JPH09265401A - オブジェクトユニットリンク管理方式 - Google Patents
オブジェクトユニットリンク管理方式Info
- Publication number
- JPH09265401A JPH09265401A JP7283396A JP7283396A JPH09265401A JP H09265401 A JPH09265401 A JP H09265401A JP 7283396 A JP7283396 A JP 7283396A JP 7283396 A JP7283396 A JP 7283396A JP H09265401 A JPH09265401 A JP H09265401A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本来リンクすべきでないオブジェクトユニット
をリンクしてしまうこととファイル単位の利用者保護で
は、利用できないオブジェクトユニットが発生する。 【解決手段】 リンク管理情報付加機能を有するコンパ
イラ１−４と、リンク管理情報検査機能を有するリンカ
１−１１、及び外部からこれらの情報を操作することを
行うユーティリティ１−１５を備える。
をリンクしてしまうこととファイル単位の利用者保護で
は、利用できないオブジェクトユニットが発生する。 【解決手段】 リンク管理情報付加機能を有するコンパ
イラ１−４と、リンク管理情報検査機能を有するリンカ
１−１１、及び外部からこれらの情報を操作することを
行うユーティリティ１−１５を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータプロ
グラムのオブジェクトユニットリンク管理方式に関す
る。
グラムのオブジェクトユニットリンク管理方式に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のコンピュータプログラムのオブジ
ェクトユニットのリンク管理方式を図２に示す。コンパ
イラ２−３によって作成されたオブジェクトＡ２−５
は、オブジェクト用ファイル２−４に保存される。オブ
ジェクトユニットが保存されている複数のファイルをリ
ンカ２−６が参照し、実行ユニット２−８を作成する。
この時参照ファイル群のなかに同一の名称をもつオブジ
ェクトＡ２−５及び２−１１がある場合、リンカ２−６
は参照するファイルに優先順位を設け、順位の高い側の
ファイル中のオブジェクトを使用して、実行ユニット２
−８を作成する。
ェクトユニットのリンク管理方式を図２に示す。コンパ
イラ２−３によって作成されたオブジェクトＡ２−５
は、オブジェクト用ファイル２−４に保存される。オブ
ジェクトユニットが保存されている複数のファイルをリ
ンカ２−６が参照し、実行ユニット２−８を作成する。
この時参照ファイル群のなかに同一の名称をもつオブジ
ェクトＡ２−５及び２−１１がある場合、リンカ２−６
は参照するファイルに優先順位を設け、順位の高い側の
ファイル中のオブジェクトを使用して、実行ユニット２
−８を作成する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】第１の問題点は、従来
のオブジェクトユニット管理方式では、本来リンクすべ
きでないオブジェクトユニットをリンクしてしまうこと
があるということである。その理由は、優先順位でのみ
リンクするオブジェクトユニット決定する方式であるた
め、使用するオブジェクトユニットが、それ以外の不要
なオブジェクトユニットと混在するファイルの中にあ
り、その様なファイルが複数あった場合最初に発見した
ファイルからリンクされるからである。
のオブジェクトユニット管理方式では、本来リンクすべ
きでないオブジェクトユニットをリンクしてしまうこと
があるということである。その理由は、優先順位でのみ
リンクするオブジェクトユニット決定する方式であるた
め、使用するオブジェクトユニットが、それ以外の不要
なオブジェクトユニットと混在するファイルの中にあ
り、その様なファイルが複数あった場合最初に発見した
ファイルからリンクされるからである。
【０００４】第２の問題点は、ファイル単位の利用者保
護では、利用できないオブジェクトユニットが発生す
る。その理由は、ファイル単位の利用者保護では、保護
のかかっているファイル内にある、必要な他のオブジェ
クトも利用者保護により使用できなくなるからである。
護では、利用できないオブジェクトユニットが発生す
る。その理由は、ファイル単位の利用者保護では、保護
のかかっているファイル内にある、必要な他のオブジェ
クトも利用者保護により使用できなくなるからである。
【０００５】本発明の目的は、実行ユニットを作成しよ
うとする者の便宜性をはかり、開発とテスト工程の工数
削減、品質向上を計るオブジェクトユニットリンク管理
方式を提供することにある。
うとする者の便宜性をはかり、開発とテスト工程の工数
削減、品質向上を計るオブジェクトユニットリンク管理
方式を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のオブジェクトユ
ニットリンク管理方式は、リンク管理情報付加機能を有
するコンパイラと、リンク管理情報検査機能を有するリ
ンカ及び、外部からこれらの情報を操作することを行う
ユーティリティを有する。
ニットリンク管理方式は、リンク管理情報付加機能を有
するコンパイラと、リンク管理情報検査機能を有するリ
ンカ及び、外部からこれらの情報を操作することを行う
ユーティリティを有する。
【０００７】〔作用〕オブジェクトユニットに当該オブ
ジェクトが作成者以外に利用可能かどうかの情報を持
ち、実行ユニット作成時にリンカがこの情報を参照して
リンクすべきかを判断する。
ジェクトが作成者以外に利用可能かどうかの情報を持
ち、実行ユニット作成時にリンカがこの情報を参照して
リンクすべきかを判断する。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【０００９】図１は本発明のオブジェクトユニットリン
ク管理方式の一実施の形態を示す構成図である。
ク管理方式の一実施の形態を示す構成図である。
【００１０】図１に示す実施の形態は、コンパイラ１−
４はソースユニット１−１利用者情報１−２、及び使用
管理情報１−３を入力し、管理情報部とオブジェクト部
で構成されるオブジェクトＡ１−８を出力する。リンカ
１−１１は、前記の様に出力された他のオブジェクトＢ
１−９とあわせて、オブジェクトＡ１−８を入力し、実
行ユニット１−１２を出力する。この時リンカ１−１１
は、リンクするオブジェクトＡ１−８の、オブジェクト
作成者等の情報を有する利用者情報と、作成者以外の者
に当該オブジェクトユニットの使用可否の情報を有する
使用管理情報によって構成されるリンク管理情報を参照
し、リンク管理情報内の使用管理情報によりリンク可能
かどうかを決定する。使用管理情報はオブジェクトユニ
ット作成者以外のリンクの可否を決定する情報であり、
リンク可能であれば実行ユニット１−１２を作成する。
リンク不可の場合、次にリンク管理情報内の利用者情報
を参照する。利用者管理情報はそのオブジェクトを作成
した者の利用者情報で構成され、リンクを実行しようと
する者の利用者情報と、リンクされるオブジェクトユニ
ットの利用者情報が一致したときのみ実行ユニットを作
成する。一致しない場合は、従来のオブジェクトユニッ
トリンク管理方式と同様に他のオブジェクト用ファイル
について優先順位に基づいてオブジェクトユニットを検
索する。オブジェクト用ファイル１−５内にあるオブジ
ェクト名ＡであるオブジェクトＡ１−８について、使用
管理情報がリンク不可、利用者管理情報と、リンク実行
者の利用者情報が不一致の場合は、リンカ１−１１はオ
ブジェクト名Ａについてオブジェクト用ファイルとして
割り当てられているオブジェクト用ファイル１−６、１
−７を検索する。オブジェクト用ファイル１−７内にオ
ブジェクト名Ａを発見し、使用管理情報、利用者管理情
報を検査し、リンク実行可能であれば、このオブジェク
トユニットを使用し実行ユニット１−１２を作成する。
オブジェクトユニットＡ１−８の作成者がリンク管理情
報を変更したい場合、ユーティリティ１−１５に、変更
対象のオブジェクトＡ１−８、使用管理変更情報１−１
３、利用者変更情報１−１４を入力する。ユーティリテ
ィ１−１５は、ユーティリティを実行使用とする者の利
用者情報とオブジェクトＡ１−８の利用者情報と合致し
たときのみ変更を受け付け、入力された使用管理変更情
報１−１３、あるいは利用者管理変更情報１−１４に基
づいてオブジェクトＡ１−８のリンク管理情報を変更
し、情報変更後のオブジェクト１−１６を出力する。
４はソースユニット１−１利用者情報１−２、及び使用
管理情報１−３を入力し、管理情報部とオブジェクト部
で構成されるオブジェクトＡ１−８を出力する。リンカ
１−１１は、前記の様に出力された他のオブジェクトＢ
１−９とあわせて、オブジェクトＡ１−８を入力し、実
行ユニット１−１２を出力する。この時リンカ１−１１
は、リンクするオブジェクトＡ１−８の、オブジェクト
作成者等の情報を有する利用者情報と、作成者以外の者
に当該オブジェクトユニットの使用可否の情報を有する
使用管理情報によって構成されるリンク管理情報を参照
し、リンク管理情報内の使用管理情報によりリンク可能
かどうかを決定する。使用管理情報はオブジェクトユニ
ット作成者以外のリンクの可否を決定する情報であり、
リンク可能であれば実行ユニット１−１２を作成する。
リンク不可の場合、次にリンク管理情報内の利用者情報
を参照する。利用者管理情報はそのオブジェクトを作成
した者の利用者情報で構成され、リンクを実行しようと
する者の利用者情報と、リンクされるオブジェクトユニ
ットの利用者情報が一致したときのみ実行ユニットを作
成する。一致しない場合は、従来のオブジェクトユニッ
トリンク管理方式と同様に他のオブジェクト用ファイル
について優先順位に基づいてオブジェクトユニットを検
索する。オブジェクト用ファイル１−５内にあるオブジ
ェクト名ＡであるオブジェクトＡ１−８について、使用
管理情報がリンク不可、利用者管理情報と、リンク実行
者の利用者情報が不一致の場合は、リンカ１−１１はオ
ブジェクト名Ａについてオブジェクト用ファイルとして
割り当てられているオブジェクト用ファイル１−６、１
−７を検索する。オブジェクト用ファイル１−７内にオ
ブジェクト名Ａを発見し、使用管理情報、利用者管理情
報を検査し、リンク実行可能であれば、このオブジェク
トユニットを使用し実行ユニット１−１２を作成する。
オブジェクトユニットＡ１−８の作成者がリンク管理情
報を変更したい場合、ユーティリティ１−１５に、変更
対象のオブジェクトＡ１−８、使用管理変更情報１−１
３、利用者変更情報１−１４を入力する。ユーティリテ
ィ１−１５は、ユーティリティを実行使用とする者の利
用者情報とオブジェクトＡ１−８の利用者情報と合致し
たときのみ変更を受け付け、入力された使用管理変更情
報１−１３、あるいは利用者管理変更情報１−１４に基
づいてオブジェクトＡ１−８のリンク管理情報を変更
し、情報変更後のオブジェクト１−１６を出力する。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように本発明のオブジェク
トユニットリンク管理方式は、第１の効果は、大規模シ
ステム開発において開発フェーズの異なる同一名称のオ
ブジェクトユニットが複数存在しても誤使用を防止する
ことができるという効果を有する。その理由は、オブジ
ェクトユニット自身に管理情報を持ち、実行ユニット作
成時にその情報を検査することで作成者以外に利用可能
かを判断することができるからである。第２の効果は、
オブジェクトユニットの保守を容易にし、開発工程の短
縮を図る。その理由は、管理情報の変更は再度のコンパ
イルではなく、ユーティリティで行うことにより、オブ
ジェクトユニットの作成者やシステム管理者等がその設
定を変更することで利用権をコントロールすることがで
きるため。
トユニットリンク管理方式は、第１の効果は、大規模シ
ステム開発において開発フェーズの異なる同一名称のオ
ブジェクトユニットが複数存在しても誤使用を防止する
ことができるという効果を有する。その理由は、オブジ
ェクトユニット自身に管理情報を持ち、実行ユニット作
成時にその情報を検査することで作成者以外に利用可能
かを判断することができるからである。第２の効果は、
オブジェクトユニットの保守を容易にし、開発工程の短
縮を図る。その理由は、管理情報の変更は再度のコンパ
イルではなく、ユーティリティで行うことにより、オブ
ジェクトユニットの作成者やシステム管理者等がその設
定を変更することで利用権をコントロールすることがで
きるため。
【００１２】
【図１】本発明のオブジェクトユニットリンク管理方式
の一実施の形態を示す構成図である。
の一実施の形態を示す構成図である。
【図２】従来のオブジェクトユニットリンク管理方式を
示す構成図である。
示す構成図である。
１−１ ソースユニット １−２ 利用者情報 １−３ 使用管理情報 １−４ コンパイラ １−５ オブジェクト用ファイル １−６ オブジェクト用ファイル １−７ オブジェクト用ファイル １−８ オブジェクトＡ １−９ オブジェクトＢ １−１０ オブジェクトＡ １−１１ リンカ １−１２ 実行ユニット １−１３ 使用管理変更情報 １−１４ 利用者管理変更情報 １−１５ ユーティリティ １−１６ 情報変更後のオブジェクト １−１７ オブジェクト用ファイル ２−１ ソース用ファイル ２−２ ソースＡ ２−３ コンパイラ ２−４ オブジェクト用ファイル ２−５ オブジェクトＡ ２−６ リンカ ２−７ 実行ユニット用ファイル ２−８ 実行ユニット ２−９ ソース用ファイル ２−１０ オブジェクト用ファイル ２−１１ オブジェクトＡ
Claims (2)
- 【請求項１】 リンク管理情報付加機能を有するコンパ
イラと、リンク管理情報検査機能を有するリンカ、及び
外部からこれらの情報を操作することを行うユーティリ
ティを備えることを特徴とするオブジェクトユニットリ
ンク管理方式。 - 【請求項２】 コンパイラはソースユニット利用者情報
及び使用管理情報を入力し、オブジェクトを出力し、リ
ンカは、前記の様に出力された他のオブジェクトとあわ
せて、オブジェクトを入力し、実行ユニットを出力し、
リンカは、リンクするオブジェクトの、利用者情報と、
使用可否の情報を有する使用管理情報によって構成され
るリンク管理情報を参照し、リンク管理情報内の使用管
理情報によりリンク可能かどうかを決定し、リンク可能
であれば実行ユニットを作成し、リンク不可の場合、次
にリンク管理情報内の利用者情報を参照し、リンクされ
るオブジェクトユニットの利用者情報が一致したときの
み実行ユニットを作成し、一致しない場合は、他のオブ
ジェクト用ファイルについて優先順位に基づいてオブジ
ェクトユニットを検索し、オブジェクト用ファイル内に
あるオブジェクトについて、使用管理情報がリンク不
可、利用者管理情報と、利用者情報が不一致の場合は、
リンカはオブジェクトについてオブジェクト用ファイル
として割り当てられているオブジェクト用ファイルを検
索し、オブジェクト用ファイル内にオブジェクト使用管
理情報、利用者管理情報を検査し、リンク実行可能であ
れば、オブジェクトユニットを使用し実行ユニットを作
成し、オブジェクトがリンク管理情報を変更したい場
合、ユーティリティに、変更対象のオブジェクト、使用
管理変更情報、利用者変更情報を入力し、ユーティリテ
ィは、ユーティリティを実行使用とする者の利用者情報
とオブジェクトの利用者情報と合致したときのみ変更を
受け付け、入力された使用管理変更情報、あるいは利用
者管理変更情報に基づいてオブジェクトのリンク管理情
報を変更し、情報変更後のオブジェクトを出力すること
を特徴とするオブジェクトユニットリンク管理方式
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07283396A JP3146970B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | オブジェクトユニットリンク管理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07283396A JP3146970B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | オブジェクトユニットリンク管理方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09265401A true JPH09265401A (ja) | 1997-10-07 |
| JP3146970B2 JP3146970B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=13500821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07283396A Expired - Fee Related JP3146970B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | オブジェクトユニットリンク管理方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3146970B2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP07283396A patent/JP3146970B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3146970B2 (ja) | 2001-03-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001205 |
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