JPH09259587A - 半導体メモリ - Google Patents

半導体メモリ

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JPH09259587A
JPH09259587A JP6671996A JP6671996A JPH09259587A JP H09259587 A JPH09259587 A JP H09259587A JP 6671996 A JP6671996 A JP 6671996A JP 6671996 A JP6671996 A JP 6671996A JP H09259587 A JPH09259587 A JP H09259587A
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JP
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cell
semiconductor memory
wiring
cells
memory
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JP6671996A
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Hiroyuki Kawai
博之 河合
Hirotaka Shimoju
裕隆 下重
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体メモリのメモリセルアレイの複数のセル
に共通に接続される電源配線および接地配線として拡散
層を使用し、各セルの動作特性の違いとかセル内部の記
憶ノード対のデータ保持特性の対称性の崩れなどを抑制
する。 【解決手段】データ記憶保持回路部10aおよびデータ
転送回路部10bを備えた複数のメモリセル10のアレ
イ1と、セルアレイの複数のセルと電源ノード2とを共
通に接続するように形成された拡散層配線からなる電源
配線11と、セルアレイの複数のセルと接地ノード3と
を共通に接続するように形成された拡散層配線からなる
接地配線12とを具備し、電源配線のうちの各セルに対
応する共通電源配線部、共通接地のうちの各セルに対応
する共通接地配線部および各セルにおける少なくとも一
つの構成要素のうちのいずれか1つがセル毎に異なる抵
抗値を持つことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体メモリに係
り、特に半導体メモリのセルアレイの各セルに共通に接
続される電源配線および接地配線に関するもので、例え
ばSRAM(スタティック型ランダムアクセスメモリ)
に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来のSRAMにおいては、例えば図4
に示すように、セルアレイの複数のSRAMセル50に
共通に接続される電源配線51および接地配線52とし
て例えばアルミニウム配線のような金属配線が使用され
ている。ここで、50aは各セル50に共通に接続され
た電源配線51のコンタクト部であり、50bは各セル
50に共通に接続された接地配線52のコンタクト部で
あり、rbはセル内配線部の抵抗成分である。
【0003】前記SRAMセル50は、例えば図5に示
すような高抵抗負荷型の記憶回路部60aとデータ転送
回路部60bとを有する。上記記憶回路部60aにおい
て、一対の駆動用のNMOSトランジスタ61、62の
各一端(一対の記憶ノードNa、Nb)は、一対のトラ
ンスファゲート用のNMOSトランジスタ63、64の
各一端に対応して接続されており、さらに、各対応して
ゲート配線65、66を介して一対の駆動用のNMOS
トランジスタ62、61の各ゲートに接続されている。
そして、上記一対の記憶ノードNa、Nbとセル内電源
配線部との間にはそれぞれ高抵抗負荷67、68が接続
されており、一対の駆動用のNMOSトランジスタ6
1、62の各他端は、セル内接地配線部に接続されてい
る。
【0004】前記データ転送回路部60bにおいて、前
記一対のトランスファゲート用のNMOSトランジスタ
63、64の各他端は一対のビット線BL、/BLに対
応して接続され、上記NMOSトランジスタ61、62
の各ゲートはワード線WLに共通に接続されている。
【0005】ところで、メモリの高集積化、チップサイ
ズの縮小化に伴い、メモリセル領域をチップサイズと同
じ縮小率で縮小化できない場合には、各セル50と前記
金属配線とのコンタクト部50a、50bをなくするこ
とによってセル領域の縮小化を図るために、図6に示す
ように電源配線71および接地配線72として金属配線
に代えて拡散層を使用することが考えられる。
【0006】しかし、上記したよう拡散層を使用する場
合、拡散層配線は金属配線よりも高抵抗であるので、各
セル50に共通に接続された拡散層配線の抵抗成分rの
影響を大きく受けるようになる。即ち、例えば拡散層配
線の抵抗成分rによる電圧降下の影響を大きく受け、各
セル50相互間で電源電圧の違いが生じることにより各
セル50の動作特性(例えば動作速度)の違いが生じた
り、セル内部のトランジスタ対相互間で電源電圧の違い
が生じることによりセル内部の一対の記憶ノードNa、
Nbのデータ保持特性の対称性の崩れが生じたりする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
半導体メモリは、メモリセルアレイの複数のセルに共通
に接続される電源配線および接地配線として拡散層を使
用する場合に、拡散層の抵抗成分の影響を大きく受け、
各セル相互間で電源電圧の違いが生じることにより各セ
ルの動作特性の違いが生じたり、セル内部のトランジス
タ対相互間で電源電圧の違いが生じることによりセル内
部の記憶ノード対のデータ保持特性の対称性の崩れが生
じたりするという問題があった。
【0008】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、メモリセルアレイの複数のセルに共通に接続
される電源配線および接地配線として拡散層を使用する
場合に、拡散層の抵抗成分の影響を緩和でき、各セルの
動作特性の違いとかセル内部の記憶ノード対のデータ保
持特性の対称性の崩れなどを抑制し得る半導体メモリを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明の半導体メモ
リは、それぞれデータの記憶保持を行う記憶保持回路部
およびデータの転送を行うデータ転送回路部を備えた複
数のメモリセルが行列状に配置されたメモリセルアレイ
と、上記メモリセルアレイの複数のセルに共通に電源電
位を与えるために電源ノードと上記複数のセルとを共通
に接続するように形成された拡散層配線からなる電源配
線と、前記メモリセルアレイの複数のセルに共通に接地
電位を与えるために接地ノードと上記複数のセルとを共
通に接続するように形成された拡散層配線からなる接地
配線とを具備し、各セルにおける前記記憶保持回路部の
少なくとも一つの構成要素はセル毎に異なる抵抗値を持
つことを特徴とする。
【0010】第2の発明の半導体メモリは、前記第1の
発明の半導体メモリにおいて、前記各セルにおける記憶
保持回路部は一対の記憶ノードおよび複数対の構成要素
を有し、前記複数対の構成要素のうちの少なくとも一対
の構成要素は互いに異なる抵抗値を持つことを特徴とす
る。
【0011】第3の発明の半導体メモリは、それぞれデ
ータの記憶保持を行う記憶保持回路部およびデータの転
送を行うデータ転送回路部を備えた複数のメモリセルが
行列状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセ
ルアレイの複数のセルに共通に電源電位を与えるために
電源ノードと上記複数のセルとを共通に接続するように
形成された拡散層配線からなる電源配線と、前記メモリ
セルアレイの複数のセルに共通に接地電位を与えるため
に接地ノードと上記複数のセルとを共通に接続するよう
に形成された拡散層配線からなる接地配線と、読み出し
/書込みノードと上記メモリセルアレイにおける同一列
の複数のセルとを共通に接続するように形成され、各セ
ルとの間でデータの授受を行うための金属配線からなる
ビット線とを具備し、各セルにおける前記データ転送回
路部の少なくとも一つの構成要素はセル毎に異なる抵抗
値を持つことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の半導体メ
モリの第1の実施の形態に係るSRAMの一部を示して
いる。
【0013】図1において、1は複数のSRAMセル1
0が行列状に配置されたメモリセルアレイの一部であ
る。11は上記メモリセルアレイ1の複数のセル10に
共通に電源電圧Vccを供給するために電源ノード2と上
記複数のセル10とを共通に接続するように形成された
拡散層配線からなる電源配線である。11aは上記電源
配線11の端部と電源ノード2とを接続するための金属
配線層のコンタクト部である。
【0014】12は前記メモリセルアレイ1の複数のセ
ル10に共通に接地電位Vssを与えるために接地ノード
3と上記複数のセル10とを共通に接続するように形成
された拡散層配線からなる接地配線である。12aは上
記接地配線12の端部と接地ノード3とを接続するため
の金属配線層のコンタクト部である。
【0015】前記SRAMセル10は、例えば図2に示
すような高抵抗負荷型の記憶回路部10aとデータ転送
回路部10bとを有する。上記記憶回路部10aにおい
て、一対の駆動用のNMOSトランジスタ21、22の
各一端(一対の記憶ノードNa、Nb)は、一対のトラ
ンスファゲート用のNMOSトランジスタ23、24の
各一端に対応して接続されており、さらに、各対応して
ゲート配線25、26を介して一対の駆動用のNMOS
トランジスタ22、21の各ゲートに接続されている。
そして、上記一対の記憶ノードNa、Nbとセル内電源
配線部との間にはそれぞれ高抵抗負荷27、28が接続
されており、一対の駆動用のNMOSトランジスタ2
1、22の各他端は、セル内接地配線部に接続されてい
る。
【0016】前記データ転送回路部10bにおいて、前
記一対のトランスファゲート用のNMOSトランジスタ
23、24の各他端(拡散層)側はそれぞれ対応してコ
ンタクト部C7、C8により一対のビット線(金属配線
からなる)BL、/BLに接続され、上記NMOSトラ
ンジスタ21、22の各ゲートはそれぞれ対応してゲー
ト制御信号線29、30を介してワード線WLに共通に
接続されている。
【0017】なお、ra1〜ranは前記電源配線11の共
通電源配線部におけるセル間の抵抗成分であり、rb1、
rb2は前記電源配線11の一対のセル内電源配線部(第
1の高抵抗負荷27の一端に接続されている第1のセル
内電源配線部と第2の高抵抗負荷28の一端に接続され
ている第2のセル内電源配線部)の抵抗成分の抵抗値で
あり、re は前記電源配線11の共通電源配線部におけ
る各セル毎の一対のセル内電源配線部相互間の抵抗成分
の抵抗値である。
【0018】rc1〜rcnは前記接地配線12の共通接地
配線部におけるセル間の抵抗成分であり、rd1、rd2は
前記接地配線12の一対のセル内接地配線部(駆動用の
第1のNMOSトランジスタ21の他端に接続されてい
る第3のセル内接地配線部と駆動用の第2のNMOSト
ランジスタ22の他端に接続されている第2のセル内接
地配線部)の抵抗成分の抵抗値であり、rf は前記接地
配線12の共通接地配線部における各セル毎の一対のセ
ル内接地配線部相互間の抵抗成分である。
【0019】C1、C2は前記一対の駆動用のNMOS
トランジスタ21、22の各一端(拡散層)とゲート配
線(第1層目のポリシリコンからなる。)25、26と
がコンタクトするダイレクトコンタクト部である。
【0020】C3、C4は上記ゲート配線(第1層目の
ポリシリコン)25、26と高抵抗負荷(第2層目のポ
リシリコンからなる。)27、28とがコンタクトする
ビアコンタクト部である。
【0021】C5、C6はセル内電源配線部と一対の高
抵抗負荷(第2層ポリシリコン)27、28とがコンタ
クトするコンタクト部である。C7、C8は前記一対の
トランスファゲート用のNMOSトランジスタ23、2
4の各他端(拡散層)と一対のビット線BL、/BLと
がコンタクトするコンタクト部である。
【0022】上記構成のままでは、従来例で説明したよ
うに、前記電源配線11における共通電源配線部の抵抗
成分ra1〜ran、セル内電源配線部の抵抗成分rb1、r
b2、共通接地配線部の抵抗成分rc1〜rcnやセル内接地
配線部の抵抗成分rd1、rd2に起因して、各セルの動作
特性の違いとか、セル内部の記憶ノード対Na、Nbの
データ保持特性の対称性の崩れとか、セル内部の記憶ノ
ード対Na、Nbに対するデータ転送特性の対称性の崩
れなどが発生するおそれがある。
【0023】例えば前記電源ノード2の電圧が5Vであ
る場合に、電源ノード2からの配線距離が短い位置のセ
ル内部の記憶ノード対Na、Nbの電圧が例えば4V、
電源ノード2からの配線距離が長い位置のセル内部の記
憶ノード対Na、Nbの電圧が例えば3Vに降下するお
それがあり、また、セル内部の記憶ノード対Na、Nb
の各電圧が対応して例えば4V、3Vに降下するおそれ
がある。
【0024】そこで、上記したような各セルの動作特性
の違いを抑制するように、各セルにおける記憶保持回路
部10aの少なくとも一つの構成要素は、セル毎に異な
る抵抗値を持つように設定されている。
【0025】また、本例のSRAMのように、各セルに
おける記憶保持回路部10aが複数対の構成要素を有す
る場合には、セル内部の記憶ノード対のデータ保持特性
の対称性の崩れを抑制するために、複数対の構成要素の
うちの少なくとも一対の構成要素は互いに異なる抵抗値
を持つように設定されている。
【0026】また、本例のSRAMのように、各セルに
おけるデータ転送回路部10bが一対のMOSトランジ
スタ23、24および一対のゲート制御信号線29、3
0を有し、前記一対のMOSトランジスタの各一端側に
それぞれ対応して配線コンタクト部C7、C8により一
対のビット線BL、/BLに接続されている場合には、
セル内部の記憶ノード対Na、Nbのデータ保持特性の
対称性の崩れを抑制するために、一対のMOSトランジ
スタ23、24、一対のゲート制御信号線29、30お
よび一対の配線コンタクト部C7、C8のうちの少なく
とも一対の構成要素は互いに異なる抵抗値を持つように
設定されている。
【0027】即ち、本例のSRAMでは、従来例のSR
AMと比べて以下の(1)〜(13)に述べる対策のう
ちの少なくとも1つが採用されている点が異なる。 (1)電源配線11における共通電源配線部(拡散層)
の1セル当りの抵抗成分(本例では、セル間抵抗成分r
a1〜ranのうちの1つraiと一対のセル内電源配線部相
互間の抵抗成分re との合計抵抗値)がセル毎に異なる
ように、上記拡散層の形成に際してその幅、厚さなどが
制御されている。
【0028】これにより、電源ノード2から各セル内の
各電源ノードまでの抵抗値をほぼ等しくなるように設定
し、各セルに共通に接続される電源配線11として使用
されている拡散層配線の抵抗成分の影響を緩和でき、各
セルの動作特性の違いを抑制することが可能になる。
【0029】(2)接地配線12における共通接地配線
部(拡散層)の1セル当りの抵抗成分(本例では、セル
間抵抗成分rc1〜rcnのうちの1つrciと一対のセル内
接地配線部相互間の抵抗成分rf との合計抵抗値)がセ
ル毎に異なるように、上記拡散層の形成に際してその
幅、厚さなどが制御されている。
【0030】これにより、接地ノード3から各セル内の
各接地ノードまでの抵抗値をほぼ等しくなるように設定
し、各セルに共通に接続される接地配線12として使用
されている拡散層配線の抵抗成分の影響を緩和でき、各
セルの動作特性の違いを抑制することが可能になる。
【0031】(3)セル内電源配線部(拡散層)の抵抗
成分rb1、rb2の抵抗値が互いに異なる抵抗値を持つよ
うに設定されている。具体例としては、上記第1のセル
内電源配線部の拡散層の幅が所定値の5/4、第2のセ
ル内電源配線部の拡散層の幅が所定値の5/3に設定さ
れている。これにより、セル内部の一対の記憶ノードの
印加電圧を調整して記憶ノード対のデータ保持特性の対
称性の崩れを抑制することが可能になる。
【0032】(4)セル内接地配線部(拡散層)の抵抗
成分rd1、rd2の抵抗値が互いに異なる抵抗値を持つよ
うに設定されている。具体例としては、上記第1のセル
内接地配線部の拡散層の幅が所定値の5/4、第2のセ
ル内接地配線部の拡散層の幅が所定値の5/3に設定さ
れている。これにより、セル内部の記憶ノード対の印加
電圧を調整して一対の記憶ノードのデータ保持特性の対
称性の崩れを抑制することが可能になる。
【0033】(5)第1の高抵抗負荷27と第2の高抵
抗負荷28とが互いに異なる抵抗値を持つように、上記
高抵抗負荷(第2層ポリシリコン)の形成に際してその
幅、厚さなどが制御されている。具体例としては、上記
第1の高抵抗負荷27の幅が所定値の5/4、第2の高
抵抗負荷28の幅が所定値の5/3に設定されている。
これにより、セル内部の一対の記憶ノードの印加電圧を
調整して記憶ノード対のデータ保持特性の対称性の崩れ
を抑制することが可能になる。
【0034】(6)駆動用の第1のNMOSトランジス
タ21のゲートに連なる第1のゲート配線25と駆動用
の第2のNMOSトランジスタ22のゲートに連なる第
2のゲート配線26とが互いに異なる抵抗値を持つよう
に、上記ゲート配線(第1層ポリシリコン)の幅、厚さ
などが制御されている。これにより、セル内部の一対の
記憶ノードの印加電圧を調整して記憶ノード対のデータ
保持特性の対称性が崩れないような電圧を供給すること
が可能になる。
【0035】(7)第1の高抵抗負荷(第2層ポリシリ
コン)27の一端側と第1のセル内電源配線部(拡散
層)とのコンタクト部C5の抵抗値および第2の高抵抗
負荷28の一端側と第2のセル内電源配線部(拡散層)
とのコンタクト部C6が互いに異なる抵抗値を持つよう
に、上記コンタクト部の面積が制御されている。具体例
としては、上記コンタクト部C5のの面積が所定値の5
/4、ビアコンタクト部C6の面積が所定値の5/3に
設定されている。これにより、セル内部の一対の記憶ノ
ードの印加電圧を調整して記憶ノード対のデータ保持特
性の対称性が崩れないような電圧を供給することが可能
になる。
【0036】(8)第1の高抵抗負荷(第2層ポリシリ
コン)27の他端側と第1のゲート配線(第1層ポリシ
リコン)とのビアコンタクト部C3および第2の高抵抗
負荷28の他端側と第2のゲート配線のビアコンタクト
部C4が互いに異なる抵抗値を持つように、上記コンタ
クト部の面積が制御されている。具体例としては、上記
ビアコンタクト部C3の面積が所定値の5/4、ビアコ
ンタクト部C4の面積が所定値の5/3に設定されてい
る。これにより、セル内部の一対の記憶ノードの印加電
圧を調整して記憶ノード対のデータ保持特性の対称性が
崩れないような電圧を供給することが可能になる。
【0037】(9)駆動用の第1のNMOSトランジス
タ21の一端(拡散層)側と第1のゲート配線(第1層
ポリシリコン)とのダイレクトコンタクト部C1および
駆動用の第2のNMOSトランジスタ22の一端(拡散
層)側と第2のゲート配線とのダイレクトコンタクト部
C2が互いに異なる抵抗値を持つように、上記コンタク
ト部の面積が制御されている。具体例としては、上記ビ
アコンタクト部C3の面積が所定値の5/4、ビアコン
タクト部C4の面積が所定値の5/3に設定されてい
る。これにより、前記駆動用のNMOSトランジスタ対
の一端(拡散層)の電圧を調整してセル内部の一対の記
憶ノードのデータ保持特性の対称性が崩れないような電
圧を供給することが可能になる。
【0038】(10)駆動用の第1のNMOSトランジ
スタ21の駆動能力と駆動用の第2のNMOSトランジ
スタ22の駆動能力とが異なるように、上記NMOSト
ランジスタのゲート幅、ゲート長、オン抵抗が制御され
ている。一具体例としては、上記第1のNMOSトラン
ジスタのゲート幅が所定値の5/4、第2のNMOSト
ランジスタのゲート幅が所定値の5/3に設定されてい
る。他の具体例としては、上記第1のNMOSトランジ
スタにイオン注入を行ってその抵抗値を所定値の5/
4、第2のNMOSトランジスタにイオン注入を行って
その抵抗値を所定値の5/3に変更している。これによ
り、前記一対の記憶ノードのデータ保持特性の対称性が
崩れないような電圧を供給することが可能になる。
【0039】(11)トランスファゲート用の第1のN
MOSトランジスタ23のオン抵抗とトランスファゲー
ト用の第2のNMOSトランジスタ24のオン抵抗とが
異なるように設定されている。具体例としては、イオン
注入により、上記第1のNMOSトランジスタ23の抵
抗値が所定値の5/4、第2のNMOSトランジスタ2
4の抵抗値が所定値の5/3に設定されている。これに
より、前記一対の記憶ノードに対するデータ書込み/読
み出し特性の対称性が崩れないようにすることが可能に
なる。
【0040】(12)トランスファゲート用の第1のN
MOSトランジスタ23の他端(拡散層)側とビット線
(金属配線層)とのコンタクト部C7およびトランスフ
ァゲート用の第2のNMOSトランジスタ24の他端側
とビット線とのコンタクト部C8が互いに異なるよう
に、上記コンタクト部の面積が制御されている。具体例
としては、上記コンタクト部C7の面積が所定値の5/
4、コンタクト部C8の面積が所定値の5/3に設定さ
れている。これにより、前記一対の記憶ノードに対する
データ書込み/読み出し特性の対称性が崩れないように
することが可能になる。
【0041】(13)トランスファゲート用の第1のN
MOSトランジスタ23に連なる第1のゲート制御信号
線の抵抗値とトランスファゲート用の第2のNMOSト
ランジスタ24に連なる第2のゲート制御信号線の抵抗
値とが互いに異なるように、上記ゲート制御信号線の
幅、厚さなどが制御されている。これにより、前記一対
の記憶ノードに対するデータ書込み/読み出し特性の対
称性が崩れないようにすることが可能になる。
【0042】なお、ここで、前記した(1)共通電源配
線部の1セル当りの抵抗成分がセル毎に異なるように設
定するための具体例について説明する。図3は、図1に
おける電源配線11に注目して等価回路を示したもので
ある。図3において、R1 、R2 、R3 、R4 …は共通
電源配線部の1セル当りの抵抗成分の抵抗値(図1にお
けるセル間抵抗成分ra1〜ranのうちの1つraiと一対
のセル内電源配線部相互間の抵抗成分re との合計抵抗
値)であり、Ra、Rb、Rc…はセル内電源配線部の
抵抗成分である。
【0043】電源ノード2の電圧をVccとすると、共通
電源配線部の各セル内電源配線部の分岐ノードの電圧V
1 、V2 、V3 …は V1 =Vcc・Ra/(R1 +Ra) V2 =V1 ・Rb/(R2 +Rb) =Vcc{Ra/(R1 +Ra)}{Rb/(R2 +Rb)} V3 =V2 ・Rc/(R3 +Rc) =Vcc{Ra/(R1 +Ra)}× {Rb/(R2 +Rb)}{Rc/(R3 +Rc)} となる。
【0044】前記抵抗値R1 、R2 、R3 、R4 …を有
する抵抗成分に対応する共通電源配線部分の配線の太さ
をそれぞれ対応してW1 、W2 、W3 、W4 …とする
と、V1 =V2 =V3 =V4 とするためには、W1 を基
準として、 W2 =W1 (R2 +Rb)/Rb W3 =W2 (R3 +Rc)/Rc =W1 {(R2 +Rb)/Rb}{(R3 +Rc)/Rc} W4 =W3 (R4 +Rd)/Rd =W1 {(R2 +Rb)/Rb}× {(R3 +Rc)/Rc}{(R4 +Rd)/Rd} とすればよい。
【0045】上記実施の形態におけるSRAMによれ
ば、電源ノード2および/または接地ノード3および/
またはデータ転送回路部10bからそれに接続されてい
るセルアレイ1の各セル10内の記憶ノードまでの抵抗
値が各セル間でほぼ等しくなるように、各セルにおける
記憶保持回路部10aおよび/またはデータ転送回路部
10bの少なくとも一つの構成要素がセル毎に異なる抵
抗値を持つように設定されている。そして、一対の読み
出し/書込みノードからそれに接続されている各セル1
0内の一対の記憶ノードNa、Nbまでの抵抗値が各セ
ル間・各セル内でほぼ等しくなるように設定されてい
る。
【0046】これにより、セルアレイ1の複数のセル1
0に共通に接続される電源配線11および接地配線12
として使用されている拡散層配線のセル間配線部の抵抗
成分ra1〜ran、rc1〜rcnおよびセル内配線部の抵抗
成分rb1、rb2、rd1、rd2の影響を緩和でき、各セル
10の動作特性の違いとかセル内部の記憶ノード対N
a、Nbのデータ保持特性の対称性の崩れとかセル内部
の記憶ノード対Na、Nbに対するデータ転送特性の対
称性の崩れを抑制することが可能になる。
【0047】なお、本発明は上記実施の形態のSRAM
に限らず、セル内部の記憶保持回路部10aに一対の記
憶ノードNa、Nbを有し、それに対応して接続された
一対のデータ転送回路部10bを有するメモリセルのア
レイを備えた他のメモリ、さらには、セル内部の記憶保
持回路部10aを1個有し、それに接続された一個のデ
ータ転送回路部10bを有するメモリセルのアレイを備
えた他のメモリ(DRAMなど)にも適用可能である。
【0048】
【発明の効果】上述したように本発明の半導体メモリに
よれば、メモリセルアレイの複数のセルに共通に接続さ
れる電源配線および接地配線として拡散層を使用する場
合に、拡散層の抵抗成分の影響を緩和でき、各セルの動
作特性の違いとかセル内部の記憶ノード対のデータ保持
特性の対称性の崩れとかセル内部の記憶ノード対に対す
るデータ書込み/読み出し特性の対称性の崩れを抑制す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体メモリの第1の実施の形態に係
るSRAMのメモリセルアレイの一部を示す回路図。
【図2】図1中のSRAMセルの一例を示す回路図。
【図3】図1の電源配線に注目して等価回路を示す回路
図。
【図4】従来のSRAMにおいてセルアレイの複数のセ
ルに共通に接続される電源配線および接地配線として金
属配線が使用されている一例を示す回路図。
【図5】図4中のSRAMセルの一例を示す回路図。
【図6】SRAMにおいてセルアレイの複数のセルに共
通に接続される電源配線および接地配線として拡散層配
線を使用する場合を示す回路図。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、 2…電源ノード、 3…接地ノード、 10…SRAMセル、 10a…高抵抗負荷型の記憶回路部、 10b…データ転送回路部、 11…電源配線、 11a…電源配線と電源ノードとを接続するための金属
配線層のコンタクト部、 12…接地配線、 12a…接地配線と接地ノードとを接続するための金属
配線層のコンタクト部、 21、22…駆動用のNMOSトランジスタ、 23、24…トランスファゲート用のNMOSトランジ
スタ、 25、26…ゲート配線、 27、28…高抵抗負荷、 29、30…ゲート制御信号線、 BL、/BL…ビット線、 WL…ワード線、 Na、Nb…記憶ノード、 ra1〜ran…共通電源配線部のセル間抵抗成分、 rb1、rb2…セル内電源配線部の抵抗成分、 rc1〜rcn…共通接地配線部のセル間抵抗成分、 rd1、rd2…セル内接地配線部の抵抗成分、 C1、C2…駆動用のNMOSトランジスタの各一端
(拡散層)とゲート配線(第1層ポリシリコン)とのコ
ンタクト部(ダイレクトコンタクト部)、 C3、C4…ゲート配線(第1層のポリシリコン)と高
抵抗負荷(第2層ポリシリコン)とのコンタクト部(ビ
アコンタクト部)、 C5、C6…高抵抗負荷(第2層ポリシリコン)とセル
内電源配線部(拡散層)とのコンタクト部、 C7、C8…トランスファゲート用のNMOSトランジ
スタの各他端(拡散層)とビット線(金属配線)とのコ
ンタクト部。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれデータの記憶保持を行う記憶保
    持回路部およびデータの転送を行うデータ転送回路部を
    備えた複数のメモリセルが行列状に配置されたメモリセ
    ルアレイと、上記メモリセルアレイの複数のセルに共通
    に電源電位を与えるために電源ノードと上記複数のセル
    とを共通に接続するように形成された拡散層配線からな
    る電源配線と、前記メモリセルアレイの複数のセルに共
    通に接地電位を与えるために接地ノードと上記複数のセ
    ルとを共通に接続するように形成された拡散層配線から
    なる接地配線とを具備し、前記電源配線のうちの各セル
    に対応する共通電源配線部、前記共通接地のうちの各セ
    ルに対応する共通接地配線部および各セルにおける少な
    くとも一つの構成要素のうちのいずれか1つが、セル毎
    に異なる抵抗値を持つことを特徴とする半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体メモリにおいて、
    前記各セルにおける記憶保持回路部は複数対の構成要素
    を有し、前記複数対の構成要素のうちの少なくとも一対
    の構成要素は互いに異なる抵抗値を持つことを特徴とす
    る半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体メモリに
    おいて、前記セル毎に異なる抵抗値を持つ構成要素は、
    前記記憶保持回路部内の電源配線部であることを特徴と
    する半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の半導体メモリに
    おいて、前記セル毎に異なる抵抗値を持つ構成要素は、
    前記記憶保持回路部内の接地配線部であることを特徴と
    する半導体メモリ。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の半導体メモリに
    おいて、前記セル毎に異なる抵抗値を持つ構成要素は、
    前記記憶保持回路部内の信号配線部であることを特徴と
    する半導体メモリ。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の半導体メモリに
    おいて、前記セル毎に異なる抵抗値を持つ構成要素は、
    前記記憶保持回路部内の配線コンタクト部であることを
    特徴とする半導体メモリ。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の半導体メモリに
    おいて、前記セル毎に異なる抵抗値を持つ構成要素は、
    前記記憶保持回路部内の抵抗素子であることを特徴とす
    る半導体メモリ。
  8. 【請求項8】 請求項1または2記載の半導体メモリに
    おいて、前記セル毎に異なる抵抗値を持つ構成要素は、
    前記記憶保持回路部内のMOSトランジスタであること
    を特徴とする半導体メモリ。
  9. 【請求項9】 それぞれデータの記憶保持を行う記憶保
    持回路部およびデータの転送を行うデータ転送回路部を
    備えた複数のメモリセルが行列状に配置されたメモリセ
    ルアレイと、上記メモリセルアレイの複数のセルに共通
    に電源電位を与えるために電源ノードと上記複数のセル
    とを共通に接続するように形成された拡散層配線からな
    る電源配線と、前記メモリセルアレイの複数のセルに共
    通に接地電位を与えるために接地ノードと上記複数のセ
    ルとを共通に接続するように形成された拡散層配線から
    なる接地配線と、読み出し/書込みノードと上記メモリ
    セルアレイにおける同一列の複数のセルとを共通に接続
    するように形成され、各セルとの間でデータの授受を行
    うための金属配線からなるビット線とを具備し、各セル
    における前記データ転送回路部の少なくとも一つの構成
    要素はセル毎に異なる抵抗値を持つことを特徴とする半
    導体メモリ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の半導体メモリにおい
    て、前記各セルにおける記憶保持回路部は一対の記憶ノ
    ードを有し、前記各セルにおけるデータ転送回路部は前
    記一対の記憶ノードに対応して接続された一対のMOS
    トランジスタおよび前記一対のMOSトランジスタの各
    ゲートに対応して接続された一対のゲート制御信号線を
    有し、前記ビット線は、前記一対のMOSトランジスタ
    の各一端側にそれぞれ対応して配線コンタクト部により
    電気的に接続された一対のビット線からなることを特徴
    とする半導体メモリ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の半導体メモリにおい
    て、前記一対のMOSトランジスタは、互いに異なるオ
    ン抵抗値を持つことを特徴とする半導体メモリ。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の半導体メモリにおい
    て、前記一対のゲート制御信号線は、互いに異なる抵抗
    値を持つことを特徴とする半導体メモリ。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の半導体メモリにおい
    て、前記一対の配線コンタクト部は、互いに異なる抵抗
    値を持つことを特徴とする半導体メモリ。
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