JPH09182622A - 口紅容器用鏡 - Google Patents

口紅容器用鏡

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JPH09182622A
JPH09182622A JP35366595A JP35366595A JPH09182622A JP H09182622 A JPH09182622 A JP H09182622A JP 35366595 A JP35366595 A JP 35366595A JP 35366595 A JP35366595 A JP 35366595A JP H09182622 A JPH09182622 A JP H09182622A
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lipstick
mirror
cap
lid
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JP35366595A
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Momoko Senoo
桃子 妹尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、手鏡や化粧室等の大きい鏡を用いる
必要がなく、しかも、周辺の人に対して目立つこと無く
口紅の塗布化粧を簡易且つ速やかに遂行できる口紅容器
用鏡を提供する。 【解決手段】本発明は、唇に塗布する口紅部3を収容し
た口紅ケース2と、この口紅ケース2を施蓋する着脱可
能なキャップ4と、このキャップ4の頂面に取り付けた
開閉式の蓋50と、この蓋50の内面又は外側端面に一
体的に取り付けた鏡又は拡大鏡5とを具備し、口紅の塗
布化粧に際しては、口紅ケース2からキャップ4を外し
このキャップ4の頂面に取り付けた開閉式の蓋50に取
り付けた鏡又は拡大鏡5に唇の像を写して視認しつつ口
紅ケース2に収容している口紅部3を自己の唇に塗り付
けるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、口紅容器用鏡に関
し、詳しくは手鏡や化粧室等の大きい鏡を用いる必要が
なく、しかも、周辺の人に対して目立つことなく口紅の
塗布化粧を簡易且つ速やかに遂行できる口紅容器用鏡に
関するものである。
【従来の技術】従来、唇に口紅を塗る化粧を行う場合に
おいては、口紅ケースに出没可能に収納した赤色やピン
ク色等の口紅部をこの口紅ケースの蓋を外して露出させ
て右手に保持し、同時に、バッグ等から取り出し左手に
保持した前記口紅ケースとは別体の手鏡に写る自己の唇
の像を見て前記口紅部の口紅塗料を唇に塗り付けること
が一般的に行われている。また、手鏡を見る他、化粧室
等の大きい鏡に映る自己の唇の像を見ながら前記口紅部
の口紅塗料を唇に塗り付けることも行われている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の口紅の塗布化粧の場合には、口紅部を収容した
口紅ケースと、唇の像を写す手鏡とは別体であるため、
口紅ケースと手鏡とをバッグ等に常備しなければなら
ず、非常に煩雑であるとともに、口紅の塗布化粧を行う
動作が大げさとなり周辺の人に目立ち易いという課題が
ある。また、口紅の塗布化粧の場合に化粧室等の大きい
鏡を利用しようとしていちいち化粧室等に赴くことも非
常に煩雑である。更に、上述したような従来の口紅の塗
布化粧の際に用いる手鏡や化粧室等の大きい鏡は、通常
平面鏡を用いて構成されているため、自己の唇の像を拡
大視することができず、この結果、視力の弱い婦人等の
場合には自己の唇に対して満足し得るような口紅の塗布
化粧を行うことが難しいという課題もある。そこで、本
発明は、手鏡や化粧室等の大きい鏡を用いる必要がな
く、しかも周辺の人に対して目立つこと無く口紅の塗布
化粧を簡易且つ速やかに遂行できる口紅容器用鏡を提供
するものである。また、本発明は、視力の弱い人でも満
足し得る口紅の塗布化粧を遂行できる口紅容器用鏡を提
供するものである。
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る鏡付き口紅は、唇に塗布する口紅部を収容した口紅ケ
ースと、端面に一体的に取り付けた鏡又は拡大鏡を有し
且つ前記口紅ケースを施蓋する着脱可能なキャップと、
このキャップの頂面に取り付けた開閉式の蓋とを具備す
ることを特徴とする。請求項2記載の発明に係る鏡付き
口紅は、唇に塗布する口紅部を収容した口紅ケースと、
この口紅ケースを施蓋する着脱可能なキャップと、該キ
ャップの頂面に取り付けた開閉式の蓋と、この蓋と一体
化した鏡又は拡大鏡とを具備することを特徴とする。請
求項3記載の発明に係る鏡付き口紅は、唇に塗布する口
紅部を収容した口紅ケースと、この口紅ケースを施蓋す
る着脱可能なキャップと、該キャップの頂面に取り付け
た開閉式の蓋と、この蓋の内面又は外側端面に一体的に
取り付けた鏡又は拡大鏡とを具備することを特徴とす
る。請求項4記載の発明に係る鏡付き口紅は、唇に塗布
する口紅部を収容した円筒状又は角筒状の口紅ケース
と、この口紅ケースを施蓋する着脱可能な円筒状又は角
筒状のキャップと、該キャップの頂面に取り付けた開閉
式で円形状又は角形状の蓋と、この蓋の内面又は外側端
面に一体的に取り付けた円形状又は角形状の鏡又は拡大
鏡とを具備することを特徴とする。請求項5記載の発明
に係る鏡付き口紅は、唇に塗布する口紅部を収容した円
筒状又は角筒状の口紅ケースと、この口紅ケースを施蓋
する着脱可能な円筒状又は角筒状で端面を傾斜面とした
キャップと、該キャップの頂面に取り付けた開閉式で楕
円形状又は円形状若しくは角形状の蓋と、この蓋の内面
又は外側端面に一体的に取り付けた楕円形状又は円形状
若しくは角形状の鏡又は拡大鏡とを具備することを特徴
とする。請求項6記載の発明に係る鏡付き円筒部材は、
唇に塗布する口紅部を収容した円筒状の口紅ケースを着
脱可能に施蓋する円筒状のキャップに装着脱自在となる
ように構成した鏡付き円筒部材であって、円筒状に形成
され、且つ、該円筒の内底面又は外側端面に一体的に取
り付けた円形状の鏡又は拡大鏡を具備することを特徴と
する。請求項7記載の発明に係る鏡付き角筒部材は、唇
に塗布する口紅部を収容した角筒状の口紅ケースを着脱
可能に施蓋する角筒状のキャップに装着脱自在となるよ
うに構成した鏡付き角筒部材であって、角筒状に形成さ
れ、且つ、該角筒の内底面又は外側端面に一体的に取り
付けた角形状の鏡又は拡大鏡を具備することを特徴とす
る。
【作用】請求項1記載の鏡付き口紅によれば、口紅部を
収容した口紅ケースを着脱可能に施蓋するキャップの端
面に鏡又は拡大鏡を備え、且つ、キャップの頂面に開閉
式の蓋を備えたので、口紅の塗布化粧に際しては、口紅
ケースからキャップを外すとともに、キャップ頂面の蓋
を開け、キャップ端面の鏡又は拡大鏡に唇の像を写して
視認しつつ口紅ケースに収容している口紅部を自己の唇
に塗り付けるだけでよく、従来例のような手鏡や化粧室
等の大きい鏡を用いる必要がなく、しかも、周辺の人に
対して目立つこと無く口紅の塗布化粧を速やかに遂行で
きる。そして、口紅の塗布化粧の終了後に、キャップ端
面の蓋を閉めておくと、キャップ端面の鏡又は拡大鏡を
保護できる。請求項2記載の鏡付き口紅によれば、口紅
部を収容した口紅ケースを着脱可能に施蓋するキャップ
の頂面に取り付けた開閉式の蓋と一体化した鏡又は拡大
鏡を備えたので、口紅の塗布化粧に際しては、口紅ケー
スからキャップを外し、このキャップ頂面の蓋と一体化
した鏡又は拡大鏡に唇の像を写して視認しつつ口紅ケー
スに収容している口紅部を自己の唇に塗り付けるだけで
よく、従来例のような手鏡や化粧室等の大きい鏡を用い
る必要がなく、しかも、周辺の人に対して目立つこと無
く口紅の塗布化粧を速やかに遂行できる。請求項3記載
の鏡付き口紅によれば、口紅の塗布化粧に際しては、請
求項2記載の鏡付き口紅の場合と同様、口紅ケースから
キャップを外し、このキャップ頂面の蓋と一体化した鏡
又は拡大鏡に唇の像を写して視認しつつ口紅ケースに収
容している口紅部を自己の唇に塗り付けるだけでよく、
従来例のような手鏡や化粧室等の大きい鏡を用いる必要
がなく、しかも、周辺の人に対して目立つこと無く口紅
の塗布化粧を速やかに遂行できる。請求項4記載の鏡付
き口紅によれば、口紅の塗布化粧に際しては、請求項2
記載の鏡付き口紅の場合と同様、円筒状又は角筒状の口
紅ケースからやはり円筒状又は角筒状のキャップを外
し、このキャップ頂面の円形状又は角形状の蓋と一体化
した鏡又は拡大鏡に唇の像を写して視認しつつ前記口紅
ケースに収容している口紅部を自己の唇に塗り付けるだ
けでよく、従来例のような手鏡や化粧室等の大きい鏡を
用いる必要がなく、しかも、周辺の人に対して目立つこ
と無く口紅の塗布化粧を速やかに遂行できる。請求項5
記載の鏡付き口紅によれば、口紅の塗布化粧に際して
は、請求項2記載の鏡付き口紅の場合と同様、円筒状又
は角筒状の口紅ケースからやはり円筒状又は角筒状で端
面を傾斜面としたキャップを外し、このキャップ頂面の
楕円形状又は円形状若しくは角形状の蓋と一体化した鏡
又は拡大鏡に唇の像を写して視認しつつ前記口紅ケース
に収容している口紅部を自己の唇に塗り付けるだけでよ
く、従来例のような手鏡や化粧室等の大きい鏡を用いる
必要がなく、しかも、周辺の人に対して目立つこと無く
口紅の塗布化粧を速やかに遂行できる。請求項6記載の
鏡付き円筒部材によれば、既存の円筒状の口紅ケースの
キャップに装着脱可能なサイズに予め製造された鏡付き
円筒部材を口紅ケースのキャップに装着した状態下で、
口紅の塗布化粧に際しては、この鏡付き円筒部材の内底
面又は外側端面に一体的に取り付けた円形状の鏡又は拡
大鏡に唇の像を写して視認しつつ前記口紅ケースに収容
している口紅部を自己の唇に塗り付けるだけでよく、前
記従来例のような手鏡や化粧室等の大きい鏡を用いる必
要がなく、しかも、周辺の人に対して目立つこと無く口
紅の塗布化粧を速やかに遂行できる。請求項7記載の鏡
付き角筒部材によれば、既存の角筒状の口紅ケースのキ
ャップに装着脱可能なサイズに予め製造された鏡付き角
筒部材を口紅ケースのキャップに装着した状態下で、口
紅の塗布化粧に際しては、この鏡付き角筒部材の内底面
又は外側端面に一体的に取り付けた角形状の鏡又は拡大
鏡に唇の像を写して視認しつつ前記口紅ケースに収容し
ている口紅部を自己の唇に塗り付けるだけでよく、前記
従来例のような手鏡や化粧室等の大きい鏡を用いる必要
がなく、しかも、周辺の人に対して目立つこと無く口紅
の塗布化粧を速やかに遂行できる。
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。 (実施の形態1)図1乃至図3は、本発明の実施の形態
1の口紅容器用鏡としての鏡付き口紅1を示すものであ
り、この鏡付き口紅1は、後述するように、化粧を行う
際、使用者Mの唇10に塗布する口紅部3を収容した円
筒状で合成樹脂製又は金属製の口紅ケース2と、この口
紅ケース2を着脱可能に施蓋する円筒状で合成樹脂製又
は金属製のキャップ4と、キャップ4の頂面に取り付け
た開閉式の蓋50と、この蓋50の内面に接着等により
一体的に取り付けた例えば円形状の鏡又は拡大鏡5とを
具備している。本実施の形態1の場合、前記鏡又は拡大
鏡5を接着等により蓋50の外側端面に取り付けるよう
にしても良い。前記蓋50は、図1に示すように、蓋5
0とキャップ4の頂面との一端部分に蓋50が図中の矢
印の如く上下動して該蓋50が開閉可能な枢着部51を
設けてキャップ4の頂面に取り付けられている。この枢
着部51の対象部分に位置する蓋50とキャップ4の頂
面との一端部分には、蓋50が閉じられた際のストッパ
ーとして嵌着脱自在な極小な凹部52、極小な凸部53
を形成している。なお、蓋50をキャップ4に取り付け
る構成としては、図1の構成の他、図4に示すように、
蓋50とキャップ4の頂面との一端部分に蓋50が図中
の矢印の如くスライドして該蓋50が開閉可能なような
枢着部54を設けるようにしても良い。前記口紅ケース
2は、上側筒部2aと下側筒部2bとを相対的に回動可
能に嵌着するとともに、下側筒部2bに図示してないが
前記口紅部3のスライド保持機構部を内蔵し、図2に示
す如く前記キャップ4を口紅ケース2から取り外し、更
に図3に示すように上側筒部2aと下側筒部2bとを相
対的に回動することで前記口紅部3を上側筒部2aから
上方に突出させたり、又は口紅部3を上側筒部2aの内
部に埋没させたりできるようになっている。次に、上述
した鏡付き口紅1を用いた使用者Mの唇10への塗布化
粧の態様を図5を参照して説明する。使用者Mが自己の
唇10に塗布化粧を行うに際しては、前記口紅ケース2
からキャップ4を外し、このキャップ4を例えば左手に
持ってキャップ4の端面に取り付けた蓋50を開け、こ
の蓋50の内面に取り付けた鏡又は拡大鏡5に自己の唇
の像を写して視認する。この状態で、前記口紅ケース2
の上側筒部2aと下側筒部2bとを相対的に回動するこ
とで前記口紅部3を上側筒部2aから上方に突出させ、
この状態で前記口紅ケース2を右手にもって上側筒部2
aから突出している前記口紅部3を自己の唇10に塗り
付ける。これにより、前記した従来例のような手鏡や化
粧室等々の大きい鏡を用いる必要がなく、しかも、周辺
の人に対して目立つこと無く口紅部3の唇10への塗布
状態をはっきりと観察しつつ簡易且つ速やかに塗布化粧
を遂行できる。なお、鏡又は拡大鏡5を蓋50の外側端
面に取り付けた場合又は図4に示す如く蓋50の取り付
け構成の場合においても、上述したと同様な塗布化粧の
態様を行うことができる。更に、本実施の形態において
は、特に図示するものではないが、鏡又は拡大鏡を前記
キャップの端面に一体的に取り付け、且つ、このキャッ
プの頂面に開閉式の蓋を取り付けるように構成しても良
い。この場合、口紅ケースからキャップを外すととも
に、キャップ頂面の蓋を開け、キャップ端面の鏡又は拡
大鏡に唇の像を写して視認しつつ口紅の塗布化粧を行
い、口紅の塗布化粧の終了後に、キャップ端面の蓋を閉
めておくと、キャップ端面の鏡又は拡大鏡を保護でき
る。 (実施の形態2)図6は、本発明の実施の形態2の口紅
容器用鏡としての鏡付き口紅1Aを示すものであり、こ
の鏡付き口紅1Aは、前記実施の形態1の鏡付き口紅1
と基本的には同様な構造であるが、使用者Mの唇10に
塗布する口紅部3を収容した四角筒状の口紅ケース12
と、この口紅ケース12を着脱可能に施蓋する四角筒状
のキャップ14と、キャップ14の頂面に取り付けた開
閉式の蓋60と、この蓋60の内面に接着等により一体
的に取り付けた四角形状の鏡又は拡大鏡15とを具備し
ている。本実施の形態2の場合、前記鏡又は拡大鏡15
を接着等により蓋60の外側端面に取り付けるようにし
ても良い。前記蓋60は、前記実施の形態1と同様に、
蓋60とキャップ14の頂面との一端部分に蓋60が図
中の矢印の如く上下動して該蓋60が開閉可能な枢着部
61を設けてキャップ14の頂面に取り付けられてい
る。この枢着部61の対象部分に位置する蓋60とキャ
ップ14の頂面との一端部分には、蓋60が閉じられた
際のストッパーとして嵌着脱自在な極小な凹部62、極
小な凸部63を形成している。なお、蓋60をキャップ
14に取り付ける構成としては、上記構成の他、図7に
示すように、蓋60とキャップ14の頂面との一端部分
に蓋60が図中の矢印の如くスライドして該蓋60が開
閉可能なような枢着部64を設けるようにしても良い。
図6に示す実施の形態2の鏡付き口紅1Aによっても、
前記実施の形態1の鏡付き口紅1と全く同様な動作によ
り、従来例のような手鏡や化粧室等の大きい鏡を用いる
必要がなく、しかも、周辺の人に対して目立つこと無く
口紅部3の唇10への塗布状態を四角形状の鏡又は拡大
鏡15を利用してはっきりと観察しつつ簡易且つ速やか
に塗布化粧を遂行できる。なお、鏡又は拡大鏡15を蓋
60のの外側端面に取り付けた場合又は図7に示す如く
蓋60の取り付け構成の場合においても、上述したと同
様な塗布化粧の態様を行うことができる。更に、本実施
の形態においては、特に図示するものではないが、鏡又
は拡大鏡を前記キャップの端面に一体的に取り付け、且
つ、このキャップの頂面に開閉式の蓋を取り付けるよう
に構成しても良い。この場合、口紅ケースからキャップ
を外すとともに、キャップ頂面の蓋を開け、キャップ端
面の鏡又は拡大鏡に唇の像を写して視認しつつ口紅の塗
布化粧を行い、口紅の塗布化粧の終了後に、キャップ端
面の蓋を閉めておくと、キャップ端面の鏡又は拡大鏡を
保護できる。 (実施の形態3)図8は、本発明の実施の形態3の口紅
容器用鏡としての鏡付き口紅1Bを示すものであり、こ
の鏡付き口紅1Bは、前記実施の形態1の鏡付き口紅1
と基本的には同様な構造であるが、使用者Mの唇10に
塗布する口紅部3を収容した円筒状の口紅ケース22
と、この口紅ケース22を着脱可能に施蓋する円筒状
で、且つ、端面を傾斜面としたキャップ24と、キャッ
プ24の頂面に取り付けた開閉式の蓋70と、この蓋7
0の内面に接着等により一体的に取り付けた楕円形状の
鏡又は拡大鏡25とを具備している。なお、上記蓋70
の内面に取り付けられる鏡又は拡大鏡25の形状は、楕
円形状のほか、円形状若しくは角形状等でも良い。本実
施の形態3の場合、前記鏡又は拡大鏡25を接着等によ
り蓋70の外側端面に取り付けるようにしても良い。前
記蓋70は、前記実施の形態1と同様に、蓋70とキャ
ップ24の頂面との一端部分に蓋70が図中の矢印の如
く上下動して該蓋70が開閉可能な枢着部71を設けて
キャップ24の頂面に取り付けられている。この枢着部
71の対象部分に位置する蓋70とキャップ24の頂面
との一端部分には、蓋70が閉じられた際のストッパー
として嵌着脱自在な極小な凹部72、極小な凸部73を
形成している。なお、蓋70をキャップ24に取り付け
る構成としては、上記構成の他、図9に示すように、蓋
70とキャップ24の頂面との一端部分に蓋70が図中
の矢印の如くスライドして該蓋70が開閉可能なような
枢着部74を設けるようにしても良い。図8に示す実施
の形態3の鏡付き口紅1Bによっても、前記実施の形態
1の鏡付き口紅1と全く同様な動作により、従来例のよ
うな手鏡や化粧室等の大きい鏡を用いる必要がなく、し
かも、周辺の人に対して目立つこと無く口紅部3の唇1
0への塗布状態を楕円形状等の鏡又は拡大鏡25を利用
してはっきりと観察しつつ簡易且つ速やかに塗布化粧を
遂行できる。なお、鏡又は拡大鏡25を蓋70の外側端
面に取り付けた場合又は図9に示す如く蓋70の取り付
け構成の場合においても、上述したと同様な塗布化粧の
態様を行うことができる。更に、本実施の形態において
は、特に図示するものではないが、鏡又は拡大鏡を前記
キャップの端面に一体的に取り付け、且つ、このキャッ
プの頂面に開閉式の蓋を取り付けるように構成しても良
い。この場合、口紅ケースからキャップを外すととも
に、キャップ頂面の蓋を開け、キャップ端面の鏡又は拡
大鏡に唇の像を写して視認しつつ口紅の塗布化粧を行
い、口紅の塗布化粧の終了後に、キャップ端面の蓋を閉
めておくと、キャップ端面の鏡又は拡大鏡を保護でき
る。 (実施の形態4)図10は、本発明の実施の形態4の口
紅容器用鏡としての鏡付き円筒部材1Cを示すものであ
り、この鏡付き円筒部材1Cは、前記実施の形態1の鏡
付き口紅1と同様な構造の口紅部3を収容した円筒状の
口紅ケース32を着脱可能に施蓋する円筒状のキャップ
34に装着脱自在となるように構成したものである。即
ち、この鏡付き円筒部材1Cは、前記口紅ケース32の
キャップ34に装着脱自在となるような円筒状に形成さ
れ、鏡付き円筒部材1Cの外側端面又は円筒内の底面に
接着等により一体的に取り付けた円形状の鏡又は拡大鏡
35を具備している。前記円筒部材1Cを形成する材質
としては、例えば、伸縮可能な塩化ビニール樹脂材、そ
の他の軟質樹脂材又はゴム材、形状記憶合金材、紙材、
アルミ材、その他の金属材等を挙げることができる。図
10に示す実施の形態4の鏡付き円筒部材1Cによれ
ば、前記口紅ケース32からキャップ34を外し、この
キャップ34を例えば左手に持ってキャップ34に装着
した鏡付き円筒部材1Cの外側端面又は円筒内の底面に
取り付けた鏡又は拡大鏡35に自己の唇の像を写して視
認でき、この状態で、前記口紅部3を自己の唇に塗り付
けることができる。なお、この鏡付き円筒部材1Cをキ
ャップ34から外した状態で、鏡付き円筒部材1Cの外
側端面又は円筒内の底面に取り付けた鏡又は拡大鏡35
に自己の唇の像を写して視認するようにしても良いこと
は勿論である。これにより、前記各実施の形態の各鏡付
き口紅と全く同様に、従来例のような手鏡や化粧室等の
大きい鏡を用いる必要がなく、しかも、周辺の人に対し
て目立つこと無く口紅部3の唇への塗布状態を鏡又は拡
大鏡35を利用してはっきりと観察しつつ簡易且つ速や
かに塗布化粧を遂行できる。実施の形態4の鏡付き円筒
部材1Cは、既存の各種円筒状の口紅容器のキャップに
装着脱自在となるようなサイズに合致させて予め製造し
ておけば、既存の各種口紅容器に用いることが可能であ
る。 (実施の形態5)図11は、本発明の実施の形態5の口
紅容器用鏡としての鏡付き角筒部材1Dを示すものであ
り、この鏡付き角筒部材1Dは、前記実施の形態1の鏡
付き口紅1と同様な構造の口紅部3を収容した多角形
状、例えば四角筒状の口紅ケース42を着脱可能に施蓋
する四角筒状のキャップ44に装着脱自在となるように
構成したものである。即ち、この鏡付き角筒部材1D
は、前記口紅ケース42のキャップ44に装着脱自在と
なるような多角形状、例えば四角筒状に形成され、鏡付
き角筒部材1Dの外側端面又は角筒内の底面に接着等に
より一体的に取り付けた多角形状、例えば四角筒状の鏡
又は拡大鏡45を具備している。前記角筒部材1Dを形
成する材質としては、例えば、伸縮可能な塩化ビニール
樹脂材、その他の軟質樹脂材又はゴム材、形状記憶合金
材、紙材、アルミ材、その他の金属材等を挙げることが
できる。図11に示す実施の形態5の鏡付き角筒部材1
Dによれば、前記口紅ケース42からキャップ44を外
し、このキャップ44を例えば左手に持ってキャップ4
4に装着した鏡付き角筒部材1Dの外側端面又は角筒内
の底面に取り付けた鏡又は拡大鏡45に自己の唇の像を
写して視認でき、この状態で、前記口紅部3を自己の唇
に塗り付けることができる。なお、この鏡付き角筒部材
1Dをキャップ44から外した状態で、鏡付き角筒部材
1Dの外側端面又は角筒内の底面に取り付けた鏡又は拡
大鏡45に自己の唇の像を写して視認するようにしても
良いことは勿論である。これにより、前記各実施の形態
の各鏡付き口紅と全く同様に、従来例のような手鏡や化
粧室等の大きい鏡を用いる必要がなく、しかも、周辺の
人に対して目立つこと無く口紅部3の唇への塗布状態を
鏡又は拡大鏡45を利用してはっきりと観察しつつ簡易
且つ速やかに塗布化粧を遂行できる。実施の形態5の鏡
付き角筒部材1Dは、既存の各種角筒状の口紅容器のキ
ャップに装着脱自在となるようなサイズに合致させて予
め製造しておけば、既存の各種口紅容器に用いることが
可能である。なお、本発明における上述した口紅ケー
ス、キャップ、キャップの頂面に取り付けた蓋、鏡付き
円筒部材、鏡付き角筒部材は、円筒状或いは四角筒状の
他、断面が五角形、六角形等任意の角形状を呈する角筒
状により形成でき、又鏡部もキャップの頂面に取り付け
た蓋、鏡付き円筒部材、鏡付き角筒部材の形状に対応し
た多角形状として形成することができる。
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、手鏡や化
粧室等の大きい鏡を用いる必要がなく、しかも、周辺の
人に対して目立つこと無く口紅の塗布化粧を簡易且つ速
やかに遂行できるとともに、口紅の塗布化粧の終了後、
キャップ端面の蓋を閉めておくとキャップ端面の鏡又は
拡大鏡を保護できる鏡付き口紅を提供することができ
る。請求項2記載の発明によれば、前記請求項1記載の
発明の場合と同様に、手鏡や化粧室等の大きい鏡を用い
る必要がなく、しかも、周辺の人に対して目立つこと無
く口紅の塗布化粧を簡易且つ速やかに遂行できる鏡付き
口紅を提供することができる。請求項3記載の発明によ
れば、キャップ頂面の蓋と一体化した鏡又は拡大鏡を利
用することで、請求項2記載の発明の場合と同様に、手
鏡や化粧室等の大きい鏡を用いる必要がなく、しかも、
周辺の人に対して目立つこと無く口紅の塗布化粧を簡易
且つ速やかに遂行できる鏡付き口紅を提供することがで
きる。請求項4記載の発明によれば、キャップ頂面の円
形状又は角形状の蓋と一体化した鏡又は拡大鏡を利用す
ることで、前記請求項2記載の発明の場合と同様、手鏡
や化粧室等の大きい鏡を用いる必要がなく、しかも、周
辺の人に対して目立つこと無く口紅の塗布化粧を簡易且
つ速やかに遂行できる鏡付き口紅を提供することができ
る。請求項5記載の発明によれば、キャップ頂面の楕円
形状又は円形状若しくは角形状の蓋と一体化した鏡又は
拡大鏡を利用することで、請求項2記載の発明の場合と
同様に、手鏡や化粧室等の大きい鏡を用いる必要がな
く、しかも周辺の人に対して目立つこと無く口紅の塗布
化粧を簡易且つ速やかに遂行できる鏡付き口紅を提供す
ることができる。請求項6記載の発明によれば、既存の
円筒状の口紅ケースのキャップに装着脱可能なサイズに
予め製造された鏡付き円筒部材を口紅ケースのキャップ
に装着した状態下で、この鏡付き円筒部材の内底面又は
外側端面に一体的に取り付けた円形状の鏡又は拡大鏡を
利用することで、請求項2記載の発明の場合と同様に、
手鏡や化粧室等の大きい鏡を用いる必要がなく、しかも
周辺の人に対して目立つこと無く口紅の塗布化粧を簡易
且つ速やかに遂行できる鏡付き円筒部材を提供すること
ができる。請求項7記載の発明によれば、既存の角筒状
の口紅ケースのキャップに装着脱可能なサイズに予め製
造された鏡付き角筒部材を口紅ケースのキャップに装着
した状態下で、この鏡付き角筒部材の内底面又は外側端
面に一体的に取り付けた角形状の鏡又は拡大鏡を利用す
ることで、請求項2記載の発明の場合と同様に、手鏡や
化粧室等の大きい鏡を用いる必要がなく、しかも周辺の
人に対して目立つこと無く口紅の塗布化粧を簡易且つ速
やかに遂行できる鏡付き角筒部材を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の鏡付き口紅を示す斜視
図である。
【図2】本発明の実施の形態1の鏡付き口紅のキャップ
を外し蓋を開けた状態を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の鏡付き口紅のキャップ
を外し蓋を開け口紅部を突出させた状態を示す正面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態1の鏡付き口紅における蓋
の取り付け構成を異にし、且つ、キャップを外し蓋を開
け口紅部を突出させた状態を示す正面図である。
【図5】本発明の実施の形態1の鏡付き口紅の使用状態
を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態2の鏡付き口紅のキャップ
を外し蓋を開け口紅部を突出させた状態を示す正面図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態2の鏡付き口紅における蓋
の取り付け構成を異にし、且つ、キャップを外し蓋を開
け口紅部を突出させた状態を示す正面図である。
【図8】本発明の実施の形態3の鏡付き口紅のキャップ
を外し蓋を開け口紅部を突出させた状態を示す正面図で
ある。
【図9】本発明の実施の形態3の鏡付き口紅における蓋
の取り付け構成を異にし、且つ、キャップを外し蓋を開
け口紅部を突出させた状態を示す正面図である。
【図10】本発明の実施の形態4の鏡付き円筒部材を示
す斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態5の鏡付き角筒部材を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 鏡付き口紅 2 口紅ケース 2a 上側筒部 2b 下側筒部 3 口紅部 4 キャップ 5 鏡又は拡大鏡 M 口紅の使用者 10 唇 50 開閉式の蓋 51 枢着部 52 極小な凹部 53 極小な凸部 54 枢着部 1A 鏡付き口紅 14 キャップ 15 鏡又は拡大鏡 21 口紅ケース 60 開閉式の蓋 61 枢着部 62 極小な凹部 63 極小な凸部 64 枢着部 1B 鏡付き口紅 22 口紅ケース 24 キャップ 25 鏡又は拡大鏡 70 開閉式の蓋 71 枢着部 72 極小な凹部 73 極小な凸部 74 枢着部 1C 鏡付き円筒部材 32 口紅ケース 34 キャップ 35 鏡又は拡大鏡 1D 鏡付き角筒部材 42 口紅ケース 44 キャップ 45 鏡又は拡大鏡

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】唇に塗布する口紅部を収容した口紅ケース
    と、端面に一体的に取り付けた鏡又は拡大鏡を有し且つ
    前記口紅ケースを施蓋する着脱可能なキャップと、この
    キャップの頂面に取り付けた開閉式の蓋とを具備するこ
    とを特徴とする鏡付き口紅。
  2. 【請求項2】唇に塗布する口紅部を収容した口紅ケース
    と、この口紅ケースを施蓋する着脱可能なキャップと、
    該キャップの頂面に取り付けた開閉式の蓋と、この蓋と
    一体化した鏡又は拡大鏡とを具備することを特徴とする
    鏡付き口紅。
  3. 【請求項3】唇に塗布する口紅部を収容した口紅ケース
    と、この口紅ケースを施蓋する着脱可能なキャップと、
    該キャップの頂面に取り付けた開閉式の蓋と、この蓋の
    内面又は外側端面に一体的に取り付けた鏡又は拡大鏡と
    を具備することを特徴とする鏡付き口紅。
  4. 【請求項4】唇に塗布する口紅部を収容した円筒状又は
    角筒状の口紅ケースと、この口紅ケースを施蓋する着脱
    可能な円筒状又は角筒状のキャップと、該キャップの頂
    面に取り付けた開閉式で円形状又は角形状の蓋と、この
    蓋の内面又は外側端面に一体的に取り付けた円形状又は
    角形状の鏡又は拡大鏡とを具備することを特徴とする鏡
    付き口紅。
  5. 【請求項5】唇に塗布する口紅部を収容した円筒状又は
    角筒状の口紅ケースと、この口紅ケースを施蓋する着脱
    可能な円筒状又は角筒状で端面を傾斜面としたキャップ
    と、該キャップの頂面に取り付けた開閉式で楕円形状又
    は円形状若しくは角形状の蓋と、この蓋の内面又は外側
    端面に一体的に取り付けた楕円形状又は円形状若しくは
    角形状の鏡又は拡大鏡とを具備することを特徴とする鏡
    付き口紅。
  6. 【請求項6】唇に塗布する口紅部を収容した円筒状の口
    紅ケースを着脱可能に施蓋する円筒状のキャップに装着
    脱自在となるように構成した鏡付き円筒部材であって、
    円筒状に形成され、且つ、該円筒の内底面又は外側端面
    に一体的に取り付けた円形状の鏡又は拡大鏡を具備する
    ことを特徴とする鏡付き円筒部材。
  7. 【請求項7】唇に塗布する口紅部を収容した角筒状の口
    紅ケースを着脱可能に施蓋する角筒状のキャップに装着
    脱自在となるように構成した鏡付き角筒部材であって、
    角筒状に形成され、且つ、該角筒の内底面又は外側端面
    に一体的に取り付けた角形状の鏡又は拡大鏡を具備する
    ことを特徴とする鏡付き円筒部材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011002265A3 (ko) * 2009-09-18 2011-07-14 Kim Tae Jin 원 핸드 립스틱 용기
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US9320339B2 (en) * 2014-03-13 2016-04-26 Elc Management Llc Cosmetic applicator system comprising a magnifying cap for a non-functional applicator head

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