JPH0950526A - 領域分割処理装置及び領域分割処理方法 - Google Patents

領域分割処理装置及び領域分割処理方法

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JPH0950526A
JPH0950526A JP7202129A JP20212995A JPH0950526A JP H0950526 A JPH0950526 A JP H0950526A JP 7202129 A JP7202129 A JP 7202129A JP 20212995 A JP20212995 A JP 20212995A JP H0950526 A JPH0950526 A JP H0950526A
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signal
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JP7202129A
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Inventor
Tatsuo Shinbashi
龍男 新橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の領域を正確に取り出す。 【解決手段】 入力信号10は、特徴点検出回路11及
びスネークアルゴリズム処理回路12によって、複数の
領域に初期分離され、領域信号生成回路13Aに供給さ
れる。領域信号生成回路13Aは、各々異なる領域ラベ
ルを各領域に設定して領域信号D13を生成する。隣接
検出回路14Aは、領域どうしの隣接状態を検出する。
領域特性値計算回路15Aは、各領域の特性値を計算す
る。領域統合評価回路16Aは、隣接検出回路14Aの
検出結果及び各領域の特性値を基に、隣接している領域
どうしを統合すべきか否かを判定する。領域統合回路1
7Aは、この統合判定結果に対応して、領域の統合処理
を行う。領域処理回路18は、統合処理された統合領域
信号D17に所定の処理を施し、多重化回路19は、特
徴点信号D11と領域処理信号D18とを多重化して出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号をその特徴に
従って複数の領域に分割する領域分割処理装置及び領域
分割処理方法に関し、例えば、物体識別装置や製品仕分
装置等のように、信号の解析や認識を行うための信号処
理装置において、入力信号から対象を抽出する場合に用
いて好適な領域分割処理装置及び領域分割処理方法に関
する。
【0002】また、本発明は、例えば、データ伝送装置
やデータレコーダ等のように、信号の伝送や記録再生を
行うために原信号の情報量を効率的に圧縮する符号化装
置において、領域の特徴に応じた処理を行う場合に適用
される。
【0003】
【従来の技術】信号の領域分割処理方法には、例えば、
点ごとに特性量を計算して、その特性量の類似度から隣
接点が同一領域に属しているか否かを識別して統合し、
順次各点を集合化して領域を形成する領域拡張方式や、
各点の特性量の差から信号点を大まかなグループに分離
して、特性量の類似度から隣接グループを分離または統
合するスプリットアンドマージ方式、信号の特徴点を検
出し、そこからの距離を微分した、信号値分布のポテン
シャルベクトル場を計算して、そのポテンシャルエネル
ギの和が最小になるような形状を計算し、その形状の内
側を領域とするスネーク方式(弛緩方式)等がある。
【0004】上述の領域拡張方式及びスプリットアンド
マージ方式は、点ごとの計算を用いて領域分割を行うよ
うにしているので、装置化は比較的容易であるが、特徴
点を検出せずに領域分割を行うので、多数の小さな領域
に分割され易く、本来同一視しうる信号が同一視されな
い場合がある。さらに、領域拡張方式及びスプリットア
ンドマージ方式においては、所定の領域内の信号値と、
異なる領域となるべき隣接信号点での信号値とが近い値
であると、異なる領域となるべき隣接信号点が、前記所
定の領域内の信号点として処理されてしまう場合があ
る。
【0005】そこで、処理は複雑ではあるが、値の分布
を大局的に扱えるので、物体輪郭によく適合されること
ができるスネーク方式が用いられることが多い。
【0006】以下に、スネーク方式による領域分割処理
について説明する。
【0007】図25は、スネーク方式を領域形状化に用
いた信号処理装置の一構成例を示すブロック図である。
図25に示す信号処理装置においては、入力信号A11
は特徴点検出回路101に入力され、そこでエッジ等の
特徴点が検出され、そこから特徴点信号A12が出力さ
れる。特徴点信号A12はポテンシャル計算回路102
に入力され、そこで、入力信号の各点のポテンシャルベ
クトルが計算され、ポテンシャル信号A13が出力され
る。このポテンシャルの計算方法を以下に示す。
【0008】すなわち、各点のエッジ(特徴点)からの
距離をd(x,y)としたときの2次元ポテンシャル場
P(x,y)は、単位ベクトルi,jを用いて次のよう
に表される。
【0009】
【数1】
【0010】ポテンシャル計算回路102から出力され
たポテンシャル信号A13は、初期点検出回路103に
入力される。初期点検出回路103は、ポテンシャル信
号A13からポテンシャルの極大点(特徴点(エッジ)
から最も離れた位置の点)を検出し、当該極大点におけ
るポテンシャルの大きい順に極大点の座標を初期点とし
てマークし(すなわち、初期点はポテンシャルの極大点
である)、初期点ポテンシャル信号A14を出力する。
この初期点ポテンシャル信号A14は、スネーク計算回
路104に入力され、そこで図26を参照して後述する
スネークアルゴリズムによって、ポテンシャルの分布に
対応する形状の閉曲線が生成され、閉曲線形状信号A1
5が出力される。
【0011】領域処理回路105は、入力信号A11と
閉曲線形状信号A15から、閉曲線に囲まれた(領域内
の)信号を抜き出し、適当な方法で信号処理を行い、結
果を領域処理信号A16として出力する。特徴点信号A
12と領域処理信号A16は、多重化回路106によっ
て多重化され、出力信号A17として出力される。
【0012】次に、スネークアルゴリズムの計算方法を
数式を用いて、以下に示す。
【0013】点列{ei}={(xi,yi)} に対し
て、エネルギEを次のように定義する。
【0014】
【数2】
【0015】ここで、eext(i) は、スネークのポテ
ンシャル場における位置エネルギであり、eint(i)
は、スネークの形状による張力エネルギである。これら
は、エッジ(特徴点)からの距離をd(x,y)とした
ときのポテンシャル場P(x,y)と、スネークの各節
点間を結ぶベクトル{vi}を用いて、それぞれ以下の
ように表される。
【0016】
【数3】
【0017】スネークアルゴリズムにおいては、この
(2)式のエネルギEを最小にするような{(xi
i)}の組を求める。
【0018】以上の図25のスネーク計算回路104に
おけるスネークアルゴリズムをフローチャートで表す
と、図26に示すようになる。すなわち、ステップS1
10において、初期点ポテンシャル信号A14がスネー
ク計算回路104に入力されると、ステップS111に
進み、入力された初期点ポテンシャル信号A14にマー
クされた初期点(ポテンシャルの極大点)を、ポテンシ
ャルの値の大きい順にチェックし、初期点が存在する場
合、現在最も大きなポテンシャルを有する初期点をスネ
ーク設定ステップS112へ渡す。初期点が存在しない
場合は、すべてのスネークの構成が終了したものとし
て、ステップS119に進み、構成されたすべてのスネ
ーク節点リストを出力する。このスネーク節点リスト
は、図23における閉曲線形状信号A15に相当する。
【0019】スネーク設定ステップS112では、当該
初期点をスネーク生成の中心点とし、スネーク節点初期
化ステップS113では、スネーク中心点から適当な間
隔で初期節点を配置する。次に、ポテンシャル計算ステ
ップS114では、初期節点で示されるすべての節点に
おけるポテンシャルエネルギを求めて、その和を計算
し、連立方程式計算ステップS115に進む。
【0020】連立方程式計算ステップS115において
は、ステップS114で算出されたポテンシャルエネル
ギの和から、(2)式のエネルギEを最小にするような
{(xi,yi)}の組を求める連立方程式を解いて、節
点移動量を計算し、節点移動処理ステップS116に進
む。
【0021】節点移動処理ステップS116において
は、この各節点に対して、ステップS115で計算した
節点移動量だけ座標を移動させた新節点を生成する。
【0022】次に、スネーク収束判断ステップS117
では、この新節点と元の節点とを比較して、移動量が所
定のしきい値より大きいときには、スネークはまだ収束
していないものとみなして(節点が特徴点に近似してい
ないものとみなして)、新節点を元の節点と置き換えて
ポテンシャル計算ステップS114に戻り、再び、ポテ
ンシャルから節点の移動量を計算する。また、移動量が
所定のしきい値以下であるときは、スネークは収束した
ものとみなして(節点が特徴点に近似したものとみなし
て)、この初期点を中心としたスネークの処理を終了
し、近似節点を領域内点検査ステップS118へ出力す
る。
【0023】領域内点検査ステップS118において
は、近似節点が張る領域内に存在する初期点を消去して
スネーク中心の候補から外し、上記近似節点を確定節点
として、初期点検査ステップS111の判断に戻る。
【0024】そして、初期点検査ステップS111乃至
領域内点検査ステップS118の処理が、すべての初期
点に対して繰り返し行われ、全初期点についての処理の
終了後、ステップS119に進み、スネーク節点リスト
(閉曲線形状信号A15)が出力され、処理が終了す
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た、信号の特徴点を検出して、その特徴点に囲まれた領
域を抜き出すスネーク方式による領域分割処理において
は、原信号が単一領域として扱える場合であっても、分
割がある程度小さな複数の領域セグメントの集合になっ
たり、始めに発生した大領域と実際の特徴点との隙間に
多くの小領域が後から発生することがあるので、実際の
単一領域を、正確に取り出すことが困難であるという課
題がある。
【0026】また、例えば、物体識別装置や製品仕分け
装置等のように、信号の解析や認識を行うための信号処
理装置が、このスネーク方式による領域分割処理の処理
結果をそのまま用いる場合、上記理由(スネーク方式に
よる分割処理だけでは、実際の単一領域を、正確に取り
出すことが困難であること)から、物体を正確に識別す
ることが困難になるという課題もある。
【0027】さらに、このスネーク方式による領域分割
処理の処理結果をそのまま用いて、信号の符号化を行う
場合、信号の符号化処理が、多数の領域に対して施され
るので、符号化効率が落ちるという課題もある。
【0028】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、単一の領域を正確に取り出すことを目的と
する。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の領域分
割処理装置は、入力信号から特徴点を検出し、特徴点に
近似した複数の節点を結んで領域を形成する領域分割処
理装置において、複数の領域に対して、各々異なる領域
ラベルを設定して、領域信号を生成する領域信号生成手
段と、領域信号に対応して、各領域毎に、その領域に隣
接するすべての領域を検出する隣接検出手段と、領域信
号に対応して、各領域の特性値を計算する特性値計算手
段と、隣接検出手段の検出結果及び領域特性値に基づい
て、所定の領域と、所定の領域に隣接する他の領域とを
統合させるか否かを判定する統合判定手段と、統合判定
手段の判定結果に対応して、所定の領域と、他の領域の
統合処理を行う領域統合手段とを備えることを特徴とす
る。
【0030】請求項17に記載の領域統合処理方法は、
入力信号から特徴点を検出し、特徴点に近似した複数の
節点を結んで領域を形成する領域分割処理方法におい
て、複数の領域に対して、各々異なる領域ラベルを設定
して、領域信号を生成し、領域信号に対応して、各領域
毎に、その領域に隣接するすべての領域を検出し、領域
信号に対応して、各領域の特性値を計算し、隣接領域の
検出結果及び領域の特性値に基づいて、所定の領域と、
所定の領域に隣接する他の領域とを統合させるか否かを
判定し、統合判定結果に対応して、所定の領域と、他の
領域とを統合することを特徴とする。
【0031】請求項1に記載の領域統合処理装置におい
ては、領域信号生成手段が、複数の領域に対して、各々
異なる領域ラベルを設定して、領域信号を生成し、隣接
検出手段が、領域信号に対応して、各領域毎に、その領
域に隣接するすべての領域を検出する。特性値計算手段
は、領域信号に対応して、各領域の特性値を計算し、統
合判定手段は、隣接検出手段の検出結果及び領域特性値
に基づいて、所定の領域と、この領域に隣接する他の領
域とを統合させるか否かを判定する。領域統合手段は、
統合判定手段の判定結果に対応して、所定の領域と、こ
の領域に隣接する他の領域との統合処理を行う。
【0032】請求項17に記載の領域統合処理方法にお
いては、各々異なる領域ラベルを、複数の領域に対して
設定して領域信号が生成され、生成された領域信号に対
応して、各領域毎に、その領域に隣接するすべての領域
が検出され、領域信号に対応して、各領域の特性値が計
算され、隣接領域の検出結果及び領域の特性値に基づい
て、所定の領域と、所定の領域に隣接する他の領域とを
統合させるか否かが判定され、統合判定結果に対応し
て、所定の領域と、他の領域とが統合される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0034】図1は、本発明を適用した、スネーク方式
による領域分割処理を用いた信号処理装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。本実施例の信号処理装置
においては、特徴点検出回路11は、入力信号D10の
供給を受け、エッジ等の特徴点を検出し、特徴点信号D
11を出力するようになされている(すなわち、本実施
例における特徴点検出回路11は、図25に示す特徴点
検出回路101に対応する)。
【0035】スネークアルゴリズム処理回路12は、例
えば、図25に示すポテンシャル計算回路102、初期
点検出回路103及びスネーク計算回路104によって
構成されており、特徴点検出回路11から出力された特
徴点信号D11の入力を受け、ポテンシャルを最小にす
る節点集合を生成する。そして、この節点を順次接続し
て、特徴点を近似する領域境界を表す閉曲線を構成し、
スネーク処理信号D12として出力するようになされて
いる。
【0036】すなわち、特徴点検出回路11及びスネー
クアルゴリズム処理回路12における処理は、図25に
示す従来例における処理と同様である。
【0037】領域信号生成回路13A(領域信号生成手
段)は、スネークアルゴリズム処理回路12から出力さ
れたスネーク処理信号D12の入力を受け、領域ラベル
として、それぞれ異なる番号を、各領域に設定するよう
になされている。また、この領域信号生成回路13A
は、図2(b)に示すような複数の(画面上の全画素に
対応する)メモリセル20(記憶セル)を備えており、
各領域内の画素(節点及び境界線(閉曲線)を含む)に
対応するメモリセルに、その領域の領域ラベルをマーキ
ングするようになされている。そして、領域ラベルがマ
ーキングされたメモリセル20が領域信号D13として
出力される。
【0038】隣接検出回路14A(隣接検出手段)は、
領域信号生成回路13Aから出力された領域信号D13
の入力を受け、図3及び図4を参照して後述する隣接検
出アルゴリズムによって、所定の領域と、その領域に隣
接している領域の領域ラベル(領域の番号)及び隣接し
ている領域の接画素数をカウントし、この両者を合わせ
て隣接領域信号D14を生成して出力するようになされ
ている。
【0039】領域特性値計算回路15A(特性値計算手
段)は、入力信号D10及び領域信号生成回路13Aか
ら出力された領域信号D13の入力を受け、閉曲線(領
域の境界線)に囲まれた領域内部の全画素の入力信号値
に基づいて、各領域の領域特性値を計算し、領域特性値
信号D15を出力するようになされている。
【0040】領域統合評価回路16A(統合判定手段)
は、隣接検出回路14Aの出力した隣接領域信号D14
及び領域特性値計算回路15Aの出力した領域特性値信
号D15の入力を受け、隣接領域の接画素数と領域特性
値とを比較し、隣接している領域同士を統合すべきか否
かを評価して、領域統合指示信号D16を出力するよう
になされている。
【0041】領域統合回路17A(領域統合手段)は、
領域信号生成回路13Aの出力した領域信号D13及び
領域統合評価回路16Aの出力した領域統合指示信号D
16の入力を受け、複数の隣接領域を統合し、統合領域
信号D17を出力するようになされている。
【0042】領域処理回路18は、入力信号D10及び
領域統合回路17Aの出力した統合領域信号D17の入
力を受け、統合された閉領域内部の信号を抜き出し、適
当な方法で信号処理を行い、その結果を領域処理信号D
18として出力するようになされている。この領域処理
信号D18及び特徴点検出回路11から出力された特徴
点信号D11は多重化回路19に入力され、そこで多重
化されて、出力信号D19となり、外部に出力される。
【0043】次に、図1に示す本実施例の信号処理装置
の動作について説明する。
【0044】特徴点検出回路11は、入力信号D10か
ら特徴点を検出し、特徴点信号D11をスネークアルゴ
リズム処理回路12及び多重化回路19に出力する。こ
の特徴点とは、従来例において説明したように、エッジ
等を表す点とされる。スネークアルゴリズム処理回路1
2は、図25に示すポテンシャル計算回路102、初期
点検出回路103及びスネーク計算回路104と同様の
処理を行い、スネーク処理信号D12(図25に示す閉
曲線形状信号A15と同値)を生成し、領域信号生成回
路13Aに出力する。
【0045】領域信号生成回路13Aは、それぞれ異な
る値の領域ラベル(番号)を、画面上の各領域に対して
設定し、さらに、その領域ラベルを、その領域内の各画
素にに対応する位置のメモリセル20にマーキングす
る。
【0046】例えば、領域信号生成回路13Aは、領域
ラベル”5”を、図2(a)に示すN個(N0,N1,N
2,・・・,Nn-1) の節点間を結んだ境界線(閉曲
線)によって囲まれて形成された領域R1に設定する。
そして、領域信号生成回路13Aは、この領域ラベル”
5”を、領域R1内のすべての画素(節点及び境界線上
の画素を含む)に対応する位置のメモリセル20にマー
キングする(図2(b))。そして、マーキング処理さ
れた1画面分のメモリセル20が領域信号D13とし
て、隣接検出回路14A、領域特性値計算回路15A及
び領域統合回路17Aに出力される。
【0047】隣接検出回路14Aは、領域信号D13の
入力を受け、隣接検出アルゴリズムによって、隣接して
いる2個の領域の番号(領域ラベル)及び接画素数をカ
ウントする。以下に、隣接検出アルゴリズムについて、
図3乃至図5を参照して説明する。
【0048】例えば、図3に示すように、所定の領域R
1(その領域ラベルは”5”)と、この領域R1に隣接
する領域R2(その領域ラベルは”8”)とが存在する
場合、隣接検出回路14Aに入力される領域信号D13
は、図4(a)のように表される(すなわち、領域R1
内のすべての画素に対応するメモリセル20に”5”が
マーキングされ、領域R2内のすべての画素に対応する
メモリセル20に”8”がマーキングされている)。な
お、図4(a)中の網かけ部は、領域の節点を表してい
る。
【0049】隣接検出回路14Aは、領域信号D13
(図4(a))の入力を受けると、図4(b)に示す、
3画素×3画素の隣接探索範囲Qを、メモリセル20上
のすべての画素を注目画素として、順次、設定する。な
お、この隣接探索範囲Qにおいては、中心の画素Xが注
目画素であり、図中、注目画素Xの右隣の画素が画素A
とされ、以下、画素B,C,D,E,F,G,Hが、注
目画素Xを中心として、反時計回り方向に、順に設定さ
れている。
【0050】図5は、隣接検出回路14Aの内部の構成
例を示すブロック図である。遅延ブロック30は、2個
のライン遅延回路31a,31bと、6個の画素遅延回
路32c乃至32g,32xとによって構成されてお
り、領域信号F11(図1中の領域信号D13に対応)
から、上記隣接探索範囲Q内の9個の画素(画素A乃至
H及びX)を抽出する。
【0051】すなわち、図4(b)に示す右下の画素H
が、遅延ブロック30から遅延されずに出力されると
き、画素A乃至G及びXが以下に示す処理を受けて出力
される。
【0052】画素Aは、ライン遅延回路31aによって
1ライン遅延されて出力される。画素Bは、ライン遅延
回路31a及び31bによって2ライン遅延されて出力
される。画素Cは、ライン遅延回路31a及び31bに
よって2ライン遅延され、さらに、画素遅延回路32c
によって1画素遅延されて出力される。画素Dは、ライ
ン遅延回路31a及び31bによって2ライン遅延さ
れ、さらに、画素遅延回路32c及び32dによって、
2画素遅延されて出力される。
【0053】画素Eは、ライン遅延回路31aによって
1ライン遅延され、さらに、画素遅延回路32x及び3
2eによって2画素遅延されて出力される。画素Fは、
画素遅延回路32g及び32fによって2画素遅延され
て出力される。画素Gは、画素遅延回路32gによって
1画素遅延されて出力される。注目画素xは、ライン遅
延回路31aによって1ライン遅延され、さらに、画素
遅延回路32xによって1画素遅延されて出力される。
【0054】そして、遅延ブロック30から出力された
隣接探索範囲Q内の画素A乃至Hは、それぞれ、比較器
(以下、CMPと示す)33a乃至33hに供給され
る。また、注目画素Xは、CMP33a乃至33hの各
々に供給される。各比較器33a乃至33hは、それぞ
れ、画素A乃至Hの領域ラベルと、注目画素Xの領域ラ
ベルとを比較し、両者が等しい値である場合、比較結果
信号として”0”をOR−チェック回路34に出力し、
一方、両者が異なる値である場合、比較結果信号とし
て”1”をOR−チェック回路34に出力する。なお、
このとき、CMP33a乃至33hは、各画素A乃至H
の領域ラベルを、比較結果信号と共に、OR−チェック
回路34に供給している。
【0055】OR−チェック回路34は、供給された8
個の比較結果信号のorをとる。すなわち、OR−チェ
ック回路34は、8個の比較結果信号のうち”1”が1
個でも存在する場合、隣接探索範囲Q内の注目画素Xが
他の領域との隣接境界点であると判定し、カウンタ35
に供給している隣接境界フラグ(注目画素Xが隣接境界
点であることを示すフラグ)F13をオンにする。一
方、8個の比較結果信号がすべて”0”である場合、注
目画素Xが隣接境界点ではないと判定し、隣接境界フラ
グF13をオフにする。
【0056】また、OR−チェック回路34は、比較結
果信号として”1”を出力した比較器(CMP)から供
給された領域ラベルを隣接領域ラベル信号F15とし
て、多重化回路36に供給する。さらに、OR−チェッ
ク回路34には、注目画素Xの領域ラベルが供給されて
おり、OR−チェック回路34は、この注目画素Xの領
域ラベルを注目画素ラベル信号F12として、多重化回
路36に供給する。
【0057】例えば、図4(a)に示すように隣接探索
範囲Qが設定されたとき、図4(b)に示す隣接探索範
囲Q内の画素A,B,G,Hには、それぞれ、領域ラベ
ル”8”が記憶され、画素C,D,E,F,Xには、そ
れぞれ、領域ラベル”5”が記憶されている。従って、
領域ラベル”8”がCMP33a,33b,33g,3
3hに供給され、領域ラベル”5”がCMP33c,3
3d,33e,33fに供給される。さらに、注目画素
Xの領域ラベル”5”が、CMP33a乃至33hに供
給される。
【0058】この場合、CMP33c乃至33fは、遅
延ブロック30から供給された領域ラベル”5”が、注
目画素Xの領域ラベル”5”と等しいので、比較結果信
号として”0”を出力する。
【0059】一方、CMP33A,33B,33G,3
3Hは、遅延ブロック30から供給された領域ラベル”
8”が、注目画素Xの領域ラベル”5”と異なるので、
比較結果信号として”1”を出力する。
【0060】すると、OR−チェック回路34は、供給
された8個の比較結果信号のうち、”1”を表すものが
含まれていることに対応して、注目画素が隣接境界点で
あると判定し、隣接境界フラグF13をオンにする。ま
た、このとき、OR−チェック回路34は、注目画素ラ
ベル信号F12として”5”を出力し、隣接領域ラベル
信号F15として、CMP33A,33B,33G,3
3Hから供給された領域ラベル”8”を出力する。
【0061】以上の処理が、画面全体の各画素を注目画
素として行われ、カウンタ35は画面上の各領域の隣接
境界点数を、隣接する1組の領域(例えば、図4に示す
ような領域ラベル”5”と”8”の領域の組)毎にカウ
ントし、隣接境界点数信号F14を多重化回路36に供
給する。
【0062】多重化回路36は、OR−チェック回路3
4から供給された1画面分の注目画素ラベル信号(注目
画素の領域ラベル)F12及び隣接領域ラベル信号F1
5と、カウンタ35から供給された境界点数信号F14
とを多重化し、隣接領域信号F16として出力する。す
なわち、この隣接信号F16は、図1に示す隣接領域信
号D14に対応している。
【0063】領域特性値計算回路15Aは、入力信号D
10及び領域信号生成回路13Aから出力された領域信
号D13の供給を受け、図6のフローチャートに示す領
域特性値計算アルゴリズムによって、各領域の特性値を
計算する。なお、本実施例においては、各領域の特性値
として、領域内の信号値の平均値を求める場合について
説明する。
【0064】すなわち、ステップS1において、入力信
号D10及び領域信号D13が領域特性値計算回路15
Aに入力されると、ステップS2に進み、画面全体(入
力信号D10及び領域信号D13)を、1画素ずつ、順
次、スキャンする。最初に、画面の左上の位置(すなわ
ち、(0,0)の位置)が読み取り点(x,y)として
設定される。
【0065】次に、ステップS3では、読み取り点
(x,y)における領域ラベルNを読み取り、ステップ
S4においては、その読み取り点(x,y)の原信号
(入力信号)値に、その配置位置に対応する所定の重み
付け係数weight(x,y)を乗算して(乗算手段)、重み付
け信号値dを生成し、ステップS5に進む。
【0066】ステップS5においては、領域ラベルNを
インデックスとして、重み付け信号値dを累積加算する
(すなわち、同一の領域ラベルを有する画素の重み付け
信号値dを累積加算する)。また、このとき、同一の領
域ラベルNを有する画素数をカウントする(すなわち、
領域を構成する画素の数をカウントする)。
【0067】次に、ステップS6では、上記処理が全画
素について行われたか否かを判定し、全画素について行
われていない場合、ステップS2に戻り、次の画素につ
いて、ステップS2乃至S5の処理が行われる。一方、
全画素についての処理が終了した場合、ステップS7に
進む。
【0068】ステップS7においては、同一の領域ラベ
ルNを有する重み付け信号値dの累積和と、その領域を
構成する画素数から、各領域の信号値の平均値(平均信
号値)aveN が算出され(平均値算出手段)、ステッ
プS8では、この各領域の平均信号値aveN が領域特
性値信号D15として出力され、処理が終了する。この
領域特性値信号D15は、領域統合評価回路16Aに供
給される。
【0069】領域統合評価回路16Aは、隣接領域信号
D14及び領域特性値信号D15の供給を受け、所定の
領域と、この領域に隣接する領域とを統合するべきか否
かの判定を行う。
【0070】図7は、領域統合評価回路16Aの内部の
構成例を示すブロック図である。差分計算回路41は、
隣接する2個の領域の領域特性値H11及びH12(H
11及びH12は、領域特性値信号D15に含まれてい
る)の供給を受けると、その統計的差異H13を算出
し、比較器42に供給する。なお、本実施例の場合、領
域特性値として、信号値(重み付け信号値)の平均値を
用いているので、上記統計的差異H13は、領域特性値
H11とH12の差分の絶対値を用いて表されている。
【0071】比較器42は、隣接領域信号D14に含ま
れている、この隣接する2個の領域の隣接境界点数H1
4と、上記統計的差異H13とを比較して、図8中の斜
線部内の条件を満たしている場合、現在、対象としてい
る隣接する2個の領域を統合するように評価する。
【0072】すなわち、統計的差異H13(つまり、現
在、対象としている、隣接する2個の領域の各領域特性
値H11とH12との差分の絶対値)が20以下であ
り、かつ、この隣接する2個の領域の隣接境界点数H1
4が2個以上である場合、比較器42は、この2個の領
域が隣接しており、同一または類似の特性を有している
と評価し(統合すべきであると評価し)、統合フラグを
オン(1)にする。一方、それ以外の場合、比較器42
は、この2個の領域を統合しないと評価し、統合フラグ
をオフ(0)にする。この各領域毎の統合フラグは、統
合信号H15として出力される。
【0073】統合信号H15は、統合対応レジスタ43
に登録され、1画面分の情報がまとめられて、領域統合
指示信号H16として出力される。この領域統合指示信
号H16は、図1中の領域統合指示信号D16に対応
し、領域統合回路17Aに供給される。
【0074】領域統合回路17Aは、図9のフローチャ
ートに示す領域統合アルゴリズムによって、隣接する領
域の統合処理を行う。なお、本実施例中の以下の記載に
おいて、child は子領域(すなわち、統合時に、隣接す
る領域(次に示す親領域)に取り込まれる被統合領域)
を示し、parentは、親領域(すなわち、統合時に、隣接
する領域(子領域)を取り込む領域)を示す。このchil
dとparent の振り分けは、以下に示すようにして行われ
る。
【0075】すなわち、画面上を左上(座標位置(0,
0))から、1画素ずつ、順次スキャンした場合におい
て、最初にスキャンされた画素の属する領域がparentと
して設定され、その領域と隣接する領域がchild として
設定される。
【0076】以下に、領域統合回路17Aが実行する、
図9のフローチャートに示す領域統合アルゴリズムにつ
いて説明する。
【0077】ステップS11において、領域信号D13
及び領域統合指示信号D16が入力されると、ステップ
S12に進み、領域信号D13のメモリセル20を1画
素ずつ、順次スキャンし、スキャンした画素の座標位置
を(x,y)と設定する。
【0078】次に、ステップS13において、座標位置
(x,y)の画素の領域ラベル”N”を読み取り(領域
ラベル検出手段)、ステップS14において、領域統合
指示信号D16に基づいて、座標位置(x,y)の画素
の領域と、その領域に隣接する領域とが統合関係にある
か否かを判定し、両者が統合関係にないと場合、ステッ
プS12に戻り、上記処理(ステップS12及びS13
の処理)を、次の画素について行う。
【0079】一方、座標位置(x,y)の画素の領域
と、その領域に隣接する領域とが統合関係にある場合、
ステップS15に進み、座標位置(x,y)の画素の属
する領域が、child であるか否かを判定し、座標位置
(x,y)の画素の属する領域が、child ではない(す
なわち、parentである)場合、ステップS12に戻り、
次の画素について、ステップS12乃至S14に示す処
理を行う。
【0080】一方、ステップS15において、座標位置
(x,y)の画素の属する領域が、child であると判定
すると、ステップS16に進み、その領域に隣接する領
域(すなわち、parent)の領域ラベル”M”を読み出す
(隣接領域ラベル検出手段)。
【0081】次に、ステップS17において、座標位置
(x,y)の画素の属する領域(すなわち、child )の
領域ラベル”N”を、parentの領域ラベル”M”に変換
し(childをparent に統合し)(領域ラベル変換手
段)、ステップS18に進む。ステップS18において
は、画面上の全画素についての処理が終了したか否かを
判定し、終了していないと判定すると、ステップS12
に戻り、次の画素について、ステップS12乃至S17
に示す処理を繰り返す。一方、全画素についての処理が
終了したと判定すると、ステップS19に進み、1画面
分の領域統合情報をまとめて、統合領域信号D17とし
て領域処理回路18に出力し、処理が終了する。
【0082】領域処理回路18は、入力信号D10と統
合領域信号D17から、閉領域内部の信号を抜き出し、
適当な方法(符号化等)で信号処理を行い、領域処理信
号D18として、多重化回路19に出力する。多重化回
路19は、特徴点信号D11と領域処理信号D18とを
多重化し、その多重化した信号を出力信号D19として
出力する。
【0083】本実施例においては、隣接検出回路14A
が、1画面中のすべての画素(すべてのメモリセル2
0)を注目画素として、上記隣接探索範囲Qを設定する
ようにしているが、領域ラベルがマーキングされたメモ
リセル20だけを注目画素とするようにしてもよい。
【0084】また、本実施例においては、領域特性値計
算回路15Aは、領域内のすべての画素の信号値に基づ
いて、領域特性値を算出するようにしているが、その領
域の有する接点の数に対応する個数の信号値に基づいて
算出するようにしてもよい。
【0085】さらに、領域特性値計算回路15Aは、図
6のステップS7において、各領域の信号値の平均値
(平均信号値)aveN を求めるようにしているが、こ
のステップS7を、領域内部の信号値の分散を求める分
散算出ブロック(分散算出手段)に変更するようにして
もよい。また、このステップS7を、各領域の平均信号
値aveN 及び領域内部の分散の両方を求めるような処
理ブロックに変更するようにしてもよい。
【0086】また、この領域特性値を領域内の画素値
の、n次モーメントなどの統計値、フーリエ変換係数の
差分絶対値和、最大振幅値等を用いて表すようにしても
よく、さらに、これらの複数を組み合わせて領域特性値
を表すようにしてもよい。
【0087】なお、本実施例においては、隣接検出回路
14Aは、図4(b)に示す3画素×3画素の隣接探索
範囲Q中の領域ラベルを調べることによって、領域の隣
接状態を検出するようにしているが、隣接探索範囲をよ
り大きくとる(例えば、5画素×5画素)ようにしても
よい。また、このとき、隣接する領域の間にエッジ(特
徴点)が存在しない場合に、隣接点のカウントを行うよ
うにしてもよい。以下に、この場合の実施例について説
明する。
【0088】図10は、本発明を適用した信号処理装置
の他の実施例の構成を示すブロック図である。本実施例
の信号処理装置の構成は、図1に示す信号処理装置の構
成と基本的に同様であり、特徴点検出回路11の出力す
る特徴点信号D11が領域信号生成回路13a(図1の
領域信号13Aに対応し、ほぼ同様の処理を行う)に供
給される点と、隣接検出回路14aの構成が異なってい
る。
【0089】例えば、図11に示すように、隣接する2
個の領域R1とR2の間に、エッジ(特徴点)が配置さ
れている場合、領域信号生成回路13aは、特徴点検出
回路11から供給された特徴点信号D11に対応して、
そのエッジの位置に対応するメモリセル20に、エッジ
であることを示す所定の番号(エッジラベル)(例え
ば、”0”)をマーキングする(図12(a))。さら
に、領域信号生成回路13aは、スネークアルゴリズム
検出回路12から供給されたスネーク処理信号D12に
対応して、領域ラベルを各領域に設定して、領域内のす
べての画素に対応するメモリセル20に、その領域ラベ
ルをマーキングし(図12(a))、領域信号D13を
生成する。
【0090】隣接検出回路14aは、この領域信号D1
3の供給を受けると、5画素×5画素の隣接探索範囲
Q’1(図12(b))を、メモリセル20のすべての
画素を注目画素として設定する。図13及び図14は、
隣接検出回路14aの内部の構成例を示すブロック図で
ある。
【0091】4個のライン遅延回路(LD)131A乃
至131C,131P及び20個の画素遅延回路(P
D)132D乃至132O,132Q乃至132Zによ
って構成される遅延ブロック130(図13)は、領域
信号F11(図10の領域信号D13に対応)に遅延処
理を施し、図12(b)に示す隣接探索範囲Q’の画素
A乃至画素X及び画素Zの領域ラベルを取り出す。な
お、注目画素は、画素Zである。
【0092】遅延ブロック130によって取り出された
隣接探索範囲Q’内の画素A乃至画素Xの領域ラベル
は、それぞれ、図14に示す比較器(CMP)133a
乃至133xに入力される。さらに、画素Q乃至画素X
の領域ラベルは、CMP133qe乃至CMP133x
eに入力される。すなわち、画素A乃至画素Pの領域ラ
ベルは、1個の比較器に入力され、画素Q乃至画素Xの
領域ラベルは、2個の比較器に入力される。
【0093】また、このとき、注目画素Zの領域ラベル
が、比較器133a乃至133xに入力され、エッジラ
ベル”0”が、すべての比較器133a乃至133x及
び133qe乃至133xeに入力される。
【0094】CMP133a乃至133xは、入力され
た3個の領域ラベル(それぞれの画素の領域ラベル、注
目画素の領域ラベル及びエッジラベル”0”)を比較
し、それぞれの画素の領域ラベルが注目画素の領域ラベ
ルと異なり、かつ、エッジラベルとも異なる場合、その
画素が、エッジではなく、かつ、注目画素の属する領域
に隣接する領域に属していると判定して、信号”1”を
出力し、その他の場合、信号”0”を出力する。
【0095】また、CMP133qe乃至CMP133
xeは、入力された2個の領域ラベル(各々の比較器に
対応する画素Q乃至Xの領域ラベル及びエッジラベル”
0”)を比較し、両者が等しい場合(すなわち、各々の
比較器に対応する画素Q乃至Xがエッジである場合)、
信号”0”を出力し、両者が異なる場合(すなわち、そ
の画素がエッジでない場合)、信号”1”を出力する。
【0096】CMP133a乃至133pから出力され
た信号(”0”または”1”)は、それぞれ、ANDゲ
ート134A乃至134Pに入力される。CMP133
q乃至133xから出力された信号(”0”または”
1”)は、OR−チェック回路34に、直接入力され
る。また、CMP133qe乃至133xeから出力さ
れた信号(”0”または”1”)は、上記ANDゲート
134A乃至134Pに、次に示すように入力される。
【0097】すなわち、CMP133qeから出力され
た信号は、ANDゲート134A,134B及び134
Pに入力され、CMP133reから出力された信号
は、ANDゲート134B,134C及び134Dに入
力される。CMP133seから出力された信号は、A
NDゲート134D,134E及び134Fに入力さ
れ、CMP133teから出力された信号は、ANDゲ
ート134F,134G及び134Hに入力される。
【0098】CMP133ueから出力された信号は、
ANDゲート134H,134I及び134Jに入力さ
れ、CMP133veから出力された信号は、ANDゲ
ート134J,134K及び134Lに入力される。C
MP133weから出力された信号は、ANDゲート1
34L,134M及び134Nに入力され、CMP13
3xeから出力された信号は、ANDゲート134N,
134O及び134Pに入力される。
【0099】各ANDゲート134A乃至134Pは、
各々に入力された2または3個の信号のアンドをとり、
入力された信号のすべてが”1”のとき、信号”1”を
出力する(それ以外の場合は、信号”0”を出力す
る)。例えば、DMP133aの出力した信号が”1”
(すなわち、画素Aがエッジではなく、かつ、その領域
ラベルが注目画素Zの領域ラベルと異なっている)であ
り、かつ、CMP133qeの出力した信号が”1”
(すなわち、画素Qがエッジではない)である場合、A
NDゲート134Aは、信号”1”をOR−チェック回
路34に出力する。
【0100】つまり、ANDゲート134A乃至134
Pは、隣接探索範囲Q’の外側に配置される画素A乃至
Pに対応して設けられており、これらの画素と注目画素
との間の画素(すなわち、画素Q乃至X)がエッジであ
るか否かを判定している。
【0101】OR−チェック回路34は、図5に示す場
合と同様、入力された信号のうち、”1”が1個でも存
在するとき、注目画素Zが、隣接境界点であると判定し
て、カウンタ35に供給する隣接境界フラグF13をオ
ンにする。一方、OR−チェック回路34は、入力され
た信号のすべてが”0”である場合、隣接境界フラグF
13をオフにする。
【0102】つまり、OR−チェック回路34は、隣接
探索範囲Q’内で、隣接する2個の領域がエッジによっ
て完全に分断されている場合、現在の注目画素を隣接境
界点ではないと判定する。
【0103】カウンタ35及び多重化回路36は、図5
に示す場合と同様の動作を行う。また、本実施例におい
ては、領域統合評価回路16Aの評価基準が、適宜変更
される。
【0104】ところで、以上の実施例においては、1画
面分のフレームメモリ(メモリセル20)が必要とされ
るので、コストが多少高くなってしまうという問題があ
る。そこで、以下に、処理は複雑ではあるが、フレーム
メモリを必要としない場合の実施例について説明する。
【0105】図15は、本発明を適用した信号処理装置
の他の実施例の構成を示すブロック図である。本実施例
の信号処理装置の構成は、図1に示す信号処理装置の構
成と基本的に同様であるが、領域信号生成回路13B、
隣接検出回路14B、領域特性値計算回路15B、領域
統合評価回路15B及び領域統合回路17Bにおける処
理の方法が、図1に示す実施例の場合と異なっている。
【0106】すなわち、本実施例の信号処理装置におい
ては、特徴点検出回路11は、入力信号D10の供給を
受け、エッジ等の特徴点を検出し、特徴点信号D11を
出力するようになされている(すなわち、本実施例にお
ける特徴点検出回路11は、図25に示す特徴点検出回
路101に対応する)。
【0107】スネークアルゴリズム処理回路12は、例
えば、図25に示すポテンシャル計算回路102、初期
点検出回路103及びスネーク計算回路104によって
構成されており、特徴点検出回路11から出力された特
徴点信号D11の入力を受け、ポテンシャルを最小にす
る節点集合を生成する。そして、この節点を順次接続し
て、特徴点を近似する領域境界を表す閉曲線を構成し、
スネーク処理信号D12として出力するようになされて
いる。
【0108】すなわち、特徴点検出回路11及びスネー
クアルゴリズム処理回路12における処理は、図25に
示す従来例における処理と同様である。
【0109】領域信号生成回路13Bは、スネークアル
ゴリズム処理回路12から出力されたスネーク処理信号
D12の入力を受け、それぞれ異なる領域ラベルを各領
域に設定する。さらに、領域信号生成回路13Bは、各
領域についての領域ラベル、節点の数(リスト長)、メ
モリアドレスとしての節点座標バッファポインタ及び各
節点の座標値をまとめた領域リスト(図16(b))を
生成し、1画面分の領域リストを領域信号D’13とし
て出力するようになされている。
【0110】隣接検出回路14Bは、領域信号生成回路
13Bから出力された領域信号D’13の入力を受け、
図17及び図18を参照して後述する隣接検出アルゴリ
ズムによって、隣接している領域の領域ラベル及び隣接
節点の数をカウントし、この両者を合わせて隣接領域信
号D’14を生成して出力するようになされている。
【0111】領域特性値計算回路15Bは、入力信号D
10及び領域信号D’13の入力を受け、図19のフロ
ーチャートを参照して後述する領域特性値計算アルゴリ
ズムによって、閉曲線(領域の境界線)に囲まれた領域
内部の全画素の入力信号値に基づいて、各領域の領域特
性値を計算し、領域特性値信号D’15を出力するよう
になされている。
【0112】領域統合評価回路16Bは、隣接検出回路
14Bの出力した隣接領域信号D’14及び領域特性値
計算回路15Bの出力した領域特性値信号D’15の入
力を受け、隣接している領域同士を統合すべきか否かを
評価して、領域統合指示信号D’16を出力するように
なされている。
【0113】領域統合回路17Bは、領域信号生成回路
13Bの出力した領域信号D’13及び領域統合評価回
路16Bの出力した領域統合指示信号D’16の入力を
受け、隣接領域を統合し、統合領域信号D’17を出力
するようになされている。
【0114】領域処理回路18は、入力信号D10及び
領域統合回路17Bの出力した統合領域信号D’17の
入力を受け、統合された閉領域内部の信号を抜き出し、
適当な方法で信号処理を行い、その結果を領域処理信号
D18として出力するようになされている。この領域処
理信号D18及び特徴点検出回路11から出力された特
徴点信号D11は、多重化回路19に入力され、そこで
多重化されて、出力信号D19になり、外部に出力され
る。
【0115】次に、本実施例の信号処理回路の動作につ
いて説明する。
【0116】特徴点検出回路11は、入力信号D10か
ら特徴点を検出し、特徴点信号D11としてスネークア
ルゴリズム処理回路12及び多重化回路19に出力す
る。この特徴点とは、従来例において説明したように、
エッジ等を表す点とされる。スネークアルゴリズム処理
回路12は、図1に示す場合と同様の処理を行い、スネ
ーク処理信号D12(図25に示す閉曲線形状信号A1
5と同値)を生成し、領域信号生成回路13Bに出力す
る。
【0117】領域信号生成回路13Bは、それぞれ異な
る値の領域ラベル(番号)を、画面上の各領域に対して
設定する。例えば、領域信号生成回路13Bは、図16
(a)に示すn個(N0,N1,N2,・・・,Nn-1)の
節点間を結んだ境界線(閉曲線)によって囲まれた領域
R’1に対して、領域ラベル”5”を設定する。
【0118】さらに、領域信号生成回路13Bは、1画
面中の各領域についての領域ラベル、その領域の節点
数、アドレスメモリとしての節点座標バッファポインタ
及び各節点の節点座標をまとめた領域リストを生成す
る。図16(b)は、図16(a)に示す領域R’1の
領域リストを示す図であり、領域ラベルとして、”5”
が登録され、節点数としてnが登録されている。また、
この領域リストには、アドレスメモリとしての節点座標
バッファポインタ及び領域R’1の各節点に対応する節
点座標が登録されている。そして、1画面中の各領域の
領域リストが、領域信号D’13として、隣接検出回路
14B、領域特性値計算回路15B及び領域統合回路1
7Bに出力される。
【0119】隣接検出回路14Bは、領域信号D’13
の入力を受け、隣接検出アルゴリズムによって、隣接し
ている領域の番号(領域ラベル)及び隣接節点の数をカ
ウントする。以下に、隣接検出アルゴリズムについて、
図17及び図18を参照して説明する。
【0120】例えば、図17に示すように、領域ラベ
ル”5”の領域R’1と領域ラベル”8”の領域R’2
とが接している場合、隣接検出回路14Bは、領域信号
D’13(領域リスト)から、領域R’1及び領域R’
2の領域ラベルと、この2個の領域の各節点の節点座標
を読み出す。そして、隣接検出回路14Bは、読み出し
た領域ラベルを、図18(a)に示すように、x−y座
標上の各節点の節点座標位置に配置する。
【0121】さらに、隣接検出回路14Bは、図18
(b)に示す、隣接探索範囲Q''(3×3の範囲)を、
図18(a)上の、領域ラベルが配置された点(すなわ
ち、節点)を注目位置として設定する。なお、この隣接
探索範囲Q''においては、注目位置Xが中心に配置さ
れ、図中、注目位置Xの右隣の位置が位置Aとされ、以
下、位置B,C,D,E,F,G,Hが、注目位置Xを
中心として、反時計回り方向に、順に、設定されてい
る。
【0122】例えば、図18(a)に示すように、領域
ラベル”5”を有する節点が配置されている位置
(x1,y1)を、隣接探索範囲Q''の注目位置Xとした
場合、領域ラベル”8”を有する節点が、隣接探索範囲
Q''中の位置B(座標位置(x1−1,y1+1)) に
存在する。このように、注目位置Xに配置される節点の
領域ラベルと異なる領域ラベルを有する節点が、隣接探
索範囲Q''中に、少なくとも1個以上存在する場合、隣
接検出回路14Bは、注目位置Xに配置される節点を隣
接節点としてカウントする。
【0123】すなわち、隣接検出回路14Bは、所定の
領域の節点と、この領域と異なる領域の節点のうち最も
近い節点との距離(節点間距離)が、座標上の1ます以
内である場合(斜め方向も含む)、所定の領域の節点を
隣接節点としてカウントする。
【0124】そして、隣接検出回路14Bは、すべての
領域の組み合わせに対して、上記処理を行い、隣接する
領域の組と、その領域の組における隣接節点の数を検出
し、隣接領域信号D’14を生成し、領域統合評価回路
16Bに供給する。
【0125】領域特性値計算回路15Bは、図19のフ
ローチャートに示す領域特性値計算アルゴリズムによっ
て、1画面中の各領域に属する画素の入力信号値の統計
量をとり、各領域の領域特性値を計算する。なお、本実
施例においては、領域特性値は、領域内の信号値の平均
値である。
【0126】すなわち、ステップS31において、入力
信号D10及び領域信号D’13が入力されると、ステ
ップS32に進み、領域信号D’13内の領域リストを
各領域毎にスキャンする。
【0127】ステップS32において、所定の領域の領
域リストをスキャンすると、領域リストから、領域ラベ
ル”N”を読み取り、ステップS33に進み、入力信号
D10の、現在、対象としている領域(領域ラベル”
N”の領域)に属する画素を、領域内部を塗りつぶすよ
うに、順次スキャンして、スキャンした画素の座標を
(x,y)と設定する。
【0128】次に、ステップS34においては、ステッ
プS33でスキャンした座標(x,y)の位置の画素の
信号値に、所定の重み付け係数wight(x,y)を乗算して、
重み付け信号値dを生成し、ステップS35に進む。
【0129】ステップS35では、ステップS34で生
成した重み付け信号値dを累積加算し、さらに、現在の
領域の画素数をカウントし、ステップS36に進む。ス
テップS36では、現在、処理を行っている領域内のす
べての画素の、ステップS33乃至S35に示す処理が
終了したか否かを判定する。そして、終了していないと
判定されると、ステップS33に戻り、ステップS33
乃至S35の処理が繰り返される。一方、終了している
と判定されると、ステップS37に進む。
【0130】ステップS37においては、各領域の信号
値(重み付け信号値)の平均値(平均信号値)aveN
を算出し、ステップS38に進む。ステップS38で
は、すべての領域についての処理が終了したか否かを判
定し、終了していないと判定すると、ステップS32に
戻り、次の領域に対して、ステップS32乃至S37に
示す処理が繰り返される。一方、ステップS38におい
て、すべての領域に付いての処理が終了したと判定する
と、ステップS39に進み、1画面中の各領域の平均信
号値(信号特性値)aveNをまとめて、領域特性値信
号D’15として、領域統合評価回路16Bに出力し、
処理が終了する。
【0131】領域統合評価回路16Bは、図1に示す領
域統合評価回路16Aとほぼ同様の構成を有している。
すなわち、この領域統合評価回路16Bは、図7に示す
構成を有し、所定の領域の信号特性値と、この領域に隣
接する領域の信号特性値との差分の絶対値(図7中の統
計的差異H13に対応)を検出する。さらに、領域統合
評価回路16Bは、隣接検出回路14Bから入力された
隣接領域信号D’14から、現在、対象としている、隣
接する2個の領域の隣接節点の数を検出し、この隣接節
点の数と、上記信号特性値の差分の絶対値とを比較す
る。この比較の方法は、図8に示す場合とほぼ同様であ
り、図8中の縦軸を隣接節点の数に変更し、縦軸と横軸
の、各々のパラメータを適当な値に変更して行われる。
そして、この比較結果に対応して、現在、対象としてい
る、隣接する2個の領域を統合すべきか否かの評価が行
われる。
【0132】領域統合評価回路16Bは、1画面中のす
べての隣接している領域についての上記評価結果をまと
めて、領域統合指示信号D’16を生成し、領域統合回
路17Bに出力する。
【0133】領域統合回路17Bは、領域信号D’13
及び領域統合指示信号D’16の入力を受け、図20乃
至図22のフローチャートに示す領域統合アルゴリズム
によって、隣接している領域の統合処理を行う。なお、
以下の記載において、parentは親領域を表し、child は
子領域を表す。以下に、領域統合アルゴリズムについて
説明する。
【0134】ステップS41において、領域信号D’1
3及び領域統合指示信号D’16が入力されると、ステ
ップS42に進み、領域信号D’13から領域リストを
1領域ずつスキャンする。次に、ステップS43におい
て、領域統合指示信号D’16から、現在、スキャンし
た領域と、その領域と隣接している領域とが、統合関係
にあるか否かを判定し、統合関係にないと判定した場
合、ステップS42に戻り、次の領域の領域リストをス
キャンする。一方、ステップS43において、この2領
域が統合関係にあると判定した場合、ステップS44に
進み、parent処理を実行する。
【0135】図21は、図20のステップS44のpare
nt処理を説明するフローチャートである。ステップS5
1においては、現在、対象としている(スキャンしてい
る)領域をparentとして、その領域リストの全節点の座
標位置を検出し、ステップS52に進む。
【0136】ステップS52においては、parentに隣接
するchild の節点のうち、最もparentに近接する節点
(最近接節点)と、parentの各節点との間の距離(節点
間距離)dpi を求め、ステップS53に進む。
【0137】ステップS53においては、parentの各節
点を、節点間距離dpi が最も大きい節点をスキャンス
タート節点として、1節点ずつ、順次、スキャンし、ス
テップS54に進む。ステップS54では、スキャンし
た節点の有する節点間距離dpi が所定のしきい値以下
であるか否かを判定する。この場合において、当該節点
の節点間距離dpi が所定のしきい値以下であると判定
すると、当該節点がchild に接近しているとみなして、
ステップS55に進む。
【0138】ステップS55では、すでにスキャンした
節点のうち、所定のしきい値以下の節点間距離dpi を
有する節点が存在したか否かを判定し、存在したと判定
した場合、当該節点より以前にスキャンした節点が、ch
ild との接近開始点であるとみなして、当該節点を捨て
てステップS60に進む。一方、すでにスキャンした節
点のうち、所定のしきい値以下の節点間距離dpi を有
する節点が存在しなかったと判定した場合、当該節点を
child との接近開始点PINとし、ステップS60に進
む。
【0139】一方、ステップS54において、当該節点
の節点間距離dpi がしきい値以下ではないと判定する
と、当該節点がchild に接近していないとみなして、ス
テップS57に進み、すでにスキャンした節点のうち、
節点間距離dpi がしきい値以下の節点が存在したか
(すなわち、child に接近した節点が存在したか)否か
を判定し、存在しなかったと判定した場合、当該節点を
捨てて、ステップS60に進む。
【0140】一方、ステップS57において、すでにス
キャンした節点のうち、節点間距離dpi がしきい値以
下の節点が存在した(すなわち、child に接近した節点
が存在した)と判定した場合、ステップS58に進む。
【0141】ステップS58では、すでにスキャンした
節点のうち(但し、ステップS57において、捨てられ
た節点は除く)、節点間距離dpi がしきい値以上の節
点が存在したか否かを判定し、存在しなかったと判定し
た場合、当該節点をchild との離反候補点とみなして、
ステップS59に進む。
【0142】ステップS59においては、当該節点(離
反候補点)の1個前にスキャンした節点をchild との接
近終了点POUT として設定し(すなわち、ステップS5
4乃至S59は統合節点検出手段)、ステップS60に
進む。
【0143】一方、ステップS58において、すでにス
キャンした節点のうち、節点間距離dpi がしきい値以
上の節点が存在したと判定した場合、すでに、上記離反
候補点が存在するとみなして、当該節点を捨てて、ステ
ップS60に進む。
【0144】ステップS60においては、現在、対象と
している領域(parent)のすべての節点についての処理
が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した
場合、ステップS53に戻り、上述した処理が、すべて
の節点について行われるまで繰り返される。一方、すべ
ての節点についての処理が終了したと判定した場合、pa
rent処理が終了し、図20のステップS45に進む。
【0145】図22は、図20のステップS45に示す
child 処理を説明するフローチャートである。このchil
d 処理においては、上述したparent処理と同様の処理が
行われる。すなわち、ステップS61においては、現
在、対象としている(スキャンしている)領域(paren
t)に隣接する領域をchild として、その領域リストの
全節点の座標位置を検出し、ステップS62に進む。
【0146】ステップS62においては、child に隣接
するparentの節点のうち、最もchild に近接する節点
(最近接節点)と、child の各節点との間の距離(節点
間距離)dci を求め、ステップS63に進む。
【0147】ステップS63においては、child の各節
点を、節点間距離dci が最も大きい節点をスキャンス
タート節点として、1節点ずつ、順次、スキャンし、ス
テップS64に進む。ステップS64では、スキャンし
た節点の有する節点間距離dci が所定のしきい値以下
であるか否かを判定する。この場合において、当該節点
の節点間距離dci が所定のしきい値以下であると判定
すると、当該節点がparentに接近しているとみなして、
ステップS65に進む。
【0148】ステップS65では、すでにスキャンした
節点のうち、所定のしきい値以下の節点間距離dci を
有する節点が存在したか否かを判定し、存在したと判定
した場合、当該節点より以前にスキャンした節点が、pa
rentとの接近開始点であるとみなして、当該節点を捨て
てステップS70に進む。一方、この場合において、す
でにスキャンした節点のうち、所定のしきい値以下の節
点間距離dci を有する節点が存在しなかったと判定し
た場合、当該節点をparentとの接近開始点CINとして設
定し、ステップS70に進む。
【0149】一方、ステップS64において、当該節点
の節点間距離dci がしきい値以下ではないと判定する
と、当該節点がparentに接近していないとみなして、ス
テップS67に進み、すでにスキャンした節点のうち、
節点間距離dci がしきい値以下の節点が存在したか
(すなわち、parentに接近した節点が存在したか)否か
を判定し、存在しなかったと判定した場合、当該節点を
捨てて、ステップS70に進む。
【0150】一方、ステップS67において、すでにス
キャンした節点のうち、節点間距離dci がしきい値以
下の節点が存在した(すなわち、parentに接近した節点
が存在した)と判定した場合、ステップS68に進む。
【0151】ステップS68では、すでにスキャンした
節点のうち(但し、ステップS67において、捨てられ
た節点は除く)、節点間距離dci がしきい値以上の節
点が存在したか否かを判定し、存在しなかったと判定し
た場合、当該節点をparentとの離反候補点とみなして、
ステップS69に進む。
【0152】ステップS69においては、当該節点(離
反候補点)の1個前にスキャンした節点をparentとの接
近終了点COUT として設定し、ステップS70に進む。
【0153】一方、ステップS68において、すでにス
キャンした節点のうち、節点間距離dci がしきい値以
上の節点が存在したと判定した場合、すでに、上記離反
候補点が存在するとみなして、当該節点を捨てて、ステ
ップS70に進む。
【0154】ステップS70においては、現在、対象と
している領域(child )のすべての節点についての処理
が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した
場合、ステップS63に戻り、上述した処理が、すべて
の節点について行われるまで繰り返される。一方、すべ
ての節点についての処理が終了したと判定した場合、ch
ild 処理が終了し、図20のステップS46に進む。
【0155】ステップS46においては、ステップS4
4のparent処理、ステップs45のchild 処理の結果に
対応して、parentとchild とを統合し、統合領域リスト
を生成する(領域リスト変更手段)。以下に、parentと
child の統合処理について説明する。
【0156】図23は、parentとchild の領域統合処理
の様子を説明する図である。図23(a)は、統合前の
parent及びchild を示している。上述したように、pare
ntにおける節点PINは、parentのchild に対する接近開
始点(統合開始節点)であり、節点POUT は接近終了点
(統合終了節点)である。また、節点PIN乃至節点POU
T 間は、parentのchild に対する接近範囲である。
【0157】一方、child における節点CINは、child
のparentに対する接近開始点であり、節点COUT は接近
終了点である。また、節点CIN乃至節点COUT 間は、ch
ildのparentに対する接近範囲である。
【0158】領域統合回路17Bは、parentとchild と
を図23(b)に示すようにして統合し、統合領域を形
成する。すなわち、parentの接近開始点である節点PIN
の次の節点として、child の接近終了点である節点C
OUT を設定する(接点PINと接点COUT を結ぶ)。さら
に、child の接近開始点である節点CINの次の節点とし
て、parentの接近終了点であるPOUT を設定する(接点
INと接点POUT とを結ぶ)。そして、parentのchild
に対する接近範囲に属する接点のうち、接点PIN(接近
開始点)及び接点POUT (接近終了点)を除く接点を除
去(delete)し、さらに、child のparentに対する接近
範囲に属する接点のうち、接点CIN(接近開始点)及び
節点COUT (接近終了点)を除く節点を除去する。
【0159】図24は、図23を参照して説明した領域
統合処理を実際に行った場合の、領域形状の変化の様子
を示す図である。図24(a)は、統合前のparent及び
child を示しており、parentの節点PIN(接近開始点)
とchild の接点COUT (接近終了点)とが結ばれ、さら
に、child の接点CIN(接近開始点)とparentの接点P
OUT (接近終了点)とが結ばれると、図24(b)に示
すような統合領域が形成される。このとき、図24
(a)に示すchild の接点Cd (child のparentに対す
る接近範囲に属する接点)は除去(delete)される。
【0160】さらに、上述したようにして形成された統
合領域に、parentの領域ラベルを設定し、改めて、統合
領域の領域リストを生成して、ステップS47に進む。
【0161】ステップS47では、すべての領域につい
ての処理が終了したか否かを判定し、終了していないと
判定した場合、ステップS42に戻り、ステップS42
乃至ステップS46の処理が、すべての領域について行
われるまで、繰り返される。一方、ステップS47にお
いて、すべての領域についての処理が終了したと判定す
ると、ステップS48に進み、改めて生成した領域リス
トをまとめて、統合領域信号D’17を生成し、領域処
理回路18に出力して処理が終了する。
【0162】領域処理回路18は、入力信号D10と統
合領域信号D’17から、閉領域内部の信号を抜き出
し、適当な方法(符号化等)で信号処理を行い、領域処
理信号D18を生成して、多重化回路19に出力する。
多重化回路19は、特徴点信号D11と領域処理信号D
18とを多重化し、その多重化した信号を出力信号D1
9として出力する。
【0163】なお、本実施例においては、領域の接点の
配置位置を注目位置として、3×3の隣接探索範囲Q''
を設定するようにしているが、領域の接点間を結ぶ境界
線上の領域境界点のすべてを領域境界点とするようにし
てもよい。また、隣接探索範囲Q''の大きさをより大き
くするようにしてもよい。このようにすることにより、
初期分割時に、領域どうしが完全に接していない場合で
あっても、有効に領域を統合することができる。
【0164】また、本実施例においては、領域特性値と
して、領域内の各画素の信号値の平均値(平均信号値)
aveN を算出するようにしているが、他に、信号値の
分散、n次モーメントなどの統計値、フーリエ変換係数
の差分絶対値和、最大振幅値等の非線形演算値を用いる
ようにしてもよい。
【0165】
【発明の効果】以上のように、本発明の領域分割処理装
置及び領域分割処理方法によれば、所定の領域と、他の
領域の隣接関係を検出し、各領域の特性値を計算して、
領域どうしを統合するようにしているので、単一の領域
を正確に取り出すようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した信号処理装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す領域信号D13を説明する図であ
る。
【図3】2個の領域が隣接している様子を示す図であ
る。
【図4】図3に示す2個の領域の領域ラベルが、図3
(b)に示すメモリセル20上にマーキングされた様子
を示す図である。
【図5】図1に示す隣接検出回路14Aの内部の構成例
を示すブロック図である。
【図6】領域特性値計算アルゴリズムを説明するフロー
チャートである。
【図7】図1に示す領域統合評価回路16Aの内部の構
成例を示すブロック図である。
【図8】隣接する2個の領域の領域統合評価の判断基準
を説明する図である。
【図9】領域統合アルゴリズムを説明するフローチャー
トである。
【図10】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図11】2個の隣接している領域の様子を示す図であ
る。
【図12】図11に示す2個の領域の領域ラベルが、メ
モリセル20上にマーキングされた様子を示す図であ
る。
【図13】隣接検出回路14aの内部の構成例を示すブ
ロック図である。
【図14】隣接検出回路14aの内部の構成例を示すブ
ロック図である。
【図15】本発明を適用した信号処理装置の他の実施例
の構成を示すブロック図である。
【図16】図15に示す領域信号D’13を説明する図
である。
【図17】2個の領域が隣接している様子を示す図であ
る。
【図18】隣接検出アルゴリズムを説明する図である。
【図19】領域特性値計算アルゴリズムを説明するフロ
ーチャートである。
【図20】領域統合アルゴリズムを説明するフローチャ
ートである。
【図21】図15のステップS45に示すparent処理を
説明するフローチャートである。
【図22】図15のステップS46に示すchild 処理を
説明するフローチャートである。
【図23】隣接する2個の領域の領域統合処理を説明す
る図である。
【図24】領域統合処理による、実際の領域の形状の変
化を説明する図である。
【図25】従来の、スネーク方式を用いた領域形状化信
号処理装置の一構成例を示すブロック図である。
【図26】スネークアルゴリズムを説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
11 特徴点検出回路 12 スネークアルゴリズム処理回路 13A,13B,13a 領域信号生成回路 14A,14B,14a 隣接検出回路 15A,15B 領域特性値計算回路 16A,16B 領域統合評価回路 17A,17B 領域統合回路 18 領域処理回路 19 多重化回路 20 メモリセル 30 遅延ブロック 31a,31b ライン遅延回路 32c乃至32g,32x 画素遅延回路 33a乃至33h 比較器 34 OR−チェック回路 35 カウンタ 36 多重化回路 41 差分計算回路 42 比較器 43 統合対応レジスタ 101 特徴点検出回路 102 ポテンシャル計算回路 103 初期点検出回路 104 スネーク計算回路 105 領域処理回路 106 多重化回路 130 遅延ブロック 131A乃至131C,131P ライン遅延回路 132D乃至N,132Q乃至132X,132Z 画
素遅延回路 133a乃至133x,133qe乃至133xe 比
較器 134A乃至134P ANDゲート

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号から特徴点を検出し、前記特徴
    点に近似した複数の節点を結んで領域を形成する領域分
    割処理装置において、 複数の前記領域に対して、各々異なる領域ラベルを設定
    して、領域信号を生成する領域信号生成手段と、 前記領域信号に対応して、前記各領域毎に、その領域に
    隣接するすべての前記領域を検出する隣接検出手段と、 前記領域信号に対応して、前記各領域の特性値を計算す
    る特性値計算手段と、 前記隣接検出手段の検出結果及び前記領域特性値に基づ
    いて、所定の前記領域と、前記所定の領域に隣接する他
    の前記領域とを統合させるか否かを判定する統合判定手
    段と、 前記統合判定手段の判定結果に対応して、前記所定の領
    域と、前記他の領域の統合処理を行う領域統合手段とを
    備えることを特徴とする領域分割処理装置。
  2. 【請求項2】 前記領域信号生成手段は、1画面中の画
    素数に対応する個数の記憶セルを備え、前記各画素の属
    する前記領域の前記領域ラベルを、前記各画素に対応す
    る前記記憶セルに記憶させて、前記領域信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の領域分割処理装置。
  3. 【請求項3】 前記領域信号生成手段は、前記各領域の
    領域ラベルと、前記各領域の前記接点の数と、前記各領
    域の前記接点の配置位置とからなる領域リストを生成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の領域分割処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記隣接検出手段は、前記記憶セルをス
    キャンし、前記所定の領域の各境界点のうち、前記所定
    の領域に隣接する前記他の領域の境界点に隣接する個数
    をカウントすることにより、前記所定の領域の前記他の
    領域に対する隣接点の個数を検出し、前記隣接点の個数
    を、前記所定の領域と前記他の領域に対して記憶するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の領域分割処理装置。
  5. 【請求項5】 前記隣接検出手段は、前記記憶セルをス
    キャンし、前記所定の領域の各境界点のうち、前記特徴
    点をはさまずに、前記所定の領域に隣接する前記他の領
    域の境界点に隣接する個数をカウントすることにより、
    前記所定の領域の前記他の領域に対する隣接点の個数を
    検出し、前記隣接点の個数を、前記所定の領域と前記他
    の領域に対して記憶することを特徴とする請求項2に記
    載の領域分割処理装置。
  6. 【請求項6】 前記隣接検出手段は、前記領域リストを
    読み取り、前記所定の領域の前記節点または前記節点間
    を結んだ境界線上の境界点のうち、前記所定の領域に隣
    接する前記他の領域の前記節点または前記節点間を結ん
    だ境界線上の境界点に隣接する個数をカウントすること
    により、前記所定の領域の前記他の領域対する隣接点の
    個数を検出し、前記隣接点の個数を、前記所定の領域と
    前記他の領域に対して記憶することを特徴とする請求項
    3に記載の領域分割処理装置。
  7. 【請求項7】 前記隣接検出手段は、前記領域リストを
    読み取り、前記所定の領域の前記節点または前記節点間
    を結んだ境界線上の境界点のうち、前記特徴点をはさま
    ずに、前記所定の領域に隣接する前記他の領域の節点ま
    たは前記節点間を結んだ境界線上の境界点に隣接する個
    数をカウントすることにより、前記所定の領域の前記他
    の領域に対する隣接点の個数を検出し、前記隣接点の個
    数を、前記所定の領域と前記他の領域に対して記憶する
    ことを特徴とする請求項3に記載の領域分割処理装置。
  8. 【請求項8】 前記特性値計算手段は、前記各領域の特
    性値を、前記各領域内のすべての前記画素の信号値に基
    づいて計算することを特徴とする請求項1に記載の領域
    分割処理装置。
  9. 【請求項9】 前記特性値計算手段は、前記各領域の特
    性値を、前記各領域の有する前記節点の数に対応して定
    められた数の前記各領域内の前記画素の信号値に基づい
    て計算することを特徴とする請求項1に記載の領域分割
    処理装置。
  10. 【請求項10】 前記特性値計算手段は、前記画素の信
    号値に、その配置位置に対応する重み付け係数を乗算
    し、重み付け信号値を生成する乗算手段と、 前記領域内の各画素の前記重み付け信号値の平均値を算
    出する平均値算出手段とを備えることを特徴とする請求
    項8に記載の領域分割処理装置。
  11. 【請求項11】 前記特性値計算手段は、 前記画素の信号値に、その配置位置に対応する重み付け
    係数を乗算し、重み付け信号値を生成する乗算手段と、 前記領域内の各画素の前記重み付け信号値の分散を算出
    する分散算出手段とを備えることを特徴とする請求項8
    に記載の領域分割処理装置。
  12. 【請求項12】 前記特性値計算手段は、 前記画素の信号値に、その配置位置に対応する重み付け
    係数を乗算し、重み付け信号値を生成する乗算手段と、 前記領域内の各画素の前記重み付け信号値の平均値を算
    出する平均値算出手段と、 前記領域内の各画素の前記重み付け信号値の分散を算出
    する分散算出手段とを備えることを特徴とする請求項8
    に記載の領域分割処理装置。
  13. 【請求項13】 前記領域統合手段は、 前記記憶セルを走査して、前記領域ラベルを検出する領
    域ラベル検出手段と、 検出した前記領域ラベルを有する前記所定の領域に隣接
    する他の領域の領域ラベルを検出する隣接領域ラベル検
    出手段と、 前記所定の領域と前記他の領域の領域ラベルを、同一
    の、新しい領域ラベルに変換する領域ラベル変換手段と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の領域分割処
    理装置。
  14. 【請求項14】 前記領域統合手段は、 前記領域リストに基づいて、前記所定の領域及び前記所
    定の領域に隣接する他の領域の、領域統合処理を開始す
    る統合開始節点と、領域統合処理を終了する統合終了節
    点とを、それぞれ検出する統合節点検出手段と、 前記所定の領域及び前記他の領域の、前記統合開始節点
    と前記統合終了節点との間の節点を消去し、前記所定の
    領域及び前記他の領域の前記領域リストを、単一の、新
    しい前記領域リストに変更する領域リスト変更手段とを
    備えることを特徴とする請求項3に記載の領域分割処理
    装置。
  15. 【請求項15】 前記統合節点検出手段は、前記所定の
    領域の前記各節点と、前記他の領域の前記節点のうち、
    前記所定の領域に最も近接している前記節点との節点間
    距離を求め、前記所定の領域の前記領域リストを順次ス
    キャンするときに、前記節点間距離が、最初に、所定の
    しきい値よりも小さくなる前記節点を前記統合開始節点
    とし、前記節点間距離が、最後に、前記所定のしきい値
    よりも小さくなる前記節点を前記統合終了節点とするこ
    とを特徴とする請求項14に記載の領域分割処理装置。
  16. 【請求項16】 前記領域リスト変更手段は、前記所定
    の領域の前記統合開始節点と、前記他の領域の前記統合
    終了節点とを、同一領域内の隣合う節点とし、前記所定
    の領域の前記統合終了節点と、前記他の領域の統合開始
    節点とを、同一領域内の隣合う節点とすることを特徴と
    する請求項14に記載の領域分割処理装置。
  17. 【請求項17】 入力信号から特徴点を検出し、前記特
    徴点に近似した複数の節点を結んで領域を形成する領域
    分割処理方法において、 複数の前記領域に対して、各々異なる領域ラベルを設定
    して、領域信号を生成し、 前記領域信号に対応して、前記各領域毎に、その領域に
    隣接するすべての前記領域を検出し、 前記領域信号に対応して、前記各領域の特性値を計算
    し、 前記隣接領域の検出結果及び前記領域の特性値に基づい
    て、所定の前記領域と、前記所定の領域に隣接する他の
    前記領域とを統合させるか否かを判定し、 前記統合判定結果に対応して、前記所定の領域と、前記
    他の領域とを統合することを特徴とする領域分割処理方
    法。
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