JPH09509289A - 可変待ち時間カットスルーブリッジング - Google Patents

可変待ち時間カットスルーブリッジング

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JPH09509289A
JPH09509289A JP7506468A JP50646895A JPH09509289A JP H09509289 A JPH09509289 A JP H09509289A JP 7506468 A JP7506468 A JP 7506468A JP 50646895 A JP50646895 A JP 50646895A JP H09509289 A JPH09509289 A JP H09509289A
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デインズ・バーナード・エヌ.
ビレンバウム・レイザー
ハウスマン・リチャード・ジェイ.
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シスコ・システムズ・インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 コンピュータ(312)のネットワーク(310)内においてデータパケット(10)を選択的に転送するための可変待ち時間カットスルーブリッジ(210)であって、その可変待ち時間カットスルーブリッジ(210)は、可変待ち時間カットスルーブリッジ(210)の待ち時間ファクタが可変スレッショールド点(428)の位置に応じて設定される可変待ち時間ブリッジング方法を利用している。可変スレッショールド点(428)は、可変待ち時間カットスルーブリッジ(210)内で検査されたパケット(10)の量の関数として、そのデータパケット(10)が不良である確率を記述した確率ライン(514)の急下降部(520)内に選択的に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】 可変待ち時間カットスルーブリッジング 技術分野 この発明は、一般にコンピュータサイエンスの分野に係わり、特に、コンピュ ータ間の通信に使用される改善された装置と方法に関する。可変スレッショール ド・ネットワークパケッティングの方法の現在の主要な利用分野は、プログラム とデータの共有のために多数の個々のコンピュータが互いに接続されているコン ピュータネットワークにおけるものである。 背景技術 プログラムとデータとがネットワークのコンピュータ間で共有できるようにコ ンピュータを相互に接続することには、今日多大の関心が払われている。プログ ラムおよび/またはファイルデータを複数のコンピュータ間で通信するための多 数の異なる方法や手段が考案されてきており、これらの幾つかは、コンピュータ デバイスの相互接続を許容する標準として開発されている。このような従来技術 の一例としては、IEEE標準802.3がある。この標準は、ローカル・エリ ア・ネットワーク(LAN)の通信方法のプロトコルを規定しており、これは通 常「イーサネット(Ethernet)」と呼ばれ、さらに記述的に言えば、「衝突検出 を行なうキャリア検知・多重アクセス(CSMA/CD)」と呼ばれている。 一般に複数のLAN、特にイーサネットを介して接続されているコンピュータ のグループは、適用的および/または地理的な基準から、複数のセグメント、す なわち個別のLANに区分できる。各セグメントすなわち各LANは、1つまた は複数のコンピュータで構成できる。これらのセグメントおよびLANは、種々 の情報転送方式を利用したスイッチング要素によって、トポロジー的に互いに接 続することができる。接続された1つのLANの各セグメントは電気的に区別さ れるが論理的には連続しており、1つのコンピュータから他のコンピュータに転 送される情報は、ネットワークのすべてのセグメント上に現われる。接続された 複数のLANは、電気的に区別されるだけでなく論理的にも分離されており、セ グメントのトポロジーとネットワークスイッチング要素の情報転送方式に依存し て、接続されたネットワークの1つのLANからそのネットワークの他のLAN のいくつかのサブセットに情報が選択的に転送される。 イーサネットにおいては、いくつかの他のコンピュータ相互通信方法と同様に 、情報は「パケット」と呼ばれる単位で通信される。イーサネットパケットは、 図1に示されており、一般的な参照符号10が割り当てられている。標準的なイ ーサネットパケット10は、64ビットの長さのプリアンブル12と、48ビッ トの長さのデスティネーションアドレス(受け手アドレス)14と、48ビット の長さのソースアドレス(送り手アドレス)16と、16ビットの長さのデータ 長/タイプ・フィールド18と、最小46バイト(8ビット/バイト)から最大 1500バイトまでの可変長のデータフィールド20と、を有している。パケッ ト10内のデータフィールド20の次には、4バイト(32ビット)のフレーム シーケンスチエック(FCS)22が続いている。このパケット10は、ヘッド 24から始まってテイル26において終了するまでシリアルに転送される。 CSMA/CS(イーサネット)においては、ネットワークの特定のコンピュ ータに向けられたパケット10を有するコンピュータやスイッチング要素は、そ のバケット10を転送する前に、LANの適切なセグメントが静かになるのを「 聞き取る」(空きを検知する)。この特徴は、そのセグメント上における衝突を 避けるためのものであり、CSMA/CDの「キャリア検知」の特徴である。「 多重アクセス」は、特定のLANにアクセスするコンピュータやスイッチング要 素の間で決定を行なう際の分配特性に関連している。 上述のキャリア検知機能に係わらず、1つ以上のコンピュータやスイッチング 要素が、1つのLANに全く同時にパケット10を送出する準備が整う可能性が ある。このような場合には、両方のユニットが、そのセグメント上が静かである ことを検知し、両方とも同時に転送を開始する。これらの転送を行なっているコ ンピュータおよび/またはスイッチング要素のそれぞれは、その後、「衝突」が 起こったことを検出し、それぞれの転送を中止する。この結果として得られる不 完全な(不適切に構成された)パケット10は、「ラント(runts)」として知 られている。 複数のLANやLANの複数のセグメントを電気的に接続するために、種々の タイプのスイッチング要素が利用されている。例えば、「リピータ」は、1つの LANの複数のセグメントを接続する単純なスイッチング要素である。リピータ の機能は、単に、そのLANの1つのセグメントからデータストリームを受け取 り、それをそのLANの他の接続されたセグメントに転送することである。CS MA/CDのキャリア検知と衝突検出の機能は、1つのLANのすべてのセグメ ント上において同時に行なわれ、すべてのコンピュータとスイッチング要素が並 行に、静けさの聞き取りおよび/または衝突検出を行なう。リピータによって接 続された1つのLANでは、そのLANのセグメントの配列に係わらず、一度に ただ1つのパケット10がLAN上を通過できるだけなので、そのLANのすべ てのセグメントは同一の「衝突ドメイン」にあると言われる。多重のリピータは 、多数のセグメントを接続して単一のLANにすることができる。 「ブリッジ」は、幾分高度なスイッチング要素であり、LAN同士の間でデー タストリームを転送し、また実際に、各LAN上では一度に1つのパケットしか 許容されない(送出されているか受け取っているかに係わらず)という上述した 限定の下に、一度に1つ以上のパケット10を転送することができる。複数のL ANから受け取った複数のパケットは、どのLANがその特定のパケット10を 受け取るべきであるかを選択することによって、各パケットの意図されたデステ ィネーション(受け手)に向けて送り出される。上述したパケット10の構成か らは、ブリッジが、少なくともパケットのデスティネーションアドレス14を受 け取って解釈するまではそのパケット10の意図されたデスティネーションを確 認できないので、ブリッジはある程度のバッファリング能力を有していなければ ならないことが理解できる。いわゆる「標準ブリッジ」は、パケット10を転送 する前にそのバッファ内にパケット10を受け入れる。「カットスルーブリッジ 」は、パケット10を全部受け取る前に(典型的にはデスティネーションアドレ ス14がブリッジで受け取られたらすぐに)そのパケット10の転送を始めるこ とによって、そのプロセスを高速化しようとするものである。しかし、デスティ ネーションのLANが静かになっていない(例えば、受け手のLANの他のコン ピュータやスイッチング要素が転送を行なっている等の種々の理由による)ため に、デスティネーションアドレス14を受け取った時に直ちにパケットを転送で きな い可能性もある。従って、ブリッジは、実質的に1つ以上のパケット10をバッ ファリングする能力を有するようにし、複数のパケット10がそこから次々に転 送されるために行列待ちできるようにすべきである。さらに、ブリッジは、デス ティネーションLANにおいて衝突が起こった場合には、パケット10を再転送 することができるように要求されるかもしれない。ブリッジにおけるこの「バッ ファリング」機能は、ソースLAN(送り手のLAN)にその衝突が「反射」す るのを避けるために必要とされる。 上述の方式は、説明上は比較的単純であるが、実際にはいくらか複雑になる。 例えば、複数のデバイスが特定のネットワークLANにアクセスするために競合 すると、上述したように、データの衝突が起こり、ラントとして知られる不完全 なパケット10が生成される結果になる。負荷が大きな条件下や大規模ネットワ ークにおいては、ラントがネットワークの利用可能な転送容量のかなりの部分を 占有してしまう。ラントは、衝突が検出されたときに、その衝突に係わる各デバ イスが転送を中止してしまうために発生し、一般には、そのパケット10のごく 一部が転送された後に発生する。 「愚かな」ブリッジは、受け取ったすべてのパケット10を転送しようとする 。一方、「フィルタリング」ブリッジは、種々の理由により、特定のセグメント に転送されるべきでないパケット10を識別しようとする。1つのLANから他 のLANに転送すべきでないパケット10を転送しない(フィルタリング・アウ トする)ことは、そのネットワークにおける転送のオーバーヘッドを低減して、 転送すべき完全なパケット10のためにより広いバンド幅を提供する。このフィ ルタリングは、パケットが特定のLANに転送される際に直面する遅延にも影響 し、不要なパケット10によって消費されるバンド幅の量が少ないほど、ソース LANからデスティネーションLANに(行列待ちをせずに)パケット10を直 接送ることができる場合が多くなる。 ブリッジは、特定のLANに転送される複数のパケット10のうちのいずれか を「選択する」ことができ、その際に、各パケット10のデスティネーションア ドレス14と、そのLANにおいて以前に見られたパケット10のソースアドレ ス16に関連して蓄積された履歴データとの比較に基づいて選択を行なう。従っ て、ブリッジの場合には、パケットは、(一般に)パケット10のデスティネー ションアドレス14が、そのLAN上で以前に見られたパケット10のソースア ドレス16に一致するLANにのみ転送される。この「デスティネーション・ア ドレス・フィルタリング」は、ネットワークの種々のセグメントにおける転送量 を低減し、全体の性能を向上させる。パケットが転送されるべきでないという他 の可能性のある理由の1つは、それがラントである、ということである。ジェン セン等による米国特許4,679,193は、特定の適用例においてこのような ラントを除去するラントパケットフィルタを開示している。 上述の議論から、従来のネットワークシステムの動作には、多数のトレードオ フ(利点と欠点の妥協)があることが解る。ブリッジがパケット10の転送を開 始する前に受けとらなければならないデータ量は、ブリッジの「待ち時間(待機 ,潜伏,latency)」として知られている。待ち時間が長いほど、パケット10 の転送に要する時間遅れが長くなり、もちろん、通信を高速化するためにこの遅 れをできる限り低減することが望ましい。一方、ブリッジがパケット10の全体 を受け取る前に転送を開始することを許容することによってこの遅れを低減しよ うとし、従って、そのパケット10が実際に転送されるべき完全なパケット10 であるか否かを評価できる前に転送を開始するようにすると、少なくともいくつ かのパケット10を不適切に転送する結果になる。これは、もちろん、システム を低速化することになり、パケットを不適切に転送する時間が掛かるだけでなく 、ブリッジが不適当なパケット10の転送のために占有されていなければ直ちに 転送すべきであり、また、転送し得る他のパケット10が不適当なパケット10 の後に行列待ちすることにもなる。 このような対立する考慮のために、従来のカットスルーブリッジは、ブリッジ が、不適当なパケット10の比較的小さな割合のみを除去(フィルタアウト)す るような待ち時間を有するように設計されている。このよな従来のフィルタリン グは、上述したように、主にプリアンブル12および/またはデスティネーショ ンアドレス14において見いだされるパケット10の特徴に基づいて達成されて いる。プリアンブル12とデスティネーションアドレス14は、パケット10の 早い部分に現われ、単純な従来のフィルタリング方式は、これらの特徴に基づい てパケット10をフィルタリングすることによって、多くの不要なパケット10 が素早くかつ容易に転送が拒絶されるので、システムが詰まってしまうのをかな り防止できるという利点がある。しかし、このような従来のフィルタリングによ っても、非常に多くのパケット10が転送されるべきでないのに転送されてしま う。 明らかに、ブリッジ内の待ち時間を必要以上に長くしないようにしつつ、でき る限り多くの不適当なパケットを除去することが望ましい。しかし、発明者等の 知識では、最適なブリッジ待ち時間を設定することによって、ブリッジのスルー プットを最適化することに成功した従来方法は無い。さらに、あるブリッジの1 つの適用例における最適な待ち時間が、他の適用例では最適ではない可能性があ る、という事実によっても、この問題は悪化する。 発明の開示 従って、この発明の目的は、ブリッジ内の待ち時間を最適化する方法および手 段を提供することにある。 この発明の他の目的は、種々の異なるネットワーク構成において最大スループ ットのためにブリッジを適合させることのできる方法および手段を提供すること にある。 さらに他の目的は、コンピュータデバイス間のネットワーク通信が最大となる 方法および手段を提供することにある。 他の目的は、適切なデータパケットの転送を不当に遅らせることなく、実際的 に可能な限り多くの不適当なデータパケットを除去する方法および手段を提供す ることにある。 簡単に言えば、この発明の好ましい実施例は、可変待ち時間を有するカットス ルーブリッジである。不適当なパケット10の大部分はラントであり、かつ、ラ ントは、パケット10のごく小さな部分がブリッジで受け取られた後に識別でき る(衝突が起こった時に、関連するパケット10の転送が開始された後にすぐ検 出されると仮定する)ので、この発明のブリッジは、ほとんどのラントのスレッ ショールド(閾値)の後に送出を開始する。しかし、ラントの他に、転送される べきでない他の多くの不適当なパケット10が存在する。最悪の場合には、パケ ット10は、FCS22に遭遇するまで不適当と認識されないかもしれない。ラ ントのみを除去して不適当なパケット10のかなりの部分を除去するための解決 策は、最も大きな時間遅れは長い不適当なパケット10を転送することに関連し ているので、最も短いパケット10のみを除去することである。この発明の方法 では、ブリッジが設けられているネットワークのためのスレッショールド・カッ トオフ点が決定された後に、ブリッジの待ち時間をときどき変更して、現実の環 境においてそのネットワーク上のスループットを最適化するように規定されてい る。 この発明の利点は、ネットワーク上のスループットが向上する点にある。 この発明の他の利点は、その適用例(アプリケーション)の要求が変化しても 、ブリッジが最適な効率で動作できる点にある。 この発明の更に他の利点は、ブリッジ待ち時間による遅延と、不適当なパケッ トの転送に起因する遅延との間に適切なバランスを達成できる点にある。 この発明の他の利点は、ネットワークが過剰な不適当なパケットによって詰ま ることがなく、また、そのような不適当なパケットを最小限にするためにパケッ トを不必要に遅らせることがない、という点にある。 本発明の上述したあるいは他の目的および利点は、添付の図面とともに以下に 示す本発明を実施する現在知られたベストモードと好ましい実施例の工業的適用 性の記載および図面の記載から当業者に明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、標準的なイーサネットパケットのブロック図である。 図2は、この発明による可変待ち時間ブリッジのブロック図である。 図3は、図2の可変待ち時間ブリッジを備える単純なコンピュータネットワ ークのブロック図である。 図4は、図1に類似のイーサネットパケットであり、可変スレッショールド 点を示すブロック図である。 図5は、パケットの解析された量とイーサネットパケットが不良である確率 の関係を示すグラフである。 図6は、この発明の可変待ち時間ブリッジの他の好ましい実施例である。 図7は、この発明の可変待ち時間ブリッジが単一リンク・セグメント・イー サネットにおいて使用されている例である。 図8は、この発明の可変待ち時間ブリッジが最大構成イーサネットにおいて 使用されている例である。 発明を実施するベストモード この発明を実施するために現在知られているベストモードは、可変待ち時間カ ットスルーブリッジである。この発明の可変待ち時間カットスルーブリッジの主 要な期待される使用は、コンピュータデバイスの相互接続された複数のLANに おけるものであり、特に、データパケットのスループットの最大化が望まれてい るローカルエリアネットワークにおいてである。この可変待ち時間カットスルー ブリッジは、全体のネットワークを構成する複数のLANを接続する。 この発明の好ましい実施例の可変待ち時間ブリッジは、図2の機能ブロック図 に示されており、一般的な参照符号210が割り当てられている。ここで説明す る可変待ち時間カットスルーブリッジ210は、図1に示された標準化イーサネ ット通信パケット10とともに使用するように適合されているが、この発明は、 データパケットあるいは「フレーム」を使用する他の通信プロトコルにも同様に 適用可能である。 この可変待ち時間カットスルーブリッジ210は、バッファ212と、コント ローラ214と、入力ポート(「レシーバ」)216と、出力ポート(「トラン スミッタ」)218とを有している。ここで説明される可変待ち時間カットスル ーブリッジ210は、単純化されたユニットであり、ただ1つのレシーバ216 とただ1つのトランスミッタ218を有する。さらに、この可変待ち時間カット スルーブリッジ210は、パケット10(図1)を一方向にのみの転送(送出) 機能を提供する。当業者は、ここに記述された原則によって、追加のレシーバ2 16および/または追加のトランスミッタ218(必要な場合にはそれらの間の 適切なバッファ212を追加して)によって、より複雑なブリッジを構成するこ とができることを容易に理解し、また、可変待ち時間カットスルーブリッジ21 0を2つ用いることによって、双方向の通信を実現できることも理解するであろ う。 この分野における実務家に理解できるように、ここで説明する発明は、主にハ ードウェアでも、ソフトウェアでも、また、それらの組み合わせでも実現するこ とができるものであり、ハードウェアとソフトウェアとの間の区別は、可変待ち 時間カットスルーブリッジ210の重要な局面というよりは、利便性や効率の問 題である。この発明の現在知られている最良の実施例210においては、パケッ ト10の取扱い、転送、およびフィルタリングは可変待ち時間カットスルーブリ ッジ210のハードウェアによって行なわれ、モニタリングおよびそれに関連し た機能はソフトウェアによって行なわれる。当業者は、ここで説明される発明の 方法を理解すれば、この発明の方法を実現するハードウェア/ソフトウェアの組 み合わせを容易に実現することができる。 図3は、図2の可変待ち時間カットスルーブリッジ210を有するコンピュー タネットワーク310を示すブロック図である。複数のコンピュータ312が、 複数の接続ケーブル314を介して可変待ち時間カットスルーブリッジ210に 接続されている。図3の例では、第1のコンピュータ312aが可変待ち時間カ ットスルーブリッジ210に転送を行ない、そして、可変待ち時間カットスルー ブリッジ210が第2のコンピュータ312bと第3のコンピュータ312cに データを転送する。この発明の方法に従って、接続ケーブル314を介して転送 されるデータは、図1のイーサネットパケット10の形式を取っている。 図4は、イーサネットパケット10の可変スレッショールド点428を示すブ ロック図である。可変スレッショールド点428は、可変待ち時間カットスルー ブリッジ210(図2)がイーサネットパケット10の転送を開始するイーサネ ットパケット10内の点である。この発明の方法によれば、スレッショールド点 428の適切な位置に関する決定が行なわれた時に、コントローラ214は、そ のスレッショールド点428をその位置に移動させる。 図5は、イーサネットパケット10(図1)が「不良」すなわち不適当なパケ ットである確率をY軸510にとり、可変待ち時間カットスルーブリッジ210 で検査されたイーサネットパケット10の量をX軸511に取ってプロットした グラフである。ここで、「不良」のイーサネットパケット10とは、可変待ち時 間カットスルーブリッジ210が、自動的にフィルタアウトして転送を行なわな いようにすべきものである。前述したように、イーサネットにおいては、多くの 不良パケット10はラントである。しかし、不良のイーサネットパケット10に は、FCS22やイーサネットパケット10内の他の位置にエラーを含むものも 存在する。パケットの転送が衝突に巻き込まれてラントになってしまう確率は、 転送元ステーション(図3の例では第1のコンピュータ312a)の獲得時間( アクイジションタイム)と呼ばれるものに依存する。これについては、この発明 の工業的な適用可能性に関連して後で詳述する。獲得時間は、各適用例において 異なる。 図5から解るように、確率ライン512は初期点513において最高であり、 その初期点513は、その適用例における特定の獲得時間の関数である。初期点 513は、イーサネットパケット10(図1)のヘッド24に相当する。これは 、可変待ち時間カットスルーブリッジ210(図2)が不良の条件を一度発見し た時にはそのイーサネットパケット10を拒絶するので、検査されている特定の イーサネットパケット10が不良である確率はそのプロセスの最初、すなわち可 変待ち時間カットスルーブリッジ210がイーサネットパケット10を少しでも 検査する機会を有する以前において最も高い、という事実から理解できる。この ような場合には、可能性のある欠陥位置が全く除去されておらず、最大限可能な 欠陥位置が残っているので、エラーが存在する確率が最大である。 イーサネット衝突プロセッシングにおいては、すべてのラントが少なくともあ る一定の長さ(そのような長さは適用例で異なる)を有しているので、確率ライ ン512の第1の部分514は、最小フラグメントサイズ点515(この最小フ ラグメントサイズ点515は、ラントの最小長さに相当する)に至るまでは一般 に平坦である。最小フラグメントサイズ点515の後には、より多くのステーシ ョンが転送されたパケット10を見るので確率ライン512は連続的に減少し、 転送元ステーションのネットワーク獲得時間(図5において獲得時間点516と して示されている)に至るまで減少する。その後は、可変待ち時間カットスルー ブリッジ210は、受け取ったパケット10が衝突の破片(フラグメント)であ ることをもはや確認できず、従って、その理由ではもはやフィルタすることがで きない。しかし、他のエラー(例えばFCS22内のエラー)は検出することが でき、それらは理想的にはフィルタリングを生じさせるので、その結果としての 確率はパケットが完全に受け取られるまで(確率ライン終点517まで)、0に は至らない。確率ライン512の終点517においては、可変待ち時間カットス ルーブリッジ210内でイーサネットパケットの全体が検査されているので、イ ーサネットパケット10が不良である確率は、現在の目的に対しては実質上0で あることが容易に理解できる。換言すれば、もしエラー(あるいは転送を行なわ ない他の理由)がイーサネットパケット10内において発見されたと仮定すると 、可変待ち時間カットスルーブリッジ210はそのイーサネットパケット10を 拒絶し、その検査がテイル26までは進まないであろう。パケット10を転送し ない理由のいくつかは、パケット10の全体が検査されるまで発見されないこと もあるので、確率ライン512の終点517には明確な下降が存在する。 初期点513と、獲得時間点516と、終点517は、異なる転送元ステーシ ョンでは異なる値となり、また、終点516の位置は受け取られる特定のパケッ ト10のサイズにも依存することに注意すべきである。図5のグラフの形状は単 なる一例であり、点513,515,516,517の実際の値は、特定の適用 例の関数である。実際に、減少する確率ライン512の形状は、確かに単調に減 少するが、(少なくとも部分的には)直線状でなくてもよい。 特に重要なことは、適用例に係わらず、確率ライン512が顕著に下降する3 つの点(最小フラグメントサイズ点515、獲得時間点516、および終点51 7)が存在するということである。これらは、図5のグラフにおいて、確率ライ ン512の急下降部520として示されている。可変待ち時間ブリッジ210の 目的は、全体の待ち時間(図5のX軸511)を転送されるジャンク(図5のY 軸510)の最小化とバランスさせるように可変スレッショールド点428(図 4)を位置決めすることなので、これらの急下降点520は、可変スレッショー ルド点428のよい候補である。最小フラグメントサイズ点515は、常にデス ティネーションアドレス14(図1)が受け取られる前に生じ、従って、デステ ィネーションアドレス14に基づくフィルタリングが望ましい場合には、デステ ィネーションアドレス14を可変スレッショールド点428としては使用できな いということに注意すべきである。それにも係わらず、最小フラグメントサイズ 点515は、可変待ち時間カットスルーブリッジ210にデスティネーションア ドレス14に基づくフィルタリングが要求されていない場合には、有用である。 この発明の工業的な適用可能性に関連して後で詳細に説明されるように、確率 ライン512の点513,515,516,517の値の決定は、解析的にも経 験的にも、また、静的にも動的にも行なうことができる。解析的には、可変待ち 時間カットスルーブリッジ210を備える最大サイズのネットワークに対する最 悪ケース値を一方の極値として算出することができる。経験的には、可変待ち時 間カットスルーブリッジ210が動作している点においてネットワークの転送量 をモニタして、上記の値を決定することができる。将来のより高度なバージョン では、可変待ち時間ブリッジ210自身が受け取った転送量をモニタし、上記の 値を経験的に決定し、その値を動的な方法で調整するようにすることもできる。 図5の例は、イーサネットパケット10に関連して描かれているが、ここで説 明した原則は、パケットがフィルタされる確率がパケットの長さにわたって変化 するようなあらゆるパケットネットワークに適用可能であることに注意すべきで ある。 また、急下降部520のみが、可変スレッショールド点428として設定でき る点ではないことにも注意すべきである。さらに、可変待ち時間カットスルーブ リッジ210が使用されうるようなあらゆる種類のネットワーク310の効率を 最大限にするために設定される基準に従って、可変スレッショールド点428を 設定できるという点が、この発明の可変待ち時間ブリッジ210の特徴の1つで あることにも注意すべきである。可変スレッショールド点428を急下降部52 0に相当する点に設定することは、この発明の現在知られている最良の実施例2 10において、可変スレッショールド点428の最適設定に対する初期の「最良 の推定」である。上述したように、急下降部520の実際の位置は、特定の適用 例において容易にかつ経験的に決定でき、さらに一般的には、特定のタイプの適 用例において容易にかつ経験的に決定できる。発明者らは、他の者とともに、可 変スレッショールド点428の最適位置を決定する改良された方法と手段とを開 発するであろうと期待される。発明者等によって現在使用されている可変スレッ ショールド点428の実際の設定方法は、この発明の工業的な適用可能性に関連 して、後で詳述される。 この発明を実施しようとする人にとっては、ジャンク、すなわち不適当なパケ ット、が生成される確率は転送元ユニット(図3の例では、第1のコンピュータ 312a)に依存するものであり、そのようなジャンクに対する感受性、すなわ ちそのようなジャンクがネットワーク310内に入り込んだ時に生じる実効スル ープットへの悪影響度は、一般に受取り先装置(図3の例では、第2のコンピュ ータ312bおよび/または第3のコンピュータ312c)に依存するものであ る、ということに関心があるであろう。このような場合に、「最適」可変スレッ ショールド点428の決定は、受取り先装置(図3の例では、第2のコンピュー タ312bおよび/または第3のコンピュータ312c)からの、ある程度のフ ィードバックを必要とするかもしれない。 上述したように、ここで説明した可変待ち時間カットスルーブリッジ210は 、この発明を説明するための「貧弱な」例である。例えば、当業者が認識できる ように、可変待ち時間カットスルーブリッジ210は、さらに、パケット10の 反復の間にバッファ212をクリアするための図示しないバッファクリア手段や 、複数のパケット10をバッファリングするための図示しない付加的なバッファ (従来技術に関連して説明した)や、その他の従来の付属品や特徴を有するよう にしてもよい。 図6は、この発明による可変待ち時間カットスルーブリッジの同様に好適な他 の実施例610を示すブロック図である。第1の実施例210は、上述したよう に、この発明の原則を説明するために非常に単純化された例であったが、図6に 示す同様に好適な実施例610は、この発明の方法に従って可変待ち時間ブリッ ジ210内でデータパケット10の動きを説明するために、いくらか複雑になっ ている。図6の例では、可変待ち時間ブリッジは、複数の(この例では2つの) レシーバ216と、複数の(この例では2つの)トランスミッタ218とを有し ている。第1の実施例210と同様に、この発明の他の好適な実施例610もバ ッファ212とコントローラ214とを有している。データパケット210は、 この発明の他の好適な実施例610の種々の構成要素の間を、データバス612 上を移動する。バッファ212は、複数の(図6の例では6つの)パケットバッ ファスロット614に区分されている。コントローラ214は、複数の(各トラ ンスミッタ218に対して1つの)先入れ先だしメモリ(FIFOメモリ)61 6に関連付けられている。FIFO616は、バッファ212のパケットバッフ ァスロット614に対するパケットバッファ番号、すなわちポインタ、を格納す るように構成されている。 レシーバ216によって受け取られたソースLAN(図6には示されていない )からのパケット10は、コントローラ214によって、バッファ212内の特 定のパケットバッファスロット614に割り当てられる。パケット10の複数の バイト(プリアンブル12を含まない)がレシーバ216によって受け取られる と、それらはデータバス612を介して転送され、それぞれ割り当てられたパケ ットバッファスロット614にシーケンシャルに格納される。他のレシーバ21 6によって受け取られる他のパケット10は、コントローラ214とデータバス 612を用いてインターリーブ方式、すなわち「時分割マルチプレックス」方式 で、そのデータの複数のバイトがそれぞれ割り当てられた他のパケットバッファ スロット614に格納される。各パケット10の全体は、完全なパケット10で あるかラントであるかに係わらず、バッファ212のパケットバッファスロット 614内に格納される。 コントローラ214は、受け取られた種々のパケット10を、それらがデータ バス612上で転送される時に監視し、そのパケット10をどこに、いつ、転送 するかの決定に関連する適切な部分を検査する。例えば、デスティネーションア ドレス14は一般にコントローラ214にとって関心のある部分であり、また、 転送されたパケット10のバイト数も、いつの時点においても関心のある部分で ある。可変スレッショールド点428の現在位置によって決定されたバイト数が 、データバス612上で転送されたときに、コントローラ214は、コントロー ラ214によって選択された1つ以上のトランスミッタ218(例えば、パケッ トのデスティネーションアドレス14に関連付けられたトランスミッタ218) を 介して、そのパケット10の転送を開始しようとする。コントローラ214は、 そのパケット10の転送のために選択されたトランスミッタ218のそれぞれに 関連付けられたFIFO616を検査し、それが空であれば、そのトランスミッ タ218による転送を直ちに開始できる。選択されたトランスミッタ218のF IFO516が空でなければ、入ってくるパケット10に割り当てられたパケッ トバッファスロット614の番号が、適切なFIFO616に入力されて、後に 転送できるようにする。実際には、パケットバッファスロット614の番号は、 そのFIFO616が空である(そして転送も直ちに開始できる)場合にもFI FO616に入力され、転送の衝突が生じた場合にすぐに再転送できるようにし ている。場合によっては、可変スレッショールド点428の有効位置は、あらゆ る転送の試みの前に、パケット10全体が受け取られるように設定するようにし てもよいことに注意すべきである。転送がうまく完了した時には、パケットバッ ファスロット614の番号はFIFO616から除去され、そのパケットバッフ ァスロット614は他の入来するパケット10を格納するために使用される。 上述したように、この発明による可変待ち時間カットスルーブリッジ210は 、多くの点において従来のカットスルーブリッジに多分に類似している。実質的 な差異の1つは、ブリッジの待ち時間を調整するための可変スレッショールド点 を含む点にある。物質的には重要な変更は見いだされず、また、特殊な構成も必 要とされない。 この発明は、その価値やスコープを変更することなく種々の変形が可能である 。例えば、上述の可変待ち時間カットスルーブリッジ210は、構成が比較的単 純であるが、この発明の方法は、従来技術のネットワークシステムのほとんどの 特徴と組み合わせて使用することが可能である。また、上述したように、この発 明の現在知られている最良の実施例210は、標準的なイーサネットとともに使 用するように適合されているが、当業者は、データパケットを利用し、不良パケ ットの確率が受け取られたパケットの量に応じて変化するような、ほとんどあら ゆるタイプの通信手段とともに使用するように、この発明を容易に適合させ得る ことが理解できるであろう。 上述したすべては、この発明の可能な実施例のいくつかの例に過ぎない。当業 者は、この発明の精神とスコープから離れること無く、他の多くの変形例や修正 をすることができることが理解できるであろう。従って、上記の開示は、限定す る意図でなされているものではなく、添付された請求項が、この発明の全体のス コープを包含しているものと解釈されるべきである。 工業的な適用可能性 この可変待ち時間カットスルーブリッジは、コンピュータネットワーク通信に おいて広く使用されるように適合させることができる。現在の主要な用途は、ネ ットワーク内のコンピュータとコンピュータ周辺装置の接続、および、複数のコ ンピュータネットワーク同士の接続である。 この発明の可変待ち時間カットスルーブリッジは、従来のコンピュータ接続ブ リッジデバイスが使用されるあらゆる適用例において利用することができる。改 良の重要な部分は、可変スレッショールド点428を含む点、および、これに関 連した上述の発明の局面である。 この発明の可変待ち時間カットスルーブリッジ210は、従来技術のカットス ルーブリッジとほぼ同様な方法でネットワーク内において使用され、ほとんどす べての適用例において効率を大幅に向上させる可能性がある。可変スレッショー ルド点428の位置は、静的にも動的にも設定できる。静的設定の場合には、そ の設定は、可変待ち時間ブリッジ210のユーザ用構成を介して行なわれる。こ の場合には、その設定値は、可変待ち時間カットスルーブリッジ210の動作中 を通じて不変であり、あるいは、可変待ち時間ブリッジ210を再構成するよう なユーザの明示的な操作によって変更されるまでは不変である。 可変スレッショールド点428の動的設定の場合には、以下に説明するように 、可変待ち時間ブリッジ210内の決定論理回路(発見的学習によるもの)が適 用されて、ときどき可変スレッショールド点428の設定を修正し、エラーの最 小化、スループットの最大化、あるいは、可変待ち時間ブリッジ210が動作し ている適用例の条件の変更に対する応答性の最大化を行なうように調整が行なわ れる。 発明者らは、可変スレッショールド点428の静的な割当ては、ブリッジに接 続されたネットワークセグメントの特徴と、それらのセグメント上の装置のネッ トワークコントローラの特徴とに基づいて効率的に行なうことができることを発 見した。例えば、それらのセグメント上のすべてのコントローラが、不要なパケ ット(ジャンク)を、そのコントローラを含むコンピュータに影響を与えること 無くすぐに廃棄するようにする(今日のパーソナルコンピュータやワークステー ション内の多くのイーサネットコントローラがこのようにしている)ものであれ ば、ジャンクの影響は、そのセグメント上におけるバンド幅の損失のみである。 この場合には、セグメントバンド幅の利用率は一般に低く、非常に低いスレッシ ョールドの設定が、非常に効率的であると考えられるかもしれない。 ジャンクがより悪い影響を与えるようなセグメントにおいては、すなわち、バ ンド幅が貴重な場合には、より効率的な設定は、図4の確率ライン514の急下 降部520の考慮を必要とするであろう。急下降部520の位置は、イーサネッ ト上における適切な延期挙動(deference behavior)が、いわゆる「衝突ウィン ドウ(collision window)」の外側における衝突を排除する、という事実に基づ いて予測可能であり、この「衝突ウィンドウ」は、パケットの転送開始とともに 始まり、最大構成のネットワークセグメントの端から端までにわたる最大往復信 号伝播時間(maximum round trip signal propagation time)に等しい期間の間 続く期間である。大部分のジャンクは、この衝突ウィンドウ長さを越えない長さ を有する衝突破片であると期待するのは十分な理由がある。 ポイントツウポイント(一対一接続の)(「プライベートチャンネル」)イー サネットにおいて、可変スレッショールド点428を設定するために確率ライン 514の急下降部520を使用する実例は、次の通りである。プライベートチャ ンネル・イーサネットは、ただ2つのコントローラを含むイーサネットである。 1つはステーションにおけるコントローラであり、他の1つはハブ(中心)にお けるコントローラである。そのようなセグメントのために、可変待ち時間カット スルーブリッジがハブとして利用された時は、衝突破片は、ブリッジとステーシ ョンがほぼ同じ時刻に転送を始めた時に生じる衝突によってのみ生成される。こ のような場合には、可変待ち時間ブリッジ210によるその破片の受け取り(お よび可能な場合には転送)は、その衝突に自らが関与した可変待ち時間ブリッジ 210によって所有されている知識によって排除される。従って、ジャンクを受 け取る高い初期確率(図5の確率ライン514の高い初期点516に示されてい る)を生じさせる衝突破片は、存在しない。これは、そのような接続に対しては 、非常に低いカットスルー待ち時間スレッショールドを使用することを示唆して いる。 図7は、単一リンクセグメント細同軸イーサネット(single link segment th in coax Ethernet)710において可変スレッショールド点428を設定するた めに確率ライン514の急下降部520を使用する一例を示している。可変待ち 時間ブリッジから単一セグメント細同軸イーサネット710への接続に対しては 、効率的なスレッショールド設定値は、そのセグメント上における最大往復伝搬 時間によって示される衝突ウィンドウを丁度過ぎたところであろうと期待される 。そのような最新の衝突は、可変待ち時間ブリッジ210の極めて近くに位置し 、かつ、(最大185メートルの)ケーブル713の一端の極めて近くに位置す る第1のステーション712が、ケーブル713のずっと遠い他の端部に位置す る第2のステーション714と、最後の可能な瞬間に衝突を経験したような場合 に起こるものである。時間の計算は、次のようになる。(10メガビット/秒の イーサネットに対しては、1ビット時間=100ナノ秒(100ns)であるこ とに注意。)時刻T0において、第1のステーション712からの信号は、ケー ブル713上の第1のステーション712の位置および(この実例が定義された ようなすべての実際的な目的においては)可変待ち時間ブリッジ210の位置に 存在する。時刻T1では、その信号は、ケーブル713の全長を第2のステーシ ョン714まで伝搬する。時刻T1+T2では、第2のステーション714のコ ントローラが、その信号を検知し、それ自身のパケット10の最初のビットをケ ーブル713上に放出して、衝突条件を生じさせる。時刻T1+T2+T3では 、信号の衝突の組み合わせが初めて第1のステーション712および可変待ち時 間ブリッジ210に到達する。時刻T1+T2+T3+T4では、第2のステー ション714からの衝突信号の最後の部分が、第1のステーション712および 可変待ち時間ブリッジ210に到達し、この時、可変待ち時間ブリッジ210が 、第2のステーション714から転送されてきたパケット10がラントであるこ と を決定できる。 上記の最大エラー時間シナリオによれば、時間T1(これは、時間T3に等し い)は、ケーブル長と、光の速度と、ケーブル713の特定のケーブル光速ファ クタ(0.65)から次のように算出できる。 T1=T3=((185m/0.65c))=9.5ビット時間 (ここで、cは光速(メートル/秒)。) 時間T2の最悪ケースの計算は、IEEE802.3イーサネット標準最悪ケ ース遅延値に基づいて決定された。これは、T2=22.14ビット時間である 。 時間T4の計算は、特定の最小衝突破片に基づいており、これは、64ビット のプリアンブル12とフレーム・デリミッタのスタート、および、それに続く3 2ビットのジャムパターンで、合計96ビット時間となる。 従って、最悪ケース衝突ウィンドウは、 T1+T2+T3+T4=9.5+22.14+9.5+96=137.14 ビット時間(すなわち13.714マイクロ秒)である。 図7の例においては、可変スレッショールド点428の良好な候補(これは6 4ビットのプリアンブル12の後にのみ測り始める)は、 137.14−64=73.14ビット時間、すなわち、受け取られたパケッ ト内の9〜10バイトの間である。 図8に示されている可変待ち時間ブリッジ10から最大構成イーサネットへの 接続に対しては、(少なくとも初期には)可変スレッショールド点428の効率 的な位置が、そのようなセグメント上における最大往復伝搬時間によって示され る衝突ウィンドウを丁度過ぎた位置にあると仮定される。この最大構成810は 、複数(最大構成イーサネットセグメント810の場合には4つ)の最大遅延リ ピータ816に接続された5つの最大長ケーブルラン713a〜713bを有し ている。この場合には、「最新の」衝突検出は、第1のケーブル713aの一端 の極めて近くに位置し、かつ、可変待ち時間ブリッジ210の極めて近くに位置 する第1の末端ステーション818が、4つのリピータ816をすべて通って第 5のケーブル713eの最も遠い端部に位置する第2のステーション820と、 最後の可能な瞬間に衝突を経験した時に生じる。一般的な実例では、内部ケーブ ル 713b,713c,713dは、太い同軸ケーブルであり、「端部(end run )」ケーブル713a,713eは、「細い同軸」である。この例に対する時間 の計算は、図7の例とほとんど同じであり、伝搬時間(T1およびT3)が、か なり大きいだけである。また、衝突の逆伝搬は、複数のリピータ816の内部に おいて、順伝搬よりもより大きな遅延を受け、従って、時間T3は時間T1より も大きいであろう。再び802.3最悪ケース遅延の明細を使用すると、これら の伝搬遅延は、T1=182.48ビット時間およびT3=222.48ビット 時間と計算される。 この計算の他の要素は、図7の例と同じであり、最悪ケースウィンドウは、 T1+T2+T3+T4=182.48+22.14+222.48+96= 523.1ビット時間(すなわち52.3マイクロ秒)となる。 図8の例における可変スレッショールド点428の設定値の良好な候補は、5 23.1−64=459.1ビット時間、すなわち、受け取られたパケット内の 57〜58バイトの間である。 上述したように、可変待ち時間ブリッジ210の可変スレッショールド点42 8は、可変待ち時間ブリッジ210の動作中を通じて固定されている必要はない 。全体のデータスループットを最大にするためには、カットスルー動作を過度に 遅延させるより、少ない割合のエラーが転送される方が好ましいかもしれない。 許容可能なエラーの割合は、可変待ち時間ブリッジ210が転送しているパケッ ト10の数と、良品パケット中のジャンクパケットの量とに基づいて、可変スレ ッショールド点428を定期的に調整する単純な発見的論理回路を使用すること によって得られるであろう。さらに詳しく言えば、パケット10を転送する際に 許容できると決定された最大許容エラー割合をPEとし、可変待ち時間ブリッジ 210が、転送したパケット10の数(PF)と、転送後にエラーパケットであ ることが発見されたパケットの数(EP)とを保持しているものとすると、PF があるサンプルサイズ(たとえば10,000個)に達するたびに可変待ち時間 ブリッジ210が(ハードウェアまたはソフトウェアによって)EPをPFで除 算し、その結果の割合をPEと比較する。その比がPEよりも大きい場合には、 スレッショールド位置を増大し、転送エラー率を低減するようにする。その比が P Eよりも小さな場合には、さらに高いエラー率が受け入れ可能と考えられるので 、スレッショールド値を減少させる。この2つのカウント値は、次のサンプル期 間のためにリセットされる。 この発明による可変待ち時間カットスルーブリッジは、容易に構成することが でき、現在のコンピュータ装置とコンパチブルなので、従来のブリッジの代用と して工業的にも受け入れ可能なものであると期待される。これらおよびその他の 理由により、この発明の有用性および工業的な適用可能性は、そのスコープにお いて重要であるとともに長期間持続するものと期待される。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年7月10日 【補正内容】 差し替え頁15 コントローラ214は、受け取られた種々のパケット10を、それらがデータ バス612上で転送される時に監視し、そのパケット10をどこに、いつ、転送 するかの決定に関連する適切な部分を検査する。例えば、デスティネーションア ドレス14は一般にコントローラ214にとって関心のある部分であり、また、 転送されたパケット10のバイト数も、いつの時点においても関心のある部分で ある。可変スレッシヨールド点428の現在位置によって決定されたバイト数が 、データバス612上で転送されたときに、コントローラ214は、コントロー ラ214によって選択された1つ以上のトランスミッタ218(例えば、パケッ トのデスティネーションアドレス14に関連付けられたトランスミッタ218) を介して、そのパケット10の転送を開始しようとする。コントローラ214は 、そのパケット10の転送のために選択されたトランスミッタ218のそれぞれ に関連付けられたFIFO616を検査し、それが空であれば、そのトランスミ ッタ218による転送を直ちに開始できる。選択されたトランスミッタ218の FIFO616が空でなければ、入ってくるパケット10に割り当てられたパケ ットバッファスロット614の番号が、適切なFIFO616に入力されて、後 に転送できるようにする。実際には、パケットバッファスロット614の番号は 、そのFIFO616が空である(そして転送も直ちに開始できる)場合にもF IFO616に入力され、転送の衝突が生じた場合にすぐに再転送できるように している。場合によっては、可変スレッショールド点428の有効位置は、あら ゆる転送の試みの前に、パケット10全体が受け取られるように設定するように してもよいことに注意すべきである。転送がうまく完了した時には、パケットバ ッファスロット614の番号はFIFO616から除去され、そのパケットバッ ファスロット614は他の入来するパケット10を格納するために使用される。 上述したように、この発明による可変待ち時間カットスルーブリッジ210は 、多くの点において従来のカットスルーブリッジに多分に類似している。実質的 な差異の1つは、ブリッジの待ち時間を調整するための可変スレッショールド点 を含む点にある。物質的には重要な変更は見いだされず、また、特殊な構成も必 要とされない。 差し替え頁25 17.前記可変待機点は、前記コンピュータネットワークの要求が変化するの に伴って逐次再設定される、請求項10記載の方法。 18.前記可変待機点は、適用例の獲得時間の計算に応じて設定される、請求 項10記載の方法。 19.前記可変待機点は、前記ブリッジの動作中に集められた経験的に決定さ れたデータに従って設定される、請求項10記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビレンバウム・レイザー アメリカ合衆国 カリフォルニア州95070 サラトガ,サンセット・ドライブ, 20052 (72)発明者 ハウスマン・リチャード・ジェイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア州95073 ソクエル,チェリイヴェイル・アベニュ ー,4930

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.複数のデータケーブルによって互いに接続された複数のコンピュータデバ イスを有し、前記データケーブルを介してデータパケットが伝送されるコンピュ ータネットワークシステムのためのブリッジであって、 前記データパケットを一時的に保持するためのバッファと、 前記バッファの制御を行なうコントローラであって、前記コントローラからの 命令に応じて前記バッファから前記データパケットが送出されるように前記バッ ファの制御を行なうコントローラとを備え、 前記コントローラは前記バッファの待ち時間スレッショールドを可変に設定し 、前記待ち時間スレッショールドは、前記コントローラがデータパケットを送出 する命令を前記バッファに出す以前に前記バッファによって受け取られるデータ パケット部分である、ブリッジ。 2.前記待ち時間スレッショールドは、検査されたデータパケット量の関数と してそのデータパケットが不良であるとされる確率を規定する確率関数の急下降 部内に設定される、請求項1記載のブリッジ。 3.前記確率関数は経験的に決定されたものである、請求項2記載のブリッジ 。 4.複数のネットワークセグメントを有し、データパケットの形式でデータが 通信されるコンピュータネットワークの効率を改善する方法であって、 前記ネットワークのセグメントの間のブリッジとして、前記ブリッジによって データパケットが受け取られ、そのデータパケットの可変スレッショールド点に 至るまで、転送されるべきデータパケットであると評価された時に、前記データ パケットの転送の開始を試みるように構成されたブリッジを設け、 前記ブリッジが、データパケットの少なくとも一部を評価して、転送されるべ きデータパケットであると評価した後であって、そのデータパケットの全体を評 価して、転送されるべきデータパケットであると評価する前に、前記ブリッジが 各データパケットの転送を開始するように、前記可変スレッショールド点を設定 する、方法。 5.前記可変スレッショールド点は、前記ブリッジが使用されている時に変更 される、請求項4記載の方法。 6.前記可変スレッショールド点は、前記可変スレッショールド点に達する前 にあらゆるラントが不良として拒絶されるような点に設定される、請求項4記載 の方法。 7.前記可変スレッショールド点は、経験的に集められたデータに従って設定 される、請求項4記載の方法。 8.前記可変スレッショールド点は確率ラインの関数として設定され、前記確 率ラインは、データパケットが転送されるべきでないとされる確率値を、前記ブ リッジ内で検査されたデータバケットの量に対してプロットしたグラフによって 表わされるものである、請求項4記載の方法。 9.前記可変スレッショールド点は前記確率ラインの急下降部内に設定され、 前記急下降部は、前記確率ラインの確率値が顕著に0に向かって低下する部分で ある、請求項8記載の方法。 10.コンピュータネットワークのブリッジ内においてデータパケットを転送 する方法であって、 前記ブリッジ内に可変待機点を設定し、前記ブリッジがデータパケットを転送 しようとする前に前記ブリッジにおいて受け取られるデータパケットの量を、前 記可変待機点の位置に従って可変にできるようにする、方法。 11.前記可変待機点は、前記データパケットのプリアンブルの後に設定され る、請求項10記載の方法。 12.データパケットを転送しようとする試みの失敗の結果として不完全なデ ータパケットになっている本質的にすべてのラントが、各データパケット内で前 記可変待機点に到達するまえに拒絶されるように、前記可変待機点が設定される 、請求項11記載の方法。 13.前記可変待機点は、前記ブリッジの動作中に得られるデータに従って調 整可能である、請求項10記載の方法。 14.前記可変待機点は、コンピュータからのソフトウェアによって設定され る、請求項10記載の方法。 15.前記コンピュータは、前記ブリッジを介して前記コンピュータネットワ ークに接続されている、請求項14記載の方法。 16.前記コンピュータは、前記可変待機点の位置を最適化するための、パケ ットに関する情報を保持している、請求項14記載の方法。 17.前記可変待機点は、前記コンピュータネットワークの前記要求が変化す るのに伴って逐次再設定される、請求項10記載の方法。 18.前記可変待機点は、前記適用例の獲得時間の計算に応じて設定される、 請求項10記載の方法。 19.前記可変待機点は、前記ブリッジの前記動作中に集められた経験的に決 定されたデータに従って設定される、請求項10記載の方法。
JP7506468A 1993-08-06 1994-07-27 可変待ち時間カットスルーブリッジング Pending JPH09509289A (ja)

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