JPH09506489A - ディジタル地域加入者集線装置システム - Google Patents
ディジタル地域加入者集線装置システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
高い信頼性と品質を有する電話サービスを提供し、かつ設置するのに高い経費効率を有する、分散型アーキテクチャを有するディジタルループシステム。このシステムは、電話局によって電力を供給され、広範囲の機械交換機及び電子交換機とインターフェースをとるためのトランク装置インターフェースを使用する。トランク装置インターフェースは、ディジタル伝送回線を介して複数の遠隔端末を接続する。複数の遠隔端末は、短い加入者ループを介して多数の加入者回線を駆動する。分散型ディジタルループシステムは、柔軟に屋外に設置するため、密封されかつ環境的に堅ろうなパッケージ化を利用する。複数の遠隔端末によって使用される電子回路は、システムを柔軟に増大させながら配備するための複数のモジュールに分割される。
Description
【発明の詳細な説明】
ディジタル地域加入者集線装置システム
発明の背景
本発明は、一般に電話通信システムに関し、特に、費用効率と信頼性が高い基
本電話サービスを行うための分散型アーキテクチャに基づいたディジタルループ
搬送システム(又は伝送システム)に関する。
既存の電話交換ネットワークは典型的には、幾つかの回線装置(LU)に接続
されるグループ装置を備えた電話局(CO)を含む。典型的な構成では、グルー
プ装置は、一般的な交差接続(クロスコネクト)機能を提供し、4本のE1リン
クにわたって120個のチャンネルを介して各LUに接続される。各LUは70
0乃至1000本の遠隔の加入者電話回線をサポートする。従って、電話信号を
伝送しかつCOに設けられている各LUに電話機を接続するための700乃至1
000本のより対銅線が存在する。これら700乃至1000本の回線からのト
ラヒックは120個のチャンネルに集線され(すなわち、120個のチャンネル
が700乃至1000の回線に分配され)、その結果、閉そくを起こす可能性が
ある(この可能性は許容できる程度の小さい可能性である)。電話局は複数のト
ランクを介して他の同様の電話局に接続して、より地理的に広い地域にわたって
電話通信を促進する。これらの複数のトランクは、フォーマットが標準化されて
いる。普通に用いられる標準は、R2DとSS7である。
加入者交換機アクセス装置の製造を制御するために、主要な交換機メーカーは
、各LUとグループ装置との間のE1リンクを介して専有の信号方式を使用する
。さらに、各交換機メーカーは異なるインターフェース標準を開発している。そ
の結果、電話交換ネットワークへのアクセスが厳しく制限されるだけでなく、1
つのタイプの装置を幾つかの異なる交換機のタイプに対してインターフェースを
とることが高価でかつ複雑になる。大きくて新たに発展した地域にサービスを提
供するためには、ユーザは既存の交換機装置に対して加入するか、もしくは既存
のネットワークに取り付ける互換性のある交換機装置を購入してインストールす
る必要がある。
既存の電話ネットワークの基盤(インフラストラクチャ)が設けられている地
域(例えば、米国)では、新しいハードウェアのために増大するコストは、異な
るタイプのシステムに関連する追加の維持経費と保守経費とに比較して比較的少
ない。しかしながら、複数の電話回線が人口の多数の部分にこれから広がる世界
の地域では、各加入者に対して長距離にわたるより対銅線の設置とともに、新し
いCO交換機を購入して設置するのに伴うコストがサービスを拡張するために大
きな障害になる可能性がある。
上記のことから、多数の新しい電話回線を増設する必要がある地域において基
本的な電話サービスを提供する費用効率が高い方法が要求されていることが分か
る。
発明の概要
本発明は、多数の加入者に対して電話サービスの迅速でかつ費用効率の高い配
備を行うための新規の分散型アーキテクチャに基づいたディジタルループ搬送シ
ステムである。
本発明の分散型ディジタルループ(DDL)システムは、電話局(CO)交換
機と接続しかつ電話局の交換機とディジタル的にインターフェースをとるために
、トランク装置インターフェース(TUI)を用いている。TUIはまた、ディ
ジタル伝送回線を介して、加入者の近くの地域に配置されている分配装置(DU
)に接続されている。当該DUは、複数のディジタル回線を介して多数の遠隔端
末(RT)に接続されている。各RTは加入者に非常に近接して配置され、16
乃至160本の加入者電話回線の等価回線を生成している。このサービスは、典
型的には、より対銅線を用いて加入者に伝達される。この装置の分散性能と加入
者の比較的高い密度のため、その結果得られる複数の加入者ループは極めて短く
、通常500フィート未満である。当該分散型の配置とその結果得られる短い加
入者ループはさらに、実質的に電力の節約を提供する。
従来の電話ネットワークに対する本発明のDDLシステムの大きな利点は、遠
隔端末(加入者の近くに配置されている。)とTUI/CO交換機との間の長距
離にわたってディジタル的に信号を伝送するための能力である。このことは、C
OからDUまでわずか6本のE1リンク(12対)を用いて達成することができ
、DUからRTまでわずか1本のE1リンク(2対)を用いて達成することがで
きる。従って、改善された伝送特性に加えて、必要とされる銅線の量を著しく減
少させることは、実質的にコストを大きく軽減する。新しい回線装置を設置する
ために約1000対の線を必要とするのに代わって、TUIをDUに接続するた
めに、12対しか必要としない。さらに、DUは幾つかの遠隔端末をサポートし
、各端末は最大160本までの電話回線を生成する。
DDLシステムの多くの利点は、遠隔の電子機器を加入者に非常に近接して配
置する結果として得られる。しかしながら、このことは、受容可能な種々のトポ
ロジーを収容するために非常に柔軟性のある構成を有するシステムを必要とする
。本発明の好ましい実施例によれば、DDLシステムは、加入者の近くの多重化
電子機器を各種のトポロジーで柔軟に使用できるモジュールのアーキテクチャと
パッケージ化を利用する。このことは、当該システムの最も高価な部分である電
子機器を、サービスの需要に基づいて少しずつ増やして発展させることができ、
初期コストを最小にすることができる。この特徴はその結果、必要なケーブルの
量を大幅に減少させることに加えて、設置するためのコスト効率が高いシステム
を得ることができる。
この発展方法は、屋外に配置された比較的小さなサブシステムに多重化電子機
器を配置する必要があるので、本発明は、すべてのシステムの構成要素に対して
非常に安全でかつ柔軟な環境の保護を提供する。従って、好ましい実施例におい
ては、本発明に係るDDLシステムは、少なくとも1つの特別に密閉された能動
電子機器モジュールを受け入れるように構成された、ゲルで密閉された複数のコ
ネクタを有する少なくとも1つの裏面モジュールを備えた、複数の遠隔端末ため
のモジュールのパッケージ化を提供する。上記裏面モジュールは、ゲルで密閉さ
れた1グループの端末を含む端末ブロックに接続される。裏面モジュールはまた
、他の裏面モジュールに接続するためのゲルで密閉されたコネクタを備える。こ
の柔軟性のあるモジュールのパッケージ化は、本発明のサブシステムを、システ
ムが成長するにつれて、並びにより進歩したディジタルサービスが要望されるに
つ
れて拡張しかつ再配置することを可能にする。
本発明のDDLシステムの特徴と利点についてのさらなる理解は、以下の詳細
な説明と図面とによって得られるかもしれない。
図面の簡単な説明
図1は従来の電話交換機ネットワークを示す。
図2は従来の電話交換機ネットワークに接続される本発明の分散型ディジタル
ループ(DDL)システムを示す。
図3は本発明のDDLシステムの構造をより詳細に示す。
図4は本発明のDDLシステムの論理的な構成を示す。
図5A、図5B及び図5Cは本発明のDDLシステムの種々の構成に対するト
ランク装置インターフェースの複数の構成要素を示す。
図6は本発明の実施例による分配装置の複数の構成要素を示す。
図7は本発明のDDLシステムに用いられる例示的な遠隔端末に対する構成を
示す。
図8は本発明のDDLシステムの複数の遠隔端末に用いられる電子機器のモジ
ュールのパッケージ化の一例を示す。
図9は本発明のDDLシステムによって用いられる電力分配方式を示す。
特定の実施例の説明
米国及び世界中における既存のアナログ電話ネットワークは、長期間にわたっ
て発展されてきている。この発展は、その結果として、工業化された国々で長期
間にわたって確立されたアナログ電話回線を介して加入者と交換局を相互接続す
る階層化されたツリーネットワークをもたらしている。図1は、典型的なローカ
ル電話ネットワークの一部分を示す簡単化された図である。加入者100はアナ
ログ電話回線104を介して電話局(CO)102に接続されている。CO10
2における幾つかの回線装置106はそれぞれ、700乃至1000本の電話回
線を取り扱っている。各回線装置106は、700乃至1000本の電話回線を
、120個のディジタルチャンネルに集線させ、そのディジタルチャンネルは、
4本のE1型リンクを介してグループ装置交換機108に接続される。E1リン
ク
はそれぞれ、信号用の付加的な2個のチャンネルとともに、30個の音声チャン
ネルを備えている。そのグループ装置交換機108は、コンピュータシステム1
10及び112のそれぞれを介して監視制御機能と課金機能を提供するのみなら
ず、一般的な交差接続の機能を提供する。北米の電話ネットワークのハイアラキ
ーでは、このレベルでのCO交換機は、例えばR2又はSS7のような標準化さ
れた信号方式に基づいたトランクを用いて、他の同様の端局と集中局114を接
続するための端局と呼ばれる。集中局114は本来、幾つかの端局と他の集中局
の間の交差接続交換を行うグループ装置交換機である。北米の電話ネットワーク
は、全体のネットワークを形成するために、この方法で、最大5つのレベルまで
の階層を用いている。
従来のローカル局又は端局のシステムの設計においては、これらの各構成要素
によって実行される機能は次の通りである:複数の回線装置106は、信号を比
較的長距離にわたって電話線104を介して加入者電話機100に対して送信し
、当該信号をグループ装置108に対して通過させる前にトラフィックを集中(
集線)させる仕事を実行する。グループ装置108は、上述のように、監視制御
機能と課金機能のみならず一般的な交差接続機能を実行する。グループ装置10
8と回線装置106との間の接続は、一般的に交換機メーカーに独占占有されて
いる。
集中化(又は集線化)は経済的な交換機の設計のために不可欠である。ピーク
のトラヒック時間においてさえも、少数の加入者は同時にサービスを要求する。
グループ装置のコストは、このピークのトラヒックをサポートするために十分な
交差点(クロスポイント)のみを提供することによって大きく減らすことができ
る。従って、回線装置106は、接続を要求するこれら少数の加入者がリンクを
介してグループ装置108にルート指定されることを確実にする機能を有する集
線装置を備えている。このプロセスの効率は、もちろん、回線装置における集線
装置に接続されていた複数の加入者のプールの大きさに強く依存している。その
プールの大きさが大きければ大きいほど集中化(又は集線化)の効率は高い。こ
のことはその結果として、回線装置106はかなり大きくなるという結果をもた
らす。複数の加入者のプールの大きな大きさ(図2においては最大1000まで
の大きさ)は、回線装置106からの信号が、1000の加入者が分散している
より地理的に広い地域をカバーするように長距離にわたって到達することを必要
とする。その結果として、より長い距離にわたって複数のアナログ信号を送信す
るための必要条件は、当該システムに対して厳しい電力のペナルティーとコスト
のペナルティーを課す。これらのペナルティーは従来のアーキテクチャでは避け
ることができない。本発明の独特の分散型アーキテクチャは、それらのメーカー
にかかわらず、ほとんどのグループ装置で動作できるディジタルループシステム
におけるこれらのコストと電力のペナルティーを大幅に低下させる。
図2は、既存の電話ネットワークに直接的にタップ接続することができる新規
な分散型アーキテクチャに基づいている本発明のディジタルループ搬送システム
200を示す。この分散型ディジタルループ(DDL)システム200は、DD
Lシステムに対する共通制御装置であるトランク装置インターフェース(TUI
)202を利用する。TUI202は、グループ装置108と回線装置106と
の間の機能(監視制御、課金、保守及び集線(集中))の幾つかの組み合わせを
実行するとともに、CO102の交換機とのインターフェースをとることを提供
する。TUI202は、標準のR2トランク信号方式を用いて最大4本までのE
1リンクに介して標準の局間トランクを介してグループ装置と通信を行う。この
接続は、集中局114とグループ装置108との間の接続と類似しているが、T
UI202は、好ましくは、それが接続されている交換機と同一のビルディング
に物理的に設けられる。この装置は、ネットワークに対して普遍的であって標準
化されたインターフェースを提供する。従って、TUI202は、製造メーカー
に関係なく、そして改変を全く必要とせずにほとんどの既存CO交換機とインタ
ーフェースをとることができる。
本発明のDDLシステムは、交換機のグループ装置108の課金リソース(資
源)と監視制御リソース(資源)を使用しないので、操作者のインターフェース
を介してこれらの機能を提供する必要がある。TUI202はこの目的のために
、例えばパーソナルコンピュータ(PC)204のような小型のコンピュータを
利
用する。TUI202は、信号情報を収集して加入者100から到着するトラヒ
ックを集中させ、次いでこのトラヒックがあたかも遠隔交換機から到着したごと
くにグループ装置108がトラヒックを受けいれるように、このトラヒックをト
ランクの標準に合致するように再構成させる。しかしながら、他の電子システム
は電力と性能を最適化するために、加入者に対して非常に近接した場所に分配配
置される。
従って、例えば6本の数本のE1リンクを備えたディジタル伝送回線は、TU
I202を、加入者100の一般領域に配置されている遠隔分配装置(DU)2
08に接続する。次いで、そのDU208は、単一のE1リンク(2対を必要と
する)を介して多数の遠隔端末(RT)210に接続される。各RT210は、
加入者100に非常に近接して通常1000フィート以内に配置されている。R
T210から加入者への伝送はアナログ伝送によって行われる。単一のRT21
0によってサービスを受ける加入者100の数はトポロジーによって変化するで
あろう。典型的な配置では、RT210は、16乃至160本の個々の電話回線
からより対銅線を介して供給するであろう。
図3は、本発明のDDLシステムをさらに詳細に示す。従来のシステムと同じ
閉そくの確率を保持するために、最大6本までのE1リンク300(すなわち1
80個の伝送チャンネル)はDU208をTUI202に接続し、そして4本の
E1リンク302はTUI202をグループ装置102に接続する。このDU2
08は幾つかの機能を実行する。第1に、DU208は、それを既存のケーブル
交差接続キャビネットに配置することによって、個々のRT210に対して信号
と電力出力を分配するために好都合な分配点を提供する。第2に、DU208は
、システム全体の効率を増大させるために、幾つかの小さいRT210を単一の
E1リンク300に接続するための手段を提供する。第3に、DU208は、1
本のE1リンク300が重いトラヒックを伝送しているとき、統計的にそれほど
大きい負荷を受けていない他のE1リンク300から電力を引き出すことができ
るように6本のE1リンク300の中で電力を分配するための手段を提供する。
図3はDU208の物理的配置の一例を示す。DU208は、単一のプロセッ
サ(後の節で説明する)によって共通に制御される3個の独立したセクションに
分割されている。各セクションは、2本のE1リンク300と、遠隔操作で切り
換え可能な交差接続装置304とを備え、最大8個までのRT210をサポート
することができる。1対の線306はRT200に到達させ、そして1対の回線
308が戻るように配線される。そして、戻る対308は、ループ上の次のRT
210に対してDU208においてループ化される。このように、多数のRT2
10は、単一のE1ループを共有することができる。単一のループは1乃至8個
のRT210を有してもよい。RT210間の接続は、論理的なリングと物理的
なスターを形成する。このことは、幾つかの利点を提供する。信号を再生する各
RT210を有する論理的リング接続は、論理的スター形状においてしばしば生
じる等しくない遅延によって生じるフライト時間(伝送時間)の問題を回避する
。同時に、物理的スター配置のために、最大の銅断面は、DU208からRT2
10へ電力と信号を送るために利用することができる。DU208の4番目の機
能は、RT210を6本のE1300上で再配置することを可能にする遠隔操作
で切り換え可能な交差接続装置304を提供することである。なお、各RT21
0はTUI202に戻る2本のE1リンク300へのアクセスを有することを図
3において図示している。遠隔操作で切り換え可能な交差接続線300は、故障
の場合、1本のE1リンク300から他のE1リンク300へRT210を再分
配するために用いられる。
図4はDDLシステムの論理的機器構成を示す。DU208はTUI202か
らの信号によって制御される。これらの信号は、TUI202と遠隔端末210
との間の6本のE1リンクのうちの1本に属する信号チャンネルの一部を介して
伝送される。
信号伝送のために、DU208は、それが属しているループの丁度もう1つの
メンバーとしてTUI202を見なしている。他の5本のリンクは、RT210
のループに対してDU208によって単純に繰返されている。従って、TUI2
02から見れば、遠隔装置に対して6本のE1ループがあり、各ループはRT2
10を含み、これらループのうち1本はRT210とともに、DU208を含む
。
システムの構成要素について以下に詳細に説明する。
トランク装置インターフェース
TUI202はDDLシステムの主コントローラである。TUI202は、呼
処理機能と通信を提供するための回路を含む。図5A、図5B及び図5Cはそれ
ぞれ、従来のR2インターフェースのためのTUI202の構成要素、R2イン
ターフェースを有する小型システムのためのTUI202の構成要素、及びSS
7インターフェースを有するシステムのためのTUI202の構成要素を示す。
TUI202はデュアルトーン多重周波数信号(DTMF)カード500を含み
、各カードは、加入者のDTMF電話番号を翻訳(インタープリート)するため
の12個のDTMF受信機を備える。DDLシステムにおいて、トラヒックによ
って1つ又は2つのDTMFカード500を設けてもよい。TSI/CLK(ク
ロック)/トーン(信号音)発生器カード502は、タイムスロット入れ換え装
置(TSI)、クロック同期及びトーン発生器を提供する。TSIは任意の内部
DDLタイムスロットを、任意のCO交換機102のトランクタイムスロットに
接続することを可能にする。クロック同期回路は、CO交換機102からの4本
のE1回線のうちの任意の1本を、DDLシステムのためのマスタークロックと
して使用させることを可能にする。トーン発生器回路は、(例えば、ダイヤルト
ーン、リングバック、リダイヤルなどの)加入者のサービスを提供するために必
要な複数のトーン(信号音)を発生する。
TUI202はTUI202の動作を制御するためのプロセッサ504を含む
。普通のプロセッサ回路(68000型プロセッサ)、ランダムアクセスメモリ
(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)に加えて、プロセッサ504は、非
常時用プログラムソフトウェアを記憶するための大きな容量の不揮発性メモリを
含む。DDLシステムは、TUI202とRT210との間の同期データリンク
制御(SDLC)プロトコルを使用する。従って、TUI202は、プロセッサ
504がRT210及びDU208と通信を行うことを制御するSDLCコント
ローラを含む。プロセッサ504は、2個の(余分な冗長性を有する)PCと通
信を行うための2つのポートを備えて提供され、従って、プロセッサ504は、
課金デー
タと他の非常時データとを記憶するために、動作中のPCと常にアクセスするこ
とができる。典型的には、課金、監視制御及び保守の目的のための、ユーザイン
ターフェースを提供する1個のPC(図2におけるPC204)が存在するであ
ろう。この装置はまた、RS−485型シリアルバスコンパチブルポートを提供
するので、同一の電話局における複数のDDLシステムはPCを共有することが
できる。第2のPCは同様の機能を実行し、オプションのバックアップを提供す
る。プロセッサ504に含まれている大容量の不揮発性メモリは、両方のPCが
サービスを提供していない状態であっても、当該システムが、数時間の間データ
を失うことなく動作することを可能にしている。従って、プロセッサ504は、
すべての呼処理、保守及び監視制御の機能を取り扱う。
TUI202はさらに、E1リンクを制御するE1フレーム形成装置カード5
06を含む。標準のE1伝送フォーマットを用いる場合、各データフレームのた
めの開始点を決定する必要がある。この機能はE1フレーム形成装置カード50
6によって実行される。各E1カード506は、2本の交換機リンクと3本のD
DLリンクを提供する。DDLシステムにおいて、当該システムの大きさに依存
して、1個又は2個のE1フレーム形成装置カード506があってもよい。また
E1フレーム形成装置カード506はDU208に対して重信電力の分配を提供
する。
本発明のDDLシステムは、アナログ交換機とディジタル交換機の両方に対す
るインターフェースをサポートする。なぜならば、両方のタイプは標準のトラン
ククインターフェースを提供するからである。ディジタルR2交換機に対して容
易にインターフェースをとるためには、TUI202は、R2プロトコルのトー
ンの発生と検出のためのR2MFカード508を備える。R2は、信号情報を通
信するために特別のトーンを使用する帯域内周波強制(compelled)信号方式の
プロトコルである。これらの信号に加えて、各方向での複数の回線の状態は、E
1信号チャンネル16における数ビットを処理することによって伝送される。S
S7信号方式は、完全なディジタル方式であるが、そのプロトコルは、交換機が
、他の交換機に対して呼設定(発呼)する前に導通試験を要求する必要があると
述
べられている。このとき、第1の交換機は、テストトーンを送信し、当該テスト
トーンは受信する交換機によって受信されて確認される必要がある。トーン検出
カード510は、TUI202がSS7交換機に対してインターフェースがとら
れているときに、SS7プロトコルのための複数の導通試験トーンの検出を提供
する。
TUI202は、プロセッサ504と同一であり、その2個のSDLCコント
ローラをCO交換機102と通信を行うために使用する第2のプロセッサ512
を備えてもよい。第2のプロセッサ512は、ソフトウェアに対して最小の修正
を行うことにより、異なる種類の交換機リンクとインターフェースをとる能力を
提供するために用いられる。このことは、TUI202ソフトウェアのほとんど
に対して、交換機インターフェースとは独立して書き込みを行うことができる。
R2トランクのインターフェースとSS7トランクのインターフェースとの間で
変更するためには、R2MFカード508をトーン検出カード510と交換し、
次いで新しいソフトウェアを第2のプロセッサ512にダウンロードすることが
必要である。主プロセッサ504ではソフトウェアの変更は不要である。第2の
プロセッサ512は、交換機のインターフェースプロトコルを提供し、R2MF
カード508又はトーン検出カード510を制御し、E1フレーム形成装置カー
ド506を制御する。第2のプロセッサ512は、主プロセッサ504と協働し
て、完全なセットのDDL呼処理機能を提供する。
最後に、TUI202は、将来の可能容量のために裏面に予備スロットを提供
する補助スロット514を含む。制御バス516は、すべてのTUI202の構
成要素間の相互接続を提供する。補助スロット514はまた、TUI202の制
御バス516を接続するためのジャンパカード518をインストールする能力を
提供するので、第2のプロセッサは小型システムでは不要になる。
分配装置
図6は、典型的な機器構成におけるDU208の構成要素を示す。DU208
は、電力をRT210に分配し、E1データをTUI202とRT210との間
で繰返し、トラヒックの制御と故障の回復のためにE1リンクのサブセット間で
RT210を切り換える手段を提供するための回路を備える。交差点(クロスポ
イント)交換回路カード602を含むすべてのDU208回路を制御するプロセ
ッサ600が設けられている。プロセッサ600は、6本のE1リンク(図2及
び図3)の中の1本のリンクのうちの、例えばチャンネル16である、1個のチ
ャンネルにおいて、SDLCを用いてTUI202と通信を行う。プロセッサ6
00は、裏面制御バス604を介して、交差点交換回路カード602の機器を制
御する。プロセッサ600は、幾つかのパラメータをモニタして重大な故障が起
ったかどうかを決定する。プロセッサ600は、TUI202とRT210に対
する、E1リンクにおけるディジタル誤り率をモニタする。また、プロセッサ6
00は、これらのリンクのうちの任意のリンクにおいて電源短絡をモニタする。
故障が確認されたならば、DU208はその問題をTUI202に報告して指示
に従う。もしTUI202との通信が遮断されると、DU208は、そのローカ
ルメモリに記憶されているデフォルトの故障修正手順に従うであろう。このとき
、TUI202は、例えばRT210を1本のE1リンクから他のE1リンクに
切り換える、もしくは、不良のRT210装置をストリングから切り換えるなど
のアクションをとるであろう。この典型的な機器構成では、各交差点交換機カー
ド602は2本のTUIリンクを8本のRTE1リンクに接続する。DU208
は3個の交差点交換機カード602を含み、各カードは、ループにおける8本の
RTE1回線の任意の回線を、2本のTUIE1回線の任意の回線に接続できる
。例えば、一方のTUIE1は1つのループにおいて3個のRT210とリンク
することができる一方、他方のTUIE1は1つのループにおいて5個のRT2
10とリンクすることができる(また図3と図4参照。)。DU208の構成は
、RT210の任意の1つを、保守のために複数のループから完全に分離させる
ことができる。また、プロセッサ600は、その制御チャンネルを、TUIE1
に対する幾つかの制御チャンネルのうちの1個に接続することができる。
6本のE1リンク300を介して、DU208とRT210に対して供給され
る電力は、ダイオードの“OR”ネットワークによってDUにおいて合成される
。当該“OR”ダイオードネットワークを用いることによって、RT210の任
意
の装置は、6本のE1リンク300のうちの任意の1本のリンクから電力を引き
出す。図9は、6本のE1リンクを介して、6個の対応するダイオード900へ
の電力の論理的な接続を示す。6個のダイオード900の出力は、すべてのRT
210を接続する共通ノード902でともに接続される。このことは、1本のE
1リンク300が重いトラヒックを伝送している場合に他のE1リンク300か
ら電力を引き出すことができるように、6本のすべてのE1リンク300から必
要に応じてRT210によって電力を分配することができる。
遠隔端末
図7はRT210の構成要素を示す。RT210は、加入者電話機100とイ
ンターフェースをとる、例えば10個の幾つかの回線カード700の制御を提供
する。各回線カード700は、16個の個々の加入者インターフェース回路70
6を備える。RT210は、回線カード700を含むすべてRT210回路を制
御するプロセッサ702を備える。プロセッサ702は、RT210が接続され
ているE1リンクのチャンネル16においてSDLCを用いてTUI202と通
信を行い、回線カード700の動作を裏面制御バス704を介して制御する。プ
ロセッサ702は、RT210の電力消費量をモニタし、電力しきい値を超えた
ときに保護のためのアクションを取る。プロセッサ702は、回線カード700
の監視ビットを走査し、加入者回線の状態をTUI202に報告する。RT21
0は、TUI202の指令のもとで回線カード700を制御し、TUI202と
のすべての通信がすべて失われたときのみ独立して回線カードの回路を制御する
。回線カード700はマルチポート(この例では16個)のアナログ回線回路(
線路回路)であり、この回路は加入者100に対して、チップ及びリングのアナ
ログインターフェースを提供する。回線カード700の16個の回線回路706
のそれぞれは、加入者音声のアナログ/ディジタルPCM変換を実行する。加入
者ループが非常に短いときのDDLの唯一のアーキテクチャは、回線回路706
に対して低コストで電力効率が高い単純な設計を行うことができる。回線回路7
06を設計する際に考慮すべき重要事項は、例えば電力線のようなエネルギー源
への誘導結合のために電話線の対が収集する縦方向の雑音の量である。ケーブル
と
他の構造物のまわりの大地(接地)シールドに対する容量性結合のために、加入
者ループにおいて電流が流れる。この問題を改善するには、上記対の2本の線の
各々に対する効果が相殺されるように、回線回路706の一部分である加入者ル
ープインターフェース回路(SLIC)を極めて注意深く平衡させることが必要
である。しかしながら、本発明のDDLシステムの場合、加入者のループは非常
に短い。その結果、誘導性結合による雑音の量は少なくかつ大地に対するキャパ
シタンスが低くなる。従って、本発明のシステムにおける回線回路のバランスは
、最大18,000フィートまで伝送しなければならないCOに配置された回線
回路に対するバランスよりもはるかに小さくてもよい。このことは、安価な設計
を使用することができる。回線回路706の設計におけるもう1つの重要なファ
クタは、非常に高価である電話局の床面積である。従って、従来の回線装置10
6(1000本の回線を含む)をできるだけ小さくする必要がある。しかしなが
ら、DDLの設計において、回線装置106の機能性は、屋外に設置される6乃
至24個のRT210に分割される。この場合において、面積はそれほど重要で
はない。従って、低価格でかつ丈夫な変成器をベースとする複数のSLICは、
CO装置に現在使用されているソリッドステート(固体)のSLICより大きさ
がたとえ大きくとも、回線回路のために使用することができる。このことはさら
に、ソリッドステートのSLICが必要とする余分な電気的な保護と関連するコ
ストを減少させる。
本発明のDDLシステムは、ディジタル加入者装置を充分にサポートするので
、それはアナログ電話機100に限定されない。RT210は、例えばディジタ
ル電話710とコンピュータ712のような加入者装置に対して、64キロビッ
トのディジタルサービスを提供するために、種々の回線回路706を備えること
ができる。公衆電話機は、RT210によってサポートすることができる別のタ
イプの加入者装置である。
柔軟性とコストの節約に加えて、本発明の回線回路706は、全体で1000
の回線システムが、当該範囲の領域で電池なしでCOから電力の供給を受けるこ
とができるように、電力消費量を絶対的に最小に保持するための、ある特別な性
能に関する必要条件を満足する。電力についての検討結果を以下に示す。
電力管理
本発明のDDLシステムの1つの利点は、COをDU208に接続するわずか
に12対(6本のE1リンク)と、DU208を各RT210に接続するわずか
に2対(1本のE1リンク)とを介して1000回線のDDLシステムに電力を
供給する能力である。このことは、手段を組合わせることによって達成される。
第1に、エネルギーは通常用いられる超重信装置を用いて昇圧された電圧で送ら
れる。例えばベルコア(Bellcore)TR−NWT−001089のような工業標
準は、作業員の安全のために、任意の導体から接地への電圧は140ボルト未満
でなければならずかつ任意の対によって伝送することができる電力は100ワッ
ト未満であることを提案している。好ましい実施例では、接地に対する直流+1
30Vは上記複数の対の半分の部分に印加され、直流−130Vが他の半分の部
分に印加される。このことは、260ボルトの動作電圧を提供し、上記の安全性
の考慮事項を満たしている。これは、伝送距離が長い地方の電話に用いられる通
常の方法である。
第2に、トラヒックの考慮はこのシステムの電力管理に含まれる。1000の
加入者が存在するが、その交換機に対して120個だけのチャンネルが利用でき
る。従って、最大120台までの電話機に対して電力を供給することだけが必要
である。120より多い加入者が同時に電話をかけようとする例外的な場合、閉
そくされた121番目の発呼者には特別の警告トーンが15秒間送られ、次いで
そのループに対するすべての電力供給がオフとされる。警告トーンの発生はほと
んど電力を必要としない。なぜならば、わずか5%のデューティサイクルでさえ
、その特別なトーンは明確に聞こえるからである。従って、実際には、複数の回
線がオフフック状態になると、当該システムによって使用される電力は、120
の回線全体がオフフックになるまで増大するであろう。このとき、さらにオフフ
ック状態であると、当該システムによって消費される電力は、1000の回線が
すべてオフフック状態になるまでずっとごくわずかしか増大しないであろう。
別の電力の節約法は、加入者ループ回路及びサポートシステムの設計において
、
オフフックの回線によって必要とされる電力量を減少させる幾つかの設備を含め
ることによって達成される。電話機は、通常のオフフック動作を行うために最低
20mAを必要とする。さらに、幾つかの応答機器は、オンフック状態で適正に
動作するために35ボルトを必要とする。従って、回線回路706は、加入者の
装置がオンフック状態のとき1mA未満で35ボルトを提供するよう設計される
。しかしながら、加入者回線がオフフック状態になると、回線回路における電力
調整回路は定電流モードに切り換わって約20mAを供給する。加入者ループの
長さは非常に短いので、オフフック状態においてこのループに電力を供給するた
めにただ約500mWを必要とする。また、リング発生器(呼び出し信号発生器
)はループ長が短いため、低電圧で(従って低電力で)動作させることができる
。簡単でエネルギー効率が高い電話のリング発生器は、3個の方形波発生器の出
力を加算し、次いでその結果得られた信号を小さいキャパシタを用いて平滑化す
ることによって設計された。このタイプの方形波形は、当該システムの他のディ
ジタル機能をサポートするために利用できるディジタル装置によって容易に生成
される。
当該システムによって必要とされる電力を減少させるときに考慮すべき重要な
ことは、オンフックの電力である。ある与えられた時間に、あるシステムにおけ
る大部分の電話機がオンフック状態になる。例えばトラヒックが非常に重い期間
中において、100の回線がオフフック状態であれば、900の回線はオンフッ
ク状態である。この多数のために、オンフック回線によって使用される電力は非
常に臨界的である。本発明のDDLシステムにおいて使用される、変成器をベー
スとするSLICにおけるオフフック状態の電力消費量は、従来のSLICにお
ける100乃至150mWに比較して、4mWにすぎない。これらの電力の節約
の結果、オンフック状態での各加入者のループの全電力消費量は約10mWであ
り、従来のシステムに比べてほとんど1桁小さい。
この発明のDDLシステムに対して唯一のもう1つの特徴は、その電力分配方
式である。6本のE1リンク300を介してDU208とRT210に対して供
給されている電力は、RT210のうちの任意のRTが6本のE1リンク300
のうちの1本以上のリンクから電力を引き出すようにろ波される。図9はこの電
力分配方式を示す。TUI202において、電力フィルタ900は、直流+/−
130Vを受電してそれを6本のE1リンク300に供給する。同様の電力フィ
ルタ900は、電力を各リンク上の信号から分離し、かつすべてのリンク上の電
力をすべてのRT210で利用できるようにさせるために、E1のDU端部で使
用される。このことは、1本のE1リンク300が重いトラヒックを伝送すると
きに他のE1リンク300から電力を引き出すことができるように、6本のすべ
てのE1リンク300からの電力を必要に応じてRT210によって分配するこ
とができる。電力フィルタ900は、例えば重信変成器ネットワーク又はダイオ
ードの“OR”ネットワークのような公知の低域通過フィルタ法を用いて実現す
ることができる。
内部通信
電話ネットワークの信号機能は、ネットワークの種々の端末と、交換機ノード
と、ユーザとの間のネットワーク関連の制御情報を転送するための手段として参
照される。本発明のDDLシステムは、TUI202、DU208及びRT21
0の間の複数本のE1リンクに対して、共通チャンネル信号方式(CCS)を使
用する。CCSは、関連するグループのデータチャンネルのすべての信号機能の
ために単一の専用制御チャンネルを使用することを特徴としている。この説明で
は、当該システムの構成要素は、制御通信に対する各E1リンクのタイムスロッ
ト(又はチャンネル)16を使用する。
同期伝送のために、特別の回線符号化法を、各受信機はローカルサンプルクロ
ックを着信信号レートに同期させることを確実にするために用いる必要がある。
本発明のDDLシステムは、データ通信のための同期データリンク制御(SDL
C)プロトコルを使用する。SDLCは、HDLCがループ動作のための特別な
ポーリングフラグを含むことを除いて、CCITTのハイレベルデータリンク制
御(HDLC)と同様の、0ビット挿入アルゴリズムに基づいている。当該ルー
プは次のように動作する。リンクのコントローラとして動作するTUI202は
、RT210に対してメッセージを送り、RT210をポーリングしてそれらが
TUI
202に対して有しているメッセージを収集する。RT210とDU208は、
通信すべき制御情報がないので互いに通信を行わない。TUI202がE1リン
ク上のRT210からメッセージを収集する準備ができている(レディ状態)と
きに、ポーリングフラグ(2進数の11111110)を送信する。RT210
がそのポーリングフラグを検出したときは、そのポーリングフラグが送信すべき
メッセージを有しているか否かを決定しなければならない。もし有していないと
きは、RT210は単にポーリングフラグをループに戻すことを繰り返す。ポー
リングフラグが送信すべきメッセージを有しているとき、RT210はポーリン
グフラグの最後のビットを1に変化させて、それを通常のインターフレームのフ
ィルフラグ(fill flag)にして、そのメッセージをループ上に送信する。メッ
セージが送信されたとき、RT210はポーリングフラグをループに戻すように
送信し、従って、チェーンにおける次のRT210はそのメッセージを送信する
。TUI202は各ループの発信機と着信機の両方として動作し、従って、TU
I202が送信するすべてのメッセージが受信される。
呼処理、保守及び監視制御
呼処理のために、各RT210は、回線カード700を走査することによって
複数の加入者100の状態をチェックし、その状態をTUI202に報告する。
TUI202は、取るべき適当なアクションを決定し、CO交換機102と通信
を行い、RT210に対してコマンドを送って回線カード700を制御する。D
U208は呼処理には関与しない。
保守のために、DDLの各構成要素は、そのプロセッサ回路のバックグランド
のチェックを行う。各構成要素はまた電力をモニタし、電力しきい値を超えたと
きに保護のためのアクションをとることに責任を負っている。TUI202の保
守ソフトウェアは、すべての他の回路に対するテストと検査の実行を制御する。
TUI202の保守ソフトウェアはまた、警報の取り扱い、故障分離及び誤り回
復に対して責任を負っている。適用可能なすべてのシステムの構成要素に対する
ソフトウエアのダウンロードは、TUI202の保守ソフトウェアによって協働
して実行される。保守アクセスポート(MAP)はTUI202、DU208及
びRT210に設けられている。このポートは、保守職員は、小型ポータブルコ
ンピュータを、例えばRS−232のような共通に使用されるディジタルポート
を介して当該システムに接続することによって、当該システムの主要な機能をモ
ニタすることができる。この接続は、TUI202において電気的なプラグによ
って行われる。屋外において頻繁に経験される湿気のある環境や汚染された環境
のために、DU208とRT210の能動電子機器は特別に密閉された膜の中に
配置される。従って、DU208とRT210のためのMAPは、好ましくは、
家庭の電子機器の遠隔制御のために用いられるタイプと同様の赤外線リンクによ
って製造される。密閉の膜における透明な窓は、電子機器ボードを構成要素に露
出することなく、これらの信号を、プロセッサボードから、上記窓の近くのモジ
ュールに取付けた赤外線トランシーバまで移動させるために設置される。このシ
ステムは、数百回の接続サイクルを行った後でさえも、確実に密閉する必要があ
る密閉された接続部に対する必要性を削除する。DDLシステムのパッケージ化
の詳細は後の節で説明する。
監視制御は、TUI202における監視制御ソフトウェアによって制御される
。RT210とDU208は、監視制御のコマンドをTUI202から受信した
ときに、それらそれぞれの構成要素を構成することができる簡単な監視制御ソフ
トウェアを有している。
伝送媒体
上記は、複数の対の線を使用する伝送チャンネルの説明であるが、これらのチ
ャンネルは、同軸ケーブル、2地点間のマイクロ波固定無線リンク及び光ファイ
バーを含む種々の設備を用いて実現することができる。
多数の回線を含むアプリケーションは、例えば同軸ケーブルシステム又は光フ
ァイバーなどのより広い帯域幅を有する媒体に用いてより経済的に実現すること
ができる。単一の同軸ケーブルは、100を超えるより対線の代わりに用いるこ
とができ、その結果、必要な線の量が大幅に減少させることができる。さらに、
同軸ケーブルのより広い帯域幅は、明らかな利点を有して、複数のケーブルテレ
ビジョン信号の同時伝送を可能にする。当該ケーブルテレビのスペクトルは通常
、
約50MHz乃至500MHzに限定され、約75チャンネルを有し、各チャン
ネルは6MHzの幅を有する。これは、複数の電話信号のために利用できるより
低い50MHzの範囲を残している。
1000本の加入者回線をサポートすることができる、例えば本発明のDDL
システムのようなシステムは、約13Mbit/secのディジタル帯域幅を必
要とする。もう1つの実施例においては、本発明のDDLシステムは複数の同軸
ケーブルを利用する。この実施例は、簡単な周波数変調モデムの設計を用いて、
電話のデータフローを、ケーブルスペクトルの最初の50MHz内に収容するこ
とができる。例えば直交振幅変調(QAM)のような利用可能な符号化技術を適
用すれば、当該システムは電話データを3MHzのスペクトルに挿入する。CA
TVと電話信号の同時伝送を容易に行えるようにするために、DU208におけ
るフィルタ機構は、それらをRT210に通過させる前に、個々のE1を分離す
る。複数の同軸ケーブルは、TUI202をDU208に接続する一方、DU2
08とRT210との接続は、同軸ケーブル、より対線又はこれら両方の組合わ
せによって実行することができる。電力はまた、同軸ケーブルを介して、又はよ
り対線を介して別個に伝送することができる。しかしながら、光ファイバーシス
テムを用いる実施例においては、電力をより対線を介して別個に伝送する必要が
あり、もしくは電池を局所に(分配装置の近くに)設置する必要がある。
同軸ケーブルシステムの1つの欠点は、同軸ケーブルシステムは、より高い周
波数の信号に対して大きな減衰を生じさせることである。従って、中継器回路が
、信号の再生と増幅を行うために伝送回線に沿って必要とされる。この付加的な
回路は、信頼性の問題が起こる可能性を増大させる。しかしながら、複数の電話
信号が位置する、より低い周波数はそれほど多く減衰しないことを経験している
。従って、すべての中継器回路をバイパスする低域通過フィルタは、その低損失
の電話信号を、万一中継器が故障したときに、動作せずに故障中の中継器をバイ
パスすることができる。このことは、同軸ケーブルに関係する可能性がある電話
の信頼性の問題を取り除く。
同軸伝送媒体はさらに、RT210の電子機器のコストを低下させる。上述し
たように、RT210は、各データフレームの開始点を決定するE1フレーム形
成装置回路を備えている。これらの回路の1つは、E1リンク毎の各端末にイン
ストールしなければならない。付加的な対の線が与えられると、必要なタイミン
グ情報はディジタルデータとともに送ることができ、高価なフレーム形成装置回
路は不要になる。このことは、より対線を使うシステムでは明らかに非実用的で
ある。なぜならば、銅の量が50%だけ増加するからである。しかしながら、同
軸ケーブルの広い帯域幅のために、異なる周波数帯においてタイミング情報を伝
送することができ、多数の高価なフレーム形成装置回路をシステムから除去する
ことができる。
DDLシステムのパッケージ化
本発明のDDLシステムの構成要素に対するパッケージ化は、コスト効率の高
い配置と容易な据付けを目的として特別に設計されてきている。屋外の電子機器
は従来、電子機器を雨から保護する換気されたハウジング内でパッケージ化され
ている。温度変動による凝縮は、これらの大きくて低電力のシステム内の電力損
失のため放出される熱で防止される。わずか数度の温度差は、ハウジング内の回
路ボード上の凝縮を防止して水による破損を防止するのに充分である。しかしな
がら、本発明の前述の性能とコスト目的を満たすためには、加入者の非常に近接
した小さな装置におけるシステムの屋外部分を分散して配置することが必要であ
る。さらに、別のところで述べるように、このシステムの屋外部分は、その領域
で電池の必要性を除外するために、非常に低いレベルの電力で動作する必要があ
る。従って、当該DDLシステムは、各回路ボードを個々に密閉し、密閉された
コネクタを用いて、ユーザの要求に基づいた柔軟な配置を行える、密閉されたモ
ジュールのパッケージ化装置を使用する。
DDLシステムを組立てるための初期投資は、電話局に配置される単一のTU
1202とPC204と、電話局をRT210に接続するための12対のより対
線と、外壁又は基台に取付けられるRT210の屋外キャビネットとを含む。図
8は、内部に用いられているハードウェアのモジュールのパッケージ化を示すた
めに、その保護カバーを外したRT210を示す。外箱は、機械的な損傷と破壊
を防止する手段を提供するが、職員がしばしば入場しその低い建設コストのため
に、湿気を締め出すことについては信頼できない。従って、RTキャビネット内
のすべての電子機器の構成要素は特別に密封される。
RT210は、設計でモジュール方式になっている密封された裏面800を備
える。各裏面モジュール800は、密封された能動電子機器モジュール804を
受ける、例えば3個の、多数の密封されたコネクタ802を備える。これらコネ
クタ802はまた、好ましくは、レイケム・コーポレイションによって開発され
、米国特許第5,111,497号に詳細に記載され、これによってすべての目的
のために完全にここにそのまま含まれる、特別の密封ゲルを用いて密封される。
密封された能動電子機器モジュール804は、1つのグループの加入者端末を
サポートするために必要なすべてのRT210の能動回路を含む。モジュール8
04は、ボード上に取付けられた状態表示用発光素子(光表示器)を目視するこ
とができる。透明窓812はまた、複数の赤外線信号を、保守アクセスポート(
MAP)に接続するためのモジュールに取付けた赤外線トランシーバに送信する
ことができる。
各裏面モジュール800は、バスジャンパ806とゲルで密閉したバスジャン
パコネクタ808を用いて他のモジュール800に接続することができる。裏面
モジュール800は、例えば96個の、多数の密閉された端末を含む端末ブロッ
ク810に接続される。システムを分散して配備するプロセスの期間において、
コネクタ802と808のいくつかは使用されないことがある。接続されていな
いコネクタは、よどんだ水や破壊物の破片によって損傷し易い。このタイプの損
傷を防止するため、各コネクタは、それが使用されるまでコネクタを保護するキ
ャップを備えている。これらのコネクタをすべてモジュール又は保護キャップで
確実にカバーすることを確実にするために、2個のピンは、保護キャップと、「
カバーされていないコネクタの警報」を始動させるための能動モジュール804
とにおいて含まれる。好ましい実施例においては、これらの2個のピンはともに
短絡されている。RT210又はDU208のプロセッサはこれらの端子を走査
し、これらの端子がすべて短絡されているか否かを決定する。いずれの端子も短
絡されていなければ、TUI202における警報装置が音を出して、その状態を
修正するように監視制御装置に対して警報を発する。
その好ましい実施例において、本発明はシステムの電子機器の主要部分を屋外
に置いているので、各能動電子機器モジュール804の完全な密閉状態を保証す
ることが非常に重要である。これらの密閉された複数のモジュールの状態をモニ
タするために、各能動モジュール804において湿度センサが設けられる。複数
の湿度センサはRT210又はDU208のプロセッサによって走査される。も
し密閉されたモジュールの環境における湿度がある特定のレベル、例えば70%
を超えて上昇すると、TUI202内の警報装置が音を発して、漏洩モジュール
を取り替えて修理するように監視制御装置に警報を発する。
なお、端末と、コネクタとモジュールの密閉を可能にすることは、本発明のD
DLシステムの独特の分配された性質とモジュールの設計であることを注目すべ
きである。電力消費量と装置密度が非常に高い従来のシステムにおいては、過熱
が大きな問題点である。その結果、ほとんどの環境において密閉している材料の
使用を必ず排除するために常に空気を流すことは非常に重要なことである。
RT210は、好ましくは2つの室を有する安全な容器内に配置される。一方
の室には電子機器の構成要素(能動電子機器モジュール804)を閉じ込み、他
方の室には回線(配線)端末(端末ブロック810)を閉じ込める。これらの室
は2個の特別なレンチによってロックされて閉じられ、一方のレンチは回線(配
線)の室だけを開き、他方のレンチは両方の室に対するアクセスを提供する。さ
らなる保安のために、RT210の複数のキャビネットは、侵入警報装置を備え
ている。ホール効果装置又は他の同様の装置は、いずれかの室の開放を示す電話
局における警報状態を起動させるために用いることができる。警報を無効にする
ことは、監視制御コンソールで要求することができる。
従って、このシステムは、ユーザが、初期経費を最小に保持しながら、ある期
間にわたってより高価な電子機器モジュール804を得ることができる。新しい
開発の建設フェーズ中に設置されるすべての潜在的な加入者に対する加入者回線
(RT210から加入者100への回線;比較的短距離である)を用いることに
よって、より多くの加入者をDDLシステムに加えることは、新しい能動電子機
器モジュール804にプラグインすることと同様に容易になる。
結論として、本発明は、電話サービスの迅速で経費効率が高い配備を提供する
、分散型アーキテクチャを有するディジタルループ搬送システムを提供する。上
記は、本発明の好ましい実施例の完全な説明であるが、種々の変形例、改変物及
び均等物を用いることができる。従って本発明の範囲は、上記説明を参照して決
定すべきではなく、代わりに、均等物の充分な範囲とともに、添付される請求の
範囲を参照して決定すべきである。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM,
AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C
N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE
,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,
LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,N
L,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE
,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.複数の加入者に対して電話サービスを提供する分散型ディジタルループ(D DL)電話システムであって、 中央部に配置されかつ第1のディジタル伝送媒体を介して電話局交換機に接続 され、上記電話局交換機とインターフェースをとることができるトランク装置イ ンターフェースと、 上記複数の加入者に近接して配置されかつ第2のディジタル伝送媒体を介して 上記トランク装置インターフェースに接続され、電力を分配するとともにトラヒ ックを管理するための少なくとも1つの分配装置と、 上記複数の加入者に近接して配置されかつ第3のディジタル伝送媒体を介して 上記少なくとも1つの分配装置に接続され、複数の加入者装置をサポートする少 なくとも1つの遠隔端末とを備えた分散型ディジタルループ(DDL)電話シス テム。 2.上記第1のディジタル伝送媒体は複数の第1のE1リンクを備え、上記第2 のディジタル伝送媒体は複数の第2のE1リンクを備えた請求項1記載のDDL システム。 3.上記複数の第1のE1リンクは4本のE1リンクを備え、上記複数の第2の E1リンクは6本のE1リンクを備えた請求項2記載のDDLシステム。 4.上記第1のディジタル伝送媒体は同軸ケーブルを使用する請求項1記載のD DLシステム。 5.上記第2のディジタル伝送媒体は同軸ケーブルを使用する請求項1記載のD DLシステム。 6.上記第1と第2のディジタル伝送媒体は同軸ケーブルを使用し、 上記同軸ケーブルは電話信号とビデオ信号の両方を伝送する請求項1記載のD DLシステム。 7.上記第1のディジタル伝送媒体は、データ伝送のための光ファイバーと、電 力伝送のためのより対線とを備えた請求項1記載のDDLシステム。 8.上記DDLシステムはさらに、上記トランク装置インターフェースに接続さ れ、ユーザの監視制御とDDLシステムの保守のためのユーザインターフェース 手段を備えた請求項1記載のDDLシステム。 9.上記ユーザインターフェース手段はパーソナルコンピュータである請求項8 記載のDDLシステム。 10.上記トランク装置インターフェースはさらに、 上記ユーザインターフェース手段に接続され、上記ユーザインターフェース手 段からのコマンドに応答してシステムの機器構成と監視制御を制御するプロセッ サ手段と、 任意の内部DDLのタイムスロットを任意の電話局交換機のタイムスロットに 接続するためのタイムスロット入れ換え装置と、 クロック同期回路と、 少なくとも1つのデュアルトーン多重周波数信号(DTMF)カードと、 上記プロセッサに接続され、加入者サービスによって要求されるトーンを発生 するためのトーン発生器と、 上記プロセッサを、上記タイムスロット入れ換え装置と、上記クロック同期回 路と、上記少なくとも1つのDTMFカードと、上記トーン発生器とに接続する ための制御バスとを備えた請求項8のDDLシステム。 11.上記トランク装置インターフェースはさらに、 上記制御バスに接続され、E1リンクを制御するための少なくとも1つのE1 フレーム形成装置カードと、 上記制御バスに接続され、R2プロトコルのトーンを発生しかつ検出するR2 MFカードとを備えた請求項10記載のDDLシステム。 12.上記トランク装置インターフェースはさらに、 上記制御バスに接続され、複数の異なるタイプの交換機リンクとのインターフ ェースを提供する第2のプロセッサと、 上記制御バスに接続され、SS7プロトコルのための導通試験のトーンを検出 するためのトーン検出手段と、 上記制御バスに接続され、システムを拡張するための補助スロットとを備えた 請求項11記載のDDLシステム。 13.上記少なくとも1つの遠隔端末は複数の遠隔端末であり、 上記少なくとも1つの分配装置は、 上記複数の第2のE1リンクと上記複数の遠隔端末との間に接続され、上記複 数の遠隔端末の任意の1つを、上記複数の第2のE1リンクの任意の1本に切り 換えるための交換機ネットワークと、 上記交換機ネットワークに接続され、上記交換機ネットワークを制御するため のプロセッサ手段とを備えた請求項2記載のDDLシステム。 14.上記複数の遠隔端末は、論理的リング及び物理的スターで上記分配装置に 接続される請求項13記載のDDLシステム。 15.上記プロセッサ手段は、上記複数の第2のE1リンクのうちの1本を介し て上記トランク装置インターフェースと通信を行い、 上記プロセッサは、上記複数の遠隔端末の電力消費に従って、上記交換機ネッ トワークの切り換えを制御する請求項13記載のDDLシステム。 16.上記分配装置はさらに、 上記複数の第2のE1リンクに接続され、上記複数の遠隔端末のうちの任意の 1つが上記複数の第2のE1リングのうちの任意の1本以上から電力を引き出せ るように電力をろ波するための手段を備えた請求項13記載のDDLシステム。 17.上記少なくとも1つの遠隔端末は、 対応する複数の加入者装置を駆動するための複数の回線回路と、 上記複数の回線回路に接続され、上記複数の回線回路を制御するためのプロセ ッサ手段とを備えた請求項1記載のDDLシステム。 18.上記複数の加入者装置は、アナログ電話機と、ディジタル電話機と、コン ピュータと、公衆電話機との任意の組み合わせを備えた請求項17記載のDDL システム。 19.上記複数の回線回路の各1つは、変成器手段を用いる加入者ループインタ ーフェース回路を備えた請求項17記載のDDLシステム。 20.複数の加入者に電話サービスを提供する分散型ディジタルループ(DDL ) 電話システムであって、 中央部に配置されかつ第1のディジタル伝送媒体を介して電話局交換機に接続 され、上記電話局交換機とインターフェースをとることができるトランク装置イ ンターフェースと、 上記複数の加入者に近接して配置されかつ第2のディジタル伝送媒体を介して 上記トランク装置インターフェースに接続され、複数の加入者装置をサポートす るための少なくとも1つの遠隔端末とを備え、 上記少なくとも1つの遠隔端末と、上記複数の加入者は、上記電話局から電力 が供給される分散型ディジタルループ(DDL)電話システム。 21.上記トランク装置インターフェースは、メーカーに関係なく、大部分の電 話局交換機とインターフェースをとることができる請求項1記載のDDLシステ ム。 22.上記回線回路の電力消費量は、オンフック状態で20mW未満である請求 項17記載のDDLシステム。 23.上記回線回路は、オンフック状態で35ボルトを供給し、オフフック状態 で21mAを供給し、閉そく状態で1mA未満を供給する請求項17記載のDD Lシステム。 24.上記少なくとも1つの遠隔端末は、密閉された容器内に設けられ、 上記容器は、 少なくとも1つのコネクタを備えた少なくとも1つの裏面と、 上記少なくとも1つの裏面の上記少なくとも1個のコネクタにプラグインする ように構成されたコネクタを備え、複数の加入者のサブセットをサポートするた めに必要とされる能動回路を組込むための少なくとも1個の能動電子機器モジュ ールと、 上記少なくとも1つの裏面に接続された、複数の端末を組込むための端末ブロ ックとを備えた請求項1記載のDDLシステム。 25.上記少なくとも1つの裏面は、橋絡バスを用いて他の裏面に接続するため の橋絡コネクタを備えた請求項24記載のDDLシステム。 26.上記少なくとも1つの裏面の上記少なくとも1つのコネクタと、上記橋絡 コネクタのうちの任意の1つからの未使用コネクタは整合キャップによってカバ ーされた請求項25記載のDDLシステム。 27.上記少なくとも1つの裏面の上記少なくとも1つのコネクタと、上記橋絡 コネクタのうちの任意の1つからの未接続の接続用構成要素は、警報装置を起動 させる請求項26記載のDDLシステム。 28.上記少なくとも1つの遠隔端末の容量は、上記裏面コネクタに上記少なく とも1つの能動電子機器モジュールの追加モジュールを挿入することによって、 漸増して拡張されることが可能である請求項25記載のDDLシステム。 29.上記少なくとも1つの能動電子機器モジュールは、特別に密閉されたカバ ーによって保護され、 すべてのコネクタは密閉された請求項28記載のDDLシステム。 30.すべてのコネクタはゲルで密閉された請求項29記載のDDLシステム。 31.上記密閉されたカバーは、複数の発光素子を目視するための透明領域を備 えた請求項29記載のDDLシステム。 32.上記少なくとも1つの能動電子機器モジュールはさらに、システムプロセ ッサに接続された湿度センサを備えた請求項28記載のDDLシステム。 33.上記湿度センサが、上記少なくとも1つの能動電子機器モジュールの内部 の湿度レベルが予め決めたしきい値を超えていることを示したときに、上記シス テムのプロセッサは警報装置を起動させる請求項32記載のDDLシステム。 34.複数の加入者に対して電話サービスを提供する分散型ディジタルループ電 話システムにおいて、 上記複数の加入者のサブセットに近接して配置された分配装置であって、 上記分配装置は、 プロセッサと、 複数の交差接続交換機と、 上記プロセッサを上記複数の交差接続交換機に接続するための制御バスとを備 えた分配装置。 35.上記複数の交差接続交換機の各1つは、電話局から始まる少なくとも1本 の伝送回線を、1つのループにおける対応する複数の加入者に接続された複数の 伝送回線に接続する請求項34記載の分配装置。 36.上記分配装置はさらに、 上記複数の交差接続交換機の各々の少なくとも1つの伝送回線から受けた電力 を組合わせるための手段を備え、 これによって、上記ループにおける上記対応する複数の加入者に接続された上 記複数の伝送回線の任意の1本は、電話局から始まる上記少なくとも1個の伝送 回線の任意の1本から電力を引き出す請求項35記載の分配装置。
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