JPH09330349A - スキャンパス回路自動生成装置 - Google Patents

スキャンパス回路自動生成装置

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JPH09330349A
JPH09330349A JP8151122A JP15112296A JPH09330349A JP H09330349 A JPH09330349 A JP H09330349A JP 8151122 A JP8151122 A JP 8151122A JP 15112296 A JP15112296 A JP 15112296A JP H09330349 A JPH09330349 A JP H09330349A
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JP
Japan
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circuit
basic
scan path
information
clock driver
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JP8151122A
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English (en)
Inventor
Shigeo Sawada
茂穂 澤田
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
Original Assignee
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個のクロックドライバを用いて分割駆動
するシフトレジスタを構成できないという課題があっ
た。 【解決手段】 スキャンパス探査部20は、回路情報記
憶部14が格納している回路接続情報から基本FF(フ
リップ・フロップ)を抽出して処理した後、基本FF情
報記憶部22に格納する。シフトレジスタ構成部26
は、基本FF情報記憶部22が格納している基本FF情
報を読み出してシフトレジスタを構成し、このシフトレ
ジスタを駆動するクロックドライバを、クロックドライ
バ情報記憶部24が格納しているクロックドライバ情報
から選択してスキャンパス回路を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスキャンパス回路
自動生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSI,ULSIの高集積化・大規模化
に伴い、検査対象となる論理回路の規模が増大し、検査
に使用する検査系列(テストパターン)の生成に長時間
を要するようになった。また、マイクロプロセッサのよ
うに検査対象回路が複雑なものは、テストパターンを生
成すること自体が困難になっている。これらの問題点を
解決する手法として、設計段階から検査の容易性を考慮
した回路設計手法の開発が進められている。こうした回
路設計手法の一つとしてスキャンパス方式と呼ばれる設
計方法がある。
【0003】図6はスキャンパス方式で設計した回路例
の概要を示す図であり、図において、60はスキャンパ
ス方式で設計したスキャンパス回路、62は組み合わせ
回路で構成した検査対象の内部回路A、64は組み合わ
せ回路で構成した検査対象の内部回路B、66は組み合
わせ回路で構成した検査対象の内部回路C、68a〜6
8gは記憶デバイスとして用いるフリップ・フロップ、
70はスキャンイン端子、72はスキャンアウト端子、
74はプライマリ入力端子、76はプライマリ出力端子
である。
【0004】次に動作について説明する。スキャンパス
方式で設計した回路(以下、スキャンパス回路という)
の検査は、スキャンパス回路60内の全ての記憶デバイ
ス(フリップ・フロップ68a〜68g)を直列接続し
てシフトレジスタを構成し、このシフトレジスタを利用
して内部回路A62、内部回路B64および内部回路C
66のテストを行うものである。
【0005】図6に示すスキャンパス回路60を例に用
いて、スキャンパス方式で設計した回路のテスト方法を
具体的に説明する。 (1)まず、シフトレジスタのテストを行う。スキャン
パス回路60ではフリップ・フロップ68a〜68gを
直列接続してシフトレジスタを構成している。このシフ
トレジスタにスキャンイン端子70からテストパターン
を印加し、スキャンアウト端子72から出力される出力
パターンを観測する。出力パターンが所定のパターンか
らどの程度ずれているかによってシフトレジスタの合否
を判定する。すなわち、出力パターンのずれが許容範囲
内であればシフトレジスタは正常動作範囲内であり合格
と判定する。
【0006】(2)次に、内部回路A62のテストを行
う。プライマリ入力端子74からテストパターンを印加
し、このテストパターンによる内部回路A62のテスト
結果をフリップ・フロップ68b,68cに取り込む。
テスト結果はシフトレジスタを用いてスキャンアウト端
子72から取り出して観測する。出力パターンと所定パ
ターンとの間のずれが許容範囲内であれば内部回路A6
2は正常動作範囲内であり合格と判定する。
【0007】(3)次に、内部回路B64のテストを行
う。内部回路B64の入力端を成すフリップ・フロップ
68aから68cにスキャンイン端子70からシフトレ
ジスタを用いてテストパターンを入力し、このテストパ
ターンに対して内部回路B64を動作させる。動作結果
をフリップ・フロップ68fから68gに取り込み、シ
フトレジスタを用いてスキャンアウト端子72から取り
出して観測する。出力パターンと所定パターンとの間の
ずれが許容範囲内であれば内部回路B64は正常動作範
囲内であり合格と判定する。
【0008】(4)最後に、内部回路C66のテストを
行う。内部回路C66の入力端を成すフリップ・フロッ
プ68eから68fにスキャンイン端子70からシフト
レジスタを用いてテストパターンを入力し、このテスト
パターンによって内部回路C66を動作させる。動作結
果は、直接、プライマリ出力端子76から取り出して観
測する。出力パターンと所定パターンとの間のずれが許
容範囲内であれば内部回路C66は正常動作範囲内であ
り合格と判定する。
【0009】上記(2)から(4)のように、スキャン
パス方式で設計した回路では、記憶デバイス(フリップ
・フロップ68a〜68g)に囲まれ、組み合わせ回路
で構成した内部回路を、全体回路とは独立して部分的に
テストすることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したスキャンパス
方式の回路設計においては以下の点が問題となる。 (1)データ・シフトおよびデータ・ラッチの両機能を
持つフリップ・フロップ(以下、基本FFという)はど
のような回路構成とするのが最適か。 (2)検査対象回路の大規模化によって使用する基本F
Fの個数が膨大になったとき、スキャン動作(クロック
の動作タイミング)の同期の取り方をどうするか。従来
のスキャンパス回路自動生成装置では、上記(1)の問
題点は解決している。すなわち、従来のスキャンパス回
路自動生成装置でもテスト対象回路から基本FFを抽出
し、抽出した基本FFにクロックドライバを繋いでシフ
トレジスタを構成できる。クロックドライバで駆動する
シフトレジスタを構成できるということは、スキャンパ
ス回路を生成できるということを意味する。
【0011】図7は、従来のスキャンパス回路自動生成
装置において、テスト対象回路から抽出された基本FF
の例を示す図であり、図において、80はマスタ・フリ
ップ・フロップ、82はスレーブ・フリップ・フロッ
プ、84,86はデータ入力端子、88はシステム動作
時にクロックが入力するクロック端子、90はシフト動
作時にクロックが入力するクロック端子、92はデータ
出力端子である。図7に示す基本FFは、マスタ・フリ
ップ・フロップ80とスレーブ・フリップ・フロップ8
2とでマスタ・スレーブ構成とすることによりレーシン
グを防止している。
【0012】図8は、従来のスキャンパス回路自動生成
装置によって生成したスキャンパス回路の例を示す図で
あり、図において、102は組み合わせ回路で構成した
検査対象の内部回路、104a〜104fはシフトレジ
スタを構成する基本FF、106a〜106cはデータ
入力端子、108はクロック端子、109はクロックド
ライバ、110a〜110cはデータ出力端子、112
a〜112cは内部回路102へのデータ入力ライン、
114a〜114cは内部回路102からのデータ出力
ライン、116はスキャンイン端子、118はスキャン
アウト端子である。
【0013】従来のスキャンパス回路自動生成装置が生
成した図8に示すスキャンパス回路では、上記(2)の
問題が解決していない。基本FF104a〜104fを
動作させるクロックドライバ109の駆動能力(ファン
アウト数)は予め定められている。このため、1個のク
ロックドライバ109で同時に動作させることのできる
基本FFの個数は制限される。したがって、大規模な回
路を1つのスキャンパスで設計するためには、複数個の
クロックドライバを設け、シフトレジスタを構成する複
数個の基本FFの駆動を分担させる必要がある。
【0014】図8に示すスキャンパス回路において、自
動生成されたクロックドライバ109が、実際には4個
の基本FF104a〜104d(以下、前段シフトレジ
スタという)を駆動する能力しかない場合、残り2個の
基本FF104eおよび104f(以下、後段シフトレ
ジスタという)を駆動するにはクロックドライバを増設
する必要がある。
【0015】図9は、図8に示したスキャンパス回路に
クロックドライバを増設したスキャンパス回路を示す図
であり、図において、内部回路102、基本FF104
a〜104f、データ入力端子106a〜106c、ク
ロック端子108、クロックドライバ109、データ出
力端子110a〜110c、スキャンイン端子116、
およびスキャンアウト端子118は図8に示したものと
同一であるので、その説明を割愛する。図9に示すスキ
ャンパス回路は、クロックドライバ109と並列にクロ
ックドライバ120を設けることにより、クロックドラ
イバ109の駆動能力不足を解消したものである。クロ
ックドライバ109は前段シフトレジスタを構成する4
個の基本FF104a〜104dを駆動し、クロックド
ライバ120は後段シフトレジスタを構成する2個の基
本FF104eおよび104fを駆動する。
【0016】図9に示すスキャンパス回路では、前段シ
フトレジスタ内のスキャン動作および後段シフトレジス
タ内のスキャン動作を正常に行うことができる。しかし
ながら、2個のクロックドライバ109および120の
駆動能力が同じでも、駆動する基本FFの個数の大小に
従って微妙にタイミングがずれる。このため、前段シフ
トレジスタと後段シフトレジスタとの間(図9の信号線
122)におけるスキャン動作を正常に行うことができ
ない。このような場合、2個のクロックドライバ109
および120が駆動する基本FFの個数を同じにする、
あるいは、駆動する基本FFの個数に応じて2個のクロ
ックドライバ109および120の駆動能力を調整する
等の方策を施して、前段シフトレジスタと後段シフトレ
ジスタとの間の動作タイミングを合わせる必要がある。
【0017】従来のスキャンパス回路自動生成装置は以
上のように構成されているので、複数個のクロックドラ
イバを用いて分割駆動するシフトレジスタを構成するこ
とができなかった。したがって当然、分割したシフトレ
ジスタ相互間におけるスキャン動作を保証していなかっ
た。このため、スキャンパス回路自動生成装置によって
出力されたスキャンパス回路に、人手でクロックドライ
バの駆動能力に合わせた配線を施して分割したシフトレ
ジスタ相互間でスキャン動作を行えるように修正する必
要があった。したがって、スキャンパス方式で設計する
回路規模が大きくなると、必然的に基本FFの個数が膨
大になるので、手作業による配線の引き直しやスキャン
動作を正常に行うための再設計に長時間を要するという
課題があった。また、人手で修正していたので、必然的
に配線ミスや設計ミスが生じやすいという課題もあっ
た。
【0018】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、クロックドライバの駆動能力に見
合ったシフトレジスタを構成できるようにして、多数の
基本フリップ・フロップを含む大規模回路を短時間で設
計できるようにしたスキャンパス回路自動生成装置を得
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るスキャンパス回路自動生成装置は、検査対象回路の回
路接続情報を格納した回路情報記憶部と、該回路情報記
憶部が格納している回路接続情報から基本フリップ・フ
ロップを抽出するスキャンパス探査部と、該スキャンパ
ス探査部が抽出した基本フリップ・フロップに対して処
理を施した情報を格納する基本フリップ・フロップ情報
記憶部と、クロックドライバに関する情報を格納したク
ロックドライバ情報記憶部と、前記基本フリップ・フロ
ップ情報記憶部から基本フリップ・フロップ情報を読み
出してシフトレジスタを構成し、該シフトレジスタを駆
動するクロックドライバを前記クロックドライバ情報記
憶部が格納しているクロックドライバ情報から選択して
スキャンパス回路を生成するシフトレジスタ構成部とを
備えるものである。
【0020】請求項2記載の発明に係るスキャンパス回
路自動生成装置は、検査対象回路の回路接続情報を格納
した回路情報記憶部と、該回路情報記憶部が格納してい
る回路接続情報から基本フリップ・フロップを抽出する
スキャンパス探査部と、該スキャンパス探査部が抽出し
た基本フリップ・フロップをグループ化し、グループ間
に優先順位を付与する処理を施す入力処理部と、該入力
処理部が処理した基本フリップ・フロップ情報を格納す
る基本フリップ・フロップ情報記憶部と、駆動能力や動
作周波数から成るクロックドライバ情報を格納したクロ
ックドライバ情報記憶部と、前記基本フリップ・フロッ
プ情報記憶部からグループ化された基本フリップ・フロ
ップ情報を読み出してシフトレジスタを構成し、該シフ
トレジスタを駆動するのに最適なクロックドライバを前
記クロックドライバ情報記憶部が格納しているクロック
ドライバ情報から選択してスキャンパス回路を生成する
シフトレジスタ構成部とを備えるものである。
【0021】請求項3記載の発明に係るスキャンパス回
路自動生成装置は、スキャンパス回路のスキャン動作の
検証を行うタイミング検証部を設けるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
スキャンパス回路自動生成装置を示す図であり、図にお
いて、12はスキャンパス回路自動生成装置、14は検
査対象回路の回路接続情報を格納した回路情報記憶部、
16は回路設計に要する情報の入力処理を行う入力処理
部である。18はキーボード,マウス,CRTなどから
成る入力装置であり、設計者がシステムと対話しながら
入力処理部16に回路設計情報の入力を行う。20は回
路情報記憶部14が格納している回路接続情報から基本
FFを取り出すスキャンパス探査部である。22はスキ
ャンパス探査部20が取り出した基本FFに対して設計
者がグループ化等の加工を施した情報を格納する基本F
F情報記憶部(基本フリップ・フロップ情報記憶部)で
ある。24はクロックドライバ情報記憶部であり、本装
置で使用できるクロックドライバに関する情報を格納し
ている。このクロックドライバ情報を設計者が入力装置
18に読み出し選択した情報もクロックドライバ情報記
憶部24に格納される。26はシフトレジスタ構成部で
あり、基本FF情報記憶部22からグループ化された基
本FF情報を読み出し、クロックドライバ情報記憶部2
4からクロックドライバ情報をそれぞれ読み出してスキ
ャンパスを成すシフトレジスタを構成する。28はシフ
トレジスタ構成部26がシフトレジスタを構成すること
により生成したスキャンパス回路を外部に出力する出力
処理部である。30は出力処理部28が出力するスキャ
ンパス回路のデータをフロッピーディスク等の記憶媒体
に記録する出力装置である。32はシフトレジスタ構成
部26が生成したスキャンパス回路のタイミング検証を
行うタイミング検証部、34はタイミング検証部32が
正常動作を確認したスキャンパス回路の情報を格納する
スキャンパス回路情報記憶部である。
【0023】次に動作について説明する。図2は、図1
に示すスキャンパス回路自動生成装置12で生成したス
キャンパス回路の例を示す図である。図2において、4
0はスキャンパス回路、42は組み合わせ回路で構成し
た検査対象の内部回路、44a〜44gは基本FF(基
本フリップ・フロップ)、46は基本FF44a〜44
dから成るグループA、48は基本FF44e〜44g
から成るグループB、50はスキャンイン端子、52は
スキャンアウト端子、54はクロック端子、56はクロ
ックドライバA(クロックドライバ)、58はクロック
ドライバB(クロックドライバ)である。
【0024】以下、図1に示すスキャンパス回路自動生
成装置12の動作を、設計者がスキャンパス回路自動生
成装置12を使用して図2に示すスキャンパス回路40
を設計する場合を例にして説明する。図1に示すスキャ
ンパス回路自動生成装置12では、設計者は基本FFに
関する情報およびクロックドライバに関する情報をスキ
ャンパス回路自動生成装置12の実行前に指定すること
ができるが、スキャンパス回路自動生成装置12の実行
中に指定することもできる。以下では、基本FFに関す
る情報およびクロックドライバに関する情報をスキャン
パス回路自動生成装置12の実行中に指定する場合につ
いて説明する。
【0025】設計者は入力装置18を使用し、入力処理
部16を介してスキャンパス回路自動生成装置12と対
話しながら回路設計を行う。設計者が指示を与えると、
スキャンパス探査部20は、回路情報記憶部14が格納
している回路接続情報から基本FFを抽出する。設計者
は、スキャンパス探査部20が抽出した基本FFについ
て接続に順序があるものをグループ化する。基本FFの
グループ化とは、シフトレジスタを構成する基本FFの
うち、接続に順序があるものを一塊にしたものである。
例えば、図2に示す回路の場合、基本FF44a,44
b,44cおよび44dは順番に動作するシフトレジス
タを構成するから、グループA46として一くくりにす
る。同様に、基本FF44e,44fおよび44gは順
番に動作するシフトレジスタを構成するから、グループ
B48として一くくりにする。グループ間で優先順位
(例えば、図2に示す回路でスキャンイン端子50に近
いグループA46はグループB48よりも先に動作する
から、優先順位が高い)がある場合には、グループの優
先順位情報を基本FF情報記憶部22に格納する。ま
た、グループに接続すべきクロックドライバの名称が明
らかな場合には、そのクロックドライバ名を基本FF情
報記憶部22に格納する。
【0026】図3は、基本FF情報記憶部22が格納す
る基本FF情報の例を示す図である。基本FF情報とし
ては、優先順位,グループ名,基本FF番号,接続する
クロックドライバ名等がある。図3に示す基本FF情報
の例は、図2に示したスキャンパス回路40から得られ
た基本FF情報を示している。この例では、「優先順
位:グループ名:基本FF番号:接続するクロックドラ
イバ名」という項目に対応して、「1:グループA:4
4a,44b,44c,44d:クロックドライバA」
「2:グループB:44e,44f,44g:クロック
ドライバB」という基本FF情報が格納されている。
【0027】設計者は、基本FF情報を指定した後、ク
ロックドライバ情報を指定する。クロックドライバ情報
はクロックドライバ情報記憶部24が格納している。図
4はクロックドライバ情報の例を示す図であり、同図に
示すように「クロックドライバ名:動作周波数(駆動能
力)」という項目に対応して、「クロックドライバA:
20MHz(4)」「クロックドライバB:10MHz
(3)」「クロックドライバC:5MHz(2)」とい
うように格納されている。図2に示す回路では、グルー
プA46は4個の基本FF44a,44b,44cおよ
び44dから構成されており、グループB48は3個の
基本FF44e,44fおよび44gから構成されてい
るから、後述するように、グループA46駆動用には駆
動能力=4を有するクロックドライバA56を選択し、
グループB48駆動用には駆動能力=3を有するクロッ
クドライバB58を選択する。
【0028】次に、シフトレジスタ構成部26がシフト
レジスタを生成する手順を図5に示すフローチャートを
参照して説明する。まず、基本FF情報記憶部22から
優先順位の高い基本FFのグループを取り出す。優先順
位とは、上述したように基本FFが構成するグループに
おいて、図2に示す回路のスキャンイン端子50に接続
する順番である。図3に示す基本FF情報ではグループ
Aの優先順位=1、グループBの優先順位=2であるか
ら、グループA46を構成する基本FF44a,44
b,44cおよび44dを取り出す(ステップST
1)。
【0029】次いで、クロックドライバ情報記憶部24
が格納しているクロックドライバ情報を取り出す。グル
ープA46は4個の基本FF44a,44b,44cお
よび44dから構成されているので、図4に示すクロッ
クドライバ情報の中から駆動能力=4を有するクロック
ドライバA56を選択する(ステップST2)。
【0030】続いて、グループA46からグループA4
6を構成する基本FFを1個取り出し(ステップST
3)、スキャンパス探査部20から得た基本FFの接続
情報を基にし、図2に示す回路のスキャンイン端子50
から順番に直列接続する(ステップST4)。
【0031】以上述べたステップST2からステップS
T4の処理をクロックドライバの駆動範囲内で繰り返
す。グループA46の例では4回繰り返し、4個の基本
FF44a,44b,44cおよび44dとクロックド
ライバA56とから前段シフトレジスタを生成する(ス
テップST5)。
【0032】ステップST1からステップST5の処理
は基本FFのグループが空になるまで繰り返す(ステッ
プST6)。図2に示す回路例では、まだグループB4
8が残っているので、グループB48を構成する基本F
F44e,44fおよび44gに対してステップST1
からステップST5の処理を繰り返し、直列接続した3
個の基本FF44e,44fおよび44gとクロックド
ライバB58とから成る後段シフトレジスタを生成す
る。
【0033】上述したステップST1からステップST
6は、全ての基本FFのグループを処理するまで繰り返
す(ステップST7)。図2に示す回路例ではグループ
は2個であるから、グループA46およびグループB4
8の処理が完了した時点で、シフトレジスタ構成部26
の処理は終了する。
【0034】図2に示す回路例の場合、生成されたシフ
トレジスタは、4個の基本FF44a,44b,44c
および44dで構成した前段シフトレジスタを駆動する
クロックドライバA56には、3個の基本FF44e,
44fおよび44gで構成した後段シフトレジスタを駆
動するクロックドライバB58より高速動作が可能で駆
動能力の高いものを接続している。すなわち、前段シフ
トレジスタには高速動作するクロックドライバA56を
接続し、後段シフトレジスタには前段シフトレジスタ用
クロックドライバA56より低速動作するクロックドラ
イバB58を接続しているので、スキャン動作はほぼ確
実に行える。しかしながら、詳細なタイミング検証はし
ていないので、確実にスキャン動作するか否かは保証さ
れていない。
【0035】スキャン動作の確実性を保証するために、
図1に示すこの発明の実施の形態1によるスキャンパス
回路自動生成装置12では、タイミング検証部32を設
けて生成されたスキャンパス回路についてタイミング検
証を行うようにしている。タイミング検証部32は、出
力処理部28が出力するスキャンパス回路を構成するシ
フトレジスタが正常にスキャン動作するか否かをテスト
する。正常にスキャン動作しない場合は、エラーを出力
して処理を止める。スキャン動作が正常に行われること
を確認できた場合は、生成したスキャンパス回路をスキ
ャンパス回路情報記憶部34に格納する。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、スキャンパス回路自動生成装置を、検査対象回路
の回路接続情報を格納した回路情報記憶部と、該回路情
報記憶部が格納している回路接続情報から基本フリップ
・フロップを抽出するスキャンパス探査部と、該スキャ
ンパス探査部が抽出した基本フリップ・フロップに対し
て処理を施した情報を格納する基本フリップ・フロップ
情報記憶部と、クロックドライバに関する情報を格納し
たクロックドライバ情報記憶部と、前記基本フリップ・
フロップ情報記憶部から基本フリップ・フロップ情報を
読み出してシフトレジスタを構成し、該シフトレジスタ
を駆動するクロックドライバを前記クロックドライバ情
報記憶部が格納しているクロックドライバ情報から選択
してスキャンパス回路を生成するシフトレジスタ構成部
とを備えるように構成したので、クロックドライバの駆
動能力に見合ったシフトレジスタを構成できるようにな
り、多数の基本フリップ・フロップを含む大規模回路を
短時間で設計できる効果がある。
【0037】請求項2記載の発明によれば、スキャンパ
ス回路自動生成装置を、検査対象回路の回路接続情報を
格納した回路情報記憶部と、該回路情報記憶部が格納し
ている回路接続情報から基本フリップ・フロップを抽出
するスキャンパス探査部と、該スキャンパス探査部が抽
出した基本フリップ・フロップをグループ化し、グルー
プ間に優先順位を付与する処理を施す入力処理部と、該
入力処理部が処理した基本フリップ・フロップ情報を格
納する基本フリップ・フロップ情報記憶部と、駆動能力
や動作周波数から成るクロックドライバ情報を格納した
クロックドライバ情報記憶部と、前記基本フリップ・フ
ロップ情報記憶部からグループ化された基本フリップ・
フロップ情報を読み出してシフトレジスタを構成し、該
シフトレジスタを駆動するのに最適なクロックドライバ
を前記クロックドライバ情報記憶部が格納しているクロ
ックドライバ情報から選択してスキャンパス回路を生成
するシフトレジスタ構成部とを備えるように構成したの
で、シフトレジスタを駆動するクロックドライバの駆動
能力に合わせてシフトレジスタを構成でき、スキャンタ
イミングが保証されたスキャンパス回路を生成できる効
果がある。
【0038】請求項3記載の発明によれば、スキャンパ
ス回路自動生成装置に、スキャンパス回路のスキャン動
作の検証を行うタイミング検証部を設けるように構成し
たので、スキャンパス回路生成後、タイミング動作を保
証できない場合であっても、クロックドライバを接続し
直したり、基本フリップ・フロップのグループ化を変更
するだけで、タイミング検証することが可能になり、ス
キャンパス回路を改修するための作業時間を短縮できる
効果がある。特に、基本フリップ・フロップの多い大規
模回路の設計・検証に要する時間を短縮できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるスキャンパス
回路自動生成装置を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるスキャンパス
回路自動生成装置で生成したスキャンパス回路の例を示
す図である。
【図3】 基本FF情報記憶部が格納する基本FF情報
の例を示す図である。
【図4】 クロックドライバ情報記憶部が格納している
クロックドライバ情報の例を示す図である。
【図5】 シフトレジスタ構成部がシフトレジスタを生
成する手順を示すフローチャートである。
【図6】 スキャンパス方式で設計した回路例の概要を
示す図である。
【図7】 従来のスキャンパス回路自動生成装置におい
て、テスト対象回路から抽出された基本FFの例を示す
図である。
【図8】 従来のスキャンパス回路自動生成装置によっ
て生成したスキャンパス回路の例を示す図である。
【図9】 図8に示すスキャンパス回路にクロックドラ
イバを増設したスキャンパス回路を示す図である。
【符号の説明】
14 回路情報記憶部、16 入力処理部、20 スキ
ャンパス探査部、22基本FF情報記憶部(基本フリッ
プ・フロップ情報記憶部)、24 クロックドライバ情
報記憶部、26 シフトレジスタ構成部、32 タイミ
ング検証部、44a〜44g 基本FF(基本フリップ
・フロップ)、56 クロックドライバA(クロックド
ライバ)、58 クロックドライバB(クロックドライ
バ)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象回路の回路接続情報を格納した
    回路情報記憶部と、該回路情報記憶部が格納している回
    路接続情報から基本フリップ・フロップを抽出するスキ
    ャンパス探査部と、該スキャンパス探査部が抽出した基
    本フリップ・フロップに対して処理を施した情報を格納
    する基本フリップ・フロップ情報記憶部と、クロックド
    ライバに関する情報を格納したクロックドライバ情報記
    憶部と、前記基本フリップ・フロップ情報記憶部から基
    本フリップ・フロップ情報を読み出してシフトレジスタ
    を構成し、該シフトレジスタを駆動するクロックドライ
    バを前記クロックドライバ情報記憶部が格納しているク
    ロックドライバ情報から選択してスキャンパス回路を生
    成するシフトレジスタ構成部とを備えたスキャンパス回
    路自動生成装置。
  2. 【請求項2】 検査対象回路の回路接続情報を格納した
    回路情報記憶部と、該回路情報記憶部が格納している回
    路接続情報から基本フリップ・フロップを抽出するスキ
    ャンパス探査部と、該スキャンパス探査部が抽出した基
    本フリップ・フロップをグループ化し、グループ間に優
    先順位を付与する処理を施す入力処理部と、該入力処理
    部が処理した基本フリップ・フロップ情報を格納する基
    本フリップ・フロップ情報記憶部と、駆動能力や動作周
    波数から成るクロックドライバ情報を格納したクロック
    ドライバ情報記憶部と、前記基本フリップ・フロップ情
    報記憶部からグループ化された基本フリップ・フロップ
    情報を読み出してシフトレジスタを構成し、該シフトレ
    ジスタを駆動するのに最適なクロックドライバを前記ク
    ロックドライバ情報記憶部が格納しているクロックドラ
    イバ情報から選択してスキャンパス回路を生成するシフ
    トレジスタ構成部とを備えたスキャンパス回路自動生成
    装置。
  3. 【請求項3】 スキャンパス回路のスキャン動作の検証
    を行うタイミング検証部を設けたことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のスキャンパス回路自動生成装
    置。
JP8151122A 1996-06-12 1996-06-12 スキャンパス回路自動生成装置 Pending JPH09330349A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7124339B2 (en) 2002-04-18 2006-10-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Scan path circuit and semiconductor integrated circuit comprising the scan path circuit
CN100410950C (zh) * 2003-10-31 2008-08-13 株式会社半导体能源研究所 半导体集成电路及其设计方法

Cited By (3)

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US7401279B2 (en) 2002-04-18 2008-07-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Scan path circuit and semiconductor integrated circuit comprising the scan path circuit
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