JPH09505215A - 粒状製品用パッケージ組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、粒状製品を何度も充填することができるプラスティック容器に関する。粒状製品を安全に収容し収容中に配分装置が直接接触することがないようにプラスティック容器（１０）の外側に配分装置（１２）を適合する装置（１２４，１２５）が設けられる。配分装置（１２）を使用するとき、配分装置はプラスティック容器から容易に取り外され、使用後にプラスティック容器の外側に再び適合される。これは多数回にわたって繰り返すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 粒状製品用パッケージ組立体 本発明は、熱可塑性材料の再閉鎖可能な容器と、前記粒状製品を配分する装置 とを有する粒状製品を含むパッケージ組立体に関する。 通常、このようなパッケージは、しばしば、その容量を示す目印のついたスプ ーンのような測定装置を備えている。このような装置は、洗濯機の（配分ドロア ーのような）配分室に製品を入れるために使用される。また配分装置は公知であ り、これらの装置の目的は、粒状製品を洗濯機に直接入れるか、洗濯のサイクル 中にそれを放出することである。 粒状材料を収容及び放出するパッケージは、１９９２年５月２６日に発行され た米国特許第５１１５９６６号に示されている。粒状材料の量を測定するために 適しているコーナーキャップが示されており、パッケージのコーナーに留められ ている。測定装置、すなわち定量配分装置として使用するようになっているコー ナーキャップは、洗濯サイクルの途中で洗濯機に粒状製品を配分する配分装置と して使用するには適していない。 種々の放出装置は、１９８６年９月３０日に発行されたドイツ意匠登録ＭＲ２ ６３４４号を含む従来技術に示されている。この意匠登録は、定量ボールを受け 入れることができる一方の側の中間部に溝を有する液体洗剤用のプラスティック 容器を示している。 しかしながら、これまでカートン紙に粒状の洗剤製品を提供し、消費者にカー トンの内側に粒状製品と共に配分装置を収納することを薦めることが一般的な方 法であった。これは双方が板紙パッケージであり、さらに最近はプラスティック の再充填可能な容器が使用される。しかしながら、これは、問題を生じる。この 配分装置は、洗濯サイクルが完全に終わったときに洗濯機から取り外されるとき に湿っている。もしこの装置が粒状製品と共にパッケージの内側にすぐに配置さ れる場合には、この水分は、あきらかに望ましくない製品のかたまりを容易に生 じる。もしこの装置がパッケージの内側に直ぐには配置されない場合には、簡単 に失われるか損傷を受ける危険性がある。 本発明はこの問題を解決する。本発明は、製品を多数回充填するのに適したプ ラスティック容器に関する。配分装置をプラスティック容器に適合する装置は、 粒状製品が安全に収納され、収納中に配分装置が粒状製品に接触することができ ない方法でプラスティック容器の外側に配分装置を適合する。配分装置は使用が 必要であるとき、プラスティック容器から容易に取り外し可能であり、使用後に 容器の外側に適合される。これは多数回繰り返すことができる。 発明の説明 本発明の説明を目的として、ここで使用する用語の「着脱可能に取り付けられ る」は、配分装置及び容器が消費者によって容易にしっかりと固定されること、 また、配分装置及び容器は互いに解放され、多数回にわたって再び接続されると いうことを意味する。そのために複数の部材を一緒にしっかりと固定する装置が 設けられる。 部材を一緒に固定するこのような装置は、突出部、すなわち、配分装置の開口 部に係合する容器の外面の複数の突出部である。好ましくは、配分装置は、容器 の外面に留めることができる。この放出装置は、容器に多数回にわたって着脱す ることができる。 部材を一緒に固定する他の装置は、配分装置を受けるような形状の容器の外面 に凹部または空洞である。この配分装置は、全体または部分的に前記容器と前記 配分装置との間で摩擦的な干渉によって凹部または空洞内に保持される。配分装 置は容器から除去され容器に再び多数回にわたって取り付けることができる。 好ましい実施例のみを示す図面を参照して本発明の実施例を以下に詳細に説明 する。 第１図は、パッケージ組立体の斜視図である。 第２図は、配分装置の破断部分の斜視図を示す。 第３図は、配分装置が省略された容器の斜視図である。 第４図は、容器のヒンジつきのふたの１つの実施例のＡ−Ａを通る断面図を示 す。 第５図は、容器のヒンジつきのふたの他の実施例のＡ−Ａを通る断面図を示す 。 図面は、パッケージ組立体１０を示しており、パッケージ組立体は内側の容量 と外面とを有する熱可塑性材料１１の再閉鎖可能な容器と、前記粒状製品を放出 する装置とを有する。配分装置１２は、容器の外面に着脱可能に取り付けられて いる。この配分装置は、容器１１の内側の容積に維持される粒状製品とは決して 接触しないように容器から除去され、容器に繰り返し配置される。 配分装置１２は、第２図にさらに詳細に示される。この配分装置１２は、開口 部１４を有する本体１３を有し、前記開口部は、自動洗濯機の洗濯サイクルに必 要な複数の粒状洗剤を本体１３に入れ、洗濯サイクル中に前記本体１３から自動 洗濯機のドラムに直接前記粒状洗剤を放出するようになっている。 第１図に示す本発明の好ましい実施例において、パッケージ組立体１０は、再 閉鎖可能な容器１１と配分装置１２とを有し、前記再閉鎖可能な容器１１は、側 壁２０と、内容積を画定する底面２１及び上面２２とを有し、上面２２は、前記 容器１１の内容にアクセスすることができる取り外し可能なふたになっている。 配分装置１１は、容器のふたに着脱可能に取り付けられ、容器１１のふたが閉鎖 されたときに容器１１の内容物は、着脱可能な配分装置１２と直接連通しない。 第３図は、ふた１２６の開放可能な部分がヒンジ装置１２３によって再閉鎖可 能な容器１１に接続され、前記ヒンジ装置１２３は、側壁２０の一部に隣接する ように配置されている。図示したヒンジ装置１２３は、隣接している平行な側壁 ２０と同じ長さである。（配分装置は容器をはっきりと示すために第３図から省 略されている。） 配分装置１３は、種々の方法、すなわち、第４図及び第５図に示すような２つ の方法によって前記ふた１２６に着脱可能に取り付けることができる。 第４図は、前記配分装置１２の開口部に係合する複数の突出部１２４を有する ふた１２６を示す。この突出部は、収納中配分装置をふた１２６に留めることが でき、配分装置が必要なときに容易に取り外すことができるようにする。ふたへ の配分装置の取り外し及び再固定は、多数回繰り返すことができる。（配分装置 １２は、突出部をはっきりと示すようにこの図面から省略される）。 本発明の他の実施例が第５図に示されており、配分装置１２はふた１２６の凹 部または空洞１２５によって前記容器に着脱可能に取り付けることができる。凹 部または空洞は、配分装置の全体または一部が容器と配分装置との間の摩擦的な 干渉によって凹部または空洞に保持されるように構成されている。配分装置は多 数回にわたってふたから取り外され、それに再び取り付けることができることに 留意すべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 内側の容積部と外面とを有する熱可塑性材料の再閉鎖可能な容器（１１ ）と、前記粒状製品を配分する装置（１２）と、前記配分装置（１２）を前記容 器（１１）の外面に着脱可能に取り付ける装置とを有し、前記容器（１１）の容 積部は、容器が閉鎖されたとき着脱可能な配分装置（１２）とは直接に連通しな いようになっている粒状製品を収容するパッケージ組立体（１０）。 ２． 前記配分装置（１２）は、本体（１３）を有し、前記本体（１３）は、 少なくとも１つの開口部（１４）を有し、前記開口部は、自動洗濯機の１つの洗 濯サイクルに必要な所定量の粒状の洗剤を前記本体に入れることができるように し、洗濯サイクル中に前記本体から前記粒状の洗剤を自動洗濯機のドラムに直接 放出することができるようにする請求項１に記載のパッケージ組立体。 ３． 囲脱可能な取付を行う装置は、前記容器（１１）の外面に前記配分装置 （１２）の開口部（１４）に係合する１つの突出部または複数の突出部（１２４ ）を有する請求項２に記載のパッケージ組立体。 ４． 前記再固定可能な容器（１１）は、側壁（２０）と、内容積を画定する 底面（２１）及び上面（２２）とを有し、前記上面（２２）の少なくとも一部は 、前記容器の内容物に接近することができるふた（１２６）である請求項３に記 載のパッケージ組立体。 ５． 前記取り外し可能なふた（１２６）は、ヒンジ装置（１２３）によって 前記再閉鎖可能な容器（１１）に接続され、前記ヒンジ装置は、前記側壁（２０ ）の部分に隣接するように平行に配置されている請求項４に記載のパッケージ組 立体。 ６． 前記ヒンジ装置（１２３）は少なくとも隣接した平行な側壁（２０）程 の長さである請求項５に記載のパッケージ組立体。 ７． 前記配分装置を前記容器（１１）に着脱可能に取り付ける前記装置は、 前記ふた（１２６）に配置されている請求項４に記載のパッケージ組立体。 ８． 配分装置を着脱可能に取り付ける前記装置は、前記容器（１１）の前記 外面に凹部または空洞（１２５）を有し、前記配分装置（１２）の前記本体（１ ３）は、前記容器（１１）と前記配分装置（１２）との間の摩擦干渉によって前 記凹部または空洞（１２５）に一部または全体が保持される請求項２に記載のパ ッケージ組立体。 ９． 前記再閉鎖可能な容器（１１）は、側壁（２０）と、内容積を画定する 底面（２１）及び上面（２２）とを有し、前記上面（２２）の少なくとも一部は 、前記容器の内容物に接近することができる取り外し可能なふた（１２６）であ る請求項８に記載のパッケージ組立体。 １０． 前記取り外し可能なふた（１２６）は、ヒンジ装置によって前記再閉 鎖可能な容器（１１）に接続され、前記ヒンジ装置は、前記側壁の一部に隣接し てそれに平行に配置されている請求項９に記載のパッケージ組立体。 １１． 前記ヒンジ装置（１２３）は、少なくとも隣接した平行な側壁（２０ ）程の長さである請求項１０に記載のパッケージ組立体。 １２． 前記配分装置を前記容器に着脱可能に取り付ける装置は前記ふた（１ ２６）に配置されている請求項９に記載のパッケージ組立体。