JPH09325797A - マルチチャンネルオーディオデータの符号化方法及びその符号化装置 - Google Patents

マルチチャンネルオーディオデータの符号化方法及びその符号化装置

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JPH09325797A
JPH09325797A JP8144168A JP14416896A JPH09325797A JP H09325797 A JPH09325797 A JP H09325797A JP 8144168 A JP8144168 A JP 8144168A JP 14416896 A JP14416896 A JP 14416896A JP H09325797 A JPH09325797 A JP H09325797A
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channel
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JP8144168A
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Tsukasa Hashino
司 橋野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化効率の向上及び再生音質の高音質化を
図ったマルチチャンネルオーディオデータの符号化装置
を提供する。 【解決手段】 可変ビット割当回路1は、符号化ブロッ
ク単位で入力された各チャンネルのディジタルオーディ
オデータChA,ChB,ChCの特徴量を符号化ブロ
ック毎に各々抽出し、抽出した各特徴量に基いて、符号
化ブロック毎に各チャンネルのディジタルオーディオデ
ータChA,ChB,ChCに割り当てる割当ビット数
を所定のトータルビット数内で可変して各々決定する。
遅延回路2A,2B,2Cは、符号化ブロック単位で入力
された各チャンネルのディジタルオーディオデータCh
A,ChB,ChCに可変ビット割当回路1の処理時間
に対応した遅延量を各々与える。符号化器3A,3B,3
Cは、可変ビット割当回路1からの各チャンネルのディ
ジタルオーディオデータChA,ChB,ChCの割当
ビット数に基いて上記遅延手段からの各チャンネルのデ
ィジタルオーディオデータをChA,ChB,ChC各
々符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映画フィルムの映
写システム、高品位テレビジョン、ビデオテープレコー
ダ、ビデオディスクプレーヤ等のステレオ、及びマルチ
サウンド音響システム等に適用されるマルチチャンネル
オーディオデータの符号化方法及びその符号化装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年において、映画フィルムの映写シス
テム、高品位テレビジョン、ビデオテープレコーダ、ビ
デオディスクプレーヤ等のステレオ、及びマルチサウン
ド音響システム等では、複数チャンネルのディジタルオ
ーディオデータが扱われている。これらの各種のシステ
ムには、複数チャンネルのディジタルオーディオデータ
を符号化する符号化装置が備えられており、上記符号化
装置に対しては、伝送ビットレートを削減する高能率な
符号化を行うことが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の符号化
装置により、複数チャンネルのディジタルオーディオデ
ータを各チャンネル毎に符号化処理単位でブロック化
し、各符号化ブロックに固定長のビット数を各々割り当
てて符号化する場合、人間の聴覚に関する有意情報が多
く含まれる符号化ブロックも、人間の聴覚に関する有意
情報が多く含まれない符号化ブロックも全て同じ圧縮率
となってしまっていた。このため、人間の聴覚に関する
有意情報が多く含まれない符号化ブロックでは、余りビ
ットが発生する等、符号化ビットの無駄が生じてしまっ
ていた。また、人間の聴覚に関する有意情報が多く含ま
れる符号化ブロックでは、高音質な再生を行うために多
くのビット数を必要とするにも関わらず、割り当てられ
るビット数が固定長であるため、規定された音質のスペ
ックを満たすことができない可能性があった。
【0004】上述のようなことにより、従来の符号化装
置は、符号化効率を向上させることができず、再生音質
の高音質化を図ることができなかった。
【0005】そこで、本発明は、上述の如き従来の実情
に鑑みてなされたものであり、次のような目的を有する
ものである。
【0006】即ち、本発明の目的は、符号化効率の向上
及び再生音質の高音質化を図ったマルチチャンネルオー
ディオデータの符号化方法を提供することにある。
【0007】また、本発明の目的は、符号化効率の向上
及び再生音質の高音質化を図ったマルチチャンネルオー
ディオデータの符号化装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係るマルチチャンネルオーディオデータ
の符号化方法は、複数チャンネルのディジタルオーディ
オデータを各チャンネル毎に符号化処理単位でブロック
化し、符号化ブロック毎に各チャンネルのディジタルオ
ーディオデータを符号化するマルチチャンネルオーディ
オデータの符号化方法であって、先ず、符号化ブロック
毎に各チャンネルのディジタルオーディオデータの特徴
量を各々抽出する。そして、抽出した各チャンネルのデ
ィジタルオーディオデータの特徴量に基いて、符号化ブ
ロック毎に各チャンネルのディジタルオーディオデータ
に割り当てるビット数を所定のトータルビット数内で可
変して各々決定することを特徴とする。
【0009】また、本発明に係るマルチチャンネルオー
ディオデータの符号化方法は、予め作成された特徴量と
上記特徴量に対する割当ビット数からなる変換テーブル
により、各チャンネルのディジタルオーディオデータに
割り当てるビット数を各々決定することを特徴とする。
【0010】上述の課題を解決するために、本発明に係
るマルチチャンネルオーディオデータの符号化装置は、
複数チャンネルのディジタルオーディオデータを各チャ
ンネル毎に符号化処理単位でブロック化し、符号化ブロ
ック毎に各チャンネルのディジタルオーディオデータを
符号化するマルチチャンネルオーディオデータの符号化
装置であって、符号化ブロック単位で入力された各チャ
ンネルのディジタルオーディオデータの特徴量を符号化
ブロック毎に各々抽出する抽出手段と、上記抽出手段か
らの各チャンネルのディジタルオーディオデータの特徴
量に基いて符号化ブロック毎に各チャンネルのディジタ
ルオーディオデータに割り当てる割当ビット数を所定の
トータルビット数内で可変して各々決定するビット割当
手段と、符号化ブロック単位で入力された各チャンネル
のディジタルオーディオデータに上記ビット割当手段の
処理時間に対応した遅延量を各々与える遅延手段と、上
記ビット割当手段からの各チャンネルのディジタルオー
ディオデータの割当ビット数に基いて上記遅延手段から
の各チャンネルのディジタルオーディオデータを各々符
号化する符号化手段とを備えることを特徴とする。
【0011】また、本発明に係るマルチチャンネルオー
ディオデータの符号化装置は、上記ビット割当手段は、
予め作成された特徴量と上記特徴量に対する割当ビット
数からなる変換テーブルを有する。そして、上記ビット
割当手段は、上記変換テーブルにより、各チャンネルの
ディジタルオーディオデータに割り当てるビット数を各
々決定することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】本発明に係るマルチチャンネルオーディオ
データの符号化方法は、例えば、図1に示すような符号
化装置100により実施され、符号化装置100は、本
発明に係るマルチチャンネルオーディオデータの符号化
装置を適用したものである。
【0014】すなわち、符号化装置100は、入力端子
inA,IinB,IinCを各々介してA,B,Cチャンネ
ルの各ディジタルオーディオデータChA,ChB,C
hCが各々供給される可変ビット割当回路1と、入力端
子IinAを介してAチャンネルのディジタルオーディオ
データChAが供給される遅延回路2Aと、入力端子I
inBを介してBチャンネルのディジタルオーディオデー
タChBが供給される遅延回路2Bと、入力端子IinC
介してCチャンネルのディジタルオーディオデータCh
Cが供給される遅延回路2Cと、遅延回路2Aと可変ビッ
ト割当回路1の各出力が供給される符号化器3Aと、遅
延回路2Bと可変ビット割当回路1の各出力が供給され
る符号化器3Bと、遅延回路2Cと可変ビット割当回路1
の各出力が供給される符号化器3Cと、符号化器3A、符
号化器3B、及び符号化器3Cの各出力が供給されるパケ
ット化回路4と、パケット化回路4の出力が供給される
ECC(error correcting code)回路5と、ECC回
路5の出力が供給されるチャンネルコーディング回路6
とを備えており、チャンネルコーディング回路6の出力
は、出力端子Ioutを介して出力されるようになされて
いる。
【0015】まず、一般に、オーディオ信号は、音声信
号の約7倍もの帯域を有し、時間的にもレベル的にも音
声信号の約20倍も変動すること、瞬時に各種の音源が
混ざり合うこと、音響信号に対する人間の聴覚特性が音
源や周波数に大きく依存し、信号対雑音比に対する聴覚
的感度が変化すること等、音声信号と比べて細やかな特
徴を有している。また、各種の楽器が奏でる音からもわ
かるように、オーディオ信号は、多種多様な音源から発
生される。
【0016】このような特徴を有するA,B,Cチャン
ネルの各オーディオ信号は、例えば、図示していない信
号処理回路により、ディジタル化処理、及び符号化処理
単位のブロック化処理等が施される。そして、これらの
処理が施されたA,B,Cチャンネルの各オーディオ信
号は、ディジタルオーディオデータChA,ChB,C
hCとして、遅延回路2A,2B,2Cに各々符号化ブロ
ック単位で供給されると同時に、可変ビット割当回路1
に符号化ブロック単位で供給される。
【0017】可変ビット割当回路1は、図2に示すよう
な変換テーブルTRを有している。この変換テーブルTR
は、ROM(read only memory)からなり、特徴量を上
記特徴量に対する最適な符号化ビット数に変換するため
のテーブルである。すなわち、変換テーブルTRは、特
徴量に基いたアドレスに、予めトレーニングして得られ
た上記特徴量に対する最適な符号化ビット数の情報が書
き込まれてなるテーブルである。
【0018】そこで、可変ビット割当回路1は、入力端
子IinA,IinB,IinCからの各ディジタルオーディオ
データChA,ChB,ChCが上述したような特徴を
有することにより、上記図2に示すように、先ず、各デ
ィジタルオーディオデータChA,ChB,ChCを分
析し、人間の聴覚に関する有意情報を含む度合いを示す
各ディジタルオーディオデータChA,ChB,ChC
の特徴量α,β,γを抽出する(ステップS1)。
【0019】次に、可変ビット割当回路1は、ステップ
S1で得られた特徴量α,β,γから変換テーブルTR
用のアドレス[0×αβγ]を生成する(ステップS
2)。
【0020】そして、可変ビット割当回路1は、ステッ
プS2で生成したアドレス[0×αβγ]に書き込まれ
た符号化ビット数の情報dataXYZを変換テーブル
Rから読み出し、各ディジタルオーディオデータCh
A,ChB,ChCに割り当てるビット数を各々決定す
る(ステップS3)。
【0021】ここで、符号化ビット数の情報dataX
YZは、各ディジタルオーディオデータChA,Ch
B,ChCに割り当てるビット数を各々示すものであ
る。すなわち、dataXは、ディジタルオーディオデ
ータChAに割り当てるビット数を、dataYは、デ
ィジタルオーディオデータChBに割り当てるビット数
を、dataZは、ディジタルオーディオデータChB
に割り当てるビット数を示す。また、dataX、da
taY、及びdataZの合計ビット数は、常に固定長
となるようになされている。そして、dataX、da
taY、及びdataZのビット数の配分は、人間の聴
覚に関する有意情報を含む度合いが高い程、多くのビッ
ト数が配分されるようになされている。
【0022】例えば、各ディジタルオーディオデータC
hA,ChB,ChCにおいて、人間の聴覚に関する有
意情報を含む度合いが ChA<ChB<ChC の関係であった場合、従来の符号化装置では、図3の
(a)に示すように、各チャンネルのディジタルオーデ
ィオデータに固定長のビット数(=200バイト)を割
り当てられるのに対して、符号化装置100では、上記
図3の(b)に示すように、ディジタルオーディオデー
タChAに割り当てるビット数は、X(=150)バイ
ト、ディジタルオーディオデータChBに割り当てるビ
ット数は、Y(=110)バイト、ディジタルオーディ
オデータChBに割り当てるビット数は、Z(=34
0)バイトが割り当てられる。
【0023】上述のようにして、可変ビット割当回路1
は、変換テーブルTRを用いて、各ディジタルオーディ
オデータChA,ChB,ChCに割り当てるビット数
X,Y,Zを各々決定し、ディジタルオーディオデータ
ChAに割り当てるビット数Xを示すコードCXを符号
化器3Aに、ディジタルオーディオデータChBに割り
当てるビット数Yを示すコードCYを符号化器3Bに、デ
ィジタルオーディオデータChCに割り当てるビット数
Yを示すコードCZを符号化器3Cに各々供給する。
【0024】一方、遅延回路2Aは、上述したような可
変ビット割当回路1の処理時間に対応した遅延量を入力
端子IinAからのディジタルオーディオデータChAに
与え、上記遅延量を与えたディジタルオーディオデータ
ChAを符号化器3Aに供給する。また、遅延回路2
Bも、上述したような可変ビット割当回路1の処理時間
に対応した遅延量を入力端子IinBからのディジタルオ
ーディオデータChBに与え、上記遅延量を与えたディ
ジタルオーディオデータChBを符号化器3Bに供給す
る。また、遅延回路2Cも、上述したような可変ビット
割当回路1の処理時間に対応した遅延量を入力端子I
inCからのディジタルオーディオデータChCに与え、
上記遅延量を与えたディジタルオーディオデータChC
を符号化器3Cに供給する。
【0025】したがって、符号化器3Aには、遅延回路
Aで遅延されたディジタルオーディオデータChA
と、可変ビット割当回路1で得られたコードCXが同時
に供給される。また、符号化器3Bにも、遅延回路2B
遅延されたディジタルオーディオデータChBと、可変
ビット割当回路1で得られたコードCYが同時に供給さ
れる。また、符号化器3Cにも、遅延回路2Cで遅延され
たディジタルオーディオデータChCと、可変ビット割
当回路1で得られたコードCZが同時に供給される。
【0026】符号化器3Aは、可変ビット割当回路1か
らのコードCXに基いて、遅延回路2Aからのディジタル
オーディオデータChAをビット数Xに符号化し、ビッ
ト数Xに符号化したディジタルオーディオデータChA
をパケット化回路4に供給する。また、符号化器3
Bも、可変ビット割当回路1からのコードCYに基いて、
遅延回路2BからのディジタルオーディオデータChB
をビット数Yに符号化し、ビット数Yに符号化したディ
ジタルオーディオデータChBをパケット化回路4に供
給する。また、符号化器3Cも、可変ビット割当回路1
からのコードCZに基いて、遅延回路2Cからのディジタ
ルオーディオデータChCをビット数Zに符号化し、ビ
ット数Zに符号化したディジタルオーディオデータCh
Cをパケット化回路4に供給する。
【0027】パケット化回路4は、符号化器3Aからの
符号化されたディジタルオーディオデータChA、符号
化器3Bからの符号化されたディジタルオーディオデー
タChB、符号化器3Cからの符号化されたディジタル
オーディオデータChCを全チャンネル合わせてパケッ
ト化する。そして、パケット化回路4は、パケット化し
て得られたオーディオデータをECC回路5に供給す
る。
【0028】ECC回路5は、パケット化回路4からの
オーディオデータに誤り訂正符号を付加し、誤り訂正符
号を付加したオーディオデータをチャンネルコーディン
グ回路6に供給する。
【0029】チャンネルコーディング回路6は、ECC
回路5からのオーディオデータに対して、記録又は伝送
のためのチャンネルコーディング処理を施し、チャンネ
ルコーディング処理を施したオーディオデータを出力端
子Ioutを介して出力する。
【0030】そして、出力端子Ioutから出力されるオ
ーディオデータは、記録又は伝送される。
【0031】上述のように、符号化装置100では、各
ディジタルオーディオデータChA,ChB,ChCの
人間の聴覚に関する有意情報を含む度合いを求め、その
度合いの高いチャンネル程、より多くのビット数を適応
的に割り当てる。すなわち、人間の聴覚に関する有意情
報を多く含み、高音質な再生を行うためにより多くのビ
ット数を必要とするチャンネルに対して、少ないビット
数で符号化が可能なチャンネルの余りビット数を割り当
てる。これにより、合計のビット数を変えることなし
に、再生音質の高音質化を図ることができる。また、符
号化効率を向上させることができる。
【0032】また、符号化装置100では、入力された
各ディジタルオーディオデータChA,ChB,ChC
を符号化する符号化器3A,3B,3Cの前段に、各ディ
ジタルオーディオデータChA,ChB,ChCに割り
当てるビット数を決定する可変ビット割当回路1を設
け、可変ビット割当回路1により得られた各ディジタル
オーディオデータChA,ChB,ChCに割り当てる
ビット数を示すコードCX,CY,CZを符号化器3A,3
B,3Cに供給する構成としているため、符号化器3A
B,3Cから後段の各処理回路は、従来の符号化装置と
同様の構成でよい。したがって、回路構成を複雑にする
ことなく、容易に再生音質の高音質化を図ることがで
き、符号化効率を向上させることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るマルチチャンネルオーディ
オデータの符号化方法では、先ず、複数チャンネルのデ
ィジタルオーディオデータを各チャンネル毎に符号化処
理単位でブロック化する。次に、符号化ブロック毎に各
チャンネルのディジタルオーディオデータの特徴量を各
々抽出する。次に、抽出した各チャンネルのディジタル
オーディオデータの特徴量に基いて、符号化ブロック毎
に各チャンネルのディジタルオーディオデータに割り当
てるビット数を所定のトータルビット数内で可変して各
々決定する。そして、決定したビット数に基いて、符号
化ブロック毎に各チャンネルのディジタルオーディオデ
ータを各々符号化する。これにより、特徴量が少ない符
号化ブロックの余りビットを特徴量が多い符号化ブロッ
クに割り当てることができるため、トータルビット数を
変えることなしに再生音質の高音質化を図ることがで
き、符号化効率を向上させることができる。また、各チ
ャンネルのディジタルオーディオデータを各々符号化す
る前に、各チャンネルのディジタルオーディオデータに
割り当てるビット数を各々決定するため、各チャンネル
のディジタルオーディオデータの符号化の処理から後の
処理系を従来の処理系と同様にすることができる。この
ため、全体の処理を複雑にすることなく、容易に再生音
質の高音質化を図ることができ、符号化効率を向上させ
ることができる。
【0034】また、本発明に係るマルチチャンネルオー
ディオデータの符号化方法では、予め作成された特徴量
と上記特徴量に対する割当ビット数からなる変換テーブ
ルにより、各チャンネルのディジタルオーディオデータ
に割り当てるビット数を各々決定する。これにより、さ
らに容易に再生音質の高音質化を図ることができ、符号
化効率を向上させることができる。
【0035】本発明に係るマルチチャンネルオーディオ
データの符号化装置では、抽出手段は、符号化ブロック
単位で入力された各チャンネルのディジタルオーディオ
データの特徴量を符号化ブロック毎に各々抽出する。ビ
ット割当手段は、上記抽出手段からの各チャンネルのデ
ィジタルオーディオデータの特徴量に基いて、符号化ブ
ロック毎に各チャンネルのディジタルオーディオデータ
に割り当てる割当ビット数を所定のトータルビット数内
で可変して各々決定する。一方、遅延手段は、符号化ブ
ロック単位で入力された各チャンネルのディジタルオー
ディオデータに上記ビット割当手段の処理時間に対応し
た遅延量を各々与える。そして、符号化手段は、上記ビ
ット割当手段からの各チャンネルのディジタルオーディ
オデータの割当ビット数に基いて上記遅延手段からの各
チャンネルのディジタルオーディオデータを各々符号化
する。これにより、特徴量が少ない符号化ブロックの余
りビットを特徴量が多い符号化ブロックに割り当てるこ
とができるため、トータルビット数を変えることなしに
再生音質の高音質化を図ることができ、符号化効率を向
上させることができる。また、上記符号化手段の前段に
上記ビット割当手段を設ることにより、各チャンネルの
ディジタルオーディオデータを各々符号化する前に、各
各チャンネルのディジタルオーディオデータに割り当て
るビット数を各々決定するため、上記符号化手段から後
段の処理手段を従来の符号化装置の構成と同様の構成に
することができる。このため、符号化装置の構成を複雑
にすることなく、容易に再生音質の高音質化を図ること
ができ、符号化効率を向上させることができる。
【0036】また、本発明に係るマルチチャンネルオー
ディオデータの符号化装置では、上記ビット割当手段
は、予め作成された特徴量と上記特徴量に対する割当ビ
ット数からなる変換テーブルを有する。そして、上記ビ
ット割当手段は、上記変換テーブルにより、各チャンネ
ルのディジタルオーディオデータに割り当てるビット数
を各々決定する。これにより、さらに容易に再生音質の
高音質化を図ることができ、符号化効率を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチチャンネルオーディオデー
タの符号化装置を適用した符号化装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】特徴量と符号化ビット数の変換テーブルを説明
するための図である。
【図3】各チャンネルの各ディジタルオーディオデータ
に割り当てるビット数を説明するための図である。
【符号の説明】
1 可変ビット割当回路 2A,2B,2C 遅延回路 3A,3B,3C 符号化回路 4 パケット化回路 5 ECC回路 6 チャンネルコーディング回路 100 符号化装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャンネルのディジタルオーディオ
    データを各チャンネル毎に符号化処理単位でブロック化
    し、符号化ブロック毎に各チャンネルのディジタルオー
    ディオデータを符号化するマルチチャンネルオーディオ
    データの符号化方法であって、 符号化ブロック毎に各チャンネルのディジタルオーディ
    オデータの特徴量を各々抽出し、 抽出した各チャンネルのディジタルオーディオデータの
    特徴量に基いて、符号化ブロック毎に各チャンネルのデ
    ィジタルオーディオデータに割り当てるビット数を所定
    のトータルビット数内で可変して各々決定することを特
    徴とするマルチチャンネルオーディオデータの符号化方
    法。
  2. 【請求項2】 予め作成された特徴量と上記特徴量に対
    する割当ビット数からなる変換テーブルにより、各チャ
    ンネルのディジタルオーディオデータに割り当てるビッ
    ト数を各々決定することを特徴とする請求項1記載のマ
    ルチチャンネルオーディオデータの符号化方法。
  3. 【請求項3】 複数チャンネルのディジタルオーディオ
    データを各チャンネル毎に符号化処理単位でブロック化
    し、符号化ブロック毎に各チャンネルのディジタルオー
    ディオデータを符号化するマルチチャンネルオーディオ
    データの符号化装置であって、 符号化ブロック単位で入力された各チャンネルのディジ
    タルオーディオデータの特徴量を符号化ブロック毎に各
    々抽出する抽出手段と、 上記抽出手段からの各チャンネルのディジタルオーディ
    オデータの特徴量に基いて、符号化ブロック毎に各チャ
    ンネルのディジタルオーディオデータに割り当てる割当
    ビット数を所定のトータルビット数内で可変して各々決
    定するビット割当手段と、 符号化ブロック単位で入力された各チャンネルのディジ
    タルオーディオデータに上記ビット割当手段の処理時間
    に対応した遅延量を各々与える遅延手段と、 上記ビット割当手段からの各チャンネルのディジタルオ
    ーディオデータの割当ビット数に基いて、上記遅延手段
    からの各チャンネルのディジタルオーディオデータを各
    々符号化する符号化手段とを備えることを特徴とするマ
    ルチチャンネルオーディオデータの符号化装置。
  4. 【請求項4】 上記ビット割当手段は、予め作成された
    特徴量と上記特徴量に対する割当ビット数からなる変換
    テーブルを有し、上記変換テーブルにより、各チャンネ
    ルのディジタルオーディオデータに割り当てるビット数
    を各々決定することを特徴とする請求項3記載のマルチ
    チャンネルオーディオデータの符号化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6385571B1 (en) 1997-08-26 2002-05-07 Samsung Electronics Co., Ltd. High quality audio encoding/decoding apparatus and digital versatile disc
JP2010156837A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Fujitsu Ltd オーディオ符号化装置

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