JPH09223995A - 衛星通信システム - Google Patents
衛星通信システムInfo
- Publication number
- JPH09223995A JPH09223995A JP8027594A JP2759496A JPH09223995A JP H09223995 A JPH09223995 A JP H09223995A JP 8027594 A JP8027594 A JP 8027594A JP 2759496 A JP2759496 A JP 2759496A JP H09223995 A JPH09223995 A JP H09223995A
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- Japan
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- earth
- station
- lunar
- data relay
- satellite
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- Pending
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Abstract
信する衛星通信システムや、データ中継衛星と地球局間
の衛星通信システムなどは知られているが、月と地球間
での通信を可能にした衛星通信システムは知られていな
い。 【解決手段】 月の自転周期と公転周期が等しいことを
利用して、月の地球指向面上に月面局7を設置してい
る。これにより、月面局7は常時地球方向を向いている
ことになるので、地球局5との通信を24時間確保する
ことができる。静止軌道上のデータ中継衛星3及び4
は、120度間隔で配置されている。地球局5はデータ
中継衛星3又は4を介して月面局7との間で形成される
通信回線9を24時間確保することができる。また、月
面上を移動する月面車8あるいは地球指向面の反対側に
ある施設と月面局7との間は、月面周回軌道上にあるデ
ータ中継衛星6を介して通信回線10が確立されてい
る。
Description
係り、特に月と地球間で人工衛星を介在させて通信を行
う衛星通信システムに関する。
行う衛星通信システムが種々提案されている(例えば、
特開昭63−160431号公報、特開平2−8482
7号公報など)。特開昭63−160431号公報記載
の衛星通信システムは、図2に示すように、ほぼ12時
間の軌道13上にデータ中継衛星14、15及び16が
ほぼ等間隔で配置され、地球11上の一箇所に設置され
た管制局12の可視範囲にある一つのデータ中継衛星
(図2の場合は14)と管制局12の間にデータ伝送が
可能となるフィーダリンク17を構成し、可視範囲にあ
る一つのデータ中継衛星14と可視範囲外にある他のデ
ータ中継衛星(図2の場合は15、16)の間はレーザ
による伝送回線18、19で接続して、管制局12と各
データ中継衛星の間でデータ伝送を行う。
衛星通信システムは、地球を周回する第1の軌道上にあ
る地球観測衛星又は宇宙ステーションのようなユーザ宇
宙機と地球局との間の通信を行うデータ中継衛星システ
ムにおいて、静止軌道上に配置された第1のデータ中継
衛星と、地球を周回する第2の軌道上に配置された第2
のデータ中継衛星とを備え、第1及び第2のデータ中継
衛星の少なくとも1つを経由してユーザ宇宙機と地球局
との間の通信を行う。これにより、ユーザ宇宙機との通
信を常時確保できる。
によると、月には将来の核融合発電に必要なヘリウム3
等、将来の産業活動に必要となる物質が豊富にあること
が判明している。また、科学分野においても、月には大
気がないことから、月面に望遠鏡を設置してより遠くの
天体観察が可能であるなど、その有効性が話題となって
いる。
ためて月に着目し、月面探査あるいは月面基地の計画が
発表されている。よって、将来的には長期にわたる月面
活動が行われるものと想定されるため、月−地球間を結
ぶ恒久的な通信ネットワーク(衛星通信システム)が必
要になってくるものと思われる。また、当然、有人活動
も行われるであろうから、安全性の面から24時間通信
可能である必要がある。
うに、従来は人工衛星を中継局として地球局間で通信す
る衛星通信システムや、低軌道周回衛星又はほぼ12時
間の軌道上のデータ中継衛星と地球局間、あるいはユー
ザ宇宙機と地球局間で静止衛星を介在させて通信する衛
星通信システムは知られているが、月と地球間での通信
を可能にした衛星通信システムは知られていない。これ
は現時点では月に月面基地などの施設がないためであ
る。
必要最小限の局及びデータ中継衛星からなる構成によ
り、月と地球の間で基本的に24時間通信可能な衛星通
信システムを提供することを目的とする。
め、本発明は、地球上に設置された地球局と、地球の静
止軌道上に配置された複数の第1のデータ中継衛星と、
月の地球指向面上に設置された1つの月面局とを有し、
地球局と月面局との間で第1のデータ中継衛星を介して
通信することを特徴とする。
等しいことを利用して、月面局を月の地球指向面上の設
置するようにしたため、月面局は最小限の1局のみで2
4時間地球局との間の通信ができる。
れた1つの第2のデータ中継衛星を更に有し、地球局と
月面上の任意位置の局との間で第1のデータ中継衛星と
月面局と第2のデータ中継衛星を介して通信することを
特徴とする。
の局との間で第1のデータ中継衛星と月面局と第2のデ
ータ中継衛星を介して通信するようにしたため、地球か
ら見えない月の反対側に位置する月面車や施設などの局
と地球局との間で定期的に通信が行える。
継衛星を、地球の静止軌道上に120度間隔で配置され
た2つのデータ中継衛星からなる構成とすることが、地
球の静止軌道上のデータ中継衛星の数を最小限にして2
4時間地球局をカバーできるので、システムコストの低
減化の点から望ましい。
て図面と共に説明する。
実施の形態の構成図を示す。この実施の形態は、地球1
の静止軌道上に配置された2つのデータ中継衛星3及び
4と、地球1上に設置された地球局5と、月周回軌道上
のデータ中継衛星6と、月2上に設置された月面局7と
から構成されている。
周期が等しいことを利用して、月の地球指向面上に月面
局7を設置している。これにより、月面局7は常時地球
方向を向いていることになるので、地球局5との通信を
24時間確保することができる。また、月面局7は1局
だけで済むため、整備コストを最小限に抑えることがで
きる。
4は、120度間隔で配置されている。静止軌道上で1
20度間隔で配置された2つの衛星により、ほぼ24時
間地球局をカバーできることが知られている(アメリカ
航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙センター発行、
スペースネットワークユーザーズガイド、セクション
2、STDN No.101.2参照)。
は4を介して月面局7との間で形成される通信回線9を
24時間確保することができる。また、月面上を移動す
る月面車8あるいは地球指向面の反対側にある施設と月
面局7との間は、月面周回軌道上にあるデータ中継衛星
6を介して通信回線10が確立されている。
面車8あるいは地球指向面の反対側にある施設との間で
通信ができるため、地球局5は月面局7及び通信回線9
経由で月面車8あるいは地球指向面の反対側にある施設
との間で通信ができる。これにより、地球上から絶えず
月2上の有人活動の監視ができ、作業の効率化及び安全
性を確保することができる。
軌道上にはデータ中継衛星の間を120度間隔とするこ
とで、データ中継衛星を最小限の2つで構成している
が、データ中継衛星を例えば等間隔で3つ設けるように
してもよい。
月面局を月の地球指向面上の設置することにより、月面
局は最小限の1局のみで24時間地球局との間の通信が
でき、月と地球間に恒久的な通信ネットワークを最小限
の整備コストで構築できる。
任意位置の局との間で第1のデータ中継衛星と月面局と
第2のデータ中継衛星を介して通信することにより、地
球から見えない月の反対側に位置する月面車や施設など
の局と地球局との間で定期的に通信が行えるため、月面
上の有人活動を絶えず地球上から監視することができ、
月面上での作業の効率化及び安全性を確保することがで
きる。
Claims (3)
- 【請求項1】 地球上に設置された地球局と、 地球の静止軌道上に配置された複数の第1のデータ中継
衛星と、 月の地球指向面上に設置された1つの月面局とを有し、
前記地球局と前記月面局との間で前記第1のデータ中継
衛星を介して通信することを特徴とする衛星通信システ
ム。 - 【請求項2】 前記月の周回軌道上に配置された1つの
第2のデータ中継衛星を更に有し、前記地球局と月面上
の任意位置の局との間で前記第1のデータ中継衛星と月
面局と第2のデータ中継衛星を介して通信することを特
徴とする請求項1記載の衛星通信システム。 - 【請求項3】 前記複数の第1のデータ中継衛星は、地
球の静止軌道上に120度間隔で配置された2つのデー
タ中継衛星からなることを特徴とする請求項1又は2記
載の衛星通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8027594A JPH09223995A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 衛星通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8027594A JPH09223995A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 衛星通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09223995A true JPH09223995A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12225280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8027594A Pending JPH09223995A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 衛星通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09223995A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102313533A (zh) * | 2011-07-28 | 2012-01-11 | 东南大学 | 月球激光高度计在轨探测数据误差分析的方法 |
RU2474959C2 (ru) * | 2011-05-12 | 2013-02-10 | Открытое акционерное общество "Российская корпорация ракетно-космического приборостроения и информационных систем" (ОАО "Российские космические системы") | Способ радиосвязи с землей постоянно действующей обитаемой базы на обратной (невидимой) стороне луны и система для осуществления данного способа |
-
1996
- 1996-02-15 JP JP8027594A patent/JPH09223995A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2474959C2 (ru) * | 2011-05-12 | 2013-02-10 | Открытое акционерное общество "Российская корпорация ракетно-космического приборостроения и информационных систем" (ОАО "Российские космические системы") | Способ радиосвязи с землей постоянно действующей обитаемой базы на обратной (невидимой) стороне луны и система для осуществления данного способа |
CN102313533A (zh) * | 2011-07-28 | 2012-01-11 | 东南大学 | 月球激光高度计在轨探测数据误差分析的方法 |
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