JPH095276A - Coセンサ - Google Patents
CoセンサInfo
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- JPH095276A JPH095276A JP17941595A JP17941595A JPH095276A JP H095276 A JPH095276 A JP H095276A JP 17941595 A JP17941595 A JP 17941595A JP 17941595 A JP17941595 A JP 17941595A JP H095276 A JPH095276 A JP H095276A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リード線のはんだ接続部のはんだの熱劣化を
防止し、CO検出の追従応答性に優れたCOセンサを提
供する。 【構成】 センサ基台1の表面側に比較素子4および検
出素子を対応する端子ピン2間に設けてCO濃度の検出
部を形成し、そのCO濃度の検出部はメッシュのカバー
35で覆う。センサ基台1の裏面側には端子ピン2を外に
向けてセンサ基台1から真直に突き出し、突き出し先端
部に基板15を嵌合装着する。基板15には端子ピン2の導
体結線パターンおよびリード線のはんだ接続部16を形成
する。CO濃度の検出時にセンサ基台1側の排気ガスに
よる熱が基板15側に伝わるのを空間部40で遮断し、基板
15に接続されるリード線のはんだ接続部のはんだの熱劣
化を防止する。センサ基台1と基板15の間を空間部40と
することで、COセンサ9のセンサ基台1側の熱容量を
小さくし、CO濃度の検出応答性を高める。
防止し、CO検出の追従応答性に優れたCOセンサを提
供する。 【構成】 センサ基台1の表面側に比較素子4および検
出素子を対応する端子ピン2間に設けてCO濃度の検出
部を形成し、そのCO濃度の検出部はメッシュのカバー
35で覆う。センサ基台1の裏面側には端子ピン2を外に
向けてセンサ基台1から真直に突き出し、突き出し先端
部に基板15を嵌合装着する。基板15には端子ピン2の導
体結線パターンおよびリード線のはんだ接続部16を形成
する。CO濃度の検出時にセンサ基台1側の排気ガスに
よる熱が基板15側に伝わるのを空間部40で遮断し、基板
15に接続されるリード線のはんだ接続部のはんだの熱劣
化を防止する。センサ基台1と基板15の間を空間部40と
することで、COセンサ9のセンサ基台1側の熱容量を
小さくし、CO濃度の検出応答性を高める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼装置の排気側に設
けられて排気ガス中の一酸化炭素ガス(COガス)の濃
度を検出するCOセンサに関するものである。
けられて排気ガス中の一酸化炭素ガス(COガス)の濃
度を検出するCOセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスや石油を燃料とする給湯器、風呂
釜、暖房機等の燃焼装置の排気トップ(燃焼室の排気
側)には、燃焼室から出る排気ガス(燃焼排気ガス)中
のCO濃度(COガス濃度)を検出するCOセンサが設
けられており、COセンサにより排気ガス中のCO濃度
を検出して、CO検出濃度が所定の基準濃度を越えたと
きに警報を発したり、燃料供給遮断等の安全動作が行わ
れるようになっている。
釜、暖房機等の燃焼装置の排気トップ(燃焼室の排気
側)には、燃焼室から出る排気ガス(燃焼排気ガス)中
のCO濃度(COガス濃度)を検出するCOセンサが設
けられており、COセンサにより排気ガス中のCO濃度
を検出して、CO検出濃度が所定の基準濃度を越えたと
きに警報を発したり、燃料供給遮断等の安全動作が行わ
れるようになっている。
【0003】この種のCOセンサの一例が図2および図
3に示されている。これらの図において、センサ基台1
の上面(表面側)には3対の端子ピン2が突設され、各
対の端子ピン間に、例えば直径数10μmの細い白金線を
介して、COガスに感応しない比較素子4と、COガス
に感応する検出素子5と、温度検出素子12が設けられ
(この温度検出素子12は省略される場合もある)、比較
素子4と検出素子5は仕切り板6によって仕切られてい
る。なお、比較素子4と検出素子5は図5に示すよう
に、抵抗ブリッジ回路に組み込まれている。
3に示されている。これらの図において、センサ基台1
の上面(表面側)には3対の端子ピン2が突設され、各
対の端子ピン間に、例えば直径数10μmの細い白金線を
介して、COガスに感応しない比較素子4と、COガス
に感応する検出素子5と、温度検出素子12が設けられ
(この温度検出素子12は省略される場合もある)、比較
素子4と検出素子5は仕切り板6によって仕切られてい
る。なお、比較素子4と検出素子5は図5に示すよう
に、抵抗ブリッジ回路に組み込まれている。
【0004】検出素子5は、図4に示すように、抵抗線
として機能する白金線の中央部にコイル形状部分13を形
成し、このコイル形状部分13を、例えば白金、パラジウ
ム、ロジウム等の適宜の触媒を含有させたセラミック材
料等で覆ってボール状(球状)に形成したものであり、
比較素子4は、同様に、白金線の中央部に形成したコイ
ル形状部分13を触媒を含有しないセラミック材料により
覆ってボール状に形成したものである。
として機能する白金線の中央部にコイル形状部分13を形
成し、このコイル形状部分13を、例えば白金、パラジウ
ム、ロジウム等の適宜の触媒を含有させたセラミック材
料等で覆ってボール状(球状)に形成したものであり、
比較素子4は、同様に、白金線の中央部に形成したコイ
ル形状部分13を触媒を含有しないセラミック材料により
覆ってボール状に形成したものである。
【0005】これら比較素子4と検出素子5の周りは、
上下両端側が開口された筒状のグラスウール7に覆わ
れ、さらに、その外側は、金属カバー21により覆われて
いる。この金属カバー21の周壁内面には羽根状の板20が
切り起こしにより形成されており、切り起こし開口11か
ら排気ガスが内部に入り込むように形成されている。
上下両端側が開口された筒状のグラスウール7に覆わ
れ、さらに、その外側は、金属カバー21により覆われて
いる。この金属カバー21の周壁内面には羽根状の板20が
切り起こしにより形成されており、切り起こし開口11か
ら排気ガスが内部に入り込むように形成されている。
【0006】センサ基台1の裏面側にはセラミック材料
を充填した伝熱遮断部材14を介して基板15が配設されて
おり、この基板15には端子ピン2の導体接続部である導
体結線パターン(図示せず)が形成されており、この導
体結線パターンと各端子ピン2とが導通接続されてい
る。また、基板15の導体結線パターンには燃焼装置のC
O安全動作を行う回路等にセンサ信号を出力するための
リード線(図示せず)をはんだ接続するためのはんだ接
続部16が形成されている。
を充填した伝熱遮断部材14を介して基板15が配設されて
おり、この基板15には端子ピン2の導体接続部である導
体結線パターン(図示せず)が形成されており、この導
体結線パターンと各端子ピン2とが導通接続されてい
る。また、基板15の導体結線パターンには燃焼装置のC
O安全動作を行う回路等にセンサ信号を出力するための
リード線(図示せず)をはんだ接続するためのはんだ接
続部16が形成されている。
【0007】この種のCOセンサの使用時においては、
比較素子4および検出素子5はリード線、端子ピン2を
介しての通電により約200 ℃に加熱されており、この状
態で検出素子5にCOガスが接触すると、触媒による接
触燃焼反応が生じ、この反応により検出素子5の温度が
上昇して電気抵抗が大きくなり、この抵抗変化によりC
Oセンサから取り出される電圧の変化が生じ、その変化
に基づいてCOガス濃度が検出される。なお、このと
き、温度検出素子12により検出される温度情報に基づい
て、COセンサ出力の温度補正が行われる。
比較素子4および検出素子5はリード線、端子ピン2を
介しての通電により約200 ℃に加熱されており、この状
態で検出素子5にCOガスが接触すると、触媒による接
触燃焼反応が生じ、この反応により検出素子5の温度が
上昇して電気抵抗が大きくなり、この抵抗変化によりC
Oセンサから取り出される電圧の変化が生じ、その変化
に基づいてCOガス濃度が検出される。なお、このと
き、温度検出素子12により検出される温度情報に基づい
て、COセンサ出力の温度補正が行われる。
【0008】図6は燃焼装置として一般的に知られてい
る給湯器の排気側にCOセンサ9を設置したセンサ使用
例を示したものである。この種の給湯器には燃焼制御装
置33が設けられており、この燃焼制御装置33の制御によ
り、燃焼室29内のノズルホルダ24にガス管25から燃料ガ
スが供給され、一方、燃焼ファン23の回転により、空気
が図の矢印Bに示すように吸気部30から装置内に入って
図示されていないバーナ側に空気が送り込まれ、この空
気と前記燃料ガスとによりバーナの燃焼が行われ、給水
管26から熱交換器22に供給される水が熱交換器22を通っ
てバーナ燃焼により加熱され、湯となって、給湯管28か
ら台所等の所望の場所に供給されるようになっている。
そして、このような燃焼動作により発生した燃焼排気ガ
スが排気トップ8に流れ、排気ガス中のCO濃度がCO
センサ9によって検出される。
る給湯器の排気側にCOセンサ9を設置したセンサ使用
例を示したものである。この種の給湯器には燃焼制御装
置33が設けられており、この燃焼制御装置33の制御によ
り、燃焼室29内のノズルホルダ24にガス管25から燃料ガ
スが供給され、一方、燃焼ファン23の回転により、空気
が図の矢印Bに示すように吸気部30から装置内に入って
図示されていないバーナ側に空気が送り込まれ、この空
気と前記燃料ガスとによりバーナの燃焼が行われ、給水
管26から熱交換器22に供給される水が熱交換器22を通っ
てバーナ燃焼により加熱され、湯となって、給湯管28か
ら台所等の所望の場所に供給されるようになっている。
そして、このような燃焼動作により発生した燃焼排気ガ
スが排気トップ8に流れ、排気ガス中のCO濃度がCO
センサ9によって検出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】COセンサ9の使用時
においては、燃焼制御装置33内のCO安全動作を行う回
路とCOセンサ9の基板15に形成されているはんだ接続
部16間に、リード線がはんだ接続されて、制御回路側か
ら通電が行われ、比較素子4と検出素子5はほぼ排気ガ
スの温度と等しい約200 ℃に加熱駆動される。
においては、燃焼制御装置33内のCO安全動作を行う回
路とCOセンサ9の基板15に形成されているはんだ接続
部16間に、リード線がはんだ接続されて、制御回路側か
ら通電が行われ、比較素子4と検出素子5はほぼ排気ガ
スの温度と等しい約200 ℃に加熱駆動される。
【0010】周知のように、はんだ接続部16でリード線
を接続しているはんだは高温の熱を受けると、熱劣化が
生じ、リード線を接続しているはんだが熱劣化により損
傷したり剥がれたりする不具合が発生し、リード線の接
続の信頼性が損なわれるという問題がある。そこで、従
来においては、センサ基台1と基板15間に熱伝導性の低
い伝熱遮断部材14を介設してセンサ基台1側から伝わる
通電加熱の熱を遮断し、リード線を接続しているはんだ
の熱劣化を防止している。
を接続しているはんだは高温の熱を受けると、熱劣化が
生じ、リード線を接続しているはんだが熱劣化により損
傷したり剥がれたりする不具合が発生し、リード線の接
続の信頼性が損なわれるという問題がある。そこで、従
来においては、センサ基台1と基板15間に熱伝導性の低
い伝熱遮断部材14を介設してセンサ基台1側から伝わる
通電加熱の熱を遮断し、リード線を接続しているはんだ
の熱劣化を防止している。
【0011】しかしながら、伝熱遮断部材14はセンサ基
台1と一体的に接合されているため、センサ基台1と伝
熱遮断部材14の結合体の熱容量が極めて大きくなり、セ
ンサ基台1と伝熱遮断部材14の結合体に蓄積された熱が
比較素子4や検出素子5への放熱による熱供給源として
作用し、検出素子5におけるCOガス変化による接触反
応熱の変化を迅速に追従検出することができなくなり、
CO検出の応答性が悪くなるという欠点があった。
台1と一体的に接合されているため、センサ基台1と伝
熱遮断部材14の結合体の熱容量が極めて大きくなり、セ
ンサ基台1と伝熱遮断部材14の結合体に蓄積された熱が
比較素子4や検出素子5への放熱による熱供給源として
作用し、検出素子5におけるCOガス変化による接触反
応熱の変化を迅速に追従検出することができなくなり、
CO検出の応答性が悪くなるという欠点があった。
【0012】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、センサ基台側からの
通電加熱による熱の伝導を遮断し、かつ、CO検出の追
従応答性に優れたCOセンサを提供することにある。
なされたものであり、その目的は、センサ基台側からの
通電加熱による熱の伝導を遮断し、かつ、CO検出の追
従応答性に優れたCOセンサを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、第
1の発明は、センサ基台の表面側に複数の端子ピンが突
設され、対応する端子ピン間にCO検出素子が接続さ
れ、センサ基台の裏面側には基板が配設され、該基板に
は前記端子ピンの導体接続部が形成され、この導体接続
部にはリード線のはんだ接続部が形成されており、リー
ド線から端子ピンを介してのCO検出素子の通電加熱状
態で被検ガス中のCO濃度を検出するタイプのCOセン
サにおいて、前記センサ基台の裏面側には前記端子ピン
の基端側が突き出され、その端子ピンの突き出し先端側
に前記基板が配設されてセンサ基台と基板間に伝熱遮断
の空間部が形成されていることを特徴として構成されて
いる。
するために、次のように構成されている。すなわち、第
1の発明は、センサ基台の表面側に複数の端子ピンが突
設され、対応する端子ピン間にCO検出素子が接続さ
れ、センサ基台の裏面側には基板が配設され、該基板に
は前記端子ピンの導体接続部が形成され、この導体接続
部にはリード線のはんだ接続部が形成されており、リー
ド線から端子ピンを介してのCO検出素子の通電加熱状
態で被検ガス中のCO濃度を検出するタイプのCOセン
サにおいて、前記センサ基台の裏面側には前記端子ピン
の基端側が突き出され、その端子ピンの突き出し先端側
に前記基板が配設されてセンサ基台と基板間に伝熱遮断
の空間部が形成されていることを特徴として構成されて
いる。
【0014】また、第2の発明は、前記第1の構成を備
えたものにおいて、センサ基台の裏面と基板間の各端子
ピンは絶縁スリーブで覆われていることを特徴として構
成されている。
えたものにおいて、センサ基台の裏面と基板間の各端子
ピンは絶縁スリーブで覆われていることを特徴として構
成されている。
【0015】
【作用】上記構成の本発明において、COセンサの使用
時には、CO検出素子は通電加熱され、排気ガス中のC
O濃度を検出するが、その際、排気ガスの熱がセンサ基
台側から基板側に伝わろうとしても、両者間に空間部が
形成されることで、そのセンサ基台側から基板側へ伝わ
ろうとする熱は空間部により遮断され、これにより、基
板側のはんだ接続部のはんだの熱劣化が防止される。
時には、CO検出素子は通電加熱され、排気ガス中のC
O濃度を検出するが、その際、排気ガスの熱がセンサ基
台側から基板側に伝わろうとしても、両者間に空間部が
形成されることで、そのセンサ基台側から基板側へ伝わ
ろうとする熱は空間部により遮断され、これにより、基
板側のはんだ接続部のはんだの熱劣化が防止される。
【0016】また、センサ基台と基板間に介設されてい
た従来の伝熱遮断部材が省略されることで、COセンサ
のセンサ基台側の熱容量が小さくなり、したがって、セ
ンサ基台側がCO検出素子への放熱による熱供給源とし
て作用することがなくなり、このことより、CO検出素
子のCO検出応答性が改善される。なお、本明細書中の
被検ガスとは、検出対象となる物質を含む検査対象とな
るガスのことをいう。
た従来の伝熱遮断部材が省略されることで、COセンサ
のセンサ基台側の熱容量が小さくなり、したがって、セ
ンサ基台側がCO検出素子への放熱による熱供給源とし
て作用することがなくなり、このことより、CO検出素
子のCO検出応答性が改善される。なお、本明細書中の
被検ガスとは、検出対象となる物質を含む検査対象とな
るガスのことをいう。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るCOセンサの実施例を図
面に基づいて説明する。図1には本発明の一実施例が示
されている。この実施例も、前記図2および図3に示す
従来例と同様に、センサ基台1の表面側に複数のピン2
が突設されて、一対の端子ピン2間に比較素子4が、他
の一対の端子ピン間に検出素子5が、さらに必要に応
じ、他の一対の端子ピン2間に温度検出素子12が配設さ
れ、比較素子4と検出素子5は仕切り板6により仕切ら
れた構造となっている。この実施例では、従来例のグラ
スウール7は用いていないが、もちろん、必要に応じグ
ラスウール7を設けたものでもよい。
面に基づいて説明する。図1には本発明の一実施例が示
されている。この実施例も、前記図2および図3に示す
従来例と同様に、センサ基台1の表面側に複数のピン2
が突設されて、一対の端子ピン2間に比較素子4が、他
の一対の端子ピン間に検出素子5が、さらに必要に応
じ、他の一対の端子ピン2間に温度検出素子12が配設さ
れ、比較素子4と検出素子5は仕切り板6により仕切ら
れた構造となっている。この実施例では、従来例のグラ
スウール7は用いていないが、もちろん、必要に応じグ
ラスウール7を設けたものでもよい。
【0018】本実施例ではセンサ基台1の表面側の端縁
部に段部34が形成され、この段部に1枚以上の金属のメ
ッシュを重ねて作成したカバー35を被せ、カバー35の基
端側を前記センサ基台1の段部34に嵌合している。そし
て、カバー35の外側にリング36が嵌め込まれ、さらにそ
のリング36の外側にセンサ取り付け板37の筒部38が嵌合
され、センサ取り付け板37はセンサ基台1に圧入等の適
宜の手段により固定され、また、カバー35はリング36の
かしめによってセンサ基台1に固定されている。
部に段部34が形成され、この段部に1枚以上の金属のメ
ッシュを重ねて作成したカバー35を被せ、カバー35の基
端側を前記センサ基台1の段部34に嵌合している。そし
て、カバー35の外側にリング36が嵌め込まれ、さらにそ
のリング36の外側にセンサ取り付け板37の筒部38が嵌合
され、センサ取り付け板37はセンサ基台1に圧入等の適
宜の手段により固定され、また、カバー35はリング36の
かしめによってセンサ基台1に固定されている。
【0019】本実施例において特徴的なことは、従来例
の伝熱遮断部材14を省略し、センサ基台1と基板15との
間にセンサ基台1側の熱が基板15へ伝わるのを遮断する
空間部40を形成したことである。
の伝熱遮断部材14を省略し、センサ基台1と基板15との
間にセンサ基台1側の熱が基板15へ伝わるのを遮断する
空間部40を形成したことである。
【0020】すなわち、センサ基台1の裏面側には端子
ピン2の基端側が真直させて突き出されており、その端
子ピン2の突き出し先端側に基板15に設けた嵌合穴を利
用して基板15が嵌合装着されており、各端子ピン2と基
板15に形成されている導体接続部としての導体結線パタ
ーンとがはんだにより接続固定され、基板15の導体結線
パターンのはんだ接続部16にリード線がはんだ接続され
るようになっている。
ピン2の基端側が真直させて突き出されており、その端
子ピン2の突き出し先端側に基板15に設けた嵌合穴を利
用して基板15が嵌合装着されており、各端子ピン2と基
板15に形成されている導体接続部としての導体結線パタ
ーンとがはんだにより接続固定され、基板15の導体結線
パターンのはんだ接続部16にリード線がはんだ接続され
るようになっている。
【0021】前記センサ基台1の裏面側に突き出されて
いる各端子ピン2にはセンサ基台1と基台15の間に絶縁
スリーブ42が嵌め込まれている。
いる各端子ピン2にはセンサ基台1と基台15の間に絶縁
スリーブ42が嵌め込まれている。
【0022】本実施例のCOセンサ9を図6に示す給湯
器の排気側に装着する場合には、給湯器の排気トップ8
側に設けたセンサ収容室17の側壁面18に取り付け穴を設
け、この取り付け穴にCOセンサ9の先端側をセンサ収
容室17の外側から差し込み、センサ取り付け板37に設け
た取り付け穴41を利用してセンサ取り付け板37を側壁面
18にねじ止めすることによりCOセンサ9はCO検出領
域がセンサ収容室17内に突き出した状態で取り付けられ
る。もちろん、COセンサ9はセンサ収容室17が設けら
れていない箇所に取り付けられる場合もある。
器の排気側に装着する場合には、給湯器の排気トップ8
側に設けたセンサ収容室17の側壁面18に取り付け穴を設
け、この取り付け穴にCOセンサ9の先端側をセンサ収
容室17の外側から差し込み、センサ取り付け板37に設け
た取り付け穴41を利用してセンサ取り付け板37を側壁面
18にねじ止めすることによりCOセンサ9はCO検出領
域がセンサ収容室17内に突き出した状態で取り付けられ
る。もちろん、COセンサ9はセンサ収容室17が設けら
れていない箇所に取り付けられる場合もある。
【0023】本実施例では、従来例の金属カバー21の代
わりにメッシュのカバー35を設けたので、排気ガスの流
れはカバー35の全面から内部に入り込むことができ、そ
の内部に入り込む際に、メッシュにより排気ガスの流れ
が減衰され、COガスはカバー35の内部で拡散しながら
検出素子5に接触して、好適な接触燃焼反応が行われ、
正確なCO濃度が検出される。
わりにメッシュのカバー35を設けたので、排気ガスの流
れはカバー35の全面から内部に入り込むことができ、そ
の内部に入り込む際に、メッシュにより排気ガスの流れ
が減衰され、COガスはカバー35の内部で拡散しながら
検出素子5に接触して、好適な接触燃焼反応が行われ、
正確なCO濃度が検出される。
【0024】また、本実施例では、センサ基台1と基板
15間に空間部40が設けられることで、排気ガスの熱がセ
ンサ基台1側から基板15側に伝わろうとしても、その熱
の伝導は空間部40により遮断される結果、基板15側への
熱伝導を抑制することができる。
15間に空間部40が設けられることで、排気ガスの熱がセ
ンサ基台1側から基板15側に伝わろうとしても、その熱
の伝導は空間部40により遮断される結果、基板15側への
熱伝導を抑制することができる。
【0025】したがって、基板15側が高温になることは
ないので、リード線のはんだ接続部分のはんだが熱劣化
を起こすということはなく、長期に亙ってリード線のは
んだ接続の信頼性を確保することが可能となる。
ないので、リード線のはんだ接続部分のはんだが熱劣化
を起こすということはなく、長期に亙ってリード線のは
んだ接続の信頼性を確保することが可能となる。
【0026】さらに、従来例ではセンサ基台1と伝熱遮
断部材14とが一体的に結合されるために、センサ基台1
側の熱容量が極めて大きくなることで、CO濃度の検出
の追従応答性を悪くしたが、本実施例では、従来例の伝
熱遮断部材14が省略されて空間部40となるので、センサ
基台1側の熱容量は遙かに小さくなり、これにより、セ
ンサ基台1側の蓄熱量も小さくなり、センサ基台1側が
比較素子4や検出素子5に対して放熱の熱供給源として
作用することが抑制され、これにより、検出素子5によ
るCO濃度検出の追従応答性が飛躍的に高まり、CO濃
度の検出性能を格段に高めることが可能となる。
断部材14とが一体的に結合されるために、センサ基台1
側の熱容量が極めて大きくなることで、CO濃度の検出
の追従応答性を悪くしたが、本実施例では、従来例の伝
熱遮断部材14が省略されて空間部40となるので、センサ
基台1側の熱容量は遙かに小さくなり、これにより、セ
ンサ基台1側の蓄熱量も小さくなり、センサ基台1側が
比較素子4や検出素子5に対して放熱の熱供給源として
作用することが抑制され、これにより、検出素子5によ
るCO濃度検出の追従応答性が飛躍的に高まり、CO濃
度の検出性能を格段に高めることが可能となる。
【0027】さらに、センサ基台1と基板15間の各ピン
2には絶縁スリーブ42が嵌め込まれているので、各端子
ピン2へのごみ付着や、水滴付着や、燃焼による煤のカ
ーボン付着等に起因する絶縁不良発生を防止できる。特
に、COセンサ9を給湯器等の燃焼装置に設置して使用
する場合、燃焼の開始時や、燃焼の停止時には、センサ
収容室17の内部と外部間に温度差が生じ、この温度差に
より発生した水滴がセンサ基台1と基板15間の端子ピン
に付着し、端子ピン2が絶縁不良を起こすということが
問題となる。この点、本実施例では、前記の如く、端子
ピン2に絶縁スリーブ42を被せることで、たとえ水滴が
付着しても、端子ピン2の絶縁不良の発生を防止でき
る。
2には絶縁スリーブ42が嵌め込まれているので、各端子
ピン2へのごみ付着や、水滴付着や、燃焼による煤のカ
ーボン付着等に起因する絶縁不良発生を防止できる。特
に、COセンサ9を給湯器等の燃焼装置に設置して使用
する場合、燃焼の開始時や、燃焼の停止時には、センサ
収容室17の内部と外部間に温度差が生じ、この温度差に
より発生した水滴がセンサ基台1と基板15間の端子ピン
に付着し、端子ピン2が絶縁不良を起こすということが
問題となる。この点、本実施例では、前記の如く、端子
ピン2に絶縁スリーブ42を被せることで、たとえ水滴が
付着しても、端子ピン2の絶縁不良の発生を防止でき
る。
【0028】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では比較素子4や検出素子5を覆うカバーとして
メッシュのカバーを用いたが、従来例と同様に、金属カ
バー21を用いたものでもよい。
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では比較素子4や検出素子5を覆うカバーとして
メッシュのカバーを用いたが、従来例と同様に、金属カ
バー21を用いたものでもよい。
【0029】また、実施例では比較素子4と検出素子5
と温度検出素子12はそれぞれ独自の一対の端子ピン2間
に配設したが、グランドの端子ピンを共有させて端子ピ
ンの数を少なくしてもよい。
と温度検出素子12はそれぞれ独自の一対の端子ピン2間
に配設したが、グランドの端子ピンを共有させて端子ピ
ンの数を少なくしてもよい。
【0030】さらに、上記実施例では、基板15を端子ピ
ン2に嵌合して配設したが、例えば、基板15側に金メッ
キの接続端子を備えたコネクタを設け、このコネクタの
接続端子を端子ピンにコネクタ接続して基板15を端子ピ
ンに配設してもよい。
ン2に嵌合して配設したが、例えば、基板15側に金メッ
キの接続端子を備えたコネクタを設け、このコネクタの
接続端子を端子ピンにコネクタ接続して基板15を端子ピ
ンに配設してもよい。
【0031】さらに、基板15に形成したはんだ接続部16
と端子ピン2は導体結線パターンによって接続したが、
もちろん、配線材を用いたはんだ接続によって配線接続
するようにしてもよい。
と端子ピン2は導体結線パターンによって接続したが、
もちろん、配線材を用いたはんだ接続によって配線接続
するようにしてもよい。
【0032】さらに、上記実施例では、センサ基台1の
裏面から全数の端子ピン2を突き出して基板15を嵌合装
着したが、センサ基台1の裏面から突き出す端子ピン2
の数は必ずしも全数でなくてもよい。
裏面から全数の端子ピン2を突き出して基板15を嵌合装
着したが、センサ基台1の裏面から突き出す端子ピン2
の数は必ずしも全数でなくてもよい。
【0033】さらに、実施例では、接触燃焼式のCOセ
ンサを例にして説明したが、本発明のCOセンサは、リ
ード線側から端子ピンを介して通電加熱する方式の他の
様々なタイプのCOセンサ(例えば固定電解式のCOセ
ンサ)にも適用されるものである。
ンサを例にして説明したが、本発明のCOセンサは、リ
ード線側から端子ピンを介して通電加熱する方式の他の
様々なタイプのCOセンサ(例えば固定電解式のCOセ
ンサ)にも適用されるものである。
【0034】
【発明の効果】本発明のよれば、センサ基台の裏面側に
端子ピンの基端側を突き出し形成し、その端子ピンの突
き出し先端側に基板を配設する構成としたので、センサ
基台と基板間に伝熱遮断の空間部が形成されることとな
る。これにより、センサ基台側の排気ガスによる熱が基
板側に伝達されるのを防止でき、基板側の温度上昇を抑
制できる。したがって、基板側の接続はんだ部分のはん
だが熱劣化するということがなくなり、基板とリード線
とのはんだ接続の長期に亙る信頼性を確保することがで
きる。
端子ピンの基端側を突き出し形成し、その端子ピンの突
き出し先端側に基板を配設する構成としたので、センサ
基台と基板間に伝熱遮断の空間部が形成されることとな
る。これにより、センサ基台側の排気ガスによる熱が基
板側に伝達されるのを防止でき、基板側の温度上昇を抑
制できる。したがって、基板側の接続はんだ部分のはん
だが熱劣化するということがなくなり、基板とリード線
とのはんだ接続の長期に亙る信頼性を確保することがで
きる。
【0035】また、前記センサ基台と基板間の熱伝導を
空間部により遮断する構成としたので、従来例のよう
に、センサ基台と基板間にセラミック等の伝熱遮断部材
を介設して熱伝達遮断を行う構成のものに比べ、COセ
ンサのセンサ基台側の熱容量を格段に小さくすることが
できる。したがって、センサ基台側の蓄積された熱がC
O検出素子に対し放熱の熱供給源として作用する従来例
の問題発生を防止できることとなる。このことにより、
CO検出素子はCOガスとの接触燃焼反応による熱変化
を迅速に追従検出することができ、CO濃度の検出応答
性を飛躍的に高めることができる。
空間部により遮断する構成としたので、従来例のよう
に、センサ基台と基板間にセラミック等の伝熱遮断部材
を介設して熱伝達遮断を行う構成のものに比べ、COセ
ンサのセンサ基台側の熱容量を格段に小さくすることが
できる。したがって、センサ基台側の蓄積された熱がC
O検出素子に対し放熱の熱供給源として作用する従来例
の問題発生を防止できることとなる。このことにより、
CO検出素子はCOガスとの接触燃焼反応による熱変化
を迅速に追従検出することができ、CO濃度の検出応答
性を飛躍的に高めることができる。
【0036】さらに、センサ基台と基板間の端子ピンに
絶縁スリーブを嵌め込み形成したものにあっては、ごみ
の付着や、水滴の付着や、カーボン付着等に起因する端
子ピンの絶縁低下の問題を効果的に解消することができ
るという優れた効果を奏することができる。
絶縁スリーブを嵌め込み形成したものにあっては、ごみ
の付着や、水滴の付着や、カーボン付着等に起因する端
子ピンの絶縁低下の問題を効果的に解消することができ
るという優れた効果を奏することができる。
【図1】本発明の一実施例の構成説明図である。
【図2】従来のCOセンサの構成説明図である。
【図3】図2に示したCOセンサの分解斜視図である。
【図4】比較素子および検出素子の構成説明図である。
【図5】COセンサの一般的な回路図である。
【図6】COセンサの給湯器における使用例を示す説明
図である。
図である。
【符号の説明】 1 センサ基台 2 端子ピン 4 比較素子 5 検出素子 6 仕切り板 9 COセンサ 15 基板 16 はんだ接続部 40 空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重岡 卓二 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 安形 和俊 静岡県天竜市二俣町南鹿島23番地 矢崎計 器株式会社内 (72)発明者 ▲荻▼野 薫 静岡県天竜市二俣町南鹿島23番地 矢崎計 器株式会社内 (72)発明者 大石 和広 静岡県天竜市二俣町南鹿島23番地 矢崎計 器株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 センサ基台の表面側に複数の端子ピンが
突設され、対応する端子ピン間にCO検出素子が接続さ
れ、センサ基台の裏面側には基板が配設され、該基板に
は前記端子ピンの導体接続部が形成され、この導体接続
部にはリード線のはんだ接続部が形成されており、リー
ド線から端子ピンを介してのCO検出素子の通電加熱状
態で被検ガス中のCO濃度を検出するタイプのCOセン
サにおいて、前記センサ基台の裏面側には前記端子ピン
の基端側が突き出され、その端子ピンの突き出し先端側
に前記基板が配設されてセンサ基台と基板間に伝熱遮断
の空間部が形成されていることを特徴とするCOセン
サ。 - 【請求項2】 センサ基台の裏面と基板間の各端子ピン
は絶縁スリーブで覆われている請求項1記載のCOセン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17941595A JPH095276A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | Coセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17941595A JPH095276A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | Coセンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH095276A true JPH095276A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=16065473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17941595A Pending JPH095276A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | Coセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH095276A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1081532C (zh) * | 1996-05-03 | 2002-03-27 | 巴克斯特国际有限公司 | 医用软管的热定形 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP17941595A patent/JPH095276A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1081532C (zh) * | 1996-05-03 | 2002-03-27 | 巴克斯特国际有限公司 | 医用软管的热定形 |
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