JPH09258682A - 標 識 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用に供するときには標識部を膨張状態と
し、搬送・格納のときには空気を抜いて押し潰し状態と
することのできる新規の標識を提供する。 【解決手段】 座盤部の上に立設した形式の標識におい
て、標識部を空気の送気・排気によって膨縮できる空気
膨らまし構成としたことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、道路工事、建築工
事の現場や機器の取付・解体作業現場、その他の場所に
おいて危険区域、立入禁止区域等を区画する等の用途に
使う標識に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、目立つ色の硬質プラスチックを以
て成形した尖り帽子形状を呈する標識は汎用されている
が、これには次のような不都合がある。すなわち、 折畳ができなないので搬送・格納のときに嵩張って
取り扱いにくい。 硬質材製であるので誤って突き当ってしまった通行
人がケガをする。 強風に飛ばされたときに他のものに損傷を与えやす
い。 硬質プラスチックの成形品であるために多色から成
るものや文字入りのもの、絵や柄付きのものを作りにく
い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな不都合を解決する新規の標識を提供することを目的
とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る標識は、座盤部の上に立設した形式の標
識において、標識部を空気の送気・排気によって膨縮で
きる空気膨らまし構成としたものである。

【０００５】

【作用】使用に供するときには標識部を膨張状態とし、
搬送・格納のときには空気を抜いて押し潰し状態とする
ことのできる新規の標識を提供する。

【０００６】

【実施例】図１〜３に示す第１実施例は、二等辺三角形
の糸芯入り合成樹脂地製外側面材３と二等辺三角形の合
成樹脂地製内側面材４を重ねてその全周縁を相互に溶着
し且つ内側に送気・排気用栓５を取付けることによって
多数枚の側面用部材６を構成したのち、これ等側面用部
材６の左・右側縁を相互に溶着して尖り形状の標識部材
７を得ると共にこれとは別個に、ゴムの硫化成形によっ
て中央に丸孔８をもつ四角形のオモリ兼用座盤部材９を
構成し、この座盤部材９の上に上記標識部材７を配して
当該標識部材７の下縁１０を丸孔８の切縁面に金属製の
縁止め用バンド１１とビス１２を以て止着したものであ
って、使用に供するときには送気・排気用栓５から送気
して側面用部材６を膨張させ、使用に供さないときには
側面用部材６から空気を抜いて潰し状態としておけるよ
うにしたものである。

【０００７】図４〜６に示す第２実施例は、二等辺三角
形の糸芯入り合成樹脂地製外側面材３と二等辺三角形の
合成樹脂地製内側面材４を重ねてその全周縁を相互に溶
着し且つ内側に送気・排気用栓５を取付けることによっ
て多数枚の側面用部材６を構成したのち、これ等側面用
部材６の左・右側縁を相互に溶着して尖り形状の標識部
材７を得ると共にこの標識部材７における外側面材３の
下縁を延長し且つ当該延長部１４を以て標識部材７の下
面にオモリ盤１５を包んで取付けて座盤１６としたもの
である。

【０００８】尚、本発明は実施に際して次のようにする
ことができる。 ａ．外側面材３の外面に蛍光性をもつ文字や絵柄の印刷
を施す。 ｂ．前・後・左・右側用部材６を色違とする。 ｃ．座盤部材９の下面にオモリ用部材を一体に埋込み設
ける。 ｄ．視認性を高めるために光の再帰反射性を備えたガラ
スビーズの混入して合成樹脂シートを外側面材の材料と
して使用する。 ｅ．座盤部の上にリング形状のオモリ（図中符号１３で
示す）を必要に応じて載せ置くようにする。 ｆ．座盤部材９を合成樹脂製とする。 ｇ．安定性を高めるために座盤部材９の中央の丸孔８を
設けないで重くするようにする。 ｈ．標識部（標識部材７９を動物、植物、怪獣、その他
のもの等の形象とする。

【０００９】

【発明の効果】本発明に係る座盤部の上に立設した形式
の標識は、標識部を空気の送気・排気によって膨縮でき
る空気膨らまし構成としたので、この標識部に空気を送
入して同部を膨張させることによって当該標識部を起立
状態となしてからこれを上記の用途に供したり、搬送や
格納をする場合には標識部から空気をぬいて同部を潰す
ことによって全体を小さくて薄い状態としたりすること
ができるものであって、取り扱いに利便である著効があ
るは勿論であるが、特に立設した標識部が所謂ソフトな
構成であるので、この部に誤って通行人等が突き当って
ケガをしてしまうような事故や、強風に飛ばされて他の
ものに損傷を与えてしまうような事故等を解消すること
ができるものであり、また現場に置く場合において障害
物が上方にあるときには上端部分を適宜に変形させて使
用することができる等の使い勝手の良さがあり、更に実
施例において説明したように標識部を合成樹脂地を以て
構成できるものであるので、多色から成るもの、宣伝文
字入りのもの、絵柄付きのもの、動物等を模した形のも
のを作りやすい利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例を示す全体の斜視図であ
る。

【図２】同じく縦断面図である。

【図３】同じく横断面図である。

【図４】本発明の第２実施例を示す全体の斜視図であ
る。

【図５】同じく縦断面図である。

【図６】同じく横断面図である。

【符号の説明】

３ 外側面材 ４ 内側面材 ５ 送気・排気用栓 ６ 側面用部材 ７ 標識部材 ８ 丸孔 ９ 座盤部材 １０ 下縁 １１ 縁止め用バンド １２ ビス １４ 延長部 １５ オモリ盤 １６ 座盤

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 座盤部の上に立設した形式の標識におい
   て、標識部を空気の送気・排気によって膨縮できる空気
   膨らまし構成としたことを特徴とする標識。