JPH09502789A - 支柱リフト機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 プロセス制御装置のための支持アセンブリー（１０）は、処理装置（１２）を収容したキャビネットを含む。垂直な支柱（１００）が伸長及び引っ込みのためにカラー（１０２）を通して該キャビネットに支持されている。電子的制御装置（２４６）及びビデオモニター（２４８）のようなプロセス制御装置が、該柱（１００）の上端に取り付けられている。完全に巻かれた配置へと付勢された少なくとも１つの、そして好ましくは２つの定荷重バネ（１２０、１２２）か、一端において該柱（１００）の下端に取り付けられている。該バネ（１２０、１２２）の他端は、自由な回転のために該キャビネットに固定されたスプール（１２４）上に取り付けられており、それにより該プロセス制御装置（２４６、２４８）の上げ下げが容易にされている。

Description

【発明の詳細な説明】 支柱リフト機構 本発明の分野 本発明は、プロセス制御装置のためのリフト機構に関する。より具体的には、 本発明は、プロセス制御装置及びそのようなプロセス制御装置上の入力／出力端 末として使用されるタイプのビデオ端末を支持するための、遠心機上の支柱のた めの改良されたリフト補助装置に関する。 本発明の背景 血液を赤血球、血小板及び血漿のようなその種々の成分へと分離するために慣 用的に使用されている遠心機のような血液処理装置は、洗練された且つ複雑なプ ロセス制御装置を必要とする。そのようなプロセス制御装置は、入力／出力ＣＲ Ｔ端末を備えた電子的制御装置の形態をとることがしばしばである。そのような 装置は、使用中は持ち上げられた位置へと伸長させることができ且つ装置の輸送 又は貯蔵の際には下げることができるのが望ましい。 重い物体を特に、オペレーターの幾らか上方であり得る高い位置へ持ち上げる には十分な肉体的な又は持ち上げるだけの強さを有しないかも知れない病院の要 員によって取り扱われることができるよう、プロセス制御機構の持ち上げを補助 するための単純な且つ経済的な装置が必要とされている。そのようなリフト補助 を提供するために慣用のバネが用いられる場合には、該機構が下げられるにつれ てバネが益々大きな応力の下におかれるという問題がある。従って 、該機構には、それが最初に解放されたとき、過度の上向きの力が加わる。これ は、要員の負傷又は支持されている装置の損傷の可能性を生ずる。 従って、該装置を持ち上げるのに経済的且つ効果的な、支柱のためのリフト機 構に対する需要が存在する。 血液処理装置上で使用される支柱のためのリフト補助機構を提供することが、 本発明の一目的である。本発明の重要な一面によれば、経済的であるがしかし該 機構にそれが上げ下げされる時に均一な持ち上げ力を提供するようなリフト機構 が提供される。 本発明の更なる一面によれば、均一で一定な持ち上げ補助力を該機構に提供す るための少なくとも１つの定荷重バネそしてより好ましくはそのようなバネの２ つを利用する柱リフト機構が提供される。本発明の尚も更なる一面によれば、支 柱の上げ下げを容易にする一連のベアリングと連結して働く、定荷重バネ持ち上 げ機構を備えた支柱が提供される。 要するに、本発明によるプロセス制御装置のための支持アセンブリーは、処理 装置を収容したキャビネットを含む。垂直の支柱が、伸長及び引っ込みのために カラーを通して該キャビネット上に支持されている。電子的制御装置及びビデオ モニターのようなプロセス制御装置が、該柱の上端に取り付けられる。完全に巻 かれた配置へと付勢されている少なくとも１つそして好ましくは２つの定荷重バ ネが、一端において該支柱の下端に取り付けられている。該バネの他端は、自由 な回転のために、該キャビネットに固定されたスプール上に取り付けられており 、それにより該プロセス制御装置の上げ下げが容易になる。 本発明の更なる目的及び利点は、以下の詳細な記述、請求の範囲、及び添付の 図面から明らかとなろう。 図面の簡単な記述 図１は、本発明を具体化する血液遠心機の透視図であり、 図２は、図１に示した装置の後方立面図であり、 図３は、下げられた位置にあるプロセス制御装置を点線でしている図１の機構 の側方立面図であり、 図４は、完全に延びた位置にある支柱及びリフト補助機構の、側方から見た部 分図であり、 図５は、図４に示した機構の部分的な後方立面図であり、 図６は、図５の線６―６に沿ってとった断面図であり、そして 図７は、本発明との関連において使用される解放可能な停止機構の断面図であ る。 好ましい具体例の詳細な記述 図面を一層具体的に参照して、図１乃至３は、本発明の特徴を具体化する遠心 処理システム１０を示す。該システム１０は、種々の液体を処理するために使用 することができる。該システム１０は、全血及び他の生物学的細胞性材料を処理 するのに特によく適している。従って、該図解されている具体例は、この目的に 使用されているシステム１０を示す。 システム１０は、遠心機アセンブリー１２（図１を参照）及び該遠心機アセン ブリーと連係させて使用される液体処理アセンブリー（示さず）を含む。 遠心機アセンブリー１２は、長期間メンテナンスなしで使用可能の、耐久性あ る装置品目であることが意図されている。液体処理ア センブリーは、既知の操作に従って使用時に遠心機アセンブリー１２に取り付け られる一回使用の、使い捨てのセットである。手順の完了後、オペレーターは、 液体処理アセンブリーを遠心機アセンブリー１２から除去してそれを処分する。 遠心機又は処理チャンバーが、該アセンブリー１２内に備えられており、カバ ー１８を介してアクセス可能である。使用においては、遠心機アセンブリー１２ は、血液成分を遠心分離するために処理チャンバーを回転させる。処理チャンバ ーの構成は変えることができ、非常に多数の構成が当該分野において既知である 。 処理アセンブリー１２は、液体を、処理チャンバーへ及び処理チャンバーから 移送する液体回路を形成する一並びの可撓性チューブを含む。該液体回路は、当 該分野において知られているように、血液処理手順の間、多数の液体源と目的部 位との間で液体流を導くために遠心機アセンブリー１２上のポンプ及び弁ステー ションと連係した１つ又はより多くのインラインの液体処理容器及び装置を含む 。アセンブリー１２は、それにより一体の、無菌のユニットを形成している。 該処理チャンバーは種々に構成することができる。例えば、Cullis等の米国特 許第4,146,172 号に示されているような２バッグ処理チャンバーのように構成す ることができる。処理チャンバー１４及びシステムの他の要素の構成についての 具体的詳細は本発明の理解に必須でなく、“Enhanced Yield Blood Processing Systems and Methods Establisheing Vortex Flow Condion”と題した1992年10 月22日出願の米国特許出願07/965,074号に見いだすことができ、それを参照によ りここに導入する。 遠心機アセンブリー１２は、プロセス制御装置２４６を含む。制御装置２４６ は、遠心機アセンブリー１２の作動を統括する。プロセス制御装置２４６は、好 ましくは、一体化した入力／出力端末２４８（図１に見られる）を含み、それは 処理手順に関する情報を受取りそして表示する。 制御装置２４６及び端末２４８は、取付けブラケット１０１によって垂直な支 柱１００上に支持されている。 ポンプ、センサー、検出器その他のような静止した機能的要素は、使用者によ る手軽なアクセスのためにパネル１９上に配置することが好ましい。最も好まし くは、それらの項目は、平均的な人の腰のあたりに位置する。 ある範囲の人々（例えば、大柄の男性、平均的男性／大柄の女性、平均的成人 、小柄の男性／平均的女性等）にとってのこの好ましいアクセス領域の位置につ いての量的情報を提供する統計は、Humanscale^TM Series Manuals(著者：Niels Diffrient 他、a Project of Henry Dreyfuss Associates，MIT Press発行、Mas sachusetts Institute of Technology，Cambridge，Massachusetts)に見出され る。 該チャンバーアセンブリーの更なる詳細は、1991年12月23日出願の“Centrifu ge with Separable Bowl and Spool Elements Providing Access to the Separa tion Chamber”と題した同時係属の米国特許出願07/814,403号に見出され、それ を参照によりここに導入する。 プロセス制御装置２４６及び入力／出力端末２４８は、垂直な支柱１００上に 支持されている。支柱１００は、図１〜３に示された 高められた位置と図３において破線で示された下げられた位置との間で動くこと ができるよう、カラー１０２内に移動可能に支持されている。支持されている構 成要素の荷重のために、平均的な人には、補助なしに該支柱を安全に持ち上げる のは困難である。 柱１００を上側又は下側位置の何れにも解放可能に位置させるために、バネ付 勢された引っ込め可能な係止ピン１０４が備えられている。この目的のため、ピ ン１０４の末端を受け入れて係止するために、受入れ穴１０６及び１０８が、柱 に備えられている。ピン１０４は、カラー１０２にある穴１０３内に取り付けら れている。柱１００上に支持される構成要素のためにもし２つより多くの垂直位 置が望ましいならば、１０６及び１０８に類似の更なる受入れ穴を備えてよいこ とは明らかであろう。この好ましい具体例においては、柱１００の上下動を限定 するために最大上下止めとして働くよう突起１１０及び１１２も備えられている のが好ましい。 図７に最もよく見られるように、ノブ１１４を有するピン１０４が備えられて おり、支持シリンダー１１６内に引っ込み可能に配置されている。ピン１０４は 、図７に見られるように、つる巻きバネ１１８によって延びた位置へと付勢され ている。 支柱１００の各側に下端において取り付けられているのは、それぞれ定荷重バ ネ１２０及び１１２の一端である。バネ１２０及び１２２は、自由な回転のため にそれぞれスプール１２４及び１２６上に取り付けられている。バネ１２０及び １２２の各々は、完全に巻かれた配置へ戻るよう付勢されているバネ材料よりな る剛性コイルの形態をしている。このバネを真っ直ぐにするには相当な力が必要 である。このバネの剛直さ及び重量は、支柱１００の最上部に支持 された構成要素の重量によって決められる。バネ１２０及び１２２が上方配置へ 戻るよう付勢されているという事実により、それらは、柱が上げ下げされるとき 一定の上向きの力を柱１００に与える働きをし、それによりその容易な動きを可 能にする。 図６に見られるように、柱１００は、動きを容易にするために、柱１００の上 方及び下方への移動を容易にするベアリング１２８によってカラー１０２に取り 付けられている。２つの定荷重バネを使用することが好ましいが、単一のそのよ うなバネ又は２つより多く、３つ若しくは４つのバネによっても本発明の利益が 達成できるということは当業者に全く明らかであろう。 本発明は特定の好ましい態様を参照して詳細に記述されているが、他の態様も 可能であり、従って、添付の請求の範囲の範囲は、記述されているそれら好まし い具体例に限定されてはならない。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． プロセス制御装置のための支持アセンブリーであって、 処理装置を終了したキャビネットと、 伸長及び引っ込みのためにカラー通して該キャビネット上に支持された垂直 な支柱と、 該柱の上端に取り付けられたプロセス制御装置と、 一端において該柱の下端に取り付けられた、完全に巻かれた配置へと付勢さ れた少なくとも一つの定荷重バネと を含み、 該バネの他端が自由な回転のためにスプール上に取り付けられており、 該スプールが該キャビネットに固定されており、それによって該プロセス制 御装置の上げ下げが容易にされているものである、 アセンブリー。 ２． 該キャビネットが、遠心機を含む血液処理装置を収容するものである、請 求項１のアセンブリー。 ３． プロセス制御装置及びビデオモニターが該柱の上端に支持されているもの である、請求項１のアセンブリー。 ４． 引っ込め可能なピンが該カラーに取り付けられており、且つ複数の垂直位 置に該柱を解放可能に係止するために該ピンを受け入れるための複数の穴が該柱 に備えられているものである、請求項１のアセンブリー。 ５． 該スプールが該カラー内に取り付けられているものである、請求項１のア センブリー。