JPH09512006A - 時間的に調節された薬物供給システム - Google Patents

時間的に調節された薬物供給システム

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JPH09512006A
JPH09512006A JP7526829A JP52682995A JPH09512006A JP H09512006 A JPH09512006 A JP H09512006A JP 7526829 A JP7526829 A JP 7526829A JP 52682995 A JP52682995 A JP 52682995A JP H09512006 A JPH09512006 A JP H09512006A
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Abstract

(57)【要約】 外部からの力の源及び/又は電気的なコントローラーの必要性を回避する薬剤又は活性成分の受容的な定期的開放のための供給機構及び装置が提供される。振動化学システムを利用することによって、経皮投与される活性成分の能力の振動をもたらす、溶液、薬剤、エンハンサー又は可溶化剤のpHをだれでも変えることができる。溶液のpHは、塩、たとえば過マンガン酸塩、ヨウ素酸塩、硫酸塩、塩素酸塩又は臭素酸塩の還元及び酸化(レドックス)反応により2〜10のpH値の範囲にわたって振動され得る。活性化に基づいて、供給システムの条件は振動し始め、そしてそれにより、活性剤の供給が振動する。

Description

【発明の詳細な説明】 時間的に調節された薬物供給システム 発明の分野 本発明は、活性剤供給システムからの活性剤の供給を調節するためにそのよう なシステムへの化学的振動反応の適用に関する。本発明は、実質的にいづれのタ イプの供給システムでも本発明においては利用され得るけれども、特に、経皮供 給システム、注入ポンプ及び移植片の領域における供給システムに関する。本発 明はさらに、連続的な投与から経験される活性剤耐性の克服にも関する。本発明 はまた、本発明のシステムが生物学的リズムに従って活性剤供給を調節するよう に企画され得る時計生物学の分野にも関する。 発明の背景 生物学的リズムは臨床学的薬理学の重要な観点であり、そして薬物供給システ ムを評価する場合、考慮に入れるべきである事実を示すことが、時間薬理学にお ける新たな興味である(Hrushesky,W., J.Cont.Rel.19 363(1992)及びLemmer, B.,Adv.Drug Del.Rev.6 19(1991))。一定の疾病の開始が強い日周期時間依存性 を示すことを、研究が示唆している。これは、一定した薬物開放とは対照的に薬 物供給の一定時間でのパターニングの必要性につながっている。現在、薬物供給 の調節は、外部的な手段、たとえば超音波調節、磁気調節及びイオン導入により 達成されている(Kost,J.,Langer,R.,Adv.Drug Del.Rev.6 19(1991))。つい 最近に論じられている自己調節された供給システムは一般的に、官能化されたポ リマーの酵素誘発に基づいている(Kost et al.,上記)。定期的な薬物供 給のための膜の振動化学反応の理論的なモデルが最近、Siegel及びPittにより公 開されている(Siegal,R.A.and Pitt,C.G.,Proceed.Intern.Symp.Control Re l.Bioact.Mater.20(1993)49)。このアプローチは、振動化学反応を利用して の薬物又は活性成分の受動的な定期的開放に関してであり、従って外部からの力 の源及び/又は電気コントローラーのための必要性を回避する。換言すれば、振 動反応が始められた後すぐに、活性剤の供給がそのシステムの自由エネルギーに より駆動される。 化学的振動反応は約100年の間、知られている。最とも広範に研究された発振 体、すなわちBelousov-Zhabotinskii(BZ)反応は、化学システムにおける広範囲 の種類の時間及び空間の不安定性を研究するためのモデルとして使用されて来た (Zhabotinskii,A.M.Oscillations and Traveling Waves in Chemical Systems ;Field,R.J.,Burger,M.,Eds.;Wiley-Interscience:New York,(1983)) 。BZシステムは一般的に、酸性臭素塩酸による有機基質の金属イオン触媒された 酸化及び臭素化として許容されている。従来のBZ−反応においては、pHはかなり 安定しており、そして反応において駆動力ではない。 pH発振体の種類は、pHにおいて大きな変化が存在し、そしてそのpH変化が単に 振動の結果又はインジケーターであるよりもむしろ重要な駆動力であるそれらの 振動化学反応から成る(Rabai,G.Orban,M.and Epstein,I.R.,Acc.Chem.Res .23(1990)258及びLuo, Y.and Epstein,I.R.,J.Amer.Chem.Soc.113(1991 )1518)。溶液のpHは、塩、たとえば過マンガン酸塩、ヨーソ酸塩、硫酸塩、塩 素酸塩又は臭素酸塩の還元及び酸化(レドックス)反応により2〜10のpH値の範 囲にわたって振動され得る。最初のpH発振体、すなわち過酸化水素−化物反応は 、つい10年ほど前に発見された。約14 のpH発振体システムは知られていない。それらは、ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ 尿素システム;ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ硫酸塩システム;ヨウ素酸塩−亜硫 酸塩−フェロシアン化物システム;ヨウ素酸塩−ヒドロキシルアミンシステム; 過ヨウ素酸塩−ヒドロキシルアミンシステム;過ヨウ素酸塩−チオ亜硫酸塩シス テム;過酸化水素−フェロシアン化物システム;過酸化水素−チオ硫酸塩−銅( II)システム;過酸化水素−亜硫酸水素塩−チオ硫酸塩システム;ペルオキソジ スルフェート−チオ硫酸塩−銅(II)システム;亜臭素酸塩−ヨウ素酸塩システ ム;臭素酸塩−亜硫酸塩−フェロシアン化物システム;臭素酸塩−亜硫酸塩−チ オ硫酸塩システム;及びマンガン(II)−過ヨウ素酸塩システムを包含する。(L uo and Epstein,上記を参照のこと)。 CIMA反応(亜塩素酸塩/ヨウ化物/マロン酸)(J.Amer.Chem.Soc. 1990,112,9 104-9110)は、溶液のpHが振動反応に応答して振動する(但し、駆動しない)レ ドックス反応である。 アメリカ特許第 4,756,710号(Bondi et al,1988)は、経皮供給システムにお ける弱酸性又は弱塩基性のイオン化されていない薬物が連続的に且つ比較的低い 割合で供給される、pH−介在の薬物供給システムを記載する。そこに記載される pH調節は、安定したpHを維持することであって振動pHを維持することではない。 本発明に使用するために変性され得る他の典型的な経皮システム(振動反応を 言及も又は利用もしていない)は、アメリカ特許第4,781,924号;第3,598,122号 ;第4,597,961号;第3,996,934号;第4,911,707号;第4,743,249号;第4,917,67 6号;第5,064,654号;第5,073,539号に記載されるものを包含する。 れている製品に包含されるシステムは典型的には、装置の内部の材 料を溶解するために装置中への流体の浸入を可能にし、そしてより浸透圧を創造 し、そして外部環境にオリフィスを通して溶解された材料を押し進める半透膜を 有する。それらの装置は、アメリカ特許第 4,326,525号;第 4,439,195号;第 4 ,455,143号及び第 3,916,899号により例示されるが、但しこれらだけには限定さ れない(ここで、それらのシステムは本発明に使用するために改良され得る)。 発明の目的 従って、受動的な手段による薬物又は活性成分の一時的な又は定期的な開放を ひき起こすために化学的発振体、特にpH発振体を用いる方法を提供することが本 発明の目的である。 振動反応成分が貯蔵の間、安定化され、そして所望により、時間的に調節され た態様で薬物を投与するために活性化される、使用者により活性化される経皮治 療システムを用いる方法を提供することが本発明のさらなる目的である。 活性剤の一時的な開放を調節することによって活性剤の改良された効能を提供 することが本発明のさらなる目的である。 さらに、活性剤耐性を回避し又は最少にするために活性剤を受動的且つ定期的 に供給する活性剤供給装置を提供することが本発明のさらなる目的である。 さらに、特に日周期リズムの障害に関連する疾病の処置のためにリズミカルな 身体のサイクルと同時パターンで活性剤を一時的な態様で提供することが本発明 のさらなる目的である。 発明の要約 本発明のそれらの及び他の目的は、振動反応が所望されるまで開始されない条 件下で、振動化学反応試薬をその中に組込む活性剤供 給装置により達成され得る。少なくとも1つの振動試薬は、反応を始めさせよう とするまでその反応を開始するために必要な反応体の残りから物理的に分離され ている。それらの成分は、使用者の作用により(使用者の活性化された経皮にお けるように)又は環境の変化において(カプセル又は錠剤の飲み込み、貯蔵所配 合物(depot formulation)又は坐剤の挿入、局部又は経皮用包帯の適用、光への 暴露、等におけるように)一緒にされる。 活性化された後すぐに、振動反応は、供給形を離れ、その意図された標的に達 する活性剤の能力を変える変化をもたらす。1つの経皮態様においては、pHの変 化のために(pHが反応における駆動力であるか否かにかかわらず、振動反応の部 分として)、薬物はその薬物のpKa値に関して荷電されるか又は荷電されないま まであり得る。荷電されていない形の薬物は親油性膜を通して容易に透過するこ とができるので、定期的な供給プロフィールが得られる。 もう1つの態様において、振動反応成分は、少なくとも2つの振動反応体(1 つは2つの区画の個々に保持される)に対して不透過性であるが、しかし水和化 されなければ不透過性である膜の水和化におけるように、使用者の環境において それらの中の少なくとも1つに対して透過性になるバリヤーにより分離されてい る。そのような膜の最近の例は、Tamada et al,Macromol.Rapid Commun.16,4 7-51(1995)に見出される。さらなる態様において、光開始された振動反応のた めの反応体は、開始化学線の不在下で適切な形で配合される。使用者は、適切な 光にその配合物を暴露し、そして活性化されたシステムを用いる。 さらにもう1つの形において、不透過性膜は、振動反応成分の異なった部分を 有する2つの成分を分離する。システムの湿気への暴露は、分離用膜を破壊する のに十分な浸透圧を1つの部分に作り出 すことができ、それにより振動反応体の混合を引き起こすことができる。開始さ れた後すぐに、反応はシステムの定義された特徴に従って振動する。 図面の簡単な説明 図1A−1Dは、一時的な薬物供給のための手段の展開を示す。 図2は、溶液A(0.07MのNaOHを含む0.05MのNa2S2O3)が溶液B(0.10MのH2 O2及び8.8×10-6MのCuSO4)300ml中に0.225ml/分で導入される条件下で、セ ミバッチでの過酸化水素−チオ硫酸塩反応において観察されるpH振動を示す。 図3A−3Bは、ヨウ素酸塩−硫酸塩−チオ硫酸塩pH発振体についてのモデル 機構及び略図を示す。 図4は、溶液A(0.02MのNa2SO3、0.015MのNa2S2O3及び0.005MのH2SO4)が 溶液B(0.05MのNaIO3)300ml中に0.225ml/分で導入される条件下で、セミバ ッチでのヨウ素酸塩−チオ硫酸塩発振体において観察されるpH振動を示す。 図5A−5Bは、ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスル ホン酸(PAMPS)(図5B)がセミバッチ反応器において硫酸により直接的に置換さ れる場合の反応体のpH振動を比較する。個々の場合、溶液A(0.02MのNa2SO3、 0.015MのNaS2O3及びH2SO4(0.0050M)〔図5A〕又はPAMPS(0.0083M)〔図5B 〕のいづれか)が、500mlの3ツ首丸底フラスコ内の300mlの溶液B(0.05MのNa IO3)中に撹拌しながら、ぜん動ポンプを用いて0.225ml/分で導入される。 図6A−6Hは、ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ硫酸塩−PAMPSセミバッチ研究 の結果を示す。示される個々のグラフは、異なった濃度のPAMPS成分(6A:0.0 075M;6B:0.0080M;6C:0.0081 M;6D:0.0082M;6E:0.0083M;6F:0.0084M;6G:0.0085M;6H :0.0086M)を用いての結果を報告する。 図7A−7Dは、種々の濃度の硫酸(7A:0.01680M;7B:0.01759M;7 C:0.01775M;7D:0.01800M)を用いてのヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ硫酸 塩−ニコチンセミバッチ研究の結果を示す。 図8A−8Bは、溶液A(0.02MのNa2SO3、0.015MのNa2S2O3、0.005MのH2S O4及び0.02047Mの安息香酸ナトリウム)が溶液B(0.05MのNaIO3)300ml中に0 .225ml/分で導入される条件下でのヨウ素酸塩−チオ硫酸塩−安息香酸ナトリウ ムセミバッチ研究の結果を示す(8A:サンプル1;8B:サンプル2)。 図9は、32℃で2ミルの28%EVAフィルムを通しての安息香酸塩イオンの流れ の研究からの結果を示す(安息香酸の拡散)。 図10A−10Bは、活性化合物の一時的な開放のための使用者活性化経皮システ ムの例を示す。図10Aは経皮装置の上面図(支持層は除かれている)である:1 −経皮装置、2−PAMPS,Na2SO3,Na2S2O3及び薬物を含む浸透ポンプ領域、3− 破裂性膜、4−非破裂性膜、5−不活性マトリックス及び酸化剤溶液を含む活性 剤開放領域、6−真空受容パウチ、7−超薄型破裂性膜、8−層ラミネート。図 10Bは図10Aに示される装置の側面図である:1〜8(図10Aの通りである)、 9−保護ライナー、10−接着剤層、11−保護層、12−支持層、13−剥離ライナー 、14−接着剤。 図11A−11Cは、セミバッチヨウ素酸塩実験に起因するヨウ素酸塩濃度の変化 による周期数頻度の変化を示す。周期数は、ヨウ素酸塩濃度の上昇につれて上昇 する(11A:0.100MのNaIO3;11B:0.050MのNaIO3;11C:0.025MのNaIO3)。 図12A−12Fは、安息香酸/安息香酸塩浸透モデルを用いてのセ ミバッチ条件下でのヨウ素酸塩システムのpH振動を示す。条件は例5及び表3に 示されている。 図13は、24℃で3ミルの19%EVAフィルム及び75mlのCrownドナー細胞を用いて のCSTR条件下での安息香酸塩の存在下でのpH振動を示す。溶液A(0.06MのNa2S O3、0.045MのNa2S2O3及び0.01512MのH2SO4を含む)が、ぜん動ポンプを用いて 0.190ml/分で溶液B(0.025Mのヨウ素酸ナトリウム及び3.0mg/mlの安息香酸) に添加され(pH=5.8);溶液Bは0.095ml/分で添加される。 図14A−14Bは、溶液A(0.05Mのヨウ素酸ナトリウム)が80mlの溶液B(0.0 2MのNa2SO3、0.015MのNa2S2O3及び0.00602MのH2SO4(図14A)又は0.01175Mの PAMPS(図14B)のいづれか、0.02047Mの安息香酸ナトリウム及び0.5%のPEO(4,0 00,000のMW))にぜん動ポンプを用いて0.080ml/分で導入される条件下で、追加 の増粘剤の存在下で100mlの3ツ首丸底フラスコを用いてのセミバッチ条件下で のpH振動を示す。 図15は、32℃で2ミルの28%EVAフィルム及び75mlのドナー細胞を用いてヨウ 素酸塩にスルホキシドを添加するよりもむしろ、スルホキシドにヨウ素酸塩を添 加することによる安息香酸塩のセミバッチ流れ及びpH変動を示し、ここで溶液A (0.05Mのヨウ素酸ナトリウム)は溶液B(0.02MのNa2SO3、0.015MのNa2S2O3 、0.00604MのH2SO4及び0.02047Mの安息香酸ナトリウム)にぜん動ポンプを用 いて0.080ml/分で導入される。 図16は、32℃での2ミルの28%EVAフィルム及び75mlのドナー細胞を用いてのp H振動に応答してのセミバッチ条件下での安息香酸塩の拡散を示し、ここで溶液 A(0.05Mのヨウ素酸ナトリウム)は75mlの溶液B(0.02MのNa2SO3、0.015M のNa2S2O3、0.00604MのH2SO4及び0.02047Mの安息香酸ナトリウム)にぜん動ポ ンプを用 いて0.080ml/分で導入される。 図17は、32℃での2ミルの28%EVAフィルム及び75mlのドナー細胞を用いてのp H振動に応答してのセミバッチ条件下でのニコチン拡散を示し、ここで溶液A(0 .05Mのヨウ素酸ナトリウム)は75mlの溶液B(0.021MのNa2SO3、0.015MのNa2S2 O3、0.03797MのH2SO4及び0.75mlのニコチン遊離塩基)にぜん動ポンプを用いて 0.080ml/分で導入される。 発明の詳細な記載 本発明は、受動手段により膜を通しての薬物又は活性成分の一時的な又は定期 的な開放を生ぜしめるために、化学的発振体、好ましくはpH発振体を用いる方法 に関する。振動性薬物拡散を達成するためには、振動性出力プロフィールを得る ために入力物を振動する手段が公式化される。これは、医薬(特に、ぜん息鎮静 薬、抗癌剤、抗−AIDS薬剤、抗パーキンソン氏病薬物、抗狭心症剤、アルツハイ マー及び発作用薬物、抗ウィルス剤、アンチセンスペプチド、抗潰瘍薬物、PMS 治療薬、鎮痛薬、エンドクリン/生殖治療薬、避妊薬、一般的なホルモン置換治 療薬、発作治療薬、抗生物質、免疫化、嗜癖処置、抗不安薬、抗感作薬物、抗刺 激剤、及び抗炎症剤、等)、化粧品(たとえば香料及び芳香剤、湿気付与剤、脱 臭薬、コンディショナー、等)、農業用活性剤(たとえばフェロモン、殺昆虫剤 、除草剤、又は成長調節剤、等)を供給することへの使用のために適切である種 々の供給システムに種々の態様で達成され得る。 この開示のバランスは医薬製品に調整されるが、しかし開示され、そして例示 される発明は、剤の一時的な調整又は定期的な開放が所望されるいづれか他の領 域に同等に十分に適用され得る。 本発明のための“受動的供給”とは、振動が始められた後すぐに 、他のエネルギー源(システム外の)が振動反応を駆動するために必要とされず 、そして活性剤の供給が、活性剤の種、システムのpH及び/又は供給装置自体の 振動反応敏感性特徴に依存して、受動的拡散原理を従える(すなわち、種の流れ がその化学的な電位傾度(高い傾度から低い傾度)を従える)ことを意味する。 一般的に、活性剤の本発明の調節は、pH振動反応に特別に関して見出され得る 。しかしながら、振動反応におけるいづれか他の振動種も類似する態様で都合良 く使用され得る。簡単には、本発明はpH振動反応に特別に関して記載されるであ ろう。本発明に使用され得る振動反応における他の振動種は、BZ反応におけるCe+3 ,Mn+2,Fe+2,Li+及びRu+2錯体、S+2−O2−メチレンブル−システム、及び Oscillations and Traveling Waves in Chemical Systems;Field and Burger, Eds;Wiley-Interscience,New York(1983),P230における表7.1に示される ものを包含するが、但し、これだけには限定されない。 触媒性ハロゲン化(好ましくは臭素化)及び有機基質の酸化であるBZ反応にお いては、有機基質は2つの種、すなわちハロゲン化された化合物とハロゲン化さ れていない化合物との間で変動する。効果的な供給のために必要とされるいづれ かのパラメーターにおけるそれらの2つの種間の差異が、所望する供給調節を得 るために開発され得る。この反応への使用のための典型的な基質は、クエン酸、 マロン酸、ブロモマロン酸、リンゴ酸、没食子酸、ピルビン酸、蓚酸、2,3− ペンタンジオン、ケルセチン、モリン、アセト酢酸メチルエステル、4−クロロ アセト酢酸エチルエステル、アセトンジカルボン酸ジエチルエステル、N−メチ ルアセトアセトアミド、アセチルアセトン−クロム複合体、3,4,5−トリメ トキシベンズアルデヒド、2,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド及び(水 −アセトニトリル溶液における)ベラトルム酸及びベラトルアルデヒドの混合物 を包含するが、但しこれらだけには限定されない。ポリマーの反復単位の少なく とも40%においてそこに組込まれるそれらの材料(典型的にはペンダント基とし て)を有するポリマーはまた、さらに下記に記載されるポリマー態様にも使用さ れ得る。 医薬情況におけるpH振動システムに関しては、供給されるべき活性剤の環境は 、活性剤が、供給装置バリヤー(及び/又は、経皮装置の場合、皮膚)を通して より容易に及びより低い容易さで透過し、又は拡散する種間で移行する値の間で 変更されたpHを有することができ;活性剤が通過すべき膜バリヤー又は活性剤が 開放されるべきマトリックスはpH変化に応答して変更されたその透過性を有する ことができ;活性剤から流れエンハンサーを分離するバリヤーは、活性剤に供給 される流れエンハンサーの量を制御し、そして結果として、流れエンハンサー依 存性の活性剤供給を調節するために変性され得;ポリマーは、より粘性の及びよ り低い粘性の形(すなわち、Creacenzi et al,Polymer Preprints,August 199 4,407-408におけるようなポリ−γ−グルタメート)、又はより溶解された及び より低い程度で溶解された形又はより飲み込まれる及びより低い程度で飲み込ま れる形(すなわち、Kou et al,Pharmaceutical Research 5(9),1988,592-597 におけるようなポリ(メタ)アクリル酸)の間で移行するように変性され、それ により、適切な活性剤供給、等を有するために水和化される必要があるか又は必 要がない活性剤又は他の膜に利用できる水の量を変更することができる。 親油性膜が供給装置の一部として、又は活性剤が通過すべき患者の膜として包 含される(そして活性剤が装置を去った後、及び親油性膜に達する前、通過する 環境により変えられない)場合、活性剤、好ましくは薬剤と化学的pH振動反応と の組合せは、それ自身のp Ka値に関して活性剤を荷電せしめることができ又は荷電しないままにすることが できる。薬剤の荷電されていない形のみが親油性膜を透過することができるので 、定期的な供給プロフィールが、薬剤溶液のpHを振動することによって得られる 。同じタイプの最終結果が、活性剤自体又は活性剤供給のために必要とされる流 れエンハンサーのいづれかに対する膜の透過性を振動することによって達成され 得る。 上記成分のいくつか又はすべてはまた、他のタイプの供給装置、たとえばカプ セル、錠剤、等への使用のために適合され得る。それらは、システムから急速に クリアランスされ、そして従って、毎日、反復して投与される必要がある活性剤 と共に使用するために特に適切である。活性剤(たとえば化学療法剤)の断続的 な低い用量により良好に処理されるであろういづれかの疾病状態はまた、本発明 から利益を得ることができる。たとえば、拡散性及び非拡散性の形で存在する相 溶性活性剤と共にコアにおいて振動反応成分(ここで、その反応は低いpH環境下 で開始されるであろう)を有する錠剤が構成され得る。コアは活性剤拡散性形に 対して透過できる膜により取り囲まれる。骨に達した後、その酸性環境がコアを 拡散し、そして次に、活性剤の定期的な供給を可能にする胃腸環境からの影響を 克服するpHの局部的な変化をもたらす振動反応を開始せしめる。活性剤の荷電さ れていない種に対しては透過できるが、しかし活性剤の荷電された種に対しては 透過できず(又は少なくとも実質的にほとんど透過できない)、そして振動反応 成分に対しても透過できない(実質的に透過できない)適切な膜は、エチレン/ 酢酸ビニル(EVA)コポリマーである。他の適切な膜は当業者にとって明らかであ ろう。もう1つの変法においては、活性剤は振動反応成分と共に同じ区画には含 まれず、別の区画に含まれる。両区画は、1つの形の 活性剤に対して透過性である(又はより透過性である)もう1つの膜内に含まれ る。振動反応のpH振動は、EVA膜を通して活性剤含有区画と通じている。pHの変 化に応答して、活性剤は、それがその区画から拡散し、そして外部環境中に拡散 するより高い及びより低い能力を有する状態間で移行する。経皮システムに関し て記載される態様から適合される他の変動は当業者にとって明らかであろう。 カプセルを、上記錠剤のマイクロカプセル封入されたバージョンにより調製す ることができる。 一時的な薬物供給のための手段 システムの企画のためのキーパラメーターは、振動駆動力の特徴的な時間に対 する透過のための特徴的な時間の比率である。この比率は時間的に調節された供 給プロフィールを生成するためには小さくあるべきである(1以下)。例として 、定期的な薬剤開放プロフィールは、pH化学発振体の使用を通しての薬剤投与に おける振動の期間がすべての拡散性バリヤーを通しての薬剤の透過よりも長いこ とを確かめることによって得られる。次の分析は、このキーパラメーターが膜を 通しての薬剤の供給をいかに調節するかを示す。既知のpKaを有する薬剤が不定 の溜めに存在する理想的な情況を考慮することができ、ここで溶液のpHはpH化学 発振体により定期的に変えられる。疎水性膜を通して透過できる薬物〔C(t) 〕の荷電されていない形の瞬時の濃度は、下記式: C(t)=Cmaxsin(ωt) 〔式中、Cmaxは最大濃度であり、tは時間であり、そしてωは振動数である( 又は2π/ωは振動の期間である)〕により与えられる。振動数ωは、pH振動の 動力学及び従って、化学発振体の選択により調節される。大きさのない形で表わ される、膜を通しての薬剤の流れは、下記式: 〔式中、I,K,D及びλ(=I2/π2D)はそれぞれ、膜の厚さ、分配係数、 拡散率及び透過の特徴的な時間である〕により与えられる。タイムラグに理論的 には比例する特徴的な透過時間は、図1A−1Dに示される、拡散率及び膜の厚 さにより支配される。上記等式の右側における最初の項は駆動力の強制された定 期的変化によりその流れへの寄与を記載し、そして2番目の項は膜による薬剤輸 送の緩衝である。結果的に、2番目の項が支配する(λω≫1)ような条件が設 定される場合、出力の流れは、拡散のために平均的な駆動力に影響を及ぼす一定 の値に膜により常に調節される。しかしながら、最初の項が支配する(λω≪1 )ような条件が設定される場合、膜を通しての薬剤の流れは荷電された状態から 荷電されていない状態へとドナーの変化において薬剤と同じ振動数で振動するで あろう。λω≦1であるような条件のこの明確な設定が、時間的に調節された供 給システムの開発のための基礎をなす原理である。 化学的発振体の提案された機構 酸性溶液において追加の還元体による亜硫酸塩のヨウ素酸塩酸化であるMixed Landoldt発振体は、良く知られたpH振動システムである。チオ硫酸塩が追加の還 元体として選ばれる場合、pH調節された振動は6.5〜4.0の値の間で生じ得る。こ のシステムは、バッチ条件及びContinuously Stirred Tank Reactor(CSTR)条件 についてRa bai and Beckにより及びセミバッチ条件についてRabai and Epsteinにより広範 に研究されている(Rabai,G.and Epstein,I.R.,J.Amer.Chem.Soc.114(1992 )1529;Rabai,G.and Beck,M.T.,J.Phys.Chem.92 4831-4835(1988);及びR abai,G.and Beck,M.T.,J.Phys.Chem.92(1988)2804-2807)。振動化学反応 において、触媒又は中間体種、たとえば金属イオンの濃度は時間と共に振動する 。それらは、熱力学的平衡とは程遠い存在する全体の化学反応の自由エネルギー の低下により駆動される(Luo and Epstein,上記を参照のこと)。 最とも初期の認識された化学的発振体は、Belousov-Zhabotinskii(BZ)反応及 びLandoldt又は“ヨウ素時計反応(iodine clock reaction)”である(Nicholos e t al,Chemical Oscillators,Chemical Reviews,1973,Vol.73,No.4,365-38 4ページ)。これらのいづれもpH駆動された振動システムではない。BZ反応は、今 日知られている最とも広範に研究された非直線反応の1つである。適切な条件下 で、有機材料は、反応中間体の濃度において自己維持された振動を導びく金属イ オン触媒の助けを伴って臭素又は他のハロゲン化物により酸化される。それらの 振動は試薬フェロインの添加により可視化され得る(Field,Chem Ed.,Vol49, No5,1972,108ページを参照のこと)。許容されるField,Koros and Noyes(FKN )機構が、1972年、Field,Koros及びNoyes(Tyson,John;Oscillations and Tr aveling Waves in Chemical Systems;Field and Burger Eds.; Wiley-Intersci ence,New York 1983,94ページ)により示された。より単純な形において、そ れはオレゴネーター(Oregonator)(この同じ文献の108ページを参照のこと)とし て知られており、そして下記式により示される: このモデルにおいて、A及びBは反応体であり、P及びQは生成物であり、X, Y及びZは中間体(臭素性酸、臭素イオン及びCe(IV)、金属イオン触媒)の濃 度であり、そしてfは化学量論因子である(Epstein,I.R.;Orban,M.Oscillati ons and Traveling Waves in Chemical Systems;Fild,R.J.,Burger,M.,Eds .;Wiley-Interscience:New York 1983)。振動システムの研究のための通常の 実施は、密閉(バッチ)反応器又は開放システム〔連続流撹拌タンク反応器(CS TR)〕を使用して来た。追加の用具としての“セミバッチ反応器”の使用の最近 の記載は、pH振動システムを研究するための興味ある且つ単純な中間方法である (Rabai and Epstein,J.Amer.Chem.Soc.114,上記を参照のこと)。 pH発振体の初期実験は、実験パラメーターを決定するためにチオ硫酸塩のCu( II)触媒された過酸化水素酸化により開始した。Rabai and Epstein(J.Amer.Ch em.Soc.114,上記)により報告される濃度を用いて、本発明者は同じタイプのp H振動を得た。但し、反応器での異なった滞留時間による長い周期の長さを除く (図2)。詳細な機構がこのシステムについて提案されなかったとしても、その 振動は、過酸化水素によるチオ硫酸塩の酸化が下記2種の反応路を通して生じ得 る事実により説明され得る: OH-及びH+の生成間でのこの競争は一般的に、少なくともCSTR条件下でpH振動 を担当する駆動力であると想定されている(Orban and Epstein,J.Amer.Chem.Soc.109(1987)101)。セミバッチ反応器における ように、過酸化水素が過剰で存在する場合、水素イオン生成反応(反応式2)が 卓越する。過酸化物の濃度がチオ硫酸塩に対して低下するにつれて、ヒドロキシ 生成反応が支配し始め、そしてpHは上昇する。過酸化物の濃度がチオ硫酸塩に対 して有意に低下するとすぐに、水素イオン生成反応が再び開始し、そしてpHは再 び低下する。過酸化物の添加は、反応(1)を競争的にするためには必須である (Rabai and Epstein,J.Amer.Chem.Soc.114,上記)。混合されたLandoldt反応 (ヨウ素酸塩−チオ硫酸塩−亜硫酸塩)は、6.5〜4.0の間でpHを振動せしめる。 この振動システムにより、pH最小値がちょうど4.0以上である特徴的な“スパイ ク(spike)”が存在する。pHがいづれかの時間で4.0以下に低下する場合、ヨウ 素酸塩−ヨウ化物(Dushman)反応が卓越し、そしてその溶液はカッ色に変化する 。この反応のためのモデル機構は次の通りである: このモデルにおいて、Aはヨウ素酸塩に対応し(但し、表わさない)、Bはチオ 硫酸塩に対応し、Yは亜硫酸水素に対応し、Xは水素イオンに対応し、P1はテ トラチオネートに対応し、そしてP2は硫酸塩に対応する。振動挙動についての 基礎は、亜硫酸塩の自触媒作用の変更、水素イオンの消費及び亜硫酸塩の形成で ある(Rabai and Beck,上記)(図3を参照のこと)。 既知の振動反応は下記のものを包含するが、但しそれらだけには限定されない : ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ尿素システム;ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ硫酸 塩システム;ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−フェロシアン化 物システム;臭素酸塩−亜硫酸塩−フェロシアン化物システム;ヨウ素酸塩−ヒ ドロキシルアミンシステム;過ヨウ素酸塩−ヒドロキシルアミンシステム;フェ ノール−亜臭素酸塩−ヒドロキシルアミンシステム(pH3−7)Orban,J.Phys. Chem.1994,98,2930-2935;過ヨウ素酸塩−チオ亜硫酸塩システム;過酸化水 素−フェロシアン化物システム;過酸化水素−チオ硫酸塩−銅(II)システム; 過酸化水素−亜硫酸塩−フェロシアン化物システム(pH 4.5−7)Rabai et al ,J.Phys.Chem.,1994,98,2592-2594;亜塩素酸塩−チオシアネートシステム (pH1−4)Chinake et al,J.Phys.Chem.1994,98,2908-2916;亜塩素酸塩 −ヨウ化物−マロン酸システム;亜塩素酸塩−チオ尿素システム(pH2.5−4.5) Epstein et al,J.Phys.Chem.1992,96,5852-5856。 使用者に依存して、それらのいづれでも本発明の実施のために使用され得る。 一般的には、1つのハロゲンが使用される場合、それは他のハロゲンの対応する 種により置換され得、たとえば臭素酸塩はヨウ素酸塩により、又は亜臭素酸塩は 亜塩素酸塩により置換され得る。 好ましくは、医薬への使用のためには、ヨウ素酸塩−ヒドロキシルアミンシス テム、ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ硫酸塩システム、臭素酸塩−亜硫酸塩−フェ ロシアン化物システム及び過酸化水素−チオ硫酸塩−銅(II)システムのpH発振 体が使用される。 pH発振体の個々はそれが振動する定義されたpH範囲を有し、これは発振体の選 択を供給装置の構成において選択される他の材料の特徴に依存性にする。いくつ かのpH振動反応のpH範囲が下記表1に示されている。他は既知の技法を用いて当 業者により容易に決定されるであろう。 表1は、pH発振体に関して次に続く。 振動反応が組込まれ得る供給装置は、錠剤、カプセル、移植物、含浸された包 帯、及び経皮供給装置を包含する。pH振動システムに関して、供給装置は少なく とも1つのバリヤー層を有し、これは活性剤が通過すべき被膜又は活性剤が開放 されるべきマトリックスである。最とも単純なシステムにおいては、この膜又は マトリックスは1つの種の活性剤に対して透過性であるが、しかし他の種の活性 剤に対しては透過性ではなく、そして活性剤は振動反応におけるpH変化に応答し てそれらの種間で変化する。そのような経皮システムは、ポリエステル不透過性 支持体にヒートシールされる、シリコーン基材の感圧性接着剤を積層されている エチレン/酢酸ビニル膜により形成されるキャビティにより例示される。そのキ ャビティの内部は活性剤及びpH発振体反応物を含む溜めである。この態様におい ては、発振体反応物の分離は存在しないので、システムはアセンブリーに対して 活性的である。これはいわゆる“充填可能”な経皮システムのために適切であり 、ここで1又は複数の発振体反応物が使用までシステム外に放置されている。こ の時点で、最終反応物が添加され、そしてシステムは活性的である。わずかによ り複雑なシステムにおいては、反応物の残りから分離される少なくとも1種の振 動反応性反応物を有する複数の区画が存在する。それらの区画間の分離バリヤー は使用者により破壊でき、それにより、経皮への適用の直前、振動反応を活性化 する。他方、振動反応が軽い1つの反応物により開始されるか又は光により活性 形に転換される場合、振動反応を開始することを所望するまで、開始線が除外さ れる条件下で、すべての反応物が単一の区画に組合され得る。化学線開始される 振動反応の例は次に開示されるものであるが、但しこれらだけには限定されない :DD146864(1981年3月4日に公開されている)(光感受性Fe(III)化合物−臭素 酸塩−有機酸−ジピリジル複合体形成体 );Mori et al,J.Phys.Chem.1994,98,12968-12972(フェロシアン化物−過 酸化物−硫酸);Rabai et al,J.Phys.Chem.1994,98,10550-10553(亜塩素酸 塩−塩素酸塩−ヨードマロン酸);及びVanag et al,J.Phys.Chem.1994,98,8 392-8395及びMori,J.Phys.Chem.1992,96,9083-9087(過酸化物−亜硫酸塩− フェロシアン化物)。 本発明に使用のために適切である種々の投与形は、錠剤、カプセル、身体中へ の挿入のためのデポット(depot)配合物、局所用調製物、経皮物、含浸された包 帯、浸剤、等を包含する。それぞれの場合、供給装置は、反応が始まることが所 望されるまで、振動反応の開始を阻止するための手段を有すべきか、又は装置は 振動反応を活性化するために装置の使用者又は投与者のいづれかにより添加され る少なくとも1つの成分を有することができる。それらの基準以外では、及び選 択された振動反応と適合できる装置成分以外では、いづれかの標準の供給装置材 料が使用され得る。 経皮領域に関しては、典型的な装置は図1Aに示されている。それは調節膜に シールされる不透過性支持層又はラミネートを有し、そして溜め領域を一緒に定 義する。支持層から遠く離れた調節膜上に、接着剤が存在する。図1Aは、使用 者の皮膚に適用される場合の装置を示す。皮膚への装置の適用の前、典型的な経 皮装置は、図1Aにおける皮膚の代わりに除去しうる層又はラミネートを有する 。その溜めは供給されるべき薬剤を含むことができ、又は薬剤は調節膜又は接着 剤のいづれか内に存在できる。振動反応の反応物は、いづれか適切な手段(たと えば反応物を挿入するための適切な入口部分)により溜め領域に配置される。 振動反応の反応物がすべて存在するとすぐに、振動反応が開始する。得られる 振動は、薬物自体又は供給をもたらすための必要とさ れる流れエンハンサー(たとえばジメチルスルホキシド、アゾン、リモネン、等 )を変性することができ;薬剤又は必要とされる流れエンハンサーのいづれかへ の調節膜“ゲート”を開け、そして閉じるために膜を変性し(すなわち、それら を通して拡散すべきである種のための膜の孔サイズ変性及び/又は化学的適合性 −Islam et al,Journal of Applied Polymer Science,Vol.45,1485-1490(19 92)−ポリエチレン;Israels et al,Macromolecules 1994,27,6679-6682;L ee et al,J.of Controlled Release,6,(1987)3-13);又は薬剤及び/又は エンハンサーの濃度を変性するための利用できる溶媒(たとえばポリアクリルア ミドゲル、ポリビニルアルコールゲル、PAMPSゲル、等)を変える。 より典型的な経皮装置は図10に示される。この装置は不透過性支持体及び剥離 ライナー又は膜、又はラミネートを有する。それらの2つの層は、少なくとも3 種の別々の区画をそれらの間で定義するために一緒に密封される。1つの区画に おいては、多量の振動反応成分が存在する。この場合、これはPAMPS,Na2SO3,N a2S2O3及び供給されることが所望される薬剤である。これは、マトリックス及び そこに含まれる酸化剤溶液を有する第2区画に隣接している。図10における特定 の例においては、酸化剤はIO3であろう。この区画は活性剤開放領域に対応する 。第1区画から遠く離れているが、第2区画に隣接する、真空受容区画である第 3区画が存在する。薬剤の不適切な移動を防ぐために、区画1及び3は、薬剤に 対して不透過性である剥離層(前記区画自体から遠く離れている)上にオーバー レイヤーを有する。前記区画からさらに離れて、そして前記オーバーレイヤー及 び前記剥離層の残りを被覆する適切な経皮用接着剤が存在する。接着剤上の最終 被覆は、処理されるべき身体へのその適用の直前、装置の使用者により除去され る除去可能保護層である。 この態様においては、区画1及び2は破壊できる不透過性膜により分離される 。この破壊できる膜は、剥離層の除去の直前又は直後(好ましくは直前)、使用 者の処置により破壊される。 次の非制限的な例は、本発明をさらに記載する。 使用された化合物:すべての化学物質は試薬用のものであり、そしてさらなる 精製なしに使用された。ヨウ素酸ナトリウム、硫酸(容積標準0.5N及び0.1N) 、ポリ(エチレンオキシド)−MW4,000,000及び900,000、及び水中、10wt.%の ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸)(PAMPS)が、A ldrich Chemical Co.,Milwaukee,WIから得られた。チオ硫酸ナトリウム、亜硫 酸ナトリウム、ヨウ素酸ナトリウム、(−)−ニコチン(遊離塩基)、硫酸第II 銅、マロン酸、クエン酸、硝酸セリウムアンモニウム及び過酸化水素(30%w/ w溶液)は、Sigma Chemical Co.,St.Louis,MOから得られた。ポリ(アクリル 酸)−MW450,000及び250,000は、Polysciences Inc.,Warrington,PAから得ら れた。臭素酸カリウム、硫酸(18M)、pH緩衝標準液(4.00及び7.00)及び1, 10−フェナントロリン硫酸第I鉄複合体(Ferroin 0.025M溶液)は、Fisher Scie ntific,Pittsburgh,PAから得られた。pH発振体実験は、単純なセミバッチ反応 器又はCrown Bio-Scienceから得られた特注のスーパーセル拡散セル(super cell diffusion cell)装置において行なわれた。反応器、すなわち500mlの3ツ首丸 底フラスコは、Elkayポンプ管(i.d.1.14mm)を用いてRainin Rabbitぜん動ポン プにより供給された。反応器は磁気撹拌機により連続的に撹拌された。反応器中 の溶液のpHは、Orion 520A pHメーターに連結されるROSS組合せのpH電極を用い てモニターされた。標準化のために、フタル酸水素カリウム緩衝液(pH4.0及び7. 0)が用いられた。データ獲得はKaleidagraphソフトウエアによりApple Mac intoshコンピューターを用いて達成され、これによりpHプロットを行なった。追 加のPCデータ獲得ソフトウエア、HT BASICが用いられ、そしてプロットはPS PLO Tプロッティングプログラムを用いて行なわれた。例1:セミバッチ反応器においてのpH振動 チオ硫酸塩のCu(II)触媒された過酸化水素酸化−pHセミバッチ実験は、セミ バッチ反応器についてRabai and Epstein(J.A.C.S 114,1529(1992))により記載 される条件に従った。反応を、脱イオン化された蒸留水により調製された、0.10 Mの過酸化水素(H2O2)、0.10Mのチオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3)、0.14Mの水 酸化ナトリウム(NaOH)及び8.83×10-6Mの硫酸第II銅(CuSO4)の原液を用いて 行なった。手短に言えば、2種の原液(チオ硫酸ナトリウム及び水酸化ナトリウ ム)50.0mlを、125mlの三角フラスコ中で組合した。次に、この溶液を、0.225ml /分で、ぜん動ポンプを用いて、0.10Mの過酸化水素溶液300ml及び硫酸第II銅 溶液1.0mlを含む500mlの三ツ首丸底フラスコ中に導入した。反応器を室温で使用 し、そして溶液を磁気撹拌により混合した。 ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ硫酸塩−反応を、0.05Mのヨウ素酸ナトリウム(N aIO3)、0.045Mのチオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3)、0.06Mの亜硫酸ナトリウム(N a2SO3)、0.015Mの硫酸及び脱イオン化された蒸留水により調製されたいくつか の水溶性ポリマーの原液を用いて行なった。NaIO3,Na2S2O3及びNa2SO3の溶液を 週ごとに新しく製造し、そして貯蔵の間、光から保護した。pHセミバッチ実験は 、少々の変化を伴って、セミバッチ反応器についてのRabai and Epstein(J.Ame r.Chem.Soc.114,上記)により記載される条件に従った。手短に言えば、3種 の原液(亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、及び硫酸又は水溶性ポリマー )40.0mlアリコートを 、125mlの三角フラスコ中で組合した。チオ硫酸塩の酸性分解を回避するために 、酸及び亜硫酸塩溶液を最初に測定し、そして次に、チオ硫酸塩を添加した。次 に、この溶液を、0.225ml/分で、ぜん動ポンプを用いて、0.05Mのヨウ素酸ナ トリウム300mlを含む500mlの三ツ首丸底フラスコ中に導入した。再び、反応器を 室温で使用し、そして溶液を磁気撹拌により混合した。pH振動を、硫酸(0.005M )が添加溶液において酸成分として使用される場合に得た(図4)。pHは、拡張 された最少の誘導期間の後、6.5〜4.0の値の間で8回、振動することが見出され た。個々のサイクルは、長及び実験の最後の方に向かって約30分であり、そして 減衰された振動は振幅において低下し、そしてサイクル時間において上昇した。 この反応は、確実に反復性であり、そして室温において変動に対して敏感でない ことが見出された。さらに、反応の濃度は独立していることが見出された。たと えば、チオ硫酸塩濃度は7%又はそれ以上減じられ、pHは誘導期間の間、4.0以 下に低下し、そしてヨウ素元素の存在が現われる。チオ硫酸塩濃度が16%又はそ れ以上、高められる場合、pHは5.5以上にとどまり、そして振動の数は減じられ る。同じ効果が、硫酸濃度が変えられる場合に見出された。例2:ポリマーを伴ってのセミバッチ反応器におけるpH振動 ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ硫酸塩及びPAMPS−いくつかの水溶性ポリマーを 、ヨウ素酸塩発振体システム内の粘度エンハンサーのための可能性ある候補体と して試験した。ポリ(アクリル酸)は有望な結果を付与したが、しかし振動は生 成されなかった。水中、10wt.%のポリ(2−アクリルアミノ−2−メチル−1− プロパンスルホン酸)(PAMPS)は、Aldrich Chemical Co.から遊離酸形で容易に入 手できることが見出された。他のポリマースルホン酸は、精製及び特徴化を必要 とするナトリウム塩形でのみ入手できる。このポリ マーは、ペンダントスルホン酸基を有し、そして最近、Gooda and Huglin(Gooda ,S.R.and Huglin,M.B.J.of Polym.Sci.Part A, 30 1549-1557(1992)及びGo oda,S.R.and Huglin,M.B.Macromolecules,Vol.25,No.16,4215-4217(1992) )により研究されている。初期実験は、pH振動がヨウ素酸塩発振体において硫酸 によるPAMPSの可能な置換であることを示した(図5A−5B)。従って、PAMPS の濃度の関数として振動を同定するための研究が行なわれ、この結果は図6に示 される。pHは6.5〜4.0の間で振動するが、しかしながら、振動のパターンはPAMP Sの濃度に対してひじょうに敏感である。このタイプの挙動は非直線状システム においては、まれではない。pH値の振幅及び周期数は、PAMPSの濃度が0.0001M のインクレメントで0.0075Mから0.0087Mに変化されるにつれて有意に変化した 。PAMPSのモル濃度は反復単位に基づいて計算された。PAMPS濃度が臨界の酸濃度 以下である場合、pHは5.5以上にとどまり、そして振動は開始され得ない。逆に 言えば、PAMPS濃度がより高められ過ぎる場合、pHは4.0又はそれ以下に低下し、 生じるヨウ素酸塩−ヨウ化物反応を刺激し、そして/又はpHが5.5に戻ることを 阻害する。従って、0.0080Mの濃度で、振動を可能にする十分な利用できる酸が 存在する。濃度が高められる場合、振動数は上昇する。0.0083の濃度以上で、反 応器の溶液は酸性になり、そして振動は減衰される。有用な薬剤供給システムを 開発するためには、粘度変性剤が必要とされる。いくつかの合成及び天然の水溶 性ポリマーが現在、研究下に存在する。ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル −1−プロパンスルホン酸)又はPAMPSが硫酸により直接的に置換される場合、 同じ期間及び振幅のpH振動が観察された。これは、ポリマーが不活性反応媒体と して作用する代わりに、反応において活性的に参加する化学的振動システムにお けることを知っている最初の ポリマー置換である。最近、Prem Mohan 〔Drug Dev.Res.29(1993)1-17及びD rugs of the Future 18(4)(1993)351-358〕による2つの文献は、選択的な抗−H IV-1剤としてスルホン酸誘導体の可能性ある使用を論じている。PAMPS、すなわ ち、ヨウ素酸塩発振体反応において硫酸のために置換され得るポリマースルホン 酸は抗−HIV-1活性を示す。発振体システム中に組込まれ得る他の小さなスルホ ン酸もまた、抗−HIV-1活性を示す。例3:薬剤を伴ってのセミバッチ反応器におけるpH振動 ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ硫酸塩及びニコチン−(−)−ニコチン実験のた めに使用される方法は、ニコチン遊離塩基の酸化に対する感受性を考慮するため に、上記方法のわずかに変性されたバージョンであった。硫酸原液の40.0mlアリ コートをまず、125mlの三角フラスコ中に計量した。0.5mlの(−)−ニコチン遊 離塩基を使い捨てガラスピペットを用いて測定し、そして硫酸溶液に添加した。 ニコチンスルフェート塩は直ちに形成されたと思われる。無水アルゴンガスを用 いて、ニコチン試薬ボトルをフラッシュし、ニコチン遊離塩基の酸化分解を回避 した。次に、残る2つの原液(亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の40.0 mlアリコートを、125mlの三角フラスコに添加した。この透明で無色の均質溶液 を、0.225ml/分で、ぜん動ポンプを用いて、0.05Mのヨウ素酸ナトリウム300ml を含む500mlの三ツ首丸底フラスコ中に導入した。反応器を室温で保持し、そし てその溶液を磁気撹拌により混合した。次に、ヨウ素酸塩pH発振体中への医薬活 性化合物の組込みに対する実験を開始した。ニコチンが次の理由のためにモデル 化合物として提案された:1)それが水に相溶性であり、2)それがほとんどす べての酸と安定した塩を形成し、3)pKaがプロトン化されたピリジン及びピロ リジン窒素の脱プロトン化のためにそれぞれ3.4及び7.9であ り、4)模大な量の情報が物理化学性質及び分析技術に関して容易に入手でき、 そして5)合成及び生物学的膜を通してのニコチン透過性が十分に証明される。 ニコチン(遊離塩基)は、ヨウ素酸塩システムにおいて適合できることが見出さ れた。遊離塩基は硫酸への添加に基づいて硫酸塩を形成したことが予測された。 最少のニコチン酸化を示す、添加溶液又は反応器溶液のいづれかの変色は存在し なかった。pH振動は図7に示される。遊離塩基は硫酸への添加に基づいて硫酸塩 を形成したことが予測された。ニコチンが発振体実験の間に酸化される場合、最 とも可能性ある生成物は、無色であることが報告されているS−コチニン及びS −ニコチン−N′−オキシドである。ヨウ素酸塩発振体へのニコチン遊離塩基の 添加を調べる研究の結果が図7に示されている。ニコチンが添加される場合、そ のシステムは種の濃度の変動に対してより一層敏感になる。この研究においては 、酸濃度のみが変えられた。pH振動が観察されたが、しかし個々の成分の量及び 実験技法に対してひじょうに敏感であり、これは振動を達成する上で困難性の原 因であると思われる。ニコチン遊離塩基及びPAMPSの組合せによる追加の実験は 、ヨウ素酸塩発振体システムにおいて溶液の変色又はポリマー沈殿を示さなかっ た。これは、PAMPS及びニコチン(遊離塩基)の両者が適合性であることを示唆 する。 ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ硫酸塩及び安息香酸ナトリウム−安息香酸は成分 の供給を調節するためにpH発振体の適用を示すためのモデル化合物として研究さ れて来た。実験は、安息香酸ナトリウムがヨウ素酸塩発振体システムに添加され る場合、pH振動の反復できる生成を表わした(図8)。これは、安息香酸がヨウ 素酸塩システムにおいて適合性であり、そして安息香酸が時間的な態様で開放さ れ得ることを示唆する。例4:一定のpH値での透過された安息香酸塩イオンの決定 Morimoto et al.(Morimoto et al.,Chem.Pharm.Bull.39(9)(1991)2412-2416 )により記載される方法に従って、変性されたアッセイ法が一定のpH値でのEVA膜 を通しての安息香酸透過の決定のために開発された。さらなる方法論は、Maurin (Maurin,M.B.,Dittert,L.W.,Hussain,A.A.,J.Pharm.Sci.Vol.81,No.1( 1992))から入手された。モデル膜(28%EVA、2ミルの厚さ、32℃)を通しての モデル化合物(安息香酸)の透過性が別々のpH値で特徴づけられた。表2は、膜 を通しての透過物の実際の濃度及びその対応する流れを示す。ドナー溶液は、0. 05Mのヨウ素酸ナトリウム及び0.02047Mの安息香酸ナトリウムであった。pHは 硫酸の添加により調節された。受容溶液は0.05Mのリン酸塩緩衝液(pH2.4)で あった。得られる流れは、温度が高められる事実及びより高い酢酸ビニル含有率 (EVA、28%酢酸ビニル含有率、2ミルの厚さのフィルムが25%EVAよりもむしろ 使用された)のために予期されるよりも高かった。これはMaurin(1992)と一致 する。図9は、異なったpH値で28%EVAフィルムの5cm2を通して拡散される安息 香酸塩の定常状態の流れを示す。 例5:振動pH値での透過された安息香酸塩の決定 A:ヨウ素酸塩システム(混合されたLandoltシステム)におけ るpH振動の周期を、セミバッチ条件下で安息香酸塩イオン透過を評価する上での さらなる使用のためにまず第1に評価した。定常及び反復された振動が得られた 。図11に示されるその結果は、pH振動の周期がヨウ素酸塩濃度の関数であり、そ して振動の振動数がヨウ素酸塩濃度の上昇と共に上昇することを示唆する。この データに基づけば、0.025Mのヨウ素酸濃度がこの実験のバランスのために使用 された。 B:それらの実験のためには、2ミルの28%エチレン/酢酸ビニル(EVA)膜が 使用された。モデル活性剤(安息香酸、0.02047M)を、ヨウ素酸塩溶液に添加 し、そしてpHを水酸化ナトリウムを用いて5.8の値に調節した。硫酸、亜硫酸ナ トリウム及びチオ硫酸ナトリウムを1:4:3の比で含むスルホキシド添加溶液 を、0.225ml/分の速度で添加した。スルホキシド成分の特定濃度が下記表3に 示される。 pH振動が確実に得られた。図12に示される結果は、pH振動の振幅及び周期数が この場合におけるスルホキシド濃度の関数であることを示唆する。3倍(表3、 F)の通常の濃度(表3、A)で、システムは過負荷され、そして添加速度は減 じられた。 C:流れ実験においては、2ミルの28%EVAフィルムをセミバッチ条件を伴っ て32℃で使用し、75mlのドナー細胞を用いた。スルホキシド溶液は、0.02Mの亜 硫酸ナトリウム、0.015Mのチオ硫酸ナトリウム及び0.005Mの硫酸、並びに0.02 047Mの安息香酸ナトリウムを含み、そしてぜん動ポンプを用いて0.225ml/分の 速度で0.025Mのヨウ素酸ナトリウム溶液に添加された。その結果は、安息香酸 塩の流れがpH変化に応答し、すなわちその流れはpHが下降するにつれて上昇し、 そしてpHが上昇する場合、下降する。 D:上記実験Cの変動(図14に示される結果)は、ヨウ素酸塩溶液に添加され る安息香酸塩約20%により始まった。この添加に基づいて、ヨウ素酸塩溶液のpH が7.6に上昇し、これを少量の硫酸により5.84に調節した。ヨウ素酸塩溶液の添 加速度は0.11ml/分であるが、しかし他の点では、上記Cにおける条件と同じで あった。得られるプロフィールは、より短い遅れ時間を示し、そしてpH振動に対 する活性剤拡散の明確な応答が見られる。 E:この実験における変動は、基本的には、ヨウ素酸溶液におけるすべての安 息香酸塩の包含であった。これは、スルホキシド溶液が0.06Mの亜硫酸ナトリウ ム、0.045Mのチオ硫酸ナトリウム及び0.015Mの硫酸を含むが、ところがヨウ素 酸塩溶液が0.025Mのヨウ素酸ナトリウム及び0.02047Mの安息香酸を含むことに おいて上記Cとは異なった。ヨウ素酸溶液を、せん動ポンプを用いて0.175ml/ 分の速度でスルホキシド溶液に添加した。その結果は、初期遅れ時間の排除(上 記C及びDに見られる)及びpHに応答する安息香酸塩拡散(pHが上昇する場合、 拡散は上昇し、そしてpHが上昇する場合、下降する)を示す。例6:CSTR条件下でのpH振動 同じシステムの4種の試験を、3ミルの19%EVA膜及び75mlのCr own Donor Cellを用いて、CSTR条件下で行なった。濃度及び添加の速度は下記表 4に特定されている。サンプルDにより得られた結果は図13に報告されている。 すべての場合において、下記溶液(a)を溶液(b)に添加する。 例7:添加反応体の順序の逆転の効果 この実験は、32℃での2ミルの28%EVAフィルム及び75mlのドナー細胞により セミバッチ条件を用いて行なわれた。0.05Mのヨウ素酸ナトリウム(溶液A)を 、0.02Mの亜硫酸ナトリウム、0.015Mのチオ硫酸ナトリウム、0.00604Mの硫酸 及び0.02097Mの安息香酸ナトリウムを含むスルホキシド溶液75ml中に、0.080ml /分の速度で、ぜん動ポンプを用いて導入した。その結果は図15に示される。添 加の順序の逆転は単一期間をもたらした。添加される溶液におけるすべての安息 香酸塩の存在は存在するすべての安息香酸塩の環 境における変化への反応を可能にし、これはpHが下降するにつれて、安息香酸塩 流は上昇し、そしてpHが上昇するにつれて、安息香酸塩流は下降することを示す 。EVA膜を通しての安息香酸塩の透過に相関的である20分の拡散の遅れがまた見 られる。例 8 この実験は、32℃での2ミルの28%EVAフィルム及び75mlのドナー細胞により セミバッチ条件を用いて行なわれた。0.05Mのヨウ素酸ナトリウム(溶液A)を 、0.021Mの亜硫酸ナトリウム、0.015Mのチオ硫酸ナトリウム、0.03797Mの硫 酸及び0.75mlのニコチン遊離塩基を含むスルホキシド溶液75ml中に、0.080ml/ 分の速度で、ぜん動ポンプを用いて導入した。その結果は図17に示されている。 この実験においては、ドナー溶液は、前記膜を通して受動的にニコチンが拡散す るよう適切に60分間、放置される。この期間の後、ヨウ素酸溶液を添加し、そし て振動反応が始まった。添加の順序の逆転は単一の期間をもたらした。添加され る溶液におけるすべてのニコチンの存在は、存在するすべてのニコチンの環境に おける変化への反応を可能にし、これはpHが下降するにつれて、ニコチンの流れ が下降し、そしてpHが上昇するにつれて、ニコチンの流れが上昇することを示す 。EVA膜を通してのニコチンの透過に相関的である30分の拡散の遅れがまた見ら れる。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.初期振動数を有する化学振動反応を用いる方法であって、前記振動反応を 、供給されるべき活性剤を含んで成る活性剤供給システム内で活性化することを 含み、ここで前記活性剤の供給が前記振動反応の少なくとも1種の反応体又は生 成物に対して敏感であり、そして前記振動数が供給されるべき前記活性剤の供給 可能な種の供給を可能にする振動反応の条件下でそのような種のために必要な時 間の1.5倍よりも少なくない振動期間に対応し、前記供給が、前記振動反応が活 性化された直後に受動的に生じる方法。 2.前記振動反応がpH振動反応である請求の範囲第1項記載の方法。 3.前記pH振動反応が、ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ尿素;ヨウ素酸塩−亜硫 酸塩−チオ硫酸塩;ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−フェロシアン化物;ヨウ素酸塩−ヒ ドロキシルアミン;過ヨウ素酸塩−ヒドロキシルアミン;過ヨウ素酸塩−チオ亜 硫酸塩;過酸化水素−フェロシアン化物;過酸化水素−チオ硫酸塩−銅(II); 過酸化水素−亜硫酸水素塩−チオ硫酸塩;ペルオキソジスルフェート−チオ硫酸 塩−銅(II);亜臭素酸塩−ヨウ素酸塩;臭素酸塩−亜硫酸塩−フェロシアン化 物;臭素酸塩−亜硫酸塩−チオ硫酸塩;及びマンガン(II)−過ヨウ素酸塩から 成る群から選択される請求の範囲第2項記載の方法。 4.前記活性剤が、医薬用活性剤、化粧用活性剤及び農業用活性剤から成る群 から選択される請求の範囲第1項記載の方法。 5.前記医薬用活性剤がぜん息鎮静薬、抗不整脈薬、抗癌剤、抗−AIDS薬剤、 抗パーキンソン氏病薬物、抗狭心症剤、アルツハイマー及び発作用薬物、ソマト メジン、抗ウィルス剤、アンチセンスペ プチド、抗潰瘍薬物、PMS治療薬、鎮痛薬、エンドクリン/生殖治療薬、避妊薬 、一般的なホルモン置換治療薬、発作治療薬、抗生物質、免疫化、嗜癖処置、抗 不安薬、抗感作薬物、抗刺激剤、及び抗炎症剤から選択される請求の範囲第4項 記載の方法。 6.前記医薬用活性剤が、LHRH,PTH、PTHフラグメント、PTH類似体、ソマチ スタチン、ソマチスタチン類似体、メラトニン、インスリン、IGF-I、ニコチン 、ニトロソ尿素、抗不整脈薬、胃酸インヒビター、硝酸塩、β−ブロッカー、プ ロゲステロン及びアルダクトンから選択される請求の範囲第5項記載の方法。 7.前記農業用活性剤がフェロモン、除草剤、殺昆虫剤、成長調節剤から選択 される請求の範囲第1項記載の方法。 8.前記活性剤供給システムが、錠剤、カプセル、移植物、含浸された包帯、 及び経皮用物から成る群から選択され、前記活性剤供給システムが、前記振動反 応の活性化が所望されるまで、前記振動反応の初期反応体を分離して維持するた めの手段をさらに含む請求の範囲第1項記載の方法。 9.前記振動反応に対する前記活性剤供給感受性が、 a)前記活性剤が前記振動反応の振動に応答して供給可能種及びそれよりも有意 に低い供給可能種又は非供給可能種を変え; b)前記供給システムが前記振動反応の振動に応答して活性剤透過性又は開放性 形とそれよりも実質的に低い透過性又は開放性形との間で変化する、前記活性剤 供給に対するバリヤーをさらに含み; c)前記供給システムが前記振動反応の振動に応答して多かれ少なかれ可溶性、 膨潤性、又は粘性であり、それにより前記活性剤の溶解のための利用できる溶媒 が相応して変更され、その結果、前記活性剤の輸送適性及び/又は活性剤の濃度 が前記振動活性剤の振動に応答して変性される種間で変化する粘度エンハンサー を含み; d)前記供給システムが、前記振動反応の振動に応答して増強形(供給促進形) と非増強形(非供給促進形)との間で変化し、それにより、活性剤の供給が前記 振動反応の振動に応答して変性されるような流れエンハンサー又は供給促進剤を 任意にさらに含み;そして e)前記供給システムが、i)流れエンハンサー又は供給促進剤、及びii)前記 振動反応の振動に応答してエンハンサー/供給促進透過形とエンハンサー/供給 促進非透過形との間で変化する、前記活性剤から前記流れエンハンサー又は供給 促進剤を分離する分離バリヤーをさらに含む、ことの少なくとも1つの結果であ る請求の範囲第1項記載の方法。 10.前記粘度エンハンサーが、カルボン酸、スルホン酸、アクリルアミド、ヒ ドロキシルアミン、ホスホン酸、アミノ酸、ビニルアルコール、及びN−ビニル −2−ピロリジノンから成る群から選択されたペンダント基を有するそのモノマ ー単位の40%を有するそれらのポリマーから成る群から選択されたポリマーであ る請求の範囲第9項記載の方法。 11.前記粘度エンハンサーが、ポリ(スルホン酸)、ポリ(アクリルアミド) 、ポリ(カルボン酸)、ポリ(ヒドロキシルアミン)、ポリ(ホスホン酸)、ポ リ(アミノ酸)、ポリ(ビニルアルコール)及びポリ(N−ビニル−2−ピロリ ジノン)から成る群から選択されたポリマーである請求の範囲第10項記載の方法 。 12.前記粘度エンハンサーが、ポリ(メタ)アクリレート、セルロース系誘導 体、アルギネート、キトサン、スターチ、ヒアルロン酸、コラーゲン及びポリ( エチレンオキシド)から成る群から選択される請求の範囲第9項記載の方法。 13.前記バリヤー及び前記分離バリヤーが、カルボン酸、スルホン酸、アクリ ルアミド、ヒドロキシルアミン、ホスホン酸、アミノ 酸、ビニルアルコール、及びN−ビニル−2−ピロリジノンから成る群から選択 されたペンダント基を有するそのモノマー単位の少なくとも40%を有するそれら のポリマーから成る群からそれぞれ独立して選択される請求の範囲第9項記載の 方法。 14.前記バリヤー及び前記分離バリヤーが、ポリ(スルホン酸)、ポリ(アク リルアミド)、ポリ(カルボン酸)、ポリ(ヒドロキシルアミン)、ポリ(ホス ホン酸)、ポリ(アミノ酸)、ポリ(ビニルアルコール)及びポリ(N−ビニル −2−ピロリジノン)から成るポリマーメンバーの群からそれぞれ独立して選択 される請求の範囲第13項記載の方法。 15.前記バリヤー及び前記分離バリヤーが、ポリ(メタ)アクリレート、セル ロース系誘導体、アルギネート、キトサン、スターチ、ヒアルロン酸、コラーゲ ン及びポリ(エチレンオキシド)から成る群から独立して選択される請求の範囲 第9項記載の方法。 16.前記活性剤が、供給可能形及び非供給可能変型で存在し、そして前記振動 反応の振動の間に消費され又は生成される1又は複数の化学種との相互作用の結 果として前記供給可能形と非供給可能変型との間で変化し、ここで前記のような 相互作用はpHの変化以外である請求の範囲第1項記載の方法。 17.活性剤の供給の受動的な時間又は定期的調節のための活性剤供給装置であ って、 a)前記装置から供給されるべき活性剤である第1種、又は前記第1種中に現場 変性されるべき第2種; b)前記振動反応が所望まで開始されないような振動反応のいくつかの又はすべ ての初期反応体;及び c)前記装置内の前記振動反応の活性化の前、前記初期反応体の残りから前記初 期反応体の少なくとも1つを分離するための手段(前 記反応体のすべては、活性化の前、bにおいて前記装置内に含まれる場合)、又 は活性化の前、前記装置に存在しない前記振動反応の前記初期反応体のいづれか を導入するための手段を含み、それにより前記振動反応が前記初期反応体のすべ てを一緒にし、又は活性化条件に前記初期反応体を暴露することによって適切に 活性化され得、そして前記第1種の前記供給が前記振動反応の振動に応答して受 動的に調節される装置。 18.前記振動反応がpH振動反応である請求の範囲第17項記載の装置。 19.前記pH振動反応が、ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−チオ尿素;ヨウ素酸塩−亜硫 酸塩−チオ硫酸塩;ヨウ素酸塩−亜硫酸塩−フェロシアン化物;ヨウ素酸塩−ヒ ドロキシルアミン;過ヨウ素酸塩−ヒドロキシルアミン;過ヨウ素酸塩−チオ亜 硫酸塩;過酸化水素−フェロシアン化物;過酸化水素−チオ硫酸塩−銅(II); 過酸化水素−亜硫酸水素塩−チオ硫酸塩;ペルオキソジスルフェート−チオ硫酸 塩−銅(II);亜臭素酸塩−ヨウ素酸塩;臭素酸塩−亜硫酸塩−フェロシアン化 物;臭素酸塩−亜硫酸塩−チオ硫酸塩;及びマンガン(II)−過ヨウ素酸塩から 成る群から選択される請求の範囲第18項記載の装置。 20.前記活性剤が、医薬用活性剤、化粧用活性剤及び農業用活性剤から成る群 から選択される請求の範囲第17項記載の装置。 21.前記医薬用活性剤がぜん息鎮静薬、抗不整脈薬、抗癌剤、抗−AIDS薬剤、 抗パーキンソン氏病薬物、抗狭心症剤、アルツハイマー及び発作用薬物、ソマト メジン、抗ウィルス剤、アンチセンスペプチド、抗潰瘍薬物、PMS治療薬、鎮痛 薬、エンドクリン/生殖治療薬、避妊薬、一般的なホルモン置換治療薬、発作治 療薬、抗生物質、免疫化、嗜癖処置、抗不安薬、抗感作薬物、抗刺激剤、及び抗 炎症剤から選択される請求の範囲第17項記載の装置。 22.前記医薬用活性剤が、LHRH,PTH、PTHフラグメント、PTH類似体、ソマチ スタチン、ソマチスタチン類似体、メラトニン、インスリン、IGF-I、ニコチン 、ニトロソ尿素、抗不整脈薬、胃酸インヒビター、硝酸塩、β−ブロッカー、プ ロゲステロン及びアルダクトンから選択される請求の範囲第21項記載の装置。 23.前記活性剤がフェロモン、除草剤、殺昆虫剤、成長調節剤から選択された 農業用活性剤である請求の範囲第17項記載の装置。 24.錠剤、カプセル、移植物、含浸された包帯、及び経皮用物から成る群から 選択され、前記活性剤供給システムが、前記振動反応の活性化が所望されるまで 、前記振動反応の初期反応体を分離して維持するための手段をさらに含む請求の 範囲第17項記載の装置。 25.前記振動反応に対する前記活性剤供給感受性が、 a)前記活性剤が前記振動反応の振動に応答して供給可能種及びそれよりも有意 に低い供給可能種又は非供給可能種を変え; b)前記供給システムが前記振動反応の振動に応答して活性剤透過性又は開放性 形とそれよりも実質的に低い透過性又は開放性形との間で変化する、前記活性剤 供給に対するバリヤーをさらに含み; c)前記供給システムが前記振動反応の振動に応答して多かれ少なかれ可溶性、 膨潤性、又は粘性であり、それにより前記活性剤の溶解のための利用できる溶媒 が相応して変更され、その結果、前記活性剤の輸送適性及び/又は活性剤の濃度 が前記振動活性剤の振動に応答して変性される種間で変化する粘度エンハンサー を含み; d)前記供給システムが、前記振動反応の振動に応答して増強形(供給促進形) と非増強形(非供給促進形)との間で変化し、それにより、活性剤の供給が前記 振動反応の振動に応答して変性されるような流れエンハンサー又は供給促進剤を 任意にさらに含み;そして e)前記供給システムが、i)流れエンハンサー又は供給促進剤、及びii)前記 振動反応の振動に応答してエンハンサー/供給促進透過形とエンハンサー/供給 促進非透過形との間で変化する、前記活性剤から前記流れエンハンサー又は供給 促進剤を分離する分離バリヤーをさらに含む、ことの少なくとも1つの結果であ る請求の範囲第17項記載の装置。 26.前記粘度エンハンサーが、カルボン酸、スルホン酸、アクリルアミド、ヒ ドロキシルアミン、ホスホン酸、アミノ酸、ビニルアルコール、及びN−ビニル −2−ピロリジノンから成る群から選択されたペンダント基を有するそのモノマ ー単位の40%を有するそれらのポリマーから成る群から選択されたポリマーであ る請求の範囲第25項記載の装置。 27.前記粘度エンハンサーが、ポリ(スルホン酸)、ポリ(アクリルアミド) 、ポリ(カルボン酸)、ポリ(ヒドロキシルアミン)、ポリ(ホスホン酸)、ポ リ(アミノ酸)、ポリ(ビニルアルコール)及びポリ(N−ビニル−2−ピロリ ジノン)から成る群から選択されたポリマーである請求の範囲第26項記載の装置 。 28.前記粘度エンハンサーが、ポリ(メタ)アクリレート、セルロース系誘導 体、アルギネート、キトサン、スターチ、ヒアルロン酸、コラーゲン及びポリ( エチレンオキシド)から成る群から選択される請求の範囲第25項記載の装置。 29.前記バリヤー及び前記分離バリヤーが、カルボン酸、スルホン酸、アクリ ルアミド、ヒドロキシルアミン、ホスホン酸、アミノ酸、ビニルアルコール、及 びN−ビニル−2−ピロリジノンから成る群から選択されたペンダント基を有す るそのモノマー単位の少なくとも40%を有するそれらのポリマーから成る群から それぞれ独立して選択される請求の範囲第25項記載の装置。 30.前記バリヤー及び前記分離バリヤーが、ポリ(スルホン酸)、ポリ(アク リルアミド)、ポリ(カルボン酸)、ポリ(ヒドロキシルアミン)、ポリ(ホス ホン酸)、ポリ(アミノ酸)、ポリ(ビニルアルコール)及びポリ(N−ビニル −2−ピロリジノン)から成るポリマーメンバーの群からそれぞれ独立して選択 される請求の範囲第29項記載の装置。 31.前記バリヤー及び前記分離バリヤーが、ポリ(メタ)アクリレート、セル ロース系誘導体、アルギネート、キトサン、スターチ、ヒアルロン酸、コラーゲ ン及びポリ(エチレンオキシド)から成る群から独立して選択される請求の範囲 第25項記載の装置。 32.前記活性剤が、供給可能形及び非供給可能変型で存在し、そして前記振動 反応の振動の間に消費され又は生成される1又は複数の化学種との相互作用の結 果として前記供給可能形と非供給可能変型との間で変化し、ここで前記のような 相互作用はpHの変化以外である請求の範囲第17項記載の装置。 33.a)それが接触する装置の成分に対して不透過性である支持層又はラミネ ート; b)活性剤が移動すべきである膜又はマトリックス層; c)開始された直後に、振動反応が起こり得る振動反応領域; d)必要な振動反応の反応体;及び e)経皮的に適切な接着剤層を含んで成る、活性剤の供給を調節するために振 動反応と共に使用するための経皮用装置である請求の範囲第17〜32のいづれか1 項記載の装置。 34.前記振動反応の反応体の少なくとも1種が前記装置の使用者又は管理者に より添加される請求の範囲第33項記載の装置。 35.前記振動反応の反応体のすべてが前記装置内に存在するが、しかし前記反 応体のうちの少なくとも2種が前記振動反応の発生を 阻止するために分離手段により物理的に分離され、前記装置が前記振動反応の開 始を可能にするために前記装置の使用者又は管理者の処置により前記物理的分離 を変性するための手段をさらに含む請求の範囲第33項記載の装置。
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