JPH09503696A - 流体フィルタ装置 - Google Patents

流体フィルタ装置

Info

Publication number
JPH09503696A
JPH09503696A JP7509615A JP50961595A JPH09503696A JP H09503696 A JPH09503696 A JP H09503696A JP 7509615 A JP7509615 A JP 7509615A JP 50961595 A JP50961595 A JP 50961595A JP H09503696 A JPH09503696 A JP H09503696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
filter
filter device
heating
filtered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP7509615A
Other languages
English (en)
Inventor
スティーヴン・イアン・ウィルコックス
ジェームス・ロバート・ウィルコックス
Original Assignee
クリーンバーン・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クリーンバーン・リミテッド filed Critical クリーンバーン・リミテッド
Publication of JPH09503696A publication Critical patent/JPH09503696A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D35/00Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
    • B01D35/18Heating or cooling the filters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/10Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant venting or purifying means, e.g. of filters
    • F01M2001/105Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant venting or purifying means, e.g. of filters characterised by the layout of the purification arrangements
    • F01M2001/1092Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant venting or purifying means, e.g. of filters characterised by the layout of the purification arrangements comprising valves bypassing the filter
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/03Mounting or connecting of lubricant purifying means relative to the machine or engine; Details of lubricant purifying means
    • F01M2011/031Mounting or connecting of lubricant purifying means relative to the machine or engine; Details of lubricant purifying means characterised by mounting means
    • F01M2011/033Mounting or connecting of lubricant purifying means relative to the machine or engine; Details of lubricant purifying means characterised by mounting means comprising coolers or heat exchangers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ろ過されるべき流体を加熱するように配された第1の加熱手段(113′、213′)と、前記加熱手段(113′、213′)の下流に位置し、予熱された流体が通過可能な第2のフィルタ手段(104、204)と、前記フィルタ手段(113′、213′)の下流に位置し、予熱されろ過された流体の温度を所定のレベルに維持しあるいはもたらす第3の手段(123′、223′)とを備えて成る、好ましくは、ユニット式の構造の、流体フィルタ装置(101、201)。

Description

【発明の詳細な説明】 流体フィルタ装置 技術分野 本発明は、流体をろ過するフィルタ装置であって、特に、しかし、もっぱらで はなく、例えば車両のディーゼルエンジンに供給されるディーゼル油をろ過する ような装置に関する。 背景技術 ディーゼル油は、原油から他のほとんどの原油蒸留副生成物と略同様にして得 られる。そのような副生成物は、各々、それ自身の沸点を有し、主要な原油蒸留 物から所定の温度で凝縮することにより分離して得られる。 あいにく、現代の原油精製に関連した技術は、各蒸留段階で炭化水素類の多く を分離することができない、その結果、ディーゼル油は、不要な粒子で汚染され た凝縮液として回収される。 これらの不要な粒子を除去する努力、例えば、加熱または化学反応は、ディー ゼル油自体の化学組成及び/又は物理的性質が変化してしまうという点で、実質 上成功していない。 ディーゼル油中の、不要な粒子は、極端に小さいが、ディーゼルエンジンの、 インゼクタ、排気弁、ピストン、シリンダ等の様々な部品の摩耗を引き起こす。 また、これらの粒子は、燃焼過程でディーゼル油とともに燃焼しにくくディーゼ ルエンジンの出力率が対応して低下し、有害な排気物質が増大する。 ディーゼル油におけるこれらの不要な粒子の望ましくない効果が克 服できれば、ディーゼルエンジンを、現在のディーゼルエンジンの重い鋳鉄ブロ ックやヘッドを使用するよりも、例えばアルミニウム合金などの、より軽量の材 料で設計することが可能になる。 発明の開示 したがって、本発明は、現在の粒子汚染ディーゼル油ならびに同様に汚染され た他の種類の燃料及び潤滑油をろ過することに関連した不都合を克服し、あるい は少なくとも実質的に低減し、ディーゼルエンジンならびにその他の内燃エンジ ン、オイルポンプ等のその他の装置をより効率的でよりコスト比で効果的なもの に設計し直すことができるようにすることをねらった流体フィルタ装置を提供す る。 本発明の一態様によれば、ろ過される流体を通すことができるフィルタ手段と 、該フィルタ手段を通す前に該流体を加熱するように配された主加熱手段を備え て成る、好ましくは全体がユニット構造をした、流体フィルタ装置が提供される 。 副加熱手段をも、好ましくは、前記フィルタ手段の下流に設けて、前記流体を さらに加熱し、その温度を所望の運転レベルにするかあるいは該レベルに維持す るようにしてもよい。 あるいは、前記フィルタ手段の下流に冷却手段を設けて、あらかじめ加熱され かつろ過された流体をいかなる組み合わされた部品であれその運転温度の補助と なる温度に冷却してもよい。例えば、本発明のフィルタを、例えば車両のエンジ ンに供給される軽質ディーゼル油をろ過するのに用いる場合は、比較的高い温度 のろ過済みディーゼル油を組み合わされたディーゼルエンジンのインゼクタ装置 の運転温度と両立可能なレベルまで冷却させることが好ましい。 本発明の別の態様によれば、ろ過される流体を通すことができるフ ィルタ手段と、該流体を十分な温度まで加熱して不要な揮発物質を揮発させその 後でフィルタから除去するように配された手段を備えて成る、好ましくは全体が ユニット構造をした、流体フィルタ装置が提供される。 しかし、揮発により、例えば液体などの不要な物質をそのようにして除去する ことは、フィルタ手段に対する揮発手段の場所に応じて、流体のろ過の前、最中 、又は後で行ってよい。 しかし、ある態様に於いては、そのような揮発手段は、本発明の第1の態様に より定義された流体フィルタと組み合わせてもよい、オプションとしての副加熱 手段により構成される。 本発明の別の態様によれば、前記流体フィルタ装置は、ディーゼル油フィルタ 装置であり、前記主加熱手段は、好ましくは、ディーゼル油が通るにつれてより 小さいサイズの粒子をろ過して除くように段階づけられたフィルタ手段の上流に 設けられる。 そのような段階づけられたフィルタ手段は、所定のメッシュサイズの別個の領 域から成ってよく、あるいは連続的に縮小するメッシュサイズのフィルタ物質の 塊から成ってもよい。 また、本発明に係るディーゼル油フィルタ装置のさらなる態様には、フィルタ 手段の下流に、フィルタ手段を通った後でディーゼル油に存在するかも知れない いかなる不要の液体も揮発させ、他方、ろ過されたディーゼル油が組み合わされ たディーゼルエンジンに噴射される前に予熱するための副加熱手段をさらに設け てもよい。 あるいは、そのような副加熱手段を、フィルタ手段に含ませて、例えば、埋め 込んで、あるいはフィルタ手段の上流に設けて、それによりそのようないかなる 液体もそれをディーゼル油が完全にフィルタ手段を通過する前に揮発させられる ようにしてもよい。このいずれの場 合も、揮発手段は、副加熱手段又はその他の加熱手段、例えば主加熱手段もしく はさらに別の加熱手段で構成してもよい。 さらに、別の態様においては、揮発手段は、例えばあらかじめろ過されたディ ーゼル油を100℃より高い温度、好ましくは約200℃まで加熱して該ディー ゼル油に含まれるいかなる水分も沸騰させて除く加熱器である。その結果発生す る水蒸気は揮発手段に隣接した排気から除去される。 また、本発明の第3の態様は、上に定義された第1及び第2の態様の組合せ、 即ち、ろ過される流体を通すことができるフィルタ手段と、該フィルタ手段を通 す前に該流体を加熱するように配された主加熱手段と、該流体を十分な温度まで 加熱して不要な揮発物質を揮発させその後でフィルタから除去するように配され た手段を備えて成る、好ましくは全体がユニット構造をした、流体フィルタ装置 である。 前記フィルタ装置は、ディーゼル油フィルタ装置としては、加熱器がディーゼ ル油又は他の流体タンクに設けられオイル又は他の流体用のいかなるフィルタ装 置からも全く離れている従来技術の場合のように別々の場所に位置する加熱手段 とフィルタ手段を有するよりは、ディーゼル油タンクと組み合わされるディーゼ ルエンジンとの間の燃料ライン中に予備成形ユニットとして挿入可能なユニット 構造で提供されることが好ましい。 前記フィルタ装置におけるディーゼル油から沸騰により除去されるいかなる水 分及び/又は他の揮発液体も、大気あるいは組み合わされるディーゼルエンジン の冷却装置に排出してよい。 さらに、あるいは、代わりに、水分吸収材をフィルタ装置に組み合わせて、デ ィーゼル油などのろ過される流体に含まれている実質的に全ての又はいかなる水 もしくは水分をも除去するようにしてもよい。 フィルタ手段、主、副、及び/又はその他の加熱手段は、それぞれ全体として フィルタ装置の、ろ過され/加熱される流体がその間を通れるように隣接する区 画室が互いに連通した別個の区画室に配置してよい。 本発明のさらに別の態様は、やはり好ましくはユニット構造の流体フィルタ装 置であって、ろ過されるべき流体を加熱するように配された第1の加熱手段と、 前記加熱手段の下流に位置し、予熱された流体が通過可能な第2のフィルタ手段 と、前記フィルタ手段の下流に位置し、予熱されろ過された流体の温度を所定の レベルに維持しあるいはもたらす第3の手段とを備えて成る流体フィルタ装置に 存する。 第3の手段により、予熱されろ過された流体が維持されあるいはそのような流 体がもたらされる所定の温度レベルは、特定の所定の温度又は所定の温度範囲に ある温度であってよく、そのような温度は、その下流の本発明のフィルタ装置と 組み合わされるいかなる装置の運転温度とも両立可能である。例えば本発明の装 置がディーゼル油をろ過するものである場合には、その組み合わされる装置はデ ィーゼルエンジンインゼクタ装置又はポンプであってよい。 第3の手段は、フィルタ装置の下流のいかなる組み合わされた装置であれその 運転温度の補助となるレベルまで、予熱されろ過された流体の温度を下げる冷却 手段であってもよい。そのような冷却手段は、例えば0.825〜0.860ス トークスの範囲の粘性度を有する軽質ディーゼル油において特に有用である、該 ディーゼル油は前記加熱手段によりその後のフィルタ手段によるろ過のために約 120℃の温度に加熱される。かくして、第3の手段である冷却手段は、そのよ うに加熱されろ過されたディーゼル油の温度を、次に、フィルタ装置の 下流の組み合わされたディーゼルエンジンの燃料噴射装置の好ましい運転温度と 両立し、その補助となるレベルまで下げるのに用いられる。この場合、下記にお いてより詳細に説明するように、ディーゼルエンジンを冷却するのに用いられる 冷却装置を、予熱されろ過されたディーゼル油を冷却するのに用いてよい。 本発明のフィルタ装置の第3の手段用に冷却手段を用いることの代わりとして 、加熱手段を用いてもよい。これは特に、粘性度0.880〜0.990ストー クスの中質ないし重質ディーゼル油のろ過に適用可能であり、該ディーゼル油は 、やはり、最初に挙げた加熱手段により後でフィルタ手段からろ過するために約 120℃の温度まで加熱される。第3の加熱手段は、その時、そのように加熱さ れ、ろ過されたディーゼル油を、例えば約120℃に維持したり、フィルタ装置 の下流の組み合わされるディーゼルエンジンの燃料噴射装置の好ましい運転温度 又は温度範囲と両立可能なレベルまでそのようなオイルの温度を上昇させるのに 用いられる。この構成によれば、フィルタ手段を通るときの自然な冷却によるデ ィーゼル燃料の温度したがって粘性のいかなる低下も防止あるいは少なくとも実 質的に低減することができる。 好ましい態様においては、第1の加熱手段、第2のフィルタ手段、及び第3の 手段は、フィルタ装置のそれぞれ別個のしかし連通した区画室に格納される。該 各区画室は、該装置のユニット式構造を与えるものであってよい。又、該各区画 室の少なくとも一つは、しかし好ましくは少なくとも第1の加熱手段及び第2の フィルタ手段を格納する区画室は、その外壁を断熱性にしてその中での熱損失を 低減するようにしてもよい。 発明がより十分に理解されるように、ディーゼル油フィルタ装置の 好ましい態様を、例として、添付の図面に基づいて説明する。 図面の簡単な説明 第1図は、フィルタ装置の第1の実施例の側断面図である。 第2図は、第1図に示すフィルタ装置の平面図である。 第3図は、第1図及び第2図に示すフィルタ装置の底面図である。 第4図は、フィルタ装置の第2の実施例の平面図である。 第5図は、第4図に示すフィルタ装置のV−Vの線に沿う側断面図である。 第6図は、フィルタ装置の第3の実施例の平面図である。 第7図は、第6図に示すフィルタ装置のVII −VII 線に沿う側断面図である。 発明を実施するための最良の形態 まず図面の第1図〜第3図を参照すると、トラックなどのディーゼルエンジン 車両の燃料ラインに組み込まれるディーゼル油フィルタ装置の第1の実施例の全 体が符号1で示されている。 全体が円筒状の軟鉄、アルミニウム合金又は同様の材料製のフィルタハウジン グは、好適なフィルタ材の本体4が載置される内側環状肩部を有する。 下端部が半径方向外側に裾広がりになって開放された底部7を有する円錐形の フード6になっている排気ダクト5が、該フィルタ本体を同軸状に貫通している 。円筒状のフィルタハウジング2の頂部には、内部頂壁部に主加熱素子9が設け られた頂部キャップ8が固定されている。 ダクト5は加熱素子9及び頂部キャップ8を同軸状に貫通して延び、 そこから突き出ており、ねじユニット10によりねじでそこに固着されている。 頂部キャップ8には、ディーゼル油の入り口11も貫通して延び、円筒状のフィ ルタハウジング2の内部と連通している。 円筒状フィルタハウジング2の底部には、もう一つの底部キャップ12が固着 され、これには内側上壁部に副加熱素子13が設けられている。 ろ過され加熱されたディーゼル油の出口14はフィルタハウジング2の円筒状 の壁部を貫通して延びており、他方、ダクト5の下端部の円錐形のフード6の開 放下端部7は、加熱素子13から少し離してある。 頂部及び底部キャップと円筒状のフィルタハウジング2の対応する頂部及び底 部とのはめあい面に、Oリングなどの好適なシール手段が設けられて液密のシー ルを両者の間に施している。また、主及び副加熱素子9、13は、電気抵抗型の それであり、自動調温制御され、それぞれの電気端子15、16が頂部及び底部 キャップ8、12に設けられている。 各端部キャップ8、12には内ねじが切られ、フィルタハウジング2の外ねじ と対応している。 また、底部キャップ12には、着脱自在のアレンねじ18が差し込まれたドレ ン穴が設けられている。 主加熱素子9は、入り口11を介してポンプでフィルタ装置1に汲み込まれる ディーゼル油を、特に寒い天候で、フィルタ本体4に通す前に、予熱するために 用いられる。ディーゼル油のこの予熱は、その粘性を低減するのみではなく、寒 い天候状態下でいわゆる“ワクシング(waxing)”を防止する効果もある。 主加熱素子9は組み合わされる車両のディーゼルエンジン区画室の 外側に配置された周囲温度サーモスタット(不図示)を介して自動調温制御され 、フロントグリルに位置するのが有利である。また、それは、回路的に車両の主 ディーゼル油タンクに配置された別の加熱素子(不図示)及び車両エンジンの点 火装置と接続され、エンジンはディーゼル油が運転温度に達して初めて始動する 。 主加熱素子9の最適の運転温度は、約16℃(60°F)であり、その温度立 ち上がり時間は、冷温から約30秒である。 加熱素子9は、ダクト5を貫通して延びる穴が中央にあいた短い円錐台の形状 で、電気的抵抗を有するニッケル銅メッシュ製である。また、ディーゼル油入り 口11と位置合わせがされたオフセット穴を有し、いかなる好適な手段によって でも19で固着されている頂部キャップ8から電気的に絶縁されている。 加熱素子9の下端プレート9′の下側の面に一定の間隔で円弧状の通路(不図 示)があり、予熱されたディーゼル油を、それがメッシュの加熱素子9から出た 後で、フィルタ本体4の頂部の回りに、均等に分配する。 連続的にフィルタ本体4は連続的に小さくなるように段階的に変化するもので あってもよいが、小さくなるように段階的に変化する4つの別個の領域又は区画 を備えて成る。 この特定の場合では、該4つの区画は、3ミクロンから1.0ミクロン及び0 .5ミクロンを経て0.2ミクロンまで、段階的に変化し、ダクト5が中を通れ る同軸状の穴を有して、5mmの間隙を設けて分離されている。 本体4は、熱伝導性の材料製であり、その上端からその下端部への良好な熱転 移を与える。 底部の副加熱素子13は、いかなる好適な形でもよく、例えば、全 体が円形のニッケル銅合金抵抗加熱プレートであり、自動調温制御されるが上部 の主加熱素子9とは独立しており、組み合わされるディーゼルエンジンが運転し ている間連続的に作動する。 加熱素子13には、栓をされたドレン穴17と位置合わせされた中央穴が設け られ、他方その運転温度は、約200℃(390°F)であるが、車両エンジン のディーゼル燃料の燃焼温度は、800℃(1470°F)の領域にある。いず れにしても、その運転温度は、フィルタ装置中のディーゼル油からいかなる水も 分離して沸騰により除去するのに十分高く、それの他の機能は、車両のディーゼ ルエンジンにポンプで汲み出される前にディーゼル油をさらに加熱することであ る。200℃(390°F)までの沸点を有し、ろ過されたディーゼル油に含ま れる他の不要な液体は、また、副加熱素子13によって揮発させその後排出ダク ト5を介してフィルタ装置1から排除される。 フィルタ装置1を使用するときは、ディーゼルタンクと組み合わされる車両エ ンジンのインゼクタ間の燃料ラインに取り付け、入り口11が燃料ポンプに結合 され、出口14がインゼクタポンプに結合される。 ディーゼル油が入り口11を介してフィルタ装置11の円筒状のボディ2内に ポンプで汲み込まれるにつれて、まずメッシュの加熱素子9を通される。 寒い天候、即ち、0℃(30°F)以下の時は、加熱素子9及び車両のディー ゼルタンク内の加熱器は、互いに直列に接続され、車両のフロントグリルに配置 され主加熱素子9及びタンク加熱器を必要に応じてオンオフするサーモスタット により制御される。これらの装置のスイッチが入ると、ろ過前のディーゼル油の 温度を約160℃(60°F)まで上昇させ、それによりオイルの粘性を下げ、 ワキシング(w axing)への傾向を低減させる。 温暖な気候の間は、ディーゼル油タンクのヒータはスイッチを切っておいてよ いが主加熱素子9はエンジンが運転している間自動調温制御される。これも、や はり、ディーゼル油を予熱して、フィルタ本体4に通す前にその粘性を下げる。 今や暖められ比較的低粘度になったディーゼル油については、フィルタ本体4 を通され、そこで、次第にメッシュが小さくなるように変化する4つのフィルタ 区画を通るにつれて徐々にろ過される。ディーゼル油に固有の対応する大きさの 粒子が除去され、ディーゼル油中のいかなる水及び/又は他の不要の揮発性液体 もフィルタ本体4に回収されるかフィルタ本体4の下流のろ過されたディーゼル 油から分離される。 フィルタ本体4中のいかなる水及び/又はそのほかの不要の液体粒子も凝集し ついには下方に移動してろ過ハウジング2の底部に沈降する。この時点で、沈降 した水及び/又はそのほかの不要の液体は、副加熱素子13により沸騰により除 去され、フィルタ装置からフード6及びダクト5を経て、大気に排出されるか、 例えば、ディーゼルエンジン自体の冷却装置に凝縮される。 ディーゼル油がフィルタ本体4を通るにつれて、フィルタ装置1の底部の副加 熱素子13の加熱動作により、その温度も200℃まで上昇させられる。 そのようなディーゼル油の温度における実質的な上昇はディーゼル油が出口1 4を介してポンプで汲み出される車両エンジンの効率を向上させる。 現存のエンジンの現在の高い燃焼比を大いに低減させることが可能であるが、 一方予熱されたディーゼル油に依然として残留するいかな る粒子も、一酸化炭素、窒素酸化物及び炭化水素類等の他の潜在的大気汚染物質 の場合よりもより効率的に燃焼させられる。 フィルタ本体4は、燃料パイプを入り口11から外し、頂部キャップ8上の端 子に接続された電気ケーブルを外すことにより、清掃又は交換用に取り外すこと ができる。その時、頂部キャップ8はフィルタハウジングボディ2からねじで外 される。このキャップをハウジング2から外すことにより、フィルタ本体4、ダ クト5、及び組み合わされた円錐状のフード6もハウジングから同時に外れる。 これらの部品を外すと、フード6をダクト5の底端部からねじで外し、フィル タ本体4をそこから摺動させて、清掃又は新しいフィルタ本体との交換が可能に なる。 フィルタ装置1の再組み付けは上記のステップを逆に行う。 本発明のフィルタ装置1の第1の実施例に関する利点は、2つのカテゴリに分 けられる。第1に、ディーゼル又は他の燃料オイルの予熱により現存のディーゼ ル又はその他の内燃エンジンの高い圧縮比を低減させることができ、他方、エン ジンの構成に使用される材料をより軽量にし、燃料フィルタ装置1によっては除 去されないいかなる燃料汚染物質もより高い燃焼温度でより清浄に燃焼して除く ことができるようにする。 第2に、燃料噴射器又はエンジンの弁ならびにいかなる他の組み合わされたエ ンジン部品でもその寿命が増大し、排気物質は現在のそれよりもずっと清浄にな る。 図面の第5図及び第6図を参照すると、トラックなどのディーゼルエンジン車 両の燃料ラインに組み込まれるユニット式構造のディーゼル油フィルタの第2の 実施例が、全体を符号101で示されており、これは、粘性度範囲0.880〜 0.990ストークスを有する中重 質ディーゼル油のろ過に使用される。 軟鉄、アルミニウム合金又は同様の材料製のフィルタハウジング102は、全 体が四角形の断面で、小さくなるポロシティの多段階単一織りポリプロピレンフ ィルタ媒体等の好適なフィルタ材の本体104がその中に支持されている中央の 区画室103を有する。 中質ディーゼル油の場合は、フィルタ材のポロシティは好ましくは、5.0〜 0.5ミクロンであり、重質ディーゼル油の場合は、10.0〜1.0ミクロン である。 フィルタ本体104は、区画室103内で、中央の区画室103を別の区画室 123に接続するダクト105の上端部と、フィルタ本体104の頂部とハウジ ング102のカバー108の内壁との間で作用する圧縮ばね106との間に支持 される。 カバー108は、いかなる好適な手段によってでもフィルタハウジング102 の頂部に固着され、模式的に113′で示される加熱素子は、全体が半円状の断 面のフィルタ装置ハウジング102の第1の、端側(左側)区画室113内に位 置する。 中重質ディーゼル油用の入り口111はハウジング102の外側壁部の底部領 域に設けられ、加熱素子区画室113の内部と連通しており、該区画室113が 、今度は、中央のフィルタ区画室103と組み合わされた区画壁110の上部領 域のアパーチャ109を介して連通している。 模式的に123′で示されたもう一つの加熱素子が第2の、端側(右側)区画 室123に配置され、該区画室123が、今度は、上述のように、ダクト105 を介して組み合わされる区画壁120の底部領域を通って中央のフィルタ区画室 103と連通している。 ろ過され加熱されたディーゼル油用の出口114は、ハウジング1 02の外壁部102を貫通して延びている。 カバー108とハウジング102の壁部102、110、120の対応する頂 部とのはめあい面には、好適なシール手段が設けられて液密のシールを両者の間 に施している。 また、前記加熱素子113′,123′は、やはり電気抵抗型のそれであり、 自動調温制御され、電気的管理ユニット140がカバー108の頂部に設けられ 、取り外し可能なチップ150により所定の位置に保持されている。模式的に1 60で示されたセンサは、フィルタ装置101を貫流するディーゼル油の流量を 測定し、他方前記二つの加熱素子113′及び123′は、それぞれの接続端子 170を有する。ドレン栓180がハウジング102の底壁のドレン190に設 けれらている。 加熱素子113′は、例えば、10アンペア(最低)〜75アンペア(最大) の低い要求電力で運転され、入り口111からフィルタ装置ハウジング102の 区画室113にポンプで汲み込まれるディーゼル油を、フィルタ本体104に通 される前に、予熱する。上で論じたように、ディーゼル油の予熱は、その粘性を 低減するだけではなく、寒い天候時のいわゆる“ワクシング(waxing)”の防止と いう効果も有する。典型的には、ディーゼル油は、オイルの質によりやく120 ℃(最低)から250℃(最高)まで加熱され、その粘性をその熱せられる前の 約80%だけ低減させる。 やはり、加熱素子113′は組み合わされる車両のディーゼルエンジン区画室 の外側に配置された周囲温度サーモスタット(不図示)を介して自動調温制御さ れるが、該サーモスタットはフロントグリルに位置するのが有利である。また、 それは、回路的に車両の主ディーゼル油タンクに配置された別の加熱素子(不図 示)及び車両エンジンの 点火装置と接続され、エンジンはディーゼル油が運転温度に達して初めて始動す る。 加熱素子113′は、電気抵抗式のニッケル銅メッシュ製であってよく、組み 合わされた区画室113の周囲に巻かれた加熱帯又は加熱棒であってもよい。し かし、各場合、加熱素子113′は対流が生じるように配設される。 フィルタ本体104は、例えば10.0ミクロンから0.5ミクロンまで連続 的に小さくなるようにポロシティのものであってもよいが、小さくなるポロシテ ィの4つの別個の領域又は区画から成ってよい、そして、上述のように、熱的に シールされ、ポリプロピレン端部キャップ、交換可能なカートリッジとしてのコ アとケージ(不図示)に接合された織布ポリプロピレンフィルタ媒体製であって よい。 もう一つの加熱素子123′は、いかなる好適な形でもよく、例えば、ニッケ ル銅合金、抵抗型加熱器、組み合わされる区画室123の内壁部の回りに巻かれ た加熱帯又は加熱棒であってよく、自動調温制御されてよいが、加熱素子113 ′とは独立しており、組み合わされるディーゼルエンジンが運転している間連続 的に作動する。 もう一つの加熱素子123′は、例えば、30アンペアの低い要求電力で、約 120℃の高い出力温度で、運転されるが、車両エンジンのディーゼル燃料の燃 焼温度は、800℃(1470°F)の領域にある。いずれにしても、その機能 は、車両のディーゼルエンジンにポンプで汲み出される前にディーゼル油の温度 を所定の温度に維持することである。加熱素子113′の加熱の場合のように、 加熱素子の運転温度は、使用されるディーゼル油の質及びディーゼル油が燃料と して使用されるエンジンの特定の用途による。 区画室113、103及び123の全ての外壁ならびに好ましくは その内面は、保温の目的で断熱されるが、その外側の面は、熱反射性であってよ い。 フィルタ装置101を使用するときは、ディーゼルタンクと組み合わされる車 両エンジンのインゼクタ間の燃料ラインに取り付け、入り口111が燃料ポンプ に結合され、出口114がインゼクタポンプに結合される。 寒い天候、即ち、0℃(30°F)以下の時は、加熱素子113′及び車両の ディーゼルタンク内の加熱器は、回路内で互いに接続され、車両のフロントグリ ルに配置され加熱素子113′及びタンク加熱器を必要に応じてオンオフするサ ーモスタットにより制御される。これらの装置のスイッチが入ると、ろ過前のデ ィーゼル油の温度を約120℃まで上昇させ、それによりオイルの粘性を下げ、 ワキシングへの傾向を低減させる。 温暖な気候の間は、ディーゼル油タンクのヒータはスイッチを切っておいてよ いが加熱素子113′はエンジンが運転している間ずっと自動調温制御される。 これも、やはり、ディーゼル油を予熱して、フィルタ本体104に通す前にその 粘性を下げる。 今や暖められ比較的低粘度になったディーゼル油については、フィルタ本体1 04を通され、そこで、通過するにつれてろ過される。ディーゼル油に固有の対 応する大きさの粒子が除去され、ディーゼル油中のいかなる水及び/又は他の不 要の揮発性液体もフィルタ本体104に回収されるかフィルタ本体104の下流 のろ過されたディーゼル油から分離される。 ディーゼル油中のいかなる水もカバー108の下側に位置し、略その全域を覆 う交換可能なガーゼ(不図示)の形態の水分吸収材によって吸収されてよい。該 交換可能な水分吸収用ガーゼは、好ましくは、 カバー108の外周壁部に引っ込んだばねクリップ(同じく不図示)により所定 の位置に保持される。該ガーゼの好ましい厚さは、この特定の場合で、約4mmで ある。 別の加熱素子123′の運転温度は約120℃であり、ディーゼル油中のいか なる水もそのほとんど全てが沸騰により除去され、少なくともその一部は、カバ ー108の下側の水分吸収ガーゼにより吸収される。 現存のエンジンの現在の高い燃焼比を大いに低減させることが可能であるが、 一方予熱されかつろ過されたディーゼル油に依然として残留するいかなる粒子も 、一酸化炭素、窒素酸化物及び炭化水素類等の他の潜在的大気汚染物質の場合よ りもより効率的に燃焼させられる。 フィルタ本体104は、カバー108をフィルタ装置ハウジング102から外 すことにより、清掃又は交換用に取り外すことができる。このカバー108をハ ウジング102から外すことにより、前記二つの加熱素子113′及び123′ をそれぞれの区画室113、123から外すことが可能になる。 フィルタ装置1の再組み付けは上記のステップを逆に行う。 図面の第6図及び第7図を参照すると、トラックなどのディーゼルエンジン車 両の燃料ラインに組み込まれるユニット式構造のディーゼル油フィルタの第3の 実施例が、全体を符号201で示されており、それは、粘性度範囲0.825〜 0.860ストークスを有する軽質ディーゼル油のろ過に使用される。 軟鉄、アルミニウム合金又は同様の材料製のフィルタハウジング202は、全 体が四角形の断面で、3.0〜0.3ミクロンの範囲の小さくなるポロシティの 多段階単一織りポリプロピレンフィルタ媒体等の好適なフィルタ材の本体204 がその中に支持されている中央の区 画室203を有する。 フィルタ本体204は、区画室203内で、中央の区画室203を別の区画室 223に接続するダクト205の上端部と、フィルタ本体204の頂部とハウジ ング202のカバー208の内壁との間で作用する圧縮ばね206との間に支持 される。 カバー208は、いかなる好適な手段によってでもフィルタハウジング102 の頂部に固着され、模式的に213′で示される加熱素子は、全体が半円状の断 面のフィルタ装置ハウジング202の第1の、端側(左側)区画室213内に位 置する。 軽質ディーゼル油用の入り口211はハウジング202の外側壁部に設けられ 、加熱素子区画室213の内部と連通しており、該区画室213が、今度は、中 央のフィルタ区画室203に組み合わされた区画壁210の上部領域のアパーチ ャ209を介して連通している。 模式的に223′で示された冷却素子が第2の、端側(右側)区画室223に 配置され、該区画室223が、今度は、上述のように、ダクト205を介して組 み合わされる区画壁220の底部領域を通って中央のフィルタ区画室203と連 通している。 ろ過され加熱されたディーゼル油用の出口214は、ハウジング202の外壁 部202を貫通して延びている。 カバー208とハウジング202の壁部202、210、220の対応する頂 部とのはめあい面には、好適なシール手段が設けられて液密のシールを両者の間 に施している。 また、前記加熱素子123′は、やはり電気抵抗型のそれであり、サーモスタ ット式に制御され、電気的管理ユニット240がカバー208の頂部に設けられ 、取り外し可能なチップ250により所定の位置に保持されている。模式的に2 60で示されたセンサは、フィルタ 装置101を貫流するディーゼル油の流量を測定し、他方前記加熱素子213′ は、接続端子270を有する。ドレン栓280がハウジング202の底壁のドレ ン290に設けれらている。 該加熱素子213′は、例えば、最大25アンペアの低い要求電力で運転され 、入り口211からフィルタ装置ハウジング202の区画室213にポンプで汲 み込まれるディーゼル油を、フィルタ本体204に通される前に、予熱する。上 で論じたように、ディーゼル油の予熱は、その粘性を低減するだけではなく、寒 い天候時のいわゆる“ワクシング(waxing)”の防止という効果も有する。典型的 には、ディーゼル油は、オイルの質により最高約120℃まで加熱され、その粘 性をその熱せられる前の約80%だけ低減させる。 やはり、加熱素子213′は組み合わされる車両のディーゼルエンジン区画室 の外側に配置された周囲温度サーモスタット(不図示)を介して自動調温制御さ れ、フロントグリルに位置するのが有利である。また、それは、回路的に車両の 主ディーゼル油タンクに配置された別の加熱素子(不図示)及び車両エンジンの 点火装置と接続され、エンジンはディーゼル油が運転温度に達して初めて始動す る。 加熱素子213′は、電気抵抗式のニッケル銅メッシュ製であってよく、組み 合わされた区画室213の周囲に巻かれた加熱帯又は加熱棒であってもよい。し かし、各場合、加熱素子213′は対流が生じるように配設される。 フィルタ本体204は、例えば3.0ミクロンから0.3ミクロンまで連続的 に小さくなるようにポロシティのものであってもよいが、小さくなるポロシティ の4つの別個の領域又は区画から成ってよい、そして、やはり、熱的にシールさ れ、ポリプロピレン端部キャップ、交換可能なカートリッジとしてのコアとケー ジ(不図示)に接合され た織布ポリプロピレンフィルタ媒体製であってよい。 冷却素子223′は、いかなる好適な形でもよく、組み合わされる車両の冷却 装置の冷媒が通る区画室223に配置された1つ又は複数のパイプであってもよ い。これにより、ろ過されたディーゼル油の温度が、その後該オイルがポンプで 汲み込まれるディーゼルエンジンの噴射装置の温度と両立可能なレベルまで下げ られる。低温気候条件下では、弁は、冷媒の冷却素子パイプ223′への供給を 低減又は遮断するために用いられ、ろ過されたオイルの過冷却を回避し、それに よりワキシング(waxing)を防止する。 前記2つの区画室213、及び203の外壁ならびに好ましくはその内面は、 保温の目的で断熱される。しかし、第3の区画室223は、ろ過されたオイルの 冷却を補助するためにそのように断熱されない。 フィルタ装置201を使用するときは、ディーゼルタンクと組み合わされる車 両エンジンのインゼクタ間の燃料ラインに取り付け、入り口211が燃料ポンプ に結合され、出口214がインゼクタポンプに結合される。 寒い天候、即ち、0℃以下の時は、加熱素子213′の作動は、車両のフロン トグリルに配置され該加熱素子213′及び車両のディーゼルタンク内のいかな る加熱器であれそれとを必要に応じてオンオフするサーモスタットにより制御さ れる。これのスイッチが入ると、ろ過前のディーゼル油の温度を約120℃の最 低温度まで上昇させ、それによりオイルの粘性を下げ、ワキシングへの傾向を低 減させる。 温暖な気候の間は、ディーゼル油タンクのいかなるヒータもスイッチを切って おいてよいが加熱素子213′はエンジンが運転している間ずっと自動調温制御 される。これも、やはり、ディーゼル油を予熱して、フィルタ本体204に通す 前にその粘性を下げる。 今や暖められ比較的低粘度になったディーゼル油については、前記区画室20 3に通され、そこで、通過するにつれてフィルタ本体204によりろ過される。 ディーゼル油に固有の対応する大きさの粒子が除去され、ディーゼル油中のいか なる水及び/又は他の不要の揮発性液体もフィルタ本体204に回収されるかフ ィルタ本体204の下流のろ過されたディーゼル油から分離される。 ディーゼル油中のいかなる水もカバー208の下側に位置し、略その全域を覆 う交換可能なガーゼ(不図示)の形態の水分吸収材によって吸収されてよい。該 交換可能な水分吸収用ガーゼは、好ましくは、カバー208の外周壁部に引っ込 んだばねクリップ(同じく不図示)により所定の位置に保持される。該ガーゼの 好ましい厚さは、この特定の場合で、約4mmである。 現存のエンジンの現在の高い燃焼比を大いに低減させることが可能であるが、 一方ろ過されたディーゼル油に依然として残留するいかなる粒子も、一酸化炭素 、窒素酸化物及び炭化水素類等の他の潜在的大気汚染物質の場合よりもより効率 的に燃焼させられる。 図4及び図5の第2実施例の場合のように、フィルタ本体204は、カバー2 08をフィルタ装置ハウジング202から外すことにより、清掃又は交換用に取 り外すことができる。このカバー208をハウジング202から外すことにより 、前記加熱素子213′、及び多分冷却素子223′をそれぞれの区画室213 、223から外すことが可能になる。 フィルタ装置201の再組み付けは上記のステップを逆に行う。 さらに、上記フィルタ装置1、101、及び201の内部は加圧してもよい。 これは、上記のいずれの実施例にも当てはまるが、特に図4及び図5ならびに図 6及び図7の第2及び第3実施例に適用可能で ある。 フィルタ装置の内部は、いかなる加圧手段によっても加圧してよいが組み合わ される車両のエンジンの噴射装置の加圧ラインが好ましい。 図4及び図5ならび図6及び図7に関連して説明したフィルタ装置101、2 01の実施態様においては、各装置の好ましい最低内圧定格は、100Kpa であ るが、好ましい最大加圧定格は500Kpa である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームス・ロバート・ウィルコックス イギリス国 バッキンガムシャー MK8 9DN,ミルトンキーネス,グレートホ ルム,ハッチランズ,20番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ろ過されるべき流体を加熱するように配された第1の加熱手段と、前記加熱 手段の下流に位置し、予熱された流体が通過可能な第2のフィルタ手段と、前記 フィルタ手段の下流に位置し、予熱されろ過された流体の温度を所定のレベルに 維持しあるいはもたらす第3の手段とを備えて成る流体フィルタ装置。 2.前記第3の手段は、予熱されろ過された流体の温度を特殊な所定の温度又は 所定の温度範囲にある温度に維持しあるいはもたらすように配されている請求の 範囲第1項記載の流体フィルタ装置。 3.前記第3の手段は、前記予熱されろ過された流体を前記所定のレベルまで低 下させる冷却手段を備えて成る請求の範囲第1項又は第2項記載の流体フィルタ 装置。 4.前記第3の手段は、前記予熱されろ過された流体を前記所定のレベルに維持 し、あるいは上昇させる加熱手段を備えて成る請求の範囲第1項又は第2項記載 の流体フィルタ装置。 5.前記第1の加熱手段、第2のフィルタ手段及び第3の手段は、それぞれ別個 のしかし連通した区画室に格納されている請求の範囲第1〜4項のいずれか1項 記載の流体フィルタ装置。 6.少なくとも前記第1及び第2の手段が格納される区画室は断熱されている請 求の範囲第5項記載の流体フィルタ装置。 7.前記液体フィルタ装置は、ユニット式の構造である請求の範囲第1〜6項の いずれか1項記載の流体フィルタ装置。 8.ろ過される流体を通すことができるフィルタ手段と、該フィルタ手段に通す 前に該流体を加熱するように配された主加熱手段を備えて成る流体フィルタ装置 。 9.前記流体をさらに加熱する副加熱手段を含む請求の範囲第8項記載の流体フ ィルタ装置。 10.前記副加熱手段は、前記フィルタ手段の下流にある請求の範囲第9項記載 の流体フィルタ装置。 11.前記副加熱手段は、前記フィルタ手段に含まれもしくは好ましくは埋め込 まれ、又は前記フィルタ手段の下流に配置されている請求の範囲第9項記載の流 体フィルタ装置。 12.前記副加熱手段は、前記流体に存在するいかなる不要な物質も揮発させて 、その後前記フィルタから除去するように配されている請求の範囲第9〜11項 のいずれか1項記載の流体フィルタ装置 13.前記副加熱手段は、前記主加熱手段により構成されている請求の範囲第9 項に従属する場合の請求の範囲第12項記載の流体フィルタ装置。 14.前記フィルタからいかなる不要な揮発された物質をも排出するように配設 された手段を含む請求の範囲第12又は第13項記載の流体フィルタ装置。 15.ろ過される流体を通すことができるフィルタ手段と、該流体を十分な温度 まで加熱して不要な揮発物質を揮発させその後でフィルタから除去するように配 された揮発手段とを備えて成る流体フィルタ装置。16.前記揮発手段は、前記 フィルタ手段による前記流体のろ過の前、最中又は後にいかなる不要の揮発可能 物質も揮発させるように配設された請求の範囲第15項記載の流体フィルタ装置 。 17.前記揮発手段は、前記フィルタ手段の上流に配置され、前記流体が前記フ ィルタ手段に通される前に該流体を加熱するように配設された主加熱手段により 構成される請求の範囲第15項又は第16項記載の流体フィルタ装置。 18.いかなる不要なかつ揮発された物質も前記フィルタから排出するように配 設された手段を含む請求の範囲第15〜17項のいずれか1項記載の流体フィル タ装置。 19.少なくとも前記フィルタ手段、主及び/又は副加熱手段、及び/又は揮発 手段は、場合によるが、前記フィルタ用のハウジングの全体として別々の区画室 に配置され、該各区画室は、互いに連通し、ろ過されるべき流体がその中を通れ るようになっている請求の範囲第8〜18項のいずれか1項記載の流体フィルタ 装置。 20.請求の範囲第8〜14項のいずれか1項記載の流体フィルタ装置及び請求 の範囲第15〜19項のいずれか1項記載の流体フィルタ装置の組合せから成る 流体フィルタ装置。 21.ろ過される流体を通すことができるフィルタ手段と、該フィルタ手段に通 す前に該流体を加熱するための主加熱手段と、該流体を十分な温度まで加熱して いかなる不要な揮発可能物質もそれを揮発させその後で前記フィルタから除去す るように配された手段とを備えて成る流体フィルタ装置。 22.前記フィルタ手段は、前記流体から低減するサイズの粒子をろ過して除く ように段階づけられている請求の範囲第1〜21項のいずれか1項記載の流体フ ィルタ装置。 23.前記段階づけられたフィルタ手段は、所定のメッシュサイズの別個の領域 又は連続的に減少するメッシュサイズのフィルタ物質の塊から成る請求の範囲第 22項記載の流体フィルタ装置。 24.水分吸収材、好ましくは交換可能なガーゼの形状のそれが、前記装置と組 み合わされ、ろ過される流体中のいかなる水又は水分もその略全部を除去する請 求の範囲第1〜23項のいずれか1項記載の流体フィルタ装置。 25.内部が加圧されている請求の範囲第1〜24項のいずれか1項記載の流体 フィルタ装置 26.前記装置は、ユニット式の構造をした形状である請求の範囲第8〜24項 のいずれか1項記載の流体フィルタ装置。 27.請求の範囲第1〜26項のいずれか1項記載の流体フィルタ装置と組み合 わせれたディーゼルエンジン。
JP7509615A 1993-09-21 1993-09-21 流体フィルタ装置 Ceased JPH09503696A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/GB1993/001986 WO1995008384A1 (en) 1993-09-21 1993-09-21 Fluid filter device

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09503696A true JPH09503696A (ja) 1997-04-15

Family

ID=10729686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7509615A Ceased JPH09503696A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 流体フィルタ装置

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0720507B1 (ja)
JP (1) JPH09503696A (ja)
AT (1) ATE213178T1 (ja)
CA (1) CA2172155A1 (ja)
DE (1) DE69331587D1 (ja)
WO (1) WO1995008384A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2548572B (en) * 2016-03-21 2018-08-22 Bwm Ribs Ltd Oil cartridges

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4329226A (en) * 1978-07-24 1982-05-11 Amber Oil Process, Inc. Oil reconditioning system
US4600825A (en) * 1981-06-03 1986-07-15 Walter Blazejovsky Electrically heated diesel engine fuel conveying system
US4388185A (en) * 1982-04-26 1983-06-14 Norman Ott Electric oil refiner
US4437986A (en) * 1982-09-22 1984-03-20 Fram Corporation Separating device and cartridge therefor
US4861966A (en) * 1985-10-15 1989-08-29 Raychem Corporation Method and apparatus for electrically heating diesel fuel utilizing a PTC polymer heating element

Also Published As

Publication number Publication date
DE69331587D1 (de) 2002-03-21
WO1995008384A1 (en) 1995-03-30
ATE213178T1 (de) 2002-02-15
CA2172155A1 (en) 1995-03-30
EP0720507B1 (en) 2002-02-13
EP0720507A1 (en) 1996-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4372260A (en) Engine fluid heater
US3915860A (en) Oil reconditioning device
US4387691A (en) Diesel fuel filter system
US4437986A (en) Separating device and cartridge therefor
US4933093A (en) Fuel filter
US4470301A (en) Probe and drain assembly for fuel oil/water separator
US5611392A (en) Power fluid heating system
US5547572A (en) Fuel Filter
US3235084A (en) Fuel filter with heating unit
EP0045707A1 (fr) Filtre pour le filtrage et le rechauffage simultanés du carburant
US4473054A (en) Diesel fuel filter system
KR19990066683A (ko) 윤활유 재생 시스템
CA1312018C (en) Fuel filter assembly with heater
US4338907A (en) Gasoline fume generator and mixer
GB2080140A (en) Apparatus for removing soot from exhaust gases
DE102009005550A1 (de) Beheizbarer Flüssigkeitsabscheider, insbesondere zum Reinigen von Kurbelgehäusegasen
JPH09503696A (ja) 流体フィルタ装置
US20030168402A1 (en) Fluid treatment system and apparatus
GB2265095A (en) Filter for diesel fuel
CN114893333B (zh) 一种粗滤加热装置、粗滤加热系统及系统的控制方法
EP1165203B1 (en) Fuel filter
CN213870091U (zh) 一种多功能集成式燃油滤清器
US2474161A (en) Lubricating oil filter
WO1996025996A2 (en) An oil recycler
CN112459939A (zh) 一种多功能集成式燃油滤清器

Legal Events

Date Code Title Description
A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20040323

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040413