JPH09245120A - 文字切出し方法 - Google Patents

文字切出し方法

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JPH09245120A
JPH09245120A JP8052844A JP5284496A JPH09245120A JP H09245120 A JPH09245120 A JP H09245120A JP 8052844 A JP8052844 A JP 8052844A JP 5284496 A JP5284496 A JP 5284496A JP H09245120 A JPH09245120 A JP H09245120A
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JP8052844A
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Masashi Koga
昌史 古賀
Hisao Ogata
日佐男 緒方
Tatsuhiko Kagehiro
達彦 影広
Yutaka Sako
裕 酒匂
Hiromichi Fujisawa
浩道 藤澤
Yoshihiro Shima
好博 嶋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】丁目や番地などの数字が一部横並びになってい
る縦書きの住所文字行から、高い精度で文字を切出して
認識する。 【解決手段】縦方向および横方向の文字切出しの仮説を
表わすグラフを生成し、横並びの数字を含む街区文字の
表記形式に関する事前知識608,609,610で検
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物等の文書上
に記載された住所を読取る文書読取り装置、およびそれ
を応用した郵便物区分機に係わる。
【0002】
【従来の技術】住所が記載されている文字の並び(住所
文字行)から住所を読取るためには、以下の3つの機能
が必要である。
【0003】(1)文字パターン候補を切出す。(文字
切出し) (2)各々の文字パターンの文字カテゴリ(文字コー
ド)を識別する。(文字識別) (3)文字の識別結果を住所文字列として解釈する。
(住所照合) 縦書きの住所の場合には、図1に示すように、住所中の
丁目・番地などの部分の文字(街区文字)の一部が横並
びになっている場合があり、都道府県名、市名、町名な
どの文字(町域文字)に比べ、文字切出しが難しいとい
う問題がある。
【0004】こうした横並びの数字を含む縦書きの文字
行から文字を切出す従来の方式としては、例えば、特開
昭63−89989に開示されている方式がある。これ
は、まず縦方向の切出し処理を行い、次に横方向の文字
の並びと見做される部分に対し横方向の切出し処理を行
う方式である。
【0005】また、一般的に、手書きの文字行から正確
に文字を切出すためには、特公平5−5146等で開示
されているような多重仮説検定法が有効であることが知
られている。これは、文字の切出し方に複数の仮説を立
て、文字パターンの候補を切出した後、文字識別や文字
列照合によって正しい仮説を決定する方式である。例え
ば、文字識別結果で仮説を検定する方式(「接触した手
書き文字の自動分離を行う文字切り出し方式」昭和59
年度電子通信学会総合全国大会 No.1558)がある。
また、文字識別結果および文字列照合結果により、仮説
を検定する方式としては、村瀬等の方式(「言語情報を
利用した手書き文字列からの文字切り出しと認識」電子
通信学会論文誌 '86/11 Vol. J69-D、 No. 9)、および
大井の方式(「住所読取りにおける丁目・街区認識方
式」電子情報通信学会技術研究報告PRU92-40)等があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図1は本願発明が文字
を切り出そうとする文字行の例を示す。本発明が解決し
ようとする課題は、図1のように、丁目や番地などの数
字が一部横並びになっている縦書きの文字行から、高い
精度で文字を切出すことである。
【0007】図1の街区文字部分は、図2(A)の様に
文字を切出すことにより「51ノ2」と読める。一方、
図2(B)に示すような「51の2」の例もある。両者
の違いは「の」の有無だけである。これらを正しく読み
取るためには、図2(C)に示すように「51」の部分
201の切出し方として少なくとも202と203の二
つの仮説を立てた上で、これらの仮説を、前後の文字を
含めた文字識別結果と街区の数字の表記形式に関する事
前知識とで照らし合わせる必要がある。
【0008】例えば図2(A)の例では、仮説201に
従って切出せば「512」読み取れる。しかし一連のア
ラビア数字の途中で改行することはないという街区の数
字の表記形式の規則を考慮すれば、この仮説は棄却され
る。このため、仮説202に従い、読み取り結果として
「51ノ2」を得ることができる。
【0009】しかし、図2(C)の様に複数の仮説を立
てずに、まず部分文字行を切出し、次に文字を切出して
文字認識する、という方式では、文字識別結果や表記の
形式に関する事前知識を用いることができず、正しく文
字を切出すのは困難である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では、従来の多重仮説検定方式に、主に以下
の2点の改良を施した。
【0011】(1)縦および横方向の文字の切出しの仮
説を立てること。
【0012】(2)横並びの数字を含む街区文字の表記
形式(規則)を記憶しておき、切出仮説の検定に用いる
こと。
【0013】多重仮説検定方式は、文字パターンの候補
を抽出し、文字識別や文字列照合の結果を用いて検定す
る方式である。従来の多重仮説検定方式では、図1に示
す住所文字列に対しては、図3に示すような文字パター
ンの候補が生成される。図3の中では、パターンとパタ
ーンの境界を頂点、パターンを辺とするグラフで、文字
パターンの候補の関係が表現されている。このように、
文字パターンの候補の関係をグラフで表現したものを切
出仮説グラフと呼ぶ。このように文字パターンの候補の
関係を表現すれば、文字パターンの切出しは、切出仮説
グラフの始点から終点へ至る最適な経路(切出経路)を
見いだす問題に置き換えられる。これが多重仮説検定方
式の原理である。
【0014】本発明では、図3に示す従来の切出仮説グ
ラフを拡張し、図4に示すように各文字パターン候補を
さらに横方向に分割した文字パターン候補を追加する。
図中の二重線は、横方向に分割して得られた文字パター
ン候補を表わす辺である。この切出仮説グラフ中から、
街区部分の数字の表記の規則を満たす経路を選択し、文
字切出し結果とする。数字の表記の規則としては、「一
連のアラビア数字は途中で改行しない」「漢数字は横並
びになることはない」といった横並びの数字に固有な規
則を導入することにより、高い精度で文字を切出すこと
が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について以下説
明する。
【0016】図5に本実施例の構成を示す。上に述べて
きた本発明の実施形態の例は、同図のような郵便物宛名
読取り区分機の、住所読取りをつかさどる認識装置50
4に適用される。図中の太線は、郵便物の流れを示す。
501は、画像入力をつかさどるスキャナである。50
2は、住所読取り時間を確保するために郵便物搬送路上
に設けるディレイラインである。503は、住所読取結
果に基づき郵便物を区分するソータである。スキャナ5
01と認識装置504は、入出力用ケーブル512で接
続する。ソータ503と認識装置504は、入出力用ケ
ーブル513で接続する。認識装置504には、認識装
置内部の各部分を接続するためのバス511、スキャナ
501との通信をつかさどる入出力用インタフェース5
05、認識装置全体の制御および住所認識処理をつかさ
どる演算処理装置506、ソータ503との通信をつか
さどる入出力用インタフェース507、起動等の操作を
行うためのキーボード508、実行状況を必要に応じ表
示するためのCRT509、住所認識に必要なテーブ
ル、プログラム、辞書などを格納するためのメモリ51
0、ハードディスク514を備える。
【0017】図6で本発明でのデータの流れを、データ
・フロー・ダイアグラムを用いて説明する。本明細書で
は、データ・フロー・ダイアグラムはゲーン・サクソン
記法に従う(J.マーチン著「ソフトウエア構造化技
法」近代科学社、ISBN4 - 7649- 0124 - 2 C3050 P5562
E)。
【0018】図6の例は、縦書きの住所の記載された面
を光電変換して得られた全体画像を入力とし、住所読取
結果の住所文字列を出力とする住所認識処理である。ま
ず、文字行抽出処理601により、全体画像から住所文
字行を抽出する。次に、文字パターン候補抽出602
は、住所文字行を縦方向に分割して文字パターンの候補
を抽出し、切出仮説グラフを生成する。文字パターン候
補抽出(横並び部)603は、各文字パターン候補を横
並び文字として分割し、文字パターンの候補として切出
仮説グラフに追加する。
【0019】文字識別604は、各文字パターン候補を
文字識別し、複数の候補文字のコードと各候補文字の類
似度を出力する。町域文字列照合605は、文字識別結
果の候補文字を町域文字列辞書と照合する。街区表記法
照合606は、切出仮説グラフの街区部分より、街区の
数字として正しい表記形式になるような切出経路を見い
出し、文字列として出力する。街区照合607は、街区
表記法照合606によって得られた街区文字列が町域文
字列照合605で得られた町域に実在しているかどうか
を確認し、街区文字列の候補をしぼり込み、街区照合結
果として出力する。
【0020】図7で、文字行抽出処理601の入力およ
び出力を説明する。文字行抽出処理601は、全体画像
中の郵便物の像701から、住所文字行702を抽出す
る処理である。住所文字行702とは、宛名の都道府県
名、市名から、丁目・番地までを含む矩形の領域であ
る。宛名が2行以上に及ぶ場合は、行数分だけの矩型領
域を出力する。このように住所文字行を抽出する方法と
しては、特開平3−264949が知られている。
【0021】図8で、文字パターン候補抽出処理602
の原理を説明する。まず、文字行中の成分パターン(連
結成分)列より、成分パターン間の間隙を、文字パター
ンの境界の候補として検出する。図中で丸付の番号(境
界番号)を付与している縦棒が、境界の候補である。本
図では境界を直線で表わしているが、成分パターンの形
状によっては直線では成分パターンの間を分割できない
ことはいうまでもない。境界番号は、行の先頭を0と
し、行末に向けて昇順につけられた境界の候補の通し番
号である。ここで、境界の下のパターンの上端のy座標
yeと境界の上のパターンの下端のy座標ysの平均を
境界座標ybと定義する。例えば、境界番号1に対応す
る境界座標は804のy座標となる。次に、境界座標の
差が、文字行の幅から推定した文字サイズを越えないよ
うな境界の組み合わせを調べ、それら境界に挾まれるパ
ターンを文字パターンの候補として登録する。図8の例
では、境界座標の差801と802は推定した文字サイ
ズを越えないが、境界座標の差803は越える。このた
め、パターン2−3(境界2と境界3の間のパターン、
図8の811)とパターン2−4(811と812を合
わせたもの)は登録するが、パターン2−5(811と
812と813を合わせたもの)は登録しない。本処理
により、図3に示すような切出仮説グラフが生成され
る。
【0022】文字パターン候補抽出(横並び部)603
では、文字パターン候補抽出処理602と同様の方式
で、各文字パターン候補を横方向に分割し、新たな文字
パターン候補を追加する。本処理により、図4に二重線
で示すような辺の集合が切出仮説グラフに追加される。
この際、境界番号は、処理の過程で境界の候補が見い出
された順に昇順に設定する。
【0023】図9は、文字パターン候補抽出処理602
で生成される切出仮説グラフの辺を表現するテーブルの
形式を示す。各レコードが、辺一つ、すなわちパターン
候補一つに対応する。各レコード中には、パターン候補
の輪郭、パターンの左側の境界の番号、パターンの左側
の境界の番号、文字識別の結果の候補文字、各候補文字
の類似度を格納する領域が設けられている。パターンの
輪郭は、チェーンコード等で記述する。文字識別の結果
の候補文字は、類似度が高い順に最大3文字の候補文字
を格納する。候補文字、類似度は左詰めとし、候補文字
数が3以下の場合には、候補文字の領域の余白にはヌル
コードを、類似度の領域の余白には0を埋める。
【0024】文字識別処理604は、例えば森「パター
ン認識」(ISBN4 - 88552 - 075 -4 C3055、電子情報通
信学会)pp. 32 - 109 に記載のあるような既知の方式
を用いて実現する。文字識別対象のカテゴリーは、漢
字、平仮名、片仮名、アラビア数字および記号のうち、
地名もしくは丁目・街区で用いられるものとする。文字
識別の出力としては、複数の候補文字および各候補文字
の標準パターンに対する入力パターンの類似度が得られ
るものとする。
【0025】町域文字列照合605は、文字識別結果の
類似度に基づき切出し経路を確定し、文字識別結果の候
補文字を町域文字列辞書608と照合する。文字識別結
果を町域文字列辞書と照合する方式としては、例えば
「手書き漢字住所認識のためのエラー修正アルゴリズ
ム」(情報処理学会論文誌第35巻第6号)の様な方式
が知られている。この処理により、記載されている町域
文字列と、街区の開始位置が求められる。
【0026】次に、街区表記法照合処理606を図10
から図15を用いて説明する。
【0027】図10で街区表記法照合606のデータの
流れを、データ・フロー・ダイアグラムで示す。まず、
街区表記法照合606の入力の文字識別結果を、ラベル
列グラフ生成1001により、後述するラベル列グラフ
に変換する。次に、ラベル列グラフをラベル列探索10
02により街区表記法辞書609と照合し、街区の表記
として妥当な経路(ラベル列経路)をラベル列グラフ中
より見い出す。最後に、街区文字列生成処理1003に
おいてラベル列経路と文字識別結果より街区文字列を生
成し、出力する。
【0028】図11は、図9に示すテーブルに格納され
た街区部分の文字識別結果を、パターン間の境界を頂
点、各文字パターン候補の文字識別結果の候補文字を辺
としたグラフで表現したものである。このような形式で
文字識別結果を表現したグラフを候補文字グラフと呼
ぶ。図中で各辺の右側に記された文字が文字識別結果の
候補文字である。同じ頂点の間に複数の辺がある場合に
は、左側の候補文字がより類似度の高い候補文字であ
る。また、図中の (R) は、当該する文字パターン候補
の文字識別結果がリジェクトであることを示す。
【0029】ラベル列グラフ生成処理1001は、図1
1の示すような街区部分の文字識別結果を、文字の種類
を表わすラベルを辺とするグラフに変換する処理であ
る。
【0030】図12は、ラベル列グラフ生成処理100
1の出力であるグラフである。このようなグラフをラベ
ル列グラフと呼ぶ。文字識別の候補文字は、以下の様な
ルールでラベル「k」「n」「N」「ノ」に変換する。
【0031】(1)漢数字−>「k」 (2)アラビア数字−>「n」 (文字パターン候補抽出処理502で生成された文字パ
ターン候補の場合) (3)アラビア数字−>「N」 (文字パターン候補抽出処理(横並び部)503で生成
された文字パターン候補の場合) (4)「ノ」(区切り記号)−>「ノ」 同一の辺の間に複数の同一のラベルが生成された場合に
は、1つにまとめる。また、文字識別でリジェクトとな
った辺は削除する。
【0032】ラベル列探索1002は、図12に示すラ
ベル列グラフを、パターン間の境界を状態、辺を遷移と
するオートマトンとし、街区表記法辞書609に格納さ
れているラベルの並び(ラベル列)各々をオートマトン
が受理するか否かを判定する処理である。これにより、
街区数字の表記の形式を満たす経路をラベル列グラフ中
より検出することができる。
【0033】ラベル列探索1002で用いる街区表記法
辞書609の内容を図13に示す。街区表記法辞書60
9には、ラベルの列で表された街区の文字の表記の規則
を格納する。この規則には、「一連のアラビア数字は途
中で改行しない」「漢数字は横並びになることはない」
といった横並びの数字に固有な規則を盛り込む。この例
は、数字は漢数字、アラビア数字ともに2桁まで、区切
り記号は「ノ」のみの場合の丁目と番地の表記の規則で
ある。数字の桁数が2桁より多い場合、区切り記号とし
て「ノ」以外にハイフンや「丁目」「番地」が用いられ
る場合、号番号等を含み2つ以上の区切り記号が用いら
れる表記(「1ノ2ノ3」等)に対応する場合も、図1
3と同様にラベルの列で記述できる。
【0034】図14でラベル列探索1002によって見
い出されたラベル列経路を示す。この例の場合、2つの
経路でラベル列「NNノn」が受理されている。ラベル
列経路は、照合の過程で遷移した状態、すなわち境界の
番号と、ラベルの組み合わせで表現される。例えば、左
側の候補の例では、状態が8−17−10−11−12
と遷移することにより、「NNノn」というラベル列が
受理されたことを示している。
【0035】ラベル列探索1002の結果のラベル列経
路を用い、街区文字列生成処理1003は街区文字列を
生成する。
【0036】図15は、図14のララベル列経路から生
成された街区文字列である。本例のように複数の街区文
字列の候補が得られた場合には、例えば文字識別結果の
類似度の総和等の評価値により優先順位をつけて、複数
個の街区文字列を出力する。
【0037】次に、本発明の第二の実施例について以下
で説明する。第二の実施例の処理方式を図16に示す。
本処理方式と図6に示す処理方式の違いは、文字パター
ン候補抽出(横並び部)で、縦書き部の文字識別結果を
用いて、横方向に分割する文字パターン候補を制限して
いることである。
【0038】図12の街区表記の規則に示す様に、通
常、横並びの数字は、「ノ」の様な区切り記号の直前
か、行の末尾にしか現われない。そこで、本実施例では
区切り記号の直前と行末の文字パターン候補のみを横方
向に分割することにより、メモリの使用量や文字識別に
費やす処理時間の削減を図る。
【0039】処理の手順としては、まず文字行を縦書き
として切出して図17に示すような切出仮説グラフを生
成し、各文字パターン候補を文字識別する。次に識別結
果が区切り記号となる文字パターン候補(1701)を
見い出す。次に、識別結果が区切り記号となる文字パタ
ーン候補の直前の文字パターン候補(1702、170
3)および行末の文字パターン候補(1704、170
5)のみを横方向に分割する。
【0040】図18は、横方向に分割して得られた文字
パターン候補を追加した切出仮説グラフ示す。図18を
図4と比べると、切出仮説グラフより大幅に候補文字パ
ターンの数が少ない一方、正しく横並びの数字を読み取
るのに十分な文字パターン候補が得られていることがわ
かる。図18の様な切出しグラフが得られた後は、第一
の実施例と同様の処理でラベル経路、街区文字列を求め
る。
【0041】
【発明の効果】本発明により、丁目や番地などの数字が
一部横並びになっている縦書きの文字行から、高い精度
で文字を切出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】読取り対象の住所文字列の例を示す平面図。
【図2】従来手法における部分文字行および文字切出し
結果の例を示す平面図。
【図3】本発明における切出仮説グラフを示すグラフ
図。
【図4】本発明における横並びの数字部分を追加した切
出仮説グラフを示すグラフ図。
【図5】本発明の実施形態の一例の構成を示すブロック
図。
【図6】本発明の実施形態の一例の処理手順を示すフロ
ー図。
【図7】郵便物の全体画像と文字行の関係を示す平面
図。
【図8】パターンと境界の関係を示す平面図。
【図9】切出仮説グラフの辺の情報を格納するテーブル
の形式を示す表図。
【図10】街区表記法照合処理の構成を示すフロー図。
【図11】街区部分の候補文字グラフを示すグラフ図。
【図12】街区部分のラベル列グラフを示すグラフ図。
【図13】街区の表記の形式を格納するラベル列辞書の
内容を示す概念図。
【図14】ラベル列グラフから見い出されたラベル列の
例を示す概念図。
【図15】街区文字列の例を示す概念図。
【図16】本発明の実施形態の一例のハードウエア構成
を説明するフロー図。
【図17】本発明の第二の実施形態の構成を示すグラフ
図。
【図18】第二の実施形態における切出仮説グラフを示
すグラフ図。
【符号の説明】
601……文字行抽出処理、602……文字パターン候
補抽出処理、603……文字パターン候補抽出処理(横
並び部)、604……文字識別処理、605……町域文
字列照合処理、606……街区表記法照合処理、607
……街区照合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒匂 裕 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 藤澤 浩道 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 嶋 好博 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書上に記載された画像情報を電気信号に
    変換して入力する画像入力手段と、画像中より記載され
    ている住所を読取る手段とを有する住所読取装置におい
    て、画像上より住所の記載されている文字行を抽出する
    文字行抽出処理と、文字行中の成分パターンの組み合わ
    せを文字パターンの候補として出力する第一のパターン
    候補生成処理と、第一のパターン切出処理により切出さ
    れた各文字パターンの候補中の成分パターンの組み合わ
    せを文字パターンの候補として出力する第二のパターン
    候補生成処理と、切出された文字パターンの候補を文字
    識別する文字識別処理と、文字識別処理結果よりあらか
    じめ記憶してある特定の表記規則に従う候補文字の並び
    を見い出す表記法照合処理と、表記法照合処理の結果に
    基づき文字の切出し方を確定し住所を読み取る処理を有
    することを特徴とする住所読取方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の住所読取方法において、表
    記規則として数字と区切り記号の並びを用いることを特
    徴とする住所読取方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の住所読取方法において、第
    一のパターン候補生成処理が縦書きの文字行を縦方向に
    分割する成分パターンの組み合わせを出力する処理であ
    り、第二のパターン候補生成処理が文字パターンの候補
    を横方向に分割する成分パターンの組み合わせを出力す
    る処理であり、表記規則がパターン候補生成処理によっ
    て生成された数字と第二のパターン候補生成処理によっ
    て生成された数字を区別した表記規則であることを特徴
    とする住所読取方法。
  4. 【請求項4】文書上に記載された画像情報を電気信号に
    変換して入力する画像入力手段と、画像中より記載され
    ている住所を読取る手段とを有する住所読取装置におい
    て、画像上より住所の記載されている文字行を抽出する
    文字行抽出処理と、縦書きの文字行より、文字行中の成
    分パターンの組み合わせを文字パターンの候補として出
    力する第一のパターン候補生成処理と、第一のパターン
    候補生成処理により切出された文字パターンの候補を文
    字識別する第一の文字識別処理と、第一の文字識別処理
    の結果より、数字の区切り記号を見い出す区切り記号検
    出処理と、第一のパターン候補生成処理により生成され
    た文字パターンの候補のうち、検出された区切り記号の
    直前の文字パターン候補と行末の文字パターン候補をさ
    らに横方向に分割して文字パターンの候補を生成する第
    二のターン候補生成処理と、第二のパターン候補生成処
    理により切出された文字パターンの候補を文字識別する
    第二の文字識別処理と、文字識別結果より、あらかじめ
    記憶してある特定の表記規則に従う候補文字の並びを見
    い出す表記法照合処理と、表記法照合処理の結果に基づ
    き文字の切出し方を確定し住所を読み取る処理を有する
    ことを特徴とする住所読取方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11232391A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Hitachi Ltd 宛名読取り装置および郵便物等区分機および文字列認識方法
KR100582039B1 (ko) * 1999-05-06 2006-05-23 후지쯔 가부시끼가이샤 문자 인식 장치
JP2009193159A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Fujitsu Ltd 領域抽出プログラム、文字認識プログラム、および文字認識装置
CN111340029A (zh) * 2018-12-19 2020-06-26 富士通株式会社 用于识别收件人地址中的至少部分地址的装置和方法

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