【発明の詳細な説明】
電子部品を備えたコアの巻線方法及びコイルを電子部品に連結する電線の誘導手
段
本発明は、巻線方法、特にコイルの両端部に連結すべき少なくとも2つの金属
トラックを有する少なくとも1つの電子部品が取り付けられたコア上の細い電線
のコイルを製造するための方法に関する。ここで問題にされているコイルは、一
般に約0.020mm〜約0.12mmの間の小直径の電線を用いて上薬のかけ
られた絶縁体上に作られており、電子部品は、標準的に約0.5mmの厚みを有
する約1mm×1mmの寸法であって、連結すべき金属トラックは10分の数m
mの寸法を有している。コアの直径は、ここでは一定長のコイルについて約10
〜50mmであるが、これは重要な値ではなく、数mmからおよそ数10mmに
まで及び得る。本発明は、同様に、この方法に従って巻線できるコアにも関する
。
高周波識別システム用の応答機つまりトランスポンダの幾つかの利用分野にお
いては、1つの電子部品が1つのコイルに接続されており、このときこのコイル
が或る一定の応答周波数について割り当てられたアンテナの役目を果たす。これ
らの利用分野の中には、電子部品がコイルのコア上にしっかりと固定されている
ものも幾つかある。金属トラックの寸法が小さいこと及び巻線用電線の機械的強
度が低いことから、一般に、好ましくは溶接により固定すべく前記金属トラック
に正確に向かい合ってコイルの電線の両端部を導くようにするため、極めて精巧
な手段を具備する必要がある。一般に、そして電線の結合が巻線機の上で行われ
る場合には、この巻線機には、巻線ヘッドから電線が繰り出された時点で金属ト
ラック上に固定されるよう所定の位置に電線を導くために、一般に可動式である
電線誘導手段が備えられている。
欧州特許出願EP−A−0.432.239号は、コイルの両端部に連結すべ
き2本の金属トラックを具備するコアの巻線方法について記述している。この方
法によると、電線は可動式誘導手段により誘導され、これらの手段のうちの幾つ
かは、巻線すべきコアを保持する回転テーブル上に配置されており、一方、その
他の手段は、電線を巻き取る役目を担うフライヤの動きに追従する。ここで記述
されている方法は、それ以前に存在していたものに比べ遥かに改良されたもので
あるが、これらの可動式誘導手段の必要性は、巻線機の複雑さ、ひいてはそのコ
ストを増大させ、その生産速度並びにその信頼性を低下させる。
電子部品を有するコイルコアはEP−A−0.405.671号にも同様に記
述されている。コイルを部品に連結する電線は、コイルの長手方向軸に沿って方
向づけされた平行な2本の工程をたどって進行する。この文献中で記述されてい
る巻線方法は、比較的複雑であり、このために必要な手段については記述されて
いないものの、当業者であれば、巻線ヘッドがコアの長手方向軸に沿って巻線を
施せるものでなくてはならないこと、そして巻線ヘッド自体又はかなり精巧な誘
導手段が、長手方向軸に対し垂直な半径方向軸に沿って固定部品のまわりに巻き
付けることによって電線の固定を実施できなければならないことが、十分に理解
できる。これらの複雑な巻線手段を必要とすることは、この方法の重大な欠点で
ある。コアの長手方向軸に沿ったこのコア独自の誘導手段の心合わせのため、こ
れらの手段は非常に小さい寸法でなければならず、従って電線を非常に正確に誘
導ひいては非常に高い精度で導く巻線ヘッドが必要となる。その上、巻線用コア
は互いに組み合わせられた異なる材料でできた複数の部品で構成され、従って比
較的高価なコンポーネントを構成している。
従って、本発明の目的は、単純な動きしか行わず高い行程精度を必要としない
巻線ヘッドを用いて、単純なつまり固定式の誘導手段により、電子部品の金属ト
ラックの上を通過するようにコイルの進入及び退出電線を適切に誘導する、電子
部品を支持するコアの巻線方法を提案することにある。
本発明の他の目的は、上述の方法によって巻き付けできる電子部品を支持しか
つ単純な製造方法によって得ることのできるコア、並びにかかるコアの備わった
トランスポンダを提案することにある。
これらの目的を達成するため、本発明は、請求項1〜2に記載の巻線方法、請
求項3〜10の特徴を有するコイルコア、並びに請求項11に記載のトランスポ
ンダを提供する。
本発明をより良く理解するために、以下の記述並びに添付図面を参照すること
ができる。
図1は、本発明の方法に従って作動する巻線機の一部分の簡略化された上面図
を表す。
図2は、本発明に従ったコイルコアの第1の実施態様の上面図を表す。
図3は、本発明に従ったコイルコアの第2の実施態様の上面図を表す。
図4は、図2のコアのラインIV−IVに沿った断面図を表す。
図5は、図4のラインV−Vに沿った部分断面図を表す。
図6は、複数の電子部品を有するコイルコアの部分上面図を表す。
図1には、特に、コイルコア2の固定点11を複数備えた周囲をもつ回転テー
ブル10を有する巻線機1が示されている。固定点11は、例えば各々回転テー
ブル10の周囲に対して半径方向に突出したロッドの一部分で構成されていて良
く、ここでこれらのロッド部分は、例えば長手方向軸を中心にして同じ要領で全
てのコア2を方向付けすることのできる手段を有している。即ち、ロッド部分が
円形断面を有する場合には、コアを横切る長手方向穴の形に適合するように平面
部が備えられている(図4参照)。回転テーブル10の上で全てのコア2を保持
し同じ角度に方向づけすることのできるその他のあらゆる手段が当然利用可能で
ある。同様に、本発明に従った方法及びコアは、巻線機1に回転テーブル10が
無く全てのコア2が細長い要素の上に並んで配置されている場合にも適用できる
。この場合、以下で記述するコア2と巻線ヘッド12の間の相対的な動きは、そ
れに適合されることになる。従って、巻線機1は、好ましくはフライヤータイプ
で、特に電線繰り出しコイル12A並びに電線操作アーム12Bを有する巻線ヘ
ッド12を含んでいる。このアームには駆動手段(図示せず)が設けられている
。この駆動手段は、回転テーブル10に対して半径方向の軸を中心とした回転運
動をアームに与え、この軸のまわりの複数の所定の角度位置にこのアームを固定
し、又前記軸に沿っての並進運動並びに停止を行う。図1に表されている通り、
回転テーブル10は、連続的にヘッド12の正面に巻線すべきコア2を割り出し
、このとき巻線用電線3は操作アーム12Aにより運ばれ後述する誘導手段によ
って誘導されて、既に巻線の終わったコアから巻線すべきコアへと移行し、この
とき電子部品の第1の金属トラックの上を通過して巻線を行い、第2の金属トラ
ック
の上を通過して、その後に次に続く巻線すべきコアまで運ばれる。このような巻
線機は一般に、電子部品の金属トラック上に電線を溶接することを可能にする手
段(図示せず)も設けられている。1つのコイルの端部の2本の電線の溶接が行
われた後、別の手段(図示せず)が、2つの連続するコイルを連結する電線部分
を切断又は引裂してこれらのコイルを分離させる。先行技術による巻線機におい
ては、回転テーブル10の一部を成しかつ/又は巻線ヘッドの近くに配置された
可動式誘導手段が、金属トラックの上方を正確に通過するように電線3を操作す
る役目を担っている。これらの誘導手段は一般に可動式であり、従って高価で繊
細である。図に表されている通り、回転テーブル10上のコア2の数は、1つの
コアから次のコアへの電線3の移行の際に電線が成す角度がコアの軸に対して9
0度でなくこれと大きく異なる場合には、回転テーブル10上に、補足的誘導手
段13を設けることができる。これらの手段は非常に単純で、例えば、2つの固
定点11の間にL字形の要素が配設され、このL字形の要素の一方の辺は回転テ
ーブル10上に固定され、電線3は、L字形の他方の辺に押しつけられるように
操作される。これらの誘導手段は、特にコアが相対的に近付いて配置されている
場合又は回転テーブル上ではなく細長い要素上に配置されている場合に、本発明
に従った巻線方法の実施に不可欠なものではない。また、これらの誘導手段は可
動式でない。これらの点で、前述の先行技術の装置と比較にならないものである
。
図2は、前述した先行技術の可動式誘導手段を使用する必要のない本発明によ
るコイルコア2の第1の実施態様を示す。このコアは好ましくは、共に全体とし
て円形断面を持つ端部部分20と巻線部分21という2つの部分を有する、一般
に円筒形をした、好ましくは射出成形によりモノブロックで得られる合成材料で
できている。コイルは、好ましくは、部分20及び21をそれぞれ分離しかつ巻
線部分21及び端部部分20のもう一方の端部を制限するつば22A、22B及
び22Cを含んでいる。電子部品4を正確に収納するべく、端部部分20の周囲
の1部に、収納部23が具備されている。この電子部品は、コイル30を構成す
る電線の端部に連結されるようになっている2本の金属トラック41及び42を
片面に備えた封入形の回路40で構成されている。好ましくは、収納部23の深
さは、金属トラック41及び42が、端部部分20を構成する円筒形被覆と同じ
高さになるか又はこの被覆から僅かにはみ出すようなものである(図4参照)。
収納部23ひいては金属トラック40及び41に向かい合って、端部部分20に
は、電線3を誘導しこれを前記金属トラックの上に導くことを可能にする独自の
誘導手段が含まれている。図2において電線が上方から導かれると想定した場合
、これらの誘導手段は、進入誘導用ピン及び第1の側方誘導手段24Bで構成さ
れ、次に電線3が電子部品4の上を通過した後に、第2の側方誘導手段25Bで
構成され、かくしてコイル30の製作の際に電線3が側方誘導手段24B及び2
5Bの間に緊張された場合に、電線3は後で詳述する要領に従って金属トラック
41の上に直接導かれるようになっている。コイル30の巻線が行われた後、電
線3は、進入誘導用の第1のピンのもう一方の側から電線の操作アーム12Bに
より導かれ、次に側方誘導手段24C及び25Cに沿って、そして最後に退出誘
導用ピン上に導かれ、そこから再び緊張された状態で、前述の通り金属トラック
42の上に直接かつ自動的に位置付けされる。従って、図から理解されるように
、側方誘導手段24B及び25Bの誘導用稜は、金属トラック41との関係にお
いて心合わせされており、一方誘導手段24C及び25Cの稜は、金属トラック
42との関係において心合わせされている。図2のケースでは、側方誘導手段2
4B、25B、24C及び25Cは、以下でその正確な形状について記述するつ
ば22A及び22Cの膨らみで構成されている。
図3は、本発明に従ったコイルコア2のもう1つの実施態様を示す。この実施
態様は、特に、コアの端部部分20の端部を制限するつば22Cが不要な場合に
適している。この場合、側方誘導手段24C及び25Cならびに場合によっては
24B及び25Bと記されている手段も、以下で正確な形状について記述する係
合ピンで構成されている。
上述の誘導手段の互いに直角な垂直切断平面に沿った形状は、図4及び5に表
されている。図5では、つば22Aと22Cの膨らみから成る側方誘導手段24
B及び24Cが識別でき、ここでこれらの膨らみは、半円筒形の下部部分に積み
重ねられた半円錐形の第1の上部部分を有している。又この図には、同じく円錐
形の上部部分と円筒形の下部部分から成る進入誘導用ピン24Aも見られる。
フライヤの電線操作アーム12Bが電線3を端部部分20の上に導き、これを
その回転運動によって低下させた場合、誘導手段24A及び24Bのずらされた
傾斜壁から成る2つの壁を有し図から全体的形状がV字形であるということが分
かる切込み様に見える部分の中に電線が入るような形で、フライヤの並進運動位
置が決定されている、ということが図から理解できる。操作アーム12Bの回転
運動の後、電線3は、電子部品40の後に配置された誘導手段25A及び25B
の傾斜壁(この図では見えない)によって形成された前述のものと類似したV字
形の中へ同じ要領で導かれる。電線3は、その回転運動を続けなから、かつ巻線
30を行うため巻線部分21上を通過するべくつば22Aの通過用切込み26A
を通るように(図4参照)操作アームの並進運動によって駆動された時点で、連
続する前記V字形の切込みの底面へ、そしてそこから誘導手段24A及び24B
並びに25A及び25Bの下部部分を構成する円筒形部分上へと導かれる。側方
誘導手段24B及び25Bの下部部分の円筒面は、電線3がその間に張られた時
、金属トラック41と正確に並んで垂直におかれることになるように配置されて
いる。
これも同様に図2のIV−IVに沿った断面図である図4に表されている。こ
の図では進入誘導手段24Aの後ろ、側方誘導手段24B及び25Bの前に導か
れ次に通過用切込み26Aを横切って運ばれ、その結果として緊張され誘導手段
の円錐形上部部分から円筒形下部部分まで移動させられて金属トラック41の高
さまで降下させられることになる、先行のコアから張られた状態に保たれた電線
3が見られる。巻線が行われた後、電線3は、通過用切込み26Bを通って巻線
部分21から端部部分20まで再度移行し、進入誘導手段24A、側方誘導手段
24C及び25Cの前、そして次に退出誘導手段25A(図2及び3を参照)の
前に導かれ、その後、巻線すべき次のコアに向かって運ばれることになる。これ
らの最後の動作は、この電線の部分に対し同じ効果、つまり上述のものと同じ要
領で金属トラック42に向かってこの部分を降下させる効果をもつ。ここで記述
された作業の際に電線3が金属トラックと直接接触しない場合、そして僅かな空
間が存続している場合、溶接チップが電線に押しつけられ残った空間が無くなっ
た時点で両者が接触する。
上述のプロセスは、図3に従ったコアの実施態様の場合も全く同じである。
図4は、円錐形(図3)又は半円錐形(図2)の上部部分及びそれぞれ円筒形
又は半円筒形の下部部分から成る誘導手段の全体的形状を明確に示している。こ
れらの誘導手段は、好ましくは、お互いに平行で、端部部分20の円筒形表面に
突出した形で全体として配置されていることが分かる。図2及び4からも分かる
ように、進入誘導手段24Aは、円形断面を持ち、一方退出誘導手段25Aは卵
形断面のものであるか又は凸レンズの形状を持つ断面のものである。これは実際
、進入及び退出手段が好ましくはいずれの場合であれお互いに同じ形状を持つこ
とを当然のこととして、2つの実施態様を表している。同様に図4には、2つの
通過用切込み26A及び26Bの代わりに、二方向における電線の通過に役立つ
唯一の通過用切込み26Cのみを備えることもできることが示されている。図4
は又、前述の位置づけ用〈平面部〉27Bを備えた中央穴27も示している。
前述の通り、コア2は、好ましくは合成材料の射出成形により得られ、誘導手
段24A、24B、24C、25A、25B、及び25C並びに収納部23は、
この製造作業の際に直接得られる。変形態様では誘導用ピンについて、その内の
幾つかをコア2上に後付けされた要素で構成させることも可能である。
図6は、一緒に連結しかつ巻線と連結すべき金属トラックを有する2つの電子
部品4を並んで配置させるために2つの連続した収納部23を有するコア2の一
実施態様を示す。これら2つの電子部品は、同一の回路を含む2つの部品であっ
ても良いし、異なる回路を含む2つの部品であっても良いし、或いは又回路及び
抵抗やコンデンサといった受動素子を有する電子部品であっても良い。制約条件
は、収納部23がこれらの部品を収納するのに適した形状を持つこと、そしてそ
の各々がコアの端部部分20上に2つずつ整列させられる2本の金属トラックを
有することである。同様に、上述のものと同じ制約条件で、3つ以上の電子部品
を有することも可能である。
巻線作業が終了し電線が対応する金属トラック上に溶接された時点で、そして
同じ作業が次のコアについて行われた時点で、好ましくは、巻線機の一部を成す
自動手段によって、第1のトラックの手前で第2のトラックの向こう側で電線の
端部を切断又は引裂することができる。電線の引裂のためには、前述の巻線作業
のために緊張された電線を保存するべく次のコア上に配置された電子部品の金属
トラックに対して電線のもう一方の端部が既に溶接されているようにすることが
必要である。
電線の据え付け作業に付いては、電線がまず最初にコアの部分20及び21を
離隔するつば22Aの側に配置された側方誘導手段に沿って、そして次に巻線が
行われた後、反対側の側方誘導手段に沿って通過している状態を、図2及び3に
関連して記述した。しかし、図1を見れば分かるような逆の可能性も考えられる
ことは明白である。
各々の電子部品4は、その収納部23の底面に、この底面に対して2つの相対
する側からこの部品を押しつける電線の端部によって保持されている。このタイ
プの保持は一般に、電子部品の質量が非常に小さいことから見て充分なものであ
る。しかしながら、例えば急激な動きを受ける装置の場合のように、この保持が
充分でない場合、例えば収納部23の底面に配置された接着剤の液滴或いは機械
的保持手段といった補足的な保持手段を具備することもでき、或いはさらに低温
で溶融して収納部23に近い端部部分30の円筒形表面の一部分に付着する材料
などで被覆することによってコア上に部品を封入することも同様に可能である。
このような封入は一般に、端部部分20を制限するつば22Cを有するコアの場
合には、このつばが電子部品に対して充分な機械的保護を提供することから不要
である。
より一般的には、本発明に従ったコア2には、単数又は複数の電子部品の金属
トラックの上に直接電線を通過させることができるようにする巻線用電線3の誘
導手段が直接備えられており、これらの誘導手段は、溶接のチップによって加え
られる圧力の作用下又は加わった張力の作用下で、電線を溶接すべき金属トラッ
クに対して電線が徐々に近付くように、傾斜した表面の部分と直線の表面の部分
を有している。
かくして、かかるコアは、電線の可動式誘導手段を全く有さず、さらには或る
種の条件下でいかなる誘導手段も持たずかかる手段がコア上に後付けされるよう
な巻線機の上での巻線の実施を可能にする。こうして、一方向にしか旋回せず長
手方向移動の制御を高い位置決め精度で行う必要がないため、フライヤの動きの
制御が比較的単純な比較的単純な巻線機で作業を行うことが可能となる。コア上
に誘導手段を設けなければならないことで引き起こされる射出用金型の追加費用
は、各々の巻線機についての節約により、生産コア個数の増大から見て、十二分
に補償されている。本発明に従った方法及びコアのもう1つの利点は、誘導手段
が、固定式でコアに一体化されていることから狂いが発生し得ないということに
ある。Detailed Description of the Invention
Winding method of core with electronic component and guide wire for connecting coil to electronic component
Step
The present invention relates to a winding method, in particular at least two metals to be connected to both ends of a coil.
Thin electrical wire on a core with attached at least one electronic component having a track
To a method for manufacturing a coil of. The coil at issue here is
Generally, an electric wire having a small diameter of about 0.020 mm to about 0.12 mm is used to apply the drug.
Made on a standard insulator, electronic components typically have a thickness of about 0.5 mm.
Approximately 1 mm x 1 mm, the metal tracks to be connected are several tenths of m
It has a size of m. The core diameter here is about 10 for a constant length coil.
~ 50 mm, but this is not a significant value, from a few mm to a few tens of mm
Get up to. The invention likewise relates to a core that can be wound according to this method.
.
In some applications of transponders or transponders for radio frequency identification systems
In this case, one electronic component is connected to one coil.
Acts as an antenna assigned for a certain response frequency. this
In some of these applications, electronic components are firmly fixed on the core of the coil.
There are several things. Small size of metal tracks and mechanical strength of wire for winding
Due to its low degree of strength, the metal tracks are generally to be secured, preferably by welding.
Is very elaborate so that both ends of the coil wire are guided exactly opposite each other.
It is necessary to have various means. Generally, and wire bonding is done on the winding machine
The winding machine, when the wire is unwound from the winding head, the
It is generally movable to guide the wires into place so that they are fixed on the rack
An electric wire guiding means is provided.
European patent application EP-A-0.432.239 should be connected to both ends of the coil.
It describes a method of winding a core with two metal tracks. This one
According to the law, electric wires are guided by movable guiding means, and some of these means are
Is placed on a turntable that holds the core to be wound, while
Other means follow the movement of the flyer, which is responsible for winding the wire. Described here
The method used is a much improved version of the one that existed before that.
However, the need for these movable inducing means is due to the complexity of the winding machine, and
Increase the strike and reduce its production rate as well as its reliability.
A coil core having electronic parts is also described in EP-A-0.405.671.
Has been described. The wires that connect the coil to the component are oriented along the longitudinal axis of the coil.
It proceeds by following two parallel processes that are oriented. Described in this document
The winding method used is relatively complicated and the means required for this are described.
However, those skilled in the art will appreciate that the winding head will wind the winding along the longitudinal axis of the core.
Must be applicable, and the winding head itself or
A guiding means is wound around the fixed part along a radial axis perpendicular to the longitudinal axis.
Fully understand that it is necessary to fix the electric wire by attaching it.
it can. The need for these complicated winding means is a significant drawback of this method.
is there. Due to the alignment of this core's unique guiding means along the longitudinal axis of the core, this
These means must have very small dimensions and therefore lead the wire very accurately.
Therefore, a winding head for guiding with extremely high accuracy is required. Besides, winding core
Is made up of several parts made of different materials combined with one another, and
It constitutes a relatively expensive component.
Therefore, it is an object of the present invention to perform only simple movements and not require high stroke accuracy.
A winding head is used to provide a simple or fixed induction means for metal parts of electronic components.
Electronic to properly guide the entry and exit wires of the coil to pass over the rack
It is to propose a winding method of a core that supports a component.
Another object of the present invention is to support electronic components that can be wound by the method described above.
A core that can be obtained by one simple manufacturing method,
To propose a transponder.
In order to achieve these objects, the present invention provides a winding method and a contracting method according to claims 1 and 2.
A coil core having the features of claims 3 to 10, and the transpo- lator according to claim 11.
Service.
For a better understanding of the present invention, please refer to the following description and the accompanying drawings.
Can be.
FIG. 1 is a simplified top view of a portion of a winding machine operating in accordance with the method of the present invention.
Represents
FIG. 2 represents a top view of a first embodiment of a coil core according to the invention.
FIG. 3 represents a top view of a second embodiment of a coil core according to the invention.
FIG. 4 represents a cross-sectional view of the core of FIG. 2 along line IV-IV.
FIG. 5 shows a partial cross-sectional view along the line VV of FIG.
FIG. 6 shows a partial top view of a coil core having a plurality of electronic components.
In particular, FIG. 1 shows a rotary table having a periphery provided with a plurality of fixing points 11 of the coil core 2.
A winder 1 having a bull 10 is shown. The fixed points 11 are, for example, the rotary tables.
It may consist of a part of the rod protruding in the radial direction with respect to the circumference of the bull 10.
Here, these rod parts are fully integrated in the same way, for example around the longitudinal axis.
It has means by which all the cores 2 can be oriented. That is, the rod part
If it has a circular cross section, a flat surface to fit the shape of the longitudinal hole across the core.
Parts are provided (see FIG. 4). Holds all cores 2 on the turntable 10
And any other means that can be oriented at the same angle is of course available
is there. Similarly, the method and core according to the present invention provides a winding machine 1 with a rotary table 10.
Not applicable even if all cores 2 are arranged side by side on an elongated element
. In this case, the relative movement between core 2 and winding head 12 described below
It will be adapted to this. Therefore, the winding machine 1 is preferably a fryer type
In particular, the winding wire having the wire feeding coil 12A and the wire operating arm 12B
Includes the pad 12. This arm is provided with drive means (not shown)
. This drive means rotates the rotary table 10 about a radial axis.
Gives movement to the arm and locks it at multiple predetermined angular positions around this axis
In addition, translational movement and stop along the axis are performed. As shown in Figure 1,
The rotary table 10 continuously indexes the core 2 to be wound in front of the head 12.
At this time, the winding wire 3 is carried by the operation arm 12A and guided by the guiding means described later.
Induced by the transition from the already wound core to the core to be wound,
When passing over the first metal track of the electronic component and winding,
Check
Above and then to the next core to be wound. Such a winding
Wire machines generally allow hands to be welded onto the metal tracks of electronic components.
A step (not shown) is also provided. Weld two wires at the end of one coil
After being broken, another means (not shown) is a wire portion connecting two consecutive coils.
Are cut or torn to separate these coils. Winding machine odor by prior art
Part of the rotary table 10 and / or located near the winding head
The movable guiding means operates the electric wire 3 so as to accurately pass above the metal track.
Have a role to play. These guiding means are generally mobile, and are therefore expensive and sensitive.
It is fine. As shown in the figure, the number of cores 2 on the rotary table 10 is one.
When the wire 3 moves from one core to the next, the angle formed by the wire is 9 with respect to the axis of the core.
If it is not 0 degrees and greatly different from this, a supplementary guide hand is placed on the rotary table 10.
A step 13 can be provided. These means are very simple, for example two fixed
An L-shaped element is arranged between the fixed points 11, and one side of the L-shaped element has a rotary table.
It is fixed on the cable 10 so that the wire 3 can be pressed against the other side of the L-shape.
Operated. These guiding means are especially arranged so that the cores are relatively close
In some cases, or when placed on an elongated element rather than on a turntable, the present invention
It is not essential to the implementation of the winding method according to. Also, these guidance means are acceptable
Not dynamic. In these respects, they are incomparable to the above-mentioned prior art devices.
.
FIG. 2 illustrates the invention according to the present invention without the need to use the prior art mobile guidance means described above.
2 shows a first embodiment of the coil core 2 according to the present invention. This core preferably together as a whole
Has a circular section and an end portion 20 and a winding portion 21
A synthetic material that is cylindrical in shape, preferably obtained by injection molding in a monoblock
is made of. The coil preferably separates and winds the portions 20 and 21, respectively.
Collars 22A, 22B and 22B that limit the other end of line portion 21 and end portion 20
And 22C are included. Around the end portion 20 for accommodating the electronic component 4 accurately
The storage part 23 is provided in one part of the above. This electronic component constitutes the coil 30.
The two metal tracks 41 and 42 adapted to be connected to the end of the
It is composed of an encapsulated circuit 40 provided on one side. Preferably, the depth of the storage portion 23
That is, the metal tracks 41 and 42 are the same as the cylindrical coating that constitutes the end portion 20.
It will be high or slightly protruding from this coating (see Figure 4).
Facing the storage part 23 and by extension the metal tracks 40 and 41, the end part 20
Is a unique cable that allows to guide the wire 3 and lead it onto the metal track.
Induction means are included. Assuming that the wire is guided from above in Fig. 2
, These guiding means are composed of the approach guiding pin and the first lateral guiding means 24B.
Then, after the electric wire 3 has passed over the electronic component 4, the second side guiding means 25B
Thus, when the coil 30 is manufactured, the electric wire 3 is connected to the side guiding means 24B and 2B.
If strained during 5B, the wire 3 will follow the procedure detailed below in a metal track.
It is designed so that it can be directly guided to the top of 41. After the coil 30 is wound,
Wire 3 is from the other side of the first pin for approach guidance to the operation arm 12B of the wire.
More guided, then along the lateral guidance means 24C and 25C, and finally the exit invitation
Guided onto the guide pin and then re-tensioned, metal track as described above.
Directly and automatically positioned over 42. Therefore, as you can see from the figure
, The guiding ridges of the lateral guiding means 24B and 25B are related to the metal track 41.
The edges of the guiding means 24C and 25C are metal tracks.
Aligned in relation to 42. In the case of FIG. 2, the lateral guidance means 2
4B, 25B, 24C and 25C are described below for their exact shape.
For example, it is composed of bulges 22A and 22C.
FIG. 3 shows another embodiment of the coil core 2 according to the invention. This practice
Aspects are particularly useful when the collar 22C that limits the end of the end portion 20 of the core is not needed.
Are suitable. In this case, the lateral guidance means 24C and 25C and, in some cases,
The means labeled 24B and 25B are also described below for describing the exact shape.
It consists of dowel pins.
The shape of the above-mentioned guiding means along the perpendicular cutting planes perpendicular to each other is shown in FIGS.
Have been. In FIG. 5, the lateral guide means 24 consisting of the bulges of the collars 22A and 22C is shown.
B and 24C can be identified, where these bulges are stacked on the lower part of the semi-cylindrical shape.
It has a superposed semi-conical first upper portion. Also in this figure, the cone
An entry guide pin 24A consisting of an upper part of the shape and a lower part of the cylindrical shape can also be seen.
The wire operating arm 12B of the flyer guides the wire 3 onto the end portion 20, and
The guide means 24A and 24B have been displaced when lowered by their rotational movement.
From the figure, it can be seen that the overall shape is V-shaped.
The flyer's translational movement position is such that the electric wire enters the part that looks like a light cut.
It can be understood from the figure that the location has been decided. Rotation of operation arm 12B
After the movement, the electric wire 3 is guided by the guiding means 25A and 25B arranged behind the electronic component 40.
V-shape similar to the previous one formed by the inclined walls of the (not visible in this figure)
It is guided into the shape in the same way. The wire 3 does not continue its rotational movement, and
To pass over the winding portion 21 to carry out 30, the cut 26A for passage of the collar 22A
When it is driven by the translational movement of the operating arm through the
Guide means 24A and 24B to and from the bottom of the V-shaped notch that follows.
And onto a cylindrical part which constitutes the lower part of 25A and 25B. Lateral
The cylindrical surface of the lower part of the guiding means 24B and 25B is such that when the electric wire 3 is stretched between them.
Placed so that it will be vertically aligned exactly with the metal track 41
I have.
This is likewise represented in FIG. 4, which is a sectional view along the line IV-IV in FIG. This
In the figure, the vehicle is guided behind the approach guide means 24A and before the side guide means 24B and 25B.
Then carried across the passage notch 26A and as a result tensioned the guiding means
Of the metal track 41 from the conical upper part of the
An electric wire held in a stretched state from the preceding core that will be lowered
3 can be seen. After the winding is performed, the electric wire 3 is wound through the passage notch 26B.
Transitioning from the part 21 to the end part 20 again, the approach guiding means 24A, the lateral guiding means
24C and 25C, and then exit guidance means 25A (see FIGS. 2 and 3)
It will be guided before and then carried towards the next core to be wound. this
Their last action has the same effect on this piece of wire, i.e. the same effect as above.
In the area, it has the effect of lowering this portion toward the metal track 42. Described here
If the wire 3 does not come into direct contact with the metal track during the
If the gap remains, the welding tip is pressed against the wire and the remaining space disappears.
When they contact each other, they come into contact with each other.
The process described above is exactly the same for the embodiment of the core according to FIG.
FIG. 4 shows a conical (FIG. 3) or semi-conical (FIG. 2) upper part and a cylindrical shape, respectively.
Alternatively, the overall shape of the guiding means consisting of a semi-cylindrical lower part is clearly shown. This
These guiding means are preferably parallel to one another and are arranged on the cylindrical surface of the end portion 20.
It can be seen that they are arranged as a whole in a protruding shape. 2 and 4 also show
Thus, the entry guidance means 24A has a circular cross-section, while the exit guidance means 25A is an egg.
The cross-section has a shape or a cross-section having the shape of a convex lens. This is actually
, The entry and exit means preferably have the same shape in each case.
As a matter of course, two embodiments are represented. Similarly, in FIG.
Instead of the passing notches 26A and 26B, it helps to pass the electric wire in two directions.
It has been shown that it is possible to provide only one passage notch 26C. FIG.
Also shows the central hole 27 with the above-mentioned positioning <planar part> 27B.
As mentioned above, the core 2 is preferably obtained by injection molding of synthetic material and is
The steps 24A, 24B, 24C, 25A, 25B, and 25C and the storage section 23 are
Obtained directly during this manufacturing operation. In a modification, the guide pin is
It is also possible that some are made up of elements retrofitted onto the core 2.
FIG. 6 shows two electrons having metal tracks to be connected together and to be connected with windings.
One of the cores 2 having two consecutive storages 23 for arranging the components 4 side by side
An embodiment is shown. These two electronic components are two components that contain the same circuit.
May be two parts, including different circuits, or the circuit and
It may be an electronic component having a passive element such as a resistor or a capacitor. Constraint
Is that the storage section 23 has a shape suitable for storing these parts, and
Two metal tracks, each of which is aligned two on the end portion 20 of the core.
To have. Similarly, with the same constraints as above, three or more electronic components
It is also possible to have
When the winding work is finished and the wires are welded on the corresponding metal tracks, and
When the same work is done on the next core, it preferably forms part of the winding machine
By automatic means, before the first track, on the other side of the second track,
The ends can be cut or torn. For tearing the wire, the above-mentioned winding work
The metal of the electronic component placed on the next core to save the strained wire for
Make sure that the other end of the wire is already welded to the truck
is necessary.
When installing the wire, the wire must first be attached to the core parts 20 and 21.
Along the lateral guidance means located on the side of the spaced collar 22A, and then the winding
After being performed, the state of passing along the opposite side guide means is shown in FIGS.
Relatedly described. However, the opposite possibility is also conceivable as can be seen from FIG.
That is clear.
Each electronic component 4 is provided on the bottom surface of the storage portion 23 with two relative parts with respect to the bottom surface.
It is held by the end of the wire that pushes this part from the side to which it is attached. This Thailand
The holding of the cap is generally sufficient given the very low mass of the electronic components.
You. However, this retention may be a problem, for example in the case of devices subject to jerks.
If it is not sufficient, for example, a droplet of adhesive or a machine placed on the bottom surface of the storage unit 23
It may also be equipped with supplementary retention means, such as static retention means, or at lower temperatures.
Material that melts at and adheres to a portion of the cylindrical surface of the end portion 30 near the storage 23
It is likewise possible to encapsulate the component on the core by coating with eg.
Such encapsulation is generally a core field having a collar 22C that limits the end portion 20.
Unnecessary, as this collar provides sufficient mechanical protection for electronic components
It is.
More generally, the core 2 according to the invention comprises a metal of one or more electronic components.
An invitation for the winding wire 3 to allow the wire to pass directly over the truck.
Directing means are provided directly and these guiding means are added by welding tips.
Under the action of the applied pressure or the applied tension, the metal track to which the wire is to be welded
The part of the inclined surface and the part of the straight surface so that the wire gradually approaches the
have.
Thus, such a core has no movable induction means for electrical wires, and even
Under the conditions of the seed, such means will be retrofitted onto the core without any guiding means
It enables to carry out winding on a simple winding machine. In this way, you can only turn in one direction and
Since it is not necessary to control the movement in the hand direction with high positioning accuracy,
It is possible to work with a relatively simple winding machine that is relatively simple to control. On the core
The additional cost of the injection mold caused by having to provide guiding means in the
Is more than enough in view of the increase in the number of production cores due to the savings for each winding machine.
Have been compensated for. Another advantage of the method and core according to the invention is the guiding means
However, since it is a fixed type and integrated into the core, it can not occur
is there.