JPH09233840A - 中性点電位制御方法 - Google Patents

中性点電位制御方法

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JPH09233840A
JPH09233840A JP8040812A JP4081296A JPH09233840A JP H09233840 A JPH09233840 A JP H09233840A JP 8040812 A JP8040812 A JP 8040812A JP 4081296 A JP4081296 A JP 4081296A JP H09233840 A JPH09233840 A JP H09233840A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中性点クランプ形(NPC)インバータをア
クティブフィルタとして運転する場合の中性点電位を安
定化させる。 【解決手段】 コンデンサC1,C2により直流電圧Vdc
を分圧した分圧電圧1/2Vdcと等しい電圧の外部の直
流電源Eを出力周波数の3倍の成分について高インピー
ダンスとなるリアクトルLを介して中性点に接続し、出
力周波数の3倍のリプル成分を除いた中性点単位Vn
変動分だけを外部直流電源Eで補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三角波比較PWM
制御を行う中性点クランプ形インバータをアクティブフ
ィルタとして動作させる場合の中性点電位制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】中性点クランプ形インバータ(NPCイ
ンバータ)は、図9に主回路図を示すように、直流側の
電圧VdcをコンデンサC1,C2によって分圧し、分圧し
たことによってできる中性点電位Vn(1/2Vdc)を
インバータ出力として利用できるようにスイッチング素
子(トランジスタやGTO,TGBTなどの自己消弧能
力を有する素子)を配置する。
【0003】このインバータは、主回路のスイッチング
素子には理論的には直流電源電圧の半分の電圧しかかか
らないため、一般の電圧形インバータと比較した場合、
同じ素子を用いれば出力電圧が2倍のインバータを構成
でき、同じ出力容量ならば素子の耐圧が半分で済む利点
がある。
【0004】出力スイッチングモードとしては、図10
に太線で導通ルートを示すように、1相当たり3種類が
あり、グラント電位Gndと電源電位Vdc及び1/2Vdc
電位の3種類の電位を出力できる。一般のインバータと
比較すると、1/2Vdc電位を出力できる点が優れてお
り、高調波成分を低減した出力電圧を得ることができ
る。
【0005】NPCインバータは、中性点には電源が接
続されているわけではないため、中性点に電流が流れ込
むとその電位が上昇し、電流が流れ出すと電位が下降す
る。中性点電流は、通常は基本波の3倍の周期で変動し
ているが、直流分は0である。
【0006】しかし、何らかの要因で直流分が含まれる
と、中性点電位が偏る。このようなNPCインバータ1
を図12に示すように、アクティブフィルタとして運転
した場合も同様に中性点電位Vnが偏る。
【0007】NPCインバータの中性点を安定する方法
として、図11に示すように、インバータの各運転状態
における基本波力率別に中性点電流の直流分が最も大き
くなる6次高調波の位相データと、該基本波力率別に6
次高調波の重畳量と中性点電流が線形関係になる振幅範
囲データとを持つテーブル101と、基本波指令値に対
して前記位相データに従って位相制御され、前記中性点
電位の偏差に応じて振幅制御されかつ前記振幅範囲デー
タにより振幅制限して6次高調波を発生する発信器10
4とを設け、基本波指令値に位相及び振幅を制御した6
次高調波指令値を重畳した電圧指令値で制御するように
したものがある(特願平7−91213号)。
【0008】現在のところ、NPCインバータをアクテ
ィブフィルタとして動作させたという事例はないようで
ある。類似した適用例として無効電力補償装置がある
が、この場合は上記6次高調波重畳法によって中性点電
位を制御することが可能である(以下これを「無効電力
補償動作を想定した6次高調波重畳法」という)。ま
た、有効電力をやりとりするような力率が高い運転を行
う場合は直流重畳法によって中性点電位を制御すること
が可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】実際にNPCインバー
タをアクティブフィルタ動作を行わせたところ、中性点
電位は大きく崩れることは無かったが、ある程度の範囲
内を変動することがわかった。この状態で、無効電力補
償動作を想定した6次高調波重畳法を適用しても制御効
果は殆ど無かった。
【0010】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、中性点電位
を安定させることができる中性点クランプ形インバータ
をアクティブフィルタとして運転する場合の中性電位制
御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の中性点電位制御
方法は、中性点クランプ形インバータをアクティブフィ
ルタとして運転する場合、分圧電圧と等しい電圧の外部
直流電源を出力周波数の3倍の成分について高インピー
ダンスとなるリアクトルを介して前記中性点に接続し、
出力周波数の3倍のリプル成分を除いた中性点電位変動
分だけを外部直流電源で補償する。
【0012】または、アクティブフィルタの動作に加え
て無効電流指令を加算して若干の無効電力を入出力させ
ると共に、基本波指令値に無効電力補償動作を対象とし
た6次高周波を重畳する。
【0013】または、前記直流側にエネルギー蓄積要素
を設置し、アクティブフィルタ動作に加えて中性点電位
変動量に応じた有効電力を入出力させる。
【0014】または、直流側を共通に接続した複数台の
中性点インバータにより有効電力ループを構成するよう
に制御し、アクティブフィルタ動作に加えて中性点電位
変動量に応じた有効電力を入出力する。
【0015】または、アクティブフィルタの相電圧指令
値に同位相の3次高調波を基本波成分と重畳成分を合成
した変調率のピーク値が増加しない範囲で重畳する。
【0016】または、相電圧指令値に出力相電圧基本波
成分の6次高調波成分を運転モードに適した位相で重畳
する。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1にアクティブフィルタの直流電源回路を示す。同図
において、1はアクティブフィルタとして運転される中
性点クランプ形(NPC)インバータ、C1,C2はNP
Cインバータの直流側に接続された直流電源用直列コン
デンサ、Eは電圧が1/2Vdcの外部直流電源、Lはリ
アクトルである。
【0018】外部直流電源EをリアクトルLを介してコ
ンデンサC2と並列に接続することにより、出力の3倍
の周波数で変動する成分は制御しないようにする。外部
直流電源Eの容量はアクティブフィルタ動作時の中性点
電位の変動は非常に小さいため、小容量のものでよい。
【0019】このアクティブフィルタを連系運転する場
合、直流電圧Vdcは従来の変換器と同様の制御方法によ
り一定に保たれる。リアクトルLを用いない場合は外部
直流電源Eにより中性点電位Vnを本来の値に完全に固
定できるが、外部直流電源Eが出力周波数の3倍のリッ
プル成分も補償する必要が生じる。よって、リアクトル
Lによりリップル成分は外部直流電源Eで補償させない
ようにする。
【0020】リアクトルLの値は、出力周波数の3倍の
成分については高インピーダンス、数10周期以上の低
周波成分については低インピーダンスになるように決定
する。出力周波数がf(Hz)、外部直流電源Eを接続
しないときの中性点電位Vnの振動による交流成分がV
nac(V)、リアクトルLの値がL(H)とすると
(1)式のリップル電流iLが流れる。
【0021】
【数1】
【0022】このリップル電流iLが十分小さくなるよ
うにリアクトルLの値を決める。このようにして、リッ
プル成分を除いた数10周期に亘る直流的な中性点電位
変動分だけを外部直流電源Eで補償することが可能とな
り、中性点電位Vnが安定する。
【0023】実施の形態2 図2にNPCインバータを用いたアクティブフィルタの
高調波電流指令系を示す。同図において、2はNPCイ
ンバータをアクティブフィルタ運転するための電流制御
系で、高調波補償のための有効分電流指令と無効分電流
指令が入力する。3はこの高調波補償のための無効分電
流指令に無効電力補償動作のための無効分電流指令を加
算する加算器である。
【0024】純粋なアクティブフィルタ動作を行ってい
る場合は、前記「無効電力補償動作を想定した6次高調
波重畳法」(A手法)は効果があまりない。逆に、ある
程度無効電力を出力してやれば、上記A手法が適用でき
ることがわかった。よって、図2のように、指令値とし
てアクティブフィルタ+無効電力補償を行うように指令
を与えてやれば、前記A手法によって中性点電位を制御
できる。
【0025】図2からわかるように、一般的なアクティ
ブフィルタ動作を行う制御系に無効電力補償を行う制御
系をつけ加えることは容易であるため現実的である。ま
た、一般的な電力系統は遅れ負荷が多いため、補償動作
として進み補償を行えば、電力系統の力率改善効果も期
待できる。
【0026】無効電力補償動作を付加すると出力電流に
基本波成分が含まれるため、前記従来の技術における中
性点クランプ形インバータの中性点電位制御法による中
性点電位制御(図11)が可能となる。
【0027】実施の形態3 図3にNPCインバータを用いたアクティブフィルタの
相電圧指令系を示す。同図において、5は中性点電位変
動量を増幅し、有効電力指令を出力するアンプ、6はこ
の有効電力指令を制限するリミッタ、7はこのリミッタ
からの有効電力指令の符号をアクティブフィルタが有効
電力を吸収している場合、信号の符号を反転させる符号
反転回路、8U,8V,8Wはそれぞれアクティブフィル
タ動作のU,V,W相電圧指令値に回路7からの有効電
力指令を加算する加算器である。
【0028】NPCインバータでは、出力相電圧指令値
に直流分を重畳すると、中性点電位に流れる電流に直流
成分が含まれるようになる。この直流成分はほぼ運転力
率に比例し、力率が高い程大きくなる。直流成分の重畳
量とそれによる中性点電流成分を求めると図4のように
なる。また、直流分を重畳する符号を変化させることに
よって中性点電流直流成分の符号を制御することがで
き、中性点電位を制御することができる。直流重畳によ
る中性点電流直流分の変化を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】しかして図3のように、アクティブフィル
タ動作に加えて、有効電力を入出力するように制御を行
ってやると、この直流電圧重畳法による中性点電位制御
が行えるようになる。よって、アクティブフィルタの直
流側に大容量コンデンサ、2次電池などのエネルギーの
入出力が可能な装置を用意して、この装置に対して上記
直流電圧重畳法による中性点電位制御を行えば、中性電
位を安定化することができる。
【0031】実施の形態4 図5にNPCインバータを用いたアクティブフィルタの
並列運転回路を示す。同図において、AF1,AF2は
系統に対し並列に接続された複数のアクティブフィルタ
で、それぞれ、NPCインバータ1,速系リアクトル
L,直流電源用コンデンサC1,C2で構成され、直流電
源側は共通に接続されている。
【0032】このように、アクティブフィルタAF1,
AF2を設置すると、複数のNPCインバータの間でエ
ネルギーをやりとりすることができる。よって、あるN
PCインバータにはエネルギー吸収動作,別のNPCイ
ンバータにはエネルギー供給動作を行わせることによっ
てエネルギー入出力動作を複数台のNPCインバータ間
で行わせることができる。このようにしてエネルギーの
入出力を行っている状態であれば、アクティブフィルタ
動作を行いながら前記直流重畳法による中性点電位制御
が行えるようになる。この場合、実施の形態3の例とは
異なり、直流側にエネルギー入出力が可能な装置を増設
する必要がない。
【0033】実施の形態5 図6にNPCインバータを用いたアクティブフィルタの
相電圧指令系を示す。同図において、11は出力電圧基
本波位相により制御され基本波と同相の3次高調波電圧
を出力する3次高調波発振器、12U,12V,12W
それぞれU,V,W相電圧指令値に3次高調波発振器1
1からの3次高調波電圧を加算する加算器である。
【0034】アクティブフィルタ動作中の出力電圧は、
主に系統電圧を出力しているために基本波成分がかなり
の割合を占める。この基本波成分の3倍の周波数を持つ
3次高調波電圧を図6のように相電圧指令値に同相で重
畳すると、重畳成分は3次高調波であるため線間電圧と
しては出力されない。よって、重畳成分は出力電圧には
影響しない。重畳量は、基本波成分と重畳成分を合成し
た変調率のピーク値が増加しない範囲で重畳する。
【0035】このように3次高調波電圧を重畳すると、
出力電圧は変化しないものの動作変調率が低下し、中性
点電位の電圧を出力するスイッチングモードが選択され
る割合が増加する。実際に、アクティブフィルタの動作
時の自然な中性点電位復帰能力(通常のアクティブフィ
ルタ動作中であっても中性点電位は本来の正常な値(直
流側電圧の半分)に戻ろうとする力がわずかであるが働
く)が高くなった。
【0036】この方法では、重畳位相差を運転モードに
関係なく一定としておくことができるため、特に制御な
どを行う必要がない。このため、制御系の構成を殆ど変
化させる必要がない利点がある。
【0037】実施の形態6 図7にNPCインバータを用いたアクティブフィルタの
相電圧指令系を示す。同図において、15は適当な位相
差を出力する重畳位相差テーブル、16は中性点電位制
御量とテーブル15からの位相差に基づいて6次高調波
を出力する6次高調波発振器、17U,17V,17W
それぞれU,V,W相電圧指令値に発振器16からの6
次高調波を加算する加算器である。
【0038】図7のように相電圧指令値に6次高調波を
適当な位相差で重畳すると、無効電力補償動作中の場合
は、位相差が0度などの時に中性点電位を制御する力が
ピークとなる。一方、アクティブフィルタ動作中は適切
な位相差が無効電力補償動作の場合と異なり、前記A手
法を行っているだけで中性点電位制御の効果は小さい。
【0039】しかし、6次高調波の位相差を適切に設定
してやれば、アクティブフィルタ動作中の中性点電位を
制御する能力を生じる。適切な位相差は補償している高
調波次数やその大きさ、基本波との位相差などによって
変化する。
【0040】テーブル15は図8のような構成になって
おり、入力パラメータとしてアクティブフィルタが出力
するすべての次数の高調波(基本波を含む)の位相差と
振幅を運転状況として与え、その運転状況に適した6次
高調波重畳位相差を出力する。テーブルの個々の要素に
は、その要素(重畳位相差)を利用すべき運転状況が1
つ対応している。
【0041】テーブル15の作成に際しては、まず、出
力電流データをフーリエ変換器14でフーリエ変換し、
出力電流高調波の各次数において、振幅を出力の−10
0%から+100%まで、基本波との位相差を0度から
360度まで、それぞれ独立に少しずつ変化させること
によって、様々な運転状況を想定する。その後、その状
況で最も重畳効果が現れる6次高調波重畳位相差をシミ
ュレーションによって求め、対応するテーブルに重畳位
相差を書き込む。これを想定されるすべての運転状況に
ついて行うことによってテーブルを作成する。
【0042】実際にアクティブフィルタ動作を行う場合
は、アクティブフィルタで補償することが想定される高
調波(一般的には5次,7次,11次,13次程度ま
で)電流を対象とし、それぞれの振幅,位相差をパラメ
ータとする。例えば5,7,11,13次を対象とする
ならば、8入力のテーブルとなる。
【0043】このようなテーブルを作成し、実際の運転
の際にはインバータが出力している出力電流を周波数解
析し、各高調波成分の振幅と基本波に対する位相差を求
めることによって変換器の運転状況を定量的に検出し、
その運転状況をテーブルに入力することによって最適な
6次高調波重畳位相差を求める。重畳量については、中
性点電流直流成分とほぼ比例関係にあるので、中性点電
位の変動に応じた値を指定する。なお、6次高調波も3
次高調波同様、出力線間電圧には現れないため、出力電
流には影響しない。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、中性点クランプ形イン
バータをアクティブフィルタとして動作させた場合の中
性点の電位を安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる外部電源による中性点電
位制御回路図。
【図2】実施の形態2にかかる無効分電流付加による中
性点電位制御の電流指令回路図。
【図3】実施の形態3にかかる直流重畳による中性点電
位制御の相電圧指令回路図。
【図4】直流成分の重畳とそれによる中性点電流直流成
分を示すグラフ。
【図5】実施の形態4にかかる並列運転による中性点電
位制御の説明図。
【図6】実施の形態5にかかる3次高調波重畳による中
性点制御の相電圧指令回路図。
【図7】実施の形態6にかかる6次高調波重畳による中
性点制御の相電圧指令回路図。
【図8】重畳位相差テーブルの説明図。
【図9】中性点クランプ形インバータの構成図。
【図10】中性点クランプ形インバータのスイッチング
モード説明図。
【図11】中性点クランプ形インバータの中性点電位制
御ブロック図。
【図12】中性点クランプ形インバータによるアクティ
ブフィルタの構成図。
【符号の説明】
1…中性点クランプ形(NPC)インバータ 2…電流制御系 5…アンプ 6…リミッタ 7…有効電力を吸収している場合信号の符号を反転させ
る符号反転回路 11…3次高調波発振器 15…重畳位相差テーブル 16…6次高調波発振器 101…6次高調波の位相データと振幅範囲を持つテー
ブル 102…アンプ 103…リミッタ 104…6次高調波発振器 AF1,AF2…アクティブフィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流側電圧を第1、第2のコンデンサに
    より1/2に分圧し、この分圧点を中性点とする中性点
    クランプ形インバータをアクティブフィルタとして運転
    する場合の中性点電位制御方法であって、 前記分圧電圧と等しい電圧の外部直流電源を出力周波数
    の3倍の成分について高インピーダンスとなるリアクト
    ルを介して前記中性点に接続し、出力周波数の3倍のリ
    プル成分を除いた中性点電位変動分だけを外部直流電源
    で補償して中性点電位を安定化させることを特徴とした
    中性点電位制御方法。
  2. 【請求項2】 直流側電圧を第1、第2のコンデンサに
    より1/2に分圧し、この分圧点を中性点とする中性点
    クランプ形インバータをアクティブフィルタとして運転
    する場合の中性点電位制御方法であって、 アクティブフィルタの動作に加えて無効電流指令を加算
    して若干の無効電力を入出力させると共に、基本波指令
    値に無効電力補償動作を対象とした6次高周波を重畳
    し、中性点電位を安定化させることを特徴とする中性点
    電位制御方法。
  3. 【請求項3】 直流側電圧を第1、第2のコンデンサに
    より1/2に分圧し、この分圧点を中性点とする中性点
    クランプ形インバータをアクティブフィルタとして運転
    する場合の中性点電位制御方法であって、 前記直流側にエネルギー蓄積要素を設置し、アクティブ
    フィルタ動作に加えて中性点電位変動量に応じた有効電
    力を入出力し、中性点電位を安定化させることを特徴と
    した中性点電位制御方法。
  4. 【請求項4】 直流側電圧を第1、第2のコンデンサに
    より1/2に分圧し、この分圧点を中性点とする中性点
    クランプ形インバータをアクティブフィルタとして運転
    する場合の中性点電位制御方法であって、 直流側を共通に接続した複数台の中性点インバータによ
    り有効電力ループを構成するように制御し、アクティブ
    フィルタ動作に加えて中性点電位変動量に応じた有効電
    力を入出力し、中性点電位を安定化させることを特徴と
    した中性点電位制御方法。
  5. 【請求項5】 直流側電圧を第1、第2のコンデンサに
    より1/2に分圧し、この分圧点を中性点とする中性点
    クランプ形インバータをアクティブフィルタとして運転
    する場合の中性点電位制御方法であって、 アクティブフィルタの相電圧指令値に同位相の3次高調
    波を基本波成分と重畳成分を合成した変調率のピーク値
    が増加しない範囲で重畳し、中性点電位を安定化させる
    ことを特徴とした中性点電位制御方法。
  6. 【請求項6】 直流側電圧を第1、第2のコンデンサに
    より1/2に分圧し、この分圧点を中性点とする中性点
    クランプ形インバータをアクティブフィルタとして運転
    する場合の中性点電位制御方法であって、 相電圧指令値に出力相電圧基本波成分の6次高調波成分
    を運転モードに適した位相で重畳し、中性点電位を安定
    化させることを特徴とした中性点電位制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089330A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 電力変換装置及びその調整方法
JP2009303401A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Yaskawa Electric Corp 中性点クランプ電力変換装置とその制御方法
JP2013247725A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Hitachi Ltd 電力変換装置
KR101611021B1 (ko) * 2014-02-27 2016-04-08 명지대학교 산학협력단 무정전 전원장치 및 이에 사용되는 인버터

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