JPH09187475A - 涙道内挿管用具 - Google Patents

涙道内挿管用具

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JPH09187475A
JPH09187475A JP8019271A JP1927196A JPH09187475A JP H09187475 A JPH09187475 A JP H09187475A JP 8019271 A JP8019271 A JP 8019271A JP 1927196 A JP1927196 A JP 1927196A JP H09187475 A JPH09187475 A JP H09187475A
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栗橋克昭
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 涙道内での安定性をよくしたヌンチャク形を
した涙道内挿管用具を提供する。 【解決手段】 涙道内に挿管されるべき所定長さの柔軟
なチューブと、チューブの両側に接続された1対の消息
子からなる涙道内挿管用具において、チューブの中央部
は柔軟で軽く、その両側は硬く重くなっており、その接
続部の切れ目から挿入された消息子は太い部分と細い部
分からなり、消息子の先端でチューブの盲端となった両
端に過大な力が加わらないように配置されていることを
特徴とする涙道内挿管用具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、涙道閉塞とドラ
イアイの治療のための涙道内挿管用具に関する。
【0002】
【従来の技術】涙道は、図1に示すように、上涙点1
1、下涙点12、上涙小管13、下涙小管14、総涙小
管15、涙嚢16、鼻涙管17からなる。鼻涙管17は
鼻腔の中の下鼻道に開いている。涙点から鼻涙管下端ま
での長さは個人個人によって異なるが、33〜45mm
(平均38mm)である。たとえば、栗橋克昭『涙道の
解剖と機能』眼科手術2:403−413(1989)
を参照。いずれの部位においても、涙道閉塞は流涙をき
たし、患者を非常に悩ませる病気である。一方、ドライ
アイは涙腺19から分泌される涙液が不足するために眼
表面に変化を起こす疾患で、眼乾燥感、眼疲労、粘着感
などの眼の乾燥症状を起こし、流涙に劣らず、患者を悩
ませる疾患である。
【0003】従来の涙道閉塞の治療法としては、顔面に
切開を入れ、上顎骨前頭突起の骨壁を出して、骨に穴を
あけて行う大きな手術が行われている。一方、従来の涙
道閉塞の治療法として、大きな手術に頼らずに、涙道の
閉塞部を消息子でついて開いた上で、再閉塞しないよう
に細いシリコーンチューブを涙道内に留置する方法も実
施され、その有用性がすでに確認されている。上顎骨前
頭突起はその背後にあるもろい篩骨のための強固な防護
壁の役割を果たしており、涙道閉塞のための大きな手術
はこの上顎骨前頭突起に大きな穴をあける手術である。
したがって、できるだけ大きな手術をせずに涙道閉塞が
治療されることが望まれる。したがって、近年ますます
このシリコーンチューブ留置術の有用性が高まってきて
いるのが実情である。
【0004】従来のシリコーンチューブの挿入方法は、
特公昭56−50579号公報に示されている。そこに
開示されているジョン・エス・クラウフォードによる方
法が従来の代表的な方法である。それを説明すると、図
2および図3に示すように、シリコーンチューブ24、
25、26の両端22、23に案内用の消息子20、2
1をつないでおき、一方の消息子20を下涙点12から
下涙小管14、総涙小管15、涙嚢16、鼻涙管17を
経て鼻腔下鼻道まで挿入し、鼻孔18からフック29を
挿入し、消息子の先端のふくらんだ部分27にひっかけ
て、それを下鼻道から引き出すことにより、それに接続
しているシリコーンチューブ24を下涙点より涙道に引
き込む。同じようにして他方の消息子21を上涙点11
より挿入し、消息子の先端のふくらみ28にフック29
をひっかけて、下鼻道より消息子を引き出すことにより
シリコーンチューブのもう一方の側25を涙道内に引き
込み、図3のように涙道内に留置し、消息子20、21
を取り除き、シリコーンチューブの両側24、25を鼻
腔内で図4に示すように結び合わせる。シリコーンチュ
ーブの挿入後、上下涙点の間にシリコーンチューブの中
央部26が現れる。
【0005】他の従来の方法も、下鼻道より消息子を引
き出すことにより、シリコーンチューブを引き込むとい
う点で同様である。
【0006】また、ドライアイの治療法として、涙が涙
道から排泄されないように上下涙点11、12を焼灼
し、塞いでしまうことが行われている。その後、流涙を
きたす患者がいるので、現在は涙点にプラスチックでつ
くられた涙点プラグを挿入することが行われている。涙
点プラグとしては、フリーマンの涙点プラグ(Free
mann JM: Trans Am Acad Op
hthalmol Otolaryngol 79:8
74−879, 1975)がよく知られている。涙点
プラグを行ってみて問題のないとき、上記の焼灼による
涙点閉鎖術が行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の方法は、
案内用の消息子20、21を鼻孔から引き出さなければ
ならないが、この操作が難しく、鼻出血を起こしたり、
鼻腔にある下鼻甲介の骨を骨折させたりすることがまれ
でなかった。消息子を鼻孔より引き出すために長時間を
要し、不可能なこともあった。とくに赤ん坊の鼻涙管閉
塞の治療のとき、案内用の消息子を小さな鼻孔より引き
出すことは至難のわざである。また従来の方法において
は、消息子の先端で骨性鼻涙管の骨膜をこすりつけると
患者は激痛を訴える。骨膜には多数の知覚神経が分布し
ているからである。むこうずねすなわち弁慶の泣き所を
叩いたときの痛みも骨膜に分布する知覚神経による痛み
である。
【0008】また、従来の涙道閉塞治療用のシリコーン
チューブは全長にわたり均一な太さであり、弾力性があ
り、強くU型に折り曲げることは不可能である。そのた
め、涙道内での安定性が悪く、留置後シリコーンチュー
ブが涙点から抜け出してくることもまれでない。従来の
技術では鼻腔内で上下涙点より挿入したシリコーンチュ
ーブの両端を結ぶが、抜け出してきて、ききわけのない
幼児がそれを指で引っ張ることがある。そうすると、結
び目30が図5に示すように涙嚢16に入り、シリコー
ンチューブを抜去することが難しくなる。
【0009】クラフトら(Kraft et al:
Am. J. Ophthalmol 94:290−
298, 1982.)やプシラスら(Psilas
etal: Dacriology News No.
1:25, 1992)は涙道閉塞に対し、従来の方
法でシリコーンチューブを留置しているが、それぞれ8
0.3%、78%の高い成功率を得ている。しかし、一
般に涙道閉塞に対しシリコーンチューブ留置が行われ
ず、すぐに涙嚢鼻腔吻合術などの大きな手術が行われて
いる。この原因として、従来のシリコーンチューブ留置
法では、下鼻道から消息子を引き出すことが非常に難し
いということがあげられる。もし、このような難しい鼻
内操作のない簡単なシリコーンチューブ留置法があるの
ならば、医師はみな大きな手術を施行する前に、シリコ
ーンチューブの留置を行うようになるであろうし、その
ことにより多くの患者がシリコーンチューブ留置だけで
治癒し、大きな手術を受けずにすむようになると考えら
れる。また、ドライアイに対しては、涙点プラグを涙点
に挿入し留置することが行われているが、挿入が浅いた
め、抜けてきやすいということが問題となっている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明は、涙道
内に挿管されるべき所定長さの柔軟なチューブと、チュ
ーブの両側に接続された1対の消息子からなる涙道内挿
管用具において、チューブの中央部は柔軟で軽いもので
なっており、その両端に接続されたチューブは硬く重
く、そしてその先端は盲端となっており、その接続部分
に一致して、太いチューブの側に消息子を挿入するため
の小さな切れ目があり、その切れ目から太いチューブの
盲端まで消息子を挿入するが、消息子の先端で盲端を破
りにくいようにするために、消息子が細い部分と太い部
分からなり、消息子の細い部分の長さは太いチューブの
長さと同一か、それより1〜5mm短い長さで、消息子
の太い部分は小さな切れ目から入ってゆかないようにさ
れていることを特徴とする涙道内挿管用具を要旨として
いる。
【0011】本願の第2発明は、涙道内に挿管されるべ
き所定長さの柔軟なチューブと、チューブの両側に接続
された1対の消息子からなる涙道内挿管用具において、
チューブの中央部は柔軟で軽いものでなっており、その
両端に接続されたチューブは硬く重く、そしてその先端
は盲端となっており、その接続部分に一致して、太いチ
ューブの側に消息子を挿入するための小さな切れ目があ
り、その切れ目から太いチューブの盲端まで消息子を挿
入するが、その盲端が破れにくくするために、盲端部が
亀頭状に太くなり、肉厚がさらに厚くなっていることを
特徴とする涙道内挿管用具を要旨としている。
【0012】本願の第3発明は、涙道内に挿管されるべ
き所定長さの柔軟なチューブと、チューブの両側に接続
された1対の消息子からなる涙道内挿管用具において、
チューブの中央は柔軟なものでなっており、その両側に
太く硬いチューブが接続されているが、その接続部分に
一致して消息子を挿入するための小さな切れ目が存在す
ることを特徴とする涙道内挿管用具を要旨としている。
【0013】本願の第4発明は、涙道内に挿管されるべ
き所定長さの柔軟なチューブと、チューブの両側に接続
された1対の消息子からなる涙道内挿管用具において、
消息子が細い部分と太い部分と把持部からなっているこ
とを特徴とする涙道内挿管用具を要旨としている。
【0014】本願の第5発明は、涙道内に挿管されるべ
き所定長さの柔軟なチューブと、チューブの両側に接続
された1対の消息子からなる涙道内挿管用具において、
消息子細い部分と太い部分と把持部からなり、消息子の
太い部分を操作中に細い部分に替えることが容易にでき
ることを特徴とする挿管用具を要旨としている。
【0015】本願の第6発明は、涙道内に挿管されるべ
き所定長さの柔軟なチューブと、チューブの両側に接続
された1対の消息子からなる涙道内挿管用具において、
チューブの中央部を軽く柔軟にするために肉厚を薄くし
てあることを特徴とする挿管用具を要旨としている。
【0016】本願の第7発明は、涙道内に挿管されるべ
き所定長さの柔軟なチューブと、チューブの両側に接続
された1対の消息子からなる涙道内挿管用具において、
チューブの先端部が破れないように肉厚を厚くしたもの
を特徴とする挿管用具を要旨としている。
【0017】本願の第8発明は、涙道内に挿管されるべ
き所定長さの柔軟なチューブと、チューブの両側に接続
された1対の消息子からなる涙道内挿管用具において、
消息子が細い部分と太い部分からなり、消息子の太い部
分がチューブと共に涙道内に入ってゆけるように、チュ
ーブの両側の肉厚の厚く重いチューブの他端に小さな切
れ目をつけたことを特徴とする挿管用具を要旨としてい
る。
【0018】本願の第9発明は、涙道内に挿管されるべ
き所定長さの柔軟なチューブと、チューブの両側に接続
された1対の消息子からなる涙道内挿管用具において、
消息子の先端でチューブの壁を破らないように消息子を
円柱状とし、その先端の辺縁をなめらかにしたことを特
徴とする挿管用具を要旨としている。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の好適な実施
例による涙道内挿管用具について説明する。
【0020】本発明者は、涙道閉塞やドライアイの治療
のための操作が簡単で、患者に与える苦痛も著しく軽減
させ、しかも正確にすばやく涙道内に留置物を挿入で
き、挿入後抜けにくく、目的を達したら簡単に抜去でき
る治療用具を鋭意研究を続けた結果、図6に示すような
挿管用具を発明した。長さ50〜140mmのチューブ
の中央部20〜40mmが細く柔らかく軽くなってお
り、その両側が太く硬く重くなっており、両端がとがっ
て盲端となっている。このように、中国の武術で用いる
ヌンチャクのような形をしたものを涙道内挿管器具とし
て使用することが上記の目的に対して、極めて合目的で
あることを見出し、本発明を完成するに至った。ヌンチ
ャクは2本の棒を鎖で連結したものである。
【0021】本発明で使用するプラスチックチューブと
しては、とくに眼組織ならびに生体に対して実質的に無
刺激かつ無毒性のものを選択することが好ましい。この
観点から、すでに涙道閉塞の治療用具として安全性が確
立されているシリコーンチューブが好適であり、なかで
も外径0.9〜1.2mm、内径0.5〜0.7mmの
硬く重いシリコーンチューブ(以下、太い方のチューブ
という)と、外径0.5〜0.7mm、内径0.3〜
0.5mmの柔軟で軽いシリコーンチューブ(以下、細
い方のチューブという)を組み合わせたものがとくに好
適に使用される。
【0022】その構成を説明すると、図6、7、9に示
されるように、この細い方のチューブ(外径0.5〜
0.7mm、内径0.3〜0.5mm、長さ20〜40
mm)40、41の両側に太い方のチューブ(外径0.
9〜1.2mm、内径0.5〜0.7mm、長さ15〜
50mm)42、43を接続する。左側の太い方のチュ
ーブ42と右側の太い方のチューブ43の長さはほぼ等
しい。細い方のチューブ40、41を太い方のチューブ
42、43の内腔に2mm挿入することにより接続す
る。したがって、接続部分45、46は2mmとなる
が、その部分をシリコーン糊で接着しておく。
【0023】太い方のチューブ42、43の先端54、
55はとがらせて盲端にしておく。すなわち、太い方の
チューブ42、43の先端2mmの部分に、太い方のチ
ューブ42、43の内径と同じ直径のロッドをシリコー
ン糊をつけて詰め込む。このようにして、先端2mmの
部分の内腔を完全にシリコーンで埋めた上で先端がとが
るように円錐形に切断し、盲端でとがった両端54、5
5をつくる。このように両端54、55をとがった円錐
形にすると、涙点から挿入しやすくなる。
【0024】太い方のチューブ42、43に直径0.4
mmの消息子61、62を挿入するための長さ0.5m
mの小さな切れ目50、51をチューブに平行になるよ
うにつける。チューブに垂直になるように切れ目をつけ
ると、操作中チューブが切れてしまうことがある。切れ
目をつける位置は太い方のチューブ42、43の他端
で、接続部分45、46に小さな切れ目50、51をつ
けると、これら小さな切れ目50、51より消息子6
1、62を挿入することによりチューブを容易に涙道内
に押し込むことができる。
【0025】図7に示されるように、使用する消息子は
細い部分61、62と太い部分63、64と、把持部6
5、66からなる。細い部分61、62の長さはチュー
ブの太い部分42、43の長さと同一か、それより1〜
5mm短い長さで、太さは0.4〜0.6mmである。
消息子の太い部分63、64は直径0.8〜1.0mm
であり、長さ約0.5mmの小さな切れ目50、51を
通過することはできない。消息子は細い部分61、62
と太い部分63、64からなるが、太いチューブ61、
62の盲端54、55は消息子の先端71、72で押さ
れ、太いチューブの他端につけられた小さな切れ目5
0、51の周辺部は消息子の太い部分63、64の先端
67、68で押される。そのため、チューブを涙道に押
し込むとき、消息子の先端70、71によりチューブの
盲端54、55に加えられる力は消息子の太い部分の存
在により軽減される。
【0026】以上のように消息子でチューブを押し込む
ことにより、チューブは図8に示されるように涙道内に
留置することができる。
【0027】図9に示されるように、消息子が細い部分
61からだけなるときはチューブの先端近くの壁に破れ
84が起こり、そこから消息子の先端70が出てくると
いう、いわゆる突き抜け事故が起こりやすい。図7に示
されるように、消息子が太い部分63、64と細い部分
61、62からなると、図9のような突き抜け事故が少
なくなる。消息子の突き抜け事故が起こると、消息子の
先端で骨性鼻涙管の骨膜がこすりつけられることになり
患者は激痛を訴える。
【0028】さらに、突き抜け事故を少なくするため
に、チューブの盲端部54、55を図10に示すよう
に、亀頭状に肉厚にした盲端部56、57も有用であ
る。この場合、亀頭状部の最大外径は1.1〜1.5m
mである。図11に示されるように、チューブの中央部
の細い部分40、41に直径1mm以下の球形または楕
円形または円盤状の小さな瘤90、91、92、93を
2〜6個つけたものも有用である。
【0029】本発明においては、チューブの中央部が細
いということは本質的なことではなく、チューブの中央
部が柔らかく軽いということが重要である。したがっ
て、図12、13に示されるように、チューブの中央部
がその両端に接続されているチューブと同じ外径で肉厚
が0.1〜0.2mmという薄いチューブ47、48で
もよい。この場合、肉厚の薄いチューブ47、48を、
肉厚の厚いチューブ42、43の一部または全体にかぶ
せるようにして接合するが、その接合部にほぼ一致して
消息子を挿入するための小さな切れ目52、53が、チ
ューブの中央部の肉厚の薄いチューブ47、48につけ
られている。肉厚の厚いチューブ42、43に小さな切
れ目をつけると、ブジーの太い部分63、64が肉厚の
厚いチューブ42、43と共に涙小管内に挿入できない
ことがあるからである。
【0030】図9に示されるような消息子による突き抜
け事故を少なくするために、図14に示されるように消
息子の細い部分は円柱状で、その先端70はなめらか
で、角のないものでなくてはならない。図15のよう
に、消息子の先端70がとがっていたり角ばっていると
きは突き抜け事故を起こしやすい。
【0031】図16に示されるように、消息子の太い部
分63が消息子の把持部65と一体化し、消息子の細い
部分61に取り付けたり、はずしたりできるようになっ
たものが便利である。この消息子の全体はステンレスで
できていてもよいが、細い部分61だけステンレス製
で、残りの太い部分63と把持部65がポリエチレンや
ポリプロピレンなどのプラスチック製でもよい。涙小管
13、14が極端に細い時、消息子の太い部分63は涙
小管13、14の中に入ってゆくことができない。この
ような場合、図16に示されるように、消息子の把持部
65と消息子の太い部分63の一体化した部分を除き、
消息子の細い部分61だけにすると、チューブと共に消
息子の細い部分61が涙小管13、14の中に入ってゆ
くことができるのでチューブを涙道内に留置することが
できる。
【0032】消息子の太い部分63、64を、図17に
示されるように、外径0.9〜1.2mm、内径0.3
〜0.5mmのポリエチレンチューブでチューブの軸芯
に平行に幅0.05〜0.15mmのチューブの壁の欠
損部85を有するチューブ87を、消息子の細い部分6
1に通すことによりつくることができる。また、厚さ
0.1mm幅1〜3mmのシリコーンでできた直径3〜
10mmの輪すなわちシリコーン輪88の中にポリエチ
レン製チューブ87を通してから、ポリエチレン製チュ
ーブの壁の欠損部85から押し込むシリコーン輪の部分
89の上に、消息子の細い部分61を置いてポリエチレ
ン製チューブの欠損部85からポリエチレン製チューブ
87の内腔の中に消息子の細い部分61を押し込む。ポ
リエチレン製チューブ87が手術中に邪魔になったとき
は、シリコーン輪88の外側に出た部分86をピンセッ
トで引っ張ることにより、ポリエチレン製チューブ87
は簡単に除かれ、消息子の細い部分61だけとすること
ができるので便利である。シリコーン輪の代わりに直径
0.1mmのナイロン糸などを使用することができる。
【0033】このようにして、太い部分と細い部分から
なる消息子を取り付けた全長50〜140mmのチュー
ブをつくる。ただし、中央部の細い方のチューブ40、
41が25〜40mmのときは、両側の太い方のチュー
ブ42、43の長さを15〜40mmとし、全体として
70〜110mmの長さにすると挿入しやすい。
【0034】このチューブの全長であるが、成人の鼻涙
管閉塞のときは100〜120mmのものが有用で、子
供の鼻涙管閉塞のときは70〜100mmのものが有用
である。個人個人の涙道の長さと涙道の内腔の広さに応
じて使用するチューブの長さと太さが異なってくるが、
中央部の細い部分が太さ0.64mm、長さ25mm、
両側の太い部分が太さ0.94mm、長さ40mmで、
全長105mmのものが最も多く使用される。ドライア
イの治療のためには、本発明の細いタイプの用具を2本
挿入したり、本発明の太いタイプの用具や本発明の中央
部の細い部分に瘤をつけたタイプの用具を使用すると、
より効果的である。
【0035】涙道内での安定性をよくするためには、チ
ューブの中央部が柔軟で軽く、チューブの両側が硬く重
くなっているということが重要で、中央部をつくるもの
は、以上述べた外径0.5〜0.7mmの細い方のチュ
ーブ40、41ではなく、内腔のない直径0.5〜0.
7mmの柔らかいロッドでもよい。
【0036】中央部の細い部分の中点に印44をつけて
おく。中央部の細い部分は白色でも透明でもよいが、そ
の両側の太い部分は透明にして、挿入した消息子61、
62がどこまで入ったかを確認できるようにする。
【0037】中央部の細い部分の中点に印44をつける
ことにより、チューブが正しく挿入されたかどうかを確
認することができる。もし正しく挿入されていると、そ
の印44が上下涙点の間にくる。一方にずれて入ってい
ると、印44が見えなくなる。一度正確に挿入される
と、チューブがずれてしまうことは非常にまれである。
チューブを抜去しやすいように、あるいは角膜を刺激し
ないように、太い部分と細い部分の境界50、51がな
めらかな勾配をつくるようにしたほうがよい。
【0038】図6に示されているように、両端54、5
5は円錐形にとがっており、盲端となっている。太い部
分と細い部分の境界50、51が段をつくらず、ゆるい
勾配をつくっている。
【0039】上下涙小管の長さは約10mmであるの
で、図6に示されるように、両端54、55から10m
mの位置に、それぞれ印80、81をつけると、どの程
度涙小管の中にチューブが挿入されたかを確認できるの
で便利である。これらの印80、81は省略してもよ
い。
【0040】図7、12に示されるように、最初からチ
ューブに消息子61、62が取り付けられたものが便利
である。
【0041】図10に示されるチューブの両端の亀頭状
部の最大径が1.5mmを超えると、太すぎるために涙
小管に挿入できないことがある。
【0042】接続部分45、46がはずれることは非常
にまれであるが、接続部分をなくし、チューブの中央部
が細い方のチューブ40、41からなり、その両側が太
い方のチューブ42、43からなる全く接続部分のない
1つのものからなる用具が最もよい。図9において、肉
厚の薄いチューブ47、48を、肉厚の厚いチューブ4
2、43の全体にかぶせて、全く接続部や段差のないも
のとしてもよい。
【0043】本発明はいずれも手術顕微鏡下で局所麻酔
または全身麻酔を行ったうえで使用するのが普通である
が、ほとんどすべての患者に対して局所麻酔で簡単に施
行することができる。
【0044】前述の実施例による挿管器具の実施方法に
ついて図1、6、7、8を参照して説明する。
【0045】下涙点12からチューブの盲端となった一
端54を挿入してゆく。挿入に先立って、消息子を挿入
して涙道の閉塞部を穿破することにより開いておくこと
は従来の方法と同じである。また、従来の方法と同じよ
うに、あらかじめ涙点の耳側に切開を加えたり、涙点拡
張針で涙点を拡張しておく。図7のように、左側の太い
方のチューブ42に付けられた小さな切れ目49から直
径0.4mmの消息子61を左側の太い方のチューブ4
2の先端54まで挿入した状態で、細い方のチューブの
左半分40および左側の太い方のチューブ42の先端5
4を、下涙点12から下涙小管14、総涙小管15、涙
嚢16、鼻涙管17を経て下鼻道に至るまで押し込んで
ゆく。そうしてから、細い方のチューブの左半分40お
よび左側の太い方のチューブ42のみを残し、消息子6
1を抜去する。
【0046】次に、上涙点11より細い方のチューブの
右半分41および右側の太い方のチューブ43を涙道内
に押し込むのであるが、それに先立って、直径1mmの
消息子を上涙点11から挿入しておく。上涙点11も耳
側切開や涙点拡張針で涙点を拡張しておく。右側の太い
方のチューブ43の中点の小さな切れ目50から同じよ
うに消息子62を挿入して、細い方のチューブの右半分
41および右側の太い方のチューブ43の先端55を上
涙点11より上涙小管13、総涙小管15、涙嚢16、
鼻涙管17を経て下鼻道に至るまで押し込んでゆく。そ
の後、チューブを残して、消息子62を抜去する。
【0047】図8は、術終了時における挿管器具の留置
状態を示すものであるが、上涙点11と下涙点12の間
に中央部の細い方のチューブ40、41の中点につけら
れた印44が見える。以上のように本発明によれば難し
い鼻内操作が全くない。
【0048】シリコーンチューブは無刺激であり、生体
毒性がないので長期間留置が可能である。抜去するとき
は、上涙点11と下涙点12の間に見えている細い部分
の中点あるては印44をピンセットで引っ張るだけでよ
い。
【0049】
【発明の効果】本発明によると、チューブの中央部が柔
軟で軽いチューブやロッドからなり、その両側が硬く重
いチューブでできているため、ピンセットでチューブの
中央部をつまんで持ち上げると、チューブを逆U字型に
することができる。そのため、涙道内での安定性がよ
い。また、チューブの先端が盲端になっているので、そ
れに消息子を通すことにより確実にチューブを涙道に押
し込むことができる。
【0050】細い方のチューブやロッドと太い方のチュ
ーブの接続部をなくし一体としたものは、接続部がはず
れる心配がなく、さらに優れている。
【0051】また、チューブの太い部分と細い部分の移
行がなめらかなものは、万一ずれても太い方のチューブ
の断端が角膜を刺激することが少ない。
【0052】また、太い方のチューブにつける小さな切
れ目をチューブに平行にすることによりチューブが裂け
てちぎれるということがなくなった。
【0053】さらに、チューブの先端を円錐形にとがら
せることにより、涙点からの挿入が容易となった。
【0054】さらに、本発明による挿管用具は、従来の
ものと異なり、難しい鼻内操作を全く必要としないの
で、手術時間が短くなり、患者に与える負担が少ない。
チューブの中央部が細く柔らかいチューブやロッドから
なっていると、従来のチューブとは異なり、強くU型に
折り曲げることができるので、涙道内での安定性がよ
く、自然に抜け出してくることがない。しかも、患者に
与える苦痛が少ないため、一度失敗しても再度行うこと
が容易である。鼻腔内でチューブの両端を結び合わせな
いで涙道内にチューブを留置できるので、万一抜け出て
きても、従来の技術のように涙嚢の中に入り抜去困難に
なるようなことはない。
【0055】本発明による挿管用具は涙道に挿入しやす
く抜去しやすいが、従来のものに比較して、挿入中抜け
出してくるということは格段に少ない。また、細い部分
の中点に印がついていると、正しく入っているかどうか
の確認が容易である。
【0056】このチューブを使用することにより、簡単
に涙道内にチューブを留置できるようになった。このこ
とは、大きな手術をやる前に医師がルーチンとして簡単
にチューブ留置術を行うことができるようになり、60
〜80%の患者がこの簡単な治療で治癒し、大きな手術
を受ける必要がなくなると考えられる。このことは患者
にとって大きな福音である。また、このヌンチャクの形
をした本発明の挿管用具はドライアイの患者の治療にも
使用でき、従来の涙点プラグと比較し、抜け出してきに
くいという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】涙道を示す概略図
【図2】従来の挿管用具を示す概略図
【図3】従来の挿管用具の実施法を説明するための概略
【図4】従来の挿管用具の実施法を説明するための概略
【図5】従来の挿管用具の問題点を説明するための概略
【図6】本発明の挿管用具の一例を示すための側面図
【図7】本発明による挿管用具の実施時の状態を示す斜
視図
【図8】本発明による挿管用具の実施方法を説明するた
めの概略図
【図9】本発明による挿管用具の実施時の状態を示す斜
視図
【図10】本発明の挿管用具を示すための側面図
【図11】本発明の挿管用具を示すための側面図
【図12】本発明の挿管用具を示すための側面図
【図13】本発明による挿管用具の実施時の状態を示す
斜視図
【図14】(a)と(b)は、本発明の挿管用具の側面
図と正面図
【図15】(a)と(b)は、従来の技術を説明するた
めの側面図と正面図
【図16】本発明による挿管用具の一例を示す斜視図
【図17】本発明による挿管用具の他の例を示す斜視図
【符号の説明】
11 上涙点 12 下涙点 13 上涙小管 14 下涙小管 15 総涙小管 16 涙嚢 17 鼻涙管 18 鼻孔 19 涙腺 20、21 消息子 22、23 シリコーンチューブの両端 24、25 シリコーンチューブの両側 26 シリコーンチューブの中央 27、28 消息子の先端のふくらんだ部分 29 フック 30 シリコーンチューブの結び目 40 細いチューブの左半分 41 細いチューブの右半分 42 太いチューブの左側 43 太いチューブの右側 44 細いチューブの中点につけられた印 45、46 接続部分 47 肉厚が薄く柔軟で軽いチューブの左半分 48 肉厚が薄く柔軟で軽いチューブの右半分 50、51 太いチューブにつけられた小さな切れ目 52、53 肉厚の薄いチューブにつけられた小さな切
れ目 54、55 円錐形にとがらせて盲端としたチューブの
両端 56、57 チューブ先端の亀頭状部 80、81 チューブの先端から10mmの位置につけ
られた印 61、62 消息子の細い部分 63、64 消息子の太い部分 65、66 消息子の把持部 67、68 消息子の太い部分の先端 70、71 消息子の細い部分の先端 82、83 肉厚が厚く重いチューブ 84 チューブの破れ 85 ポリエチレンチューブの壁の欠損部 86 シリコーン輪 87 壁の一部を欠損するポリエチレンチューブ 88 シリコーン輪 89 シリコーン輪の消息子を置く部分 90、91、92、93 チューブの細い部分につけら
れた瘤
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】その構成を説明すると、図6、7、8に示
されるように、この細い方のチューブ(外径0.5〜
0.7mm、内径0.3〜0.5mm、長さ20〜40
mm)40、41の両側に太い方のチューブ(外径0.
9〜1.2mm、内径0.5〜0.7mm、長さ15〜
50mm)42、43を接続する。左側の太い方のチュ
ーブ42と右側の太い方のチューブ43の長さはほぼ等
しい。細い方のチューブ40、41を太い方のチューブ
42、43の内腔に2mm挿入することにより接続す
る。したがって、接続部分45、46は2mmとなる
が、その部分をシリコーン糊で接着しておく。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】消息子の太い部分63、64を、図17に
示されるように、外径0.9〜1.2mm、内径0.3
〜0.5mmのポリエチレンチューブでチューブの軸芯
に平行に幅0.01〜0.15mmのチューブの壁の欠
損部85を有するチューブ87を、消息子の細い部分6
1に通すことによりつくることができる。また、厚さ
0.1mm幅1〜3mmのシリコーンでできた直径3〜
10mmの輪すなわちシリコーン輪88の中にポリエチ
レン製チューブ87を通してから、ポリエチレン製チュ
ーブの壁の欠損部85から押し込むシリコーン輪の部分
89の上に、消息子の細い部分61を置いてポリエチレ
ン製チューブの欠損部85からポリエチレン製チューブ
87の内腔の中に消息子の細い部分61を押し込む。ポ
リエチレン製チューブ87が手術中に邪魔になったとき
は、シリコーン輪88の外側に出た部分86をピンセッ
トで引っ張ることにより、ポリエチレン製チューブ87
は簡単に除かれ、消息子の細い部分61だけとすること
ができるので便利である。シリコーン輪の代わりに直径
0.1mmのナイロン糸などを使用することができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 涙道内に挿管されるべき所定長さの柔軟
    なチューブと、チューブの両側に接続された1対の消息
    子からなる涙道内挿管用具において、チューブの中央部
    は柔軟で軽いものでなっており、その両端に接続された
    チューブは硬く重く、そしてその先端は盲端となってお
    り、その接続部分に一致して、太いチューブの側に消息
    子を挿入するための小さな切れ目があり、その切れ目か
    ら太いチューブの盲端まで消息子を挿入するが、消息子
    の先端で盲端を破りにくいようにするために、消息子が
    細い部分と太い部分からなり、消息子の細い部分の長さ
    は太いチューブの長さと同一か、それより1〜5mm短
    い長さで、消息子の太い部分は小さな切れ目から入って
    ゆかないようにされていることを特徴とする涙道内挿管
    用具。
  2. 【請求項2】 涙道内に挿管されるべき所定長さの柔軟
    なチューブと、チューブの両側に接続された1対の消息
    子からなる涙道内挿管用具において、チューブの中央部
    は柔軟で軽いものでなっており、その両端に接続された
    チューブは硬く重く、そしてその先端は盲端となってお
    り、その接続部分に一致して、太いチューブの側に消息
    子を挿入するための小さな切れ目があり、その切れ目か
    ら太いチューブの盲端まで消息子を挿入するが、その盲
    端が破れにくくするために、盲端部が亀頭状に太くな
    り、肉厚がさらに厚くなっていることを特徴とする涙道
    内挿管用具。
  3. 【請求項3】 涙道内に挿管されるべき所定長さの柔軟
    なチューブと、チューブの両側に接続された1対の消息
    子からなる涙道内挿管用具において、チューブの中央部
    は柔軟で軽いものでなっており、その両側に硬く重く肉
    厚の厚いチューブが接続されているが、その接続部分に
    一致して消息子を挿入するための小さな切れ目が存在す
    ることを特徴とする涙道内挿管用具。
  4. 【請求項4】 涙道内に挿管されるべき所定長さの柔軟
    なチューブと、チューブの両側に接続された1対の消息
    子からなる涙道内挿管用具において、消息子が、細い部
    分と太い部分と把持部からなっていることを特徴とする
    涙道内挿管用具。
  5. 【請求項5】 涙道内に挿管されるべき所定長さの柔軟
    なチューブと、チューブの両側に接続された1対の消息
    子からなる涙道内挿管用具において、消息子の細い部分
    と太い部分と把持部からなり、消息子の太い部分を操作
    中に細い部分に替えることが容易にできることを特徴と
    する挿管用具。
  6. 【請求項6】 涙道内に挿管されるべき所定長さの柔軟
    なチューブと、チューブの両側に接続された1対の消息
    子からなる涙道内挿管用具において、チューブの中央部
    を軽く柔軟にするために肉厚を薄くしてあることを特徴
    とする挿管用具。
  7. 【請求項7】 涙道内に挿管されるべき所定長さの柔軟
    なチューブと、チューブの両側に接続された1対の消息
    子からなる涙道内挿管用具において、チューブの先端部
    が破れないように肉厚を厚くしたものを特徴とする挿管
    用具。
  8. 【請求項8】 涙道内に挿管されるべき所定長さの柔軟
    なチューブと、チューブの両側に接続された1対の消息
    子からなる涙道内挿管用具において、消息子が細い部分
    と太い部分からなり、消息子の太い部分がチューブと共
    に涙道内に入ってゆけるように、チューブの両側の肉厚
    の厚く重いチューブの他端に小さな切れ目をつけたこと
    を特徴とする挿管用具。
  9. 【請求項9】 涙道内に挿管されるべき所定長さの柔軟
    なチューブと、チューブの両側に接続された1対の消息
    子からなる涙道内挿管用具において、消息子の先端でチ
    ューブの壁を破らないように消息子を円柱状とし、その
    先端の辺縁をなめらかにしたことを特徴とする挿管用
    具。
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