JPH09226672A - 水中翼 - Google Patents

水中翼

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Publication number
JPH09226672A
JPH09226672A JP3586996A JP3586996A JPH09226672A JP H09226672 A JPH09226672 A JP H09226672A JP 3586996 A JP3586996 A JP 3586996A JP 3586996 A JP3586996 A JP 3586996A JP H09226672 A JPH09226672 A JP H09226672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wing
hydrofoil
retracting
protruding
stern
Prior art date
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Pending
Application number
JP3586996A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Murakami
光功 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP3586996A priority Critical patent/JPH09226672A/ja
Publication of JPH09226672A publication Critical patent/JPH09226672A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗も少なく効果的に高揚力を得られ、短時
間で低速航行から高速航行に移行できる。 【解決手段】 翼本体21に船尾側縁部に沿って開口22a
する収容室22を形成し、この収容室22内に開口22aを介
して翼本体21の延長方向に沿って船尾側に出退自在な出
退翼23を配設し、翼本体21内にこの出退翼23を出退可能
な翼出退シリンダ装置24を配設した。出退翼により水中
翼の流体に接する面積を増大させて揚力を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中翼船において
水中に全部または大部分が没しその揚力により船体を浮
上させて高速航行するための水中翼に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば水中翼全体が水中に没し
て揚力を得るものとして図6に示すものがある。これは
船体1の船首側に船首水中翼2が設けられるとともに、
船尾側に船尾水中翼3が設けられている。また船尾水中
翼3には、低速航行から高速航行に移るときに、下方に
揺動させて高い揚力を得るためのフラップ4R,4Lが
それぞれ上下揺動自在に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】揺動式フラップ4R,
4Lは下方に回動させて抵抗を増大させ高揚力を発生さ
せるために、流水抵抗が大きいという問題がある。
【0004】本発明のうち請求項1記載の発明は、上記
問題点を解決して流水抵抗も少なく効果的に高揚力を得
ることが出来る水中翼を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の発明は、翼本体に船尾側縁部
に沿って開口する収容室を形成し、この収容室内に開口
を介して翼本体の延長方向に沿って船尾側に出退自在な
出退翼を配設し、翼本体内にこの出退翼を出退可能な翼
出退装置を配設したものである。
【0006】上記構成によれば、低速航行から高速航行
に移る時に、翼出退装置を駆動して出退翼を翼本体船尾
側に突出させることにより、水中翼の流体に接する翼面
積を増大させて高い揚力を得ることができる。またこの
出退翼は開口を介して翼本体の延長方向に沿って突出さ
れることから、流水抵抗が増大することもない。
【0007】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る高速双胴船
の水中翼の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明す
る。
【0008】この高速双胴船は、図3〜図5に示すよう
に、船体11の船首側に中央部が所定の角度で鈍角のV
字形に折り曲げられた船首水中翼12と、水平方向に配
置された船尾水中翼13とが左右の胴体11R,11L
の底部間に連結固定されており、これら船首水中翼12
の中央部には、船体11から垂下された翼形断面の翼支
持部材14が連結されている。
【0009】図1,図2に示すように、前記船首水中翼
12および船尾水中翼13は、翼本体21が上方に膨ら
む翼天板21aおよび下方に膨らむ翼底板21bと、翼
上板21aと翼底板21bの間に船首尾方向に配設され
た補強用スティフナ21cとで対称(または非対称)の
翼形断面に形成されて、揚力を得るために前部上方から
後部下方に傾斜する迎え角αをもって取り付けられてい
る。そして、翼本体21の左右両側部には、船尾側縁部
に沿って所定の長さで開口22aされて翼天板21aと
略平行に形成された収容室22がそれぞれ設けられてい
る。さらにこれら収容室22は、翼天板21aと略平行
の矩形状天板22b,底板22cと両側板22dおよび
奥板22eとで形成され、内部に翼天板21aとほぼ平
行に湾曲する出退翼23が、開口22aを介して翼本体
21の後方で翼天板21aの延長方向に沿って船尾側に
出退自在に配設されている。この出退翼23は平面視が
矩形状の翼板23aの前縁部底面と底面に、船首尾方向
に複数の補強リブ23bが取り付けられて構成される。
【0010】翼本体21内で収容室22の両側部には、
出退翼23を駆動する翼出退装置である一対の翼出退シ
リンダ装置24が配設され、出退翼23の側部に取り付
けられた連結部材25が、両側板22dに形成されたス
ライド用孔22fを介して翼出退シリンダ装置24のピ
ストンロッド24aに連結されている。また収容室22
の底部には、出退翼23の出退を案内しかつ滑り止めす
るブレーキ機構付ガイドローラ25が前後位置に配設さ
れている。
【0011】上記構成において、低速航行から高速航行
に移る時に、水中翼12,13の周囲に生じるうず流の
圧力差により誘導抵抗で揚力が生じる。この時、翼出退
シリンダ装置24を進展させて収容室22内の出退翼2
3を船尾側に突出させ、翼本体21の面積を増大させる
ことにより揚力が大幅に増大され、短時間で船体11を
浮上されて高速浮上航行に移行することができる。この
時、出退翼23は翼本体21に沿って船尾側に突出され
るので、下方に揺動される従来のフラップに比べて流体
抵抗が増大することが極めて少ない。
【0012】またローリングやピッチング、または旋回
航行時に、この出退翼23による翼本体21の揚力の増
大作用を利用して、船体11の姿勢を制御することもで
きる。
【0013】なお、上記実施の形態では、高速双胴船を
示したが、もちろん高速単胴船であってもよい。また翼
出退装置として、液圧シリンダ装置を採用したが、雌ね
じ体とねじ軸を組み合わせたジャッキ装置やラック・ピ
ニオン機構による出退装置を採用することもできる。
【0014】
【発明の効果】以上に述べたごとく、請求項1記載の発
明によれば、低速航行から高速航行に移る時に、翼出退
装置を駆動して出退翼を翼本体船尾側に突出させること
により、水中翼の流体に接する翼面積を増大させて高い
揚力を得ることができる。またこの出退翼は開口を介し
て翼本体の延長方向に沿って突出されることから、流水
抵抗が増大することもない。さらにこの揚力の増大によ
り、船体の姿勢制御を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高速双胴船の水中翼の実施の形態
を示し、水中翼の要部縦断面図図である。
【図2】同水中翼の一部切欠き平面図である。
【図3】同高速双胴船の水中翼を示す斜視図である。
【図4】同高速双胴船の船首水中翼を示す背面図であ
る。
【図5】同高速双胴船の船尾水中翼を示す背面図であ
る。
【図6】従来の高速船の水中翼を示し、(a)は背面
図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
11 船体 12 船首水中翼 13 船尾水中枠 21 翼本体 22 収容室 22a 開口 24 翼出退シリンダ装置 25 ガイドローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 翼本体に船尾側縁部に沿って開口する収
    容室を形成し、この収容室内に開口を介して翼本体の延
    長方向に沿って船尾側に出退自在な出退翼を配設し、翼
    本体内にこの出退翼を出退可能な翼出退装置を配設した
    ことを特徴とする水中翼。
JP3586996A 1996-02-23 1996-02-23 水中翼 Pending JPH09226672A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3586996A JPH09226672A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 水中翼

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3586996A JPH09226672A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 水中翼

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Publication Number Publication Date
JPH09226672A true JPH09226672A (ja) 1997-09-02

Family

ID=12454005

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JP3586996A Pending JPH09226672A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 水中翼

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