JPH09275307A - 同軸ケーブルの結合装置及びアンテナ装置 - Google Patents

同軸ケーブルの結合装置及びアンテナ装置

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JPH09275307A
JPH09275307A JP8083952A JP8395296A JPH09275307A JP H09275307 A JPH09275307 A JP H09275307A JP 8083952 A JP8083952 A JP 8083952A JP 8395296 A JP8395296 A JP 8395296A JP H09275307 A JPH09275307 A JP H09275307A
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JP
Japan
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conductor coupling
electrode
outer conductor
electrodes
coaxial cable
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JP8083952A
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Inventor
Hironobu Watanabe
辺 広 信 渡
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Dai Ichi Denpa Kogyo Co Ltd
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Dai Ichi Denpa Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車室内外の複数の同軸ケーブルを小型の装置
で且つ信号相互間のリークなく結合し得る同軸ケーブル
結合装置を提供する。 【解決手段】 (1/4)波長の電気長を有する外部導
体結合電極(311、321)には、複数の同軸ケーブル
(411、412)の外部導体が共通に接続される。複数の
同軸ケーブルの内部導体は夫々複数の中心導体結合電極
(211、212)に接続される。外部導体結合電極(31
1、321)を、複数の中心導体結合電極(211、212)
間に配置して中心導体結合電極間を電気的に分離する。
複数の同軸ケーブルを接続するに際し、一対の外部導体
結合電極で済むので省面積化、中心導体結合電極間の電
気的結合の防止が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同軸ケーブルの結合
装置及びアンテナ装置に関し、特に、車両や室内等の密
閉された空間の内外に設置された同軸ケーブルや無線装
置相互間を貫通孔を設けることなく接続することを可能
とした同軸ケーブルの結合装置及びアンテナ装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】出願人は、車両の窓ガラス等の誘電体を
介して高周波信号を効率よく伝送するようにした同軸ケ
ーブルの結合装置及びアンテナ装置を特願平6−735
44号によって提案している。これを図6に示す。
【0003】同図において、図示しないガラスやプラス
チック等の誘電体板を介して中心導体結合電極21 及び
22 が対向して配置される。また、誘電体板を介して外
部導体結合電極31 及び32 が対向して配置される。中
心導体結合電極21 には同軸ケーブル41 の中心導体が
インダクタンスの整合回路51 を介して接続される。外
部導体結合電極31 には同軸ケーブル41 の外部導体が
接続される。同様に、中心導体結合電極22 には、整合
回路52 を介して同軸ケーブル41 の中心導体が接続さ
れる。外部導体結合電極32 には同軸ケーブル42 の外
部導体が接続される。整合回路51 は、同軸ケーブルを
伝送する高周波信号のキャパシタとなる中心導体結合電
極21 及び22 のキャパシタンスを相殺する役割を担
う。外部導体結合電極31 及び32 の長さは通過信号の
(1/4)波長の奇数倍の長さ(電気長)設定される。
【0004】電気長は、通過信号の波長で長さ(距離)
を表したものである。外部導体結合電極3の電気長は、
同軸ケーブル4の外部導体と外部導体結合電極3の一端
との結合点から外部導体結合電極の他端までの距離を通
過信号の波長で表すことができる。電気長は、周囲の誘
電体の影響を受けて短縮されるので、外部導体結合電極
の実際の長さ(実長)は、実長 = 電気長/((ε)
1/2 ) で表される。εは空気、ガラス、組立基板(図
示せず)による複合誘電率である。1/((ε)1/2
は短縮率であり、一例を挙げれば、約0.65〜0.7
0の値である。通過信号が300MHzの場合、1/4
波長は25cmであり、短縮率が0.65であると、必
要な実長は16.25cmである。
【0005】図6に示すような構成とすることによっ
て、誘電体板で仕切られた空間の両側の同軸ケーブルを
接続し、同軸伝送モードを維持しつつ極めて低損失で高
周波電力の送受を行うことができる。
【0006】なお、本願に先行する他の技術例として
は、実開平1−129924号、特開平1−19883
6号、特開平3−34704号、特願平5−32580
9号があるが、いずれも後述の課題を解決することはで
きない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記基本構成を用いた
同軸ケーブル結合装置やアンテナ装置は車両や家屋の窓
ガラスに容易に設置できる。このため、いわゆる自動車
電話や携帯電話の外部アンテナとして用いられる。
【0008】ところで、自動車電話や携帯電話には、複
数のアンテナを使用するものがある。図7は、このよう
な携帯電話の例を示しており、電話を使用する際に本体
から外部に引出される第1のアンテナANT1と、本体
に内蔵される第2のアンテナANT2を有する。通常、
着信待ちの状態ではアンテナANT1は本体に収納され
ているので、アンテナANT2よりも受信感度が低い。
そこで、待機状態では、アンテナANT2によって呼出
を検出する。呼出を受けた使用者はアンテナANT1を
引出して、アンテナANT2よりも送受信感度を高くし
て通話を行う。また、アンテナANT1とANT2とを
空間ダイバーシチとして、より送受信感度の高い方を使
用することができる。
【0009】このような携帯電話装置には、外部インタ
フェースが設けられており、本体の2つのアンテナAN
T1及びANT2を外部アンテナに切替えることができ
るようになっている。これはコネクタCNを外部インタ
フェースに接続することによって行われる。コネクタC
Nには、例えば、外部電源(車両の電源)接続用コー
ド、2つの外部アンテナ接続用コードが設けられる。外
部アンテナ接続用コードに同軸ケーブル411及び412を
接続し、各同軸ケーブルに図6に示す同軸ケーブル結合
装置を使用して2本の外部アンテナと接続する。こうし
て、携帯電話装置を外部アンテナに接続し、携帯電話を
より高感度で使用することが可能となる。
【0010】しかしながら、複数の外部アンテナを使用
する場合には、複数個の同軸ケーブル結合装置を必要と
する。車両の窓ガラスに同軸ケーブル結合装置を複数設
ける場合には、それだけガラス面積を占有し運転者の視
野を妨げるので好ましくない。また、占有面積を減らす
為に、同軸ケーブル結合装置同士や、この構造を用いた
アンテナ装置同士を近接して配置すると、近接して配置
された中心導体結合電極間に電気的結合状態が生じ易
い。この場合には、通過信号のロスやノイズ混入が生じ
てダイバーシチアンテナ方式のメリットを生かすことが
できず不具合である。
【0011】よって、本発明の第1の目的は、閉空間の
内外に夫々配置された複数本の同軸ケーブルの相互間を
小型の同軸ケーブル結合装置で接続することを可能とし
た同軸ケーブル結合装置を提供することである。
【0012】本発明の第2の目的は、更に、複数の通過
信号が同軸ケーブル結合装置を通過する際に通過信号相
互間の結合を抑制し得る同軸ケーブル結合装置を提供す
ることである。
【0013】本発明の第3の目的は、第1及び第2の目
的に沿う同軸ケーブル結合装置を用いたアンテナ装置を
提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の同軸ケーブル結合装置は、誘電体板(1)の両
側に夫々配置された複数本の同軸ケーブル(4)を誘電
体板を介して電気的に結合する同軸ケーブル結合装置に
おいて、誘電体板の両側に互いに対向するように複数対
配置されて、各側の複数の電極が各側の複数本の同軸ケ
ーブル各々の中心導体に夫々接続される複数対の中心導
体結合電極(2)と、誘電体板の両側に互いに対向する
ように一対配置されて、各側の1つの電極が各側の複数
本の同軸ケーブル各々の外部導体に接続される一対の外
部導体結合電極(3)と、を備え、外部導体結合電極
(3)は外部導体と外部導体結合電極との接続点(P)
からの該電極の少なくとも1つの延在方向における電極
の電気長が同軸ケーブルを伝送する通過信号(f1 、f
2 )の略(1/4)波長の奇数倍となるように形成さ
れ、かつ、外部導体結合電極は複数の中心導体結合電極
の相互間を電気的に分離するように形状及び配置が定め
られる、ことを特徴とする。
【0015】また、本発明のアンテナ装置は、誘電体板
(1)の一方面側に設置された複数のアンテナ(ANT
3、ANT4)と、誘電体板の両側に互いに対向するよ
うに複数対配置された電極からなり、一方面側の複数の
電極が夫々複数のアンテナに整合回路(5、6)を介し
て接続され、他方面側の複数の電極が夫々複数の同軸ケ
ーブル各々の中心導体に接続される複数対の中心導体結
合電極(2)と、誘電体板の両側に互いに対向するよう
に一対配置された電極からなり、一方面側の1つの電極
が整合回路(5、6)各々の接地系に接続され、他方面
側の1つの電極が複数本の同軸ケーブル(4)各々の外
部導体に接続される一対の外部導体結合電極(3)と、
を備えるアンテナ装置であって、外部導体結合電極
(3)は外部導体と外部導体結合電極との接続点からの
該電極の少なくとも1つの延在方向における電極の電気
長が同軸ケーブル(4)を伝送する通過信号(f1 、f
2 )の略(1/4)波長の奇数倍となるように形成さ
れ、かつ、外部導体結合電極は複数の中心導体結合電極
(2)の相互間を電気的に分離するように形状及び配置
が定められる、ことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1及び図2は、第1の実
施の形態を概略的に示しており、図2は、図1における
X−X’方向の断面を示している。
【0017】両図において、ガラスやプラスチック等の
誘電体板1を介して同軸ケーブル結合装置が形成され
る。誘電体板1の一方側の面上には2つの中心導体結合
電極211及び212が外部導体結合電極311を介して配置
される。外部導体結合電極311の長さは、電気長におい
て、通過信号の(1/4)波長の奇数倍となるように設
定される。中心導体結合電極211及び212の長さは電気
長において、例えば(1/8)波長以下で適当なキャパ
シタンスになるように設定される。中心導体結合電極2
11には同軸ケーブル411の中心導体が整合回路としての
インダクタ511を介して接続される。中心導体結合電極
212には同軸ケーブル412の中心導体が整合回路として
のインダクタ512を介して接続される。外部導体結合電
極311には、同軸ケーブル411及び412の各外部導体が
共通に接続される。なお、整合回路511及び512は、使
用周波数によっては、リード線のインダクンス分で足り
る場合があるので必須のものではない。
【0018】誘電体板1の他方面上にも対称形の回路と
なるように上記と同様の構成要素で形成されるが、図1
においては、中心導体結合電極211及び212、外部導体
結合電極311のみが示されている。
【0019】中心導体結合電極211及び212、外部導体
結合電極311は図示しない絶縁基板上にメッキ等によっ
て形成され、例えば、銅、アルミニウム、金等の金属薄
を用いる。中心導体結合電極211及び212、外部導体結
合電極311は両面テープ、あるいは接着樹脂(接着剤)
などによって誘電体1上に貼着(接着)される。好まし
くは、透明基板上にITO(酸化インジウム・スズ合
金)等の透明電極を形成する。基板、結合電極、及び防
水ケース(カバー)を透明に形成することによってなる
べく運転者の視界を妨げないようにする。
【0020】中心導体系の整合は、キャパシタとなって
いる中心導体結合電極対と直列な整合回路のインダクタ
を調整することによって行える。外部導体系の整合は、
外部導体結合電極311の電気長を(1/4)波長、ある
いはこの奇数倍とすることによって行える。中心導体系
と外部導体系を通過信号の周波数において整合させるこ
とによって総合の伝送効率が良くなる。
【0021】かかる構成において、2本の同軸ケーブル
411及び412の外部導体が1つの外部導体結合電極311
を共用する。同軸伝送モードが維持される状態では各外
部導体は接地電位であるので外部導体同士を接続しても
支障はない。複数の同軸ケーブルで外部導体結合電極3
11を共用することによって、誘電体板(窓ガラス)の占
有面積を減らし、結合装置を小型化することができる。
【0022】また、接地電位の外部導体結合電極311
は、中心導体結合電極211及び212の相互間に存在して
両者を電気的に分離し、中心導体結合電極211及び212
の電気的結合を防止する。電気的結合を防止する種々の
態様については後述する。
【0023】図3は、上述した同軸ケーブル結合装置を
内蔵したアンテナ装置の例を図2と同様に示している。
図3において、図2と対応する部分には同一符号を付
し、かかる部分の説明は省略する。
【0024】この例では、誘電体板1の一方には、同軸
ケーブル411及び412が配置され、他方には外部アンテ
ナANT3及びANT4が配置される。そして、図2に
示される結合装置を使用している。アンテナANT3及
びANT4はアンテナ装置の基部から取外し可能であ
り、あるいは柔軟な導電材料によって構成される。アン
テナANT3は第1のアンテナ整合回路を介して中心導
体電極222に接続される。第1のアンテナ整合回路は、
アンテナANT3と中心導体電極222間に接続されるイ
ンダクタンス532と、アンテナANT3と外部導体結合
電極321との間に接続されるキャパシタ622と、によっ
て構成される。インダクタンス532はインダクタ522の
分とアンテナ整合分とを含む。アンテナANT4は第2
のアンテナ整合回路を介して中心導体電極221に接続さ
れる。第2のアンテナ整合回路は、アンテナANT4と
中心導体電極221間に接続されるインダクタンス531
と、アンテナANT4と外部導体結合電極321との間に
接続されるキャパシタ621と、によって構成される。イ
ンダクタンス531はインダクタ521の分とアンテナ整合
分とを含む。アンテナ側の中心導体結合電極221及び2
22、外部導体結合電極321には同軸伝送モードで信号が
得られるので、外部導体結合電極321から接地電位を得
ることができる。バルンを使用して平衡−不平衡変換を
行うことができる。従って、種々の形式の外部アンテナ
を使用することが可能である。
【0025】アンテナ装置と同軸ケーブルとの間では、
同軸モードで効率よく、高周波電力が送受される。同軸
ケーブル411及び412は電話装置のコネクタCNを介し
て携帯電話機本体と接続される。
【0026】携帯電話の場合、周波数は800MHz
帯、1500MHz帯、1900MHz帯で使用される
が、アンテナANT3及びANT4は空間ダイバーシチ
の他、周波数ダイバーシチ、アップリンクf1の送信ア
ンテナ、ダウンリンクf2の受信アンテナとしても使用
可能である。
【0027】図4(a)〜同(i)は、同軸ケーブル結
合装置及びアンテナ装置における中心導体結合電極21
1、212と外部導体結合電極311の配置例を示してい
る。各図において、外部導体結合電極上に示される黒点
Pは、複数の同軸ケーブルの外部導体の共通の接続点を
示している。
【0028】図4(a)は、図1及び図2に示したもの
であり、外部導体結合電極の一端部近傍において、同軸
ケーブルの外部導体と接続される。中心導体結合電極2
11及び212は外部導体結合電極311を中心として左右対
称に配置される。中心導体結合電極相互間は(1/4)
波長の接地電位の外部導体結合電極によって分離され、
中心導体結合電極同士の電気的な結合が抑制される。
【0029】図4(b)は、(1/4)波長の外部導体
結合電極311の一部をlだけ延長して中心導体結合電極
同士の電気的な結合をより確実に防止せんとしている。
【0030】図4(c)は、同図(a)の配置状態か
ら、中心導体結合電極211及び212の位置を外部導体結
合電極311の上端部から相対的に下げて、同図(b)に
示すように外部導体結合電極311の一部を延長せずに図
4(b)と同様の効果を上げる。
【0031】図4(d)は、外部導体結合電極311の一
部を延長し、中心導体結合電極211及び212を囲むよう
にしている。
【0032】図4(e)は、外部導体結合電極311で中
心導体結合電極211及び212間を分離すると共に、外部
導体結合電極311を2周波数(f1,f2)でマッチン
グするように、2つの(1/4)波長部、(λ1 /4)
部及び(λ2 /4)部に形成している。こうした場合に
は、2本の同軸ケーブルの中心導体を伝搬する各通過信
号を、2つの周波数帯域f1 及びf2 で、あるいは周波
数多重の通信形式で使用することが可能となり都合がよ
い。
【0033】図4(f)は、同図(d)に示すものを、
同図(e)と同様に2周波数(f1,f2)でマッチン
グするようにしている。
【0034】図4(g)は、4本の同軸ケーブルを結合
するために、4つの中心導体結合電極211〜214が設け
られている。中心導体結合電極211〜214が外部導体結
合電極311の延長分lで分離されている。
【0035】図4(h)は、外部導体結合電極311内に
中心導体結合電極211及び212を含む構成としている。
また、外部導体結合電極311を2周波数(f1,f2)
でマッチングするようにしている。
【0036】図4(i)は、同図(f)の構成を外部導
体結合電極311の片側に設けた例を示している。
【0037】このように、複数の同軸ケーブルで共用さ
れる(1/4)波長の外部導体結合電極の一部を利用
し、外部導体結合電極の一部を延長し、あるいは外部導
体結合電極の一部の形状を変えて、中心導体結合電極同
士の電気的結合が防止される。
【0038】図5(a)は、外部導体結合電極311に短
縮コイルLを用いて外部導体結合電極311の実長を短く
すると共に、電気長として(1/4)波長の長さを確保
する例を示している。
【0039】図5(b)は、アンテナANT3及びAN
T4に短縮コイルLを用いて実アンテナ長を短くする例
を示している。
【0040】なお、図4及び図5に示した各電極を透明
電極によって形成することができる。こうした場合に
は、窓ガラスの視界を可及的に妨げないようにすること
が可能となる。また、結合装置やアンテナ装置を目立た
なくすることが可能となる。
【0041】本願発明では複数の同軸ケーブルを1つの
装置で結合できるが、携帯電話に限らず、テレビやFM
放送の受信に使用することができる。1本の同軸ケーブ
ルを携帯電話に、他の同軸ケーブルを業務用無線や放送
の受信に使用することができる。同軸ケーブルを結合す
るための複数のコネクタのうち1つを使用し、他を使用
しない状態でも結合装置に不具合はない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同軸ケー
ブル結合装置及びアンテナ装置では、誘電体板の両側の
複数の同軸ケーブルを接続するに際し、一対の外部導体
結合電極の各々に各側の複数の同軸ケーブルの外部導体
を接続して外部導体結合電極を共用すると共に、該外部
導体結合電極によって内部導体結合電極相互間を電気的
に分離する構成としたので、複数本の同軸ケーブルを誘
電体板を介して結合する同軸ケーブル結合装置をコンパ
クトに形成することが可能となる。また、結合装置内で
の中心導体間の電気的結合を防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明する斜視図である。
【図2】図1の実施の形態におけるX−X’方向におけ
る断面図である。
【図3】本発明のアンテナ装置の例を説明する説明図で
ある。
【図4】中心導体結合電極と外部導体結合電極のバリエ
ーションを示す説明図である。
【図5】外部導体結合電極及びアンテナの長さの短縮化
の例を説明する説明図である。
【図6】同軸ケーブル結合装置の先行例を説明する斜視
図である。
【図7】携帯電話の一例を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 誘電体板 2 中心導体結合電極 3 外部導体結合電極 4 同軸ケーブル 5 インダクタンス(整合回路) 6 キャパシタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体板の両側に夫々配置された複数本の
    同軸ケーブルを前記誘電体板を介して電気的に結合する
    同軸ケーブル結合装置であって、 前記誘電体板の両側に互いに対向するように複数対配置
    されて、各側の複数の電極が各側の前記複数本の同軸ケ
    ーブル各々の中心導体に夫々接続される複数対の中心導
    体結合電極と、 前記誘電体板の両側に互いに対向するように一対配置さ
    れて、各側の1つの電極が各側の前記複数本の同軸ケー
    ブル各々の外部導体に接続される一対の外部導体結合電
    極と、を備え、 前記外部導体結合電極は前記外部導体と前記外部導体結
    合電極との接続点からの該電極の少なくとも1つの延在
    方向における電極の電気長が前記同軸ケーブルを伝送す
    る通過信号の略(1/4)波長の奇数倍となるように形
    成され、かつ、前記外部導体結合電極は前記複数の中心
    導体結合電極の相互間を電気的に分離するように形状及
    び配置が定められる、 ことを特徴とする同軸ケーブル結合装置。
  2. 【請求項2】前記中心導体結合電極と前記同軸ケーブル
    の中心導体との間に整合回路が設けられる、 ことを特徴とする請求項1記載の同軸ケーブル結合装
    置。
  3. 【請求項3】前記内部導体結合電極及び前記外部導体結
    合電極の少なくともいずれかが透明電極によって形成さ
    れる、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の同軸ケーブル結
    合装置。
  4. 【請求項4】誘電体板の一方面側に設置された複数のア
    ンテナと、 前記誘電体板の両側に互いに対向するように複数対配置
    された電極からなり、前記一方面側の複数の電極が夫々
    前記複数のアンテナに整合回路を介して接続され、他方
    面側の複数の電極が夫々複数の同軸ケーブル各々の中心
    導体に接続される複数対の中心導体結合電極と、 前記誘電体板の両側に互いに対向するように一対配置さ
    れた電極からなり、前記一方面側の1つの電極が前記整
    合回路各々の接地系に接続され、前記他方面側の1つの
    電極が前記複数本の同軸ケーブル各々の外部導体に接続
    される一対の外部導体結合電極と、を備えるアンテナ装
    置であって、 前記外部導体結合電極は前記外部導体と前記外部導体結
    合電極との接続点からの該電極の少なくとも1つの延在
    方向における電極の電気長が前記同軸ケーブルを伝送す
    る通過信号の略(1/4)波長の奇数倍となるように形
    成され、かつ、前記外部導体結合電極は前記複数の中心
    導体結合電極の相互間を電気的に分離するように形状及
    び配置が定められる、 ことを特徴とするアンテナ装置。
  5. 【請求項5】前記中心導体結合電極と前記同軸ケーブル
    の中心導体との間に整合回路が設けられる、 ことを特徴とする請求項4記載のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】前記内部導体結合電極及び前記外部導体結
    合電極の少なくともいずれかが透明電極によって形成さ
    れる、 ことを特徴とする請求項4又は5記載のアンテナ装置。
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JP (1) JPH09275307A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011093739A1 (ru) * 2010-01-28 2011-08-04 Общество С Ограниченной Ответственностью "Верител" Ответвитель для коаксиального кабеля
JP2013223338A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Furukawa Electric Co Ltd:The 電力伝送システム
JP2013223303A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Furukawa Electric Co Ltd:The 電力伝送システム

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