JPH091983A - 工事用黒板 - Google Patents
工事用黒板Info
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- JPH091983A JPH091983A JP15928495A JP15928495A JPH091983A JP H091983 A JPH091983 A JP H091983A JP 15928495 A JP15928495 A JP 15928495A JP 15928495 A JP15928495 A JP 15928495A JP H091983 A JPH091983 A JP H091983A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 主に、鉄筋コンクリート製の建築構造物の工
事現場において、その配筋状況の測定記録を写真撮影す
る際に使用される。 【構成】 黒板表面の縦方向の一側縁と横方向の下端縁
に、垂直標尺と水平標尺を形成し、当該垂直標尺の延長
線上と水平標尺の延長線上に出没自在な垂直ロッド標尺
と水平ロッド標尺を、黒板本体に取り付けた工事用黒板
としている。このとき、垂直ロッド標尺と水平ロッド標
尺を、回動自在に支持するか、或いは、スライド自在に
支持し、それを必要に応じて黒板本体から出没自在とす
ることで、それを嵩ばらせることなく携帯に利便とする
と共に、単なる工事用黒板としての使用にも対処できる
ようにしている。
事現場において、その配筋状況の測定記録を写真撮影す
る際に使用される。 【構成】 黒板表面の縦方向の一側縁と横方向の下端縁
に、垂直標尺と水平標尺を形成し、当該垂直標尺の延長
線上と水平標尺の延長線上に出没自在な垂直ロッド標尺
と水平ロッド標尺を、黒板本体に取り付けた工事用黒板
としている。このとき、垂直ロッド標尺と水平ロッド標
尺を、回動自在に支持するか、或いは、スライド自在に
支持し、それを必要に応じて黒板本体から出没自在とす
ることで、それを嵩ばらせることなく携帯に利便とする
と共に、単なる工事用黒板としての使用にも対処できる
ようにしている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主に、鉄筋コンクリー
ト製の建築構造物の工事現場において、その配筋状況の
測定記録を写真撮影する際に使用される工事用黒板に関
する。
ト製の建築構造物の工事現場において、その配筋状況の
測定記録を写真撮影する際に使用される工事用黒板に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、鉄筋コンクリート製の建築構造物
の工事現場では、柱部、壁部、床部等の各所に、所定の
太さの鉄筋が縦横方向へ配筋されて編成され、それを型
枠で囲んだ上で、コンクリートが流し込まれる。このよ
うな配筋作業に当たって、所定の太さの縦筋と横筋が、
所定の寸法や割合で配筋されているかどうか、後日の証
拠とする上で、その各所各所における配筋状況を、写真
撮影することで、記録しておくことが義務づけられてい
る。それを、従来では、配筋された柱部や壁部や床部の
各面に、テープ状の標尺を縦横方向へ緊張状態に張り巡
らせたり、或いは、板状の標尺を縦横方向へセットし、
その近傍には所定事項を記載した工事用黒板をセット
し、これらの組み合わせ状態を写真撮影することで、所
定部分における鉄筋径や配筋間隔等を記録している。
の工事現場では、柱部、壁部、床部等の各所に、所定の
太さの鉄筋が縦横方向へ配筋されて編成され、それを型
枠で囲んだ上で、コンクリートが流し込まれる。このよ
うな配筋作業に当たって、所定の太さの縦筋と横筋が、
所定の寸法や割合で配筋されているかどうか、後日の証
拠とする上で、その各所各所における配筋状況を、写真
撮影することで、記録しておくことが義務づけられてい
る。それを、従来では、配筋された柱部や壁部や床部の
各面に、テープ状の標尺を縦横方向へ緊張状態に張り巡
らせたり、或いは、板状の標尺を縦横方向へセットし、
その近傍には所定事項を記載した工事用黒板をセット
し、これらの組み合わせ状態を写真撮影することで、所
定部分における鉄筋径や配筋間隔等を記録している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】斯様に、従来の方法で
は、撮影部所が代わる度毎に、テープ状標尺や板状ロッ
ド標尺のセッティング作業を繰り返さねばならず、作業
効率に欠けるものである。また、セッティング作業に際
して、その都度、２〜３名の作業者の助けを借りて写真
撮影をしており、省力化の要請にも欠けるものである。
は、撮影部所が代わる度毎に、テープ状標尺や板状ロッ
ド標尺のセッティング作業を繰り返さねばならず、作業
効率に欠けるものである。また、セッティング作業に際
して、その都度、２〜３名の作業者の助けを借りて写真
撮影をしており、省力化の要請にも欠けるものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、前
記の課題を解決するために、従来の工事用黒板とテープ
状標尺やロッド標尺を個別に組み合わせてセットするこ
とで、写真撮影に供するのではなく、工事用黒板それ自
体に標尺機能を帯有させると共に、黒板本体に一体的に
組み込んだロッド標尺を、必要に応じて出没自在にする
ことで、従来におけるセッティング作業効率の悪さを解
消し、撮影作業の省力化に対処することのできる工事用
黒板を提供したのである。
記の課題を解決するために、従来の工事用黒板とテープ
状標尺やロッド標尺を個別に組み合わせてセットするこ
とで、写真撮影に供するのではなく、工事用黒板それ自
体に標尺機能を帯有させると共に、黒板本体に一体的に
組み込んだロッド標尺を、必要に応じて出没自在にする
ことで、従来におけるセッティング作業効率の悪さを解
消し、撮影作業の省力化に対処することのできる工事用
黒板を提供したのである。
【０００５】具体的には、黒板本体の縦方向の一側縁と
横方向の下端縁に、垂直標尺と水平標尺を形成し、当該
垂直標尺の延長線上と水平標尺の延長線上に出没自在と
する垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺を、黒板本体に取
り付けたことを特徴とする。
横方向の下端縁に、垂直標尺と水平標尺を形成し、当該
垂直標尺の延長線上と水平標尺の延長線上に出没自在と
する垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺を、黒板本体に取
り付けたことを特徴とする。
【０００６】このとき、垂直ロッド標尺と水平ロッド標
尺を、回動自在に支持するか、スライド自在に支持する
か、或いは、その一方を回転自在とし、その他方をスラ
イド自在に形成し、これらを必要に応じて黒板本体から
出没自在とすることで、黒板それ自体を嵩ばらせること
なく携帯に利便とすると共に、単なる工事用黒板として
の使用にも対処できるようにすることが好ましい。
尺を、回動自在に支持するか、スライド自在に支持する
か、或いは、その一方を回転自在とし、その他方をスラ
イド自在に形成し、これらを必要に応じて黒板本体から
出没自在とすることで、黒板それ自体を嵩ばらせること
なく携帯に利便とすると共に、単なる工事用黒板として
の使用にも対処できるようにすることが好ましい。
【０００７】また、垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺
を、回転自在に支持する工事用黒板として、黒板本体の
縦方向の一側縁に垂直標尺を形成し、当該垂直標尺の上
端部の黒板本体に、垂直ロッド標尺の回転金具を取り付
け、当該回転金具に前記垂直ロッド標尺の基端部を取り
付け、また、黒板本体の横方向の下端縁に水平標尺を形
成し、当該水平標尺の末端部の黒板本体に、水平ロッド
標尺の回転金具を取り付け、当該回転金具に前記水平ロ
ッド標尺の基端部を取り付けることが好ましい。
を、回転自在に支持する工事用黒板として、黒板本体の
縦方向の一側縁に垂直標尺を形成し、当該垂直標尺の上
端部の黒板本体に、垂直ロッド標尺の回転金具を取り付
け、当該回転金具に前記垂直ロッド標尺の基端部を取り
付け、また、黒板本体の横方向の下端縁に水平標尺を形
成し、当該水平標尺の末端部の黒板本体に、水平ロッド
標尺の回転金具を取り付け、当該回転金具に前記水平ロ
ッド標尺の基端部を取り付けることが好ましい。
【０００８】また、垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺
を、スライド自在に支持する工事用黒板として、黒板本
体の縦方向の一側縁に垂直標尺を形成し、当該垂直標尺
の上端部の黒板本体に、垂直ロッド標尺のスライド金具
を取り付け、当該スライド金具に前記垂直ロッド標尺を
摺動自在に取り付け、また、黒板本体の下端縁に水平標
尺を形成し、当該水平標尺の末端部の黒板本体に、水平
ロッド標尺のスライド金具を取り付け、当該スライド金
具に前記水平ロッド標尺を摺動自在に取り付けることが
好ましい。
を、スライド自在に支持する工事用黒板として、黒板本
体の縦方向の一側縁に垂直標尺を形成し、当該垂直標尺
の上端部の黒板本体に、垂直ロッド標尺のスライド金具
を取り付け、当該スライド金具に前記垂直ロッド標尺を
摺動自在に取り付け、また、黒板本体の下端縁に水平標
尺を形成し、当該水平標尺の末端部の黒板本体に、水平
ロッド標尺のスライド金具を取り付け、当該スライド金
具に前記水平ロッド標尺を摺動自在に取り付けることが
好ましい。
【０００９】また、垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺の
いずれか一方を、回転自在に支持し、その他方をスライ
ド自在に支持してなる工事用黒板とすることもできる。
いずれか一方を、回転自在に支持し、その他方をスライ
ド自在に支持してなる工事用黒板とすることもできる。
【００１０】
【作用】所定の配筋部所を撮影するには、所定の事項を
黒板に記載し、特に、当該部所における縦筋のピッチと
その配筋径、及び、横筋のピッチとその配筋径等の所定
事項を黒板に記載する。その上で、黒板本体に収納され
ている垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺を回転させる
か、或いは、スライドさせることで、黒板表面の垂直標
尺と水平標尺の延長線上に展開することで、それを正面
視したとき、垂直標尺と垂直ロッド標尺が１本の縦標尺
となるようにし、また、水平標尺と水平ロッド標尺が１
本の横標尺となるように形成する。そして、縦筋と横筋
の交差部分に、前記垂直標尺と水平標尺の突き合わせ部
分を位置させて黒板を掛架支持したり、立てかけてセッ
トする。この状態を正面から写真撮影することで、当該
部所における縦筋のピッチとその配筋径、及び、横筋の
ピッチとその配筋径が、直交状の縦標尺と横標尺の長さ
の範囲内で撮影されて記録される。
黒板に記載し、特に、当該部所における縦筋のピッチと
その配筋径、及び、横筋のピッチとその配筋径等の所定
事項を黒板に記載する。その上で、黒板本体に収納され
ている垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺を回転させる
か、或いは、スライドさせることで、黒板表面の垂直標
尺と水平標尺の延長線上に展開することで、それを正面
視したとき、垂直標尺と垂直ロッド標尺が１本の縦標尺
となるようにし、また、水平標尺と水平ロッド標尺が１
本の横標尺となるように形成する。そして、縦筋と横筋
の交差部分に、前記垂直標尺と水平標尺の突き合わせ部
分を位置させて黒板を掛架支持したり、立てかけてセッ
トする。この状態を正面から写真撮影することで、当該
部所における縦筋のピッチとその配筋径、及び、横筋の
ピッチとその配筋径が、直交状の縦標尺と横標尺の長さ
の範囲内で撮影されて記録される。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に従って説明する
に、Ｂは矩形状の木枠１の前面に木製黒板２を固定した
工事用黒板であって、当該黒板Ｂの表面には、工事名、
工事場所、工事の種類、施工会社名等の所定事項の記載
欄が予め表示してある。３は黒板Ｂ表面の右側縁に縦方
向に貼着固定した幅５ｃｍ程度のテープ状の垂直標尺で
あって、当該垂直標尺３の表面には、６０ｃｍ程度の高
さ乃至長さを示す１〜６の数字と１ｃｍ間隔の目盛り
と、更には、１０又は２０ｃｍ毎の間隔で赤白の塗り分
け模様とした縦標尺が描出表示されている。尚、図１に
おいて、垂直標尺３の赤色部分をドット模様で表現して
いる。４は黒板Ｂ表面の下端縁に横方向に貼着固定した
幅５ｃｍ程度のテープ状の水平標尺であって、当該水平
標尺４の表面には、４５ｃｍ程度の長さ乃至幅を示す１
〜４の数字と１ｃｍ間隔の目盛りと、更には、１０又は
２０ｃｍ毎の間隔で赤白の塗り分け模様とした横標尺が
描出表示されている。このとき、垂直標尺３と水平標尺
４を、黒板Ｂ表面の右側下端の角隅部で突き合わせ状態
に形成され、この交点が縦横方向の零点となるようにし
ている。
に、Ｂは矩形状の木枠１の前面に木製黒板２を固定した
工事用黒板であって、当該黒板Ｂの表面には、工事名、
工事場所、工事の種類、施工会社名等の所定事項の記載
欄が予め表示してある。３は黒板Ｂ表面の右側縁に縦方
向に貼着固定した幅５ｃｍ程度のテープ状の垂直標尺で
あって、当該垂直標尺３の表面には、６０ｃｍ程度の高
さ乃至長さを示す１〜６の数字と１ｃｍ間隔の目盛り
と、更には、１０又は２０ｃｍ毎の間隔で赤白の塗り分
け模様とした縦標尺が描出表示されている。尚、図１に
おいて、垂直標尺３の赤色部分をドット模様で表現して
いる。４は黒板Ｂ表面の下端縁に横方向に貼着固定した
幅５ｃｍ程度のテープ状の水平標尺であって、当該水平
標尺４の表面には、４５ｃｍ程度の長さ乃至幅を示す１
〜４の数字と１ｃｍ間隔の目盛りと、更には、１０又は
２０ｃｍ毎の間隔で赤白の塗り分け模様とした横標尺が
描出表示されている。このとき、垂直標尺３と水平標尺
４を、黒板Ｂ表面の右側下端の角隅部で突き合わせ状態
に形成され、この交点が縦横方向の零点となるようにし
ている。
【００１２】５、６は黒板Ｂ裏面の角隅部に取り付けた
回転金具であって、その内、回転金具５は垂直標尺３の
上端部の黒板Ｂ裏面に取り付けられ、帯板状の垂直ロッ
ド標尺７の基端部を固定支持し、また、回転金具６は水
平標尺４の末端部の黒板Ｂ裏面に取り付けられ、帯板状
の水平ロッド標尺８の基端部を固定支持している。これ
らの垂直ロッド標尺７と水平ロッド標尺８は、通常、黒
板Ｂ裏面の左右両側位置に鉛直状態に折り畳まれて収納
され、使用に際しては、当該垂直ロッド標尺７を１８０
度回転させ、また、水平ロッド標尺８を９０度回転させ
ることで、前記垂直標尺３の延長線上と水平標尺４の延
長線上に展開されるようにしている。そして、この垂直
ロッド標尺７の表面には、前記垂直標尺３の上端部に引
き続いて連続する縦標尺が表出表示され、６０ｃｍを越
える高さ乃至長さを示す７〜９の数字と、１ｃｍ間隔の
目盛りと、更には、１０又は２０ｃｍ毎の間隔で赤白の
塗り分け模様とした縦標尺が描出表示されている。ま
た、水平ロッド標尺８の表面には、前記水平標尺４の末
端部に引き続いて連続する横標尺が形成され、４５ｃｍ
を越える長さ乃至幅を示す５〜９の数字と、１ｃｍ間隔
の目盛りと、更には、１０又は２０ｃｍ毎の間隔で赤白
の塗り分け模様とした横標尺が描出表示されている。従
って、工事用黒板Ｂ表面の右側縁に沿って形成される垂
直標尺３と、その延長線上に形成される垂直ロッド標尺
７とからなる縦標尺によって、１ｍの高さ乃至長さの範
囲内にある横筋Ｘの配筋状況が測定される。また、工事
用黒板Ｂ表面の下端縁に沿って形成される水平標尺４
と、その延長線上に形成される水平ロッド標尺８とから
なる横標尺によって、１ｍの長さ乃至幅の範囲内にある
縦筋Ｙの配筋状況が測定される。
回転金具であって、その内、回転金具５は垂直標尺３の
上端部の黒板Ｂ裏面に取り付けられ、帯板状の垂直ロッ
ド標尺７の基端部を固定支持し、また、回転金具６は水
平標尺４の末端部の黒板Ｂ裏面に取り付けられ、帯板状
の水平ロッド標尺８の基端部を固定支持している。これ
らの垂直ロッド標尺７と水平ロッド標尺８は、通常、黒
板Ｂ裏面の左右両側位置に鉛直状態に折り畳まれて収納
され、使用に際しては、当該垂直ロッド標尺７を１８０
度回転させ、また、水平ロッド標尺８を９０度回転させ
ることで、前記垂直標尺３の延長線上と水平標尺４の延
長線上に展開されるようにしている。そして、この垂直
ロッド標尺７の表面には、前記垂直標尺３の上端部に引
き続いて連続する縦標尺が表出表示され、６０ｃｍを越
える高さ乃至長さを示す７〜９の数字と、１ｃｍ間隔の
目盛りと、更には、１０又は２０ｃｍ毎の間隔で赤白の
塗り分け模様とした縦標尺が描出表示されている。ま
た、水平ロッド標尺８の表面には、前記水平標尺４の末
端部に引き続いて連続する横標尺が形成され、４５ｃｍ
を越える長さ乃至幅を示す５〜９の数字と、１ｃｍ間隔
の目盛りと、更には、１０又は２０ｃｍ毎の間隔で赤白
の塗り分け模様とした横標尺が描出表示されている。従
って、工事用黒板Ｂ表面の右側縁に沿って形成される垂
直標尺３と、その延長線上に形成される垂直ロッド標尺
７とからなる縦標尺によって、１ｍの高さ乃至長さの範
囲内にある横筋Ｘの配筋状況が測定される。また、工事
用黒板Ｂ表面の下端縁に沿って形成される水平標尺４
と、その延長線上に形成される水平ロッド標尺８とから
なる横標尺によって、１ｍの長さ乃至幅の範囲内にある
縦筋Ｙの配筋状況が測定される。
【００１３】尚、回転金具５、６は、木枠１への固定具
９と、当該固定具９に回転自在に支軸１０で枢支した回
転具１１とからなり、当該回転具１１に垂直ロッド標尺
７の基端部や水平ロッド標尺８の基端部が固定される。
また、回転具１１には、小判状の板バネ１２が支軸１０
に連結され、当該板バネ１２の先端部に形成した係合突
部１３が、固定具９の円周上に形成した孔部１４に係合
自在に付勢させており、これにて、垂直ロッド標尺７
は、０度と１８０度の位置で付勢係合され、また、水平
ロッド標尺８は、０度と９０度の位置で付勢係合され
る。１５は工事用黒板Ｂを横筋Ｘに掛架支持する掛け金
具であって、黒板Ｂの上端裏面の木枠１の両側位置に張
り出し形成され、調節ボルト１６により取り付け高さを
調節自在としている。１７は工事用黒板１を立てかける
衝立金具であって、クランク状に折曲形成され、その基
端部を木枠１の中桟１８に取り付けている。
９と、当該固定具９に回転自在に支軸１０で枢支した回
転具１１とからなり、当該回転具１１に垂直ロッド標尺
７の基端部や水平ロッド標尺８の基端部が固定される。
また、回転具１１には、小判状の板バネ１２が支軸１０
に連結され、当該板バネ１２の先端部に形成した係合突
部１３が、固定具９の円周上に形成した孔部１４に係合
自在に付勢させており、これにて、垂直ロッド標尺７
は、０度と１８０度の位置で付勢係合され、また、水平
ロッド標尺８は、０度と９０度の位置で付勢係合され
る。１５は工事用黒板Ｂを横筋Ｘに掛架支持する掛け金
具であって、黒板Ｂの上端裏面の木枠１の両側位置に張
り出し形成され、調節ボルト１６により取り付け高さを
調節自在としている。１７は工事用黒板１を立てかける
衝立金具であって、クランク状に折曲形成され、その基
端部を木枠１の中桟１８に取り付けている。
【００１４】次に、本発明の第２実施例を説明するに、
これは前記第１実施例における回転金具５、６に代え
て、スライド金具１９を構成してなり、工事用黒板Ｂに
おける垂直ロッド標尺７と水平ロッド標尺８を、図６に
示すようなスライド金具１９に摺動自在に支持してい
る。具体的には、黒板Ｂ表面の縦方向の一側縁に垂直標
尺３を形成し、当該垂直標尺３の上端部の黒板Ｂ裏面
に、垂直ロッド標尺７のスライド金具１９を取り付け、
当該スライド金具１９に前記垂直ロッド標尺７を摺動自
在に取り付け、また、黒板Ｂ表面の下端縁に水平標尺４
を形成し、当該水平標尺４の末端部の黒板Ｂ裏面に、水
平ロッド標尺８のスライド金具１９を取り付け、当該ス
ライド金具１９に前記水平ロッド標尺８を摺動自在に取
り付けてなる工事用黒板とする。図６において、２０は
スライド金具１９の内側位置に形成した板バネであっ
て、垂直ロッド標尺７や水平ロッド標尺８を摺動自在に
付勢支持する。２１は抜け止めストッパであって、引き
出された垂直ロッド標尺７や水平ロッド標尺８を抜け止
め支持する。
これは前記第１実施例における回転金具５、６に代え
て、スライド金具１９を構成してなり、工事用黒板Ｂに
おける垂直ロッド標尺７と水平ロッド標尺８を、図６に
示すようなスライド金具１９に摺動自在に支持してい
る。具体的には、黒板Ｂ表面の縦方向の一側縁に垂直標
尺３を形成し、当該垂直標尺３の上端部の黒板Ｂ裏面
に、垂直ロッド標尺７のスライド金具１９を取り付け、
当該スライド金具１９に前記垂直ロッド標尺７を摺動自
在に取り付け、また、黒板Ｂ表面の下端縁に水平標尺４
を形成し、当該水平標尺４の末端部の黒板Ｂ裏面に、水
平ロッド標尺８のスライド金具１９を取り付け、当該ス
ライド金具１９に前記水平ロッド標尺８を摺動自在に取
り付けてなる工事用黒板とする。図６において、２０は
スライド金具１９の内側位置に形成した板バネであっ
て、垂直ロッド標尺７や水平ロッド標尺８を摺動自在に
付勢支持する。２１は抜け止めストッパであって、引き
出された垂直ロッド標尺７や水平ロッド標尺８を抜け止
め支持する。
【００１５】尚、前記第１実施例の場合には、垂直ロッ
ド標尺７と水平ロッド標尺８を回転金具５、６で回転自
在に支持し、また、第２実施例の場合には、スライド金
具１９で摺動自在に支持した場合について説明したが、
その変形例として、垂直ロッド標尺７と水平ロッド標尺
８のいずれか一方を回転自在となし、その他方をスライ
ド自在に組み合わせることもできる。
ド標尺７と水平ロッド標尺８を回転金具５、６で回転自
在に支持し、また、第２実施例の場合には、スライド金
具１９で摺動自在に支持した場合について説明したが、
その変形例として、垂直ロッド標尺７と水平ロッド標尺
８のいずれか一方を回転自在となし、その他方をスライ
ド自在に組み合わせることもできる。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、前記のように、黒板表面の縦
方向の一側縁と横方向の下端縁に、垂直標尺と水平標尺
を形成し、当該垂直標尺の延長線上と水平標尺の延長線
上に出没自在とする垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺
を、黒板本体に取り付けてなる工事用黒板としたので、
工事用黒板それ自体が標尺機能を帯有すると共に、黒板
本体に一体的に組み込んだロッド標尺を、必要に応じて
出没自在にすることで、従来におけるセッティング作業
効率の悪さを解消し、撮影作業の省力化に対処すること
ができる。このとき、垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺
を、回動自在に支持するか、スライド自在に支持する
か、或いは、その一方を回転自在とし、その他方をスラ
イド自在に形成し、これらを必要に応じて黒板本体から
出没自在としているので、黒板それ自体を嵩ばらせるこ
となく携帯に利便であると共に、単なる工事用黒板とし
ての使用にも対処できる等の諸効果をもたらす。
方向の一側縁と横方向の下端縁に、垂直標尺と水平標尺
を形成し、当該垂直標尺の延長線上と水平標尺の延長線
上に出没自在とする垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺
を、黒板本体に取り付けてなる工事用黒板としたので、
工事用黒板それ自体が標尺機能を帯有すると共に、黒板
本体に一体的に組み込んだロッド標尺を、必要に応じて
出没自在にすることで、従来におけるセッティング作業
効率の悪さを解消し、撮影作業の省力化に対処すること
ができる。このとき、垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺
を、回動自在に支持するか、スライド自在に支持する
か、或いは、その一方を回転自在とし、その他方をスラ
イド自在に形成し、これらを必要に応じて黒板本体から
出没自在としているので、黒板それ自体を嵩ばらせるこ
となく携帯に利便であると共に、単なる工事用黒板とし
ての使用にも対処できる等の諸効果をもたらす。
【図１】工事用黒板を配筋壁面に掛架した使用状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図２】工事用黒板の裏側を示す斜視図であって、垂直
ロッド標尺と水平ロッド標尺を黒板裏側に折り畳み収納
した状態を示している。
ロッド標尺と水平ロッド標尺を黒板裏側に折り畳み収納
した状態を示している。
【図３】垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺を展開したと
きの黒板の裏側を示す斜視図である。
きの黒板の裏側を示す斜視図である。
【図４】垂直ロッド標尺と水平ロッド標尺を支持する回
転金具を示す分解斜視図である。
転金具を示す分解斜視図である。
【図５】回転金具の断面図である。
【図６】スライド金具の斜視図である。
Ｂ 工事用黒板 Ｘ 横筋 Ｙ 縦筋 ３ 垂直標尺 ４ 水平標尺 ５、６ 回転金具 ７ 垂直ロッド標尺 ８ 水平ロッド標尺 ９ 固定具 １１ 回転具 １２ 板バネ １３ 係合突部 １４ 孔部 １５ 掛け金具 １６ 調節ボルト １７ 衝立金具 １９ スライド金具 ２０ 板バネ
Claims (5)
- 【請求項１】 黒板（Ｂ）本体の縦方向の一側縁と横方
向の下端縁に、垂直標尺(3)と水平標尺(4)を形成し、当
該垂直標尺(3)の延長線上と水平標尺(4)の延長線上に出
没自在とする垂直ロッド標尺(7)と水平ロッド標尺(8)
を、黒板（Ｂ）本体に取り付けたことを特徴とする工事
用黒板。 - 【請求項２】 垂直ロッド標尺(7)と水平ロッド標尺(8)
を、回転自在に支持してなる請求項１に記載の工事用黒
板。 - 【請求項３】 黒板（Ｂ）本体の縦方向の一側縁に垂直
標尺(3)を形成し、当該垂直標尺(3)の上端部の黒板
（Ｂ）本体に、垂直ロッド標尺(7)の回転金具(5)を取り
付け、当該回転金具(5)に前記垂直ロッド標尺(7)の基端
部を取り付け、また、黒板（Ｂ）本体の横方向の下端縁
に水平標尺(4)を形成し、当該水平標尺(4)の末端部の黒
板（Ｂ）本体に、水平ロッド標尺(8)の回転金具(6)を取
り付け、当該回転金具(6)に前記水平ロッド標尺(8)の基
端部を取り付けたことを特徴とする工事用黒板。 - 【請求項４】 黒板（Ｂ）本体の縦方向の一側縁に垂直
標尺(3)を形成し、当該垂直標尺(3)の上端部の黒板
（Ｂ）本体に、垂直ロッド標尺(7)のスライド金具(19)
を取り付け、当該スライド金具(19)に前記垂直ロッド標
尺(7)を摺動自在に取り付け、また、黒板（Ｂ）本体の
下端縁に水平標尺(4)を形成し、当該水平標尺(4)の末端
部の黒板（Ｂ）本体に、水平ロッド標尺(8)のスライド
金具(19)を取り付け、当該スライド金具(19)に前記水平
ロッド標尺(8)を摺動自在に取り付けたことを特徴とす
る工事用黒板。 - 【請求項５】 垂直ロッド標尺(7)と水平ロッド標尺(8)
のいずれか一方を、回転自在に支持し、その他方をスラ
イド自在に支持してなる請求項１に記載の工事用黒板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15928495A JPH091983A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 工事用黒板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15928495A JPH091983A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 工事用黒板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH091983A true JPH091983A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15690437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15928495A Pending JPH091983A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 工事用黒板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH091983A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020062247A (ko) * | 2002-06-15 | 2002-07-25 | 남주희 | 건축용 공사기록 확인판 |
| JP2019196992A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 清水建設株式会社 | 配筋検査方法及び配筋検査システム |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP15928495A patent/JPH091983A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020062247A (ko) * | 2002-06-15 | 2002-07-25 | 남주희 | 건축용 공사기록 확인판 |
| JP2019196992A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 清水建設株式会社 | 配筋検査方法及び配筋検査システム |
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