JPH09278092A - バッグインボックスの飲料希釈混合方法およびその装置 - Google Patents
バッグインボックスの飲料希釈混合方法およびその装置Info
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- JPH09278092A JPH09278092A JP8970596A JP8970596A JPH09278092A JP H09278092 A JPH09278092 A JP H09278092A JP 8970596 A JP8970596 A JP 8970596A JP 8970596 A JP8970596 A JP 8970596A JP H09278092 A JPH09278092 A JP H09278092A
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- JP
- Japan
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- viscous liquid
- bag
- pouring
- box
- diluting
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 バッグインボックスから注出される粘性液体
の温度にかかわらず常に一定の比率により希釈すること
を可能とする。 【解決手段】 バッグインボックスからその内部に収納
されているシロップ、濃縮果汁等の粘性を有する液体を
注出させ、その粘性液体の注出時に希釈水と混合させて
カップ等に注出させるディスペンサにおいて、粘性液体
の注出ノズル22の周囲に複数本の希釈水ノズル30を
等間隔に配設し、これら希釈水ノズル30を粘性液体の
注出ノズル22のノズル孔開口直上位置で希釈水を流下
方向である垂線に対し所要の角度をもって交差するよう
傾斜して配置する。
の温度にかかわらず常に一定の比率により希釈すること
を可能とする。 【解決手段】 バッグインボックスからその内部に収納
されているシロップ、濃縮果汁等の粘性を有する液体を
注出させ、その粘性液体の注出時に希釈水と混合させて
カップ等に注出させるディスペンサにおいて、粘性液体
の注出ノズル22の周囲に複数本の希釈水ノズル30を
等間隔に配設し、これら希釈水ノズル30を粘性液体の
注出ノズル22のノズル孔開口直上位置で希釈水を流下
方向である垂線に対し所要の角度をもって交差するよう
傾斜して配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッグインボック
スに収納されたシロップ、濃縮果汁等の粘性を有する液
体を注出時に希釈水により所定の濃度に希釈してカップ
等に注出するバッグインボックスの飲料希釈混合方法お
よびその装置に関する。
スに収納されたシロップ、濃縮果汁等の粘性を有する液
体を注出時に希釈水により所定の濃度に希釈してカップ
等に注出するバッグインボックスの飲料希釈混合方法お
よびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から飲料原科である各種のシロップ
や濃縮果汁の取扱いにおいては、開閉可能な蓋あるいは
注出用のノズルまたはチューブを付帯した袋体に上記の
シロップや濃縮果汁(以下これらを粘性液体という)を
充填し、その袋体を外箱内に納めたバッグインボックス
と称される容器が使用されている。
や濃縮果汁の取扱いにおいては、開閉可能な蓋あるいは
注出用のノズルまたはチューブを付帯した袋体に上記の
シロップや濃縮果汁(以下これらを粘性液体という)を
充填し、その袋体を外箱内に納めたバッグインボックス
と称される容器が使用されている。
【0003】このバッグインボックスの袋体は、内・外
二重の袋で構成され、内袋と外袋との間に圧力流体(加
圧空気)を供給することにより内袋を加圧して、内袋に
充填されている粘性液体を流出させるようになされたも
のである。
二重の袋で構成され、内袋と外袋との間に圧力流体(加
圧空気)を供給することにより内袋を加圧して、内袋に
充填されている粘性液体を流出させるようになされたも
のである。
【0004】また上記袋体とは別に、バッグインボック
スで、袋体に付帯するチューブをローラポンプ(ペリス
タポンプ、ぜん動ポンプ)によりしごいてチューブが復
元する際に発生した吸引力でシロップ等を吸い出すよう
になされているバッグインボックスあるいは袋体を飲料
供給設備(ディスペンサ)にセットしたのちにおける粘
性液体の定量注出には、図11(A)に示すように、バ
ッグインボックス1の袋体2の口部から導出された注出
用チューブ3が置かれる位置の側方部に回転板4を設
け、この回転板4の一面に突設された2〜3本のピン
5,5…により前記チューブ3を固定壁6に押しつける
ように押し潰して液体の注出を行うようにした注出機
構、あるいは図11(B)に示すように、チューブ3の
両側に押圧体7,8を対設し、一方の押圧体7をソレノ
イド9等により移動させて押しつけられていたチューブ
3が他側の押圧体8から解放されることによりチューブ
3を開放し、液体の注出を行うようにした注出機構が一
般に採用されている。
スで、袋体に付帯するチューブをローラポンプ(ペリス
タポンプ、ぜん動ポンプ)によりしごいてチューブが復
元する際に発生した吸引力でシロップ等を吸い出すよう
になされているバッグインボックスあるいは袋体を飲料
供給設備(ディスペンサ)にセットしたのちにおける粘
性液体の定量注出には、図11(A)に示すように、バ
ッグインボックス1の袋体2の口部から導出された注出
用チューブ3が置かれる位置の側方部に回転板4を設
け、この回転板4の一面に突設された2〜3本のピン
5,5…により前記チューブ3を固定壁6に押しつける
ように押し潰して液体の注出を行うようにした注出機
構、あるいは図11(B)に示すように、チューブ3の
両側に押圧体7,8を対設し、一方の押圧体7をソレノ
イド9等により移動させて押しつけられていたチューブ
3が他側の押圧体8から解放されることによりチューブ
3を開放し、液体の注出を行うようにした注出機構が一
般に採用されている。
【0005】上記注出機構の回転板4や押圧体7の作動
時間はタイマにより設定され、希釈水との混合比率が一
定に保たれるようになされている。
時間はタイマにより設定され、希釈水との混合比率が一
定に保たれるようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記いずれの
注出機構の場合も、飲料原科であるシロップや濃縮果汁
のような粘性液体の温度が変化すると、その流動特性が
変化し、タイマ設定による開弁時間の制御では注出量が
変動して希釈水との混合比率が一定に保てなくなるとい
う問題点がある。また濃縮果汁の場合には、その中に含
まれるパルプ質によりチューブ3内が閉塞し、これに伴
って一定の混合比率を維持することが困難になるととも
に、長いチューブが必要となることから微生物的な汚染
による衛生上の問題点があった。
注出機構の場合も、飲料原科であるシロップや濃縮果汁
のような粘性液体の温度が変化すると、その流動特性が
変化し、タイマ設定による開弁時間の制御では注出量が
変動して希釈水との混合比率が一定に保てなくなるとい
う問題点がある。また濃縮果汁の場合には、その中に含
まれるパルプ質によりチューブ3内が閉塞し、これに伴
って一定の混合比率を維持することが困難になるととも
に、長いチューブが必要となることから微生物的な汚染
による衛生上の問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、バッグインボ
ックスから注出される粘性液体の温度にかかわらず常に
一定の比率により希釈することを可能とする飲料希釈混
合方法およびその装置を提供することを課題としてなさ
れたもので、その解決手段として、バッグインボックス
からその内部に収納されているシロップ、濃縮果汁等の
粘性を有する液体を注出させ、その粘性液体と希釈水と
を混合希釈してカップ等に注出するものにおいて、前記
粘性液体をその温度に応じて断続的に注出させ、その断
続注出する粘性液体に希釈水を混合して希釈させるよう
にしたことにある。
ックスから注出される粘性液体の温度にかかわらず常に
一定の比率により希釈することを可能とする飲料希釈混
合方法およびその装置を提供することを課題としてなさ
れたもので、その解決手段として、バッグインボックス
からその内部に収納されているシロップ、濃縮果汁等の
粘性を有する液体を注出させ、その粘性液体と希釈水と
を混合希釈してカップ等に注出するものにおいて、前記
粘性液体をその温度に応じて断続的に注出させ、その断
続注出する粘性液体に希釈水を混合して希釈させるよう
にしたことにある。
【0008】好ましくは、前記粘性液体の温度を所要段
階に区分し、その区分された温度帯ごとに粘性液体の注
出時間を選定し、粘性液体の注出停止時間と注出時間と
の合計時間が希釈水の注出時間と等しくなるよう粘性液
体を断続注出させるようになされる。上記粘性液体の温
度区分は、粘性液体の温度が3℃〜36℃の範囲で12
段階とするのが実際的である。
階に区分し、その区分された温度帯ごとに粘性液体の注
出時間を選定し、粘性液体の注出停止時間と注出時間と
の合計時間が希釈水の注出時間と等しくなるよう粘性液
体を断続注出させるようになされる。上記粘性液体の温
度区分は、粘性液体の温度が3℃〜36℃の範囲で12
段階とするのが実際的である。
【0009】一方、上記方法を実現する飲料希釈混合装
置として、粘性液体の注出ノズルの周囲に複数本の希釈
水ノズルを等間隔に配設し、これら希釈水ノズルを粘性
液体の注出ノズルのノズル孔開口直上位置で希釈水の流
下方向である垂線に対し所要の角度をもって交差するよ
う傾斜して配置したことにある。前記希釈水ノズルの傾
斜角は前記垂線に対し3°〜5°の範囲内であることが
望ましい。
置として、粘性液体の注出ノズルの周囲に複数本の希釈
水ノズルを等間隔に配設し、これら希釈水ノズルを粘性
液体の注出ノズルのノズル孔開口直上位置で希釈水の流
下方向である垂線に対し所要の角度をもって交差するよ
う傾斜して配置したことにある。前記希釈水ノズルの傾
斜角は前記垂線に対し3°〜5°の範囲内であることが
望ましい。
【0010】上記のように粘性液体の温度に応じて断続
的な注出動作とし、粘性液体の温度が低く粘性が高いと
きは連続乃至はそれに近い断続注出とし、粘性液体の温
度が高く粘性が低いときは注出停止時間を長くした断続
注出として注出時に希釈水で希釈することにより、粘性
液体の温度にかかわらず一定比率での希釈ができる。
的な注出動作とし、粘性液体の温度が低く粘性が高いと
きは連続乃至はそれに近い断続注出とし、粘性液体の温
度が高く粘性が低いときは注出停止時間を長くした断続
注出として注出時に希釈水で希釈することにより、粘性
液体の温度にかかわらず一定比率での希釈ができる。
【0011】また上記希釈において、粘性液体の注出ノ
ズルの周囲に複数本の希釈水ノズルを等間隔にかつ粘性
液体の注出ノズルのノズル孔の開口直上位置で希釈水を
供給することにより、確実な希釈混合と注出ノズル先端
部分のクリーニング、すなわち汚染防止が一層良好にな
される。
ズルの周囲に複数本の希釈水ノズルを等間隔にかつ粘性
液体の注出ノズルのノズル孔の開口直上位置で希釈水を
供給することにより、確実な希釈混合と注出ノズル先端
部分のクリーニング、すなわち汚染防止が一層良好にな
される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
形態を参照して説明する。
【0013】図1は本発明に使用するディスペンサの一
例の内部構造を示すもので、ディスペンサ本体10の上
半部にバッグインボックス収納室11が設けられ、その
内部には冷却用機器12が配設されており、ディスペン
サ本体10の前面側には前扉13が枢支されて開閉自在
とされるとともに前扉13を開けた位置に注出機構14
が設けられている。なお15はコンプレッサ、16は冷
媒冷却用ファン、17は容器置台を示す。
例の内部構造を示すもので、ディスペンサ本体10の上
半部にバッグインボックス収納室11が設けられ、その
内部には冷却用機器12が配設されており、ディスペン
サ本体10の前面側には前扉13が枢支されて開閉自在
とされるとともに前扉13を開けた位置に注出機構14
が設けられている。なお15はコンプレッサ、16は冷
媒冷却用ファン、17は容器置台を示す。
【0014】図2(A)は内・外二重の袋18a,18
bからなる袋体18を外箱19に内装したバッグインボ
ックスの場合を示し、図2(B)は加圧注出容器20内
に一重の袋体21を内装したバッグインボックスの場合
を示しており、いずれも上記袋体18,21に接続され
た注出ノズル22を有し、このノズル22の基部には流
出する粘性液体の温度を検出するサーミスタ23が設け
られ、その下流部には注出機構14の一例として押圧体
24,25が注出ノズル22を挟んで相対向して設けら
れており、一方の押圧体24をソレノイド26により前
進させて注出ノズル22を他方の押圧体25に押しつ
け、これを押し潰して粘性液体の注出を停止させるよう
になっている。図中27は加圧空気供給用チューブを示
す。
bからなる袋体18を外箱19に内装したバッグインボ
ックスの場合を示し、図2(B)は加圧注出容器20内
に一重の袋体21を内装したバッグインボックスの場合
を示しており、いずれも上記袋体18,21に接続され
た注出ノズル22を有し、このノズル22の基部には流
出する粘性液体の温度を検出するサーミスタ23が設け
られ、その下流部には注出機構14の一例として押圧体
24,25が注出ノズル22を挟んで相対向して設けら
れており、一方の押圧体24をソレノイド26により前
進させて注出ノズル22を他方の押圧体25に押しつ
け、これを押し潰して粘性液体の注出を停止させるよう
になっている。図中27は加圧空気供給用チューブを示
す。
【0015】上記ソレノイド26は、前記サーミスタ2
3の検出温度により通電時間を制御する制御部28によ
り動作間隔が定められ、その制御部28で選択された動
作間隔により間欠的に注出がなされる。
3の検出温度により通電時間を制御する制御部28によ
り動作間隔が定められ、その制御部28で選択された動
作間隔により間欠的に注出がなされる。
【0016】前記注出ノズル22の周囲には複数本の希
釈水ノズル30,30…が配設されている。図示の実施
形態では、図3に示すように注出ノズル22の周囲に3
本の希釈水ノズル30,30,30が等間隔に配設さ
れ、各希釈水ノズル30,30,30は図6のように注
出ノズル22からの粘性液体の流下方向、すなわち垂線
aに対し所要の角度θ(好ましくは3〜5°)をもって
粘性液体を中心に希釈水が包みこむように配設されてい
る。
釈水ノズル30,30…が配設されている。図示の実施
形態では、図3に示すように注出ノズル22の周囲に3
本の希釈水ノズル30,30,30が等間隔に配設さ
れ、各希釈水ノズル30,30,30は図6のように注
出ノズル22からの粘性液体の流下方向、すなわち垂線
aに対し所要の角度θ(好ましくは3〜5°)をもって
粘性液体を中心に希釈水が包みこむように配設されてい
る。
【0017】この希釈水ノズル30,30,30の配設
手段としては、図3〜図5にみられるようにディスペン
サ本体1に支持部材31を固設し、その先端に、注出ノ
ズル22の下端を支持する保持穴32と、その周囲に希
釈水ノズル30,30,30の先端を支持する保持穴3
3,33,33とを設け、この保持穴33,33,33
に希釈水ノズル30,30,30の先端を挿着すること
により前述の角度θをもって支持されるように構成され
る。この場合、注出ノズル22の下端の断面形状を図7
のように略正三角形状としてその各辺を希釈ノズル3
0,30,30の円弧に合うように凹ませ、この部分に
希釈水ノズル30,30,30の先端をそわせるように
することが好ましい。なお図8(A)は希釈水ノズル3
0,30が2本の場合を、図8(B)は同4本の場合を
それぞれ図7になぞらえて示している。
手段としては、図3〜図5にみられるようにディスペン
サ本体1に支持部材31を固設し、その先端に、注出ノ
ズル22の下端を支持する保持穴32と、その周囲に希
釈水ノズル30,30,30の先端を支持する保持穴3
3,33,33とを設け、この保持穴33,33,33
に希釈水ノズル30,30,30の先端を挿着すること
により前述の角度θをもって支持されるように構成され
る。この場合、注出ノズル22の下端の断面形状を図7
のように略正三角形状としてその各辺を希釈ノズル3
0,30,30の円弧に合うように凹ませ、この部分に
希釈水ノズル30,30,30の先端をそわせるように
することが好ましい。なお図8(A)は希釈水ノズル3
0,30が2本の場合を、図8(B)は同4本の場合を
それぞれ図7になぞらえて示している。
【0018】図9は希釈水と粘性液体との供給タイミン
グを示すもので、同図においてTは希釈水の供給時間
を、t1 、t2 …tn は粘性液体を注出している時間
を、そしてx1 、x2 …xn-1 は粘性液体の注出を停止
している時間をそれぞれ示している。
グを示すもので、同図においてTは希釈水の供給時間
を、t1 、t2 …tn は粘性液体を注出している時間
を、そしてx1 、x2 …xn-1 は粘性液体の注出を停止
している時間をそれぞれ示している。
【0019】したがって粘性液体の温度が低く、粘性が
高いときは上記時間tを長くし、粘性が低いときは時間
tを短くすることにより一定時間T(通常約5〜7se
c)内において希釈される濃度が一定化される。
高いときは上記時間tを長くし、粘性が低いときは時間
tを短くすることにより一定時間T(通常約5〜7se
c)内において希釈される濃度が一定化される。
【0020】上記時間t、xの選定は、図10に例示す
るように粘性液体の温度を3°〜36°の範囲で12等
分(3℃、6℃、9℃、12℃、15℃、18℃、21
℃、24℃、27℃、30℃、33℃、36℃)とし、
各温度に対応するチャンネルC1 〜C12を設定して各チ
ャンネルに対応する液体注出時間(t)および注出停止
時間(x)を定めておき、前記サーミスタ23による温
度検出値の制御部28への入力によりその温度に対応す
るチャンネルが選ばれ、そのチャンネルに従って前記時
間t、xによる注出がなされる。
るように粘性液体の温度を3°〜36°の範囲で12等
分(3℃、6℃、9℃、12℃、15℃、18℃、21
℃、24℃、27℃、30℃、33℃、36℃)とし、
各温度に対応するチャンネルC1 〜C12を設定して各チ
ャンネルに対応する液体注出時間(t)および注出停止
時間(x)を定めておき、前記サーミスタ23による温
度検出値の制御部28への入力によりその温度に対応す
るチャンネルが選ばれ、そのチャンネルに従って前記時
間t、xによる注出がなされる。
【0021】粘性液体の注出は、該液体の温度に応じて
選択されたチャンネル(C1 〜C12)のいずれかにより
制御部28を通じてソレノイド26への通電時間が制御
され、希釈水の供給時間T内における粘性液体の供給量
が一定化されるように注出が行われる。
選択されたチャンネル(C1 〜C12)のいずれかにより
制御部28を通じてソレノイド26への通電時間が制御
され、希釈水の供給時間T内における粘性液体の供給量
が一定化されるように注出が行われる。
【0022】注出ノズル22から流出する粘性液体に対
しては、その流下方向に対し3〜5°の角度をもって各
希釈水ノズル30,30,30から希釈水が供給され、
この希釈水と前記粘性液体とが空中で混合してコップ等
の容器に注がれる。
しては、その流下方向に対し3〜5°の角度をもって各
希釈水ノズル30,30,30から希釈水が供給され、
この希釈水と前記粘性液体とが空中で混合してコップ等
の容器に注がれる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ッグインボックスからシロップあるいは濃縮果汁等の粘
性液体を注出するとき粘性液体の温度に応じて断続的に
注出し、その粘性液体に希釈水を混合するようにしたの
で、粘性液体と希釈水との混合を均一にすることがで
き、かつ断続的な注出動作により濃縮果汁に含まれるパ
ルプ質が注出ノズル内に詰ることがなく、混合が不均一
になることが防止される。
ッグインボックスからシロップあるいは濃縮果汁等の粘
性液体を注出するとき粘性液体の温度に応じて断続的に
注出し、その粘性液体に希釈水を混合するようにしたの
で、粘性液体と希釈水との混合を均一にすることがで
き、かつ断続的な注出動作により濃縮果汁に含まれるパ
ルプ質が注出ノズル内に詰ることがなく、混合が不均一
になることが防止される。
【0024】また上記粘性液体の温度を所定段階に区分
し、その区分された温度帯ごとに粘性液体の注出時間と
注出停止時間とを自動的に選択するようにし、粘性液体
の注出時間と注出停止時間との合計時間が希釈水の供給
時間と等しくなるように断続注出動作を行なわせるよう
にすれば、広範囲の温度の粘性液体に対し希釈水による
混合を均一にすることができる。
し、その区分された温度帯ごとに粘性液体の注出時間と
注出停止時間とを自動的に選択するようにし、粘性液体
の注出時間と注出停止時間との合計時間が希釈水の供給
時間と等しくなるように断続注出動作を行なわせるよう
にすれば、広範囲の温度の粘性液体に対し希釈水による
混合を均一にすることができる。
【0025】さらに粘性液体の注出ノズルの下部外周に
複数本の希釈水ノズルを等間隔に環状配置し、かつこれ
ら希釈水ノズルを粘性液体の注出ノズルのノズル孔開口
直上位置で希釈水をその流下方向に対し所要の角度(3
〜5°)をもって交差させて混合させることにより粘性
液体と希釈水との混合を均一化することができるととも
に、粘性液体の注出ノズル先端部分が希釈水によりクリ
ーニングされ、該部の汚染防止を図ることができる。
複数本の希釈水ノズルを等間隔に環状配置し、かつこれ
ら希釈水ノズルを粘性液体の注出ノズルのノズル孔開口
直上位置で希釈水をその流下方向に対し所要の角度(3
〜5°)をもって交差させて混合させることにより粘性
液体と希釈水との混合を均一化することができるととも
に、粘性液体の注出ノズル先端部分が希釈水によりクリ
ーニングされ、該部の汚染防止を図ることができる。
【図1】本発明において使用するディスペンサの一例の
内部構造を示す斜視図。
内部構造を示す斜視図。
【図2】(A),(B)は本発明の一実施形態例を示す
模式的説明図。
模式的説明図。
【図3】粘性液体注出機構部分の斜視図。
【図4】同、注出ノズルおよび希釈水ノズルの支持手段
の例示図。
の例示図。
【図5】図4の支持部材の平面図。
【図6】注出ノズルに対する希釈水ノズルとの取付角の
関係を示す説明図。
関係を示す説明図。
【図7】注出ノズルに対する希釈水ノズルの配置の好適
例を示す説明図。
例を示す説明図。
【図8】(A),(B)は希釈水ノズルが2本、4本の
場合を示す図7相当図。
場合を示す図7相当図。
【図9】希釈水供給時間と粘性液体供給時間との関係を
示す説明図。
示す説明図。
【図10】粘性液体の温度区分例を示す説明図。
【図11】(A),(B)は従来の技術を示す説明図。
10 ディスペンサ本体 11 バックインボックス収納室 14 注出機構 18,21 袋体 19 外箱 20 加圧注出容器 22 注出ノズル 23 サーミスタ 24,25 押圧体 26 ソレノイド 28 制御部 30 希釈水ノズル 31 支持部材 32,33 保持穴
Claims (3)
- 【請求項1】バッグインボックスからその内部に収納さ
れているシロップ、濃縮果汁等の粘性を有する液体を注
出させ、その粘性液体と希釈水とを混合希釈してカップ
等に注出するものにおいて、前記粘性液体をその温度に
応じて断続的に注出させ、その断続注出する粘性液体に
希釈水を混合して希釈させることを特徴とするバッグイ
ンボックスの飲料希釈混合方法。 - 【請求項2】前記粘性液体の温度を所要段階に区分し、
その区分された温度帯ごとに粘性液体の注出時間を選定
し、粘性液体の注出停止時間と注出時間との合計時間が
希釈水の注出時間と等しくなるよう粘性液体を断続注出
させることを特徴とする請求項1記載のバッグインボッ
クスの飲料希釈混合方法。 - 【請求項3】バッグインボックスからその内部に収納さ
れているシロップ、濃縮果汁等の粘性を有する液体を注
出させ、その粘性液体の注出時に希釈水と混合させてカ
ップ等に注出させるディスペンサにおいて、粘性液体の
注出ノズルの周囲に複数本の希釈水ノズルを等間隔に配
設し、これら希釈水ノズルを粘性液体の注出ノズルのノ
ズル孔開口直上位置で希釈水を流下方向である垂線に対
し所要の角度をもって交差するよう傾斜して配置したこ
とを特徴とするバッグインボックスの飲料希釈混合装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8970596A JPH09278092A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | バッグインボックスの飲料希釈混合方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8970596A JPH09278092A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | バッグインボックスの飲料希釈混合方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09278092A true JPH09278092A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=13978202
Family Applications (1)
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JP8970596A Pending JPH09278092A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | バッグインボックスの飲料希釈混合方法およびその装置 |
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JP (1) | JPH09278092A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002128194A (ja) * | 2000-10-20 | 2002-05-09 | Fuji Electric Co Ltd | 飲料供給回路 |
JP2007045496A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 飲料供給装置 |
JP2007513019A (ja) * | 2003-12-05 | 2007-05-24 | ネステク ソシエテ アノニム | 原液から熱い飲料及び冷たい飲料を分配する方法及びシステム |
JP2009255942A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 飲料ノズルの洗浄装置 |
JP2011131937A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Unilever Nv | 水冷却装置と共に使用する飲料ディスペンサ |
US9580291B2 (en) | 2009-12-22 | 2017-02-28 | Conopco, Inc. | Beverage dispenser with water cooler |
-
1996
- 1996-04-11 JP JP8970596A patent/JPH09278092A/ja active Pending
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US9580291B2 (en) | 2009-12-22 | 2017-02-28 | Conopco, Inc. | Beverage dispenser with water cooler |
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