JPH0929745A - 種々の合成樹脂の粒子混合物から合成樹脂を選別する方法 - Google Patents

種々の合成樹脂の粒子混合物から合成樹脂を選別する方法

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JPH0929745A
JPH0929745A JP21830695A JP21830695A JPH0929745A JP H0929745 A JPH0929745 A JP H0929745A JP 21830695 A JP21830695 A JP 21830695A JP 21830695 A JP21830695 A JP 21830695A JP H0929745 A JPH0929745 A JP H0929745A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】少ない種類の薬品で済み、特に減殺試薬が要ら
ず、最良の浮遊選別条件の調整が単純化され、従来分離
できなかった合成樹脂も浮遊選別ができるようにする。 【解決手段】合成樹脂の種類に応じた合成樹脂粒子の湿
り状態の変化に関連した合成樹脂粒子の表面処理は、浮
遊選別の前および浮遊選別装置の外で、粒子混合物のプ
ラズマ処理およびそれに続く貯蔵による物理的乾燥方式
で行われる。粒子混合物のプラズマ処理は緩いばら積み
で例えば5〜10秒にわたり密閉処理室の中でマイクロ
波励起のプロセスガス好適には酸素を存在させて約10
Paの圧力のもとでプラズマ処理される。それに代わっ
て、粒子混合物のプラズマ処理は開放大気内において空
気を存在させて処理すべき粒子混合物を処理領域を連続
して搬送しながら行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば米国特許第
4046677号明細書で知られているような特許請求
の範囲請求項1の上位概念部分に記載の種々の合成樹脂
の粒子混合物から合成樹脂を選別する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ごみの中に存在する合成樹脂を回収する
ことによってごみの量を減らすためには、合成樹脂のご
みを別個に集めて回収装置に導かねばならない。そのた
めに、収集されたごみ合成樹脂の中に含まれる合成樹脂
を種類別に分離する必要がある。このために種々の分離
方法が既に開発されている。
【0003】今日利用されているたいていの分離方法
は、個々の混合物成分の密度の差異を利用しており、即
ち例えば浮遊・沈降式分離あるいはサイクロン/液体サ
イクロン(Albert Bahr 氏著、文献「Erzmetall 33」、
1980年、第324〜330頁参照)によって合成樹
脂を分離している。このような方法はその成分が同じか
ほぼ同じ密度を有している合成樹脂混合物には役立たな
い。合成樹脂ごみをできるだけ価値あるように回収する
には、混合物をできるだけ精密に分離する必要がある。
【0004】合成樹脂の選別に対して、密度の他に合成
樹脂表面の湿り性が選択される。この選択特徴は、破砕
済み合成樹脂混合物が液体(一般には水)に懸濁され、
そこで上昇気泡(一般には空気)の流れに曝されること
により浮遊選別する際に利用される。この気泡は混合物
成分の湿り性に応じて選択的に混合物成分に付着する。
合成樹脂表面が懸濁液で良好に湿らされる(濡らされ
る)場合には気泡が付着し難く、そうでない場合にはそ
の逆となる。今日においてたいてい利用されている合成
樹脂は本来の疏水性表面を有しており、これは、その合
成樹脂が水に濡れにくく即ち気泡が良好に付着して液体
表面に浮かぶことを意味している。選択的な気泡付着お
よびこれに伴う浮遊部分と沈降部分への選別は、合成樹
脂表面の本来の湿り性を選択的に調製することを必要と
する。既存の合成樹脂の浮遊選別方法は、懸濁液の中に
おいて合成樹脂を化学的に調整することによって表面を
調製している。この点に関しては米国特許第40466
77号明細書、同第4132633号明細書、同第41
67477号明細書、同第5120768号明細書、カ
ナダ特許第2073951号明細書あるいはヨーロッパ
特許第0535419A1号明細書に記載されている。
これらの明細書は種々の群の合成樹脂混合物から個々の
合成樹脂を浮遊選別により分離する方法に関し、そのた
めに必要な薬品および処理方式が提案されている。
【0005】従来において浮遊によって選別するために
必要な合成樹脂粒子の表面調製は従って常に化学的調整
方法によって湿式に達成され、即ち浮遊選別室(セル)
に直接界面活性薬品を投入することによって達成され
る。経済的理由および生態学的理由から浮遊選別液体は
循環回路を循環される。一般に表面調製に必要ないわゆ
る減殺(Drucker)試薬の他に、担体性を有する泡を形成
できるようにするために、いわゆる発泡試薬も添加され
ねばならない。これらの両試薬の濃度は時間の経過と共
に泡および合成樹脂の搬出によって低下する。これら両
試薬をそれぞれ最適なレベルに独立して調整することは
困難である。更に各種の合成樹脂に対してそれぞれ、減
殺試薬および発泡試薬を適当に組み合わせねばならず、
これはすべての種類の合成樹脂に対して満足させられな
い。更に新しい選択作用試薬の発見は、少なくともその
選択作用を十分に高くしようとするとき、非常に高度な
技術が必要であり高い経費がかかる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の欠点を除去し、冒頭に述べた形式の方法を、少ない種
類の薬品で済み、特に減殺試薬が要らず、最良の浮遊選
別条件の調整が単純化され、従来においてこの方式では
分離できなかった合成樹脂も浮遊選別ができるように改
良することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は冒頭に述べた形式の方法において、特許請求の範囲請
求項1の特徴部分に記載の手段によって達成される。本
発明に基づいて、表面調製は浮遊選別の前に乾燥技術的
に数度プラズマ処理することによって達成される。この
場合、プラズマ処理の本来の種類選択性が自然に形成さ
れる或る貯蔵時間を維持することが重要である。表面調
製がプラズマ処理によって達成されるとき、発泡試薬だ
けを浮遊選別液体の中に入れればよい。この試薬の濃度
を最適なレベルに調整することは非常に簡単である。
【0008】浮遊による選別は、種々の混合物成分が浮
遊選別液体で異なって湿らされることを利用して行われ
る。実際に生ずるたいていの合成樹脂混合物はその湿り
性は浮遊選別することを可能にするのに十分なほど異な
っていない。
【0009】なおプラズマ処理によって合成樹脂の湿り
性を任意に形成できることは知られている。しかしこの
従来の場合、種々の合成樹脂を同じに処理した場合、混
合物におけるすべての種類の合成樹脂に対して湿り度ス
ケールの内部における分類と異なりほぼ一定した変位
(シフト)しか生じないことが分かっている。即ちプラ
ズマ処理なしでは試料混合物のすべての成分が顕著な疏
水性を有し、これらは良好に泡が付着し、すべて直ちに
浮き上がる。プラズマ処理後にはすべてが顕著な親水性
を有し、気泡が付着せず、混合物成分は浮き上がらな
い。驚くべきことに、プラズマ処理によって調整された
種々の混合物成分の湿り性は急速にいろいろに変化し、
即ち種々の合成樹脂に対する合成樹脂表面のプラズマ処
理によって引き起こされた湿り性は異なった長さの時間
にわたってしか有効でないことが確認された。数日後に
或る混合物成分は既に再び疏水性を有し、他の混合物成
分は依然として顕著な親水性を有する。かかる混合物は
浮遊選別によって良好に選別できる。
【0010】即ち例えば本来の疏水性の(即ち水で濡れ
ない)合成樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチ
レン樹脂(ABS)、スチレン・アクリロニトリル樹脂
(SAN)、ポリカーボネート(PC)およびポリエチ
レンオキシド(PPO)はプラズマ処理によって親水性
にされ、これらはすべて浮遊選別室の中で気泡が付着せ
ず、懸濁液内にとどまる。ABS樹脂の湿り性へのプラ
ズマ処理の作用は他の合成樹脂の湿り性への作用に比べ
て短い時間作用する。即ちABS樹脂は数日後に既に再
び疏水性となり、懸濁液内を上昇する気泡が良好に付着
するが、他の合成樹脂は依然として顕著な親水性を有
し、従って気泡が付着せず、沈降する。
【0011】ABS樹脂、SAS樹脂、PC樹脂および
場合によっては他の合成樹脂から成る混合物を利用した
状態で、ABS樹脂の表面はプラズマ処理および混合物
特有の貯蔵時間によって他の合成樹脂と異なって疏水性
にさせられる。続く浮遊選別の際に、ABS樹脂は浮き
上がり、発泡製品として取り出され、他の合成樹脂は懸
濁液の中にとどまる。
【0012】採用される合成樹脂としては、破砕によっ
て浮遊性のある形にされた上述の種類の合成樹脂が対象
とされる。その場合、採用される合成樹脂の素性は問題
ではない。即ち例えば薄片、繊維、ケーブル、繊維層、
編み物あるいは成形部品も利用できる。
【0013】採用される合成樹脂部品の大きさおよび形
状は特に制限されない。取扱上特にポンプ搬送性の理由
から採用される材料の大きさは約20mm以下好適には
2〜12mmが適している。しかし一辺の長さが100
mmまでの大きさの粒子でも分離過程が実施できること
が確認されている。分離過程に関して最適な粒度はそれ
ぞれの材料および混合物に特有なものであり、その場合
場合に応じて経験的に最適にされねばならない。使用さ
れる合成樹脂のこの大きさは、上述の合成樹脂が千切り
法、切断法、刻み法あるいは引き裂き法のような一般的
な破砕方法によって上述の大きさの合成樹脂部片にされ
ることによって達成され、場合によっては粒子あるいは
切片として浮遊選別に供することもできる。その都度採
用される破砕方法は場合場合に応じて選択され、複合部
品の「結合」の度合いに関係して最適な方法が選ばれ
る。
【0014】ABS樹脂および上述の一つあるいは複数
の合成樹脂から成る混合物が浮遊選別の前にプラズマ処
理によってその湿り性に関して調製される。その場合、
小形設備(実験室的大きさ)の場合にプラズマは1〜6
0秒間好適には5〜10秒間にわたって合成樹脂混合物
に作用させられる。別のプラズマ室(チャンバ)および
大きな負荷容量(1.5kg)を持った工業的規模の大
形設備の場合、約30Pa(パスカル)の基礎圧力で6
0〜120秒間の処理時間において良好な結果が得られ
る。適当なプロセスガスは合成樹脂表面を、酸素、窒
素、硫黄あるいは類似した極性元素を含んだ極性機能基
(水酸基および又はカルボル基、エステル、エーテル、
アミン、アミド、スルフォン酸塩など)で豊富化する。
極性表面は極性懸濁液(水あるいは他のもの)によって
良好に濡れ、気泡が付着し難く、従って浮き上がらな
い。
【0015】与えられた極性機能基は表面を励起状態に
し、高い立体流動性(sterische Mobilitat )を有して
いる。物質特有の時間幅を経過した後、この機能基は表
面の下側にエネルギ的に良好な位置に反転する。これ
が、湿り性が時間に関係して物質特有に変化する理由と
なる。
【0016】合成樹脂表面を極性化するために適した間
欠運転式のプラズマ室は表面活性化法および表面浄化法
で知られている。基体をプラズマ処理するための開放大
気中において即ち空気のもとであるいは特別なガスのも
とで連続して運転する処理装置も他の研究所で既に開発
されており、これも現在において目的に適って採用でき
る。
【0017】その研究はここでは主にプラズマ処理する
際にプロセスガスとして酸素で実施しており、従って基
本的には積極的に経験できる。窒素もプラズマ処理に対
してプラズマ処理の際の酸素と同じような意味で(即ち
湿り性を減少するように)採用できる。合成樹脂混合物
をアルゴンプラズマで処理することによっても、僅かな
効果しか期待できないが同じ意味での表面調製が行われ
る。四フッ化炭化水素を含む合成樹脂のプラズマ処理は
一般にもともと大きい疏水性を一層高め、従って本気で
考慮されない。人工的に高められた疏水性の物質特有の
急速な退行(これはもっとも研究されていない)はここ
でも生じ、場合によっては貯蔵によって湿り性に関して
他の種類に分類される。場合によっては個々の合成樹脂
に対するプラズマ処理において物質特有の所定の種類の
プラズマが選択的に作用することが前提とされ、例え
ば、希ガスプラズマによるプラズマ処理が架橋結合反応
を開始し、その場合この反応がポリエチレン(PE)お
よびポリプロピレン(PP)のようなポリオレフィンに
おいて分子量に関して選択的に作用することが報告され
ている。
【0018】プラズマ処理に続いて混合物特有の貯蔵時
間を経過した後で、合成樹脂混合物が浮遊選別室(セ
ル)に入れられる。合成樹脂はこの室の中で極性(好適
には水性の)溶液に懸濁される。普通は水性溶液は水で
あるが、塩を含む水も利用できる。例えば浮遊選別目的
に適用される種類の塩水に関する文献から、海水、塩
水、苦味泉(マグネシアを含む)並びにハロゲン化物お
よび又は硫酸塩を含む水性溶液が挙げられる。
【0019】水性溶液は浮遊泡立て剤を含んでいる。こ
の泡立て剤は担体性のある泡層を形成するため並びに泡
の凝結を減少するために、従って比較的狭い泡寸法スペ
クトルを形成するために使用している。
【0020】文献に記載されているように次のような泡
立て剤が適している。 − 5〜10炭素原子の脂肪族および脂環式のアルコー
ル。 − 例えばポリアルキレングリコール(HOECHST 社製造
のFlotanolR C7) のような200〜500分子量(平均
分子量)のポリグリコール。 − (HOECHST 社製造のFlotanolR D14)のような200
〜500分子量のアルキルポリグリコールエーテル。
【0021】採用される浮遊泡立て剤の濃度は懸濁液1
000l当たり0.5〜30g好適には3〜10gであ
る。浮遊泡立て剤が添加された後、懸濁液は数秒間にわ
たって攪拌機で混合される。その後、合成樹脂混合物が
導入され、それ自体公知の方法で浮遊選別が実施され
る。
【0022】浮遊選別が終了した後、泡生成物(濃縮
物)および室(チャンバ)生成物(残滓)が適当な方法
で絶縁され、懸濁液がプロセス回路に再び導かれる。泡
生成物および室生成物は例えばふるい分けによって簡単
に回収させられる。
【0023】上述した種類の合成樹脂のうちでABS樹
脂の場合、プラズマ処理によって与えられた親水性状態
は最も早く退行し(ABS樹脂の場合に既に数時間経過
後に浮遊選別に対して適した大きさの退行が行われ)、
従ってABS樹脂の場合に貯蔵時間の経過後に再び大き
な疏水性を有するので、第1の浮遊選別段階の泡生成物
はここで分離されたABS樹脂から成っている。その場
合、種々の合成樹脂部分の収量および成分(純度)は明
らかに95重量%以上である。上述の合成樹脂のうちで
二番目に早く退行しABS樹脂よりも遅く形成されるP
C樹脂の場合、調製された表面状態は疏水性を有するよ
うに退行し、従って第2の浮遊選別段階においてこの合
成樹脂は発泡され、それから第3の段階において泡付き
のPPO樹脂とSAN樹脂との混合物が運び出される。
これら両種類の合成樹脂は、互いに接近して並ぶ物質に
関して最適に修正されたプラズマ処理方法に応じてある
いは基本的に異なった方法で分離されねばならない。な
おもともと疏水性を有する合成樹脂ABS、PC、SA
N、PPOと異なって、もともと親水性を有する種類の
合成樹脂PAが存在し、これは合成樹脂混合物を浮遊選
別する際に特別な前処理なしに純粋な室生成物として生
ずる。
【0024】浮遊選別浴のpH値および温度が少なくと
も所定の合成樹脂の分離に影響を与えることが観察され
ている。浮遊選別浴のpH値は実験した合成樹脂の調整
に次のように作用する。即ち、既に述べたように合成樹
脂の種類に応じて、プラズマ処理によって与えられた合
成樹脂粒子の親水性が貯蔵によって急速にいろいろに退
化する。ABS樹脂は最も早く再び疏水性となり、即ち
短時間しか親水性を有さないグループの合成樹脂(代表
的にはABS樹脂)が区別される。これに対してPPO
樹脂およびSAN樹脂はプラズマ処理によって明らかに
比較的時間に安定した親水性を有する。ポリカーボネー
ト(PC)はこの観点において中間位置をとっている。
いまや、浮遊選別浴のpH値が短時間親水性を有する合
成樹脂ABSにも比較的時間的に安定した親水性を有す
る合成樹脂PPO(SAN樹脂はこの点に関して検査し
なかった)にも影響を与えず、これらの種類の合成樹脂
は浮遊選別浴のpH値に関して明らかに動かず、換言す
ればABS樹脂即ち上述の第1のグループの合成樹脂は
アルカリ性並びに酸性の浮遊選別浴において浮遊部分で
あり、これに対してPPO樹脂即ち上述した第2のグル
ープの合成樹脂はいずれの浮遊選別浴においても底への
沈降部分に含まれる。中間グループの合成樹脂例えばP
C樹脂の場合には異なって振る舞い、この合成樹脂はp
H値が約3の酸性浮遊選別浴において疏水性を有し、即
ち泡部分を増大し、これに対してpH値が約10のアル
カリ性の浮遊選別浴において親水性を有し、沈降する。
これに関して後述する例3の実験a、bを参照された
い。浮遊選別浴のアルカリ化は、少なくとも例えばPC
樹脂のような中間時間的に親水性を有する合成樹脂にお
いてプラズマ処理済み合成樹脂粒子の沈殿を生ずると同
じような結果をもたらす傾向があると思える。
【0025】浮遊選別浴の温度に影響を与えるために、
その加熱がABS樹脂粒子およびPC樹脂粒子の異なっ
た調整を実際に避けること、即ち許容できないほど強く
例えば33°C以上に加熱された浮遊選別浴において種
々の合成樹脂粒子(ABSおよびPC)が実際にすべて
同じに親水性を有して、粒子が浮き上がらず、粒子混合
物がほとんど密集して底の残滓に残ることについて言及
しておく。即ちそのために浮遊選別浴が30°C以上に
加熱されないようにしなければならない。万一の熱源あ
るいはエネルギ源例えば浴液体の連続的旋回が浴液体を
自然に加熱してしまう場合、その温度を冷却によって許
容値に維持しなければならない。これに関して後述する
例4の実験a、bを参照されたい。泡の付着および密着
を決定する材料に関係したエネルギバリヤ(境界)が明
らかに存在する。その結果、混合物特有の臨界浴温度が
生ずる。例えばABS樹脂は約20°Cの浴温度におい
てABS/PC/PPO混合物から分離され、これに対
して33°C以上の温度ではこの分離は行われない。上
述の温度の影響がすべての種類の合成樹脂において一様
に観察されないことは認めざるを得ない。所定の種類の
合成樹脂に対して浮遊選別が特に有効に進行する室温と
異なった所望の所定の温度範囲を与えることが考えられ
る。かかる温度の影響特に限界温度の存在あるいは浮遊
選別浴の温度最適条件は、場合場合に応じて研究ないし
実験で求められねばならない。
【0026】得られた合成樹脂の純度は適当な方法たい
ていは解析方法で検査される。種々の色の合成樹脂の場
合、純度は視覚で十分に検査される。同色の合成樹脂の
場合、純度の検査は一般的な化学的な方法例えば選択溶
液によって行われる。
【0027】以下本発明を明瞭にするために本件出願人
が実施した実験例について説明する。例1における二つ
の比較試験は、合成樹脂粒子のプラズマ未処理の浮遊選
別も単なるプラズマ処理による浮遊選別も混合物の物質
成分への分離が生じないことを示している。例2はプラ
ズマ前処理並びにそれに続く貯蔵による調整の物質特有
の分類を示している。図3における二つの比較試験は、
プラズマ処理によって中間時間的な親水性にされた合成
樹脂PCへの酸性ないしアルカリ性の浮遊選別浴の作用
を示し、更に例4の二つの実験は浴温度の影響を示して
いる。
【0028】例1:それぞれ10gのABS樹脂(制御
を容易にするために黒色に着色)、PC樹脂(透明)お
よびPPO樹脂(灰色に着色)から成りふるい目幅4.
0〜6.3mmの粒度等級の粉砕物の形をした混合物
を、一般的なプラズマ室の中において10Paの基礎圧
力のもとでマイクロ波(13.56MHz)で励起され
た酸素プラズマに10秒間にわたって曝した。そのプラ
ズマ処理後に合成樹脂混合物を試料袋の中に気密に詰め
込み、8日間貯蔵した。その貯蔵期間経過後に合成樹脂
混合物を空気式浮遊選別室の中に投入した。この室に1
000l当たり5.5gの濃度で浮遊泡立て剤 Flotan
olR C7を添加した9lの生水(pH値が約8、温度約2
0°C)を充填した。続いてそれ自体公知の方法で浮遊
選別を行った。泡生成物において9.78gのABS樹
脂が取り出され、室生成物にPPO、PC、ABCの混
合物が20.22g残存し、その中にABS樹脂が0.
22g含まれていた。泡生成物は100重量%ABS樹
脂から成っていた。
【0029】実験a:例1に類似しているが合成樹脂混
合物をプラズマ処理をしなかった。分離は行われなっ
た。即ちすべての混合物成分に気泡が付着し、泡生成物
において取り出された。
【0030】実験b:例1に類似しているが合成樹脂混
合物をプラズマ処理の直後に浮遊選別した。この場合も
分離は行われなかった。即ち混合物成分に気泡が付着せ
ず、すべての成分が室生成物に残存した。
【0031】例2:それぞれ10gのABS樹脂(制御
を容易にするために茶色に着色)、SAN樹脂(透明)
およびPPO樹脂(灰色)から成りふるい目幅4.0〜
6.3mmの粒度等級の粉砕物の形をした混合物を、例
1の場合と同じようにプラズマ処理に曝し、ここではそ
の後で45日間貯蔵した。続く浮遊選別を例1の場合と
同じように行なった。泡生成物において9.68gのA
BS樹脂が取り出され、室生成物にSAN、PPO、A
BCの混合物が20.32g残存し、その中にABS樹
脂が0.32g含まれていた。泡生成物は100重量%
ABS樹脂から成っていた。
【0032】例3:(pH値の影響について): 実験a:それぞれ10gのABS樹脂(黒色)、PC樹
脂(透明)およびPPO樹脂(灰色)から成りふるい目
幅2.5〜4.0mmの粒度等級の粉砕物の形をした混
合物を、例1の場合と同じようにプラズマ処理に曝し、
その後で20日間貯蔵した。続いて合成樹脂混合物を空
気式浮遊選別室の中に投入した。この室に1000l当
たり5.5gの濃度で浮遊泡立て剤 FlotanolR C7を添
加した約20°Cの温度の9lの水を充填した。希釈硫
酸(H2 SO4 )の添加によってpH値を3とした。続
いて公知のようにして浮遊選別を行った。泡生成物にお
いて10.00gABS樹脂、9.85gPC樹脂およ
び0.21gPPO樹脂が取り出され、これに対して室
生成物に0.15gPC樹脂および9.79gPPO樹
脂が残存した。室生成物PPO樹脂の純度は98.5重
量%であった。
【0033】実験b:実験aに類似しているが希釈水酸
化ナトリウム(NaOH)の添加によってpH値を約1
0にした。泡生成物において9.98gABS樹脂、
0.45gPC樹脂および0.04gPPO樹脂が取り
出され、室生成物に0.02gABS樹脂、9.55g
PC樹脂および9.96gPPO樹脂が残存した。泡生
成物ABSの純度は96重量%であった。
【0034】例4:(温度の影響について): 実験a:それぞれ20gのABS樹脂、PC樹脂および
PPO樹脂から成りふるい目幅4.0〜6.3mmの粒
度等級の粉砕物の形をした混合物を、例1の場合と同じ
ようにプラズマ処理に曝し、その後で20日間貯蔵し
た。続いて合成樹脂混合物を空気式浮遊選別室の中に投
入した。この室に1000l当たり5.5gの濃度で浮
遊泡立て剤 FlotanolR C7を添加した9lの生水(pH
値が約8)を充填した。浮遊選別浴の温度は約19°C
にした。続いて公知のように浮遊選別を行った。泡生成
物において20.00gABS樹脂および0.50gP
C樹脂が取り出され、これに対して室生成物に19.5
0gPC樹脂および20.00gPPO樹脂が残存し
た。泡生成物ABSの純度は97.5重量%であった。
【0035】実験b:実験aに類似しているが浴液体の
温度を約41°Cにした。泡生成物において0.16g
ABS樹脂および0.92gPC樹脂が取り出され、室
生成物に19.84gABS樹脂、19.08gPC樹
脂および20.00gPPO樹脂が残存した。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂粒子の湿り状態が合成樹脂の種
    類に応じて変化していることに関連して、合成樹脂粒子
    を粒子混合物から種々の種類の合成樹脂粒子が個々に浮
    き上がるように表面処理して浮遊選別することによって
    種々の合成樹脂の粒子混合物から合成樹脂を精密に選別
    する方法において、 合成樹脂の種類に応じた合成樹脂粒子の湿り状態の変化
    に関連した合成樹脂粒子の表面処理が、浮遊選別の前お
    よび浮遊選別装置の外で、粒子混合物のプラズマ処理お
    よびそれに続く貯蔵による物理的乾燥方式で行われるこ
    とを特徴とする種々の合成樹脂の粒子混合物から合成樹
    脂を選別する方法。
  2. 【請求項2】 合成樹脂混合物がプラズマ処理の前に2
    0mm以下好適には2〜12mmの直径の粒度に粉砕さ
    れることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 粒子混合物のプラズマ処理がバッチ式で
    緩いばら積みで行われることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 粒子混合物のプラズマ処理が連続的に
    (好適には粒子を別々の層に成層して)行われることを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 粒子混合物のプラズマ処理が1〜120
    秒間にわたって行われ、小形の処理設備および又は小さ
    な積み重ね厚さの場合に好適には例えば5〜10秒間の
    短い処理時間で行われ、大形の処理設備および又は大き
    な積み重ね厚さの場合に好適には例えば60〜120秒
    間の長い処理時間で行われることを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 粒子混合物のプラズマ処理がマイクロ波
    励起のプロセスガス好適には酸素を存在させて密閉処理
    室の中で200Pa(パスカル)以下の圧力のもとで行
    われ、小形の処理設備および又は小さな積み重ね厚さの
    場合に好適には例えば10Paの低い圧力のもとで、大
    形の処理設備および又は大きな積み重ね厚さの場合に好
    適には例えば約30Paの大きな圧力のもとで行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 粒子混合物のプラズマ処理が開放大気内
    において空気を存在させて処理すべき粒子混合物を処理
    領域を連続して搬送しながら行われることを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 空気酸素および又は空気窒素が処理装置
    の内部においてプラズマの形に励起され好適にはいわゆ
    る直接障壁放電(direkte Barierentladung)によって励
    起されることを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 プラズマ処理済み粒子混合物が浮遊選別
    処理の前に少なくとも約5時間好適には数日間貯蔵され
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 プラズマ処理済み粒子混合物の貯蔵が
    開放大気内に緩いばら積みで行われることを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 調節済み合成樹脂粒子の混合物を浮遊
    選別によって分離するために、浮遊選別浴が酸性にされ
    好適にはph値が4以下にされ、プラズマ処理によって
    短時間だけ親水性を有する合成樹脂例えばアクリロニト
    リル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、およびプ
    ラズマ処理によって中間時間的に親水性を有する合成樹
    脂例えばポリカーボネート(PC)が浮き上がり、プラ
    ズマ処理によって時間的に安定した親水性にされる合成
    樹脂例えばポリエチレンオキシド(PPO)が沈降する
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 調節済み合成樹脂粒子の混合物を浮遊
    選別によって分離するために、浮遊選別浴がアルカリ性
    にされ好適にはph値が10以上にされ、プラズマ処理
    によって短時間だけ親水性を有する合成樹脂例えばアク
    リロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)が
    浮き上り、プラズマ処理によって時間的に安定した親水
    性にされる合成樹脂例えばポリエチレンオキシド(PP
    O)、およびプラズマ処理によって中間時間的に親水性
    にされる合成樹脂例えばポリカーボネート(PC)が沈
    降することを特徴とする請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 浮遊選別浴が混合特有の最適温度にさ
    れ、一定してこの温度に維持されることを特徴とする請
    求項11項又は12項記載の方法。
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