JPH09245146A - 魚類計数装置 - Google Patents

魚類計数装置

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JPH09245146A
JPH09245146A JP8359685A JP35968596A JPH09245146A JP H09245146 A JPH09245146 A JP H09245146A JP 8359685 A JP8359685 A JP 8359685A JP 35968596 A JP35968596 A JP 35968596A JP H09245146 A JPH09245146 A JP H09245146A
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JP
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fish
water tank
water
counter
light
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JP8359685A
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English (en)
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Tadashi Kishimoto
正 岸本
Masaaki Sato
正昭 佐藤
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KIYOUSHIYOU ENG KK
Original Assignee
KIYOUSHIYOU ENG KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚類の計数結果に極めて信頼性があり、操作
が簡単で、かつ安価な魚類計数装置を提供する。 【解決手段】 上部水槽201より下部水槽251に魚
類を放流し、上部水槽201に攪拌アーム、弁板、穴
板、空気抜きを設けて、放流した魚類が一匹づつ早く気
泡が混じらないで放流されるようにした水槽セットであ
って、水路の途中に透明な角パイプを設け、その対向す
る側面を挟んで一方に一定光量を投光する投光器229
と他方にその受光器231とをして配置し、上部水槽2
01より下部水槽251に排水される水とともに上記角
パイプを魚類が通過して、受光器231の受光光量の減
光量が所定の閾値を超えることにより、1カウントづつ
加算するカウンタ手段242を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚類の計数装置で
あって、詳しくは上部水槽から下部水槽に至る水路を通
過する魚類を光電的に計数する計数装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水槽に多数遊泳中の魚類を計数す
るには、魚類を数匹づつ柄杓状の網で掬っては別の水槽
に入れ、網で掬った魚類の数を合計する方法がとられて
いた。
【0003】また視覚認識装置を使用する方法、例えば
水槽上部からビデオカメラで撮影した画像に、すでに認
識してある魚類のパタンが何個あるかを計数する方法も
実験段階では可能ではあるが、撮影中に魚類が上下に重
なっている場合に一匹と認識していたり、気泡や異物を
魚類と誤認識したりして計数結果の信頼性は極めて小さ
かった。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】上記魚類を数匹づつ柄杓状の網で掬っては
別の水槽に入れ、網で掬った魚類の数を合計する方法
は、熟練した作業者の作業に頼らざるを得ないためと、
計測に多くの時間が掛かるので計測費用が高価につき、
また計数結果についても確かめようがなくて信頼性が薄
かった。
【0005】また、上記視覚認識装置を使用する方法
は、まだ実用段階ではあるが、たとえ成功しても装置が
非常に高価となり、例えば熱帯魚の卸商が一台づつ保有
するようなことは不可能であるとともに、視覚認識装置
の中でもこの種のものは高度な技術を駆使したものであ
って、それだけ、その操作も複雑で熟練を要するものと
なる。
【0006】本発明は魚類の計数結果に極めて信頼性が
あり、操作が簡単で、かつ安価な魚類計数装置を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記発明を達成するため
に、本魚類計数装置においては、傾斜した底板を有する
上部水槽と、上記底板の一番低い位置に連なる側壁に、
上記底板に沿って設けた漏斗状の排水口と、上記漏斗状
の排水口の入口に、閉じている場合には上部水槽の魚類
の排出を防止する孔を設けた開閉自在な孔板と、上記漏
斗状の排水口の出口には、ホースを接続して下部水槽に
流出するように形成させた水路と、上記下部水槽の水を
上記上部水槽に汲み上げるポンプ手段とよりなる水槽セ
ットにおいて、上記水路の途中に透明な角パイプを設
け、上記角パイプの対向する側面を挟んで一方に一定光
量を投光する投光器と他方にその受光器とを配置し、上
記上部水槽より上記下部水槽に排水される水とともに上
記角パイプを魚類が通過して、上記受光器の受光光量の
減光量が所定の閾値を超えることにより、1カウントづ
つ加算するカウンタを上記受光器の出力手段に接続した
ものである。
【0008】また、上部水槽に溜めた水を排水口より流
出させ、放流してある魚類とともに、下部水槽に水を放
流させる水路を有し、下部水槽に溜まった水を上部水槽
にポンプで汲み上げる水槽セットにおいて、上記上部水
槽には、満たされた水を攪拌する手段、流出した魚類の
逆戻りを防止する弁手段、魚類を1匹づつ通すようにし
た穴をもうけた仕切り手段ならびに空気抜き手段を設け
るととももに、上記水路の途中に透明な角パイプを設
け、上記角パイプの対向する側面を挟んで一方に一定光
量を投光する投光器と他方にその受光器とを配置し、上
記上部水槽より上記下部水槽に排水される水とともに上
記角パイプを魚類が通過して、上記受光器の受光光量の
減光量が所定の閾値を超えることにより、1カウントづ
つ加算するカウンタを上記受光器の出力手段に接続した
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態について図面を参照し
て説明すると、図1は上部水槽の平面図、図2は図1の
A−A正面断面図、図3は図2の右側面図を示す。1は
上部水槽で側壁2、3、4、5と傾斜した底板6によっ
て立方体状の水槽を形成している。底面6の一番低い位
置に連なる側壁4には、先端に排水パイプ7を設けた漏
斗状の排水口8を形成し、漏斗状の排水口8の下面は底
板6が延長した面となっている。排水パイプ7には2点
鎖線で表わした上部ホース9(図1、図2)が接続され
ており、また任意の側壁、例えば側壁3には放水バルブ
10が設けられ、その先端には2点鎖線で表わしたバイ
パスホース11(図3)が接続されている。側壁3のバ
ルブ10の吸込み口には上部水槽1内の魚類を吸い込ま
ないように網12等を設けておく。
【0010】側壁3と側壁5の間には両端を塞いだ給水
パイプ13が取り付けられ、その給水パイプ13には、
ほぼ中央部に給水口14と長手方向に一列に多数の吐出
口15(図4も参照)が、ほぼ排水口8の方向に向かっ
て設けられ、その給水口14には2点鎖線で表わした給
水ホース16(図2)が取付られている。
【0011】側壁4の内側には孔板17がアングル状の
ガイド18、19にガイドされて側壁4に沿って手動で
上下できるように設置されている。図4は図1のB−B
断面の側面図で孔板17が明示されており、孔板17の
左下部の一部は破断して給水パイプ13が表われるよう
にしてある。図4のように孔板17が一番下がって下端
が底板6に接する位置にあるとき、少なくとも漏斗状の
排水口8の水入り口に相当する面には、水は流出するが
魚類は通過しないような網あるいはパンチングした孔2
0が形成されている。
【0012】図4の状態から孔板17が上昇すると直ち
に、側壁3に設けられたスイッチ取付金具21によって
固定されたスイッチ22のアクチュエータローラ23
が、図4で右方に押されてスイッチ22はONとなる。
更に孔板17が上昇すると、孔板17の側面に設けたV
溝24にクアクチュエータローラ23が落ち込むことに
よて、孔板17はクリックが働いて孔板17の下端が排
水口8の上端にきたことを操作者に知らせるので、操作
者は孔板17を適宜固定する。上記の場合、アクチュエ
ータローラ23のV溝24への落ち込み量は少ないため
にスイッチ22はONのままである。上記の状態から孔
板17が下降して図4の位置まで戻ると、スイッチ22
はOFF状態となる。なお、図1ないし図3ではスイッ
チ取付金具21、スイッチ22、アクチュエータローラ
23の図示は省略してある。
【0013】図5は上部ホース9と下部水槽25(図
9)に至る下部ホース26の間に設けた計数検出部の斜
視図を示し、27は透明な角パイプで、角パイプ27の
一側壁28には密接して投光器29を、他の側壁30
(図6)には投光器29に対向した位置に受光器31を
それぞれ配置し、投光器29と受光器31は、保持金具
32、33でそれぞれ止められている。
【0014】図6は角パイプ27の断面を示し、投光器
29のスリットより均等な平行光34を発し、平行光3
4は受光器31の受光部で受光される。平行光34の高
さhは、角パイプ27の上下内壁の間隔にほぼ等しいこ
とが望ましい。なお、35はアンプ部36(図8)の光
源部(半導体レーザ)より投光器29に光を送る光ファ
イバー、37は受光器31よりアンプ部36(図8)の
光電スイッチ回路の光電センサに受光した光を導く光フ
ァイバーである。
【0015】図7は魚類が角パイプ27内を横に並んで
通過しないように、上部ホース9の一部を締め金具38
と39で挟んでビス40、41により締めて上部ホース
9の一部断面をY−Y方向に長い長円状として、並行し
て流れる魚類があった場合に1匹としてカウントしない
ように1匹づつ通過さすようにした状態を示す。また、
図には記さないが、上部ホース9の断面をY−Y方向に
締めて、X−X方向に長い長円状のホースにすれば、魚
類が縦に重なった場合にも1匹とカウントしないように
1匹づつ通過さすようにできるとともに、両方向を組み
合わせることも当然できる。また、魚類が特定されるな
らば、その魚類に合わせて角パイプ27の上下と左右の
内壁間隔をその魚類が一匹づつのみ通過できる寸法にす
ることが好ましい。
【0016】更に、上部ホース9を長くして角パイプ2
7に至る魚類の遊泳距離が長くしても魚類の重なり防止
に効果があることが実験上確かめられており、図9のよ
うに螺旋状部45を設けて、限られたスペースで魚類の
遊泳距離を長くして魚類の重なりを防止することもでき
る。
【0017】図8は本計数装置の回路構成図を示し、4
0は商用電源、41は電源部、42はカウンタ部を示
し、孔板17が上げられてスイッチ22がONすると、
電源部41のアンプ部36への供給回路はON状態とな
り、アンプ部36の光源(半導体レーザ)は光ファイバ
ー35を経て投光器29に送られ、投光器29はスリッ
トより均等な平行光34を受光部31に投光する。その
平行光34を受けた受光部31の光は再び光ファイバー
37によってアンプ部36の光電スイッチ回路の光電セ
ンサに導かれる。今魚類が角パイプ27を通過すると平
行光34の光量が減じたことを光電センサが検知し、減
光量が閾値を超えればアンプ部36のスイッチ回路が働
き、カウンタ部42は1カウントを加算する。なお、カ
ウンタ42は下記する理由によって、プリセットカウン
タにする場合がある。
【0018】図9は総合的なレイアウトを示し、50は
架台で上テーブル51には上部水槽1が、下テーブル5
2には角パイプ27、投光器29(図には表われず)、
受光器31等の計数検出部が配置され、架台50の下部
の左方には下部水槽25が置かれている。また下部水槽
25に溜まった水は、ポンプ53と吸水口を魚類を吸わ
ないように網等で覆った下部の給水ホース54と上部の
給水ホース16とにより、上部水槽1に送られて、給水
パイプ13の吐出口15より吐出できるようにしてあ
る。56、57、58は手動バルブであって、少なくと
もバルブ56、57は魚類が通過し易いように水路と同
じ径まで全開できる例えばボールバルブ等を用いる。な
お、バルブ56は下記する理由によって、電磁バルブと
する場合がある。
【0019】次に動作を順に説明する。 :上部水槽1に水を満たして計数したい魚類を放流す
る。 :バルブ56、57を開放すると水は下部水槽25に
流れ込むが、孔板17が排水口8を塞いでいるために、
魚類は上部水槽1より流出されない。 :ポンプ53を動かし、バルブ58を調整して上部水
槽1の水位を保ちながら水が循環するようにする。 :上部ホース9を流れる水に気泡が混入していないこ
とを確認してから、孔板17を上昇させると直ちにスイ
ッチ22がONして計数装置の回路が動作を開始する。
孔板17を上方にクリックの働く位置まで持ち上げて保
持しておく。 :流水に魚類が混入して流れ始め、魚類が角パイプ2
7内を通過するごとに、平行光34の一部を遮るため
に、アンプ部36の光電センサの入光量が減じ、その減
光量が所定の閾値以下になると、光電スイッチ回路が働
いてカウンタ部42のカウンタ値を1づつ加算する。 :上部水槽1の魚類が少なくなると、放水バルブ10
を開いてホース11を通して水を直接下部水槽25に放
流して迅速に水位を下げ、魚類の上部水槽1からの放流
効率を上げる。 :更に魚類が残り少なくなると、残った魚類が水流に
逆らって、なかなか排水パイプ7へ放出されない習性が
あるので、更に水位を給水パイプ13より下げて、給水
パイプ13の吐出口15から下がった水面に対してシャ
ワー状に水を放出させて、強制的に魚類を流出させる。 :全部魚類が上部水槽1から放流されたことを確認し
たら孔板17を閉じる。スイッチ22はOFFして本計
数装置の回路が動作を停止する。 :ポンプ53を止めて上部水槽1から水を全部流出さ
せる。▲10▼:下部水槽25に遊泳している魚類の数
は正確にカウンタ部42に表示されている。
【0020】本計数装置は水の流出開始時の流出開始端
および流出開始初期に混入した気泡が角パイプ27を通
過すると、平行光34の透過光量が変化したものとして
カウントして、魚類のカウントに加算されるために、上
記ないしは、水の流出端および初期の気泡を通過さ
せてから魚類を計数するための重要な工程である。ま
た、水の流出終了時の終了端および終了時に混入した気
泡が角パイプ27を通過する場合も、平行光34の透過
光量が変化したものとしてカウントして、魚類のカウン
トに加算されるために、上記とは流出終了前に計数
装置の回路を不動作状態にしておくための重要な工程で
ある。
【0021】図10と図11は上記発明に付加される別
の発明の実施の形態を示し、図10は図1相当する上部
水槽の平面図を、図11は図10のC−C正面断面図を
示している。図1では上部水槽1を上面から見ると角型
であるのに対して図10の上部水槽101は三角型にし
てある点が異なる。図1の上部水槽1は側壁4と排水口
8との継ぎ目部付近、即ちアングル状ガイド18、19
付近では魚類が排水口8へ流れにくくなるが、図10の
ように側壁103と側壁105の同一面上に排水口10
8の側壁があるようにしたので、排水口108への魚類
の流れは良くなる。上記以外の構造は、図1、図2と同
様であるので省略する。
【0022】図12は水位が下がった場合、残った魚類
が水流に逆らって、なかなか排水パイプ7(図1)ある
いは107(図12)へ放出されない習性があるので、
気泡が流出しない程度の低い下水位と、突出口15(図
1)あるいは115(図11)が露出する程度の上水位
とを検出して、下水位になるとポンプ53(図9)が始
動し、上水位になるとポンプ53が停止するようにする
ために、図1あるいは図11に水位センサを設けた状態
を示す。
【0023】121は電極ホルダで側壁3と側壁5間、
あるいは側壁103と側壁105間の上部に置かれた梁
板122上の取り付けられ、その下部に上水位検出電極
棒123と下水位検出電極棒124とアース電極棒12
5が取り付けられていて、各極はリレーボックス126
に接続されている。127は商用電源、Pはポンプ53
(図9参照)である。
【0024】次に動作を説明すると、上記した動作順
の工程において、下水位検出電極棒124の下端以下に
水位が下がると、直ちにリレーボックス126内のリレ
ーのコイルの通電が切れて、リレーの接点がON状態と
なり、電源127がポンプ53に通電してポンプ53が
始動して水位が増加する。水位が下水位検出電極棒12
4の下端を超えても、下水位検出電極棒124と上水位
検出電極123との間には抵抗Rが挿入されているため
に、リレーのコイルの通電はわずかで接点はON状態の
ままである。水位が上水位検出電極棒123の下端に達
するとリレーのコイルは直接通電されて、接点がOFF
してポンプ53が停止する。水位が上水位検出電極棒1
23の下端より下がっても、抵抗Rが挿入されているた
めに、リレーのコイルの通電はわずかで接点はOFF状
態のままで,下水位検出電極棒124の下端以下に水位
が下がるまでリレーの接点はONしない。
【0025】以上により、上水位検出電極棒123の下
端と下水位検出電極棒124の下端間の水位が常に保た
れ、この間は無人で運転することができ、使用者は後で
魚類が全部放流されたことと、カウンタ42の計数値の
みを確認すればよい。また放水口15(図1)あるいは
115(図11)の間欠的な放水により、魚類の排水パ
イプへの移動が活発化する。
【0026】今までは、上部水槽1に放流した魚類を全
て下部水槽25に流し、その数を計数するように説明を
してきたが、上部水槽1より、たとえば顧客が注文した
所定数のみ下部水槽25に流出させて、その魚類を販売
するような場合は、上記カウンタ42をプリセット式カ
ウンタとして、あらかじめ所定数をプリセットしておい
て、魚類流出カウント数がプリセット数に達すると、カ
ウンタより信号を出力させて、バルブ56を電磁バルブ
にしておいて直ちに自動的に閉じるようにするれば、下
部水槽25に遊泳している魚類数が得たい所定数にな
る。勿論、魚類流出カウント数がプリセット数に達する
と警報等を発せしめて、手動で孔板17、あるいはバル
ブ56を締めても良い。
【0027】図13ないし図16は更に別の実施の形態
であって、魚類が早く上部水槽から下部水槽に放流され
るように効率化し、魚類が角パイプ27内を重複通過し
ないようにして計数値精度を上げるとともに、操作の自
動化を図った発明である。図13は上部水槽を中央で断
面にした正面図、図14(a)上部水槽で使用される弁
板の正面図、(b)はその下面図、図15は上部水槽で
使用される穴板の平面図、図16は総合的なレイアウト
図である。
【0028】図13において、201は上部水槽で円筒
状の大きな水槽201aと漏斗状の水槽201bと円筒
状の小さな水槽201cとで一体化されている。大きな
水槽201aと漏斗状の水槽201bとの境界部にはリ
ング状のパイプ202が設けられ、水槽壁を貫いて第1
給水口203に接続されており、給水された水はリング
状のパイプ202の斜め下向きの多数の小穴202aか
ら勢いよく吐出されるようになっている。
【0029】リング状のパイプ202の下で漏斗状の水
槽201bの上部には弁板204が固定されており、そ
の漏斗状の水槽201bの壁の下部には複数の穴が20
5が開けられており、その外側には大きな水槽201a
の延長壁により水路が形勢されており、第2の給水口2
06より上部水槽201へ給水することができるように
なっている。
【0030】小さな水槽201cの中には複数個、図で
は4個の穴板207a、207b、207c、207d
が、それぞれ間隔をおいて固定されており、各穴板20
7a、207b、207c、207dのすぐ下面の側壁
には空気抜きパイプが208a、208b、208c、
208dが設けられ、各バルブを操作することにより各
穴板207a、207b、207c、207dの下に溜
まった空気を抜くようになっている。
【0031】小さな水槽201cの底面近くにの側壁に
は排水パイプ209が設けられて排水ホース210が取
り付けられて、角パイプ227(図5、図6の27と同
一)の入り口の接続され、更にその出口には下部ホース
226が接続されている。229は投光器(図5の29
と同一)で受光器231(図16参照、図5の31と同
一)である。
【0032】大きな水槽201aの上縁には攪拌モータ
211が、脚柱212上に据えられており、攪拌モータ
211の出力軸213には、弁板204のすぐ上に位置
している攪拌アーム214が固着されている。攪拌アー
ム214を回転させることと、上記リング状のパイプ2
02の多数の小穴202aから勢いよく吐出される水に
よって、早く魚類を弁板204より下部に追い出す役目
をする。
【0033】弁板204は図14で示されるように、魚
類の通過する穴204aが開けられており、その穴20
4a覆うように弁204bが設けられ、流水とともに魚
類が穴204aより流れる際には弁204bは開いてい
るが、弁204bを通過した魚類が再び元に戻ろうとす
ると、弁は閉じるようになっている。
【0034】穴板207aは図15で示されるように、
魚類1匹がちょうど通過できる程の穴215aが開けら
れている。穴板207b、207c、207dも同一形
状であり、図13のように配置された場合、それぞれの
穴位置が食い違うように配置する。穴板207a、20
7b、207c、207dは魚類が重複して角パイプ2
27を通過しないように一匹づつ整列させる役目をして
いる。
【0035】図16において、251は下部水槽、25
2は給水ポンプ、253は電動弁、254は制御回路、
255は水位のレベルセンサ回路部で図には表わしてい
ないが、上部水槽201の側壁の複数の所定位置に設け
られた水位センサに接続されている。なお、236は投
光器229と受光器231の光ファイバー35、37
(図8)が接続されているアンプ部(図8の36と同
一)である。
【0036】次に動作を説明する。 :給水ポンプ252を作動させ、レベルセンサ回路部
255により上部水槽の上部水位で水位を反復させなが
ら空気抜きパイプ208を適宜開いて上部水槽201内
の空気を抜く。 :上部水槽201に計数したい魚類を放流する。 :カウンタ部242をゼロリセットにする。 :電磁弁253を開き、攪拌モータ211を回す。 :水位をレベルセンサ部255で制御して水位を反復
しながら徐々に水位を下げていく。 :上記水位反復動作と、攪拌アーム214を回転させ
ることと、リング状のパイプ202の多数の小穴202
aから勢いよく吐出される水とにより、弁板204より
下部に追い出された魚類は、弁204bにより逆流する
ことなく一匹づつ穴板207の穴215を順次通過す
る。 :魚類が一匹づつ角パイプ227内を通過するごと
に、平行光34(図6)を遮るために、アンプ部236
の光電センサの入光量が減じ、その減光量が所定の閾値
以下になるので、光電スイッチ回路が働いてカウンタ部
242のカウンタ値を一づつ加算する。 :全部魚類が上部水槽201から下部水槽251の移
ったことが確認されたら給水ポンプ252、電磁弁25
3、攪拌モータ211、レベルセンサ回路部255をO
FFする。 :下部水槽251に遊泳している魚類の数はカウンタ
部242に正確に表示されている。
【0037】なお、上部水槽201に多数の魚類を放流
して、カウンタ部242に所定数、例えば100匹をプ
リセットしておけば、100匹カウントした時点で電磁
弁を自動的に閉じて、ブザー等を鳴らしてプリセット数
のみ計数を完了したことを知らせることができる。
【0038】上記した実施の形態に限定されるものでは
なく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加
えることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以下に記載されるような効果
を有する。上部水槽から下部水槽に至る水路を通過する
魚類を光電的に計数するように構成するとともに、計測
する魚類が一匹づつ光電的計数部を通過させるように
し、水に混入した気泡とをカウントしないようにしたた
めに、魚類の計数結果の信頼性が高い。
【0040】魚類が早く上部水槽から下部水槽に放流さ
れるようにして、測定の効率化を図っている。
【0041】網で掬った魚類の数を合計する方法に比し
て、使用者が付ききりでいる必要がなく、自動化、無人
化ができる。また視覚認識装置を使用する方法に比して
も操作が簡単で全く熟練を要しない。
【0042】特殊な装置を要とせずに、上部水槽以外は
市販部品が使用できるために、設備投資が少なくて済
み、例えば各卸商等に普及が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】上部水槽の平面図である。
【図2】図1のA−A正面断面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図1のB−B断面の側面図である。
【図5】計数検出部の斜視図である。
【図6】角パイプの断面である。
【図7】上部ホースの一部の断面である。
【図8】本計数装置の回路構成図である。
【図9】総合的なレイアウト図である。
【図10】図1相当する上部水槽の別の発明の実施の形
態の平面図である。
【図11】図10のC−C正面断面図である。
【図12】図1あるいは図11に水位センサを設けた状
態を示す正面断面図である。
【図13】別の発明の実施の形態の上部水槽を中央で断
面にした正面図である。
【図14】(a)は上部水槽に使用される弁板の正面
図、(b)はその下面図である。
【図15】上部水槽に使用される穴板の平面図である。
【図16】総合的なレイアウト図である。
【符号の説明】
1 上部水槽 6 底板 7 排水パイプ 8 排水口 15 吐出口 17 孔板 22 スイッチ 25 下部水槽 27 角パイプ 29 投光器 31 受光器 36 アンプ部 42 カウンタ 201 上部水槽 204 弁板 207 穴板 211 攪拌モータ 214 攪拌アーム 229 投光器 231 受光器 242 カウンタ部 236 アンプ部 251 下部水槽 252 給水ポンプ 253 電磁弁 254 制御回路 255 レベルセンサ回路部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜した底板を有する上部水槽と、上記
    底板の一番低い位置に連なる側壁に、上記底板に沿って
    設けた漏斗状の排水口と、上記漏斗状の排水口の入口
    に、閉じている場合には上部水槽の魚類の排出を防止す
    る孔を設けた開閉自在な孔板と、上記漏斗状の排水口の
    出口には、ホースを接続して下部水槽に流出するように
    形成させた水路と、上記下部水槽の水を上記上部水槽に
    汲み上げるポンプ手段とよりなる水槽セットにおいて、
    上記水路の途中に透明な角パイプを設け、上記角パイプ
    の対向する側面を挟んで一方に一定光量を投光する投光
    器と他方にその受光器とを配置し、上記上部水槽より上
    記下部水槽に排水される水とともに上記角パイプを魚類
    が通過して、上記受光器の受光光量の減光量が所定の閾
    値を超えることにより、1カウントづつ加算するカウン
    タを上記受光器の出力手段に接続することを特徴とする
    魚類計数装置。
  2. 【請求項2】 上記漏斗状の排水口の側壁は、上記上部
    水槽の側壁と同一面であることを特徴とする請求項1記
    載の魚類計数装置。
  3. 【請求項3】 上記漏斗状排水口の出口より上記投光器
    と上記受光器の配列位置間に、少なくとも流水路の一部
    において対向する側壁の間隔を狭めて、重なって流れる
    魚類があった場合に1匹づつ通すように構成することを
    特徴とする請求項1記載の魚類計数装置。
  4. 【請求項4】 上記排水口より上記角パイプに至る水路
    を形成する上記ホースを螺旋状とすることを特徴とする
    請求項1記載の魚類計数装置。
  5. 【請求項5】 上部水槽に溜めた水を排水口より流出さ
    せ、放流してある魚類とともに、下部水槽に水を放流さ
    せる水路を有し、下部水槽に溜まった水を上部水槽にポ
    ンプで汲み上げる水槽セットにおいて、上記上部水槽に
    は、満たされた水を攪拌する手段、流出した魚類の逆戻
    りを防止する弁手段、魚類を1匹づつ通すようにした穴
    をもうけた仕切り手段ならびに空気抜き手段を設けると
    とももに、上記水路の途中に透明な角パイプを設け、上
    記角パイプの対向する側面を挟んで一方に一定光量を投
    光する投光器と他方にその受光器とを配置し、上記上部
    水槽より上記下部水槽に排水される水とともに上記角パ
    イプを魚類が通過して、上記受光器の受光光量の減光量
    が所定の閾値を超えることにより、1カウントづつ加算
    するカウンタを上記受光器の出力手段に接続することを
    特徴とする魚類計数装置。
  6. 【請求項6】 上記カウンタはプリセット可能なカウン
    タであって、加算されたカウント数がプリセット数に達
    すると信号を出力するカウンタであることを特徴とする
    請求項1または5記載の魚類計数装置。
  7. 【請求項7】 上記ポンプ手段で上記下部水槽の水を上
    記上部水槽に汲み上げ、上記排水口方向に向かって水を
    吐出させる複数の吐出口を設けることを特徴とする請求
    項1または5記載の魚類計数装置。
  8. 【請求項8】 上記上部水槽には、任意に定めた水位を
    保つための水位検出手段と、上記水位検出手段により上
    記ポンプを制御する手段とを設けることを特徴とする請
    求項1または5記載の魚類計数装置。
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WO2016030915A1 (en) * 2014-08-27 2016-03-03 Vaki Fiskeldiskerfi Hf. Automatic grading system for living aquatic organisms
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