JPH0941869A - 地下水サンプリング用の井戸およびその施工方法 - Google Patents

地下水サンプリング用の井戸およびその施工方法

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JPH0941869A
JPH0941869A JP19546995A JP19546995A JPH0941869A JP H0941869 A JPH0941869 A JP H0941869A JP 19546995 A JP19546995 A JP 19546995A JP 19546995 A JP19546995 A JP 19546995A JP H0941869 A JPH0941869 A JP H0941869A
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water sampling
water
well
sampling
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Fumiaki Hirano
文昭 平野
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Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の井戸により複数の帯水層から選択的に
サンプリングすることを可能ならしめる。また、そのよ
うな井戸の好適な施工方法を提供する。 【解決手段】 複数の帯水層1,3を貫通しているボー
リング孔6の内部に、複数箇所にストレーナ8が形成さ
れている採水ケーシング7を配置し、その採水ケーシン
グ7の外側に複数のパッカー9をストレーナ8の相互間
に配置して装着する。上記のボーリング孔6は仮設ケー
シングを貫入しつつ削孔し、パッカー9を収縮させた状
態で採水ケーシング7をボーリング孔6内に配置した
後、仮設ケーシングを撤去してからパッカー9を膨張さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地下水をサンプリン
グするために設けられる井戸およびその施工方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、水質調査等のために地下
水をサンプリングする場合には、採水対象深度に達する
ボーリング孔を削孔し、そのボーリング孔内にベイラー
(採水器)を下ろして採水を行うか、あるいは、ボーリ
ング孔内に水中ポンプを配置して揚水を行うことが最も
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、地盤に複数
の帯水層が深度の異なる位置に存在している場合等にお
いては、特定の帯水層からのみサンプリングを行なう必
要が生じるが、そのような場合、単一のボーリング孔に
より特定の帯水層からのみ選択的にサンプリングするこ
とは必ずしも容易ではないので、従来においては採水対
象の帯水層に達する深度のボーリング孔を各々独立に削
孔することが一般的であり、そのために多大な手間と費
用を要するものであった。
【0004】また、ボーリング孔を削孔するための工法
としては種々のものがあるが、高度な水質調査等のため
のサンプリングを目的としてボーリング孔を削孔する場
合には、調査結果に悪影響を及ぼす懸念のない工法を採
用することが重要である。たとえば、従来一般的な工法
の一つに泥水を循環させつつ削孔するというものがある
が、そのような工法を採用した場合には削孔の際に用い
た循環泥水が帯水層に浸透してしまい、したがって採取
したサンプル中にその泥水が混入して水質分析結果に影
響することが懸念されるので好ましくない。さらに、高
度の水質調査を行なうような場合には地下水のサンプリ
ングに併せて周辺土壌のサンプリングを行なうこともあ
るので、ボーリングの削孔と同時に土壌のサンプリング
を行ない得る工法が望ましい。しかも、近年においては
調査領域は大深度に及ぶことがあり、大深度削孔が可能
であることも要求されている。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、特定の帯水層からのみ地
下水をサンプリングすることを可能ならしめ、併せて、
サンプリング対象の地下水に対して悪影響を及ぼすこと
がなく、同時に土壌のサンプリングも可能であり、さら
には大深度にも適用可能である井戸、およびその施工方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の井戸は、複数の
帯水層を有する地盤に設けられていずれかの帯水層から
選択的に地下水をサンプリングする場合に適用されるも
ので、前記地盤に前記複数の帯水層を貫通するボーリン
グ孔が設けられ、その内部に、長さ方向に間隔をおいて
複数箇所にストレーナが形成されている採水ケーシング
が配置されるとともに、該採水ケーシングの外側に、該
採水ケーシングの外面と前記ボーリング孔の孔壁との間
の間隙を止水可能に塞ぐ複数のパッカーが前記ストレー
ナの相互間に配置されて装着されてなる構造のものであ
る。
【0007】また、本発明の施工方法は、上記の井戸を
施工するに際して、前記地盤中に仮設ケーシングを貫入
させつつその内側にボーリング孔を形成するとともに、
前記採水ケーシングのストレーナ相互間に膨張収縮可能
なパッカーを収縮させた状態で予め装着しておき、該採
水ケーシングを前記ボーリング孔内に配置した後に該仮
設ケーシングを撤去し、しかる後に前記パッカーを膨張
させて該パッカーによりボーリング孔壁面と採水ケーシ
ング外面との間隙を止水可能に塞ぐようにしたものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の井戸の構造をその施工方法とともに説明する。以下で
説明する本発明の井戸は、図1に示すように、地表側か
ら帯水層1、不透水層2、帯水層3、不透水層4が存在
している地盤に対して設けられるものであって、帯水層
1または帯水層3のいずれかから選択的に地下水のサン
プリングを行なうためのものである。
【0009】本発明の井戸を施工するには、まず図1に
示すように、不透水層4に達する仮設ケーシング5を地
盤中に貫入してその内部にボーリング孔6を削孔する。
このような仮設ケーシング5の貫入とその内部の削孔
は、たとえばワイヤラインコアバーレルを用いて土壌を
サンプリングするボーリングマシンを用いることにより
容易に実施し得る。ワイヤラインコアバーレルは二重管
式のダブルコアバーレルの一種であって、先端にビット
を有するアウターケーシング内に内管を引き上げ可能に
配置しておき、アウターケーシングを回転させながら地
盤中に貫入させることで内管内にコア(土壌サンプル)
を取込み、その内管をワイヤーにより引き上げることで
コアを抜き取る形式のものである。したがって、そのよ
うなボーリングマシンにおけるアウターケーシングを本
発明における仮設ケーシング5として用い、これを地盤
に貫入させつつその内部の土壌をコアとして順次抜き取
っていけば良い。この際、仮設ケーシング5(アウター
ケーシング)の貫入はそれを回転させつつ押し込んでい
くことで行ない得るから、循環泥水を用いる必要はな
い。また、採取したコアは土壌サンプルとして使用し得
る。
【0010】上記のようにして仮設ケーシング5を貫入
してボーリング孔6を削孔したら、次に、図2に示すよ
うに仮設ケーシング5内に採水ケーシング7を建て込
む。採水ケーシング7は仮設ケーシング5よりやや小径
の鋼管あるいは塩化ビニール管等の管材からなるもの
で、その全長にわたって所定間隔で複数箇所(図示例の
ものは5箇所)にスクリーン8が形成されており、その
外側には各スクリーン8の相互間に位置して膨張収縮可
能な環状の袋体の形態をなすパッカー9が装着されてい
るものである。各パッカー9は通常は収縮しているが、
地表に配置したガスボンベ10から窒素ガス等の不活性
ガスが加圧供給されると膨張するものであって、各パッ
カー9にはそのためのガス供給管11を予め接続してお
く。
【0011】上記の採水ケーシング7を仮設ケーシング
5内に建て込んで適宜手段により仮支持したら、図3に
示すように仮設ケーシング5を引き抜いてしまい、その
後、各パッカー9に不活性ガスを供給してそれらを膨張
させる。これにより、採水ケーシング7は各パッカー9
によってボーリング孔6の中心部に保持され、かつ、採
水ケーシング7の外面とボーリング孔6の内壁面との間
の間隙は各パッカー9の位置で止水可能に塞がれ、以上
により本発明の井戸が完成する。
【0012】上記の井戸は各帯水層1,3のいずれかか
ら地下水を選択的にサンプリングし得るものであり、以
下、図4を参照して上記の井戸を用いた採水方法とその
ために用いる採水装置について説明する。
【0013】図4に示す採水装置20はいずれかの帯水
層1,3からのみのサンプリングを行ない得るのみなら
ず、サンプルが空気に触れることにより変質してしまう
ことを防止するために空気に触れさせることなくサンプ
リングし得る構成のものである。まず、この採水装置2
0について詳細に説明すると、図4において符号21で
示すものは採水ケーシング7内に挿入される採水パイプ
である。この採水パイプ21としては柔軟性を有するホ
ースが用いられ、その下端部には地下水が流入し得るス
トレーナー22が設けられ、そのストレーナー22の上
下にはそれぞれパッカー23が装着されている。
【0014】各パッカー23はストレーナー22の上下
の位置で採水ケーシング7内を止水可能に仕切ることに
より、採水ケーシング7に形成されている複数のストレ
ーナ8のいずれかを通して採水ケーシング7内に流入し
た地下水(図示例の場合は採水対象としている帯水層3
の地下水)のみを採水パイプ21内に流入せしめるもの
である。本装置におけるパッカー23としては上記のパ
ッカー9と同様に膨張収縮可能な環状の袋体が用いられ
ていて、それが採水パイプ21の外側に装着され、地上
部に設置されたガスボンベ24からガスパイプ25を通
して窒素ガス等の不活性ガスが供給されることで膨張
し、採水ケーシング7の内面と採水パイプ21の外表面
の双方に密着して止水を行うものとされている。
【0015】一方、採水パイプ21の上端は、地上部に
配置された採水タンク26に接続され、その採水タンク
26には余水吐27が接続されている。採水タンク26
は採水パイプ21により採水した地下水を受け、その底
部に取り付けられている採水バルブ28を開くことで所
望量のサンプルを採水ビン29に取り出すためのもので
ある。また、余水吐27は採水タンク26からの余剰水
を受けるためのものであり、その底部には排水バルブ3
0が取り付けられている。これら採水タンク26および
余水吐27はいずれも気密保持可能なものとされてい
て、地下水を採水するに先立ってそれらの内部が不活性
ガスである窒素ガスに置換されるようになっており、余
水吐27の上部にはガス置換を行う際に開かれる排気バ
ルブ31が取り付けられている。
【0016】さらに、地上部には採水用の窒素ガスボン
ベ32が備えられ、この窒素ガスボンベ32からガス供
給パイプ33を通して採水パイプ21のストレーナー2
2の位置からその内部に加圧状態の窒素ガスが供給され
るようになっている。この窒素ガスボンベ32は、上記
のように加圧状態の窒素ガスを採水パイプ21の下端部
に供給することにより、採水パイプ21内の地下水を地
上側へ吹き飛ばして揚水せしめて採水タンク26に導く
ためのものである。すなわち、窒素ガスボンベ32より
採水パイプ21に窒素ガスを加圧供給すると、採水パイ
プ21内の地下水はかたまりとなって吹き飛ばされるよ
うに上昇し、窒素ガスがそのかたまりを破ると窒素ガス
だけが上昇して地下水は落下してくる。しかし、その地
下水は最初の状態よりも上方位置まで落ちた時点で、連
続的に供給されてきている窒素ガスにより再び吹き飛ば
されてさらに上昇する。この状態を数回繰り返すことに
より徐々に吹き飛ばされる地下水量が増大し、それがあ
る量に達すると地上まで押し上げられ、採水タンク26
に流入するのである。
【0017】次に、上記構成の採水装置20による採水
手順を説明する。まず、採水パイプ21のストレーナー
22の上下の位置にそれぞれ収縮状態のパッカー23を
予め装着し、その採水パイプ21を採水ケーシング7内
に挿入していき、ストレーナー22が採水対象の帯水層
(図示例の場合は帯水層3)の位置に達したら適宜固定
し、その上端を採水タンク26に気密保持可能に接続す
る。そして、ガスボンベ24からパッカー23に窒素ガ
スを供給してそれらを膨張させる。以上により採水ケー
シング7内はストレーナー22の上下の位置でパッカー
23により仕切られ、また、採水ケーシング7外は既に
パッカー9によりストレーナー8の上下の位置で仕切ら
れているから、採水対象の帯水層3内の地下水のみがス
トレーナー8を通して採水ケーシング7内に流入し、さ
らにストレーナー22を通して採水パイプ21内に流入
する。
【0018】次に、採水タンク26および余水吐27の
内部から空気を排出して窒素ガスに置換する。すなわ
ち、余水吐27の排気バルブ31を開いた状態で、窒素
ガスボンベ32から窒素ガスを採水パイプ21に供給す
る。これにより、窒素ガスの気泡が採水パイプ21内を
上昇して採水タンク26、余水吐27を経て排気バルブ
31から放出され、これによりそれらの内部から空気が
排出されて窒素ガスに置換される。また、これと同時に
採水パイプ21内の地下水も上記の原理により揚水され
て採水タンク26内に導かれるが、この段階で採水され
た地下水は既に空気と触れているので、これは採水バル
ブ28を開いて廃棄する。
【0019】採水パイプ21の内容積に相当する量の地
下水を廃棄してしまえば、それ以降は空気と触れ得ない
地下水が採水タンク26に流入してくるので、その時点
で採水バルブ28を閉じ、所望量の地下水が溜まったら
排気バルブ31を閉じるとともに窒素ガスの供給を停止
する。そして、採水ビン29に予め窒素ガスを封入して
おき、これを採水バルブ28に気密保持可能に接続した
後、採水バルブ28を開いて採水タンク26から採水ビ
ン29に所望量の地下水を採取する。
【0020】以上により、帯水層3の地下水を全く空気
に全く触れさせることなく採水することができ、したが
って、空気と触れることで揮発したり変質、変化し易い
成分を有している場合であってもサンプル自体が変化し
たり変質してしまう余地がなく、このため、地下水や土
壌の汚染を高精度で調査するような場合にその信頼性を
充分に高めることができる。
【0021】引き続いて他の帯水層から採水する場合に
は、パッカー23を収縮させ、採水パイプ21を上昇あ
るいは下降させてストレーナー22の位置を新たな採水
対象の帯水層の位置に配置したらパッカー23を再び膨
張させ、以降は上記の手順を繰り返せば良い。
【0022】以上で説明したように、本発明の井戸は、
ボーリング孔6内に複数のストレーナー8を有する採水
ケーシング7を配置するとともに、ボーリング孔6と採
水ケーシング7との間の間隙を複数のパッカー9により
止水しているので、上記のような採水装置20を用いる
ことにより特定の帯水層からのみサンプリングを行なう
ことが可能なものである。したがって本発明の井戸を採
用することにより従来のように帯水層ごとにそれぞれボ
ーリング孔を独立に削孔することなく単一の井戸で複数
の帯水層から選択的に採水することが可能となるのであ
り、このためボーリング孔の削孔に要する手間と費用を
充分に節約できるとともに作業効率を格段に向上させる
ことができる。
【0023】また、本発明の井戸はボーリング孔6内に
採水ケーシング7を配置し、その採水ケーシング7内か
らサンプリングを行なうので、上記の採水装置20にお
ける採水パイプ21あるいは他の採水手段(ベイラーや
水中ポンプ等)は、鋼管や塩化ビニール管等からなる採
水ケーシング7内に挿入することになり、したがってそ
れらのセッティングや移動はボーリング孔6内に直接的
に挿入する場合に比して容易に行ない得るものである。
しかも、本発明の井戸の施工方法は、ダブルコアバーレ
ルを用いる汎用のボーリングマシンを転用することがで
き、そのようなボーリングマシンによりアウターケーシ
ングを仮設ケーシング5として用いて循環泥水を使用す
ることなく地盤に貫入させていくことが可能であるか
ら、循環泥水がサンプルに影響を及ぼす懸念がなく、ま
た仮設ケーシング5を貫入させる際に土壌のサンプリン
グを同時に行なうことができ、しかも大深度の井戸に対
しても支障なく適用できるものである。
【0024】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の井戸
は、ボーリング孔内に採水ケーシングを配置するととも
にそれらの間隙を複数のパッカーにより止水しているの
で、採水ケーシング内の任意の位置から採水する採水装
置を採水ケーシング内に挿入して採水を行なうことによ
り、採水対象とする特定の帯水層からのみサンプリング
を行なうことが可能となるものであり、したがって従来
のように帯水層ごとにそれぞれボーリング孔を削孔する
ことなく単一の井戸で複数の帯水層から選択的に採水す
ることが可能となり、しかも、採水ケーシング内におけ
る採水装置のセッティングやその移動を容易に行ない得
るものである。
【0025】また、本発明の井戸の施工方法は、仮設ケ
ーシングを貫入させつつボーリング孔を形成し、採水ケ
ーシングを建て込んでから仮設ケーシングを撤去してパ
ッカーを膨張させるものであるので、たとえばダブルコ
アバーレルを用いる汎用のボーリングマシンを転用する
ことが可能であり、したがってそのアウターケーシング
を仮設ケーシングとして用いて循環泥水を使用すること
なく地盤に貫入させていくことが可能であるから、循環
泥水がサンプルに影響を及ぼす懸念がなく、また仮設ケ
ーシングを貫入させる際に土壌のサンプリングを同時に
行なうことができ、しかも大深度の井戸に対しても支障
なく適用できるものであり、上記井戸を施工する場合に
採用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の井戸の施工手順を示す図であって、地
盤に仮設ケーシングを貫入しその内部にボーリング孔を
削孔した状態を示す図である。
【図2】同、ボーリング孔内に採水ケーシングを配置し
た状態を示す図である。
【図3】本発明の井戸が完成した状態を示す図である。
【図4】本発明の井戸に採水装置を設置して採水を行な
っている状態を示す図である。
【符号の説明】
1,3 帯水層 5 仮設ケーシング 6 ボーリング孔 7 採水ケーシング 8 ストレーナー 9 パッカー 20 採水装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の帯水層を有する地盤に設けられて
    いずれかの帯水層から選択的に地下水をサンプリングす
    るために用いられる井戸であって、 前記地盤に前記複数の帯水層を貫通するボーリング孔が
    設けられ、その内部に、長さ方向に間隔をおいて複数箇
    所にストレーナが形成されている採水ケーシングが配置
    されるとともに、該採水ケーシングの外側に、該採水ケ
    ーシングの外面と前記ボーリング孔の孔壁との間の間隙
    を止水可能に塞ぐ複数のパッカーが前記ストレーナの相
    互間に配置されて装着されてなることを特徴とする地下
    水サンプリング用の井戸。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の井戸の施工方法であっ
    て、 前記地盤中に仮設ケーシングを貫入させつつその内側に
    ボーリング孔を形成するとともに、前記採水ケーシング
    のストレーナ相互間に膨張収縮可能なパッカーを収縮さ
    せた状態で予め装着しておき、該採水ケーシングを前記
    ボーリング孔内に配置した後に前記仮設ケーシングを撤
    去し、しかる後に前記パッカーを膨張させて該パッカー
    によりボーリング孔の孔壁と採水ケーシング外面との間
    隙を止水可能に塞ぐことを特徴とする地下水サンプリン
    グ用の井戸の施工方法。
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