JPH09284276A - 複数の通信ネットワークを弁別する通信システムと通信制御方式 - Google Patents

複数の通信ネットワークを弁別する通信システムと通信制御方式

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JPH09284276A
JPH09284276A JP8125197A JP12519796A JPH09284276A JP H09284276 A JPH09284276 A JP H09284276A JP 8125197 A JP8125197 A JP 8125197A JP 12519796 A JP12519796 A JP 12519796A JP H09284276 A JPH09284276 A JP H09284276A
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Teruo Matsumoto
輝夫 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の通信ネットワークとそれと対応して交信
する端末器機との間を1本の伝送路を介して、データの
送受信を行う。 【解決手段】複数の通信ネットワークの種類を判別する
識別子(1)を付した複数組のデータ(2)を1本の伝
送路(5)を介して、伝送路の両端に数種の通信ネット
ワークと接続した回線弁別器(3)及び複数の端末器と
接続した端末側弁別器(4)との間で送受信を行い、回
線弁別器(3)と端末側弁別器(4)でデータ(2)に
識別子(1)を付与、剥奪し、数種の通信ネットワーク
と複数の端末器にデータ(2)を振り分け、伝送路
(5)上で数種の通信ネットワークのデータを透過的に
同時に送受信する通信制御方式

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
の利用に関する分野で、既に世界で張り巡らされている
公衆電話網や、利用が拡大しつつあるインタネットや、
テレビ等のブロードキャストネットワークや、パソコン
通信等の専用ネットワークや其の他の複数の性格の異な
る通信ネットワークの特性を其の侭活かして活用する通
信制御に関している。
【0002】
【従来の技術】電話等の回線交換接続通信ネットワーク
(6)は全世界に最も広く普及し、他方、安価で性能の
良いコンんピュータの普及と共に、コンピュータを利用
したデータ通信が発展している。例えば、中央のホスト
コンピュータに交信を集めて通信サービスを行なうパソ
コン通信や、世界に張りめぐらされたオープンな非回線
交換通信ネットワーク(7)のコネクションレスなイン
ターネットが使われている。
【0003】図6(a)(b)で企業や学校、官庁等に
ける私設電話網やLAN(LocalAreaNetw
rk)などの通信ネットワーク図を示している。構内に
私設の電話網がはられ、図6(b)の電話機(10)は
PBX(私設電話交換機)(29)に接続され、PBX
(29)と回線交換接続通信ネットワーク(6)である
電話公衆網は加入者回線(28)で接続されている。
又、一方、図6(a)にLAN(31)(Local
Area Network)の構成例を示す。図6
(a)の非回線交換接末器(11)であるPC(Per
sonal Computer)を使って、ファイルや
データおよびプリンターの共同利用や、電子メールによ
る通信手段が新しく活用されている。このLAN(3
1)はルータ(33)を経由して非回線交換通信ネット
ワーク(7)であるインターネットに専用回線(30)
で接続され、世界中のネットワークのホームページを利
用したメッセージの交換や、電子メールの交信、商用の
データ交換等、自由で軽快なデータ通信環境が実現して
いる。
【0004】他方、図7(a)、(b)および(c)に
一般家庭での通信環境の例をしめす。一般家庭など、イ
ンタネット用の専用回線(30)を引くのが経済的に難
しい場合、図7(a)のPC(Personal Co
mputer)を使ってMODEM(Modulato
r Demodulation)(37)でディジタル
データをアナログデータに変復調して、加入者回線(2
8)を通じて公衆電話網を経由して回線交換接続でイン
タネットに接続している。又、同じように、PC(Pe
rsonal Computer)を使って公衆電話網
を経由して専用通信ネットワーク(9)のパソコン通信
に回線交換接続で接続し通信を行っている。電話をかけ
たい時には加入者回線を経由して公衆電話網に接続さ
れ、相手の電話と回線交換接続を行って会話している。
図7(a)の電話機(10)ではインターネットや専用
通信ネットワーク(9)のパソコン通信(43)に接続
してデータ通信を行う際、一般の公衆電話網で回線交換
接続を行なって専用通信ネットワーク(30)に接続
し、それからデータの送受信を行なっているので電話と
インタネットは同時に使用できず回線交換接続で切換え
て使用している。図7(b)は公衆電話網に代えて回線
交換接続通信ネットワーク(6)であるISDN(In
tegrated Services Digital
Network)を利用した場合の図である。ISD
Nはディジタル回線であり、図7(b)のPC(Per
sonal Computer)から通信の端末器とイ
ンタフェースを調整するTA(38)(Termina
l Adapter)を経由してISDNに入り、公衆
電話網を利用した場合と同じく回線交換接続してインタ
ネットやパソコン通信に接続される。ISDNは公衆電
話網の通信速度28.8Kbpsと比較して64Kbp
s又は128Kbpsと高速な通信が可能である。更
に、ISDNでは通信路をDチャネルとB1、B2チャ
ネルと3本の通信回線を使用しているのと同じ働きをす
る同期時分割多重化方式で伝送路(5)である1本の加
入者回線(28)を分割して伝送しているので、図7
(b)の電話機のと会話とPCによるインタネットへの
通信、又、はパソコン通信の双方を同時に利用できる。
一方、双方向通信の電話やパソコンによるデータ通信等
の利用の他に、図7(c)に不特定多数の利用者に対し
て、ブロードキャストネットワーク(8)の電波を送信
し、電波の届く範囲でブロードキャスト端末器(12)
の受信機で電波を受信して音声や映像を再生するラジオ
やテレビを利用する場合の通信システムを示す。
【0005】しかし、電波の周波数帯は限られているた
め、多チャンネルテレビを送信可能な有線を利用したC
ATV(45)(Cable Television)
が利用されているが、CATV(45)を利用して電話
やインタネットへの接続サービスも行うとするなど通信
サービスの幅を広げた利用が一部行われ初めている。図
8にケーブルテレビ4日市(CTY)がCATV(4
5)をテレビ放送以外に電話やデータ通信に利用されよ
うとしている例を示す。図8のCATV(45)の伝送
路(5)の同軸ケーブルに、各、企業や家庭等の加入者
宅において接続した加入者ユニット(39)にブロード
キャスト端末器(12)のテレビが接続されている。テ
レビ以外の通信手段を利用するために、加入者ユニット
(39)に電話(10)が接続され、更に、アナログと
ディジタルを変復調するMODEMを経由してパソコン
に接続されている。テレビの番組は、CATV(45)
のオペレーションセンター(40)のヘッドエンド(4
1)から各加入者(44)へ伝送路(5)を経由して送
信される。ここで、回線交換接続通信ネットワーク
(6)の公衆電話網や、非回線交換通信ネットワーク
(7)のインターネットへの通信はすべてTDM(4
2)(Time Division Multiple
xer)でデータが圧縮され私設電話交換機(29)に
よって回線交換接続が行われている。CATV(45)
を経由したパソコン通信(43)の接続も私設電話交換
機(29)を経由してノードとの間で回線交換接続が行
われてる。したがって、CATV(45)の伝送路
(5)を利用した、非回線交換通信ネットワーク(7)
又は、専用ネットワーク(9)への接続は、すべて回線
交換接続を経由して接続されている。
【0006】以上説明してきたように通信ネットワーク
は、回線交換接続通信ネットワーク(6)である公衆電
話網を利用するのか、非回線交換通信ネットワーク
(7)のインターネットを利用するのか大きく分かれて
いる。ここで回線交換接続通信ネットワーク(6)と非
回線交換通信ネットワーク(7)の特質についてはっき
りさせておく。図9に電話等の回線交換接続通信ネット
ワーク(6)の特徴を示す。回線交換接続端末器(1
0)の電話機は、交信に先立って、加入者交換機(3
4)と中継交換機(35)を経由して相手の端末器(電
話)との間で必ず回線交換接続を行い、回線が端末器間
で接続した後、会話を行なっているので、端末器(電
話)と端末器(電話)の間は通信の間、専用回線(3
0)で接続された状態になる。通信の終了後、接続を開
放している。従って、回線が接続されている間、その回
線に接続された両端の端末器に対して、それ以外の端末
器(電話)から交信を行なう事は出来ない。他方、図1
0に非同時性のデータ通信をコンピュータで行なう非回
線交換通信ネットワーク(7)であるインターネット通
信の特徴をしめしている。非図10の回線交換端末器
(11)である送信元端末器と受信元端末器との間で、
いくつものLAN(31)やルータ(33)を経由し
て、データ伝送が可能な事を確認できる論理的なリンク
を確立しその後データを送信するが、別の端末器との間
でも論理的なリンクをいくつも設定可能で、データの通
信はコネクションレスで、一つの論理コネクションが確
立されていても、別の端末器との間とでも通信データの
やり取りが可能である。
【0007】従って、非回線交換通信ネットワーク
(7)のインタネットは非同時性の通信で使われている
が、通信ネットワーク全体として利用効率が良く、又、
ルーティングの為の設備も加入者交換機(34)に比較
して簡便で安価な通信が可能である。公衆電話網は各家
庭に普及しているが、インターネットの普及は今後拡大
することが予想される。けれども、規模の大きい企業や
官公庁の如くLAN(31)と専用回線(30)でイン
タネットに接続している所以外では、専用回線(30)
での接続費用が高い為、専用回線(30)を使用せず、
公衆電話網を使用して、回線交換接続通信ネットワーク
(6)で回線交換接続でインターネットに接続して利用
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般家庭がインタネッ
トに専用回線(30)で接続する事は、費用の点でも不
可能に近く、公衆電話網を使用して接続している。しか
し、回線交換接続通信ネットワーク(6)を経由してイ
ンターネットに接続する場合は、LAN(31)等で専
用回線(30)を経由してインタネットに接続した場合
に比較して、専用回線(30)で接続されていないた
め、通信の操作の際、回線交換接続の操作の煩わしさが
伴う。更に、MODEM経由のアナログデータ伝送の伝
送速度は28.8Kbpsとそれほど早くない。又、送
信元のPC(Personal Computer)は
公衆電話網あるいはISDNを経由してインタネットに
接続し通信を開始できるが、専用回線(30)でインタ
ーネットに常時接続されていないため、一般の相手端末
器側から見て通信路が切れていることになるため相手か
らこちらの端末器側へ接続できず、通信が片方向となっ
て、自らホームページを設けて自由なコミニケーション
を楽しむ事ができない。それに、インターネットに公衆
電話網で接続した通信形式では、回線交換接続時以外、
端末器は常時接続されていないし通信が片方向となるた
めLAN(31)を組むこともできない。したがって、
距離的な離散性と社会的な結合性のまばらな地域社会
で、何らかの繋がりを持った人々が何らかの積極的な通
信手段を持とうとしても距離的に離散した状態でLAN
(31)の様に常時結合された通信環境に自らの非回線
交換接末器(11)を常時接続出来ず、交信したい相手
の端末器との間で自由な通信環境を享受できない。企業
や団体等においてもインタネットのために専用回線(3
0)を利用していないところでは家庭と同じく回線交換
接続通信ネットワーク(6)を経由して利用しているの
で、家庭と同じように通信環境の不便さは解消できな
い。回線交換接続通信ネットワーク(6)が公衆電話網
であれ、ISDNであれ、ATM(Asynchron
us Transfermode)セルリレー網であ
れ、回線交換接続通信ネットワーク(6)を経由した使
い方である限り、インタネットに接続する本質的な使い
にくさは変わらない。
【0009】回線交換接続通信ネットワーク(6)を経
由したインターネットの使い方の不便さを解消するた
め、例えば、ISDNを使用すれば、電話とインタネッ
トを同時に使用できるので、仮に、ISDNの一つのチ
ャネルを常時インタネットに回線交換接続した儘利用し
たとする。図11は加入者回線が全てISDNの一つの
チャネルを常時インタネットに接続して使用する状態を
示す。常時端末器がインターネットに接続されているの
で、専用回線(30)で接続されているのと同じ状態で
あるが、加入者回線(28)の接続先はインタネットプ
ロバイダの接続口に平行に接続されることになり、常時
接続したすべての加入者回線が直接インタネット・プロ
バイダの接続口を独占し、LAN(31)の様に1本の
伝送路を使って複数の端末器を利用するような集線効果
がなく、現実的なネットワークにならない。加入者回線
(28)の口数をmとし、インタネットに接続される接
続口をn(m>n)として集線効果を挙げる為にはハブ
やLAN(31)Switchを使う事になり、やはり
高価なシステムになる。従って、現実的に経済的なシス
テムとしては、回線交換接続通信ネットワーク(6)経
由でしか通信システムが組めない。仮に、集線効果が得
られているとしても、転送するデータの有無に関らず回
線交換接続された一つの経路は常時占有され、その他の
端末器からデータの送受信はできないので、その間、シ
ステムとしての経済性は低下する。
【0010】同時性を要求する回線交換接続通信ネット
ワーク(6)である公衆電話網を利用できるサービス
と、非同時性で特徴を発揮する非回線交換通信ネットワ
ーク(7)であるインタネットで利用できるサービス
を、同一の利用者が、同時に融合して利用出来ればパソ
コンから電話の指示を出したり、電話の記録や電話の使
い方に多くの方法を生み出すことが出来るので、非常に
利便性の高いものとなる。しかし、網を融合しようとす
る試みは現在の所成功したとは言えず、何れの試みも、
回線交換接続通信ネットワーク(6)と非回線交換通信
ネットワーク(7)の、夫々の網の特性に影響されて、
満足すべき結果が得られていない。
【0011】
【課題を解決する為の手段】「発明が解決すべき課題」
の項で述べたように、性格が異なる既設の回線交換接続
通信ネットワーク(6)と非回線交換通信ネトワーク
(7)と、回線交換接続端末器(10)と非回線交換接
末器(11)との間で送受信を行いたい場合、1本
(組)の伝送路(5)を介して、送受信したい端末器と
通信ネットワークにデータを振り分けてやれば、既存の
複数の通信ネットワークの特徴をその侭活かて使うこと
ができる。
【0012】このことを、更に拡張して、回線交換接続
通信ネットワーク(6)及び、非回線交換通信ネトワー
ク(7)及びブロードキャストネットワーク(8)及び
専用通信ネットワーク(9)と、それぞれの通信ネット
ワークに対応した回線交換接続端末器(10)と非回線
交換接末器(11)とブロードキャスト端末器(12)
及び専用端末器(13)との間でデータの送受信を行な
う際に、1本(組)の伝送路(5)を介して、いずれか
の通信ネットワークと端末器の間に交信したい通信ネッ
トワークのデータを判別して振り分ける方式を通信ネッ
トワークと端末器の間に附加するもので、これにより、
任意の通信ネットワークが利用できるようになる。
【0013】図1は「複数の通信ネットワークを弁別す
る通信システムと通信制御方式」を実現する通信システ
ムの基本的な構成図である。電話等に代表される回線交
換接続通信ネットワーク(6)と、インターネットに代
表される非回線交換通信ネットッワーク(7)とテレビ
等に代表されるブロードキャストネットワーク(8)及
びバソコン通信等の専用通信ネットワーク(9)に接続
された回線弁別器(3)に、公衆電話網の加入者回線で
使用されている2本の線を撚ったツイストペア線やCA
TV(45)で使用される同軸ケーブルや光ケーブル等
と同じ線からなる、1本(1組)のデジタル伝送路
(5)を介して、相対する端末側弁別器(4)を接続
し、この端末側弁別器(4)に接続された電話等の回線
交換接続端末器(10)や、パソコン等の非回線交換接
末器(11)やテレビ等のブロードキャスト端末器(1
2)やバソコン等の専用端末器(13)からなる通信シ
ステムを構築する。
【0014】図1の回線弁別器(3)および端末側弁別
器(4)では、伝送路(5)から入信したデータをデー
タ(2)に付与した識別子(1)で、回線交換接続通信
ネットワーク(6)のデータか、非回線交換通信ネット
ッワーク(7)のデータか、ブロードキャストネットワ
ーク(8)のデータか、専用ネットワーク(9)のデー
タか、判別し、識別子(1)を外したデータを自動的
に、通信ネットワーク(6)、(7)、(8)又は
(9)のいずれか、又は、それぞれの端末器(10)、
(11)、(12)又は(13)のいずれかに振り分け
る。
【0015】回線交換接続通信ネットワーク(6)と、
非回線交換通信ネットッワーク(7)と、ブロードキャ
ストネットワーク(8)及び、専用通信ネットワーク
(9)から、回線弁別器(3)が同時期に受信した1つ
又は複数組のデータ及び、回線交換接続端末器(1
0)、非回線交換接末器(11)、ブロードキャスト端
末器(12)及び専用端末器(13)から端末側弁別器
(4)が同時期に受信した1つ又は複数組のデータは、
受信したポート又はデータ(2)の形式から、、回線弁
別器(3)又は、端末側弁別器(4)でいずれの通信ネ
トワークのデータ(2)か判別し、判別の為の識別子
(1)を付与して、伝送路(5)に送信する。
【0016】図2(a)、(b)及び(c)で伝送路
(5)と回線弁別器(3)と端末側弁別器(4)及びそ
れに接続される通信ネットワーク(6)、(7)、
(8)及び(9)と端末器(10)、(11)、(1
2)及び(13)の接続の組み合わせを方式を3種類示
す。
【0017】図2(a)の複数の回線交換接続端末器
(10)、非回線交換接末器(11)及び専用端末器
(13)を接続した一つの端末側弁別器(4)が、1本
(組)の伝送路(5)に接続する。その伝送路(5)と
接続された端末側弁別器(4)を一つの組合わせ単位と
して、図2(a)の回線弁別器(3)と複数組、並列に
接続させる並列接続通信システムを構成する。回線弁別
器(3)を1本(組)以上の加入者回線(28)を介し
て回線交換接続通信ネットワーク(6)と接続し、他
方、1本(組)以上の専用回線(30)で非回線交換通
信ネットワーク(7)や専用ネットワーク(9)に接続
している。公衆電話網の加入者回線(28)と端末器の
中間に、通信ネットワークの種類を弁別するシステムを
組み込んだ状態と見ることができる。
【0018】図2(b)の複数の回線交換接続端末器
(10)と、非回線交換接末器(11)とブロードキャ
スト端末器(12)と専用端末器(13)を接続した端
末側弁別器(4)を、複数個、1本(組)の伝送路
(5)に接続し、その複数個の伝送路(5)の他端に回
線弁別器(3)を接続する。更に、その回線弁別器
(3)に1本(組)以上の加入者回線(28)を介して
回線交換接続通信ネットワーク(6)と接続し、専用線
(30)を介して非回線交換通信ネットワーク(7)や
ブロードキャストネットワーク(8)や専用ネットワー
ク(9)に接続させる。図2(b)は、1本の伝送路
(5)に複数の端末側弁別器(4)を直列に接続し、回
線弁別器(3)に複数組の伝送路(5)を接続した直列
接続通信システムをあらわしている。この組み合わせ
は、伝送路に同軸ケーブルや光ケーブル等の伝送容量の
大きいケーブルを使用した時に構成できる。テレビ等の
放送を行うのと同時に、公衆電話網やインタネットや専
用ネットワークを直接端末器から活用できる通信システ
ムを示している。
【0019】図2(c)の通信システムは、図2(a)
と図2(b)の2種類の並列接続方式と直列接続方式を
基本とした組み合わせを、さらに複合して組み合わせた
混合接続通信システムをあらわしている。公衆電話網の
加入者回線を利用した通信ネットワークに、光ケーブル
を利用した通信ネットワークを混在させることができる
ので、撚線の銅ケーブルと光ケーブルや同軸ケーブルを
一つの通信ネットワークシステムの中で混在させて使用
できるので、ネットワークが無理なく拡張できる。
【0020】尚、図2(a)、(b)及び(c)の通信
システムは、複数の通信ネットワークとそのネットワー
クに対応した複数の端末器と伝送路(5)と回線弁別器
(3)と端末側弁別器(4)だけの基本的な構成で示し
ているが、現実的なシステム構成はその他の一般に通信
に使用される必要な機器類を含めて実現される。
【0021】図3(a)に回線弁別器(3)と端末側弁
別器(4)の間を伝送路(5)を介して流すデータの流
し方をディジタル回線の場合で説明する。図3(a)の
伝送路(5)上を流れるデータは識別子(1)が付され
ており、伝送路(5)の両端の回線弁別器(3)と端末
側弁別器(4)で識別子(1)が付与、剥奪され回線交
換接続通信ネットワーク(6)のデータ(20)と非回
線交換通信ネットワーク(7)のデータ(21)とブロ
ードキャストネットワーク(8)のデータ(22)と専
用ネットワーク(9)のデータ(23)が判別できる。
【0022】伝送路(5)上を流れる識別子(1)を付
されたデータの長さは固定長、可変長いずれでも扱うこ
とができる。
【0023】端末側弁別器(4)から回線弁別器(3)
の方向にデータが流れる場合を上り方向のデータの流れ
(18)とし、逆方向のデータの流れを、下り方向のデ
ータの流れ(19)とすると、伝送路(5)上で、同時
期に、上り方向のデータの流れだけが流れる場合と、下
り方向のデータが流れだけが流れる場合と、同時に上下
方向にデータを流す組み合わせがある。
【0024】図3(b)はデータの流れが片方向で上り
方向の流れ(18)の場合を示す。1本(組)の伝送路
(5)上で(20)、(21)、(22)又は(23)
のデータを同時に流す。しかし、一本の伝送路(5)上
で複数のデータを完全に同時に流せないので、伝送路
(5)を時分割して、時分割した伝送路(5)上で、順
番に送信する複数の通信ネットワークのデータ(2
0)、(21)、(22)および(23)と割り当て
て、順序良く送信する同期時分割多重伝送方式を行う。
電話等の同時性を要求される通信の場合、データの有無
に関らず同期時分割多重化方式は常時伝送路が確保され
ているのでベアラ伝送が可能で電話等の通信の品質が確
保される。しかし、逆に、時分割された伝送路(5)は
割り当てられたデータのために確保された侭で、送信す
べきデータがない場合でも伝送路(5)は空の侭になっ
ている。
【0025】図3(b)で同期時分割多重化方式で送信
する場合にたいして、図3(c)は1本(組)の伝送路
(5)を分割せず太い帯域の侭で、回線の種類に関係な
くデータが発生した時間的に早い順序に送信させる。1
本(組)の伝送路(5)上を伝送する複数の通信ネット
ワークのデータ(20)、(21)、(22)および
(23)を混在して流しても、通信ネットワークの種類
を示す識別子(1)をデータに付しているのでどの通信
ネットワークのデータか判別できる。送信すべきデータ
が存在する間、時分割された帯域に、切れ間無くデータ
を送信可能で伝送路(5)の伝送のスループットは同期
時分割多重化方式に比較して向上する。
【0026】電話やテレビもしくは専用通信ネットワー
ク等で使用されている同時性が要求されるデータ(2
0)、(22)及び(23)は、上り方向の流れ(1
8)のデータと、下り方向の流れ(19)のデータは常
時発生し、1本(組)の伝送路(5)上を常時(18)
のデータ及び(19)のデータを伝送しなければならな
い。図3(d)および図3(e)は1本(組)の伝送路
(5)の帯域を上下に分けて常時(18)のデータ、
(19)のデータを同期時分割多重化方式又は非同期時
分割多重化方式で伝送する場合を示す。図3(d)は1
本(組)の伝送路(5)の帯域を上下に分けて上下のデ
ータを同期時分割多重化方式で送受信させる。同時性を
要求する電話等のデータの送受信の場合、送信するデー
タの有無に関わらずデータは送受信されておりデータの
遅れは発生しない。
【0027】図3(e)は1本(組)の伝送路(5)の
帯域を上下のデータの流れ(18)(19)に分けた
後、非同期時分割多重化方式でデータを送受信する。
【0028】図3(c)又は(e)の複数組の通信ネッ
トワークのデータ(20)、(21)、(22)および
(23)が、データの発生した時間的に早い順序で端末
側弁別器(4)に入って来た場合、データ(20)、
(21)、(22)および(23)を順序どおり非同期
時分割多重化方式でデータを送信していたのでは、同時
性を必要とするデータ(20)、(22)、もしくは
(23)に遅れが生じる可能性が発生する。そこで、同
時性を要求するデータ(20)、(22)、もしくは
(23)をデータ(21)より優先して流すアルゴリズ
ムを組み込み、同時性を確保する。送信すべきデータ
(20)、(22)、もしくは(23)を先に送信して
から、非同期で適性を発揮するデータ(21)を送信す
る。同時性を要求するデータが複数組存在する場合、時
間的に発生した順序にラウンドロビングして伝送を行
う。
【0029】非同期時分割多重化方式で電話の音声を送
受信する場合、会話中はデータが存在するものとして処
理し、会話が無いときはデータが無いものとして処理な
ければならない。会話が途絶えたり、発生したりする
際、送信すべきデータ(20)の有無を確認する必要が
ある。会話の有無を検出するのに、音声レベルの発生が
無いと感知して10ms経過して、初めて会話が途切れ
たものとして判断し、データの送信を中止する。又、逆
に10msの無音区問でなければ音声が発生しているデ
ータ区間として扱いデータの送受信を行う。
【0030】他方、非回線交換通信ネットワーク(7)
のデータ(21)を送受信する場合、一般にデータ(2
1)の流れは同時性を要求されることが少なく、上り方
向(18)のデータと下り方向(19)のデータが交互
に発生する場合が多い。データ(21)は同時性を要求
されないのでそれらのデータを同時に送受信しなくても
良い。その場合、図3(c)の伝送路(5)の全帯域を
分割せず上り方向(18)のデータや下り方向(19)
のデータだけを送受信すりように制御する。全帯域を分
割せず伝送帯域の全幅を使って伝送すれば、伝送速度を
上げる事が可能で伝送路(5)の利用効率が上がる。
【0031】図2(a)の回線弁別器(3)に並列に接
続された伝送路(5)と伝送路(5)に接続された端末
側弁別器(4)と端末側弁別器(4)に複数の回線交換
接続端末器(10)、非回線交換接末器(11)および
専用端末器(13)を接続した通信システムで、接続さ
れた伝送路(5)や機器(10)、(11)、(12)
及び(13)が一つであれば簡単に相手を特定できる
が、通信システムとして、複数の伝送路(5)と伝送路
(5)に接続された端末側弁別器(4)と、端末側弁別
器(4)に接続された複数の端末器を如何にして認識す
るかの問題が発生する。
【0032】図2(a)の並列接続された通信システム
では伝送路(5)と端末側弁別器(4)は1対1で接続
されているため、伝送路(5)の番号を識別できれば端
末側弁別器(4)を識別したことになる。そこで、図4
(a)の端末側弁別器(4)に接続された複数の回線交
換接続端末器(10)と非回線交換端末器(11)ある
いは専用端末器(13)がそれぞれ相手側の端末器と交
信を行う際、識別子(1)の他に、図3(b)の伝送路
番号(24)と識別子(1)毎に複数の続端末器(1
0)、(11)又は(13)を区別する為に図3(b)
の符号の「イ」、「ロ」、「ハ」をデータ(2)に付し
て送受信し、弁別部(14)で附加、剥奪する。
【0033】たとえば、回線交換接続通信ネットワーク
(6)のデータに付与する図3(b)の伝送路番号(2
4)を「1」、識別子(1)を「A」とし、「1」及び
「A」の組み合わせ毎に、端末器対応の符号を「イ」、
「ロ」、又は「ハ」と付す。番号[1]と符号「A」と
符号の「イ」、「ロ」、「ハ」の付されたデータは、図
3(a)の1本(組)の伝送路(5)を介して回線弁別
器(3)に送信される図3(a)の回線弁別器(3、)
では、回線弁別器(3)の弁別部(14)において図3
(b)の伝送路番号(24)の「1」と識別子(1)の
符号「A」と、識別子毎の、端末器の符号「イ」との組
み合わせを一つの独立したデータ伝送として、図3
(a)の回線弁別器(3)の空いているポートを経由し
て、回線交換接続通信ネットワーク(6)へ送信し、回
線交換接続が行われ、図3(b)の「イ」であらわされ
る図3(a)の回線交換接続端末器(10)と相手の受
信側端末器の間の通信路が固定され、回線交換接続が開
放されるまで他からの通信を受け付けない。同じよう
に、図3(b)の「1」、「A」および「ロ」の組み合
わせにおいても、独立した回線交換接続通信ネットワー
ク(6)のデータとして、図3(a)の空いているポー
トを経由して、回線交換接続通信ネットワーク(6)に
送信され、回線交換接続が行われる。このように、図3
(b)の伝送路番号(24)、識別子(1)、端末器に
付す符号(26)の組み合わせをそれぞれ独立した回線
として、図3(a)の回線接続通信ネットワーク(6)
と回線交換接続端末器(10)の間で回線交換接続がお
こなわれ、個別の端末器を区別して通信が可能となる。
【0034】以上、回線交換接続端末器(10)の例で
説明したが非回線交換接末器(11)、専用端末器(1
3)の場合も同じように扱う。
【0035】図2(b)の通信システムにおいて、識別
子(1)で回線交換接続通信ネットワーク(6)のデー
タ(20)か、非回線交換通信ネットワーク(7)のデ
ータ(21)かブロードキャストネットワーク(8)の
データ(22)か、専用ネットワーク(9)のデータ
(23)か回線の種類を判別するだけでなく、接続され
たどの伝送路(5)か、端末側弁別器(4)の中のどの
端末側弁別器(4)を指すのか、又、端末側弁別器
(4)に接続された複数の端末器(10)、(11)、
(12)及び(13)のどの端末器を指すのか判別でき
ないと、データの送受信がきわめて限られた員数の端末
器(10)、(11)、(12)及び(13)の間でし
か行えないことになる。
【0036】そこで、図5(b)のデータ(2)に伝送
路(5)の番号(24)と伝送路毎の複数の端末側弁別
器(4)の区分を示す符号(25)を付す。識別子
(1)と符号(24)および(25)の組み合わせ毎
に、複数の端末器機(10)、(11)、(12)およ
び(13)を区分する符号(26)をデータ(2)に付
す。この伝送路番号(24)、符号(25)、識別子
(1)及び符号(26)の付されたデータは回線弁別器
(3)と端末側弁別器(4)の間を一本の伝送路(5)
で送受信される。
【0037】図5(a)の回線弁別器(3)は符号(2
4)、(25)、識別子(1)及び符号(26)の組み
合せを独立した回線として判別し、識別子(1)及び符
号(24)、(25)及び(26)を外し、データを回
線交換接続通信ネットワーク(6)又は、非回線交換通
信ネットワーク(7)又は、ブロードキャストネットワ
ーク(8)、又は専用ネットワーク(9)に振り分け
る。
【0038】図5(a)の端末側弁別器(4)では、伝
送路(5)を介して、端末側弁別器(4)に送信された
データに付された符号(24)、(25)、識別子
(1)及び符号(26)の組み合わせで判別し、識別子
及び符号を外し、データ(2)を複数の端末器(1
0)、(11)、(12)又は(13)のいずれか一つ
の端末器に振り分ける。
【0039】例えば図5(b)は伝送路(5)の番号
(24)と端末側弁別器(4)を区別する符号(25)
と識別子(1)と端末器を区別する符号(26)の組み
合わせの例を示している。伝送路番号(24)を「1」
とし、端末側弁別器(4)の符号(25)を「a」とし
て、回線交換接続通信ネットワーク(6)のデータの識
別子(1)を「A」とし、更に端末弁別器「a」に接続
された回線交換接続端末器(10)に付された符号(2
6)を「イ」、「ロ」とすると、符号「1」、「a」、
「A」及び「イ」の組み合わせで端末器を特定できるの
で、番号(24)、符号(25)、符号(26)及び識
別子(1)を外して番号(24)、識別子(1)符号
(25)、(26)の組み合わせで判別できた端末器に
データを振り分ける事ができる
【0040】以下同じように図5(b)の「1」、
「b」、「A」及び「ロ」の組み合せで判別出来る端末
器は同じ端末側弁別器(4)に接続された回線交換接続
端末器(10)の2台目である事がわかる。「1」、
「a」、「D」及び「イ」の符号の組み合わせ例は、符
号「1」、「a」、「A」及び「イ」の例と同じ端末側
弁別器(4)の専用端末器(13)のデータである事が
分かる。
【0041】非回線交換通信ネットワーク(7)の場合
でも図5(a)の非回線交換端末器(11)と非回線交
換通信ネットワーク(7)との間で伝送路(5)を経由
して交信を行う。非回線交換通信ネットワーク(7)の
識別子(1)を図5(b)で「B」の記号で表してい
る。非回線交換通信ネットワーク(7)場合のデータに
付された符号の組み合わせ例を図5(b)で「1」、
「a」、「B」、「イ」と「1」、「a」、「B」、
「ロ」と「1」、「a」、「B」、「ハ」の3通りの組
み合わせを示し、この組み合わせから、1番の伝送路番
号(24)、「a」の端末側弁別器(4)、「B」の識
別子(1)で使用される3台の「イ」、「ロ」、「ハ」
非回線交換端末器(11)が判別できる。
【0042】更に、テレビ等のブロードキャストネット
ワーク(8)等のごとくデータの流れが下り方向の流れ
(19)の場合では、ブロードキャストネットワーク
(8)を示す識別子(1)とテレビのチャネルを示す符
号(27)をデータに付して、図5(a)の回線弁別器
(3)からブロードキャスト端末器が配された全ての伝
送路(5)を介して送信し、図5(a)の端末側弁別器
(4)で識別子(1)と放送チャネルに付した符号(2
7)を外して、ブロードキャスト端末器(13)に送信
され受信可能となる。
【0043】双方向でデータの送受信を行う双方向テレ
ビの場合、データの上がり方向の流れ(18)の伝送手
段に回線交換接続通信ネットワーク(6)を使用するの
か、非回線交換通信ネットワーク(7)を使用するのか
又は専用通信ネットワーク(9)を使用するのかでデー
タ伝送の利用特性が変わるが、図4(a)の端末側弁別
器(4)でデータ(2)に識別子(1)、番号(2
4)、符号(25)及び(26)を付して送信し、回線
弁別器(3)でデータの判別を行うことができる。
【0044】
【実施例】図12は1本の伝送路(5)を介して公衆電
話網や、NTT(日本電信(株))が建設を表明してい
るインタネットの一つ、OCN(Open Compu
ter Network)に接続し、家庭におけるコミ
ニティ・ネットワークを構築している。1本の伝送路
(5)を介して回線交換接続で電話をかけているときで
も、識別子(1)の付されたデータ(2)を送受信する
ので、電話と同時に非回線交換通信ネットワーク(7)
とデータの送受信ができる。更に、図12の非回線交換
接末器(11)は非回線交換通信ネットワーク(7)に
1本の伝送路(5)を介して常時接続された状態となる
ので、全ての加入者がホームページの作成が可能とな
る。又、一本の伝送路(5)を介して回線弁別器(3)
近くに構築されたLAN(31)、回線交換接続通信ネ
ットワーク(6)及び非回線交換通信ネトワーク(7)
への通信がスムーズになって、距離的な離散性や、社会
的な結合性が広い範囲にばらついていたため、LAN
(31)を敷設する事は難しかった地域社会でLAN
(31)を構築してコミニティ・ネットワークが実現で
きる。この事は、これまで通信の利用形態を示す「公衆
電話回線−専専用線−公衆電話回線」接続サービスか
ら、「専用線−公衆回線−専用線」接続サービスを実現
でき、新しい通信サービスを提供できる。
【0045】図13の光ケーブルを使った伝送路(5)
に複数の端末側弁別器(4)を接続し、伝送路(5)と
接続した回線弁別器(3)に回線交換接続通信ネットワ
ーク(6)など少なくとも1つ以上の通信ネットワーク
と接続している。ネットワークオペレションセンター
(40)のヘッドエンド(41)からブロードキャスト
ネットワーク(8)の放送番組を流し、端末側弁別器
(4)で識別子(1)を外しテレビにデータを振り分け
受信できる。図13のパソコン(11)や電話機(1
0)とインタネット(7)、公衆電話網(6)、専用通
信ネットワーク(9)のパソコン通信(43)と接続し
た回線弁別器(3)は、識別子(1)を付与、剥奪して
それぞれの通信ネットワークへデータの送受信を行う。
ただし、パソコン通信等の専用ネットワーク(9)で回
線交換接続でしか接続できない通信サービスを提供して
いる場合には、公衆電話等の回線交換接続通信ネットワ
ーク(6)を利用して接続するか、回線弁別器(3)に
交換機能を組み込む必要がある。端末側弁別器(4)で
パソコンと電話及びテレビとのデータの直接伝送を可能
となす機能を組み込んでいるので、パソコンと電話、パ
ソコンとテレビ、テレビと電話の融合した通信サービス
が提供できる。、
【0046】企業等の通信システムにおいて、図14は
既設の私設電話遠網の回線をPBX(29)を経由して
端末側弁別器(4)に接続し、更にLAN(31)をル
ータを経由して端末側弁別器(4)に接続し、一本の伝
送路(5)を介して、回線弁別器(3)に接続した通信
システムである。図14の回線弁別器(3)に加入者回
線(28)を介して接続し、専用回線(30)を介して
非回線交換通信ネットワーク(7)に接続している。私
設電話網やLANに収容できていない図14の遠隔地の
電話機(10)やPC(Personal Compu
ter)(11)を伝送路(5)を経由して回線弁別器
(3)に接続している。通常、電話機は構内電話として
使用し、PCはLANとして使用しているが、伝送路
(5)を経由して、公衆電話網やインタネットに接続し
双方が自由に交信できる。遠隔地のPCは伝送路(5)
を経由して回線弁別器(3)からLAN側へデータを送
信する。したがって、遠隔地のPCをLANと直接接続
している状態になるので、全体として統一されたLAN
(31)を構築でき、通信ネットワークによる組織的な
強化運用ができる用になる。
【0047】図15は複層的な企業内通信ネットワーク
の構築図を示す。図15の「グループI」は「複数の通
信ネットワークを弁別する通信制御方式・通信制御方
式」で構築した電話回線とパソコンの融合した通信シス
テムで、電話機(10)を端末側弁別器(4)と伝送路
(5)を介して回線弁別器(3)と接続された私設電話
交換機(29)で企業内部での電話交換を行うとともに
図15の「グループII」はLAN(31)を端末側弁
別器(4)を介して「グループI」に接続し、「グルー
プI」のパソコンでもLAN(31)環境でパソコンが
使用できる。図15の「グルーブIII」では「複数の
通信ネットワークを弁別しデータを振り分ける通信制御
方式」を其の侭、構築して、それを回線弁別器(3)に
接続し、回線弁別器(3)は直接公衆電話網やインタネ
ットと接続されている。図15の「グループI」、「グ
ループII」及び「グループIII」のいずれのグルー
ブにおいても、相互に通信を行うことが出来るし、それ
と同時に、回線弁別器(3)を経由して加入者回線(2
8)や専用回線(30)を介して、公衆電話網及びNT
Tがサービスを始めるOCN等と接続し、従来の電話を
其の侭利用できると同時にイントラネットが構築できて
自由なインタネット環境を利用できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、2点間を結
ぶ1本の伝送路(5)のトポロジカルな性格を活用し
て、これと接続された複数の通信ネットワークの性質を
損なうことなく活用するもので、通信システム系全体の
効率的な活用が可能となる。とりわけ、回線交換接続通
信ネットワーク(6)非回線交換通信ネットワーク
(7)との相互利用が確立できて通信環境が整備され
る。且つ、非回線交換通信ネットワーク(7)に端末器
側から直接固定的な専用回線(30)を引いた場合に比
較して1本の伝送路(5)を効果的に活用できるので通
信システム全体のスリム化ができる。
【0049】図11の回線交換接続通信ネットワーク
(6)を介して回線を固定し、非回線交換通信ネットワ
ーク(7)を使用するのに比較し、図3の非同期時分割
多重化の通信制御方式はデータを送信する時だけ伝送路
(5)を使用する為に、ネットワークに掛る負担を軽減
できており、ネットワークシステム系全体の設備の大幅
な軽減を齎す。図4(a)の回線弁別器(3)で多くの
伝送路(5)を集線する効果が大きく設備が有効に活用
される。
【0050】加えて、データ通信にとって重要な伝送速
度に関しても、非同期時分割多重の場合は、図3(c)
及び(e)の伝送帯域を通信ネットワークの特性に対応
して、全幅で送信したり、上下に分割して送信する等の
伝送制御を行い、伝送路(5)のデータの伝送密度を無
駄なく活用可能となり、結果的に伝送速度が早く出来
る。
【0051】更に、同一利用者による回線交換接続通信
ネットワーク(6)と、非回線交換通信ネットワーク
(7)とブロードキャストネットワーク(8)と専用ネ
ットワーク(9)との融合的な使用が可能となる。
【0052】本発明は此の様な技術的な特徴に拠って産
業上の多くの効用と適用が期待できる。これによって、
社会的に最も大きく期待できる効果は従来距離的な離散
性や、社会的な結合性がまだらなため纏めるのが困難で
あった、コミニティ・ネットワークの構築が1本の伝送
路(5)を通して可能となり、多様な目的に沿ったコミ
ニティが相互に密度の濃いネットワークで結合できる。
更に、企業や、各種組織に於いても、部分的に距離的に
離散した組織を経済的に統合してLAN(31)に統合
できるので、一体となった組織運営が可能となる。又企
業内通信システム構築の選択肢が増え、柔軟な設計が可
能となる。
【0053】光通信を普及するために、通信方式が変わ
るので、市内回線を一気にツイストペアー線から光ファ
イバに切り替える必要があると考えられており、膨大な
費用を伴うので、非常に困難だと思われている。ところ
が、本発明を使用すれば、必要なところから切り替えが
可能で、通信環境整備の段階的な発展を促してくれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の通信ネットワークを弁別しデータを振り
分ける通信システム・通信制御方式の基本構成図であ
る。
【図2】(a)は「複数の通信ネットワークを弁別する
通信システム」の並列的な通信システム構成図、(b)
は「複数の通信ネットワークを弁別する通信システム」
の直列的な通信システム構成図、(c)は「複数の通信
ネットワークを弁別する通信システム」の混合的な通信
システム構成図である
【図3】伝送路上を流れるデータの流しかたを区別した
図である。
【図4】並列的な通信システムにおける複数の端末器を
接続した時の端末器の判別を説明する図である
【図5】並列的な通信システムにおける伝送路、端末側
弁別器、識別子、の組み合わせ毎に複数の端末器を区別
する方法を説明する図である。
【図6】企業内や、大きな組織内の私設電話網やLAN
の例を示す図である。
【図7】家庭における公衆電話網、インタネットへの接
続、テレビの受信を行う家庭内の通信環境を示す図であ
る。
【図8】CATVの発展的な利用例を示す図である。
【図9】回線交換接続通信ネットワークの特徴を示す図
である。
【図10】非回線交換通信ネットワークの論理的なリン
クの確立の様子を示す図である。
【図11】回線交換接続通信ネットワークであるISD
Nで非回線交換通信ネットワークに常時接続した時の様
子を示す図である。
【図12】本特許によって新しい家庭内の通信環境を示
す図である。
【図13】伝送容量の大きいケーブルを使った直列的な
通信システムで地域的な通信ネットワークを構成した図
である。
【図14】本発明で摘要する通信システムが企業内のリ
モートLANを吸収した通信ネットワーク図である。
【図15】本発明で摘要する通信システムを企業等の既
設の通信網と融合および拡張例させた通信ネットワーク
図である
【符号の説明】
1.識別子 2.データ 3.回線弁別器 4.端末側弁別器 5.伝送路 6.回線交換接続通信ネットワーク 7.非回線交換通信ネットワーク 8.ブロードキャストネットワーク 9.パソコン通信等の専用ネットワーク 10.回線交換接続端末器 11.非回線交換端末器 12.ブロードキャスト端末器 13.専用端末器 14.弁別部 15.集線部 16.展開部 17.バッファー 18.上り方向の流れ 19.下り方向の流れ 20.回線交換接続通信ネットワークのデータ 21.非回線交換通信ネットワークのデータ 22.ブロードキャストネットワークのデータ 23.専用ネットワークのデータ 24.回線弁別器に接続された伝送路の番号 25.伝送路毎の各端末側弁別器付す符号 26.伝送路に接続された端末側弁別器と識別子の組合
せ毎に各端末器に付す符号 27.ブロードキャストのチャネルに付す符号 28.加入者回線 29.私設電話交換機 30.専用回線 31.LAN(Local Area Networ
k) 32.サーバー 33.ルータ 34.加入者交換機 35.中継交換機 36.HUB:回線集線ボックス 37.MODEM(Modulator Demodu
lator) 38.TA(Terminal Adapter) 39.加入者ユニット 40.ネットワークオペレーションセンター 41.ヘッドエンド 42.TDM(TIME DIVISION MULT
IPLEXER)(45)(Time Divisio
nMultiplexer) 43.パソコン通信 44.加入者 45.CATV(Cab1e Television)
【参照した文献】1.イーサネットとTCP/ITP
CQ出版 1995/10/1 第四刷 2.別冊Interface「パソコンによるISDN
通信」 多賀直久 CQ出版 1998/8/1発行 3.ISDNの伝送技術と信号技術 津田進,津田俊
隆,遠藤一美 東京電気大学出版局 1992/3/1
0第1版1刷 4.ISDNの交換技術 本間良和,中野義雄 東京電
気大学出版局 1992/11/20第1版1刷 5.データ伝送の基礎知識 電気通信協会 オーム社
昭和59年4月25日初版,平成8年1月25日新訂版 6.ATM−LAN 清水 洋,鈴本 洋 ソフトリサ
ーチセンター 1995/7 2刷 7.インターネットワーキング技術 宮沢孝記 ソフト
リサーチセンター1995/7/25第一刷 8.リモートアクセスの仕組みを知る 林 宏昭 LA
NTIME」雑誌 平成7年12月1日 9.データ通信システム 保坂岩男,石坂充弘 オーム
社 1980/1/30第1版1刷,平成4年1月20
日第二版9刷 10.次世代LANとネットワーキング 樫尾次郎,本
下研作,是友春樹,鈴本三知男共立出版社 1995/
12/15初版1刷 11.フレームリレーとATMネットワーク 都丸敬介
(株)ソフトリサーチセンター1993/12/10
第1刷,1995/3/1第3刷 12.テレビジョン入門講座原理扁 田所道夫 電波新
聞社 1992/4/30第1刷 13.CATVシステム総合技術・実務必読本 秋山
進,石黒公,西山光生,原田守夫,椋本雅雄,渡辺佳照
オーム社 平成6年10月20日第1版1刷 14.実務家のためのデータ伝送技術NTT鈴鹿電気通
信学園監修 電気通信協会昭和62年4月10初版2刷 15.絵ときATMネットワーク・バイフル 石川宏、
三宅功 オーム社 1993/11/5初版3刷 16.ISDNの端末技術 高本浩一、山田勝三、吉田
哲雄、藤崎貞憲、清水智東京電気大学出版局 1992
/4/20第一版第一刷 17.「CATVが通信を変える」 渡辺博則,井出一
仁 日経 communiccation1995/5
/15 P64〜P79

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線交換接続通信ネットワーク(6)、
    非回線交換通信ネットワーク(7)、ブロードキャスト
    ネットワーク(8)及び専用通信ネットワーク(9)な
    ど、複数の通信ネットワークに接続され、複数の通信ネ
    ットワークを識別する機能を有する回線弁別器(3)
    と、その回線弁別器(3)に接続された1本の伝送路
    (5)と、その伝送路(5)の他端に接続され、複数の
    通信ネットワークと複数の端末器を識別する機能を有す
    る端末側弁別器(4)と、その端末側弁別器(4)に接
    続された、複数の回線交換接続端末器(10)、複数の
    非回線交換端末器(11)、複数のブロードキャスト端
    末器(12)及び複数の専用端末器(13)など複数の
    端末器とからなる通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1の通信システムにおいて、1本
    (組)の伝送路(5)に接続された端末側弁別器(4)
    と、その端末側弁別器(4)に接続された1つ又は複数
    の端末器からなる組み合わせを一組として、その1本
    (組)以上の伝送路(5)と、複数の通信ネットワーク
    を接続した回線弁別器(3)とを接続した通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1の通信システムにおいて、1本
    (組)の伝送路(5)に接続された複数の端末側弁別器
    (4)と、それぞれの端末側弁別器(4)に接続された
    1つ又は複数の端末器からなる組み合わせを1組とし
    て、その1本(組)以上の伝送路(5)と、複数の通信
    ネットワークを接続した回線弁別器(3)とを接続した
    通信システム。
  4. 【請求項4】請求項1の通信システムにおいて、1本
    (組)の伝送路(5)に接続された端末側弁別器(4)
    とその端末側弁別器(4)に接続された一つ又は複数の
    端末器からなる組み合わせを一組として、その1本
    (組)以上の伝送路(5)と複数の通信ネットワークを
    接続した回線弁別器(3)とを接続し、更に、別の1本
    (組)の伝送路(5)に接続された複数の端末側弁別器
    (4)とそれぞれの端末側弁別器(4)に接続された1
    つ又は複数の端末器からなる組み合わせを1組として、
    その1本(組)以上の伝送路(5)と上記の回線弁別器
    (3)とを接続した通信システム。
  5. 【請求項5】請求項2、請求項3及び請求項4の通信シ
    ステムにおいて、回線交換接続通信ネットワーク
    (6)、非回線交換通信ネットワーク(7)、ブロード
    キャストネットワーク(8)及び専用通信ネットワーク
    (9)の1つ又は複数組のデータ(2)を同時期に受信
    した回線弁別器(3)は受信したポート又はデータ
    (2)の形式から通信ネットワークの種類を判別し、デ
    ータ(2)を判別する為の識別子(1)をデータ(2)
    に付して伝送路(5)上に送り出し、一方、伝送路
    (5)から受信したデータの識別子(1)からデータを
    送信すべき通信ネットワークの種類を判別し、識別子
    (1)を外して、その識別子(1)に対応する通信ネッ
    トワークにデータを振り分けて送り出す。他方、回線交
    換接続端末器(10)、非回線交換端末器(11)及び
    専用端末器(13)から1つ又は複数組のデータ(2)
    を同時期に受信した端末側弁別器(4)は、受信したポ
    ート又はデータ(2)の形式から通信ネットワークの種
    類(6)、(7)又は(9)のいずれかを判別し、送信
    すべきデータ(2)に通信ネットワークの種類を判別す
    るための識別子(1)を付して伝送路(5)上に送り出
    し、一方、伝送路(5)から受信したデータの識別子
    (1)からデータ(2)を送信すべき端末器の種類を判
    別し、識別子(1)を外して、その識別子(1)に対応
    する回線交換接続端末器(10)、非回線交換端末器
    (11)、ブロードキャスト端末器(12)又は専用端
    末器(13)にデータを振り分けて送り出す通信制御方
    式。
  6. 【請求項6】請求項5の通信制御方式において、伝送路
    (5)の番号(24)と、伝送路毎の端末側弁別器
    (4)を区別する符号(25)と、識別子(1)と、識
    別子(1)と符号(25)の組み合わせ毎に個別の端末
    器を区別するために符号(26)を付し、これら番号
    (24)、符号(25)、識別子(1)及び符号(2
    6)の組み合わせ毎のデータを1組として、伝送路
    (5)を介して送受信し、通信ネットワークと端末器間
    で一つの独立した通信ネットワーク回線としてデータの
    送受信を行う通信制御方式
  7. 【請求項7】請求項5及び請求項6の通信制御方式にお
    いて、伝送路(5)で伝送される識別子(1)の付され
    たデータを、同期時分割多重化方式、又は非同期時分割
    多重化方式で伝送する通信制御方式。
  8. 【請求項8】請求項5、請求項6及び請求項7の通信制
    御方式において、非回線交換通信ネットワーク(7)、
    非同時性の専用通信ネットワーク(9)及びブロードキ
    ャストネットワーク(8)のデータの、一つ又は複数の
    組のデータを同時期に送受信する際、伝送路(5)の全
    伝送帯域を使用して上がり方向、又は下がり方向の伝送
    を行う通信制御方式一方、回線交換接続通信ネットワー
    ク(6)又は同時性を要求される専用通信ネットワーク
    (9)のデータもしくは、この(6)又は(9)のデー
    タ(2)と非回線交換通信ネットワーク(7)又はブロ
    ードキャストネットワーク(8)のデータを同時期に送
    受信する際、伝送路(5)の全伝送帯域を上り方向と、
    下り方向に分割して、同時に上下方向のデータの送受信
    を行う通信制御方式。更に、同時期に送受信するデータ
    の通信ネットワークの種類の組み合わせで、伝送路
    (5)の全帯域で上下いずれの方向に送信するか、又
    は、伝送帯域を分割して同時に上下の方向へ送受信する
    か、上記の通信制御方式の組み合わせを自動的に選択で
    きる通信制御方式。
  9. 【請求項9】請求項5、請求項6、請求項7及び請求項
    8の通信制御方式において、同時期に送受信するデータ
    の中で、回線交換接続通信ネットワークのデータ(2
    0)やブロードキャストネットワーク(8)のデータ
    (22)やもしくは同時性を要求される、専用通信ネッ
    トワーク(9)のデータ(23)を、データの発生した
    順序に関係なく、非回線交換通信ネットワーク(6)の
    データ(21)もしくは非同時性の専用通信ネットワー
    ク(9)のデータ(23)より、優先して送受信する通
    信制御方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210070033A (ko) * 2019-12-04 2021-06-14 (주)지엠티 Ip 기반 선박내 통합 통신 시스템을 위한 게이트웨이 장치 및 이의 동작 방법

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