JPH0934355A - 暗号化システム及び通信ネットワークに適用する暗号化システム - Google Patents

暗号化システム及び通信ネットワークに適用する暗号化システム

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JPH0934355A
JPH0934355A JP7189072A JP18907295A JPH0934355A JP H0934355 A JPH0934355 A JP H0934355A JP 7189072 A JP7189072 A JP 7189072A JP 18907295 A JP18907295 A JP 18907295A JP H0934355 A JPH0934355 A JP H0934355A
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JP
Japan
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data
key
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encrypted
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Application number
JP7189072A
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English (en)
Inventor
Akifumi Murata
明文 村田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鍵管理の容易性と十分な安全性を確保し、かつ
暗号化(復号化を含む)の処理速度の高速化を図ること
ができる暗号化システムを提供することにある。 【解決手段】慣用鍵暗号化方式による慣用鍵データK
a,Kdを使用して、原データDPの暗号化処理と復号
化処理を実行し、かつ公開鍵暗号化方式による公開鍵デ
ータKb,Kcを使用して相互認証データの暗号化と復
号化を実行する暗号化システムである。送信側システム
1は、慣用キーKaにより暗号化した暗号化データDC
と公開キーKbにより慣用キーKaを暗号化した相互認
証データDIとからなる送信データDTを送信する。受
信側システム5は、公開キーKcにより相互認証データ
DIから慣用キーKd(Ka)を復号化する。この慣用
キーKdにより、暗号化データDCを送信元データDP
(DD)に復号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に通信ネットワ
ークに適用する暗号化システムであって、通信データの
暗号/復号化処理を実行するための暗号化技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、特にコンピュータ間でデータ通信
を行なうための通信ネットワークでは、情報の機密性を
保持するためのいわゆるセキュリティ(securit
y)機能が重要である。
【0003】このセキュリティ機能の一つとして、通信
データを暗号化して、受信側で復号化する暗号化システ
ムがある。暗号化システムは、基本的には図6(A)に
示すように、平文(原データ)を暗号文(暗号化デー
タ)に変換する暗号化処理部60および暗号文を平文に
戻すための復号化処理部61からなる。
【0004】暗号化処理部60は、所定の暗号化鍵(暗
号化キー)により暗号文に変換する暗号化アルゴリズム
を実行する一種の符号化処理部である。復号化処理部6
1は、所定の復号化鍵(復号化キー)により復号化アル
ゴリズムを実行する。
【0005】暗号化システムには、大別して慣用鍵暗号
化方式(または共通鍵暗号化方式)と公開鍵暗号化方式
がある。慣用鍵暗号化方式では、任意に設定した暗号化
キーと復号化キーとを使用し、通常では暗号化キーと復
号化キーとは同一である。この暗号化キーと復号化キー
とからなる慣用キーは、通信ネットワーク上においてデ
ータの送信者と受信者の組毎に用意されて、そのペアで
ある送受信者以外には秘密鍵として管理される。
【0006】図6(B)は、慣用鍵暗号化方式を実際上
の通信ネットワークに適用した場合のシステムブロック
図である。即ち、送信側システム62は、送信データ
(原データ)DPを暗号化する暗号化処理部63を備え
ている。暗号化処理部63は、慣用鍵である暗号化キー
Kaにより暗号化アルゴリズムを実行するCPUやメモ
リ等の構成要素からなる。送信側システム62は、暗号
化処理部63により暗号化された暗号化データDCを、
ネットワークの通信回線66を介して受信側システム6
4に送信する。
【0007】受信側システム64は、受信データDR
(即ち、暗号化データDC)から原データDP(復号化
データDD)を復号化する復号化処理部65を備えてい
る。復号化処理部65は、慣用鍵である復号化キーKb
により復号化アルゴリズムを実行し、復号化データDD
を出力する。復号化キーKbは、暗号化キーKaと同一
の秘密鍵である。
【0008】このような慣用鍵暗号化方式による暗号化
システムは、公開鍵暗号化方式と比較して暗号化(復号
化)の処理速度が高速である。しかしながら、送受信者
が使用する慣用鍵が共通であるため、安全性に問題があ
る。さらに、送受信者の組毎に慣用鍵を設定するため、
送受信者の数が増大した場合に、慣用鍵の数が2乗のオ
ーダで増加するため、鍵の管理が複雑化する問題があ
る。
【0009】これに対して、公開鍵暗号化方式は、暗号
化キーと復号化キーとが異なり、暗号化キーから復号化
キーを容易に求めることは困難であるという性質を有す
る。さらに、暗号化キーを公開鍵として公開し、復号化
キーを秘密鍵として秘密にする方式であるため、送受信
者の数が増大しても、鍵の数はその送受信者の数に相当
して増加するだけである。また、公開鍵暗号化方式は、
復号化キーを秘密鍵とする秘密機能と後述する相互認証
機能とにより、慣用鍵暗号化方式と比較して安全性を向
上させることができる。
【0010】図7は公開鍵暗号化方式の原理を示すブロ
ック図である。図7(A)では、暗号化処理部70は、
公開された公開鍵である暗号化キー(公開キー)Kaに
より、原データDPを暗号化する。復号化処理部71
は、秘密にされた復号化キー(秘密キー)Kbにより、
暗号化データDCから原データDPを復号化する。一
方、図7(B)では、キーKbを公開鍵である暗号化キ
ーとして原データDPを暗号化し、秘密にされたキーK
aを復号化キーとして暗号化データDCを復号化する。
【0011】図8は、公開鍵暗号化方式を実際上の通信
ネットワークに適用した場合のシステムブロック図であ
る。公開鍵暗号化方式による暗号化システムには、送信
者と受信者とを特定するために、前記の相互認証機能が
含まれている。
【0012】送信側システム80は、送信元データ(原
データ)DPを暗号化キーKaにより暗号化処理部82
で暗号化し、暗号化データDCを作成する。この暗号化
キーKaは送信側システム80のユーザの秘密鍵であ
る。
【0013】さらに、送信側システム80は、暗号化デ
ータDCを暗号化キーKbにより暗号化処理部83で暗
号化し、暗号化送信データDTを作成する。この暗号化
送信データDTは、例えば送信側システム80のユーザ
名(N)を含むデータである。また、暗号化キーKbは
公開された公開鍵である。送信側システム80は、暗号
化送信データDTをネットワークの通信回線66を介し
て受信側システム81に送信する。
【0014】受信側システム81は、受信データDR1
(即ち、暗号化送信データDT)を、復号化キーKcに
より復号化処理部84で復号化する。復号化キーKcは
受信側システム81のユーザの秘密鍵である。この復号
化キーKcにより、受信データDR1から送信側システ
ム80のユーザ名(N)を復号化する。
【0015】さらに、受信側システム81は、ユーザ名
(N)により復号化キーKdを得て、この復号化キーK
dにより復号化処理部85で復号化データDR2から復
号化データDDを復号化する。即ち、復号化データDD
は送信元データDPである。復号化キーKdは公開され
た公開鍵である。
【0016】このようにして、公開鍵暗号化方式におい
て、公開鍵である暗号化キーKbにより送信側のユーザ
名(N)を暗号化して送信データDTに含ませて、受信
側システム81の秘密鍵である復号化キーKcにより送
信側のユーザ名(N)を復号化する。このユーザ名
(N)から、送信元データDP(復号化データDD)を
復号化するための公開鍵である復号化キーKdを得るこ
とができる。このような相互認証機能により、送信側と
受信側で相互に確認することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、通信
ネットワークに適用される暗号化システムには、大別し
て慣用鍵暗号化方式(または共通鍵暗号化方式)と公開
鍵暗号化方式がある。両方式とも長所と短所がある。即
ち、慣用鍵暗号化方式は処理速度が高速であるが、鍵数
が増大して管理が複雑になり、また安全性が十分ではな
い。一方、公開鍵暗号化方式は鍵の管理と安全性に優れ
ているが、暗号化(復号化を含む)の処理速度が相対的
に低速である。
【0018】本発明の目的は、鍵管理の容易性と十分な
安全性を確保し、かつ暗号化(復号化を含む)の処理速
度の高速化を図ることができる暗号化システムを提供す
ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、慣用鍵暗号化
方式による慣用鍵データを使用して、原データの暗号化
処理と復号化処理を実行し、かつ公開鍵暗号化方式によ
る公開鍵データを使用して相互認証データの暗号化と復
号化を実行する暗号化システムである。
【0020】本発明の暗号化システムは、データ送信側
システムから暗号化した送信データを送信し、データ受
信側システムで送信データを復号化する通信ネットワー
クに適用される。データ送信側システムには、慣用鍵デ
ータを使用して原データを暗号化する慣用暗号化処理手
段と慣用鍵データを暗号化して相互認証データを作成す
る公開暗号化処理手段とが設けられている。データ受信
側システムには、公開鍵暗号化方式による鍵データを使
用して相互認証データから慣用鍵データを復号化する鍵
データ復号化処理手段と慣用鍵データを使用して暗号化
データから原データを復号化する復号化処理手段とが設
けられている。
【0021】このような暗号化システムにより、慣用鍵
暗号化方式を利用してデータの暗号化と復号化処理を高
速化し、かつ公開鍵暗号化方式を利用して相互認証機能
による安全性と鍵管理の容易性を実現することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は第1の実施形態に関係する暗
号化システムを通信ネットワークに適用した場合のシス
テムブロック図であり、図2は第1の実施形態の動作を
説明するためのフローチャートである。 (システム構成)本実施形態に関係するシステムは、図
1に示すように、暗号化した送信データDTを作成して
送信する送信側システム1と、この送信側システム1か
ら送信されて受信した受信データDR(即ち、DT)か
ら原データ(送信元データDP)を復号化する受信側シ
ステム5とからなる。
【0023】送信側システム1は、送信元データ(原デ
ータ)DPを暗号化キーKaにより暗号化する暗号化処
理部2と、暗号化キーKaである慣用鍵データを暗号化
キーKbにより暗号化する暗号化処理部3とを有する。
【0024】暗号化キーKaは、慣用鍵暗号化方式によ
るランダムに作成された慣用鍵データである。暗号化処
理部2は、暗号化キーKaにより送信元データDPを暗
号化する慣用鍵暗号化方式の処理部である。
【0025】暗号化キーKbは、公開鍵暗号化方式によ
る公開鍵データである。即ち、この暗号化キーKbは、
通信ネットワークにおいて例えばユーザ名に対応する公
開鍵データからなる公開ファイルから、送信側システム
1のユーザにより選択された公開鍵データである。
【0026】送信側システム1は、暗号化処理部2によ
り得られた暗号化データDCと暗号化処理部3により得
られた相互認証データDI(暗号化キーKaの暗号化デ
ータ)とからなる送信データDTを作成して、ネットワ
ークの通信回線4を介して受信側システム5に送信す
る。
【0027】受信側システム5は、受信データDR(即
ち、送信データDT)の相互認証データDIを復号化キ
ーKcにより復号化する復号化処理部6と、復号化キー
Kdにより暗号化データDCを復号化する復号化処理部
7とを有する。
【0028】復号化キーKcは、公開鍵暗号化方式によ
る公開鍵データである。即ち、この復号化キーKcは、
通信ネットワークにおいて例えばユーザ名に対応する公
開鍵データからなる公開ファイルから、受信側システム
5のユーザにより選択された公開鍵データである。
【0029】復号化キーKdは、復号化処理部6により
復号化された鍵データであり、送信側システム1で作成
された慣用鍵暗号化方式による慣用鍵データ(Ka)で
ある。復号化処理部7は、復号化キーKdにより暗号化
データDCを復号化して、送信元データ(原データ)D
Pに相当する復号化データDDを出力する。 (第1の実施形態の動作)次に、図2のフローチャート
を参照して本実施形態の作用効果を説明する。
【0030】本実施形態では、送信側システム1におい
て、送信元データ(原データ)DPを暗号化するための
暗号化キーKaとして、慣用鍵暗号化方式を利用してラ
ンダムに作成された慣用鍵データ(慣用キー)が使用さ
れる。
【0031】暗号化処理部2は、作成された慣用キーK
aにより、送信元データDPを暗号化した暗号化データ
DCを出力する(ステップS1)。一方、暗号化処理部
3は、公開鍵暗号化方式による公開キーKbにより、慣
用キーKaである慣用鍵データを暗号化した相互認証デ
ータDIを出力する(ステップS2)。
【0032】ここで、公開キーKbは、送信側システム
1で公開ファイルから秘密に選択された暗号化キーであ
り、受信側システム5のユーザを特定することになる。
送信側システム1は、暗号化処理により得られた暗号化
データDCと相互認証データDIとからなる送信データ
DTを受信側システム5に送信する(ステップS3)。
【0033】受信側システム5は、送信データDTの受
信を完了して受信データDRを得ると、復号化処理部6
で復号化キーKcにより、受信データDRの相互認証デ
ータDIを復号化する(ステップS4のYES,S
5)。
【0034】この復号化キーKcは、受信側システム5
で公開ファイルから秘密に選択された公開鍵データであ
り、送信側システム1のユーザを特定することになる。
この復号化キーKcにより、暗号化された相互認証デー
タDIから復号化キーKdを得ることになる。この復号
化キーKdは、送信側システム1で作成された慣用鍵デ
ータ(Ka)である。
【0035】受信側システム5は、復号化処理部7で復
号化キーKdにより、受信データDRの暗号化データD
Cを復号化する(ステップS6)。即ち、暗号化した同
一の慣用キーにより、原データである送信元データDP
を復号化し、復号化データDDとして出力する。受信側
システム5は、送信された復号化データDD(即ち、送
信元データDP)に対して所定の処理を実行する(ステ
ップS7)。
【0036】以上のように本実施形態によれば、送信元
データDPの暗号化処理と復号化処理は、慣用鍵暗号化
方式のキーKa(Kd)により実行される。したがっ
て、相対的に、処理速度の高速化を図ることができる。
【0037】一方、公開鍵暗号化方式の公開キーKb,
Kcにより、相互認証データDIの暗号化と復号化を実
行して、送受信者の相互認証機能を実現することができ
る。また、受信側システム5では、慣用鍵暗号化方式の
復号化キーKdを用意する必要はなく、システム全体の
鍵管理としては公開鍵暗号化方式による鍵管理とほぼ同
様である。
【0038】したがって、慣用鍵暗号化方式に相当する
処理速度の高速性を得ると共に、公開鍵暗号化方式に相
当する鍵管理と相互認証機能を実現することができる。
なお、処理速度については、送信元データDPの暗号化
(復号化)処理時間以外に、慣用キーKaの暗号化処理
時間が付加されるため、慣用鍵暗号化方式のみによる処
理速度よりは低速である。 (第2の実施形態)図3は第2の実施形態に関係するシ
ステムブロック図である。第2の実施形態は、送信側シ
ステム1と受信側システム5のそれぞれに設けられたキ
ャッシュメモリ10,11を利用して、相互認証データ
DIの暗号化と復号化の各処理時間の短縮化を図る方式
である。
【0039】なお、キャッシュメモリ10,11に関係
する構成以外は、前述の図1を参照した第1の実施形態
に関係するシステムと同様であるため説明を省略する。
以下、図4と図5のフローチャートを参照して、第2の
実施形態に関係する送信処理と受信処理とをそれぞれ説
明する。 (送信処理)まず、送信側システム1は、受信側システ
ム5のユーザを特定する公開キーKbを選択し、この公
開キーKbに対応する相互認証データDIをキャッシュ
メモリ10から検索する(ステップS10)。
【0040】送信側システム1のキャッシュメモリ10
には、相互認証データDIと予め作成された慣用鍵暗号
化方式の慣用キーKaとがペア(組)で格納されている
と想定する。相互認証データDIは、前述のように、慣
用キーKaである慣用鍵データを暗号化したデータであ
る。
【0041】送信側システム1は、キャッシュメモリ1
0から該当する相互認証データDIと慣用キーKaとを
取出す(ステップS11のYES,S12)。この慣用
キーKaにより、暗号化処理部2で送信元データDPを
暗号化する(ステップS13)。
【0042】ここで、キャッシュメモリ10には該当す
る相互認証データDIと慣用キーKaとが格納されてい
ない場合には、前述の第1の本実施形態と同様に、慣用
キーKaを作成し、かつ相互認証データDIを公開キー
Kbにより暗号化処理部3で作成する(ステップS1
6,S17)。
【0043】送信側システム1は、作成した送信元デー
タDPの暗号化データDCとキャッシュメモリ10から
取出した相互認証データDIとからなる送信データDT
を、ネットワークの通信回線4を介して受信側システム
5に送信する(ステップS14)。
【0044】送信側システム1は、相互認証データDI
と慣用キーKaである慣用鍵データとをキャッシュメモ
リ10に格納する(ステップS15)。 (受信処理)次に、受信側システム5は、送信側システ
ム1からのデータ受信を完了して、受信データDR(即
ち、送信データDT)を得ると、公開キーKcに対応す
る相互認証データDIをキャッシュメモリ11から検索
する(ステップS20)。
【0045】公開キーKcは、前述のように、送信側シ
ステム1のユーザを特定し、公開ファイルから秘密に選
択された復号化キーの公開鍵データである。受信側シス
テム5のキャッシュメモリ11には、相互認証データD
Iと予め作成された慣用鍵暗号化方式の慣用キーKd
(即ち、慣用キーKa)とがペア(組)で格納されてい
ると想定する。
【0046】受信側システム5は、キャッシュメモリ1
1から該当する相互認証データDIと慣用キーKbとを
取出す(ステップS21のYES,S22)。この慣用
キーKbにより、暗号化処理部7は暗号化データDCを
復号化して、復号化データDDを出力する(ステップS
23)。
【0047】ここで、キャッシュメモリ11には該当す
る相互認証データDIと慣用キーKdとが格納されてい
ない場合には、前述の第1の本実施形態と同様に、復号
化キーKdを作成する(ステップS25)。即ち、復号
化処理部6が、復号化キーKcにより、受信データDR
の相互認証データDIを復号化して復号化キーKdを作
成する。
【0048】受信側システム5は、相互認証データDI
と慣用キーKdである慣用鍵データとをキャッシュメモ
リ11に格納する(ステップS24)。以上のように第
2の実施形態によれば、送信側システム1と受信側シス
テム5のそれぞれに設けられたキャッシュメモリ10,
11を利用することにより、相互認証データDIの暗号
化と復号化に要する各処理を省略化することができる。
したがって、慣用キーKaの暗号化(復号化)処理時間
の分だけ短縮化が可能である。これにより、前述の第1
の実施形態に対して、送信元データDPの暗号化(復号
化)処理時間のみからなる慣用鍵暗号化方式の高速処理
を実現することが可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、慣
用鍵暗号化方式に相当する処理速度の高速性を得ると共
に、公開鍵暗号化方式に相当する鍵管理と相互認証機能
を実現することができる。したがって、公開鍵暗号化方
式のみのシステムと比較して、暗号化(復号化を含む)
の処理速度の高速化を実現することができる。また、慣
用鍵暗号化方式のみのシステムと比較して、鍵管理の容
易性と十分な安全性を確保することができる。
【0050】特に本発明を通信ネットワークに適用する
ことにより、鍵の管理と安全性に優れて、かつ高速処理
の暗号化(復号化を含む)によるセキュリティ機能を実
現したデータ通信を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において第1の実施形態に関係する暗号
化システムを通信ネットワークに適用した場合のシステ
ムブロック図。
【図2】第1の実施形態の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図3】第2の実施形態に関係する暗号化システムを通
信ネットワークに適用した場合のシステムブロック図。
【図4】第2の実施形態の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図5】第2の実施形態の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図6】従来の暗号化システムの基本原理図と慣用鍵暗
号化方式を実際上の通信ネットワークに適用した場合の
システムブロック図。
【図7】従来の公開鍵暗号化方式の原理を示すブロック
図。
【図8】従来の公開鍵暗号化方式を実際上の通信ネット
ワークに適用した場合のシステムブロック図。
【符号の説明】
1…送信側システム 2…暗号化処理部(慣用鍵暗号化方式) 3…暗号化処理部(公開鍵暗号化方式) 4…通信回線 5…受信側システム 6…復号化処理部(公開鍵暗号化方式) 7…復号化処理部(慣用鍵暗号化方式) 10…キャッシュメモリ(送信側システム) 11…キャッシュメモリ(受信側システム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 9/32 H04L 9/00 675B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意に設定される慣用鍵データを使用し
    て、原データを暗号化する慣用暗号化処理手段と、 公開鍵暗号化方式による公開鍵データを使用して、前記
    慣用鍵データを暗号化して相互認証データを作成する公
    開暗号化処理手段と、 前記慣用暗号化処理手段により暗号化された暗号化デー
    タと前記相互認証データとからなる暗号化データ列を作
    成する作成手段と、 前記暗号化データ列に含まれる前記相互認証データから
    前記慣用鍵データを復号化し、この復号化された慣用鍵
    データを使用して、前記暗号化データ列に含まれる前記
    暗号化データから前記原データを復号化する復号化処理
    手段とを具備したことを特徴とする暗号化システム。
  2. 【請求項2】 任意に設定される慣用鍵データを使用し
    て、原データを暗号化する慣用暗号化処理手段と、 公開鍵暗号化方式による公開鍵データを使用して、前記
    慣用鍵データを暗号化して相互認証データを作成する公
    開暗号化処理手段と、 前記慣用暗号化処理手段により暗号化された暗号化デー
    タと前記相互認証データとからなる暗号化データ列を作
    成する作成手段と、 公開鍵暗号化方式による鍵データを使用して、前記暗号
    化データ列に含まれる前記相互認証データから前記慣用
    鍵データを復号化する鍵データ復号化処理手段と、 前記鍵データ復号化処理手段により復号化された前記慣
    用鍵データを使用して、前記暗号化データ列に含まれる
    前記暗号化データから前記原データを復号化する復号化
    処理手段とを具備したことを特徴とする暗号化システ
    ム。
  3. 【請求項3】 データ送信側システムから暗号化した送
    信データをデータ受信側システムに送信し、このデータ
    受信側システムで前記送信データを復号化する通信ネッ
    トワークに適用する暗号化システムであって、 前記データ送信側システムに設けられて、任意に設定さ
    れる慣用鍵データを使用して原データを暗号化する慣用
    暗号化処理手段と、公開鍵暗号化方式による公開鍵デー
    タを使用して前記慣用鍵データを暗号化して相互認証デ
    ータを作成する公開暗号化処理手段と、前記暗号化デー
    タと前記相互認証データとからなる送信データを作成す
    る作成手段とを有するデータ送信手段と、 前記データ受信側システムに設けられて、公開鍵暗号化
    方式による鍵データを使用して前記送信データに含まれ
    る前記相互認証データから前記慣用鍵データを復号化す
    る鍵データ復号化処理手段と、前記鍵データ復号化処理
    手段により復号化された前記慣用鍵データを使用して前
    記暗号化データから前記原データを復号化する復号化処
    理手段とを有するデータ受信手段とを具備したことを特
    徴とする暗号化システム。
  4. 【請求項4】 前記データ送信側システムにおいて、相
    互認証データと慣用鍵データとを組とするデータを格納
    するメモリ手段を有し、データ送信時に公開鍵暗号化方
    式による公開鍵データに対応する相互認証データが前記
    メモリ手段に格納されている場合に、その相互認証デー
    タと対応する慣用鍵データとを前記メモリ手段から取出
    して、前記送信データを作成するために使用することを
    特徴とする請求項3記載の暗号化システム。
  5. 【請求項5】 前記データ受信側システムにおいて、相
    互認証データと慣用鍵データとを組とするデータを格納
    するメモリ手段を有し、公開鍵暗号化方式による鍵デー
    タに対応する相互認証データが前記メモリ手段に格納さ
    れている場合に、その相互認証データに対応する慣用鍵
    データを前記メモリ手段から取出して、前記慣用鍵デー
    タを使用して前記送信データの前記暗号化データから前
    記原データを復号化することを特徴とする請求項3記載
    の暗号化システム。
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