JPH09288627A - バーチャルネットワーク方式 - Google Patents

バーチャルネットワーク方式

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JPH09288627A
JPH09288627A JP8127753A JP12775396A JPH09288627A JP H09288627 A JPH09288627 A JP H09288627A JP 8127753 A JP8127753 A JP 8127753A JP 12775396 A JP12775396 A JP 12775396A JP H09288627 A JPH09288627 A JP H09288627A
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啓義 湯淺
Tei Satake
禎 佐竹
Karudona Mario
カルドナ マリオ
Hisataka Fujii
寿隆 藤井
Akira Yasuda
晃 安田
Junichi Suzuki
淳一 鈴木
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  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バーチヤルネットワークをユーザーが容易に構
築でき、カスタマイズする機能をサーポートできるバー
チャルネットワーク方式を提供するにある。 【解決手段】複数のセグメントSA…に分けたバーチャ
ルネットワークにおいて、バーチャル・グループ・エー
ジェントVAが各種ネットワーク管理、ネットワーク・
サービスの異なったバーチャル・グループをVA構成す
る。バーチャル・グループVAのクライアントアドレス
及びユーザー環境の設定ができるバーチャル・グループ
登録/ルーティング・テーブルVTを備えている。そし
てバーチャル・グループ単位でユニキャスト、及びマル
チキャスト・トラヒックの帯域が割り当てられ、ユーザ
ーの要求に対してバーチャル・グループ・エージェント
VGSA…がユーザーU1 …と協調することによってダ
イナミックにネットワ−ク管理、ネットワーク・サービ
スのカスタマイズを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリア・
ネットワーク( 以下LANと称する)、特にスイッチン
グ技術ベースに企業を始めとする組織のワークグルー
プ、プロジェクト、SOHO(Small Offic
e & Home Office)等のビジネス構造の
変化にダイナミックに対応して変化できるように、物理
的な世界に依存しない構造を形づくる様に論理的にセグ
メンテーション化するバーチャルネットワーク方式、具
体的には、ネットワーク分散管理、ビルオートメーショ
ン(以下BAと称する)等の企業の様々な環境設定のリ
ソースを活用するサービスを提供する複数のサーバーが
ネットワーク上に分散配置されていて、このときワーク
グループ或いは部門のネットワーク管理者等のユーザー
に合わせてネットワークの構成、機能及びサービスのカ
スタマイズができるバーチャルネットワーク方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、代表的なネットワーク構成で
は、イーサネットのような伝送媒体とを共有するOSI
(Open Systems Interconnec
tion)のプロトコル階層モデルの第1層及び第2層
レベルのLANの上に、第3層レベルのネットワーク層
のプロトコルとして代表的なインターネット・プロトコ
ル(IP:RFC791)のネットワーク・アドレス
(IPアドレス)に基づいてルータによって、ネットワ
ークを階層的なサブネットのセグメントに分けていた。
更に有限なIPアドレスの保護のため端末に対しては、
DRCP(RFCI541:Dynamic Host
Configuration Protocol)サ
ーバーからDHCPプロトコルによって必要の都度IP
アドレスを自動取得させることなども標準化されてい
た。
【0003】コネクションレスで伝送品質を保証しない
が、極力簡易でオープンなインターネットに代表される
ネットワークが地球規模に広がるなかで、ルータがこの
階層的な構成のネットワークアドレスによってネットワ
ークを国単位、企業単位或いは部門単位のサブネットに
セグメント分けすることによって、セグメント内の通信
に必要なトラヒックをセグメント内に閉じこめてネット
ワーク全体の限られた帯域を効率よく使うと共に、セグ
メント外からの不正な進入を阻止するファイヤーウォー
ルの機能を実現していた。
【0004】すなわち、ネットワークアドレスの上位階
層の領域をマスクして、通信が階層的組織の部門内で閉
じている場合に、残りのアドレスだけで照合して、部門
内に宛先が無い場合には、上位の企業、さらには上位の
国レベルにルーティングすることによってネットワーク
がサブネットにセグメント化される。特に宛先のネット
ワークのアドレスが分からない場合には、ブロードキャ
ストが発せられるが、サブネット単位にサブネット内部
のアドレスを解決するサーバーが設置されるので、無関
係な部分にブロードキャストのトラヒックが氾濫するこ
とを防止する。しかし、最も下位のサブネットを越えて
上位階層に移ると、そこからは多くの同一階層のいずれ
かのサブネット及びさらに上位階層のいずれかのサブネ
ットに飛ぶかのネクストホップ(次の飛び先)の決定の
ためにはルータ間のルーティング情報の交換が必要で膨
大な量の通信プロトコル処理が必要になる。一方ルータ
の性能及びIPアドレスには限界があるので、帯域が限
られる。また、階層的なサブネット構成を企業の階層組
織単位に割り当てたとき、絶えず革新、変化する企業組
織、人の異動に伴う端末の移動/追加/変更に対してル
ータの構成及び設定を変更する為には高度な専門技術と
作業が必要で、ネットワークの維持管理コストが高くか
かる。
【0005】伝送帯域の増大、端末数の増加に対して、
上記の様なルータには、帯域の限界、維持管理コストの
限界がある。最近、次に述べるようなスイッチングをベ
ースとするセグメント化技術が開発されたことによって
帯域の拡大、サブネットへの分割及び維持管理コストの
削減が可能になった。スイッチング方式に比べ、ネット
ワークプロトコルのルータの高速化は、非常にコストが
高くなるのでファイヤーウォールなどルータでなければ
ならない限られた用途に使用される。
【0006】スイッチングによるセグメント化は、スイ
ッチングハブ(集線装置)のポート或いはLANフレー
ムのMACアドレス(宛先、発信元)によってプライベ
ートなバーチャルLANグループに分けることになる。
小規模で小さな投資コストで済むワークグループ向けか
ら中規模の部門レベル向けのバーチャルLANは、ポー
ト単位でバーチャルLANグループを設定する方式が投
資が少なくて適しているが、バーチャルLANループ専
用のポートが必要で、複数の端末が接続されているポー
トは全て同じバーチャルLANグループに限定される。
端末が移動する時には、指定されたポートに接続する
か、或いは、端末が接続されているポートのバーチャル
LANグループの設定をその都度スタティックにネット
ワーク管理者が設定しなければならないという問題があ
り、これらをそのまま結合して大規模化すると煩雑にシ
ステムになって、管理作業が難しくなるという問題があ
る。
【0007】言い扱えれば、ポートのグループでバーチ
ャルLANを構成する場合、最も単純で、高速な照合と
フォワーデイングができる。ポートのグループをワーク
グループ、部門などの企業組織に対応させたバーチャル
LANグループとしてスイッチのルーティング全てのポ
ートにフォワーデイングされるので、このポートグルー
プは、媒体共有型LANの一つのセグメントと同じよう
に働き、しかも、ポートをどのバーチャルLANグルー
プに割り当てるのかを自由に設定できるので、ルータに
よるセグメント化に比べて設定変更及び帯域割り当てが
容易である。通常のポート単位のバーチャルLANグル
ープのアプリケーションでは一つのスイッチポートにリ
ピータ経由で衝突が殆ど起こらない数台の端末を接続す
るので、マイクロセグメントと呼ばれる。一つのスイッ
チポートに1台の端末が繋がる場合には端末毎の帯域を
確保できるが、LANのアクセス方式やプロトコルが異
なる場合でも、その端末は同一のバーチャルLANグル
ープに位置づけられるので、1台の端末がある特定の業
務グループに専用に割り当てられ帯域の確保が重要な場
合に有用と言える。しかし、スイッチから見ると、ポー
ト番号が分かっても個々の端末を識別出来ないので、同
一セグメントの端末の移動は同じバーチャルLANグル
ープのポート内に限られる。
【0008】バーチャルLANグループの割り当ては専
用の管理コンソールからスタティックに割り当てる方法
と端末が異なったポート間を移動した場合に自動的に追
跡(トラツキング)してダイナミックにポートにバーチ
ャルLANグループを割り当てる方法がある。図19に
示すような一般的なLANのフレームフォーマットのM
ACアドレスのグループでバーチャルLANを構成する
場合、MACアドレスの照合を行いフィルタリングする
ので、スイッチのあるポートに複数の端末が接続されて
いる場合でも、個々の端末がMACアドレスで識別され
るので異なったバーチャルLANグループとして処理さ
れ、同一セグメントの端末が別のポートに移動した場合
でも、その端末の出力パケットの発信元のMACアドレ
スを学習することによって、スイッチのアドレステーブ
ルを自動的に再構成するので、自由にスイッチポートを
移動できる。
【0009】この為、既存のリピーターハブに接続され
ている端末も含めてバーチャルLANグループにセグメ
ント化でき、スイッチの働きによって、帯域を増やすこ
とができるが、ポート数に比べて端末の数が多くなり、
各スイッチポートに接続されるMACアドレスの数は4
096個位までが現状の製品の限界に設定されている。
ルータと比べて、MACアドレスでセグメント化された
バーチャルLANは、各バーチャルLANに属するMA
Cアドレスのリスト及び各MACアドレスの端末が接続
されているポート番号が、学習によっていつもスイッチ
のアドレステーブルの定義されているので高速にフォワ
ーディングされ、同一セグメントの端末の移動に対する
設定は不要で、セグメントが変わる場合の変更も容易で
ある。しかし、各端末が複数のネットワークプロトコル
を使う場合でもネットワークインターフェースのMAC
アドレスによってバーチャルLANグループが決められ
てしまう。
【0010】またポート或いは、MACアドレスで定義
されたバーチャルLANにまたがるバーチャルLAN間
の通信の為にはルータが使われる。複数のLANスイッ
チがFDDIなどのバックボーンに接続されていて、バ
ックボーン経由でバーチャルLANグループを割り当て
る場合には、バックボーンLANをデータリンク層でカ
プセル化されたバーチャルLANパケットが通過する必
要がある。
【0011】ルータベンダーのCisco社は、バーチ
ャルLANのグループ識別情報をパケットベースのバッ
クボーンを経由して中継する方式を提案した。この方式
はIEEE802.10(Security of A
rea and Metropolitan Area
Networks)で、暗号キーの配布及びセキュリ
ティ・タグ付けを行う方式を拡張し、FDDIなどのバ
ックボーンに接続されたようなブリッジ相互間で、この
タグ情報が付加されたパケットを交換する。
【0012】現在は、LANベンダー各社が独自のバー
チャルLANを構築しているので、バーチャルLANの
マルチベンダー接続は困難である。あるベンダーのLA
Nスイッチでは、パケット長を長くしてプライベートな
バーチャルLANグループ情報を乗せたヘッダーをデー
タリンク層に追加して、このヘッダーによってパケット
のデータをカプセル化するので、OSIのプロトコル階
層モデルの第2層レベルのバーチャルLANと呼ぶ。ま
た、このような第2層レベルのバーチャルLANグルー
プをスイッチド・ドメインとも呼ぶ。
【0013】このカプセル化によってLANスイッチが
パケットを特定のバーチャルLANグループのスイッチ
のみにルーティングできる。LANスイッチのポートを
特定の端末一台(一個のMACアドレス)に占有させる
場合、或いは複数の端末を接続する場合がある。またL
ANスイッチのポートに一つのバーチャルLANグルー
プに割り当てるのが基本的であるが、ポートにLANス
イッチが接続されていたり、或いは端末がパケットをカ
プセル化することによって複数のバーチャルLANグル
ープを割り当てることも可能になる。ネットワークアド
レスのサブネットの中をワークグループに対応する複数
のバーチャルネットワーク・グループにセグメント化で
き、ネットワークアドレス資源の節約が可能になり、帯
域の増加が可能になる。またルータのサブネットの変更
の必要が無く、バーチャル・グループ単位のスイッチの
設定変更はルータに比べて容易で、スイッチの学習によ
って端末の移動に対して構成管理が自動化される。
【0014】一方、タグを使わない方法として、目下、
ブリッジの標準規格IEEE802.1Dを拡張するこ
とが検討されている(IEEE802.1p)。このブ
リッジの標準化では、ダイナミック・マルチキャストグ
ループの登録を端末がブリッジに対して行い、このグル
ープがスタティツタであるということを示す。テレビ会
議のようなアプリケーションを優先処理することによっ
て、フレームのフォワーディングの遅延時間が保証され
るIEEE802.1pは、標準化のワーキングが始ま
ったばかりで草案段階で正式な標準化までに内容が変わ
るかもしれない。
【0015】また、帯域外でバーチャルLANグループ
を設定するブリッジIEEE802.1pの標準化で
は、スタティックなバーチャルLANグループをネット
ワーク管理者が設定しなければならない上、尚且つマル
チキャストのグループの優先処理のみしかサポートされ
ていない。(今後、標準化の進展で変わる可能性が有る
が。) 中規模の部門レベルから大規模の企業レベル向けのポー
ト単位ではなく、端末毎に異なった複数のバーチャルL
ANグループを設定する為の現状の手段は、ワークグル
ープ名などのユーザー独自に定義したバーチャル・グル
ープ名を表すヘッダ或いはタグをパケットに追加した
り、或いはネットワーク・プロトコル毎に異なったバー
チャルネットワークを処理するためにハードウェア化
(シリコン化)された高価なレイヤー2/3レベルのス
イッチング・プロセッサを必要とし、各社独自のネット
ワーク管理装置と、これに習熟した専門のネットワーク
管理者が必要という問題がある。
【0016】またバーチャルLAN間の通信の為、上記
のスイッチド・ドメインを越えて通信するためには、外
部のルータを経由することが必要で、この設定の為に専
門技術を持ったネットワーク管理者が必要であるという
問題がある。さらに中間に、このヘッダ或いはタグの定
義が分からない他のベンダーのバックボーン機器/WA
Nなどが介在するとバーチャルLANグループを他のベ
ンダーの機器を中継して拡張することができないという
問題がある。WANを経由する場合などルータを越えて
バーチャルLANを構成する為には、上記のカプセル化
されたパケットがルーターによって確実に転送されるた
め、ルータにもバーチャルLANの定義が分かっている
必要がある。バックボーン或いはWANを経由して中継
する場合、途中では無関係なプライベートなバーチャル
ネットワーク・グループを定義するためのヘッダーをネ
ットワーク層に追加してカプセル化する。端末のMAC
アドレスが同一であっても、複数のバーチャルLANグ
ループを割り当てることができる。
【0017】OSIのプロトコル階層モデルの第3層レ
ベルの論理的なバーチャル・グループを構成する場合に
は、バーチャルネットワークと呼び、第3層レベルのス
イッチも開発されている。これにより、プロトコル別、
サブネット別のバーチャルLANに分けたり、ネットワ
ーク・アドレスで定義したバーチャル・グループの構成
が可能である。
【0018】企業レベル向けの大規模のバーチャルネッ
トワークは、現状では第3層(レイヤ3)レベルで定義
したバーチャルネットワーク・グループの処理をRIS
Cプロセッサで処理する高価なルータをバックボーンに
据える必要があり、専門技術を持ったネットワーク管理
者がバーチャルネットワーク・グループの設定を行わな
ければならない。
【0019】すなわち、公知のバーチャルLAN/バー
チャルネットワークは、ポート、MACアドレス、ネッ
トワークアドレスで定義され、端末から複数のバーチャ
ル・グループへのアクセスが可能で、ルーターによるセ
グメント化に比べて端末の移動/追加/削除などに対し
て構成管理自動化、セグメント化の設定変更の簡易化が
進んでいるものの、バーチャル・グループの設定、バー
チャル・グループ間のコミュニケーションの設定などに
専門技術を持ったネットワーク管理者を必要とし、これ
らのバーチャル・グループの設定は、各種サーバーがネ
ットワークセンター等に集中され、ネットワーク管理者
が一定のポリシーに集中管理が必要であるので、ユーザ
ーはネットワーク管理者に依頼しないとバーチャル・グ
ループの設定、変更が行えず、分散管理などのユーザー
のカスタマイズが困難であるという問題があった。ま
た、バーチャルLANを構築する為にはネットワーク管
理機能が強力で、バックボーンを含むスケーラブルなバ
ーチャルネットワーク全体を提供する1社のLANベン
ダーを選定するため、特定のLANベンダーに依存し、
マルチベンダー接続が困難であるという問題があった。
【0020】今後のマルチメディア化のトレンドの中で
注目されている非同期転送モード(ATM:Async
hronous Transfer Mode)は、固
定長の53バイトのセルを多重化伝送/交換するスイッ
チング方式であり、コネクションオリエンテッドな方式
でバーチャル・パス及びバーチャル・サーキットを設定
するので当初からトラヒックに対する要件が異なる音
声、画像、データなどの種々のサービスを統合化して、
それぞれのサービスに必要な伝送品質(QOS)をサポ
ートする。このバーチャル・パス及びバーチャル・サー
キットはエンド・ツー・エンドの論理的なバーチャルネ
ットワーク・グループに対応させることができるので、
LANのバーチャルネットワーク・グループの構成をA
TMと相互接続させることができる。
【0021】主要なLANベンダーのソリューション
は、バーチャルLAN機能をバックボーンのATMスイ
ッチで実現し、既存LANの端末とATM接続の端末と
の間で、LANエミュレーションによってLANフレー
ムの相互通信をサポートしている。Cabletro社
は、既存のパケット方式のLANもコネクションオリエ
ンテッドに統一することによってATMのQOSを既存
のパケット方式のLANにまで拡張している。
【0022】ATMインターフェース付きのLANスイ
ッチをベースにするLANエミュレーションも、LAN
スイッチ同様のOSIのプロトコル階層モデルの第2層
レベルのバーチャルLANをサポートする。そして、A
TMインターフェース付きの複数のLANスイッチがA
TMバックボーンに接続されていて、ATMスイッチが
ATMバックボーンを構成する。このATMスイッチに
接続されるATMインターフェース付きルータが、WA
N(インターネット)との接続、バーチャルLAN間の
ルーティング或いはOSIのプロトコル階層モデルの第
3層レベルの論理的なバーチャル・グループをサポート
する。米国のZeitNet社は、複数のMACアドレ
スをサポートするATMインターフェース及びLANエ
ミュレーション・ソフトウェアを製品化しているが、こ
のATMインターフェース付きサーバーが、上記バック
ボーンのATMスイッチに接続されることによって、こ
のサーバーを複数のバーチャルLANグループに属する
共有データーベースにすることができる。この様に米国
企業は標準化活動に積極的に取り組む一方で、これと同
時に、新しい技術をいち早く製品化している。
【0023】目下、米国のATMフォーラムでは、従来
からのコネクションレス型のインターネットをATMに
統合し、既存のインターネットをサポートしながら既存
のルータをATMスイッチに置き扱えることを目指して
ATM上のマルチプロトコル方式の標準化を検討し、B
ayNetworks社はIーPNNI(Integr
ated一Private Netwok−Node
Interface)と呼ぶATMセルとパケットを統
合化したマルチプロトコルのATM上のルーティング方
式を開発中である。これにより、ATMスイッチでOS
Iのプロトコル階層モデルの第3層レベルの論理的なバ
ーチャル・グループがWANで広帯域を持ってサポート
され、通信事業者(キャリヤー)系企業も各種のマルチ
メディア・サービスなどでバーチャルネットワークのサ
ポートが可能になる。
【0024】以上のように、スイッチの導入により帯域
の拡張が容易になり、またバーチャルLAN/バーチャ
ルネットワークの実現により端末の移動/追加/削除が
容易で企業組織の変化に対応して柔軟にネットワーク構
成を変更できることが可能になり、サーバー等の共有デ
ータベースも何処からでもアクセスでき、管理が容易な
様にネットワーク・センター或いはデーターセンターに
集中し、バックボーンも含めて中央集中型の階層的/分
散的なスター型のトポロジーが推奨されるようにように
なっている。
【0025】すなわち、木の根っこに企業レベルのセン
ターが有り、このセンターから各部センターに向けた上
位階層のバックボーンを構成し、各部門センターから各
ワークグールプに下位階層のバックボーンが構成され
る。バーチャルネットワ−クによって物理的な位置にか
かわらず、論理的に部門/ワークグループをバーチャル
ネットワーク・グループとしてセグメント化が可能で、
ある端末が、複数のバーチャールネットワーク・グルー
プに所属することができる。セキュリティ、アクセス制
御など一貫的なポリシーでネットワークを管理/統制す
る中央集中型の管理装置の重要性が強調されている。
【0026】ネットワーク管理ではISO(Inter
national Standardization
Organization)が進められている。OSI
管理がオープンシステム管理の国際標準として体系化さ
れていて、特にネットワーク管理モデルとして、管理シ
ステムのマネージャー、被管理システムのエージェント
及び管理オブジェクトというオブジェクト指向の抽象モ
デル化に基づいている。このOSIのモデルを取り込ん
で、LANで主要なインターネットのネットワーク管理
ではSNMP(Simpie Network Man
agementProtocol)によって業界で標準
化されて実装し易いので広く普及しているが、バーチャ
ルLANの管理の為には、従来のデバイス単位(管理対
象ノード)の管理のみならず各スイッチのネッワークセ
グメント毎にトラヒック情報、ネットワークトポロジー
等の統計情報を収集し、管理装置が遠隔的にモニタリン
グすることが可能で、業界標準としてRMON(Rem
ote NetworkMonitaring)がMA
Cレベルからネットワーク・プロトコルレベルまで拡張
されている。
【0027】NMF(Network Managem
ent Forum)は、分散処理ネットワークの管理
システムの相互運用性確保を目指して標準化を進めてい
る。DTMF(Desktop Management
Task Force)はコンピュータのハードウェ
ア、ソフトウェアを管理する為の情報及びインターフェ
ースの標準化を目指しており、コンピュータシステムと
ネットワーク管理との統合化可能な管理オブジェクトの
体系を開発中である。
【0028】以上のように従来のバーチャルLAN、バ
ーチャルネットワークは、主にルータやバックボーンL
ANに注力しているベンダーが中心になってネットワー
クセンター等の中央集中管理が望ましいという考えに基
づいて提供されていた。電気通信(テレコミュニケーシ
ョン)、OA,BA,防災,防犯においても同様である
ので、それぞれのシステムを、管理センター等の中央で
束ねることによってネットワークで統合されていた。す
なわち、オフィスの共同設備、所謂インフラストラクチ
ャは、中央での管理が統合されて、ユーザーは中央で決
められた条件に従って鍵の操作などの与えられ且つ限ら
れたオベレーションしか許されていなかった。
【0029】オフィス、ワークグループなどのレイアウ
ト変更などローカルなユーザー側の場合、中央の管理者
のサポートが必要であった。オフィス全体に関わる企
画、設計或いはファシリティ・マネージメントの様なト
ップダウンに変更するために、集中管理が必要である
が、ユーザー側からのコントロールを可能にすること
が、快適で生産性をあげる環境を提供し、ユーザーの満
足度を高めるために重要と言われている。
【0030】尚上記の「エージェント」という用語は、
上記のネットワーク管理の他、アプリケーションを遠隔
動作させるスクリプト言語を使ったプログラム、人間に
合わせる計算機のインターフェース、ネットワークで知
識を共有するためのソフトウェアエージェント、自律的
な複数のロボット等のエージェントが分散協調して問題
解決するマルチエージェント等、応用レベルから研究段
階のレベルまで用いられている。 (参考文献)特集:「エージェントの基碇と応用」人工
知能学会誌、Vol.10.NO.5(1995)
【0031】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑みて為されたもので、その目的とするところはユ
ーザーが自ら必要とするネットワークの種々資源へのア
クセスを統合できるバーチヤルネットワークをユーザー
が容易に構築でき、カスタマイズする機能をサーポート
できるバーチャルネットワーク方式を提供するにある。
【0032】更にネットワークを集中管理する専門の管
理者に頼まなくてもネットワークセグメント化の設定が
容易にでき、ローカルでプライベートな資源を含む複数
の資源へのアクセスをカスタマイズできるバーチャルネ
ットワーク方式を提供するにある。またユーザーオフィ
ス環境をカスタマイズすることができ、ユーザーの使用
目的、組織形態に快適環境を提供するレイアウトフリー
なサービスを可能にするバーチャルネットワーク方式を
提供するにある。
【0033】また更に伝統的な標準規格に準拠し、パケ
ットに余分なヘッダ或いはタブを追加せず、AMTスイ
ッチのポートに依存しないで端末ごとにユニキャスト及
びマルチキャストの優先処理をサポートするバーチャル
・グループを構成し、端末の移動/追加/変更に対して
もダイナミックな自動構成管理を行うバーチャルネット
ワーク方式を提供するにある。更にまた中央集中の統合
管理ではなく、ユーザーのコントロールによる自律分散
協調管理を可能にするバーチャルネットワーク方式を提
供するにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、複数のセグメントに分けた
バーチャルネットワークにおいて、バーチャル・グルー
プ・エージェントが各種ネットワーク管理、ネットワー
ク・サービスの異なったバーチャル・グループを構成し
バーチャル・グループのクライアントアドレス及びユー
ザー環境の設定ができるバーチャル・グループ登録/ル
ーティング・テーブルを備え、バーチャル・グループ単
位でユニキャスト、及びマルチキャスト・トラヒックの
帯域が割り当てられ、ユーザーの要求に対してバーチャ
ル・グループ・エージェントがユーザーと協調すること
によってダイナミックにネットワ−ク管理、ネットワー
ク・サービスのカスタマイズを行うことを特徴とする。
【0035】請求項2の発明では、複数のスイッチ及び
サーバー等を相互接続したネットワークをスイッチ間に
またがる複数の共通セグメントに分けたバーチャルネッ
トワークにおいて、バーチャル・グループ・エージェン
トがネットワーク管理、ネットワーク・サービスの異な
ったバーチャル・グループを構成し、バーチャル・グル
ープのクライアント・アドレス及びユーザー環境の設定
ができるバーチャル・グループ登録/ルーティング・テ
ーブルを備え、グループ単位でユニキャスト、及びマル
チキャスト・トラヒックの帯域が割り当てられ、ユーザ
ーの要求に対してバーチャル・グループ・エージェント
がユーザーと協調し、バーチャル・グループ・エージェ
ントが相互に協調することによってダイナミックにネッ
トワーク管理、ネットワーク・サービスのカスタマイズ
を行うことを特徴とする。
【0036】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、上記バーチャル・グループ・エージェント
が性格の異なる2種類のエージェントから構成され、ネ
ットワークに分散されたスイッチにバーチャル・グルー
プの接続ポートが分散され、スイッチにバーチャル・グ
ループ登録/ルーティング・テーブル及びバーチャル・
グループ・エージェントが分散配置され、上記スイッチ
或いは各端末にユーザー環境テーブル及びバーチャル・
ユーザー・エージェントが分散配置され、バーチャル・
ユーザー・エージェント及びバーチャルネットワーク・
エージェントが互いに協調しながら、スイッチに分散さ
れた上記バーチャル・グループ登録/ルーティング・テ
ーブルをダイナミックに管理することによってユーザー
の要求およぴ端末移動・追加・変更等に自動的にネット
ワーク管理、ネットワーク・サービスのカスタマイズ及
び自動構成を行うことを特徴とする。
【0037】請求項4の発明では、請求項1又は2の発
明において、ネットワークのノードがバックボーンを構
成するセンター・ノード、デスクトップを構成するサブ
・ノードの少なくとも2階層に分けられる階層構造を有
し、サブ・ノードに分散されたユーザー側のローカル・
スイッチにユーザー環境をサポートするバーチャル・グ
ループ登録/ルーティング・テーブル及びバーチャル・
グループ・エージェントが分散配置されたバーチャル・
グループ登録/ルーティング・テーブルに、バーチャル
・グループのクライアント・アドレス及びユーザー環境
の設定を行ない、ローカル・スイッチに分散されたバー
チャル・グループ・エージェントが互いに協調しなが
ら、ローカル・スイッチに分散された上記バーチャル・
グループ登録/ルーティング・テーブルをダイナミック
に管理することをによってユーザーの要求及び端末移動
・追加・変更等に自動的に対応してネットワーク管理、
ネットワーク・サービスのカスタマイズ及び自動構成を
行うことを特徴とする。
【0038】請求項5の発明では、請求項1又は2の発
明において、ネットワークに分散された複数のスイッチ
に各バーチャル・グループの接続ポートが分散され、ス
イッチにバーチャル・グループ登録/ルーティング・テ
ーブル及びバーチャル・グループ・エージェントが分散
配置され、バーチャル・グループ登録/ルーティング・
テーブルに、バーチャル・グループのクライアント・ア
ドレス及びユーザー環境の設定ができ、空調、照明、セ
キュリティー等のビル・オートメーション・ユーティリ
ティなどの各種のユーティリティをバーチャル・グルー
プにセグメント化を行い、スイッチに分散された上記バ
ーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブルをダ
イナミックに管理することをによって、ユーザーからの
他システムの資源利用に関するバーチャルネットワーク
の設定要求に対応してバーチャル・グループ・エージェ
ントが互いに協調し、ユーザーに対して、ユーティリテ
ィのカスタマイズ及び自動構成のネットワーク・サービ
スを行うことを特徴とする。
【0039】請求項6の発明では、請求項1又は2の発
明において、ネットワークに分散されたスイッチに各バ
ーチャル・グループの接続ポートが分散され、上記バー
チャル・グループ・エージェントが性格の異なる3種類
のエージェントから構成され、スイッチにバーチャル・
グループ登録/ルーティング・テーブル及びバーチャル
ネットワーク・エージェントが分散配置され、上記スイ
ッチ或いは各端末にユーザー環境テーブル及びバーチャ
ル・ユーザー・エージェントが分散配置され、バーチャ
ルネットワーク・サービスエージェントがバーチャルネ
ットワーク・エージェント及び他システム・マネージメ
ント・サーバーと協調しながら他システムの資源をバー
チャル・グループにセグメント化を行い、スイッチに分
散された上記バーチャル・グループ登録/ルーティング
・テーブルをタイナミックに管理することによって、バ
ーチャル・ユーザー・エージェント及びスイッチに分散
されたバーチャル・ワーク・エージェントが互いに協調
し、ユーザーからの他システムの資源利用に関するバー
チャルネットワークの設定要求に対応して他システムの
ユーティリティをカスタマイズして、自動構成を行うこ
とを特徴とする。
【0040】請求項7の発明では、請求項1又は2の発
明において、ネットワークに分散されたスイッチに各バ
ーチャル・グループの接続ポートが分散され、スイッチ
にバーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブル
及びバーチャルネットワーク・エージェントが分散配置
され、上記スイッチ或いは各端末にユーザー環境テーブ
ル及びバーチャル・ユーザー・エージェントが分散配置
され、ネットワーク内にマルチベンダーのバーチャルネ
ットワークを管理/運用するバーチャルネットワーク・
マネ−ジメント・サ−バーに対して、任意の場所にバー
チャルネットワーク・サービス・エージェントが配置さ
れ、バーチャルネットワーク・サービス・エージェント
がバーチャルネットワーク・エージェント及びバーチャ
ルネットワーク・マネージメント・サーバーと協調し、
バーチャル・ユーザー・エージェント及びスイッチに分
散されたバーチャルネットワーク・エージェントが互い
に協調しながら、スイッチに分散された上記バーチャル
・グループ登録/ルーティング・テーブルをダイナミッ
クに管理することによってユーザーからのバーチャルネ
ットワークの定義/設定、ネットワーク資源利用の要
求、端末移動・追加・変更等への自動的な対応などマル
チペンダー統合化されたユーザーのバーチヤルネットワ
ーク環境をカスタマイズして自動構成を行うことを特徴
とする。
【0041】請求項8の発明では、請求項1又2の発明
において、ネットワークに分散されたスイッチに各バー
チャル・グループの接続ポートが分散され、スイッチに
バーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブル及
びバーチャル・グループ・エージェントが分散配置さ
れ、バーチャル・グループ登録/ ルーティング・テーブ
ルに、バーチャル・ グループのクライアント・アドレス
及びユーザー環境の設定ができ、ユーザーからのネット
ワーク資源利用の要求、端末の移動・追加・変更等に自
動的に対応してバーチャル・グループ・エージェントが
互いに協調し、スイッチに分散された上記バーチャル・
グループ登録/ルーティング・テーブルをダイナミック
に管理することによってバーチャル・グループごとのサ
ービス品質のカスタマイズ及び自動構成を行うことを特
徴とする。
【0042】請求項9の発明では、請求項1又は2の発
明において、ネットワークに分散されたスイッチに各バ
ーチャル・グループの接続ポートが分散され、スイッチ
にバーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブル
及びバーチャル・グループ・エージェントが分散配置さ
れ、バーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブ
ルに、バーチャル・グループのクライアント・アドレス
及びユーザー環境を設定し、それぞれのエージェントに
ネットワーク環境に対してあらかじめ設定された拘束条
件及び競合検出/交渉/プラン修正/学習のルールに従
って、ユーザーからのネットワーク資源利用の要求、端
末の移動・追加・変更等に自動的に対応してバーチャル
・グループ・エージェントが互いに協調し、スイッチに
分散された上記バーチャル・グループ登録/ルーティン
グ・テーブルをダイナミックに管理することによってネ
ットワーク管理及びネットワーク・サービスのカスタマ
イズ及び自動構成を行うことを特徴とする。
【0043】請求項10の発明では、請求項1又は2又
は5の発明において、ネットワークに分散されたスイッ
チに各バーチャル・グループの接続ポートが分散され、
スイッチにバーチャル・グループ登録/ルーティング・
テーブル及びバーチャルネットワーク・エージェントが
分散配置され、上記スイッチ或いは各端末にユーザー環
境テーブル及びバーチャル・ユーザー・エージェントが
分散配置され、分散管理システムのローカルなネットワ
ーク・ マネージャーにバーチャル・ ネットワーク・サー
ビス・ エージェントを組み込み、ユーザーからのネット
ワーク資源利用の要求、端末移動・追加・変更等に自動
的に対応してバーチャル・ユーザー・エージェント及び
スイッチに分散されたバーチャルネットワーク・エージ
ェントが互いに協調し、バーチャルネットワーク・サー
ビス・エージェントがバーチャルネットワーク・エージ
ェント及びマルチベンダーのバーチャルネットワークを
管理/運用するバーチャルネットワーク・マネージメン
ト・サーバーと協調しながら、スイッチに分散された上
記バーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブル
をダイナミックに管理することによって、ローカルなネ
ットワークマネージャにおいて、標準規格に準拠するネ
ットワーク管理に加えてマルチベンダーの統合化された
バーチヤルネットワーク環境をカスタマイズして自動構
成を行うことを特徴とする。
【0044】請求項11の発明では、請求項1又は2又
は7の発明において、ネットワークに分散されたスイッ
チに各バーチャル・グループの接続ポートが分散されて
おり、さらにスイッチにバーチャル・グループ登録/ル
ーティング・テーブル及びバーチャルネットワーク・エ
ージェントが分散配置され、上記スイッチ或いは各端末
にユーザー環境テーブル及びバーチャル・ューザー・エ
ージェントが分散配置され、統合管理するネットワーク
管理マネージャーにバーチャール・サービス・エージェ
ントを組み込み、ユーザーからのネットワーク資源利用
の要求、端末移動・追加・変更等に自動的に対応して、
バーチャル・ユーザー・エージェント及びスイッチに分
散されたバーチャルネットワーク・エージェントが互い
に協調し、バーチャルネットワーク・サービス・エージ
ェントがバーチャルネットワーク・エージェント及びマ
ルチベンダーのバーチャルネットワークを管理/運用す
るバーチャルネットワーク・マネージメント・サーバー
と協調しながら、スイッチに分散された上記バーチャル
・グループ登録/ルーティング・テーブルをダイナミッ
クに管理することによって、標準規格に準拠するネット
ワーク管理に加えてマルチベンダーの統合化されたバー
チャルネットワーク環境をユーザーの立場からカスタマ
イズして自動構成を行うことを特徴とする。
【0045】請求項12の発明では、請求項1又は2又
は5の発明において、ネットワークに分散されたスイッ
チに各バーチャル・グループの接続ポートが分散されて
おり、さらにスイッチにバーチャル・グループ登録テー
ブル及びバーチャル・グループ・エージェントが分散配
置された構成で、上記バーチャル・グループ登録/ルー
ティング・テーブルのユーザー環境の設定領域にビル・
オートメーション・ユーティリティ及び他システムのユ
ーティリティの連動条件を設定し、ユーザーからネット
ワーク資源利用の要求、端末移動・追加・変更等に自動
的に対応してバーチャル・グループ・エージェントが互
いに協調し、他システム・マネージメントサーバーと協
調しながら他システムの資源をバーチャル・グループに
セグメント化を行い、スイッチに分散された上記バーチ
ャル・グループ登録/ルーティング・テーブルをダイナ
ミックに管理することによってビル・オートメーション
・ユーティリティ及び他システムの連動条件をカスタマ
イズして、自動構成を行うことを特徴とする。
【0046】請求項13の発明では、請求項1又は2又
は5又は9の発明において、ネットワークに分散された
スイッチに各バーチャル・グループの接続ポートが分散
されており、スイッチにバーチャル・グループ登録/ル
ーティング・テーブル及びバーチャルネットワーク・エ
ージェントが分散配置され、上記スイッチ或いは各端末
にユーザー環境テーブル及びバーチャル・ユーザー・エ
ージェントが分散配置され、上記ユーザー環境の設定領
域にビル・オートメーション・ユーティリティ及び他シ
ステムのユーティリティの連動条件を設定し、それぞれ
のエージェントにネットワーク環境に対してあらかじめ
設定された拘束条件及び競合検出/交渉/プラン修正/
学習のルールに従って、ユーザーからのネットワーク資
源利用の要求、端末の移動・追加・変更等に自動的に対
応してバーチャル・ユーザー・エージェント及びスイッ
チに分散されたバーチャルネットワーク・エージェント
が互いに協調し、バーチャルネットワーク・エージェン
トがバーチャルネットワーク・マネ−ジメント・サ一バ
ーと協調して、スイッチに分散された上記バーチャル・
グループ登録テーブルをダイナミックに管理することに
よって、ビル・オートメーション・ユーティリティ及び
他システムユーティリティの連動条件をカスタマイズし
て、各ユーティリティの状態を自律的に観察して最適な
連動条件を学習して自動設定することを特徴とする。
【0047】よって、本発明では、バーチャルネットワ
ークのカスタマイズ機能をスイッチをベースとするネッ
トワークがサポートすることによって、データーベース
などのアプリケーションレベルで対応するよりも帯域の
確保/伝送品質の保証が容易で性能向上が図れ、特定の
アプリケーションに依存しないで企業などの組織/プロ
ジェクトに対応したグルーピングをユーザーがユーザー
環境をカスタマイズして迅速かつ容易に実現できる。
【0048】またネットワーク資源、ユーティリティ
を、ワークグループ、個室、会議室などの単位にレイア
ウトフリーにユーザーによってカスタマイズできる。更
に既存のパケットを変更しないで、バーチャルLANを
実現でき、既存の端末を変更なしにバーチャル・グルー
プに組み入れてユーザー環境をカスタマイズすることが
可能となる。
【0049】更にまた媒体アクセス方式、通信プロトコ
ル、アプリケーションが混在するバーチャル・グループ
の設定が可能で、複数の種類の端末及びプロトコルに対
応するサーバーを核とするバーチャル・グループの構成
がサポートされ、各種ネットワーク・サービスを統合し
たユーザー環境のカスタマイズが可能である。端末の移
動に対してもダイナミックにバーチャル・グループが自
動構成され、しかも多くのスイッチが分散している環境
で、各スイッチのエージェントが互いに協調して、ユー
ザー環境を含めたバーチャル・グループの構成、最適ル
ーティング・パスを自動的に修正することもできる。
【0050】さらに、アプリケーション、プロジェクト
などのバーチャル・グループ単位の優先処理によりQO
Sのユーザー環境のカスタマイズが可能である。そして
ユーザーの立場に立ったユーザー環境システムをネット
ワーク・コンピューティング、システム管理、ビル管
理、ファシリティ管理等の各システムの情報資源を統合
/活用したバーチャルネットワーク・サービスによって
提供することができ、BA等の他システムを統合して、
個室/ワークグループなどの組織単位の変化に対応して
快適環境をレイアウトフリーにユーザーがカスタマイズ
できる情報環境をバーチャルネットワーク・サービスと
して提供することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、各発明の実施の形態を説明
する。 (実施形態1)図1は請求項1に対応する実施形態のシ
ステム構成を示しており、図に示すように複数のセグメ
ントSA…に分けたバーチャルネットワークにおいて、
バーチャル・グループ・エージェントVA…が各種ネッ
トワーク管理、ネットワーク・サービス、グループウェ
ア等の異なったバーチャル・グループのセグメント構成
を設定したバーチャル・グループ登録/ルーティング・
テーブルVTに、バーチャル・グループのクライアント
アドレス及び各グループ毎のユーザー環境の設定がで
き、ユーザーの要求に対して各セグメントSA…のバー
チャル・グループ・エージェントVA…がクライナトU
1 …を通じてユーザーH1 …と協調することによってダ
イナミックにネットワーク管理、ネットワーク・サービ
スのカスタマイズを行いバーチャル・グループ単位でユ
ニキャスト及びマルチキャスト・トラヒックの帯域の割
り当てなどのユーザーの要求に応じたユーザー環境とし
てのバーチャルネットワーク環境を提供するようになっ
ている。
【0052】バーチャル・グループ登録/ルーティング
・テーブルVTは、規模が小さくなければ各グループ毎
に分かれている構成をとり得る。またクライアント定義
テーブル18及びユーザ環境設定テーブル30、他のシ
ステムとの連動テーブル31を包括する。ここでバーチ
ャル・グループは本来、ユーザーの特定の目的のために
共同作業を行うワ一クグループごとに設定されている。
バーチャル・グループをユーザーH1 …がカスタマイズ
できるように図1に示す如く、バーチャル・グループ登
録/ルーティング・テーブルVTのクライアント定義テ
ーブル18及びユーザー環境設定テーブル30に、バー
チャル・グループのクライアントアドレス及び各グルー
プごとのバーチャル・グループの設定をとるユーザー環
境をユーザーH1 …から見た立場で設定でき、ユーザー
1 …の要求の変化に対して、バーチャル・グループ・
エージェントVAがユーザーH1 …と協調することによ
ってダイナミックにネットワーク管理、ネットワーク・
サービスのカスタマイズを自動的に行い、バーチャル・
グループ単位でユニキャスト、及びマルチキャスト・ト
ラヒックの帯域の割り当てなどのユーザーH1 …の要求
に応じたユーザー環境としてのバーチャルネットワーク
環境を提供する。カスタマイズの対象となるサービス
は、例えば、ユーティリティUTに関する施設利用サー
ビス、グループウェアに関するコンピューティング・サ
ービス、ユーザーH1 …の居住環境或いは快適環境に関
するアメニテイ・サービス、バーチャル・グループに関
するネットワーキング・サービス、ネットワーク管理に
関するアドミニストレーションサービスなどである。
【0053】ここでバーチャル・グループはパケットを
変更しないし、スイッチSの中のVバーチャル・グルー
プ・エージェントVAがサボートする。またWANを経
由する場合にも問題ない。図1中、VGSA…はバーチ
ャル・グループ・サーバーを、Mはバーチャルネットワ
ーク・マネジメント・サーバーを、M’は他のシステム
のバーチャルネットワーク・マネジメント・サーバー
を、UTはBA等における照明L1 、空調L2 、施錠L
3 のようなセキュリティにかかるユーティリティを示
す。 (実施形態2)本実施形態の構成は、図2に示す複数の
ローカルのスイッチS1 …及びバックボーンのスイッチ
10…及びサーバーSVA…等を相互接続したネットワ
ークをスイッチS1 …、S10…間にまたがる複数の共通
セグメントに分けたバーチャルネットワークであり、各
スイッチS1 …,S10…のバーチャル・グループ・エー
ジェントVA…がネットワーク管理、ネットワーク・サ
ービスの異なったエージェント・グループVG1 …を構
成し、ネットワークに分散された各スイッチS1…の図
3に示す構造を持つバーチャル・グループ登録/ルーテ
ィング・テーブルVTに、スイッチ間にまたがる複数の
共通セグメントのスイッチ間にまたがるルーティング処
理のバーチャル・グループを設定すると同時に、バーチ
ャル・グループVG1 …のクライアントアドレス及びユ
ーザー環境の設定ができグループ単位でユニキャスト、
及びマルチキャスト・トラヒックの帯域が割り当てら
れ、ユーザーH1 …の要求に対してバーチャル・グルー
プ・エージェントVA…がユーザーH1 …と協調すると
ともにバーチャル・グループ・エージェントVA…が相
互に協調することによって多段スイッチ構成のネットワ
ーク上でもユーザーH1…の要求に応じたバーチャル・
グループ単位でダイナミックにネットワーク管理、ネッ
トワーク・サービスのユーザー環境へのカスタマイズを
行う。
【0054】さて、本実施形態では、各スイッチS1
のバーチャル・グループ・エージェントVAが、ネット
ワーク管理、ネットワーク・サービスの異なったバーチ
ャル・グループVG1 …を構成するが、ネットワーク・
センターNTからスタティックに設定するのではなく、
各スイッチS1 …のバーチャル・グループ・エージェン
トVAが協調しながらダイナミックに構成する。
【0055】図示したバーチャル・グループVG1
は、一つのスイッチS1 …に留まるのではなく、 ネッワ
ークに分散されたスイッチS1 …間にまたがる複数の共
通セグメントである。バーチャル・グループ・エージェ
ントVAは、各スイッチS1 …のバーチャル・グループ
登録/ルーティング・テーブルVTに、スイッチS1
間にまたがるルーティング処理のバーチャル・グループ
を設定すると同時に、ユーザー環境の設定ができ、ユー
ザーH1 …の要求に対してバーチャル・ グループ・エー
ジェントVAがユーザーH1 …と協調し、バーチャル・
グループ・エージェントVAが相互に協調することによ
って多段スイッチ構成のネットワーク上でもユーザーH
1 …の要求に応じたバーチャル・グループ単位でダイナ
ミックにユーザー環境を管理し、ネットワーク管理、ネ
ットワーク・サービスのユーザー環境へのカスタマイス
を行う。尚図2中、A1 …,B1 …,C1 …は端末を、
DBはデータベースをUTA…はユーティリティを夫々
示し、LTはルータを示す。
【0056】(実施形態3)本実施形態では、上記バー
チャル・グループ・エージェントVAが役割/性格の異
なる2種類のエージェントすなわち、図4に示すように
バーチャルネットワーク・エージェントVNA及びバー
チャル・ユーザー・エージェントVUAから構成され
る。図2に示すようにネットワークに分散されたスイッ
チS1 …にバーチャル・グループVGの接続ポートが分
散されており、さらにスイッチS1 …に図5に示すバー
チャル・グループ登録/ルーティング・テーブルVT及
び図4に示すようなバーチャル・ネッワーク・エージェ
ントVNA…が分散配置され、その一方で、上記スイッ
チS1 …、或いは各端末A1 …,B1 …,C1 …に図6
に示すようユーザー環境テーブル30及び図4に示すよ
うなバーチャル・ ユーザー・エージェントVUA…が分
散配置され、端末移動・追加・変更等のユーザーH1
の要求に対して自動的に対応してバーチャル・ユーザー
・エージェントVUA及びバーチャル・ ネットワーク・
エージェントVNAが互いに協調しながら、スイッチS
1 …に分散された上記バーチャル・グループ登録/ルー
ティング・テーブルVTをダイナミックに管理すること
によってバーチャル・グループ単位でネットワーク管
理、ネットワーク・サービスのユーザ環境へのカスタマ
イズ及びネットワーク環境の自動構成を行なう。尚図4
中32は他システム連動/学習テーブルである。
【0057】而して図7に示すようにユーザーHへのバ
ーチャルネットワーク環境の提供は、バーチャル・ユー
ザー・エージェントVUAがユーザーHにバーチャルネ
ットワーク・サービスに対するユーザーサポートの選択
肢をGUIで提供し、ユーザーHからの要求に対して、
バーチャル・ユーザー・エージェントVUA及びバーチ
ャルネットワーク・エージェントVNAが互いに協調
し、バーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブ
ルVT及びユーザー環境テーブル30を設定することに
よって実現される。
【0058】上記スイッチS1 …或いは各端末A1 …,
1 …,C1 …に図4に示すようにバーチャル・ユーザ
ー・エージェントVUAがユーザー環境テーブル30を
バーチャルネットワーク・エージェントVNAと互いに
協調し、設定管理すると同時に、端末移動・追加・変更
等のユーザーH1 …の要求に対して自動的に対応してバ
ーチャル・ユーザー・エージェントVUA及びバーチャ
ルネットワーク・エージェントVNAが互いに協調しな
がら、スイッチS1 …に分散された上記バーチャル・グ
ループ登録/ルーティング・テーブルVT及びユニザ一
環境テーブル30をダイナミックに管理することによっ
てバーチャル・グループ単位でネットワーク管理、ネッ
トワーク・サービスのユーザー環境へのカスタマイズ及
びネットワーク環境の自動構成を行う。
【0059】バーチャル・ユーザー・エージェントVU
Aは、図8に示すようにスイッチS1 …に組み込むこと
が基本であるが、それぞれの端末A1 …,B1 …,C1
…に組み込み、カスタマイズされた結果がバーチャル・
グループ登録テーブルに反映されることも可能である。
尚図7中K1 は他システム管理システム、K2 はバーチ
ャルネトワーク管理システクを示し、NKMはネットワ
ーク管理マネージャー、NKAはネットワーク管理エー
ジェントを示し、MはバーチャルネットワークAPI機
能を持つバーチャルネットワーク・マーネジメント・サ
ーバ、Nはバーチャルネットワーク・サービス・エージ
ェントを示す。また図8中のNKAはネットワーク管理
エージェント、La…は夫々他システムのサブシステム
を示し、BSMはビル管理システムマネージャー、VN
Sはバーチャールネットワーク・サーバーを示し、A,
B,CはF317783を示す。またLR1 …はリピー
ターを示す。
【0060】(実施形態4)本実施形態は図2に示すよ
うにネットワークのノードがバックボーンを構成するセ
ンター・ノード、デスクトップ(フロントエンド)を構
成するサブ・ノードの少なくとも2階層に分けられる階
層構造を有し、サブ・ノードに分散されユーザー側のロ
ーカルなスイッチS1 …にユーザー環境をサポートする
バーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブルV
Tが分散配置され、上記スイッチS1…或いは各端末A
1 …,B1 …,C1 …にユーザー環境テーブル30及び
バーチャル・グループ・エージェントVAが分散配置さ
れた構成で、ユーザーH1 …からの要求及び端末移動・
追加・変更等に自動的に対応してバーチャル・グループ
・エージェントVAが互いに協調しながら、ローカルな
スイッチS1 …に分散された上記バーチャル・グループ
登録/ルーティング・テーブルVTをダイナミックに管
理することによってネットワーク管理、ネットワーク・
サービスのユーザー環境へのカスタマイズ及び自動構成
を行う。
【0061】上記バーチャル・グループ・エージェント
VAが性格の異なる2種類のエージェントすなわち、図
4に示すようにバーチャルネットワーク・エージェント
VNA及びバーチャル・ユーザー・エージェントVUA
から構成された場合には、ローカルなスイッチS1 …に
ユーザー環境をサポートするバーチャル・グループ登録
/ルーティング・テーブルVT及びバーチャルネットワ
ーク・エージェントVNAが分散配置され、上記ローカ
ルなスイッチS1 …或いは各端末A1 …,B1…,C1
…にユーザー環境テーブル30及びバーチャル・ユーザ
ー・エージェントVUAが分散配置される。
【0062】図4に示すように、このバーチャル・ユー
ザー・エージェントVUAが、ユーザーH1 …と会話し
ユーザー要求を処理するユーザー・インターフェースの
機能を果たすと同時に、ユーザー要求及び端末移動・追
加・変更等に対して自動的にバーチャル・ユーザー・エ
ージェントVUA及びローカルなスイッチS1 …に分散
されたバーチャルネットワーク・エージェントVNAが
互いに協調しながら、原則的にユーザーに最も近いロー
カルなスイッチS1 …に分散された上記ユーザー環境テ
ーブル30が設定され、上記バーチャル・グループ登録
/ルーティング・テーブルVTをダイナミックに管理す
ることによってネットワーク管理、ネットワーク・サー
ビスのユーザー環境へのカスタマイズ及び自動構成を、
よりユーザーH1 …に親しみやすく行うことができる。
【0063】而して、本実施形態では、ユーザーH1
の立場でネットワークの環境設定をカスタマイズするた
め、ユーザー環境テーブル30の設定に基づいてバーチ
ャルネットワークを提供する。このため、種々のサービ
スを提供する複数のサーバーがネットワーク上に分散配
置されているデスクトップに近いユーザー側のローカル
なスイッチS1 …にエージェント機能を組み込む。
【0064】このことはユーザー側のローカルなスイッ
チS1 …にユーザー環境へのカスタマイズのインテリジ
ェント機能となるバーチャル・グループ・エージェント
VAを組み込み、バックボーンでは標準的なマルチベン
ダー構成をとるので、一般的な中央集中型のVLAN構
成でのネットワーク管理者の為のカスタマイズとは対照
的となる。
【0065】(実施形態5)本実施形態は、図2に示す
ようにネットワークに分散された複数のスイッチS
1 …、S10…に各バーチャル・グループVG1 …の接続
ポートが分散されており、さらにスイッチS1 …,S10
…にバーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブ
ルVT及びバーチャル・グループ・エージェントが分散
配置された構成である。
【0066】バーチャル・グループ・エージェントVA
が、図4に示すように空調L2 、照明L1 、施錠L3
ようなセキュリティーなどのBAのユーティリティUT
などの各種のユーティリティUTをバーチャル・グルー
プVGをセグメント化し、スイッチS1 …に分散された
上記バーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブ
ルVTをダイナミックに管理することによって、ユーザ
ーH1 …からの他システムの資源利用に関するバーチャ
ルネットワークマネージメントサーバーMの設定要求に
対応してバーチャル・グループ・エージェントVAが互
いに協調し、ユーザーH1 …に対して、ユーティリティ
UTのカスタマイズ及び自動構成のネットワーク・サー
ビスを行う。
【0067】上記バーチャル・グループ・エージェント
VAが役割/性格の異なる2種類のエージェントすなわ
ち、バーチャルネットワーク・エージェントVNA及び
バーチャル・ユーザー・エージェントVUAから構成さ
れている場合、上記スイッチS1 …にユーザー環境をサ
ポートするバーチャル・グループ登録/ルーティング・
テーブルVT及びバーチャルネットワーク・エージェン
トVNAが分散配置され、上記スイッチS1 …或いは各
端末A1 …,B1 …,C1 …にユーザー環境テーブル3
0及びバーチャル・ユーザー・エージェントVUAが分
散配置された構成で、同様に上記の2種類のエージェン
トVUA、VNAが互いに協調し、ユーザーH1 …に対
して、ユーティリティUT…のカスタマイズ及び自動構
成のネットワーク・サービスを行う。つまり、バーチャ
ル・ユーザー・エージェントVUAが、図7に示すよう
にユーザーH1 …のユーティリティのカスタマイズの要
求をユーザーH1 …との会話を通して取り込み、ユーザ
ー環境テーブル30を管理して、バーチャルネットワー
ク・エージェントVNAが、バーチャル・グループ登録
/ルーティング・テーブルVTを管理して各種のユーテ
ィリティUT…をバーチャル・グループにセグメント化
し、ユーザー環境をサポートする自動構成のネットワー
ク・サービスを行うのである。
【0068】(実施形態6)本実施形態では、図2に示
すようネットワークに分散されたスイッチS1 …に各バ
ーチャル・グループVG1 …の接続ポートが分散されて
おり、さらに図12に示すように上記バーチャル・グル
ープ・エージェントVAが役割/性格の異なる3種類の
エージェントすなわち、バーチャルネットワーク・エー
ジェントVNA、バーチャル・ユーザー・エージェント
VUA、及びバーチャルネットワーク・サービス・エー
ジェントNから構成され、スイッチS1 …にバーチャル
・グループ登録/ルーティング・テーブルVT及びバー
チャルネットワーク・エージェントVNAが分散配置さ
れ、上記スイッチS1 …或いは各端末A1 …,B1 …,
1 …にユーザー環境テーブル30及びバーチャル・ユ
ーザー・エージェントVUAが分散配置された構成であ
る。尚図12中33はバーチャルネットワーク・サービ
ステーブルを示す。
【0069】バーチャルネットワーク・サービス・エー
ジェントNは、図8に示すようにネットワーク内の任意
の場所(図8ではバーチャルネットワーク・サーバーV
NS)に配置される。このバーチャルネット・ワーク・
サービス・エージェンNが図9に示す構造のバーチャル
ネットワーク・サービス・テーブル33を管理しながら
他システム・マネージメント・サーバーM’と協調して
他システムの資源をバーチャル・グループVG1 …にセ
グメント化を行う。さらにバーチャルネットワーク・サ
ービス・エージェントNがバーチャルネットワーク・エ
ージェントVNAと協調してスイッチS1 …に分散され
た上記バーチャル・グループ登録/ルーティング・テー
ブルVTをダイナミックに管理することによって、ユー
ザーHからの他システムの資源利用に関するバーチャル
ネットワークの設定要求に対応してバーチャル・ユーザ
ー・エージェントVUA及びスイッチに分散されたバー
チャルネットワーク・エージェントVNAが互いに協調
し、他システムのユーティリティUTをユーザー環境に
カスタマイズして、ネットワーク環境の自動構成を行
う。
【0070】尚ローカルなスイッチS1 …にユーザー環
境をサポートするバーチャルー・グループ登録/ルーテ
ィング・テーブルVT及びバーチャルネットワーク・エ
ージェントVNAが分散配置され、上記ローカルなスイ
ッチS1 …或いは各端末A1…,B1 …,C1 …にユー
ザー環境テーブル30及びバーチャル・ユーザー・エー
ジェントVUAが分散配置され、バーチャルネットワー
ク・サービス・エージェントNがネットワーク内の任意
の場所に配置された構成で、同様に上記3種類の各エー
ジェントVNA,VUA、Nが互いに協調し、他システ
ムのユーティリティUTをユーザー環境にカスタマイズ
して、ネットワーク環境の自動構成を行う。
【0071】ここでバーチャルネットワーク・エージェ
ントVNA、バーチャル・ユーザー・エージェントVU
A、及びバーチャルネットワーク・サービス・エージェ
ントNの役割/性格及び作用は図7に示すようになって
いる。つまりバーチャル・ユーザー・エージェントVU
Aが、ユーザーHのユーティリティのカスタマイズの要
求をユーザーHとの会話を通して取り込み、ユーザー環
境テーブル30を管理し、さらにバーチャルネットワー
ク・エージェントVNAがバーチャル・グループ登録/
ルーティング・テーブルVTをダイナミックに管理し、
バーチャルネットワーク・サービス・エージェントNが
他システムの資源をバーチャル・グループにセグメント
化を行う。 (実施形態7)本実施形態7は、図2に示すようにネッ
トワークに分散されたスイッチS1 …に各バーチャル・
グループVG1 …の接続ポートが分散されており、さら
にスイッチS1 …にバーチャル・グループ登録/ルーテ
ィング・テーブルVT及びバーチャルネットワーク・エ
ージェントVNAが分散配置され、上記スイッチS1
或いは各端末A1 …,B1 …,C1 …ユーザー環境テー
ブル30及びバーチャル・ユーザー・エージェントVU
Aが分散配置され、図10に示すようにネットワーク内
にマルチベンダーのバーチャルネットワークを管理/運
用するバーチャルネットワーク・マネージメント・サー
バーMLに対して任意の場所のバーチャルネットワーク
・サービス・エージェントN及びバーチャルネットワー
ク・サービス・テーブル33が配置された構成である。
尚図10中、100はATMスイッチを示し、TAは共
有テーブルを示し、LRはLANリピーターを示す。ま
たA,B,Cは端末を、更にLEはLANエミュレーシ
ン・クライアントを示す。一般にバーチャルネットワー
クの定義/設定、ネットワーク資源利用の要求、端末移
動・追加・変更等への自動的な対応などの機能はバーチ
ャルネットワーク管理システムに含まれるが、本実施形
態では、バーチャルネット・ワーク・サービス・エージ
ェントNがバーチャルネットワーク・エージェントVN
A及びバーチャルネットワーク・マネージメント・サー
バーMと協調し、バーチャル・ユーザー・エージェント
VUA及びスイッチS1 …に分散されたバーチャルネッ
トワーク・エージェントVNAが互いに協調しながら、
図2に示すようなスイッチS1 …に分散された上記バー
チャル・グループ登録/ルーティング・テーブルVTを
ダイナミックに管理することによって、ユーザーH1
からのバーチャルネットワークの定義/設定、ネットワ
ーク資源利用の要求、端末移動・追加・変更等への自動
的な対応などのマルチベンダーの統合化されたバーチャ
ルネットワーク環境をユーザー環境にカスタマイズして
自動構成を行う。このことは、マルチベンダーのバーチ
ャルネットワーク管理システムに於いて効率よくユーザ
ーHの立場でバーチャル・ネヅトワーク環境をユーザー
環境にカスタマイズすることを可能にする。
【0072】而して、バーチャルネットワーク・サービ
ス・エージェントNがバーチャルネットワーク・マネー
ジメント・サーバーMとの会話でマルチベンダーのバー
チャルネットワーク環境をコントロールし、バーチャル
・ユーザー・エージェントVUA及びスイッチS1 …に
分散されたバーチャルネットワーク・エージェントVN
Aと互いに協調しながら、スイッチS1 …に分散された
上記バーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブ
ルをダイナミックに管理しすることによって、図11に
示すように、ユーザー環境のテーブルイメージをカスタ
マイズすることになり、ユーザーHからのバーチャルネ
ットワークの定義/設定、ネットワーク資源利用の要
求、端末移動・追加・変更等への自動的な対応などが、
バーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブル・
イメージに写像され、さらにバーチャルネットワーク・
サービス・テーブル・イメージに写像され、マルチベン
ダーの統合化されたバーチャルネットワーク環境をユー
ザー環境にカスタマイズして自動構成を行う。
【0073】図11は、分散したエージェントのどのテ
ーブルで情報を管理するかは、各エージェントの協調に
ゆだねることが可能で有ることを示唆している。 (実施形態8)本実施形態は、図2に示すようにネット
ワークに分散されたスイッチS1 …に各バーチャル・グ
ループVG1 …の接続ポートが分散されており、さらに
スイッチS1 …にバーチャル・グループ登録/ルーティ
ング・テーブルVT及びバーチャル・グループ・エージ
ェントVAが分散配置された構成で、図9に示すような
バーチャルネットワーク・サービス・テーブル33が図
7に示すようにネットワーク内の任意の場所に配置され
る。
【0074】上記バーチャル・グループ登録/ルーティ
ング・テーブルVTに、バーチャル・グループVG1
のクライアント・アドレス及びユーザー環境の設定がで
き、スイッチS1 …に分散されたバーチャル・グループ
・エージェントVAが互いに協調して、スイッチS1
に分散された上記バーチャル・グループ登録/ルーティ
ング・テーブルVTをダイナミックに管理することによ
ってユーザーH1 …からの要求に対応してバーチャル・
グループVG1 …ごとに伝送帯域、遅延時間などのQO
S(サービス品質)をユーザー環境にカスタマイズす
る。
【0075】上記のバーチャル・グループ・エージェン
トVAの詳細な構成の一方式は、図7に示すようなバー
チャル・ユーザー・エージェントVUA、バーチャルネ
ットワーク・エージェントVNA及びバーチャルネット
ワーク・サービス・エージェントNの役割或いは性格の
異なった3種類のエージェント構成であり、さらにスイ
ッチS1 …に図5に示すようなバーチャル・グループ登
録/ルーティング・テーブルVT及びバーチャルネット
ワーク・エージェントVNAが分散配置され、上記スイ
ッチS1 …或いは各端末A1 …,B1 …,C1 …に図6
に示すようなユーザー環境テーブル30及びバーチャル
・ユーザー・エージェントVUAが分散配置された構成
で、バーチャルネットワーク・サービス・エージェント
N及び図9に示すようなバーチャルネットワーク・サー
ビス・テーブル33が図7に示すようにネットワーク内
の任意の場所に配置される。
【0076】バーチャルネットワーク・サービス・エー
ジェントNがバーチャルネットワーク・エージェントV
NA及びバーチャルネットワーク・マネージメントサー
バーと協調し、バーチャルネットワーク・サービス・エ
ージェントN、バーチャル・ユーザー・エージェントV
UA及びスイッチS1 …に分散されたバーチャルネット
ワーク・エージェントVNAが互いに協調して、スイッ
チS1 …に分散された上記バーチャル・グループ登録/
ルーティング・テーブルをダイナミックに管理すること
によってユーザーからの要求に対応してバーチャル・グ
ループごとに伝送帯域、遅延時間などのQOS(サービ
ス品質)をユーザー環境にカスタマイズし、ユーザーか
らのバーチャルネットワークの定義/設定、ネットワー
ア資源利用の要求、端末移動・追加・変更等のバーチャ
ルネットワーク環境をユーザー環境にカスタマイズして
自動構成を行う。
【0077】而して、上記バーチャル・グループ登録/
ルーティング・テーブルVTをダイナミックに管理する
ことによってユーザーHからの要求に対応してバーチャ
ル・グループごとに伝送帯域、遅延時間などのQOS
(サービス品質)をユーザー環境にカスタマイズし、ユ
ーザーからのバーチャルネットワークの定義/設定、ネ
ットワーク資源利用の要求、端末移動・追加・変更等の
バーチャルネットワーク環境をユーザー環境にカスタマ
イズして自動構成を行なう。 (実施形態9)本実施形態は図2に示すようにネットワ
ークに分散されたスイッチS1 …に各バーチャル・グル
ープの接続ポートが分散されており、さらにスイッチS
1 …にバーチャル・グループ登録/ルーティング・テー
ブルVT及びバーチャル・グループ・エージェントVA
が分散配置された構成で、バーチャル・グループ登録/
ルーティング・テーブルVTに、バーチャル・グループ
VG1 …のクライアントアドレス及びユーザー環境の設
定ができ、図8に示すように、それぞれのエージェント
にネットワーク環境に対してあらかじめ設定された拘束
条件、及び競合検出/交渉/プラン修正/学習のルール
に従って、ユーザーからのネットワーク資源利用の要
求、端末の移動・追加・変更等に自動的に対応してスイ
ッチS1 …に分散されたバーチャル・グループ・エージ
ェントVAが互いに協調し、上記バーチャル・グループ
登録/ルーティング・テーブルVTをダイナミックに管
理することによって、ネットワーク管理及びネットワー
ク・サービスをユーザー環境にカスタマイズし、ユーザ
ーからのバーチャルネットワークの定義/設定、ネット
ワーク資源利用の要求、端末移動・追加・変更等のバー
チャルネットワーク環境をユーザー環境にカスタマイズ
して自動構成を行う。
【0078】上記のバーチャル・グループ・エージェン
トVAの詳細な構成は、図7に示すようなバーチャル・
ユーザー・エージェントVUA、バーチャルネットワー
ク・エージェントVNA及びバーチャルネットワーク・
サービス・エージェントNの役割或いは性格の異なった
3種類のエージェント構成であり、これらのエージェン
トが図11に示す概念図のように互いに協調して、バー
チャルネットワーク環境をユーザー環境にカスタマイズ
して自動構成を行う。
【0079】而して図11に示したように、それぞれの
エージェントにネットワーク環境に対してあらかじめ設
定された高速条件、及び競合検出/交渉/プラン修正/
学習のルールに従って、ユーザーからのネットワーク資
源利用の要求、端末の移動・追加・変更等に自動的に対
応してスイッチS1 …に対応してスイッチS1 …に分散
されたバーチャル・グループ・エージェントVA(図7
に示すようなバーチャル・ユーザー・エージェントVU
A、バーチャルネットワーク・エージェントVNA及び
バーチャルネットワーク・サービス・エージェントN)
が互いに協調しバーチャルネットワーク環境をユーザー
環境にカスタマイズして自動構成を行う。
【0080】エージェント機能によってエンドユーザー
に合わせてネットワークの構成、機能及びサービスがカ
スタマイズされる。個々のエージェシトはネットワーク
の全ての情報を知っている訳ではない。交渉によって必
要な情報を獲得する。 (実施形態10)本実施形態は、図2に示すようにネッ
トワークに分散されたスイッチS1 …に各バーチャル・
グループVG1 …の接続ポートが分散されており、さら
にスイッチS1 …にバーチャル・グループ登録/ルーテ
ィング・テーブルVT及びバーチャルネットワーク・エ
ージェントVNAが分散配置され、上記スイッチS1
或いは各端末A1 …,B1 …,C1 …にユーザー環境テ
ーブル30及びバーチャル・ユーザー・エージェントV
UAが分散配置され、さらに図8に示すように分散管理
システムのローカルなネットワーク・マネージャーNM
にバーチャルネットワーク・サービス・エージェントN
を組み込み、ユーザーHからのネットワーク資源利用の
要求、端末移動・追加・変更等に自動的に対応してバー
チャル・ユーザー・エージェントVUA及びスイッチS
1 …に分散されたバーチャルネットワーク・エージェン
トVNAが互いに協調し、バーチャルネットワーク・サ
ービス・エージェントNがバーチャルネットワーク・エ
ージェントVNA及びマルチベンダーのバーチャルネッ
トワークを管理/運用するグローバル・レベルGLのバ
ーチャルネットワーク・マネージメント・サーバーVN
Aと協調しながら、スイッチS1 …に分散された上記バ
ーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブルVT
をダイナミックに管理することによって、ローカルなネ
ットワークマネージャNMにおいて、標準規格に準拠す
るネットワーク管理に加えてマルチベンダーの統合化さ
れたバーチャルネットワーク環境をカスタマイズして自
動構成を行う。
【0081】一般的な分散管理システムは、ネットワー
ク全体を集中管理するネットワーク管理マネージャーN
KM及び分散管理のローカルなネットワーク・マネージ
ャーNMから構成されているが、ローカルな部分では、
図7のネットワーク管理マネージャーNKMをネットワ
ーク・マネージャーMNに置き換えることに相当する。
図8に示した構成例ではローカルなスイッチS1 …のネ
ットワーク・マネージャーMNは、図7のバーチャルネ
ットワーク管理システムK2 に含まれる。本実施形態は
実施形態7と同様に図7ではこのバーチャルネットワー
ク管理システムK2 のバーチャルネットワーク・マネー
ジメント・サーバーMとバーチャルネットワーク・サー
ビス・エージェントNが分散管理のローカルなレベルで
一つにまとまった構成に相当する。
【0082】而して、図8に示したように分散管理シス
テムのローカルなネットワーク・マネージャーにバーチ
ャルネットワーク・サービス・エージェントNを組み込
み、バーチャルネットワーク・サービス・エージェント
Nがマルチベンダーのバーチャルネットワークを管理/
運用するバーチヤルネットワーク・マネージメントサー
バーと協調しながら、ローカルなネットワークにおい
て、標準規格に準拠するネットワーク管理に加えてマル
チベンダーの統合化されたバーチャルネットワーク環境
をカスタマイズして自動構成を行なう。
【0083】ローカルな部分では 図7のネットワーク
管理マネージャーをネットワーク・マネージヤーに置き
扱えることに相当する。ー般にバーチャルネットワーク
の定義/設定、ネットワーク資源利用の要求、端末移動
・追加・変更等への自動的な対応などの機能はバーチャ
ルネットワーク管理システムに含まれるが本請求項もバ
ーチャルネットワーク・サービス・エージェントNがバ
ーチャルネットワーク・エージェントVNA及びバーチ
ャルネットワーク・マネージメント・サーバーと協調
し、バーチャル・ユーザー・エージェントVUA及びス
イッチS1 …に分散されたバーチャルネットワーク・エ
ージェントVNAが互いに協調しながら、スイッチS1
…に分散されたバーチャル・グループ登録/ルーティン
グ・テーブルをダイナミックに分散管理することによっ
て、ユーザーからのバーチャルネットワークの定義/設
定、ネットワーク資源利用の要求、端末移動・追加・変
更等への自動的な対応などマルチベンダーの統合化され
たバーチャルネットワーク環境をユーザー環境にカスタ
マイズして自動構成を行う。このことは、マルチベンダ
ーのバーチャルネットワーク管理システムに於いて効率
よくユーザーH1 …の立場でローカルな分散管理レベル
においてバーチャルネットワーク環境をユーザー環境に
カスタマイズすることを可能にする。 (実施形態11)本実施形態は、図2に示すようにネッ
トワークに分散されたスイッチS1 …に各バーチャル・
グループVG1 …の接続ポートが分散されており、さら
にスイッチS1 …にバーチャル・グループ登録/ルーテ
ィング・テーブルVT及びバーチャルネットワーク・エ
ージェントVNAが分散配置され、上記スイッチS1
或いは各端末A1 …,B1 …,C1 …にユーザー環境テ
ーブル30及びバーチャル・ユーザー・エージェントV
UAが分散配置され、さらに図7に示すように統合管理
するネットワーク管理マネージャーNKMにバーチャル
ネットワーク・サービス・エージェントNを組み込み、
ユーザーHからのネットワーク資源利用の要求、端末移
動・追加・変更等に自動的に対応して、バーチャル・ユ
ーザー・エージェントVUA及びスイッチS1 …に分散
されたバーチャルネットワーク・エージェントVNAが
互いに協調し、バーチャルネットワーク・サービス・エ
ージェントNがバーチャルネットワーク・エージェント
VNA及びマルチベンダーのバーチャルネットワーク管
理システムK2 を管理/運用するバーチャルネットワー
ク・マネージメント・サーバーNと協調しながら、スイ
ッチS1 …に分散された上記バーチャル・グループ登録
/ルーティング・テーブルVTをダイナミックに管理す
ることによって、図10に示すように統合されたネット
ワーク管理マネージャNKMに於いて、標準規格に準拠
するネットワーク管理に加えてマルチベンダーの統合化
されたバーチャルネットワーク環境をユーザーHの立場
からカスタマイズして自動構成を行う。バーチャルネッ
トワークサーバーがバーチャルネットワーク・マネージ
メント・サーバーMに統合化されている。
【0084】而して、図7に示すように統合管理するネ
ットワーク管理マネージャーにバーチャルネットワーク
・サービス・エージェントNを組み込み、バーチャルネ
ットワーク・サービス・エージェントNが図10に示す
ように統合されたネットワーク管理マネージャにおい
て、標準規格に準拠するネットワーク管理に加えてマル
チベンダーの統合化されたバーチャルネットワーク環境
をユーザーH1 …の立場からカスタマイズして自動構成
を行う。バーチャルネットワークサーバーがバーチャル
ネットワーク・マネージメント・サーバーに統合化され
ている。
【0085】ー般に多くのベンダーのバーチャルネット
ワークの定義/設定、ネットワーク資源利用の要求、端
末移動・追加・変更等への自動的な対応などの機能はバ
ーチャルネットワーク管理システムに含まれるが、本請
求項は、ユーザー環境をカスタマイズする機能を強化す
る為に、図10に示すようにマルチペンターのネットワ
ーク管理マネージャー内にバーチャルネットワーク・マ
ネージメント・サーバー、バーチャルネットワーク・サ
ービス・エージェントN及びバーチャルネットワーク・
サービス・テーブルが配置された楕成である。
【0086】図7は、エージェントの役割/性格及び作
用を示しているが、本請求項は、このノヤーチャルネッ
トワーク管理システムのバーチャルネットワーク・マネ
ージメント・サーバーとバーチャルネットワーク・サー
ビス・エージェントNが一つにまとまった構成に相当す
る。図10のネットワーク管理マネージャーが、図7の
バーチャルネットワーク管理システムに含まれる。 (実施形態12)本実施形態は、図2に示すようにネッ
トワークに分散されたスイッチS1 …に各バーチャル・
グループの接続ポートが分散されており、さらにスイッ
チS1…にバーチャル・グループ登録テーブル及びバー
チャル・グループ・エージェントVAが分散配置された
構成で、図3に示すように、バーチャル・グループ登録
/ルーティング・テーブルの各グループごとのユーザー
環境の設定領域である他システム連動テーブル31を構
成し、ビル・オートメーションBAのユーティリティU
T及び他システムのユーティリティUTの連動条件を設
定でき、ユーザーH1 …からのネットワーク資源利用の
要求、端末移動・追加・変更等に自動的に対応してバー
チャル・グループ・エージェントVAが互いに協調し、
他システム・マネージメント・サーバーと協調しながら
他システムの資源をバーチャル・グループにセグメント
化を行い、スイッチS1 …に分散された上記バーチャル
・グループ登録/ルーティング・テーブルをダイナミッ
クに管理することによってビル・オートメーション・ユ
ーティリティ及び他システムのユーティリティの連動条
件をカスタマイズして、自動構成を行う。
【0087】而して、図1に示すように、バーチャル・
グループ登録/ルーティング・テーブルVTの各グルー
プ毎のユーザー環境の設定領域である他システム連動テ
ーブル31を構成し、ビル・オートメーション・ユーテ
ィリティ及び他システムのユーティリティの連動条件を
設定でき、ビル・オートメーション・ユーティリティお
事び他システムのユーティリティの連動条件をカスタマ
イズして、自動構成を行う。 (実施形態13)本実施形態は、図2に示すネットワー
クに分散されたスイッチS1 …に各バーチャル・グルー
プの接続ポートが分散されており、さらにスイッチS1
…にバーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブ
ルVT及びバーチャルネットワーク・エージェントVN
Aが分散配置され、上記スイッチS1 …或いは各端末A
1…,B1 …,C1 …にユーザー環境テーブル30及び
バーチャル・ユーザー・エージェントVUAが分散配置
された構成で、図4に示すように、バーチャル・グルー
プ登録/ルーティング・テーブルVTの各グループごと
のユーザー環境の設定領域である他システム連動/学習
テーブル32を構成し、ビル・オートメーション・ユー
ティリティ及び他システムのユーティリティの連動条件
を設定でき、図11に示すように、それぞれのエージェ
ントにネットワーク環境に対してあらかじめ設定された
拘束条件及び競合検出/交渉/プラン修正/学習のルー
ルに従って、ユーザーH1 …からのネットワーク資源利
用の要求、端末の移動・追加・変更等に自動的に対応し
てバーチャル・ユーザー・エージェントVUA及びスイ
ッチS1 …に分散されたバーチャルネットワーク・エー
ジェントVNAが互いに協調し、バーチャルネットワー
ク・エージェントVNAがバーチャルネットワーク・マ
ネージメント・サーバーMと協調して、スイッチS1
に分散された上記バーチャル・グループ登録/ルーティ
ング・テーブルVTをダイナミックに管理することによ
って、ビル・オートメーションBAのユーティリティU
T及び他システムのユーティリティUTの連動条件をカ
スタマイズして、各ユーティリティUTの状態を自律的
に観察して最適な連動条件を学習して自動設定する。
而して、図4に示すように、バーチャル・グループ登録
/ルーティング・テーブルVTの各グループごとのユー
ザー環境の設定領域である他システム連動/学習テーブ
ルを構成し、ビル・オートメーション・ユーティリティ
及び他システムのユーティリティの連動条件を設定で
き、図11に示すように、それぞれのエージェントにネ
ットワーク環境に対してあらかじめ設定された拘束条
件、及び競合検出/交渉/プラン修正/学習のルールに
従って、ビル・オートメーション・ユーティリティ・及
び他システムのユーティリティの連動条件をカスタマイ
ズして、各ユーティリティの状態を自律的に観察して最
適な連動条件を学習して自動設定する。
【0088】ー方、図9に示すようにバーチャルネット
ワーク・サービス・テーブルに、上記、バーチャル・グ
ループ登録/ルーティング・テーブルの各グループごと
のユーザー環境の設定領域他システム連動/学習テープ
を構成する方式もある。この場合にも、同様にバーチャ
ルネットワーク・サービス・エージェントNがバーチャ
ルネットワーク・エージェントVNA及び他システム・
マネージメント・サーバーと協調しながら他システムの
資源をバーチャル・グループにセグメント化を行い、ス
イッチS1 …に分散された上記バーチャル・グループ登
録/ルーティング・テーブルをダイナミックに管理する
ことによってビル・オートメーション・ユーティリティ
及び他システムのユーティリティの連動条件をカスタマ
イズして、各ユーティリティの状態を自律的に観察して
最適な連動条件を学習し自動構成を行う。また設備環境
の状態を自律的に観察して最適な連動条件を自動設定す
る。例えば、停電/復電、人出セキュリティ機器、空
調、照明のCRT対応等の連動を最適にする。そしてこ
れらの連動条件は、マニュアル設定もでき、学習機能に
より自動チューニングされる。
【0089】尚図13は本発明におけるバーチャルネッ
トワークサビースにおける位置付けの概念構成を示す。
また図14はバーチャル・グループVG1 …とユーザー
環境を示し、NKUAはネットワーク管理システムのユ
ーティリティ・バーチャールグループを、NKUA’は
他のシステムのユーティリティ・バーチャールグループ
を、GWはネットワークコンピューティングバーチャー
ルグループを示し、AS1 …は他システムを示し、NK
Sはネットワーク管理システムを示す。
【0090】次に各実施形態1乃至13に用いるスイッ
チSについての具体例を挙げて説明する。図15は、ス
イッチSの構成を示しており、ユーザー環境は図16に
示す構造のクライアント定義テーブル18に設定され
る。クライアント定義テーブル18は図15ではスイッ
チS内に組み込まれたバーチャル・グループ・エージェ
ントVAの中でバーチャル・グループ・登録テーブル1
と接続されており、図3に示すバーチャル・グループ・
登録テーブル1のポインタで参照される。
【0091】スイッチ通信プロトコル制御部2はユーザ
ー環境メッセージをバーチャル・グループ分散管理部3
に伝える。入力ポート41 …からのパケットは、バファ
ア部7のバッファ管理部5が指示するパケットバッファ
6の領域内に記憶されると同時に、バッファ管理部5か
らは記憶場所を指し示すパケットポインタを生成する。
【0092】このパケットの宛先及び発信元の1対のク
ライアントアドレスをバーチャル・グループ識別部9が
バーチャル・グループ登録テーブル1と照合してバーチ
ャル・グループを識別した場合、バッファポインタ・キ
ューイング・テーブル15のバーチャル・グループ別キ
ューイング部8にパケット・ポインタを格納し、共有メ
モリであるパケットバファ6のデータは動かさず、ポイ
ンタのみでキューイングする。ブロードキャスト・パケ
ットの場合には、ブロードキャスト・キューイング部1
0にパケット・ポインタを格納する。
【0093】またユニキャスト・アドレスであり、しか
もバーチャル・グループに該当しない場合には、パケッ
トバッファ6の該当パケットの格納アドレスを指し示す
ポインタが、アンノウン・グループキューイング部11
にキューイングされる。バーチャル・グループ制御部1
4は、出力ポート121 …のポート状態検出によって空
いている出力ポート121 …がある時にフォワーデイン
グ部13にパケットの送出を指示する。フォワーデイン
グ部13は、指示されたパケットのポインタをバッファ
ポインタから読み出し、パケットバッファ6のパケット
データを空いている出力ポート121 …より送出させ
る。
【0094】パケットのフォワーデイングのスケジュー
リング制御に関しては、バーチャル・グループの優先度
に従ってバーチャル・グループ制御部14が、バーチャ
ル・グループ制御部14内のタイマーによる制御を行な
い、優先度の高い順に短い時間間隔でバーチャル・グル
ープのキューの順番にパケットをフォワーデイングす
る。
【0095】ー般に映像情報などトラヒックが多い通信
を行うバーチャル・グループの優先度が高いが、トラヒ
ックが少なくてもオンラインシステムのトランザクショ
ンやフイードバック制御など確実に許容された時間内に
メッセージが伝えられなければならないバーチャル・グ
ループの優先度も高く設定できる。バッチ処理やファイ
ル転送などで優先度が低いバーチャル・グループのパケ
ットを処理するタイミングの間隔が最も長く、優先度の
高いグループほど短い周期で送信用バッファをチェック
し、優先度の高いパケットを先に処理する。
【0096】優先度が高いパケットは、データ入力後、
バーチャル・グループ分散管理部3から設定された優先
処理タイマー設定の許容設定時間以内にフォワーデイン
グする。ここでクライアント・アドレスによって次の3
種類のバーチャル・グループを構成し、これらのプロト
コル階層などの定義方法が異なったバーチャル・グルー
プを単独で動作させる構成及び混在させた構成が可能で
ある。
【0097】(1ー1)MACアドレスをクライアント
・アドレスとして定義したOSIのプロトコル階層モデ
ルの第2層レベルのバーチャルLANグループ。 (1ー2)通信プロトコル或いはネットワークOSに依
存した複数のネットワーク・アドレスをクライアント・
アドレスとして定義したOSIのプロトコル階層モデル
の第3層レベルのバーチャルネットワーク・グループ。
【0098】(1ー3)ユーザーにより定義したワーク
グループ名、或いは、アプリケーション・ソフトウェア
で定義したアプリケーション・アドレスをクライアント
・アドレスとするバーチャル・カスタム・グループ尚
(1ー1)の構成を第2層スイッチ、(1ー2)の構成
を第3層スイッチ、(1ー3)の構成をカスタムスイッ
チと呼ぶ。
【0099】バーチャル・カスタム・グループは、本発
明のバーチャルネットワークのセグメント化の主なクラ
イアント・アドレスとして、最も企業等の組織にマッチ
している。バーチャルネットワーク・グループもバーチ
ャルネットワークの対象となる。バーチャル・グループ
識別の順序は、まずバーチャル・カスタム・グループ、
次にバーチャルネットワーク・グループ、最後にバーチ
ャルLANグループというカスタムスイッチで動作させ
る。実装状態及び選択によってバーチャルネットワーク
・グループの順に第3層スイッチ、或いはMACアドレ
スのみで識別する第2層スイッチとして動作する。この
ため、バーチャル・グループ登録テーブル及びバーチャ
ル・ルーティング・テーブルのクライアント・アドレス
は、第2層スイッチではネットワークアドレス及びユー
ザー定義アドレスが空白で、第3層スイッチではユーザ
ー定義アドレスが空白となっており、カスタムスイッチ
では、MACアドレス、ネットワークアドレス及びユー
ザー定義アドレスが全て指定されている。
【0100】さて図15に示すバーチャル・グループ・
エージェントVA内のバーチャル・グループ学習部16
は、端末の移動に対して上記のバーチャル・カスタム・
グループ、バーチャルネットワーク・グループ、及びバ
ーチャルLANグループの各階層順にバーチャル・グル
ープ識別の結果、クライアント・アドレスがー致するが
ポートが異なる時にバーチャル・グループ識別部9から
のポート変更メツセージを受けて、トポロジー変換メッ
セージを出力するもので、この端末のホームスイッチの
変更の有無によって動作が異なる。ホームスイッチ変更
が無い場合にはバーチャル・グループ学習部16がバー
チャル・グループ登録テーブル1のホームスイッチポー
トを更新することによってダイナミックな自動構成管理
を行う。
【0101】ホームスイッチ変更がある場合、その端末
の移動先の新たなホームスイッチのバーチャル・グルー
プ分散管理部3がバーチャル・グループ管理メッセージ
を交換して他のスイッチのバーチャル・グループ登録テ
ーブル1のホームスイッチ名及びホームスイッチポート
を更新する。 ・スイッチSには、上記バーチ
ャル・グループ別のバーチャル・グループ・ルーティン
グ・テーブル11とバッファ・ポインタのバッファ・キ
ューイング・テーブル15があるが、分散されたスイッ
チの構成では、各スイッチのポートに他のスイッチがカ
スケード接続されるので、ポートごとに複数のバーチャ
ル・グループ及び複数の端末が割り当てられ、各端末が
直接接続されているスイッチがホームスイッチではその
ホームスイッチポートに接続される。
【0102】端末がスイッチSに直接接続されている場
合には、そのスイッチのバーチャル・グループ・ルーテ
ィング・テーブル11のホームスイッチ名が自分のスイ
ッチ名である。端末がスイッチS1 …に直接接続されて
いない場合には、ホームスイッチ名が異なり、接続ポー
トは、その端末が接続されているホームスイッチに至る
最適なルートに当たるポート名となる。
【0103】端末の移動に対してバーチャル・グループ
学習部16がトポロジー変化メッセージをバーチャル・
グループ分散管理部3に送った時、その端末の移動先の
新たなホームスイッチのバーチャル・グループ分散管理
部3がバーチャル・グループ管理メッセージを交換して
他のスイッチのバーチャル・グループ登録テーブル1の
ホームスイッチ名及びホームスイッチポートを更新し、
ホームスイッチに隣接するスイッチのバーチャル・グル
ープ分散管理部3がバーチャル・ルーティング・テーブ
ル11のルーティング接続ポート及びクライアントの距
離を更新し、他の隣接スイッチS1 …にバーチャル・グ
ループ管理メッセージによってトポロジー変化の伴うバ
ーチャル・グループ登録テーブル1及びバーチャル・ル
ーティング・テーブル11の更新情報を伝送する。他の
スイッチは、隣接スイッチからのバーチャル・グループ
管理メッセージによってトポロジー変化の伴うバーチャ
ル・グループ登録テーブル1及びバーチャル・ルーティ
ング・テーブル11の更新情報によって自分のバーチャ
ル・グループ登録テーブル1及びバーチャル・ルーティ
ング・テーブル11を更新し、さらに他のスイッチに順
次バーチャル・グループ管理メッセージを伝えてバーチ
ャル・グループ登録テーブル1及びバーチャル・ルーテ
ィング・テーブル11を夫々更新することによって、端
末の移動に対して学習し、バーチャル・ルーティング・
テーブル11をダイナミックに更新できる。
【0104】ポート変更メッセージ、トポロジー変化メ
ッセージ及びバーチャル・グループ分散管理が処理する
ユーザー環境メッセージに応じたバーチャル・グループ
登録テーブル1の更新に伴って、図14に示すクライア
ント定義テーブル18も更新され、設定されたユーザー
環境がネットワークの物理的な移動に対しても継承され
学習により自動的に更新される。
【0105】バーチャル・グループ分散管理部3は、バ
ーチャル・グループ・エージェントVAとして各スイッ
チ間の管理メッセージ交換及びユーザー要求によるユー
ザー環境メッセージによって、各スイッチのMACアド
レス、バーチャル・グループなどの各スイッチ相互の管
理情報を交換しながら協調して、各スイッチのバーチャ
ル・グループ・ルーティング・テーブル11の接続ポー
トの欄に、各スイッチ別にそのスイッチの中継段数が少
ない最適なルーティング・パスに至る接続ポートが示さ
れるようにして、さらに、優先処理に関して遅延時間が
保証されるようにスイッチSの中継段数に応じたスケジ
ューリングの優先処理タイマー設定を決定する。
【0106】各スイッチSは、バーチャル・グループ識
別及びバーチャル・グループ学習によって、どのポート
にどのスイッチSが接続されているのかが分かる。さら
にバーチャル・グループ分散管理部3は、他のスイッチ
Sとバーチャル・グループ・ルーティング・テーブル1
1の変化情報を交換しあう。このようにしてユーザー要
求によるユーザー環境メッセージ及びスイッチSのトポ
ロジーの変化情報が入った場合にも、各隣接スイッチS
間で順次バーチャル・グループ管理メッセージを伝え合
うことによって端末の移動に対して学習してバーチャル
・ルーティング・テーブル11をダイナミックに更新で
きる。
【0107】このようにして、バーチャルイグループ・
ルーティング・テーブル11には、各バーチャル・グル
ープごとにメンバーのクライアント・アドレスが登録さ
れ、各バーチャルドメインのメンバー間の最適のルーテ
ィングパスが登録されているので、バーチャル・グルー
プ制御部14は、優先処理タイマー設定によって各バー
チャル・グループのポート間の最適なルーティング・パ
スを選択してフォワードし、その結果優先度の高いパケ
ットの遅延時間が保証される。
【0108】スイッチS自体の移動・変更に関しては、
バーチャル・グループ分散管理部3がバーチャル・グル
ープ・ルーティング・テーブル11のルーティング接続
ポート及びクライアントの距離を隣接スイッチ間で順次
バーチャル・グループ管理メッセージを伝え合うことに
よって更新する。バーチャル・グループのマルチキャス
ト及びブロードキャストに関しては、バーチャル・グル
ープ分散管理部3が設定したバーチャル・グループ・ル
ーティング・テーブル11に基づいて順次ポートにフォ
ワーデイング処理する。
【0109】また宛先のクライアントアドレスを見て、
あらかじめ学習されたポートにフォワードする。ブロー
ドキャスト及びテーブルに無い宛先アドレスのパケット
はスイッチド・ドメインから出るため全てのポートにマ
ルチキャストされる。バーチャル・グループVAの変更
要求に対して端末のホームスイッチのエージェントが、
協調してバーチャル・グループ・登録テーブル1、バー
チャル・グループ・ルーティング・テーブル11を更新
する。
【0110】そしてネットサークに分散された各スイッ
チSのバーチャル・グループ・ルーティング・テーブル
1に、バーチャル・グループVAが分散された各スイッ
チSのどのポートに接続されているか最適な接続ポート
アドレスを登録する。つまりバーチャル・グループ別に
ルーティング・テーブルが構成される。上記バーチャル
・グループ・ルーティング・テーブル11の構造は、図
15に示すスイッチSの場合にはバーチャル・グループ
識別及びバーチャル・グループ学習の為のバーチャル・
グループ登録テープル1、更に出力ポートからのフォワ
ーデイングのためのバーチャル・グループ・ルーティン
グ・テーブル11を分けて示した。
【0111】ここで本実施形態では、バーチャル・グル
ープ登録テーブル1と照合し、パケットの宛先及び送信
元の両方のクライアント・アドレスが含まれるバーチャ
ル・グループを識別するので、図3に示すように、バー
チャル・グループ登録テーブル1とバーチャル・グルー
プ・/ルーティング・テーブル11とは同じ構造体で定
義でき、実装上一つにまとめることも可能である。
【0112】図3のバーチャル・グループ・ルーティン
グ・テーブル11では最適な接続ポートアドレスは、ル
ーティング接続ポートとして登録される。すなわち、分
散されたスイッチの構成ては、各スイッチのポートに他
のスイッチがカスケード接続されるので、スイッチが接
続されているポートに関しては接続ポートは、その端末
が接続されているホームスイッチS1 …に至る最適なル
ートに当たるポート名である。
【0113】端末の移動に対してバーチャル・グループ
識別の結果、クライアントアドレスがー挙するがポート
が異なる時にポート変更メッセージを出力した時、バー
チャル・グループ学習部1がトポロジー変化メツセージ
をバーチャル・グループ分散管理部3に送るが、この時
バーチャル・グループ分散管理部3がユーザー要求によ
るユーザー環境メッセージ及びトポロジー変化に対して
学習してバーチャル・ルーティング・テーブル11をダ
イナミックに更新する。
【0114】バーチャル・グループ識別部9は、パケッ
トの宛先及び送信元であるー対のクライアント・アドレ
ス及びクライアント・アドレスをバーチャル・グル
ープ登録テープル1と照合し両方のクライアント・アド
レスが含まれるバーチャル・グループを識別する。バー
チャル・グループ学習部16は、端末の移動に対してダ
イナミックな自動構成管理を行う。つまり端末の移動に
対してバーチャル・グループ識別の結果、クライアント
・アドレスがー致するがポートが異なる時にポート変更
メッセージを出力してバーチャル・グループ登録テーブ
ル1を更新することによってダイナミックな自動構成管
理を行う。
【0115】図3に示すようなスイッチS内部の各グル
ープのバーチャル・グループ登録テーブル1、バーチャ
ル・グループ・ルーティング・テーブル11に、クライ
アント・アドレス及び各バーチャル・グループごとの優
先度の設定ができ、バーチャル・グループ制御部14
は、このバーチャル・グループ優先順位に応じて、グル
ープ単位でユニキャスト、マルチキャスト、及び、ブロ
ードキャストの各トラヒック・タイプの帯域を割り当て
る。フォワーデイング部13は、バーチャル・グループ
制御部14でのスケジューリング制御によって、パケッ
トを指示されたポートに転送する。ネットワークに分散
された各スイッチSに各バーチャル・グループの接続ポ
ートが分散されており、さらに各スイッチSにバーチャ
ル・グループ登録テーブル1及びバーチャル・グループ
・ルーティング・テーブル7が分散された構成におい
て、各スイッチSのバーチャル・グループ識別部9が入
力ポート41 …及びパケットの発信元アドレスをバーチ
ャル・グループ登録テーブル1と照合して端末移動など
のトポロジー変化を検出し、バーチャル・グループ登録
テーブル1及びバーチャル・グループ・ルーティング・
テーブル11を自動的に更新するバーチャル・グループ
学習部16を有し、また各スイッチSのバーチャル・グ
ループ分散管理部3はバーチャル・グループ・エージェ
ントVAとして上記の端末の移動、スイッチSの移動な
どのトポロジーの変化検出に基づいて、互いに協調しな
がら、各スイッチSに分散された上記バーチャル・グル
ープ登録テーブル1及びバーチャル・グループ・ルーテ
ィング・テーブル11をダイナミックに管理するバーチ
ャル・グループ分散管理部3を有することによって、ネ
ットワークの複数のスイッチS間でバーチャル・グルー
プを共有することになる。
【0116】本来、この各スイッチSに分散されたバー
チャル・グループ・エージェントVAを、バーチャル・
グループ単位もしくは、バーチャル・グループの集合体
に対して代理するバーチャル・グループ・サーバーVG
Sを設ける構成も可能である。バーチャル・グループ・
サーバーVGSはバーチャル・グループ・エージェント
VAの状態を管理し、バーチャル・グループ・エージェ
ントVA間の通信を仲介することができると共に、スイ
ッチSのエージェント機能として互いに協調してバーチ
ャル・グループ登録テーブル1及びバーチャル・グルー
プ・ルーティング・テーブル11をダイナミックに管理
する。バーチャル・グループ・サーバーVGS内で更新
管理されるバーチャル・グループ登録テーブル1、クラ
イアント定義テーブル18及びバーチャル・グループ・
ルーティング・テーブル11を、各分散配置されたスイ
ッチSにキャッシュし、バーチャル・グループ・サーバ
ーVGSは、上記テーブルの変化情報を各スイッチSに
配布する。
【0117】而して図19に示すような標準規格に準拠
したフレーム・フォーマットのパケットに余分なヘッダ
或いはタグを追加しないで、しかもスイッチSのポート
に依存しないでパケットのクライアント・アドレスによ
って端末ごとにバーチャル・グループを構成する。クラ
イアント・アドレスは、LANの媒体アクセス方式で決
まるMACアドレス、ネットワークOS或いは通信プロ
トコルで決まるネットワーク・アドレス、及び、アプリ
ケーションソフトウェア或いはユーザーH1 …の定義に
よって決まるアプリケーション・アドレスなどの特徴の
集合を表している。
【0118】ー般的なLANアプリケーションは、クラ
イアント・サーバーモデルでサーバーのデータベースを
複数のクライアントが共有し、勘定系業務のオンライン
・トランザクション処理ではデータベースの多重アクセ
スをするので同期のため遅延時間が問題になり、優先度
が高く、情報把握・分析・シミュレーション・意志決定
支援のためのデータ抽出(データクユリー)やデータウ
ェアハウスではインターラクティプに早く結果が知りた
いので通信の高速化、小さな遅延時間が要求され、マル
チキャスト通信のテレビ会議では、さらに多量のデータ
を小さな遅延時間で送る必要があり優先度が高くデータ
量が多くなる。また、WAN経由のバーチャル・コーポ
レーションでは遠隔地のサーバー間通信が必要で、エレ
クトリック・コマースでは、遠隔地の多くの端末とイン
ターラクティプに相互通信する必要がある。さらに、ネ
ットワークを維持管理するための監視制御メツセージ
は、最も高い優先度で処理されなければならない。
【0119】図2に示したネットワークは、複数のスイ
ッチがローカールスイッチとしてS1 …のように分散配
置し、各スイッチS1 …に接続される端末A1 …、B1
…、C1 …はそれぞれ異なったバーチャル・グループV
1 …に属する。ここで、注意すべきことは、上記のバ
ーチヤルLANグループ(第2層レベル)は、各端末の
ネットワーク・インターフェース・カード(NIC)の
MACアドレスごとに一つしか定義出来ないが、バーチ
ャルネットワーク・グループ(第3層レベル)は、通信
プロトコルの異なった複数のグループを定義でき、バー
チャル・カスタム・グループは、さらにアプリケーショ
ンレベルで複数のグループを定義できることである。図
2では、簡単のため各端末A1 ,B1 …,C1 …が一つ
のバーチャル・グループVGとして通信している状態を
図示している。
【0120】この図2のシステムを抽象化したのが、図
4であり、この場合バーチャルLANグループ(第2層
レベル)をスイッチド・ドメインで表し、スイッチド・
ドメイン間の通信及びブロードキャストの障壁をスイッ
チドメイン間ルーティング・サービスで表すと共に、ス
イッチドメイン間のネットワーク・サービス・サーバ
ー、及びネットワーク・マネージメント・サーバーNM
Aの配置を示している。
【0121】図2に示すように、分散された各スイッチ
1 …に図15に示したスイッチSのバーチャル・グル
ープ・エージェントVA…が配置され、これらが協調し
てバーチャル・グループVGをダイナミックにサポート
する。この結果、図3に示すようにバーチャル・グルー
プ登録テーブル1及びバーチャル・グループ・ルーティ
ング・テーブル11が共有テーブルとして最適なルーテ
ィング及び端末移動にたいするダイナミックなバーチャ
ル・グループ構成を実現する。
【0122】バーチャル・グループ・エージェントVA
の部分を、従来のスイッチの構成から、もっとも分かり
易いと思われる部分で纏めると図15に示すように、バ
ーチャル・グループ学習部16、バーチャル・グループ
登録テーブル1、バーチャル・グループ・ルーティング
・テーブル11、バーチャル・グループ分散管理部3及
びバーチャル・グループ制御部14の部分が主要な部分
となる。これにバーチャル・グループ識別部9でのポー
ト変更メッセージの抽出機能も重要と機能となる。 バ
ーチャル・グループ識別部9ではクライアントアドレス
及びクライアントアドレスは、まとめて一つのハッ
シュ関数で符号化され、同様にハッシュ関数で符号化さ
れたバーチャル・グループ登録テーブル1と照合するの
で、パケットにヘッダ或いはタグを追加する方式と比べ
て遅延時間の増加が問題となることは無い。
【0123】ここで、MACアドレスをクライアント・
アドレスとして定義したOSIのプロトコル階層モデル
の第2層レベルでは、従来の伝統的な標準規格に準拠
し、パケットに余分なヘッダ或いはタグを追加しない
で、伝統的な標準規格に準拠した端末A1 …,B1 …,
1 …バーチャルLANグループをサポートする。この
場合バーチャル・グループ識別部9が、パケットの宛先
及び送信元であるー対のMACアドレス及びMACア
ドレスをバーチャル・グループ構成テーブルと照合し
両方のMACアドレスが含まれるバーチャル・グループ
を識別する。 更に信プロトコルに依存した複数のネッ
トワーク・アドレスをクライアントアドレスとして定義
したOSIのプロトコル階層モデルの第3層レベルで
は、従来の伝統的な標準規格に準拠し、パケットに余分
なヘッダ或いはタグを追加しないで、伝統的な標準規格
に準拠した端末A1 …,B1 …,C1 …のバーチャルネ
ットワーク・グループVG1 …をサポートする。
【0124】この場合バーチャル・グループ識別部9
が、パケットの宛先及び送信元であるー対のネットワー
ク・アドレス及びネッニトワーク・アドレスをバー
チャル・グループ登録テーブル1と照合し両方のネット
ワーク・アドレスが含まれるバーチャル・グループVG
を識別する。更にユーザーにより、或いはアプリケーシ
ョン・ソフトウェアで定義したアプリケーション・アド
レスをクライアント・アドレスとするOSIプロトコル
階層モデルのアプリケーション・レベルでは、従来の伝
統的な標準規格に準拠し、パケットに余分なヘッダ或い
はタグを追加しないで、異なった媒体アクセス方式及び
通信プロトコルが混在したバーチャル・カスタム・グル
ープの設定をサポートする。
【0125】この場合バーチャル・グループ識別部9
が、パケットの宛先及び送信元であるー対のアプリケー
ション・アドレス及びアプリケーション・アドレス
をバーチャル・グループ登録テーブル1と照合し両方の
アプリケーション・アドレスが含まれるバーチャル・グ
ループVGを識別する。図3のバーチャル・グループ登
録テーブル1及びバーチャル・ルーティング・テーブル
には、通常、クライアント・アドレスごとにクライアン
ト名を登録する。バーチャルLANグループ、バーチャ
ルネットワーク・グループ及びバーチャル・カスタム・
グループごとに異なったクライアント名の登録が可能で
あり、一つのMACアドレスに対して、バーチャルLA
Nグループ、バーチャルネットワーク・グループ、及
び、バーチャル・カスタム・グループがそれぞれ定義さ
れている場合にはバーチャル・グループ登録テーブル1
及びバーチャル・ルーティング・テーブル11には、バ
ーチャルLANグループを定義する行、バーチャルネッ
トワーク・グループを定義する行、及びバーチャル・カ
スタム・グループを定義する行が含まれる。さらにクラ
イアント定義テーブルのポインタが含まれる。
【0126】バーチャル・グループ識別部9は、バーチ
ャル・カスタム・グループの照合を最も優先し、次にバ
ーチャルネットワーク・グループ、最後にバーチャルL
ANグループを照合する。このクライアント名は、スイ
ッチ、端末などの機器の種類の識別コードでもある様に
機器の種類も合わせて登録する。機器の種類がスイッチ
の場合、バーチャル・グループ分散管理部は、そのスイ
ッチのポートに直接接続されるMACアドレス或いは間
接接続されているかを示すスイッチ接続マップに登録す
る。バーチャル・グループ登録テーブル及びスイッチ接
続マップを合わせて、ネットワーク全体の接続マップ情
報が得られる。互いに隣接ポート間の接続が分かるの
で、トポロジーを接続開係図に描けるのでこの接続開係
図をマップ(MAP)と呼ぶ。トポロジーが木(ツリ
ー)構造である場合にはルート探索は容易だが、網目
(メッシュ)になっている場合には、複数のルートの伝
送時間的な距離を比較する必要がある。同ーの伝送速度
のスイッチが多段接続されている場合には、段数を距離
と見なす。例えば端末A1 から端末A9 に至るパスがい
くつ有るかは、各バーチャル・ルーティング・テーブル
11の各端末のクライアントUの距離の数字に反映され
ている。
【0127】フォワーデイング部13の構成はスイッチ
の構成方法に依存する。公知の方式の多くは共有の高速
パラレル・バスによる構成で、バスの帯域幅がポートの
伝送帯域の合計の2倍程度に設定され、シヤーシー型の
バックプレーンに多く用いられている。またクロスポイ
ントのスイッチによる並列化構成では、入カバッファ
型、出力バッファ型などの方式がある。図15の構成
は、パケットバッファ6が共有メモリであるので、全体
構成はバッファ共有型(蓄積交挽型)であるが、フォワ
ーデイング部13には上記の各種スイッチング方式を組
み合わせることが可能である。
【0128】また、図19のフレームフォーマットのチ
ェックサムを行わないことによってカットスルー型とし
て動作させることが可能である。この、スイッチの動作
モード、すなわちチェックサムを行う蓄積交換型、或い
は行わないカットスルー型の設定は、バーチャル・グル
ープ登録テーブルのグループ・タイプで定義され、カッ
トスルー型は、スイッチのスループットを高めるが欠陥
のあるパケットのフィルタリングが出来なくなる。フォ
ワーデイングの優先度は、上記のスイッチの動作モード
よりも、バーチャル・グループ登録テーブルの優先度の
設定が優先する。 スイッチが多段接続されているの
で、パケットの伝送遅延時間は各スイッチでのポートの
空き具合、キューイングの待ち時間によって異なる。こ
の為に、伝送時間をシステムとして協調して保証する必
要が有る。
【0129】スイッチ間の制御パケットとしては、バー
チャル・グループ分散管理部3の間でバーチャル・グル
ープ管理メッセージが交挨される。通常、MIB(Ma
nagement Information Bas
e)をベースにサブネットワーク上の個々のデバイスを
管理するSNMP(RFC1157: SimpleN
etwork Management Protoco
l)、及びサブネットワーク全体を管理するRMON
(RFC1271:Remote Monitorin
g)等のネトワーク管理プロトコルは、ネットワーク管
理プロトコル・エージェント19と外部のネットワーク
管理マネージャーとの間で交換され、障害管理、セキュ
リテイ、統計情報の収集などの業界標準をサポートす
る。
【0130】ー般的なバーチャルネットワークは、パケ
ット自体にバーチャル・グループ情報が付加されたり、
OSIプロトコル階層モデルの第3層のプロトコルのサ
ブネットアドレスなどの情報でグループ分けされ、スイ
ッチはこの情報を照合するが、ルータセグメンテーショ
ンでのサブネットの設定変更などは煩雑で、1年間に3
0%近くの端末の変更が伴うシステムでは、ネットワー
ク管理・維持のコストが無視できない問題となってい
た。
【0131】本発明のMACアドレスのみでバーチャル
・グループを登録するバーチャルLANグループの狙い
は、優先処理、学習の負荷分散、ルーティングの効率ア
ップの為である。優先処理は、例えば管理グループを最
も高く、遅延時間を保証するタイムクリティカク・グル
ープをその次に高く、その次にダイナミックに登録テー
ブルを更新するスイッチ制御グループを割り当て、次に
高速端末、最後に優先処理が必要な低速端末を最下位に
する。管理グループにはSNMP或いはRMONのネッ
トワーク管理を設定する。
【0132】通常、優先度が高い管理グループやタイム
クリティカク・グループは、スタティツクに登録し、ス
イッチ、高速端末、優先処理が不要な低速端末などは、
ダイナミックに学習して登録される。図1、図2に示し
た本発明の実施形態のシステム例では、ネットワーク・
マネージメント・サーバーがバーチャル・グループ登録
テーブル1及びバーチャル・グループ・ルーティング・
テーブル11を管理することも可能で、この揚合、その
サーバーがスイッチS1 …にキャッシュして提供したル
ックアップテーブルをクライアントアドレスと照合す
る。図1に示した構成では、サーバーからのブロードキ
ャストは、サーバー間のコネクションでバーチャル・グ
ループ全体に送られることも可能である。
【0133】ゼグメントAのバーチャルサービスは、バ
ーチャル・グループVG1 に属する端末のみが受けられ
る。クライアントUの出すブロードキャストは、クライ
アントUが属するバーチャル・グループVGに対して限
定して、ネットワーク・サービス・サーバーが、バーチ
ャル・グループ・サーバーVGSと協調してクライアン
トUからのアンノウン・グループのブロードキャストを
フォローする。アンノウン・グループのブロードキャス
トに関しては、バーチャル・グループ・サーバーVGS
がパケットのプロトコルタイプを見て特定のネットワー
ク・サービス・サーバー或いはバーチャル・グループ・
サーバーVGSに投げる。新たなバーチャル・グループ
の設定は、ネットワーク・サービス・サーバーが行う。
【0134】ネットワーク・サービス・サーバーは各ス
イッチS1 …のエージェントを管理すると共に、バーチ
ャル・グループ外の他方式のネットワークとの相互通信
を管理する。エージェントは各スイッチSのバーチャル
・グループ・エージェントVA間で協調しながら端末を
管理する。ネットワーク・サービス・サーバー及び各ス
イッチSのバーチャル・グループ・エージェントVAが
一つの協調バーチャル・グループを構成すると共に、バ
ーチャル・グループVGの外部とのコミユニケーション
がサポートされる。
【0135】(3ー1)バーチャル・グループVG1
とにバーチャル・グループ・サーバーVGSが割り当て
られ、バーチャル・グループVG1 …ごとのマルチキャ
ストは、各クライアントUから、サーバーVGS宛に出
されたマルチキャスト要求及びサーバーが各クライアン
トに対して行うマルチキャスト処理に対して、各サーバ
ーVGSがあらかじめスイッチSのバーチャル・グルー
プ・エージェントVAに登録したマルチキャスト設定に
より、スイッチが上記マルチキャストメッセージのパケ
ットポインタをマルチキャストのバーチャル・グループ
別キユーイング・テーブル15に記憶し、スイッチSが
マルチキャスト処理を実行することにより、各バーチャ
ル・グループVG1 …のサーバーVGSとスイッチSが
協調しながらスイッチSがバーチャル・グループVGの
マルチキャストをサポートする。勿論スイッチがサーバ
ー機能を持っても良い。 (3ー2)バーチャル・グループVGごとにバーチャル
・グループ・サーバーVGSが割り当てられ、ブロード
キャストは、各クライアントUから出されたブロードキ
ャスト要求に対して、サーバーVGSが扱う通信プロト
コルで対応できる場合にはサバーが応答を行い、サーバ
ーVGSが対応できない場合にはサーバがルーターにフ
ォワーデイングする様に、各サーバーVGSがあらかじ
めスイッチのバーチャル・グループ・エージェントVA
に登録したブロードキャスト設定により、スイッチSが
上記ブロードキャストメッセージのパケット・ポインタ
をブロードキャスト・キューイング・テーブル15に記
憶し、スイッチSがルータlLTにブロードキャストを
フォワーデイングすることにより、各バーチャル・グル
ープVGのサーバーVGSとスイッチSが協調しながら
スイッチSがバーチャル・グループVGのブロードキャ
ストをサポートする。上記、第2層レベルのバーチャル
LANグループとして動作するスイッチSは、バーチャ
ル・グループに関してば、ルーティングするがバーチャ
ル・グループVG以外との通信は外部のルータLTに依
存する。
【0136】図11に示したシステム例、ATMインタ
ーフェース付きのスイッチをATMバックボーンに接続
することによってATM上でエミュレートされた第2層
レベルのバーチャルLANグループを経由して、ATM
スイッチ100で中継されたバーチャル・グループを拡
張できる。ATMスイッチ100に本発明のエージェン
トを組み込むとATM直結端末も含めて本発明のバーチ
ャルネットワークが統合される。
【0137】さらにATMスイッチ100がマルチプロ
トコルに対応し、バーチャル・グループ・エージェント
VAを持つことによってATMスイッチS1 …に共有テ
ーブルが構築され、第3層レベルのバーチャルネットワ
ーク・グループさらにはバーチャル・カスタム・グルー
プのサポート、ユーザー環境へのカスタマイズも可能で
あることは明らかである。
【0138】図17はスイッチSの別の具体例の構成を
示す。この例ではスイッチS内にバーチャル・ユーザー
・エージェントVUA及びバーチャルネットワーク・エ
ージェントVNAが組み込まれ、エージェント間・交渉
エンジン37及びエージェントルール・エンジン42
が、エージェント間の協調問題解決のアルゴリズムを実
行する。またパケットバス38によるパッケット多重に
よって、入力ポート/出力ポート数の拡張を図っている
点で図15の例と相違する。尚バーチャル・ユーザー・
エージェントVUAにはユーザコマンド処理部35、は
バーチャル分散管理部34を設けてあり、30aはユー
ザー環境テーブル31の環境設定パラメータを示す。
【0139】図18はスイッチSの他の具体例を示す。
この例は図17の例と異なる点はセルバッファ41のパ
ケットをセル化部40でセル化(分解)して、セルバス
39でセル多重する事である。セルが独自方式のパケッ
トを細分化したセルである場合、セルバス39は、セル
多重によってパケットの遅延時間を短くし、バスの利用
率を高め、帯域の利用率を高める。
【0140】セルがATM方式のセルである場合、セル
バス39は、ATM交換機と同様の中継機能を含み、入
力ポート/出力ポート数を拡張することができる。すな
わち図18の例では、セル化からパケット化までは、A
TMのアダプテーション・レイヤーより下位層のスイッ
チ機能を示すが、入力ポート41 …及び出力ポート12
1 …では、その外側がATM伝送の場合、ATMアドレ
スによるアクセス方式をサポートして、入力ポート及び
出力ポートの外側がIEEE802方式のLANの場合
は、ATMのアダブテーションレイヤ以上のデータを扱
っている。
【0141】尚上述した図1、図2及び図6のバーチャ
ルネットワークの構成で示すように、本発明では、バー
チャル・グループ登録/ルーティング・テーブルVTを
各種テーブルの集合体として呼んでいる。この各種のテ
ーブルには、バーチャル・グループ登録テーブル1、ク
ライアント定義テーブル31、バーチャル・グループ・
ルーティング・テーブル11、ユーザー環境設定テーブ
ル18、ユーザー環境テーブル30、他システム連動/
学習テーブル32が含まれる。図15の例では、バーチ
ャル・グループ登録テーブル1とバーチャル・グループ
・ルーティング・テーブル11が、別々に記してある
が、図3では合体して一つのバーチャル・グループ登録
/ルーティング・テーブルとして表している。この違い
は機能/効果が同じで、本発明の請求範囲内で実装によ
り異なり得る範囲に含まれる。また図1ではクライアン
ト定義テーブル18が、バーチャル・グループ登録/ル
ーティング・テーブルVTからポインタで参照されてい
るが、図5、図6、図9に示すようにバーチャル・グル
ープ登録/ルーティング・テーブルVT、ユーザー環境
テーブル30及びバーチャルネットワーク・サービス・
テーブル33をそれぞれ独立した表で表している。これ
も本発明の請求範図内で実装により異なり得る範囲に含
まれる。本発明の構成は、図1、図2及び図6のバーチ
ャルネットワークでは、論理的な構成/作用として示
し、図6及び図14に示すように1対1の写像で論理的
に等価で物理的に異なった実装が含まれる。
【0142】クライアント定義テーブル18、ユーザー
環境テーブル30、バーチャルネットワーク・サービス
・テーブル33も更新され、設定されたユーザー環境が
ネットワークの物理的な移動に対しても継承され学習に
より自動的に更新される。図6であり、図1、図4、図
6及び図7に図示した。図7は、クライアントが複数の
バーチャル・グループに属することを示しており、アプ
リケーション或いはプロジェクトによって異なったサー
バーに接続することを表している。図1、図4及び図6
は、バーチャルLANグループ(第2層レベル)をスイ
ッチド・ドメインで表し、スイッチド・ドメイン間の通
信及びブロードキャストの障壁をスイッチドメイン間ル
ーティング・サービスで表すと共に、スイッチドメイン
間のネットワーク・サービス・サーバー、及びネットワ
ーク・マネージメント・サーバーの配置を示している。
【0143】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したので、
バーチャルネットワークのカスタマイズ機能をスイッチ
をベースとするネットワークがサポートすることによっ
て、データーベースなどのアプリケーションレベルで対
応するよりも帯域の確保/伝送品質の保証が容易で性能
向上が図れ、特定のアプリケーションに依存しないで企
業などの組織/プロジェクトに対応したグルーピングを
ユーザーがユーザー環境をカスタマイズして迅速かつ容
易に実現できるという効果がある。
【0144】またネットワーク資源、ユーティリティ
を、ワークグループ、個室、会議室などの単位にレイア
ウトフリーにユーザーによってカスタマイズできる。更
に既存のパケットを変更しないで、バーチャルLANを
実現でき、既存の端末を変更なしにバーチャル・グルー
プに組み入れてユーザー環境をカスタマイズすることが
可能となるという効果がある。
【0145】更にまた媒体アクセス方式、通信プロトコ
ル、アプリケーションが混在するバーチャル・グループ
の設定が可能で、複数の種類の端末及びプロトコルに対
応するサーバーを核とするバーチャル・グループの構成
がサポートされ、各種ネットワーク・サービスを統合し
たユーザー環境のカスタマイズが可能となるいう効果が
ある。
【0146】端末の移動に対してもダイナミックにバー
チャル・グループが自動構成され、しかも多くのスイッ
チが分散している環境で、各スイッチのエージェントが
互いに協調して、ユーザー環境を含めたバーチャル・グ
ループの構成、最適ルーティング・パスを自動的に修正
することもできるという効果がある。さらに、アプリケ
ーション、プロジェクトなどのバーチャル・グループ単
位の優先処理によりQOSのユーザー環境のカスタマイ
ズが可能となるという効果がある。
【0147】そしてユーザーの立場に立ったユーザー環
境システムをネットワーク・コンピューティング、シス
テム管理、ビル管理、ファシリティ管理等の各システム
の情報資源を統合/活用したバーチャルネットワーク・
サービスによって提供することができ、BA等の他シス
テムを統合して、個室/ワークグループなどの組織単位
の変化に対応して快適環境をレイアウトフリーにユーザ
ーがカスタマイズできる情報環境をバーチャルネットワ
ーク・サービスとして提供することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念的な構成例図である。
【図2】同上のネットワークシステムの構成図である。
【図3】同上のバーチャル・グループ登録/ルーティン
グテーブルの構造図である。
【図4】同上の概念的な別の構成例図である。
【図5】同上の別のバーチャル・グループ登録/ルーテ
ィングテーブルの構造図である。
【図6】同上の別のユーザー環境テーブルの構造図であ
る。
【図7】同上のエージェントの役割/性格及び作用の概
念的な説明図である。
【図8】同上の別のネットワークシステムの構成図であ
る。
【図9】同上のバーチャル・ネットワーク・サービス・
テーブルの構造図である。
【図10】同上の他のネットワークシステムの構成図で
ある。
【図11】同上のエージェントの概念的なシステム構成
図である。
【図12】同上の概念的な他の構成例図である。
【図13】同上のバーチャルネットワークサービスの位
置づけの説明図である。
【図14】同上のバーチャルグループとユーザー環境の
説明図である。
【図15】同上に用いるスイッチの構成図である。
【図16】同上のクライアント定義テーブルの構造図で
ある。
【図17】同上に用いる別のスイッチの構成図である。
【図18】同上に用いる他のスイッチの構成図である。
【図19】一般的なLANのMACフレームフォーマッ
ト説明図である。
【符号の説明】
VGSA… バーチャル・グループ・サーバー H1 … ユーザー VA バーチャル・グループ・エージェント U1 … クライアント SA… セグメント TV バーチャル・グループ登録/ルーティン
グテーブル M,M’ バーチャル・ネットワーク・マネージメ
ント・サーバー UT ユーティリティ 18 クライアント定義テーブル 30 ユーザー環境設定テーブル 31 他システム連動テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 寿隆 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 安田 晃 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 鈴木 淳一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のセグメントに分けたバーチャルネッ
    トワークにおいて、バーチャル・グループ・エージェン
    トが各種ネットワーク管理、ネットワーク・サービスの
    異なったバーチャル・グループを構成しバーチャル・グ
    ループのクライアントアドレス及びユーザー環境の設定
    ができるバーチャル・グループ登録/ルーティング・テ
    ーブルを備え、バーチャル・グループ単位でユニキャス
    ト、及びマルチキャスト・トラヒックの帯域が割り当て
    られ、ユーザーの要求に対してバーチャル・グループ・
    エージェントがユーザーと協調することによってダイナ
    ミックにネットワ−ク管理、ネットワーク・サービスの
    カスタマイズを行うことを特徴とするバーチャルネット
    ワーク方式。
  2. 【請求項2】複数のスイッチ及びサーバー等を相互接続
    したネットワークをスイッチ間にまたがる複数の共通セ
    グメントに分けたバーチャルネットワークにおいて、バ
    ーチャル・グループ・エージェントがネットワーク管
    理、ネットワーク・サービスの異なったバーチャル・グ
    ループを構成し、バーチャル・グループのクライアント
    ・アドレス及びユーザー環境の設定ができるバーチャル
    ・グループ登録/ルーティング・テーブルを備え、グル
    ープ単位でユニキャスト、及びマルチキャスト・トラヒ
    ックの帯域が割り当てられ、ユーザーの要求に対してバ
    ーチャル・グループ・エージェントがユーザーと協調
    し、バーチャル・グループ・エージェントが相互に協調
    することによってダイナミックにネットワーク管理、ネ
    ットワーク・サービスのカスタマイズを行うことを特徴
    とするバーチャルネットワーク方式。
  3. 【請求項3】上記バーチャル・グループ・エージェント
    が性格の異なる2種類のエージェントから構成され、ネ
    ットワークに分散されたスイッチにバーチャル・グルー
    プの接続ポートが分散され、スイッチにバーチャル・グ
    ループ登録/ルーティング・テーブル及びバーチャル・
    グループ・エージェントが分散配置され、上記スイッチ
    或いは各端末にユーザー環境テーブル及びバーチャル・
    ユーザー・エージェントが分散配置され、バーチャル・
    ユーザー・エージェント及びバーチャルネットワーク・
    エージェントが互いに協調しながら、スイッチに分散さ
    れた上記バーチャル・グループ登録/ルーティング・テ
    ーブルをダイナミックに管理することによってユーザー
    の要求およぴ端末移動・追加・変更等に自動的にネット
    ワーク管理、ネットワーク・サービスのカスタマイズ及
    び自動構成を行うことを特徴とする請求項1又は2記載
    のバーチャルネットワーク方式。
  4. 【請求項4】ネットワークのノードがバックボーンを構
    成するセンター・ノード、デスクトップを構成するサブ
    ・ノードの少なくとも2階層に分けられる階層構造を有
    し、サブ・ノードに分散されたユーザー側のローカル・
    スイッチにユーザー環境をサポートするバーチャル・グ
    ループ登録/ルーティング・テーブル及びバーチャル・
    グループ・エージェントが分散配置されたバーチャル・
    グループ登録/ルーティング・テーブルに、バーチャル
    ・グループのクライアント・アドレス及びユーザー環境
    の設定を行ない、ローカル・スイッチに分散されたバー
    チャル・グループ・エージェントが互いに協調しなが
    ら、ローカル・スイッチに分散された上記バーチャル・
    グループ登録/ルーティング・テーブルをダイナミック
    に管理することによってユーザーの要求及び端末移動・
    追加・変更等に自動的に対応してネットワーク管理、ネ
    ットワーク・サービスのカスタマイズ及び自動構成を行
    うことを特徴とする請求項1又は2記載のバーチャルネ
    ットワーク方式。
  5. 【請求項5】ネットワークに分散された複数のスイッチ
    に各バーチャル・グループの接続ポートが分散され、ス
    イッチにバーチャル・グループ登録/ルーティング・テ
    ーブル及びバーチャル・グループ・エージェントが分散
    配置され、バーチャル・グループ登録/ルーティング・
    テーブルに、バーチャル・グループのクライアント・ア
    ドレス及びユーザー環境の設定ができ、空調、照明、セ
    キュリティー等のビル・オートメーション・ユーティリ
    ティなどの各種のユーティリティをバーチャル・グルー
    プにセグメント化を行い、スイッチに分散された上記バ
    ーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブルをダ
    イナミックに管理することによって、ユーザーからの他
    システムの資源利用に関するバーチャルネットワークの
    設定要求に対応してバーチャル・グループ・エージェン
    トが互いに協調し、ユーザーに対して、ユーティリティ
    のカスタマイズ及び自動構成のネットワーク・サービス
    を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のバーチャ
    ルネットワーク方式。
  6. 【請求項6】ネットワークに分散されたスイッチに各バ
    ーチャル・グループの接続ポートが分散され、上記バー
    チャル・グループ・エージェントが性格の異なる3種類
    のエージェントから構成され、スイッチにバーチャル・
    グループ登録/ルーティング・テーブル及びバーチャル
    ネットワーク・エージェントが分散配置され、上記スイ
    ッチ或いは各端末にユーザー環境テーブル及びバーチャ
    ル・ユーザー・エージェントが分散配置され、バーチャ
    ルネットワーク・サービスエージェントがバーチャルネ
    ットワーク・エージェント及び他システム・マネージメ
    ント・サーバーと協調しながら他システムの資源をバー
    チャル・グループにセグメント化を行い、スイッチに分
    散された上記バーチャル・グループ登録/ルーティング
    ・テーブルをタイナミックに管理することによって、バ
    ーチャル・ユーザー・エージェント及びスイッチに分散
    されたバーチャル・ワーク・エージェントが互いに協調
    し、ユーザーからの他システムの資源利用に関するバー
    チャルネットワークの設定要求に対応して他システムの
    ユーティリティをカスタマイズして、自動構成を行うこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のバーチャルネット
    ワーク方式。
  7. 【請求項7】ネットワークに分散されたスイッチに各バ
    ーチャル・グループの接続ポートが分散され、スイッチ
    にバーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブル
    及びバーチャルネットワーク・エージェントが分散配置
    され、上記スイッチ或いは各端末にユーザー環境テーブ
    ル及びバーチャル・ユーザー・エージェントが分散配置
    され、ネットワーク内にマルチベンダーのバーチャルネ
    ットワークを管理/運用するバーチャルネットワーク・
    マネ−ジメント・サ−バーに対して、任意の場所にバー
    チャルネットワーク・サービス・エージェントが配置さ
    れ、バーチャルネットワーク・サービス・エージェント
    がバーチャルネットワーク・エージェント及びバーチャ
    ルネットワーク・マネージメント・サーバーと協調し、
    バーチャル・ユーザー・エージェント及びスイッチに分
    散されたバーチャルネットワーク・エージェントが互い
    に協調しながら、スイッチに分散された上記バーチャル
    ・グループ登録/ルーティング・テーブルをダイナミッ
    クに管理することによってユーザーからのバーチャルネ
    ットワークの定義/設定、ネットワーク資源利用の要
    求、端末移動・追加・変更等への自動的な対応などマル
    チペンダー統合化されたユーザーのバーチヤルネットワ
    ーク環境をカスタマイズして自動構成を行うことを特徴
    とする請求項1又は2記載のバーチャルネットワーク方
    式。
  8. 【請求項8】ネットワークに分散されたスイッチに各バ
    ーチャル・グループの接続ポートが分散され、スイッチ
    にバーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブル
    及びバーチャル・グループ・エージェントが分散配置さ
    れ、バーチャル・グループ登録/ ルーティング・テーブ
    ルに、バーチャル・ グループのクライアント・アドレス
    及びユーザー環境の設定ができ、ユーザーからのネット
    ワーク資源利用の要求、端末の移動・追加・変更等に自
    動的に対応してバーチャル・グループ・エージェントが
    互いに協調し、スイッチに分散された上記バーチャル・
    グループ登録/ルーティング・テーブルをダイナミック
    に管理することによってバーチャル・グループごとのサ
    ービス品質のカスタマイズ及び自動構成を行うことを特
    徴とする請求項1又2記載のバーチャルネットワーク方
    式。
  9. 【請求項9】ネットワークに分散されたスイッチに各バ
    ーチャル・グループの接続ポートが分散され、スイッチ
    にバーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブル
    及びバーチャル・グループ・エージェントが分散配置さ
    れ、バーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブ
    ルに、バーチャル・グループのクライアント・アドレス
    及びユーザー環境を設定し、それぞれのエージェントに
    ネットワーク環境に対してあらかじめ設定された拘束条
    件及び競合検出/交渉/プラン修正/学習のルールに従
    って、ユーザーからのネットワーク資源利用の要求、端
    末の移動・追加・変更等に自動的に対応してバーチャル
    ・グループ・エージェントが互いに協調し、スイッチに
    分散された上記バーチャル・グループ登録/ルーティン
    グ・テーブルをダイナミックに管理することによってネ
    ットワーク管理及びネットワーク・サービスのカスタマ
    イズ及び自動構成を行うことを特徴とする請求項1又は
    2 記載のバーチャルネットワーク方式。
  10. 【請求項10】ネットワークに分散されたスイッチに各
    バーチャル・グループの接続ポートが分散され、スイッ
    チにバーチャル・グループ登録/ルーティング・テーブ
    ル及びバーチャルネットワーク・エージェントが分散配
    置され、上記スイッチ或いは各端末にユーザー環境テー
    ブル及びバーチャル・ユーザー・エージェントが分散配
    置され、分散管理システムのローカルなネットワーク・
    マネージャーにバーチャル・ ネットワーク・サービス・
    エージェントを組み込み、ユーザーからのネットワーク
    資源利用の要求、端末移動・追加・変更等に自動的に対
    応してバーチャル・ユーザー・エージェント及びスイッ
    チに分散されたバーチャルネットワーク・エージェント
    が互いに協調し、バーチャルネットワーク・サービス・
    エージェントがバーチャルネットワーク・エージェント
    及びマルチベンダーのバーチャルネットワークを管理/
    運用するバーチャルネットワーク・マネージメント・サ
    ーバーと協調しながら、スイッチに分散された上記バー
    チャル・グループ登録/ルーティング・テーブルをダイ
    ナミックに管理することによって、ローカルなネットワ
    ークマネージャにおいて、標準規格に準拠するネットワ
    ーク管理に加えてマルチベンダーの統合化されたバーチ
    ヤルネットワーク環境をカスタマイズして自動構成を行
    うことを特徴とする請求項1又は2又は5記載のバーチ
    ャルネットワーク方式。
  11. 【請求項11】ネットワークに分散されたスイッチに各
    バーチャル・グループの接続ポートが分散されており、
    さらにスイッチにバーチャル・グループ登録/ルーティ
    ング・テーブル及びバーチャルネットワーク・エージェ
    ントが分散配置され、上記スイッチ或いは各端末にユー
    ザー環境テーブル及びバーチャル・ューザー・エージェ
    ントが分散配置され、統合管理するネットワーク管理マ
    ネージャーにバーチャール・サービス・エージェントを
    組み込み、ユーザーからのネットワーク資源利用の要
    求、端末移動・追加・変更等に自動的に対応して、バー
    チャル・ユーザー・エージェント及びスイッチに分散さ
    れたバーチャルネットワーク・エージェントが互いに協
    調し、バーチャルネットワーク・サービス・エージェン
    トがバーチャルネットワーク・エージェント及びマルチ
    ベンダーのバーチャルネットワークを管理/運用するバ
    ーチャルネットワーク・マネージメント・サーバーと協
    調しながら、スイッチに分散された上記バーチャル・グ
    ループ登録/ルーティング・テーブルをダイナミックに
    管理することによって、標準規格に準拠するネットワー
    ク管理に加えてマルチベンダーの統合化されたバーチャ
    ルネットワーク環境をユーザーの立場からカスタマイズ
    して自動構成を行うことを特徴とする請求項1又は2又
    は7記載のバーチャルネットワーク方式。
  12. 【請求項12】ネットワークに分散されたスイッチに各
    バーチャル・グループの接続ポートが分散されており、
    さらにスイッチにバーチャル・グループ登録テーブル及
    びバーチャル・グループ・エージェントが分散配置され
    た構成で、上記バーチャル・グループ登録/ルーティン
    グ・テーブルのユーザー環境の設定領域にビル・オート
    メーション・ユーティリティ及び他システムのユーティ
    リティの連動条件を設定し、ユーザーからネットワーク
    資源利用の要求、端末移動・追加・変更等に自動的に対
    応してバーチャル・グループ・エージェントが互いに協
    調し、他システム・マネージメントサーバーと協調しな
    がら他システムの資源をバーチャル・グループにセグメ
    ント化を行い、スイッチに分散された上記バーチャル・
    グループ登録/ルーティング・テーブルをダイナミック
    に管理することによってビル・オートメーション・ユー
    ティリティ及び他システムの連動条件をカスタマイズし
    て、自動構成を行うことを特徴とする請求項1又は2又
    は5記載のバーチャルネットワーク方式。
  13. 【請求項13】ネットワークに分散されたスイッチに各
    バーチャル・グループの接続ポートが分散されており、
    スイッチにバーチャル・グループ登録/ルーティング・
    テーブル及びバーチャルネットワーク・エージェントが
    分散配置され、上記スイッチ或いは各端末にユーザー環
    境テーブル及びバーチャル・ユーザー・エージェントが
    分散配置され、上記ユーザー環境の設定領域にビル・オ
    ートメーション・ユーティリティ及び他システムのユー
    ティリティの連動条件を設定し、それぞれのエージェン
    トにネットワーク環境に対してあらかじめ設定された拘
    束条件及び競合検出/交渉/プラン修正/学習のルール
    に従って、ユーザーからのネットワーク資源利用の要
    求、端末の移動・追加・変更等に自動的に対応してバー
    チャル・ユーザー・エージェント及びスイッチに分散さ
    れたバーチャルネットワーク・エージェントが互いに協
    調し、バーチャルネットワーク・エージェントがバーチ
    ャルネットワーク・マネ−ジメント・サ一バーと協調し
    て、スイッチに分散された上記バーチャル・グループ登
    録テーブルをダイナミックに管理することによって、ビ
    ル・オートメーション・ユーティリティ及び他システム
    ユーティリティの連動条件をカスタマイズして、各ユー
    ティリティの状態を自律的に観察して最適な連動条件を
    学習して自動設定することを特徴とする請求項1又は2
    又は5又は9記載のバーチャルネットワーク方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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