JPH09186409A - 光源装置、その駆動方法及びそれを用いた光通信方式、光通信システム - Google Patents

光源装置、その駆動方法及びそれを用いた光通信方式、光通信システム

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JPH09186409A
JPH09186409A JP8016955A JP1695596A JPH09186409A JP H09186409 A JPH09186409 A JP H09186409A JP 8016955 A JP8016955 A JP 8016955A JP 1695596 A JP1695596 A JP 1695596A JP H09186409 A JPH09186409 A JP H09186409A
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JP
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polarization
source device
semiconductor laser
polarization mode
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JP8016955A
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Toshihiko Onouchi
敏彦 尾内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2つの偏波モードのしきい値利得の変化を、位
相制御ではなく、光導波路の一部の光の伝搬損失を2つ
の偏波モードに対して独立に変化させて行なって、2つ
の偏波モード間でスイッチングする光源装置、その駆動
方法及びそれを用いた光通信システムである。 【解決手段】半導体レーザ(A)と光学的に結合した偏
波モードスプリッタ(B)の光の伝搬損失を2つの偏波
モードに対して独立に変化させて、しきい利得の大小関
係を制御することで2つの偏波モード間でスイッチング
させる。半導体レーザ(A)と、2つの偏波モードを異
なる伝搬方向に分岐する導波型の偏波モードスプリッタ
(B)が光学的に結合している。偏波モードスプリッタ
(B)を導波する光の伝搬損失を2つの偏波モードに対
して独立に変化させることにより、半導体レーザ(A)
の発振偏波モードは2つの偏波モードのいずれか一方を
選択できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速変調時等にお
いても動的波長変動を抑え、安定に高密度の波長多重光
通信を実現するための光通信用等の光源装置ないし半導
体レーザ装置、その駆動法及びそれを用いた光通信方
式、光通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信分野において伝送容量の拡
大が望まれており、複数の波長あるいは光周波数を1本
の光ファイバに多重させた光周波数多重(光FDM)伝
送の開発が行なわれている。
【0003】光FDMの技術は受信方法によって2つに
大別できる。局発光源とのビートを取って中間周波数を
得て検出するコヒーレント光通信と、波長可変フィルタ
で所望の波長(周波数)の光のみを透過させて検出する
方法である。
【0004】ここでは、後者の波長可変フィルタを用い
た光通信方式について述べる。上記波長可変フィルタに
は、マッハツェンダ型、ファイバファブリペロ型、AO
(音響光学)変調器型、半導体型などがあり開発が進め
られている。
【0005】その光FDMにおいて、伝送容量をなるべ
く多くするためには、波長間隔を小さくすることが重要
である。その為には、波長可変フィルタの透過帯域幅を
小さく、光源となるレーザの占有周波数帯域あるいはス
ペクトル線幅が小さいことが望ましい。例えば、波長可
変幅3nmの半導体DFBフィルタでは、透過帯域幅
0.03nm程度であるため、理想的には100チャネ
ルの多重が可能である。しかし、この場合、光源のスペ
クトル線幅が0.03nm以下であることが要求され
る。現状では、動的単一モード発振する半導体レーザと
して知られるDFBレーザでも、高速(100MHz以
上)で直接ASK変調を行なうと、動的波長変動が起き
てスペクトル線幅が0.3nm程度まで広がってしま
い、このような波長多重伝送には向かない。
【0006】そこで、このような波長変動を抑える変調
方式として、直接偏波変調方式が有望な方式の1つとし
て提案されている(特開平2−159781等を参
照)。
【0007】この偏波変調方式は、図6(b)のように
TEとTMモードがスイッチングする点にバイアス電流
を固定し、I1を微小矩形電流△I1で変調すると、図6
(c)のように発振光の偏波面がスイッチングし、図6
(a)のようにレーザ1000の出力端に偏光子100
1を置いてどちらかの偏波面のみを選択的に取り出すこ
とで、ASKを行なうものである。通常のDFBレーザ
(分布帰還型レーザ)の構造を工夫するだけで、直接変
調するにもかかわらず波長変動が外部変調方式に比べて
さらに小さい。
【0008】原理を簡単に述べる。図6(a)のI1
変調電流△I1を流すことで、DFBレーザ内のrou
nd tripの位相差(位相変化量)が変化する。そ
れによって回折格子による損失が変化、すなわちしきい
値利得が変化するが、TEモードとTMモードでは導波
路の有効屈折率が異なるため、位相差の変化の仕方、す
なわちしきい値利得の変化の仕方が異なる。従って、T
EモードとTMモードのしきい値利得の大小関係を変化
させることができ、これによって偏波変調が可能となる
(小さい方のしきい値利得のモードで発振が起こる)。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】この様に、従来提
案されている偏波変調DFBレーザは、位相を制御する
ことにより偏波スイッチングを実現しており、利得自体
はあまり変化できない。従って、DFBモードの発振波
長近傍(ブラッグ波長近傍)において、TE/TMの利
得が近くなるように精度良く作製しなければならない。
具体的には、活性層においてTE/TMの利得ピークを
一致させたり、利得ピークと回折格子のブラッグ波長の
位置関係を数nmオーダーで一致させる必要があり、再
現性良く作製するのが難しい。また、回折格子の位相シ
フト量や端面反射による影響も大きいため、位相シフト
量、端面の無反射コーテイング等も精度を要求される。
【0010】また、ある程度精度良く作製したとして
も、作製誤差によって、素子間でTE/TMのしきい値
利得差や、回折格子の初期位相差などがばらつく。その
結果、偏波スイッチングするためのレーザバイアス電流
や、変調振幅などにばらつきが生じるため、生産性が良
くない。
【0011】このような課題に鑑み、本発明の目的を各
請求項に対応して以下に述べる。1)の目的は、レーザ
の2つの偏波モードであるTE/TMのしきい値利得の
変化を、位相制御ではなく、光導波路の一部の光の伝搬
損失を2つの偏波モードに対して独立に変化させて行な
って、2つの偏波モード間でスイッチングする光源装置
を提供するものである(請求項1に対応)。2)の目的
は、1)のような作用をする集積型の半導体レーザを有
する光源装置を提供することである(請求項2に対
応)。3)、4)の目的は、簡単に作製できる偏波モー
ドスプリッタを有する光源装置を提供するものである
(請求項3、4に対応)。5)、15)、16)の目的
は、発振波長を変化できる偏波スイッチング可能なレー
ザを有する光源装置およびその駆動方法を提供すること
である(請求項5、15、16に対応)。6)の目的
は、ファブリペロー型の1)のようなレーザを有する光
源装置を提供することである(請求項6に対応)。
7)、10)の目的は、単一縦モード発振可能な1)の
ようなレーザを有する光源装置を提供することである
(請求項7、10に対応)。8)、9)の目的は、単一
モード性を向上させた構造を提供することである(請求
項8、9に対応)。11)、12)の目的は、TE/T
Mの偏波スイッチングを効果的に行なうための活性層の
構造を提供するものである(請求項11、12に対
応)。13)、14)の目的は、偏波スイッチングさせ
るための駆動方法を提供するものである(請求項13、
14に対応)。17)の目的は、1)のようなレーザを
有する光源装置でチャーピングの少ない偏波変調伝送を
行なう光通信方式を提供することである(請求項17に
対応)。18)、19)の目的は、17)のような伝送
方式で用いられる光−電気変換装置及びその伝送方式を
用いた光LANシステムなどの光通信システムを提供す
ることである(請求項18、19に対応)。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、位
相を変化させるかわりに、TE/TMの利得を積極的に
変化させることで、歩留まりよく偏波スイッチングを行
なえるようにする。本発明による素子構造の原理を、図
1の斜視図で示された具体例に沿って簡単に説明する。
【0013】これは、DFBレーザ(A)と光学的に結
合したY分岐偏波モードスプリッタ(B)があり、TE
モードの共振器とTMモードの共振器が異なるように構
成されている。ここで、レーザのしきい値条件は、 (Γ・g―α)L−ln(1/R)=G>0 で示される。ただし、Γ:閉じ込め係数、g:利得、
α:損失、L:共振器長、R:反射率(両端で等しいと
している)である。上の式で、TEモードとTMモード
でそれぞれの値は異なり、上式を満たし、しかもGの値
の大きい方の偏波モードで発振する。
【0014】そこで、それぞれの値にTE、TMのサフ
イックスを付けて差を取ると、 GTE−GTM=(Γ(A) TE・g(A) TE−Γ(A) TM・g(A) TM)Lcom (1) +(Γ(B) TE・g(B) TE・LTE−Γ(B) TM・g(B) TM・LTM) (2) −(α(A) TE−α(A) TM)Lcom (3) −(α(B) TE・LTE−α(B) TM・LTM) (4) −{ln(1/RTE−ln(1/RTM)} (5) ただし、Lcom は両偏波モードに共通な利得領域の長
さ、LTE、LTMなどはそれぞれの偏波モードスプリッタ
での導波長さで、Γ、g、αにつけた番号は共通利得領
域で(A)、両偏波それぞれのモードスプリッタ領域で
(B)をつけている。ここで、図1のものでは、モード
スプリッタ部分では利得がなく損失のみなので上式で
(2)項目はなくなる。偏波モードスプリッタのそれぞ
れの領域に電流注入して有効屈折率を変化させる、ある
いは電界印加によつて吸収端を変化させることで、吸収
αTE、αTMの大小関係を変化させることで、(4)項目
の正負を制御することができる。
【0015】ここで、偏波モードスプリッタの各導波路
の伝搬損失はほぼ等しく、(4)項目がα(B) TE・LTE
=α(B) TM・LTMで、利得がTEモードの方が大きくあ
るいは端面反射率がRTEの方が大きくGTE−GTM>0で
TEモード発振しているときに、偏波モードスプリッタ
の部分の電流を変化させて、α(B) TE・LTE>α(B) TM
TMとすることで、GTE−GTM<0としてTMモード発
振させることが可能である。その逆もまた可能である。
このとき、(1)、(3)、(5)項目については絶対
値があまり大きくなく、(4)項目だけでGTE−GTM
正負を制御できるようにする必要がある。そのために
は、特に影響の大きい(1)項目でTEとTMの利得領
域でのゲインの差を小さくする必要がある。
【0016】各請求項に対応した、目的を達成するため
の手段、作用を述べると以下のようになる。 1)半導体レーザと光学的に結合した偏波モードスプリ
ッタの光の伝搬損失を2つの偏波モードに対して独立に
変化させて、しきい利得の大小関係を制御することで2
つの偏波モード間でスイッチングさせる。詳細には、半
導体レーザと、該半導体レーザの偏波面の異なる2つの
偏波モードを異なる伝搬方向に分岐する導波型の偏波モ
ードスプリッタが光学的に結合しており、該偏波モード
スプリッタの分岐後の出射端は一定の反射率を持ち、該
偏波モードスプリッタを導波する光の伝搬損失を該異な
る2つの偏波モードに対して独立に変化させる制御手段
(例えば、電極)を持ち、該制御手段により、該半導体
レーザの発振偏波モードについて該異なる2つの偏波モ
ードのうちからいずれか一方を選択できることを特徴と
する光源装置である。
【0017】2)偏波モードスプリッタを半導体レーザ
と同一基板上に作製することで、1)のような作用をす
る集積型の半導体レーザを有する光源装置を提供でき
る。詳細には、偏波モードスプリッタが半導体導波路で
形成され、半導体レーザと該偏波モードスプリッタが同
一半導体結晶基板上に集積されていることを特徴とす
る。
【0018】3)偏波モードスプリッタの導波層が半導
体超格子で形成され、一部領域をSiN膜などを装荷し
てアニールすることで混晶化し、容易に偏波モードスプ
リッタが作製できる。詳細には、偏波モードスプリッタ
が、同一平面上にY分岐導波路で形成され、導波路層に
半導体超格子を含み、該Y分岐導波路の一方の導波路層
のみ該半導体超格子を混晶化してあることを特徴とす
る。
【0019】4)偏波モードスプリッタは、前記半導体
レーザとは反対側の端面に無反射コーティングが施され
て、機能をより向上させている。
【0020】5)半導体レーザは、電極を光導波路の光
の進行方向に複数設け、光導波路の光の進行方向に不均
一に電流注入することによってレーザ発振波長を変化で
きる。
【0021】6)半導体レーザは、ファブリペローレー
ザ構造をとっている。
【0022】7)回折格子を導波路の一部に設けて分布
帰還型(DFB)レーザとすることで、単一縦モード発
振可能な1)のようなレーザを提供できる。
【0023】8)半導体レーザは、回折格子を具備した
分布帰還型レーザであり、さらに該回折格子が位相シフ
ト領域を有して、より単一モード性を向上させている。
【0024】9)半導体レーザは、回折格子を具備した
分布帰還型レーザであり、さらに前記偏波モードスプリ
ッタとは反対側の該分布帰還型レーザの端面に無反射コ
ーティングが施されていて、より単一モード性を向上さ
せている。
【0025】10)回折格子を導波路の一部に設けて分
布反射型(DBR)レーザとすることで、単一縦モード
発振可能な1)のようなレーザを提供できる。
【0026】11)DFBレーザあるいはDBRレーザ
において、ブラッグ波長をTMモードのゲインピーク近
傍にすることで、TEモードとTMモードの利得を近接
させて偏波スイッチングが効率よく行なえるようにす
る。詳細には、半導体レーザの活性層が多重量子井戸で
構成され、ホールの準位であるライトホール準位と電子
の基底準位間のエネルギーバンドギャップに対応する波
長の近傍にブラッグ波長がくるように前記回折格子のピ
ッチを設定し、前記半導体レーザは、ブラッグ波長での
しきい値利得が前記2つの偏波モードでほぼ等しくなる
ように構成されている。
【0027】12)活性層に引っ張り歪みをもつ多重量
子井戸を用いることで、TEモードとTMモードの利得
を近接させて偏波スイッチングが効率よく行なえるよう
にする。詳細には、半導体レーザの活性層が、引っ張り
歪が導入された多重量子井戸で構成され、該半導体レー
ザは、ホールの準位であるヘビーホール準位とライトホ
ール準位が等しいかもしくは後者の方が電子の基底準位
に近い構成とされている。
【0028】13)偏波モードスプリッタにおいて電流
注入しない状態で発振する偏波モードとは異なる偏波モ
ードが伝搬する導波路に電流を注入し、電流注入した導
波路を伝般する偏波モードの伝搬損失を減少させること
で電流注入しない状態で発振する偏波モードとは異なる
偏波モードにスイッチングさせることができる。
【0029】14)偏波モードスプリッタにおいて電界
印加しない状態で発振する偏波モードと同じ偏波モード
が伝搬する導波路に逆電界を印加し、電界印加した導波
路を伝搬する偏波モードの伝般損失を増大させることで
電界印加しない状態で発振する偏波モードとは異なる偏
波モードにスイッチングさせることができる。
【0030】15)レーザの導波方向の複数の電極を設
け、その注入電流量の比を変えることで、波長を変化さ
せると共に偏波スイッチングできるようにする。
【0031】16)回折格子が形成された導波路部分に
注入する電流を変えることで、波長を変化させると共に
偏波スイッチングできるようにする。
【0032】17)偏波スイッチングを変調信号により
行ない、片方の偏波のみを偏波モードスプリッタの一方
の出力から取り出して伝送を行ない、直接検波すること
で光通信を行なう。
【0033】18)上記駆動方法によって変調信号をも
とに偏波のスイッチングを行なう光通信用光源と光受信
器を1つにまとめて光−電気変換装置を構成する。
【0034】19)上記光−電気変換装置を用い、上記
の光通信方式による光送受信を行なう波長分割多重光伝
送システムを構築する。
【0035】
【発明の実施の形態】第1実施例 本発明による第1の実施例を、図1及び図2に沿って説
明する。図1は集積半導体装置の斜視図、図2はその導
波路に沿った断面図である。
【0036】図1のように、分布帰還(DFB)レーザ
部(A)と、Y分岐構造の偏光モードスプリッタ(B)
が集積されている。これらの導波路は、高抵抗のInP
による埋め込み構造105で形成している。この実施例
では、偏光モードスプリッタは109の領域のみ、Si
N膜を装荷しアニールすることで、導波路を形成してい
る超格子の混晶化を行なって、TM偏波のみが導波する
ようになっており、他方にはTE偏波が導波するように
なっている。このとき、Y分岐のそれぞれの端における
TE/TMの消光比として10dBが得られている。本
素子の長さは、(A)のDFBレーザ部で500μm、
(B)の偏光モードスプリッタは約2500μmで、全
長は約3000μmとなっている。
【0037】次に、図2に沿って素子構造及び作製方法
について簡単に述べる。101は表面に(A)領域のみ
回折格子gを形成したn−InP基板、102は厚さ
0.2μmでバンドギャップ波長λg=1.15μmの
n−InGaAsP光ガイド層、103は井戸層i(i
ntrinsic)−In0.28Ga0.72As(厚さl0
nm)、バリア層i―InGaAsP(λg=1.15
μm、厚さl0nm)それぞれl0層、SCH層i−I
nGaAsP(λg=1.15μm、厚さ150nm)
からなる歪み多重量子井戸構造の活性層、104はp−
InPクラッド層、105はp−In0.53Ga0.47As
コンタクト層、106、107、108はp側の電極で
あるCr/AuZnNi/Au層、110はn側の電極
であるAuGeNi/Au層である。111は反射防止
膜となるSi0膜で片端面にのみ形成してある。
【0038】Y分岐導波路部(B)においては、コンタ
クト層、クラッド層、活性層、光ガイド層をエッチング
して基板101を露出させた後、i−In0.53Ga0.47
As井戸層(厚さ3nm)、i―InPバリア層(厚さ
5nm)それぞれ20層からなる超格子構造の光ガイド
層206、p−InPクラッド層104、p−In0.53
Ga0.47Asコンタクト層105が選択再成長により形
成されている。再成長した光ガイド層206は、エネル
ギーバンドギャップに相当する波長が約1.3μmであ
り、レーザの発振波長1.55μmの光に対しては損失
の小さい構造になっている。
【0039】ここで、このDFBレーザ部(A)は活性
層103が引っ張り歪をもつ多重量子井戸層になってお
り、ライトホールと電子の基底準位間遷移エネルギー
(Elh0−Ee0)に対応する波長は1.56μm、
ヘビーホールと電子の基底準位間遷移エネルギー(Eh
h0−Ee0)に対応する波長も1.56μmと遷移エ
ネルギーを等しく設計してあるため、TEモードとTM
モードに対する利得はほぼ等しく、効率よく偏波スイッ
チングできる構成になっている。ここで、DFBレーザ
部(A)の回折格子gによる分布帰還波長(ブラッグ波
長)はElh0−Ee0に対応する波長より短波長側と
なるよう回折格子gのピッチを240nmに設定し、T
Eモードて1.562μm、TMモードで1.558μ
mでブラッグ波長を持つ構成にしている。
【0040】このDFBレーザ部(A)は、その他の構
造、例えば、活性層のない領域がある構造、回折格子に
シフトが設けられた構造などでもよい。また、波長可変
のため多電極構成のDFBレーザでもよい。
【0041】次に、再び図1に沿って、本素子の駆動方
法を説明する。電極l06に直流電流ILDを流すとしき
い値20mA程度でTEモードで発振した。これは、活
性層103での利得は両偏波でほぼ等しいが、Y分岐導
波路(B)側の端面での反射率がTEモードの方がわず
かに大きく、課題を解決する手段のところで述べたしき
い値の式で(5)項目が正になることから、わずかにT
Eモードの方がしきい値が低くなるからである。
【0042】ここで、電極108に電流ITMを注入して
いくとTMモードの導波路の有効屈折率が減少し、TM
モードに対する損失αTMが減少する。従って、課題を解
決する手段の項で述ベたしきい値の式の(4)項目でα
(B) TE・LTE>α(B) TM・LTMとなってTMモードのしき
い値が下がる。このため、ITM>10mAでTMモード
に発振モードがスイッチングした。そこで、電極108
に振幅10mAのディジタル信号を重畳させると、TE
/TMのスイッチング変調が可能である。
【0043】それぞれの偏波モードはY分岐導波路部
(B)のそれぞれの出射端から分離されて出力されるた
め、どちらかの光出力を取れば、ASK信号として取り
出せる。もちろん、消光比をさらに上げるために偏光子
等を配したり、戻り光を防ぐために光アイソレータを配
してもよい。また、本実施例では、Y分岐導波路部
(B)の出射端は、へき開のみとなっているが、反射率
を制御する為に、SiOxなどをコーティングしてもよ
い。この時、変調帯域は200kHz〜5GHzであつ
た。また、変調時の動的波長変動は0.0lnm以下に
抑えられていた。
【0044】一方、DFBレーザ部(A)で活性層10
3のTMモードの利得の方を大きく設計した場合には、
Y分岐導波路部(B)に電流を流さない状態で、TMモ
ードで発振する場合がある。この場合には、電極107
にITEを流すことでTMモードに対してエネルギーを補
給してTEモードにスイッチングすることができる。
【0045】また、DFBレーザ部(A)で電極を2分
割して、注入電流比を変化させることで、1.5nm程
度の幅で発振波長を変えてTE/TM変調をすることも
できる。
【0046】このように、本発明による集積半導体装置
によつて、波長多重光通信に適した偏波変調光源を歩留
まりよく提供でき、しかも出射端に置いて一方の偏波を
選択する為の偏光子が不要であるという利点がある。
【0047】第2実施例 本発明による第2の実施例を図3に沿って説明する。全
体の構成は第1実施例とほは同じであるが、本実施例で
はレーザ部(A)を分布反射型レーザ(DBRレーザ)
としたもので、導波路に沿った断面図が図3である。
【0048】図3において、301はn―InP基板、
302は厚さ0.1μmでバンドギャップ波長λg=
1.15μmのn−InGaAsP光ガイド層、303
は井戸層i−In0.28Ga0.72As(厚さl0nm)、
バリア層i−InGaAsP(λg=1.15μm、厚
さ10nm)それぞれl0層、SCH層i―InGaA
sP(λg=1.15μm、厚さ150nm)からなる
歪み多重量子井戸構造の活性層、304はp−InPク
ラッド層、305はp−In0.53Ga0.47Asコンタク
ト層、307はp側の電極であるCr/AuZnNi/
Au層、308はn側の電極であるAuGeNi/Au
層である。
【0049】一部の領域においては、コンタクト層、ク
ラッド層、活性層、光ガイド層をエッチングして基板3
01を露出させた後、分布反射領域に回折格子gを形成
し、i−In0.53Ga0.47As井戸層(厚さ3nm)、
i‐InPバリア層(厚さ5nm)それぞれ20層から
なる超格子構造の光ガイド層306、p―InPクラッ
ド層304、p−In0.53Ga0.47Asコンタクト層3
05が選択再成長により形成されている。
【0050】それぞれの領域の長さは、活性層303の
ある領域は300μm、回折格子gの領域は300μm
(従つて、DBRレーザ部(A)は600μm)で、Y
分岐導波路部(B)は第1実施例と同じく2500μm
である。
【0051】駆動方法及び動作に関しては、第1実施例
とほぼ同じである。ただし、DBRレーザ部(A)の発
振しきい値は30mAと少し高い値である。また、回折
格子gの部に注入する電流によって発振波長を変化で
き、連続可変ではないものの、3nmと第1実施例より
広い波長可変幅が得られる。
【0052】第3実施例 第1、第2実施例は回折格子を有した動的単一モードレ
ーザの実施例を示してきたが、本発明による第3の実施
例は、レーザ部に回折格子を設けなく両端面へき開のフ
ァプリペロレーザ型としたものである。全体の構成は図
1と同様で、導波路方向の断面は図2で回折格子gがな
く無反射膜111もないものである。
【0053】この場合、発振モードはマルチモードとな
るが、第1実施例と同様に偏波変調することができる。
本実施例では、変調電流が大きくなり、また、へき開端
面に偏波依存性(TEモードの方が一般的に反射率が大
きい)があるので活性層を工夫して(例えば、引っ張り
歪み量子井戸構造とする)TMモードの利得を大きくす
る必要性が生じることもある。
【0054】本実施例は、波長多重度があまり高くない
或は波長多重を必要としない簡易的な光通信や、空間伝
搬光通信、光情報処理などに適用することができる。
【0055】第4実施例 第1、第2、第3実施例では、偏波のスイッチングをY
分岐導波路部(B)に注入する電流によって行なってい
たが、本実施例ではこれを電界印加で行なうものであ
る。
【0056】第1実施例の素子で、構造と駆動方法を述
べる。全体の構成は図1と同じである。電界印加によつ
て吸収αを変化させるために、Y分岐導波路(B)の光
ガイド層206の構成が若干異なり、i―In0.53Ga
0.47As井戸層(厚さ4nm)、i‐InGaAsPバ
リア層(λg=1.15μm、厚さ10nm)それぞれ
20層で構成され、吸収端波長を約1.4μmとしてあ
る。
【0057】この領域(B)に逆電界を印加すると、量
子閉じ込めシュタルク効果(QCSE)によつて吸収端
波長が長波長側にシフトして発振波長の光(1.56μ
m付近)に対して吸収係数αが増大する。この効果は、
偏波依存性が大きく、TEモードの光に対しては効果的
であるが、TMモードの光に対しては吸収係数の増大は
小さい。従って、偏波スイッチングを行なう場合には、
Y分岐偏波モードスプリッタ部(B)のTEモードの導
波路に電界107を介して電界を印加し、TEモードの
吸収を増大させる方式になる。
【0058】よって、第1実施例と同様に電界を印加し
ない状態でTEモードで発振するが、Y分岐導波路部
(B)に5Vの逆電界を印加するとTEモードの吸収が
増大してしきい値が上昇し、TMモードで発振すること
になる。そこで、図1の電極107に振幅5Vの変調信
号を印加することで偏波変調ができる。
【0059】本実施例では、変調を電界で行なうため、
変調電源の消費電力が小さくて済み、しかも熱の影響が
ないので、DCから5GHzまでの広い変調帯域が得ら
れた。もちろん、第2、第3実施例の素子についても同
様のことが可能である。
【0060】第5実施例 図4に、本発明による半導体レーザを用いた偏波変調光
伝送を波長多重光LANシステムに応用する場合の各端
末に接続される光−電気変換部(ノード)の構成例を、
図5にそのノードを用いた光LANシステムの構成例を
示す。
【0061】各部に接続された光ファイバ901を媒体
として、光信号がノードに取り込まれ、分岐部902に
よりその一部が波長可変フイルタを備えた受信装置90
3に入射する。波長可変フィルタとしては、ファイバフ
ァブリペローフィルタを用いたが、その他にマッハツェ
ンダフィルタや干渉膜フィルタ等でもよい。この受信装
置903により所望の波長の光信号のみを取り出して信
号検波を行なう。一方、ノードから光信号を送信する場
合には、第1実施例から第4実施例までのいずれかのD
FBレーザ904を偏波変調し、Y分岐モードスプリッ
タのいずれかの出力、すなわちTEモードかTMモード
のいずれか一方を分岐部906を介して光伝送路901
に入射せしめる。このとき、レーザ904ヘの戻り光の
影響を避けるために、アイソレータ905を入れてもよ
い。
【0062】波長可変範囲をさらに広げる必要がある場
合には、複数のDFBレーザを設けてやればよい。
【0063】光LANシステムのネットワークとして、
図5に示すものはバス型であり、AおよびBの方向にノ
ードを接続しネットワーク化された多数の端末およびセ
ンタを設置することができる。ただし、多数のノードを
接続するためには、光の減衰を補償するために光増幅器
を伝送路901上に直列に設置する必要がある。また、
各端末にノードを2つ接続し伝送路を2本にすることで
DQDB方式による双方向の光伝送が可能となる。
【0064】本発明による偏波変調では、第1実施例に
述べたように変調時の波長変動が0.0lnm以下であ
るため、波長可変幅1.5nmの場合、1.5/0.0
1=150チャネルの高密度波長多重伝送による光ネッ
トワークシステムを構築できる。また、ネットワークの
形態として、図5のAとBを接続したループ型や、スタ
ー型、あるいはそれらを複合した形態のものでもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって各
請求項に対応して次のような効果がある。1)によれ
ば、光導波路の一部の光の伝搬損失を2つの偏波モード
に対して独立に変化させることで、レーザの2つの偏波
モード間でスイッチングする光源装置を再現性よく提供
できる。2)によれば、1)のような作用をする小型、
低コストの集積型の光源装置を提供できる。3)、4)
によれば、簡単に作製できる性能の良い偏波モードスプ
リッタを提供できる。5)、10)、11)によれば、
発振波長を変化できる偏波スイッチング可能なレーザを
提供できる。6)によれば、偏波スイッチング制御を効
率的に行ない得る1)のような半導体レーザを提供でき
る。7)、8)、9)、10)によれば、単一縦モード
発振可能な1)のような光源装置を提供できる。1
1)、12)によれば、TE/TMの偏波スイッチング
を効果的に行なうための活性層の構造を提供できる。1
3)、14)によれば、偏波スイッチングさせるための
駆動方法を提供できる。17)によれば、1)のような
光源装置でチャーピングの少ない偏波変調伝送を提供で
きる。18)、19)によれば、17)のような伝送方
式を用いた高密度波長多重光LANシステム等を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による集積型偏波変調レーザの斜
視図。
【図2】図2は本発明による集積型偏波変調DFBレー
ザの断面図。
【図3】図3は本発明による集積型偏波変調DBRレー
ザの断面図。
【図4】図4は本発明によるレーザを用いた光LANシ
ステムに用いられる光−電気変換部の構成例の図。
【図5】図5は光LANシステムのネットワークを説明
する図。
【図6】図6は偏波変調レーザ及びその駆動方法の従来
例を説明する図。
【符号の説明】
101、301 基板 102、206、302、306 光ガイド層 103、303 活性層 104、304 クラッド層 105、305 コンタクト層 105 埋め込み層 106、107、108、110、307、308
電極 109 超格子光ガイド層を混晶化した領域 111 無反射コーティング g グレーティング 901 光ファイバ 902、906 光分岐器 903 波長選択受信器 904 本発明による集積型半導体レーザ 905 光アイソレータ 1001 偏光子 1000 偏波変調半導体レーザ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザと、該半導体レーザの偏波面
    の異なる2つの偏波モードを異なる伝搬方向に分岐する
    導波型の偏波モードスプリッタが光学的に結合してお
    り、該偏波モードスプリッタの分岐後の出射端は一定の
    反射率を持ち、該偏波モードスプリッタを導波する光の
    伝搬損失を該異なる2つの偏波モードに対して独立に変
    化させる制御手段を持ち、該制御手段により、該半導体
    レーザの発振偏波モードについて該異なる2つの偏波モ
    ードのうちからいずれか一方を選択できることを特徴と
    する光源装置。
  2. 【請求項2】前記偏波モードスプリッタが半導体導波路
    で形成され、半導体レーザと該偏波モードスプリッタが
    同一半導体結晶基板上に集積されていることを特徴とす
    る請求項1記載の光源装置。
  3. 【請求項3】前記偏波モードスプリッタが、同一平面上
    にY分岐導波路で形成され、導波路層に半導体超格子を
    含み、該Y分岐導波路の一方の導波路層のみ該半導体超
    格子を混晶化してあることを特徴とする請求項1又は2
    記載の光源装置。
  4. 【請求項4】前記偏波モードスプリッタは、前記半導体
    レーザとは反対側の端面に無反射コーティングが施され
    ているを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の光
    源装置。
  5. 【請求項5】前記半導体レーザは、電極を光導波路の光
    の進行方向に複数設け、光導波路の光の進行方向に不均
    一に電流注入することによってレーザ発振波長を変化で
    きることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の
    光源装置。
  6. 【請求項6】前記半導体レーザは、ファブリペローレー
    ザであることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記
    載の光源装置。
  7. 【請求項7】前記半導体レーザは活性領域の導波路に回
    折格子を具備した分布帰還型レーザであることを特徴と
    する請求項1乃至5の何れかに記載の光源装置。
  8. 【請求項8】前記半導体レーザは、回折格子を具備した
    分布帰還型レーザであり、さらに該回折格子が位相シフ
    ト領域を有することを特徴とする請求項7記載の光源装
    置。
  9. 【請求項9】前記半導体レーザは、回折格子を具備した
    分布帰還型レーザであり、さらに前記偏波モードスプリ
    ッタとは反対側の該分布帰還型レーザの端面に無反射コ
    ーティングが施されているを特徴とする請求項7記載の
    光源装置。
  10. 【請求項10】前記半導体レーザは活性領域以外の導波
    路に回折格子を具備した分布反射型レーザであることを
    特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の光源装置。
  11. 【請求項11】前記半導体レーザの活性層が多重量子井
    戸で構成され、ホールの準位であるライトホール準位と
    電子の基底準位間のエネルギーバンドギャップに対応す
    る波長の近傍にブラッグ波長がくるように前記回折格子
    のピッチを設定し、前記半導体レーザは、ブラッグ波長
    でのしきい値利得が前記2つの偏波モードでほぼ等しく
    なるように構成されていることを特徴とする請求項7乃
    至10の何れかに記載の光源装置。
  12. 【請求項12】前記半導体レーザの活性層が、引っ張り
    歪が導入された多重量子井戸で構成され、該半導体レー
    ザは、ホールの準位であるヘビーホール準位とライトホ
    ール準位が等しいかもしくは後者の方が電子の基底準位
    に近い構成とされていることを特徴とする請求項1乃至
    11の何れかに記載の光源装置。
  13. 【請求項13】前記半導体レーザの異なる2つの偏波モ
    ードから発振モードを選択する方法が、該偏波モードス
    プリッタにおいて電流注入しない状態て発振する偏波モ
    ードとは異なる偏波モードが伝搬する導波路に電流を注
    入し、電流注入した導波路を伝搬する偏波モードの伝搬
    損失を減少させることで電流注入しない状態で発振する
    偏波モードとは異なる偏波モードにスイッチングさせる
    ことであることを特徴とする請求項1乃至12の何れか
    に記載の光源装置の駆動方法。
  14. 【請求項14】前記半導体レーザの異なる2つの偏波モ
    ードから発振モードを選択する方法が、該偏波モードス
    プリッタにおいて電圧印加しない状態で発振する偏波モ
    ードと同じ偏波モードが伝搬する導波路に逆電界を印加
    し、電界印加した導波路を伝搬する偏波モードの伝搬損
    失を増大させることで電圧印加しない状態で発振する偏
    波モードとは異なる偏波モードにスイッチングさせるこ
    とであることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに
    記載の光源装置の駆動方法。
  15. 【請求項15】請求項5記載の半導体レーザで、電極を
    複数に分割して活性領域に注入する電流の不均一度を変
    化させることで発振波長を変化させながら請求項13又
    は14記載の駆動方法で偏波をスイッチングさせること
    を特徴とする請求項5記載の光源装置の駆動方法。
  16. 【請求項16】請求項10記載の半導体レーザで、回折
    格子を具備した導波路に注入する電流を変化させること
    で発振波長を変化させながら請求項13又は14記載の
    駆動方法で偏波をスイッチングさせることを特徴とする
    請求項10記載の光源装置の駆動方法。
  17. 【請求項17】請求項1乃至12の何れかに記載の光源
    装置を、請求項13乃至16の何れかに記載の駆動方法
    によって変調信号をもとに偏波のスイッチングを行なう
    光通信用光源として用い、前記偏波モードスプリッタの
    いずれか一方の光出力を光ファイバで伝送し、光受信器
    で直接検波することを特徴とする光通信方式。
  18. 【請求項18】請求項1乃至12の何れかに記載の光源
    装置を、請求項13乃至16の何れかに記載の駆動方法
    によって変調信号をもとに偏波のスイッチングを行なう
    光通信用光源と光受信器を1つにまとめたことを特徴と
    する光−電気変換装置。
  19. 【請求項19】請求項18記載の光−電気変換装置を用
    い、請求項17記載の光通信方式による光送受信を行な
    うことを特徴とする波長分割多重光伝送システム。
JP8016955A 1996-01-04 1996-01-04 光源装置、その駆動方法及びそれを用いた光通信方式、光通信システム Pending JPH09186409A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114175430A (zh) * 2019-07-10 2022-03-11 庆北大学校产学协力团 激光二极管、光集成装置及其制造方法

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