JPH09196802A - 与圧機体等の空気等漏洩監視,記録システム - Google Patents
与圧機体等の空気等漏洩監視,記録システムInfo
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- JPH09196802A JPH09196802A JP801096A JP801096A JPH09196802A JP H09196802 A JPH09196802 A JP H09196802A JP 801096 A JP801096 A JP 801096A JP 801096 A JP801096 A JP 801096A JP H09196802 A JPH09196802 A JP H09196802A
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- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Abstract
に知ることのできる、精密検査などの手立てを講ずるこ
とや、不幸にして事故となった場合の原因究明の手掛か
りを得ることができる与圧機体等の空気等漏洩監視,記
録システムを提供すること。 【解決手段】 与圧機能を備えた航空機等の構造物に対
して、機体等の内外の圧力差の情報、及び、与圧の為に
送り込んでいる単位時間当たりの空気等の量と換気等の
為に正規の排出機構から排出している単位時間当たりの
空気等の量との差の情報を時々刻々測定し、適当な記録
媒体に記録,保存しておき、必要な時点でこれを取り出
せるようにした与圧機体等の空気等漏洩監視,記録シス
テム。
Description
航空機等の構造物に対する空気等の漏洩を監視,記録す
るシステムに関するものである。
空のジャンボジェット機の後部圧力隔壁の一気破壊を原
因とする航空史上稀に見る悲惨な墜落事故や、正に奇跡
的にも墜落だけは免れはしたが、ハワイのアロハ航空機
の、操縦席後部客室の床から上全てが前後数メートルに
亙って高高度飛行中に突然吹き飛んだ恐怖の事故等は今
も記憶に新しいところである。
は、リベット列を用いて接合した、繰り返して引張り応
力が掛かる外板パネルの接合部分において、金属疲労に
よる亀裂が個々のリベット穴から隣のリベット穴を互い
に結び合う方向に徐々に進展して行き、最終的には応力
的に無視できない程にまで発達し、ついには最後の応力
印加時に数十個にも及ぶリベット穴から成るリベット穴
列が、本来このような場合の破壊の進展を阻止する筈で
あったフレームやストリンガーの列をも引き千切る形で
乗り越えて一気に大破壊に至るという、“マルチサイト
クラック”と呼ばれる現象によってひき起こされるもの
とされている。
上の定格応力に近い引張り応力が問題のリベット穴の列
に繰り返し印加され続けることであることは言うまでも
ないが、そのような亀裂の発生や進展は、問題の接合部
分における接着剤の効力の低下という事態を踏まえて発
生する場合も多いものと考えられる。
壊に至る以前の段階から問題の部分からは与圧時の“空
気漏れ”を伴うことになる(実際に、日航機の場合にも
破壊部分からは、この“空気漏れ”が以前から発生して
いたことを示す、乗客の煙草によるものと思われるター
ルの付着が見出されている)。
外でも“空気漏れ”は与圧機体等の与圧される構造物に
とっては深刻な問題であり、その検出もまた、本来極め
て重要な問題である。
めて緩慢であり、また、一気破壊に至る遥か以前から、
例えば航空機の場合で言えば、飛行中の良く知られた機
内騒音を越える程の音量でシューシューと音を立てて空
気が漏れて事前に空気漏れが発見される等と言う事態は
まず考えられない(アロハ航空機の場合には一気破壊の
直前にはこのような事態になったと言われている)。
は潜在的には認識されていたにしても、これを検知記録
する有効な手立てはこれまで確立されてはいなかった。
明の要旨を説明する。
て、機体等の内外の圧力差の情報、及び、与圧の為に送
り込んでいる単位時間当たりの空気等の量と換気等の為
に正規の排出機構から排出している単位時間当たりの空
気等の量との差の情報を時々刻々測定し、適当な記録媒
体に記録,保存しておき、必要な時点でこれを取り出せ
るようにしたことを特徴とする与圧機体等の空気等漏洩
監視,記録システムに係るものである。
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
得る情報を含めた意味である。)A、及び、換気等の為
に正規の排出機構から排出している単位時間当たりの空
気等の量との差の情報(これを知り得る情報を含めた意
味である。)Bを時々刻々と測定して保存しておき、例
えば定期点検の際にこの情報を取り出し、分析すること
で機体の空気漏れの有無やそのレベル等を知ることがで
き、その情報に基づいて必要な精密検査等の事前の手立
てを講ずることが可能となる。
面に基づいて説明する。
であって、システムの中心を成す情報処理機構2によ
り、機体内の圧力の情報を得るセンサー3並びに機体外
の圧力の情報を得るセンサー4からの情報及び、これら
から得られる機体内外の圧力差の情報及び与圧の為に送
り込んでいる単位時間当たりの空気量の情報を得るセン
サー5からの情報と、換気等の為に正規の排出機構から
排出している単位時間当たりの空気量の情報を得るセン
サー6からの情報並びにこれらから得られる機体に出入
りしているこれらの空気量の差の情報を時々刻々ICカ
ード7に記録するようにしたものである。尚、図面の中
で、各構成要素を結び付けている“線”に付記された矢
羽根印はこのシステムにおける情報の流れを示している
ものである。 これら情報をこの機体の新造時から継続
的に記録し続けておき、定期点検の際等にデーターを取
出て解析することによって機体の空気漏れの有無やその
レベル等を知ることができ、その情報に基づいて必要な
精密検査等の事前の手立てを講ずることが可能となる。
究明の手掛かりの提供という面を考慮すれば、過去の一
定時間については秒のオーダーで細かく記録し、それ以
前の一定時間については1〜2分のオーダーで記録し、
更にそれ以前の一定時間については例えば、国際線用の
機体では30〜1時間のオーダーで、また、国内線用の
機体では15〜30分のオーダーで記録するようにシス
テムの中央処理機構の処理手順を設定することも極めて
有意義な設定となる。
えば航空機の場合について言えば、その機体の新造時か
ら継続的に記録し続けておき、定期点検の際等にデータ
ーを取出て解析することによって機体の空気漏れの有無
やそのレベル等を知ることができ、その情報に基づいて
必要な精密検査等の事前の手立てを講ずることが可能と
なる。
究明の手掛かりを得ることができる画期的な与圧機体等
の空気等漏洩監視,記録システムとなる。
ブロック概念図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 与圧機能を備えた航空機等の構造物に対
して、機体等の内外の圧力差の情報、及び、与圧の為に
送り込んでいる単位時間当たりの空気等の量と換気等の
為に正規の排出機構から排出している単位時間当たりの
空気等の量との差の情報を時々刻々測定し、適当な記録
媒体に記録,保存しておき、必要な時点でこれを取り出
せるようにしたことを特徴とする与圧機体等の空気等漏
洩監視,記録システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP801096A JPH09196802A (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | 与圧機体等の空気等漏洩監視,記録システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP801096A JPH09196802A (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | 与圧機体等の空気等漏洩監視,記録システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09196802A true JPH09196802A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11681390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP801096A Pending JPH09196802A (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | 与圧機体等の空気等漏洩監視,記録システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09196802A (ja) |
-
1996
- 1996-01-22 JP JP801096A patent/JPH09196802A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040528 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040607 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040806 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050107 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050324 |