JPH0955614A - 衛星搭載用アンテナ指向方向制御装置の地上評価試験方法 - Google Patents
衛星搭載用アンテナ指向方向制御装置の地上評価試験方法Info
- Publication number
- JPH0955614A JPH0955614A JP20811095A JP20811095A JPH0955614A JP H0955614 A JPH0955614 A JP H0955614A JP 20811095 A JP20811095 A JP 20811095A JP 20811095 A JP20811095 A JP 20811095A JP H0955614 A JPH0955614 A JP H0955614A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- test
- tracking
- target
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 衛星搭載用のアンテナ指向方向制御装置の地
上評価において、軌道上の外乱を模擬しながらかつ、R
Fビーコンを発するターゲットを追尾する試験方法を提
供する。 【解決手段】 追尾受信機(7)の出力に、受信機と等
価なフィルター(11)を通した外乱を足し込むことに
より、試験系用ループ系に物理的な有害な外乱を与える
ことなく、軌道上と全く等価な外乱条件で閉ループ系の
性能確認すなわち追尾試験を行うことができる。
上評価において、軌道上の外乱を模擬しながらかつ、R
Fビーコンを発するターゲットを追尾する試験方法を提
供する。 【解決手段】 追尾受信機(7)の出力に、受信機と等
価なフィルター(11)を通した外乱を足し込むことに
より、試験系用ループ系に物理的な有害な外乱を与える
ことなく、軌道上と全く等価な外乱条件で閉ループ系の
性能確認すなわち追尾試験を行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工衛星あるいは
宇宙機に搭載され地上局や相手衛星のアンテナを追尾制
御する衛星搭載用アンテナ制御装置の追尾性能を、地上
において、特に軌道上外乱を考慮して評価する衛星搭載
用アンテナ指向方向制御装置の地上評価試験方法に関す
る。
宇宙機に搭載され地上局や相手衛星のアンテナを追尾制
御する衛星搭載用アンテナ制御装置の追尾性能を、地上
において、特に軌道上外乱を考慮して評価する衛星搭載
用アンテナ指向方向制御装置の地上評価試験方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術は、日本航空宇宙学会誌第39
巻第451号「衛星搭載用アンテナ駆動制御系の地上試
験方法」(1991年8月)(文献1)にあるように、
アンテナ指向方向制御装置(系)を構成するコンポーネ
ントのうち、アンテナ駆動機構(APM)とアンテナ制
御回路(APE)のみで追尾制御試験を実施し、実際に
RF(電波)を受信するRFセンサと制御系の目標角度
をセンシングする追尾受信機は別のRF試験で特性試験
を実施して、その結果を、上記追尾制御試験結果と合わ
せて事後検討したり、RFセンサと追尾受信機は、計算
機上の数学モデル/あるいは等価なデジタル回路だった
りする場合が多かった。こういった従来の試験は、アン
テナ指向方向制御装置の一部分、特にダイナミクスに関
する部分を取り出して、試験評価していることになる。
また、相手が動いたり、アンテナを搭載している衛星が
姿勢変動したりすることにより、相手との相対位置(つ
まり角度)が周期的あるいはランプ応答的な変動を有す
る軌道上での模擬は、上記アンテナ制御回路に、追従入
力値を入れる方法で対応し、実際にRF回線を保持して
行う試験は大がかりになるため、行っていなかった。
巻第451号「衛星搭載用アンテナ駆動制御系の地上試
験方法」(1991年8月)(文献1)にあるように、
アンテナ指向方向制御装置(系)を構成するコンポーネ
ントのうち、アンテナ駆動機構(APM)とアンテナ制
御回路(APE)のみで追尾制御試験を実施し、実際に
RF(電波)を受信するRFセンサと制御系の目標角度
をセンシングする追尾受信機は別のRF試験で特性試験
を実施して、その結果を、上記追尾制御試験結果と合わ
せて事後検討したり、RFセンサと追尾受信機は、計算
機上の数学モデル/あるいは等価なデジタル回路だった
りする場合が多かった。こういった従来の試験は、アン
テナ指向方向制御装置の一部分、特にダイナミクスに関
する部分を取り出して、試験評価していることになる。
また、相手が動いたり、アンテナを搭載している衛星が
姿勢変動したりすることにより、相手との相対位置(つ
まり角度)が周期的あるいはランプ応答的な変動を有す
る軌道上での模擬は、上記アンテナ制御回路に、追従入
力値を入れる方法で対応し、実際にRF回線を保持して
行う試験は大がかりになるため、行っていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の第1の問題点
は、相手の相対角度を検出するセンサー系(RFセンサ
ーと追尾受信機)と、その信号を元に、アンテナの指向
方向を変えるための制御回路と、制御回路による制御に
よりアンテナを駆動するアンテナ駆動機構とからなるコ
ントローラ/アクチュエータ系を別々の試験により評価
せざるを得なかったことである。つまり、全系を組ん
で、試験することが困難であった。
は、相手の相対角度を検出するセンサー系(RFセンサ
ーと追尾受信機)と、その信号を元に、アンテナの指向
方向を変えるための制御回路と、制御回路による制御に
よりアンテナを駆動するアンテナ駆動機構とからなるコ
ントローラ/アクチュエータ系を別々の試験により評価
せざるを得なかったことである。つまり、全系を組ん
で、試験することが困難であった。
【0004】その理由は、RFを受信しながら、その誤
差信号をフィードバックして、アンテナ指向方向を変え
る試験系を構築するのは、従来、試験系が複雑かつ大が
かりになるためである。
差信号をフィードバックして、アンテナ指向方向を変え
る試験系を構築するのは、従来、試験系が複雑かつ大が
かりになるためである。
【0005】従来の第2の問題点は、もし、上記問題点
を解決するために、軌道上外乱をシミュレートするため
に、全系を組んだ上で、規準ビーコン(相手)を受信し
ながら、正弦波状あるいは、その重ねあわせにより、ア
ンテナ全体を駆動させて、規準ビーコンを追尾させる試
験を構築しようとしても、そういった試験設備は大がか
りであり、かつ、アンテナ全体の駆動は、近年、大型・
柔軟化している評価対象のアンテナ構造を励振してしま
うことになり、その結果、指向方向が振動し、制御系の
評価に悪影響を与えるものであった。
を解決するために、軌道上外乱をシミュレートするため
に、全系を組んだ上で、規準ビーコン(相手)を受信し
ながら、正弦波状あるいは、その重ねあわせにより、ア
ンテナ全体を駆動させて、規準ビーコンを追尾させる試
験を構築しようとしても、そういった試験設備は大がか
りであり、かつ、アンテナ全体の駆動は、近年、大型・
柔軟化している評価対象のアンテナ構造を励振してしま
うことになり、その結果、指向方向が振動し、制御系の
評価に悪影響を与えるものであった。
【0006】したがって本発明の目的は軌道上の外乱・
擾乱を模擬し、かつ、制御試験系の閉ループに影響を与
えない試験が可能である衛星搭載用アンテナ指向方向制
御装置の地上評価試験方法を提供することである。
擾乱を模擬し、かつ、制御試験系の閉ループに影響を与
えない試験が可能である衛星搭載用アンテナ指向方向制
御装置の地上評価試験方法を提供することである。
【0007】本発明の他の目的は追尾対象となる規準ビ
ーコン、あるいはアンテナ本体を動かすことなく、ター
ゲットの軌道上における動的挙動を疑似的に与え、か
つ、それを追尾する試験が可能である衛星搭載用アンテ
ナ指向方向制御装置の地上評価試験方法を提供すること
である。
ーコン、あるいはアンテナ本体を動かすことなく、ター
ゲットの軌道上における動的挙動を疑似的に与え、か
つ、それを追尾する試験が可能である衛星搭載用アンテ
ナ指向方向制御装置の地上評価試験方法を提供すること
である。
【0008】更に本発明の目的は上記の試験を、従来で
は困難であった、ターゲットの規準RFビーコンを受信
しながら指向方向制御装置を構成する全てのコンポーネ
ントを含んだ系での動的追尾試験を実施できる衛星搭載
用アンテナ指向方向制御装置の地上評価試験方法を提供
することである。
は困難であった、ターゲットの規準RFビーコンを受信
しながら指向方向制御装置を構成する全てのコンポーネ
ントを含んだ系での動的追尾試験を実施できる衛星搭載
用アンテナ指向方向制御装置の地上評価試験方法を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば衛星搭載
用のアンテナに関し、指向方向を自動的に制御できるア
ンテナ指向方向制御装置を軌道上における外乱を模擬し
ながら、同時に指向対象の規準ビーコンを追尾できる地
上試験方法が得られる。
用のアンテナに関し、指向方向を自動的に制御できるア
ンテナ指向方向制御装置を軌道上における外乱を模擬し
ながら、同時に指向対象の規準ビーコンを追尾できる地
上試験方法が得られる。
【0010】すなわち、アンテナ指向方向制御装置を構
成するアンテナ駆動機構、反射鏡、RFセンサ、追尾受
信機、アンテナ制御回路とを全て組み込んだ完成状態
で、追尾受信機の出力に外乱信号を加えて追尾する試験
を行う。
成するアンテナ駆動機構、反射鏡、RFセンサ、追尾受
信機、アンテナ制御回路とを全て組み込んだ完成状態
で、追尾受信機の出力に外乱信号を加えて追尾する試験
を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の方法を実施するア
ンテナ指向方向制御系の試験ブロック図であり、ターゲ
ット1の規準ビーコン1aとアンテナ指向制御装置全体
2は正対させ、固定のままである。
ンテナ指向方向制御系の試験ブロック図であり、ターゲ
ット1の規準ビーコン1aとアンテナ指向制御装置全体
2は正対させ、固定のままである。
【0012】図1をもう少し詳しく説明すると、ターゲ
ット1から発された規準ビーコン1aは、アンテナ3に
反射し、アンテナ駆動機構(APM)4で駆動される副
反射鏡5で反射し、RFセンサ6に入力される。アンテ
ナ系からは受信だけでなく、送信もしており、APM4
で副反射鏡5を2軸に駆動することにより、自らのアン
テナ指向軸を変えることができる。追尾受信機(TRK
RX)7で受信したターゲットビーコンのヌル角度誤差
(アンテナパターンの和差信号から検出されるターゲッ
トビーコンの誤差角度)は、制御回路(APE)8に入
力され、APE8内の制御アルゴリズムにより、誤差を
キャンセルするように、APM4を駆動する。
ット1から発された規準ビーコン1aは、アンテナ3に
反射し、アンテナ駆動機構(APM)4で駆動される副
反射鏡5で反射し、RFセンサ6に入力される。アンテ
ナ系からは受信だけでなく、送信もしており、APM4
で副反射鏡5を2軸に駆動することにより、自らのアン
テナ指向軸を変えることができる。追尾受信機(TRK
RX)7で受信したターゲットビーコンのヌル角度誤差
(アンテナパターンの和差信号から検出されるターゲッ
トビーコンの誤差角度)は、制御回路(APE)8に入
力され、APE8内の制御アルゴリズムにより、誤差を
キャンセルするように、APM4を駆動する。
【0013】本発明においてはこの系で、ターゲットビ
ーコンに外乱を加える。すなわちTRKRX7からAP
E8への系にアンテナポインティングシステム(AP
S)テストベンチ9から外乱を加える。尚、ブロック1
3はテレメート情報とコマンドをモニタするブロックで
あり、本発明の動作とは直接関係しない。
ーコンに外乱を加える。すなわちTRKRX7からAP
E8への系にアンテナポインティングシステム(AP
S)テストベンチ9から外乱を加える。尚、ブロック1
3はテレメート情報とコマンドをモニタするブロックで
あり、本発明の動作とは直接関係しない。
【0014】APSテストベンチ9は、外乱信号を発生
するダイナミック・コントロールシステム(DCS)イ
ンターフェイスデータ発生器10とTRKRXデジタル
フィルタ11との系列と、エラー信号を蓄積するデータ
サーブ回路12とから構成される。
するダイナミック・コントロールシステム(DCS)イ
ンターフェイスデータ発生器10とTRKRXデジタル
フィルタ11との系列と、エラー信号を蓄積するデータ
サーブ回路12とから構成される。
【0015】動作を説明すると、図1において、アンテ
ナ本体、あるいは、ターゲットとなる規準ビーコンは静
止し、地面に固定している。この状態で、外乱を与える
のに、図1のD(t) で表わす外乱信号(計算機内で、T
RKRX(追尾受信機)の伝達関数(デジタルフィル
タ)をパスさせた外乱信号である)を、系に挿入し、あ
たかも、アンテナ本体、あるいは、ターゲットが変動し
ていることと等価な状態をつくり出している。これは、
図2に示す、制御ブロックでわかるように、入力である
Θi (s) =0にして、つまり、アンテナあるいはターゲ
ットは固定し、その代わり、TRKRXの後のアナログ
電圧出力に、D(s) 外乱を、TRKRXのデジタルフィ
ルタをパスさせて加算してやることにより、図3に示す
軌道上における制御ブロックと全く等価な系を構成でき
る。式(1)は、図2と図3の出力/入力の伝達関数が
等しいことを表わしている。
ナ本体、あるいは、ターゲットとなる規準ビーコンは静
止し、地面に固定している。この状態で、外乱を与える
のに、図1のD(t) で表わす外乱信号(計算機内で、T
RKRX(追尾受信機)の伝達関数(デジタルフィル
タ)をパスさせた外乱信号である)を、系に挿入し、あ
たかも、アンテナ本体、あるいは、ターゲットが変動し
ていることと等価な状態をつくり出している。これは、
図2に示す、制御ブロックでわかるように、入力である
Θi (s) =0にして、つまり、アンテナあるいはターゲ
ットは固定し、その代わり、TRKRXの後のアナログ
電圧出力に、D(s) 外乱を、TRKRXのデジタルフィ
ルタをパスさせて加算してやることにより、図3に示す
軌道上における制御ブロックと全く等価な系を構成でき
る。式(1)は、図2と図3の出力/入力の伝達関数が
等しいことを表わしている。
【0016】図2では、制御系の入力Θi (s) を0にし
ても、それと、伝達関数が等価になるように、Di (s)
を電圧で挿入できる。これは、RFで、外乱を与える必
要がない。すなわち、試験方法としては、非常にやり易
いということである。しかも、RFは、固定されたター
ゲットから、アンテナまで回線を成立させた上、このよ
うな、タイナミックな追尾試験が可能ということであ
る。
ても、それと、伝達関数が等価になるように、Di (s)
を電圧で挿入できる。これは、RFで、外乱を与える必
要がない。すなわち、試験方法としては、非常にやり易
いということである。しかも、RFは、固定されたター
ゲットから、アンテナまで回線を成立させた上、このよ
うな、タイナミックな追尾試験が可能ということであ
る。
【0017】図2は、図1の試験ブロック図を制御ブロ
ックで表わしたものである。図3は、軌道上における制
御ブロックであり、入力Θi (s) が実際にRFの指向変
動として入力される。これは、アンテナを搭載している
衛星本体の姿勢変動、あるいは、ターゲットである相手
衛星あるいは地上局のアンテナの動きにより発生し、ア
ンテナ指向方向制御系は、これの動きに追従し、すなわ
ち、出力Θo (s) がΘi (s) と等しくなり、追尾誤差ε
(s) =0となるように、ε(s) の信号をフィードバック
し、制御する。
ックで表わしたものである。図3は、軌道上における制
御ブロックであり、入力Θi (s) が実際にRFの指向変
動として入力される。これは、アンテナを搭載している
衛星本体の姿勢変動、あるいは、ターゲットである相手
衛星あるいは地上局のアンテナの動きにより発生し、ア
ンテナ指向方向制御系は、これの動きに追従し、すなわ
ち、出力Θo (s) がΘi (s) と等しくなり、追尾誤差ε
(s) =0となるように、ε(s) の信号をフィードバック
し、制御する。
【0018】
【数1】 式(1)で計算されるように、図2における、伝達関数
ε(s) /D(s) と、図3におけるε(s) /Θi (s) は等
しく、つまり、図2に示される試験方法は、図3の軌道
上制御ブロックの外乱入力→追尾誤差を忠実にシミュレ
ートできることを表わしている。
ε(s) /D(s) と、図3におけるε(s) /Θi (s) は等
しく、つまり、図2に示される試験方法は、図3の軌道
上制御ブロックの外乱入力→追尾誤差を忠実にシミュレ
ートできることを表わしている。
【0019】また図4は軌道上でのターゲット捕捉追尾
のシミュレーション例を示す図、図5は図1あるいは図
2により試験した捕捉追尾結果の例を示す図で、図4と
図5で等価な結果を得ている。
のシミュレーション例を示す図、図5は図1あるいは図
2により試験した捕捉追尾結果の例を示す図で、図4と
図5で等価な結果を得ている。
【0020】軌道上の状態をシミュレートするには、タ
ーゲットビーコンの位置をスライドさせるか、あるい
は、正対しているアンテナをポジショナごと駆動させる
かであるが、外乱の種類は正弦波的なもの、ランプ応答
的なもの等、色々あり、これを満足するべくアンテナ本
体と離れているターゲットを駆動するのは、大がかりで
あるし、また、アンテナのポジショナを駆動するのは、
アンテナ本体に有害な振動を与え、閉ループに組み込ま
れているRF回線が振動し、制御系の応答に致命的な影
響を与える。しかし、本発明においては、このような欠
点はない。
ーゲットビーコンの位置をスライドさせるか、あるい
は、正対しているアンテナをポジショナごと駆動させる
かであるが、外乱の種類は正弦波的なもの、ランプ応答
的なもの等、色々あり、これを満足するべくアンテナ本
体と離れているターゲットを駆動するのは、大がかりで
あるし、また、アンテナのポジショナを駆動するのは、
アンテナ本体に有害な振動を与え、閉ループに組み込ま
れているRF回線が振動し、制御系の応答に致命的な影
響を与える。しかし、本発明においては、このような欠
点はない。
【0021】本発明は、他に、試験対象として衛星搭載
用のRFアンテナだけでなく、相手を追尾、トラッキン
グする装置で、自分自身あるいは、ターゲットの動的外
乱を補償しながら追尾するものの試験に広く応用でき
る。例えば、地上のアンテナ、光通信追尾機器等であ
る。
用のRFアンテナだけでなく、相手を追尾、トラッキン
グする装置で、自分自身あるいは、ターゲットの動的外
乱を補償しながら追尾するものの試験に広く応用でき
る。例えば、地上のアンテナ、光通信追尾機器等であ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、衛星搭載用のア
ンテナ指向方向制御装置のセンサ系、アクチュエータ
系、コントローラ系、全てを系に組み込んだ閉ループ系
の試験を、動的なターゲットの位置変動、アンテナ自身
のゆらぎ等の影響を実際に与えながら試験ができること
であり、これは画期的な方法である。
ンテナ指向方向制御装置のセンサ系、アクチュエータ
系、コントローラ系、全てを系に組み込んだ閉ループ系
の試験を、動的なターゲットの位置変動、アンテナ自身
のゆらぎ等の影響を実際に与えながら試験ができること
であり、これは画期的な方法である。
【0023】その理由は、物体を動かす、あるいは、R
Fに変動を与えるのでなく、受信機の出力であるアナロ
グ電圧に、受信機の数学モデルをパスした、入力角度変
動の変換電圧を足し込むことで、大がかりな設備あるい
は、有害な閉ループへの影響なしに、軌道上と全く等価
な環境をつくり出し、閉ループの評価試験ができるから
である。
Fに変動を与えるのでなく、受信機の出力であるアナロ
グ電圧に、受信機の数学モデルをパスした、入力角度変
動の変換電圧を足し込むことで、大がかりな設備あるい
は、有害な閉ループへの影響なしに、軌道上と全く等価
な環境をつくり出し、閉ループの評価試験ができるから
である。
【図1】本発明を適用したアンテナ指向方向制御系の試
験ブロック図。
験ブロック図。
【図2】図1を制御ブロックで表わした図。
【図3】軌道上における外乱入力Θi (s) と制御ブロッ
ク図。
ク図。
【図4】軌道上でのターゲット捕捉追尾のシミュレーシ
ョン例を示す図。
ョン例を示す図。
【図5】図1及び図2により試験した捕捉追尾結果の例
を示す図。
を示す図。
1 ターゲット 2 アンテナ指向制御装置全体 3 アンテナ 4 アンテナ駆動機構 5 副反射鏡 6 RFセンサー 7 追尾受信機 8 制御回路 9 アンテナポインティングシステム(APS)テス
トベンチ
トベンチ
Claims (2)
- 【請求項1】 衛星搭載用のアンテナに関し、指向方向
を自動的に制御できるアンテナ指向方向制御装置を、軌
道上における外乱を模擬しながら、同時に指向対象の規
準ビーコンを追尾できる衛星搭載用アンテナ指向方向制
御装置の地上評価試験方法。 - 【請求項2】 前記アンテナ指向方向制御装置がアンテ
ナ、アンテナ駆動機構、追尾受信機及びアンテナ制御回
路を含み、追尾受信機の出力に外乱信号を加えて追尾試
験を行う請求項1記載の地上評価試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20811095A JP2694822B2 (ja) | 1995-08-15 | 1995-08-15 | 衛星搭載用アンテナ指向方向制御装置の地上評価試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20811095A JP2694822B2 (ja) | 1995-08-15 | 1995-08-15 | 衛星搭載用アンテナ指向方向制御装置の地上評価試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0955614A true JPH0955614A (ja) | 1997-02-25 |
JP2694822B2 JP2694822B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=16550809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20811095A Expired - Fee Related JP2694822B2 (ja) | 1995-08-15 | 1995-08-15 | 衛星搭載用アンテナ指向方向制御装置の地上評価試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2694822B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110929388A (zh) * | 2019-11-06 | 2020-03-27 | 中国科学院微小卫星创新研究院 | 一种基于精跟踪相机的飞行器振动干扰分析方法 |
CN114153221A (zh) * | 2022-02-09 | 2022-03-08 | 伸瑞科技(北京)有限公司 | 卫星高精度跟踪指向控制地面仿真系统及方法 |
-
1995
- 1995-08-15 JP JP20811095A patent/JP2694822B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110929388A (zh) * | 2019-11-06 | 2020-03-27 | 中国科学院微小卫星创新研究院 | 一种基于精跟踪相机的飞行器振动干扰分析方法 |
CN114153221A (zh) * | 2022-02-09 | 2022-03-08 | 伸瑞科技(北京)有限公司 | 卫星高精度跟踪指向控制地面仿真系统及方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2694822B2 (ja) | 1997-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Antonello et al. | High-precision dual-stage pointing mechanism for miniature satellite laser communication terminals | |
Skormin et al. | Jitter rejection technique in a satellite-based laser communication system | |
JP2694822B2 (ja) | 衛星搭載用アンテナ指向方向制御装置の地上評価試験方法 | |
CA1265225A (en) | Pointing compensation system for spacecraft instruments | |
Pernicka | The numerical determination of nominal libration point trajectories and development of a station-keeping strategy | |
CN112925708B (zh) | 静止轨道微波星载荷与平台协同扫描成像模拟方法及系统 | |
JP2008241321A (ja) | Rcs制御装置 | |
US6107958A (en) | Method and apparatus for testing an antenna control system | |
Musella et al. | Driving a motion platform with a vibration control software for multi-axis environmental testing: challenges and solutions | |
CN112289113B (zh) | 机载光电系统的数字视频激励的方法及其系统 | |
Allen et al. | Rendezvous lidar sensor system for terminal rendezvous, capture, and berthing to the international space station | |
Alder | Control of a flexible-link robotic arm manipulating an unknown dynamic payload | |
JP3077968B2 (ja) | 画像処理検証システム | |
Formaglio et al. | Performance of mobile haptic interfaces | |
Bock | A VLBI variance-covariance analysis interactive computer program | |
Burke et al. | Multimodal interaction for human-robot teams | |
CN112097791B (zh) | 面向台风探测应用的浮空气象感知节点导航性能标校仪 | |
Ruf et al. | Advanced test environment for automated attitude control testing of fully integrated CubeSats on system level | |
Popovych | System of initial angular stabilization of the satellite | |
Stevens | A ground-based satellite tracking control system | |
Cubalchini | Technology and design needs for precision pointing systems | |
Katterhagen et al. | Astrobee Overview, Current and future science using free flying robots on the ISS. The Astrobee Facility and Research Opportunities | |
Richard | Cooperative control of distributed autonomous systems with applications to wireless sensor networks | |
Yampolsky et al. | DVL Calibration using Data-driven Methods | |
Liu et al. | On-Orbit Calibration of a 7-DOF Space Arm |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970812 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |