JPH09282793A - 信号の伝送/記録/受信/再生方法と装置及び記録媒体 - Google Patents
信号の伝送/記録/受信/再生方法と装置及び記録媒体Info
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- JPH09282793A JPH09282793A JP8542096A JP8542096A JPH09282793A JP H09282793 A JPH09282793 A JP H09282793A JP 8542096 A JP8542096 A JP 8542096A JP 8542096 A JP8542096 A JP 8542096A JP H09282793 A JPH09282793 A JP H09282793A
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Abstract
の互換性を保ちつつ、広帯域デジタル信号の伝送及び記
録方法及び伝送及び記録装置を得、しかも高域成分の良
質な再現を得る。 【解決手段】符号化側ではサブバンド分析フィルタ11
により入力信号を低域と高域信号に分割し、低域信号は
そのまま伝送し、高域信号はロスレス符号化器12によ
りデータ圧縮して伝送し、低域と高域をサブバンド合成
フィルタ14により合成して元の信号との差分を得てこ
の差信号も伝送する。復号側では伝送されてきた低域信
号はそのまま再生し、高域信号はロスレス復号器22で
復号し、当該復号信号と低域信号とをサブバンド合成フ
ィルター23により合成して広帯域の再生信号を得、こ
の信号に先の差分の信号を合成し良質の再生信号を得
る。
Description
録/受信/再生方法と装置及び記録媒体に関するもの
で、特に、広帯域のデジタルオーディオ信号を、従来の
帯域のデジタルオーディオ信号を処理する装置において
も利用できるフォーマットに編成して互換性を持たせる
ことに注目してなされたものである。
デジタルオーディオ信号が広く受け入れられ、CD=ハ
イファイというイメージが定着してきたが、発売以来1
0数年を過ぎ、CDの音質がハイファイとして不十分で
あるとの認識が広がってきている。
スクが開発され、デジタル映像およびデジタルオーディ
オを記録するデジタル・ビデオ・ディスク等が開発、規
格化が行われている。デジタル・ビデオ・ディスクでは
ビデオとオーディオ信号をともに記録しかつ長時間の再
生をするために、高密度ではあってもどちらの信号も圧
縮が行われて記録される。一方、記録容量が飛躍的に増
大することから音質面でもCDよりも改善した音質で記
録再生することも考慮されている。
デジタルオーディオも扱うことを可能としており、この
非圧縮デジタルオーディオはCDなみのサンプリング4
8kHz、1サンプルのビット幅16ビットから、サン
プリング周波数96kHz、1サンプルのビット幅最大
24ビットまでを扱うことができる。これはCDと比べ
ると再生帯域は20kHzが48kHzへと2倍以上、
ダイナミックレンジが98dBから136dBへと飛躍
的に改善できる。
ル・ビデオ・ディスクで扱うオーディオはビデオ信号に
付随したオーディオとして扱われるため、この高密度の
ディスクを使いオーディオを主体的に扱い、さらに極限
まで音質を高めた超ハイファイのオーディオ専用ディス
クが欲しいとの要求が高まっている。高音質化の具体的
要求は、種々楽器のもつ帯域と、録音機器の扱える帯域
から考えてオーディオ帯域は100kHz程度まで広げ
たいとの希望である。
先行して規格化されたデジタル・ビデオ・ディスクとの
互換性が問題となる。新しく規格化された音楽専用ディ
スク用のプレーヤが先行するデジタル・ビデオ・ディス
クのオーディオを再生できる前方互換性(フォワードコ
ンパチビリティ)はもちろんのこと、新しい音楽専用デ
ィスクを先行したデジタル・ビデオ・ディスク・プレー
ヤでも機能や音質面では先行した規格の性能範囲内で再
生できる後方互換性(バックワードコンパチビリティ)
を有することが好ましい。
帯域のデジタルオーディオ信号が記録されていた場合で
も、デジタル・ビデオ・ディスク・プレーヤでは48k
Hz帯域までの成分については再生できるということで
ある。前方互換性はディスクフォーマットに共通性があ
ればより好ましいが、基本的にはプレーヤが両フォーマ
ットを再生できるように設計することは可能である。一
方、後方互換は先行した規格のプレーヤは新しい規格の
フォーマットを認識しないことから新しいディスクのフ
ォーマットは注意深く作らなければならない。
記録すると、必要とするビット容量が増大し、いくら高
密度ディスクといえども長時間の記録ができなくなり、
また、扱うビットレートも増大し好ましくない。具体的
にいうと、サンプリング周波数192kHz、24ビッ
トのサンプルビット幅のビットレートはCDなみのサン
プリング周波数48kHz、16ビットのビットレート
の6倍が必要である。それ故、ビットを節約するため
に、何らかの圧縮が必要である。しかしながら、超ハイ
ファイを目指すという立場から、音質劣化が伴う圧縮で
なく、圧縮符号過程で全くの情報の劣化のない完全に圧
縮前のデータを再現できる無損失符号化(ロスレス符号
化)が必要とされる。
デジタル信号を扱うフォーマットとの互換性を維持しつ
つ、完全再現可能な、広帯域デジタル信号の伝送/記録
/受信/再生方法及び装置と記録媒体を提供することに
ある。
方法と装置は、入力デジタル信号を低域信号と高域信号
に帯域分割し、前記低域信号を第1の信号列とし、前記
高域信号を第2の信号列とし、前記低域信号と前記高域
信号とを用いて帯域合成して合成信号を得、この合成信
号と前記入力デジタル信号との差信号を第3の信号列と
し、前記第1、第2、第3の信号列を伝送または記録す
るようにしたことを特徴とする。
信号を低域信号と高域信号に帯域分割し、前記低域信号
を第1の信号列とし、前記高域信号を第2の信号列と
し、前記低域信号と前記高域信号とを用いて帯域合成し
て合成信号を得、この合成信号と前記入力デジタル信号
との差信号を第3の信号列とし、前記第1、第2、第3
の信号列に相当する信号が記録されている。
は、デジタル信号が低域信号と高域信号に帯域分割さ
れ、前記低域信号が第1の信号列とされ、前記高域信号
が第2の信号列とされ、前記低域信号と高域信号とを帯
域合成した合成信号と前記デジタルとの差信号が第3の
信号列とされており、これらの第1、第2、第3の信号
列を処理する方法と装置であって、前記第1と第2の信
号列を帯域合成して第4の信号列とし、前記第3の信号
列と加算することにより出力信号を得るようにしてい
る。
照して説明する。図1(a)(伝送または記録側符号化
装置)と図1(b)(受信または再生側の復号装置)
は、本発明の基本的ブロック図を示す。広帯域のデジタ
ルオーディオ入力信号はサブバンド分析フィルター11
に入力される。ここではサンプリング周波数を192k
Hzとする。またここではオーディオデータを例として
上げているがこれに限らずデータの種類としては各種の
信号が可能である。
の帯域を低域、高域に2帯域に分割するとともに、それ
ぞれの出力サンプルは間引かれ、サンプリング周波数9
6kHzの低域信号、高域信号となる。更に、高域信号
は無損失符号化器(ロスレス符号化器)12によりデー
タ圧縮され、高域信号ストリームとなり、低域信号はそ
のまま低域信号ストリームとなる。
ド合成フィルター14により合成され、この合成された
信号と入力信号とは減算器15により差をとり差信号
(合成誤差信号)とする。
域圧縮信号ストリームはフォーマッタ13により伝送或
いは記録フォーマットに合うように変換される。再生側
では伝送或いは記録された信号を受信或いは再生し、デ
フォーマッタ21により、低域信号ストリームと高域信
号ストリームおよび、誤差信号を取り出す。高域信号ス
トリームはロスレス復号器22により元の非圧縮高域信
号にもどされ、この非圧縮高域信号と、低域信号とは、
サブバンド合成フィルター23に入力され合成信号とな
り、この合成信号は加算器25において誤差信号と加算
される。これにより加算器26からは、もとの広帯域を
有するサンプリング周波数192kHzの出力信号を得
ることができる。
分割し、これら分割された信号をサブバンド合成フィル
ター23を通して再現された信号は、元の信号と完全に
一致する必要がある。このような完全に一致するための
条件、完全再合成の条件がサブバンド分析フィルター1
1およびサブバンド合成フィルター23の特性に課せら
れるが、そのようなフィルターとして直交・ミラーフィ
ルター(QMF:Quadrature Mirror Filter)が知られ
ている。ただし、現実にはフィルターの演算精度、或い
は、帯域分割された信号のサンプルあたりのビット幅は
一般には制限されるための誤差があるため、完全再合成
とならず、一定の誤差は含まれる。
と合成信号との差信号を得て、この差信号を受信あるい
は再生側の誤差信号として、受信あるいは再生側に送る
ことにより、完全にもとの信号を再合成することができ
るようにしている。
ためにスペクトルを示す。図2(a)は入力信号のスペ
クトルを示している。ここでは入力信号のサンプリング
周波数を192kHzとしている。またこのスペクトル
はオーディオ信号の一般的な性質、高域にいくほど信号
エネルギーが小さくなっていくことも示している。サブ
バンド分割された低域信号を図2(b)、高域信号を図
2(c)に示す。ここで低域信号、高域信号ともサンプ
リング周波数が192kHzの半分の96kHzにな
り、ナイキストの原理によりサンプリング周波数96k
Hzの半分の48kHz以上の成分は0から48kHz
間の折り返しコピーした信号となっている。
6kHzまでの信号成分(図2(a))が0Hzから4
8kHzまでの帯域に折り返っており、たとえばこの信
号をそのままPCM信号として再生して聞いてもオーデ
ィオ信号としては聞くことができない。一方、低域信号
は本来の入力信号の帯域の半分に制限されたPCM信号
としてそのまま再生して聞くことができる。
信号フォーマットとのあいだの互換性を持たせることが
可能となる。より具体的にいえば、デジタル・ビデオ・
ディスクと新しいオーディオ専用ディスクとの間の互換
性を持たせることが可能となる。即ち、デジタル・ビデ
オ・ディスクではオーディオは、AC−3やMPEGな
どの音響心理モデルを用いた高能率圧縮以外に、非圧縮
のフォーマットとして、サンプリング周波数48kHz
と96kHzがあり、またビット幅として16、20、
24ビットがある。そこで、上記のサンプリング周波数
192kHzの広帯域信号をサブバンド分析フィルター
11で分割した低域信号を、デジタル・ビデオ・ディス
クのフォーマットでディスクに記録すれば、デジタル・
ビデオ・ディスク・プレーヤはサンプル周波数96kH
zのオーディオとしてなんら問題なく再生することがで
きる。
スクでなんら処理することができないため、デジタル・
ビデオ・ディスクではこの高域信号を無視するようにフ
ォーマットされなければならない。デジタル・ビデオ・
ディスクで無視するようにするためには具体的に、デジ
タル・ビデオ・ディスクのフォーマット上のフラグやI
D(定義データ:Idetification Data)等で新しく設定
すればよく、多くの方法がある。簡単な例としてはAC
−3やMPEG、非圧縮PCM信号などのストリームの
種類を指定するIDに新しい値を高域信号ストリーム用
として割り当てればよい。
ーヤは非圧縮PCM信号ストリームのIDと、新しい高
域信号に割り当てられたIDとの両方を認識し、低域信
号ストリームと高域信号ストリームとを取り出し、高域
信号を圧縮復号し、サブバンド合成フィルター23によ
りもとの広帯域信号を再生すれば、デジタル・ビデオ・
ディスクよりも高音質の超ハイファイオーディオを楽し
むことができる。さらに、誤差信号を使って復号すれ
ば、全く誤差のない元の信号を再生することができる。
分離された高域信号、低域信号はサンプリング周波数は
入力信号の1/2に間引かれており、両者のサンプル数
の合計は入力サンプル数と等しい。ところが、誤差信号
のサンプリング周波数は入力信号のサンプリング周波数
と同じである。それ故、低域信号、高域信号および誤差
信号を合わせた総サンプル数は入力信号サンプル数の2
倍となる。それ故、データ圧縮することが重要になる。
が少なくなっており、この信号の性質を用いて種々の圧
縮が可能である。ここで、誤差信号の圧縮について説明
する。
析フィルター11の処理を通して、2つの帯域信号L、
Uが得られる。 L(z)=F1 (z)・P(z)、 U(z)=F2 (z)・P(z) サブバンド合成フィルター23により合成信号S(z)
が得られる。
が、直交ミラーフィルターを用いれば、S(z)=P
(z)になる。
誤差の要因は2つある。一つは、フィルター演算誤差で
あり、これは演算器の内部語長、すなわちハードウエア
に関係する。もう一つは帯域分割された信号は、演算結
果として現れる長い語長をそのまま伝送、或いは、記録
するのはあまりに無駄となるため、一定の語長に削られ
る。一般的には、入力語長と同じ、例えば、入力信号が
24ビットであれば、帯域分割された2つの信号も24
ビット削られる。ハードウエアに関係する前者は、後者
より十分小さくすることは可能であり、一般に誤差は後
者が支配的である。それ故、誤差の振幅は高々±LSB
程度となる。この誤差をE1 (z)、E2 (z)とする
と、 L’(z)= F1 (z)・P(z)+E1 (z) U’(z)= F2 (z)・P(z)+E2 (z) S’(z) ={G1 (z)・F1 (z) + G2 (z)・F2 (z)}P(z) +{G1 (z)・E1 (z) + G2 (z)・E2 (z)} =P(z)+{G1 (z)・E1 (z) + G2 (z)・E2 (z)} ここで、復号誤差E(z)が得られる。
G2 (z)・E2 (z) このE(z)の大きさを見積もると、サブバンド合成フ
ィルター特性、G1 (z)、G2 (z)に依存するが、 |E(z)|<nΔ、 ;n=整数、Δ=最小量子化ス
テップ(LSB) としたとき、nを1から3程度の小さい値に押さえるこ
とは可能である。
き、データ量も大幅に圧縮できる。この様に誤差信号は
少ないビット数で表現できるが、更にデータ圧縮するこ
ともできる。
は誤差信号は更にロスレス符号化器16に入力されて無
損失圧縮される。復号側では分離された誤差信号をロス
レス復号器26により無損失圧縮復号し、サブバンド合
成信号に加算器25で加算する。誤差信号は一般にラン
ダム信号であり無損失圧縮は、高域信号に用いた方法と
違った方法が考慮されなければならない。
より具体的なグループ符号化について例を示す。例え
ば、誤差信号が+1、0、−1の3値のみで表せるとす
る。この様な場合、一般的には2ビットを用いて表す。
例えば、 “01” +1 “00” 0 “11” −1 “10” * となる。ここで“10”は何も意味せず、情報としては
無駄遣いと言うことになる。そこで、複数のサンプルを
まとめて符号化すればより少ないビット数で符号化でき
る。いま3つのサンプルをP(1)、P(2)、P
(3)とし、おのおの+1、0、−1の値を持つとす
る。
1)*3+P(3) この時、Aは0〜26の正の値を持ち、5ビットで表現
できることを示している。これは各サンプルあたり5/
3=約1.7ビットであらわせることを意味し、各サン
プル2ビットを与える場合に比べ、約15%削減できた
ことになる。また、Aは各P(1)、P(2)、P
(3)を簡単に、 P(1)=A/9−1 A=A−(P(1)+1)*9 P(2)=A/3−1 A=A−(P(2)+1)*3 P(3)=A として復号できる。
1、−2の5値を有する場合について、実際のサンプル
データがグループ符号化される様子を示す。図4(a)
の3サンプルを集めて、図4(b)の如くグループ符号
化し、 A=(P(1)+2)*25+(P(2)+2)*5+
P(3)+2 とすればAの値は0〜124となり、7ビットで表現で
きる。これは各サンプル7/3=2.3ビットとなり、
各サンプルに3ビットを与える場合より22%の削減が
できる。
データ圧縮できるとともに、無損失圧縮であり完全にも
とのデータを復号することができる。他の実施例とし
て、誤差信号を複数サンプル集めブッロクを構成し、ブ
ロック内の誤差信号の最大絶対値に応じ、ブロック毎表
現ビット数を設定すればより効率的に、データ圧縮で
き、更に、それらをグループ符号化すれば、更にデータ
圧縮が可能である。
の信号伝送・記録システムよりも狭帯域の信号伝送・記
録システムとの相互・互換性を得ることができるととも
に、信号内容の品質を落とすことなく、データ容量の圧
縮を行うことができる。更に、全く情報の欠落のない信
号の再生も可能となる。
ア・記録メディアを使いながら、必要とする品質とコス
トに応じた再生復号器を作ることができ、利用者は選択
できる。
関して説明したが、同様に高域信号に関しても圧縮符号
化してもよいし、ビット削減などの方法により圧縮符号
化してもよいことは勿論である。
ステムについて簡単に説明する。図5には光ディスク再
生装置を示し、図6には、上記したオーディオストリー
ムが記録されている光ディスク100をドライブするデ
ィスクドライブ部30の基本構成を示し、図7には光デ
ィスク100の構成例を説明するための図を示してい
る。
ディスク再生装置は、キー操作/表示部500を有す
る。光ディスク再生装置には、モニタ、スピーカが接続
される。光ディスク100から読み取られたピックアッ
プデータは、ディスクドライブ部501を介して、シス
テム処理部504に送られる。光ディスク100から読
み取られたピックアップデータは、例えば映像データ、
副映像データ及び音声データを含み、これらのデータ
は、システム処理部504で分離される。分離された映
像データは、ビデオバッファ506を介してビデオデコ
ーダ508へ供給され、副映像データは副映像バッファ
507を介して副映像デコーダ509へ供給され、音声
データはオーディオバッファ512を介してオーディオ
デコーダ513へ供給される。ビデオデコーダ508で
デコーダされた映像信号と、副映像デコーダ509でデ
コードされた副映像信号とは合成部510で合成されて
D/A変換器511でアナログ映像信号として出力され
モニタに供給される。オーディオデコーダ513でデコ
ードされたオーディオ信号は、D/A変換器514でア
ナログオーディオ信号となりスピーカに供給される。
全体はこのシステムCPU502により管理されてい
る。したがって、システムCPU502は、ディスクド
ライブ部501、システム処理部504、キー操作/表
示部500と制御信号やタイミング信号等のやり取りを
行うことができる。システムCPU502には、システ
ムROM/RAM503が接続されており、このシステ
ムROM/RAM503には、システムCPU502が
データ処理を行うための固定プログラムが格納されると
ともに、光ディスク100から再生された管理データ等
を格納することもできる。
04に接続され、上述したデータの分離やエラー訂正等
を行うときのバッファとして用いられる。図6のディス
クドライブ部501を説明する。
ドルモータ532を回転駆動する。スピンドルモータ5
32が回転すると光ディスク10が回転し、光学ヘッド
部533により光ディスクに記録されている記録データ
をピックアップすることが可能である。光学ヘッド部5
33により読み取られた信号は、ヘッドアンプ534に
供給され、このヘッドアンプ534の出力が先のシステ
ム処理部504に入力される。
駆動回路536により駆動される。フィードモータ53
5は、光ヘッド部533を光ディスク10の半径方向へ
駆動する。光ヘッド部533には、フォーカス機構及び
トラッキング機構が設けられており、これらの機構には
それぞれフォーカス回路537、トラッキング回路53
8からの駆動信号が与えられる。
モータ駆動回路536、フォーカス回路537、トラッ
キング回路538に対しては、サーボ処理部539から
制御信号が入力されている。これにより、ディスクモー
タ532は、ピックアップ信号の周波数が所定の周波数
であるように光ディスク100を回転制御し、フォーカ
ス回路537は、光ヘッド部533の光学ビームの焦点
が光ディスク100に最良の焦点を結ぶように、光学系
のフォーカス機構を制御し、またトラッキング回路53
8は、光学ビームが所望の記録トラックの中央に照射さ
れるようにトラッキング機構を制御する。
て説明する。光ディスク100は、その両面のクランプ
領域101の周囲に情報記録領域102を有する。情報
記録領域102は、外周に情報が記録されてないリード
アウト領域103を有し、また、クランプ領域101と
の境目に情報が記録されていないリードイン領域104
を有する。このリードアウト領域103とリードイン領
域104の間がデータ記録領域105である。
イラル状に連続して形成される。このトラックは、複数
の物理的なセクタに分割され、そのセクタには連続番号
が付されている。トラックの信号形跡は、ピットとして
形成されている。読み出し専用の光ディスクでは、透明
基板にピット列がスタンパーで形成され、このピット列
形成面に反射膜が形成されて記録層とされている。2枚
貼り合わせタイプの光ディスクは、このような記録層が
対向するように2枚のディスクが接着層を介して合体さ
れ、複合ディスクとされている。
ォーマットについて説明する。情報記録領域105の情
報区分である論理フォーマットは、特定の規格、例えば
マイクロUDF及びISO9660に準拠して定められ
ている。論理アドレスは、マイクロUDF及びISO9
660で定められる論理セクタ番号(LSN)を意味
し、論理セクタは、物理セクタのサイズと同じで、1論
理セクタが2048バイトであり、また論理セクタ番号
(LSN)は、物理セクタ番号の昇順とともに連続番号
が付されている。
リューム及びファイル構造領域、ビデオマネージャー、
少なくとも1つ以上のビデオタイトルセット、及び他の
記録領域を有する。これらの領域は、論理セクタの境界
上で区分されている。1論理セクタは2048バイトで
ある。1論理ブロックも2048バイトである。
ISO9660で定められる管理領域に相当し、この領
域の記述を介して、ビデオマネージャーのデータがシス
テムROM/RAM部52に格納される。ビデオマネー
ジャーは、ビデオタイトルセットを管理するための情報
が記述され、ファイル#0から始まる複数のファイルで
構成されている。ビデオタイトルセットには、圧縮され
たビデオデータ、副映像データ、オーディオデータ及び
これらを再生するための再生制御情報が記録されてい
る。また他の記録領域には、上記ビデオタイトルセット
の情報を利用する場合に用いられる情報、あるいは独自
に利用される情報が記録されている。
オブジェクトセット(VOBS)の例を示している。ビ
デオオブジェクトセット(VOBS)としては、メニュ
ー用もあるがビデオタイトルセット用と同様な構造であ
る。
は、1個以上のビデオオブジェクト(VOB)の集合と
して定義され、VOBは同一の用途に用いられる。通
常、メニュー用のビデオオブジェクトセット(VOB
S)は、複数のメニュー画面を表示するためのビデオオ
ブジェクト(VOB)として構成され、ビデオタイトル
セット用のビデオオブジェクトセット(VOBS)は、
通常の動画等を表示するためのビデオオブジェクト(V
OB)として構成される。
番号(VOB IDN#j)が付されており、この識別
番号(VOB IDN#j)を利用してビデオオブジェ
クト(VOB)を特定することができる。1つのビデオ
オブジェクト(VOB)は、1つ又は複数のセルで構成
されている。同様にセルにも、識別番号(C IDN#
j)が付されており、この識別番号(C IDN#j)
を利用してセルを特定することができる。メニュー用の
ビデオオブジェクトは、1つのセルで構成されることも
ある。
オオブジェクトユニット(VOBU)から構成される。
そして1つのビデオオブジェクトユニット(VOBU)
は、1つのナビゲーションパック(NVパック)を先頭
に有するパック列として定義される。1つのビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)は、NVパックから次の
NVパックの直前まで記録される全パックの集まりとし
て定義されている。
の再生時間は、このVOBU内に含まれる単数または複
数個のGOP(グループオブピクチャー)から構成され
るビデオデータの再生時間に相当し、その再生時間は約
0.4秒以上で1秒以内に定められている。MPEGの
規格では、1GOPは、約0.5秒の再生時間に相当す
る画像データが圧縮されるとされている。したがって、
MPEGの規格に合わせると、オーディオも映像も約
0.5秒分の情報が配置されることになる。
BU)内には、上述したNVパックを先頭にして、ビデ
オパック(Vパック)、副映像パック(SPパック)、
オーディオパック(Aパック)が配列されている。よっ
て、1VOBU内の複数のVパックは、再生時間が1秒
以内となる圧縮画像データが1GOPあるいは複数GO
Pの形で構成されており、またこの再生時間に相当する
オーディオ信号が圧縮処理されてAパックとして配列さ
れている。またこの再生時間内に用いる副映像データが
圧縮されてSPパックとして配列されている。但し、オ
ーディオ信号は、例えば8ストリーム、副映像としては
例えば32ストリーム分のデータをパック化して記録さ
れている。オーディオ信号の1ストリームは1種類の符
号化形式で符号化されたデータであり、例えばリニアP
CM、20ビット量子化データの8チャンネル分で構成
されている。
I)としては、ビデオタイトルをサーチするための情報
が記述されている。即ち、ボリウム管理情報管理テーブ
ル(VMGI MAT)には、ビデオマネージャー(V
MG)のサイズ、ビデオマネージャー内の各情報のスタ
ートアドレス、ビデオマネージャーメニュー用のビデオ
オブジェクトセット(VMGM VOBS)に関する属
性情報等が記述されてる。また、タイトルサーチポイン
ターテーブル(TT SRPT)には、装置のキー操作
及び表示部500からのタイトル番号の入力に応じて選
定可能な当該光ディスクのボリウムに含まれるビデオタ
イトルのエントリープログラムチェーン(EPGC)が
記述されている。
媒体に本発明を適用する場合には、記録媒体のAパック
として、低域、高域、差信号が識別番号により識別され
て記録される。そこで、低域信号の識別番号の付いたA
パックを判別してデコードできる装置と、低域、高域、
差信号の識別番号がついた全てのAパックを判別してデ
コードできる装置とを制作することにより、ランク別の
ハイファイ装置を得ることができる。
広帯域の信号伝送・記録システムであって、これよりも
狭帯域の信号伝送・記録システムとの相互・互換性を得
ることができるとともに、広帯域のシステムとしては信
号内容の品質を落とすことなく、データ容量の圧縮を行
うことができる。
ック図。
ペクトル図。
路ブロック図。
Claims (9)
- 【請求項1】入力デジタル信号を低域信号と高域信号に
帯域分割し、前記低域信号を第1の信号列とし、前記高
域信号を第2の信号列とし、前記低域信号と前記高域信
号とを用いて帯域合成して合成信号を得、この合成信号
と前記入力デジタル信号との差信号を第3の信号列と
し、前記第1、第2、第3の信号列を伝送または記録す
るようにしたことを特徴とする信号の伝送/記録方法。 - 【請求項2】入力デジタル信号を低域信号と高域信号に
帯域分割し、前記低域信号を第1の信号列とし、前記高
域信号を第2の信号列とする手段と、 前記低域信号と前記高域信号とを用いて帯域合成して合
成信号を得、この合成信号と前記入力デジタル信号との
差信号を第3の信号列とする手段と、 前記第1、第2、第3の信号列を伝送または記録する手
段とを具備したことを特徴とする信号の伝送/記録装
置。 - 【請求項3】入力デジタル信号を低域信号と高域信号に
帯域分割し、前記低域信号を第1の信号列とし、前記高
域信号を第2の信号列とし、前記低域信号と前記高域信
号とを用いて帯域合成して合成信号を得、この合成信号
と前記入力デジタル信号との差信号を第3の信号列と
し、前記第1、第2、第3の信号列に相当する信号が記
録されていることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項4】デジタル信号が低域信号と高域信号に帯域
分割され、前記低域信号が第1の信号列とされ、前記高
域信号が第2の信号列とされ、前記低域信号と高域信号
とを帯域合成した合成信号と前記デジタルとの差信号が
第3の信号列とされており、これらの第1、第2、第3
の信号列を処理する方法であって、 前記第1と第2の信号列を帯域合成して第4の信号列と
し、前記第3の信号列と加算することにより出力信号を
得る受信/再生方法。 - 【請求項5】デジタル信号が低域信号と高域信号に帯域
分割され、前記低域信号が第1の信号列とされ、前記高
域信号が第2の信号列とされ、前記低域信号と高域信号
とを帯域合成した合成信号と前記デジタルとの差信号が
第3の信号列とされており、これらの第1、第2、第3
の信号列が導入される装置であって、 前記第1と第2の信号列を帯域合成して第4の信号列と
し、前記第3の信号列と加算することにより出力信号を
得る受信/再生装置。 - 【請求項6】前記高域信号をロスレス符号化して前記第
2の信号列とする手段を含むことを特徴とする請求項2
記載の伝送/記録装置。 - 【請求項7】前記差信号をロスレス符号化して前記第3
の信号列とする手段を含むことを特徴とする請求項2記
載の伝送/記録装置。 - 【請求項8】前記第2の信号列をロスレス復号して前記
高域信号とする手段を含むことを特徴とする請求項5記
載の受信/再生装置。 - 【請求項9】前記第3の信号列をロスレス復号して前記
差信号とする手段を含むことを特徴とする請求項5記載
の受信/再生装置。
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