明は、同様の課題を解決するために、ベ
ッドの両側縁に昇降装置をその作動軸が該ベッドの上面
よりも上に伸出するようにかつ該ベッドの長手方向に沿
って取付位置調節可能なるように固設すると共に、ベル
トの両端を前記作動軸の上端に夫々止着することで該ベ
ッド上に該ベルトを横断状に張設してなることを特徴と
する。なお、上記昇降装置は、電動モータにより作動軸
を伸縮させるもの、または、油圧シリンダ,空圧シリン
ダ等の流体圧シリンダとする。
【0005】
【作用】ベッド上にベルトが身体の下になるように患者
をねかせて、昇降装置を作動させ作動軸を上伸させるこ
とによりベルトが上に引張られて患者の身体が持ち上げ
られ、所要の傾斜状態で停止させることにより患者の姿
勢を意図するように自由に設定できる。
をねかせて、昇降装置を作動させ作動軸を上伸させるこ
とによりベルトが上に引張られて患者の身体が持ち上げ
られ、所要の傾斜状態で停止させることにより患者の姿
勢を意図するように自由に設定できる。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図1にこの患者傾斜支持装置の正面図、図2にその
作動状態図、図3に側面図、図4に平面図を示す。図中
1は手術台となるベッドで、該ベッド1の両側縁には平
板状のレール2が連結部3を介して固設されている。
る。図1にこの患者傾斜支持装置の正面図、図2にその
作動状態図、図3に側面図、図4に平面図を示す。図中
1は手術台となるベッドで、該ベッド1の両側縁には平
板状のレール2が連結部3を介して固設されている。
【0007】4は該ベッド1の一側縁に固設された電動
モータ式の昇降装置、5はその電動モータ、6はそのシ
リンダ部、7は作動軸である。8は該シリンダ部6にボ
ルト9により止着されたホルダで、該ホルダ8の上部背
面に固着されたフック11をレール2上に乗架すること
により該昇降装置4を該レール2に沿ってベッド1の長
手方向に移動可能に支持している。12はシリンダ部6
の前面に横架された固定板で、該固定板12に先端にハ
ンドル13が設けられた螺子軸14を貫挿し、該螺子軸
14の先端部を前記フック11の先端部に螺合させてい
る。このため該ハンドル13を回転し螺子軸14をフッ
ク11に締付するとシリンダ部6およびレール2がフッ
ク11と固定板12により挟着され、昇降装置4を該レ
ール2に対し固定できる。なお作動軸7の先端にはボル
ト15により止金16を着脱自在に止着し、該止金16
にはベルト18の一端を止着している。
モータ式の昇降装置、5はその電動モータ、6はそのシ
リンダ部、7は作動軸である。8は該シリンダ部6にボ
ルト9により止着されたホルダで、該ホルダ8の上部背
面に固着されたフック11をレール2上に乗架すること
により該昇降装置4を該レール2に沿ってベッド1の長
手方向に移動可能に支持している。12はシリンダ部6
の前面に横架された固定板で、該固定板12に先端にハ
ンドル13が設けられた螺子軸14を貫挿し、該螺子軸
14の先端部を前記フック11の先端部に螺合させてい
る。このため該ハンドル13を回転し螺子軸14をフッ
ク11に締付するとシリンダ部6およびレール2がフッ
ク11と固定板12により挟着され、昇降装置4を該レ
ール2に対し固定できる。なお作動軸7の先端にはボル
ト15により止金16を着脱自在に止着し、該止金16
にはベルト18の一端を止着している。
【0008】また、20はベッド1の他側縁のレール2
に前記ベルト18の他端を止着するために設けられた止
着器で、該止着器20はベルト18の他端が止板17に
より巻着される丸棒状部21と一体に板状垂下部22が
形成され、該板状垂下部22に両端部が係合するクラン
プ金具23にハンドル25の螺子軸24が螺合され、該
板状垂下部22とクランプ金具23によりレール2を挟
着し、ハンドル25をもって該螺子軸をクランプ金具2
3に締付することにより、レール2に対し該丸棒状部2
1を着脱自在にかつ高さ調節可能に取付できるように構
成されている。なお、30は昇降装置4をコントロール
するフートスイッチである。
に前記ベルト18の他端を止着するために設けられた止
着器で、該止着器20はベルト18の他端が止板17に
より巻着される丸棒状部21と一体に板状垂下部22が
形成され、該板状垂下部22に両端部が係合するクラン
プ金具23にハンドル25の螺子軸24が螺合され、該
板状垂下部22とクランプ金具23によりレール2を挟
着し、ハンドル25をもって該螺子軸をクランプ金具2
3に締付することにより、レール2に対し該丸棒状部2
1を着脱自在にかつ高さ調節可能に取付できるように構
成されている。なお、30は昇降装置4をコントロール
するフートスイッチである。
【0009】こうしてベッド1上に昇降装置4と止着器
20とによつてベルト18を横断状に張設する。なお、
昇降装置4,止着器20,ベルト18は図示したように
ベッド1上に必要に応じて複数設け、該ベッド1上に仰
臥位となった患者の腰および肩の下に該ベルト18が位
置するように該昇降装置4および止着器20をレール2
に沿って最適部に移動させて固定する。そしてフートス
イッチ30を操作し作動軸7を上昇させベルト18の一
端を上昇させることで図2に示したように患者を所望角
度の傾斜姿勢に支持することができる。なお、止着器2
0のハンドル25を緩めればクランプ金具23に対して
板状垂下部22を上下にスライドできるので、丸棒状部
21の高さを適宜調節してハンドル25を締めなおすこ
とにより患者の滑落を該丸棒状部21により防止できる
ようにしている。
20とによつてベルト18を横断状に張設する。なお、
昇降装置4,止着器20,ベルト18は図示したように
ベッド1上に必要に応じて複数設け、該ベッド1上に仰
臥位となった患者の腰および肩の下に該ベルト18が位
置するように該昇降装置4および止着器20をレール2
に沿って最適部に移動させて固定する。そしてフートス
イッチ30を操作し作動軸7を上昇させベルト18の一
端を上昇させることで図2に示したように患者を所望角
度の傾斜姿勢に支持することができる。なお、止着器2
0のハンドル25を緩めればクランプ金具23に対して
板状垂下部22を上下にスライドできるので、丸棒状部
21の高さを適宜調節してハンドル25を締めなおすこ
とにより患者の滑落を該丸棒状部21により防止できる
ようにしている。
【0010】なお、この実施例では、レール2の一側縁
に昇降装置4を設け他側縁に止着器20を設けた例を示
したが、レール2の両側縁に昇降装置4を設ければ患者
を左右どちら側にも傾斜させることができるようにな
る。また、この実施例では電動モータ式の昇降装置4を
使用した例を示したが、油圧,空圧等の流体圧シリンダ
により作動する昇降装置を使用してもよく、或いは足踏
動力式、手動式等の昇降装置を使用してもよい。
に昇降装置4を設け他側縁に止着器20を設けた例を示
したが、レール2の両側縁に昇降装置4を設ければ患者
を左右どちら側にも傾斜させることができるようにな
る。また、この実施例では電動モータ式の昇降装置4を
使用した例を示したが、油圧,空圧等の流体圧シリンダ
により作動する昇降装置を使用してもよく、或いは足踏
動力式、手動式等の昇降装置を使用してもよい。
【0011】
【発明の効果】このように本発明の患者傾斜支持装置に
よれば、昇降装置の作動軸を上伸させることによりベル
トが引張られて患者の身体が持ち上げられ、患者を意図
する傾斜状態に容易に支持できるので、手術,治療,検
査等を行い易くする有益な効果がある。
よれば、昇降装置の作動軸を上伸させることによりベル
トが引張られて患者の身体が持ち上げられ、患者を意図
する傾斜状態に容易に支持できるので、手術,治療,検
査等を行い易くする有益な効果がある。
【図1】本発明に係る患者傾斜支持装置の一実施例を示
す正面図。
す正面図。
【図2】図1の患者傾斜支持装置の作動状態図。
【図3】図1の患者傾斜支持装置の側面図。
【図4】図1の患者傾斜支持装置の平面図。
1 ベッド 2 レール 4 昇降装置 7 作動軸 16 止金 18 ベルト 20 止着器
Claims (4)
- 【請求項1】 ベッドの一側縁に昇降装置をその作動軸
が該ベッドの上面よりも上に伸出するようにかつ該ベッ
ドの長手方向に沿って取付位置調節可能なるように固設
すると共に、該ベッドの他側縁に一端を止着したベルト
の他端を前記作動軸の上端に止着することで該ベッド上
に該ベルトを横断状に張設してなることを特徴とした患
者傾斜支持装置。 - 【請求項2】 ベッドの両側縁に昇降装置をその作動軸
が該ベッドの上面よりも上に伸出するようにかつ該ベッ
ドの長手方向に沿って取付位置調節可能なるように固設
すると共に、ベルトの両端を前記作動軸の上端に夫々止
着することで該ベッド上に該ベルトを横断状に張設して
なることを特徴とした患者傾斜支持装置。 - 【請求項3】 昇降装置が電動モータにより作動軸を伸
縮させるものである請求項1または2に記載の患者傾斜
支持装置。 - 【請求項4】 昇降装置が油圧シリンダ,空圧シリンダ
等の流体圧シリンダである請求項1または2に記載の患
者傾斜支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7174307A JPH09585A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 患者傾斜支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7174307A JPH09585A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 患者傾斜支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09585A true JPH09585A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15976375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7174307A Pending JPH09585A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 患者傾斜支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09585A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108651564A (zh) * | 2018-05-11 | 2018-10-16 | 滁州昭阳电信通讯设备科技有限公司 | 一种面线伸缩架结构 |
CN110996872A (zh) * | 2017-08-10 | 2020-04-10 | 华沙整形外科股份有限公司 | 包含躯干吊索的手术支架及其使用方法 |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP7174307A patent/JPH09585A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110996872A (zh) * | 2017-08-10 | 2020-04-10 | 华沙整形外科股份有限公司 | 包含躯干吊索的手术支架及其使用方法 |
CN108651564A (zh) * | 2018-05-11 | 2018-10-16 | 滁州昭阳电信通讯设备科技有限公司 | 一种面线伸缩架结构 |
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