JPH09200122A - 波長制御方法及びこれを用いた通信ネットワ−ク及び交換装置 - Google Patents

波長制御方法及びこれを用いた通信ネットワ−ク及び交換装置

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JPH09200122A
JPH09200122A JP8006468A JP646896A JPH09200122A JP H09200122 A JPH09200122 A JP H09200122A JP 8006468 A JP8006468 A JP 8006468A JP 646896 A JP646896 A JP 646896A JP H09200122 A JPH09200122 A JP H09200122A
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transmission
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intensity
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Toru Nakada
透 中田
Toshiaki Suzuki
敏彰 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光通信システムにおいて、送信波長と受信波
長とのズレをなくし、温度等の環境に影響されず、LD
のバラツキを除去でき、簡易な制御回路で安定な送受信
を提供することを課題とする。 【解決手段】 送信波長を任意に変更できる複数の波長
可変送信部と、それぞれ波長の異なる特定の波長の信号
を受信する複数の固定波長受信部とを具備する装置から
構成されるネットワ−クの波長安定化方法であって、前
記波長可変送信部は前記固定波長受信部から送られてき
た情報を元に送信波長を周期的に変更し、前記固定波長
受信部は前記送信波長の信号の強度を周期的に検出し、
過去の検出値と現在の検出値から得られた情報を、前記
送信波長の信号を送出した前記波長可変送信部へ通知す
ることにより、前記送信波長の信号の強度が最大になる
波長に該波長可変送信部の送信波長を制御することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重通信シス
テムにおける波長安定化方法及びこの波長安定化方法を
用いて通信を行う通信ネットワ−ク及び交換を行う交換
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報量の増大と共に高速伝送が要
求され、高速LAN等の開発が進んでいる。その為に、
端末装置の高速化に伴い、端末装置を接続するネットワ
ークの高速化の為に、複数の光波長を用いた波長多重伝
送路から成るネットワークを使用したネットワークシス
テムが幾つか検討されて来ている。
【0003】図12はこのような波長多重通信システム
の基本的な一構成を示す図である。図12において、1
201は送信局、1202は受信局であり、光ファイバ
により接続されている。1203、1204はスタ−カ
プラであり、光信号の分岐、合流を行う。1205、1
206は温度制御等による波長安定化回路であり、レ−
ザダイオ−ド、フィルタの波長安定化を行う。1211
〜1218はレ−ザドライバであり、入力する信号を電
流に変換してレ−ザダイオ−ドを駆動する。1221〜
1228は特定の波長で送信するレ−ザダイオ−ドであ
り、入力信号を1221は波長λ1、1222は波長λ
2、・・・1228は波長λ8の光信号に変換してそれ
ぞれ送信する。1231〜1238は特定の波長の光信
号を透過するフィルタであり、1231は波長λ1、1
232は波長λ2、・・・1238は波長λ8の光信号
をそれぞれ透過する。1241〜1248は受光回路で
あり、フィルタを透過した光信号を電気信号に変換する
ものである。
【0004】送信局1201および受信局1202には
複数の端末や伝送装置等が接続されており、それぞれの
端末からの信号は送信局1201で波長多重されて伝送
され、受信局1202で分離されてそれぞれの受信端末
で受信される。送信局に接続された送信端末からの信号
は、各レ−ザドライバ1211〜1218に入力し、各
レ−ザダイオ−ド1221〜1228を駆動する。レ−
ザダイオ−ド1221〜1228はそれぞれ異なる波長
λ1〜λ8の光信号に入力信号を変換する。レ−ザダイ
オ−ド1221〜1228より出力された光信号は、ス
タ−カプラ1203で合流し、光ファイバ伝送路へ送出
される。光ファイバ伝送路を通って伝送された波長多重
光信号は、受信局1202に入力し、スタ−カプラ12
04で分岐されて各フィルタ1231〜1238に入力
する。各フィルタはそれぞれ異なる特定の固定波長の光
信号のみを透過し、フィルタ1231〜1238の出力
にはそれぞれ波長λ1、λ2、・・・λ8の光信号が現
れる。透過された各光信号は、受光回路1241〜12
48に入力して電気信号に変換され、受信局1202に
接続されたそれぞれの端末に送られて受信される。
【0005】このように、送信局に入力した複数の信号
は、波長多重により伝送路中で衝突することなく伝送さ
れ、受信局で分離されて通信が行われる。
【0006】[発明が解決しようとする課題]上記波長
多重通信システムにおいて、波長数nが3の場合は、例
えば波長を850nm、1310nm、1550nmに
選び、透過帯域幅が数十nm程度のフィルタを用いれ
ば、各素子の温度変化等が大きくはないので、波長安定
化回路1205、1206を用いる必要がなく、あるい
は光源として各波長の発光ダイオ−ドを用いるなどして
装置が簡略化できていた。
【0007】しかしながら、近年情報量の増大により波
長多重数をなるべく多くしたいという要求があり、その
場合上記のように広い波長域に渡って波長を用いると、
光ファイバの波長分散のため均一な伝送特性が得られな
いという問題があった。そこで近年では波長分散の小さ
い1550nm帯の波長を用い、波長間隔10〜100
GHz、波長数10〜100程度の高密度波長多重通信
システムの研究が行われている。
【0008】上記のような高密度波長多重通信システム
では、光源は単一波長で発振するDFBレ−ザ等が用い
られ、フィルタは透過帯域幅の狭いエタロン等が用いら
れる。DFBレ−ザやエタロンは温度変化により発振波
長、透過波長が大幅に変動してしまうため、波長安定化
回路1205、1206には1/100℃程度の温度安
定度を持つ温度安定化回路が用いられる。そのような安
定化を行なわなければならないため、装置の大型化、消
費電力の増大、コスト高というの第1の問題が発生して
いた。
【0009】また、DFBレ−ザやエタロンは中心波長
の製造ばらつきが大きいため、両者の中心波長を設計値
通りに製造することは困難であり、結局波長の合ったも
のを選別したり、温度を変えることにより所望の波長に
設定していた。よって、製造時の作業時間が増大した
り、初期設定の際に波長合わせ込に要する時間が大きく
なるという第2の問題点が発生していた。
【0010】さらに上記従来例では、送信局1201の
レ−ザダイオ−ド1221から出力された信号は受信局
1202の受光回路1241で受信され、レ−ザダイオ
−ド1222から出力された信号は受光回路1242で
受信されるように、送信位置と受信位置があらかじめ決
められている1対1通信システムについて説明したが、
例えばレ−ザダイオ−ド1221からの信号を受光回路
1241〜1248の任意の位置に伝送できるような交
換システムにおいては別の問題点が発生する。上記交換
システムの構成についてまず説明する。上記交換動作
は、フィルタ1231〜1238を波長可変フィルタに
するか、あるいはレ−ザダイオ−ド1221〜1228
を波長可変レ−ザダイオ−ドにすれば実現できる。例え
ば、受信局1202のフィルタ1231〜1238に波
長可変フィルタを用いた場合、波長可変フィルタの透過
波長を所望の波長に設定すれば、送信局1201の所望
のレ−ザダイオ−ドから出力された信号を受信できる。
また、送信局1201のレ−ザダイオ−ド1221〜1
228に波長可変レ−ザダイオ−ドを用いた場合、波長
可変レ−ザダイオ−ドの送信波長を受信局の所望のフィ
ルタの透過波長に設定すれば、所望の受光回路へ信号を
伝送することができる。
【0011】次に上記交換システムの問題点について説
明する。まず、波長可変フィルタを用いる場合である
が、前述のように波長可変フィルタの中心波長を所望の
波長に設定すれば所望のレ−ザダイオ−ドから送信され
た信号を受信できるが、それは送信局の各レ−ザダイオ
−ドから常に連続信号が送信されている場合に限られ
る。例えば、CATVの様に、異なる映像を異なる波長
で伝送し、任意の波長を選択して映像を受信する場合に
は適している。しかしながら、デ−タ通信のようにパケ
ット化したデ−タをバ−スト的に伝送するシステムにお
いては、送信局から信号を送信する前に波長可変フィル
タの波長を設定しなければならないため、波長多重回線
の他に波長多重回線の通信制御を行うための制御回線を
送信局と受信局の間に設けなければならないという第3
の問題点があった。
【0012】次に、波長可変レ−ザダイオ−ドを用いる
場合であるが、前述のように波長可変レ−ザダイオ−ド
の送信波長を受信局の所望のフィルタの透過波長に設定
すれば、所望の受光回路へ信号を伝送することができる
が、送信波長を任意の波長に精度良く設定することは技
術的にかなり難しいという問題点がある。特定の1つの
波長に設定するのに1/100℃の安定度の温度制御が
必要であったのに対し、任意のn個の波長に設定するた
めには温度制御以外に別の安定化技術も併用することが
必要になる。その方法として、波長可変レ−ザダイオ−
ドの送信波長とフィルタの透過波長とのずれを検出して
送信波長を再調整するような方法が考えられるが、両者
の波長のずれを送信局内では検出できないので、送信波
長を再調整することができないという第4の問題点があ
った。
【0013】本発明はこれらの問題点の中で特に第4の
問題点を解決する方式を提案し、提案した方式が第1、
2および3の問題点をも解決することを示す。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の波長安定化方法
は、送信波長を任意に変更できる複数の波長可変送信部
と、それぞれ波長の異なる特定の波長の信号を受信する
複数の固定波長受信部とから構成されるネットワ−ク又
は装置において、該波長可変送信部は該固定波長受信部
から送られてきた情報を元に送信波長を周期的に変更
し、該固定波長受信部は受信信号の強度を周期的に検出
し、過去の検出値と現在の検出値から得られた情報を、
該受信信号を送出した波長可変送信部へ通知することに
より、該受信信号の強度が最大になる波長に該波長可変
送信部の送信波長を制御する。
【0015】この場合、送信波長を変更する波長の方向
は、固定波長受信部で検出した信号強度が1周期前に検
出した値よりも大きい場合、波長可変送信部の送信波長
を1周期前に変更した波長の方向へさらに変更し、一
方、固定波長受信部で検出した信号強度が1周期前に検
出した値よりも小さい場合、波長可変送信部の送信波長
を1周期前に変更した波長の方向と逆方向へ変更する。
【0016】また、波長可変送信部が送信波長を1度に
変更する量は一定にし、かつ前記受信信号の強度の過去
の検出値と現在の検出値から得られた情報は、受信信号
強度の増加あるいは減少のみを示す情報にする。
【0017】さらに、波長可変送信部の送信波長を変更
する周期と、固定波長受信部が受信信号の強度を検出す
る周期は、波長可変送信部が光信号を送出し、固定波長
受信部から受信信号の強度の過去の検出値と現在の検出
値から得られた情報が波長可変送信部に戻ってくるまで
の時間以上であり、かつ温度変化などの環境変化による
波長可変送信部の送信波長の変動量が、送信波長の1度
の変更量だけ変動する時間以内に設定する。
【0018】また、本発明のネットワ−クは、送信波長
を任意に変更できる複数の波長可変送信手段と、それぞ
れ波長の異なる特定の波長の信号を受信する複数の固定
波長受信手段と、該固定波長受信手段が受信する信号の
強度を検出する強度検出手段と、検出した信号の検出値
を記憶しておく記憶手段と、該検出値の過去の値と現在
の値を比較する比較手段から少なくとも構成されている
複数のノ−ド装置を、伝送路によりリング状に接続する
ごとく構成する。
【0019】あるいは、送信波長を任意に変更できる波
長可変送信手段と、割り当てられた特定の波長の信号を
受信する固定波長受信手段と、該固定波長受信手段が受
信する信号の強度を検出する強度検出手段と、検出した
信号の検出値を記憶しておく記憶手段と、該検出値の過
去の値と現在の値を比較する比較手段と、該比較手段よ
り得られる情報を送受信する制御情報送受信手段から少
なくとも構成されているノ−ド装置が複数有り、該波長
可変送信手段と他の複数のノ−ドの該固定波長受信手段
を伝送路によりスタ−状に接続し、かつ複数のノ−ド装
置の該制御情報送受信手段どうしを伝送路によりリング
状に接続するごとく構成する。
【0020】あるいは、送信波長を任意に変更できる複
数の波長可変送信手段と、波長制御情報を受信する制御
情報受信手段から少なくとも構成されている送信局と、
それぞれ波長の異なる特定の波長の信号を受信する複数
の固定波長受信手段と、該固定波長受信手段が受信する
信号の強度を検出する強度検出手段と、検出した信号の
検出値を記憶しておく記憶手段と、該検出値の過去の値
と現在の値を比較する比較手段と、該比較手段より得ら
れる情報を送信する制御情報送信手段から少なくとも構
成されている受信局を、伝送路により接続するごとく構
成する。
【0021】また、本発明の交換装置は、送信波長を任
意に変更できる複数の波長可変送信手段と、それぞれ波
長の異なる特定の波長の信号を受信する複数の固定波長
受信手段と、該複数の波長可変送信手段と該複数の固定
波長受信手段を接続する手段と、入力信号の宛先アドレ
スを検出する手段と、該複数の波長可変送信手段が同じ
波長で送信しないように制御する手段と、該固定波長受
信手段が受信する信号の強度を検出する強度検出手段
と、検出した信号の検出値を記憶しておく記憶手段と、
該検出値の過去の値と現在の値を比較する比較手段から
構成される。
【0022】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]図1から図3は本発明の第一の実施形態
を示す図である。図1はノ−ドの構成図であり、従来例
で説明した送信局と受信局を構成する機能を1つのノ−
ド内に収め、両者を信号処理部で接続した形態を採る。
図1において、100は本発明のノ−ド装置であり、本
実施形態においては8つの端末が接続できるノ−ド装置
の構成を示す。101〜108は特定の波長の光信号を
透過するフィルタであり、101は波長λ1、102は
波長λ2、・・・108は波長λ8の光信号をそれぞれ
透過する。111〜118はフォトダイオ−ドを搭載し
た受光回路(O/E)であり、フィルタを透過した光信
号を電気信号に変換する。121〜128は信号処理部
であり、信号の分離挿入や波長可変レ−ザダイオ−ド
(TLD)の送信波長制御などを行う。131〜138
は任意の波長で送信する波長可変レ−ザダイオ−ドであ
り、入力信号を波長λ1〜λ8の中の任意の波長の光信
号に変換して送信する。141、142はスタ−カプラ
であり、光信号の分岐、合流を行うものである。
【0023】また、図2は信号処理部121〜128の
内部構成を示す図である。図2において、201はAD
D/DROP(分離挿入)回路であり、受光回路により
電気信号に変換されたパケット信号のアドレスを読み込
み、信号処理部に接続された端末宛てのものは端末へ送
り、その他の端末宛てのものはLDドライバ205へ送
り、そのノ−ド装置宛ての波長制御情報信号は波長制御
部206へ送る。また、端末からのパケット信号と比較
器204からの波長制御情報信号を、受光回路から出力
されるパケット流に挿入する機能を持つ。202は光強
度検出回路であり、受光回路に入力した光信号強度を検
出する。例えば、電気信号をダイオードで整流したり、
ピークホールド検出回路によって光信号強度を検出する
ことができる。203はメモリであり、光強度検出回路
202が検出した検出値を一時記憶しておく。204は
比較器であり、一定時間おきにメモリ203に記憶され
た光信号強度と現在受光回路が受信している光信号強度
を比較する。205はLDドライバであり、ADD/D
ROP回路201からの信号を電流に変換して、TLD
131〜138を駆動する。206は波長制御部であ
り、ADD/DROP回路201が受信した自ノ−ド宛
ての波長制御情報信号を取り込み、その波長情報を元に
TLD131〜138の送信波長を制御する。
【0024】図3は本実施形態に適用するネットワ−ク
構成を示す図であり、図1のノ−ド装置(301〜30
4)が光ファイバ伝送路によりリング状に接続される。
【0025】また、図13〜図20は本発明の波長制御
方法を説明する図であり、1はフィルタ101〜108
の透過波長特性、2〜5はTLD131〜138の送信
波長、6〜9はTLD131〜138から送信された光
信号がフィルタを透過したときの光信号強度を示してい
る。
【0026】次に本発明のネットワ−クにおける波長制
御方法について説明する。従来例の課題において説明し
たように、TLDの送信波長と隣接するノ−ドのフィル
タの透過波長の絶対値はかならずしも一致していないた
め、通信ができない可能性がある。そこで両者の波長の
合わせを次の手順で行う。説明を簡単にするため、TL
Dの送信波長は特定の波長に割り当てられている場合に
ついて説明する。
【0027】まず、波長制御部206はTLD131〜
138の波長可変端子に電流を注入し、あらかじめ割り
当てられた送信波長に設定する。例えばTLD131は
波長λ1、TLD132は波長λ2、・・・TLD13
8は波長λ8である。ノ−ド301のTLD131から
送出された波長λ1の光信号は、スタ−カプラ142で
他のTLD132〜138から送出された光信号と合流
されて光ファイバ伝送路へ送出される。光ファイバ中を
伝送された光信号はノ−ド302へ入力し、スタ−カプ
ラ141で8つに分岐されて各フィルタ101〜108
へ入力する。フィルタ101は透過波長がλ1なのでそ
の光信号を透過し、他のフィルタは透過波長が異なるの
でその光信号を遮断する。この時、フィルタ101の透
過波長と伝送されてきた光信号の波長が図14に示す関
係であったとすると、フィルタ101の出力には図18
に示す強度の光信号が透過され、受光回路111で受信
される。受光回路111は光信号を電気信号に変換し、
ADD/DROP回路201と光強度検出回路202へ
出力する。ADD/DROP回路201は入力した信号
に情報が記載されていないので特にその信号に対して処
理は行わない。光強度検出回路202はフォトダイオー
ドPDからの信号により光強度を検出し、その検出値を
メモリ203へ送ってそこで一時記憶させる。
【0028】次に、ノ−ド301の波長制御部206
は、一定時間後TLD131の送信波長を図13の様に
初期よりもある決められた量だけ短波長側に変更する。
TLD131は先に送信した波長よりも短い波長で光信
号を送信し、その信号は前述の動作と同様に、ノ−ド3
02の信号処理部121の光強度検出回路202で受信
強度が検出される。この時、フィルタ101の透過波長
と伝送されてきた光信号の波長が図13に示す関係であ
ったとすると、図17に示す光信号強度が検出される。
ここでメモリ203は先に記憶しておいた光信号強度の
検出値を読み出し、比較器204において現在の検出値
と比較する。図17および図18から分かるように、光
信号強度は先よりも減っている。比較器204は光信号
強度が減ったという情報に宛先アドレス(ノ−ド30
1)を付けてパケット化して送りだす。そのパケットは
ADD/DROP回路201においてリングを伝送して
いるパケット流へ挿入され、TLDにより光信号に変換
して光ファイバ伝送路へ送出される。ノ−ド302から
送りだされたパケットは光ファイバ伝送路を伝送されて
ノ−ド303へ入力する。ノ−ド303の信号処理部1
21では、そのパケットの宛先アドレスを検出すると、
ノ−ド303宛てではないのでそのまま中継して光ファ
イバ伝送路へ送出する。ノ−ド304も同様に中継し
て、宛先ノ−ドであるノ−ド301へ入力する。信号処
理部121のADD/DROP回路201はパケットの
アドレスを読み込むと自ノ−ド宛てであるので、波長制
御部206へその情報を送りだす。
【0029】波長制御部206は光信号強度が減ったと
いう情報を受け、先に送信波長を短波長側へ変更したこ
とが間違いであったことを知る。そこで今度は送信波長
を初期値に戻すごとく若干長波長側へ変更するようにT
LDを制御する。TLD131は送信波長が若干変更さ
れて光信号を送出し、その光信号は光ファイバ伝送路を
通ってノード302へ入力する。ノード302のフィル
タ101ではTLDの送信波長とフィルタの透過波長の
関係が図14のごとくであり、受光回路111では図1
8の光強度の透過光を受信する。信号処理部121の光
強度検出回路202は図18の光強度を検出し、その強
度とメモリ203に記憶されていた先の信号強度とを比
較器204で比較する。メモリには図17の信号強度が
記憶されており、現在の信号強度が先よりも増加したこ
とがわかる。そこで、光信号強度が増加したという情報
を、前述した動作と同様にしてノード301へ伝送す
る。
【0030】このノード301では、先にTLDの送信
波長を長波長側に変更したことが正しかったとして、図
15のようにさらに送信波長を長波長側へ変更する。ノ
ード302は図19の強度の光信号を受信するため、先
に受信していた光信号強度よりも増えたという情報をノ
ード301へ送る。ノード301は送信波長を長波長側
に変更したことが正しかったとして、図16のようにさ
らに送信波長を長波長側へ変更する。図16では、TL
Dの送信波長はフィルタの透過波長のピ−クを越えて長
波長側になっているため、ノ−ド302で受信する光信
号強度は、図20の様に先に受信していた信号強度より
も少なくなる。そこで今度は信号強度が少なくなったと
いう情報をノ−ド301に送り、ノ−ド301がTLD
の送信波長を短波長側に戻すことにより、図19のよう
に信号強度の強い状態でノ−ド301からの信号を受信
できる。
【0031】以上のような動作を繰り返すことにより、
光強度が徐々に増加し、次に減少し始めるその前の波長
が最大の光強度として判断し、TLDの送信波長はフィ
ルタの透過波長のピ−ク付近に固定され、受信光信号強
度は常に最大に保たれる。
【0032】上記説明においては、ノ−ド301からノ
−ド302への波長λ1を使った通信における波長安定
化方法について述べたが、他の波長においても同様に、
各ノ−ド間及び各波長間で上記通信動作と同じ波長安定
化が行われる。
【0033】また、上記説明においては送信波長があら
かじめ割り当てられており、隣接する特定の信号処理部
へのみ信号を伝送する場合について説明したが、送信波
長を任意に設定することにより、隣接する任意の信号処
理部へ信号を伝送することもできる。例えば、ノ−ド3
01のTLD131の送信波長をλ4に設定すれば、ノ
−ド302の信号処理部124へ信号を伝送することが
できる。ただし、光信号強度の増減の情報をノ−ド30
2のTLD134から伝送し、中継されてノ−ド304
において波長λ1の光信号でノ−ド301へ送り、信号
処理部121の波長制御部206へ送ることが必要であ
る。また、複数のTLDが同時に同じ波長で送信しない
ように制御する必要がある。
【0034】[実施形態2]図4、図5は本発明の第二
の実施形態を示す図である。図4はネットワ−ク構成を
示す図であり、4つのノ−ド装置(401〜404)が
スタ−型の伝送路とリング型の伝送路によって接続され
ている。また図示していないが、各ノ−ドには複数の端
末が接続されている。スタ−型の回線はスタ−カプラ4
05を介して光ファイバにより接続され、波長多重によ
り信号が衝突しないように制御されて、主に映像などの
大容量連続信号の伝送に使用される。リング型の回線は
光ファイバ又は同軸ケ−ブル等の電線により接続され、
主に制御信号などの小容量情報がパケット化されて伝送
される。
【0035】また、図5はノ−ド装置の構成を示す図で
あり、スタ−型の伝送路は各ノード401〜404の入
力端IN2と出力端OUT2に接続され、リング型の伝
送路は各ノード401〜404の入力端IN1と出力端
OUT1に接続される。図5において、501は光また
は電気信号の受信器であり、リング型の伝送路より入力
した信号を等化増幅、識別再生を行う。502はADD
/DROP回路であり、受信器501からの信号のアド
レスを読み込み、ノ−ド装置に接続された端末宛てのも
のは端末へ送り、その他の端末宛てのものは送信器50
3へ送り、このノ−ド装置宛ての波長制御情報信号は波
長制御部511へ送る。また、端末からのパケット信号
と比較器508からの波長制御情報信号を、受信器50
1から出力されるパケット流に挿入する機能を持つ。5
03は光または電気信号の送信器であり、ADD/DR
OP回路502からの信号をリング型の伝送路へ送出す
る。
【0036】また、504はスターカプラ405からI
N2に入力される特定の波長の光信号を透過するフィル
タであり、ノ−ド401には波長λ1、ノ−ド402に
は波長λ2、ノ−ド403にはλ3、ノ−ド404には
波長λ4の光信号を透過するフィルタが設置される。5
05はフォトダイオ−ドを搭載した受光回路であり、フ
ィルタ504を透過した光信号を電気信号に変換する。
506は光強度検出回路であり、フィルタ504を透過
した光信号の強度を検出する。507はメモリであり、
光強度検出回路506が検出した検出値を一時記憶して
おく。508は比較器であり、一定時間おきにメモリ5
07に記憶された光信号強度と現在受光器505が受信
している光信号強度を比較する。509はLDドライバ
であり、端末からの信号を電流に変換して波長可変レ−
ザダイオ−ド(TLD)を駆動する。510は任意の波
長で送信する波長可変レ−ザダイオ−ドであり、入力信
号を波長λ1〜λ4の中の任意の波長の光信号に変換し
て送信する。511は波長制御部であり、リング型の伝
送路で送られてきた自ノ−ド宛ての波長制御情報信号を
取り込み、その波長情報を元にTLDの送信波長を制御
する。
【0037】次に本実施形態のネットワ−クにおける通
信動作及び波長制御方法について説明する。波長多重回
線であるスタ−型の伝送路を用いて伝送を行う場合、T
LD510の送信波長を宛先のノ−ドに割り当てられた
波長に設定して通信を行う。例えばノ−ド401からノ
−ド404へ通信を行う場合は、TLD510の送信波
長をλ4に設定すれば、ノ−ド404にてノ−ド401
からの信号を受信できる。ただし、同時に複数のノ−ド
が同じノ−ドに通信しようとして同じ波長に送信波長を
設定すると信号が衝突してしまうので、リング型の制御
回線にて通信制御を行う。仮に波長管理ノ−ドがノ−ド
402であるとすると、まずノ−ド401に接続された
端末はノ−ド402に対し通信の要求を行う。端末から
の通信要求情報はADD/DROP回路502で制御回
線のパケット流に挿入され、OUT1からリング伝送路
へ送出される。ノ−ド402のIN1より入力した信号
は受信器501で受信され、ADD/DROP回路50
2を通って不図示の波長管理部へ入力する。波長管理部
はノ−ド404が通信中か確認し、通信中でなければノ
−ド401へ通信許可の通知と、ノ−ド404へノ−ド
401から通信要求があることの通知を行う。ノ−ド4
02からの通信許可信号はリング伝送路を通ってノ−ド
401へ送られ、ADD/DROP回路502を通って
波長制御部511に入力される。511はTLD510
を制御し、送信波長をλ4に設定する。設定が終わると
端末からの信号をLDドライバ509で電流に変換して
TLD510を駆動し、OUT2より波長λ4の光信号
を出力してスタ−型伝送路へ送出する。その光信号はス
タ−カプラ405で4方に分岐され、全てのノ−ドに入
力する。ノ−ド404はフィルタ504の透過波長がλ
4なのでその光信号を透過して受光回路505で受信
し、他のノ−ドではフィルタの透過波長が異なっている
のでそこで失われる。ノ−ド404は受信したノ−ド4
01からの信号を受光回路505を介して端末へ伝送し
通信が行われる。
【0038】この方式を端的にいえば、端末同志のデー
タ伝送において、リング状に形成した端末の伝送信号に
よって通信管理・制御することとして、スターカプラ4
05を介した光多重伝送路によって大量のデータを高速
で伝送することを可能としたものである。この際、特に
特定の通信管理端末を定めておき、データ伝送の衝突を
防止するために各端末の受信状態を事前に把握して、管
理・制御する。
【0039】次に、波長安定化方法について説明する。
ノ−ド401からの光信号がノ−ド404へ入力した
時、フィルタ504の透過波長と伝送されてきた光信号
の波長が図14に示す関係であったとすると、フィルタ
504の出力には図18に示す強度の光信号が透過さ
れ、受光回路505で受信される。光強度検出回路50
6は受光回路505からの信号により光強度を検出し、
その検出値をメモリ507へ送ってそこで一時記憶させ
る。次に、ノ−ド401の波長制御部511は、一定時
間後TLD510の送信波長を図13の様に初期よりも
若干短波長側に設定する。するとノ−ド404では図1
7に示す光信号強度が検出される。ここでメモリ507
は先に記憶しておいた光信号強度の検出値を読み出し、
比較器508において現在の検出値と比較する。図17
および図18から分かるように、光信号強度は先よりも
減っている。比較器508は光信号強度が減ったという
情報に宛先アドレス(ノ−ド401)を付けてパケット
化して送りだす。そのパケットはADD/DROP回路
502においてリングを伝送しているパケット流へ挿入
され、各ノード402〜404を介してリング伝送路を
通ってノ−ド401へ送られる。ノ−ド401のADD
/DROP回路502では、パケットのアドレスを読み
込むと自ノ−ド宛てであるので、波長制御部511へそ
の情報を送りだす。波長制御部511は光信号強度が減
ったという情報を受け、先に送信波長を短波長側へ変更
したことが間違いであったことを知る。そこで今度は送
信波長を初期値に戻すごとく若干長波長側へ変更するよ
うにTLD510を制御する。するとノード404では
信号強度が記憶されていた検出値よりも増加するので、
光信号強度が増加したという情報を、前述した動作と同
様にしてノード401へ伝送する。ノード401では先
にTLD510の送信波長を長波長側に変更したことが
正しかったとして、図15のようにさらに送信波長を長
波長側へ変更する。ノード404は図19の強度の光信
号を受信するため、先に受信していた光信号強度よりも
増えたという情報をノード401へ送る。ノード401
は送信波長を長波長側に変更したことが正しかったとし
て、図16のようにさらに送信波長を長波長側へ変更す
る。図16では、TLD510の送信波長はフィルタの
透過波長のピ−クを越えて長波長側になっているため、
ノ−ド404で受信する光信号強度は、図20の様に先
に受信していた信号強度よりも少なくなる。そこで今度
は信号強度が少なくなったという情報をノ−ド401に
送り、ノ−ド401がTLD510の送信波長を一つ前
の短波長側に戻すことにより、図19のように信号強度
の強い状態でノ−ド401からの信号を受信できる。
【0040】以上のような動作を繰り返すことにより、
TLD510の送信波長は他のノードのフィルタ504
の透過波長のピ−ク付近に固定され、受信光信号強度は
常に最大に保たれる。
【0041】[実施形態3]図6から図8は本発明の第
三の実施形態を示す図である。図6はネットワーク構成
及びノ−ドの構成を示す図であり、従来例で説明した送
信局と受信局の間に、本発明の波長安定化方式を行う制
御回線を設けた形態を採る。図6において、601は送
信局であり、8つの信号を波長多重して伝送する機能を
持つ。602は受信局であり、光ファイバ伝送路より送
られてきた波長多重信号を、それぞれの波長に分離して
受信する機能を持つ。603、604はスターカプラで
あり、光信号の分岐合流を行う。605は送信制御部で
あり、各波長可変レーザダイオードの送信波長を制御す
る。606は受信制御部であり、各受光回路が受信した
光信号強度を検出して、その情報を送信局へ送り返す機
能を持つ。611〜618はレーザドライブ回路であ
り、入力信号を電流に変換して波長可変レーザダイオー
ドを駆動する。621〜628は波長可変レ−ザダイオ
−ド(TLD)であり、波長制御部に制御されて入力信
号を任意の波長の光信号に変換して送信する。631〜
638は特定の波長の光信号を透過するフィルタであ
り、631は波長λ1、632は波長λ2、・・・63
8は波長λ8の光信号をそれぞれ透過する。641〜6
48はフォトダイオ−ドを搭載した受光回路(O/E)
であり、フィルタを透過した光信号を電気信号に変換す
るものである。
【0042】図7は送信制御部605の内部構成を示す
図である.図7において、701〜708は波長制御部
であり、受信局から送られてきた信号を元にTLD62
1〜628の送信波長を制御する。709は分離回路で
あり、受信局から多重化されて送られてきた8チャネル
分の制御信号を、それぞれのチャネルに分離するもので
ある。710は光または電気の受信器であり、受信局か
ら送られてくる制御信号を受信する機能を持つ。
【0043】また、図8は受信制御部606の内部構成
を示す図である。図8において、801〜808はそれ
ぞれ光強度検出回路811、メモリ812及び比較器8
13で構成される光強度検出部であり、それぞれの受光
回路が受信した光信号の強度を検出して、光量の変動を
比較する機能を持つ。809は多重化回路であり、80
1〜808からの情報を多重化する。810は光または
電気信号の送信器であり、多重化回路からの信号を伝送
路へ送出する機能を持つ。
【0044】次に本実施形態における波長制御方法につ
いて説明する。まず、通信を始める前に、各波長制御部
701〜708はTLD621〜628の波長可変端子
に電流を注入し、あらかじめ割り当てられた送信波長に
設定する。例えばTLD621は波長λ1、TLD62
2は波長λ2、・・・TLD628は波長λ8である。
送信局601のTLD621から送出された波長λ1の
光信号は、スタ−カプラ603で他のTLDから送出さ
れた光信号と合流されて光ファイバ伝送路へ送出され
る。光ファイバ中を伝送された光信号は受信局602へ
入力し、スタ−カプラ604で8つに分岐されて各フィ
ルタ631〜638へ入力する。フィルタ631は透過
波長がλ1なのでその光信号を透過し、他のフィルタは
透過波長が異なるのでその光信号を遮断する。この時、
フィルタ631の透過波長と伝送されてきた光信号の波
長が図14に示す関係であったとすると、フィルタ63
1の出力には図18に示す強度の光信号が透過され、受
光回路641で受信される。光強度検出部801の光強
度検出回路811は、受光回路641からの信号を元に
641が受信した信号強度を検出し、その検出値をメモ
リ812へ送ってそこで一時記憶させる。
【0045】次に、送信局601の波長制御部701
は、一定時間後、TLD621の送信波長を図13の様
に初期よりも若干短波長側に設定する。TLD621は
先に送信した波長よりも短い波長で光信号を送信し、そ
の信号は前述の動作と同様に、受信局602の光強度検
出部801の光強度検出回路811で受信強度が検出さ
れる。この時、フィルタ631の透過波長と伝送されて
きた光信号の波長が図4に示す関係であったとすると、
図17に示す光信号強度が検出される。ここでメモリ8
12は先に記憶しておいた光信号強度の検出値を読み出
し、比較器813において現在の検出値と比較する。図
17および図18から分かるように、光信号強度は先よ
りも減っている。比較器813は光信号強度が減ったと
いう情報を、例えばハイ/ローの情報を多重化回路80
9へ送りだす。多重化回路809は各光強度検出部80
1〜808からの信号を、例えば時分割多重などの手段
により多重化して送信器810へ送りだす。送信器81
0は多重化された信号を伝送路へ送出する。この時伝送
路に光ファイバを用いる場合は光信号で送出し、電線の
場合は電気信号で送りだし、いずれでもよい。伝送路を
伝送されて送信局601の送信制御部605に入力した
信号は、受信器710で受信され、分離回路709にお
いて光強度検出部801からの信号は波長制御部701
へ、光強度検出部802からの信号は波長制御部702
へ、・・・、光強度検出部808からの信号は波長制御
部708へそれぞれ送られる。波長制御部701は光信
号強度が減ったという情報を受け、先に送信波長を短波
長側へ変更したことが間違いであったことを知る。そこ
で今度は送信波長を初期値に戻すごとく若干長波長側へ
変更するようTLD621を制御する。TLD621は
送信波長が若干変更されて光信号を送出し、その光信号
は光ファイバ伝送路を通って受信局602へ入力する。
受信局602のフィルタ631ではTLD621の送信
波長とフィルタ631の透過波長の関係が図14のごと
くであり、受光回路641では図18の光強度の透過光
を受信する。光強度検出部801の光強度検出回路81
1は図18の光強度を検出し、その強度とメモリ812
に記憶されていた先の信号強度とを比較器813で比較
する。メモリ812には図17の信号強度が記憶されて
おり、現在の信号強度が先よりも増加したことがわか
る。そこで、光信号強度が増加したという情報を、前述
した動作と同様にして送信局601へ伝送する。送信局
601では先にTLD621の送信波長を長波長側に変
更したことが正しかったとして、図15のようにさらに
送信波長を長波長側へさらに変更する。受信局602は
図19の強度の光信号を受信するため、先に受信してい
た光信号強度よりも増えたという情報を送信局601へ
送る。送信局601は送信波長を長波長側に変更したこ
とが正しかったとして、図16のようにさらに送信波長
を長波長側へ変更する。図16では、TLD621の送
信波長はフィルタ631の透過波長のピ−クを越えて長
波長側になっているため、受信局602で受信する光信
号強度は、図20の様に先に受信していた信号強度より
も少なくなる。そこで今度は信号強度が少なくなったと
いう情報を送信局601に送り、送信局601がTLD
621の送信波長を短波長側に戻すことにより、図19
のように信号強度の強い状態で送信局601からの信号
を受信できる。
【0046】以上のような動作を繰り返すことにより、
TLD621の送信波長はフィルタ631の透過波長の
ピ−ク付近に固定され、受信光信号強度は常に最大に保
たれる。
【0047】[実施形態4]図9〜図11は本発明の第
四の実施形態を示す図である。図9は第3実施形態で説
明した送信局と受信局の機能を1つのノ−ド内に収めた
ものであり、この構成はベルコアにより提案された光A
TMスイッチの構成である。この光ATMスイッチにお
いても本発明の波長安定化方式が適用できる。図9にお
いて、901は光ATMスイッチであり、8つの入力端
から入力するATMセルを任意の出力端に送出する機能
を持つ。902はスターカプラであり、光信号の分岐合
流を行う。903は送信制御部であり、各波長可変レー
ザダイオードの送信波長を制御する。904は受信制御
部であり、各受光回路が受信した光信号強度を検出する
機能を持つ。911〜918はレーザドライブ回路であ
り、入力信号を電流に変換して波長可変レーザダイオー
ドを駆動する。921〜928は波長可変レ−ザダイオ
−ド(TLD)であり、波長制御部903に制御されて
入力信号を任意の波長の光信号に変換して送信する。9
31〜938は特定の波長の光信号を透過するフィルタ
であり、931は波長λ1、932は波長λ2、・・・
938は波長λ8の光信号をそれぞれ透過する。941
〜948はフォトダイオ−ドを搭載した受光回路(O/
E)であり、フィルタ931〜938を透過した光信号
を電気信号に変換する。951〜958はアドレス検出
部であり、入力したATMセルのヘッダを読んで宛先ア
ドレスを検出するものである。
【0048】図10は送信制御部903の内部構成を示
す図である.図10において、1001〜1008は波
長制御部であり、TLD921〜928の送信波長を制
御する。1010は競合制御部であり、アドレス検出部
951〜958から入力した複数のセルが同じ宛先の時
にスイッチ内で衝突しないように制御するものである。
【0049】図11は受信制御部904の内部構成を示
す図である。図11において、1101〜1108はそ
れぞれ光強度検出回路1111、メモリ1112及び比
較器1113で構成される光強度検出部であり、それぞ
れの受光回路が受信した光信号の強度を検出して、光量
の変動を比較する機能を持つ。
【0050】次に、光ATMスイッチの交換動作につい
て説明する。今仮に入力端IN1から出力端OUT5
へ、ヘッダ部5バイト、固定長データ部48バイトのA
TMパケットであるセルをスイッチさせる動作について
説明する。入力端IN1から入力したセルは、まずアド
レス検出部951でセルのヘッダ部が読み込まれ、宛先
アドレスが検出される。そのアドレスは競合制御部10
10に送られ、他のアドレス検出部から送られたアドレ
スと同じものはないか比較される。競合制御部1010
は、同じアドレスのセルがなければ、波長制御部100
1に対し送信波長をλ5に設定するよう指示する。同じ
アドレスのものがあれば、アドレス検出部内のバッファ
にどちらかのセルを一時記憶させ、出力される時間をず
らすなどして、同時に同じ波長が指定されない制御を行
う。波長制御部1001はTLD921の送信波長をλ
5に設定するごとく制御し、設定が終わるとアドレス検
出部951内のバッファからセルが読みだされて、LD
ドライバ911に入力され、TLD921を駆動して波
長λ5の光信号に変換されて出力される。TLD921
から出力された光信号はスタ−カプラ902で合波・分
岐され、フィルタ931〜938に入力する。フィルタ
935は透過波長がλ5なのでその信号を透過し、他の
フィルタに入力した光信号のλ5成分はそこで失われ
る。フィルタ935を透過した光信号は、受光回路94
5で電気信号に変換されて出力端OUT5より出力され
る。このようにしてATMセルのスイッチ・交換が行わ
れる。
【0051】次に、本実施形態における波長制御方法に
ついて説明する。前述の動作において、セルがTLD9
21から出力されてフィルタ935に入力した時、フィ
ルタ935の透過波長と伝送されてきた光信号の波長が
図14に示す関係であったとすると、フィルタ935の
出力には図18に示す強度の光信号が透過され、受光回
路945で受信される。受信制御部904の光強度検出
部1105の光強度検出回路1111は、受光回路94
5からの信号を元に受光回路945が受信した信号強度
を検出し、その検出値をメモリ1112へ送って、そこ
で一時記憶させる。
【0052】次に、波長制御部1001は、一定時間
後、TLD921の送信波長λ5を図13の様に初期よ
りも若干短波長側に設定する。TLD921は先に送信
した波長よりも短い波長で光信号を送信し、その信号は
前述の動作と同様に、光強度検出部1105の光強度検
出回路1111で受信強度が検出される。この時、フィ
ルタ935の透過波長と伝送されてきた光信号の波長が
図13に示す関係であったとすると、図17に示す光信
号強度が検出される。ここでメモリ1112は先に記憶
しておいた光信号強度の検出値を読み出し、比較器11
13において現在の検出値と比較する。図17および図
18から分かるように、光信号強度は先よりも減ってい
る。比較器1113は光信号強度が減ったという情報を
競合制御部1010へ送りだす。競合制御部1010は
受光回路945が受信した光信号強度が減ったという情
報を受け、先にTLD921の送信波長を短波長側へ変
更したことが間違いであったことを知る。そこで今度は
送信波長を初期値に戻すごとく若干長波長側へ変更する
ように波長制御部1001へ通知してTLD921を制
御する。TLD921は送信波長が若干変更されて光信
号を送出し、その光信号はフィルタ935へ入力する。
フィルタ935ではTLD921の送信波長とフィルタ
935の透過波長の関係が図14のごとくであり、受光
回路945では図18の光強度の透過光を受信する。光
強度検出部1105の光強度検出回路1111は図18
の光強度を検出し、その強度とメモリ1112に記憶さ
れていた先の信号強度とを比較器1113で比較する。
メモリ1112には図17の信号強度が記憶されてお
り、現在の信号強度が先よりも増加したことがわかる。
そこで、光信号強度が増加したという情報を、競合制御
部1010へ送る。競合制御部1010では先にTLD
921の送信波長を長波長側に変更したことが正しかっ
たとして、図15のようにさらに送信波長を長波長側へ
変更するごとく波長制御部1001へ通知して、TLD
921の送信波長を変更する。受光回路945は図19
の強度の光信号を受信するため、先に受信していた光信
号強度よりも増えたという情報を競合制御部1010へ
送る。競合制御部1010は送信波長を長波長側に変更
したことが正しかったとして、図16のようにさらに送
信波長を長波長側へ変更するごとく波長制御部1001
に通知する。図16では、TLD921の送信波長はフ
ィルタ935の透過波長のピ−クを越えて長波長側にな
っているため、受光回路945で受信する光信号強度
は、図20の様に先に受信していた信号強度よりも少な
くなる。そこで今度は信号強度が少なくなったという情
報を競合制御部1010に送り、波長制御部1001が
TLD921の送信波長を一つ前の短波長側に戻すごと
く制御することにより、図19のように信号強度の強い
状態で信号を受信できる。
【0053】以上のような動作を繰り返すことにより、
送信制御部903によって制御されたTLD921〜0
28の送信波長はフィルタの透過波長のピ−ク付近に固
定され、受信光信号強度は常に最大に保たれる。
【0054】以上説明してきた本発明の波長安定化方法
を実現する条件として、TLDの送信波長を最初に設定
したときに、その波長が少なくともフィルタの透過波長
範囲に入っており、フィルタを透過した光信号を受信器
が受信できることが好ましい条件である。また、フィル
タの透過波長範囲がTLDのスペクトル幅よりも十分広
く、フィルタの透過スペクトルの傾斜がTLDのスペク
トルの傾斜に比べ十分なだらかであること等が挙げられ
る。
【0055】さらに、TLDの送信波長を変更する周期
及び比較器が光信号強度を比較する時間の周期は、パケ
ットがリングを1周する時間(送信部が光信号を伝送
し、制御情報が戻ってくるまでの時間)以上であり、か
つ温度変化などの環境変化によるTLDの送信波長の変
動量が、送信波長の1度の変更量に比べ無視できる量だ
け変動する時間(例えば数秒)以内に設定されているこ
とが好ましい。
【0056】また、上記説明において、送信部へ送り返
す情報は光信号強度が増えたか減ったかという情報であ
るとして説明したが、増減の量を情報として送って、そ
の量を元にTLDの送信波長を最適値に変更してもよ
い。ただし、その場合送る情報が多くなり、TLDの制
御も難しくなることはいうまでもなく、実施形態で説明
した方法が送る情報量も少なく、制御も簡単にできる。
【0057】また、送信波長を変更する手段として波長
可変レ−ザダイオ−ドの波長可変端子に電流を可変して
流す方法を用いたが、レ−ザダイオ−ドの温度を変えて
波長を変更してもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の波長安定
化方法を実施形態のネットワ−ク構成に適用した場合、
従来システムにおいて課題とされていた問題点を解決で
きる。まず、送信ノ−ド内の波長可変レ−ザダイオ−ド
の送信波長を周期的に変更し、受信ノ−ドのフィルタを
透過した光信号強度の情報を送信ノ−ドに周期的に伝送
して、波長可変レ−ザダイオ−ドの送信波長を再調整す
る方法を用いることで、本発明の主目的である第4の問
題点の送受信波長のずれを防止できる。特に光信号強度
の情報として光信号強度の増減のみを用いることによ
り、制御情報が1、0の2値のみでよく、ネットワ−ク
のスル−プットを下げずにすむ効果がある。また、それ
により波長可変レ−ザの制御も簡単に行うことができ
る。
【0059】また、本発明の波長安定化方法は高精度の
温度安定化回路を用いなくてよいため、従来システムの
課題の第1の問題点である、装置の大型化、消費電力の
増大、コスト高という問題点を解決した。
【0060】また、レ−ザダイオ−ドとフィルタの波長
が厳密に合っていなくてよく、初期設定も必要ないた
め、従来システムの課題の第2の問題点である、製造時
の作業時間の増大、初期設定の際に波長合わせ込に要す
る時間が大きいという問題点を解決した。
【0061】さらに、実施形態1のネットワ−ク構成及
びノ−ド構成にすることで制御回線を設けなくても波長
制御を行うことができ、通信制御を行うための制御回線
を通信回線の他に設けなければならないという、従来シ
ステムの課題の第3の問題点を解決した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一の実施形態のノ−ド構成を示
す図である。
【図2】本発明による図1の信号処理部の構成を示す図
である。
【図3】本発明による第一実施形態のネットワ−ク構成
を示す図である。
【図4】本発明による第二実施形態のネットワ−ク構成
をを示す図である。
【図5】本発明による第二の実施形態のノ−ド構成を示
す図である。
【図6】本発明による第三実施形態のネットワ−ク構成
を示す図である。
【図7】本発明による図6の送信制御部の構成を示す図
である。
【図8】本発明による図6の受信制御部の構成を示す図
である。
【図9】本発明による光ATMスイッチの構成を示す図
である。
【図10】本発明による送信制御部の構成を示す図であ
る。
【図11】本発明による受信制御部の構成を示す図であ
る。
【図12】従来例のネットワ−ク構成を示す図である。
【図13】本発明による送信波長と透過波長と受信光信
号強度の関係を示す図である。
【図14】本発明による送信波長と透過波長と受信光信
号強度の関係を示す図である。
【図15】本発明による送信波長と透過波長と受信光信
号強度の関係を示す図である。
【図16】本発明による送信波長と透過波長と受信光信
号強度の関係を示す図である。
【図17】本発明による送信波長と透過波長と受信光信
号強度の関係を示す図である。
【図18】本発明による送信波長と透過波長と受信光信
号強度の関係を示す図である。
【図19】本発明による送信波長と透過波長と受信光信
号強度の関係を示す図である。
【図20】本発明による送信波長と透過波長と受信光信
号強度の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 フィルタの透過波長 2〜5 フィルタの透過波長 6〜9 受信光信号強度 100、301〜304、401〜404 ノ−ド装置 101〜108、504、631〜638、931〜9
38、1231〜1238 フィルタ 111〜118、505、641〜648、941〜9
48、1241〜1248 受光回路 121〜128 信号処理部 131〜138、510、621〜628、921〜9
28 波長可変レ−ザダイオ−ド 141、142、405、603、604、902、1
203、1204 スタ−カプラ 201、502 ADD/DROP回路 202、506、811、1111 光強度検出部 203、507、812、1112 メモリ 204、508、813、1113 比較器 205、509、611〜618、911〜918、1
211〜1218 レ−ザドライバ 206、511、701〜708、1001〜1008
波長制御部 501、710 受信器 503、810 送信器 605、903 送信制御部 606、904 受信制御部 709 分離回路 809 多重化回路 901 光ATMスイッチ 951〜958 アドレス検出部 1010 競合制御部 1205、1206 波長安定化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04J 14/02 1/00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信波長を任意に変更できる複数の波長
    可変送信部と、それぞれ波長の異なる特定の波長の信号
    を受信する複数の固定波長受信部とを具備する装置から
    構成されるネットワ−クの波長制御方法であって、 前記波長可変送信部は前記固定波長受信部から送られて
    きた情報を元に送信波長を周期的に変更し、 前記固定波長受信部は前記送信波長の信号の強度を周期
    的に検出し、過去の検出値と現在の検出値から得られた
    情報を、前記送信波長の信号を送出した前記波長可変送
    信部へ通知することにより、前記送信波長の信号の強度
    が最大になる波長に該波長可変送信部の送信波長を制御
    することを特徴とする波長制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の波長制御方法おいて、
    前記固定波長受信部で検出した前記送信波長の信号強度
    が1周期前に検出した値よりも大きい場合、前記波長可
    変送信部の送信波長を1周期前に変更した波長の方向へ
    さらに変更し、前記固定波長受信部で検出した前記送信
    波長の信号強度が1周期前に検出した値よりも小さい場
    合、前記波長可変送信部の送信波長を1周期前に変更し
    た波長の方向と逆方向へ変更するように制御することを
    特徴とする波長制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の波長制御方法におい
    て、前記波長可変送信部が送信波長を1度に変更する量
    は一定であり、かつ前記送信波長の信号の強度の過去の
    検出値と現在の検出値から得られた情報は、前記送信波
    長の信号強度の増加あるいは減少のみを示す情報である
    ことを特徴とする波長制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の波長制御方法おいて、
    前記波長可変送信部の送信波長を変更する周期と、前記
    固定波長受信部が受信する受信信号の強度を検出する周
    期は、前記波長可変送信部が光信号を送出し、前記固定
    波長受信部から受信信号の強度の過去の検出値と現在の
    検出値から得られた情報が前記波長可変送信部に戻って
    くるまでの時間以上であり、かつ少なくとも温度変化の
    環境変化による前記波長可変送信部の送信波長の変動量
    が、前記送信波長の1度の変更量だけ変動する時間以内
    であることを特徴とする波長制御方法。
  5. 【請求項5】送信波長を任意に変更できる複数の波長可
    変送信手段と、それぞれ波長の異なる特定の波長の信号
    を受信する複数の固定波長受信手段と、該固定波長受信
    手段が受信する信号の強度を検出する強度検出手段と、
    該強度検出手段で検出した信号の検出値を記憶しておく
    記憶手段と、該検出値の過去の値と現在の値を比較する
    比較手段とから構成されている複数のノ−ド装置を伝送
    路によりリング状に接続して、請求項1に記載の波長制
    御方法を用いて通信を行うことを特徴とする通信ネット
    ワ−ク。
  6. 【請求項6】 送信波長を任意に変更できる波長可変送
    信手段と、割り当てられた特定の波長の信号を受信する
    固定波長受信手段と、該固定波長受信手段が受信する信
    号の強度を検出する強度検出手段と、該強度検出手段で
    検出した信号の検出値を記憶しておく記憶手段と、該検
    出値の過去の値と現在の値を比較する比較手段と、該比
    較手段より得られる情報を送受信する制御情報送受信手
    段とから構成されているノ−ド装置が複数有り、前記波
    長可変送信手段と他の複数のノ−ドの前記固定波長受信
    手段が伝送路によりスタ−状に接続され、かつ複数のノ
    −ド装置の該制御情報送受信手段どうしが伝送路により
    リング状に接続して、請求項1に記載の波長制御方法を
    用いて通信を行うことを特徴とする通信ネットワ−ク。
  7. 【請求項7】 送信波長を任意に変更できる複数の波長
    可変送信手段と、波長制御情報を受信する制御情報受信
    手段からなる送信局と、それぞれ波長の異なる特定の波
    長の信号を受信する複数の固定波長受信手段と、該固定
    波長受信手段が受信する信号の強度を検出する強度検出
    手段と、該強度検出手段で検出した信号の検出値を記憶
    しておく記憶手段と、該検出値の過去の値と現在の値を
    比較する比較手段と、該比較手段より得られる情報を送
    信する制御情報送信手段とからなる受信局を、伝送路に
    より接続して、請求項1に記載の波長制御方法を用いて
    通信を行うことを特徴とする通信ネットワ−ク。
  8. 【請求項8】 送信波長を任意に変更できる複数の波長
    可変送信手段と、それぞれ波長の異なる特定の波長の信
    号を受信する複数の固定波長受信手段と、該複数の波長
    可変送信手段と該複数の固定波長受信手段を接続する手
    段と、入力信号の宛先アドレスを検出する手段と、該複
    数の波長可変送信手段が同じ波長で送信しないように制
    御する手段と、該固定波長受信手段が受信する信号の強
    度を検出する強度検出手段と、該強度検出手段で検出し
    た信号の検出値を記憶しておく記憶手段と、該検出値の
    過去の値と現在の値を比較する比較手段とから構成され
    ている交換装置であって、請求項1に記載の波長制御方
    法を用いて交換を行うことを特徴とする交換装置。
  9. 【請求項9】 固定波長フィルタを具備する異なる波長
    の信号を受信する複数の固定波長受信手段と、制御信号
    により送信波長を変更できる複数の波長可変送信手段と
    を具備するノード装置を備えた通信ネットワ−クの波長
    制御方法であって、 前記波長可変送信部は前記固定波長受信部から送られて
    きた制御信号を基に送信波長を周期的に変更し、前記固
    定波長受信手段は当該送信波長の信号の強度を周期的に
    検出し、現在の検出値と過去の検出値とを比較して得ら
    れた前記制御信号を、当該送信波長を送信した前記波長
    可変送信部へ送ることにより、前記送信波長の信号の強
    度が最大になる波長に該波長可変送信部の送信波長を制
    御することを特徴とする波長制御方法。
JP8006468A 1996-01-18 1996-01-18 波長制御方法及びこれを用いた通信ネットワ−ク及び交換装置 Pending JPH09200122A (ja)

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