JPH09239083A - 打撃用具 - Google Patents

打撃用具

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JPH09239083A
JPH09239083A JP8095824A JP9582496A JPH09239083A JP H09239083 A JPH09239083 A JP H09239083A JP 8095824 A JP8095824 A JP 8095824A JP 9582496 A JP9582496 A JP 9582496A JP H09239083 A JPH09239083 A JP H09239083A
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JP
Japan
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grip
stick
head
joint member
stick portion
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JP8095824A
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English (en)
Inventor
Eiji Takeshima
英司 武島
Ikuo Naito
幾雄 内藤
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Asics Corp
Original Assignee
Asics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打撃用具のスティック部が長尺のため、バッ
グや鞄等に収容し難く、移動の際に電車やバス等に持ち
込んで運ぶ場合、混雑しているときには他の乗客に迷惑
がかかる問題があった。 【解決手段】 スティック部Bを筒状の金属材で形成し
てこれをほぼ中央で二分し、この分割されたグリップ側
スティック部Cおよびヘッド側スティック部Dを連結す
るジョイント部材Gと、前記グリップ側スティック部C
の開口から挿入した先端H1を前記ジョイント部材Gの
一端1に係合して前記グリップ側スティック部Cと前記
ヘッド側スティック部Dとを着脱自在に連結するロック
シャフトHと、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、グラウンドゴル
フやゲートボール等の打撃用具に関し、より詳細には、
スティック部をコンパクトな構造にして持ち運びを容易
にし得る打撃用具に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、屋外でボールを打撃して競技を楽
しむスポーツとしてグラウンドゴルフが盛んになってい
る。このグラウンドゴルフは、広い場所を必要とせず公
園や広場にコースを設定することができ、このコースの
各所にホールを配置しておいて、ボールを打撃すること
により得点を競うものである。このグラウンドゴルフ
も、ゲートボールと同じく上端側がグリップ部とされた
スティック部にヘッド部を一体化した木製のグラウンド
ゴルフクラブが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このグラウ
ンドゴルフは、屋外スポーツであるため、競技場へ行く
ときにグラウンドゴルフクラブを携行する必要がある。
このグラウンドゴルフクラブは、スティック部が長尺で
ありヘッド部も大きく形成されていることから、バッグ
や鞄等に収容し難く、そのまま電車やバス等に持ち込ん
で運ぶ場合、混雑しているときには他の乗客に迷惑がか
かることがあった。また、自動車で競技場へ移動する
際、多数本のグラウンドゴルフクラブを運ばねばならな
い場合、一般のゴルフクラブのようにコンパクトに収容
できないことから、全体が嵩ばってスペース確保に困る
といった難点があった。
【0004】そこで、本発明は、持ち運ぶときに全体を
小さくコンパクトにすることができ、使用に際して簡単
に組み立てられるうえ、ボールを打撃したときにヘッド
部が回転して打撃力が低下したり、スティック部の連結
部分が緩んで違和感が生じるといった問題を防止するこ
とのできる打撃用具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうち請求項1記載の発明は、上端側がグリ
ップ部とされたスティック部の下端にヘッド部が設けら
れた打撃用具において、前記スティック部を筒状の金属
材で形成してこれをほぼ中央で二分し、この分割された
グリップ側スティック部およびヘッド側スティック部を
連結するジョイント部材と、前記グリップ側スティック
部の開口から挿入した先端を前記ジョイント部材の一端
部に係合して前記グリップ側スティック部と前記ヘッド
側スティック部とを着脱自在に連結するロックシャフト
と、を備えたことを特徴としている。また、本発明のう
ち請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明にお
けるグリップ側スティック部およびヘッド側スティック
部に、このヘッド側スティック部の周方向の回転を規制
する回転規制手段を設けたことを特徴としている。ま
た、本発明のうち請求項3記載の発明は、上記請求項1
記載の発明におけるジョイント部材の一部に、前記グリ
ップ側スティック部およびヘッド側スティック部の周方
向の回転を規制する回転規制手段を設けたことを特徴と
している。また、本発明のうち請求項4記載の発明は、
上記請求項1乃至3記載の発明におけるジョイント部材
の一端部にネジ孔を形成する一方、前記ロックシャフト
の先端にネジ部を設け、このネジ部を前記ネジ孔に螺入
して前記ロックシャフトを前記ジョイント部材に係合す
ることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
る打撃用具を適用したグラウンドゴルフクラブの概要構
成図である。本発明の打撃用具は、公園や広場に設定し
たコースのホールに向けてボールを打撃することにより
得点を競うグラウンドゴルフのグラウンドゴルフクラブ
(以下、単にクラブと略称する)Aに適用する場合につ
いて説明する。このクラブAは、スティック部Bの上端
C1側をグリップ部Eとし、下端D2側にヘッド部Fを
固着している。このスティック部Bは、筒状の金属材で
形成しており、これをほぼ中央で二分してグリップ側ス
ティック部Cとヘッド側スティック部Dとをジョイント
部材GおよびロックシャフトHにて連結する構成になっ
ている。
【0007】この連結に際しては、まず、ヘッド側ステ
ィック部Dの被分割端部D1側に、ジョイント部材Gの
他端G2を連結しておく。つぎに、このジョイント部材
Gの一端G1にグリップ側スティック部Cの被分割端部
C2を臨ませる。そして、ロックシャフトHの先端H2
側を前記グリップ側スティック部Cの上端C1開口から
挿入する。つぎに、ロックシャフトHの基端H1を操作
して、先端H2をジョイント部材Gの一端G1に係合す
ることにより、このジョイント部材Gを介してグリップ
側スティック部Cとヘッド側スティック部Dとを強く連
結する。前記筒状のスティック部Bは、ほぼ中央で外周
部が相互に連結されるとともに、グリップ側スティック
部Eの長さ方向に延びて中心軸となるロックシャフトH
がこの連結を補強するから、スティック部B全体の強度
が増す。よって、このクラブAを使用してボールを打撃
したとき、スティック部Bが連結部分で曲がったり変形
するといったことがなく、通常の打撃を行うことができ
る。また、この打撃の瞬間にヘッド部Fに加わる反力に
より、スティック部Bに周方向の回転力が作用しても、
スティック部Bの分割された側の端部C2,D1同志が
密接に連結されているので、ヘッド側スティック部Dの
回転が規制される。このため、ボールの打撃力が低下す
ることなく、打撃力に応じた飛距離が期待できる。
【0008】一方、このクラブAを分解する場合は、ロ
ックシャフトHの基端H1を操作し、ジョイント部材G
の一端G1とロックシャフトHの先端H2との係合を解
除し、グリップ側スティック部Cをヘッド側スティック
部Dから外す。そして、このまま両スティック部C,D
を一緒にすると、クラブAが従来の約半分の長さになっ
て全体が小さくなる。よって、バッグや鞄等に収容し易
く、そのまま電車やバス等に持ち込んで運ぶ際、混雑時
に他の乗客に迷惑がかかることがなくなる。また、自動
車で競技場へ移動するとき等で、多数本のグラウンドゴ
ルフクラブAを運ぶ必要がある場合、コンパクトに収容
できることから、全体が嵩ばってスペース確保に困ると
いった問題も軽減される。
【0009】
【実施例1】図2は、本発明の実施例1に係る打撃用具
を適用したクラブの全体構成図である。このクラブ1
は、上端3a側をグリップ部5とし、下端4bにヘッド
部6が取り付けられるスティック部2を、円筒状で強度
に優れた軽量の金属材、例えば、アルミニウム合金等で
形成している。このスティック部2は、図2に示すよう
に、ほぼ中央で切断して二分割することにより、一方を
グリップ側スティック部3、他方をヘッド側スティック
部4としている。
【0010】前記グリップ側スティック部3は、上部側
の外周面3cに合成樹脂製の筒状グリップ5を嵌め着け
て握り易くしている。このグリップ側スティック部3
は、上端3aに操作ノブ12を取り付け、下端3bには
嵌合部7を形成している。この嵌合部7は、ヘッド側ス
ティック部4の周方向の回転を規制する手段であり、下
端縁を長さ方向に向けて数cm切り込み、その周縁7a
をヘッド側スティック部3に設ける被嵌合部8の周縁8
aと対称形状にして、周縁7a,8a相互が凹凸嵌合と
なるようにしている(図2、図9参照)。前記操作ノブ
12は、スティック部2の分解、組立操作を行うための
もので、固定部材13と可動部材14とからなり、軸受
部材15にて軸支されるロックシャフト10の基端10
a側が取り付けられる。なお、このロックシャフト10
は、図4に示すように棒状で、前記スティック部2と同
一の金属材等で形成される。このロックシャフト10
は、基端10a側にピン挿入孔10bを穿設し、先端1
0cにネジ部10dを設けてある。このロックシャフト
10は、長さが前記グリップ側スティック部3よりも短
く、これをヘッド側スティック部4に連結するとき、先
にロックシャフト10のネジ部10dをジョイント部材
9のネジ孔9bに螺入し始めてから両スティック部3,
4を引きつけて連結可能なように設定されている。
【0011】固定部材13は、図5(a),(b)に示
しており、円筒状の嵌入部13aの一端に鍔部13bを
設けたもので、嵌入部13aの外径を前記グリップ側ス
ティック部3の上端3a開口の内径より僅かに小さくし
てある。この固定部材13は、グリップ側スティック部
3の開口に嵌入部13aを嵌入して強固に保持し、固定
部材13の開口13cにロックシャフト10を挿入可能
とする。可動部材14は、図6(a),(b)に示すよ
うに、一端に小径部14a、他端に大径部14bを有
し、この大径部14bの外周面に環状の凹溝14cを設
けている。この凹溝14cには、図3に示したゴムリン
グ12aが装着され、回転操作時の滑り止めを図るよう
にしている。小径部14aは、前記固定部材13の開口
13cに挿入したときの回転が容易になるように、外径
を固定部材13の開口13cの内径よりも小さくしてい
る。なお、この可動部材14は、小径部14a側から大
径部14b側に向けて軸孔14dを穿設してあり、この
軸孔14dに前記ロックシャフト10の基端10a側が
嵌入される。また、大径部14bの凹溝14cには、ロ
ックシャフト10のピン挿入孔10bと一致する半径方
向のピン挿入孔14eを形成している。この可動部材1
4は、まず軸孔14dにロックシャフト10の基端10
aを挿入し、この基端10aおよび大径部14bのピン
挿入孔14eにピンを挿入して固着するとともに、凹溝
14cにゴムリング12aを装着しておく。
【0012】軸受部材15は、図7(a),(b)に示
す如く円筒状で、外径をグリップ側スティック部3の内
径より僅かに小さくし、軸方向にはシャフト挿通孔15
cを穿設してある。この軸受部材15は、グリップ側ス
ティック部3内に保持するために、外周面15aに環状
の凹溝15bを設けてある。すなわち、この軸受部材1
5は、前記グリップ側スティック部3の下端3b側に挿
入される。そして、軸受部材15の凹溝15b部分に対
向するスティック部3を環状に絞り込んでカシメること
により、軸受部材15を強固に保持する。3dは、カシ
メにより生じた凹所である。この後、ロックシャフト1
0のネジ部10d側を前記固定部材13の開口13cか
ら挿入し、軸受部材15のシャフト挿通孔15cに先端
10c側を挿通する。この状態では、前記ロックシャフ
ト10の先端10cがグリップ側スティック部3の内奥
に位置している。
【0013】前記ヘッド側スティック部4は、図3に示
すように、下端4bにソケット16を用いてヘッド部6
を固着するようになっており、上端4aに被嵌合部8を
形成してある。ヘッド部6は木製で、各種のサイズが用
意されており、上面6aに取付穴6bが設けられてい
る。被嵌合部8は、スティック部4の上端縁を長さ方向
に向けて切り込み、前述のグリップ側スティック部3の
嵌合部7と対称形状になる周縁8aを形成する。する
と、嵌合部7の周縁7aと被嵌合部8の周縁8aとの嵌
合が密接なものとなり、両スティック部3,4の連結が
確実になされて、ボールの打撃時に前記ヘッド側スティ
ック部4が周方向に回転するのを規制できるものであ
る。なお、このヘッド側スティック部4は、被嵌合部8
の近傍にネジ挿通孔を穿設する一方、下端4bにピン挿
入孔を形成してある。前記ソケット16は、筒状の挿入
部16aの一端に鍔部16bを設けている。挿入部16
aは、内径を前記グリップ側スティック部3の下端3b
の外径よりも小とし、この下端3bを嵌入可能にしてい
る。また、挿入部16aは、外周面に複数本の環状溝1
6cを形成してあり、この環状溝16cを含む外周面に
接着剤を塗布して前記取付穴6bに挿入し、ソケット1
6の抜け止めを図っている。なお、鍔部16bは、半径
方向にピン挿入孔を穿設してあり、前記ヘッド側スティ
ック部4のピン挿入孔に抜け止めピン16dを挿脱し
て、ヘッド部6の交換をできるようにしている。
【0014】ジョイント部材9は、図8(a),(b)
に示しており、円柱状に金属材で形成されている。この
ジョイント部材9は、分割されたグリップ側およびヘッ
ド側スティック部3,4の各端部3b,4aに挿入可能
な外径としており、両者3,4に挿入されて連結したと
きにスティック部2の直線を保って、各端部3b,4a
側が屈曲したり変形しない長さに設定してある。また、
このジョイント部材9は、一端9aに軸方向のネジ孔9
bを形成してあり、このネジ孔9bに前記ロックシャフ
ト10のネジ部10dが螺入されるようになっている。
さらに、他端部9cの外周面9dには、小径のネジ孔9
eが形成されており、このネジ孔9eに取付ネジ11の
ネジ部が螺入される。しかして、上記クラブ1は、図3
に示したように、スティック部2がほぼ中央で二分割さ
れているので、このままグリップ側スティック部3およ
びヘッド側スティック部4を一緒にしたとき、長さが約
半分になって全体が小さくなる。よって、バッグや鞄等
に収容し易く持ち運びが楽になる。また、自動車で運ぶ
ような場合、収容スペースの確保に困るといった問題も
軽減される。
【0015】一方、競技場に着いてゲームを行う場合
は、図9に示すように、ヘッド側スティック部4の上端
4aにジョイント部材9の他端9cを挿入し、ヘッド側
スティック部4のネジ孔9eから取付ネジ10をジョイ
ント部材9のネジ孔9eに螺入して取り付けておく。そ
して、同図の実線状態から2点鎖線のように、このジョ
イント部材9の一端9a側にグリップ側スティック部3
の下端3b側を挿入する。このとき、ヘッド側スティッ
ク部4の被嵌合部8に、グリップ側スティック部3の嵌
合部7を対向させる。ここで、前記ロックシャフト10
の長さは、先端110cのネジ部10dをジョイント部
材9のネジ孔9bに螺入したとき、被嵌合部8の周縁8
aと嵌合部7の周縁7aとが密接嵌合するように設定し
ているので、ネジ孔9bにネジ部10dが当接した状態
では被嵌合部8と嵌合部7との間に小間隙が生じてい
る。ここで、操作ノブ12を回転すると、ロックシャフ
ト10が連動してネジ孔9bにネジ部10dが螺入さ
れ、被嵌合部8に嵌合部7が嵌合される(図2に示す状
態)。この操作ノブ12は、最後に強く締めつけると、
両者7,8の嵌合が密接になり、ジョイント部材9によ
ってグリップ側スティック部3とヘッド側スティック部
4とが強く連結される。
【0016】よって、このクラブ1を使用してボールを
打撃したとき、直線状のスティック部2が連結部分で曲
がったり、ガタツキが生じることはない。また、打撃の
瞬間にスティック部2に周方向の回転力が作用しても、
ジョイント部材9の外周面中央に位置する嵌合部7と被
嵌合部8とが密接嵌合しているので、ヘッド側スティッ
ク部4の回転が規制される。このため、スティック部2
の一体化が保たれ、ボールの打撃力に影響することな
く、飛距離も期待できる。なお、競技を終えてクラブ1
を持ち運ぶ場合は、操作ノブ12を逆回転させると、嵌
合部7と被嵌合部8との密接嵌合が解かれて、両者7,
8間に間隙が生じる(図9参照)。この操作ノブ12を
さらに回転させると、ネジ孔9bからネジ部10dが外
れるため、ジョイント部材9よりグリップ側スティック
部3を抜くことができる。よって、前述のようにスティ
ック部2が二分され、クラブ1を容易に持ち運ぶことが
可能となる。
【0017】
【実施例2】図10は、本発明の実施例2に係るクラブ
の全体構成図である。このクラブ21は、上記実施例1
と基本的構成が同一であり、スティック部22、ジョイ
ント部材29および連結部分等の構造のみ異なっている
ので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略
する。このクラブ21は、図10に示すように、ほぼ中
央で切断して二分割したうちのグリップ側スティック部
23の上部側をグリップ部にしている。このグリップ側
スティック部23は、打撃時にヘッド側スティック部2
4の周方向の回転を規制するため、下端23bに凹状被
嵌合部28を設けている。この凹状被嵌合部28は、図
11に示す如く下端縁の周側壁を略三角形状に切り欠い
たもので、奥部28aを略半円形としており、下端23
bの左右に一対が形成されている。ヘッド側スティック
部4も、上端縁の周側壁を略三角形状に切り欠いて前記
奥部28aと同形の奥部27aを有する凹状被嵌合部2
7を一対形成している。
【0018】ジョイント部材29は、図12(a),
(b)に示しており、前記グリップ側およびヘッド側ス
ティック部23,24の各端部23b,24aに挿入可
能な外径で、外周面29eの略中央に凸状嵌合部30を
突設している。この凸状嵌合部30は、外周面29eか
らスティック部22の厚みだけ隆起させることにより、
細幅の環状突部30aおよび延出部30b,30cを一
体形成している。この延出部30b,30cは、前記各
凹状被嵌合部27,28に適合する略三角状で、その先
端を略半円形状にしており、前記ジョイント部材29の
左右側周面において各一対が形成されている。なお、こ
のジョイント部材29は、一端29aに軸方向のネジ孔
29bを形成し、このネジ孔29bに前記ロックシャフ
ト10のネジ部10dを螺入するようになっている。ま
た、他端部29cの外周面29dには、ヘッド側スティ
ック部3にジョイント部材29を強固に保持するための
凹溝29eを設けている。このクラブ21は、組み立て
に際してヘッド側スティック部24の上端24aの開口
に、ジョイント部材29の他端29cを挿入する。そし
て、ヘッド側スティック部4側の凹状被嵌合部27に設
けた奥部27aに、ジョイント部材29の延出部30b
を嵌める。この後、ジョイント部材29の凹溝29e部
分に対向するスティック部4を環状に絞り込んでカシメ
ることにより、凹所24dを生じさせて、ジョイント部
材29を強固に保持する。なお、前記グリップ側スティ
ック部23に、操作ノブ12および軸受部材15を取り
付けて、ロックシャフト10を回転自在に保持する点は
実施例1と同様である。
【0019】しかして、上記クラブ21は、図11に示
すように二分されているので、グリツプ側スティック部
23とヘッド側スティック部24とを一緒にすると、全
体を小さくできる。そして、競技場でゲームを行う場合
は、図13の如くヘッド側スティック部24に固着した
ジョイント部材29の一端29aに、同図の実線状態か
ら2点鎖線のようにグリップ側スティック部23の下端
23b側を挿入する。このとき、グリップ側スティック
部23の凹状被嵌合部28をジョイント部材29の凸状
嵌合部30に対向させる。また、ロックシャフト10の
ネジ部10dがジョイント部材29のネジ孔29bに臨
むので、操作ノブ12を回転させてネジ孔29bにネジ
部10dを螺入することにより、凸状嵌合部30の延出
部30cに凹状被嵌合部28の奥部28aを嵌め込む
(図10に示す状態)。そして、操作ノブ12を最後に
強く締めつけて三者27,28,30の嵌合を密接に
し、ジョイント部材29によりグリップ側スティック部
23とヘッド側スティック部24とを強く連結する。
【0020】従って、このクラブ21を使用するとき、
スティック部22が連結部分で曲がったり、ガタツキが
生じることはない。また、凹状被嵌合部27,28と凸
状嵌合部30との凹凸嵌合によって、打撃時には連結部
分での回転が規制され、グリップ側スティック部23に
対してヘッド側スティック部24が周方向に回転するの
が防止されることから、ボールの打撃力が低下すること
もない。そして、競技を終えてクラブ21を持ち運ぶ場
合、前記操作ノブ12を逆回転させると、凹状被嵌合部
28と凸状嵌合部30との密接嵌合が解かれるととも
に、ロックシャフト10のネジ部10dがネジ孔29b
から外れる。この後、ヘッド側スティック部24および
ジョイント部材29よりグリップ側スティック部23を
抜くことによって、二分されたクラブ21を容易に持ち
運ぶことができるものである。
【0021】
【実施例3】図14は、本発明の実施例3に係るクラブ
のジョイント部材である。このクラブ31も、上記実施
例1と基本的構成が同一であり、主要部のスティック部
32、ジョイント部材39および連結部分のみ詳細に説
明する。このジョイント部材39は、図14(a)に示
すように、略中央に環状突部40を突設している。この
環状突部40は、外周面39dにスティック部32と等
しい厚さだけ隆起させて一体的に形成される。また、こ
のジョイント部材39は、図14(b)に示す如く左右
側周面において、前記環状突部40から長さ方向にそれ
ぞれ両端39a,39cまで延出するV字状の被係合溝
部39f,39gを各一対形成している。なお、このジ
ョイント部材39も、一端39aに軸方向のネジ孔39
bを形成し、他端39cの外周面39dには、凹溝39
eを設けている。このクラブ31のグリップ側およびヘ
ッド側スティック部33,34は、前記実施例と同一構
造であるが、前記ジョイント部材39に設けた各被係合
溝部39f,39gに対応し、打撃時にヘッド側スティ
ック部34の周方向の回転を防止するため、各上端34
aと下端33bとに所要の長さを有するV字状の係合溝
部37,38をそれぞれ形成している。
【0022】このクラブ31は、組み立てに際してヘッ
ド側スティック部34の上端34aの開口にジョイント
部材39の他端39cを臨ませ、被係合溝部39fに係
合溝部37を摺動して挿入する。そして、ジョイント部
材39の凹溝39e部分に対向するスティック部34を
環状に絞り込んでカシメることにより、凹所34dを生
じさせて、ジョイント部材39を強固に保持する。この
クラブ31を使用するときは、ジョイント部材39とグ
リップ側スティック部34とを図15のように連結す
る。まず、前記ジョイント部材39の一端39aに、グ
リップ側スティック部33の下端33b側を臨ませ、同
図の実線状態から2点鎖線で示す如く被係合溝部39g
に係合溝部38を挿入する。このとき、グリップ側ステ
ィック部33の下端33bがジョイント部材39の環状
突部40に接近すると、ロックシャフト10のネジ部1
0dがジョイント部材39のネジ孔39bに臨むので、
操作ノブ12を回転させてネジ孔39bにネジ部10d
を螺入してゆく。ジョイント部材39の環状突部40に
グリップ側スティック部33の下端33bが当接する
と、操作ノブ12を強く締めつけて両者39g,38を
密接に係合させ、ジョイント部材39によりグリップ側
スティック部33とヘッド側スティック部34とを強く
連結する(図16参照)。
【0023】従って、スティック部32の連結部分が曲
がったり、ガタツキが生じることなく、また、打撃時に
連結部分での回転が規制されることで、前記ヘッド側ス
ティック部33が周方向に回転する問題が回避され、ボ
ールの打撃力に影響も生じない。そして、競技を終えて
クラブ31を持ち運ぶ場合、前述の操作ノブ12を逆回
転させてから、ジョイント部材39の被係合溝部39g
とグリップ側スティック部33の係合溝部38との係合
を解くようにこのスティック部33を抜き放つ。これ
で、二分されたクラブ31を容易に持ち運ぶことができ
る。
【0021】
【実施例4】図17は、本発明の実施例4に係るクラブ
の全体構成図である。このクラブ41は、上記実施例
1、2と基本的構成が略同一であるので、異なる部分の
み詳細に説明する。このクラブ41のグリップ側スティ
ック部43は、図18に示すように、下端縁を略三角形
状に切り欠いて凹状被嵌合部48を一対形成してある。
また、上部側の外周面に前述のグリップ45を嵌め着け
ており、上端43aに操作ノブ50を取り付ける一方、
下端43bには軸受部材15を設けている。操作ノブ5
0は、小径部50aと大径部50bとからなり、小径部
50aがグリップ側スティック部43の上端43a開口
に回転自在に挿入される。大径部50bは、外周面の凹
溝50cにゴムリング50dを装着し、滑り止めを図っ
ている。また、この操作ノブ50の小径部50a側から
大径部50b側に向けて穿設した軸孔50eに、前記ロ
ックシャフト10の基端10a側が嵌入される。そし
て、大径部50bの凹溝50cに形成したピン挿入孔5
0fにピン51を挿入し、ロックシャフト10のピン挿
入孔10bに挿通することにより、ロックシャフト10
の基端10aを固着する。
【0025】軸受部材15は、グリップ側スティック部
43の下端43b側に挿入された後、外周面の凹溝15
b部分に対向するスティック部43を環状にカシメるこ
とにより、凹所43dを生じさせて、強固に保持され
る。前記ロックシャフト10は、ネジ部10d側をグリ
ップ側スティック部43の上端43a開口から挿入し、
軸受部材15のシャフト挿通孔15cに先端10c側を
挿通する。そして、軸受部材15の一側部におけるネジ
部10d側に抜け止め金具17を嵌着し、ロックシャフ
ト10の抜け止めを図る。このクラブ41のヘッド側ス
ティック部44は、上端縁を略三角形状に切り欠いて凹
状被嵌合部47を左右側周面に一対形成してある。そし
て、このヘッド側スティック部44の下端には、ソケッ
トを用いずにヘッド部46を取り付けるようにしてい
る。なお、ヘッド側スティック部44とグリップ側ステ
ィック部43とを連結するジョイント部材39は、前記
実施例2のジョイント部材39と外形がほぼ等しく、外
周面には凸状嵌合部(二点鎖線で示す)30と凹状溝3
9dとを形成してある。このジョイント部材39は、ヘ
ッド側スティック部44に嵌入されてカシメにより強固
に固着される。
【0026】そして、このクラブ41を組み立てるとき
は、ヘッド側スティック部44に固着されたジョイント
部材39の一端39aにグリップ側スティック部43の
下端43bを挿入する。そして、操作ノブ50を回転さ
せることにより、ジョイント部材39のネジ孔39bに
ロックシャフト10のネジ部10dを螺入する。する
と、グリップ側およびヘッド側スティック部43,44
の各凹状被嵌合部47と48とが、ジョイント部材39
の凸状嵌合部30を挟んで相互に凹凸嵌合される(図1
7の状態)。よって、前記実施例2と同様に、グリップ
側スティック部43とヘッド側スティック部44とが強
く連結されるので、スティック部42の連結部分が曲が
ったり、ガタツキが生じることはない。また、打撃時に
ボールの打撃力に影響する問題も回避される。そして、
操作ノブ50を逆回転させてジョイント部材39の凸状
嵌合部30とグリップ側スティック部43の凹状被嵌合
部48との嵌合を解くと、スティック部42が二分され
て容易に持ち運ぶことができるものである。
【0027】
【発明の効果】本発明のうち請求項1記載の発明は、筒
状の金属材をほぼ中央で二分して形成したグリップ側ス
ティック部およびヘッド側スティック部をジョイント部
材とロックシャフトとで着脱自在に連結するので、連結
しない状態では、グラウンドゴルフクラブの全長が従来
の約半分となっている。よって、バッグや鞄等に収容し
易く、そのまま電車やバス等に持ち込んで運ぶ際、混雑
時に他の乗客に迷惑がかかることがなくなる。また、こ
のスティック部を連結した状態では、筒状のスティック
部の外周部がジョイント部材により相互に連結されるう
え、ジョイント部材に係合されてグリップ側スティック
部の中心軸となるロックシャフトが連結を補強するか
ら、スティック部全体の強度が増す。よって、ボールを
打撃したとき、スティック部が連結部分で曲がったり捩
じれ変形することなく、打撃力に応じた飛距離が期待で
きる効果がある。
【0028】また、本発明のうち請求項2記載の発明
は、グリップ側スティック部およびヘッド側スティック
部に、このヘッド側スティック部の周方向の回転を規制
する回転規制手段を設けたので、ボールの打撃時にヘッ
ド側スティック部に対し周方向の回転力が作用しても、
強い連結が保たれてヘッド側スティック部の回転が規制
されるため、ボールの打撃力が低下することなく、通常
の競技を行うことができる。また、本発明のうち請求項
3記載の発明は、ジョイント部材の一部に、グリップ側
スティック部およびヘッド側スティック部の周方向の回
転を規制する回転規制手段を設けたので、ボールの打撃
時にヘッド側スティック部に対し周方向の回転力が作用
しても、強い連結によりヘッド側スティック部の回転が
規制されるため、ボールの打撃力が低下することなく、
通常の競技を行うことができる。また、本発明のうち請
求項4記載の発明は、ジョイント部材の一端部にネジ孔
を形成する一方、ロックシャフトの先端にネジ部を設
け、このネジ部をネジ孔に螺入してロックシャフトをジ
ョイント部材に係合するので、ロックシャフトを回転さ
せる操作により分解と組立を容易に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るグラウンドゴルフク
ラブを示す概要構成図である。
【図2】本発明の実施例1に係るグラウンドゴルフクラ
ブを示す全体構成図である。
【図3】スティック部を二分割した状態を示す説明図で
ある。
【図4】ロックシャフトの概要を示す側面図である。
【図5】操作ノブの固定部材を示す説明図である。
【図6】操作ノブの可動部材を示す説明図である。
【図7】軸受部材を示す説明図である。
【図8】ジョイント部材を示す説明図である。
【図9】スティック部の着脱状態を示す説明図である。
【図10】本発明の実施例2に係るグラウンドゴルフク
ラブを示す全体構成図である。
【図11】スティック部を二分割した状態を示す説明図
である。
【図12】ジョイント部材を示す説明図である。
【図13】スティック部の着脱状態を示す説明図であ
る。
【図14】本発明の実施例3に係るジョイント部材を示
す説明図である。
【図15】スティック部の着脱状態を示す説明図であ
る。
【図16】スティック部の連結状態を示す説明図であ
る。
【図17】本発明の実施例4に係るグラウンドゴルフク
ラブを示す全体構成図である。
【図18】スティック部の連結状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
B スティック部 C グリップ側スティック部 D ヘッド側スティック部 G ジョイント部材 G1 一端 H ロックシャフト H2 先端

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端側がグリップ部とされたスティック
    部の下端にヘッド部か設けられた打撃用具において、 前記スティック部を筒状の金属材で形成してこれをほぼ
    中央で二分し、この分割されたグリップ側スティック部
    およびヘッド側スティック部を連結するジョイント部材
    と、前記グリップ側スティック部の開口から挿入した先
    端を前記ジョイント部材の一端部に係合して前記グリッ
    プ側スティック部と前記ヘッド側スティック部とを着脱
    自在に連結するロックシャフトと、を備えたことを特徴
    とする打撃用具。
  2. 【請求項2】 前記グリップ側スティック部およびヘッ
    ド側スティック部に、このヘッド側スティック部の周方
    向の回転を規制する回転規制手段を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の打撃用具。
  3. 【請求項3】 前記ジョイント部材の一部に、前記グリ
    ップ側スティック部およびヘッド側スティック部の周方
    向の回転を規制する回転規制手段を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の打撃用具。
  4. 【請求項4】 前記ジョイント部材の一端部にネジ孔を
    形成する一方、前記ロックシャフトの先端にネジ部を設
    け、このネジ部を前記ネジ孔に螺入して前記ロックシャ
    フトを前記ジョイント部材に係合することを特徴とする
    請求項1乃至3記載の打撃用具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515538A (ja) * 2007-01-09 2010-05-13 ボストン サイエンティフィック リミテッド 自己整合ivusカテーテル回転コアコネクタ
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