JPH09192928A - 歯筋連続創成歯切り法による曲り歯傘歯車の加工装置および加工方法 - Google Patents

歯筋連続創成歯切り法による曲り歯傘歯車の加工装置および加工方法

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JPH09192928A
JPH09192928A JP371196A JP371196A JPH09192928A JP H09192928 A JPH09192928 A JP H09192928A JP 371196 A JP371196 A JP 371196A JP 371196 A JP371196 A JP 371196A JP H09192928 A JPH09192928 A JP H09192928A
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JP
Japan
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gear
cutting
oil
cutter
cutting tool
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Pending
Application number
JP371196A
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English (en)
Inventor
Masaki Sugimoto
正毅 杉本
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F21/00Tools specially adapted for use in machines for manufacturing gear teeth
    • B23F21/12Milling tools
    • B23F21/22Face-mills for longitudinally-curved gear teeth
    • B23F21/223Face-mills for longitudinally-curved gear teeth with inserted cutting elements
    • B23F21/226Face-mills for longitudinally-curved gear teeth with inserted cutting elements in exchangeable arrangement

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッターとワークが互いに噛み込む切削条件
下において、切粉の除去および冷却を効果的に行って、
歯切り工具の寿命向上と加工能率向上による加工コスト
の削減および被削ワークの仕上げ面粗度を向上するこ
と。 【解決手段】 環状フライスカッターを用いた歯筋連続
創成歯切り法による曲り歯傘歯車の加工において、カッ
ターボディ6の内部に切削油9を導通させる油路18を
設け、外部油圧源から供給された切削油9を、該カッタ
ーボディ6の内部の油路18を経由して、歯切り工具7
の切り歯部に供給するようにすると共に、複数のプラン
ジャー19と円盤カム21とからなる切削油経路断続機
構によって、加工領域内に位置する歯切り工具7にのみ
切削油9を供給するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環状フライスカッ
ターを用いた歯筋連続創成歯切り法による曲り歯傘歯車
の歯切り加工装置および加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の曲り歯傘歯車の歯切り加工装置と
しては、例えば図6に示すようなものがある。図中1は
ワークヘッド、2はワークヘッド1より突出しているワ
ークスピンドル、3はワークスピンドル2に固定した傘
歯車用のワーク、4はカッターヘッド、5はカッターヘ
ッド4より突出しているカッタースピンドルで、前記ワ
ークスピンドル2に対して所定の角度傾斜できるように
してある。6はカッタースピンドル5の先端に固定され
ている円盤状のカッターボディで、7はこのカッターボ
ディ6の端面の外周部に環状に配設した歯切り工具であ
る。また8は切削油用のタンク、9は切削油、10は切
削油用のポンプ、11は吸入用の配管、12は吐出用の
配管である。
【0003】上述の装置で歯切りを行うには、歯切り工
具7とワーク3が互いにかみ合うような相対運動を行い
ながら、曲り歯傘歯車の歯面が形成される。その際、歯
切り工具7とワーク3との間において、切削加工に伴う
熱と切り粉が発生する。切削加工を継続するためには、
この熱と切り粉を除去する必要があるから、従来は加工
位置付近に図6で示すように、吐出用の配管12によっ
て切削油9を散布していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の環状フライスカッターを用いた歯筋連続創成
歯切り法による曲り歯傘歯車の歯切り加工方法にあって
は、図6に示すように、加工位置付近に切削油9を散布
して、切削熱と切り粉を除去する構成となっていたた
め、歯筋連続創成歯切り法による曲り歯傘歯車の歯切り
加工のように歯切り工具7とワーク3が互いにかみ合い
ながら切削が行われる場合、切削油9がはね飛ばされて
加工部位に十分行き渡らず、切削熱や切り粉の除去が不
十分となりやすくなる結果、歯切り工具7が早期に摩耗
してしまうという問題点があった。図7は従来例におけ
る歯切り工具7の摩耗状況を示すもので、切削油9が行
き渡りにくい工具7の頂面付近(斜線部分)の摩耗が激
しい。図中7aは頂面、7bはフランク荒削り面、7c
はスロット、7dは第1すくい面である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本発明においては、カッターヘッドに対して回転自
在なカッタースピンドルの先端に固定された円盤状のカ
ッターボディの端面に歯切り工具を環状に配設したもの
を、ワークヘッドの回転軸に対してその回転軸を傾斜さ
せて設け、切削油を前記カッターヘッド、カッタースピ
ンドルおよびカッターボディに設けた油路を介して各歯
切り工具の刃部に供給できるようにし、この各歯切り工
具と連通する油路の途中に油路を開閉できるプランジャ
ーを、その一部が前記カッターボディの外方へばね力に
よって突出するように設け、これら各プランジャーの突
出端部と衝合する円盤カムを前記カッターヘッドに固定
して設け、加工域内に位置する歯切り工具にのみ切削油
を供給できるようにして歯筋連続創成歯切り法による曲
り歯傘歯車の加工装置を構成する。
【0006】また本発明の歯筋連続創成歯切り法による
曲り歯傘歯車の加工方法は、前記した本発明の装置を使
用して前記ワークヘッドの回転軸に固定したワークと、
前記カッターボディの端面に環状に配設した歯切り工具
とを互いに噛み込むように回転させると共に、加工域内
に位置する歯切り工具にのみ切削油を供給するようにす
る。
【0007】
【発明の効果】上述のように本発明においては、カッタ
ーボディの内部に切削油を導通させる油路を備え、外部
油圧源から供給された切削油を、該カッターボディ内部
の油路を経由して、歯切り工具の切り歯部位に供給する
ようにし、かつ、主として複数のプランジャーと円盤カ
ムとから構成される切削油経路断続機構によって、加工
領域内に位置する歯切り工具のみに該切削油が供給され
る構成としたため、カッターとワークが互いに噛み込む
ような切削条件下においても、切粉の除去と、カッター
の冷却が効果的に行われ、その結果、歯切り工具の寿命
向上と加工能率の向上によって加工コストを削減すると
共に、被削ワークの仕上げ面粗度の向上による性能向上
を図ることができるという効果が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5について本発明
の実施の形態を説明する。図中前記符号と同一の符号は
同等のものを示している。すなわち、1はワークヘッ
ド、2はワークヘッド1より突出しているワークスピン
ドル、3はワークスピンドル2に固定した傘歯車用のワ
ーク、4はカッターヘッド、5はカッターヘッド4より
突出しているカッタースピンドルで、前記ワークスピン
ドル2に対して所定の角度傾斜できるようにしてある。
6はカッタースピンドル5の先端に固定されている円盤
状のカッターボディで、7はこのカッターボディ6の端
面の外周部に環状に配設した歯切り工具である。また8
は切削油用のタンク、9は切削油、10は切削油用のポ
ンプ、11は吸入用の配管、12は吐出用の配管であ
る。
【0009】また図2の13はカッターボディ6をカッ
タースピンドル5に連結するためのボルト、14は各歯
切り工具7をカッターボディ6に固定するためのクラン
プブロック、15はそのクランプブロック14を押し付
けるためのブレードスクリューである。図3は歯切り工
具7の斜視図で、7aは頂面、7bはフランク荒削り
面、7cはスロット、7dは第1すくい面、7eはフラ
ンク仕上げ面、7fは側面である。
【0010】本実施例においては、前記切削油9の吐出
用の配管12をカッターヘッド4に、図1に示すように
接続すると共に、この配管12と連通する油路16をカ
ッターヘッド4内に設け、この油路16と連通する油路
17をカッタースピンドル5内に設け、さらにこの油路
17と連通すると共に、各歯切り工具7のスロット7c
に接続する油路18をカッターボディ6内に設ける。
【0011】また図2に詳細に示すように、各歯切り工
具7のスロット7cと連通する油路18の途中に油路1
8を開閉できるプランジャー19を、そのプランジャー
19の一部が前記カッターボディ6の外方へコイルばね
20の作用によって突出するように設け、これら各プラ
ンジャー19の突出端部19aと衝合する円盤カム21
を前記カッターヘッド4に支持部材22を介して固定し
て設け、加工域内に位置する歯切り工具7にのみ切削油
9を供給できるようにする。図2の19bはプランジャ
ー19に設けたスプール部であり、23は歯切り工具7
のスロット7c内に設けた油栓である。
【0012】図4は、円盤状カッターボディ6の外周部
に環状に配置した歯切り工具7の配置例を示すもので、
この場合合計17個の歯切り工具7がa〜qのように配
置されており、この内矢印Aで示す範囲が加工領域であ
る。すなわちカッターボディ6の矢印Bの回転によっ
て、矢印Aの領域内に入った歯切り工具7にのみ切削油
9が、円盤カム21とプランジャー19の作用によって
供給されるようにする。図5 (a)(b) は、横座標に円
盤カム21の位相(度)と、図4に示した各歯切り工具
の配列位置a〜qをとり、縦座標には、(a)の場合は
円盤カム21の高さをとり、(b)の場合は切削油の供
給量をとって示したグラフである。すなわち、このグラ
フによれば、円盤カム21が高い位相で切削油が供給さ
れることがわかる。
【0013】次に上述のように構成した本発明装置の作
用を説明する。切削油用のポンプ10から供給される切
削油9は、カッターヘッド4内の油路16、カッタース
ピンドル5の内部の油路17、カッターボディ6の内部
の油路18を経由して、各歯切り工具7のスロット7c
に供給される。カッターボディ6の内部の油路18に
は、各歯切り工具7のスロット7cに接続する直前に、
プランジャー19による弁が設けられ、スプール部19
bを持つプランジャー19と、コイルばね20と、円盤
カム21の作用によって、加工に関与する位相付近にあ
る複数の歯切り工具(図4のg,h,i)のみに切削油
9が供給され、加工に関与しない位相にある歯切り工具
には供給されない。歯切り工具7のスロット7cに供給
された切削油9は、第1すくい面7d、スロット7cか
ら、切削エッジ7g(図3参照)に直接供給される。
【0014】これによって、カッターである歯切り工具
7とワーク3が互いに噛み込むような切削条件下におい
ても、切粉の除去と、歯切り工具7およびワーク3の冷
却が効果的に行われ、その結果、歯切り工具7の寿命の
向上と加工能率の向上による加工コストの削減を図ると
共に、被削ワークの仕上げ面粗度の向上によって歯切り
性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体略図である。
【図2】その要部の断面図である。
【図3】歯切り工具の斜視図である。
【図4】カッターボディの各歯切り工具の配置を示す正
面図である。
【図5】(a)は、円盤カムの各位相におけるカムの高
さを示すグラフであり、(b)は、円盤カムの各位相に
おける切削油の供給量を示すグラフである。
【図6】環状フライスカッターを用いた歯筋連続創成歯
切り法による曲り歯傘歯車の従来の歯切り加工装置を示
す略図である。
【図7】従来の歯切り工具の頂部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ワークヘッド 2 ワークスピンドル 3 ワーク 4 カッターヘッド 5 カッタースピンドル 6 カッターボディ 7 歯切り工具(カッター) 7a 頂面 7b フランク荒削り面 7c スロット 7d 第1すくい面 7e フランク仕上げ面 7f 側面 7g 切削エッジ 8 タンク 9 切削油 10 ポンプ 11 吸入用の配管 12 吐出用の配管 13 ボルト 14 クランプブロック 15 ブレードスクリュー 16,17,18 油路 19 プランジャー 19a 突出端部 19b スプール部 20 コイルばね 21 円盤カム 22 支持部材 23 油栓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッターヘッドに対して回転自在なカッ
    タースピンドルの先端に固定された円盤状のカッターボ
    ディの端面に歯切り工具を環状に配設したものを、ワー
    クヘッドの回転軸に対してその回転軸を傾斜させて設
    け、切削油を前記カッターヘッド、カッタースピンドル
    およびカッターボディに設けた油路を介して各歯切り工
    具の刃部に供給できるようにし、この各歯切り工具と連
    通する油路の途中に油路を開閉できるプランジャーを、
    その一部が前記カッターボディの外方へばね力によって
    突出するように設け、これら各プランジャーの突出端部
    と衝合する円盤カムを前記カッターヘッドに固定して設
    け、加工域内に位置する歯切り工具にのみ切削油を供給
    できるようにしたことを特徴とする歯筋連続創成歯切り
    法による曲り歯傘歯車の加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置を使用して前記ワー
    クヘッドの回転軸に固定したワークと、前記カッターボ
    ディの端面に環状に配設した歯切り工具とを互いに噛み
    込むように回転させると共に、加工域内に位置する歯切
    り工具にのみ切削油を供給するようにしたことを特徴と
    する歯筋連続創成歯切り法による曲り歯傘歯車の加工方
    法。
JP371196A 1996-01-12 1996-01-12 歯筋連続創成歯切り法による曲り歯傘歯車の加工装置および加工方法 Pending JPH09192928A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109434220A (zh) * 2019-01-10 2019-03-08 姚显民 一种弧锥齿轮加工方法
CN109540080A (zh) * 2018-12-10 2019-03-29 北京科技大学 一种定位检测装置
CN111546115A (zh) * 2020-06-18 2020-08-18 温州屉安智能科技有限公司 一种废屑收集的快速数控切削设备

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