JPH09242666A - 流体移送装置 - Google Patents

流体移送装置

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Publication number
JPH09242666A
JPH09242666A JP8046373A JP4637396A JPH09242666A JP H09242666 A JPH09242666 A JP H09242666A JP 8046373 A JP8046373 A JP 8046373A JP 4637396 A JP4637396 A JP 4637396A JP H09242666 A JPH09242666 A JP H09242666A
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JP
Japan
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container
fluid
containers
pipe
expanding
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8046373A
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English (en)
Inventor
Toshio Sawairi
利夫 澤入
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Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
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Publication of JPH09242666A publication Critical patent/JPH09242666A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡略かつ機構が簡単な小型の流体移送装置を
提供すること 【解決手段】 流体を収容する複数の容器と、前記複数
の容器を交互に拡張および収縮させる容器拡張収縮手段
と、前記容器拡張収縮手段による前記容器の拡張および
収縮に連動して、前記容器内に導入される流体の流路、
および前記容器外に排出される流体の流路を切り替える
流路切替手段とを有することを特徴とする流体移送装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は流体移送装置に関
する。さらに詳しくは、複数の容器による吸引吐出ある
いは複数の容器の拡張収縮動作を位相を異ならせて行う
ことにより脈動を低減し、また、所定の箇所にある流体
の排出およびその所定の箇所への流体の供給を効率的に
行うことができる流体の移送装置に関し、また特に、血
液透析および腹膜透析等の人工透析、ならびに血奨交換
を行う血液浄化装置等に好適に使用されることのできる
流体移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人工透析や血奨交換等の血液浄化療法に
おいて、血液中の老廃物や水分、病因物質等を除去する
ために、血液の体外循環や透析液の体内注入等が行われ
ている。このとき、血液や透析液等の流体を移送させる
装置として、チューブをローラでしごいてチューブ内の
流体を移送させる血液ポンプや自然落差を利用して体内
に透析液を注入あるいは排出する方法が挙げられる。
【0003】しかしながら、血液ポンプにおいては、2
〜4個のローラでチューブをしごいて内部の流体を移送
させるので、ローラがチューブから外れたときには、ロ
ーラで押し潰されたチューブが復元する際に、流体の戻
りが発生する。ローラの支持体が一回転するときには、
2〜4回の頻繁な流体の戻りが発生し、これによって流
体の圧力変動のある流体の流れとなる。圧力変動のある
血液や透析液の流れが、体外循環用に接続されたチュー
ブと皮膚等との間でパルス的な衝撃を引き起こし、患者
に無用の苦痛を与えてしまう。したがって、従来におい
ては、細かな圧力変動の存在しない流体の流れが要望さ
れる。
【0004】また、落差を利用した流体の移送方法で
は、流体の流量変動により患者に過度の苦痛を与えるこ
とはないが、十分な落差が確保されないと流体の注入不
足や排出不足に陥ることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、前
記課題を解決することのできる流体移送装置を提供する
ことにある。この発明の目的は、ある所定の箇所から他
の所定の箇所に圧力変動の少ない流体移送することので
きる流体移送手段を提供することにある。
【0006】この発明の目的は、ある所定の箇所から他
の所定の箇所に流体を移送し、他の所定の箇所に存在す
る排液をある所定の箇所へ排出する作業時間をより短縮
することのできる流体移送装置を提供することにある。
この発明の目的は、簡略かつ機構の簡単な小型の流体移
送装置を提供することにある。
【0007】この発明の目的は、人工透析装置における
血液移送装置や透析液注排装置として好適であり、急激
な圧力変動の発生を防止することのできる流体移送装置
を提供することにある。この発明の目的は、従来の人工
透析装置よりも省スペース化および軽量化を達成するこ
とができ、急激な圧力変動の発生を防止することのでき
る流体移送装置を提供することにある。
【0008】この発明の他の目的は、複雑な回路の取り
回しを必要とせずに、上記目的のいずれかまたは全てを
達成することのできる流体移送装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1に記載の発明は、流体を収容する複数の容器
と、前記複数の容器を交互に拡張および収縮させる容器
拡張収縮手段と、前記容器拡張収縮手段による前記容器
の拡張および収縮に連動して、前記容器内に導入される
流体の流路、および前記容器外に排出される流体の流路
を切り替える流路切替手段とを有することを特徴とする
流体移送装置であり、請求項2に記載の発明は、前記容
器は、その容器内の流体の圧力を測定する圧力検出手段
を有する前記請求項1に記載の流体移送装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
(一般説明)この発明の流体移送装置は、容器と、容器
拡張収縮手段と、流路切替手段とを有する。
【0011】前記容器は、流体を収容かつ排出可能に形
成されてなる。好適な容器は、拡張収縮することにより
流体を収容する、あるいは排出することができる構造を
有する。具体的には、この容器は、所定の容積の流体を
収容することができるように柔軟な部材で形成され、流
体の流出入可能な出入口を容器当たり2個有する。この
2個の出入口を、第1出入口および第2出入口と称する
ことがある。
【0012】この容器は、容器を形成する部材の収縮に
よりその内部に収容する流体を前記出入口から排出し、
容器を形成する部材の拡張により前記出入口から流体を
その内部に収容することができるように形成される。し
たがって、この容器は、収縮および拡張の可能な構成を
有する。このような機能を有する容器として、たとえば
ゴム弾性体または柔軟性合成樹脂で形成された袋状容
器、ゴム弾性体または柔軟性合成樹脂で形成された袋状
容器、ゴム弾性体または柔軟性合成樹脂で形成された蛇
腹状容器等を挙げることができる。なお、このような容
器を形成するための素材としては、前記ゴム弾性体およ
び柔軟性合成樹脂に限らずに、容器それ自体を収縮拡張
可能にするのであれば他の素材との組み合わせであって
も、また複合材料であってもに良い。この流体移送装置
が、人工透析装置に適用される場合には、簡単な構造、
軽量性、安全性、耐滅菌性等の観点より柔軟性のある合
成樹脂が好ましい。
【0013】この容器は、収縮した後に迅速かつ円滑に
拡張することができるように仕組まれることが望まし
い。収縮した容器の迅速な拡張を助けるための拡張補助
部材として、付勢部材を挙げることができる。
【0014】この付勢部材は、収縮した容器の拡張を促
すのであればどのような形状、構造あるいは取り付け状
態であっても良く、たとえば容器が柔軟性部材(たとえ
ば柔軟性のある合成樹脂)で形成された袋状容器であ
り、この袋状容器に取り付けられた一対の型枠に取り付
けられた付勢部材たとえばコイル状あるいは板状のスプ
リングを好適な一例として挙げることができる。また、
この付勢部材は容器の外部に設けることもできるが、む
しろ容器の内部に設けるのが良い。
【0015】前記容器の内容積は、供給および排出する
流体の用途等に応じて適宜に決定されるのであるが、こ
の流体移送装置を人工透析装置に利用する場合には、通
常、10〜1,000mL、好ましくは、30〜600
mLである。
【0016】前記容器拡張収縮手段は、複数の容器を互
いに位相を異ならせて収縮および拡張を行わせる機能を
有する。このような機能を有する容器拡張収縮手段は、
たとえば、複数の容器それぞれを押圧する容器毎の押圧
手段と、これらの複数の押圧手段を位相を異ならせて駆
動する駆動手段とを有して構成することができる。容器
の数に着目した最も簡単な構成の容器拡張収縮手段は、
2個の容器を有する容器拡張収縮手段である。この場
合、2個の容器の収縮拡張の位相は180度とすること
ができる。すなわち、180度の位相とは、一方の容器
が収縮を行っているときには、他方の容器が拡張を行っ
ていることを言う。このような2個の容器の位相を異な
らせた収縮拡張を行わせるには、容器拡張収縮手段は、
たとえば、適宜の駆動源たとえばモータにより回転する
回転軸と、その回転軸に設けられたカムと、そのカムに
より180度の位相を以て平行運動をするロッドと、前
記ロッドに設けられた前記押圧部材とを有するカム機
構、あるいは適宜の駆動源たとえばモータにより回転す
る回転軸と、180度の位相を以て平行運動をするロッ
ドと、前記回転軸と前記ロッドとを結合するリンク部材
と、前記ロッドに設けられた前記押圧部材とを有するリ
ンク機構により構成することができる。このような2個
の容器を収縮拡張させる容器拡張収縮手段を備えた流体
移送装置においては、所定のある部位から流体を容器に
吸引する動作と他の容器から流体を他の所定の部位へと
排出する動作を同期して行うことができる。また、カム
の形状あるいはリンク機構を工夫すると、容器拡張収縮
手段により両方の容器を同期して拡張させ、また収縮さ
せることもできる。
【0017】この2個の容器を収縮拡張させるための流
体移送装置を人工透析装置に適用するのであれば、つま
りこの流体移送装置を人工透析用流体吸排装置として使
用するのであれば、この容器収縮拡張手段は、一方の容
器を拡張させる間に他方の容器を収縮させるように、2
個の容器の収縮拡張を180度の位相を異ならせて実行
可能に構成するのが好ましい。なお、容器の数、および
容器収縮拡張手段の構造に応じて、複数の容器の収縮拡
張動作を任意の位相を以て実現することができ、ある所
定の部位から他の所定の部位への流体の移送および前記
他の所定の部位から前記ある所定の部位への流体の移送
を、効率的に行うことができる。
【0018】この容器収縮拡張手段は、その機構により
容器内に流体を吸引し、あるいは排出する際の流体の流
速を決定する。たとえば、この流体移送装置を人工透析
装置に適用するときには、この容器収縮拡張手段は、容
器内における流体の流量が10〜1,000mL/mi
n、好ましくは、30〜600mL/minとなるよう
に、容器収縮拡張手段の動作速度を調整するのが良い。
この動作速度の調整は、減速機を設けること、あるいは
設置された駆動源たとえばモータの回転速度を調整する
こと等の適宜の手法を採用することにより実現される。
前記流量の範囲に調整されると、体外循環に使用される
血液の流量や腹膜透析に使用される透析液の流量に適合
するという利点がある。
【0019】前記流路切替手段は、前記容器拡張収縮手
段による前記容器の拡張および収縮に連動して、所定の
容器が拡張するときにはその容器における第1出入口を
開放する一方第2出口を閉鎖し、他の所定の容器が収縮
しているときにはその容器における第1出入り口を閉鎖
する一方第2出入口を開放するように流体の流路を切り
替えるように構成される。
【0020】このような流路切替手段としては、前記第
1出入口および第2出入口の開放および閉鎖を行う出入
口開閉手段を挙げることができる。簡単な構造の出入口
開閉手段として、前記第1出入口および第2出入口それ
ぞれに柔軟な管体が結合されているときには、その柔軟
な管体を押圧するピンないし棒体を挙げることができ
る。より具体的には、前記柔軟な管体に向かって往復動
可能で前記管体を扁平に押圧することのできるピンない
し棒体と、このピンないし棒体とは反対側であって、こ
の管体を挟むように配置された押圧力受け部材とで、出
入口開閉手段を形成することができる。もっとも流路切
替手段における出入口開閉手段として、弁、ピンチコッ
ク、バルブ等適宜の他の手段を採用することができる。
【0021】前記流路切替手段における前記容器拡張収
縮手段との連動機構は、機械的構成を有していても良
く、また電気的構成を有していても良く、また電気的構
成と機械的構成との組み合わせでも良い。
【0022】具体的には、たとえば、前記容器拡張収縮
手段がリンク機構あるいはカム機構により形成されてい
るときには、回転軸の回転角を検出する角度検出器と、
この角度検出器から出力されるデータに基づいて前記流
路切替手段特に出入口開閉手段を駆動する駆動手段と
で、連動機構を構成することができる。またこのような
連動機構の外にも、前記容器拡張収縮手段により収縮な
いし拡張する容器のその収縮状態および拡張状態を検出
する検出器と、その検出器から出力される検知信号に基
づいて前記流路切替手段特に出入口開閉手段を駆動する
駆動手段とで、連動機構を構成することができる。
【0023】前記検出器としては発光素子と受光素子と
の組み合わせからなる検出器、マイクロスイッチ、近接
スイッチ、レーザ式変位スイッチ等を採用することがで
きる。前記出入口開閉手段が、第1出入口および第2出
入口に結合された管体を開閉するピンないし棒体である
ときには、このピンないし棒体を前後動可能にするソレ
ノイド機構を好適例として挙げることができる。
【0024】この発明の流体移送装置には、前記容器に
異常な圧力が印加されるのを防止する過剰圧力印加防止
手段を有することが望ましい。
【0025】この過剰圧力印加防止手段は、容器内の圧
力を検出する圧力検出手段たとえば圧力検知器と、この
圧力検知器から出力される検知信号により、前記流路切
替手段を制御する制御手段とを有し、また場合によって
は前記検知信号を入力することにより前記容器内の圧力
が所定の値を超えたときに、合成音声あるいは予め録音
された肉声による警告音声やブザー等による警告音等の
音響的警告、ランプの点滅等の光学的警告、警告表示等
の視覚的警告等のいずれか一種または二種以上の警告を
発する警告手段を有して構成することができる。
【0026】この流体移送装置を腹膜透析装置に適用す
るときには、前記制御手段における圧力設定つまり、前
記圧力検出手段たとえば圧力検知器から出力される圧力
検知信号により検出される圧力の許容範囲をたとえば−
400〜800mmHg、好ましくは−100〜300
mmHgに調整するのが良い。換言すると、前記圧力範
囲を外れると、たとえば制御手段から流路切替手段に動
作停止信号を出力するように制御手段を構成し、これに
よってその容器内にさらに過剰に流体が流入するのを防
止するようにするのが良い。
【0027】この発明の流体移送装置は、以下のように
形成され、また作用する。
【0028】この発明の流体移送装置は、流体を収容す
る複数の容器を交互に拡張および収縮させることができ
るように容器拡張収縮手段を設け、前記容器拡張収縮手
段による前記容器の拡張および収縮に連動して、前記容
器内に導入される流体の流路、および前記容器外に排出
される流体の流路を切り替えるように流路切替手段が設
けられる。
【0029】この発明の流体移送装置においては、複数
の容器の内たとえば特定の容器を容器拡張収縮手段によ
り拡張し、流路切替手段により、この拡張する容器内に
流体を導入する。この容器の拡張に連動して他の容器が
収縮し、収縮する容器内の流体が排出される。
【0030】(具体例)以下、この発明の一例について
図面を参照しながら説明する。なお、この発明は、以下
の例に限定されるものでないことは言うまでもない。
【0031】−構成− 図1に示されるように、この発明の一例である流体移送
装置1は、流体を収容する2個の容器すなわち第1容器
2aおよび第2容器2bと、前記第1容器2aおよび第
2容器2bを交互に拡張および収縮させる容器拡張収縮
手段3と、前記容器拡張収縮手段3による前記第1容器
2aおよび第2容器2bの拡張および収縮に連動して、
前記第1容器2aまたは第2容器2bの内部に導入され
る流体の流路、および前記容器外に排出される流体の流
路を切り替える流路切替手段4とを有する。
【0032】第1容器2aおよび第2容器2bは、同じ
構造を有するので、説明の便宜上第1容器2aについて
以下に説明する。
【0033】前記第1容器2aは、図2に示されるよう
に、下部底板5と、上部天板6と、付勢部材7と、柔軟
性膜体8とを有する。この下部底板5は、略長方形の板
状体である。前記上部天板6は、前記下部底板5に相対
向して設けられ、前記下部底板5と同じ大きさを有する
板状体であり、その中央部に表から裏に貫通する略長方
形の開口部9を有する。下部底板5と上部天板6との間
には、一対の付勢部材7が介装される。この付勢部材7
はV字状をなす弾性片である。各弾性片の一端が下部底
板5の端部上面に結合され、弾性片の他端が上部天板6
の端部下面に結合される。換言すると、2個の弾性片そ
れぞれの一端が下部底板5の両端上面に結合され、2個
の弾性片それぞれの他端が上部天板6の両端下面に結合
される。また、下部底板5と上部天板6との間には、柔
軟性膜体8たとえば柔軟性シートの上端縁を上部天板6
の下面に、またその下端縁を下部底板5の上面にそれぞ
れ結合し、その結果、前記一対の弾性片により互いに離
反するように付勢された上部天板6と下部底板5との間
に前記柔軟性膜体8が、四方を囲むように、張設され
る。また、上部天板6の前記開口部9には、前記柔軟性
膜体8と同じ材質で形成された開口部閉鎖膜10が、こ
の開口部9を閉鎖するように、張り渡される。したがっ
て、下部底板5の上面と、張設された柔軟性膜体8と、
前記開口部閉鎖膜10と、開口部閉鎖膜10が上記開口
部9を閉鎖するに十分な最小の面積ないし広さを以て上
記開口部9を閉鎖していることにより上部天板6の下面
が露出するときにはその上部天板6の下面の一部とで、
流体を収容する容器内空間が形成される。また、前記下
部底板5と上部天板6との間に張設された柔軟性膜体8
のうち、前記弾性片が配置された端縁部に対して直角に
延在する端縁部における柔軟性膜体8aには、一対のパ
イプすなわち第1パイプ11および第2パイプ12が取
り付けられる。
【0034】上述のようにこの実施例では、第1容器2
aは、下部底板5と、上部天板6と、下部底板5の上面
と上部天板6の下面との間で四方を取り囲むように張設
されてなる柔軟性膜体8と、上部天板6に設けられた開
口部9を閉鎖するように張設されたところの、柔軟性膜
からなる開口部閉鎖膜10とを備え、前記下部底板5を
上部天板6に接近させると、前記柔軟性膜体8が折り曲
げられ、あるいは折り畳まれて容器内空間が減少し、前
記上部天板6に近接していた下部底板5を上部天板6か
ら離隔すると、折り曲げられていた、あるいは折り畳ま
れていた柔軟性膜体8が伸展して容器内空間が増加する
ように形成されてなる。この前記付勢部材7は、収縮し
た第1容器2aが容易に拡張することができるようにす
る働きを有する。
【0035】なお、前記開口部閉鎖膜10の外面には、
圧力検出器13が取り付けられ、この圧力検出器13に
より第1容器2a内の圧力が検出され、第1容器2a内
の圧力が異常値を示すときには、流路切替手段4および
容器拡張収縮手段3を停止させるようになっている。
【0036】この第1容器2aと第2容器2bとはそれ
ぞれ、2個のベースそれぞれに別々に収容設置される。
第1容器2aを収容設置するベースを第1ベース14a
と称し、第2容器2bを収容設置するベースを第2ベー
ス14bと称する。第1ベース14aと第2ベース14
bとは同じ形状および構造を有するので、説明の便宜上
第1ベース14aについて説明する。
【0037】図1に示されるように、第1ベース14a
は、前記第1容器2aと後述する容器拡張収縮手段3に
おける押圧板15を収容可能な略直方体の内部空間部1
6を有し、この内部空間部16に連通し、かつ前記第1
容器2aにおける上部天板6よりも小さな面積の長方形
の開口部17を備え、内部空間部16におけるこの開口
部17に対向する底面部18には、支持案内棒19を挿
通する第1挿通穴20と、後述する容器拡張収縮手段3
におけるロッド21を挿通する第2挿通穴22とを有す
る。この第1ベース14aは、前記内部空間部16にお
ける短手方向の内側壁に、第1容器2aにおける第1パ
イプ11および第2パイプ12を挿通配置する第1貫通
穴23と第2貫通穴24とが貫通形成されている。図2
および図3に示されるように、この第1貫通穴23およ
び第2貫通穴24それぞれには、後述する流路切替手段
4における第1ピン25および第2ピン26を挿入配置
する第1ピン挿入貫通穴27と第2ピン挿入貫通穴28
とが形成される。前述した第1挿通穴20、第2挿通穴
22、第1ピン挿入貫通穴27および第2ピン挿入貫通
穴28は、それらのいずれの中心軸線も互いに平行にな
るように、この第1ベース14aに穿設形成されてい
る。
【0038】また、図3に示されるように、この第1ベ
ース14aの側面部には、前記第1容器2aを挿入する
に十分な大きさの挿入開口部29を開設する。
【0039】なお、第2ベース14bにおける各部は、
第1ベース14aにおける各部と同じであるので、図に
おいて同じ番号を付する。
【0040】前記第1ベース14aと第2ベース14b
とは、その開口部9が互いに反対方向に向くように、か
つその底面部が互いに平行になるように、所定の間隔を
有して相対向して配置される。
【0041】前記第1ベース14aと第2ベース14b
との間には、前記容器拡張収縮手段3と前記流路切替手
段4が配置される。
【0042】この実施例においては、前記容器拡張収縮
手段3は、モータ30の回転軸31に結合された円筒体
32と、この円筒体32の先端面にその中心より外れた
位置に突出形成された軸体33と、この軸体33に回転
可能に装着された第1連結体34および第2連結体35
と、前記第1連結体34にその一端が回動可能に結合さ
れ、その他端を、前記第1ベース14aにおける第2挿
通穴22に挿通する第1ロッド21aと、前記第2連結
体35にその一端が回動可能に結合され、その他端を、
前記第2ベース14bにおける第2挿通穴22に挿通す
る第2ロッド21bと、前記第1ベース14aにおける
内部空間部16においてその底面部18と第1容器2a
との間に配置され、前記第1挿通穴20に挿通された支
持案内棒19を固着する押圧板15と、前記第2ベース
14bにおける内部空間部16においてその底面部18
と第2容器2bとの間に配置され、前記第2ベース14
bにおける第1挿通穴20に挿通された支持案内棒19
を固着する押圧板15とを有して形成される。
【0043】この第1連結体34における前記軸体33
との結合中心と前記第1ロッド21との結合中心との間
隔は、前記第2連結体35における前記軸体33との結
合中心と前記第2ロッド21との結合中心との間隔と、
同じに調整されている。また、前記第1容器2aが完全
に収縮し、かつ前記第2容器2bが拡張したときには、
前記第1ロッド21、第1連結体34、第2連結体35
および第2ロッド21が一直線上にあるように調整され
る。
【0044】前記流路切替手段4は、前記モータ30の
回転軸31に装着された円筒体32の外周面に設けられ
た回転板36と、この回転板36の回転状態を検出する
検出器37と、この検出器37により検出された回転板
36の回転状況に応じて、第1容器2aにおける第1パ
イプ11を開閉する第1ピン25を駆動する第1ソレノ
イド38と、第1容器2aにおける第2パイプ12を開
閉する第2ピン26を駆動する第2ソレノイド39と、
第2容器2bにおける第1パイプ11を開閉する第1ピ
ン25を駆動する第1ソレノイド38と、第2容器2b
における第2パイプ12を開閉する第1ピンを駆動する
第2ソレノイド(図示せず。)とを有する。
【0045】前記回転軸31に結合された回転板36
は、図4(iv)〜(vi)に示されるように、大円の半円部3
6aと小円の半円部36bとを、大円の中心と小円の中
心とが一致するように、直径部分で接合してなるのと同
じ形状を有する。一方、検出器37は、円筒体32を挟
むように、かつこの円筒体32の外周面から所定の間隔
を隔てて配置された一対の光電検出器37a、37bを
有して形成される。一対の光電検出器37a、37bそ
れぞれは同じ構造を有し、発光素子とこの発光素子に対
して所定の間隙を有して配置された受光素子とを備え
る。前記大円の半円部36aの直径は、前記発光素子と
受光素子とで形成される間隙をこの大円の半円部36a
が通過し、前記発光素子から出力される光をこの大円の
半円部36aが遮断することができるように調整され
る。また、前記小円の半円部36bの直径は、前記発光
素子と受光素子とで形成される間隙をこの小円の半円部
36bが通過することがなく、したがって前記発光素子
から受光素子へ出射される光をさえぎることがないよう
に調整される。
【0046】図1、図3および図4に示されるように、
前記回転軸31は一定方向に回転したときに、連結体3
4に結合した第1ロッド21aが第1容器2aを圧縮す
る方向に動くと、一方の光電検出器37aにおいて光が
導通した状態になり、第1ロッド21aが押圧板15a
を押し上げて行き第1容器2aの下部底板5と上部天板
6との距離が最小になると、前記光電検出器37aにお
いて大円の半円部36aが光電検出器37aにおいて光
が遮断された状態になるように、大円の半円部36aと
光電検出器37aとの位置関係が調整される。
【0047】前記回転軸31は一定方向に回転したとき
に、連結体34に結合した第2ロッド21bが第2容器
2bを圧縮する方向に動くと、一方の光電検出器37b
において光が導通した状態になり、第2ロッド21bが
押圧板15bを押し上げて行き第2容器2bの下部底板
5と上部天板6との距離が最小になると、前記光電検出
器37bにおいて大円の半円部36aが光電検出器37
bにおいて光が遮断された状態になるように、大円の半
円部36aと光電検出器36aとの位置関係が調整され
る。
【0048】また、第1容器2aの下部底板5と上部天
板6との距離が最小になったことを一方の光電検出器3
7aが検出すると、第1容器2aにおける第1パイプ1
1を開くように第1ソレノイド38を作動させ、同時に
第1容器2aの第2パイプ12を閉じるように第2ソレ
ノイド39を作動させる。
【0049】同時に、第2容器2bにおける第1パイプ
11を閉じるように第1ソレノイド38を作動させ、同
時に第2容器2bの第2パイプ12を開くように第2ソ
レノイド39を作動させる。
【0050】同様に、第2容器2bの下部底板5と上部
天板6との距離が最小になったことを検出器37bが検
出すると、上記動作とは逆の動作が行われるようになっ
ている。
【0051】−作用− 次に以上構成の流体移送装置の作用について説明する。
【0052】(1) 血液移送装置 この流体移送装置は、人工透析装置における血液移送装
置として使用される。この流体移送装置を利用して血液
の体外循環を行う前には、体外循環回路に接続された第
1容器2aおよび第2容器2bを生理食塩水等でプライ
ミングしておく。
【0053】初期状態として第1容器2aが完全に拡張
していてこの第1容器2a内に生理食塩水等の液が充満
し、第2容器2bが完全に収縮していてこの第2容器2
b内は実質的に空の状態になっており、第1容器2a側
の第1ピン25が第1パイプ11を開放し、第1容器2
a側の第2ピン26が第2パイプ12を閉鎖し、第2容
器側2bの第1ピン11が第1パイプ11を閉鎖し、第
2容器2b側の第2ピン26が第2パイプ12を開放し
ている。
【0054】また、図7に示されるように、第1容器2
a側の第1パイプ11と第2容器2b側の第1パイプと
は、途中で1本の吸液パイプ40に統合され、この吸液
パイプ40は患者の動脈側に接続される。第1容器2a
側の第2パイプ12と第2容器2b側の第2パイプ12
とは、途中で1本の排出パイプ44に統合され、この排
出パイプ44は患者45の静脈側に接続される。
【0055】この流体移送装置は、前記腹膜透析装置に
おける透析液吸排装置として使用される場合と同様に動
作し、患者45の動脈から循環する血液は、第1容器2
aと第2容器2bとが交互に収縮膨張を繰り返すことに
より、ほとんど脈動のない状態で血液を患者の静脈に返
血することができる。
【0056】(2) 透析液吸排装置 この流体移送装置を人工透析装置たとえば腹膜透析装置
における透析液吸排装置として使用される場合には、図
5に示されるように、第1容器2a側の第1パイプ11
と第2容器2b側の第1パイプ11とは、途中で1本の
第1吸排パイプ40に統合され、この第1吸排パイプ4
0に設けられた3方切替弁41により透析液供給部42
と透析排液収容部43とに接続されている。第1容器2
a側の第2パイプ12と第2容器2b側の第2パイプ1
2とは1本の第2吸排パイプ44に統合され、この第2
吸排パイプ44は患者45の腹膜内に連通される。
【0057】このような初期状態の下で、モータ30が
回転を開始することにより円筒体32も回転し、この円
筒体32の回転により軸体33が前記円筒体32の中心
軸を中心にする回転運動を開始する。軸体33の回転に
より、第1連結体34が第1ロッド21aを押動し、第
2連結体35が第2ロッド21bを牽引する。第1ロッ
ド21aの押動に応じて第1容器2a側の押圧板15が
第1容器2aにおける下部底板5を押動し、その結果、
第1容器2aが収縮する。一方第2連結体35が第2ロ
ッド21bを牽引することに応じて第2容器2b側の押
圧板15も牽引される。第2容器2b側の押圧板15と
第2容器2bにおける下部底板5とは特に結合されてい
ないのであるが、第2容器2b側には、付勢部材7が装
着されているので、第2容器2b側の押圧板15が牽引
されると、この付勢部材7の付勢力により、第2容器2
b側の下部底板5も前記押圧板15に追随して動き、そ
の結果、それまで折り畳まれ、あるいは折り曲げられて
いた柔軟性膜体8が拡張し、第2容器2bの拡張すなわ
ち内部空間部が拡張する。第1容器2aが収縮し、第2
容器2bが拡張し終わると、図6に示すように、回転板
36の半円部36a、36bの位置関係を光電検出器3
7a、37bが検出することにより、前記第1容器2a
側の第1ソレノイド38が駆動し、第1容器2a側の第
1ピン25が突出することにより第1容器2a側の第1
パイプ11が閉鎖状態になり、また、第1容器2a側の
第2ソレノイド(図示せず。)が駆動し、第1容器2a
側の第2ピン26が第2ソレノイド(図示せず。)内に
引っ込むことにより第1容器2a側の第2パイプ12が
開放状態になる。第1容器2a側の第2パイプ12が開
放状態になることにより、第1容器2aの収縮により、
第1容器2a内に収容されていた透析液が第2パイプ1
2を通じて患者45の腹膜内に供給される。一方、前記
モータ30の回転開始と共に、前記検出器37が回転板
36の位置を検出することにより、前記第2容器2b側
の第1ソレノイド38が駆動し、第1容器2a側の第1
ピン25が第1ソレノイド38内に吸引されることによ
り第1容器2a側の第1パイプ11が開放状態になり、
また、第2容器2b側の第2ソレノイド(図示せず。)
が駆動し、第2容器2b側の第2ピン26が突出するこ
とにより第2容器2b側の第2パイプ12が閉鎖状態に
なる。第2容器2b側の第1パイプ11が開放状態にな
り、かつ第2パイプ12が閉鎖状態になっている状況下
で、第2容器2bが拡張することにより、第2容器2b
内に、第1パイプ11を通じて、透析液供給部から透析
液が流入する。
【0058】所定時間が経過して、第1容器2a内から
腹腔内に供給された透析液が透析を終えて排出される必
要が生じると、再びモータ30が回転を開始することに
より円筒体32も回転し、この円筒体32の回転により
軸体33が前記円筒体32の中心軸を中心にする回転運
動を開始する。軸体33の回転により、第1連結体34
が第1ロッド21aを牽引し、第2連結体35が第2ロ
ッド21bを押動する。第1ロッド21aの牽引に応じ
て第1容器2a側の押圧板15を牽引する。第1容器2
a側の押圧板15と第1容器2aにおける下部底板5と
は特に結合されていないのであるが、第1容器2a側に
は、付勢部材7が装着されているので、第1容器2a側
の押圧板15が牽引されると、この付勢部材7の付勢力
により、第1容器2a側の下部底板5も前記押圧板15
に追随して動き、その結果、それまで折り畳まれ、ある
いは折り曲げられていた柔軟性膜体8が拡張し、その結
果、第1容器2aの拡張すなわち内部空間部が拡張す
る。
【0059】この第1容器2aの拡張および第2容器2
bの縮小と、第1容器2a側の第1パイプ11および第
2パイプ12の閉鎖、開放、ならびに第2容器2b側の
第1パイプ11および第2パイプ12の閉鎖、開放とが
連動している。
【0060】すなわち、前記モータ30の回転開始と共
に、前記検出器37が回転板36の位置を検出すること
により、前記第1容器2a側の第1ソレノイド38が駆
動し、第1容器2a側の第1ピン25が第1ソレノド内
に引っ込むことにより第1容器2a側の第1パイプ11
が開放状態になり、また、第1容器2a側の第2ソレノ
イド(図示せず。)が駆動し、第1容器2a側の第2ピ
ン26が第2ソレノイド(図示せず。)から突出するこ
とにより第1容器2a側の第2パイプ12が閉鎖状態に
なる。第1容器2a側の第1パイプ11が開放状態にな
ることにより、第1容器2aの拡張により、透析液供給
部から第1容器2a内に透析液が第1パイプ11を通じ
て供給される。一方、前記モータ30の回転開始と共
に、前記検出器37が回転板36の位置を検出すること
により、前記第2容器2b側の第1ソレノイド38が駆
動し、第2容器2b側の第1ピン25が第1ソレノイド
38から突出することにより第1容器2a側の第1パイ
プ11が閉鎖状態になり、また、第2容器2b側の第2
ソレノイド(図示せず。)が駆動し、第2容器2b側の
第2ピン26が第2ソレノイド(図示せず。)内に引っ
込むことにより第2容器2b側の第2パイプ12が開放
状態になる。第2容器2b側の第1パイプ11が閉鎖状
態になり、かつ第2パイプ12が開放状態になり、しか
も第2容器2bが拡張することにより、第2容器2b内
に、患者45の腹膜内に貯留している透析後の透析排液
が第2パイプ12を通じて、第2容器2b内に流入す
る。
【0061】以上のように、この流体移送装置を使用す
ると、第1容器2aおよび第2容器2bが拡張収縮する
ことにより、交互に、患者45の腹膜内に透析液を供給
し、腹膜内の透析排液を排出することができる。
【0062】また、この実施例においては、圧力検出器
13を備えているので、第1容器2aあるいは第2容器
2bが拡張してその内部に透析液あるいは透析排液が過
度に流入して、圧力が異常に高まったときには、その圧
力検出器13が過大の圧力を検出することにより、第1
パイプ11あるいは第2パイプ12を閉鎖する等して、
安全性を確保している。
【0063】
【発明の効果】この発明によると、簡略かつ機構が簡単
な小型の流体移送装置を提供することができる。
【0064】この発明によると、急激な圧力変動の発生
を防止することのできる流体移送装置を提供することが
できる。
【0065】この発明によると、従来の腹膜透析装置よ
りも省スペース化および軽量化が達成された流体移送装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一例である流体移送装置を
示すところの、一部を切欠して表示した概略平面図であ
る。
【図2】図2は、この発明の一例である流体移送装置に
おける第1容器を示す概略斜視図である。
【図3】図3は、この発明の一例である流体移送装置を
示すところの、一部を切欠して表示した概略側面図であ
る。
【図4】図4はこの発明の一例である流体移送装置の作
用を示すための説明図である。
【図5】図5は、この発明の一例である流体移送装置の
作用を示すための説明図である。
【図6】図6は、この発明の一例である流体移送装置の
作用を示すための説明図である。
【図7】図7は、この発明の一例である流体移送装置の
作用を示すための説明図である。
【符号の説明】
1・・・流体移送装置、2a・・・第1容器、2b・・
・第2容器、3・・・容器拡張収縮手段、4・・・流路
切替手段、5・・・下部底板、6・・・上部天板、7・
・・付勢部材、8,8a・・・柔軟性膜体、9・・・開
口部、10・・・開口部閉鎖膜、11・・・第1パイ
プ、12・・・第2パイプ、13・・・圧力検出器、1
4a・・・第1ベース、14b・・・第2ベース、15
・・・押圧板、16・・・内部空間部、17・・・開口
部、18・・・底面部、19・・・支持案内棒、20・
・・第1挿通穴、21・・・ロッド、21a・・・第1
ロッド、21b・・・第2ロッド、22・・・第2挿通
穴、23・・・第1貫通穴、24・・・第2貫通穴、2
5・・・第1ピン、26・・・第2ピン、27・・・第
1ピン挿入貫通穴、28・・・第2ピン挿入貫通穴、2
9・・・挿入開口部、30・・・モータ、31・・・回
転軸、32・・・円筒体、33・・・軸体、34・・・
第1連結体、35・・・第2連結体、36・・・回転
板、37・・・検出器、38・・・第1ソレノイド、3
9・・・第2ソレノイド、40・・・第1吸排パイプ、
41・・・3方切替弁、42・・・透析液供給部、43
・・・透析排液収容部、44・・・第2吸排パイプ、5
・・・患者。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04B 43/02 F04B 49/06 311 49/06 311 21/02 G K

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を収容する複数の容器と、前記複数
    の容器を交互に拡張および収縮させる容器拡張収縮手段
    と、前記容器拡張収縮手段による前記容器の拡張および
    収縮に連動して、前記容器内に導入される流体の流路、
    および前記容器外に排出される流体の流路を切り替える
    流路切替手段とを有することを特徴とする流体移送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記容器は、その容器内の流体の圧力を
    測定する圧力検出手段を有する前記請求項1に記載の流
    体移送装置。
JP8046373A 1996-03-04 1996-03-04 流体移送装置 Withdrawn JPH09242666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8046373A JPH09242666A (ja) 1996-03-04 1996-03-04 流体移送装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8046373A JPH09242666A (ja) 1996-03-04 1996-03-04 流体移送装置

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JPH09242666A true JPH09242666A (ja) 1997-09-16

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ID=12745351

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8046373A Withdrawn JPH09242666A (ja) 1996-03-04 1996-03-04 流体移送装置

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JP (1) JPH09242666A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7399297B2 (en) 2004-01-19 2008-07-15 Matsushita Electric Works, Ltd. Skin care device for taking out and removing sebum or other cutaneous impurities

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7399297B2 (en) 2004-01-19 2008-07-15 Matsushita Electric Works, Ltd. Skin care device for taking out and removing sebum or other cutaneous impurities

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Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

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Effective date: 20030506