JPH09507458A - カートンのビン仕切り - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ビンをカートン内に分離する分割体パネル。高速で隣接したビンのグループへ押し込まれると、脚部が衝撃で上方へ破砕するように、分割体パネルは衝撃吸収脚部を備えている。脚部がなかったならば、跳ね返るが、脚部により、分割体の跳ね返りは防止される。

Description

【発明の詳細な説明】 カートンのビン仕切り 発明の分野 本発明は、ビンをカートンに分離する仕切りに関する。詳細には、ビンのグル ープに入ることを容易にするように設計された仕切りに関する。 発明の背景 板紙製仕切りは、ビンが相互に接触しないように、隣接したビンをカートン内 に分離するために使用される。これは、輸送及び取り扱い中における振動および 衝撃による破損を防止しする。一般に、二つの隣接した列のビンを分離するため に使用される仕切りは、列の間に配置されてパネルから成っており、各列の隣接 したビンの間のパネルから伸張している側方分割体を備えている。従って、隣接 した二列に置かれた６本のビンを収納している梱包については、仕切りは、二つ の側方分割体を有する。多数のビンを収納している梱包については、仕切りは、 さらに必要なだけ側方分割体を備えている。さらにほかの仕切りが、普通、各グ ループ内のビンを分離するために、多数のこれらの基本グループを収容している 梱包に使用されており、真っ直ぐな仕切りまたは分割体が、隣接したグループの ビンを分離するために使用されている。一般的梱包作業において、仕切りのブラ ンク紙材の側方分割体が、ブランクの平面から最終作業状態へ折り曲げられ、ビ ンをカートンへ積める前に、挿入装置によりビンのグループへ挿入される。 仕切りは、梱包機の固定されたステーションから、移動しているビンの流れへ 挿入されるので、各グループのビンの間へ正確に置かれるように、仕切りは素早 く所定の位置へ移動しなければならない。仕切りがかなり遅く所定の位置へ移動 すると、移動している上流のビンに妨害されて、正確に置かれず、このために、 梱包機は、この問題を修復するために一時的に停止する。このような問題を防止 し、梱包機の速い速度に順応するために、仕切りのビングループへの速い移動が 望ましい。しかし、仕切りが高速で挿入される場合、仕切りが所定の位置へ突き 立つ前に、仕切りはビングループから跳ね返りがちな力で、移動しているビンが 置かれている硬い面に突き当たる。当然、これは許容できるものではない。 発明の簡単な要約 本発明のビン仕切りは、少なくとも一つの折り曲げ可能に接続された、分割体 のパネルと一体の仕切り翼部と間隔を置いて離れた衝撃吸収脚部とを有する分割 体パネルから構成されている。脚部は、分割体パネルの下縁から下方へ伸張し、 仕切りがビン列のビンの間に挿入されるときに発生する、かなり硬い面への衝撃 の際に上方へゆがむような大きさと構造を構成している。好適に、脚部は、後方 と内方へ傾斜した側縁を有しており、分割体パネルの側縁に隣接して位置してい る。 好適な設計において、仕切りが形成されているブランクには、分割体パネルの 側縁へ伸張している切欠きがあり、この切欠きにより、ブランクは、挿入ステー ションへ送られているとき、この切欠きを通って伸張しているレールに支持され ている。 本発明により、仕切りは、高速で挿入されるビングループからは ね返ることなく、その下縁の所定の位置に落ち着くことができる。本発明のほか の特徴と有利な点は、以降の好適な実施態様の詳細な説明から容易にわかるであ ろう。 図面の簡単な説明 図１は、梱包機の仕切り挿入ステーションの簡素化された説明図であり、この ステーションにおいて、本発明の仕切りは、移動しているビングループへ挿入さ れる。 図２は、６本のビンから成るビングループの代表的仕切りの配置の簡潔な平面 図である。 図３は、本発明の仕切りを形成しているブランクの拡大平面図である。 図４は、推進輪により下方へ推進されているように示されている拡大説明図で ある。 図５Ａは、支持台の表面がビングループへ挿入されている仕切りにより最初に 接触されているときに、ビンが積み込みステーションへ向かって移動している支 持台の表面の一部を通る拡大された部分縦断面図である。 図５Ｂは、図５Ａに似ている拡大部分縦断面図であるが、仕切りがビンの支持 台の表面を衝撃した直後の仕切りの底部を示している。 図６は、カートンの下部パネルを通る拡大部分横断面図であり、仕切りがカー トン内の隣接したビンに係わっている時の、図５Ｂの仕切りの下端縁を示してい る。 好適な実施態様の詳細な説明 図１に関し、ビンＢ，Ｂ’およびＢ”の２列の流れが、ガイドレール１２の間 を仕切り挿入ステーション１４を通り移動している状 態で示されている。ビンは、どのような所望の手段によっても支持台面の上を移 動することができる。一般に、インフィード・コンベアは、示されていないが、 支持台１０上を下流の位置へビンを押す。各ビンは、コンベアを離れると、次の 下流のビンを下流方向へもう少し押し、これにより、そのビンと同じ列のすべて のヒントとが、支持台１０の面の上を滑る。ビンＢのグループは、最後に６本ビ ンカートンまたは１２本ビンカートンの片側へ積み込まれる。ビンＢ’は、挿入 ステーションにおいてＢ”とよく区別するために破線で示されて、ビンＢの上流 のビンを表しており、他方、ビンＢ”も、破線で示されて、仕切り挿入ステーシ ョンをすでに通過している下流のビンを表す。 仕切りがビングループへ挿入された後のビンＢへの仕切りの関係は、図２に示 されており、これは、２列のビンの間に置かれた仕切りを示しており、側方への 横断片すなわち分割体２２は、各列の隣接ビンの間に伸張している。ビンが１２ 本カートンへ積み込まれるとするならば、同じグループの６本のビンは、カート ンへ誘導され、平坦な分割体パネルにより最初のグループと分離される。明らか に、ほかのビンの配列も可能である。例えば、２列のビンが挿入ステーションを 通過して移動する代わりに、これらのビンが４列で移動することも可能であり、 この場合、二つの仕切り２０と一つの分割体とがステーションにおいて挿入され る。 再び図１に関し、ビンが、仕切り挿入ステーション１４の下を進む時、仕切り ２０は、回転輪２８により所定のビングループへ押し込まれる。一般に、仕切り は、ブランクが向かい合ってレールＲに支持される切欠きまたは切り込み３２を 有する平坦なブランクの形 で供給される。実際に、好適には、ブランクは、本発明を示すために簡略化され て示された露出した配列であるよりも、格納箱に収容されている。点線の矢３４ により示されているように、端末のブランクは、挿入ステーション１４へ移動し 、仕切りの形に展開される。これは、横断分割体をブランクの平面から折り曲げ ることが出来る、どのような所望の手段によっても行うことができる。この種の 装置はこの工業界では周知であり、その詳細は本発明を理解する上で必要ないの で、移動手段と展開手段は、示されていない。 図３に示されているように、ブランク３０は、折り曲げ可能に接続された一体 の分割体が形成される比較的に厚い板紙またはほかの材料のほぼ四角形のシート から構成している。ブランクには、上縁と下縁３６，３８それそれと、上下縁へ ほぼ直角に伸張している側縁４０がある。折れ線４２，４４が、ブランクの縁か ら、及び相互に間隔を置いて離れ、側縁にほぼ並行に伸張している。各折れ線は 、仕切りの翼部すなわち分割体２２を形成するように、切れ目により断続的に接 続された部分から構成されている。従って、切れ目４５は、折れ線部分の離れた 端部４２Ａと４２Ｂとを接続し、一方、折れ線部分の近い端部は、切れ目４６， ４８と切れ目５０とにより接続されている。これらの折れ線部分と切れ目とによ り縁取りされた範囲は、仕切り翼部すなわち横断分割体２２Ａを構成している。 同様に、折れ線部分の離れた端部４４Ａと４４Ｂは、切れ目５２により接続され 、一方、折れ線部分の近い端部は、仕切り翼部２２Ｂを形成するように、切れ目 ５４，５６と切れ目５０とにより接続されている。 上記のように、ブランクの側縁４０の上部分は、３２において切 り込まれて、ブランクを図１に示されたガイドレールＲに対し所定の位置に保持 する支持かぎ部形成している。下隅部の範囲は、下縁３８を越えて伸張して、短 い下縁６４において終端している、下方と内方とへ傾斜した側縁６２を有するほ ぼ三角形の脚部６０を形成している。 翼部２２Ａと２２Ｂとを展開するには、それらを、折れ線４２，４４の回りを ブランクの残りの部分に直角に、所定の位置へ折り曲げることが、ただ必要であ る。上述のように、これは本技術において周知の機構により行うことができる。 翼部を展開する速度が不十分であることを除いて、展開行程も、手により容易に 行うことができる。その結果、仕切りは、図４のようになり、仕切りの翼部は、 ブランク本体から突き出ている。この仕切りは、回転輪２８により下方へ押し出 される前に示されている。回転輪は、回転軸６６の端部に取り付けられ、仕切り の側縁をしっかり掴むために、６８に示されているように、好適に滑り止めが刻 まれているか、またはゴムが被覆されている。従って、回転輪の速い回転により 、仕切りをビンの間に押し下げる。 仕切りに脚部がなく、仕切りが支持台１０を連続したビンの縁で撃つならば、 仕切りは跳ね返って、その位置から跳び離れがちになる。仕切りの下縁と支持台 １０とが、一般にスチールまたはプラスチックで構成されており、硬く、降伏軟 化されていないので、このようなことが発生する。支持台は、高速運動の仕切り の運動エネルギーを実質的に少しも吸収しないので、仕切りは高速で跳ね上がる 。本発明により、脚部６０の支持台１０との衝撃により、脚部は、端部から基部 へ次第に折れるか、またはつぶれ、従って、衝突のエネ ルギーの大部分を吸収する。この動作は、図５Ａ，５Ｂに示されている。脚部の 一つの衝撃の瞬間は、図５Ａに示されており、図５Ｂは、その最後の状態、すな わち、仕切りの下縁３８が支持台面に接触する位置まで折れるか、押しつぶされ た脚部を示している。カートンの下部パネル７０と梱包されたビンＢとに対する 仕切りの脚部の最後の状態は、図６に示されている。ビンの下部が普通内側へ傾 斜しており、ここに、仕切り脚部が折れ返る空間があることに注目されたい。 仕切りの衝撃吸収脚部は、脚部の形状を切頭三角形にしている短い平らな下縁 を有するように示されているが、脚部は、完全な三角形となる点で終端しても差 し支えない。下縁は形成されているが、脚部の基部が仕切り下縁３８とつながり 、その先端よりも広いように、脚部に傾斜した側縁を形成することが望ましい。 この構造により、脚部の比較的に狭い端部が、衝撃で容易に破砕し始め、エネル ギーのをある程度吸収する。幅広い面は、幅狭い面より多くのエネルギーを必要 とするので、次第に幅広になる脚部が連続して破砕または折れ曲がることにより 、最大量のエネルギーが吸収される。 衝撃吸収脚部の個々の設計と寸法は、仕切りの大きさ、脚部がビングループへ 押し込まれる速度、および仕切り材料の厚さと合成に依存して、変わることが分 かるであろう。すべての場合に、脚部の幅は、仕切りの全長に比較して、非常に 小さくてはならず、脚部は全体で、降伏に対する抵抗がかなり大きくなるほど、 間隔があまり近づいていてはならない。他方では、脚部がビングループから跳ね 上がりを防止する程度まで仕切りの速度を遅くできないほど、脚部全体の大きさ は、小さくてはならない。従って、最適な寸法、形状 及び間隔は、各細部のカートンの設計について実験により決定されるのが最もよ い。示された設計が好適であるのは、脚部が広く間隔をおいて離れており、仕切 りの側縁における形状が、仕切りブランクの製造において仕切りレイアウトが経 済的であるからである。 ６本グループに関して述べているが、本発明は、仕切りを大きくするか、少な いかまたは多い数の仕切りをカートンに使用するか、あるいは、仕切りに少ない かまたは多い仕切り翼部を設けるかにより、ほかのサイズのグループに適用する ことができる。すべての場合に、このような仕切りは、上述のように、衝撃吸収 側を備えている。 本発明は、従来のピン仕切りを使用するより非常に経済的に有利であり、仕切 りはより速くカートンへ送られ、梱包機が高速で運転し、同時に、高速での跳ね 返りと言うこれまで解決されなかった問題による梱包機の停止を防止することが できる。 本発明は、好適実施態様に関連して述べた個々のすべての細部に必ずしも限定 されるものではなく、好適な実施態様の幾つかの面の変更は、本発明の全基本機 能と概念とを変えず、付属請求の範囲に定義された本発明の精神と範囲から逸脱 しないことは、理解されるであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モンクリーフ，フランク エヌ. アメリカ合衆国．30101 ジョージア，ア クワース，チャズ ポインテ 6310

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．隣接したビンをカートンにおいて分離する仕切りにおいて： 上縁、下縁、および側縁を有する仕切りと； 分割体パネルヘ折り曲げ可能に接続され、側方へ伸張している少なくとも 一つの仕切り翼部と； 分割体パネルと一体で、下縁から下方へ伸張している間隔を置いた衝撃吸 収脚部にして、仕切りを隣接したビンのグループへ挿入する間にる前記衝撃吸収 脚部と；を含んでいることを特徴とする前記仕切り。 ２．請求の範囲第１項に記載の仕切りにおいて：仕切り翼部が分割体パネルか ら反対方向へ伸張し、前記仕切り翼部が間隔を置いた折れ線により分割体パネル へ接続されていることを特徴とする前記仕切り。 ３．請求の範囲第１項に記載の仕切りにおいて：衝撃吸収脚部が下方と内方と へ傾斜した側縁を有することを特徴とする前記仕切り。 ４．請求の範囲第３項に記載の仕切りにおいて：衝撃吸収脚部が分割体パネル の側縁に隣接して配置されていることを特徴とする前記仕切り。 ５．隣接したビンをカートン内において分離する仕切りを形成するブランクに おいて： 上縁、下縁、および側縁を有する分割体パネルを形成するほぼ四角形のシ ートと； 端部を有する折れ線と折れ線の端部へ接続された連続切れ目 とにより縁取りされた少なくとも一つの仕切り翼部にして、ブランクから形成さ れた仕切りの分割体側方へ伸張している仕切り翼部と； 分割体パネルの下縁から伸張している間隔を置いた衝撃吸収にして、ブラ ンクから形成された仕切りを隣接したビンのグループへ挿入する間かなり硬い面 に衝撃を与えると、各衝撃吸収脚部が上方へ破砕するような大きさと構造である 前記衝撃吸収脚部と；を含んでいることを特徴とする前記ブランク。 ６．請求の範囲第５項に記載のブランクにおいて：二つの仕切り翼部があり、 二つの仕切り翼部の折れ線が間隔を置いた折れ線部分で構成されており、連続し た切れ目が欠く仕切り翼部の折れ線部分の離れた端部を接続し、もう一つの連続 した切れ目が欠く仕切り翼部の折れ線部分の開いたする端部を接続していること を特徴とする前記ブランク。 ７．請求の範囲第５項に記載のブランクにおいて：衝撃吸収脚部が下方と内方 途へ傾斜した側縁を有することを特徴とする前記ブランク。 ８．請求の範囲第７項に記載のブランクにおいて：衝撃吸収脚部が分割体パネ ルの側縁に隣接して配置されていることを特徴とする前記ブランク。 ９．請求の範囲第５項に記載のブランクにおいて：分割体パネルの上縁に近い 分割体パネルの側縁へ伸張している切欠きを有し、これにより、仕切りをブラン クから形成する前に、ブランクが切欠きを通って伸張しているレールに支持され ていることを特徴とする前記ブランク。 １０．ビン仕切りをかなり硬い面に支持された隣接したビンのグループへ挿入す る方法において： 上縁、下縁および側縁と、分割体パネルへ折り曲げ可能に接続されかつそ こから側方へ伸張している少なくとも一つの仕切り翼部と、分割体パネルと一体 でありかつその下縁から下方へ伸張している間隔を置いた衝撃吸収脚部とを有す る分割体パネルを形成し、かなり硬い面に衝撃を与えると、各衝撃吸収脚部が、 上方へ破砕するような大きさと構造であり； 分割体パネルを十分な力でカートン内のビンの間に押し下げ、これにより 、衝撃吸収脚部がかなり硬い面に衝撃を与えて、上方へ破砕する；ことを含んで いることを特徴とする前記方法。 １１．請求の範囲第１０項に記載の方法において：襲撃吸収脚部が下方と内方と へ傾斜した側縁を有し、衝撃吸収脚部の破砕が、脚部の脚縁の最下端で始まるこ とを特徴とする前記方法。 １２．請求の範囲第１１項に記載の方法において：衝撃吸収脚部が分割体パネル の側縁に隣接して配置されていることを特徴とする前記方法。 １３．請求の範囲第１０項に記載の方法において：分割体パネルが、その上縁に 近い分割体パネルの側縁へ伸張している切欠きを有するブランクから形成され、 仕切りをカートンへ押し込む前に、切欠きを通って伸張しているレールにブラン クを支持する段階を有することを特徴とする前記方法。