JPH09512125A - マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して配信するシステム、装置および方法 - Google Patents

マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して配信するシステム、装置および方法

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JPH09512125A JP8505039A JP50503996A JPH09512125A JP H09512125 A JPH09512125 A JP H09512125A JP 8505039 A JP8505039 A JP 8505039A JP 50503996 A JP50503996 A JP 50503996A JP H09512125 A JPH09512125 A JP H09512125A
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クルツ,ジル,カラペルホ
ヒル,ラルフ,ダグラス
ジャッド,トーマス,ヘルム
ニュー,ダレン,ハンス
ローゼンバーグ,ジョナサン
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ベル コミュニケーションズ リサーチ,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 インタラクティブ応答時間に起因する遅延がほぼ除去されるような形でマルチメディア・プレゼンテーションを前処理して、カストマへ配信するシステム、装置および方法は、プリプロセッサ、大容量記憶装置、配信プロセッサ、配布ネットワーク、および複数のプレゼンテーション・プロセッサを含んでいる。プリプロセッサはオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションおよび他のシステム・コンポーネントを特徴づけているパラメータを入力として受信し、このパラメータには配信プロセッサとプレゼンテーション・プロセッサとの間のラウンド・トリップ・レイテンシが含まれており、そして、ラベル付きの有向グラフの形態になった配信スケジュールを含んでいる前処理されたマルチメディア・プレゼンテーションを生成する。配信スケジュールを生成するとき、プリプロセッサは、プレゼンテーションの各オブジェクトとその関連プレゼンテーション・コマンドがそのプレゼンテーション時間より遅くない時間に確実にプレゼンテーション・プロセッサに到着するようにし、プレゼンテーション・プロセッサへ配信されるオブジェクトとコマンドがプレゼンテーション・プロセッサのメモリに確実に収容されるようにし、そして、インタラクティブ・フィーチャのカストマの選択に応答して即時に提示されるオブジェクトがその最も早いプレゼンテーション時間よりも前に確実にプレゼンテーション・プロセッサに到着するように配慮する。この配信スケジュールには、配信プロセッサによって実行されて、プレゼンテーションのオブジェクトとその関連プレゼンテーション・コマンドをプレゼンテーション・プロセッサへ送信するための配信コマンドが収められており、プレゼンテーション・プロセッサはプレゼンテーション・コマンドを実行してオブジェクトをその対応するカストマに提示する。

Description

【発明の詳細な説明】 マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して 配信するシステム、装置および方法 発明の分野 本発明は、マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して配信するシステ ム、装置および方法に関する。 発明の背景 マルチメディア情報は、異種タイプの情報(例えば、静止画(still image)、 テキスト、グラフィックス、オーディオ、モーション・ビデオ(motion video)な ど)を組み合わせたものが1つのプレゼンテーションに統合化されたものである 。マルチメディア・プレゼンテーション(multimedia presentation)のマーケッ トの成長は、マルチメディア・プレゼンテーションをプロバイダ(provider)から カストマ(customer)へ配信するメカニズムを効率化し、コスト効率性を向上する 関心を刺激している。 従来の、いくつかの配信方式(delivery scheme)では、1または複数のプロバ イダのマルチメディア・プレゼンテーションがストアされているインフォメーシ ョン・ウェアハウス(information warehouse)から複数のカストマへマルチメデ ィア・プレゼンテーションをリアル・タイムで配信している。実例として、図1 Aは従来の配信システム(delivery system)10を示したものであるが、このシ ステムはインフォメーション・ウェアハウス20、配布ネットワーク(distribut ion network)30、およびそれぞれがカストマ41−1〜41−Kに対応してい る複数のカストマ構内機器(customer premises equipment‐CPE)40−1 〜40−Kを含んでいる。インフォメーション・ウェアハウス20には、マルチ メディア・プレゼンテーションをストアしている大容量記憶装 置(mass storage)21と、記憶装置21からマルチメディア・プレゼンテーショ ンを取り出し、そのプレゼンテーションを要求側カストマのCPEへ配信するサ ーバ22とが置かれている。 マルチメディア・プレゼンテーションは、カストマに提示されるイメージ、テ キスト、グラフィックス、またはその他の情報を収めているオブジェクトを含ん でいる。あるカストマからマルチメディア・プレゼンテーション要求を受け取る と、サーバはそのマルチメディア・プレゼンテーションに対応するスクリプト(s cript)をそのカストマのCPEへ送信する。このスクリプトには、オブジェクト をサーバから取り出し、そのオブジェクトをカストマへ提示するための命令が入 っている。CPEはそのスクリプトでの指示に従ってカストマに対してプレゼン テーションをメイン・プレゼンテーション経路(main presentation path)に沿っ てプレイ・アウト(play out)していき、必要に応じてプレゼンテーションのオブ ジェクト要求をサーバ22へ送信する。マルチメディア・オブジェクト要求をカ ストマから受け取ると、サーバはその要求に応じて可能な限り迅速にオブジェク トをカストマのCPEへ配信する。つまり、サーバは反応モード(reactive mode )で動作してオブジェクトをCPEへ渡すようにしている。このサーバとCPE との間の反応モードで動作することが従来のクライアント・サーバ・モデルの特 徴になっている。 プレゼンテーション期間のいつでも、カストマにはインタラクティブ・フィー チャ(interactive feature)を選択する機会が与えられている。そのようなフィ ーチャとしては、別の情報スクリーンへ移ること、サイドバー(sidebar)の表示 を選択することなどがある。カストマがあるインタラクティブ・フィーチャを選 択すると、カストマのCPEは、カストマの選択に応答してプレイ・アウトされ るプレゼンテーションの適当なオブジェクトの要求をサーバに送信する。その要 求を受けて、サーバは、要求されたプレゼンテーションのオブジェクトを可能な 限り迅速にCPEに送信する。CPEはマルチメディア・プレゼンテーションを メイン・プレゼンテーション経路に沿って提示することから、選択されたインタ ラクティブ・フィーチャに対応するサブプレゼンテーション経路に沿ってマルチ メディア・プレゼンテーションを提示することにスイッチする。 従来のマルチメディア配信システムを特徴づける反応モードの動作の欠点を分 かりやすくするために、図1Bと図1Cは、それぞれ、オリジナル・マルチメデ イア・プレゼンテーション(original multimedia presentation‐OMP)を表す オブジェクトのテーブルとグラフを示している。OMPは、マルチメディア・プ レゼンテーションの振舞い(behavior)を明確に指定するために使用される。図1 Bにおいて、各行(row)はオブジェクトに対応し、列(column)エントリは次のも のを表している。 オブジェクト番号(Object Number):各オブジェクトの固有識別子。 オブジェクト記述(Object Description):オブジェクトの目的を記述してい るコメント(読者を対象)。オブジェクト記述は単なる例示であり、実用上では 、OMPの一部になっていない。 オブジェクト・タイプ(Object Type):オブジェクトに収められているメデ ィア(medium)。 オブジェクト・サイズ(Object Size):バイト数で表したオブジェクトのサ イズ。 プレゼンテーション時間(Presentation Times):オブジェクトのプレゼンテ ーションを開始させる時間(開始時間)とオブジェクトのプレゼンテーションを 終了させる時間(終了時間)。可視イメージの場合は、終了時間はオブジェクト がディスプレイから取り除かれる時間である。オーディオ・オブジェクトの場合 は、終了時間はオーディオがカストマに聞こえなくなる時間である。 クロック(Clock):オブジェクトの開始時間と終了時間の基準となるために 使用されるロジカル・クロック。ロジカル・クロックは、プレゼンテーションを 通る代替経路を表すために使用される(経路はインタラクティブ・フィーチャの 結果として選択される)。約束により、プレゼンテーションはクロック1から開 始する。この例では、クロック2はこのプレゼンテーションにおける唯一の代替 サブプレゼンテーション経路を表している。 図1Bと図1CのOMPは単純化されているため、代表的なマルチメディア・ プレゼンテーションの例としては不適切かも知れないが、この例示のプレゼン テーションは理解を容易にする例を示す目的で示されたものである。図1Bと図 1Cに示すように、例示のマルチメディア・プレゼンテーションはオブジェクト 1〜5を含んでいるメイン・プレゼンテーションとオブジェクト6と7を含んで いるサブプレゼンテーションからなっている。メイン・プレゼンテーションのオ ブジェクトのプレゼンテーション時間はクロック1を基準にし、サブプレゼンテ ーションのオブジェクトのプレゼンテーション時間はクロック2を基準にしてい る。 図1Bと図1Cに示すように、OMPはメイン・プレゼンテーション経路上で 開始し、アクティブ・プレゼンテーション・クロックはクロック1である。5秒 間の遅延のあと、オブジェクト1のイメージはt1=5秒に表示され、このイメ ージはt1=20秒まで表示されたままになっている。サイドバー・アイコンで あるオブジェクト2はメイン・プレゼンテーションに入ってから9秒後に現れ、 サイドバー・イタラクティブ・フィーチャを選択すると見ることができる、別の オプション情報があることをカストマに指示している。オブジェクト2のアイコ ンはt1=19秒まで10秒間そこに残っている。図1DはOMPのインタラク ション・テーブルを示し、そこには、インタラクティブ・フィーチャがt1=9 秒からt1=19秒までの10秒のインターバル期間使用可能(enabled)であり、 その他の時間では使用禁止(disabled)であることが示されている。図1Dにおけ るインタラクション・テーブルの各行はインタラクティブ・フィーチャに対応し 、列エントリの意味は次のとおりである。 使用可能時間(Enable Time):そのインタラクティブ・オプションが使用可 能である時間(インタラクティブ・フィーチャは使用可能になっていないと選択 できない)。 インタラクション使用禁止時間(Disable Interaction Time):インタラクシ ョンが使用禁止されている時間。 インタラクション・クロック(Interaction Clock):インタラクティブ・フ ィーチャの使用可能時間と使用禁止時間の基準となるクロック。 ジャンプ・イベント記述(Jump Event Description):その結果としてこのイ ベントが選択されるユーザ・インタラクションの説明。実用上は、このエ ントリには、「ユーザはスクリーン上でオブジェクトを選択した」または「ユー ザは番号をタイプインした」といった、いくつかの起こり得るイベントの1つが 収められることになる。 クロック(Clock):プレゼンテーションが継続するときの基準となるクロッ ク。 カストマがこのインターバル期間にインタラクティブ・フィーチャを選択する と、カストマのCPEはメイン・プレゼンテーション経路上でオブジェクトを要 求し提示することからジャンプして、サブプレゼンテーション経路へ移る。スク リーンからはメイン・プレゼンテーション・オブジェクトが消去され、アクティ ブ・クロックはサブプレゼンテーション経路に対応するクロック2(t2=0) になり、オブジェクト6のイメージが現れ、t2=0秒まで10秒間表示された ままになっている。t2=10秒後、オブジェクト7のイメージが現れ、t2=2 0秒まで10秒間表示されたままになっている。サブプレゼンテーションはt2 =20秒に終了し、メイン・プレゼンテーション上のプレゼンテーションはサブ プレゼンテーションによって中断された時点から再開される。 カストマが10秒のインターバル期間にサイドバー・インタラクティブ・フィ ーチャを選択しなければ、プレゼンテーションは中断することなくメイン・プレ ゼンテーション経路上で継続する。メイン・プレゼンテーションに入ってから1 6秒後(t1=16秒)に、オブジェクト3のイメージはオブジェクト1の前イ メージとオブジェクト2のサイドバー・アイコンの隣に現れ、t1=25秒まで 残っている。メイン・プレゼンテーションに入ってから17秒後(t1=17秒 )に、オブジェクト4のイメージが同じように前イメージの隣に現れ、t1=2 5秒まで残っている。メイン・プレゼンテーションに入ってから19秒後(t1 =19秒)に、サイドバー・アイコンが消え、インタラクティブ・フィーチャが 使用禁止にされるので、サイドバーを選択しても、なにも作用しない。t1=2 5秒に、オブジェクト3と4の前イメージが消え、オブジェクト5が現れ、t1 =30秒まで残っている。プレゼンテーションはt1=30秒に終了する。 以下では、図1Bと図1Cに示すOMPが上述したように、図1Aの配信シス テム10によって配信され、配信システムが従来のクライアント・サーバ・モデ ルの下で動作するものと想定して説明する。また、配布ネットワーク30が12 8kビット/秒のネットワーク・ビット・レートで動作し、カストマCPE側の メモリ容量が250Kバイトであるものと想定して説明する。このプレゼンテー ション要求をカストマから受け取ると、プレゼンテーション(OMPとインタラ クション・テーブル)のスクリプトはサーバからカストマのCPEへ送信され、 CPEはプレゼンテーションのメイン・プレゼンテーション経路上を送信される プレゼンテーションのオブジェクトを要求する。OMPの配信要求をCPEから 受け取ると、サーバ22はクロック1に従ってメイン・プレゼンテーション経路 上をオブジェクトを配信することから開始し、各オブジェクトは要求と同時に送 信される。また、CPEはそのCPEへ送られてくるオブジェクトのサイズをト ラッキング(tracking)して、次に送られてくるオブジェクトがCPEメモリに収 容可能であるかどうかを確かめる。オブジェクトが収容不能であれば、サーバへ の要求は以前に配信されたオブジェクトのプレゼンテーション時間が経過するま で中止され、オブジェクトがメモリから削除され、メモリに空きができると次の オブジェクトがストアされる。 従って、CPEがオブジェクト1、2、3、4、および5を要求すると、サー バはこれらのオブジェクトを図1Eに示す配信開始時間と終了時間で連続して配 信していく。サーバへの要求がオブジェクト5のあとで中止されているのは、カ ストマのCPEのメモリが一杯(250Kバイト)になり、その時点で追加のオ ブジェクトを受け入れることができないためである。従って、オブジェクト5が CPEへ送られた後で、インターバルがt1=19秒で終了する前にカストマが サイドバー・インタラクティブ・フィーチャを選択していれば、カストマには、 サイドバー・インタラクティブ・フィーチャの選択とオブジェクト6のプレゼン テーションとの間遅延が起こることになる。この遅延が起こる原因の1つとして 、CPEメモリ容量の不足がある。 カストマがt1=19秒でサイドバーを選択し、メモリ容量不足が原因で起こ る遅延をほぼ除去したとしても、遅延はインタラクティブ応答時間が原因で起こ ることもある。ここでいう応答時間(response time)とは、インタラクティブ・ フィーチャのカストマの選択とカストマの選択を反映するプレゼンテーションに おける変化との間の時間の長さである。この応答時間には、サーバがカストマの 選択を反映するCPEからの要求を受け取り、その要求に反応し、その間に同時 に他のカストマの要求を引き受け、カストマのインタラクティブ選択に応答して オブジェクトをCPEに配信するために必要な時間が含まれる。カストマのイン タラクティブ選択がt1=19秒で行われ、最悪ケースのインタラクティブ応答 時間が2秒であったとすると、オブジェクト6と7は図1Eに示す開始時間と終 了時間で配信されることになる。 上述した遅延は、従来のクライアント・サーバ・モデルの下で動作するマルチ メディア配信システムが反応モードで動作するとき、それが原因で主に起こって いる。具体的に説明すると、サーバ22はカストマがインタラクティブ選択を行 うまでは、メイン・プレゼンテーション経路に沿ってカストマCPEの指示通り にオブジェクトを配信していき、そのあと、サーバはカストマの要求に反応して CPEの指示通りにカストマの選択を満たすオブジェクトを送信している。この ような配信システムの欠点は、プレゼンテーションに遅延や中断(break)が起こ らないような形で、カストマのインタラクティブ選択を満たすために将来必要に なると思われるオブジェクトの配信が、サーバ側の配信ストラテジ(strategy)に まったく取り入れられていないことである。 サーバが反応モードで動作することの、もう1つの重大な欠点は、直接にサー ビスを受けるカストマの数が各カストマから見たインタラクティブ応答に影響す ることである。このことは、各新カストマがシステムにアクセスできるたびに、 既存のカストマはインタラクティブ応答時間の増加という形で、パフォーマンス 品質の低下に気づくおそれがあることを意味する。インタラクティブ応答時間を ある一定の値以下に維持するためには、カストマの数を制限するか、あるいはも っと強力なサーバを購入する必要がある。そのようにしないで、サービスを受け るカストマが増加していくと、サーバ側で著しい競合が起こり、最終的にはカス トマへのOMPのプレゼンテーションに中断や遅延が起こることになる。サーバ 22は複数のカストマへのOMPの配信を同時に処理しなければならないので、 重要なことは、クライアントとサーバとの比率を正しくスケーリングして、 OMPのプレゼンテーションの遅延があらかじめ設定した最大値を越えないよう にすることである。サーバからのサービスを受けることができるカストマの数に このような制限を設けると、カストマ間のサーバの共同負担コストが影響される ことになる。理想的には、サーバからのサービスを受けるカストマの数を最大限 にして、サーバのコストがカストマ間で最大限に共同負担され、この配信ストラ テジが広く行きわたるようにすることを目標にすることである。 OMPを配信するための従来の手法とメカニズムには上述した欠点があること に鑑みて、本発明の目的は、OMPのインタラクティブ配信をリアル・タイムで 行うシステムと方法を提供することである。本発明の別の目的は、メイン・プレ ゼンテーション経路上のCPEのオブジェクト必要量を予測し、オブジェクトの プレゼンテーション時間に先立ってオブジェクトを配信する配信ストラテジを提 供することである。さらに、本発明の別の目的は、インタラクティブ・フィーチ ャのカストマの選択を予測し、プレゼンテーションに遅延や中断がほとんど起こ らないような形で、カストマのインタラクティブ選択を満たすために将来必要に なると思われるオブジェクトを配信する配信ストラテジを提供することである。 本発明の配信システムと方法の別の目的は、従来のクライアント・サーバ・モデ ルの下で実現可能であるサーバとカストマとの比率を、カストマへのOMPの配 信に望ましくない中断や遅延を引き起こすことなく増加することである。 発明の概要 本発明の側面は、マルチメディア・プレゼンテーションを前処理してカストマ へ配信するシステム、装置および方法である。本発明によるシステムはプリプロ セッサ(preprocessor)、大容量記憶装置(mass storage)、配信プロセッサ(deliv ery processor)、配布ネットワーク(distribution network)および複数のプレゼ ンテーション・プロセッサ(presentation processor)を含んでいる。プリプロセ ッサはOMPを入力として受け取り、このOMPには、プレゼンテーション・コ マンドとその関連オブジェクト、およびプレゼンテーションを要求するカストマ へ配信して提示する配信プロセッサ、配布ネットワークおよびプレゼン テーション・プロセッサに関するキー情報を示しているプレゼンテーション・テ クノロジ・パラメータ(presentation technology parameter‐PTP)が含ま れている。このキー情報には、配信プロセッサとプレゼンテーション・プロセッ サとの間のラウンド・トリップ・レイテンシ(round trip latency‐RTL)が含 まれており、このRTLは1ビット・メッセージがプレゼンテーション・プロセ ッサから配信プロセッサへ送られて、応答が配信プロセッサからプレゼンテーシ ョン・プロセッサへ送り返されるまでの時間である。 これらの入力に基づいて、プリプロセッサは前処理マルチメディア・プレゼン テーション(preprocessed multimedia presentation‐PMP)を生成し、この中 には、インタラクティブ応答時間が原因で起こるプレゼンテーションの遅延とギ ャップがほぼ除かれた形でプレゼンテーションを配信する配信スケジュールが含 まれている。 大容量記憶装置は配信のために利用可能なPMPを収容しており、配信プロセ ッサはカストマから要求されたマルチメディア・プロゼンテーションを、前処理 マルチメディア・プレゼンテーションの配信スケジュールに入っている配信コマ ンドに従って配信する。各カストマは対応するプレゼンテーション・プロセッサ を有しており、配信プロセッサは要求されたプレゼンテーションを配布ネットワ ークを経由して要求側カストマに対応するプレゼンテーション・プロセッサへ送 信する。プレゼンテーション・プロセッサは配信プロセッサから送られてきた関 連プレゼンテーション・コマンドに従って、プレゼンテーションのオブジェクト をカストマに提示する。 プリプロセッサはプレゼンテーション・スケジューラを含んでおり、これはプ レゼンテーションのオブジェクト、それぞれに関連するプレゼンテーション時間 およびカストマ・インタラクティブ・フィーチャを分析し、配信スケジュールを 次のように生成する。 1)各オブジェクトおよびその関連プレゼンテーション・コマンドは、その オブジェクトが提示される時間よりも遅くない時間にプレゼンテーション・プロ セッサに到着するようにする。 2)プレゼンテーション・プロセッサへ配信されるオブジェクトおよびそ の関連プレゼンテーション・コマンドはそのメモリに収容できるようにする。 3)インタラクティブ・フィーチャのカストマの選択に起因するインタラク ティブ応答時間はほぼ除かれるようにする。 配信スケジュールを生成するとき、プレゼンテーション・スケジューラは、ま た、インタラクティブ・フィーチャのカストマの選択に応答して提示されるオブ ジェクトが、可能な限りの最も早いプレゼンテーション時間よりも前にプレゼン テーション・プロセッサに到着するように保証する。 OMPの前処理は、OMPとプレゼンテーション・テクノロジ・パラメータを プリプロセッサにロードすることから開始される。ラベル付きの、有向グラフ(d irected graph)の形態になった配信スケジュールは、プレゼンテーション・コマ ンドとその関連オブジェクトを配信プロセッサからプレゼンテーション・プロセ ッサへ配信する配信コマンドを含んでいるノードを定義することによってプレゼ ンテーション・スケジューラによって生成される。最も早いプレゼンテーション 時間をもつプレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトは最も早く配 信されるようにスケジュールされ、各配信コマンドには、配信されるプレゼンテ ーション・コマンドとその関連オブジェクトの配信時間と識別子(identity:I D)が含まれている。 配信プロセッサは要求側カストマに対応するプレゼンテーション・プロセッサ へのプレゼンテーションの配信を、PMPに組み込まれている配信スケジュール を実行することによって行う。具体的に説明すると、配信プロセッサは配信スケ ジュールを表しているラベル付き有向グラフをたどっていき、グラフの各ノード に含まれている配信コマンドを実行する。複数の出力リードをもつノードに出会 ったときは、インタラクティブ・フィーチャがカストマの選択に対して利用可能 であることを意味しているので、配信プロセッサはインタラクティブ・フィーチ ャのカストマの選択を示すメッセージがプレゼンテーション・プロセッサから送 られてきたかどうかをチェックする。そのようなメッセージが検出されたかどう かにより、配信プロセッサによってプレゼンテーションの配信を続けるときにた どっていく、配信スケジュールの経路が決まる。 プレゼンテーション・プロセッサはそのローカル・クロックの時間を各プレゼ ンテーション・コマンドの実行時間と比較し、実行される予定のプレゼンテーシ ョン・コマンドがあるかどうかを判断する。もしあれば、これらのコマンドは実 行され、そのあと、これらのコマンドとその関連オブジェクトはメモリから削除 される。また、プレゼンテーション・プロセッサはインタラクティブ・フィーチ ャが選択されたことを示すメッセージがその対応するカストマから送られてきた かどうかもモニタしている。そのようなメッセージを受け取ると、プレゼンテー ション・プロセッサはそのインタラクティブ・フィーチャが使用可能であるかど うかを判断する。そうであれば、プレゼンテーション・プロセッサはインタラク ティブ・フィーチャのカストマの選択を示すメッセージを配信プロセッサへ送信 する。 本発明の前処理・配信システムによれば、マルチメディア・プレゼンテーショ ンは、従来では、カストマのCPEからの要求に従って配信されていたのに対し 、配信スケジュールに基づいて配信されるので、インタラクティブ・フィーチャ がカストマによって選択された場合であっても、各プレゼンテーション・コマン ドとその関連オブジェクトはプレゼンテーション時間よりも前に、プレゼンテー ション・プロセッサへ配信されることを保証している。さらに、本発明のシステ ムのインタラクティブ応答時間はほぼゼロであり、配信プロセッサにより実際に サービスを受けている同時カストマの数に独立に、一定の最大数まではゼロのま まになっている。このような成果は、伝統的なクライアント・サーバ・モデルを 採用する従来のシステムでは達成することは不可能である。そのようなシステム では、インタラクティブ応答時間はゼロより大であり、従来システムによって同 時にサービスを受けるカストマ数の増加に伴って徐々に悪化していくからである 。 図面の簡単な説明 図1Aは、マルチメディア・プレゼンテーションをカストマへトランスポート するために従来のクライアント・サーバ・モデルを採用した従来の配信システム の実施の形態を示す図である。 図1Bと図1Cは、それぞれ、理解を容易にするためにオリジナル・マルチメ ディア・プレゼンテーションを表しているオブジェクトのテーブルとグラフを示 す図である。 図1Dは、図1Bと図1Cのオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーショ ンに対応するインタラクション・テーブルを示す図である。 図1Eは、従来のクライアント・サーバ・モデルの下で動作する従来の配信シ ステムを利用してオブジェクト1〜7を連続的に配信する様子を示す図である。 図2は、マルチメディア・プレゼンテーションを前処理してカストマへ配信す る本発明によるマルチメディア前処理・配信システムの実施の形態を示す図であ る。 図3は、本発明によるマルチメディア・プリプロセッサの実施の形態を示す図 である。 図4は、本発明の一側面による配信プロセッサの実施の形態を示す図である。 図5は、本発明の一側面によるプレゼンテーション・プロセッサの実施の形態 示す図である。 図6Aは、本発明の一側面による、図1Bと図1Cのオリジナル・マルチメデ ィア・プレゼンテーションに対応する前処理マルチメディア・プレゼンテーショ ンの配信時間のテーブルを示す図である。 図6Bは、本発明の一側面による、前処理マルチメディア・プレゼンテーショ ンの配信スケジュールを表しているラベル付き有向グラフを示す図である。 図7Aから図7Eまでは本発明の一側面による前処理方法の代表的実施の形態 を示すフロー図である。 図8は本発明の一側面による配信方法の代表的実施の形態を示すフロー図であ る。 図9は本発明の一側面によるプレゼンテーション方法の代表的実施の形態を示 すフロー図である。 以下では、本発明の構成とオペレーションは、添付図面を参照しながら実施の 形態の詳細な説明を考慮することにより理解が容易になる。 発明の詳細な説明 本発明は、マルチメディア・プレゼンテーションを前処理してカストマへ配信 するシステム、装置および方法に係わるものである。本発明のシステム、装置お よび方法によれば、マルチメディア・オブジェクトとプレゼンテーション・コマ ンドを含んでいるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーション(original multimedia presentation‐OMP)を前処理し、そのプレゼンテーションを配信 する配信スケジュールを含んでいる前処理マルチメディア・プレゼンテーション (preprocessed multimedia presentation‐PMP)を生成することが行われる。 配信スケジュールを生成するとき、OMPが分析され、プレゼンテーションの各 オブジェクトがカストマへ提示される時間とそのプレゼンテーションでカストマ が選択できるインタラクティブ・フィーチャが考慮される。さらに、プレゼンテ ーションを配信するシステム・コンポーネント(system components)の特性、お よびシステム・コンポーネント間のラウンド・トリップ・レイテンシ(round tri p latency)が考慮される。具体的には、OMPのメイン・プレゼンテーション経 路上のオブジェクトはカストマによるインタラクティブ・フィーチャの選択に独 立して提示されるオブジェクトであるので、各プレゼンテーション・コマンドお よび関連オブジェクトが、配信システムがもつ固有伝送遅延および配信システム によって実際に同時にサービスを受けている同時カストマの数に関係なく、オブ ジェクトのプレゼンテーション時間よりも前に提示されてカストマが利用できる ように配信スケジュールされる。さらに、OMPのサブプレゼンテーション経路 上のオブジェクトは従来と同じように、適当なカストマ・インタラクションが選 択されたあと初めてカストマに配信されるので、インタラクティブ応答時間に起 因する遅延がほぼ除かれるような形で、カストマのインタラクションを予想して 事前配信されるようにスケジュールされる。 図2は、本発明のマルチメディア前処理・配信システム100の実施の形態を 示している。本システム100はマルチメディア・プリプロセッサ200、大容 量記憶装置300、配信プロセッサ400、配布ネットワーク500、および複 数のプレゼンテーション・プロセッサ600−1〜600−Nを含んでいる。プ リプロセッサ200はOMPを受信する。このOMPはマルチメディア・オブジ ェクトと、マルチメディア・オブジェクトを従来のクライアント・サーバ・モデ ルの下のカストマのインタラクティブ・コマンドに基づいてカストマに提示する 関連プレゼンテーション・コマンドとを含んでいる。プリプロセッサ200は、 プレゼンテーション・テクノロジ・パラメータ(presentation technology para meter‐PTP)と呼ばれる他の入力も受信する。このPTPはシステム100 のコンポーネントを特徴づけているキー情報を示しており、これらのコンポーネ ントはプレゼンテーションをカストマへ配信するとき使用されるものである。こ のキー情報は、配信プロセッサとプレゼンテーション・プロセッサとの間のラウ ンド・トリップ・レイテンシ(round trip latency‐RTL)を含んでおり、この RTLは1ビット・メッセージがプレゼンテーション・プロセッサから配信プロ セッサへ送られ、応答が配信プロセッサからプレゼンテーション・プロセッサへ 送り返されるまでの時間である。PTPには、配布ネットワークのビット・レー トとプレゼンテーション・プロセッサのメモリ容量も含まれている。これらの入 力に基づいて、プリプロセッサはPMPを生成する。 OMPのマルチメディア・オブジェクトとプレゼンテーション・コマンドのほ かに、PMPは、配信プロセッサ400によって実行されて、インタラクティブ 応答時間に起因する遅延がほとんど起こることなく、プレゼンテーションを配信 するようにする配信スケジュールも含んでいる。 プリプロセッサ200で生成されたPMPは大容量記憶装置300にストアさ れる。この記憶装置は出力250を介してプリプロセッサ200に接続されてお り、カストマの要求時に配信できるようにPMPをストアしている。配信プロセ ッサ400は、それぞれがカストマ601−1〜601−Nに対応しているプレ ゼンテーション・プロセッサ600−1〜600−Nと配布ネットワーク500 を通して通信している。マルチメディア・プレゼンテーション要求をカストマか ら受け取ると、配信プロセッサ400は要求されたPMPを記憶装置 300から取り出す。配信プロセッサ400はそのPMPに組み込まれている配 信スケジュールを実行し、マルチメディア・オブジェクトとプレゼンテーション ・コマンドを要求側カストマに対応するプレゼンテーション・プロセッサへ配信 する。プレゼンテーション・プロセッサ600はマルチメディア・オブジェクト をプレゼンテーション・コマンドに従ってカストマに提示する。プレゼンテーシ ョン・プロセッサ600はそのカストマからメッセージも受け取るが、このメッ セージには、カストマがインタラクティブ・フィーチャを選択したことも含めて おくことが可能である。そのようなメッセージを受け取ると、プレゼンテーショ ン・プロセッサ600はメッセージを配信プロセッサ400へ送って、カストマ が選択したことを通知する。 配信プロセッサ400とプレゼンテーション・プロセッサ601−1〜601 −Nの相互間を接続する配布ネットワーク500は伝送機器と、光ファイバや同 軸ケーブル、銅線ケーブル、あるいはその他の適当な伝送媒体の伝送リンクとで 構成されている。具体的には、配布ネットワークは、128Kb/sの基本レートで 動作する統合サービス・ディジタル網(Integrated Services Digital Network ‐ISDN)テクノロジまたは下流側では1.5Mb/sで、上流側では数キロ ビット/秒で電話チャネル上に乗せてトランスポートを行う非対称ディジタル加 入者線(asymmetrical digital subscriber line‐ADSL)テクノロジを採用し ている、公衆交換電話網(public switched telephony network‐PSTN)の 配布部分にすることが可能である。これとは別に、配布ネットワーク500にロ ーカルエリア・ネットワークを含めることも可能である。マルチメディア・プリプロセッサ 本発明のマルチメディア・プロセッサ200の実施の形態の詳細図は図3に示 されている。プリプロセッサ200はOMPを入力ポート210から入力として 受け取ると、OMP記憶装置201にストアされるが、このOMPは周知のマル チメディア・オーサリング・システム(multimedia authoring system)のいずれ かを用いて作成されている場合がある。このようなシステムを使用すると、作成 者はフォーマット化されたマルチフォント・テキスト、アニメーション、グラフ ィックス・イメージ、フォトグラフィック・イメージ、オーディオおよびモーシ ョン・ビデオを含むプレゼンテーションを作ることができる。例えば、Macromed ia社の Authorware Professionalのように、これらのシステムの多くはグラフィ カル・ユーザ・インタフェースとなって、作成者がコンピュータ・ディスプレイ 上でイメージを操作することによりプレゼンテーションを作成することを可能に している。 オーサリング・システムの出力はプリプロセッサ200へ入力するのに適した フォーマットになっていない場合がある。従って、オーサリング・システムの出 力はソフトウェアでプリプロセッサ200に適したフォーマットに変換しておく 必要が起こる。説明の便宜上、以下では、OMPがプリプロセッサ200に適し たフォーマットになっているものとして説明する。例示のOMPは図1Bと図1 Cに示され、「発明の背景」の個所に説明されている。 入力ポート230からプリプロセッサ200に入力される、もう1つはプレゼ ンテーション・テクノロジ・パラメータ(PTP)であり、これは配信プロセッ サ400、配布ネットワーク500、およびプレゼンテーション・プロセッサ6 00の特性を定義している。PTPには、配布ネットワーク500の最低ビット ・レート、プレゼンテーション・プロセッサ600の最大メモリ容量、および配 信プロセッサ500とプレゼンテーション・プロセッサ600との間のラウンド ・トリップ・レイテンシ(RTL)が含まれている。このPTPはヒューマン・ インタフェース(human interface)を通して手操作で入力ポート230から入力 することができる。別の方法として、プリプロセッサがPTPによって特徴づけ られたシステム・コンポーネントにPTPを要求することもできる。例えば、プ リプロセッサはプロンプトを出して、プレゼンテーション・プロセッサ600− 1にそのメモリ容量を、配信プロセッサに配信プロセッサ400とプレゼンテー ション・プロセッサ600−1との間のRTLを、配信プロセッサ400とプレ ゼンテーション・プロセッサ600−1間を接続する配布ネットワークにそのビ ット・レートを要求することができる。プリプロセッサのプロンプトを受けた各 コンポーネントは要求されたPTPを電子的に送信して、入 力ポート230からプリプロセッサに入力することになる。配信プロセッサはP TPジェネレータ407(下述する)を含んでおり、これはプレゼンテーション ・プロセッサとの間で信号を送受信し、プリプロセッサへの入力としてRTLを 測定する。PTPとOPMに基づいて、プリプロセッサ200はPMPを出力ポ ート250から生成する。このPMPには、プレゼンテーションをプレゼンテー ション・プロセッサ500へ配信するために配信プロセッサによって実行される 配信コマンドからなる配信スケジュールが含まれている。 プリプロセッサ200は、前処理されるプレゼンテーションを受け取ってスト アしておくためのOMPストア201と、前処理時の期間に使用されるこれらの パラメータを受け取ってストアしておくためのPTPストア203とを備えてい る。また、プリプロセッサには、マルチメディア・オブジェクトが配信スケジュ ールされたとき、プレゼンテーション・プロセッサ600のメモリ・ストア60 3(図5を参照して下述する)に残っている空きメモリをトラッキングするメモ リ・カウンタ206も含まれている。さらに、プリプロセッサ200には、プレ ゼンテーションの特定の経路上にあって、特定のクロックと関連づけられている プレゼンテーションに入ったときの現在時刻をトラッキングするアクティブ・ク ロック(active clock)208も含まれている。 上記のほかに、プリプロセッサ200はOMPの前処理を制御するプレゼンテ ーション・スケジューラ205を備えている。プレゼンテーション・スケジュー ラ205は、配信されるオブジェクトとその関連プレゼンテーション時間および プレゼンテーションの事前指定されたインターバル期間にカストマにより選択さ れるインタラティブ・フィーチャを評価する。この評価の結果と、プレゼンテー ションを配信・提示する配信システムの特性を定義しているPTPとを考慮して 、プレゼンテーション・スケジューラ205は、プレゼンテーションのインタラ クティブ応答遅延とギャップがほぼ除かれた形でプレゼンテーションを配信する 配信スケジュールを含んでいるPMPを生成する。プレゼンテーションに上記の ような遅延とギャップが起こるのを防止した配信スケジュールが生成できない場 合には、プレゼンテーション・スケジューラ205は、指定されたPTPをもつ 配信システム上のプレゼンテーションでは最適な配信スケジュールが達成 不能であることを知らせるエラー・メッセージを中継するようにメッセージ・ジ ェネレータ207に働き掛けることになる。 配信スケジュールを生成するとき、プレゼンテーション・スケジューラはオブ ジェクト、その関連プレゼンテーション時間、およびオプションのカストマ・イ ンタラクティブ・フィーチャを分析する。そのあと、プレゼンテーション・スケ ジューラ205は、次のような配信スケジュールを構成している配信コマンドを 生成する。 1)各プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトは、オブジェ クトが提示される時間よりも遅くなくプレゼンテーション・プロセッサに到着す るようにする。 2)プレゼンテーション・プロセッサに配信されたプレゼンテーション・コ マンドと関連オブジェクトはプレゼンテーション・プロセッサのメモリに収容で きるようにする。 3)カストマによるインタラクティブ・フィーチャの選択が原因で起こるイ ンタラクティブ応答時間はほぼ除去されるようにする。 ある種のOMPでは、上記の制約条件を満たす配信スケジュールが生成されな いことが起こり得る。そのような場合には、プレゼンテーション・スケジューラ 205はエラーを報告するようにメッセージ・ジェネレータ207に働きかける ことがあり、前処理オペレーションを中止することがある。 前処理時の期間にプレゼンテーション・スケジューラによって生成される配信 スケジュールは、ノード、リード、およびラベルを含んでいるラベル付き有効グ ラフGで表すと理解がしやすくなる。ただし、 G=(N,LE,LA) N=(S,E,R) N=ノードのセット S(Nのエレメント)は指名された開始ノード E(Nのエレメント)は指名された終了ノード R(Nのサブセット)はリターン・ノードのセット LEはリードのセットで、ノードからの出力リードである。 LAは各リードのラベルのセットで、各ラベルは整数になっている。 スタート(S)ノードには、配信プロセッサがプレゼンテーション・プロセッ サへのマルチメディア・プレゼンテーションの配信を開始するための命令が置か れている。エンド(E)ノードには、プレゼンテーションの配信が完了したこと を配信プロセッサに通知する命令が置かれており、リターン(R)ノードには、 配信プロセッサがグラフの中で現ノードの前の個所に戻るようにする命令が置か れている。 グラフ内の各リードは整数になっているラベルをもっている。これらのラベル は、カストマに提供されるインタラクティブ・フィーチャに応答してプレゼンテ ーション・プロセッサからメッセージが配信プロセッサに返されたときの個所を 示している。ゼロにラベル付けしたリードは、インタラクティブ・フィーチャの 選択が配信プロセッサで受信されなかったときたどっていくデフォルト経路を示 している。ゼロ以外のラベルをもつリードは、上記メッセージが受信されたとき たどっていく代替経路を示している。カストマがインタラクティブ・フィーチャ を選択すると、メッセージがプレゼンテーション・プロセッサから配信プロセッ サへ送られ、配信プロセッサは配信スケジュール内の該当ラベルにそのようなメ ッセージがあるかどうかをチェックする。このメッセージはラベルに対応するよ うに配信プロセッサによって解釈され、プレゼンテーションの配信を続けるとき たどっていくべきリードを判別するために配信プロセッサによって使用され る。 各ノードNには、配信コマンドが置かれており、このコマンドには、配信プロ セッサが情報をプレゼンテーション・プロセッサへ「送信(send)]するコマンド 、カストマのインタラクションを「待つ(wait)]コマンド、プレゼンテーション ・プロセッサへのプレゼンテーションの配信を「中止(halt)]するコマンドなど がある。送信コマンドは、プレゼンテーション・プロセッサへ配信されるオブジ ェクト、配信されるオブジェクトに関連するプレゼンテーション・コマンド、お よびオブジェクトが配信される最も早い時間を収めている。待ちコマンドと中止 コマンドは配信すべきオブジェクトを収めていない。 配信スケジュールを生成するとき、プリプロセッサは、配信プロセッサからの プレゼンテーションの配信とプレゼンテーション・プロセッサでのマルチメディ ア・プレゼンテーションのプレイ・アウトをシミュレートすることによって、ア クティブ・クロック上の時間とプレゼンテーション・プロセッサ側の利用可能メ モリを絶えず把握している。プレゼンテーション・スケジューラ205の基本的 オペレーションの1つは、送信コマンドが置かれているノードNを配信スケジュ ールに組み入れることによってプレゼンテーション・プロセッサへ配信するよう にオブジェクトをスケジュールすることである。プレゼンテーション・スケジュ ーラ205はプレゼンテーション時間に従って配信するようにオブジェクトをス ケジュールし、最も早いプレゼンテーション時間をもつオブジェクトが最も早く 配信されるようにスケジュールされる。カストマがインタラクティブ・フィーチ ャを選択したときだけ提示されるオブジェクトは、インタラクティブ・フィーチ ャがカストマに提供された時刻現在にこれらのオブジェクトが十分に提示される ようにして、インタラクティブ応答時間の遅延に起因する遅延がほとんど起こら ないように配信スケジュールされる。 ノードを配信スケジュールに置く場所を判断し、関連の送信コマンドを生成す る際、プレゼンテーション・スケジューラ205はプレゼンテーション・プロセ ッサ600側のメモリにそのオブジェクトを収容できるだけの空きスペースが残 っている最も早い時間を、プレゼンテーション・プロセッサ側の空きメモリをメ モリ・カウンタ206でトラッキングすることにより判断する。そのような時 間をプリプロセッサが判断できないときや、判断された時間がオブジェクトのプ レゼンテーション時間より遅いときは、プレゼンテーションは配信不能とみなさ れる。プレゼンテーション・スケジューラは前処理オペレーションを中止し、メ ッセージ・ジェネレータ207にエラー・メッセージを生成するように働きかけ る場合がある。 適当な時間が判断されると、プレゼンテーション・スケジューラ205は送信 コマンドが置かれているノードを配信スケジュールに挿入する。この送信コマン ドは、オブジェクトの配信開始時間、配信すべきオブジェクト、およびプレゼン テーション・プロセッサに実行させる関連プレゼンテーション・コマンドを示し ている。プレゼンテーション・スケジューラ205がそのメモリ・カウンタ20 8をチェックした結果、オブジェクトとその関連プレゼンテーション・コマンド 全体がプレゼンテーション時間前にプレゼンテーション・プロセッサによって受 入れ不能であると判断したが、プレゼンテーション・プロセッサ側の空きメモリ が若干残っているが、限られていることが分かったときは、プレゼンテーション ・スケジューラはオリジナル・オブジェクトをもっと小さなオブジェクトに再パ ッケージ化して、異なる送信コマンドで異なる時間に配信できるようにする。 プレゼンテーション・スケジューラ205は待ちコマンドを配信スケジュール に組み入れて、事前指定された時間期間が経過するか、あるいは事前指定された 条件が満たされるまで待つように配信プロセッサに指示する。別の方法として、 待ちコマンドは、カストマ・インタラクションを待ってからプレゼンテーション の配信を続けるように配信プロセッサに指示することも可能である。配信プロセ ッサは複数のカストマにサービスを提供するのが一般であるので、配信プロセッ サは待っている間に他のカストマの配信スケジュールを処理することが期待され ている。プレゼンテーション・スケジューラは中止コマンドを出して、プレゼン テーションの配信を中止するように配信プロセッサに指示する場合もある。配信プロセッサ 本発明による配信プロセッサ400の実施の形態は図4に示されており、大容 量記憶装置300と結ぶインタフェース405と、配布ネットワーク500を経 由してプレゼンテーション・プロセッサ600−1ないし600−Nと結ぶイン タフェース404とを備えている。配信プロセッサのもう1つのコンポーネント はPTPジェネレータ407であり、これは配信プロセッサとプレゼンテーショ ン・プロセッサ間のRTLを判断し、このラウンド・トリップ・レイテンシは前 処理時の期間にプリプロセッサによって使用される。 上述したように、RTLは1ビット・メッセージがプレゼンテーション・プロ セッサから配信プロセッサへ送られて、応答が配信プロセッサからプレゼンテー ション・プロセッサへ送り返されるまでの時間である。従って、RTLは次のア クションを行うために必要な時間である。 1)1ビットからなるメッセージを配布ネットワークを経由してプレゼンテ ーション・プロセッサへ送信すること。 2)最大数の同時プレゼンテーション・プロセッサにサービスを提供してい る間に配信プロセッサがこのメッセージを検出して、1ビット応答を生成するこ と。 3)1ビット応答を配信プロセッサから配布ネットワークを経由してプレゼ ンテーション・プロセッサへ送信すること。 配信プロセッサとプレゼンテーション・プロセッサの間のRTLを判断するた めに、PTPジェネレータ407はメッセージをインタフェース404経由で配 布ネットワーク500に送信して、ネットワークの一方向の伝播遅延(one-way propagation delay‐PD)を要求する。この伝播遅延とは、1ビットが配布ネ ットワーク上を伝わって配布プロセッサからプレゼンテーション・プロセッサへ 到達するまでの時間である。さらに、PTPジェネレータは配信コントローラ4 01(下述する)の最悪ケースのサービス時間(service time‐ST)(秒数)に 関する情報を配信プロセッサの配信コントローラ(これはPMPの配信コマンド を実行する)に要求する。この情報は配信コントローラに固有のものであ り、そこに採用されているソフトウェアとハードウェアのパフォーマンスによっ て左右される。サービス時間は、配信コントローラがカストマによるインタラク ティブ・フィーチャの選択を示すメッセージをプレゼンテーション・プロセッサ から受け取ってから適当なプレゼンテーション・コマンドとオブジェクトで応答 するまでの最大時間であり、その期間に同時に、最悪ケース条件の下で他のプレ ゼンテーション・プロセッサにサービスを提供している。PTPジェネレータは 配信プロセッサのサービス時間で事前プログラムしておくことができるので、こ の情報を配信コントローラに要求しないで済むようになっている。別の方法とし て、PTPは配信コントローラのエレメントにすることも可能である。 そのあと、PTPジェネレータは配布ネットワークから受け取ったネットワー ク伝播遅延(PD)と配信コントローラから受け取ったサービス時間(ST)を 使用して、次の数学式に基づいてラウンド・トリップ・レイテンシ(RTL)を 生成する。 RTL(秒数)=〔2(PD)+ST〕.(1) PTPジェネレータは配布ネットワークにそのネットワーク・ビット・レートを 要求して受け取り、また、プレゼンテーション・プロセッサにインタフェース4 04を介してそのメモリ容量を要求して受け取ることもできるので、プリプロセ ッサは配布ネットワークおよびプレゼンテーション・プロセッサと直接にやりと りしなくても、すべてのPTPをPTPジェネレータ407から取り出すことが できる。プリプロセッサからPTPの要求を受けると、PTPジェネレータは要 求されたPTPをインタフェース405を介して送信する。 配信プロセッサは、さらに、大容量記憶装置300から取り出されたばかりの 前処理マルチメディア・プレゼンテーションをストアしておくプレゼンテーショ ン・ストア403と、配信プロセッサで現在時刻をトラッキングするためのロー カル配信クロックを備えている。また、配信プロセッサは、カストマによるイン タラクティブ・フィーチャの選択を通知するメッセージを含めて、プレゼンテー ション・プロセッサから送られてきたメッセージを収容しておくメッセージ・ス トア402も備えている。 配信プロセッサのもう1つのエレメントは配信コントローラ401であり、こ れはカストマからプレゼンテーション要求を受け取ると、要求されたプレゼンテ ーションのPMPバージョンを図2の大容量記憶装置300から取り出し、イン タフェース405を通してプレゼンテーション・ストア403に入れる。そのあ と、配信コントローラ401はPMPに組み込まれている配信スケジュールを実 行することによって、要求側カストマに対応するプレゼンテーション・プロセッ サへプレゼンテーションを配信する。具体的に説明すると、配信コントローラ4 01は配信スケジュールを表しているラベル付き有向グラフをたどっていき、グ ラフの各ノードに含まれている配信コマンドを実行する。 配信プロセッサ400の主要機能は、開始(S)ノードから始めて、各ノード に含まれている配信コマンドをたどっていきながら配信スケジュールを実行する ことである。検査されたノードに中止コマンドが置かれていれば、配信プロセッ サは、事前に指定されたた時間が経過するか、あるいは指定された他の、ある種 の条件が満たされるまで、そのプレゼンテーションをプレゼンテーション・プロ セッサへ配信することを中止する。検査されたノードに送信コマンドが含まれて いれば、配信プロセッサは現在時刻がコマンドの中の配信時刻に一致するまで待 つことになる(必要ならば)。そのあと、配信プロセッサは指定されたオブジェ クトをプレゼンテーション・プロセッサへ送信する。検査されたノードに待ちコ マンドが含まれていれば、配信プロセッサはノードの出力リードを検査する。各 ノードは0にラベル付けされた出力ラベルを1つもっているが、ゼロ以外の整数 にラベル付けされたリードを1つまたは2つ以上もつこともできる。 複数の出力ラベルをもつノードに出会ったときは、カストマはインタラクティ ブ・フィーチャを選択できることを意味しているので、配信プロセッサの配信コ ントローラ401はメッセージ・ストア402をチェックして、カストマによる インタラクティブ・フィーチャの選択を通知するメッセージがプレゼンテーショ ン・プロセッサから送られてきているかどうかを調べる。そのようなメッセージ が受信されていれば、配信プロセッサはカストマのメッセージに対応するラベル をもつリードをたどっていき、そのリード上で到達したノードを検査する。その ようなメッセージが受信されていない場合、あるいはそのノードがラベル0のリ ードを1つもち、カストマがインタラクティブ・フィーチャを選択できないこと を示している場合は、ラベル0のリードを1つもっているときは、配信プロセッ サはラベル0のリードをたどっていき、到達したノードを検査する。ノードを検 査するとき、配信プロセッサはノードに含まれている配信コマンドを読み取り、 その指示に従ってコマンドを実行する。そのあと、配信プロセッサはそのノード から出ていくリードを検査して、次にとるべきアクションを判断する。プレゼンテーション・プロセッサ 本発明によるプレゼンテーション・プロセッサ600−1ないし600−Nの 実施の形態は図5に示されている。各プレゼンテーション・プロセッサはインタ フェース601を備え、このインタフェースを通して情報を受け取り、メッセー ジを配信プロセッサ400へ伝達する。プレゼンテーション・プロセッサは、そ の対応するカストマと通信するためのインタフェース602も備えている。メモ リ・ストア610はプレゼンテーション・プロセッサに置かれており、これはマ ルチメディア・プレゼンテーションのオブジェクトをストアしておくオブジェク ト・ストア603、プレゼンテーション・コマンドをストアしておくコマンド・ ストア604、および提示されるプレゼンテーションのインタラクション・テー ブルをストアしておくインタラクション・テーブル・ストア605に分割可能に なっている。そのほかに、カストマの入力を収集し、ストアしておくカストマ入 力ストア606も、プレゼンテーション・プロセッサ600のエレメントになっ ている。この入力には、カストマによるインタラクティブ・フィーチャの選択を 通知するメッセージを含めることもできる。 プレゼンテーション・プロセッサは、プレゼンテーション・プロセッサでロー カル時間をトラッキングするローカル・プレゼンテーション・クロック607も 備えている。プレゼンテーション・プロセッサのもう1つのエレメントはプレゼ ンテーション・コントローラ608であり、これは配信プロセッサから送られて きたプレゼンテーション・コマンドを実行し、その指示に従ってプレゼンテー ションのオブジェクトを提示する。プレゼンテーション・コントローラ608は インタフェース601を通してプレゼンテーション・コマンドをコマンド・スト ア604に、プレゼンテーション・オブジェクトをオブジェクト・ストア603 に、インタラクション・テーブルをストア605にストアさせる。プレゼンテー ション・プロセッサのもう1つの機能は、インタラクティブ・フィーチャの選択 を通知するカストマからのメッセージがあるかどうかを調べるためにカストマ・ ストアをチェックすることである。そのようなメッセージを選択すると、プレゼ ンテーション・コントローラ608はメッセージをインタフェース601と配布 ネットワーク500を経由して配信プロセッサ400へ転送する(図2参照)。 プレゼンテーション・プロセッサの基本機能は、配信コマンドの実行の結果と して配信プロセッサから送られてきたオブジェクトとプレゼンテーション・コマ ンドを受け取って、それらを処理し、プレゼンテーション・コマンドで指示され た通りにオブジェクトをカストマに提示することである。プレゼンテーション・ コマンドには、プレゼンテーション・プロセッサが実行するときの指示とその指 示を実行させる時間が入っている。特に、プレゼンテーション・コマンドには関 連オブジェクトを提示させる時間を入れておくことができる。 プレゼンテーション・プロセッサのプレゼンテーション・コントローラはその ローカル・クロック上の時間を各プレゼンテーション・コマンドを実行する時間 と絶えず比較して、実行する予定のプレゼンテーション・コマンドがあるかどう かを確かめている。もしあれば、これらのコマンドは実行され、そのあと、コマ ンドとその関連オブジェクトはメモリ・ストア610から削除される。また、プ レゼンテーション・コントローラはカストマ・ストア606もモニタしており、 インタラクティブ・フィーチャの選択を通知するメッセージがストア606で受 信されていれば、プレゼンテーション・プロセッサはストア605にストアされ たインタラクション・テーブルをチェックして、そのインタラクティブ・フィー チャが使用可能であるかどうかを判断する。そうであれば、プレゼンテーション ・プロセッサは、カストマによるインタラクティブ・フィーチャの選択を通知す るメッセージを配信プロセッサへ送付する。例示のOMPの処理と配信 以下では、本発明による処理・配信システムのオペレーションについて説明す る。最初に、プリプロセッサのオペレーションおよび図1Bと図1Cに例示され ているOMPの場合のPMPとその関連配信スケジュールを生成する際にとられ るステップについて説明する。図7A〜図7Eは本発明による前処理方法800 の流れを示すフロー図である。「発明の背景」の個所で説明したように、配布ネ ットワーク500は128kb/sのネットワーク・ビット・レートで動作し、 カストマCPE側のメモリ容量は250キロバイトであるものとする。また、R TLは2秒であるものとする。 OMPの前処理はOMPをOMPストア201にロードし、PTPをPTPス トア230にロードすることから開始される(図7Aのステップ810)。PT Pはヒューマン・インタフェースから手操作でロードすることも、プレゼンテー ションを配信し、提示する際に使用される配信プロセッサ400、配布ネットワ ーク500、またはプレゼンテーション・プロセッサ600から直接に入力する ことも可能である。配信スケジュール240を生成するとき、図6Bに示すよう に、プレゼンテーション・スケジューラはメイン・プレゼンテーションのクロッ クであるクロック1をアクティブ・クロックとして定義し、アクティブ・クロッ クをt1=0にセットし、メモリ・カウンタを250キロバイトに初期化し、開 始(Start:S)ノードを定義する(ステップ811)。開始ノードは、配信プロ セッサがプレゼンテーション・プロセッサへのマルチメディア・プレゼンテーシ ョンの配信を開始するときの指示を含んでいる。このノードは、配信プロセッサ がプレゼンテーションのインタラクティブ・テーブルをプレゼンテーション・プ ロセッサへ送信するときの送信コマンドおよび5秒待ってからプレゼンテーショ ンのプレイ・アウトを行うように指示するために配信プロセッサからプレゼンテ ーション・プロセッサへ渡されるプレゼンテーション・コマンドも含んでいる。 また、開始ノードは、配信プロセッサがクロック1をt1=0に初期化されたア クティブ・クロックにするときの指示も含んでいる。開始ノードを定義したあと 、プレゼンテーション・スケジューラ205は、開始ノードに置かれて いるコマンドを実行する際に経過した時間を反映するようにアクティブ・クロッ クを更新する(ステップ811)。インタラクション・テーブルとこのコマンド をプレゼンテーション・プロセッサに渡すために必要な時間は無限に小であるの で、開始ノードが実行されたあとのアクティブ・クロック208上の時間はt1 =0のままである。 オブジェクトの配信をスケジュールするとき、プレゼンテーション・スケジュ ーラはまずOMPを分析し、最も早いプレゼンテーション時間をもつ未スケジュ ール・オブジェクトがあるかどうかをクロック1上で確かめる(ステップ812 )。オブジェクト1が最も早いプレゼンテーション時間(t1=5秒)をもつこ とが分かると、プリプロセッサはオブジェクト1を現オブジェクトにしてスケジ ュールする(ステップ812)。プレゼンテーション・スケジューラはOMPの インタラクション・テーブルを検査し(図1D参照)、アクティブ・クロック上 の現在時間(t1=0)と現オブジェクト(オブジェクト1)のプレゼンテーシ ョン時間(t1=5秒)との間にインタラクティブ・フィーチャがカストマによ って選択可能かどうかを判断する(ステップ813)。図1Dに示すように、イ ンタラクティブ・フィーチャをカストマが選択できるのは、t1=9秒とt1=1 9秒の間だけである。 インタラクティブ・フィーチャはt1=0とt1=5秒の間はカストマによって 選択できず(ステップ814と815)、メモリ・カウンタは50キロバイトの オブジェクト1を受け入れることができ(図7Bのステップ820)、オブジェ クト1はそのプレゼンテーション時間(t1=5秒)前に配信することができる ので(ステップ822)、プレゼンテーション・スケジューラはノード1を配信 スケジュールに組み入れることになり、ノード1は、図6Aに示すように開始時 間と終了時間をそれぞれ0.0秒と3.1秒にしてオブジェクト1とその関連プ レゼンテーション・コマンドを配信する送信コマンドを含んでいる(ステップ8 23)。オブジェクト1がそのプレゼンテーション時間前に配信できなかったと きは、エラー・メッセージがメッセージ・ジェネレータ207で生成されること になる(ステップ824)。さらに、図6Bに示すように、プレゼンテーション ・スケジューラはリード220を含んでいるが、これは0にラベル付けさ れ、開始ノードとノード1を接続し、配信スケジュールでたどっていくデフォル ト経路を示している(ステップ825)。さらに、プレゼンテーション・スケジ ューラ250はプレゼンテーション・プロセッサ側の利用可能メモリをメモリ・ カウンタ206でトラッキングし、このメモリ・カウンタは50キロバイトのオ ブジェクト1が配信されあと、利用可能メモリに200キロバイトが残っている ことを示している(図6Aおよび図7Bのステップ826を参照)。そのあと、 プレゼンテーション・スケジューラはアクティブ・クロックを更新するが、この クロックはオブジェクトが配信されたあと3.1秒が経過し、t1=3.1秒に なったことを示している(ステップ826)。 アクティブ・クロック上で未スケジュールのオブジェクトが他にもあるので( 図7Aのステップ816と図7Cのステップ850およびステップ854を参照 )、そのあと、プレゼンテーション・スケジューラはクロック1で次に提示すべ き未スケジュールのオブジェクトで、最も早いプレゼンテーション時間をもつオ ブジェクト2の配信をスケージュールする。アクティブ・クロック上の現在時間 (t1=3.1秒)とオブジェクト2のプレゼンテーション時間(t1=9秒)と の間はインタラティブ・フィーチャは使用可能になっていない。従って、オブジ ェクト2のスケジュールされた配信は図6Bのグラフにノード2で示され、ラベ ル0のリード221はノード1と2を接続している。図6Aに示すように、オブ ジェクト2はt1=3.1秒に配信が開始されるようにスケジュールされている 。オブジェクト2は50バイトだけの情報を収めているので、このオブジェクト をプレゼンテーション・プロセッサへ配信するときの総時間は無視し得るほどで あり、オブジェクト2の配信終了時間は3.1秒である。オブジェクト2を配信 したあと、t1=3.1秒になる。オブジェクト3の配信をスケジュールし、O MPのインタラクション・テーブルを検査するときに、プレゼンテーション・ス ケジューラは、アクティブ・クロック上の現在時間(t1=3.1秒)とオブジ ェクト3のプレゼンテーション時間(t1=16秒)の間にインタラクティブ・ フィーチャをカストマが選択できるかどうかを判断する(図7Aのステップ81 4)。プレゼンテーション・スケジュールはインタラクティブ・テーブルを参照 し、インタラクティブ・フィーチャが選択されると、クロック2 がアクティブ・クロックになり、オブジェクト6と7がオブジェクト3より前に 提示されると判断する。 インタラクティブ・フィーチャが選択された場合にプレゼンテーション・プロ セッサから十分な情報が提供されるようにするために、プレゼンテーション・ス ケジューラはオブジェクト3をスケジュールすることからシフトして、オブジェ クト6と7のどの部分をプレゼンテーション・プロセッサへ事前配信したらイン タラクティブ応答時間がほぼ除かれるかを判断する(図7Aのステップ817) 。この判断を行うために、プレゼンテーション・スケジューラは、まず、インタ ラクティブ・フィーチャが選択された場合、オブジェクト6がクロック2で最も 早く提示される未スケジュール・オブジェクトになると判断し(図7Dのステッ プ830を参照)、オブジェクト6をアクティブ・オブジェクトにする(ステッ プ831)。 次に、プレゼンテーション・スケジューラは、プレゼンテーション・プロセッ サ側のメモリに50キロバイトのオブジェクト6を収容できるだけの十分なスペ ースがあるかどうか、およびオブジェクト6を最も早いプレゼンテーション時間 より前に配信できるかどうかを判断する(図7Bのステップ820と822)。 図1Dのインタラクション・テーブルに示すように、サイドバー・インタラクテ ィブ・フィーチャは早くてもt1=9秒に選択可能である。従って、オブジェク ト6の最も早いプレゼンテーション時間はt1=9秒であるので、配信プロセッ サからプレゼンテーション・プロセッサへオブジェクト6を送信するには3.1 秒かかることになる。従って、オブジェクト6が次に配信されるオブジェクトと してスケジュールされると、オブジェクト6はt1=6.2秒に完了することに なり、この時間はその最も早いプレゼンテーション時間であるt1=9秒よりも 前である。プレゼンテーション・プロセッサ側の利用可能メモリは200キロバ イトであるので、50キロバイトのオブジェクト6を収容することが可能である 。 オブジェクト6はその最も早いプレゼンテーション時間より前に完全に配信で きるので、またプレゼンテーション・プロセッサ側には十分なメモリが残ってい るので、プレゼンテーション・スケジューラは配信開始時間と終了時間をそれぞ れ図6Aに示すようにt1=3.1と6.2秒にして、ノード3を図6Bの配信 スケジュールに追加することによってオブジェクト6の配信をスケジュールする 。さらに、プレゼンテーション・スケジューラはプレゼンテーション・プロセッ サ側の利用可能メモリをメモリ・カウンタ206でトラッキングすることを続け るが、メモリ・カウンタはオブジェクト6が配信されたあとメモリに150キロ バイト残っていることを示している。プレゼンテーション・スケジューラは図6 Bに示すようにリード222も含んでおり、これは0にラベル付けされており、 ノード2と3を接続している。アクティブ・クロックはオブジェクト6の配信後 の現在時間t1=6.2秒を反映するように更新される(図7Bのステップ82 0−826)。 クロック2上のオブジェクトはカストマがインタラクティブ・フィーチャを選 択した場合にだけプレゼンテーション・プロセッサによって提示されるので、プ レゼンテーション・スケジューラは、次に、クロック2上の次のオブジェクト、 つまり、オブジェクト7の配信をスケジュールする必要があるかどうかを評価し て、インタラクティブ応答時間がほぼ除去されるようにする(図7Dのステップ 833と832)。従って、プレゼンテーション・スケジューラはオブジェクト 7の配信をカストマがインタラクティブ・フィーチャを選択したあとまで遅延で きるどうかを評価し、インタラクティブ応答遅延が起こらないようにする。この 判断は、インタラクティブが選択されたあとオブジェクト7をプレゼンテーショ ン・プロセッサへ完全に配信できる最も早い時間を、オブジェクト7の最も早い プレゼンテーション時間と比較することにより行われる。カストマがインタラク ティブ・フィーチャを選択すると、オブジェクト6は、t2=0から10秒まで の10秒間プレゼンテーション・プロセッサによってプレイ・アウトされる。オ ブジェクト7は、オブジェクト6がt2=10秒に完了したとき提示されること になっている。従って、配信プロセッサが100キロバイトのオブジェクト7を 、インタラクティブ・フィーチャが選択されたあと10秒以内にプレゼンテーシ ョン・プロセッサへ配信できるならば、オブジェクト7を事前配信しないで済む ことになる。オブジェクト7を事前配信するかどうかを判断するとき、プレゼン テーション・スケジューラはラウンド・トリップ・レイテンシ(RTL=2 秒)に、配布ネットワーク上を100キロバイトのオブジェクト7を配信する時 間を加えたものを考慮する(100キロバイト×8ビット/秒÷128キロビッ ト/秒=6.3秒)。従って、インタラクティブ・フィーチャが選択されたあと オブジェクト7がプレゼンテーション・プロセッサへ配信されれば、オブジェク ト7はt2=8.3秒にプレゼンテーション・プロセッサへ完全に配信されるこ とになり、これはオブジェクト7のプレゼンテーション時間(t2=10秒)よ りも前である。 オブジェクト7はインタラクティブ・フィーチャが選択されたあとでも、その プレゼンテーション時間の前にプレゼンテーション・プロセッサに配信すること ができるので、プレゼンテーション・スケジューラはオブジェクト6のすぐ後に 続いてオブジェクト7が自動的に事前配布されるようにスケジュールしない。そ の代わりに、プレゼンテーション・スケジューラは、インタラクティブ・フィー チャがカストマによって選択されたことを通知する、プレゼンテーション・プロ セッサからのメッセージが配信プロセッサで受信されたことを条件として、オブ ジェクト6のあとに開始時間と終了時間をt2=2.0秒と8.3秒としてオブ ジェクト7を配信すべきものと判断する。従って、プレゼンテーション・スケジ ューラはインタラクティブ・フィーチャが選択された時点で配信プロセッサがオ ブジェクト7を配信するための送信コマンドが置かれているノード5を配信スケ ジュールに組み入れる(ステップ840〜842)。さらに、プレゼンテーショ ン・スケジューラはラベルが1で、ノード3と5を接続するリード223も配信 スケジュールに組み入れて、カストマの選択を通知するメッセージが配信プロセ ッサで受信される場合に対処する(ステップ843)。インタラクティブ・フィ ーチャが選択されたとき提示されるオブジェクトが他にもあるときは、これらも 同じように配信スケジュールされることになる(ステップ844)。さらに、プ レゼンテーション・スケジューラはラベル0のリード231を通してノード5に 接続されているリターン(R)ノードを配信スケジュールに組み入れる。リター ン・ノードには、配信プロセッサが配信スケジュールの中で現ノードの前の個所 へリターンするための指示が置かれており、この個所はノード3に置かれている のが普通である。 オブジェクト6の事前配信とオブジェクト7の条件付き配信をスケジュールし たあと、配信プロセッサは、クロック1上で最も早いプレゼンテーション時間を もつ未スケジュール・オブジェクトの配信をスケジュールすることに戻る(図7 Eのステップ846および図7Cのステップ850と854を参照)。オブジェ クト3が最も早いプレゼンテーション時間をもつことが分かると、プレゼンテー ション・スケジューラはオブジェクト3を、スケジュールする現オブジェクトに する。プレゼンテーション・スケジューラはOMPのインタラクション・テーブ ルを検査して、クロック1(t1=6.2秒)とオブジェクト3のプレゼンテー ション時間(t1=16秒)との間にサイドバー・インタラクティブ・フィーチ ャがカストマによって選択可能であると判断する。しかし、配信プロセッサも、 カストマの選択に遅延なしで応答するために必要な情報がプレゼンテーション・ プロセッサへ配信されているものと判断する。 カストマの選択がオブジェクト3の配信の前に行われることがないと認識する と、プレゼンテーション・スケジュールはノード3からの別のリード、つまり、 リード224を配信スケジュールに組み入れる。このリードはラベル0であり、 カストマの選択を通知するメッセージがオブジェクト6の配信後プレゼンテーシ ョン・スケジューラで受信されない場合に対処する。リード224は配信スケジ ュールの中でノード3と4を接続し、ノード4は、図6Aに示すように、配信開 始時間と終了時間をt1=6.2秒と9.3秒にして配信プロセッサがオブジェ クト3を配信するための送信コマンドを含んでいる。さらに、プレゼンテーショ ン・スケジューラはプレゼンテーション・プロセッサ側の利用可能メモリをメモ リ・カウンタ206でトラッキングするが、メモリ・カウンタはオブジェクト3 の配信後利用可能メモリが200キロバイトであることを示している。 オブジェクト4はオブジェクト3と同じようにスケジュールされ、ラベル0で ノード4と6を接続するリード225が組み込まれる。ノード6には、図6Aに 示すように、配信開始時間と終了時間をそれぞれt1=9.3秒と15.6秒に してオブジェクト4を配信するための送信コマンドが置かれている。メモリ・カ ウンタ206は100キロバイトのオブジェクト4を配信したあと、プレゼンテ ーション・プロセッサ側の利用可能メモリがゼロであることを示している。オ ブジェクト4をスケジュールすると、ラベル1でノード4と5を接続するリード 226も組み込まれる。 オブジェクト5の配信をスケジュールするとき、プレゼンテーション・スケジ ューラはt1=9秒とt1=21秒(t1=19秒+2秒のRTL)との間に、カ ストマによるインタラクティブ・フィーチャの選択を通知するメッセージが配信 プロセッサで受信可能であると判断するが、このメッセージが受信されるとオブ ジェクト7の配信が行われることになる。この可能性に対処するために、プレゼ ンテーション・スケジューラはラベル1で、ノード6と5を接続するリード22 7を配信スケジュールに組み入れる。プレゼンテーション・スケジューラは、ま た、プレゼンテーション・プロセッサ側のメモリが一時的に一杯であると、オブ ジェクト4の配信終了時間(15.6秒)後オブジェクト7またはオブジェクト 5を即時配信するようにスケジュールできないとも判断する(図7Bのステップ 820)。しかし、プレゼンテーション・スケジューラはt1=21秒現在、プ レゼンテーション・プロセッサがオブジェクト2のプレゼンテーションを完了し ていると50バイトのメモリが利用可能になり、オブジェクト4のプレゼンテー ションを完了していると100キロバイトのメモリが利用可能になるので、その 時点でプレゼンテーション・プロセッサはオブジェクト7またはオブジェクト5 を受け入れることができると判断する。従って、オブジェクト5の配信をスケジ ュールするために、プレゼンテーション・スケジューラはラベル0のリード22 8でノード6に接続されたノード7を生成し、このノードには、配信開始時間と 終了時間がそれぞれt1=21秒と24.1秒である送信コマンドが置かれてい る(ステップ827)。 オブジェクト5のスケジューリングでクロック1でクロックがとられているす べてのオブジェクトのスケジューリングが完了し、プレゼンテーション・スケジ ューラは他のクロックでクロックがとられている未スケジュール・オブジェクト を、最も早いプレゼンテーション時間をもち、現在配信が未スケジュールになっ ているオブジェクトから始めて同じようにスケジュールしていく(図7Cのステ ップ851)。従って、プレゼンテーション・スケジューラはクロック2をアク ティブ・クロックとして扱い(ステップ852)、クロック2でクロックが とられている未スケジュール・オブジェクトの中で、配信スケジュールすべきも のがあるかどうかを判断する。オブジェクト6はすでにノード3で配信スケジュ ールされており、オブジェクト7はすでにノード5で配信スケジュールされてい るので、すべてのオブジェクトのスケジューリングは完了しており、配信スケジ ュールはラベル0のリード229を介してノード7に接続された終了ノード(End Node)を挿入することにより完了する。このオペレーションにより、OMPの前 処理が完了したとのマークが付けられ、前処理されたマルチメィア・プレゼンテ ーションはプリプロセッサ200のリード250から出力され、前処理マルチメ ディア記憶装置300にストアされる。 以下では、本発明の配信方法を理解しやすくするために、カストマ600−1 が図1Bと図1Cに示すマルチメディア・プレゼンテーションを要求したものと して説明する。この要求は配布ネットワーク500およびプレゼンテーション・ プロセッサ600のインタフェース602を経由してプレゼンテーション・プロ セッサのカストマ・ストア606で受信される。この要求はプレゼンテーション ・コントローラ608によって検出され、配信プロセッサ400へ送信される。 配信プロセッサ側では、この要求はインタフェース402で受信され、配信コン トローラ401によって検出される。 マルチメディア・プレゼンテーションの要求をカストマから受け取ると、配信 プロセッサは大容量記憶装置300からPMPを取り出すが、このPMPは配布 ネットワークを経由して、ある種の最低限の特性をもつプレゼンテーション・プ ロセッサへ配信が行われるように最適化されている(図8のステップ861)。 図6Aと図6Bは、最低ネットワーク・ビット・レートが128Kb/sである 配布ネットワークを経由して、最大メモリ容量が250キロバイトのメモリをも つプレゼンテーション・プロセッサへ配信が行われるように最適化されている前 処理マルチメディア・プレゼンテーションの配信スケジュールを示している。従 って、この前処理マルチメディア・プレゼンテーションは、プレゼンテーション にインタラクティブ応答時間の遅延やギャップを引き起こすことなく、128K b/sで(またはそれより高速に)動作する配布システムを経由して最大メモリ 容量が250キロバイトまたはそれより大のプレゼンテーション・プロセッサ へ配信することが可能である。説明の便宜上、以下では、配信プロセッサ、配布 ネットワーク、およびプレゼンテーション・プロセッサが上述した特性を満たし ているものとして説明する。 図6Aと図6Bに示すPMPの配信とプレゼンテーションは次のようにして行 われる。最初に、配信プロセッサの配信コントローラは開始(S)ノードを現ノ ードとして定義し(ステップ862)、そのノードに含まれている配信コマンド を実行する(ステップ863)。配信コマンドに基づいて、配信コントローラは t1=0に初期設定されているローカル配信クロック406でクロック1をアク ティブにする。さらに、配信コントローラはプレゼンテーションのインタラクシ ョン・テーブルとプレゼンテーション・コマンドをインタフェース404経由で プレゼンテーション・プロセッサへ送信する。 配信プロセッサからプレゼンテーション・プロセッサへ配信された情報はイン タフェース601で受信され、メモリ・ストア610に収容される。プレゼンテ ーション・コントローラ608はプレゼンテーション・コマンドをストア604 に、オブジェクトをストア603に、インタラクション・テーブルをストア60 5にストアするようにインタフェースに指示する(図9のステップ901)。ロ ーカル・プレゼンテーション・クロック上の時間(t1=0)を開始ノードに置 かれたプレゼンテーション・コマンドに入っている時間(t1=0)と比較し、 プレゼンテーション・コマンドが実行予定にあることを知ると、プレゼンテーシ ョン・コントローラはそのコマンドに入っている指示を実行し、クロック1をt1 =0に初期化されているアクティブ・ローカル・プレゼンテーション・クロッ クにし、5秒間待ってからマルチメディア・プレゼンテーションをカストマに提 示する。 開始(S)ノードに含まれている配信コマンドを実行したあと、配信コントロ ーラはノード1までリード220をたどっていく。ノード1に含まれている配信 コマンドを実行したあと、配信コントローラはt1=0から3.1秒までにオブ ジェクト1とその関連プレゼンテーション・コマンドを配信する。 t1=5秒に、プレゼンテーション・プロセッサはオブジェクト1に関連する プレゼンテーション・コマンドが実行予定にあることを検出し、このオブジェク トをインタフェース602を経由してカストマに提示する(図9のステップ90 2と903)。オブジェクト1のプレゼンテーションはt1=20秒に終了し、 その時点でオブジェクト1とその関連プレゼンテーション・コマンドはメモリ・ ストア610から削除される(ステップ904と905)。他のプレゼンテーシ ョン・コマンドとオブジェクトは同じように、それぞれ実行、提示され、メモリ ・ストア610から削除される(ステップ906)。プレゼンテーション・プロ セッサはローカル・プレゼンテーション・クロック607上の時間を各プレゼン テーション・コマンドに入っているプレゼンテーション時間と同じように比較し 、各プレゼンテーション・コマンドの実行が終わるまでどのプレゼンテーション ・コマンドが実行予定にあるかを判断していく。 配信プロセッサ側では、配信コントローラは、次に、ノード2までリード22 1をたどっていき、オブジェクト2とその関連プレゼンテーション・コマンドを t1=3.1秒に無限小の時間期間にわたって配信する。リード222を通って ノード3へ進むと、配信コントローラはt1=3.1から6.2秒までにオブジ ェクト6を配信する。次に、ノード3で2つの出力リードに出会うと(図8のス テップ864)、配信コントローラはメッセージ・ストア402をチェックして 、インタラクティブ・フィーチャの選択を通知する、カストマからのメッセージ が受信されているかどうかを判断する(ステップ865)。説明の便宜上、その ようなメッセージが検出されなかったものとする。従って、配信コントローラは ノード4までラベル0のリード224をたどっていき、t1=6.2から9.3 秒までにオブジェクト3を配信する(ステップ866)。ノード4でも2つの出 力リードに出会うと、メッセージ・ストア402が同じようにチェックされる。 説明の便宜上、t1=9秒に、カストマによるインタラクティブ・フィーチャ の選択がプレゼンテーション・プロセッサ側のカストマ・ストア606でプレゼ ンテーション・コントローラ608によって検出されたとする。ストア605の インタラクション・テーブルをチェックしたあと、プレゼンテーション・コント ローラはインタラクティブ・フィーチャがt1=9秒に使用可能であると判断し 、カストマによるインタラクティブ・フィーチャの選択を通知するメッセージを 配信プロセッサへ送信する(図9のステップ907と908)。 配信プロセッサ側では、ノード4の出力リードに出会うと、配信コントローラ はメッセージ・ストア402をチェックし、カストマによるインタラクティブ・ フィーチャの選択を通知するメッセージを検出する(図8のステップ865)。 従って、配信コントローラはノード5までリード226をたどっていき(ステッ プ867)、t2=9.3から15.6秒までにオブジェクト7をプレゼンテー ション・プロセッサへ配信する(ステップ868と863)。ノード5で配信コ マンドを実行したあと、配信コントローラはリターン(R)ノードまでリード2 31をたどっていき、リターン・リードは配信スケジュールの中でノード4の出 力へ戻るように配信コントローラに指示する。そのあと、配信コントローラはノ ード6までリード225をたどっていき、t1=9.3から15.6秒までにオ ブジェクト4を配信し、次にノード7までリード228をたどっていき、t1= 21.0から24.1秒までにオブジェクト5を配信する。最後に、配信コント ローラは終了(E)ノードまでリード229をたどっていき、そこでプレゼンテ ーションの配信が完了したことが通知される。 結論 以上、インタラクティブ応答時間に起因する遅延がほとんど除去されるような 形でマルチメディア・プロゼンテーションを前処理し、配信するシステム、装置 および方法について説明してきた。最後に、上述してきた本発明の実施の形態は 単なる例示である。本発明は請求の範囲に明確化されている本発明の精神と範囲 を逸脱しない限り、種々態様に変更することが可能である。
【手続補正書】 【提出日】1997年4月10日 【補正内容】 (1)特許請求の範囲を別紙の通り補正する。 (2)明細書第29頁第28行「ステップ814)。プレゼンテーション・スケ ジュールはインタラクティブ・」を以下の通り補正する。 「ステップ814)。プレゼンテーション・スケジューラはインタラクティブ ・」 (3)明細書第31頁第19行「判断は、インタラクティブが選択されたあとオ ブジェクト7をプレゼンテーショ」を以下の通り補正する。 「判断は、インタラクティブ・フィーチャが選択されたあとオブジェクト7を プレゼンテーショ」 (4)明細書第38頁第21行「テーションの配信が完了したことが通知される 。」の次に以下の通り追加する。 以上説明したように、請求項1記載の発明は、マルチメディア・プレゼンテー ションを前処理し、それをカストマへリアル・タイムで配信するシステムであっ て、前記マルチメディア・プレゼンテーションはプレゼンテーション・コマンド とその関連マルチメディア・オブジェクトを含んでいて、少なくとも1つのイン タラクティブ・フィーチャをカストマへ提供するようになっており、各々のプレ ゼンテーション・コマンドは関連のプレゼンテーション時間を有しているものに おいて、 プレゼンテーション・コマンドとインタラクティブ・フィーチャのカストマの 選択に従って、プレゼンテーションのオブジェクトをカストマに対してプレイ・ アウトするプレゼンテーション・プロセッサと、 ビット・レートを有する配布ネットワークと、 前記配布ネットワークを通して前記プレゼンテーション・プロセッサに接続さ れていて、プレゼンテーション・コマンドおよびその関連マルチメディア・オブ ジェクトを該プレゼンテーション・プロセッサへ配信する配信プロセッサであっ て、該配信プロセッサおよび該プレゼンテーション・プロセッサはそれぞれに関 連するラウンド・トリップ・レイテンシをもっているものと、 マルチメディア・オブジェクトおよびプレゼンテーション・コマンドを含んで いるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションと、該配信プロセッサと 該プレゼンテーション・プロセッサと間の前記ラウンド・トリップ・レイテンシ および該配布ネットワークの前記ビット・レートを含むプレゼンテーション・テ クノロジ・パラメータとを入力として受け取る手段と、該配信プロセッサによっ て実行されて、各々のプレゼンテーション・コマンドおよびその関連オブジェク トをそのプレゼンテーション・コマンドに関連するプレゼンテーション時間より も前に該プレゼンテーション・プロセッサへ配信するための配信コマンドを収め ている配信スケジュールを含んでいる前処理マルチメディア・プレゼンテーショ ンを前記入力に基づいて生成する手段とを含んでいるプリプロセッサと を備えている。 ここで、マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへ リアル・タイムで配信する請求項1に記載のシステムにおいて、前記プリプロセ ッサは、インタラクティブ・フィーチャのカストマの選択に基づいて、カストマ の選択に応じて実行されるプレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェク トがプレゼンテーションをカストマにプレイ・アウトするとき遅延とギャップを 除去するように前記プレゼンテーション・プロセッサ側で利用できるような形で 前記配信スケジュールを生成することができる。 ここで、マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへ リアル・タイムで配信する請求項1に記載のシステムにおいて、さらに、 前記プリプロセッサと前記配信プロセッサとの間に置かれていて、該プリプロ セッサで生成された前記前処理マルチメディア・プレゼンテーションをストアし ておくための大容量記憶装置を備えることができる。 ここで、マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへ リアル・タイムで配信する請求項1に記載のシステムにおいて、 前記プレゼンテーション・プロセッサはメモリ容量をもち、前記プリプロセッ サへの前記入力には、該プレゼンテーション・プロセッサの前記メモリ容量がさ らに含まれていることができる。 ここで、マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへ リアル・タイムで配信する請求項1に記載のシステムにおいて、前記配信プロ セッサはカストマから要求された前記前処理マルチメディアの取出しを制御し、 該前処理マルチメディア・プレゼンテーションの前記プレゼンテーション配信ス ケジュールに含まれる配信コマンドを実行する配信コントローラを備えることが できる。 ここで、上記のシステムにおいて、 前記配信コントローラは、該配信コントローラがカストマによるインタラクテ ィブ・フィーチャの選択を通知するメッセージをプレゼンテーション・プロセッ サから受け取ってから前記プレゼンテーション・プロセッサへ応答するまでの時 間であるサービス時間(ST)をもち、前記配布ネットワークは、前記メッセー ジが該プレゼンテーション・プロセッサから前記配信プロセッサへ伝達していく 時間である伝播遅延(PD)をもち、 該配信プロセッサは、さらに、 該プレゼンテーション・プロセッサから受信したメッセージをストアしておく 手段と、 該配信コントローラに接続されていて、前記プリプロセッサへ入力される前記 ラウンド・トリップ・レイテンシを生成するプレゼンテーション・テクノロジ・ パラメータ・ジェネレータとを備え、該ジェネレータは該配布ネットワークの前 記伝播遅延(PD)を該配布ネットワークに要求し、該伝播遅延(PD)と該配 信コントローラの前記サービス時間(ST)を利用して該ラウンド・トリップ・ レイテンシ(RTL)を次式 RTL(秒)=〔2(PD)+ST〕 のように生成することができる。 ここで、上記のシステムにおいて、前記配信プロセッサは、 前記配信コントローラによって取り出された前記前処理マルチメディア・プレ ゼンテーションをストアしておく手段と、 前記プレゼンテーション・プロセッサから受信したメッセージをストアしてお く手段と をさらに備えることができる。 ここで、上記のシステムにおいて、前記配信プロセッサは、 前記プリプロセッサに接続されていて、前記配信コントローラによって取り出 された前記前処理マルチメディア・プレゼンテーションを受信し、前記プレゼン テーション・テクノロジ・パラメータ・ジェネレータで生成された前記RTLを 該プリプロセッサへ送信するための第1インタフェースと、 前記プレゼンテーション・プロセッサに接続されていて、該プレゼンテーショ ン・プロセッサからメッセージを受信し、プレゼンテーション・コマンドとその 関連マルチメディア・オブジェクトを該プレゼンテーション・プロセッサへ送信 するための第2インタフェースと をさらに備えることができる。 ここで、マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへ リアル・タイムで配信する請求項1に記載のシステムにおいて、前記プレゼンテ ーション・プロセッサは、 前記配信プロセッサから受信したプレゼンテーション・コマンドとオブジェク トをストアしておく手段と、 前記カストマから受信したメッセージを収集し、ストアしておく手段と、 該プレゼンテーション・プロセッサ側のローカル時間をトラッキングするプレ ゼンテーション・クロックと、 前記プレゼンテーション・クロックに接続されていて、前記ローカル・プレゼ ンテーション時間を各プレゼンテーション・コマンドに関連するプレゼンテーシ ョン時間と比較し、実行予定にあるプレゼンテーション・コマンドを識別してオ ブジェクトをそのプレゼンテーション・コマンドで指示された通りにカストマへ 提示するプレゼンテーション・コントローラと を備えることができる。 ここで、上記のシステムにおいて、前記プレゼンテーション・コントローラは 各プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトを、その関連オブジェ クトが提示されたあと前記メモリ手段から削除し、カストマによるインタラクテ ィブ・フィーチャの選択を通知するメッセージが前記収集・ストア手段で検出さ れると、そのメッセージを前記配信プロセッサへ転送することができる。 ここで、上記のシステムにおいて、前記プレゼンテーション・プロセッサは、 さらに、 前記プレゼンテーション・コントローラに接続されていて、前記配信プロセッ サと通信するための第1インタフェースと、 該プレゼンテーション・コントローラに接続されていて、カストマと通信する ための第2インタフェースとを備えることができる。 請求項2記載の発明は、プリプロセッサで生成された前処理マルチメディア・ プレゼンテーションを、カストマにサービスを提供するプレゼンテーション・プ ロセッサへ配布ネットワークを経由して配信する装置であって、そのプレゼンテ ーションは少なくとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマに提供し 、プレゼンテーション・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトと、 前記プレゼンテーション・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトと を配信するための配信コマンドを含んでいる配信スケジュールとを含んでいるも のにおいて、前記装置は、 プレゼンテーション・プロセッサから受信したメッセージを収集し、ストアし ておく手段と、 前記プレゼンテーションをストアしておく手段と、 プレゼンテーション・ストア手段からの該プレゼンテーションの取出しを制御 し、プレゼンテーションの前記配信スケジュールに含まれる前記配信コマンドを 実行する配信コントローラであって、該配信コントローラは該配信コントローラ がインタラクティブ・フィーチャのカストマの選択を通知するメッセージをプレ ゼンテーション・プロセッサから受信してからそのプレゼンテーション・プロセ ッサに応答するまでの最大時間であるサービス時間(ST)を有しているものと 、 該配信コントローラに接続されていて、該装置とプレゼンテーション・プロセ ッサとの間のラウンド・トリップ・レイテンシ(RTL)を生成したあと、該R TLを前記プリプロセッサに入力するプレゼンテーション・テクノロジ・パラメ ータ・ジェネレータであって、該ジェネレータは前記メッセージがプレゼンテー ション・プロセッサから該装置へ伝達していく時間である配布ネットワークの伝 播遅延(PD)を配布ネットワークに要求し、そして前記伝播遅延(PD) と前記配信コントローラの前記サービス時間(ST)を利用して該RTLを次式 RTL(秒)=〔2(PD)+ST〕 のように生成するようにしたものと を備えている。 ここで、プリプロセッサで生成された前処理マルチメディア・プレゼンテーシ ョンをカストマにサービスを提供するプレゼンテーション・プロセッサへ配布ネ ットワークを経由して配信する請求項2に記載の装置において、 プリプロセッサに接続されていて、前記配信コントローラによって取り出され た前記前処理マルチメディア・プレゼンテーションを受信し、前記ジェネレータ で生成された前記RTLをプリプロセッサへ送信するための第1インタフェース と、 プレゼンテーション・プロセッサに接続されていて、プレゼンテーション・プ ロセッサからメッセージを受信し、該前処理マルチメディア・プレゼンテーショ ンのプレゼンテーション・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトを プレゼンテーション・プロセッサへ送信するための第2インタフェースと をさらに備えることができる。 ここで、プリプロセッサで生成された前処理マルチメディア・プレゼンテーシ ョンをカストマにサービスを提供するプレゼンテーション・プロセッサへ配布ネ ットワークを経由して配信する請求項2に記載の装置において、前記配信コント ローラはインタラクティブ・フィーチャのカストマの選択を通知するためにプレ ゼンテーション・プロセッサから受信した前記メッセージのために前記収集・ス トア手段をチェックし、該メッセージに従って前記配信スケジュールをたどって いくことができる。 請求項3記載の発明は、配信プロセッサ側に実装されていて、プリプロセッサ で生成された前処理マルチメディア・プレゼンテーションを、カストマにサービ スを提供するプレゼンテーション・プロセッサへ配布ネットワークを経由して配 信する方法であって、前処理マルチメディア・プレゼンテーションは使用可能状 態と使用禁止状態を有する少なくとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカ ストマに提供し、プレゼンテーション・コマンドとその関連マルチメディア・オ ブジェクトおよび配信スケジュールを含んでおり、配信スケジュールは配信コマ ンドを含んでいる複数の相互接続されたノードを含んでいるものにおいて、該配 信方法は、 第1ノードの配信コマンドを実行し、該第1ノードの該配信コマンドに指定さ れている配信時間にプレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトを配 信するステップであって、該第1ノードは少なくとも1つの出力リードを有し該 出力リードの1つはデフォルト出力リードであるものと、 該第1ノードが2つ以上の出力リードをもっているときは、インタラクティブ ・フィーチャのカストマの選択を通知するためにプレゼンテーション・プロセッ サからのメッセージのために配信プロセッサ側のメッセージ・ストアをチェック するステップであって、前記メッセージは第2ノードまでたどっていく該第1ノ ードの出力リードを暗黙に示しているものと、 該メッセージが前記チェック・ステップで見つかったときは、該メッセージで 暗黙に示された該第1ノードの前記出力リードを前記第2ノードまでたどってい くステップと、 該メッセージが該チェック・ステップで見つからなかったきは、該第1ノード の前記デフォルト出力リードを第3ノードまでたどっていくステップと、 該第1ノードが出力リードを1つだけもつときは、該第1ノードの該デフォル ト出力リードを前記第3ノードまでたどっていくステップと を備えている。 ここで、配信プロセッサ側に実装されていて、プリプロセッサで生成された前 処理マルチメディア・プレゼンテーションを、カストマにサービスを提供するプ レゼンテーション・プロセッサへ配信ネットワークを経由して配信する請求項3 に記載の方法において、配信プロセッサは前処理マルチメディア・プレゼンテー ションをストアしておく大容量記憶装置に接続されており、該方法はさらに、 前処理マルチメディア・プレゼンテーションを前記大容量記憶装置から取り出 し、その前処理マルチメディア・プレゼンテーションを配信プロセッサ側でスト アするステップを含むことができる。 ここで、上記方法において、前記実行ステップは配信プロセッサの配信コント ローラによって実行され、該配信コントローラは該配信コントローラがインタラ クティブ・フィーチャのカストマの選択を通知するメッセージをプレゼンテーシ ョン・プロセッサから受信してからそのプレゼンテーション・プロセッサに応答 するまでの時間であるサービス時間(ST)をもっており、該方法はさらに、 配信プロセッサとプレゼンテーション・プロセッサとの間のラウンド・トリッ プ・レイテンシ(RTL)を、 メッセージがプレゼンテーション・プロセッサから配信プロセッサへ伝達して いく時間である伝播遅延(PD)を配布ネットワークに要求し、 前記ラウンド・トリップ・レイテンシを次式 RTL(秒)=〔2(PD)+ST〕 のように計算することによって、 判断するステップを含むことができる。 ここで、上記方法において、前記ラウンド・トリップ・レイテンシを判断する 前記ステップは配信プロセッサ側のプレゼンテーション・テクノロジ・パラメー タ・ジェネレータで実行され、該方法はさらに、 該プレゼンテーション・テクノロジ・パラメータ・ジェネレータ側から、ネッ トワーク・ビット・レートを配布ネットワークに要求するステップと、 メモリ容量をプレゼンテーション・プロセッサに要求するステップと、 該ラウンド・トリップ・レイテンシ、前記ネットワーク・ビット・レート、お よび前記メモリ容量を要求時にプリプロセッサへ送信するステップと を備えることができる。 請求項4記載の発明は、オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションを 前処理して前処理マルメディア・プレゼンテーションを生成する装置であって、 該前処理マルチメディア・プレゼンテーションは配信プロセッサから配布ネット ワークを経由してプレゼンテーション・プロセッサへ配信され、プレゼンテーシ ョン・プロセッサによってカストマに提示され、配布ネットワークはネットワー ク・ビット・レートをもち、プレゼンテーション・プロセッサはメモリ容量をも ち、オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションはプレゼンテーション・ コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトを含んでいて、使用可能 状態と使用禁止状態をもつ少なくとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカ ストマに提供し、各々のオブジェクトは関連のプレゼンテーション時間を有する ものにおいて、該装置は、 該装置への入力を受信してストアしておく手段であって、前記入力は前処理さ れるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションと、配信プロセッサとプ レゼンテーション・プロセッサとの間のラウンド・トリップ・レイテンシおよび 配布ネットワークのネットワーク・ビット・レートを含むプレゼンテーション・ テクノロジ・パラメータとを含んでいるものと、 プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトを前記プレゼンテーシ ョン・プロセッサへ配信するように前記配信プロセッサに指示する配信コマンド を収めている配信スケジュールを含んでいる前処理マルチメディア・プレゼンテ ーションを、前記入力に基づいて生成する手段であって、該生成手段は各プレゼ ンテーション・コマンドとその関連オブジェクトがそのプレゼンテーション・コ マンドに関連するプレゼンテーション時間よりも遅くない時間にプレゼンテーシ ョン・プロセッサで受信されるとの制約の下で動作するようにしたものと を備えている。 ここで、オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して、前 処理マルメディア・プレゼンテーションを生成する請求項4に記載の装置におい て、さらに、 前記生成手段に接続されていて、前記プレゼンテーション・プロセッサ側の利 用可能メモリ容量をトラッキングする手段を備えており、前記プリプロセッサの 該生成手段は、配信される各プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェ クトを受け入れるメモリが十分に残されているような形で前記配信スケジュール を生成することができる。 ここで、上記方法において、前記プリプロセッサの前記生成手段は、インタラ クティブ・フィーチャのカストマの選択よりも前に、カストマの選択に応答して 実行されるプレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトが前処理マル チメディア・プレゼンテーションをカストマにプレイ・アウトするときの遅延と ギャップを除外するように前記プレゼンテーション・プロセッサへ配信されるよ うな形で前記配信スケジュールの前記配信コマンドを生成することができる。 ここで、オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して、前 処理マルメディア・プレゼンテーションを生成する請求項4に記載の装置におい て、前処理の期間にエラー・メッセージをリレーするメッセージ・ジェネレータ をさらに備えることができる。 ここで、オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して、前 処理マルメディア・プレゼンテーションを生成する請求項4に記載の装置におい て、前記生成手段に接続されていて、プレゼンテーションに入っている現在時間 をトラッキングする手段をさらに含んでいることができる。 請求項5記載の発明は、プリプロセッサに実装されていて、オリジナル・マル チメディア・プレゼンテーションを前処理して、配信プロセッサから配布ネット ワークを経由してプレゼンテーション・プロセッサへ配信され、そのプレゼンテ ーション・プロセッサによってカストマに提示される前処理マルチメディア・プ レゼンテーションを生成する方法であって、配布ネットワークはビット・レート をもち、プレゼンテーション・プロセッサはメモリ容量をもち、オリジナル・マ ルチメディア・プレゼンテーションはプレゼンテーション・コマンドとその関連 マルチメディア・オブジェクトを含み、使用可能状態と使用禁止状態をもつ少な くとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマに提供し、各プレゼンテ ーション・コマンドは関連のプレゼンテーション時間をもっているものにおいて 、該方法は、 プリプロセッサへの入力信号を受信して、ストアしておくステップであって、 前記入力信号は前処理されるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーション と、配信プロセッサとプレゼンテーション・プロセッサとの間のラウンド・トリ ップ・レイテンシ、配布ネットワークのビット・レート、およびプレゼンテーシ ョン・プロセッサのメモリ容量を含むプレゼンテーション・テクノロジ・パラメ ータとを含んでいるものと、 前記プレゼンテーション・プロセッサ側の利用可能メモリ容量をトラッキング するステップと、 プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトをプレゼンテーション ・プロセッサへ配信するように前記配信プロセッサに指示する配信コマンドを収 めている配信スケジュールを含んでいる前処理マルチメディア・プレゼンテーシ ョンを前記入力信号に基づいて生成するステップであって、該生成ステップは各 プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトがプレゼンテーション・ コマンドに関連するプレゼンテーション時間より遅くない時間にプレゼンテーシ ョン・プロセッサで受信され、配信される各プレゼンテーション・コマンドとそ の関連オブジェクトを受け入れるだめの十分なメモリがプレゼンテーション・プ ロセッサに残っているとの制約の下で実行されるようにしたものとを含んでいる ものと を備えている。 請求項6記載の発明は、プリプロセッサ側に実装されていて、オリジナル・マ ルチメディア・プレゼンテーションを前処理して、配信プロセッサから配布ネッ トワークを経由してプレゼンテーション・プロセッサへ配信され、そのプレゼン テーション・プロセッサによってカストマに提示される前処理マルチメディア・ プレゼンテーションを生成する方法であって、配布ネットワークはネットワーク ・ビット・レートを有し、プレゼンテーション・プロセッサはメモリ容量をもっ ており、オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションはプレゼンテーショ ン・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトを含み、使用可能状態と 使用禁止状態をもつ少なくとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマ に提示し、各プレゼンテーション・コマンドはその関連オブジェクトを提示する ための関連プレゼンテーション時間をオリジナル・マルチメディア・プレゼンテ ーションの複数のクロックの1つ上にもち、各関連オブジェクトはサイズをもつ ものにおいて、該方法は、 (a)プリプロセッサへの入力信号を受信してストアしておくステップであっ て、該入力信号は前処理されるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーショ ンと、配信プロセッサとプレゼンテーション・プロセッサとの間のラウンド・ト リップ・レイテンシ、配布ネットワークのビット・レート、およびプレゼンテー ション・プロセッサのメモリ容量を含んでいるプレゼンテーション・テクノロジ ・パラメータとを含んでいるものと、 (b)オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションの前記複数のクロッ クの第1クロックをアクティブ・クロックとして定義するステップと、 (c)メモリ・カウンタをプレゼンテーション・プロセッサのメモリ容量で定 義するステップと、 (d)前記アクティブ・クロック上のオブジェクトの1つであって、まだ配信 スケジュールされていないで、最も早いプレゼンテーション時間を有するブロッ クをアクティブ・オブジェクトとして定義するステップと、 (e)インタラクティブ・フィーチャが該アクティブ・クロック上の時間と前 記アクティブ・オブジェクトのプレゼンテーション時間との間に使用可能になっ ていなければ、前記メモリ・カウンタが十分な利用可能メモリ容量を示している 最も早い時間として定義された配信時間に該アクティブ・オブジェクトを配信す るようにスケジュールするステップと、 (f)該メモリ・カウンタを該アクティブ・オブジェクトのサイズだけ増加す るステップと、 (g)該アクティブ・オブジェクトを配信プロセッサからプレゼンテーション ・プロセッサへネットワーク・ビット・レートを利用して配信するために必要な 時間だけ該アクティブ・クロックを更新するステップと、 (h)該アクティブ・クロック上に未スケジュールのオブジェクトが他にあれ ば、ステップ(d)から(g)までを繰り返すステップと、 (i)該アクティブ・クロックと定義されてないクロックが他にあれば、複数 のクロックの次のクロックを該アクティブ・クロックとして定義し、ステップ( d)から(h)までを繰り返すステップと を備えている。 ここで、プリプロセッサ側に実装されていて、オリジナル・マルチメディア・ プレゼンテーションを前処理して前処理マルチメディア・プレゼンテーションを 生成する請求項6に記載の方法において、前記方法はさらに、 (k)インタラクティブ・フィーチャが前記アクティブ・クロック上の時間と 前記アクティブ・オブジェクトのプレゼンテーション時間との間に使用可能にな っていなければ、インタラクティブ・フィーチャがカストマによって選択され たとき提示される各未スケジュール・オブジェクトを配信するようにスケジュー ルするステップであって、 (k−1)インタラクティブ・フィーチャが選択されたとき提示される未 スケジュール・オブジェクトであって、最も早いプレゼンテー ション時間をもつものを前記アクティブ・オブジェクトとして 定義するステップと、 (k−2)該アクティブ・オブジェクトがインタラクティブ・フィーチャ が選択されたあとで、該アクティブ・オブジェクトのプレゼン テーション時間の前にプレゼンテーション・プロセッサへ配信 できない場合は、十分なメモリ容量が前記メモリ・カウンタで 示されている最も早い時間として定義された配信時間に該アク ティブ・オブジェクトを配信するようにスケジュールするス テップと、 (k−3)前記メモリ・カウンタを該アクティブ・オブジェクトのサイズ だけ増加するステップと、 (k−4)該アクティブ・クロックを該アクティブ・オブジェクトを配信 するための時間だけ更新するステップと、 (k−5)インタラクティブ・フィーチャが選択されたとき提示される未 スケジュール・オブジェクトが他にあれば、ステップ(k− 1)から(k−4)までを繰り返すステップと、 を備えることができる。 ここで、上記方法において、 前記アクティブ・オブジェクトがインタラクティブ・フィーチャが選択され たあとで、該アクティブ・オブジェクトのプレゼンテーション時間の前にプレゼ ンテーション・プロセッサへ配信できる場合は、インタラクティブ・フィーチャ が選択されたあとの、最も早い利用可能配信時間として定義された配信時間に該 アクティブ・オブジェクトを配信するようにスケジュールするステップ をさらに備えることができる。 ここで、プリプロセッサ側に実装されていて、オリジナル・マルチメディア・ プレゼンテーションを前処理して前処理マルチメディア・プレゼンテーションを 生成する請求項6に記載の方法において、前記方法は、 前記アクティブ・オブジェクトのプレゼンテーション時間が前記アクティブ・ クロック上で経過すると、前記メモリ・カウンタを該アクティブ・オブジェクト のサイズだけ減少するステップ をさらに備えることができる。」 (5)図面の図9を別紙の通り補正する。 請求の範囲 1.マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへリアル ・タイムで配信するシステムであって、前記マルチメディア・プレゼンテーショ ンはプレゼンテーション・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトを 含んでいて、少なくとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマへ提供 するようになっており、各々のプレゼンテーション・コマンドは関連のプレゼン テーション時間を有しているものにおいて、 プレゼンテーション・コマンドとインタラクティブ・フィーチャのカストマの 選択に従って、プレゼンテーションのオブジェクトをカストマに対してプレイ・ アウトするプレゼンテーション・プロセッサと、 ビット・レートを有する配布ネットワークと、 前記配布ネットワークを通して前記プレゼンテーション・プロセッサに接続さ れていて、プレゼンテーション・コマンドおよびその関連マルチメディア・オブ ジェクトを該プレゼンテーション・プロセッサへ配信する配信プロセッサであっ て、該配信プロセッサおよび該プレゼンテーション・プロセッサはそれぞれに関 連するラウンド・トリップ・レイテンシをもっているものと、 マルチメディア・オブジェクトおよびプレゼンテーション・コマンドを含んで いるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションと、該配信プロセッサと 該プレゼンテーション・プロセッサと間の前記ラウンド・トリップ・レイテンシ および該配布ネットワークの前記ビット・レートを含むプレゼンテーション・テ クノロジ・パラメータとを入力として受け取る手段と、該配信プロセッサによっ て実行されて、各々のプレゼンテーション・コマンドおよびその関連オブジェク トをそのプレゼンテーション・コマンドに関連するプレゼンテーション時間より も前に該プレゼンテーション・プロセッサへ配信するための配信コマンドを収め ている配信スケジュールを含んでいる前処理マルチメディア・プレゼンテーショ ンを前記入力に基づいて生成する手段とを含んでいるプリプロセッサと を備えたことを特徴とするシステム。 2.プリプロセッサで生成された前処理マルチメディア・プレゼンテーションを 、カストマにサービスを提供するプレゼンテーション・プロセッサへ配布ネット ワークを経由して配信する装置であって、そのプレゼンテーションは少なくとも 1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマに提供し、プレゼンテーション ・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトと、前記プレゼンテーショ ン・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトとを配信するための配信 コマンドを含んでいる配信スケジュールとを含んでいるものにおいて、前記装置 は、 プレゼンテーション・プロセッサから受信したメッセージを収集し、ストアし ておく手段と、 前記プレゼンテーションをストアしておく手段と、 プレゼンテーション・ストア手段からの該プレゼンテーションの取出しを制御 し、プレゼンテーションの前記配信スケジュールに含まれる前記配信コマンドを 実行する配信コントローラであって、該配信コントローラは該配信コントローラ がインタラクティブ・フィーチャのカストマの選択を通知するメッセージをプレ ゼンテーション・プロセッサから受信してからそのプレゼンテーション・プロセ ッサに応答するまでの最大時間であるサービス時間(ST)を有しているものと 、 該配信コントローラに接続されていて、該装置とプレゼンテーション・プロセ ッサとの間のラウンド・トリップ・レイテンシ(RTL)を生成したあと、該R TLを前記プリプロセッサに入力するプレゼンテーション・テクノロジ・パラメ ータ・ジェネレータであって、該ジェネレータは前記メッセージがプレゼンテー ション・プロセッサから該装置へ伝達していく時間である配布ネットワークの伝 播遅延(PD)を配布ネットワークに要求し、そして前記伝播遅延(PD)と前 記配信コントローラの前記サービス時間(ST)を利用して該RTLを次式 RTL(秒)=〔2(PD)+ST〕 のように生成するようにしたものと を備えたことを特徴とする装置。 3.配信プロセッサ側に実装されていて、プリプロセッサで生成された前処理マ ルチメディア・プレゼンテーションを、カストマにサービスを提供するプレゼン テーション・プロセッサへ配布ネットワークを経由して配信する方法であって、 前処理マルチメディア・プレゼンテーションは使用可能状態と使用禁止状態を有 する少なくとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマに提供し、プレ ゼンテーション・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトおよび配信 スケジュールを含んでおり、配信スケジュールは配信コマンドを含んでいる複数 の相互接続されたノードを含んでいるものにおいて、該配信方法は、 第1ノードの配信コマンドを実行し、該第1ノードの該配信コマンドに指定さ れている配信時間にプレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトを配 信するステップであって、該第1ノードは少なくとも1つの出力リードを有し該 出力リードの1つはデフォルト出力リードであるものと、 該第1ノードが2つ以上の出力リードをもっているときは、インタラクティブ ・フィーチャのカストマの選択を通知するためにプレゼンテーション・プロセッ サからのメッセージのために配信プロセッサ側のメッセージ・ストアをチェック するステップであって、前記メッセージは第2ノードまでたどっていく該第1ノ ードの出力リードを暗黙に示しているものと、 該メッセージが前記チェック・ステップで見つかったときは、該メッセージで 暗黙に示された該第1ノードの前記出力リードを前記第2ノードまでたどってい くステップと、 該メッセージが該チェック・ステップで見つからなかったきは、該第1ノード の前記デフォルト出力リードを第3ノードまでたどっていくステップと、 該第1ノードが出力リードを1つだけもつときは、該第1ノードの該デフォルト 出力リードを前記第3ノードまでたどっていくステップと を備えたことを特徴とする方法。 4.オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して前処理マル メディア・プレゼンテーションを生成する装置であって、該前処理マルチメディ ア・プレゼンテーションは配信プロセッサから配布ネットワークを経由してプレ ゼンテーション・プロセッサへ配信され、プレゼンテーション・プロセッサによ ってカストマに提示され、配布ネットワークはネットワーク・ビット・レートを もち、プレゼンテーション・プロセッサはメモリ容量をもち、オリジナル・マル チメディア・プレゼンテーションはプレゼンテーション・コマンドとその関連マ ルチメディア・オブジェクトを含んでいて、使用可能状態と使用禁止状態をもつ 少なくとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマに提供し、各々のオ ブジェクトは関連のプレゼンテーション時間を有するものにおいて、該装置は、 該装置への入力を受信してストアしておく手段であって、前記入力は前処理さ れるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションと、配信プロセッサとプ レゼンテーション・プロセッサとの間のラウンド・トリップ・レイテンシおよび 配布ネットワークのネットワーク・ビット・レートを含むプレゼンテーション・ テクノロジ・パラメータとを含んでいるものと、 プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトを前記プレゼンテーシ ョン・プロセッサへ配信するように前記配信プロセッサに指示する配信コマンド を収めている配信スケジュールを含んでいる前処理マルチメディア・プレゼンテ ーションを、前記入力に基づいて生成する手段であって、該生成手段は各プレゼ ンテーション・コマンドとその関連オブジェクトがそのプレゼンテーション・コ マンドに関連するプレゼンテーション時間よりも遅くない時間にプレゼンテーシ ョン・プロセッサで受信されるとの制約の下で動作するようにしたものと を備えたことを特徴とする装置。 5.プリプロセッサに実装されていて、オリジナル・マルチメディア・プレゼン テーションを前処理して、配信プロセッサから配布ネットワークを経由してプレ ゼンテーション・プロセッサへ配信され、そのプレゼンテーション・プロセッサ によってカストマに提示される前処理マルチメディア・プレゼンテーションを生 成する方法であって、配布ネットワークはビット・レートをもち、プレゼンテー ション・プロセッサはメモリ容量をもち、オリジナル・マルチメディア・プレゼ ンテーションはプレゼンテーション・コマンドとその関連マルチメディア・オブ ジェクトを含み、使用可能状態と使用禁止状態をもつ少なくとも1つのインタラ クティブ・フィーチャをカストマに提供し、各プレゼンテーション・コマンドは 関連のプレゼンテーション時間をもっているものにおいて、該方法は、 プリプロセッサへの入力信号を受信して、ストアしておくステップであって、 前記入力信号は前処理されるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーション と、配信プロセッサとプレゼンテーション・プロセッサとの間のラウンド・トリ ップ・レイテンシ、配布ネットワークのビット・レート、およびプレゼンテーシ ョン・プロセッサのメモリ容量を含むプレゼンテーション・テクノロジ・パラメ ータとを含んでいるものと、 前記プレゼンテーション・プロセッサ側の利用可能メモリ容量をトラッキング するステップと、 プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトをプレゼンテーション ・プロセッサへ配信するように前記配信プロセッサに指示する配信コマンドを収 めている配信スケジュールを含んでいる前処理マルチメディア・プレゼンテーシ ョンを前記入力信号に基づいて生成するステップであって、該生成ステップは各 プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトがプレゼンテーション・ コマンドに関連するプレゼンテーション時間より遅くない時間にプレゼンテーシ ョン・プロセッサで受信され、配信される各プレゼンテーション・コマンドとそ の関連オブジェクトを受け入れるだめの十分なメモリがプレゼンテーション・プ ロセッサに残っているとの制約の下で実行されるようにしたものとを含んでいる ものと を備えたことを特徴とする方法。 6.プリプロセッサ側に実装されていて、オリジナル・マルチメディア・プレゼ ンテーションを前処理して、配信プロセッサから配布ネットワークを経由してプ レゼンテーション・プロセッサへ配信され、そのプレゼンテーション・プロセッ サによってカストマに提示される前処理マルチメディア・プレゼンテーションを 生成する方法であって、配布ネットワークはネットワーク・ビット・レートを有 し、プレゼンテーション・プロセッサはメモリ容量をもっており、オリジナル・ マルチメディア・プレゼンテーションはプレゼンテーション・コマンドとその関 連マルチメディア・オブジェクトを含み、使用可能状態と使用禁止状態をもつ少 なくとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマに提示し、各プレゼン テーション・コマンドはその関連オブジェクトを提示するための関連プレゼンテ ーション時間をオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションの複数のクロ ックの1つ上にもち、各関連オブジェクトはサイズをもつものにおいて、該方法 は、 (a)プリプロセッサへの入力信号を受信してストアしておくステップであっ て、該入力信号は前処理されるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーショ ンと、配信プロセッサとプレゼンテーション・プロセッサとの間のラウンド・ト リップ・レイテンシ、配布ネットワークのビット・レート、およびプレゼンテー ション・プロセッサのメモリ容量を含んでいるプレゼンテーション・テクノロジ ・パラメータとを含んでいるものと、 (b)オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションの前記複数のクロッ クの第1クロックをアクティブ・クロックとして定義するステップと、 (c)メモリ・カウンタをプレゼンテーション・プロセッサのメモリ容量で定 義するステップと、 (d)前記アクティブ・クロック上のオブジェクトの1つであって、まだ配信 スケジュールされていないで、最も早いプレゼンテーション時間を有するブロッ クをアクティブ・オブジェクトとして定義するステップと、 (e)インタラクティブ・フィーチャが該アクティブ・クロック上の時間と前 記アクティブ・オブジェクトのプレゼンテーション時間との間に使用可能になっ ていなければ、前記メモリ・カウンタが十分な利用可能メモリ容量を示している 最も早い時間として定義された配信時間に該アクティブ・オブジェクトを配信す るようにスケジュールするステップと、 (f)該メモリ・カウンタを該アクティブ・オブジェクトのサイズだけ増加す るステップと、 (g)該アクティブ・オブジェクトを配信プロセッサからプレゼンテーション ・プロセッサへネットワーク・ビット・レートを利用して配信するために必要な 時間だけ該アクティブ・クロックを更新するステップと、 (h)該アクティブ・クロック上に未スケジュールのオブジェクトが他にあれ ば、ステップ(d)から(g)までを繰り返すステップと、 (i)該アクティブ・クロックと定義されてないクロックが他にあれば、複数 のクロックの次のクロックを該アクティブ・クロックとして定義し、ステップ( d)から(h)までを繰り返すステップと を備えたことを特徴とする方法。 【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,JP (72)発明者 ヒル,ラルフ,ダグラス アメリカ合衆国 07869−2620 ニュージ ャージー州 ランドルフ サンフォード ドライブ 37 (72)発明者 ジャッド,トーマス,ヘルム アメリカ合衆国 07940 ニュージャージ ー州 マディソン グリーン アヴェニュ 84 (72)発明者 ニュー,ダレン,ハンス アメリカ合衆国 08904 ニュージャージ ー州 ハイランド パーク クラウエルズ ロード 319 ビー (72)発明者 ローゼンバーグ,ジョナサン アメリカ合衆国 08801 ニュージャージ ー州 アナンデイル ウェリントン ドラ イブ 18 【要約の続き】 とコマンドがプレゼンテーション・プロセッサのメモリ に確実に収容されるようにし、そして、インタラクティ ブ・フィーチャのカストマの選択に応答して即時に提示 されるオブジェクトがその最も早いプレゼンテーション 時間よりも前に確実にプレゼンテーション・プロセッサ に到着するように配慮する。この配信スケジュールに は、配信プロセッサによって実行されて、プレゼンテー ションのオブジェクトとその関連プレゼンテーション・ コマンドをプレゼンテーション・プロセッサへ送信する ための配信コマンドが収められており、プレゼンテーシ ョン・プロセッサはプレゼンテーション・コマンドを実 行してオブジェクトをその対応するカストマに提示す る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへリアル ・タイムで配信するシステムであって、前記マルチメディア・プレゼンテーショ ンはプレゼンテーション・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトを 含んでいて、少なくとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマへ提供 するようになっており、各々のプレゼンテーション・コマンドは関連のプレゼン テーション時間を有しているものにおいて、 プレゼンテーション・コマンドとインタラクティブ・フィーチャのカストマの 選択に従って、プレゼンテーションのオブジェクトをカストマに対してプレイ・ アウトするプレゼンテーション・プロセッサと、 ビット・レートを有する配布ネットワークと、 前記配布ネットワークを通して前記プレゼンテーション・プロセッサに接続さ れていて、プレゼンテーション・コマンドおよびその関連マルチメディア・オブ ジェクトを該プレゼンテーション・プロセッサへ配信する配信プロセッサであっ て、該配信プロセッサおよび該プレゼンテーション・プロセッサはそれぞれに関 連するラウンド・トリップ・レイテンシをもっているものと、 マルチメディア・オブジェクトおよびプレゼンテーション・コマンドを含んで いるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションと、該配信プロセッサと 該プレゼンテーション・プロセッサと間の前記ラウンド・トリップ・レイテンシ および該配布ネットワークの前記ビット・レートを含むプレゼンテーション・テ クノロジ・パラメータとを入力として受け取る手段と、該配信プロセッサによっ て実行されて、各々のプレゼンテーション・コマンドおよびその関連オブジェク トをそのプレゼンテーション・コマンドに関連するプレゼンテーション時間より も前に該プレゼンテーション・プロセッサへ配信するための配信コマンドを収め ている配信スケジュールを含んでいる前処理マルチメディア・プレゼンテーショ ンを前記入力に基づいて生成する手段とを含んでいるプリプロセッサと を備えたことを特徴とするシステム。 2.マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへリアル ・タイムで配信する請求項1に記載のシステムにおいて、前記プリプロセッサは 、インタラクティブ・フィーチャのカストマの選択に基づいて、カストマの選択 に応じて実行されるプレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトがプ レゼンテーションをカストマにプレイ・アウトするとき遅延とギャップを除去す るように前記プレゼンテーション・プロセッサ側で利用できるような形で前記配 信スケジュールを生成することを特徴とするシステム。 3.マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへリアル ・タイムで配信する請求項1に記載のシステムにおいて、さらに、 前記プリプロセッサと前記配信プロセッサとの間に置かれていて、該プリプロ セッサで生成された前記前処理マルチメディア・プレゼンテーションをストアし ておくための大容量記憶装置を備えたことを特徴とするシステム。 4.マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへリアル ・タイムで配信する請求項1に記載のシステムにおいて、 前記プレゼンテーション・プロセッサはメモリ容量をもち、前記プリプロセッ サへの前記入力には、該プレゼンテーション・プロセッサの前記メモリ容量がさ らに含まれていることを特徴とするシステム。 5.マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへリアル ・タイムで配信する請求項1に記載のシステムにおいて、前記配信プロセッサは カストマから要求された前記前処理マルチメディアの取出しを制御し、該前処理 マルチメディア・プレゼンテーションの前記プレゼンテーション配信スケジュー ルに含まれる配信コマンドを実行する配信コントローラを備えたことを特徴とす るシステム。 6.マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへリアル ・タイムで配信する請求項5に記載のシステムにおいて、 前記配信コントローラは、該配信コントローラがカストマによるインタラクテ ィブ・フィーチャの選択を通知するメッセージをプレゼンテーション・プロセッ サから受け取ってから前記プレゼンテーション・プロセッサへ応答するまでの時 間であるサービス時間(ST)をもち、前記配布ネットワークは、前記メッセー ジが該プレゼンテーション・プロセッサから前記配信プロセッサへ伝達していく 時間である伝播遅延(PD)をもち、 該配信プロセッサは、さらに、 該プレゼンテーション・プロセッサから受信したメッセージをストアしておく 手段と、 該配信コントローラに接続されていて、前記プリプロセッサへ入力される前記 ラウンド・トリップ・レイテンシを生成するプレゼンテーション・テクノロジ・ パラメータ・ジェネレータとを備え、該ジェネレータは該配布ネットワークの前 記伝播遅延(PD)を該配布ネットワークに要求し、該伝播遅延(PD)と該配 信コントローラの前記サービス時間(ST)を利用して該ラウンド・トリップ・ レイテンシ(RTL)を次式 RTL(秒)=〔2(PD)+ST〕 のように生成することを特徴とするシステム。 7.マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへリアル ・タイムで配信する請求項6に記載のシステムにおいて、前記配信プロセッサは 、 前記配信コントローラによって取り出された前記前処理マルチメディア・プレ ゼンテーションをストアしておく手段と、 前記プレゼンテーション・プロセッサから受信したメッセージをストアしてお く手段と をさらに備えたことを特徴とするシステム。 8.マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへリアル ・タイムで配信する請求項7に記載のシステムにおいて、前記配信プロセッサ は、 前記プリプロセッサに接続されていて、前記配信コントローラによって取り出 された前記前処理マルチメディア・プレゼンテーションを受信し、前記プレゼン テーション・テクノロジ・パラメータ・ジェネレータで生成された前記RTLを 該プリプロセッサへ送信するための第1インタフェースと、 前記プレゼンテーション・プロセッサに接続されていて、該プレゼンテーショ ン・プロセッサからメッセージを受信し、プレゼンテーション・コマンドとその 関連マルチメディア・オブジェクトを該プレゼンテーション・プロセッサへ送信 するための第2インタフェースと をさらに備えたことを特徴とするシステム。 9.マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへリアル ・タイムで配信する請求項1に記載のシステムにおいて、前記プレゼンテーショ ン・プロセッサは、 前記配信プロセッサから受信したプレゼンテーション・コマンドとオブジェク トをストアしておく手段と、 前記カストマから受信したメッセージを収集し、ストアしておく手段と、 該プレゼンテーション・プロセッサ側のローカル時間をトラッキングするプレ ゼンテーション・クロックと、 前記プレゼンテーション・クロックに接続されていて、前記ローカル・プレゼ ンテーション時間を各プレゼンテーション・コマンドに関連するプレゼンテーシ ョン時間と比較し、実行予定にあるプレゼンテーション・コマンドを識別してオ ブジェクトをそのプレゼンテーション・コマンドで指示された通りにカストマへ 提示するプレゼンテーション・コントローラと を備えたことを特徴とするシステム。 10.マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへリア ル・タイムで配信する請求項9に記載のシステムにおいて、前記プレゼンテーシ ョン・コントローラは各プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェク トを、その関連オブジェクトが提示されたあと前記メモリ手段から削除し、カス トマによるインタラクティブ・フィーチャの選択を通知するメッセージが前記収 集・ストア手段で検出されると、そのメッセージを前記配信プロセッサへ転送す ることを特徴とするシステム。 11.マルチメディア・プレゼンテーションを前処理し、それをカストマへリア ル・タイムで配信する請求項10に記載のシステムにおいて、前記プレゼンテー ション・プロセッサは、さらに、 前記プレゼンテーション・コントローラに接続されていて、前記配信プロセッ サと通信するための第1インタフェースと、 該プレゼンテーション・コントローラに接続されていて、カストマと通信する ための第2インタフェースと を備えたことを特徴とするシステム。 12.プリプロセッサで生成された前処理マルチメディア・プレゼンテーション を、カストマにサービスを提供するプレゼンテーション・プロセッサへ配布ネッ トワークを経由して配信する装置であって、そのプレゼンテーションは少なくと も1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマに提供し、プレゼンテーショ ン・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトと、前記プレゼンテーシ ョン・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトとを配信するための配 信コマンドを含んでいる配信スケジュールとを含んでいるものにおいて、前記装 置は、 プレゼンテーション・プロセッサから受信したメッセージを収集し、ストアし ておく手段と、 前記プレゼンテーションをストアしておく手段と、 プレゼンテーション・ストア手段からの該プレゼンテーションの取出しを制御 し、プレゼンテーションの前記配信スケジュールに含まれる前記配信コマンドを 実行する配信コントローラであって、該配信コントローラは該配信コントローラ がインタラクティブ・フィーチャのカストマ選択を通知するメッセージをプレゼ ンテーション・プロセッサから受信してからそのプレゼンテーション・プロセッ サに応答するまでの最大時間であるサービス時間(ST)を有しているものと、 該配信コントローラに接続されていて、該装置とプレゼンテーション・プロセ ッサとの間のラウンド・トリップ・レイテンシ(RTL)を生成したあと、該R TLを前記プリプロセッサに入力するプレゼンテーション・テクノロジ・パラメ ータ・ジェネレータであって、該ジェネレータは前記メッセージがプレゼンテー ション・プロセッサから該装置へ伝達していく時間である配布ネットワークの伝 播遅延(PD)を配布ネットワークに要求し、そして前記伝播遅延(PD)と前 記配信コントローラの前記サービス時間(ST)を利用して該RTLを次式 RTL(秒)=〔2(PD)+ST〕 のように生成するようにしたものと を備えたことを特徴とする装置。 13.プリプロセッサで生成された前処理マルチメディア・プレゼンテーション をカストマにサービスを提供するプレゼンテーション・プロセッサへ配布ネット ワークを経由して配信する請求項12に記載の装置において、 プリプロセッサに接続されていて、前記配信コントローラによって取り出され た前記前処理マルチメディア・プレゼンテーションを受信し、前記ジェネレータ で生成された前記RTLをプリプロセッサへ送信するための第1インタフェース と、 プレゼンテーション・プロセッサに接続されていて、プレゼンテーション・プ ロセッサからメッセージを受信し、該前処理マルチメディア・プレゼンテーショ ンのプレゼンテーション・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトを プレゼンテーション・プロセッサへ送信するための第2インタフェースと をさらに備えたことを特徴とする装置。 14.プリプロセッサで生成された前処理マルチメディア・プレゼンテーション をカストマにサービスを提供するプレゼンテーション・プロセッサへ配布ネット ワークを経由して配信する請求項12に記載の装置において、前記配信コントロ ーラはインタラクティブ・フィーチャのカストマの選択を通知するためにプレゼ ンテーション・プロセッサから受信した前記メッセージのために前記収集・スト ア手段をチェックし、該メッセージに従って前記配信スケジュールをたどってい くことを特徴とする装置。 15.配信プロセッサ側に実装されていて、プリプロセッサで生成された前処理 マルチメディア・プレゼンテーションを、カストマにサービスを提供するプレゼ ンテーション・プロセッサへ配布ネットワークを経由して配信する方法であって 、前処理マルチメディア・プレゼンテーションは使用可能状態と使用禁止状態を 有する少なくとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマに提供し、プ レゼンテーション・コマンドとその関連マルチメディア・オブジェクトおよび配 信スケジュールを含んでおり、配信スケジュールは配信コマンドを含んでいる複 数の相互接続されたノードを含んでいるものにおいて、該配信方法は、 第1ノードの配信コマンドを実行し、該第1ノードの該配信コマンドに指定さ れている配信時間にプレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトを配 信するステップであって、該第1ノードは少なくとも1つの出力リードを有し該 出力リードの1つはデフォルト出力リードであるものと、 該第1ノードが2つ以上の出力リードをもっているときは、インタラクティブ ・フィーチャのカストマの選択を通知するためにプレゼンテーション・プロセッ サからのメッセージのために配信プロセッサ側のメッセージ・ストアをチェック するステップであって、前記メッセージは第2ノードまでたどっていく該第1ノ ードの出力リードを暗黙に示しているものと、 該メッセージが前記チェック・ステップで見つかったときは、該メッセージで 暗黙に示された該第1ノードの前記出力リードを前記第2ノードまでたどってい くステップと、 該メッセージが該チェック・ステップで見つからなかったきは、該第1ノード の前記デフォルト出力リードを第3ノードまでたどっていくステップと、 該第1ノードが出力リードを1つだけもつときは、該第1ノードの該デフォルト 出力リードを前記第3ノードまでたどっていくステップと を備えたことを特徴とする方法。 16.配信プロセッサ側に実装されていて、プリプロセッサで生成された前処理 マルチメディア・プレゼンテーションを、カストマにサービスを提供するプレゼ ンテーション・プロセッサへ配信ネットワークを経由して配信する請求項15に 記載の方法において、配信プロセッサは前処理マルチメディア・プロセッサをス トアしておく大容量記憶装置に接続されており、該方法はさらに、 前処理マルチメディア・プレゼンテーションを前記大容量記憶装置から取り出 し、その前処理マルチメディア・プレゼンテーションを配信プロセッサ側でスト アするステップを含むことを特徴とする方法。 17.配信プロセッサ側に実装されていて、プリプロセッサで生成された前処理 マルチメディア・プレゼンテーションを、カストマにサービスを提供するプレゼ ンテーション・プロセッサへ配信ネットワークを経由して配信する請求項16に 記載の方法において、前記実行ステップは配信プロセッサの配信コントローラに よって実行され、該配信コントローラは該配信コントローラがインタラクティブ ・フィーチャのカストマ選択を通知するメッセージをプレゼンテーション・プロ セッサから受信してからそのプレゼンテーション・プロセッサに応答するまでの 時間であるサービス時間(ST)をもっており、該方法はさらに、 配信プロセッサとプレゼンテーション・プロセッサとの間のラウンド・トリッ プ・レイテンシ(RTL)を、 メッセージがプレゼンテーション・プロセッサから配信プロセッサへ伝達して いく時間である伝播遅延(PD)を配布ネットワークに要求し、 前記ラウンド・トリップ・レイテンシを次式 RTL(秒)=〔2(PD)+ST〕 のように計算することによって、 判断するステップを含むことを特徴とする方法。 18.配信プロセッサ側に実装されていて、プリプロセッサで生成された前処理 マルチメディア・プレゼンテーションを、カストマにサービスを提供するプレゼ ンテーション・プロセッサへ配信ネットワークを経由して配信する請求項17に 記載の方法において、前記ラウンド・トリップ・レイテンシを判断する前記ステ ップは配信プロセッサ側のプレゼンテーション・テクノロジ・パラメータ・ジェ ネレータで実行され、該方法はさらに、 該プレゼンテーション・テクノロジ・パラメータ・ジェネレータ側から、ネッ トワーク・ビット・レートを配布ネットワークに要求するステップと、 メモリ容量をプレゼンテーション・プロセッサに要求するステップと、 該ラウンド・トリップ・レイテンシ、前記ネットワーク・ビット・レート、お よび前記メモリ容量を要求時にプリプロセッサへ送信するステップと を備えたことを特徴とする方法。 19.オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して前処理マ ルメディア・プレゼンテーションを生成する装置であって、該前処理マルチメデ ィア・プレゼンテーションは配信プロセッサから配布ネットワークを経由してプ レゼンテーション・プロセッサへ配信され、プレゼンテーション・プロセッサに よってカストマに提示され、配布ネットワークはネットワーク・ビット・レート をもち、プレゼンテーション・プロセッサはメモリ容量をもち、オリジナル・マ ルチメディア・プレゼンテーションはプレゼンテーション・コマンドとその関連 マルチメディア・オブジェクトを含んでいて、使用可能状態と使用禁止状態をも つ少なくとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマに提供し、各々の オブジェクトは関連のプレゼンテーション時間を有するものにおいて、該装置は 、 該装置への入力を受信してストアしておく手段であって、前記入力は前処理さ れるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションと、配信プロセッサとプ レゼンテーション・プロセッサとの間のラウンド・トリップ・レイテンシおよび 配布ネットワークのネットワーク・ビット・レートを含むプレゼンテーション・ テクノロジ・パラメータとを含んでいるものと、 プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトを前記プレゼンテーシ ョン・プロセッサへ配信するように前記配信プロセッサに指示する配信コマンド を収めている配信スケジュールを含んでいる前処理マルチメディア・プレゼンテ ーションを、前記入力に基づいて生成する手段であって、該生成手段は各プレゼ ンテーション・コマンドとその関連オブジェクトがそのプレゼンテーション・コ マンドに関連するプレゼンテーション時間よりも遅くない時間にプレゼンテーシ ョン・プロセッサで受信されるとの制約の下で動作するようにしたものと を備えたことを特徴とする装置。 20.オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して、前処理 マルメディア・プレゼンテーションを生成する請求項19に記載の装置において 、さらに、 前記生成手段に接続されていて、前記プレゼンテーション・プロセッサ側の利 用可能メモリ容量をトラッキングする手段を備えており、前記プリプロセッサの 該生成手段は、配信される各プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェ クトを受け入れるメモリが十分に残されているような形で前記配信スケジュール を生成することを特徴とする装置。 21.オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して、前処理 マルメディア・プレゼンテーションを生成する請求項20に記載の装置において 、前記プリプロセッサの前記生成手段は、インタラクティブ・フィーチャのカス トマの選択よりも前に、カストマの選択に応答して実行されるプレゼンテーショ ン・コマンドとその関連オブジェクトが前処理マルチメディア・プレゼンテーシ ョンをカストマにプレイ・アウトするときの遅延とギャップを除外するように前 記プレゼンテーション・プロセッサへ配信されるような形で前記配信スケジュー ルの前記配信コマンドを生成することを特徴とする装置。 22.オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して、前処理 マルメディア・プレゼンテーションを生成する請求項19に記載の装置におい て、前処理の期間にエラー・メッセージをリレーするメッセージ・ジェネレータ をさらに備えたことを特徴とする装置。 23.オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションを前処理して、前処理 マルメディア・プレゼンテーションを生成する請求項19に記載の装置において 、前記生成手段に接続されていて、プレゼンテーションに入っている現在時間を トラッキングする手段をさらに含んでいることを特徴とする装置。 24.プリプロセッサに実装されていて、オリジナル・マルチメディア・プレゼ ンテーションを前処理して、配信プロセッサから配布ネットワークを経由してプ レゼンテーション・プロセッサへ配信され、そのプレゼンテーション・プロセッ サによってカストマに提示される前処理マルチメディア・プレゼンテーションを 生成する方法であって、配布ネットワークはビット・レートをもち、プレゼンテ ーション・プロセッサはメモリ容量をもち、オリジナル・マルチメディア・プレ ゼンテーションはプレゼンテーション・コマンドとその関連マルチメディア・オ ブジェクトを含み、使用可能状態と使用禁止状態をもつ少なくとも1つのインタ ラクティブ・フィーチャをカストマに提供し、各プレゼンテーション・コマンド は関連のプレゼンテーション時間をもっているものにおいて、該方法は、 プリプロセッサへの入力信号を受信して、ストアしておくステップであって、 前記入力信号は前処理されるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーション と、配信プロセッサとプレゼンテーション・プロセッサとの間のラウンド・トリ ップ・レイテンシ、配布ネットワークのビット・レート、およびプレゼンテーシ ョン・プロセッサのメモリ容量を含むプレゼンテーション・テクノロジ・パラメ ータとを含んでいるものと、 前記プレゼンテーション・プロセッサ側の利用可能メモリ容量をトラッキング するステップと、 プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトをプレゼンテーション ・プロセッサへ配信するように前記配信プロセッサに指示する配信コマンドを収 めている配信スケジュールを含んでいる前処理マルチメディア・プレゼンテー ションを前記入力信号に基づいて生成するステップであって、該生成ステップは 各プレゼンテーション・コマンドとその関連オブジェクトがプレゼンテーション ・コマンドに関連するプレゼンテーション時間より遅くない時間にプレゼンテー ション・プロセッサで受信され、配信される各プレゼンテーション・コマンドと その関連オブジェクトを受け入れるだめの十分なメモリがプレゼンテーション・ プロセッサに残っているとの制約の下で実行されるようにしたものとを含んでい るものと を備えたことを特徴とする方法。 25.プリプロセッサ側に実装されていて、オリジナル・マルチメディア・プレ ゼンテーションを前処理して、配信プロセッサから配布ネットワークを経由して プレゼンテーション・プロセッサへ配信され、そのプレゼンテーション・プロセ ッサによってカストマに提示される前処理マルチメディア・プレゼンテーション を生成する方法であって、配布ネットワークはネットワーク・ビット・レートを 有し、プレゼンテーション・プロセッサはメモリ容量をもっており、オリジナル ・マルチメディア・プレゼンテーションはプレゼンテーション・コマンドとその 関連マルチメディア・オブジェクトを含み、使用可能状態と使用禁止状態をもつ 少なくとも1つのインタラクティブ・フィーチャをカストマに提示し、各プレゼ ンテーション・コマンドはその関連オブジェクトを提示するための関連プレゼン テーション時間をオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションの複数のク ロックの1つ上にもち、各関連オブジェクトはサイズをもつものにおいて、該方 法は、 (a)プリプロセッサへの入力信号を受信してストアしておくステップであっ て、該入力信号は前処理されるオリジナル・マルチメディア・プレゼンテーショ ンと、配信プロセッサとプレゼンテーション・プロセッサとの間のラウンド・ト リップ・レイテンシ、配布ネットワークのビット・レート、およびプレゼンテー ション・プロセッサのメモリ容量を含んでいるプレゼンテーション・テクノロジ ・パラメータとを含んでいるものと、 (b)オリジナル・マルチメディア・プレゼンテーションの前記複数のクロッ クの第1クロックをアクティブ・クロックとして定義するステップと、 (c)メモリ・カウンタをプレゼンテーション・プロセッサのメモリ容量で定 義するステップと、 (d)前記アクティブ・クロック上のオブジェクトの1つであって、まだ配信 スケジュールされていないで、最も早いプレゼンテーション時間を有するブロッ クをアクティブ・オブジェクトとして定義するステップと、 (e)インタラクティブ・フィーチャが該アクティブ・クロック上の時間と前 記アクティブ・オブジェクトのプレゼンテーション時間との間に使用可能になっ ていなければ、前記メモリ・カウンタが十分な利用可能メモリ容量を示している 最も早い時間として定義された配信時間に該アクティブ・オブジェクトを配信す るようにスケジュールするステップと、 (f)該メモリ・カウンタを該アクティブ・オブジェクトのサイズだけ増加す るステップと、 (g)該アクティブ・オブジェクトを配信プロセッサからプレゼンテーション ・プロセッサへネットワーク・ビット・レートを利用して配信するために必要な 時間だけ該アクティブ・クロックを更新するステップと、 (h)該アクティブ・クロック上に未スケジュールのオブジェクトが他にあれ ば、ステップ(d)から(g)までを繰り返すステップと、 (i)該アクティブ・クロックと定義されてないクロックが他にあれば、複数 のクロックの次のクロックを該アクティブ・クロックとして定義し、ステップ( d)から(h)までを繰り返すステップと を備えたことを特徴とする方法。 26.プリプロセッサ側に実装されていて、オリジナル・マルチメディア・プレ ゼンテーションを前処理して前処理マルチメディア・プレゼンテーションを生成 する請求項25に記載の方法において、前記方法はさらに、 (k)インタラクティブ・フィーチャが前記アクティブ・クロック上の時間と 前記アクティブ・オブジェクトのプレゼンテーション時間との間に使用可能にな っていなければ、インタラクティブ・フィーチャがカストマによって選択され たとき提示される各未スケジュール・オブジェクトを配信するようにスケジュー ルするステップであって、 (k−1)インタラクティブ・フィーチャが選択されたとき提示される未 スケジュール・オブジェクトであって、最も早いプレゼンテー ション時間をもつものを前記アクティブ・オブジェクトとして 定義するステップと、 (k−2)該アクティブ・オブジェクトがインタラクティブ・フィーチャ が選択されたあとで、該アクティブ・オブジェクトのプレゼン テーション時間の前にプレゼンテーション・プロセッサへ配信 できない場合は、十分なメモリ容量が前記メモリ・カウンタで 示されている最も早い時間として定義された配信時間に該アク ティブ・オブジェクトを配信するようにスケジュールするス テップと、 (k−3)前記メモリ・カウンタを該アクティブ・オブジェクトのサイズ だけ増加するステップと、 (k−4)該アクティブ・クロックを該アクティブ・オブジェクトを配信 するための時間だけ更新するステップと、 (k−5)インタラクティブ・フィーチャが選択されたとき提示される未 スケジュール・オブジェクトが他にあれば、ステップ(k− 1)から(k−5)までを繰り返すステップと、 を備えたことを特徴とする方法。 27.プリプロセッサ側に実装されていて、オリジナル・マルチメディア・プレ ゼンテーションを前処理して前処理マルチメディア・プレゼンテーションを生成 する請求項26に記載の方法において、前記方法は、 前記アクティブ・オブジェクトがインタラクティブ・フィーチャが選択された あとで、該アクティブ・オブジェクトのプレゼンテーション時間の前にプレゼン テーション・プロセッサへ配信できる場合は、インタラクティブ・フィーチャが 選択されたあとの、最も早い利用可能配信時間として定義された配信時間に該ア クティブ・オブジェクトを配信するようにスケジュールするステップ をさらに備えたことを特徴とする方法。 28.プリプロセッサ側に実装されていて、オリジナル・マルチメディア・プレ ゼンテーションを前処理して前処理マルチメディア・プレゼンテーションを生成 する請求項25に記載の方法において、前記方法は、 前記アクティブ・オブジェクトプレゼンテーション時間が前記アクティブ・ク ロック上で経過すると、前記メモリ・カウンタを該アクティブ・オブジェクトの サイズだけ減少するステップ をさらに備えたことを特徴とする方法。
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