JPH09206004A - 簡易炊飯用パック米 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】水加減の調節や米磨ぎ等の煩わしさがなく、手
際よくしかも上手に炊くことができ、また、携帯に便利
で、アウトドアでも容易に炊けるようにした。 【解決手段】水で磨ぐ必要のない適量の米３と、この米
を炊飯するに適する量の水５を入れた水袋６とをセット
にして包装体１に収納し、必要に応じては米３は他の穀
物や栄養剤あるいは無機物等が適量添加されたものと
し、あるいは水５もミネラルウォータやアルカリ水もし
くは栄養剤入りのものとする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は手軽に、しかも上手
に炊ける簡易炊飯用パック米に関する。

【０００２】

【従来の技術とその問題点】炊飯には米と水との割合が
重要であるが、若い人にはその辺の骨を会得してないの
が意外と多い。また、独身者や単身赴任者が多くなって
いる今日、自宅で数回分の食事の炊飯をするのは、水加
減等からうまく炊けなかったりしていかにも煩わしく、
しかも不経済であることが少なくないという課題があっ
た。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本発明は上述した煩わし
さから解放され、手際よくしかも上手に炊くことがで
き、また、携帯に便利で、アウトドアでも容易に炊ける
簡便な炊飯用パック米を提供できるようにした。

【０００４】しかして、課題解決のための本発明の手段
とするところは、水で磨ぐ必要のない適量の米と、この
米を炊飯するに適する量の水を入れた水袋とをセットに
して包装体に収納したことにある。

【０００５】また、必要に応じては米は他の穀物や栄養
剤あるいは無機物等が適量添加されたものとし、あるい
は水もミネラルウォータやアルカリ水もしくは栄養剤入
りのものとするばあいもある。

【０００６】

【実施例】以下本発明を添付図面に示す具体例によって
説明する。図１〜２において符号１は包装体たる外装袋
を示し、非通気性の、したがって防水性の合成樹脂製の
ものとしてあり、符号２は上部開口部を閉塞するジップ
ファスナを示す。

【０００７】外装袋１内には米３を入れた米袋４と、水
５の入っている水袋６とを収納してあり、米３は水で磨
ぐ必要のない例えば無洗米としてあり、その量は通常の
一食分に相当する一合位入れてある。水は一合の米を炊
くのに適した量、普通は米の１．２倍の量であるが、米
の種類（新米とか品種）に応じて適切に定める。

【０００８】上記実施例では包装体は袋としてあるが、
袋に限らず箱のばあいもあり、あるいはまた缶のばあい
もある。

【０００９】米は水で磨ぐ必要のないものであればよい
が、ばあいによっては他の穀物等を混ぜたものやビタミ
ン等の栄養素を混ぜたものとするばあいもある。さらに
水も単なる水ではなく、ミネラルウォータやアルカリウ
ォータ、あるいは栄養剤入りのもとするばあいもある。

【００１０】

【発明の効果】本発明の炊飯用パック米は上述したセッ
トのものであり、スーパーマーケットやコンビニエンス
ストアー等の小売店で販売するのに好適である。小売店
で購入した消費者は、包装体１を開封して中の米袋と水
袋を取り出し、各袋を破って米と水を電気炊飯器などの
炊飯器に入れて炊くことにより簡便にしかも上手に、か
つ美味な米飯に炊くことができる。

【００１１】また、米と水がセットになっているので、
炊飯器さえあればアウトドアでも簡単に炊飯でき、しか
も携帯もできて便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るパック米の一例を示す一部破断正
面図。

【図２】本発明に係るパック米の一例を示す側面図。

【符号の説明】

１ 外装袋 ２ ジップファスナ ３ 米 ４ 米袋 ５ 水 ６ 水袋

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】水で磨ぐ必要のない適量の米と、この米を
   炊飯するに適する量の水を入れた水袋とをセットにして
   包装体に収納してなる簡易炊飯用パック米。
2. 【請求項２】請求項１に記載の包装体を袋で構成してな
   る簡易炊飯用パック米。
3. 【請求項３】請求項１に記載の米が、他の穀物や栄養剤
   あるいは無機物等を添加したものである簡易炊飯用パッ
   ク米。
4. 【請求項４】請求項１に記載の水が、ミネラルウォータ
   やアルカリ水あるいは栄養剤入りである簡易炊飯用パッ
   ク米。