JPH09266753A - ソ−セ−ジ等の連鎖状の食品を製造する方法及び装置 - Google Patents
ソ−セ−ジ等の連鎖状の食品を製造する方法及び装置Info
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- JPH09266753A JPH09266753A JP3275197A JP3275197A JPH09266753A JP H09266753 A JPH09266753 A JP H09266753A JP 3275197 A JP3275197 A JP 3275197A JP 3275197 A JP3275197 A JP 3275197A JP H09266753 A JPH09266753 A JP H09266753A
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Abstract
径が不均一な天然腸をケ−シングに使用しながらも、長
さ、充填径、充填重量、充填張り具合の略一定な形の良
い、新規な天然腸ソ−セ−ジ商品の高速生産を可能とす
ること。 【構成】充填天然腸58Cの搬送によって後続する未充
填天然腸58の内面あるいは内面と外面を制動しながら
引っ張って移動させ、これによって未充填天然腸58の
内面を縮径させ、充填天然腸58Cを挾搾しながら、挾
搾された部位を移動し、充填天然腸58Cに引っ張られ
て移動している縮径された未充填天然腸58B内に充填
物を吐出して充填天然腸58Cを形成すると共に、縮径
された未充填天然腸58Bの内面を筒形状に保持し、こ
の筒形状に保持された内周面に回転力を付与して充填天
然腸58Cを回転させて充填天然腸に捻りを形成させる
こと。
Description
鎖状のソーセージ等の食品を製造する方法及び装置に関
する。
を羊腸、豚腸などの動物の腸すなわち天然腸や、セルロ
ースケーシング・コラーゲンケーシングなどの人工ケー
シング内に充填することによって製造される。この場
合、ケーシングとして天然腸を使用する場合と、人工ケ
ーシングを使用する場合とではその製造方法及び装置は
異なる場合が多い。すなわち、天然腸は充填物を充填し
たりあるいは充填天然腸をリンクにするときに破れやす
いため、種々の工夫をしなければ実用化が困難である。
このような問題点は、天然腸内へ充填物を充填して挟搾
する充填装置では一層顕著なものとなる。
れたエンドレスコンベアと、回転する充填ノズルとを備
えた連鎖状の天然腸ソ−セ−ジの製造装置に関しては、
特開昭49−101577公報や特開昭50−9148
9公報で公知である。この公知の製造装置では、回転す
る充填ノズルと天然腸との間の回転方向の摩擦力を増加
させて、回転する充填ノズルと一緒に充填ノズルに装着
された天然腸を回転させている。
行技術においては天然腸を回転する充填ノズルや回転す
る充填ノズルの先端付近に取り付けられたフィンヘッド
に局部的に係合させているので、天然腸と回転する充填
ノズルあるいはフィンヘッドとの間に滑りが生じること
がある。更に回転する充填ノズルやフィンヘッドからの
力が天然腸の局部に集中するので、天然腸が回転する充
填ノズルやフィンヘッドから引き出される時に腸の破損
を引き起こすことがある。
天然腸の皮膜が薄くて非常に柔軟であって保形性がな
く、ソ−セ−ジ原料が充填された充填天然腸の剛性が小
さいのでピンチャ−で挟搾した箇所以外の位置で、充填
天然腸に捻りが生じてしまいやすい。特開昭49−10
1577公報では、ピンチャ−で充填天然腸を挟搾した
後に充填ノズルを回転させて、挟搾部に捻りを確実に生
じさせる様にしている。この場合、充填ノズルは間欠回
転し、ピンチャ−での挟搾工程以外は充填ノズルを停止
させているので、充填天然腸に生じさせる捻りの位置が
一定しないという問題は生じにくい。しかし、ピンチャ
ーでの挾搾位置が充填ノズル先端から離れているために
充填ノズル上で天然腸がスリップしやすく、加えて、充
填ノズルを間欠回転させるので、充填ノズルの回転が充
填ノズル上の天然腸に伝えられにくく、所要の捻り数を
挟搾部に与えられないというおそれを持つ。更に、高速
回転する間欠回転式充填ノズルは、充填ノズルの回転振
れや装置の耐久性に乏しいなどの問題をも合わせ持つ。
製造装置においては、充填ノズルに円筒部と該円筒部の
外周上から放射状に突起して設けられたフィンを持つフ
ィンヘッドが、充填ノズルに着脱自在に取り付けられて
いる。該フィンヘッドは天然腸の内側から引きのばされ
た腸の径を拡張し、該引きのばされた腸と不連続的、局
部的に係合しているため、天然腸の捻り剛性が極めて低
くなっている。このため、フィンヘッドの回転を該引き
伸ばされた天然腸部を介して充填天然腸部へ伝えにくい
ものとなっている。加えて、充填ノズルは連続回転する
ものとなっているので、場合によっては、ピンチャ−で
の挟搾部ではなくて、フィンヘッドの吐出端前方近接位
置にて、捻りが生じてしまうおそれもあった。更らに、
このフィンヘッドは天然腸の内径よりも大きいので、天
然腸を充填ノズルに装着するに際して、フィンヘッドを
充填ノズルから取り除かなければならず、非常に作業性
が劣る。更に、これらの先行技術は天然腸と人工ケーシ
ングの兼用を目的としているために、径が不均一な天然
腸を使用して、充填径を一定にするという技術的課題を
解決していないものである。
ソーセージの製造装置の欠点を改善し、以下のようなこ
とを達成する天然腸専用のソーセージ等の連鎖状の食品
の製造方法及び装置を提供せんとするにある。 1.天然腸ソーセージ専用の高速生産を可能とするソー
セージ等の連鎖状の食品の製造方法及び装置を提供する
こと。 2.径が不均一な天然腸をケ−シングに使用しながら
も、長さ、充填径、充填重量、充填張り具合の略一定な
形の良い、新規な天然腸ソ−セ−ジ商品の高速生産を可
能とするソーセージ等の連鎖状の食品の製造方法及び装
置を提供すること。 3.充填ノズルの回転を充填ノズル上のまっすぐした一
枚天然腸部へ確実に伝えることができるソ−セ−ジ等の
連鎖状の食品の製造方法及び装置を提供すること。 4.ピンチャ−で挟搾した箇所の充填天然腸にのみ捻り
を生じさせ得るソーセージ等の連鎖状の食品の製造方法
及び装置を提供すること。 5.天然腸の破損や挟搾部での捻り戻りのないソ−セ−
ジ等の連鎖状の食品の製造方法及び装置を提供するこ
と。 6.充填作業性に優れるソーセージ等の連鎖状の食品の
製造方法及び装置を提供すること。
ろは、以下の点にある。まず、本発明の特徴とするとこ
ろは、充填天然腸を搬送して、充填天然腸に後続する未
充填天然腸を引っ張って移動させることによって、該未
充填天然腸の内面を縮径させる段階と、充填天然腸に引
っ張られて移動している、縮径された未充填天然腸内に
充填物を吐出して充填天然腸を形成すると共に、縮径さ
れた未充填天然腸の内面を筒形状に保持し、当該未充填
天然腸の筒形状に保持された内面に回転力を付与して、
縮径された未充填天然腸を介して当該未充填天然腸に先
行する充填天然腸を回転させ、挾搾された充填天然腸の
部位に捻りを形成する段階と、を具備したソーセージ等
の連鎖状の食品を製造する方法、にある。次に、本発明
の他の特徴とするところは、充填天然腸を搬送して、充
填天然腸に後続する未充填天然腸を引っ張って移動させ
ることによって、該未充填天然腸の内面を縮径させる手
段と、充填天然腸に引っ張られて移動している、縮径さ
れた未充填天然腸内に充填物を吐出して充填天然腸を形
成すると共に、縮径された未充填天然腸の内面を筒形状
に保持し、当該未充填天然腸の筒形状に保持された内面
に回転力を付与して、縮径された未充填天然腸を介して
当該未充填天然腸に先行する充填天然腸を回転させ、挾
搾された充填天然腸の部位に捻りを形成する手段と、を
具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置、
にある。更に、本発明の特徴とするところは、充填天然
腸を搬送して、充填天然腸に後続する未充填天然腸を、
該未充填天然腸の外面から制動しながら引っ張って移動
させることにによって、該未充填天然腸の内面を縮径さ
せる段階と、充填天然腸に引っ張られて移動している、
縮径された未充填天然腸内に充填物を吐出して充填天然
腸を形成すると共に、当該未充填天然腸の内面と外面に
回転力を付与して、未充填天然腸を介して当該未充填天
然腸に先行する充填天然腸を回転させ、挾搾された充填
天然腸の部位に捻りを形成する段階と、を具備したソー
セージ等の連鎖状の食品を製造する方法、にある。更に
また、本発明の特徴とするところは、充填天然腸を搬送
して、充填天然腸に後続する未充填天然腸を、該未充填
天然腸の外面から制動しながら引っ張って移動させるこ
とにによって、該未充填天然腸の内面を縮径させる手段
と、充填天然腸に引っ張られて移動している、縮径され
た未充填天然腸内に充填物を吐出して充填天然腸を形成
すると共に、当該未充填天然腸の内面と外面に回転力を
付与して、未充填天然腸を介して当該未充填天然腸に先
行する充填天然腸を回転させ、挾搾された充填天然腸の
部位に捻りを形成する手段と、を具備したソーセージ等
の連鎖状の食品を製造する装置、にある。また、本発明
の特徴とするところは、両端部の捻りの形成が終了した
充填天然腸の最大充填直径よりも小径な充填直径を有す
る充填天然腸の部位に対して挾搾を開始する段階を更に
具備するところにある。
実施例について説明する。1は充填ノズルであり、該充
填ノズル1には一枚天然腸部C1と収縮天然腸部C2とに
区分された天然腸Cが装着されている。収縮天然腸部と
は天然腸を長手方向に縮めてジャバラ状の形態をなして
いる部分である。一枚天然腸部とは、天然腸を長手方向
に引きのばしてまっすぐな形態をなしている部分であ
る。充填ノズル1は充填物を連続的に供給するための充
填ポンプ(図示しない)から送り出された充填物を受け
入れて先端から吐出するものである。該充填ノズルは軸
線X回りに連続回転可能に設けられており、この実施例
では軸線X方向にわたって丸パイプ状の同一断面形状を
有している。
充填物が充填された充填天然腸Sを挟搾して充填ノズル
の前方へ搬送するものである。ピンチ装置2は、充填天
然腸の外周から対向して挟搾する一対のピンチャー部材
3A、3Aからなるピンチャー3と、該ピンチャー3を
連続的に移動する移動手段としての巻掛伝動手段4とを
有している。
に取り付けられたスプロケット7、7間に張設されたチ
ェーン8とからなり、ピンチャー部材の移動中心として
の軸5はピンチャー部材3Aが充填ノズル先端1aの後
方領域9から前方領域10に向かって移動する様に、充
填ノズル1の軸線Xの側方かつ、充填ノズル先端1aの
前方領域10に位置する。
材3Aには、V字状切欠き部3aが設けられており、該
切欠き部3aの開口寸法dは充填天然腸Sの外径以上の
大きさに設定とれており、開口部半径rは充填ノズル1
の先端と軸5間の距離より大となるよう構成されてい
る。11はノズル回転手段としての駆動機構であり、該
駆動機構11は図示せぬモーターからの駆動を受けて、
充填ノズル1を回転駆動するものである。駆動機構11
には充填ノズル1がナット12によって取り付けられて
おり、軸線X方向に延びて貫通する充填物通路孔13が
設けられている。
にかかるソーセージ等の連鎖状の食品の製造装置につい
て、その作用を説明する。充填ノズル1に天然腸Cを装
着し、収縮天然腸部C2を手で充填ノズル1の前方に引
き出して、充填ノズル1上に一枚天然腸部C1を形成さ
せると同時に、該一枚天然腸部C1を充填ノズル先端1
aから所定長さを垂下させる。装置の運転が開始される
と、充填ノズル先端1aから垂下した一枚天然腸部C1
に充填ノズル1の先端から連続的に定量の充填物が吐出
され、形成された充填天然腸Sは充填圧力によって、充
填ノズル1上の一枚天然腸部C1を引き出しながらピン
チ装置2へ向かって移動する。
aが充填ノズル1上の一枚天然腸部C1の外周に近接し
て、充填ノズル先端1aの前方領域10に向かって移動
してゆき、充填ノズル先端1aに近い位置にて充填天然
腸Sを挟搾開始する。ピンチャー部材3Aは軸5を中心
にした移動を続けて充填天然腸Sの挟搾を完了させた
後、挟搾状態を保持したまま充填天然腸Sを軸線Xに沿
って引っ張り、搬送する。充填天然腸Sをピンチャー3
で引っ張り搬送するので充填ノズル1上の一枚天然腸部
C1は軸線X方向に引き延ばされつつ、移動して収縮天
然腸部C2を引っ張り、該収縮天然腸部C2は引き延ばさ
れつつ、その径を縮小させられて、一枚天然腸部C1と
なる。天然腸の径を縮小を以下「縮径」という。充填ノ
ズル1上で、軸線Xに沿って形成されている一枚天然腸
部C1は常に引っ張られているので、充填ノズル1の外
周への接触程度を強め充填ノズル1と共に回転しなが
ら、充填ノズル先端1aから引き出されてゆく。充填天
然腸Sは充填ノズル1と共に連続回転する一枚天然腸部
C1によって回転駆動され、前述したピンチャー3によ
る挟搾箇所の天然腸に継続した捻りを与える。充填ノズ
ル1の外周に接触した一枚天然腸部C1の内周面C3は充
填ノズル1から回転力が付与される。この接触を密着し
た態様にすると、充填ノズル1の回転がより伝わりやす
い。
終了するまで、上記天然腸の捻りは続けられる。ピンチ
ャー3は一定速度で連続移動を継続し、充填ポンプは充
填ノズル先端1aから引っ張り出された一枚天然腸部C
1内に充填物を連続的に吐出し、充填天然腸Sが形成さ
れてゆく。ピンチャー3は一定速度で連続して移動して
おり、該ピンチャー3によって引き延ばされて径を縮め
ようとしながら移動する一枚天然腸部内に一定量の充填
物を連続吐出する。このため、充填径のばらつきが少な
い充填天然腸Sが形成されるものとなる。チェーン8に
所定間隔で設けられた後続のピンチャー3は、充填ノズ
ル先端1aに近い位置にて充填天然腸Sを挟搾し始め
る。該充填ノズル先端1aに近い位置にある充填天然腸
Sの充填径は未だ小さいので、容易に捻りが発生し、捻
りの発生位置が充填ノズル先端1aに近いので、回転す
る充填ノズル1上の一枚天然腸部C1の回転が該捻り発
生位置に伝わり易く、ピンチャー3による挟搾箇所に十
分な捻りを確実に与えるものとなっている。ピンチャー
3による充填天然腸Sの搬送速度と充填物の吐出量との
関係で、ピンチャー3は充填ノズル1の外径より大きな
充填天然腸部位を挟搾することもある。(図4参照)
非回転状態において、充填ノズル1に装着された収縮天
然腸部C2は軸線X方向に圧縮されたジャバラ状となっ
て、充填ノズルから垂下する。充填ノズル1の外径より
も、通常、収縮天然腸部C2の内径は十分に大きい。図
2の(B)を参照して、回転中の充填ノズル1上の一枚
天然腸部C1は既述の如く軸線X方向に引き延ばされて
径が縮小し、充填ノズル1の外周に実質的に密着する。
一枚天然腸部C1は充填ノズル1の外周と局部的に僅か
な隙間や、皮膜の重なり部があっても、全体として充填
ノズル1に一枚天然腸部C1の内周面C3が接触しておれ
ば良い。
制動力を受けつつ、充填ノズル先端1aへ向かって移動
する一枚天然腸部C1は充填天然腸Sを回転駆動するこ
とによって充填ノズル1の外周に巻き付く様にねじれK
を生じ、密着力を増加させる。一様な形状を持つ充填ノ
ズル1外周に一枚天然腸部C1を軸線Xに沿って一様に
接触好ましくは密着させるので、充填天然腸Sを回転駆
動するに必要な充填ノズル1からの制動力を受けても、
一枚天然腸部C1は破損することなく充填ノズル1の外
周を滑って充填ノズル先端1aから引き出されてゆく。
一枚天然腸部C1が引き出されるに連れて、充填ノズル
先端1aからの充填ノズル1上の一枚天然腸部C1の長
さが増大する。通常、この軸線X方向の接触長さを所望
の範囲内に維持することが好ましいので、収縮天然腸部
C2の後端を充填ノズル先端1aへ向けて押進させる。
の長さと直径は、例えば1本8mであってその全長にわ
たって18mmから20mmと直径が変化する。充填ノ
ズル1の直径との関係で、天然腸Cをより縮径させたい
場合には、後述する実施例装置での係合部材としての制
動部材を用いて天然腸Cへの制動力を増加させることに
よって達成できる。充填天然腸Sでの捻り発生のしにく
さ(天然腸種類、天然腸の状態、充填天然腸サイズ他)
に応じて、充填ノズル先端1aをピンチ装置2へ、図示
された位置よりも離反あるいは接近して配置する。接近
配置の場合、充填ノズル先端1aの後方領域から前方領
域に向かって移動するピンチャー3の切り欠き部3a内
に充填ノズル先端1aが位置するので、切り欠き部3a
による充填天然腸Sの挟搾開始位置がより充填ノズル先
端1aに接近し、捻りの発生をより容易にするものであ
る。
て、本発明では種々な外周形状の充填ノズル1を用い得
るものである。例えば、充填ノズル1の断面形状は、真
円のみならず図3の(A)に示すように楕円形状でも良
い。また、図3の(B)に示すように三角形、(C)に
示すように四角形、(D)に示すように五角形、(E)
に示すように六角形、等のように多角形としても良い。
図3に示すような充填ノズル1の断面形状によると、真
円断面形状と比べて充填ノズル1と一枚天然腸部C1と
の回転方向のスリップが低減されるものとなる。
ズル1の外周に長手方向(軸線X方向)に沿った溝1S
を多数(この例では10個)形成したもの、あるいは、
図4の(B)に示すように、充填ノズル1の外周に長手
方向に沿った突起1Tを付けたもの、図4の(C)に示
すように、充填ノズル1の外周に長手方向に沿った平面
部1S′を4個形成したもの、などであって、いずれの
充填ノズル1にあっても、収縮天然腸部C2が引き延ば
されることによって、その天然腸の径(18〜20m
m)が充填ノズル1の外径、例えば10mm迄縮小して
一枚天然腸部C1となって該充填ノズル1の外周に接触
するものである。なお、図4に示すような充填ノズル1
の形状によると、真円断面形状と比べて充填ノズル1と
一枚天然腸部C1との回転方向のスリップが低減される
ものとなる。
スプロケットとチェーンの構成のみならず、例えば、タ
イミングプーリーとタイミングベルトなどの公知の巻掛
伝動手段も使えるものである。
いし図8を用いて説明する。図5ないし図8は本発明の
一実施例にかかる天然腸を使用したソーセージ等の連鎖
状の食品の製造方法及び装置について説明する図であ
る。尚、この中で図5は本発明の製造装置の概略正面図
であり、図6はその平面図、図7及び図8は充填天然腸
に捻り部を形成する作用を説明するための拡大部分断面
図である。
原料等の充填物を加圧供給する充填ポンプ、102は充
填ポンプ101から供給された充填物を収容する充填ブ
ロック、103は充填ポンプ101から供給された充填
物を後述の天然腸104に充填する丸管状の充填ノズル
である。充填ノズル103には孔103aが形成されて
おり、該孔103aが充填ブロック102内に位置して
いるときに充填物が該孔103aを介して充填ノズル1
03内に送り込まれるものである。充填ノズル103に
は羊腸や豚腸からなる天然腸104が装着されている。
ている。充填ポンプ101を駆動する充填ポンプ駆動機
構は以下のとおりである。充填ポンプ用モーター105
の回転を変速機106を介して減速機107へ伝達す
る。ポンプ速度の変速手段としての変速機106は変速
プーリー106A、ベルト106B、変速プーリー10
6Cとからなっている。このため、充填ポンプ用モータ
ー105の回転は変速プーリー106A、ベルト106
Bを介して変速プーリー106Cに伝達され、該変速プ
ーリー106Cの回転が減速機107へ入力される。電
磁クラッチ106Dは変速プーリー106Cと減速機1
07との回転伝達をカット、オンさせるものである。使
用する天然腸のサイズとピンチ装置の速度に合わせて、
ポンプ供給量を所望に設定できる。
08を介して充填ポンプ101の図示しない回転軸と連
結している。上述した可変機構を速比不変なベルト伝動
機構に変えて、上記モータ105の代わりに変速モータ
ーを用いえる。あるいは、変速モータ又は減速機付の変
速モータの各出力軸を充填ポンプ101の上記回転軸に
直結して用いてもよい。変速モータとは例えばサーボモ
ータやインバータ制御によるモータである。
ている。ノズル回転手段としての回転機構は以下のとお
りである。充填ノズル回転用モーター109は、変速可
能なモーターであり、充填ノズル103の回転数を所望
に設定できる。該モーター109のプーリー110には
ベルト111が巻き掛けられており、該ベルト111は
充填ノズル回転プーリー112に巻掛けられている。充
填ノズル回転プーリー112はベッド113上に固定さ
れたハウジング114に回転可能に保持されている。充
填ノズル回転プーリー112にはクラッチ爪112Aが
設けられている。充填ノズル103は回転継ぎ手115
を介してエアシリンダー116のシリンダロッド116
Aに連結され、これによって充填ノズル103は往復動
される。充填ノズル103には前記クラッチ爪112A
と係合するクラッチ爪103Bが設けられている。この
ため、エアシリンダー116によって充填ノズル103
が移動された時にクラッチ爪112A、103Bが係合
し、充填ノズル回転プーリー112の回転が充填ノズル
103に伝達されるものである。
天然腸部104Aと一枚天然腸部104Bとに区分され
て装着される。そして、収縮天然腸部104Aを充填ノ
ズル103の先端側に押す天然腸押進部材としての腸押
し117が充填ノズル103に嵌め込まれている。腸押
し117はロッド118を介してエアシリンダー119
に連結されており、該エアシリンダー119によって腸
押し117は移動されるものとなっている。また、充填
ノズル103には腸押し117が当接する段部103C
が設けられており、充填ノズル103の移動と共に腸押
し117が移動されるものとなっている。このため、充
填ノズル103の移動によって腸押し117が移動さ
れ、充填ノズル103が前進完了した位置で腸押し11
7の位置は図5の初期位置IPとなっている。腸押し1
17は充填ノズル103に回転自在に装着されており、
腸押し117の外周溝にロッド118に固着された押し
部材118aが嵌合しており、ロッド118の往復動作
を腸押し117に伝える。
出手段120が設けられている。検出手段120は光電
センサー120Aからなるものであり、充填ノズル10
3に装着された天然腸104の収縮天然腸部104Aに
よって光が遮断された時には天然腸104の存在が確認
され、光が通過した時には収縮天然腸部104Aがなく
なり一枚天然腸部104Bとなったことを知るものであ
る。検出手段120はストッパー部120Bを有してお
り、該ストッパー部120Bと押し部材118aとが接
触することにより腸押し117の移動が停止されるもの
となっている。
1が設けられ、該ハウジング121内には係合部材とし
ての制動部材122がプーリー123によって回転可能
に設けられている。これを図7でもって更に詳しく説明
すると、ハウジング121内にはプーリー123が軸受
124によって回転可能に保持されている。プーリー1
23の中心穴内には制動部材122が設けられている。
制動部材122は制動部材抑え125によって固定され
ている。制動部材122は合成ゴムからなるリング状の
部材からなっており、中心には充填ノズル103が貫通
する丸い穴の開口を有している。その開口径は充填ノズ
ル103と同径又は少径とする。制動部材抑え125
は、充填ノズル103上の収縮天然腸部104Aを部分
的に収容し、充填ノズル103の軸線Xに対して、該収
縮天然腸部104Aの外周と接触して回転駆動する収縮
天然腸回転部材を兼ねるものである。
回りに回転させる回転駆動機構は以下のとおりである。
プーリー123にはベルト126が巻掛けられ、該ベル
ト126は制動部材用モーター127のプーリー128
に巻き掛けられている。制動部材用モーター127はイ
ンバータによって変速される変速モーターであり、制動
部材122の回転数を所望に設定でき、このモータをサ
ーボモーターに置換できる。
ー部材129A、129Aからなるピンチャー129と
その移動手段130とからなるピンチ装置131が設け
られている。また、図6を参照して、移動手段130
は、回転軸137と、回転軸137に取り付けられたス
プロケット132とアイドルスプロケット132Aと、
スプロケット132とアイドルスプロケット132Aに
各々巻掛けられたチェーン133と、該チェーン133
に取り付けられた多数のラグ134とからなっている。
ピンチャー部材129Aは所定の間隔毎に複数個、チェ
ーン133に取り付けられており、チェーン133と共
に移動しながら対向する2個のピンチャー部材129A
によって充填天然腸を挟搾するものである。ピンチ装置
駆動機構は、ピンチ用モーター131A、変速機13
5、減速機136からなっている。
速機136、回転軸137を介してピンチ用モーター1
31Aにより回転されるものとなっている。これによっ
てピンチャー部材129Aの移動速度を所望に設定でき
る。使用する天然腸のサイズ、種類に合わせて、ピンチ
装置の速度(生産量)を所望に設定できる。上述した駆
動機構はインバータによって変速される変速モータやサ
ーボモータに代え得るものである。また、変速モータや
減速機付き変速モータの出力軸を回転軸137に直結し
て用い得るものである。ピンチャー部材129AはV字
状の溝部を有し、該溝部で充填天然腸を対向する2個の
ピンチャー部材によって挟搾する。
ソーセージ等の連鎖状の食品の製造装置について、主に
図7及び図8を参照して以下にその作用を説明する。ま
ず、充填ノズル103に天然腸104を装着する。この
場合、図5に示すように、収縮天然腸部104Aと、一
枚天然腸部104Bとに区分して装着する。そして、エ
アシリンダー116を作動させて充填ノズル103及び
一枚天然腸部104Bを制動部材122の開口に貫通さ
せる。この時、腸押し117は充填ノズル103の段部
103Cに押されて初期位置IPまで移動される。ロッ
ド118が腸押し117と一緒に移動されるように、エ
アシリンダ119の内部は外気と導通状態になってい
る。
1とが作動開始し、充填物が充填ノズル103の先端か
ら吐出される。すると、充填ノズル103から一枚天然
腸部104Bが引き出され、その中に充填物が充填され
て充填天然腸104Cが形成される。この充填天然腸1
04Cは最初矢印方向に移動するピンチ装置131のラ
グ134によって挟まれて引っ張られる。そして次に、
ピンチャー129によって充填天然腸104Cを挟搾す
る。充填天然腸104Cが一枚天然腸部104Bを引っ
張ると、一枚天然腸部104Bが充填ノズル103から
制動されつつ滑りながら移動し、合わせて該一枚天然腸
部104Bは制動部材122の開口部とも係合している
ので、更なる制動力を制動部材122からも受ける。一
枚天然腸部104Bは特にピンチャー129と制動部材
122との間で引きのばされるので、充填ノズル103
に装着された該一枚天然腸部104Bはより強くその径
を縮小しようとして、一枚天然腸部104Bは充填ノズ
ル103の外周に接触しそして密着する。このため、充
填ノズル103の回転が該縮径された一枚天然腸部10
4Bを介して充填天然腸104Cに伝達され、結局充填
ノズル103の回転によって充填天然腸104Cが回転
されるものとなる。このため、ピンチャー129によっ
て挟搾された充填天然腸104Cの部分に捻りが生じて
連鎖状となる。
部が縮径された状態で充填ノズルとともに回転すれば良
い。係合部材としての制動部材が回転駆動機構で回転さ
れる本実施例装置において、仮に、制動部材122が実
質的な回転力を一枚天然腸部104Bの外周に付与して
いるとしても、本発明の範囲から外れるものではない。
一枚天然腸部の径をより多く減少させようとするため
に、充填ノズル上の天然腸と係合する係合部材は、種々
の形態を採り得るものである。例えば、本実施例に示す
ように、一枚天然腸部104Bの外周に接する形態や、
後述の図9に示される(制動部材122A)ように、充
填ノズル103の外径よりも大きな穴径を有し、主に収
縮天然腸に接触する形態がある。
更に詳しく説明する。図7に示すように、ピンチャー1
29のピンチャー部材129Aは、充填ノズル103の
先端(吐出端)を基準として後方の領域Pから前方の領
域Qへ向けて移動する。そして、充填ノズル103の先
端の前方の噛み合い位置Rで噛み合うものとなってい
る。ここで、噛み合い位置Rは充填ノズル103の先端
に近い程好ましいものである。すなわち、噛み合い位置
Rが充填ノズル103の先端に近い程充填天然腸104
Cに確実な捻りが生ずるものである。これを図8で説明
すると、ピンチャー部材129AのV溝の谷部の回転軌
跡が充填ノズル103の先端の外周に接するような軌跡
となると、ピンチャー129の噛み合い位置Rが充填ノ
ズル103の先端に近接したものとなる。このような状
態でピンチャー129が充填天然腸104Cを挟搾する
と、充填天然腸104Cの捻りの位置が該挟搾部分に特
定され、捻りの位置が確実となる上、充填天然腸104
Cの破れもなくなるものである。
縮天然腸部104Aが無くなると、検出手段120の光
電センサー120Aが作動して電磁クラッチ106Dを
切り、充填ポンプ101の作動を停止させる。そして、
エアシリンダー116が後退作動して充填ノズル103
を図6の右方に移動させ、同時にエアシリンダー119
も後退動作して腸押し117を移動させ、充填作業を終
了させる。この光電センサ120Aは透過型を用いてい
るが、センサのタイプは限定されない。
と、充填ノズル103上の天然腸104が順次引き出さ
れると、一枚天然腸部104Bの長さが長くなるので、
この長さを減らすために、エアシリンダー119を作動
させて、ロッド118の押し部材118aがストッパ部
120Bにぶつかる迄移動させる。この移動によって、
初期位置IPに停止していた腸押し117は所定位置迄
移動し、収縮天然腸部104Aの後端を段階的に押し進
めることになる。腸押し117は上記所定位置にて、全
ての充填が終了する迄、停止している。尚、初期位置I
Pから所定位置迄を多段階に押し進めても良い。
117とをエアシリンダによって作動させたが、これに
代えて、これらを手で作動させることもできる。エアシ
リンダ116、119内を大気に導通させ、エアシリン
ダ116のロッド116Aにハンドルを固着し、ロッド
118にも別のハンドルを固着し、これらのハンドルを
図5の左右方向に押すことによって、充填ノズル103
と腸押し117とを手で作動できる。検出手段の光電セ
ンサー120Aの設置位置を、ストッパ部120Bにて
停止している押し部材118aを検出できる位置に変更
し、その位置にて光電センサー120Aが押し部材11
8aを検出するように作動させても良い。手で腸押し1
17を作動させる使い方において、この検出方法によっ
て充填ポンプ101を停止させるのは有効である。
22を制動部材用モータ127によって回転させるもの
となっているが、制動部材122は必ずしも強制的に回
転させる必要はなく、例えば制動部材122を回転可能
に保持させて充填ノズル103の回転によって該制動部
材122を回転させる構造としても良い。また、上述ま
での実施例装置において、後述の他の実施例装置(図1
6及び図17参照)の充填ノズルと制動部材との構成を
用いても良い。
えば、充填ノズルが曲がったり、あるいは剛性が少なか
ったりして上下左右に揺れ動き、ピンチャーと接触する
おそれが生じる場合もある。そこで、図9に示すよう
に、充填ノズル103の振れを防止する部材を取り付け
てピンチャー部材129Aとの接触を防止する構造とす
ることもできる。すなわち、ハウジング121内に設け
られたプーリー123の内周面には制動部材122Aを
有する振れ防止部材抑え125Aによって、振れ防止部
材138がプーリー123と一体的に回転するように固
定されている。振れ防止部材138の内径は、充填ノズ
ル103の外径より大きく設定されている。充填ノズル
103に振れが生じても、振れ防止部材138の穴部に
よって振れ量が規制され、充填ノズル103がピンチャ
ー部材129Aに接触するのを防ぐものである。振れ防
止部材138の材質は適宜選択採用されるものである
が、変形が生じにくい合成樹脂が好ましい。制動部材1
22Aに変形しにくい材質を用いるならば、振れ防止部
材138を設ける必要はない。制動部材122Aは、充
填天然腸104Cに引っ張られて移動する一枚天然腸部
104Bが、収縮天然腸部104Aを引き延ばされる過
程で、天然腸Cをしごいて、一枚天然腸部104Bの微
小な重なりをほぐす。
装置が充填天然腸を挾搾しながら搬送することによっ
て、天然腸を縮径させているが、本発明は上述の実施例
に限定されるものではなく、以下に説明するように、充
填天然腸を挾搾するピンチ装置とは別に設けた搬送装置
によって天然腸を縮径させる構造とすることもできる。
ル61は回転自在とはなっているものの、往復動はしな
いものとなっている。充填ノズル61には一枚天然腸部
66Bと収縮天然腸部66Aとに区分された天然腸66
が装着される。充填ノズル61には充填ポンプ62から
定量の充填物が連続的に供給される。充填ポンプ62は
回転式の計量ポンプ、例えば歯車式ポンプである。ま
た、充填ノズル61を回転させるノズル回転手段は、充
填ノズル回転用変速モーター63に取り付けられた伝動
歯車64が伝動歯車付き駆動部材65に噛合し、これに
よって該伝動歯車付き駆動部材65に取り付けられた充
填ノズル61が回転するようになっている。充填ポンプ
62のポンプ軸62Aには充填ポンプ用変速モータ62
Bの出力軸が接続されている。充填ポンプ62は変速モ
ータ62Bを有する駆動機構によって所望の速度に設定
され、使用する天然腸のサイズや搬送装置の搬送速度に
合った、所定の充填量を充填ノズルに供給する。
押しをエアシリンダーによって自動的に移動させている
が、この実施例では、充填ノズル61に装着された天然
腸66は、作業員が手動で天然腸押進部材としての腸押
しカラー67を充填ノズル61の先端へ向けて押すよう
になっている。腸押しカラー67の移動を停止させるた
め、ストッパー68が設けられており、該ストッパー6
8は充填ノズル61に装着された天然腸66の後端を検
出する光電センサ69Aとともに検出手段69を構成し
ている。検出手段69からの信号によって、充填ポンプ
62を駆動する充填ポンプ用変速モータ62Bを停止す
る。検出手段69の作用は前述の実施例と実質的に同じ
である。
近接して設けられており、その下流には、充填物が充填
された充填天然腸66Cを挟持して、所定速度で連続的
に搬送する搬送装置71が設けられており、これらの装
置は取付け部材72に取り付けられている。取付け部材
72はピン73を介して充填ノズル61が取り付けられ
たハウジング74に矢印P方向に回動自在に取付けられ
ている。
下に対向して設けられた2個の回転部材70Aに凹溝7
0Eを形成したピンチャー部材70Cを取り付けた構成
となっており、該2個のピンチャー部材70Cの凹溝7
0Eによって充填天然腸66Cに挟搾部を形成するもの
である。ピンチ装置70を駆動するピンチ装置駆動機構
が取付部材72に設けられている。ピンチ装置駆動機構
はピンチャー用モータ75と一対のギャ76を有してい
る。ピンチ装置70の一方の回転部材70Aはピンチャ
ー用モーター75の軸に接続された回転軸70Dに取り
付けられており、該モーター75よって、設定された所
望の回転数でもって回転され、ギヤー76は対向する他
方の回転部材70Aを回転させるためのものである。上
記した回転部材70Aと回転軸70Dはピンチャー70
Bを移動させる移動手段である。回転部材70Aを除い
て、ピンチャー部材70Cを回転軸70Dに取り付けて
も良い。
先端61Aの後方領域Pから前方領域Qに向かって移動
するように、その移動中心としての回転軸70Dが充填
ノズル61の軸線Xに対して対称な位置に配されてい
る。ピンチャー70Bを構成する一対のピンチャー部材
70C、70Cは回転軸70Dとともに回転し、搬送装
置71によって搬送されてゆく充填天然腸66Cを挟搾
した後その挟搾を解除する迄、挾搾部位を搬送する。ピ
ンチャー部材70Cの噛合い位置Rが充填ノズル61の
先端61Aに近接している構成、並びにそれによる作用
については、前述した他の実施例と実質的に同じであ
る。
って挟搾された充填天然腸66Cの部位に捻りを与える
ように、充填ノズル61を連続的に回転させる。充填ノ
ズル61を連続回転させずに、ピンチャー70Bが充填
天然腸66Cを挟搾している間のみで捻りの形成を完成
させるように、変速モータ63は充填ノズル61を間歇
的に回転させても良い。
えることができる。搬送装置71によって搬送される充
填天然腸66Cに対して、ピンチャー70Bの挟搾周期
を所望に設定することによって、所望な充填天然腸の捻
りの間隔(ソーセージの長さ)が得られる。ピンチャー
部材70Cの回転数は、変速モーターであるピンチャー
用モーター75によって、搬送装置71の搬送速度は、
搬送装置71を駆動する変速モータである搬送装置用モ
ーター77によって、各々所望に設定できる。ピンチャ
ー部材70Cは、等速で連続回転し、この結果、ピンチ
ャー部材70Cが充填天然腸66Cを挟搾している時の
ピンチャー部材70Cの速度と充填天然腸66Cの搬送
速度との間に速度差が生じるが、充填天然腸66Cを挟
搾する本発明においては、速度差があっても確実に捻る
ことができる。ピンチャー部材70Cを不等速回転する
こともできる。この不等速回転の場合は、充填天然腸6
6Cを挟搾中のピンチャー部材70Cの速度を充填天然
腸66Cの搬送速度と同速度にできる。モーター75は
不等速回転となるように適宜な制御装置で制御される。
ンチャー70Cの数は図示のように1個でも良いが、2
個以上とすることもできる。所望の数のピンチャー部材
が等分割角度で固設された回転部材、たとえば、2個の
ピンチャー部材70Cが180度間隔で固設された回転
部材70Aに置き換えて用いるならば、ソーセージの長
さの変更によって生じる、天然腸搬送速度とピンチャー
部材の挾搾速度との間の速度差を減少できる。必要に応
じて、回転部材70Aが着脱可能に取付けられた一対の
回転軸70D、70Dの軸間距離を変更することもでき
る。
チェーン71Aをスプロケット71Bでエンドレスに回
転させ、該チェーン71Aに設けられたラグ71Cで充
填天然腸66Cを挟持することにより該充填天然腸66
Cを連続的に一定速度で搬送するものである。なお、充
填天然腸66Cを搬送させて、充填ノズル61に装着さ
れた一枚天然腸部66Bを引っ張って移動させることに
よって、天然腸66を縮径させて充填ノズル61に接
触、好ましくは密着させることは前述のとおりであるか
ら、ここでは詳細な説明は省略する。
は、スリップが極力防止されることが必要となる。そこ
で、図12に示すような構造としている。まず、図12
の(A)、(C)、(D)では、対向して配置されたラ
グ71Cが相互に喰い違いの位置に配置されたものであ
る。この構造によると、両チェーン上のラグ71C同士
が衝突しないので、充填天然腸66Cを強く挟持するこ
とができるものとなる。また、図12の(B)、(E)
では、対向して配置されたラグ71C同士を同じ位置に
配置したものである。この構造によっても、充填天然腸
66Cのスリップが防止されるものである。
プを防止することは、その分だけ搬送装置71の長さを
短くできるということを意味し、これによって取り付け
部材72の小型化が得られ、取り付け部材72の開閉動
作を迅速に行える。本実施例装置において、充填ノズル
61が貫通しており、充填ノズル61に装着された天然
腸66と係合する係合部材を更に設けることもできる。
該係合部材は充填ノズル61によって回転駆動させても
良い。また、係合部材を充填ノズル61の軸線X回りに
回転させる回転駆動機構を更に設けることもできる。こ
の回転駆動機構に係合部材を回転させるモータを備えて
も良い。このモータを変速可能なモータとしても良い。
カラー67を特開平6ー7073号や特開平7ー123
906号で公知な方法や、前述の実施例装置と同じ方法
でもって、段階的に移動させるように構成することもで
きる。連続的に回転して充填量を供給する充填ポンプ、
連続的に等速回転する充填ノズル、連続的に等速回転す
るピンチャー部材を有するピンチ装置、連続的に一定で
移動する巻掛走行体を有する搬送装置で構成するなら
ば、複雑な制御を必要としない、簡潔で高速運転可能か
つ廉価な装置となる。
とすることもできる。この実施例では、所望の長さのソ
ーセージを得る点において前記図10、図11に示す実
施例と同様だが、以下に説明するようにピンチ装置の構
成が相違するものである。ピンチ装置81は、チェーン
82に等間隔で設けられた二対のピンチャー部材83
A、83Bと、該ピンチャー部材83A、83Bを移動
させる回転軸80、チェーン82とスプロケット84、
とからなる移動手段85を有する。上下に対向して噛み
合ったピンチャー部材83Aは充填ノズル86の前方へ
直線に移動した後に該噛み合いを解除する。充填ノズル
86の軸線Xに対して対称位置に設けられた一対のピン
チャー部材83A、83A並びに一対のピンチャー部材
83B、83Bがピンチャー83を構成する。搬送装置
87は対向した2つの平ベルト87Aからなる。ここ
で、87Cは、搬送装置87を駆動する変速モータであ
る。
うに、四角状断面を有するパイプであり、係合部材とし
ての制動部材88は丸穴の貫通孔を有し、充填ノズル8
6の四つの各角と接触する。制動部材88は充填ノズル
86の回転によってブラケット91内で充填ノズル86
と一緒に回転する。制動部材88は収縮天然部89Aの
ジャバラ状を確実に引き延ばして一枚天然腸部89Bに
するために天然腸89の外面と係合する。
3Bの挾搾周期を所望に設定することによって、所望の
捻りの間隔を得る点において、前記図10、図11の実
施例と同様である。また、充填天然腸89Cを挾搾した
ピンチャー部材83A、83Bは直動する距離を有する
ので、搬送装置87の平ベルト87Aの移動速度とピン
チャー部材83A、83Bの直線動の速度とを同速度と
することが望ましい。ピンチャー用変速モーター90
は、2対のピンチャー部材83A、83Bが各々交互に
所望の周期で充填天然腸89Cを挾搾し、かつ、挾搾し
たピンチャー部材83A、83Bが平ベルト87Aの移
動速度と同速度で移動する様に、ピンチ装置81を制御
する。ここで、ピンチャー用変速モータ90はピンチ装
置駆動機構を構成する。
て、一対のピンチャー部材83A、83Aのみを有する
チェーン82、82を備えたピンチ装置81であっても
良い。ここで、チェーン82、スプロケット84はタイ
ミングベルト、タイミングプーリーなどの公知のエンド
レス部材に置き換えられるものである。これらの実施例
によると、ピンチャー83が直線動領域を持つので、挾
搾時間が長く捻りがより確実になるものである。
填ノズルの軸線Xに関して対向する一対のピンチャー部
材が相互に噛合うことによって充填天然腸の挟搾が行わ
れるタイプのものであるが、本発明は以下の図14及び
図15に示すような開閉式のピンチャーとすることもで
きる。すなわち、ピンチャー53は充填ノズル49の軸
線Xの側方に設けられた開閉可能な一対のピンチャー部
材53A、53Bを具備しており、ピンチャー53は一
対の回転軸50、二対のスプロケット60、一対のエン
ドレスチェーン51、ブラケット52からなる移動手段
に取り付けられている。また、垂直配置された回転軸5
0の上下方向に離間して設けられたスプロケット60、
60に噛合して、エンドレスに回転するチェーン51、
51間にわたってブラケット52を取り付ける。そし
て、ブラケット52にピンチャー53を開閉自在に取り
付けるものである。
びカム54Aによって開閉されるものであり、その開閉
機構は以下のとおりである。カム54に接してカムフォ
ロア55が設けられている。該カムフォロア55は揺動
するレバー56の端に設けられている。レバー56は支
点57を中心として回転される。ピンチャー53は2枚
のピンチャー部材53A、53Bからなっており、該ピ
ンチャー部材53A、53Bが挟みのように交差するこ
とにより充填天然腸58Cを挟搾する。ピンチャー部材
53A、53Bはレバー56の上端に連結されたリンク
56A、56Bと各々連結されており、各連結はピンに
よってなされる。
カム54によって、閉状態はカム54Aによってなされ
る。ピンチャー部材53A、53Bの閉完了位置はピン
チャー移動中心である回転軸50を通る軸線Y直近にあ
り、該Y軸に近接した位置に充填ノズル49の先端(吐
出端)がある。この実施例では、係合部材としての制動
部材48はブラケット47内に収容され、抑え部材46
が該制動部材48を軸方向に対して固定している。制動
部材48の穴径は充填ノズル49の外径に対して同じか
あるいは小となっており、制動部材48は充填ノズル4
9の回転によって、ブラケット47内にて一緒に回転し
ている。
ム54Aにならって移動するカムフォロア55によって
揺動レバー56が揺動され、該揺動するレバー56によ
りピンチャー部材53A、53Bが支点59を中心とし
て回動する。これによってピンチャー部材53A、53
Bが充填天然腸58Cを挟搾するものである。カム54
によって開状態のピンチャー53がZ位置に達すると、
この時点からカム54Aによる閉動作を開始し、ほぼY
軸線上にて全閉となる。49は大径部49Aと小径部4
9Bとを有する丸形パイプ形状の充填ノズルである。大
径部49Aには、天然腸58の収縮天然腸部58Aが、
小径部49Bには一枚天然腸部58Bが装着される。こ
の充填ノズル49によると収縮天然腸部58Aとのすき
まが少ないので、充填ノズル49の回転が収縮天然腸部
58Aへ伝わりやすい。他の構造については、前述まで
の実施例と実質的に同様であるから説明は省略する。
た方式は、充填天然腸58Cを充填ノズルの先端の直後
で挟搾開始でき、挟搾完了迄のピンチャーの移動距離を
極小とできるので、挾搾完了位置を充填ノズル49の先
端真近となしえる。本発明においては、充填ポンプ装
置、充填ノズル、ピンチ装置、搬送装置の作動は、上述
の実施例に限定されるものではなく、例えば、以下に説
明するような態様例とすることもできる。図1ないし図
9、及び図14、図15に示される実施例装置におい
て、連続移動するピンチャーに対して、充填ノズルの回
転状態は連続または間歇のいずれを採用しても良い。
いて、連続駆動される搬送装置に対して、充填物を間歇
定量供給するために充填ポンプを間歇駆動する構造とす
ることもできる。また、間歇駆動する搬送装置に対して
充填物を間歇吐出させるために、充填ポンプの間歇駆動
を間歇駆動する搬送装置に同期させる構造とすることも
できる。充填ノズルの回転状態は、上述と同じく、連続
または間欠のいずれを採用しても良い。
装置において開示されている充填ポンプを駆動するモー
タ、充填ノズルを回転させるモータ、係合部材(制動部
材)を回転させるモータ、ピンチ装置を駆動させるモー
タ、並びに搬送装置を駆動させるモータに、各々変速モ
ータ(減速機付き変速モータを含む)を採用できるもの
である。これらの各変速モータは、例えば、サーボモー
タやインバータ制御によるモータであり、モータの回転
数を変更する公知の変速手段たとえば、インバータやサ
ーボドライバーによって変速されるものである。
に制動部材が装着されていないので、天然腸66の一枚
天然腸部66Bの長さを管理する必要がある。そこで、
本発明は図16に示すように、係合部材としての制動部
材142が充填ノズル141を貫通しており、充填ノズ
ル141上の縮径された天然腸143との係合点が、充
填ノズル軸線Xに対して平行なピンチャー部材移動中心
線Yとピンチャー部材147Aの移動軌跡円Lとの交差
点上の充填ノズル軸線Xに対する垂直線KCよりも後方
に位置して配されている構造とすることもできるもので
ある。
1は図示しない回転手段によって回転されており、該充
填ノズル141には天然腸143が装着されている。天
然腸143を充填ノズル141の先端側へ押進するた
め、押進部材144が該充填ノズル141上を移動可能
に設けられている。押進部材144は手動で押進させる
ものであるが、エアシリンダー等による機械的押進作動
としても良い。また、充填ノズル141の先端側には制
動部材142が装着されている。制動部材142は、ハ
ウジング145に対して図の矢印P、Qで示す方向に接
近、離反可能に設けられた移動ベッド146上に設置さ
れている。移動ベッド146上には一対のピンチャー部
材147Aからなるピンチャー147が設けられてい
る。ピンチャー部材147Aは、図の矢印R方向に回転
されている。制動部材142は、充填ノズル141の回
転によって引き連れられて回転されるように回転可能に
設けられている。制動部材142は移動ベッド145に
固設されたブラケット148に回転可能に保持されてい
る。尚、制動部材142は回転可能に設けられるものに
限定されるものではなく、固定された構造としても良
い。
を貫通して図示の位置Kまで伸び出しており、ピンチャ
ー部材147Aの先端の移動軌跡円Lは位置Kを境界と
してその前方領域Gから後方領域Hへ侵入し、そこから
また前方領域Gへ至る円形軌跡となっている。制動部材
142の位置はピンチャー部材147Aの先端の移動軌
跡円Lの前記後方領域Hの最奥端位置KCの外側となっ
ている。
によって一枚天然腸部143Aに制動力を与えるので、
図10に示す実施例のものと比べて、天然腸部143の
縮径による充填ノズル141への密着が更に良くなるも
のである。また、この実施例によると、制動部材142
と充填ノズル141の先端との間の距離が定められたも
のとなるから、押進部材144によって収縮天然腸部1
43Bを制動部材142に常時押し付けていても一枚天
然腸部143Aの長さの管理が確実となるものである。
よって、収縮天然腸部143Bを押進部材144で多少
ラフに押進することができる。
るときには、移動ベッド146をハウジング145から
離反する方向(図の矢印Pの方向)へ移動させることに
より、簡単に天然腸の装着作業を行うことができるもの
である。尚、制動部材142は、充填ノズル141から
引き出される一枚天然腸部143Bに制動力を与える構
造に限定されるものではなく、これに代えて、収縮天然
腸部143Bのジャバラ状部分を確実の引き延ばして一
枚天然腸部143Aとするために天然腸143の外面と
係合するような構造としても良い。
1の先端が制動部材142を貫通してピンチャー147
側へ伸び出した構造となっているが、本発明は、図17
に示すような、制動部材152が充填ノズル151を貫
通しており、充填ノズル151上の縮径された天然腸1
53との係合点が、充填ノズル軸線Xに対して平行なピ
ンチャー部材移動中心線とピンチャー部材157Aの移
動軌跡円Lとの交差点上の充填ノズル軸線Xに対する垂
直線KCよりも前方に位置しているものも含むものであ
る。
1は図示しない回転手段によって回転されており、該充
填ノズル151には天然腸153が装着されている。天
然腸153を充填ノズル151の先端側へ押進するた
め、押進部材154が該充填ノズル151上を移動可能
に設けられている。押進部材154は手動で押進させる
ものであるが、エアシリンダー等による機械的押進作動
としても良い。また、充填ノズル151の略先端には制
動部材152が装着されている。制動部材152は、ハ
ウジング155に対して図の矢印P、Qで示す方向に接
近、離反可能に設けられた移動ベッド156上に設置さ
れている。移動ベッド156上には一対のピンチャー部
材157Aからなるピンチャー157が設けられてい
る。ピンチャー部材157Aは、図の矢印R方向に回転
されている。制動部材152は、充填ノズル151の回
転によって引き連れられて回転されるように回転可能に
ブラケット158の内に設けられている。尚、制動部材
152は充填ノズル151によって回転可能に設けられ
るものに限定されるものではなく、駆動機構によって強
制的に回転される構造としても良い。
おり、ピンチャー部材157Aの先端の移動軌跡円Lは
位置Kを境界としてその前方領域Gから後方領域Hへ侵
入し、そこからまた前方領域Gへ至る円形軌跡となって
いる。制動部材152の位置はピンチャー部材157A
の先端の移動軌跡円Lの前記後方領域Hの最奥端位置K
Cの内側、即ち位置K寄りとなっている。
天然腸部153Aの長さが短くなっているが、その短く
された一枚天然腸部153Aでは回転力が不足であって
も、制動部材152によって回転駆動力を増大させるこ
とによって十分に充填天然腸を回転させることができる
ものである。このように、充填ノズル151からのみの
縮径された一枚天然腸部153Aに付加される充填ノズ
ルの回転駆動力が小さくて、充填天然腸を回転させるに
十分でない構成のものも本発明には含まれる。更に、押
進部材154によって収縮天然腸部153Bを制動部材
152側へ押進させる作用が簡単かつ容易に行えるもの
となる。その理由は、収縮天然腸部153Bを多少ラフ
に押進させても、制動部材152によって押進させる終
端が定まっているからである。
るときには、移動ベッド156をハウジング155から
離反する方向(図の矢印Pの方向)へ移動させることに
より、簡単に天然腸の装着作業を行うことができるもの
である。尚、制動部材152は、充填ノズル151から
引き出される一枚天然腸部153Bに制動力を与える構
造に限定されるものではなく、これに代えて、収縮天然
腸部153Bのジャバラ状部分を確実の引き延ばして一
枚天然腸部153Aとするために天然腸153の外面に
係合する係合部材としても良い。
利用した本発明のソーセージ等の連鎖状の食品の製造方
法及び装置によると、以下のような効果を奏する。
少ない天然腸ソーセージを高速生産できる。 2.天然腸ソーセージでありながら、充填径と充填の張
り具合のばらつきの少ない形の良い、新規な定寸・定貫
商品を高速生産することができる。
ながら使用する必要が減り、天然腸のコスト低減を図る
ことができる。 4.充填ノズルの回転を充填ノズル上の天然腸へ確実に
伝えることができるものとなる。 5.ピンチャーで挟搾した箇所の充填天然腸にのみ捻り
を生じさせ得るものとなり、不良率が低減し、腸の歩留
りが向上する。
きに、充填天然腸を絞ることによる破損が減少する。ま
た、引延された一枚天然腸部が充填ノズルへ過度に巻き
付くことがなくなり、これによっても天然腸の破損が減
少する。
天然腸部と充填天然腸とを介して、充填天然腸の挟搾部
迄、確実に伝達されるものとなる。よって、捻り回数の
バラツキが減少し、捻りの戻りも減少するものとなる。
ズルを使用することができるので、充填ノズルへの天然
腸の装着が容易となり、作業時間の短縮が得られる。
の連鎖状の食品の製造方法及び装置を示す一部破断平面
図である。
あり、(A)は図1のピンチャーの詳細図であり、
(B)は図1の充填ノズルと一枚天然腸部を示す断面図
であり、(C)は図1の充填ノズルと収縮天然腸部を示
す断面図である。
(E)は、図1の充填ノズルとして使用される充填ノズ
ル形状を示す断面図である。
の他の実施例形状を示す図である。
等の連鎖状の食品の製造方法及び装置を示す一部破断正
面図である。
及びピンチャー部分の拡大断面平面図である。
であり、図8(A)はピンチャーの正面図であり、図8
(B)はピンチャー部分の拡大断面図である。
発明の実施例を示す断面平面図である。
断正面図である。
(E)は、ラグによって挾持された充填天然腸の断面の
形状を説明するための図である。
であり、(A)は一部破断正面図であり、(B)は
(A)の充填ノズルと制動部材の断面図である。
部破断平面図である。
部破断平面図である。
部破断平面図である。
Claims (45)
- 【請求項1】充填天然腸を搬送して、充填天然腸に後続
する未充填天然腸を引っ張って移動させることによっ
て、該未充填天然腸の内面を縮径させる段階と、充填天
然腸に引っ張られて移動している、縮径された未充填天
然腸内に充填物を吐出して充填天然腸を形成すると共
に、縮径された未充填天然腸の内面を筒形状に保持し、
当該未充填天然腸の筒形状に保持された内面に回転力を
付与して、縮径された未充填天然腸を介して当該未充填
天然腸に先行する充填天然腸を回転させ、挾搾された充
填天然腸の部位に捻りを形成する段階と、 を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方
法。 - 【請求項2】充填天然腸を搬送して、充填天然腸に後続
する未充填天然腸の外面から制動しながら引っ張って移
動させることによって、該未充填天然腸の内面を縮径さ
せる段階を更に具備している請求項1に記載のソーセー
ジ等の連鎖状の食品を製造する方法。 - 【請求項3】充填天然腸を搬送して、充填天然腸に後続
する未充填天然腸を引っ張って移動させることによっ
て、該未充填天然腸の内面を縮径させる手段と、充填天
然腸に引っ張られて移動している、縮径された未充填天
然腸内に充填物を吐出して充填天然腸を形成すると共
に、縮径された未充填天然腸の内面を筒形状に保持し、
当該未充填天然腸の筒形状に保持された内面に回転力を
付与して、縮径された未充填天然腸を介して当該未充填
天然腸に先行する充填天然腸を回転させ、挾搾された充
填天然腸の部位に捻りを形成する手段と、 を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装
置。 - 【請求項4】充填天然腸を搬送して、充填天然腸に後続
する未充填天然腸の外面から制動しながら引っ張って移
動させることによって、該未充填天然腸の内面を縮径さ
せる手段を更に具備している請求項3に記載のソーセー
ジ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項5】充填天然腸を搬送して、充填天然腸に後続
する未充填天然腸を、該未充填天然腸の外面から制動し
ながら引っ張って移動させることにによって、該未充填
天然腸の内面を縮径させる段階と、 充填天然腸に引っ張られて移動している、縮径された未
充填天然腸内に充填物を吐出して充填天然腸を形成する
と共に、当該未充填天然腸の内面と外面に回転力を付与
して、未充填天然腸を介して当該未充填天然腸に先行す
る充填天然腸を回転させ、挾搾された充填天然腸の部位
に捻りを形成する段階と、 を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方
法。 - 【請求項6】充填天然腸を搬送して、充填天然腸に後続
する未充填天然腸を、該未充填天然腸の外面から制動し
ながら引っ張って移動させることにによって、該未充填
天然腸の内面を縮径させる手段と、 充填天然腸に引っ張られて移動している、縮径された未
充填天然腸内に充填物を吐出して充填天然腸を形成する
と共に、当該未充填天然腸の内面と外面に回転力を付与
して、未充填天然腸を介して当該未充填天然腸に先行す
る充填天然腸を回転させ、挾搾された充填天然腸の部位
に捻りを形成する手段と、 を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装
置。 - 【請求項7】両端部の捻りの形成が終了した充填天然腸
の最大充填直径よりも小径な充填直径を有する充填天然
腸の部位に対して挾搾を開始する段階を更に具備する請
求項1又は請求項5に記載のソーセージ等の連鎖状の食
品を製造する方法。 - 【請求項8】天然腸内に充填ノズル先端から充填物を吐
出して充填ノズル先端の前方に充填天然腸を形成し、 充填天然腸を充填ノズル先端の前方へ所定速度で搬送
し、 所定速度で搬送される充填天然腸で、充填ノズル上の天
然腸を引っ張って移動させることにによって、天然腸を
縮径させて充填ノズルの外周面に接触させ、 充填天然腸を所定周期で挾搾し、 縮径された天然腸が接触した充填ノズルの回転によって
充填天然腸を回転させて充填天然腸の挾搾された部位に
捻りを形成する段階を含み、 前記天然腸内への充填物の吐出は、充填ノズル上で縮径
された天然腸を、所定速度で搬送される充填天然腸で充
填ノズル先端から引き出しながら行なう、 ソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法。 - 【請求項9】天然腸が装着され、天然腸内に充填物を吐
出する充填ノズルと、 充填物が充填された充填天然腸を充填ノズル先端の前方
へ所定速度で搬送する手段と、 所定速度で搬送される充填天然腸で充填ノズル上の天然
腸を引っ張って移動させることによって、天然腸を縮径
させて充填ノズルの外周面に接触させる手段と、 充填
天然腸を所定周期で挾搾する手段と、 充填天然腸を回転させて充填天然腸の挟搾された部位に
捻りを形成するために縮径された天然腸が接触した充填
ノズルを回転させる手段と、 所定速度で搬送される充填天然腸によって充填ノズルか
ら引き出されてゆく、充填ノズル上で縮径された天然腸
内に充填物を吐出するために、充填ノズルに充填物を供
給する手段を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製
造する装置。 - 【請求項10】天然腸内に充填ノズル先端から充填物を
吐出して、充填ノズル先端の前方に充填天然腸を形成
し、 該充填天然腸を充填ノズル先端の前方へ所定速度で搬送
し、 充填ノズルが貫通する係合部材に充填ノズル上の天然腸
を係合させながら、所定速度で搬送される充填天然腸で
充填ノズル上の天然腸を引っ張って移動させ、 所定速度で搬送される充填天然腸で充填ノズル上の天然
腸を引っ張って移動させることによって天然腸を縮径さ
せて充填ノズルの外周面に接触させ、 充填天然腸を所定周期で挾搾し、 回転する充填ノズルと回転する係合部材とに接触した充
填ノズル上の天然腸によって充填天然腸を回転させて充
填天然腸の挾搾された部位に捻りを形成する段階を含
み、 前記天然腸内への充填物の吐出は、充填ノズル上で縮径
された天然腸を、所定速度で搬送される充填天然腸で充
填ノズル先端から引き出しながら行なう、ソーセージ等
の連鎖状の食品を製造する方法。 - 【請求項11】天然腸が装着され、天然腸内に充填物を
吐出する充填ノズルと、 充填物が充填された充填天然腸を挾持して充填ノズル先
端の前方へ所定速度で搬送する手段と、 充填ノズルが貫通しており、充填ノズルに装着された天
然腸の外面と係合する係合部材と、充填天然腸を所定周
期で挾搾する手段と、 所定速度で搬送される充填天然腸で充填ノズル上の天然
腸を引っ張って移動させることによって、天然腸を縮径
させて充填ノズルの外周面に接触させる手段と、 充填
天然腸を回転させて充填天然腸の挾搾された部位に捻り
を形成するために、係合部材の係合穴を貫通した天然腸
が接触した充填ノズルを回転させる手段と、 所定速度で搬送される充填天然腸によって充填ノズルの
先端から引き出されてゆく、充填ノズル上で縮径された
天然腸内に充填物を吐出するために、充填ノズルに充填
物を供給する手段、 を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装
置。 - 【請求項12】天然腸内に充填ノズル先端から充填物を
連続的に吐出して、充填ノズル先端の前方に充填天然腸
を形成し、 充填天然腸を等周期で挾搾しかつこの充填天然腸の挾搾
部位を介して当該充填天然腸を充填ノズル先端の前方へ
連続的に一定速度で搬送し、 挾搾部位を介して、連続的に一定速度で搬送される充填
天然腸で、充填ノズル上の天然腸を引っ張って移動させ
ることによって、天然腸を縮径させて、充填ノズルの外
周面に接触させ、 縮径された天然腸が接触した充填ノズルの回転によって
充填天然腸を回転させることによって、充填天然腸の挾
搾された部位に捻りを形成する段階を含み、 前記天然腸内への充填物の吐出は、充填ノズル上で縮径
された天然腸を、連続的に一定速度で搬送される充填天
然腸で充填ノズル先端から引き出しながら行なう、 ソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法。 - 【請求項13】天然腸が装着され、天然腸内に充填物を
連続的に吐出する充填ノズルと、 充填物が充填された充填天然腸を順次挾搾する一対のピ
ンチャー部材からなるピンチャーと、ピンチャー部材が
所定間隔で設けられており、連続的に一定な速度で移動
する巻掛伝動手段を有する移動手段とを備えるピンチ装
置と、 連続的に一定な速度で、充填ノズルの先端の前方へ向っ
て移動するピンチ装置のピンチャーによって挾搾されて
搬送される充填天然腸によって、引っ張られて移動して
縮径した天然腸が接触した充填ノズルを回転させるノズ
ル回転手段と、 連続的に一定な速度で、充填ノズルの先端の前方へ向っ
て移動するピンチ装置のピンチャーによって挟搾されて
搬送される充填天然腸によって、充填ノズルの先端から
引き出されてゆく、充填ノズル上で縮径された天然腸内
に充填物を吐出すべく、充填ノズルに充填物を供給する
ための連続回転する充填ポンプ装置、 を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装
置。 - 【請求項14】天然腸内に充填ノズル先端から充填物を
連続的に吐出して、充填ノズル先端の前方に充填天然腸
を形成し、充填天然腸を等周期で挾搾し、かつこの充填
天然腸の挾搾部位を介して当該充填天然腸を充填ノズル
先端の前方へ連続的に一定速度で搬送し、 充填ノズルが貫通する係合部材に充填ノズル上の天然腸
を係合させながら、連続的に一定な速度で搬送される充
填天然腸で充填ノズル上の天然腸を引っ張って移動さ
せ、 挾搾部位を介して、連続的に一定速度で搬送される充填
天然腸で、充填ノズル上の天然腸を引っ張って移動させ
ることによって、天然腸を縮径させて充填ノズルの外周
面に接触させ、 回転する充填ノズルと回転する係合部材とに接触した充
填ノズル上の天然腸によって充填天然腸を回転させて充
填天然腸の挾搾された部位に捻りを形成する段階を含
み、 前記天然腸内への充填物の吐出は、充填ノズル上で縮径
された天然腸を、連続的に一定な速度で搬送される充填
天然腸で充填ノズル先端から引き出しながら行なう、 ソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法。 - 【請求項15】天然腸が装着され、天然腸内に充填物を
連続的に吐出する充填ノズルと、 充填物が充填された充填天然腸を順次挾搾する一対のピ
ンチャー部材からなるピンチャーと、ピンチャー部材が
所定間隔で設けられており、連続的に一定な速度で移動
する巻掛伝動手段を有する移動する手段とを備えるピン
チ装置と、 充填ノズルが貫通しており、充填ノズルに装着された天
然腸の外面と係合する、充填ノズル回りに回転自在な係
合部材と、係合部材の係合穴を貫通した天然腸が接触し
た充填ノズルを回転させるノズル回転手段と、 連続的に一定な速度で充填ノズルの先端の前方へ向かっ
て移動するピンチ装置のピンチャーによって挾搾されて
搬送される充填天然腸によって、充填ノズルの先端から
引き出されてゆく、充填ノズル上で縮径された天然腸内
に充填物を吐出すべく、充填ノズルに充填物を供給する
ための連続回転する充填ポンプ装置、 を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装
置。 - 【請求項16】天然腸内に充填ノズル先端から充填物を
吐出して、充填ノズル先端の前方に充填天然腸を形成
し、充填天然腸を挟持して充填ノズル先端の前方へ所定
速度で搬送し、所定速度で搬送される充填天然腸で充填
ノズル上の天然腸を引っ張って移動させることによっ
て、天然腸を縮径させて充填ノズルの外周面に接触さ
せ、所定速度で搬送される充填天然腸に対して、所定位
置にて、所定周期で挾搾し、 縮径された天然腸が接触した充填ノズルの回転によって
充填天然腸を回転させて、充填天然腸の挾搾された部位
に捻りを形成する段階を含み、 前記天然腸内への充填物の吐出は、充填ノズル上で縮径
された天然腸を、所定速度で搬送される充填天然腸で充
填ノズル先端から引き出しながら行なう、 ソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法。 - 【請求項17】天然腸が装着され、天然腸内に充填物を
吐出する充填ノズルと、 充填物が充填された充填天然腸を挟持して充填ノズル先
端の前方へ向けて所定速度で搬送し、この搬送により充
填ノズルに装着された天然腸を引っ張って、該天然腸を
縮径させて充填ノズルの外周面に接触させるための、巻
掛走行体からなる搬送装置と、 搬送装置によって搬送される充填天然腸を所定周期で挾
搾する一対のピンチャー部材からなるピンチャーと、充
填ノズルの軸線に関して対称位置に配された、ピンチャ
ー部材が設けられた一対の回転軸とを有する、充填ノズ
ルと搬送装置との間に設けられたピンチ装置と、 縮径された天然腸が接触した充填ノズルを回転されるた
めのノズル回転手段と、 搬送装置によって搬送される
充填天然腸によって充填ノズルの先端から引き出されて
ゆく、充填ノズル上で縮径された天然腸内に充填物を吐
出すべく、充填ノズルに充填物を供給するための充填ポ
ンプ装置、 を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装
置。 - 【請求項18】天然腸内に充填ノズル先端から充填物を
吐出して充填ノズル先端の前方に充填天然腸を形成し、
該充填天然腸を挟持して充填ノズル先端の前方へ所定速
度で搬送し、 充填ノズルが貫通する係合部材に充填ノズル上の天然腸
の外面を係合させながら、所定速度で搬送される充填天
然腸で充填ノズル上の天然腸を引っ張って移動させ、 所定速度で搬送される充填天然腸で充填ノズル上の天然
腸を引っ張って移動させることによって、天然腸を縮径
させて充填ノズルの外周面に接触させ、 所定速度で搬送される充填天然腸に対して、所定位置に
て、所定周期で挾搾し、 回転する充填ノズルと回転す
る係合部材とに接触した充填ノズル上の天然腸によって
充填天然腸を回転させて充填天然腸の挾搾された部位に
捻りを形成する段階を含み、 前記天然腸内への充填物の吐出は、充填ノズル上で縮径
された天然腸を、所定速度で搬送される充填天然腸で充
填ノズル先端から引き出しながら行なう、 ソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法。 - 【請求項19】天然腸が装着され、天然腸内に充填物を
吐出する充填ノズルと、 充填物が充填された充填天然腸を挟持して充填ノズル先
端の前方へ向けて、所定速度で搬送し、この搬送により
充填ノズルに装着された天然腸を引っ張って、該天然腸
を縮径させて充填ノズルの外周に接触させるための、巻
掛走行体からなる搬送装置と、 搬送装置によって搬送される充填天然腸を所定周期で挾
搾する一対のピンチャー部材からなるピンチャーと、充
填ノズルの軸線に関して対称位置に配された、ピンチャ
ー部材が設けられた一対の回転軸とを有する、充填ノズ
ルと搬送装置との間に設けられたピンチ装置と、 充填ノズルが貫通しており、充填ノズルに装着された天
然腸の外面と係合する、充填ノズル回りに回転自在な係
合部材と、係合部材の係合穴を貫通した天然腸が接触し
た充填ノズルを回転させるノズル回転手段と、 搬送装置によって搬送される充填天然腸によって充填ノ
ズルの先端から引き出されてゆく、充填ノズル上で縮径
された天然腸内に充填物を吐出すべく、充填ノズルに充
填物を供給するための充填ポンプ装置、 を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装
置。 - 【請求項20】充填ノズルが貫通する係合部材に充填ノ
ズル上の天然腸の外面を係合させながら、所定速度で搬
送される充填天然腸で充填ノズル上の天然腸を引っ張っ
て移動させる段階、 を更に具備する請求項8、請求項12、請求項16のい
ずれか1項に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造
する方法。 - 【請求項21】充填ノズルが貫通しており、充填ノズル
上の天然腸の外面と係合する、充填ノズルの軸線回りに
回転自在な係合部材を更に具備する請求項9、請求項1
3、請求項17のいずれか1項に記載のソーセージ等の
連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項22】ピンチャーは、一対のピンチャー部材か
らなり、該ピンチャー部材は充填ノズルの先端の後方領
域から前方領域へ向かって移動して充填天然腸を挾搾す
るように、その移動中心が充填ノズルの軸線の側方に位
置して、配されている請求項13、請求項15、請求項
17、請求項19、請求項21のいずれか1項に記載の
ソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項23】係合部材は、充填ノズルが貫通してお
り、充填ノズル上の縮径された天然腸との係合点が、充
填ノズル軸線に対して平行なピンチャー部材移動中心線
とピンチャー部材の移動軌跡円との交差点上の充填ノズ
ル軸線に対する垂直線よりも後方に位置して、配されて
いる請求項22に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を
製造する装置。 - 【請求項24】係合部材は、充填ノズルが貫通してお
り、充填ノズル上の縮径された天然腸との係合点が、充
填ノズル軸線に対して平行なピンチャー部材移動中心線
とピンチャー部材の移動軌跡円との交差点上の充填ノズ
ル軸線に対する垂直線よりも前方に位置して、配されて
いる請求項22に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を
製造する装置。 - 【請求項25】係合部材を充填ノズルの軸線回りに回転
させる回転駆動機構を更に具備している請求項21、請
求項23、請求項24のいずれか1項に記載のソーセー
ジ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項26】一枚天然腸部と収縮天然腸部とに区分さ
れた天然腸が装着され、一枚天然腸部内に充填物を吐出
する充填ノズルを具備し、一枚天然腸部の長さを減少さ
せるべく、充填ノズルに装着された収縮天然腸部を充填
ノズルの先端へ向けて押進させる天然腸押進部材を更に
具備している請求項13、請求項15、請求項17、請
求項19のいずれか1項に記載のソーセージ等の連鎖状
の食品を製造する装置。 - 【請求項27】天然腸押進部材による収縮天然腸部の押
進が段階的になされるように構成されている請求項26
に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項28】ピンチャーは、充填ノズル軸線に対して
対称に設けられた一対のピンチャー部材を具備してお
り、移動手段は、ピンチャー部材のそれぞれを移動させ
るように構成されている請求項13、請求項15、請求
項17、請求項19のいずれか1項に記載のソーセージ
等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項29】ピンチャーは、充填ノズル軸線の側方に
設けられた開閉動可能な一対のピンチャー部材を具備し
ており、この一対のピンチャー部材は、移動手段に取り
付けられている請求項13、請求項15、請求項17、
請求項19のいずれか1項に記載のソーセージ等の連鎖
状の食品を製造する装置。 - 【請求項30】充填ポンプを駆動する充填ポンプ駆動機
構と、ピンチ装置を駆動するピンチ装置駆動機構とを更
に具備しており、充填ポンプ駆動機構はポンプ速度の変
速手段を有しており、ピンチ装置駆動機構はピンチャー
の移動速度の変速手段を有している請求項13、請求項
15、請求項17、請求項19のいずれか1項に記載の
ソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項31】ノズル回転手段はノズル回転速度の変速
手段を有している請求項13、請求項15、請求項1
7、請求項19のいずれか1項に記載のソーセージ等の
連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項32】充填ポンプを駆動するモータと、ピンチ
装置を駆動するモータとを更に具備しており、ノズル回
転手段は充填ノズルを回転させるモータを具備してお
り、充填ポンプを駆動するモータと、充填ノズルを回転
させるモータと、ピンチ装置を駆動するモータとは、そ
れぞれ個別に独立して設けられている請求項13、請求
項15、請求項17、請求項19のいずれか1項に記載
のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項33】充填ポンプのポンプ速度、充填ノズルの
回転速度、及びピンチ装置のピンチャー移動速度がそれ
ぞれ独立して個別に変更可能である請求項32に記載の
ソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項34】充填ポンプを駆動するモータと、充填ノ
ズルが貫通しており、充填ノズルに装着された天然腸と
係合する係合部材と、この係合部材を回転させるモータ
と、ピンチ装置を駆動するモータとを更に具備してお
り、充填ポンプを駆動するモータと、係合部材を回転さ
せるモータと、ピンチ装置を駆動するモータとは、それ
ぞれ個別に独立して設けられている請求項13、請求項
15、請求項17、請求項19のいずれか1項に記載の
ソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項35】充填ポンプのポンプ速度、係合部材の回
転速度及びピンチ装置のピンチャー移動速度がそれぞれ
独立して個別に変更可能である請求項34に記載のソー
セージ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項36】一枚天然腸部と収縮天然腸部とに区分さ
れた天然腸が装着され、一枚天然腸部内に充填物を吐出
する充填ノズルを具備し、収縮天然腸部の形状変化を検
出する検出手段と、充填ノズルへ充填物を供給する充填
ポンプと、この充填ポンプを駆動する充填ポンプ駆動機
構とを更に具備しており、充填ポンプ駆動機構は、検出
手段からの信号によって、充填ポンプに対する駆動を停
止するように構成されている請求項13、請求項15、
請求項17、請求項19のいずれか1項に記載のソーセ
ージ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項37】充填ポンプを駆動するモータと、ピンチ
装置を駆動するモータと、充填ノズルを回転させるモー
タは、各モータの回転数をそれぞれ個別に独立して変更
できるモータ変速手段を有している請求項32に記載の
ソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項38】充填ポンプを駆動するモータと、係合部
材を回転させるモータと、ピンチ装置を駆動するモータ
は、各モータの回転数をそれぞれ個別に独立して変更で
きるモータ変速手段を有している請求項34に記載のソ
ーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項39】搬送装置は、連続的に一定な速度で移動
する巻掛走行体を備え、 ピンチ装置は、回転軸を中心に連続的に等速回転するピ
ンチャー部材を備え、 ノズル回転手段は、連続的に等速回転する充填ノズルを
回転させるモータを備え、 充填ポンプは、連続的に充填物を供給するように構成さ
れている、請求項17又は請求項19に記載のソーセー
ジ等の連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項40】搬送装置による充填天然腸の搬送速度よ
りも、ピンチャーによる充填天然腸の挾搾速度の方が遅
く構成されている請求項39に記載のソーセージ等の連
鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項41】搬送装置による充填天然腸の搬送速度よ
りも、ピンチャーによる充填天然腸の挾搾速度の方が速
く構成されている請求項39に記載のソーセージ等の連
鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項42】ピンチ装置のピンチャー部材が、異なる
範囲のリンク長さのために、他のピンチャー部材と交換
できるように充填ノズル軸線に関して対称位置に配され
た一対の回転軸に着脱可能に取り付けられている請求項
40又は請求項41に記載のソーセージ等の連鎖状の食
品を製造する装置。 - 【請求項43】充填ノズル軸線に関して対称位置に配さ
れた一対の回転軸の軸間距離が変更可能に設けられてい
ることを特徴とする請求項42に記載のソーセージ等の
連鎖状の食品を製造する装置。 - 【請求項44】天然腸内に充填ノズル先端から充填物を
連続的に吐出して充填ノズル先端の前方に充填天然腸を
形成し、 充填天然腸を挾持して充填ノズル先端の前方へ連続的に
一定な速度で搬送し、 連続的に一定な速度で搬送される充填天然腸で充填ノズ
ル上の天然腸を引っ張って移動させることによって、天
然腸を縮径させて充填ノズルの外周面に接触させ、 連続的な一定な速度で搬送される充填天然腸に対して、
所定位置にて、該搬送速度と異なる挾搾速度でもって等
周期で挾搾し、 回転する充填ノズルに接触した充填ノズル上の天然腸に
よって充填天然腸を回転させて充填天然腸の挾搾された
部位に捻りを形成する段階を含み、 前記天然腸内への充填物の連続的吐出は、充填ノズル上
で縮径された天然腸を、連続的な一定な速度で搬送され
る充填天然腸で充填ノズル先端から引き出しながら行な
う、 ソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法。 - 【請求項45】天然腸が装着され、天然腸内に充填物を
連続的に吐出する充填ノズルと、 充填物が充填された充填天然腸を挾持して、充填ノズル
先端の前方へ向けて、連続的に一定な速度で搬送し、こ
の搬送により充填ノズルに装着された天然腸を引っ張っ
て、天然腸を縮径させて充填ノズルの外周面に接触させ
るための、巻掛走行体からなる搬送装置と、 充填ノズルの軸線に関して対向した位置に配されて、連
続等速回転する一対の回転軸と、該回転軸に取り付けら
れており、搬送装置の搬送速度とは異なる挾搾速度で、
充填ノズルの先端の後方領域から前方領域に向かって回
転して、搬送される充填天然腸を等周期で挾搾する一対
のピンチャー部材からなるピンチャーとを有する、充填
ノズルと搬送装置との間に設けられたピンチ装置と、 天然腸が接触している充填ノズルを回転するためのノズ
ル回転手段と、 搬送装置によって挾持されて連続的に一定な速度で搬送
される充填天然腸によって、充填ノズルの先端から引き
出されてゆく、充填ノズル上で縮径された天然腸内に充
填物を吐出すべく、充填ノズルに充填物を供給するため
の充填ポンプ装置、 を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装
置。
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