JPH09502248A - 回転自在に取付けられた張力手段を有する密封連結機構 - Google Patents

回転自在に取付けられた張力手段を有する密封連結機構

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JPH09502248A
JPH09502248A JP7508606A JP50860694A JPH09502248A JP H09502248 A JPH09502248 A JP H09502248A JP 7508606 A JP7508606 A JP 7508606A JP 50860694 A JP50860694 A JP 50860694A JP H09502248 A JPH09502248 A JP H09502248A
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オレ,イエルトルム
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フラモ、エンジニヤリング、アクチスカベット
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/12Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members using hooks, pawls or other movable or insertable locking members
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Abstract

(57)【要約】 パイプ導管の二つの継手構成要素(10′、11′)は、嵌合面(10a、11a)及びシールリング(14)を受け入れるためのキャビティ(12、13)を各々有する。一連の張力手段(15′)が継手構成要素(10′、11′)の間にシールリング(14)を介して予応力を及ぼす。張力手段(15′)は、第1継手構成要素(10′)によって支持されており、これに対し、第2継手構成要素(11′)には、張力手段(15′)用のストッパ(21′)が形成されている。張力手段(15′)は、ストッパ(21′)の半径方向外側に、その延長方向軸線(15a)を中心として回転自在に取付けられている。張力手段(15′)は、ストッパ(21′)の半径方向外側の不作用位置から、ストッパ(21)と支持嵌合した作用位置との間で回動自在である。

Description

【発明の詳細な説明】 回転自在に取付けられた張力手段を有する密封連結機構 技術分野 本発明は、軸線方向に嵌合したパイプ導管の二つの継手構成要素間を密封連結 するための機構に関し、この機構では、継手構成要素の各々には、互いに協働す る半径方向嵌合面が各々設けられ、各継手構成要素の半径方向内側には環状キャ ビティが配置され、これらのキャビティは、各々の内面まで部分的に延び、互い に合一して、弾性降伏シールリングを受け入れるための溝を形成し、前記シール リングは、好ましくは、略楔状の切株形状断面の金属製シールリングであり、環 状に並んだ一連の張力手段が、軸線方向に嵌合した2つの継手構成要素間で、シ ールリング及び半径方向嵌合面を介して、軸線方向予応力を及ぼすようになって おり、関連した張力部分を備えた張力手段は、第1継手構成要素に支持されてお り、これに対し、張力部分と対応するストッパは第2継手構成要素に形成されて いるような機構に関する。 背景技術 本発明は、ノルウェイ特許第167 474号の機構を発展させたものである 。この文献には、弾性降伏金属(elastically yielding metal)(鋼)製のシー ルリングを使用した機構が示されている。本発明の実際の構造では、シールリン グを上記文献に記載されているように形成されているのが適当であるが、必ずし もそうでなくてもよい。 冒頭に記載した種類の周知の機構では、継手構成要素、及び特定的には張力手 段を備えた継手構成要素は、継手構成要素に対して多かれ少なかれ半径方向に延 びる移動自在の副張力手段を使用するため、必然的に、比較的大きい外径を持つ ように設計される。一般的には、半径方向で占有する空間が最も小さい継手構成 要素が必要とされている。特に、機構を、利用可能な空間が比較的限定された場 所で、特にパイプ導管又は同様のコンベヤの内部で使用する場合に必要とされる 。 本発明によれば、第1の目的は、継手構成要素、特定的には張力手段が設けら れた継手構成要素を、半径方向寸法が最小であるように設計でき、好ましくは、 軸線方向寸法もまた最小であるように設計できる機構を提供することである。特 定の目的は、張力手段の張力部分を比較的限定されたワーク領域(work zone) 内で移動できる、解決策を提供することである。換言すると、この目的は、構造 が簡単であり且つ丈夫であり、作動に信頼性があり且つ効果的な、特に適当な張 力手段を持つ機構を提供することである。 発明の開示 本発明は、張力手段がその延長方向軸線を中心として回転自在に第1継手部材 に取付けられており、延長方向軸線が、継手部材の半径方向平面内を延び、第2 継手部材のストッパの半径方向外側に配置され、張力手段の張力部分は、ストッ パの半径方向外側にある不作用位置から、ストッパと支持嵌合する力伝達作用位 置まで回動自在である、ことを特徴とする。 本発明によれば、軸線方向に移動自在の張力手段でなく、延長方向軸線を中心 として回動自在の張力手段を使用することによって、張力手段の移動領域を限定 でき、これによって、継手部材の半径方向及び軸線方向の両方向での作用範囲を 限定できる。更に特定的には、張力手段の張力部分は、限定されたワーク領域内 で非作用位置から作用位置まで再調節することができ、これと同時に、張力手段 は、寸法が比較的小さいコンパクトな構造を持つように設計できる。これには、 継手部材を互いに向かって及び互いから遠ざかるように制約なく移動できる非作 用位置から、予応力を継手部材間で容易に伝達できる互いに支持嵌合した状態に 継手部材が配置された作用位置まで回動させることによって、張力手段の張力部 分を再調節できるということが含まれる。更に、これは、その後、継手部材が係 合作用位置で互いに支持嵌合したとき、張力手段を継手部材に対してほとんど移 動させずに、又はほんの少ししか移動させずに、予応力を継手構成要素間で別に 伝達できるということが含まれる。 本発明の上述の特徴によって達成できる別の重要な効果は、張力手段で第二の 内継手構成要素に荷重を主に継手構成要素の軸線方向に加えることができ、この 際、第2の下継手構成要素に向かって半径方向に加えられる荷重がないか或いは ほんの僅かであるということである。換言すると、張力手段の枢軸を継手構成要 素の協働嵌合面に比較的ぴったりと近付けることによって、比較的限られた半径 方向に延びる領域内で、継手構成要素間で大きな軸線方向荷重を伝達できる。 更に、本発明は、張力手段が二つの両端面間の一方の側に、張力面を備えた張 力部分が設けられ、直径方向反対側には、第1継手構成要素内で別に移動できる 作動手段と協働する後面が設けられ、前記作動手段は、例えば、張力手段を、不 作用位置と、継手構成要素を互いに係止する作用位置との間で再調節するための スライド弁である、ということを特徴とする。 簡単な手段及び容易な方法を用いることによって、例えば、作動手段(スライ ド弁)を真っ直ぐに移動し、これに伴って張力手段を回動させることによって、 張力手段を、本発明に従って、所期の係合位置で係止し、これによって継手構成 要素を互いに対して係止することができる。継手構成要素は、これによって、予 応力とは無関係に互いに対して確実に係止され、継手部材が軸線方向及び半径方 向の両方向で、互いに大きく移動することが阻止される。 これによって、継手構成要素を互いに押し込んで互いに支持嵌合させたとき、 直ちに継手構成要素を互いに係止できる。即ち、継手構成要素間での予応力の伝 達とは無関係に及びこの予応力の伝達を行う前に、継手構成要素を互いに係止で きる。予応力とは無関係に張力手段の再調節を行うことによって、予応力手段を 制約なしに、周知の方法で、荷重が比較的作用していない状態で回動させること ができる。その後、張力手段が係止位置にある状態で、予応力の伝達を行うこと によって、予応力の伝達中に張力手段を移動する必要を最小にする。これには、 予応力の伝達中に張力手段を有効な方法で支持できるということが含まれる。 更に、継手構成要素間の連結を無効にすることによって、即ち作用手段自体を 引っ込めることによって、継手構成要素間の係止係合をなくす。これには、継手 構成要素を互いから遠ざかる方向に引っ張るだけで、張力手段を制約なしに後方 に不作用開始位置まで回動させることができるということが含まれる。 本発明は、更に、張力手段が第1継手構成要素のハウジング部材に回動自在に 取付けられており、ハウジング部材の張力手段は、第1継手構成要素内で軸線方 向に所定限度内で移動自在であり、ハウジング部材の隙間に挿入できる楔の形態 の強制作動手段が、予応力を張力手段に、略張力手段の半径方向に、張力手段の 張力部分を介して第2継手構成要素のストッパに伝達するようになっている、こ とを特徴とする。換言すると、楔自体が移動するだけで張力手段の移動を生じる のである。楔の移動は、張力手段の後側面と張力手段の張力面との間の領域で起 こる。第2継手構成要素に設けられた、張力表面のストッパを介して、第1継手 構成要素から第2継手構成要素に荷重を良好に伝達できる。 ハウジング部材に回動自在に取付けられた本発明による張力手段を第1継手構 成要素に受け入れ、予応力を力伝達手段からハウジング部材の前記隙間の楔を介 して張力手段の張力面に伝達することによって、予応力の伝達中に張力手段を効 果的に支持することができる。 張力手段を係止位置に又は係止位置から調節するための作動手段を、力伝達手 段を打ち込むための作動手段と組み合わせることによって、継手構成要素の係止 を簡単な手段で行うことができる。継手構成要素の係止は、継手構成要素間に予 応力を導入し、その後、別に、しかし必要であれば、直後に軸線方向に伝達する ことによって行われる。更に、張力手段が異なる機能、即ち係止機能及び力伝達 機能を行っているときに、張力手段を作動するための機構を簡単にすることがで きる。 力伝達張力面の各々は、張力手段の枢軸を通る平面と一致しているか或いはこ れと略整合しているのが好ましい。これによって、作動手段(スライド)が各々 の張力手段に張力手段に向かって略半径方向内方の所定方向に及ぼした張力を、 主に第1の上継手構成要素を通って軸線方向に、専ら第2の下継手構成要素を通 る所定の軸線方向方向に伝達でき、結果的に得られた力は、第1の上継手構成要 素の前記ハウジング部材に受け入れられる。この好ましい解決策もまた、できる だけコンパクトで軸線方向寸法及び半径方向寸法が最小の構造をつくる必要を満 たす。 本発明のこの他の特徴は、以下の説明を添付図面を参照して読むことにより、 明らかになる。 図面の簡単な説明 第1図は、第1実施例による二つの協働する継手構成要素の側面図である。 第2図は、第1図の装置を上方から見た平面図である。 第3図は、第1継手構成要素の断面図である。 第4図は、第2継手構成要素の側面図である。 第5A図、第5B図、及び第5C図は、互いに接続した継手構成要素の三つの 連続した接続工程を示す断面図である。 第6図は、関連部品を取付けた状態の張力手段の斜視図である。 第6A図乃至第6F図は、第6図の構成要素を個々に示す斜視図であり、張力 手段は第6E図に示してある。 第7図は、第6E図とは別の角度から見た張力手段の斜視図である。 第8図は、張力手段及びその協働部品を覆うための蓋の斜視図である。 第9図は、スライド形態の作動手段の斜視図である。 第10図は、本発明による相互接続ユニットの変形例の構造を示す側面図であ る。 第11図は、第10図による相互接続ユニットの上端部カバー部材を上方から 見た平面図である。 第12図は、第10図の相互接続ユニットの下端部カバー部材を下方から見た 平面図図である。 第13図は、使用可能状態の相互接続ユニットの一部を側面図で及び一部を断 面図で示す図である。 第14図及び第15図は各々、スライド及びこれと関連したピストンロッドの 形態の作動手段を示す側面図及び正面図である。 第16図及び第17図は各々、第14図及び第15図に示すピストンロッドの パッキングスリーブの、垂直断面図及び上方から見た平面図である。 第18図は、第11図に示す端部カバー部材を下方から見た平面図である。 第19図及び第20図は各々、端部カバー部材の、第18図の19−19線及 び20−20線に沿った断面図である。 第21図は、横断線101cに沿った、端部カバー部材の側面図である。 第22図は、第18図による端部カバー部材の部分のパッキングスリーブの図 である。 第23図は、上継手構成要素の垂直断面図である。 第24図は、上継手構成要素を上方から見た平面図である。 第25図は、特定のキャビティが破線で示してある、上継手構成要素の平面図 である。 第26図は、一部を側面図で及び一部を垂直断面図で示す、上継手構成要素の 図である。 第27図及び第28図は各々、張力手段を覆うための蓋及びその協働部品の側 面図及び後面図である。 第29図及び第30図は各々、ハウジング部材の側面図及び後面図である。 第31図及び第32図は各々、ハウジング部材の側部品の後面図及び側面図で ある。 第33図は、楔ストッパの端面図である。 第34図及び第35図は各々、張力手段の動力伝達予応力手段を形成する楔の 端面図及び側面図である。 第36図及び第37図は各々、本発明による張力手段の、側面図及び上方から 見た平面図である。 第38図は、図13の部分において、スライド及びその関連した張力手段の細 部を示す図である。 第39図及び第40図は各々、第2の下継手構成要素を、一部を側面図で及び 一部を垂直断面図で示す図、及び下方から見た平面図である。 発明を実施するための最良の形態 添付図面において(特に第1図を参照されたい)、第1実施形態が第1図乃至 第9図に示してある。この実施形態では、協働する二つの継手構成要素10及び 11が、別体の状態で、即ち、隣接した導管部品に連結されておらず且つ油井パ イプを取り囲んでいない状態で示してある。しかしながら、実際には、継手構成 要素の各々は、対応する端部が、ガス/オイル/媒体導管の部分を形成する関連 した整合したパイプ部品又は他の対応する連結部品に永久的に連結されており、 これらの部品は、油井パイプに受け入れることができる。明瞭化を図るため、第 1図乃至第9図の構造では、端部カバーは省略してあり、両側の端部カバーは第 10図乃至第40図の実施形態に示してある。 継手構成要素10、11は、更に特定的には、海洋油田掘削作業と関連して、 及びガス導管又は送油導管と関連して適用でき、詳細には、極めて高い圧力が時 折発生する高い媒体圧力で機能するように設計されている。 第3図及び第5C図では、継手構成要素10、11は、使用するために互いに 軸線方向に接続した状態で詳細に示してある。ソケット形成第1継手構成要素1 0(第5A図参照)は、挿入部分形成第2継手構成要素11に対し、これらの構 成要素の各々が半径方向に延びる嵌合面10a及び11aの各々のところで互い に協働することによって、軸線方向支持嵌合を形成する。第3図及び第5C図で は、挿入構成要素11は、ソケット構成要素10に一杯に押し込んだ係止位置で 示してある。 時折生じる極めて高い圧力を補償できるように接続ユニットが設計されている ため、継手構成要素10、11間のシール自体は特殊なものである。継手構成要 素10の嵌合面10aの半径方向内方(第5A図参照)には、継手構成要素10 の半径方向最内面10bに向かって内方に開放した、面取りを施したキャビティ 12が形成されており、継手構成要素11の嵌合面11aの半径方向内方には、 継手構成要素11の半径方向最内面11bに向かって内方に開放した、面取りを 施した同様のキャビティ13が形成されている。キャビティ12と13との間に は、台形断面の弾性降伏金属製シールリング14(第5B図及び第5C図参照) が受け入れられる。従って、継手構成要素10、11は、嵌合面10a、11a にぴったりと嵌まる単一のシールリング14で互いにシールされる。 弾性降伏する金属製シールリングでシールを行うためには、シールリングを介 して予応力を加える必要がある。予応力は、ノルウェー特許第167 474号 に例示されているように、継手構成要素10、11の嵌合面10a、11aを互 いに嵌合させることによって、それ自体周知の方法で特定の値(例えば20t) に制限される。 シールリング14の両面には、クランプ面14a及び14bが設けられ、これ らの面は、キャビティ12、13の同様の摺動面12a、13aに対して支持嵌 合を形成する。クランブ面14a及び14bを介してシールリング14に及ぼさ れる、シールリング14を変形させることができる程度のクランプ力は、嵌合面 10a、11a間に形成される支持嵌合によって決定される。 シールリングの半径方向外側の狭幅の端面14cは、キャビティ12、13の 対応する端面区分12b及び13bから所定の半径方向距離のところにあるよう に示してある。そのため、キャビティ12、13の底にチャンバが形成され、継 手構成要素10、11の内部ボアに例外的に高い媒体圧力が生じた場合、このチ ャンバ内にシールリングを(材料が降伏した状態で)受け入れることができる。 これによって、シールリングは、必要に応じて半径方向外方に「降伏」できる。 このような解決策は、ノルウェー特許第167 474号に示されている。 予応力が加わったシールリング14の表面上に圧力が均等に加わるようにする ためには、継手構成要素10、11を制御された正確な方法で互いに締め付ける ことが非常に重要である。更に、包囲パイプ導管内での軸線方向及び半径方向の 両方向での占有空間ができるだけ小さくなるように、相互接続ユニットをできる だけコンパクトにつくることが非常に重要である。第2図から明らかなように、 第1継手構成要素10には、直径方向反対側に設けられた四対の張力手段(ドッ グ)15が設けられている。これらの張力手段は、半径方向内方に向いており、 関連した張力部分16(第3図参照)は、作用張力面17を備えている。張力手 段15は、互いに36°の角度間隔で分配されているが、接続ユニットにキャビ ティを形成する直径方向反対側の二つの部分18、19には設けられていない。 第4図から明らかなように、残りの第2(下側)継手構成要素11には、半径 方外方に開放したキャビティ20が設けられている。継手構成要素11はストッ パ21を有し、張力手段の張力面17用の半径方向に延びる支持面22がこれと 関連している。 第5A図では、張力手段15の張力部分16は、第1継手構成要素10の受動 的な引っ込んだ状態で示してあり、そのため、挿入部分形成第2継手構成要素1 1をソケット形成継手構成要素10の外側から自由に押し込むことができる。 第5B図では、継手構成要素10、11は、互いに軸線方向に押し付けられて いる(シールリング14を第5B図に破線で示す)。その後、延長方向軸線15 a(第6E図及び第7図参照)を中心として張力手段15を回転し、張力手段1 5の張力部分16をキャビティ20内に内方に回動させ、張力面17を継手構成 要素11のストッパ21の支持面22と嵌合させる。張力手段15の回転は、ス ライド23を、張力手段15の後側面34、即ち張力部分16に関して張力手段 の反対側に沿って垂直方向下方に押すことによって行われる。第9図に示すよう に、スライドには、斜めに面取りを施してあり且つ丸味を備えた案内縁部23a がその内下端に設けられている。 第5C図に示す位置では、即ち張力手段15が第5B図に示すようにその係止 位置をとった後、大きなクランプ力Aが、嵌合面10a、11a間で支持嵌合が 得られるまで、張力手段15から継手構成要素10、11を通してシールリング 14に及ぼされる。このクランプ力は、スライド23を下方に押し、張力手段1 5と継手構成要素10の下端との間の隙間に楔24を半径方向内方に押し込むこ とによって、張力手段15に向かって及ぼされる。 第6図を参照すると、この図には、張力手段15の実際の構造及び協働部品が 示してある。張力手段及びその協働部品は、張力手段15を継手構成要素11に 対して再調節し、係止するため、及び張力手段15の張力部分16及び継手構成 要素11のストッパ21を介してクランプ力を継手構成要素10、11間に及ぼ すための部品である。 張力手段15(第6E図及び第7図参照)は、鋼製の中実構造体からなる。第 6図に示すように、張力手段15は、ハウジング構成要素25に回転自在に取付 けられている。ハウジング構成要素25は、二つの両側部品26、27(第6A 図及び第6B図参照)及び中間上部材28(第6C図参照)、及び中間下部材2 9(第6D図参照)からなる。ここに示す第1の構造では、部材26乃至29は 、張力手段15とともに互いに緩く取付けられており、キャビティ38(第3図 参照)によって互いに対して所定位置に保持される。キャビティは、この目的で 継手構成要素10に設けられている。これによって、荷重が加わっていない開始 位置の張力手段は、ハウジング構成要素25の部材26乃至29間で張力手段の 係止位置から又は係止位置へ、必要に応じて制約なしに回転させることができる 。 他方、張力手段15がその係止位置にあるとき、張力手段に荷重を強制的に加 えることによって、張力手段をハウジング部材のうちの特定の部材(上部材28 及び下部材29)間でしっかりとクランプできる。張力手段15は、回転嵌めに よって回転自在に取付けられており、強制的に加えられた荷重は、張力手段15 から回動支承部26a、28a及び27a、28aを介してハウジング構成要素 25に伝達される。 本明細書中以下に説明する(第29図及び第30図参照)第2の好ましい構造 では、部材は、締結(fastening)手段によって互いに連結されている。締結手段 は、案内面、及び固有のハウジング構成要素に挿し込まれる、案内面と関連した 案内ピンの形態である。 張力手段15の両端面15b、15cには、支承部形成キャビティ28aが形 成されており、側部品26、27には、キャビティ28a(第6図参照)内に横 方向内方に突出した支承部形成ほぞ26a、27aが設けられている。張力手段 15の直径方向両側部分には、円筒形形状に湾曲した表面、即ち、第1狭幅表面 30a及び第2広幅表面30bが設けられている。狭幅表面30aは、上部材2 8の湾曲した広幅の円筒形表面31と協働し、支持嵌合を形成する。これに対し 、広幅表面30bは、下部材29の湾曲した広幅の円筒形表面32及び継手構成 要 素11のキャビティ20の湾曲した広幅の円筒形表面33(第4図参照)と協働 し、支持嵌合を形成する。張力手段15は、スライド23用の摺動−作用面を形 成する後面34を表面30、31間の一方の側に有する。張力手段15の表面3 0、31間の他方の側には、第1広幅表面36が設けられ、この表面は、張力部 分16の張力面17を形成する第2狭幅表面に対して凹状に角度をなしている( 第6図参照)。従って、張力部分16は表面36に対して突起をなして突出して いる。 楔24は、第3図に示すように、下部材29と継手構成要素10との間の隙間 35に導入される。 ハウジング構成要素25(個々の部材は26乃至29である)及びこれと関連 した張力手段15は、楔24とともに、継手構成要素10の対応するキャビティ 38に押し込まれる別体の構成要素の形態である。ハウジング構成要素25をキ ャビティ38に特定の態様で嵌めるための方策が講じられている。これは、とり わけ、張力手段を、第5A図に示す位置から第5B図に示す位置まで容易に且つ 制約なしに即ち、張力手段に応力が作用していない状態で又は張力手段に応力が 僅かしか作用していない状態で回転するために行われる。換言すると、張力手段 15は、ハウジング構成要素25を介して張力手段15に予応力を加える前に作 用位置(係止位置)に既に調節されるのである。 キャビティ38(第1図参照)の頂部及び側部には、互いに平行に且つ継手構 成要素10、11を通る延長方向平面に対して直角に、即ち、ハウジング構成要 素25の対応する外上面及び外側面と平行に延びる案内面38a、38b、38 cが設けられている。キャビティには、斜めの表面38dが底に沿って設けられ ている。斜めの表面は、約7°の角度で、即ち、楔の角度に相当する角度で前記 延長方向平面と交差する。これに対し、下部材29の底面29aは、前記延長方 向平面に対して直角に延びる。ハウジング構成要素25の下部材29と継手構成 要素10のキャビティ38の斜めの表面38dとの間の隙間に楔24を打ち込む と、ハウジング構成要素及びこれと関連した張力手段15が、これに対応して、 垂直方向上方にクランプされ、ハウジング構成要素25の上部材がキャビティの 上面38aと支持嵌合を形成する。ハウジング構成要素25の半径方向外方に向 いた(上部材、下部材、及び側部材の)側縁表面は、張力手段15の後面24と ともに、スライド23の内面23aを支持する。張力手段15の広幅表面30b は、継手構成要素11のキャビティ20の表面33を支持し、張力手段15の張 力面17は、ストッパ21の支持面22を支持する。楔24で張力手段15に予 応力を加えるとき、楔24から及ぼされる予応力は、ハウジング構成要素25の 下部材29を介して、及び端部品26、27の各々の支承部形成ほぞ26a、2 7aを介して、張力手段15に伝達される。更に、楔24から及ぼされる予応力 Aは、張力手段15からストッパ21に伝達され、この際、張力手段15がキャ ビティ20の表面33を支持する。スライド23は、キャビティ38の外部分4 0とカバー41との間に形成されたスライド案内部39内で移動自在である。カ バー41は、スライド23で張力手段15の再調節を行うとき、及び楔24をハ ウジング構成要素25とキャビティ38の下側38dとの間の隙間に打ち込むと き、スライド23を支持する。第1図乃至第9図による実施形態には示してない けれども、スライド23を第5A図に示す位置から第5C図に示す位置まで移動 するために、更に、楔24に伝達される予応力Aを及ぼすために圧力媒体を使用 できる。このような実施形態は、第10図乃至第40図の変形例の構造に詳細に 示してある。 前記8つの張力手段15の全てのスライド23の各々に共通の圧力媒体を使用 することによって、全てのスライド23を均等に移動させることが保証され、こ れによって、全ての張力手段を一斉に移動して荷重を強制的に均等に加え、全て の楔24を均等に移動する。これは、張力手段15に荷重が斜めに加わったり、 第2継手構成要素11が第1継手構成要素10に斜めに入ったりしないようにす るためである。 相互接続ユニットを、その部分を形成する種々の構成要素の幾つかの変形例の 構造を参照して以下に詳細に説明する。変形例の構成要素には、第1図乃至第9 図による構成要素と同じ参照番号が附してあるが、変形例であるということを示 すため、(′)が附してある。更に、新たな部品には、「100」以上の参照番 号が附してある。変形例は、第1図乃至第9図の構造と関連して説明した実施形 態からの実質的な機能変更を含まない。 第10図には、変形例の接続ユニット100が示してあり、このユニットは、 上端部カバー部材101(第11図参照)が関連した上側の外継手構成要素10 ′及び下端部カバー部材102(第12図参照)が関連した下側の内継手構成要 素11′からなる。 第13図の右側には、第12図の13a−13a線に沿った接続ユニット10 0の垂直断面図が示してあり、左側には、第12図の13b−13b線に沿った 垂直断面図が示してある。第13図には、継手構成要素10′、11′が、第6 図に概略に示されている継手構成要素10、11と同じ位置で示してある。 第13図には、継手構成要素10′の中央ボア103a及び継手構成要素11 ′の中央ボア103bが示してある。これらのボア103a、103bは、相互 接続ユニット100を通る主導管を形成する。 ボア103a、103bの半径方向外側には、半径方向に開放したダクト形成 キャビティ104が、相互接続ユニット100の一方の側に形成されている。こ のキャビティは、別体の第1副導管連結体内の別体のパイプ部材(図示せず)を 制御する。接続ユニット100、及び特定的には、関連した構成要素を備えた継 手構成要素10′は、キャビティ104内に受け入れられるようになったパイプ 部材に沿って、このパイプ部材(図示せず)とは別に軸線方向に移動できるよう になっている。 接続ユニット100には、ボア103a、103bの半径方向外側に、即ちキ ャビティ104に関して直径方向反対側に、軸線方向に延びる一対のボア105 a、105bが設けられている。ここでは、ボア105bは、U字形状断面を持 つキャビティとして示してある。ボア105a、105b内には、別のパイプ継 手部材106、107が設置されており、これらの部材は、第2の別体の副導管 連結体の第2パイプ導管の一部を形成する。図示の実施形態では、パイプ継手部 材106、107は、別々に示してあるけれども、実際には、これらの部材は各 々の関連したパイプ部材(図示せず)に固定的に連結されている。一方のパイプ 継手部材106は、下キャビティ/ボア105bに受け入れられる下ヘッド部分 106a、及び上ボア105aに受け入れられる上ステム部分106bを有する 。ヘッド部分106aは、ボア105aと105bとの間の移行部にある継手構 成要素10′の環状支持面110cと下カバー102の環状支持面102aとの 間に取付けられる。ヘッド部分106aは、締結ねじ102bによって、下カバ ー102を介してユニット100の下継手構成要素11′に取付けられている。 継手部材106の上方には、ステム部分106bに設けられたねじ山106cに ナット108a及びロックナット108bが取付けられている。ナット108a は、継手構成要素10′の環状支持面110dに対するストッパを形成する。 下側のパイプ継手部材107を上側のパイプ継手部材106の下ヘッド部分1 06aに端部方向に押し込み、上側のパイプ継手部材に対し、一対のO−リング 109でシールする。パイプ継手部材106のヘッド部分106a及びステム部 分106bによって、継手構成要素10′、11′を互いに対して精密な角度位 置に位置決めし、遮断(shut off)する。接続ユニット100の上継手構成要素 10′を第1パイプ導管(図示せず)に沿って案内し、軸線方向に移動して下継 手構成要素11′と係合させたとき、継手構成要素11′のパイプ継手部材10 7をパイプ継手部材106の下ヘッド部分に押し込むことによって、接続ユニッ ト100の第2パイプ導管をこれと互いに正確に接続できる。 継手部材106及び107は滑り嵌めされており、軸線方向に或る程度自由に 移動できる。そのため、ボア103a、103b内で極めて高い媒体圧力が時折 発生した場合に起こる継手構成要素10、11間の時折の移動によって継手部材 107に影響が及ぼされることがない。 第13図に示す構造では、スライド23′は、ピストンロッドにしっかりと連 結された状態で示してある。ピストンロッドのピストンは、継手構成要素10′ のシリンダボア112内に受け入れられている。これによって、調節自在の媒体 圧力によって正確に制御された態様でスライド23′を移動させることができる 。スライド23′の上側には、第14図及び第15図に示すように、ピストンロ ッド110の下端に設けられた逆T字形状の突起114を受け入れるための逆T 字形状のキャビティ113が設けられている。ピストン111には、第15図に 示すように、O−リング111bを各々受け入れるための環状溝111aが設け られている。ピストン111の直ぐ上で、端ストッパー部材115が上方に突出 している。 シリンダボア112の下端には、パッキングスリーブ116が取付けられてい る。パッキングスリーブは、第16図及び第17図に詳細に示してある。中央ボ ア116aには、ピストンロッド110をシールするためのO−リング116c を各々受け入れるための一対の溝116bが設けられている。支持フランジ11 6dには、継手構成要素10′の一つの層(layer)に対してシールするための O−リング(図示せず)を受け入れるための溝116eが設けられており、スリ ーブ116には、継手構成要素10′の対応するねじにねじ込むための雄ねじ1 16gが設けられている。スリーブ116の頂部には、スリーブを継手構成要素 10′に対して回転させるための工具(図示せず)の挿入ほぞを受け入れるため のキャビティ116hが設けられている。 相互接続ユニット100には、8個の別々のシリンダボアが設けられ、即ち、 一連の四個のシリンダボアが相互接続ユニットの各々の側に各々設けられている 。シリンダボアの上端は、上端部カバー101(第11図参照)によって覆われ ている。端部カバーの上方に面した側(第10図及び第11図参照)には、圧油 導管(図示せず)用の接続ニップル117、118が取付けられている。 ニップル117は、第18図及び第19図に示すように、端部カバー101に 設けられた関連した軸線方向ボア117aを介して一対の横方向ボア117b、 117cに連結されており、これらのボアは、端部カバー101の下方に開口し た周溝117d、117eの各々に送出する。周溝117d及び117eは、各 々のシールリング117fによって取り囲まれている。 これと対応して、ニップル118は、第18図及び第20図に示すように、端 部カバー101に設けられた関連した軸線方向ボア18aを介して一対の横方向 ボア118b、118cに連結されており、これらのボアは、各々のシリンダボ ア112の各々の上部分112aに送出する。一連の四つのシリンダボア112 が継手構成要素10′の各々の側に設けられている。一連のシリンダボア112 の各々には、中間ボア118d、118e、118fが設けられている。 端部カバー101は、第18図に示すように、分割線101cに沿って二つの 半部101a、101bに分割され、分割線101cの各側に四つのシリンダボ ア112が設けられている。第21図には、一方の半部101aを分割面の方か ら見た側面図が示してある。第22図には、密封スリーブ119が、関連したO −リング119aを備えた状態で示してある。これらのO−リングは、前記継手 のボアをシールするため、継手の半部101a、101b間で、横方向ボア11 7b及び118bの各々に挿入されている。カバー半部101a及び101bを 継手構成要素10′に固定するための締結ボルト用の一連の締結穴101dが設 けられている。 第23図には、継手構成要素10′が断面で示してあり、第24図には、継手 構成要素10′を上方から見た平面図が示してある。これらの図では、関連した 接続部材が示していない。第25図には、シリンダボア112及び接続部材用の 隣接したキャビティ38′が破線で示してある。前記キャビティ38′は、第2 6図に側面図で示してある。 第27図及び第28図には、キャビティ38′を覆うカバー41′の側面図及 び後面図が示してある。カバーには、突起141bにスライド23′用の支持面 を形成する斜めに延びる後側面141aが設けられている。このため、スライド 23′は、張力手段15′に対し、関連した楔24′とともに正確に制御された 態様で移動できる。スライド23′と楔/張力手段24′との間で張力を作用さ せているときにカバーを正確に位置決めするため、及びカバーを効果的に支持す るため、カバー41には、カバー41を継手構成要素10′の外側に取付けるた めの一連のねじ穴141cが設けられている。 第29図及び第30図には、ハウジング部材25′が側面図及び後面図の各々 で示してある。これらの図では、張力手段15′は、係止位置で示してある。ハ ウジング部材25′は、二つの側部品26′、27′を有し、これらの側部品は 、上側が中間上部材28′で第1締結ねじ28aによって互いに連結されており 、上部材28′は、第2締結ねじ28b′で継手構成要素10′に連結されてい る。側部品26′、27′の下側は、別体の中間下部材128で第1締結ねじ1 28aによって互いに連結されており、下部材128は、第2締結ねじ128b で継手構成要素10′に連結されている。支承部形成ピン26a′は、第31図 及び第32図に示すように、張力手段15′に設けられた対応するキャビティ1 15aに受け入れられるように、側部品26′から横方向内方に突出している。 第32図には、ピン26a′に設けられた締結穴26″が示してあり、第36 図には、張力手段15′に設けられた同じ締結穴26″が示してある。この締結 穴は、ねじりばね126に設けられた締結ピンを第37図に概略に示すように受 け入れるための穴である。ねじりばね126によって、張力手段を、第38図に 実線で示す作用係止位置から破線で示す解放位置まで積極的に案内することがで きる。これは、スライド23′を第38図に実線で示す位置から破線で示す位置 まで引っ込めると直ちに、これに対応して張力手段15′が破線で示す位置に強 制的に再調節されるということを意味する。所望であれば、張力手段15′を、 別の方法で、又はこの方法に加えて、継手構成要素10′及び11′を互いから 軸線方向に物理的に引っ張ることによって、破線で示す位置に再調節することが できる。 楔24′は、その下面が、水平な表面に対して約15°の角度を形成するよう に斜めになっているため、スライド23′を第38図に破線で示す上位置まで引 っ込めたとき、通常は、その支持面から容易に解放できる。 変形例では、楔24′をスライド23′で直接的に動かす代わりに、スライド の移動を楔の直ぐ上の高さで止め、スライド23′の延長部として延びる適当な 別に移動できる作動手段を用いて楔24′を横方向に積極的に引っ張り、隣接し た支持面との係合から外すか或いは、楔24′を支持面間に積極的に押し込むと 同時にスライドをこれと対応してその両外位置間で移動させる。これによって、 楔24′及び張力手段15′を個々に共通の作動移動で再調節できる。 第1図乃至第9図の構造では、楔24は、継手構成要素10のキャビティ38 の斜めの表面38dに対し、直接的支持嵌合を形成する。第10図乃至第40図 による構造では、その代わりに、ハウジング25′の部分を形成する別の下部材 128を使用する。ハウジング25′は、継手構成要素10′のキャビティ38 ′にしっかりと取付けられている。第33図は、ハウジング部材25′に対する 移動の可能性が限られた楔ストッパ29′の端面図である。楔ストッパ29′に は、横方向外方に突出した矩形断面の二つの案内ピン29a′が設けられている 。これらのピンは、側部品26′、27′の各々に設けられた対応する矩形のキ ャビティ126a内に、高さ及び長さに関して或る程度移動するように受け入れ られている。 第34図及び第35図には、矩形断面を持つ二つの案内ピン24a′が横方向 外方に突出した楔24′の側面図及び端面図が示してある。案内ピン24a′は 、長さ及び高さに関し、側部品26′、27′の各々の細長いキャビティ124 a(第32図参照)内での楔ストッパ29′の可能な移動よりもかなり大きく移 動できるように受け入れられている。 楔24′を下部材128と楔ストッパ29′との間の隙間35に打ち込むと、 楔ストッパ29′が或る程度持ち上げられるようになっており、張力手段15′ をその作用係止位置に係止するため、張力手段15′の周囲部分に対して張力が 半径方向に加えられるようになっている。楔24′の打ち込みは、先ず最初に、 張力手段15′をその作用係止位置まで強制的に回転させた後に行われる。楔2 4′に設けられた案内ピン24a及び楔ストッパ29′に設けられた案内ピン2 9aによって、楔24′及び楔ストッパ29′をハウジング部材25′に対し、 所定の方法で、或る程度移動できる。この際、ハウジング部材25′は、関連し た継手構成要素10′内の所定位置に正確に固定されている。 第36図及び第37図には、張力手段15′の側面図及び上方から見た平面図 が示してある。張力手段15′の張力部分16′には、継手構成要素11′(第 39図参照)の円筒形表面部分とできるだけぴったりとするように、凹状に湾曲 した端面116aが形成されている。表面部分133aは、外方及び下方に斜め になった凹状に湾曲した移行部分133bに連続している。この移行部分は、張 力手段15′(第29図参照)の一方の側に設けられた部分的に円筒形の支持面 30b′と適合するようになっている。この支持面は、第1図乃至第9図の構造 の支持面30bと対応する。張力手段15′の反対側には、上部材28′の部分 的に円筒形の表面31′と摺動嵌合できる部分的に円筒形の支持面30a′が設 けられている。支持面30a′の表面積は、第1図乃至第9図の構造に示す比較 的狭幅の支持面30aよりもかなり大きい。 張力手段15′の後側から、部分的に円筒形の支持面30b′から僅かに凸状 に湾曲した支持面115dが延びている。これは、スライド23′の摺動をでき るだけ均等にし、張力手段15′の回転を、これに対応して、できるだけ均等に するためである。スライド23′は、第38図に破線で示す上位置から実線で示 す下位置まで、支持面115dに沿って移動する。 第39図には、継手構成要素11′の一方の半部の側面図及び継手構成要素1 1′の他方の半部の垂直断面図が示してある。第40図には、下側から見た図が 示してある。第11図及び第13図と比較すると、凹状のキャビテイ111aが 継手構成要素11′の両側に形成されているということが明らかである。これら のキャビティは、キャビティ104及び継手構成要素10′のボア/キャビティ 105bと面一である。張力手段15′の端面116aのストッパを形成する継 手構成要素11′の円筒形表面133aは、ボア103bから比較的短い距離の ところに配置されるようになっている。即ち、メタルシール溝13′の半径方向 で最も外側の部分13b′と略一直線上に並んでおり、そのため、継手構成要素 10′、11′間で伝達される予応力は、継手構成要素11′で、半径方向に延 びる下ストッパ面22′から半径方向に延びる上支持面11a′まで略軸線方向 に伝達される。これによって、張力手段15′の端面116aが継手構成要素1 1′の円筒形表面133aに対して効果的に側方支持され、これと同時に、継手 構成要素11′を四対の張力手段15′の間で効果的に中心決めする。全ての張 力手段15′について共通の圧力媒体を使用することによって、継手構成要素1 1′の局部的荷重を継手構成要素10′に対して自動的に調節でき、これによっ て、継手構成要素10′、11′に荷重を半径方向及び軸線方向に全体的に加え ることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年10月2日 【補正内容】 明細書 回動自在に取付けられた張力手段を有する密封連結機構 技術分野 本発明は、パイプ導管内で、第1及び第2の軸線方向嵌合継手構成要素の間に 密封連結をつくりだすための機構に関する。この機構は、向き合った嵌合面と前 記継手構成要素の最も内側の表面との間に配置され且つ前記継手構成要素の各々 の環状キャビティによって構成された溝内に受け入れられた、略楔形状の切株形 状断面を持つ好ましくは金属製のシールリングである、弾性降伏シールリングと 、第1継手構成要素内で各々の枢軸を中心として回動自在の、環状に配置された 一連の回動自在の張力手段と、張力手段を、不作用位置と作用係止位置との間で 調節するようになった、第1継手構成要素内で移動自在の作動手段、例えばスラ イドとを有する。作用係止位置では、継手構成要素が互いに係止し、予応力がシ ールリング及び半径方向嵌合面を介して二つの軸線方向嵌合継手構成要素間に軸 線方向に及ぼされる。張力手段の一方の側には、第2継手構成要素のストッパと 協働する張力部分が設けられ、反対側には前記作動手段と協働する後面が設けら れている。 背景技術 本発明は、ノルウェィ特許第167 474号の機構を発展させたものである 。この文献には、弾性降伏金属(elastically yielding metal)(鋼)製のシー ルリングを使用した機構が示されている。本発明の実際の構造では、シールリン グを上記文献に記載されているように形成されているのが適当であるが、必ずし もそうでなくてもよい。 冒頭に記載した種類の周知の機構では、継手構成要素、及び特定的には張力手 段を備えた継手構成要素は、継手構成要素に対して多かれ少なかれ半径方向に延 びる移動自在の副張力手段を使用するため、必然的に、比較的大きい外径を持つ ように設計される。一般的には、半径方向で占有する空間が最も小さい継手構成 要素が必要とされている。特に、機構を、利用可能な空間が比較的限定された場 所で、特にパイプ導管又は同様のコンベヤの内部で使用する場合に必要とされる 。 本発明によれば、第1の目的は、継手構成要素、特定的には張力手段が設けら れた継手構成要素を、半径方向寸法が最小であるように設計でき、好ましくは、 軸線方向寸法もまた最小であるように設計できる機構を提供することである。特 定の目的は、張力手段の張力部分を比較的限定されたワーク領域(work zone) 内で移動できる、解決策を提供することである。換言すると、この目的は、構造 が簡単であり且つ丈夫であり、作動に信頼性があり且つ効果的な、特に適当な張 力手段を持つ機構を提供することである。 レバーやフィンガのようなそれ自体周知の回動自在の張力手段を使用すること によって、構造を更にコンパクトにすることができる。 英国特許第A−1 362 093号には、第2コネクタ部材の環状の座と係 合させるための複数の回動自在に連結された複数のレバーが第1コネクタ部材に 設けられた導管コネクタが示されている。前記第1コネクタ部材は、レバーの回 動を共通に制御するための軸線方向に移動自在の制御部材を有する。制御部材は 、制御部材を軸線方向に移動するため、一組の連結ロッドで機械作動式アクチュ エータに連結されている。従って、全てのレバーは、共通の制御部材を介して共 通の作動手段で作動されるが、必ずしも同じ回動力が各レバーに作用しない。こ れは、制御部材からコネクタ部材にレバーを介して伝達された、第2コネクタ部 材の環状の座に作用する荷重は、実際には、レバーによって大きく異なっている 場合があり、前記座に荷重を不均等に加える場合があるということを意味する。 これによって、作動手段から大きな荷重を伝達する場合に、連結ロッド及びレバ ー を損傷したり、及び/又はコネクタ部材間のシール効果を不均等にしたりするこ どがある。 英国特許第A−2 182 744号には、石油産出機構で使用するための遠 隔制御式水中コネクタが提案されている。コネクタ構成要素は、環状フィンガリ ング及びフィンガ用の共通のアクチュエータリングを用いることによって互いに 係止できる。アクチュエータリングは、油圧作動装置を使用することによってコ ネクタの軸線方向に制御される。アクチュエータリングは、マニューバ(manoeu ver)リング及びこのリングと接触した環状保持手段からなり、この保持手段は 、環状フィンガリングのフィンガに対して位置決めされる。アクチュエータリン グは、共通の圧力源を提供し、これに関して油圧で作動される。実際には、共通 の制御部材からの共通の荷重によりフィンガが個々に異なる荷重を環状保持手段 に伝達する。大きな荷重を作動手段から上述のように伝達すると、レバーを損傷 したり、及び/又はコネクタ部材間に不均等なシール効果が生じる。 本発明では、更にコンパクトな構造で目的が達成され、これに関し、荷重伝達 手段に及ぼされる可能性のある損傷をなくし、従って、継手構成要素間のシール リングに密封荷重を均等に分配する。 発明の開示 本発明は、各張力手段を、共通の圧力源からの調節自在の圧力によって作動さ れる別の作動手段によって作動でき、作動手段の各々が、ピストン形成スライド 又は各張力手段用の関連したピストンに組み込んだスライドからなる、ことを特 徴とする。 本発明によれば、一つの同じ圧力流体によって作動される多数のスライドを摺 動させることによって密封荷重をシールリング上に均等に分配できる。軸線方向 に移動自在のスライドによって個々に作動される回動自在の張力手段を使用する ことによって、張力手段の移動領域を制限でき、これによって、継手部材を半径 方向及び軸線方向の両方向での移動領域を制限できる。更に特定的には、張力手 段の張力部分は、限定されたワーク領域内で非作用位置から作用位置まで再調節 することができ、これと同時に、張力手段は、寸法が比較的小さいコンパクトな 構造を持つように設計できる。これには、継手部材を互いに向かって及び互いか ら遠ざかるように制約なく移動できる非作用位置から、予応力を継手部材間で容 易に伝達できる互いに支持嵌合した状態に継手部材が配置された作用位置まで回 動させることによって、張力手段の張力部分を再調節できるということが含まれ る。更に、これは、その後、継手部材が係合作用位置で互いに支持嵌合したとき 、張力手段を継手部材に対してほとんど移動させずに、又はほんの少ししか移動 させずに、予応力を継手構成要素間で別に伝達できるということが含まれる。 本発明の上述の特徴によって達成できる別の重要な効果は、張力手段で第二の 内継手構成要素に荷重を主に継手構成要素の軸線方向に加えることができ、この 際、第2の下継手構成要素に向かって半径方向に加えられる荷重がないか或いは ほんの僅かであるということである。換言すると、張力手段の枢軸を継手構成要 素の協働嵌合面に比較的ぴったりと近付けることによって、比較的限られた半径 方向に延びる領域内で、継手構成要素間で大きな軸線方向荷重を伝達できる。 更に、本発明は、張力手段が二つの両端面間の一方の側に、張力面を備えた張 力部分が設けられ、直径方向反対側には、第1継手構成要素内で別に移動できる 作動手段と協働する後面が設けられ、前記作動手段は、例えば、張力手段を、不 作用位置と、継手構成要素を互いに係止する作用位置との間で再調節するための スライド弁である、ということを特徴とする。 簡単な手段及び容易な方法を用いることによって、例えば、作動手段(スライ ド弁)を真っ直ぐに移動し、これに伴って張力手段を回動させることによって、 張力手段を、本発明に従って、所期の係合位置で係止し、これによって継手構成 要素を互いに対して係止することができる。継手構成要素は、これによって、予 応力とは無関係に互いに対して確実に係止され、継手部材が軸線方向及び半径方 向の両方向で、互いに大きく移動することが阻止される。 これによって、継手構成要素を互いに押し込んで互いに支持嵌合させたとき、 直ちに継手構成要素を互いに係止できる。即ち、継手構成要素間での予応力の伝 達とは無関係に及びこの予応力の伝達を行う前に、継手構成要素を互いに係止で きる。予応力とは無関係に張力手段の再調節を行うことによって、予応力手段を 制約なしに、周知の方法で、荷重が比較的作用していない状態で回動させること ができる。その後、張力手段が係止位置にある状態で、予応力の伝達を行うこと によって、予応力の伝達中に張力手段を移動する必要を最小にする。これには、 予応力の伝達中に張力手段を有効な方法で支持できるということが含まれる。 更に、継手構成要素間の連結を無効にすることによって、即ち作用手段自体を 引っ込めることによって、継手構成要素間の係止係合をなくす。これには、継手 構成要素を互いから遠ざかる方向に引っ張るだけで、張力手段を制約なしに後方 に不作用開始位置まで回動させることができるということが含まれる。 本発明は、更に、張力手段が第1継手構成要素のハウジング部材に回動自在に 取付けられており、ハウジング部材の張力手段は、第1継手構成要素内で軸線方 向に所定限度内で移動自在であり、ハウジング部材の隙間に挿入できる楔の形態 の強制作動手段が、予応力を張力手段に、略張力手段の半径方向に、張力手段の 張力部分を介して第2継手構成要素のストッパに伝達するようになっている、こ とを特徴とする。換言すると、楔自体が移動するだけで張力手段の移動を生じる のである。楔の移動は、張力手段の後側面と張力手段の張力面との間の領域で起 こる。第2継手構成要素に設けられた、張力表面のストッパを介して、第1継手 構成要素から第2継手構成要素に荷重を良好に伝達できる。 ハウジング部材に回動自在に取付けられた本発明による張力手段を第1継手構 成要素に受け入れ、予応力を力伝達手段からハウジング部材の前記隙間の楔を介 して張力手段の張力面に伝達することによって、予応力の伝達中に張力手段を効 果的に支持することができる。 張力手段を係止位置に又は係止位置から調節するための作動手段を、力伝達手 段を打ち込むための作動手段と組み合わせることによって、継手構成要素の係止 を簡単な手段で行うことができる。継手構成要素の係止は、継手構成要素間に予 応力を導入し、その後、別に、しかし必要であれば、直後に軸線方向に伝達する ことによって行われる。更に、張力手段が異なる機能、即ち係止機能及び力伝達 機能を行っているときに、張力手段を作動するための機構を簡単にすることがで きる。 請求の範囲 1. パィプ導管内で、第1及び第2の軸線方向嵌合継手構成要素(10、1 1;10′、11′)間に密封連結をつくりだすための機構であって、 向き合った嵌合面(10a、11a)と前記継手構成要素(10、11;10 ′、111′)の最も内側の表面との間に配置され、且つ前記継手構成要素(1 0、11;10′、111′)の各々に形成された環状キャビティ(12、13 )によりなる溝内に受け入れられた、好ましくは略楔形の切株形状断面を持つ金 属製のシールリングである、弾性降伏シールリング(14)と、 第1継手構成要素(10、10′)内で各々枢軸(15a)を中心として回動 自在となり、且つ環状に配置された一連の回動自在張力手段(15、15′)と 、 第1継手構成要素(10、10′)内で移動自在となり、張力手段(15、1 5′)を不作用位置(5A)と作用係止位置(5B)との間で調節するようにな った、例えばスライド(23、23′)のような作動手段と、 を備え、 前記作用係止位置において、継手構成要素(10、11;10′、10′)が 互いに係止され、軸線方向の予応力が前記シールリング(14)及び半径方向嵌 合面(10a、11a)を介して前記二つの軸線方向嵌合継手構成要素(10、 11;10′、11′)間に及ぼされるとともに、張力手段(15、15′)の 一側には、第2継手構成要素(11、11′)のストッパ(21、21′)と協 働する張力部分(16、16′)が設けられ、他側には前記作動手段(23、2 3′)と協働する後面(34、34′)が設けられている密封連結機構において 、 各張力手段(15、15′)は、共通の圧力源からの調節自在の圧力によって 作動される分離型の作動手段(23;23′、111)によって作動でき、 前記作動手段(23;23′、111)の各々は、ピストンをなすスライド (23)又は各張力手段用に対応するピストン(111)に組み込まれたスライ ド(23′)からなる、ことを特徴とする密封連結機構。 2. 各張力手段(15、15′)は、対応する作動手段(23;23′、1 11)の制御下で一端位置から他端位置に向かって比較的自由に回動できるよう に構成されており、 各張力手段(15、15′)は、対応する作動手段(23;23′、111) によって、前記他端位置においてその係止位置まで、継手構成要素(10、11 ;10′、11′)の軸線方向に移動されるように構成されており、 前記係止位置にある張力手段(15、15′)は、対応する作動手段(23; 23′、111)によって、前記第1継手構成要素(10、10′)内の張力手 段(15、15′)の張力部分(16、16′)と、前記継手構成要素(11、 11′)のストッパ(21、21′)との間で大荷重の力を伝達するように構成 されている、ことを特徴とする請求項1に記載の密封連結機構。 3. 張力手段(15、15′)は、ハウジング部材(25、25′)に回動 自在に取付けられており、このハウジング部材はそれ自体、その係止位置への及 び係止位置からの移動において張力手段(15、15′)の回動を伴わずに、継 手構成要素(10、11;10′、11′)の軸線方向に、第1継手構成要素( 10、10′)に関して制御された態様で移動可能である、ことを特徴とする請 求項2に記載の密封連結機構。 4. ハウジング部材(25、25′)の下の開口部(35、35′)には、 作動手段(23、23′)によって動かされる楔形成部品(24、24′)が入 っており、張力手段は、前記他端位置にあり、 楔形成部品(24、24′)は、前記ハウジング部材(25、25′)内で張 力手段(15、15′)を、継手構成要素(10、11:10′、11′)の軸 線方向に、張力手段(15、15′)の係止位置に向かって移動するように構成 されており、 楔形成部品(24、24′)は、張力手段(15、15′)の係止位置で、大 きな荷重(A)を張力手段(15、15′)の張力部分(16、16′)を通し て前記第2継手構成要素(11、11′)のストッパ(21、21′)に向かっ て伝達するように構成されており、 楔形成部品(24、24′)は、更に、その力伝達係止位置で張力手段(15 、15′)をブロックするように構成されている、ことを特徴とする請求項3に 記載の密封連結機構。 5. 係止位置を含む前記他端位置にある張力手段(15、15′)の後面( 34、34′)は、張力手段(15、15′)の枢軸(15a)及び張力手段( 15、15′)の張力面(17、17′)を通過する平面の反対側にあるスライ ド形成作動手段(23)の逆面上に支持されている、ことを特徴とする請求項4 に記載の密封連結機構。 6. 張力手段(15、15′)には、二つの反対側の支承部形成周面(30 a、30b;30a′、30b′)が設けられ、これらの周面は、後面(34、 34′)と張力面(17、17′)との間に配置され、前記支承部形成周面(3 0a、30b;30a′、30b′)は、ハウジング部材(25、25′)の対 応する支承部形成面(31、32;31′、32′)に回転自在に取付けられて いる、ことを特徴とする請求項5に記載の密封連結機構。 7. 張力手段(15、15′)の張力部分(16、16′)の外周面は、第 2継手構成要素(11、11′)のリング形状キャビティ(20、20′)の内 周面と一致し、 張力手段(15、15′)の前記係止位置の一方の支承部形成周面(30b、 30b′)は、前記第2継手構成要素(11、11′)の前記リング形状キャビ ティ(20、20′)の支承部形成面(22、133a)内で回動自在であり、 張力手段(15、15′)の張力面(17、17′)及びストッパ(21、2 1′)の対応する支持面(22、22′)は、継手構成要素(10、11;10 ′、11′)の嵌合面(10a、10b)と平行に延びている、ことを特徴とす る請求項2乃至6のうちのいずれか一項に記載の密封連結機構。 8. 各張力手段(15、15′)の力伝達面(17、17′)は、張力手段 (15、15′)の枢軸(15a)を通過する平面と一致するか或いはこの平面 と略整合している、ことを特徴とする請求項3乃至7のうちのいずれか一項に記 載の密封連結機構。 9. 楔形成部分(24′)は、そのスライド形成作動手段(23′)によっ て、引っ込められた不作用位置と押し出した作用位置との間で移動自在であり、 前記楔形成部分(24′)の移動及び/又は前記作動手段(23′)の移動は 、共通の圧力媒体源で作動される関連した複動式圧力媒体シリンダ(112)に よって行われる、ことを特徴とする請求項4乃至8のうちのいずれか一項に記載 の密封連結機構。 10. 上継手構成要素(10′)に形成された圧力媒体シリンダ(112) の延長方向軸線は、上継手構成要素(10′)の延長方向軸線に対して下方及び 外方に傾斜している、ことを特徴とする請求項9に記載の密封連結機構。 11. 第1継手構成要素(10、10′)には、ハウジング部材(25、2 5′)及び関連した楔形成部分(24、24′)を受け入れるための半径方向内 キャビティ(38、38′)及びスライド(23、23′)を受け入れるための 半径方向外キャビティ(40、40′)が設けられ、 キャビティ(38、40、38′、40′)は、第1継手構成要素(10、1 0′)の外周側に設けられたカバー(41、41′)で覆われるようになってい る、ことを特徴とする請求項1乃至10のうちのいずれか一項に記載の密封連結 機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,US,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. パイプ導管の軸線方向に嵌合した二つの継手構成要素(10、11;1 0′、11′)間を密封連結するための機構であって、 継手構成要素(10、11;10′、11′)の各々には、互いに協働する半 径方向嵌合面(10a、11a)が各々設けられ、各継手構成要素の半径方向内 側には、環状キャビティ(12、13)が配置され、これらのキャビティは、各 々の内面(10b、11b)まで部分的に延び、互いに合一して、弾性降伏シー ルリング(14)を受け入れるための溝を形成し、前記シールリングは、好まし くは、略切株形状断面の金属製シールリングであり、環状に並んだ一連の張力手 段(15、15′)が、軸線方向に嵌合した2つの継手構成要素(10、11; 10′、11′)間で、シールリング(14)及び半径方向嵌合面(10a、1 1a)を介して予応力を軸線方向に及ぼすようになっており、関連した張力部分 (16、16′)を備えた張力手段(15、15′)は、第1継手構成要素(1 0、10′)に支持されており、これに対し、張力部分と対応するストッパ(2 1、21′)は第2継手構成要素(11、11′)に形成されている、密封連結 機構において、 各張力手段(15、15′)は、その延長方向軸線(15a)を中心として回 転自在に第1継手構成要素(10、10′)に取付けられており、各々の張力手 段(15、15′)の延長方向軸線は、継手構成要素(10、11;10′、1 1′)の共通の半径方向平面内を延び、第2継手構成要素(11、11′)のス トッパ(21、21′)の半径方向外側に配置され、 張力手段(15、15′)の張力部分(16、16′)は、ストッパ(21、 21′)の半径方向外側にある不作用位置から、ストツパ(21、21′)と支 持嵌合する力伝達作用位置まで回動自在である、ことを特徴とする密封連結機構 。 2. 張力手段(15、15′)は、二つの両端面(15b、15c)間の一 方の側に、張力面(17、17′)を備えた張力部分(16、16′)が設けら れ、直径方向反対側には、作動手段と協働する後面(34、34′)が設けられ 、前記作動手段は、張力手段(15、15′)を不作用位置(5A)と、継手構 成要素(10、11;10′、11′)を互いに係止する作用係止位置(5B) との間で再調節するため、第1継手構成要素(10、10′)内で別に移動でき る、例えばスライド(23、23′)である、ことを特徴とする、請求項1に記 載の密封連結機構。 3. 張力手段(15、15′)には、直径方向反対側の二つの支承部形成周 囲表面(30a、30b;30a′、30b′)が設けられ、これらの表面は、 後面(34、34′)と張力面(17、17′)との間に配置され、第1継手構 成要素の対応する支承部形成表面(31、32;31′、32′)に回転自在に 取付けられており、好ましくは、第2継手構成要素(11、11′)のキャビテ ィ(20、20′)の対応する支承部形成表面(33、133a)に、第2継手 構成要素(11、11′)のストッパ(21、21′)の支持面(22、22′ )によって取付けられており、第2継手構成要素(11、11′)のストッパ( 21、21′)は、継手構成要素(10、11;10′、11′)を互いに軸線 方向に押して、張力部分(16、16′)と両支承部形成周囲表面(30a、3 0a′)との間の張力手段(15、15′)の半径方向キャビティ内に内方に突 出させ、 この際、張力手段の張力部分(16、16′)は、第2継手構成要素(11、 11′)の対応するキャビティ(20、20′)から内方及び外方の各々に回動 するようになっていることを特徴とする、請求項2に記載の密封連結機構。 4. 張力手段(15、15)は、第1継手構成要素(10、10′)のハウ ジング部材(25、25′)に回動自在に取付けられており、ハウジング部材 (25、25′)の張力手段(15、15)は、第1継手構成要素(10、10 ′)内で軸線方向に所定限度内で移動自在であり、 ハウジング部材(25、25′)の隙間(35、35′)に挿入できる楔(2 4、24′)の形態の強制作動手段が、予応力(A)を張力手段(15、15′ )に、略張力手段の半径方向に、張力手段の張力部分(16、16′)を介して 第2継手構成要素(11、11′)のストッパ(21、21′)に伝達するよう になっている、ことを特徴とする、請求項1、2、又は3に記載の密封連結機構 。 5. 第1継手構成要素(10、10′)内で軸線方向に移動自在のスライド (23、23′)は、張力手段(15、15′)を不作用位置から作用位置まで 回転させて張力手段(15、15′)を第2継手構成要素(11、11′)のス トッパ(21、21′)に対して所定の作用位置(第5B図参照)に係止するよ うになっている、ことを特徴とする、請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記 載の密封連結機構。 6. 各張力手段(15、15′)の動力伝達面(17、17′)は、張力手 段(15、15′)の枢軸(15a)を通る平面と一致するか或いはこれと略整 合する、ことを特徴とする、請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の密封 連結機構。 7. スライド(23、23′)は、楔(24、24′)を張力を及ぼす位置 (第5C図参照)に係止するようになっており、好ましくは、不作用位置から張 力を及ぼす位置への楔の再調節中に楔(24、24′)に荷重を強制的に加える ようになっている、ことを特徴とする、請求項4又は5に記載の密封連結機構。 8. 各スライド(23、23′)は、引っ込められた不作用位置と押し込ん だ作用位置との間で、共通の圧力媒体源で作動される各々の複動式圧力媒体シリ ンダ(112)によって移動自在である、ことを特徴とする、請求項5、6、又 は7に記載の密封連結機構。 9. 上継手構成要素(10′)に形成された圧力媒体シリンダ(112)の 延長方向軸線は、上継手構成要素(10′)の延長方向軸線に対して下方及び外 方に傾斜している、ことを特徴とする、請求項8に記載の密封連結機構。 10. 第1継手構成要素(10、10′)には、ハウジング部材(25、2 5′)及び関連した楔(24、24′)を受け入れるための半径方向内キャビテ ィ(38、38′)及びスライド(23、23′)を受け入れるための半径方向 外キャビティ(40、40′)が設けられ、 キャビティ(38、40、38′、40′)は、第1継手構成要素(10、1 0′)の外周側に設けられたカバー(41、41′)で覆われるようになってい る、ことを特徴とする、請求項5、6、又は7に記載の密封連結機構。
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