JPH09261865A - 電力幹線分岐情報収集装置 - Google Patents

電力幹線分岐情報収集装置

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JPH09261865A
JPH09261865A JP6480196A JP6480196A JPH09261865A JP H09261865 A JPH09261865 A JP H09261865A JP 6480196 A JP6480196 A JP 6480196A JP 6480196 A JP6480196 A JP 6480196A JP H09261865 A JPH09261865 A JP H09261865A
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JP
Japan
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power
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branch information
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Withdrawn
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JP6480196A
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Inventor
Seiji Fukushima
政治 福島
Mototsugu Kawamata
基嗣 川又
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受配電設備などの更新や自家用発電設備の導
入計画の際の意思決定を支援できるとともに、電力幹線
の復電時の突入電流を軽減できるものとする。 【解決手段】 幹線分岐盤の分岐毎の幹線分岐情報を収
集するとともに該幹線分岐情報に演算加工を施して記憶
する電力幹線分岐情報収集部18と、電力幹線分岐情報収
集部の収集したデータを表示する情報表示部と、情報表
示部に表示する幹線分岐情報を切り換える切換操作部と
を備えた。また、幹線分岐盤の分岐毎の幹線分岐情報と
して突入電流を収集するとともに該幹線分岐情報として
の突入電流を記憶する電力幹線分岐情報収集部と、停電
時に遮断した分岐用遮断器を復電時に電力幹線分岐情報
収集部の収集した突入電流に基づいて突入電流の多い分
岐用遮断器から順次投入する分岐制御回路部とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電システムで使
用される電力幹線分岐情報収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電灯負荷や動力負荷に給電するために電
力幹線を敷設し、任意の場所に設置された個別負荷を持
つ分電盤に向かって幹線を分岐するための幹線分岐盤を
設置した場合、該幹線分岐盤における電力幹線分岐情報
(電圧変動・電流変動・力率変動などのデータ)を収集
するには、瞬時データとして個々の幹線分岐を保守点検
時に測定するなどの方法が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
幹線分岐盤にあっては、電力幹線情報の収集あるいは電
力幹線の分岐毎の単位での情報の収集を行うような構造
にはなっておらず、電力幹線情報の収集あるいは電力幹
線の分岐毎の単位での情報の収集を行おうとすると、作
業が非常に煩雑になるとともに感電の恐れのある充電部
近傍での作業となり、危険を伴うなどの理由から、電力
幹線情報の収集あるいは電力幹線の分岐毎の単位での情
報の収集は行われていない場合が多い。
【0004】従って、設備保全や設備更新を行おうとし
た場合、実際の負荷の増加や変動に対する電力幹線情報
あるいは電力幹線の分岐毎の単位での情報が無いため
に、どのように配電設計を行うべきかを決定することが
できなかったり、各分岐毎の突入電流が不明なために、
負荷のピークに備えて電源設備の電気容量の余裕を大幅
に持たせた設計を行ってしまったりする場合がある、と
いう問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、電気設備負
荷の追加導入にともなう受配電設備の更新、電力会社と
の契約の変更、コージェネレーション設備や非常用電源
などの自家用発電設備の導入計画の意思決定を支援する
に好適であるとともに、電力幹線の復電時の突入電流を
軽減できる、電力幹線分岐情報収集装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、幹線分
岐盤の分岐毎の幹線分岐情報を収集するとともに該幹線
分岐情報に演算加工を施して記憶する電力幹線分岐情報
収集部と、電力幹線分岐情報収集部の収集したデータを
表示する情報表示部と、情報表示部に表示する幹線分岐
情報を切り換える切換操作部とを備えることを特徴とす
る。
【0007】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の電力幹線分岐情報収集装置において、電力幹線分
岐情報収集部の収集記憶した時系列順の過去のデータに
基づいて、時間経過に伴う分岐毎の幹線分岐情報の周期
性を認識するとともに該周期性に対する最新の収集記憶
した幹線分岐情報の逸脱が所定範囲を超えるとその旨を
報知する異常パターン監視機能を付加したことを特徴と
する。
【0008】請求項3記載の発明にあっては、幹線分岐
盤の分岐毎の幹線分岐情報として突入電流を収集すると
ともに該幹線分岐情報としての突入電流を記憶する電力
幹線分岐情報収集部と、停電時に遮断した分岐用遮断器
を復電時に電力幹線分岐情報収集部の収集した突入電流
に基づいて突入電流の多い分岐用遮断器から順次投入す
る分岐制御回路部とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
乃至3記載の電力幹線分岐情報収集装置において、電力
幹線分岐情報収集部の収集記憶したデータを外部装置に
送出する通信ポートを付加したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電力幹線分岐
情報収集装置の一実施の形態を図1〜図5に基づいて詳
細に説明する。図1は電力幹線分岐情報収集装置を示す
ブロック図、図2は電力幹線分岐情報収集装置の外観を
示す正面図、図3は電力幹線分岐情報収集装置の接続位
置を示す接続系統図、図4は電力幹線分岐情報収集装置
の異常パターン監視機能を示す説明図、図5は復電時に
おける電力幹線分岐情報収集装置の分岐用遮断器投入動
作を示す説明図である。
【0011】図1に示す電力幹線分岐情報収集装置1は
3相3線式のものである。もちろん、単相3線式のもの
にあっては、図1に示す電力幹線分岐情報収集装置1に
準じたものとなる。以下、3相3線式の電力幹線分岐情
報収集装置について説明する。
【0012】図1に示すように、電力幹線分岐情報収集
装置1は、外部との接続端子として、第1分岐電流計測
端子T1,2 と、第2分岐電流計測端子T3,4 と、第
1分岐接点監視入力端子T5,6 と、第1分岐接点監視
入力共通端子T7 と、第2分岐接点監視入力端子T8,
9 と、第2分岐接点監視入力共通端子T10と、通信端子
11, 12と、商用電源入力端子T13, 14と、停電補
償電源入力端子T15,16と、警報出力端子T17, 18
と、第1分岐制御出力端子T19, 20と、第2分岐制御
出力端子T21, 22とを備える。
【0013】また、電力幹線分岐情報収集装置1は、内
部に、第1分岐電流インタフェース回路部10a と、第
2分岐電流インタフェース回路部10b と、通信ポート
に相当する通信インタフェース回路部11と、表示回路
部12と、商用電源用電源回路部13と、停電補償用電
源回路部14と、操作回路部15と、警報出力回路部1
6と、分岐制御回路部17と、電力幹線分岐情報収集部
に相当する中央制御回路部18とを備える。
【0014】更に、図2に示すように、電力幹線分岐情
報収集装置1は、外観的に、情報表示部に相当する送電
状態表示灯12a と、情報表示部に相当する遮断状態表
示灯12b と、情報表示部に相当する第1分岐情報表示
素子12c と、情報表示部に相当する第2分岐情報表示
素子12d と、切換操作部に相当する第1分岐情報表示
切換釦15a と、切換操作部に相当する第2分岐情報表
示切換釦15b と、内部回路ユニット19a,19b とを
備える。
【0015】送電状態表示灯12a と遮断状態表示灯1
b とはそれぞれ発光ダイオードにて構成する。第1分
岐情報表示素子12c と第2分岐情報表示素子12d
はそれぞれ発光ダイオード式の7セグメント素子にて構
成する。また、送電状態表示灯12a と遮断状態表示灯
12b と第1分岐情報表示素子12c と第2分岐情報表
示素子12d とは、表示回路部12にそれぞれ接続す
る。一方、第1分岐情報表示切換釦15a と第2分岐情
報表示切換釦15b とは、押圧しているときにオンして
いて押圧を取り去ると再びオフする押釦スイッチにて構
成され、操作回路部15に接続する。
【0016】ところで、例えばビルなどにあっては、電
気室などに図3に示すような幹線分岐盤Fが設置され
る。幹線分岐盤Fは、例えば内部に、幹線L0 の第1分
岐に挿入される分岐用遮断器Aと、第2分岐に挿入され
る分岐用遮断器Bと、補助遮断器gと、第1分岐電流検
出用の変流器CTa と、第2分岐電流検出用の変流器C
b と、絶縁型ダウントランスTRとを備える。
【0017】分岐用遮断器Aは、過電流を検出すると回
路を遮断するもので、外部接点出力部として、ALa
AXa とを備える。外部接点出力部ALa は、分岐用遮
断器Aが回路を遮断しているときにオンを出力する。外
部接点出力部AXa は手動のハンドル操作が投入されて
いればオンを出力する。分岐用遮断器Bは、過電流を検
出すると回路を遮断するもので、外部接点出力部とし
て、ALb ,AXb とを備える。外部接点出力部ALb
は、分岐用遮断器Bが回路を遮断しているときにオンを
出力する。外部接点出力部AXb は手動のハンドル操作
が投入されていればオンを出力する。
【0018】補助遮断器gは、幹線L0 の2相(例えば
R−S相)を分岐して絶縁型ダウントランスTRの入力
部に電力を導く。絶縁型ダウントランスTRは例えばA
C200VをAC24Vに降圧して出力する。変流器C
a は、第1分岐に流れる電流値に比例する計測用電流
を出力する。変流器CTb は、第2分岐に流れる電流値
に比例する計測用電流を出力する。
【0019】電力幹線分岐情報収集装置1は、図3に示
すような位置に接続する。すなわち、第1分岐電流計測
端子T1,2 は変流器CTa の出力部に接続する。第2
分岐電流計測端子T3,4 は変流器CTb の出力部に接
続する。第1分岐接点監視入力端子T5 は分岐用遮断器
Aの外部接点出力部ALa の一方に、第1分岐接点監視
入力端子T6 は分岐用遮断器Aの外部接点出力部AXa
の一方に、第1分岐接点監視入力共通端子T7 は、外部
接点出力部ALa,AXa のそれぞれの他方に接続する。
また、第2分岐接点監視入力端子T8 は分岐用遮断器B
の外部接点出力部ALb の一方に、第2分岐接点監視入
力端子T9 は分岐用遮断器Bの外部接点出力部AXb
一方に、第2分岐接点監視入力共通端子T10は、外部接
点出力部ALb,AXb のそれぞれの他方に接続する。
【0020】通信端子T11, 12は例えば電力監視盤
(図示せず)などの通信入出力部(図示せず)に接続す
る。商用電源入力端子T13, 14は絶縁型ダウントラン
スTRの出力部に接続する。停電補償電源入力端子T
15, 16は停電バックアップ用の非常用電源(図示せ
ず)に接続する。第1分岐制御出力端子T19, 20は分
岐用遮断器Aの制御入力部(図示せず)に接続する。第
2分岐制御出力端子T21, 22は分岐用遮断器Bの制御
入力部(図示せず)に接続する。警報出力端子T17,
18は外部警報機(図示せず)の警報入力部(図示せず)
に接続する。
【0021】上述の電力幹線分岐情報収集装置1は次の
ように動作する。すなわち、商用電源用電源回路部13
は、絶縁型ダウントランスTRから商用電源入力端子T
15,16を介して入力する入力電圧(例えば略AC24
V)を、電力幹線分岐情報収集装置1の内部回路のそれ
ぞれに適合する所定直流電圧に変換して各回路部に電源
供給するとともに、入力電圧(例えば略AC24V)に
比例する計測用電圧を中央制御回路部18に出力する。
【0022】停電補償用電源回路部14は、幹線L0
停電で商用電源用電源回路部13が電力幹線分岐情報収
集装置1の内部回路に電源供給できなくなった場合の代
わりとして、停電バックアップ用の非常用電源(図示せ
ず)から停電補償電源入力端子T15, 16を介して入力
する電圧を所定直流電圧に変換して各回路部に電源供給
する。
【0023】中央制御回路部18は、中央演算処理装置
(CPU)を含んで構成され、第1分岐電流インタフェ
ース回路部10a と、第2分岐電流インタフェース回路
部10b と、通信インタフェース回路部11と、表示回
路部12と、商用電源用電源回路部13と、操作回路部
15と、警報出力回路部16と、分岐制御回路部17
と、第1分岐接点監視入力端子T5,6 と、第1分岐接
点監視入力共通端子T7と、第2分岐接点監視入力端子
8,9 と、第2分岐接点監視入力共通端子T10とに接
続している。
【0024】中央制御回路部18は、第1分岐電流イン
タフェース回路部10a と第2分岐電流インタフェース
回路部10b とに、それぞれデータサンプリング指示を
所定のサンプリング周期にて出力し、変流器CTa,CT
b の出力するそれぞれの計測用電流アナログ値をデジタ
ル値に変換した上で逐次読み取り、この読み取ったデジ
タル値をそれぞれの変流器CTa,CTb の定格変流比に
基づいて、第1分岐電流値と第2分岐電流値とに換算
し、この第1分岐電流値と第2分岐電流値とを中央制御
回路部18の内部記憶部(図示せず)に逐次記憶する。
なお、変流器CT a,CTb の定格変流比は、操作回路部
15にキーボードを接続して操作することにより変更で
きるようにされている。
【0025】中央制御回路部18は、分岐用遮断器Aと
分岐用遮断器Bとのいずれかが投入された場合、その投
入された方の分岐電流値を過渡期間中のみに限って、通
常のサンプリング速度よりも遙かに高速な高速サンプリ
ングを行い、該分岐の突入電流ピーク値Ip を測定する
とともに記憶する。そして、例えば、中央制御回路部1
8の記憶した分岐用遮断器Aの挿入されている方の分岐
の突入電流ピーク値をIpAとし、分岐用遮断器Bの挿入
されている方の分岐の突入電流ピーク値をIpBとし、し
かも、IpB>IpAの関係であったとすると、中央制御回
路部18は、幹線L0 が停電すると分岐制御回路部17
を介して分岐用遮断器A,Bともに略同時に遮断するも
のの、幹線L0 が復電したときには分岐用遮断器A,B
ともに略同時に投入するようなことは行わず、分岐制御
回路部17を介して、先ずは分岐の突入電流ピーク値I
p の大きい方の分岐用遮断器Bを投入し、該分岐電流が
定常状態になるだけのインターバルをおいた後に分岐用
遮断器Aを投入する。
【0026】すなわち、図5に示すように、幹線L0
停電があって再び復電した場合、分岐用遮断器A,Bと
もに同時に投入すると、分岐用遮断器Aの挿入されてい
る方の分岐の突入電流と分岐用遮断器Bの挿入されてい
る方の分岐の突入電流とが合成され、全体として破線に
示すように非常に大きな突入電流のピークP0 を生じて
しまう。それに対し、先ずは、分岐の突入電流ピーク値
の大きい方の分岐用遮断器Bを投入し、該分岐電流が定
常状態になるだけのインターバルをおいた後に分岐用遮
断器Aを投入するようにすれば、突入電流は二つのピー
クP1,2 を生じるものの、幹線L0 における電流ピー
ク値を大幅に減少させることが可能となる。なお、分岐
数が3分岐以上である場合、突入電流ピーク値の大きい
分岐から、分岐電流が定常状態になるだけのインターバ
ルをおきながら順に投入する。
【0027】中央制御回路部18は、第1分岐接点監視
入力端子T5,6 と第1分岐接点監視入力共通端子T7
との間のオン・オフ状態、および、第2分岐接点監視入
力端子T8,9 と第2分岐接点監視入力共通端子T10
の間のオン・オフ状態を、スキャンを繰り返しながら監
視している。そして、中央制御回路部18は、第1分岐
接点監視入力端子T5 と第1分岐接点監視入力共通端子
7 との間すなわち外部接点出力部ALa 、または、第
2分岐接点監視入力端子T8 と第2分岐接点監視入力共
通端子T10との間すなわち外部接点出力部ALb がオン
すると、分岐用遮断器Aまたは分岐用遮断器Bの少なく
とも一方が遮断状態であるから、遮断状態表示灯12b
を点灯するとともに、遮断した分岐用遮断器の遮断状態
データと日時データとをセットにして中央制御回路部1
8の内部記憶部(図示せず)に記憶する。
【0028】なお、この電力幹線分岐情報収集装置1に
あっては、第1分岐接点監視入力端子T5 と第1分岐接
点監視入力共通端子T7 との間と、第2分岐接点監視入
力端子T8 と第2分岐接点監視入力共通端子T10との間
との両方がオンであれば送電状態表示灯12a を消灯す
るとともに遮断状態表示灯12b を点灯するし、いずれ
か一方がオンで他方がオフであれば送電状態表示灯12
a も遮断状態表示灯12b も点灯するし、両方がオフで
あれば送電状態表示灯12a を点灯するとともに遮断状
態表示灯12b を消灯するようにされおり、また、遮断
状態表示灯12 b が点灯しているときには警報出力回路
部16を介して警報出力端子T17, 18間をオンするこ
とにより警報の移報を可能としている。
【0029】中央制御回路部18は、第1分岐接点監視
入力端子T6 と第1分岐接点監視入力共通端子T7 との
間すなわち外部接点出力部AXa がオンすると、分岐用
遮断器Aの手動のハンドル操作が投入状態になったもの
と判断し、分岐用遮断器Aの手動投入状態データと日時
データとをセットにして中央制御回路部18の内部記憶
部(図示せず)に記憶する。また、中央制御回路部18
は、第1分岐接点監視入力端子T6 と第1分岐接点監視
入力共通端子T7 との間すなわち外部接点出力部AXa
がオフすると、分岐用遮断器Aの手動のハンドル操作が
遮断状態になったものと判断し、分岐用遮断器Aの手動
遮断状態データと日時データとをセットにして中央制御
回路部18の内部記憶部(図示せず)に記憶する。
【0030】中央制御回路部18は、第2分岐接点監視
入力端子T9 と第2分岐接点監視入力共通端子T10との
間すなわち外部接点出力部AXb がオンすると、分岐用
遮断器Bの手動のハンドル操作が投入状態になったもの
と判断し、分岐用遮断器Bの手動投入状態データと日時
データとをセットにして中央制御回路部18の内部記憶
部(図示せず)に記憶する。また、中央制御回路部18
は、第2分岐接点監視入力端子T9 と第2分岐接点監視
入力共通端子T10との間すなわち外部接点出力部AXb
がオフすると、分岐用遮断器Bの手動のハンドル操作が
遮断状態になったものと判断し、分岐用遮断器Bの手動
遮断状態データと日時データとをセットにして中央制御
回路部18の内部記憶部(図示せず)に記憶する。
【0031】中央制御回路部18は、商用電源用電源回
路部13の出力するところの、商用電源入力端子T13,
14を介して入力する絶縁型ダウントランスTRの出力
電圧(例えば略AC24V)に比例する計測用電圧を、
所定のサンプリング周期にてデータサンプリングし、こ
の計測用電圧アナログ値をデジタル値に変換した上で逐
次読み取り、この逐次読み取った計測用電圧のデジタル
値と、前述した変流器CTa,CTb の出力する計測用電
流から逐次サンプリングしたデジタル値とに基づいて、
現在の瞬時電力と瞬時無効電力と瞬時力率とを高速演算
し、この演算した瞬時電力と瞬時無効電力と瞬時力率と
を日時データとセットにして中央制御回路部16の内部
記憶部(図示せず)に逐次記憶する。
【0032】中央制御回路部18は、操作回路部15を
介して第1分岐情報表示切換釦15 a と切換操作部に相
当する第2分岐情報表示切換釦15b とを監視してい
る。中央制御回路部18は、第1分岐情報表示切換釦1
a を操作する毎に、第1分岐情報表示素子12c の表
示内容を、第1分岐送電電圧(KV)→第1分岐送電電
流(KA)→第1分岐送電電力(KW)→第1分岐送電
無効電力(KVar)→第1分岐送電力率(%)→消灯
の順でサイクリックに変化する。中央制御回路部18
は、第2分岐情報表示切換釦15b を操作する毎に、第
2分岐情報表示素子12d の表示内容を、第2分岐送電
電圧(KV)→第2分岐送電電流(KA)→第2分岐送
電電力(KW)→第2分岐送電無効電力(KVar)→
第2分岐送電力率(%)→消灯の順でサイクリックに変
化する。
【0033】中央制御回路部18は、操作回路部15を
介して第1分岐情報表示切換釦15 a と第2分岐情報表
示切換釦15b とを監視していて、第1分岐情報表示切
換釦15a と第2分岐情報表示切換釦15b とが同時に
操作されたことを検出すると、保全情報の要求があった
ものと認識する。保全情報モードになった中央制御回路
部18は、第1分岐情報表示切換釦15a を操作する毎
に、中央制御回路部18の内部記憶部(図示せず)を検
索して、第1分岐情報表示素子12c の表示内容を、第
1分岐送電断続回数→第1分岐累積送電時間→第1分岐
累積遮断時間→第1分岐送電電圧最大値→第1分岐突入
電流最大値→第1分岐送電電流最大値→第1分岐送電電
力量→第1分岐送電最高力率→第1分岐送電最低力率→
消灯の順でサイクリックに変化する。また、保全情報モ
ードになった中央制御回路部18は、第2分岐情報表示
切換釦15b を操作する毎に、中央制御回路部18の内
部記憶部(図示せず)を検索して、第2分岐情報表示素
子12d の表示内容を、第2分岐送電断続回数→第2分
岐累積送電時間→第2分岐累積遮断時間→第2分岐送電
電圧最大値→第2分岐突入電流最大値→第2分岐送電電
流最大値→第2分岐送電電力量→第2分岐送電最高力率
→第2分岐送電最低力率→消灯の順でサイクリックに変
化する。
【0034】中央制御回路部18は、遠方の電力監視盤
(図示せず)などから通信端子T11 , 12を介して通信
インタフェース回路部11がアクセスされるとともに通
信コマンドにより各種データ要求がなされると、その要
求に応じた各種データ(例えば、第1分岐または第2分
岐の、送電電圧、送電電流、送電電力、送電無効電力、
送電力率、送電断続回数、累積送電時間、累積遮断時
間、送電電圧最大値、突入電流最大値、送電電流最大
値、送電最高力率、送電最低力率など)を返信データと
して通信インタフェース回路部11から返信することが
できるようにされている。
【0035】また、中央制御回路部18は、中央制御回
路部18の内部記憶部(図示せず)に記憶したデータに
基づいて、例えば、1日の平均的な各分岐毎の送電電流
変化パターンを演算にて求め、この平均的な送電電流変
化パターンからかけ離れた送電電流の変化パターンが例
えば図4の斜線部のように現れた場合、異常パターンが
現れた旨を鳴動報知したり、警報出力回路部16を介し
て警報出力端子T17,18間をオンすることにより警報
の移報をしたり、通信インタフェース回路部11から通
信端子T11, 12を介して遠方の電力監視盤(図示せ
ず)に通報したりする、異常パターン監視機能を備えて
いる。
【0036】従って、上述のような電力幹線分岐情報収
集装置1にあっては、何ら危険作業を伴うこともなく自
動的に電力幹線分岐情報の収集を行うことができ、設備
保全や設備更新を行おうとした場合、実際の負荷の増加
や変動に対する電力幹線分岐情報が正確に得られるの
で、配電設計を適切に行うことができ、適切な設備保全
や設備更新を行うことができる。従って、例えば、各分
岐毎の突入電流が不明なために、負荷のピークに備えて
電源設備の余裕を大幅に持たせた設計を行ってしまうよ
うな不経済なことを無くすことができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、何ら危険
作業を伴うこともなく自動的に電力幹線分岐情報の収集
を行うことができ、電気設備負荷の追加導入にともなう
受配電設備更新、コージェネレーション設備などの自家
用発電設備導入計画などの意思決定を支援するに好適
な、電力幹線分岐情報収集装置を提供できるという効果
を奏する。
【0038】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、異常パターンの発生を自動的
に監視できる、使い勝手の優れた電力幹線分岐情報収集
装置を提供できるという効果を奏する。
【0039】請求項3記載の発明によれば、停電時に遮
断した分岐用遮断器を、復電時に突入電流の多い分岐用
遮断器から、突入電流が定常電流になるまでのインター
バルをおきながら順次投入するので、各分岐の突入電流
が合成されて非常に大きな突入電流になってしまうよう
なことはなく、負荷のピークに備えて電源設備の余裕を
大幅に持たせた設計を行ってしまうような不経済なこと
を無くすことのできる、電力幹線分岐情報収集装置を提
供できるという効果を奏する。
【0040】請求項4記載の発明によれば、上記発明の
効果に加えて、遠方の電力監視盤などに各種の電力幹線
分岐情報を通信回線を介して送信できるので、データ収
集のために電力幹線分岐情報収集装置の設置場所まで出
向くことが不要で且つデータの転記ミスなども生じない
とともに、電力幹線分岐情報をある程度加工した上で遠
方の電力監視盤などにデータ送信するので、遠方の電力
監視盤側でのデータ処理を軽減する電力幹線分岐情報収
集装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の電力幹線分岐情報
収集装置を示すブロック図である。
【図2】上記の電力幹線分岐情報収集装置の外観を示す
正面図である。
【図3】上記の電力幹線分岐情報収集装置の接続位置を
示す接続系統図である。
【図4】上記の電力幹線分岐情報収集装置の異常パター
ン監視機能を示す説明図である。
【図5】上記の電力幹線分岐情報収集装置の分岐用遮断
器投入動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電力幹線分岐情報収集装置 11 通信ポート 12a 情報表示部 12b 情報表示部 12c 情報表示部 12d 情報表示部 15a 切換操作部 15b 切換操作部 17 分岐制御回路部 18 電力幹線分岐情報収集部 A 分岐用遮断器 B 分岐用遮断器 F 幹線分岐盤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幹線分岐盤の分岐毎の幹線分岐情報を収
    集するとともに該幹線分岐情報に演算加工を施して記憶
    する電力幹線分岐情報収集部と、電力幹線分岐情報収集
    部の収集したデータを表示する情報表示部と、情報表示
    部に表示する幹線分岐情報を切り換える切換操作部とを
    備えることを特徴とする電力幹線分岐情報収集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電力幹線分岐情報収集装
    置において、電力幹線分岐情報収集部の収集記憶した時
    系列順の過去のデータに基づいて、時間経過に伴う分岐
    毎の幹線分岐情報の周期性を認識するとともに該周期性
    に対する最新の収集記憶した幹線分岐情報の逸脱が所定
    範囲を超えるとその旨を報知する異常パターン監視機能
    を付加したことを特徴とする電力幹線分岐情報収集装
    置。
  3. 【請求項3】 幹線分岐盤の分岐毎の幹線分岐情報とし
    て突入電流を収集するとともに該幹線分岐情報としての
    突入電流を記憶する電力幹線分岐情報収集部と、停電時
    に遮断した分岐用遮断器を復電時に電力幹線分岐情報収
    集部の収集した突入電流に基づいて突入電流の多い分岐
    用遮断器から順次投入する分岐制御回路部とを備えたこ
    とを特徴とする電力幹線分岐情報収集装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の電力幹線分岐情報
    収集装置において、電力幹線分岐情報収集部の収集記憶
    したデータを外部装置に送出する通信ポートを付加した
    ことを特徴とする電力幹線分岐情報収集装置。
JP6480196A 1996-03-21 1996-03-21 電力幹線分岐情報収集装置 Withdrawn JPH09261865A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013034276A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Mitsubishi Electric Corp 電源装置およびその電源装置を用いた原子炉制御棒制御装置

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