JPH0942093A - 可燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する装置 - Google Patents
可燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する装置Info
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- JPH0942093A JPH0942093A JP8133501A JP13350196A JPH0942093A JP H0942093 A JPH0942093 A JP H0942093A JP 8133501 A JP8133501 A JP 8133501A JP 13350196 A JP13350196 A JP 13350196A JP H0942093 A JPH0942093 A JP H0942093A
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- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K15/00—Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
- B60K15/03—Fuel tanks
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- B60K15/03—Fuel tanks
- B60K15/035—Fuel tanks characterised by venting means
- B60K15/03504—Fuel tanks characterised by venting means adapted to avoid loss of fuel or fuel vapour, e.g. with vapour recovery systems
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車が長時間駐車した後、また、全部では
ないことにしても、殆どのLNGが気化してしまったと
き、ガスの蒸発及び始動の機能の点で生ずる多数の問題
を解消する、液状気体を貯蔵し且つ分配する装置、より
具体的には、自動車等において液体燃料ガスについて使
用される装置を提供すること。 【解決手段】 可燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する
装置14は、液体気体を受け入れる入口18と、蒸発コ
イル36にて蒸発した後に、液体気体をエンジン12に
供給することを許容する出口22と、容器42にて貯蔵
すべき余剰な蒸発気体を管38を介してエンジン12
に、又は、二酸化炭素及び水に変換すべく触媒変換器2
6に導入することを許容して、これにより、蒸発した気
体が大気中に放出されるのを防止する排気パイプ24と
を備えている。
ないことにしても、殆どのLNGが気化してしまったと
き、ガスの蒸発及び始動の機能の点で生ずる多数の問題
を解消する、液状気体を貯蔵し且つ分配する装置、より
具体的には、自動車等において液体燃料ガスについて使
用される装置を提供すること。 【解決手段】 可燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する
装置14は、液体気体を受け入れる入口18と、蒸発コ
イル36にて蒸発した後に、液体気体をエンジン12に
供給することを許容する出口22と、容器42にて貯蔵
すべき余剰な蒸発気体を管38を介してエンジン12
に、又は、二酸化炭素及び水に変換すべく触媒変換器2
6に導入することを許容して、これにより、蒸発した気
体が大気中に放出されるのを防止する排気パイプ24と
を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状気体を貯蔵し
且つ分配する装置、より具体的には、自動車等において
液体燃料ガスについて使用される装置に関する。
且つ分配する装置、より具体的には、自動車等において
液体燃料ガスについて使用される装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液化天然ガス(LNG)は、自動車用の
燃料として使用されることが周知であるが、自動車が長
時間駐車した後であるとき、又、全部ではないことにし
ても、殆どのLNGが気化してしまったとき、その使用
は、ガスの蒸発及び始動の機能の点で多数の問題を生じ
させる。
燃料として使用されることが周知であるが、自動車が長
時間駐車した後であるとき、又、全部ではないことにし
ても、殆どのLNGが気化してしまったとき、その使用
は、ガスの蒸発及び始動の機能の点で多数の問題を生じ
させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圧縮した天然ガスと比
べてその汚染性が低いこと、その密度が小さいこと、ま
た、貯蔵容器から自動車への移し替えが容易であること
のため、LNGは、自動車にとって魅力的なものであ
る。LNGの使用に伴う多くの問題点は現在では解決さ
れているが、依然として、多くの問題点が残っている。
例えば、大部分が約−170°Cで沸騰するメタンであ
る液化天然ガスは、圧力のみでは、液体として保つこと
ができず、このことは、熱が漏洩すると、最終的に、容
器内には、700大気圧以上の圧力が蓄積することを意
味する。安全性の観点からは、かかる圧力は許容し得
ず、また、今日の工学技術により管理可能な範囲を超え
るものである。通常、こうした液体は、負圧の絶縁タン
ク内に貯蔵されており、沸騰したガスは、かなり低圧で
大気中に逃げることが出来る。使用時において、消費さ
れる燃料は、通常、沸騰する量を上廻り、エンジンに供
給するため、更なる液体が蒸発する。しかしながら、エ
ンジンのスイッチを切った状態で自動車を駐車したまま
にした場合、漏洩する熱が液体をゆっくりと蒸発させ、
この気体が密閉したスペースに排気されたならば、空気
との混合体が爆発する危険性が生じる。
べてその汚染性が低いこと、その密度が小さいこと、ま
た、貯蔵容器から自動車への移し替えが容易であること
のため、LNGは、自動車にとって魅力的なものであ
る。LNGの使用に伴う多くの問題点は現在では解決さ
れているが、依然として、多くの問題点が残っている。
例えば、大部分が約−170°Cで沸騰するメタンであ
る液化天然ガスは、圧力のみでは、液体として保つこと
ができず、このことは、熱が漏洩すると、最終的に、容
器内には、700大気圧以上の圧力が蓄積することを意
味する。安全性の観点からは、かかる圧力は許容し得
ず、また、今日の工学技術により管理可能な範囲を超え
るものである。通常、こうした液体は、負圧の絶縁タン
ク内に貯蔵されており、沸騰したガスは、かなり低圧で
大気中に逃げることが出来る。使用時において、消費さ
れる燃料は、通常、沸騰する量を上廻り、エンジンに供
給するため、更なる液体が蒸発する。しかしながら、エ
ンジンのスイッチを切った状態で自動車を駐車したまま
にした場合、漏洩する熱が液体をゆっくりと蒸発させ、
この気体が密閉したスペースに排気されたならば、空気
との混合体が爆発する危険性が生じる。
【0004】本発明の一つの目的は、液化天然ガス等を
貯蔵し且つ自動車のエンジンに分配する装置であって、
上述の機構に伴う問題点を軽減し、又は解消することが
可能な装置を提供することである。
貯蔵し且つ自動車のエンジンに分配する装置であって、
上述の機構に伴う問題点を軽減し、又は解消することが
可能な装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、液状
気体を受け入れる入口と、液状気体とタンクから吸引す
るのを許容する出口と、余剰の蒸発気体とタンクから吸
引するのを許容する排気パイプとを有する、貯蔵タンク
を備え、上記の排気パイプが排気された気体を二酸化炭
素と水とに酸化させて、蒸発した気体が大気中に放出さ
れるのを防止する、可燃性の液状気体を貯蔵し且つ分配
する装置を提供するものである。
気体を受け入れる入口と、液状気体とタンクから吸引す
るのを許容する出口と、余剰の蒸発気体とタンクから吸
引するのを許容する排気パイプとを有する、貯蔵タンク
を備え、上記の排気パイプが排気された気体を二酸化炭
素と水とに酸化させて、蒸発した気体が大気中に放出さ
れるのを防止する、可燃性の液状気体を貯蔵し且つ分配
する装置を提供するものである。
【0006】この酸化手段は、触媒変換器を備えること
が有利である。
が有利である。
【0007】該装置は、蒸発した気体が所定の圧力以下
の圧力にて上記の酸化装置に流れるのを防止する圧力逃
がし弁を更に備えることが有利である。
の圧力にて上記の酸化装置に流れるのを防止する圧力逃
がし弁を更に備えることが有利である。
【0008】この装置は、吸着剤が充填された補助的な
貯蔵容器と、蒸発した気体をその内部の吸着剤に吸着さ
せるため、その蒸発した気体を最初に上記容器に導入す
る手段とを更に備えることが有利である。
貯蔵容器と、蒸発した気体をその内部の吸着剤に吸着さ
せるため、その蒸発した気体を最初に上記容器に導入す
る手段とを更に備えることが有利である。
【0009】この装置は、液状気体を蒸発させる蒸発器
と、該蒸発器によって蒸発された気体をその気体を燃焼
させる装置に導入する気体供給パイプとを更に備えるこ
とが有利である。
と、該蒸発器によって蒸発された気体をその気体を燃焼
させる装置に導入する気体供給パイプとを更に備えるこ
とが有利である。
【0010】この装置は、蒸発した液状気体を補助的な
貯蔵タンクから蒸発器の下流にある気体供給パイプまで
導入する補助的な供給パイプとを更に備えることが効果
的である。
貯蔵タンクから蒸発器の下流にある気体供給パイプまで
導入する補助的な供給パイプとを更に備えることが効果
的である。
【0011】吸着材は表面積の広い活性炭素又はぜオラ
イトを備えることが好ましい。
イトを備えることが好ましい。
【0012】触媒変換器は白金又は白金/パラジウム変
換器であることが有利である。
換器であることが有利である。
【0013】また、出口は自動車の内燃機関に気体を導
入し得る位置に配置されることが効果的である。
入し得る位置に配置されることが効果的である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に関して、単に一
例として本発明を説明する。
例として本発明を説明する。
【0015】図1を簡単に参照すると、ローリー10の
ような自動車は、エンジン12と、図2に最も良く図示
した、可熱性の液化気体14を貯蔵し且つ分配する装置
とを備えている。図2から、該装置14は、弁20を内
蔵する充填箇所18と、例えば、内熱機関12の形態に
よる燃焼装置に燃料23を供給する供給パイプ22とを
有する断熱貯蔵タンク16を備えている。こうしたタン
クの特徴に加えて、排気パイプ24があり、この排気パ
イプ24は、タンク16の頂部を向いた位置に配置され
て、余剰な蒸発気体がタンクから吸引されるのを許容
し、これにより、余剰な圧力の蓄積に伴う問題点を回避
する。該排気パイプ24は、全ての排気ガスを二酸化炭
素と水とに酸化させ、これにより、蒸発した気体が大気
中に放出されるを防止する触媒変換器26を更に備えて
いる。この適当な触媒変換器の作用及び形態は、当該技
術分野で周知であり、従って、これらの触媒変換器は、
本発明の一部分を構成するものではなく、本明細書では
詳細には説明しない。しかしながら、かかる変換器は、
酸化触媒を含み、また、排気ガス中の化学的反応を促進
させて、排気ガスのH2O及びCO2への変換を促進
し、H2O及びCO2が大気中に安全に放出され得るよ
うにするために使用されることが理解される。この変換
器は、余剰な酸素との反応によりHCからH2O及びC
O2への酸化を促進する白金又は白金/パラジウム変換
器とすることができる。余剰な酸素が必要とされること
考慮して、該装置は、例えば、液体酸素の貯蔵タンク2
8の形態による酸素供給体と、パイプ30の形態による
供給手段と、蒸発器32と、必要なときに、蒸発したC
O2の触媒変換器26への供給を促進する制御弁34と
を更に備えている。これとは別に、ファン及びダクト機
構(図示せず)を介して触媒に自然の空気を循環させる
ことも可能である。変換された気体は、反応したなら
ば、危険を伴わずに大気中に放出することができる。
ような自動車は、エンジン12と、図2に最も良く図示
した、可熱性の液化気体14を貯蔵し且つ分配する装置
とを備えている。図2から、該装置14は、弁20を内
蔵する充填箇所18と、例えば、内熱機関12の形態に
よる燃焼装置に燃料23を供給する供給パイプ22とを
有する断熱貯蔵タンク16を備えている。こうしたタン
クの特徴に加えて、排気パイプ24があり、この排気パ
イプ24は、タンク16の頂部を向いた位置に配置され
て、余剰な蒸発気体がタンクから吸引されるのを許容
し、これにより、余剰な圧力の蓄積に伴う問題点を回避
する。該排気パイプ24は、全ての排気ガスを二酸化炭
素と水とに酸化させ、これにより、蒸発した気体が大気
中に放出されるを防止する触媒変換器26を更に備えて
いる。この適当な触媒変換器の作用及び形態は、当該技
術分野で周知であり、従って、これらの触媒変換器は、
本発明の一部分を構成するものではなく、本明細書では
詳細には説明しない。しかしながら、かかる変換器は、
酸化触媒を含み、また、排気ガス中の化学的反応を促進
させて、排気ガスのH2O及びCO2への変換を促進
し、H2O及びCO2が大気中に安全に放出され得るよ
うにするために使用されることが理解される。この変換
器は、余剰な酸素との反応によりHCからH2O及びC
O2への酸化を促進する白金又は白金/パラジウム変換
器とすることができる。余剰な酸素が必要とされること
考慮して、該装置は、例えば、液体酸素の貯蔵タンク2
8の形態による酸素供給体と、パイプ30の形態による
供給手段と、蒸発器32と、必要なときに、蒸発したC
O2の触媒変換器26への供給を促進する制御弁34と
を更に備えている。これとは別に、ファン及びダクト機
構(図示せず)を介して触媒に自然の空気を循環させる
ことも可能である。変換された気体は、反応したなら
ば、危険を伴わずに大気中に放出することができる。
【0016】供給パイプ22には、エンジン12に供給
される前に気体を蒸発させ得るようにした、例えば、蒸
発コイル36の形態とした蒸発器が設けられている。該
供給パイプには、さもなければ触媒変換器26に導入さ
れる蒸発気体を受け入れる補助的な供給パイプ38が更
に設けられている。所定の圧力にて、又はそれ以上の圧
力のときに限って蒸発気体の通過を許容する作用可能な
圧力作動弁40が排気パイプ24に設けられるならば、
更に一層、実際的である。
される前に気体を蒸発させ得るようにした、例えば、蒸
発コイル36の形態とした蒸発器が設けられている。該
供給パイプには、さもなければ触媒変換器26に導入さ
れる蒸発気体を受け入れる補助的な供給パイプ38が更
に設けられている。所定の圧力にて、又はそれ以上の圧
力のときに限って蒸発気体の通過を許容する作用可能な
圧力作動弁40が排気パイプ24に設けられるならば、
更に一層、実際的である。
【0017】本発明の装置には、更に、補助的な貯蔵タ
ンク容器42が設けられている。この貯蔵タンク容器4
2は、貯蔵タンク16からの蒸発気体の少なくとも一部
を受け入れ得るように、パイプ44を介して排気パイプ
に連結されている。この補助容器42には、吸着によっ
て多量の排気ガスを貯蔵し得る、例えば、表面積の大き
い活性炭素又はゼオライトシーブ43のような吸着材が
充填されている。大気圧にて吸着することが可能である
が、容器42を圧力作動弁40と組み合わせることが実
際上、有利であり、この圧力作動弁40は、例えば、1
0バールの圧力に達したときのみタンク、従って、補助
容器42を排気させる。かかる構造の場合、燃料タンク
の全容量の10乃至20%を保持するのに十分な貯蔵容
積を提供することは比較的容易である。未使用の燃料の
容積がこれよりも少ない状態で自動車を駐車する場合、
長時間の駐車の場合でも損失は生じない。この容積を超
える燃料は、触媒変換器を通じて選択的に排気され、上
述のように残量が20%以内であるようにする。
ンク容器42が設けられている。この貯蔵タンク容器4
2は、貯蔵タンク16からの蒸発気体の少なくとも一部
を受け入れ得るように、パイプ44を介して排気パイプ
に連結されている。この補助容器42には、吸着によっ
て多量の排気ガスを貯蔵し得る、例えば、表面積の大き
い活性炭素又はゼオライトシーブ43のような吸着材が
充填されている。大気圧にて吸着することが可能である
が、容器42を圧力作動弁40と組み合わせることが実
際上、有利であり、この圧力作動弁40は、例えば、1
0バールの圧力に達したときのみタンク、従って、補助
容器42を排気させる。かかる構造の場合、燃料タンク
の全容量の10乃至20%を保持するのに十分な貯蔵容
積を提供することは比較的容易である。未使用の燃料の
容積がこれよりも少ない状態で自動車を駐車する場合、
長時間の駐車の場合でも損失は生じない。この容積を超
える燃料は、触媒変換器を通じて選択的に排気され、上
述のように残量が20%以内であるようにする。
【0018】作動時、タンク16には、充填箇所18
と、充填後に確実に閉鎖される弁20とを介して液体燃
料が充填される。最初の始動時、液体燃料は、供給パイ
プ22を通じて吸引され、また、蒸発コイル36内で蒸
発されて、その後に、自動車のエンジンに供給されて、
該エンジンにより消費される。液体燃料がタンク16内
で蒸発すると、この液体燃料は、ヘッドスペースHを加
圧し始め、次に、排気パイプ24に入って、触媒変換器
26及び/又は補助容器(存在する場合)に供給され
る。補助容器42を採用しない場合、蒸発した燃料は、
触媒変換器26に直接導入されて、こ触媒変換器26内
にて、燃料は余剰な酸素の存在下で化学的反応が行われ
て、H2O及びCO2に変換される。こうした成分(H
2O、CO2)は、任意の従来の方法にて大気中に放出
され、何らの損害も与えることがない。この反応中に生
じた熱量は、かなり少量であり、自動車の周りの空気温
度に与える影響が最小である。圧力作動弁40を採用す
る場合、触媒変換器26は、所定の圧力に達する迄、何
らの気体も受け取らない。
と、充填後に確実に閉鎖される弁20とを介して液体燃
料が充填される。最初の始動時、液体燃料は、供給パイ
プ22を通じて吸引され、また、蒸発コイル36内で蒸
発されて、その後に、自動車のエンジンに供給されて、
該エンジンにより消費される。液体燃料がタンク16内
で蒸発すると、この液体燃料は、ヘッドスペースHを加
圧し始め、次に、排気パイプ24に入って、触媒変換器
26及び/又は補助容器(存在する場合)に供給され
る。補助容器42を採用しない場合、蒸発した燃料は、
触媒変換器26に直接導入されて、こ触媒変換器26内
にて、燃料は余剰な酸素の存在下で化学的反応が行われ
て、H2O及びCO2に変換される。こうした成分(H
2O、CO2)は、任意の従来の方法にて大気中に放出
され、何らの損害も与えることがない。この反応中に生
じた熱量は、かなり少量であり、自動車の周りの空気温
度に与える影響が最小である。圧力作動弁40を採用す
る場合、触媒変換器26は、所定の圧力に達する迄、何
らの気体も受け取らない。
【0019】補助容器42を採用する場合、蒸発した燃
料は、パイプ44を介して、この補助容器42に導入す
ることができる。このため、その燃料は、吸着材43に
よって吸着され、又、その後に使用するために貯蔵する
ことができる。大気圧にて、また、圧力に起固する完全
な蒸発を通じて液状気体を吸着することが可能ではある
が、吸着材43は、全体として、高圧のとき、より効率
的となるから、かかる吸着は、高圧にて行われることが
好ましい。勿論、所望の圧力を形成し、また、所定の圧
力を超える迄、全ての蒸発した気体が補助容器42に導
入され、また、通常の方法で変換され得るように、気体
が触媒変換器26に導入されるようにするために圧力作
動弁40を採用することができる。この蒸発した気体の
圧力がエンジン12に必要とされる圧力を超えると、補
助的な供給パイプ38は、補助容器42、又は触媒変換
器26にではなくて、エンジンに気体を導入する。
料は、パイプ44を介して、この補助容器42に導入す
ることができる。このため、その燃料は、吸着材43に
よって吸着され、又、その後に使用するために貯蔵する
ことができる。大気圧にて、また、圧力に起固する完全
な蒸発を通じて液状気体を吸着することが可能ではある
が、吸着材43は、全体として、高圧のとき、より効率
的となるから、かかる吸着は、高圧にて行われることが
好ましい。勿論、所望の圧力を形成し、また、所定の圧
力を超える迄、全ての蒸発した気体が補助容器42に導
入され、また、通常の方法で変換され得るように、気体
が触媒変換器26に導入されるようにするために圧力作
動弁40を採用することができる。この蒸発した気体の
圧力がエンジン12に必要とされる圧力を超えると、補
助的な供給パイプ38は、補助容器42、又は触媒変換
器26にではなくて、エンジンに気体を導入する。
【0020】エンジンを回転させずに、自動車10を駐
車すると、蒸発した気体は、変換器26を介して大気中
に直接、排気されるか、又は補助容器42内に貯蔵され
る。自動車10が長時間、駐車され、また、タンク16
内の全ての液体気体23が蒸発した場合、補助容器42
内に存在する吸着気体の量は、エンジンに十分な燃料を
供給するのに十分であり、このため、自動車を充填ステ
ーションまで運転し、その充填ステーション16にて、
タンク16に再度、充填することができる。
車すると、蒸発した気体は、変換器26を介して大気中
に直接、排気されるか、又は補助容器42内に貯蔵され
る。自動車10が長時間、駐車され、また、タンク16
内の全ての液体気体23が蒸発した場合、補助容器42
内に存在する吸着気体の量は、エンジンに十分な燃料を
供給するのに十分であり、このため、自動車を充填ステ
ーションまで運転し、その充填ステーション16にて、
タンク16に再度、充填することができる。
【図1】本発明による気体の貯蔵・分配の装置を具体化
する自動車の概略図である。
する自動車の概略図である。
【図2】本発明による気体の貯蔵・分配装置の概略図で
ある。
ある。
10 自動車 12 エンジン 14 気体貯蔵・分配装置 16 タンク 20 弁 22 供給パイプ 24 排気パイプ 26 触媒変換器 36 蒸発コイル 40 圧力作動弁 42 補助容器 43 吸着材
Claims (9)
- 【請求項1】 可燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する
装置にして、 液体気体を受け入れる入口と、液体気体タンクから吸引
するのを許容する出口と、余剰な蒸発気体を前記タンク
から吸引するのを許容する排気パイプとを有する貯蔵タ
ンクを備え、前記排気パイプが、蒸発した気体を二酸化
炭素及び水に酸化させて、蒸発した気体が大気中に放出
されるのを防止する手段を備えることを特徴とする可燃
性の液体気体を貯蔵し且つ分配する装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の可燃性の液体気体を貯
蔵し且つ分配する装置にして、前記酸化手段が触媒変換
器を備えることを特徴とする、可燃性の液体気体を貯蔵
し且つ分配する装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の可燃性の液体気
体を貯蔵し且つ分配する装置にして、蒸発した気体が、
所定の圧力以下の圧力にて前記酸化装置まで流れるのを
防止する圧力逃がし弁を更に備えることを特徴とする、
可燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか一項に記載の可
燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する装置にして、吸着
材が充填された補助的な貯蔵容器と、その内部の吸着材
により吸着し得るように、蒸発した気体を最初に前記容
器に導入する手段とを更に備えることを特徴とする、可
燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか一項に記載の可
燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する装置にして、液体
気体を蒸発させる蒸発器と、該蒸発器により蒸発させた
気体を前期気体がその内部で燃焼される装置に導入する
気体供給パイプとを更に備えることを特徴とする、可燃
性の液体気体を貯蔵し且つ分配する装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の可燃性の液体気体を貯
蔵し且つ分配する装置にして、蒸発した気体を前記補助
的な貯蔵容器から前記蒸発器の下流にある気体供給パイ
プに導入する補助的な供給パイプを更に備えることを特
徴とする、可燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する装
置。 - 【請求項7】 請求項4乃至6の何れか一項に記載の可
燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する装置にして、 前記吸着材が表面積の大きい活性炭素又はゼオライトを
含むことを特徴とする可燃性の液体気体を貯蔵し且つ分
配する装置。 - 【請求項8】 請求項2乃至7の何れかの項に記載の可
燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する装置にして、前記
触媒装置が白金又は白金/パラジウム触媒を備えること
を特徴とする、可燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する
装置。 - 【請求項9】 請求項1乃至8の何れかの項に記載の可
燃性の液体気体を貯蔵し且つ分配する装置にして、 前記出口が、自動車の内燃機関内に気体を導入し得る位
置に配置されることを特徴とする、可燃性の液体気体を
貯蔵し且つ分配する装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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