JPH09275971A - 試験管用キャップ - Google Patents

試験管用キャップ

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JPH09275971A
JPH09275971A JP8090857A JP9085796A JPH09275971A JP H09275971 A JPH09275971 A JP H09275971A JP 8090857 A JP8090857 A JP 8090857A JP 9085796 A JP9085796 A JP 9085796A JP H09275971 A JPH09275971 A JP H09275971A
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隆英 岡本
Masakatsu Tomita
昌克 富田
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Nissho Corp
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/38Caps; Covers; Plugs; Pouring means
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M41/00Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
    • C12M41/30Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 本発明のキャップは、天面1と、スカー
ト部2と、天面1にこのスカート部2と同心円状に設け
られたドーム状の内嵌部3を有しており、内嵌部3には
天面1に近接してその外壁に環状リブ6が設けられ、ド
ームの頂部側は縮径されている。そして、その内嵌部3
のドームの縮径部分の外壁には複数の縦方向の羽根4が
形成されている。本発明のキャップでは、半打栓状態に
ある時には、外部から空気が流入し易く、完全打栓状態
では、内嵌部3が圧入されるので気密性が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は試験管用キャップに
関する。より詳しくは、内部に液体培地を収容して菌を
培養する培養用試験管に適したキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の培地用試験管には、図4に示すよ
うなキャップが採用されていた。このキャップは、天面
10と、スカート部20および、天面10にこのスカー
ト部2と同心円状に設けられた内嵌部3を有しており、
内嵌部3には天面1に近接してその外壁に環状リブ60
が設けられてなる。そして、スカート部20内壁には、
その中間部から下端方向に複数の縦リブ50が設けられ
ており、この縦リブ50より天面側に半打栓時に所定位
置にキャップを係止するための複数の横リブ40が設け
られている。
【0003】従来、液体培地(予め収容されていること
が多い)に菌を入れて培養しようとする場合、キャップ
を半打栓状態にして培養を行っているが、キャップを半
打栓状態にする場合、従来のキャップでは、キャップの
下降を横リブ40の所で停止させている。しかしなが
ら、従来のキャップでは、半打栓状態にした時に、横リ
ブ40の所でキャップの下降が停止せずに内嵌部30の
所で停止することがあり、そのため試験管内外の空気の
流通が悪くなり、菌の培養が上手くいかないことがあり
問題であった。また、横リブ40を環状リブ(図示して
いない)に変えることも考慮されたが、この場合には確
実に環状リブの部分で半打栓状態にすることはできる
が、環状リブで空気の流通が妨げられることになる。こ
の環状リブに切欠を設けることも考慮されたが、培養時
の十分な空気の確保が難しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、キャップを所定の位置で半打
栓状態にすることができ、しかも培養時に十分な空気を
確保することのでき、完全に打栓した状態では密閉状態
にすることのできる試験管用キャップを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
の結果、キャップの天面を陥没させてドーム状の内嵌部
を形成し、この内嵌部の外壁に羽根を設けることにより
上記の課題を解決できることに想到した。すなわち、本
発明は、天面とスカート部および天面にスカート部と同
心円状に設けられた内嵌部を有してなり、該内嵌部は天
面を陥没させた形状のドーム状に形成されており、内嵌
部には天面に近接してその外壁に環状リブが設けられ、
該環状リブからドームの頂部にかけて縮径されるととも
に、該縮径部分の外壁に複数の縦方向の羽根が形成され
てなる試験管用キャップである。ここで、内嵌部の羽根
は該内嵌部の外周に対して傾斜して形成されるのが好ま
しい。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。図1は本発明の試験管用キャップ
の縦断面図であり、図2は図1に示すキャップの底面
図、図3は図1に示すキャップを試験管に装着した状態
を示す平面図である。図1に示すように、本発明のキャ
ップは、天面1と、スカート部2と、天面1にこのスカ
ート部2と同心円状に設けられたドーム状の内嵌部3を
有しており、内嵌部3には天面1に近接してその外壁に
環状リブ6が設けられ、ドームの頂部側は縮径されてい
る。そして、その縮径部分の外壁には複数の縦方向の羽
根4が形成されている。
【0007】スカート部2は図3に示すような試験管T
の外壁と嵌合する部分であり、その内壁には、嵌合がき
つくならないように好ましくは複数の縦リブ5(通常3
〜8個)が形成されている。このスカート部2を十分に
長くすれば、培養された菌に手が触れるのを防止するこ
とができる。
【0008】内嵌部3は試験管Tの内壁と嵌合する部分
であり、丁度天面1を陥没(陥凹)させた形状のドーム
状に形成されている。天面1に近接して内嵌部3のドー
ムの外壁には、試験管Tの内壁と係合してキャップCを
完全に打栓状態にした時に密閉状態を確保するための環
状リブ6が設けられており、この環状リブ6からドーム
の頂部にかけての部分の外径が縮小され、その縮径され
た部分に複数の縦方向の羽根4が形成されている。この
羽根4にはドームの頂部側に、半打栓状態でキャップC
の下降を所定の位置で停止させるために段部41(必ず
しも必要なものではない)が形成され、この段部41よ
り先端側が若干縮径されている。この羽根4により試験
管Tの内壁と嵌合し易くなるとともに、羽根4が可撓性
を有しているため嵌合もきつくならないので、従来のキ
ャップよりも打栓をスムーズに行うことができる。羽根
4の数は特に限定するものではないが、通常3〜6個形
成するのがよい。羽根4は打栓時に十分に撓むように、
図2に示すように、内嵌部3の外周に対して傾斜して形
成するのがよい。
【0009】本発明のキャップを培養用試験管に適用す
る際には、試験管Tに収容された液体培地(図示されて
いない)に培養する菌を入れ、羽根4の段部41の所ま
で試験管に挿着した状態にする(半打栓状態)。この
時、羽根4により確保された空間から試験管T内部に外
気の流通があり、菌が繁殖できる状態にある。一定の期
間経過後、キャップCを完全に打栓し(図3参照)、試
験管Tを攪拌機(図示していない)にかけて、その時の
菌の状態を観察する。本発明のキャップでは、半打栓状
態にある時には、外部から空気が流入し易く、完全打栓
状態では、内嵌部3が圧入されるので気密性が確保され
る。尚、キャップの形成材料としては、一般に、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステルなどの透明な可
撓性樹脂が好適に採用される。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明のキャップを採用することにより、キャップ
を安定して十分な外気の流通を確保した半打栓状態にす
ることができ、また、試験管への打栓が容易であり、完
全に打栓した時の気密性が良いので、菌の培養を安定し
て行うことができる。また、本発明のキャップは内嵌部
に環状リブを設けているので、搬送時などにおける液漏
れを防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の試験管用キャップの縦断面図である。
【図2】図1に示すキャップの底面図である。
【図3】図1に示すキャップを試験管に装着した状態を
示す平面図である。
【図4】従来の試験管用キャップの縦断面図である。
【符号の説明】
1 天面 2 スカート部 3 内嵌部 4 羽根 6 環状リブ C キャップ T 試験管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天面とスカート部および天面にスカート
    部と同心円状に設けられた内嵌部を有してなり、該内嵌
    部は天面を陥没させた形状のドーム状に形成されてお
    り、内嵌部には天面に近接してその外壁に環状リブが設
    けられ、該環状リブからドームの頂部にかけて縮径され
    るとともに、該縮径部分の外壁に複数の縦方向の羽根が
    形成されてなる試験管用キャップ。
  2. 【請求項2】 内嵌部の羽根が該内嵌部の外周に対して
    傾斜して形成されてなる請求項1に記載のキャップ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007204053A (ja) * 2006-01-30 2007-08-16 Yoshino Kogyosho Co Ltd ヒンジキャップ
JP2013031399A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Hao Project:Kk 培養容器用キャップ
WO2020214628A1 (en) * 2019-04-15 2020-10-22 Csp Technologies, Inc. Cap member and drinking straw apparatus including same
CN112237950A (zh) * 2019-07-19 2021-01-19 北京陆桥技术股份有限公司 试管盖

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WO2020214628A1 (en) * 2019-04-15 2020-10-22 Csp Technologies, Inc. Cap member and drinking straw apparatus including same
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