JPH09296357A - 織布のニードルパンチング、減量加工、摩擦加工の各装置及び風合調整方法 - Google Patents

織布のニードルパンチング、減量加工、摩擦加工の各装置及び風合調整方法

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JPH09296357A
JPH09296357A JP11244396A JP11244396A JPH09296357A JP H09296357 A JPH09296357 A JP H09296357A JP 11244396 A JP11244396 A JP 11244396A JP 11244396 A JP11244396 A JP 11244396A JP H09296357 A JPH09296357 A JP H09296357A
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roll
drum
needle
woven
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Kazumaru Tokunaga
一丸 徳永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の起毛織物とは風合が異なり、ソフトで
ありながらピリングが生じ難い表面性状をもった織布を
簡単な工程で得るための風合調整方法を提供することで
ある。 【解決手段】 回転ドラム12とニードルロール15と
の間に織布1を連続的に通してロール15の針で繊維を
無数に突き刺し、その後、水車22とネットコンベヤ2
3を有する減量加工装置20のタンク21内の処理液中
で織布をもみ、タンク21から出た織布を摩擦装置30
の外周面に途中でターンさせて重ねて巻き、下層の織布
と上層の織布を反対向きに移動させて湿式で擦り合わせ
るようにしたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、綿、レーヨン、
テンセル等の繊維で織られた織布の風合を調整するため
の方法と、その方法を効率良く実施することを可能なら
しめるニードルパンチング装置、減量加工装置及び織布
の摩擦装置に関する。
【0002】
【従来の技術】織布の表面にソフト感を出すための加工
法としては、例えば、針布起毛法が用いられている。こ
の方法は、掻爪で布の表面を掻いて表面を毛羽立たせ
る。
【0003】表面全体にわたって毛羽を立てた織物に
は、ネル、ビロード、コールテン、ベッチンなどがある
が、見た目や肌ざわりがそれ等とは異なる織布ができれ
ば、消費者の多様な好みに応え易くなる。また、従来品
と似た風合の織布であっても、それを従来よりも簡単に
作り出せたなら生産性やコスト面で有利になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
桃の肌(ピーチスキン)に似たソフトでピリング(毛
玉)の出来ない表面が得られる風合調整方法と、その方
法の効率化に役立つ装置を提供することを課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題の解決策とし
て提供するこの発明の風合調整方法は、織布の被処理域
を無数の針で突き刺すニードルパンチング工程、ニード
ルパンチング後の織布を処理液中に所定時間浸す減量加
工工程、減量加工後の織布をターンさせて2層に重ね、
押付け圧を加えた状態で下層の織布と上層の織布を反対
向きに移動させて濡れたままで擦り合わせる摩擦加工工
程を順に経ることを特徴とする方法である。なお、減量
加工に用いる処理液は、繊維を化学的に分解させるも
の、酵素で分解させるものなどがあり、どちらを利用し
てもよい。
【0006】この方法による織布の加工は、より効果的
かつ連続的であるのが望ましい。そこで、ニードルパン
チング加工、減量加工及び摩擦加工のための装置も併せ
て発明した。その装置を以下に記す。
【0007】ニードルパンチング装置は、フェルト、ゴ
ム等の軟質シートを表面に巻いた大径の回転ドラムと、
連続的に供給される織布を前記回転ドラムの外周面上に
導く入口側案内ロールと、回転ドラム外周面上の織布を
ターンさせて出口に導く出口側案内ロールと、前記ドラ
ムと平行配置にしてドラム外周に配置する複数本の、本
体外周に無数の針を植えてあるニードルロールとを具備
し、前記回転ドラムに巻かれて入口側案内ロールから出
口側案内ロールの位置に向かう織布がドラムの回転に従
動するニードルロールとの間に挟み込まれてニードルロ
ールの針に突き刺されるように構成されているものであ
る。
【0008】また、減量加工装置は、上部が開口したタ
ンクと、そのタンク内に設けてタイマー制御で正逆回転
させる水平な水車と、タンク内に水車と同心配置にして
設ける水車よりも大径のターンロール及びこのターンロ
ールの上方に平行に配置する駆動ロールを有し、それ等
のロール間にエンドレスのネットを架け、さらにそのネ
ットに所定間隔で搬送用の羽根を付けたネットコンベヤ
と、織布をネットコンベヤの搬送速度よりも高速でネッ
トコンベヤ上に送り込む第1フィードロールと、ネット
コンベヤの出口側に搬送された織布を取り出す第2フィ
ードロールとを具備し、前記タンクは水車で発生させた
縦回りの水流を乱すフィンを内面に有し、織布が前記ネ
ットコンベヤで搬送される間にタンク内の処理液に浸さ
れ、水流でもまれるようになっているものである。
【0009】さらに、摩擦装置は、織布を送る第1フィ
ードロール、第1フィードロールを出た織布をドラム外
周面に案内する第1ガイドロール、ドラム外周面に巻か
れた織布を一周する前にドラム外周面から離反させるタ
ーンロール、ターンロール通過後の織布の張力を検出す
るテンションメータ、テンションメータ通過後の織布を
再度ドラム外周に導く第2ガイドロール、前記テンショ
ンメータからの出力信号に基づいて速度制御される第2
フィードロールを備え、前記第2ガイドロール通過後の
織布が第2フィードロールに至る間にドラム外周の一層
目の織布上に逆行するように巻き重ねられ、下層の織布
とその上に重ねた織布が互いに反対向きに移動して擦れ
合うように構成されているものである。
【0010】ニードルパンチング装置は、ニードルロー
ルをドラム側に移動できるようにして移動ストロークの
調整機構を付加すると、織布の厚さ変化に対する対応、
針の突き刺し深さの調整が行えて好ましい。
【0011】また、ニードルロールは、外周の全域に針
を均一に分布させると織布の全面を均一に処理できる
が、植針が局部的になされていてもよい。局部植針のロ
ールを用いると織布に処理域と未処理域ができ、両域の
風合の違いによる模様を生じさせることができる。
【0012】針の突き刺し数は、製品目付、希望する製
品の風合いに応じて織布1cm2 当りに60〜200刺
しぐらいになるようにしておくのが望ましい。植針密度
とニードルロールの使用本数によってその突き刺し数は
自由に定め得る。
【0013】減量加工装置は、水車の回転をインバータ
制御して水車で作り出す水流に強弱変化を付けられるも
のが望ましい。この装置は洗じゅう機の機能とリラック
サの機能を併せ持つものである。
【0014】また、摩擦加工装置は、ドラムの径が大き
い(好ましくは1000〜1200mm程度)ものや、
ドラムがドラム外周に巻かれる一層目の織布の走行速度
と等速で回転し、一層目の織布との間にスリップが生じ
ないものが好ましい。ドラム表面に細かいローレット加
工を施しておくとスリップ防止が確実になる。
【0015】
【作用】針布起毛法では織布を引き掻いて表面を毛羽立
たせるので、毛羽は織布の表層のみに生じ、毛足も長く
なりがちである。これに対し、この発明では織布を無数
の針で突き刺すので繊維の内部も毛羽立つ。但し、掻き
起しの作用がないので毛羽の発生量は通常の起毛法に比
べて少なく、毛足も短かい。従って、処理後の織布の表
面性状は起毛処理品とは一風変わったものになり、ま
た、毛焼、シャリング等を行わなくてもピリングを防止
できる。
【0016】これに加え、針穴があくことで、次工程の
処理時に繊維の内部にできた毛羽が表面に引き出され
る。また、繊維内部への加工液の浸透も促進されて酵素
等による処理効果が高まる。
【0017】また、減量加工後に湿式で織布を擦り合わ
せるので、長い毛羽がすり切れ、ピリング防止の効果が
高まる。また、擦り合わせで繊維の組織が変化して表面
性状が安定し、表面の艶等も良くなる。
【0018】繊維を乾式でこすり合わせると繊維表面は
静電気の影響もあって新たに毛羽立ち、ピリングが生じ
易くなるが、湿式摩擦であればこの不具合は生じない。
【0019】次に、ニードルパンチング装置は、回転ド
ラムとニードルロールとの間に織布を通してパンチング
を行うので、効率の良い連続処理が可能である。また、
ニードルロールの数を増減して単位面積当りの針の突き
刺し数を変えられるので、得られる風合を好みに合わせ
て変えることもできる。
【0020】減量加工装置も、ネットコンベヤで織布を
搬送しながら処理を行うので、連続処理が可能である。
また、織布を処理液に単に浸すのではなく、水車で縦回
りの水流を発生させてタンク内のフィンでその水流を乱
し、そこに、ネットコンベヤと第1フィードロールの速
度差で弛みをつけた織布を送り込むので、乱流による織
布のもみほぐしの効果が得られる。
【0021】また、乱流により繊維内の毛羽が表面に引
き出され、繊維内部への処理液浸透が促進されて処理が
早くなる。これに加え、織布をネットコンベヤに乗せ、
処理中に拡布状態を保つため加工むらが生じない。この
ほか、水車をタイマー制御すれば、織布を無張力にした
り、乱流による衝撃を与えたりすることができるので、
織布のリラックス効果の調整も行える。
【0022】摩擦装置も、ドラム表面上で下層の織布と
途中でターンしてきた上層の織布が逆向きに移動してこ
すれ合うので連続処理が行える。また、この装置は、ド
ラムで織布を受けるのでしわができ難く、重ね部の各域
に均一に面圧が働いて均質な処理が望める。また、第2
フィードロールの速度制御で上層の織布の押付け圧を自
由に変えて適正面圧を選ぶこともでき、これも品質の安
定化につながる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の風合調整方法
の実施形態を示す。この図は、この発明のニードルパン
チング装置10、減量加工装置20、摩擦装置30を用
いて織布1の仕上げ加工(風合調整)を行うものを示し
ている。
【0024】織布1は、ロール巻きされた原反(図示せ
ず)をサプライ装置2にセットし、そこから巻戻してニ
ードルパンチング装置10に送り込む。3は巻き戻しの
ためのフィードロール、4は弛みを無くすダンサーロー
ラである。
【0025】ニードルパンチング装置10は、外周に針
先保護用のフェルト11(図2参照)を巻いた水平配置
の大径の回転ドラム12を有している。フェルト11は
ゴムシートに置き換えてもよい。この回転ドラム12
は、回転駆動手段(図示せず)を有しており、織布1の
走行速度がフィードロール3による送り速度とほぼ等し
くなるように速度制御される。
【0026】回転ドラム12の外周には、入口側案内ロ
ール13と出口側案内ロール14が設けられている。織
布1は、入口側案内ロール13によりドラム12の外周
に導かれ、この位置からほぼ1周近くドラム外周に巻か
れて出口側案内ロール14に至り、ここで、ターンして
出口に導かれる。
【0027】15は、回転ドラム12の外周にドラム1
2と平行配置にして設けるニードルロールであって、複
数本設置される。このニードルロール15は、図2及び
図3に示すように、本体15aの外周に無数の尖鋭な針
15bをロール面に対して垂直に植設したものである。
針15bの植針域は、図2(a)のように全域であって
もよいし、図2(b)のように局部的にして織布の一部
のみを突き刺すようにしてもよい。針15bは、細く、
短かく、かつ弾力があって折れ難いものが好ましい。
【0028】各ニードルロール15は、図4に示すよう
に、支持フレーム16を有するストローク調整機構17
を設けてその機構のスライダ17aに取付けた軸受17
bで支えている。
【0029】ストローク調整機構17は、スライダ17
aをスライドガイド17cでドラム12の径方向に移動
可能に支持し、可変ストロークシリンダ17dでスライ
ダ17aを押し引きする。シリンダ17dは、ピストン
(図示せず)と一体の軸に調整ネジ17eを付け、その
ネジでピストンストロークを調整するものであり、その
ストローク調整で織布1の厚み変化に対応し、針の突き
刺し深さを適正な値に変える。
【0030】ニードルロール15は、駆動源の無い従動
ロールである。ドラム12を回転させると織布1が移動
し、その織布に針を突き刺したニードルロール15がつ
れ回りで回転する。
【0031】ニードルパンチング装置10を通ってパン
チング処理された織布1は、ダンサーロール4を経由し
て減量加工装置20に導かれる。この減量加工装置20
は、図5に示すように、処理液27を入れるタンク21
内に、水車22と織布搬送用のネットコンベヤ23を設
け、さらに、ネットコンベヤ23に織布を送り込む第1
フィードロール24(図1参照)と、搬送後の織布を取
出して次工程に送る第2フィードロール25(図1参
照)を設けた構成になっている。タンク21内には、水
車22で生じさせる縦回りの水流を遮って乱流に変える
フィン26が設けられている。
【0032】水車22は、タンク21内に水平に設置さ
れ、インバータ制御及びタイマー制御される駆動源(図
示せず)によって駆動される。その駆動はタイマー制御
で正逆回転させ、必要に応じて定められた時間停止させ
る。また、インバータ制御により正逆回転に強弱がつけ
られる。
【0033】ネットコンベヤ23は、図5に示すよう
に、水車22と同心的に配置する水車よりも大径のター
ンロール23aと、そのロールの直上に配置する駆動ロ
ール23b(その駆動源は図示省略)との間にエンドレ
スのネット23cを架け、さらに、そのネット23cに
一定ピッチで搬送用の羽根23dを付けて構成されてい
る。図6に、このネットコンベヤ23の概要を示す。タ
ーンロール23aは、水車22で発生させた水流を外部
に通すためにかご形のロールにしてある。
【0034】第1フィードロール24の速度はネットコ
ンベヤ23の搬送速度よりも早い。従って、ネットコン
ベヤ23上に供給された織布1は大きく弛んでひだがつ
いた状態になり、この状態で搬送途中に乱流を受けても
み洗いされる。また、水車22が止まると外力の印加が
無くなり、リラックスした状態が保たれる。
【0035】この減量加工装置20により、織布1にも
み効果が与えられる。また、織布1が前工程で針に突き
刺されているため、繊維内部からも毛羽が引き出され、
処理液の浸透も良くなって処理液により繊維の一部分や
一部の毛羽が効果的に分解されて除去され、さらに、場
合によっては水車回転の強弱制御、ON、OFF制御に
よりリラックス効果も調整される。
【0036】なお、第2フィードロール25は、次工程
の摩擦装置の第1フィードロール32を兼ねている。
【0037】摩擦装置30は、図1に示すように、大径
のドラム31と、第1フィードロール32と、この第1
フィードロール32及びダンサーロール4を経て供給さ
れる織布1をドラム31の外周に導く第1ガイドロール
33と、織布1がドラム外周を一周する前にその織布を
ドラム31から離すターンロール34と、ターンロール
34の後段に控えるテンションメータ35、第2ガイド
ロール36、第3ガイドロール37、第2フィードロー
ル38の各要素によって構成されている。
【0038】第2ガイドロール36は、ドラム31から
一旦離れた織布を再度ドラム外周に導く。この第2ガイ
ドロール36に案内された織布1は、先にドラム31外
周に巻かれた織布上に一層目の織布とは反対向きに巻き
重ねられて第3ガイドロール37に至る。第3ガイドロ
ール37は、ドラム31から離れた織布を第2フィード
ロール38に直接導けば省略できるロールである。
【0039】この装置30に導入されてドラム31上に
重ね巻きされた織布1は、下層の織布が図1の矢印A方
向に、上層の織布が矢印B方向に各々走行して互いに擦
り合わされる。その擦り合わせは、織布1が前工程で濡
れているため湿式摩擦となる。また、テンションメータ
35でターンロール34通過後の織布の張力を検出し、
その検出信号に基づいて第2フィードロール38の速度
制御を行うようにしており、その速度制御で摩擦面圧が
常に一定に保たれる。
【0040】ドラム31は、駆動源(図示せず)の力で
図1のA方向に定速回転するものが望ましい。また、外
周面に滑り止めのローレット加工を施したものが望まし
い。図の装置は、そのようなドラムを用いており、一層
目の織布のドラム上でのスリップ移動が起こらず、スリ
ップによる織布裏面の性状変化が防止される。
【0041】なお、減量加工装置20と摩擦装置30を
交互に複数基設置して減量加工と摩擦加工を数回繰り返
すようにしてもよく、実際の設備は加工の効果を高める
ためにそのようなものになるであろう。
【0042】減量、摩擦加工後の織布は、水洗、漂白、
乾燥等の工程を経て巻取る。上述したこの発明の減量加
工装置は、処理液に代えて水を使用すると水洗工程での
水洗装置としても利用できる。また、水車を無くして代
わりにネットコンベヤのターンロール内部から温風を送
り込む構成にすると、乾燥工程で用いるのに適した乾燥
機になる。この乾燥機については本出願人が特許第19
83309号で特許を取得済みである。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の風合調整
方法は、織布をニードルパンチング処理して減量加工の
処理液に浸し、その後、湿式で織布を圧力を加えて擦り
合わせるので、従来の起毛織物とは風合が異なり、ま
た、毛足が短かくてピリングのできないソフトで良品質
の織物を毛焼や、シャリング等の工程を経ずに作ること
ができる。
【0044】また、この発明のニードルパンチング装
置、減量加工装置、摩擦加工装置はいずれも連続処理が
可能であり、処理時間の短縮による生産性向上の効果を
もたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の風合調整方法とその方法に用いる装
置の実施形態の概要を示す図
【図2】(a)ニードルパンチング装置のニードルロー
ラの詳細端面図 (b)植針パターンを異ならせたニードルローラの端面
【図3】ニードルローラの植針状態を示す部分拡大断面
【図4】ニードルローラのストローク調整機構の側面図
【図5】減量加工装置の拡大断面図
【図6】減量加工装置のネットコンベヤの概要を示す斜
視図
【符号の説明】
1 織布 2 サプライ装置 3 フィードロール 4 ダンサーローラ 10 ニードルパンチング装置 11 フェルト 12 回転ドラム 13 入口側案内ロール 14 出口側案内ロール 15 ニードルロール 15a 本体 15b 針 17 ストローク調整機構 17a スライダ 17d 可変ストロークシリンダ 20 減量加工装置 21 タンク 22 水車 23 ネットコンベヤ 23a ターンロール 23b 駆動ロール 23c ネット 23d 羽根 24 第1フィードロール 25 第2フィードロール 26 フィン 30 摩擦装置 31 ドラム 32、38 フィードロール 33、36、37 ガイドロール 34 ターンロール 35 テンションメータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェルト、ゴム等の軟質シートを表面に
    巻いた大径の回転ドラムと、連続的に供給される織布を
    前記回転ドラムの外周面上に導く入口側案内ロールと、
    回転ドラム外周面上の織布をターンさせて出口に導く出
    口側案内ロールと、前記ドラムと平行配置にしてドラム
    外周に配置する複数本の、本体外周に無数の針を植えて
    あるニードルロールとを具備し、前記回転ドラムに巻か
    れて入口側案内ロールから出口側案内ロールの位置に向
    かう織布がドラムの回転に従動するニードルロールとの
    間に挟み込まれてニードルロールの針に突き刺されるよ
    うに構成されている織布のニードルパンチング装置。
  2. 【請求項2】 上部が開口したタンクと、そのタンク内
    に設けてタイマー制御で正逆回転させる水平な水車と、
    タンク内に水車と同心配置にして設ける水車よりも大径
    のターンロール及びこのターンロールの上方に平行に配
    置する駆動ロールを有し、それ等のロール間にエンドレ
    スのネットを架け、さらにそのネットに所定間隔で搬送
    用の羽根を付けたネットコンベヤと、織布をネットコン
    ベヤの搬送速度よりも高速でネットコンベヤ上に送り込
    む第1フィードロールと、ネットコンベヤの出口側に搬
    送された織布を取り出す第2フィードロールとを具備
    し、前記タンクは水車で発生させた縦回りの水流を乱す
    フィンを内面に有し、織布が前記ネットコンベヤで搬送
    される間にタンク内の処理液に浸され、水流でもまれる
    ようになっている織布の減量加工装置。
  3. 【請求項3】 織布を送る第1フィードロール、第1フ
    ィードロールを出た織布をドラム外周面に案内する第1
    ガイドロール、ドラム外周面に巻かれた織布を一周する
    前にドラム外周面から離反させるターンロール、ターン
    ロール通過後の織布の張力を検出するテンションメー
    タ、テンションメータ通過後の織布を再度ドラム外周に
    導く第2ガイドロール、前記テンションメータからの出
    力信号に基づいて速度制御される第2フィードロールを
    備え、前記第2ガイドロール通過後の織布が第2フィー
    ドロールに至る間にドラム外周の一層目の織布上に逆行
    するように巻き重ねられ、下層の織布とその上に重ねた
    織布が互いに反対向きに移動して擦れ合うように構成さ
    れている織布の摩擦装置。
  4. 【請求項4】 織布の被処理域を無数の針で突き刺すニ
    ードルパンチング工程、ニードルパンチング後の織布を
    処理液中に所定時間浸す減量加工工程、減量加工後の織
    布をターンさせて2層に重ね、押付け圧を加えた状態で
    下層の織布と上層の織布を反対向きに移動させて濡れた
    ままで擦り合わせる摩擦加工工程を順に経ることを特徴
    とする織布の風合調整方法。
JP11244396A 1996-05-07 1996-05-07 織布のニードルパンチング、減量加工、摩擦加工の各装置及び風合調整方法 Pending JPH09296357A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006511733A (ja) * 2002-11-15 2006-04-06 ミリケン・アンド・カンパニー 内部接続要素を有するブリスター布
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