JPH09259050A - コンピュータ周辺機器制御装置のエラー報告方法および周辺機器制御装置 - Google Patents

コンピュータ周辺機器制御装置のエラー報告方法および周辺機器制御装置

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JPH09259050A
JPH09259050A JP8062821A JP6282196A JPH09259050A JP H09259050 A JPH09259050 A JP H09259050A JP 8062821 A JP8062821 A JP 8062821A JP 6282196 A JP6282196 A JP 6282196A JP H09259050 A JPH09259050 A JP H09259050A
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JP
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error
computer
control device
interface
disk
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Application number
JP8062821A
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Tetsuhiko Fujii
哲彦 藤井
Akira Yamamoto
山本  彰
Minoru Yoshida
稔 吉田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる複数のI/Oインタフェースを備えた
コンピュータ周辺機器における保守要因発生等のエラー
を迅速にシステム管理者に報告すること。 【解決手段】 複数の異なるインタフェースを備えたコ
ンピュータ周辺機器において、ホストコンピュータに報
告すべきエラーが発生したならば、そのエラーが帰属す
るホストコンピュータに必ず報告するものではなく、各
インタフェースに対応したLDCBおよび共通のLDC
Bに対し、予め定めた条件に従ってセンスデータ保留表
示フラグおよび保留センスデータへのポインタを設定
し、ホストコンピュータからのセンスコマンド受領時に
ホストコンピュータ側へ報告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ周辺
機器制御装置のエラー報告方法およびそれを用いた周辺
機器制御装置に関し、特に複数の同一でないI/Oイン
タフェース体系のI/Oインタフェースを有するコンピ
ュータ周辺機器制御装置のエラー報告方法およびそれを
用いた周辺機器制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ周辺機器制御装置のI/O
インタフェースとして、大型汎用計算機用の磁気ディス
ク装置のコマンドとトラック形式が、「オペレーティン
グ・システムの機能と構成」(岩波書店、1983年9月9日
発行、高橋延匡他著、pp.301−322)で述べら
れている。
【0003】また、ワークステーションやパーソナルコ
ンピュータ等の小型のコンピュータ用のI/Oインタフ
ェースとして、SCSIインタフェースが知られてい
る。SCSIインタフェースについては、例えば「SC
SI−2詳細解説」(CQ出版社、1994年8月15日初版
発行、菅谷誠一著」に詳しく述べられている。
【0004】さらに、コンピュータ周辺機器制御装置の
エラーの報告方法としては、例えば前記の文献「SCS
I−2詳細解説」で、SCSIインタフェースにおける
ステータス・バイト、AEN(非同期事象の通知)機
構、センスデータおよびセンスデータ刈り取りコマンド
であるRequest Senseコマンドが、それぞ
れページ98〜99、ページ109〜110、ページ1
52〜162で述べられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近におい
てホストコンピュータが使用しているディスク制御装置
内のデータをホストコンピュータだけでなくワークステ
ーションやパーソナルコンピュータ等の小型のコンピュ
ータからもアクセスしたいという要望がある。
【0006】この要望に応えるためには、ディスク制御
装置に異なるインタフェース体系のI/Oインタフェー
スを設ければよい。具体的には、ホストコンピュータに
対してはチャネルインタフェース(CKDインタフェー
ス)を設け、ワークステーション等の小型コンピュータ
に対してはSCSIインタフェースを設ければよい。
【0007】しかしながら、このようにディスク制御装
置に異なるインタフェース体系のI/Oインタフェース
を設けた場合、ディスク制御装置側で生じたエラーをど
のようにしてホストコンピュータに報告したらよいかと
いう問題が生じる。
【0008】例えば、複数のI/Oインタフェースを設
けたディスク制御装置が、論理ボリュームを複数のI/
Oインタフェースから共用している時に、この論理ボリ
ュームの障害や閉塞、保守要因の発生をどのようにして
ホストコンピュータに報告するかという問題が生じる。
【0009】また、電源や空調ファンなど、ホストコン
ピュータやI/Oインタフェースに従属しないディスク
制御装置の共通部分の障害や保守要因の発生を、どのよ
うにしてホストコンピュータに報告するかという問題が
生じる。
【0010】もし、論理ボリュームの障害や閉塞、保守
要因の発生、共通部分の障害や保守要因の発生に対し
て、迅速に対応できなかった場合には、システム全体の
信頼性を損ねることになる。
【0011】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、異なる複数のI/
Oインタフェースを備えたコンピュータ周辺機器におけ
る保守要因の発生等のエラーを迅速にシステム管理者に
報告し、システムの信頼性の低下を防止することができ
るエラー報告方法および周辺機器制御装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、エラー発生表示情報およびエラー詳細情
報へのポインタを記憶する各インタフェース対応の管理
情報記憶手段と各インタフェース共通の管理情報記憶手
段とを設けておき、コンピュータに報告すべきエラーが
発生したならば、予め定めた条件に従って選択した前記
管理情報記憶手段にエラー発生表示情報およびエラー詳
細情報へのポインタを設定し、ホストコンピュータから
のセンスコマンド受領時にエラー詳細情報を前記選択し
た前記管理情報記憶手段に対応するコンピュータ側へ報
告することを特徴とする。
【0013】従って、保守要因の発生等のエラーが生じ
た場合、報告対象のコンピュータとして異常発生に対し
て早く対処可能なコンピュータを選定するようにしてお
けば、異常発生に対して迅速に回復措置をとり、システ
ムに対する信頼性の低下を防止することができる。
【0014】また、それぞれのコンピュータに異常報告
を行うように設定しておけば、その異常報告を先に気付
いた管理者によって回復措置あるいは保守が実施され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】なお、以下に説明する実施形態では、大型
コンピュータ用のチャネルインタフェースとワークステ
ーション/パーソナルコンピュータ等用のSCSIイン
タフェースの2種類のインタフェースを有するディスク
制御装置におけるエラー報告方法と装置構成について説
明する。
【0017】図1は、本発明を適用したディスク制御装
置の全体構成図である。
【0018】図1において、100,110はそれぞれ
ホストコンピュータ(1),(2)であり、相異なるI
/Oインタフェース(1)200,(2)210を介し
てディスク制御装置300に接続されている。
【0019】ディスク制御装置300は、I/Oインタ
フェース(1)200に接続されるホストアダプタ31
1、I/Oインタフェース(2)210に接続されるホ
ストアダプタ312、共用メモリ330、キャッシュメ
モリ340、内部バス350、ディスクアダプタ32
1、ディスクアダプタ322、FAN370、電源部3
80、監視機構360を備えている。
【0020】400〜429は、ディスク制御装置30
0に接続されるディスクドライブであり、ディスクドラ
イブ400〜409および420〜429はディスクア
ダプタ(1)321に接続されている。また、ディスク
ドライブ410〜419はディスクアダプタ(2)32
2に接続されている。
【0021】ここで、キャッシュメモリ340にはディ
スクデータの一部を置き、ディスクアクセスの高速化が
行われる。また、共用メモリ330には、ディスク制御
装置300を制御するプログラムが使用するデータで、
各アダプタ311,312,321,322が共用する
データが置かれる。
【0022】監視機構360はFAN370や電源部3
80等の状態を監視するものであり、FAN370の停
止や電源部380の電圧低下が発生すると、監視機構3
60は、それをディスク制御プログラムに通知する。本
実施形態では、図1にあるように、監視機構360はデ
ィスクアダプタ(2)322に接続してあり、電圧低下
等の異常を検出すると、ディスクアダプタ(2)322
に割り込みを発生させる。
【0023】ホストアダプタ(1)311および(2)
312は、それぞれホストコンピュータ(1)100,
(2)110からディスク制御装置300に対して発行
されるコマンドの処理を行なう。
【0024】ディスクアダプタ(1)321,(2)3
22はそれぞれ自身に接続されているディスクドライブ
に対するアクセス処理を行なう。ホストアダプタ(1)
311、(2)312、ディスクアダプタ(1)32
1、(2)322はいずれも内部バス350に接続され
ている。内部バス350には、更に共用メモリ330、
キャッシュメモリ340が接続されている。ホストアダ
プタ(1)311、(2)312とディスクアダプタ
(1)321、(2)322は、共用メモリ330を介
して、連携してコマンド処理を行なう。
【0025】この構成において、例えば、ディスクドラ
イブ400〜409は、ホストコンピュータ(1)10
0とホストコンピュータ(2)110とで共用し、ディ
スクドライブ410〜419はホストコンピュータ
(2)110からのみ専用で使用し、ディスクドライブ
420〜429は、ホストコンピュータ(1)100か
らのみ専用に使用するようになっているものとする。
【0026】また、I/Oインタフェース(1)200
はここではSCSIインタフェース、I/Oインタフェ
ース(2)210はチャネルインタフェースであるもの
とする。
【0027】ここで、ホストコンピュータ(1)10
0,(2)110から見える1つのディスクドライブを
論理ボリュームと呼ぶことにする。
【0028】論理ボリュームの形態として、チャネルイ
ンタフェースからのみアクセス可能な形態、SCSIイ
ンタフェースからのみアクセス可能な形態、チャネルイ
ンタフェースとSCSIインタフェース双方からアクセ
ス可能な形態の3通りがある。
【0029】論理ボリュームを、前述の3通りのアクセ
スの形態に応じて、それぞれchannel専用ボリュ
ーム、SCSI専用ボリューム、共用ボリュームと呼ぶ
ことにする。
【0030】ホストコンピュータ(1)100,(2)
110に報告するディスク制御装置300のエラーとし
ては、図2に示すようなものがある。
【0031】1つ目は、コマンド同期エラーである。こ
れは、ホストコンピュータ(1)100または(2)1
10からディスク制御装置300に発行されたコマンド
をディスク制御装置300が正常に実行できなかった場
合に、コマンドの異常終了を示すステータス情報と、異
常の詳細な情報を示すセンスデータをコマンド発行元の
ホストコンピュータに報告するものである。
【0032】このエラーの報告の仕方は、SCSIイン
タフェースの場合、次のようになる。ディスク制御装置
300は異常終了したコマンドに対するステータスとし
て、チェック・コンディションステータスをコマンド発
行元のホストコンピュータに報告する。
【0033】ディスク制御装置300は、チェック・コ
ンディションステータスの報告後、コマンドを発行した
ホストコンピュータと論理ボリュームの組み(詳しくは
ネクサスと呼ぶ)に対して、センスデータを保留する。
センスデータを保留している状態はContingen
t Allegiance状態(CA状態)と呼ばれ
る。
【0034】チェック・コンディションステータスを受
け取ったホストコンピュータは、当該論理ボリュームに
対してRequest Senseコマンドを発行し、
ディスク制御装置300が保留中のセンスデータを受け
取る。この後、ディスク制御装置300は保留していた
センスデータを消去して、CA状態を解除する。
【0035】コマンド発行元のホストコンピュータは、
受け取ったセンスデータの内容を解析し、コマンドを再
発行するか、ディスク制御装置300の保守をシステム
管理者に勧告するなどの、エラーリカバリ措置を取る。
【0036】一方、チャネルインタフェースの場合のエ
ラー報告方法は、おおむねSCSIインタフェースの場
合と同様であるが、ディスク制御装置は異常終了したコ
マンドに対するステータスとして、ユニットチェックを
示す状態バイト(DSB)を、コマンド発行元のホスト
コンピュータに報告する。
【0037】コマンド発行元のホストコンピュータは、
異常状態の詳細を表す状態バイト(DSB)をセンスコ
マンドによって調べ、コマンドを再発行するか、ディス
ク制御装置300の保守をシステム管理者に勧告するな
どの、エラーリカバリ措置を取る。
【0038】2つ目は、非同期処理のエラーである。こ
れは、例えばキャッシュメモリ340上のライトペンデ
ィングデータを論理ボリュームにディレイドライトする
処理中にセクタ障害等が原因で異常終了した場合のエラ
ーである。このような非同期処理のエラーは、SCSI
インタフェースでは、デファードエラー(エラーコード
71h)を用いて報告することができる。チャネルイン
タフェースでは、SIM(Service Infor
mation Message)あるいは統計情報と呼
ばれる種類のセンスバイトを使用して報告する。
【0039】上記以外に報告すべき広義のエラーとし
て、ディスク制御装置300内のリトライやECC(E
rror Correcting Code)により回
復されたリカバードエラーの回数が閾値を超えたので装
置の保守を促す目的のもの、電源電圧の低下やバッテリ
電圧の低下、空調FANの異常、セキュリティロックの
解除、保守専用ドアの解放など、異常や前異常状態、デ
ィスク制御装置の記録あるいは通知すべき状態の発生、
変化などがある。
【0040】このようなエラーは、SCSIインタフェ
ースでは、AEN(非同期事象の通知)機構を用いて報
告することができる。あるいは、デファードエラーを用
いたり、ユニットアテンション状態を固有に定義するこ
とによっても報告することができる。
【0041】チャネルインタフェースでは、このような
エラーは、前述のSIMあるいは統計情報を用いて報告
することができる。
【0042】ディスク制御装置300内のエラーは、
(1)どちらかのインタフェース専有の論理ボリューム
に従属するエラー、(2)共用の論理ボリュームに従属
するエラー、(3)キャッシュメモリ、電源、FANな
ど共通部分のエラー、などに分類することができる。
【0043】ディスク制御装置300の制御プログラム
が各論理ボリュームに対するコマンドを処理する為に、
論理ボリュームを管理するテーブルが必要になる。
【0044】図3に論理ボリューム管理ブロック(LD
CB:Logical Device Control
Block))を示す。この論理ボリューム管理ブロ
ック500は、ホストアダプタ(1)311,(2)3
12、ディスクアダプタ(1)321,(2)322と
もに使用するので、共用メモリ330上に設けてある。
【0045】論理ボリューム管理ブロック500には、
論理ボリュームをディスク制御装置300内で特定する
為の論理ボリューム識別子501、センスデータ保留表
示フラグ502、保留センスデータへのポインタ50
3、その他の管理情報504を含んでいる。
【0046】図4は、すべての論理ボリュームに関する
論理ボリューム管理ブロック500を収容した論理ボリ
ューム管理テーブルの全体構成を示すものであり、51
0は制御装置共通のダミーLDCB、520はSCSI
専用のダミーLDCB、530はチャネル専用のダミー
LDCB、540〜590は実際の論理ボリューム40
0〜429に対応するLDCBである。図中の501,
502,503,504は、図3で説明した論理ボリュ
ーム識別子、センスデータ保留表示フラグ、保留センス
データへのポインタである。
【0047】図3は、論理ボリュームの管理ブロック
(LDCB:Logical Device Cont
rol Block)500を示す。ブロック中のエン
トリ501は、論理ボリューム識別子である。エントリ
502は、センスデータ保留表示フラグである。エント
リ503は、保留センスデータへのポインタである。
【0048】図4は、ディスク制御装置の持つ論理ボリ
ューム管理テーブルの全体を示す。510は制御装置共
通のダミーLDCB、520はSCSI専用のダミーL
DCB、530はチャネル専用のダミーLDCB,54
0〜590は実際の論理ボリュームに対応するLDCB
である。
【0049】図5は、ディスク制御装置300内部のF
AN故障などを検出するモニタ処理のフローチャートで
ある。
【0050】図6は、ライトアフタ処理のフローチャー
トである。
【0051】図7は、SCSIコマンドの処理を表すフ
ローチャートである。
【0052】図8は、Request Senseコマ
ンド処理を表すフローチャートである。
【0053】図9は、SCSIのReadコマンド処理
を表すフローチャートである。
【0054】図10は、チャネルコマンド処理を表すフ
ローチャートである。
【0055】図11は、Senseコマンド処理を表す
フローチャートである。
【0056】最初に、FAN故障等を検出するモニタ処
理を図5を用いて説明する。
【0057】モニタ処理は通常は待機(WAIT)している
(ステップ11)。監視機構360がFAN370、電
源部380などの異常を検出すると、ディスクアダプタ
(2)322に割り込む。図5に示すモニタ処理はディ
スクアダプタ(2)322上で動作する。モニタ処理
は、割り込みが発生すると(ステップ16)、その割り
込み要因を解析し(ステップ12)、割り込みの詳細情
報からセンスデータを作成して共用メモリ330に記憶
させ(ステップ13)、センスデータ報告対象の論理ボ
リュームをあらかじめ設定されている条件に従って決定
し(ステップ14)、ステップ14で決定した論理ボリ
ュームに対応するLDCBにセンスデータ保留表示フラ
グ502を設定し、さらに共用メモリ330内の記憶場
所を示すセンスデータポインタ503を設定し、再度待
機状態となる(ステップ11)。
【0058】ここで、電源異常等の報告事象が発生した
場合に、その事象をSCSIインタフェースであるI/
Oインタフェース(1)200を介してホストコンピュ
ータ(1)100に報告するように予め定めておいた場
合は、SCSI専用ダミーLDCB520にセンスデー
タ保留表示フラグ502が設定され、さらに共用メモリ
330内の記憶場所を示すセンスデータポインタ503
が設定される。
【0059】逆に、電源異常等の報告事象が発生した場
合に、その事象をチャネルインタフェースであるI/O
インタフェース(2)210を介してホストコンピュー
タ(2)110に報告するように予め定めておいた場合
は、チャネル専用ダミーLDCB530にセンスデータ
保留表示フラグ502が設定され、さらに共用メモリ3
30内の記憶場所を示すセンスデータポインタ503が
設定される。
【0060】また、報告事象をホストコンピュータ
(1)100および(2)110のうち、センスコマン
ドを早く発行した方に報告するように予め定めておいた
場合は、制御装置共通のダミーLDCB510にセンス
データ保留表示フラグ502が設定され、さらに共用メ
モリ330内の記憶場所を示すセンスデータポインタ5
03が設定される。
【0061】また、報告事象をホストコンピュータ
(1)100および(2)110の双方にそれぞれ1回
ずつ報告するように予め定めておいた場合は、SCSI
専用ダミーLDCB520とチャネル専用ダミーLDC
B530の双方にセンスデータ保留表示フラグ502と
センスデータポインタ503が設定される。
【0062】このようにして、「センスデータ保留中」
という意味の表示フラグ502が設定されたLDCBの
センスデータポインタ503で示される共用メモリ33
0内のセンスデータは、後述するセンスコマンド処理に
よって、当該センスコマンドを発行したホストコンピュ
ータに報告される。
【0063】なお、コマンド同期エラーにおいては、異
常終了したコマンドに従属するエラーとして扱い、その
コマンド発行元のホストコンピュータに対してのみ異常
終了を報告するようにしてもよい。
【0064】また、非同期処理エラー等において、異常
終了した論理ボリュームが特定できる場合は、その論理
ボリュームのエラーとして扱い、対応するLDCBで管
理し、特定できない場合は、上記のように予め定めた条
件に従ってホストコンピュータ(1)100または
(2)110のいずれか、または双方に報告するように
してもよい。
【0065】次に、ライトアフタ処理を図6を用いて説
明する。
【0066】まず、ライトアフタ処理対象のデータ範囲
を決定し(ステップ21)、ディスクライト処理をコー
ルする(ステップ22)。次にディスクライト処理が正
常終了したかどうかチェックし(ステップ23)、正常
終了していればリターンする。
【0067】ディスクライト処理が正常終了していなけ
れば、詳細情報からセンスデータを作成して共用メモリ
330に記憶させ(ステップ25)、センスデータ報告
対象の論理ボリュームを決定し(ステップ26)、その
論理ボリュームに対応するLDCBにセンスデータ保留
表示フラグ502、センスデータポインタ503を設定
し(ステップ27)、リターンする。
【0068】このライトアフタ処理においても、上述し
た条件に従って異常事象を報告するためのLDCBが決
定される。
【0069】次に、SCSIコマンドの処理を図7のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0070】SCSIコマンド処理では、受領コマンド
がRequest Senseコマンドか否かをチェッ
クする(ステップ32)。受領コマンドがReques
tSenseコマンドであれば、図8に詳しく示すRe
quest Senseコマンドの処理を行ない(ステ
ップ38)、リターンする。
【0071】受領コマンドがRequest Sens
eコマンドでなければ、受領コマンドの種類に応じた個
別コマンド処理(ステップ36)を行ない、リターンす
る。
【0072】図8に示すRequest Senseコ
マンド処理41では、制御装置(DKC)共通ダミーL
DCB510、SCSI専用ダミーLDCB520、ホ
ストコンピュータ(1)100からのコマンド指定の論
理ボリュームのLDCBを順にチェックし(ステップ4
2〜44)、センスデータ保留表示フラグ502でセン
スデータが保留されていることが明示されているLDC
Bがあった場合は、そのLDCBのポインタ513で示
される共用メモリ330の領域からセンスデータを読み
出し、I/Oインタフェース200(ここでは、SCS
Iインタフェース)を介してホストコンピュータ(1)
100に報告し、センスデータ保留表示フラグ502お
よびポインタ513をクリアし(ステップ45,46,
47)、リターンする。
【0073】図9は、SCSI Readコマンド処理
を示すフローチャートであり、SCSI Readコマ
ンド処理では、まず、キャッシュメモリ340のヒット
ミス判定を行ない(ステップ52)、キャッシュヒット
の場合は、ステップ55に進み、ヒットミスの場合はデ
ィスクドライブへリード要求を出す(ステップ53)。
【0074】次に、ヒットミスの場合はディスクドライ
ブへリード要求を出した後、ディスクリード処理が正常
終了したか否かチェックする(ステップ54)。
【0075】正常終了であれば、リードデータをホスト
コンピュータ(1)100へ転送し(ステップ55)、
正常終了ステータスをホストに報告し(ステップ5
6)、リターンする。
【0076】ディスクリード処理が異常終了した場合、
キャッシュ解放などの異常処理を行ない(ステップ5
7)、エラー詳細情報からセンスデータを作成して共用
メモリ330に記憶させ(ステップ58)、ディスクリ
ードコマンド発行先の論理ボリュームのLDCB(例え
ば540)にセンス保留表示フラグ502、ポインタ5
03の設定を行ない(ステップ59)、SCSI Re
adコマンドを発行したホストコンピュータ(1)10
0にエラーステータスを報告し(ステップ60)、リタ
ーンする。
【0077】図10は、チャネルコマンド処理を示すフ
ローチャートであり、チャネルコマンド処理では、受領
コマンドがSenseコマンドか否かをチェックする
(ステップ62)。Senseコマンドであれば、図1
1に詳しく示すSenseコマンド処理を行ない(ステ
ップ63)、リターンする(ステップ77)。
【0078】Senseコマンドでなければ、受領した
個別コマンド処理を行ない(ステップ64)、リターン
する。
【0079】図11に示すSenseコマンド処理で
は、制御装置(DKC)共通ダミーLDCB510、チ
ャネル専用ダミーLDCB530、ホストコンピュータ
(2)110からのコマンド指定のLDCBを順にチェ
ックし(ステップ72〜74)、センスデータ保留表示
フラグ502でセンスデータが保留されていることが明
示されているLDCBがあった場合は、そのLDCBの
ポインタ513で示される共用メモリ330の領域から
センスデータを読み出し、I/Oインタフェース210
(ここでは、Channelインタフェース)を介して
ホストコンピュータ(2)110に報告し、センスデー
タ保留表示フラグ502およびポインタ513をクリア
し(ステップ75,76,77)、リターンする。
【0080】以上のように、本実施形態によれば、複数
の異なるインタフェースを備えたディスク制御装置にお
いて、ホストコンピュータに報告すべきエラーが発生し
たならば、そのエラーが帰属するホストコンピュータに
必ず報告するものではなく、各インタフェースに対応し
たLDCBおよび共通のLDCBに対し、予め定めた条
件に従ってセンスデータ保留表示フラグおよび保留セン
スデータへのポインタを設定し、ホストコンピュータか
らのセンスコマンド受領時にホストコンピュータ側へ報
告するようにしたため、報告対象のホストコンピュータ
として異常発生に対して早く対処可能なホストコンピュ
ータを選定しておけば、異常発生に対して迅速に回復措
置をとり、システムに対する信頼性の低下を防止するこ
とができる。
【0081】また、それぞれのホストコンピュータに異
常報告を行うように設定しておけば、その異常報告を先
に気付いた管理者によって回復措置あるいは保守が実施
されるため、一方の管理者が不在の場合でも迅速に回復
措置あるいは保守が実施され、システムに対する信頼性
の低下を防止することができる。
【0082】なお、上記実施形態では、ホストコンピュ
ータ(1)100をSCSIインタフェースでディスク
制御装置に接続しているが、SCSIインタフェースに
接続されるのはパーソナルコンピュータ等の小型コンピ
ュータであっても同様である。
【0083】また、コンピュータ周辺機器としてディス
ク制御装置の例を挙げて説明したが、他の周辺機器であ
っても適用することができる。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
異なるインタフェースを備えたコンピュータ周辺機器に
おいて、ホストコンピュータに報告すべきエラーが発生
したならば、そのエラーが帰属するホストコンピュータ
に必ず報告するものではなく、各インタフェースに対応
したLDCBおよび共通のLDCBに対し、予め定めた
条件に従ってセンスデータ保留表示フラグおよび保留セ
ンスデータへのポインタを設定し、ホストコンピュータ
からのセンスコマンド受領時にホストコンピュータ側へ
報告するようにしたため、報告対象のホストコンピュー
タとして異常発生に対して早く対処可能なホストコンピ
ュータを選定しておけば、異常発生に対して迅速に回復
措置をとり、システムに対する信頼性の低下を防止する
ことができる。
【0085】また、それぞれのホストコンピュータに異
常報告を行うように設定しておけば、その異常報告を先
に気付いた管理者によって回復措置あるいは保守が実施
されるため、一方の管理者が不在の場合でも迅速に回復
措置あるいは保守が実施され、システムに対する信頼性
の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスク制御装置の実施形態
を示す構成図である。
【図2】ディスク制御装置のエラーの種類を示す図であ
る。
【図3】論理ボリューム管理ブロックの構成を示す図で
ある。
【図4】ディスク制御装置が持つ論理ボリューム管理ブ
ロックの全体を示す図である。
【図5】ディスク制御装置内のFAN故障等に対するモ
ニタ処理を示すフローチャートである。
【図6】ディスク制御装置のライトアフタ処理を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明を適用したディスク制御装置に対するS
CSIインタフェースからのコマンド処理を示すフロー
チャートである。
【図8】Request Senseコマンド処理を示
すフローチャートである。
【図9】SCSIのReadコマンド処理を示すフロー
チャートである。
【図10】本発明を適用したディスク制御装置に対する
Channelコマンド処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】Senseコマンド処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
100…ホストコンピュータ(1)、110…ホストコ
ンピュータ(2)、200…I/Oインタフェース
(1)、210…I/Oインタフェース(2)、300
…ディスク制御装置、330…共用メモリ、340…キ
ャッシュメモリ、360…監視機構、400〜429…
ディスクドライブ、500…論理ボリューム管理ブロッ
ク(LDCB)、330…論理ボリューム管理テーブ
ル、510…制御装置共通のダミーLDCB、520…
SCSI専用のダミーLDCB、530…チャネル専用
のダミーLDCB。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なるI/Oインタフェースを介
    して複数のコンピュータに接続されたコンピュータ周辺
    機器制御装置から当該制御装置側で生じたエラーを前記
    コンピュータのいずれかに報告する方法であって、 エラー発生表示情報およびエラー詳細情報へのポインタ
    を記憶する各インタフェース対応の管理情報記憶手段と
    各インタフェース共通の管理情報記憶手段とを設けてお
    き、コンピュータに報告すべきエラーが発生したなら
    ば、予め定めた条件に従って選択した前記管理情報記憶
    手段にエラー発生表示情報およびエラー詳細情報へのポ
    インタを設定し、ホストコンピュータからのセンスコマ
    ンド受領時にエラー詳細情報を前記選択した前記管理情
    報記憶手段に対応するコンピュータ側へ報告することを
    特徴とするコンピュータ周辺機器制御装置のエラー報告
    方法。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータ周辺機器制御装置に
    は、2つ以上の異なるI/Oインタフェースで共用して
    いる周辺機器が接続されていることを特徴とする請求項
    1記載のコンピュータ周辺機器制御装置のエラー報告方
    法。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータ周辺機器制御装置がデ
    ィスク制御装置であり、前記周辺機器がディスクドライ
    ブであることを特徴とする請求項2記載のコンピュータ
    周辺機器制御装置のエラー報告方法。
  4. 【請求項4】 複数の異なるI/Oインタフェースを介
    して複数のコンピュータに接続されたコンピュータ周辺
    機器制御装置であって、 コンピュータ周辺機器制御装置側で発生したエラーに関
    し、エラー発生表示情報およびエラー詳細情報へのポイ
    ンタを記憶する各インタフェース対応の管理情報記憶手
    段と各インタフェース共通の管理情報記憶手段と、コン
    ピュータのいずれかに報告すべきエラーが発生したなら
    ば、予め定めた条件に従って選択した前記管理情報記憶
    手段にエラー発生表示情報およびエラー詳細情報へのポ
    インタを設定する手段と、ホストコンピュータからのセ
    ンスコマンド受領時にエラー詳細情報を前記選択した前
    記管理情報記憶手段に対応するコンピュータ側へ報告す
    る手段とを備えることを特徴とするコンピュータ周辺機
    器制御装置。
  5. 【請求項5】 前記コンピュータ周辺機器制御装置に
    は、2つ以上の異なるI/Oインタフェースで共用して
    いる周辺機器が接続されていることを特徴とする請求項
    4記載のコンピュータ周辺機器制御装置。
  6. 【請求項6】 前記コンピュータ周辺機器制御装置がデ
    ィスク制御装置であり、前記周辺機器がディスクドライ
    ブであることを特徴とする請求項5記載のコンピュータ
    周辺機器制御装置。
JP8062821A 1996-03-19 1996-03-19 コンピュータ周辺機器制御装置のエラー報告方法および周辺機器制御装置 Pending JPH09259050A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544436A (ja) * 2005-06-23 2008-12-04 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 複数の処理ユニットに用いるためのリモート・メディア・キャッシュ最適化システム及び方法(データ処理システム及びコンピュータ・プログラム)
US7917664B2 (en) 2006-12-22 2011-03-29 Fujitsu Limited Storage apparatus, storage apparatus control method, and recording medium of storage apparatus control program
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